JP2006231740A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ミストを効果的に排除し、画像ムラの発生をなくし常に高品位の画像を形成する。
【解決手段】 ヘッドとプラテン間に送風を行うことによって、ミストによる画像ムラの発生をなくす構成のインクジェット記録装置において、プラテン高さに応じて送風量を可変となるよう制御することにより、より効果的に高品位の画像を得ることが可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 ヘッドとプラテン間に送風を行うことによって、ミストによる画像ムラの発生をなくす構成のインクジェット記録装置において、プラテン高さに応じて送風量を可変となるよう制御することにより、より効果的に高品位の画像を得ることが可能である。
【選択図】 図1
Description
本発明はインクジェット記録装置、及び前記インクジェット記録装置を用いたインクジェット記録方法に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、画像情報に基づいて、紙やプラスチック薄板等の記録媒体上にドットパターンからなる画像を記録していくように構成されている。前記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる。
そのうちのインクジェット式(インクジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐出口からインク(記録液)滴を吐出飛翔させ、これを被記録材に付着させて記録するように構成されている。
インクジェット記録方法としては、吐出ノズルを複数並べて配置して、記録媒体の搬送方向に対して直角の方向に往復しながら印刷していく、シリアススキャン方式のプリンタが一般的である。
また、カラーインクジェットプリンターでは、複数のチップをいくつかまとめたもので一つのヘッドユニットを形成し、複数のチップから同時にインクを吐出することでカラー印刷を実現している。
このシリアルスキャン方式の記録装置の記録速度を上げる方法としては、より多くのノズルを搬送方向に並べて長尺化していく方法と、ノズルからのインクの吐出周波数を短くしてスキャンスピードを高速にする方法が一般的である。
さらには、1バンドの画像を形成する際の、記録ヘッドの通過回数(以下、パス数と表記)を少なくする方法がある(例えば、特許文献1参照)。
この前記インクジェット方式で記録される印刷方法では、画像を形成する主滴の他に、サテライトと言われる主滴よりも小さな液滴や、インクミストといった霧状の液滴が同時に吐出される。これら、サテライトやインクミストは、低パスでの印字モード時に、特定の画像ムラとなって発生するため、画像品位を劣化させる主要因となっている。
よって、パス数を減らしての高速印字で、画像ムラを低減し画像品質を向上させるためには、サテライトやインクミストの発生を防止するか、あるいは、サテライトやインクミストを画像形成領域から排除する必要がある。
サテライトやインクミストの発生防止方法として、吐出口と被記録媒体との距離を近づける方法がある。吐出口と被記録媒体との距離が小さいと、サテライトやインクミストの発生量が少なく、必然的にサテライトやインクミストによる画像ムラの発生は小さくなり、それに伴い画像品位も良好になることがわかっている。よって、吐出口と被記録媒体との距離が小さい設計が理想である。
しかし吐出口と被記録媒体との距離が小さいと、記録メディアの搬送にばらつきが発生する、また、記録メディアの種類によっては、コックリングが発生し、記録メディアとヘッドの擦れが生じてしまう問題があるため、吐出口と被記録媒体間は、ある程度の距離を設けて設計することが必要である。
また、サテライトやインクミストの発生量は、インクの吐出量に依存することが分かっている。吐出量が多ければ、ミストの発生量も多く、吐出量が少なければ、ミストの発生量も少ないことが分かっている。
サテライトやインクミストの排除手段としては、多数考案されており、ファンによって回収する方法もその一つである。
また、特に画像ムラの発生に関しては、吐出口と被記録媒体との間に風を送り込むことにより、インクミストを画像形成領域外に拡散させる方法が有効であることが確認されている。
特開平07−285218号公報
吐出口と被記録媒体との間への送風によって、吐出口と被記録媒体の距離が大きくても、画像欠陥のない画像を生成することが可能である。
しかし、送風量が大きすぎると、主滴の着弾精度が悪くなり、逆に画像が劣化してしまう。また、送風装置を駆動することにより、余分な電力を消費する、または、騒音の発生といった弊害が発生する。
また、インクミストの発生量は、常に一定ではなく、印字が進行することによって変化している。実験的には、記録ヘッドの吐出数が増えるほど、増加の傾向を示していることが分かっている。
よって、ある程度印字が進行していくと、一定の風速でのファン制御では、再び画像欠陥が発生してしまう。
以上の理由より、送風量は適切な値に制御し、かつ、最小限の風量である必要がある。
サテライトやインクミストの発生量は、吐出口と被記録媒体との距離に影響があり、吐出口と被記録媒体との距離が大きいと、ミストの発生量も大きく、また、吐出口と被記録媒体との距離が小さいと、ミストの発生量も小さい。それに伴い、ミストによる画像欠陥の発生の程度も、吐出口と被記録媒体との距離によって変化している。
そこで、吐出口と被記録媒体との距離に応じて、送り込む風量を変化させることによって、主滴への影響のない送風量で効果的にミストを除去することで画像ムラの発生をなくし、高品位の画像を形成し、さらに、余分な消費電力や騒音の発生を防止することが可能である。
さらに、印字の際の吐出ドット数を検出する手段を持ち、そのドットカウント数に応じて、ファンを制御して送風量を変化させることによって、ミストを効果的に排除し、画像ムラの発生をなくし常に高品位の画像を形成することを可能とするインクジェット記録装置を提供する。
以上のような構成をとることによって、サテライトやインクミストによる欠陥のない画像を、効率的に作成することが可能であり、さらには消費電力の低減、騒音の防止といった効果を得ることが可能である。また、サテライトやインクミストによる欠陥のない画像を、主滴への影響を最小限に抑えることにより効率的に作成することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置を示す上面図である。
図1において、2は紙搬送系ユニットを含む本体装置を示す。本装置は比較的大判の記録用紙(記録媒体)に記録を行うものである。1はキャリッジを示し、12個の記録ヘッド5を搭載して移動し、これにより記録ヘッド5の記録用紙に対する走査が可能となる。
すなわち、キャリッジ1は、ガイド軸11により、これに沿って移動可能に案内支持されており、また、CRモーター12を駆動することにより、ベルト13を介して伝達される駆動力によって往復運動できるものである。なお、使用インクは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、淡シアン、淡マゼンタの計6色を用い、記録スピードの向上のために、1色のインクに対して2個の記録ヘッドが使用されている。
3A〜3Dは、キャップを備えて各記録ヘッド5の不図示のポンプを駆動源として吸引動作を行い、印字が常に良好に行われるように回復動作を行う回復機能を示す。
また、前記回復機能は、記録ヘッドの不使用時には記録ヘッドの保護をする。
以上の装置構成において、キャリッジ1は、ホスト装置から記録データを受け取ると、図示しない紙送りユニットによって送られる被記録媒体に記録すべく、CRモーター12によりガイド軸11に沿った方向(主走査方向)に移動するように制御され、これにより、各記録ヘッド5の走査が行われ、被記録媒体に1バンド分の画像が記録される。そして、被記録媒体はキャリッジ1と直行する方向(副走査方向)に1バンド分、紙搬送ユニットによって搬送される。キャリッジ1の移動経路に沿って、そのキャリッジ1の移動位置を検出するためのエンコーダーフィルム13が設置されており、キャリッジ1に搭載されたエンコーダーセンサーが、これを検出する信号に基づいてキャリッジの位置を知ることができる。また、このエンコーダーの位置検出に基づいてキャリッジ1のホームポジションへの移動が制御される。
図2はこの実施形態における制御系回路の構成を示すブロック図である。
この実施形態において、300は主制御部であり、この主制御部300は、後述の演算、制御、判別、設定、制御などのプログラム等を格納するCPU301と、このCPU301によって実行すべきプログラム等を収納するROM302と、記録データのバッファやCPU301による処理のワークウェア等として用いられるRAM303、及び入出力ポート304などを備えるものとなっている。また、入出力ポート304にはゲートアレイが含まれており、ゲートアレイは記録ヘッド5に対する記録データの供給制御を行い、インターフェース311、CPU301、RAM303間のデータ転送制御も行う。
前記入出力ポート304には、搬送モータ(LFモータ)21、キャリッジモータ(CRモータ)22及び、キャリッジ1のホームポジションを検出するホームポジションセンサ310などのセンサ類が接続されている。さらに、前記主制御部300はインターフェース回路311を介して図外のホストコンピューターに接続されている。
ここで、記録データの取り扱いについて説明する。Bk、C、M、Y、LC、LM各インクを吐出するインク吐出チップを駆動する駆動回路307の内部と、記録回路307に与える記録データは、各インクに対応して6個のブロックと信号系列に分かれており、インターフェース311に記録信号が入るとゲートアレイ304とCPU301との間で記録信号がプリント用の記録データに変換される。記録データはRAM303に分かれて記憶されており、ドットカウンター312で、インク吐出が発生する画素数(記録ドット数)を家運とする。インク色に対応する駆動回路307の内部とRAM303のインク色に分かれた記録データが対応するようにCPU301がROM302のプログラムとRAM303内の記録ヘッドの数およびインク吐出チップの数とインク色の配置情報を基に制御する。記録データは、ホストコンピューターから各インク色に分かれた形の画像データで送信されて来る場合や、ホストコンピューターから送られてくる画像データを主制御部300内で各インク色および記録ヘッドへの分配を行う場合もある。インク吐出数を累積ドットカウント値として312に記憶しておく。
図3は、記録ヘッド5を載せたキャリッジ1の側面図である。
キャリッジ1はガイド軸11に沿って平行に往復運動し、プラテン10上を矢印41の方向へと搬送される不図示の非記録媒体に印刷を行う。
キャリッジに進行方向と垂直な向きにダクト16を設置して、ダクト16に所定の風量を送れるように制御回路を備えた駆動回路308を有するファン15を配置する。印字信号を受け取ると、駆動回路308がファン15を駆動する。
ダクトは2つのヘッドの真中に設置することで、所望の効果が得られる。
主制御部300から印字に関する制御が入出力ポート304に入り、各駆動回路に信号が行く時に、駆動回路308でファン15を制御して所定の風速をヘッド−プラテン間に送る。
印字が完了すると入出力ポート304から信号を受け、駆動回路308はファン15を停止する。
吐出口と被記録媒体との間の距離は、ヘッド−プラテン間調整手段17で、キャリッジ高さを図示しないキャリッジ高さ切り替えレバーで垂直方向に上下に移動させることによって行う。プラテンとの距離を調整することによって、吐出口と被記録媒体との間の距離を調整可能な構成とする。
本実施例における画像の評価方法について説明する。
画像の評価は、同一色の画像を、デューティー比を10%から100%まで変化させて印字する。ここでデューティーとは、単位領域内における、記録可能な画素数に対する実際に記録されている画素数の割合に相当する。
画像は目視評価し、画像ムラの発生状況に応じて、以下の5段階に評価する。
○:画像ムラ発生無し
○△:画像ムラがごくわずかに発生
△:画像ムラがわずかに発生
×:画像ムラが画像全体に観察される
××:画像ムラが画像全体に発生。程度悪い
○、○△のレベルの画像であれば、実画像においては画像ムラ観察が困難であり、実用上問題のないレベルである。
○△:画像ムラがごくわずかに発生
△:画像ムラがわずかに発生
×:画像ムラが画像全体に観察される
××:画像ムラが画像全体に発生。程度悪い
○、○△のレベルの画像であれば、実画像においては画像ムラ観察が困難であり、実用上問題のないレベルである。
表1に、比較例として、キャリッジ高さ1.5mmと2.0mmの状態で、ファンをOFFの状態、すなわち送風のない状態で印字デューティーが10%から100%まで変化した場合の画像ムラの発生度合いを評価した様子を示す。画像ムラは、20%から70%のデューティーで発生が目立ち、特に40%から60%デューティーの間では××レベルであるため、改善が必要である。
ヘッドとプラテン間に送風を行うことによって、画像ムラを無くすことが可能であることが分かっている。この時、送風量は、強すぎると主滴にまで影響を与えてしまい、逆に画像が劣化してしまう。また、弱すぎるとミストを拡散させる効果がないため、ミストを効果的に印字領域外に拡散できる、適切な風量にあらかじめ設定する。送風量は、ファンに印加する電圧で制御し、図5に本実施系で使用のファンへの駆動電圧と、得られる風速との関係を示す。風速は、ダクトの吹出し口部分の値である。
表2にキャリッジ高さ2.0mm、1.5mmの場合で、それぞれ10V、16Vの電圧を印加した場合の画像ムラの発生状況を示す。本実施例では、キャリッジ高さ2.0mmでは、16Vの駆動電圧で4.5mm/secの風量を得ることで、いずれのデューティーにおいても画像ムラのない画像を得ることができたが、10Vの駆動電圧で2.5mm/secの送風量では、40%から70%デューティーにおいて、若干の画像ムラが発生した。キャリッジ高さ1.5mmでは、10Vの駆動電圧で得られる2.5mm/secの送風量で、すべてのデューティーにおいて画像ムラの発生しない高品位な画像が得られた。
図4はキャリッジ高さの切り替えによって、ファンからの送風量を制御するフローチャートを示す。
キャリッジ高さを、2段階に切り替え可能に設定し、メディアの種類、印字モードに応じて、高さ1もしくは高さ2に設定する。設定値は、キャリッジ高さ1は2.0mm、キャリッジ高さ2は1.5mmである。
通常印字時は、キャリッジ高さはメディアの搬送性を考慮して、吐出口と被記録媒体との距離が大きなキャリッジ高さ1に設定するが、高速印字を目的とした1パス印字時では、印字後直ちにメディアは搬送されるため、コックリングの影響を受けない。よって吐出口と被記録媒体との間の距離が小さいキャリッジ高さ2に切り替え印字を行う。また、コックリングの発生しないメディアの場合も同様に、吐出口と被記録媒体との間の距離が小さい、キャリッジ高さ2に切り替え印字を行うことも可能である。
キャリッジ高さが設定されると、それに対応した送風量をファンから送って印字することによって、画像ムラのない高品位の画像を、効率的に提供しつつ、消費電力の低下、騒音の防止といった効果を得ることが可能である。
なお、送風量およびキャリッジ高さの数値は、プリンタ固有のものであり、本発明で限定されるものではない。また、キャリッジ高さの設定も2段階に限定されるものではない。
吐出口と、被印字媒体の距離が近づく、すなわちキャリッジ高さが低くなると、インクミストの発生が大幅に軽減し、画像欠陥も発生しないことが確認されている。表4に、キャリッジ高さ1.2mm、駆動電圧10VでのファンON、OFF時での各デューティーでの画像ムラの発生状況を示す。ファンの駆動を停止して印字を行っても、○△以上の画像が得られ、実用レベルであることがいえる。ファンを駆動すれば、より高画質の画像を得ることが可能である。
以上の観点より、特定のキャリッジ高さにおいては、ファンの駆動を停止して印字を行うことも可能であり、その結果、消費電力の軽減、騒音の防止といった効果を得ることが可能である。
第1、2実施例と記録装置の構成や、評価方法は同じため、詳細な説明は省略する。実施例3は、インク吐出数に応じてファンの駆動を制御することを特徴とする。
通常の印字状態では、特に低パス印字でデューティーが高くなると画像ムラが発生する。
そこで、キャリッジにファンを設置し、ヘッドとプラテン間に適切な風量を送り込むことによって、インクミストを画像形成領域から排除し、高品位な画像を得ることが可能である。
表5に比較例としてファンのON、OFFによる効果を示す。印字条件として、1パス、キャリッジ高さ1.5mm、送風量はダクトの吹出し口部分で2.5m/secである。
送風のない状態では、画像ムラは、20%から70%のデューティーで発生が目立ち、特に40%から60%デューティーの間では××レベルであるが、送風を行うことによって、すべてのデューティーで○レベルとなり、画像ムラの発生を防止し、高品位の画像を得ることが可能となる。
図4に印加パルス数とミスト発生量の関係を示す。記録ヘッドは、印字が進行するにつれ、発生するインクミスト量が増加していることが実験的に確認されている。これは、吐出口のヒーター部にコゲが付着し、吐出安定性が悪くなることが原因といえる。
記録ヘッドの吐出回数を、ドットカウントとして計測し、その値に応じてファンの風力を切り替える。具体的には、ドットカウント値がある閾値に達すると、送風量を大きくすることで、より効果的な制御を行う。
ドットカウントは、色別にチップ単位で吐出数を数える。各色の吐出数を合計して、それをヘッド全体での吐出数とする。本実施例では、記録ヘッドを2個の構成としているため、総ドット数は2個のヘッドの合計値とする。
ミスト発生量は、ヘッドの使用が進むにつれて、増加の傾向を示す。そこで、ヘッドの印字状況に応じて係数kを設定する。つまり、印字が進行したヘッドに対しては、ある時点で初期の係数k0より大きな係数k′を設定する。
k0 < k′ (k′∝総吐出パルス数)
以上の点を考慮して、一方のヘッド(Aヘッド)の累積ドット数DAは、以下の式で判断する。
以上の点を考慮して、一方のヘッド(Aヘッド)の累積ドット数DAは、以下の式で判断する。
DA=k0ΣdotA+k′ΣdotB
同様にして、もう一方のヘッド(Bヘッド)の累積ドット数DBを算出し、総ドット数Dは、以下の式で表す。
同様にして、もう一方のヘッド(Bヘッド)の累積ドット数DBを算出し、総ドット数Dは、以下の式で表す。
D=DA+DB
ここで、一方のヘッドの交換が行われると、総ドットカウント数にずれが生じ、実際のミスト発生量と総ドットカウント数と対応しなくなる。
ここで、一方のヘッドの交換が行われると、総ドットカウント数にずれが生じ、実際のミスト発生量と総ドットカウント数と対応しなくなる。
そこで、交換が行われたヘッドは、累積ドットカウントをリセットして、その後改めてドットカウントを再開する。(図6参照)。
図7に、本発明の実施の形態を表すフローチャートを示す。
データを受信したら、ヘッド交換の有無を確認し、交換があった場合は交換ヘッドのドットカウント値をリセットする。交換がない場合は、印字前に累積ドットカウント数を読み出し、受信データとのドットカウント値の合計が閾値を超えているか参照する。閾値を超えていない場合はそのままの送風量で印字を続行する。閾値を超えている場合は、ファン制御を行い、送風量を切り替えて印字を行う。
閾値は、本実施系では、ノズルの耐久寿命を考慮し、1.0×1012と、その半分として、5.0×1011に設定し、閾値Aを5.0×1011、閾値Bを1.0×1012とする。
また、係数は、閾値Aまでをk0とし、それ以降をk′とする。
送風量は、初期状態として2.5m/secで設定し、閾値Aに達すると、3.0m/secに、閾値Bに達すると3.5m/secへと切り替えることによって、表7に示すように、印字が進行しても常に高品位の画像を得ることが可能である。
(その他の発明)
ドットカウントをノズル毎に行い、ノズル耐久を考慮した閾値を設定し、それに応じて送風量を変化させることでも同様の効果が得られる。
ドットカウントをノズル毎に行い、ノズル耐久を考慮した閾値を設定し、それに応じて送風量を変化させることでも同様の効果が得られる。
1 キャリッジ
2 装置本体(搬送ユニットを含む)
3A、3B、3C、3D 回復機構
5 記録ヘッド
10 プラテン
11 ガイド軸
12 CRモーター
13 エンコーダーフィルム
14 ベルト
15 ファン
16 ダクト
17 ヘッドプラテン間距離調整手段
21 LFモータ
41 記録メディア搬送方向
300 コントローラ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 インターフェース
305〜308 駆動回路
309 ヘッド温度センサ
310 ホームポジションセンサ
311 インターフェース回路
312 ドットカウンタ
2 装置本体(搬送ユニットを含む)
3A、3B、3C、3D 回復機構
5 記録ヘッド
10 プラテン
11 ガイド軸
12 CRモーター
13 エンコーダーフィルム
14 ベルト
15 ファン
16 ダクト
17 ヘッドプラテン間距離調整手段
21 LFモータ
41 記録メディア搬送方向
300 コントローラ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 インターフェース
305〜308 駆動回路
309 ヘッド温度センサ
310 ホームポジションセンサ
311 インターフェース回路
312 ドットカウンタ
Claims (11)
- 複数の吐出口を並べて一つの吐出装置を形成し、インク等を吐出して画像を形成する装置であって、
前記吐出口と被記録媒体との間への送風機構を備えることと送風量を制御する制御手段と、
前記吐出口と前記被記録媒体との距離を変化させる機構を備えることと、
前記吐出口と前記被記録媒体との間の距離に応じて前記送風機構から排出する送風量を可変とすることとし、送風を行うことによって、画像形成に適さないインク滴を画像形成領域外に選択的に排除または拡散させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記送風機構としてキャリッジ上にファンを備え、キャリッジの移動方向に対して垂直方向に送風する手段を有するインクジェット記録装置。
- 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記吐出口と前記被記録媒体との距離が大きいときは送風量を大きく、前記吐出口と前記被記録媒体との距離が小さいときには送風量を小さくなるよう制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記吐出口と前記被記録媒体との距離特定の値の場合は、送風を止めるよう制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
- 複数の吐出部を並べた記録ヘッドから、インク等を吐出して画像を形成する装置であって、
前記吐出口から吐出されるインクの発数を計数する計数手段と、
前記吐出口と非記録媒体との間への送風機構と送風量を制御する手段とを備え、
累積吐出数に応じて、送風量を可変とし、送風を行うことによって、画像形成に適さないインク滴を画像形成領域外に選択的に排除または拡散させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項5に記載のインクジェット記録装置において、前記送風機構としてキャリッジにファンを備えキャリッジの移動方向に対して垂直方向に送風する手段を有するインクジェット記録装置。
- 請求項5に記載のインクジェット記録装置において、前記計測手段によって計測されたインク吐出数が、ある一定の値を超えたときにファンの送風量を現状よりも大きくなるよう制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項5に記載のインクジェット記録装置において、吐出数は、ヘッドの総吐出数とすることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項5に記載のインクジェット記録装置において、吐出数は、各吐出口単位とすることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 複数の吐出部を並べた記録ヘッドを複数ヘッド搭載し、前記記録ヘッドからインク等を吐出して画像を形成する装置であって、
複数ヘッドのそれぞれの記録ヘッド毎のインク吐出数を独立に計算する計測手段と、
各々の記録ヘッドの合計吐出数に応じて送風量を可変とすることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 累積吐出数は、係数kを記録ヘッド毎に設定して算出し、記録ヘッドの総吐出数に応じて係数kを大きくなるよう設定ことを特徴とする請求項5または10に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005050394A JP2006231740A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | インクジェット記録装置 |
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JP2005050394A JP2006231740A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | インクジェット記録装置 |
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JP (1) | JP2006231740A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100128073A1 (en) * | 2008-11-27 | 2010-05-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus |
-
2005
- 2005-02-25 JP JP2005050394A patent/JP2006231740A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20100128073A1 (en) * | 2008-11-27 | 2010-05-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus |
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