JP2021016969A - インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法 Download PDF

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【課題】たとえば、1枚の印刷媒体の印刷途中で、適正量のインク滴を吐出しなくなる異常ノズルが発生しても、印刷中の印刷媒体の印刷品質の低下を抑制することが可能なインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】インクジェットプリンタ1は、キャリッジ4に搭載されるインクジェットヘッド3のノズルが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知するノズル抜け検知を行うためのノズルチェック機構11を備えている。インクジェットプリンタ1の制御部12は、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジ4が移動しながら複数のノズルがインク滴を吐出する前に、複数のノズルの一部または全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、異常ノズルを除いた他のノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、インク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する。また、本発明は、かかるインクジェットプリンタの制御方法に関する。
従来、インク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、インク滴を吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向へ移動させるキャリッジ駆動機構と、印刷用紙を副走査方向へ送る媒体送り機構とを備えている。インクジェットヘッドには、インク滴を吐出する複数のノズルが形成されている。たとえば、インクジェットヘッドには、副走査方向に配列される複数のノズルからなるノズル列が2個形成されており、2個のノズル列は、主走査方向で隣接している。
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、キャリッジを主走査方向へ移動させながら、インクジェットヘッドの複数のノズルから印刷用紙に向かってインク滴を吐出させる記録動作と、副走査方向に印刷用紙を所定量送る紙送り動作とを交互に行って、印刷用紙に印刷を行っている。また、特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、インクジェットヘッドの各ノズルの吐出および不吐出を検知する不吐出検知手段を備えている。
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、2個のノズル列のうちの一方のノズル列の中に適正量のインク滴を吐出しないノズル(異常ノズル)が存在することが不吐出検知手段で検知されると、印刷用紙の印刷時に、他方のノズル列の中のノズルであって異常ノズルと主走査方向で隣接するノズルから異常ノズルに代わってインク滴を吐出させている。そのため、このインクジェットプリンタでは、異常ノズルの影響による印刷用紙の印刷品質の低下を抑制することが可能になっている。
特開2005−67049号公報
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、たとえば、1枚の印刷用紙の印刷開始前に、不吐出検知手段によって各ノズルの吐出および不吐出が検知される。この場合、1枚の印刷用紙の印刷開始前には複数のノズルの中に異常ノズルは存在しないが、1枚の印刷用紙の印刷途中で複数のノズルの中に異常ノズルが発生するといった状況が生じうる。また、1枚の印刷用紙の印刷開始前に不吐出検知手段によって各ノズルの吐出および不吐出が検知される場合には、このような状況が生じても、1枚の印刷用紙の印刷が終了するまで、異常ノズルと主走査方向で隣接するノズルから異常ノズルに代わってインク滴を吐出させることはできないため、印刷途中で異常ノズルが発生したときに印刷されている印刷用紙の印刷品質は低下する。
そこで、本発明の課題は、たとえば、1枚の印刷媒体の印刷途中で、適正量のインク滴を吐出しなくなる異常ノズルが発生しても、印刷中の印刷媒体の印刷品質の低下を抑制することが可能なインクジェットプリンタを提供することにある。また、本発明の課題は、たとえば、1枚の印刷媒体の印刷途中で異常ノズルが発生しても、印刷中の印刷媒体の印刷品質の低下を抑制することが可能となるインクジェットプリンタの制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタは、インク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、インク滴を吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構と、ノズルが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知するノズル抜け検知を行うためのノズルチェック機構と、インクジェットプリンタを制御する制御部とを備え、ノズル抜け検知において適正量のインク滴を吐出していないことが検知されたノズルを異常ノズルとすると、制御部は、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジが移動しながら複数のノズルがインク滴を吐出する前に、複数のノズルの一部または全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、異常ノズルを除いた他のノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタの制御方法は、インク滴を吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構と、ノズルが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知するノズル抜け検知を行うためのノズルチェック機構とを備えるインクジェットプリンタの制御方法であって、ノズル抜け検知において適正量のインク滴を吐出していないことが検知されたノズルを異常ノズルとすると、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジが移動しながら複数のノズルがインク滴を吐出する前に、複数のノズルの一部または全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、異常ノズルを除いた他のノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制することを特徴とする。
本発明では、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジが移動しながら複数のノズルがインク滴を吐出する前に、複数のノズルの一部または全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、異常ノズルを除いた他のノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制している。すなわち、本発明では、1スキャン(1パス)の印刷動作を行う前に、複数のノズルの一部または全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、異常ノズルを除いた他のノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制している。そのため、本発明では、たとえば、1枚の印刷媒体の印刷途中で異常ノズルが発生しても、印刷中の印刷媒体の印刷品質の低下を抑制することが可能になる。
本発明において、たとえば、インクジェットヘッドには、主走査方向に直交する副走査方向に配列される複数のノズルが形成され、制御部は、代替処理として、副走査方向において異常ノズルと隣り合うノズルからのインク滴の吐出量を増やしている。
また、本発明において、インクジェットヘッドには、主走査方向に直交する副走査方向に配列される複数のノズルが形成され、インクジェットプリンタは、マルチパス方式で印刷を行い、異常ノズルが適正量のインク滴を吐出することができると仮定した場合に異常ノズルからインク滴が吐出されるときの印刷パスを第1印刷パスとすると、制御部は、代替処理として、第1印刷パスより後の印刷パスにおいて異常ノズルを除いた他のノズルから異常ノズルの代わりにインク滴を吐出させても良い。
以上のように、本発明では、たとえば、1枚の印刷媒体の印刷途中で、適正量のインク滴を吐出しなくなる異常ノズルが発生しても、印刷中の印刷媒体の印刷品質の低下を抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの概略構成を説明するための概略図である。 図1に示すインクジェットヘッドの概略構成を説明するための図である。 図1に示すノズルチェック機構の概略構成を説明するための概略図である。 図1に示すインクジェットプリンタの制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(インクジェットプリンタの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1の概略構成を説明するための概略図である。図2は、図1に示すインクジェットヘッド3の概略構成を説明するための図である。図3は、図1に示すノズルチェック機構11の概略構成を説明するための概略図である。
本形態のインクジェットプリンタ1(以下、「プリンタ1」とする。)は、たとえば、業務用のインクジェットプリンタであり、インク滴を吐出して紙等の印刷媒体2に印刷を行う。プリンタ1は、印刷媒体2に向かってインク滴を吐出するインクジェットヘッド3(以下、「ヘッド3」とする。)と、ヘッド3が搭載されるキャリッジ4と、キャリッジ4を主走査方向(図1のY方向)に往復移動させるキャリッジ駆動機構5と、キャリッジ4を主走査方向に案内するためのガイドレール6と、印刷時の印刷媒体2が載置されるプラテン7と、プラテン7に載置される印刷媒体2を、上下方向と主走査方向とに直交する副走査方向(図1のX方向)に送る媒体送り機構(図示省略)とを備えている。
キャリッジ4には、複数のヘッド3が搭載されている。複数のヘッド3は、たとえば、主走査方向において互いに隣接するようにキャリッジ4に搭載されている。ヘッド3は、プラテン7の上側に配置されており、下側に向かってインク滴を吐出する。ヘッド3には、インク滴を吐出する複数のノズル3aが形成されている。複数のノズル3aは、ヘッド3の下面に形成されている。ヘッド3は、複数のノズル列3aのそれぞれからインク滴を吐出させる圧電素子(図示省略)を備えている。
複数のノズル3aは、副走査方向に配列されており、副走査方向に配列される複数のノズル3aによってノズル列3bが構成されている。ノズル列3bにおいて、複数のノズル3aは一定の間隔をあけた状態で配列されている。ヘッド3には、主走査方向に配列される複数のノズル列3bが形成されているか、あるいは、図2に示すように、1個のノズル列3bが形成されている。
また、プリンタ1は、ノズル3aに目詰まり等の不具合が発生しないようにヘッド3の下面のクリーニングを行うクリーニング機構10と、ノズル3aが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知するノズル抜け検知を行うためのノズルチェック機構11と、プリンタ1を制御する制御部12とを備えている。クリーニング機構10およびノズルチェック機構11は、主走査方向において、印刷媒体2の印刷領域から外れた位置であるキャリッジ4の所定の待機位置に配置されている。
クリーニング機構10は、たとえば、ヘッド3の下面を覆ってノズル3aからインクを吸引するためのキャッピング機構等を備えている。ノズルチェック機構11は、たとえば、透過型の光学式センサ14を備えている。光学式センサ14は、発光部15と、発光部15が射出する光を受光する受光部16とを備えている。ノズルチェック機構11の上側に配置されたヘッド3のノズル3aから適正量のインク滴が吐出されると、吐出されたインク滴によって、発光部15と受光部16との間が遮られる。
本形態では、ノズルチェック機構11の上側までヘッド3が移動した後、複数のノズル3aのそれぞれが順次、インク滴を吐出する。ノズルチェック機構11は、ノズル3aが順次、インク滴を吐出したときの受光部16の検知結果に基づいて、ノズル3aが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知する。すなわち、ノズル3aが順次、インク滴を吐出したときの受光部16の検知結果に基づいて、ノズル抜け検知が行われる。以下の説明では、ノズル抜け検知において適正量のインク滴を吐出していないことが検知されたノズル3aを「異常ノズル3a1」とする。
(インクジェットプリンタの制御方法)
図4は、図1に示すプリンタ1の制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。
プリンタ1において、制御部12は、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジ4が移動しながら複数のノズル3aがインク滴を吐出する前に(すなわち、1スキャン(1パス)の印刷動作を行う前に)、ノズルチェック機構11で、複数のノズル3aの全部のノズル抜け検知を行う(ステップS1)。すなわち、制御部12は、ステップS1において、1スキャンの印刷動作を行う前に、複数のノズル3aの中に異常ノズル3a1があるのか否かを検知する。ステップS1では、制御部12は、ノズルチェック機構11の上側にキャリッジ4を移動させた後、複数のノズル3aのそれぞれに対して設けられた圧電素子を順次動作させる。
その後、制御部12は、ステップS1において異常ノズル3a1があることが検知されたのか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2において、異常ノズル3a1がある場合には、制御部12は、異常ノズル3a1がどの位置に配置されるノズル3aであるのかを特定してから(ステップS3)、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジ4を移動させながら複数のノズル3aからインク滴を吐出させる。すなわち、制御部12は、1スキャンの印刷動作を行う(ステップS4)。
ステップS3を経た後のステップS4において1スキャンの印刷動作を行う際に、制御部12は、異常ノズル3a1の影響による印刷媒体2の印刷品質の低下を抑制するために、異常ノズル3a1を除いた他のノズル3aからインク滴を吐出させる代替処理(ノズルリカバリ)を行う。具体的には、制御部12は、副走査方向において異常ノズル3a1と隣り合うノズル3aからのインク滴の吐出量を増やす。すなわち、制御部12は、代替処理として、副走査方向において異常ノズル3a1と隣り合うノズル3aからのインク滴の吐出量を増やす。
たとえば、図2(B)に示す位置に異常ノズル3a1がある場合には、制御部12は、副走査方向において異常ノズル3a1と隣り合うノズル3aである2個の隣接ノズル3a2からのインク滴の吐出量を増やす。なお、ステップS3を経た後のステップS4において1スキャンの印刷動作を行う際に、制御部12は、異常ノズル3a1に対して設けられた圧電素子を駆動しても良いし、駆動しなくても良い。
このように、制御部12は、主走査方向の一方側または他方側へキャリッジ4が移動しながら複数のノズル3aがインク滴を吐出する前に、複数のノズル3aの全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズル3a1が検知されると、その後の印刷動作(本形態では、直後の1スキャンの印刷動作)で、異常ノズル3a1を除いた他のノズル3aからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズル3a1の影響による印刷品質の低下を抑制する。
また、ステップS2において、異常ノズル3a1がない場合には、ステップS4に進んで、制御部12は、通常の1スキャンの印刷動作を行う。なお、ステップS4の後、次の1スキャンの印刷動作を行う場合には、ステップS1に戻る。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、制御部12は、1スキャンの印刷動作を行う前に、複数のノズル3aの全部のノズル抜け検知を行い、ノズル抜け検知で異常ノズル3a1が検知されると、直後の1スキャンの印刷動作で、異常ノズル3a1を除いた他のノズル3aからインク滴を吐出させる代替処理を行って、異常ノズル3a1の影響による印刷品質の低下を抑制している。そのため、本形態では、たとえば、1枚の印刷媒体2の印刷途中で異常ノズル3a1が発生しても、印刷中の印刷媒体2の印刷品質の低下を抑制することが可能になる。
なお、ノズル抜け検知で異常ノズル3a1が検知されたときに、クリーニング機構10において、ヘッド3のノズル3aから強制的にインクを吐出させるフラッシングや、ヘッド3の下面をキャップで覆ってノズル3aからインクを吸引するパージングを行うことで、異常ノズル3a1から適正量のインクが吐出されるように異常ノズル3a1を正常なノズル3aに回復させることも可能である。この場合であっても、印刷中の印刷媒体2の印刷品質の低下を抑制することが可能になる。しかしながら、この場合には、フラッシングやパージングを行う際に大量のインクが無駄に消費される。これに対して、本形態では、印刷中の印刷媒体2の印刷品質の低下を抑制することが可能であっても、大量のインクが無駄に消費されることはない。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、プリンタ1がマルチパス方式で印刷媒体2の印刷を行う場合には、異常ノズル3a1が適正量のインク滴を吐出することができると仮定した場合に異常ノズル3a1からインク滴が吐出されるときの印刷パスを第1印刷パスとすると、制御部12は、代替処理として、第1印刷パスより後の印刷パスにおいて異常ノズル3a1を除いた他のノズル3aから異常ノズル3a1の代わりにインク滴を吐出させても良い。この場合には、制御部12は、第1印刷パスにおいて、異常ノズル3a1に対して設けられた圧電素子を駆動しない。
また、上述した形態において、主走査方向に配列される複数のノズル列3bがヘッド3に形成されている場合には、制御部12は、代替処理として、主走査方向において異常ノズル3a1とずれた位置に配置されるとともに副走査方向において異常ノズル3a1と同じ位置に配置されるノズル3aから異常ノズル3a1の代わりにインク滴を吐出させても良い。また、上述した形態において、同じインクを吐出する複数のヘッド3がキャリッジ4に搭載されている場合には、制御部12は、代替処理として、異常ノズル3a1が存在するヘッド3を除いたヘッド3のノズル3aであって、副走査方向において異常ノズル3a1と同じ位置に配置されるノズル3aから異常ノズル3a1の代わりにインク滴を吐出させても良い。
上述した形態では、制御部12は、ステップS1において、複数のノズル3aの全部のノズル抜け検知を行っているが、制御部12は、ステップS1において、複数のノズル3aの一部のノズル抜け検知を行っても良い。この場合には、次の1スキャンの印刷動作を行う前に、複数のノズル3aの中の、前の1スキャンの印刷動作を行う前にノズル抜け検知が行われなかったノズル3aのノズル抜け検知を行う。具体的には、ノズル列3bを構成する複数のノズル3aをいくつかのブロックに分割して、1スキャンの印刷動作を行う前に、ブロックごとに順次、ノズル抜け検知を行う。この場合には、ノズル抜け検知に要する時間を短縮することが可能になる。
上述した形態において、ヘッド3は、圧電素子に代えて、ノズル3aからインク滴を吐出させるヒータ(発熱素子)を備えていても良い。すなわち、上述した形態では、プリンタ1は、ピエゾ方式によってノズル3aからインク滴を吐出させているが、プリンタ1は、サーマル方式によってノズル3aからインク滴を吐出させても良い。また、上述した形態において、プリンタ1は、三次元造形物を造形する3Dプリンタであっても良い。
1 プリンタ(インクジェットプリンタ)
3 ヘッド(インクジェットヘッド)
3a ノズル
3a1 異常ノズル
4 キャリッジ
5 キャリッジ駆動機構
11 ノズルチェック機構
12 制御部
X 副走査方向
Y 主走査方向

Claims (4)

  1. インク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、
    インク滴を吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構と、前記ノズルが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知するノズル抜け検知を行うためのノズルチェック機構と、前記インクジェットプリンタを制御する制御部とを備え、
    前記ノズル抜け検知において適正量のインク滴を吐出していないことが検知された前記ノズルを異常ノズルとすると、
    前記制御部は、主走査方向の一方側または他方側へ前記キャリッジが移動しながら複数の前記ノズルがインク滴を吐出する前に、複数の前記ノズルの一部または全部の前記ノズル抜け検知を行い、前記ノズル抜け検知で前記異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、前記異常ノズルを除いた他の前記ノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、前記異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記インクジェットヘッドには、主走査方向に直交する副走査方向に配列される複数の前記ノズルが形成され、
    前記制御部は、前記代替処理として、副走査方向において前記異常ノズルと隣り合う前記ノズルからのインク滴の吐出量を増やすことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記インクジェットヘッドには、主走査方向に直交する副走査方向に配列される複数の前記ノズルが形成され、
    前記インクジェットプリンタは、マルチパス方式で印刷を行い、
    前記異常ノズルが適正量のインク滴を吐出することができると仮定した場合に前記異常ノズルからインク滴が吐出されるときの印刷パスを第1印刷パスとすると、
    前記制御部は、前記代替処理として、前記第1印刷パスより後の前記印刷パスにおいて前記異常ノズルを除いた他の前記ノズルから前記異常ノズルの代わりにインク滴を吐出させることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  4. インク滴を吐出する複数のノズルが形成されるインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構と、前記ノズルが適正量のインク滴を吐出するのか否かを検知するノズル抜け検知を行うためのノズルチェック機構とを備えるインクジェットプリンタの制御方法であって、
    前記ノズル抜け検知において適正量のインク滴を吐出していないことが検知された前記ノズルを異常ノズルとすると、
    主走査方向の一方側または他方側へ前記キャリッジが移動しながら複数の前記ノズルがインク滴を吐出する前に、複数の前記ノズルの一部または全部の前記ノズル抜け検知を行い、前記ノズル抜け検知で前記異常ノズルが検知されると、その後の印刷動作で、前記異常ノズルを除いた他の前記ノズルからインク滴を吐出させる代替処理を行って、前記異常ノズルの影響による印刷品質の低下を抑制することを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176114A1 (ja) * 2022-03-14 2023-09-21 東レエンジニアリング株式会社 塗布膜形成方法及びインクジェット塗布装置
WO2023248973A1 (ja) * 2022-06-23 2023-12-28 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷方法、印刷装置、及びプログラム

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