JP2014051105A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシングに要する時間を短縮し、且つ、インクを吐出させるアクチュエータやドライバーICにかかる負荷を軽減することが可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】
廃インクトレイ132に開口137,138が設けられており、記録ヘッド38には、4つのノズル部39が設けられている。各ノズル部39は、2列のノズル列を有する。廃インクトレイ132に対するフラッシングでは、キャリッジ37の減速中に、まず最初にノズル列39M1がフラッシングされ、その後、ノズル列39C1がフラッシングされ、その後、ノズル列39Y1及び39K1が同じタイミングでフラッシングされる。そして、キャリッジ37の反転後の加速中に、ノズル列39M2がフラッシングされ、その後、ノズル列39C2がフラッシングされ、その後、ノズル列39Y2及び39K2が同じタイミングでフラッシングされる。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録ヘッドのノズルからインクを噴出することによりシートに画像を記録するインクジェット記録装置に関し、特に、記録ヘッドのインク噴出性能を回復もしくは維持させるフラッシング機能を備えたインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置においては、記録ヘッドのノズルのインク噴出性能を回復したり良好な状態に維持するために、全ノズルからインクを噴出させる所謂フラッシングが所定のタイミングで実行される。画像記録領域から外れた位置にフラッシング位置が定められており、そのフラッシング位置に対応するプラテン上にインク受け部が設けられている。記録ヘッドがフラッシング位置に配置されると、ノズルからインクが噴出され、噴出されたインクはインク受け部で受け止められる。インク受け部の下方にはインクを貯留するためのインクタンクが設けられている。インク受け部で受け止められたインクは、インク受け部の底部に設けられたガイド孔を通ってインクタンクに流れ落ち、インクタンクで貯められる。
インクジェット記録装置の一例として、特許文献1には、記録ヘッドを移動させるキャリッジの加減速領域にインク受け部が設けられ、キャリッジの加速中にフラッシングを行うフラッシング制御が行われるように構成されたものが開示されている。また、特許文献2には、一方向へ移動中のキャリッジが減速している最中に予備吐出が行われ、また、キャリッジ停止後に反転移動された加速中にも予備吐出が行われるように構成されたものが開示されている。
特開2001−180007号公報 特開平11−20198号公報
ところで、インクジェット記録装置に使用されるインクには、大別して顔料インクと染料インクとがある。顔料インクはその性質上、染料インクに比べてインク受け部に設けられたフォームに浸透し難い。したがって、顔料インクと染料インクとを併用するインクジェット記録装置においては、フラッシング時にインクを受けるインク受け部を共通にすると、顔料インクによって染料インクが内部に浸透しようとするのが妨げられる場合がある。そのため、この種のインクジェット記録装置では、顔料インク及び染料インクそれぞれに対応するインク受け部が設けられている。
しかしながら、インク受け部が複数の場合は、それぞれのインク受け部に対してフラッシングを行わなければならず、フラッシングに要する処理時間が増加する。これに対して、複数のインク受け部へ向けて顔料インク及び染料インクそれぞれを同時にフラッシングすることが考えられる。しかし、市場におけるほとんどのインクジェット記録装置の記録ヘッドは、高解像度印刷に対応するためにインク毎に複数列のノズル列が設けられており、インク毎に多数のノズル孔が設けられている。この場合、複数のインク受け部に対して顔料インク及び染料インクそれぞれを同時にフラッシングすると、各ノズル孔からインクを吐出させるアクチュエータ(例えばピエゾ素子)やこのアクチュエータを駆動するドライバーICにかかる負荷が大きくなり、アクチュエータが変形したり、ドライバーICが
故障したりするという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラッシングに要する時間を短縮し、且つ、インクを吐出させるアクチュエータやこのアクチュエータを駆動するドライバーICにかかる負荷を軽減することが可能なインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明は、プラテンと、記録ヘッドと、第1ノズル部と、第2ノズル部と、第3ノ
ズル部と、インク受け部と、フラッシング制御部とを備えたインクジェット記録装置として構成されている。プラテンは、第1方向へ搬送される被記録媒体を支持するものである。記録ヘッドは、上記プラテンの上方に配置されている。この記録ヘッドは、上記第1方向に直行し且つ上記プラテンに沿う第2方向へ往復移動可能に制御される。第1ノズル部、第2ノズル部、及び第3ノズル部は、上記記録ヘッドに設けられている。第1ノズル部は、染料インクが吐出される少なくとも2以上のノズル列からなる。第2ノズル部は、上記第1ノズル部に隣接しており、染料インクが吐出される少なくとも2以上のノズル列からなる。第3ノズル部は、上記第1ノズル部側とは反対側で上記第2ノズル部に隣接しており、顔料インクが吐出される少なくとも2以上のノズル列からなる。インク受け部は、上記プラテンにおける被記録媒体の支持領域の外側に設けられている。このインク受け部は、上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部の間隔と同じ距離を上記第2方向へ隔てて配置された第1受け部及び第2受け部を有する。フラッシング制御部は、上記記録ヘッドの各ノズル部から上記インク受け部へ向けてインク滴を吐出してインク吐出性能を回復させるためのフラッシングを実行する。
上記フラッシング制御部は、第1フラッシング処理、第2フラッシング処理、及び第3フラッシング処理を順次実行する。第1フラッシング処理は、上記第1ノズル部側を先頭に上記記録ヘッドが第1向きへ移動しているときに上記第1ノズル部が上記第1受け部の上方に到達したタイミングで上記第1ノズル部のいずれか一方のノズル列から染料インクを吐出する処理である。第2フラッシング処理は、上記第1フラッシング処理後に上記第2ノズル部が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部が上記第2受け部の上方に到達したタイミングで上記第2ノズル部から染料インクを吐出し、且つ上記第3ノズル部から顔料インクを吐出する処理である。また、第3フラッシング処理は、上記第2フラッシング処理後に上記第3ノズル部側を先頭に上記記録ヘッドが第1向きとは反対の第2向きへ移動しているときに上記第1ノズル部が上記第1受け部の上方に到達したタイミングで上記第1ノズル部の他方のノズル列から染料インクを吐出する処理である。
このように構成されているため、フラッシングタイミングが分散される。つまり、全てのインク孔から同時にフラッシングが行われない。このため、インクをノズル孔から吐出するためにノズル孔毎に設けられたアクチュエータやこのアクチュエータを駆動するドライバーICにかかる負荷が軽減される。この結果、アクチュエータの変形やドライバーICの故障が防止される。また、第2ノズル部及び第3ノズル部から同じタイミングでフラッシングされるため、フラッシングに要するトータル時間が短縮される。
(2) 上記第2フラッシング処理は、上記第1フラッシング処理後に、上記第1向きへ移
動する上記記録ヘッドが上記第2向きへ反転する反転位置に到達する前に上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれのいずれか一方のノズル列からインクを吐出し、上記反転位置から上記第2向きへ移動した後に上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの他方のノズル列からインクを吐出することが好ましい。
このような構成であれば、アクチュエータやこのアクチュエータを駆動するドライバー
ICにかかる負荷が軽減されるだけでなく、記録ヘッドの停止中にフラッシングされないため、フラッシングに要する時間が更に短縮される。
(3) 上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドは、上記第2ノズル部が上記第1受け部の
上方に到達し、且つ上記第3ノズル部が上記第2受け部の上方に到達する第1位置で停止されるものが考えられる。この場合、上記第2フラッシング処理は、上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれのいずれか一方のノズル列からインクを吐出し、その後、上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの他方のノズル列からインクを吐出することが好ましい。
このような構成であっても、アクチュエータやこのアクチュエータを駆動するドライバーICにかかる負荷が軽減される。
(4) 上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドは、上記第2ノズル部の上記第2向き側の
ノズル列が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第2向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達する第2位置で停止されるものが考えられる。この場合、上記第2フラッシング処理は、上記記録ヘッドが上記第2位置に到達する前に上記第2ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第1受け部に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第1向き側のノズル列からインクを吐出し、その後、上記記録ヘッドが上記第2位置で停止したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第2向き側のノズル列からインクを吐出することが好ましい。
このような構成であっても、アクチュエータやこのアクチュエータを駆動するドライバーICにかかる負荷が軽減される。
(5) 上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドは、上記第2ノズル部の上記第2向き側の
ノズル列が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第2向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達する第2位置で停止されるものが考えられる。この場合、上記第2フラッシング処理は、上記記録ヘッドが上記第2位置で停止したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第2向き側のノズル列からインクを吐出し、その後、上記記録ヘッドが上記第2位置から上記第2向きへ移動されたことにより上記第2ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第1受け部に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第1向き側のノズル列からインクを吐出することが好ましい。
このような構成であっても、アクチュエータやこのアクチュエータを駆動するドライバーICにかかる負荷が軽減される。
本発明によれば、フラッシングに要する時間を短縮することができ、且つ、インクを吐出させるアクチュエータやこれを駆動するドライバーICにかかる負荷を軽減することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態の一例である複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、記録部24の周辺機構を模式的に示す平面図である。 図4は、記録ヘッド38のノズル面40を模式的に示す模式図である。 図5は、図3における切断線V-Vの断面図であり、廃インクトレイ132及びインクタンク140の構造が詳細に示されている。 図6は、複合機10が備える制御部100のブロック図である。 図7は、制御部100によって実行されるフラッシング制御の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、記録ヘッド38の移動位置とフラッシングのタイミングを説明するための模式図である。 図9は、記録ヘッド38の移動位置とフラッシングのタイミングを説明するための模式図である。 図10は、記録ヘッド38の移動位置とフラッシングのタイミングを説明するための模式図である。 図11は、記録ヘッド38の移動位置とフラッシングのタイミングを説明するための模式図である。 図12は、フラッシングのタイミングチャートである。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
図1に示されるように、複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。従って、本実施形態では、プリント機能以外の機能及びその機能を実現する構成要素についての説明を省略する。
[プリンタ部11の構成]
図2に示されるように、プリンタ部11は、各種サイズの記録用紙(本発明の被記録媒体の一例)を載置可能なトレイ20(図2参照)と、トレイ20から記録用紙をピックアップして給送する給送部15と、インクを用いて画像記録を行うインクジェット記録方式の記録部24と、搬送路65とを備えている。プリンタ部11は、正面に開口13が形成されたケーシング14(図1参照)を有しており、トレイ20は、開口13から前後方向8に挿抜可能に設けられている。つまり、トレイ20は、複合機10に装着及び脱抜可能である。なお、本実施形態では、記録部24は、4色のインク、具体的には、顔料系のブラックインク(本発明の顔料インクに相当)、そして染料系のイエロー、シアン、マゼンタの各インク(本発明の染料インクに相当)によりカラー画像を記録するものとして説明する。
[給送部15]
図2に示されるように、給送部15は、トレイ20の上方であって記録部24の下方に設けられている。給送部15は、給紙ローラ25、給紙アーム26、及び複数のギヤが噛み合わされてなる駆動伝達機構27を備えている。給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端部で軸支されている。給紙アーム26は、その基端部に設けられた支軸28を中心として、矢印29の方向に回動する。これにより、給紙ローラ25はトレイ20に載置された記録用紙に当接することができ、また、トレイ20から離間することができる。給紙ローラ25は、駆動伝達機構27によって給紙用モータ112(図6参照)の駆動力が伝達
されて回転する。給紙ローラ25は、トレイ20上に積載された記録用紙のうち、一番上側の記録用紙に当接された状態で回転することによって、当該記録用紙をその下側にある他の記録用紙から分離して後述の湾曲路65Aに給送する。
[搬送路65]
図2に示されるように、プリンタ部11の内部には、トレイ20の先端(後方側の端部)から記録部24を経て排紙保持部79に至る搬送路65が形成されている。搬送路65は、トレイ20の先端から記録部24に至る間に形成された湾曲路65Aと、記録部24から排紙保持部79に至る間に形成された排紙路65Bとに区分される。
湾曲路65Aは、トレイ20に設けられた分離傾斜板22の上端付近から記録部24に渡って延設された湾曲状の通路である。湾曲路65Aは、プリンタ部11の内部側を中心とする円弧形状に概ね形成されている。トレイ20から給送される記録用紙は、湾曲路65Aを搬送方向(図2において一点鎖線で示される方向)に沿って第1搬送向き(図2において一点鎖線に付された矢印の向き、本発明の第1方向に相当)に湾曲されて、記録部24の直下へ案内される。湾曲路65Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18と内側ガイド部材19によって区画されている。なお、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19は、いずれも、図2において紙面に垂直な方向(図1の左右方向9)へ延出されている。
排紙路65Bは、記録部24の直下から排紙保持部79に渡って延設された直線状の通路である。記録用紙は、排紙路65Bを第1搬送向きに案内される。排紙路65Bは、記録部24が設けられている箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24及びプラテン42によって形成されており、記録部24が設けられていない箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する上側ガイド部材82及び下側ガイド部材83によって区画されている。
図2に示されるように、記録部24の第1搬送向きの上流側には駆動ローラ60とピンチローラ61とからなる一対の搬送ローラ対59が設けられている。また、記録部24の第1搬送向きの下流側には、駆動ローラ63とピンチローラ64とからなる一対の排紙ローラ対62が設けられている。給送部15によってトレイ20から給送された記録用紙は、搬送用モータ113(図6参照)の駆動力を受けて回転する搬送ローラ対59や排紙ローラ対62によって搬送路65内を第1搬送向きへ搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、トレイ20の上方に配置されている。記録部24の下方には、第1搬送向きへ搬送される記録用紙を水平に支持するためのプラテン42が設けられている。つまり、記録部24は、プラテン42の上方に配置されている。プラテン42の上面には前後方向8に沿って延びる細幅長尺状の複数のリブ43(図3参照)が設けられている。このため、プラテン42に搬送された記録用紙は、複数のリブ43の上端部によってプラテン42の表面から少し浮かされた位置で水平に支持される。このプラテン42は、白色の記録用紙や後述の白色のフォーム91よりも反射率の低い暗色である。記録部24は、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインク滴を噴出して記録用紙に画像を記録するインクジェット記録方式の記録ヘッド38(本発明の記録ヘッドの一例)と、記録ヘッド38を支持するキャリッジ37とを備える。
図3に示されるように、記録ヘッド38は、プラテン42に対向するノズル面40(図2参照)に複数のノズル孔からなるノズル部39を有する。キャリッジ37は、ノズル面40を排紙路65Bへ露出した状態で記録ヘッド38を支持している。記録ヘッド38は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色それぞれに対応する4つのノズル部39
K、39Y、39C、39Mを有する。なお、ノズル部39Kが本発明の第3ノズル部に相当し、ノズル部39Yが本発明の第2ノズル部に相当し、ノズル部39C,39Mが本発明の第1ノズル部に相当する。
記録ヘッド38のノズル面40において、ノズル部39Mは最も左端部に設けられている。また、ノズル部39Cは、ノズル部39Mの右側に隣接されている。また、ノズル部39Yは、ノズル部39Cの右側に隣接されている。また、ノズル部39Kは、ノズル部39Yのノズル部39C側(左側)ではなく、ノズル部39Yの右側(ノズル部39C側とは反対側)に隣接されている。つまり、各ノズル部39は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの順番で、ノズル面40に対して右から左へ配置されている。
図3に示されるように、各ノズル部39は、左右方向9へ所定間隔を隔てられて配置されている。具体的には、ノズル部39Y,39C,39Mの各間隔がD1であるのに対して、ノズル部39Kとノズル部39Yとの間隔はD1よりも長いD2に設定されている。
図4は、記録ヘッド38のノズル面40を模式的に示す模式図であり、ノズル面40を下側から見たときの各ノズル部39の配列状態が詳細に示されている。図4に示されるように、ノズル部39Kは、前後方向8に沿って直線状に配置された2つのノズル列39K1,39K2(本発明のノズル列の一例)を有する。ノズル列39K1は左側に配置されており、ノズル列39K2は右側に配置されている。また、ノズル部39Yは、前後方向8に沿って直線状に配置された2つのノズル列39Y1,39Y2(本発明のノズル列の一例)を有する。ノズル列39Y1は左側に配置されており、ノズル列39Y2は右側に配置されている。また、ノズル部39Cは、前後方向8に沿って直線状に配置された2つのノズル列39C1,39C2(本発明のノズル列の一例)を有する。ノズル列39C1は左側に配置されており、ノズル列39C2は右側に配置されている。また、ノズル部39Mは、前後方向8に沿って直線状に配置された2つのノズル列39M1,39M2(本発明のノズル列の一例)を有する。ノズル列39M1は左側に配置されており、ノズル列39M2は右側に配置されている。
キャリッジ37は、図示しないフレームに設けられた左右方向9(本発明の第2方向に相当)へ延びる2本のガイドレール30,31によって移動可能に支持されている。詳細には、キャリッジ37は、第1搬送向きに直行し且つプラテン42の上面に沿う方向、つまり左右方向9へ往復移動可能に支持されている。キャリッジ37が移動することにより、キャリッジ37によって支持された記録ヘッド38も同方向へ移動する。
ガイドレール31には、往復移動機構44が設けられている。往復移動機構44は、ガイドレール31の左右方向9の一方端に設けられた駆動プーリ45と、他方端に設けられた従動プーリ46と、それぞれのプーリ間に巻回されたベルト47と、ガイドレール31の下側で駆動プーリに連結されたキャリッジモータ111(図6参照)とを有する。キャリッジ37は、制御部100(図6参照)によってキャリッジモータ111が駆動制御されることにより、その駆動力が駆動プーリ45及びベルト47を経て伝達されることによって左右方向9へ移動される。
ガイドレール31には、エンコーダセンサ35(図6参照)のエンコーダストリップ51が設けられている。エンコーダストリップ51は帯状に形成され、左右方向9へ延びる長手方向に沿って透光部と遮光部とが所定ピッチで交互に配置されている。キャリッジ37には、透過型の光学センサであるエンコーダセンサ35が設けられている。エンコーダセンサ35は、エンコーダストリップ51に対応して配置され、キャリッジ37が往復移動する際にエンコーダストリップ51のパターンを検出する。エンコーダセンサ35の検出信号は、後述のエンコーダセンサ処理部108でパルス信号に変換されてから制御部1
00へ出力される。このパルス信号に基づいて制御部100がキャリッジ37の移動方向及び速度を算出して、キャリッジ37の往復移動時の等速制御や加減速制御が行われる。このようにキャリッジ37が移動制御されることによって、キャリッジ37に搭載された記録ヘッド38も往復方向に移動制御される。
記録部24は、制御部100による移動制御の下で、左右方向9への往復移動過程において、図示しないインクカートリッジから供給された各色のインクを各ノズル部39のノズル孔から噴出する。具体的には、記録ヘッド38に搭載されたヘッドコントローラ38A(図6参照)によって、各ノズル孔それぞれに設けられたピエゾ素子などのアクチュエータ49(図6参照)が駆動制御されることにより、各ノズル孔から各色のインク滴が噴出される。このようにして噴出されたインク滴がプラテン42上を搬送される記録用紙に着弾することにより、搬送路65を搬送される記録用紙に画像が記録される。なお、記録ヘッド38が有するノズル孔に対応する全てのアクチュエータ49をフラッシング時に同時に駆動させると、アクチュエータ49やこれを駆動制御するヘッドコントローラ38A(図6参照)にかかる負荷が大きくなり、アクチュエータ49が変形したり、ヘッドコントローラ38Aが故障する場合がある。そのため、後述するように、本実施形態では、各ノズル部39それぞれのノズル列ごとに異なるタイミングでフラッシングが実行される。
図3に示されるように、キャリッジ37は、メディアセンサ86(本発明のセンサの一例)を備えている。メディアセンサ86は、プラテン42上の記録用紙の有無を検出するための用途として用いられる。メディアセンサ86は、LED等の発光素子及びフォトトランジスタ等の受光素子を備えている。発光素子は、下方に光を発することができる。
メディアセンサ86がプラテン42上の記録用紙の有無を検出するための用途として用いられる場合は、発光素子から出射された光は、プラテン42上に搬送された記録用紙に照射される。プラテン42上まで記録用紙が搬送されていない場合は、上記光はプラテン42に照射される。記録用紙又はプラテン42に照射された光は反射されて、上記受光素子に入射する。受光素子は、この反射光を受光して、受光量に応じた電気信号(本発明の第2検出信号に相当)を出力する。上述のようにキャリッジ37が移動されることによって、メディアセンサ86がプラテン42上を走査する。そして、制御部100は、後述するメディアセンサ処理部108からの信号に基づいて、記録用紙がプラテン42上に存在するか否かを判定する。具体的には、記録用紙に対してプラテン42の上面の反射率を低くしておき、上記信号が所定の閾値よりも小さい値を示す場合はプラテン42に記録用紙が無いと判定し、上記信号が所定の閾値よりも大きい値を示す場合はプラテン42に記録用紙が有ると判定する。
[パージ機構130]
図3に示されるように、プラテン42に対して左右方向9の一方側(図3における右側)にパージ機構130が設けられている。このパージ機構130は、プラテン42における記録用紙の支持領域の外側、つまり、インク噴出領域の外側に配置されている。具体的には、プラテン42の右端部に設けられている。
パージ機構130は、記録ヘッド38のノズル孔からインクを吸引する動作(パージとも称される。)を行うものであり、主としてキャップ133,134と図示しない吸引ポンプとから構成されている。キャップ133,134は、不図示の駆動機構によって、記録ヘッド38のノズル面40に対して接離する方向(上下方向7)へ移動される。本実施形態では、記録ヘッド38と接触しない各キャップ133,134の位置が待機位置と称され、記録ヘッド38と密着可能な各キャップ133,134の位置がメンテナンス位置と称される。つまり、各キャップ133,134は、駆動機構によって上下方向7へ移動されることにより、待機位置又はメンテナンス位置に配置される。
キャリッジ37がパージ機構130の上方位置(図3の波線で示される位置)に配置されると、パージ機構130は待機位置からメンテナンス位置に移動する。そして、各キャップ133,134は、ノズル面40に密着して、各ノズル部39を密閉空間で覆う。キャップ133は、カラーインクであるイエロー、シアン、マゼンタの各色インクを噴出するノズル部39Y,39C,39Mを一体に覆う。キャップ134は、ブラックインクを噴出するノズル部39Kを一体に覆う。各キャップ133,134がノズル面40と密着するリップ部分はゴムなどの弾性部材からなり、各キャップ133,134がノズル面40に対して押圧されることによって弾性変形する。このリップ部分の弾性変形によって、リップ部分とノズル面40とが密着されて、各キャップ133,134の内部空間が密閉空間となる。この状態で、吸引ポンプが動作されると、吸引圧によって、記録ヘッド38の各ノズル孔から各色のインクが各キャップ133,134内へそれぞれ吸引される。記録ヘッド38から各色のインクが吸引される際に、記録ヘッド38内に生じた気泡がインクとともに各キャップ133,134内へ吸引される。
[廃インクトレイ132・インクタンク140]
図3に示されるように、プラテン42に対して左右方向9の他方側(図3における左側)に廃インクトレイ132(本発明のインク受け部の一例)が設けられている。この廃インクトレイ132は、プラテン42における記録用紙の支持領域の外側、つまり、インク噴出領域の外側に配置されている。具体的には、プラテン42の左端部に設けられている。
廃インクトレイ132は、メンテナンス時に記録ヘッド38から噴出されるインク滴を受けるものである。例えば上述のパージが行われた際に、異なる色のインクがノズル部39のノズル孔に混入したり、ノズル孔におけるインクのメニスカスが異常となるおそれがある。このような場合に、記録ヘッド38の各ノズル部39のノズル孔からインク滴を噴出させると、混入していたインクが排出され、あるいは各ノズル孔のメニスカスが正常な状態に復帰する。このような噴出動作は、インク噴出性能を元に回復させたり、良好な状態を維持するための動作であり、フラッシングと称されている。フラッシングが行われる場合は、記録ヘッド38が廃インクトレイ132の上側に移動されて、記録ヘッド38のノズル部39から廃インクトレイ132へ向けてインク滴が噴出される。
廃インクトレイ132は、記録ヘッド38のノズル面40に対応するトレイ形状に形成されている。廃インクトレイ132の下方には、廃インクトレイ132に噴出されたインクを貯留するためのインクタンク140が設けられている。廃インクトレイ132の上面には開口136(本発明の第2受け部の一例)と、開口137(本発明の第1受け部の一例)と、開口138とが設けられている。最も右側に配置された開口136は、ノズル部39Kから噴出されるブラックインクを受ける部分である。開口136の左側に開口137が配置されている。この開口137は、イエロー、シアン、マゼンタのカラーインクを受ける部分である。本実施形態では、図3に示されるように、開口136と開口137との間隔(中心間距離)は、ノズル部39Kとノズル部39Yとの間隔と同じD2に設定されている。
また、開口137よりも左側後方へ隔てられた位置に開口138が配置されている。詳細には、開口138は、キャリッジ37が左右方向9へ移動したときに、キャリッジ37に設けられたエンコーダセンサ35からの光が照射され得る位置に配置されている。この開口138は、インクタンク140に貯留されたインクが後述するように吸い上げられたときにそのインクを廃インクトレイ132の上面に露出させる部分である。
図5に示されるように、インクタンク140は、左右方向に分割された右側インク室1
41及び左側インク室142を有する。右側インク室141と左側インク室142との間には隔壁143が設けられている。右側インク室141には、インクを吸収することができる不織布、スポンジ、もしくは綿などで構成されたフォーム88が設けられている。フォーム88は、その右側の上部が切り欠かれており、後述する流路136Aによって下方へ案内された顔料系のブラックインクが右側インク室141の底部へ直接流れ落ちるようになっている。一方、フォーム88の左側の部分の上部は、後述する流路137Aの下端に当接しており、流路137Aによって下方へ案内された染料系のカラーインクがフォーム88に直接流入するようになっている。
左側インク室142には、インクを吸収することができる不織布、スポンジ、もしくは綿などで構成されたフォーム89が設けられている。フォーム89は、左側インク室142の全体に詰め込まれている。フォーム89の上部は、後述する流路138Aの下端に当接している。
隔壁143の下端部には連通孔144が形成されている。したがって、右側インク室141に流れ込んだインクがフォーム88を満たすと、連通孔144から左側インク室142に流れ込む。そして、右側インク室141に流入するインク量が増えると、毛細管現象によって、フォーム89の下部から上部へ徐々にインクが吸い上げられる。
図5に示されるように、廃インクトレイ132には3つの流路136A,137A,138Aが設けられている。流路136Aは、開口136から下方へ延びて、その下端は右側インク室141の右側上部のフォーム88が存在しない領域に達している。開口136に噴出されたブラックインクは、流路136Aを通ってインクタンク140の右側インク室141に流入し、右側インク室141の底部でフォーム88に吸収される。
流路137Aは、開口137から下方へ延びて、その下端は右側インク室141の左側上部のフォーム88の上端に達している。流路137Aにはインクを吸収することができる不織布、スポンジ、もしくは綿などで構成されたフォーム90が詰め込まれている。開口137に噴出されたカラーインクは、流路137A内のフォーム90に吸収されつつ、流路137Aを通ってインクタンク140の右側インク室141に流入し、フォーム88に吸収される。
流路138Aは、開口138から下方へ延びて、その下端は左側インク室142に達している。流路138Aにはインクを吸収することができる不織布、スポンジ、もしくは綿などで構成された白色のフォーム91が詰め込まれている。左側インク室142のフォーム89を下部から上部へ吸い上げられたインクがフォーム89の上端にたどり着くと、そのインクはフォーム91の下端部から吸い上げられて、最終的にはフォーム91の上部の露出面91Aに現れる。露出面91Aにインクが現れると、露出面91Aがインク色に染まる。つまり、露出面91の色がフォーム91と同色の白色からインク色(複数のインクが混ざった場合はインクの混合色)となり、露出面91Aの色濃度が変化する。この色濃度及び色濃度の変化は、メディアセンサ86によって検出され、そのときの検出信号に基づいて制御部100が色濃度の変化の有無を判定する。例えば、色濃度が変化したと判定された場合は、制御部100は、インクタンク140の交換時期をユーザに知らせるための表示出力を行う。
次に、図6を参照して、制御部100(本発明のフラッシング制御部の一例)の構成について説明する。図6に示されるように、制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103を主に有している。CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス105を介して互いに接続されている。また、制御部100は、バス105を介して、記録ヘッド処理部106、モータ制御部107、エンコーダセンサ処理部108、及び
メディアセンサ処理部109に接続されている。
記録ヘッド処理部109は、CPU101からの指令を受けて記録ヘッド38のヘッドコントローラ38Aにインク吐出制御やフラッシング制御に関する制御信号を出力する。ヘッドコントローラ38Aはこの制御信号に基づいてアクチュエータ49を制御する。モータ制御部107は、CPU101からの指令を受けて各モータ111,112,113を制御するものであり、所謂モータドライバである。エンコーダセンサ処理部108は、キャリッジ37の位置検出を行うエンコーダセンサ35からの検出信号(電気信号)をデジタル信号に変換して、制御部100へ出力する。メディアセンサ処理部109は、プラテン42上の記録用紙の存在や露出面91A(図4参照)の色濃度を検出するメディアセンサ86から入力された検出信号をデジタル信号に変換して、制御部100へ出力する。
CPU101は、ROM102やRAM103に記憶されているデータ値や制御プログラムにしたがって、バス105に接続された記録ヘッド処理部106、モータ制御部107、エンコーダセンサ処理部108、及びメディアセンサ処理部109を制御する。これによって、キャリッジ37の往復移動制御、プラテン42における記録用紙の検出処理、図7のフローチャートに示す後述のフラッシング制御などが実行される。ROM102は、複合機10で実行される制御プログラムなどを格納した書き換え不能なメモリである。上記フラッシング制御を実行するプログラムは、このROM102に格納されている。RAM103は、書き換え可能な揮発性のメモリであり、複合機10の動作時に要する各種のデータを一時的に記憶したり、上記各処理や制御で使用される閾値データなどを記憶する。
以下、図8から図12を参照しながら、キャリッジ37の移動動作とともに、CPU101によって実行される図7のフローチャートに示されるフラッシング制御の手順について説明する。なお、図8から図11は、記録ヘッド38の移動位置とフラッシングのタイミングを説明するための模式図であって、(A1)はキャリッジ37の等速移動状態を示し、(A2)はキャリッジ37の減速移動状態を示し、(A3)〜(A5)はキャリッジ37の減速中におけるインク吐出状態を示し、(A6)はキャリッジ37が反転位置P4で停止している状態を示し、(A7)〜(A9)はキャリッジ37の加速中におけるインク吐出状態を示している。また、図12は、フラッシングのタイミングチャートであって、(A)はノズル列39M1のフラッシングタイミングを示し、(B)はノズル列39M2のフラッシングタイミングを示し、(C)はノズル列39C1のフラッシングタイミングを示し、(D)はノズル列39C2のフラッシングタイミングを示し、(E)はノズル列39Y1のフラッシングタイミングを示し、(F)はノズル列39Y2のフラッシングタイミングを示し、(G)はノズル列39K1のフラッシングタイミングを示し、(H)はノズル列39K2のフラッシングタイミングを示している。
複合機10が画像記録指示を受付可能な待機状態にある場合は、キャリッジ37はパージ機構130の上方位置P0(以下「初期位置」と称する。)に配置されている。複合機10に対して記録指示が入力されると(S11)、CPU101は、初期位置P0にあるキャリッジ37をノズル部39M側が先頭となる左側(廃インクトレイ132側)の向き(本発明の第1向きに相当)へ移動させる(S12)。キャリッジ37は、初期位置P0から加速された後に等速制御される(図8(A1)参照)。そして、プラテン42の廃インクトレイ132に近づくと後述の反転位置P4(図10の(A6)に示される位置)へ向けて減速される(S13,図8(A2)参照)。この減速制御中に、以下のステップS14〜ステップS19の各処理が実行される。なお、キャリッジ37が初期位置から移動すると、キャリッジ37に設けられたエンコーダセンサ35(図6参照)がエンコーダストリップ51(図3参照)のパターンを検知する。制御部100は、エンコーダセンサ35の検知に基づくパルス信号数によって、キャリッジ37の移動量を把握するとともに、
上記初期位置を基準としたキャリッジ37の移動位置を正確に把握する。また、制御部100は、予めRAM103に記憶されていた初期位置からの距離情報を参照することによって、キャリッジ37が所定の位置に到達したかどうかを判定することが可能である。
続いて、CPU101は、ノズル列39M1から開口137へインクを吐出可能な位置P1(図9(A3)参照)にキャリッジ37が到達したかどうかを判定する(S14)。つまり、ノズル列39M1が開口137の上方位置に到達したかどうかを判定する。キャリッジ37が位置P1に到達した場合は、CPU101は、ノズル列39M1をフラッシングする(S15,図12(A)参照)。つまり、ノズル列39M1のアクチュエータ49を駆動させて、マゼンタインクをノズル列39M1から一斉に吐出する。このとき、CPU101はアクチュエータ49をX回(例えば20回)だけ連続的に駆動させて、短時間にインク滴をX回連続して吐出する。なお、アクチュエータ49の連続駆動回数Xは、キャリッジ37の移動速度や記録ヘッド38の吐出能力などによって適宜の数値に設定される。
ノズル列39M1のフラッシングが終了すると、次に、CPU101は、ノズル列39C1から開口137へインクを吐出可能な位置P2(図9(A4)参照)にキャリッジ37が到達したかどうかを判定する(S16)。つまり、ノズル列39C1が開口137の上方位置に到達したかどうかを判定する。キャリッジ37が位置P2に到達した場合は、CPU101は、ノズル列39C1をフラッシングする(S17,図12(C)参照)。つまり、ノズル列39C1のアクチュエータ49を駆動させて、シアンインクをノズル列39C1から一斉に吐出する。このとき、CPU101はアクチュエータ49をX回だけ連続的に駆動させて、短時間にインク滴をX回連続して吐出する。ここで、CPU101によって実行されるステップS16及びステップS17の処理が本発明の第1フラッシング処理に相当する。なお、ノズル列39C1が開口137の上方位置に到達したときは、ノズル列39M1は開口137を左側へ通り過ぎ、開口137に対してフラッシングができない位置に達している(図9(A4)、図12参照)。
ノズル列39C1のフラッシングが終了すると、次に、CPU101は、ノズル列39Y1から開口137へインクを吐出可能であり、且つ、ノズル列39K1から開口136へインクを吐出可能な位置P3(図10(A5)参照)にキャリッジ37が到達したかどうかを判定する(S18)。つまり、ノズル列39Y1が開口137の上方位置に到達し、ノズル列39K1が開口136の上方位置に到達したかどうかを判定する。キャリッジ37が位置P3に到達した場合は、CPU101は、ノズル列39Y1及びノズル列39K1を同じタイミングでフラッシングする(S19,図12(E)及び(G)参照)。つまり、ノズル列39Y1のアクチュエータ49を駆動させて、イエローインクをノズル列39Y1から一斉に吐出し、同じタイミングでノズル列39K1のアクチュエータ49を駆動させて、ブラックインクをノズル列39K1から一斉に吐出する。
このとき、CPU101はノズル列39Y1のアクチュエータ49をX回だけ連続的に駆動させて、短時間にインク滴をX回連続して吐出する。一方、CPU101はノズル列39K1のアクチュエータ49をX回よりも多いY回(例えば30回)だけ連続的に駆動させて、短時間にインク滴をY回連続して吐出する。顔料インクのブラックインクは染料インクに比べて粘性が高いという性質を有するため、染料インクに比べるとノズル孔にインクが固着しやすい。したがって、ノズル列39K1や後述のノズル列39K2のフラッシング回数が染料インクのノズル列に比べて多く設定されている。したがって、ノズル列39K1のフラッシングは、ノズル列39Y1のフラッシング終了タイミングよりも少し遅れて終了する(図12(E)及び(G)参照)。なお、アクチュエータ49の連続駆動回数Yは、キャリッジ37の移動速度や記録ヘッド38の吐出能力などによって適宜の数値に設定される。ここで、CPU101によって実行されるステップS18及びステップ
S19の処理が本発明の第2フラッシング処理に相当する。
なお、ノズル列39Y1が開口137の上方位置に到達したときは、ノズル列39M1はもちろん、ノズル列39C1は開口137を左側へ通り過ぎ、開口137に対してフラッシングができない位置に達している(図10(A5)、図12参照)。
図12の上図に示されるように、ノズル列39M1,39C1,39Y1及び後述するノズル列39M2,39C2,39Y2は、いずれも、同じフラッシング領域94内でフラッシングされる。このフラッシング領域94の縦軸方向の長さは開口137の左右方向9の幅に対応している。また、ノズル列39K1及び後述するノズル列39K2は、いずれも、同じフラッシング領域95内でフラッシングを行う。このフラッシング領域95の縦軸方向の長さは開口136の左右方向9の幅に対応している。本実施形態では、ブラックインクは他のインクよりもフラッシング回数が多いため、キャリッジ37が最も減速するタイミングでノズル列39K1及びノズル列39K2をフラッシングさせている。ノズル列39K1及びノズル列39K2のフラッシング時のキャリッジ37の速度にもよるが、開口136の幅をできる限り大きくして広いフラッシング領域95を確保しておけば、ブラックインクのフラッシング回数の増加に対応し易くなる。
次に、CPU101は、キャリッジ37が反転位置P4(図10(A6)参照)に到達したかどうかを判定する(S20)。キャリッジ37が反転位置P4に到達すると、キャリッジ37は一旦停止されて、すぐに反対側(右側,初期位置P0側)の向き(本発明の第2向きに相当)へ加速される(S21)。この加速制御中に、以下のステップS22〜ステップS27の各処理が実行される。
続いて、CPU101は、ノズル列39Y2から開口137へインクを吐出可能であり、且つ、ノズル列39K2から開口136へインクを吐出可能な位置P5(図10(A7)参照)にキャリッジ37が到達したかどうかを判定する(S22)。つまり、ノズル列39Y2が開口137の上方位置に到達し、ノズル列39K2が開口136の上方位置に到達したかどうかを判定する。キャリッジ37が位置P5に到達した場合は、CPU101は、ノズル列39Y2及びノズル列39K2を同じタイミングでフラッシングする(S23,図12(F)及び(H)参照)。つまり、ノズル列39Y2のアクチュエータ49を駆動させて、イエローインクをノズル列39Y2から一斉に吐出し、同じタイミングでノズル列39K2のアクチュエータ49を駆動させて、ブラックインクをノズル列39K2から一斉に吐出する。なお、ノズル列39Y2のフラッシングよりもノズル列39K2のフラッシングの方が時間が掛かるので、ステップS23では、ノズル列39K2及びノズル列39Y2のフラッシング終了タイミングが同じになるように、ノズル列39K2のフラッシングは、ノズル列39Y2のフラッシング開始タイミングよりも少し早く開始している(図12(F)及び(H)参照)。ここで、CPU101によって実行されるステップS22及びステップS23の処理が本発明の第3フラッシング処理に相当する。
ノズル列39Y2及びノズル列39K2のフラッシングが終了すると、次に、CPU101は、ノズル列39C2から開口137へインクを吐出可能な位置P6(図11(A8)参照)にキャリッジ37が到達したかどうかを判定する(S24)。つまり、ノズル列39C2が開口137の上方位置に到達したかどうかを判定する。キャリッジ37が位置P6に到達した場合は、CPU101は、ノズル列39C2をフラッシングする(S25,図12(D)参照)。つまり、ノズル列39C2のアクチュエータ49を駆動させて、シアンインクをノズル列39C2から一斉に吐出する。なお、ノズル列39C2が開口137の上方位置に到達したときは、ノズル列39Y2は開口137を右側へ通り過ぎ、開口137に対してフラッシングができない位置に達している(図11(A8)、図12参照)。
ノズル列39C2のフラッシングが終了すると、続いて、CPU101は、ノズル列39M2から開口137へインクを吐出可能な位置P7(図11(A9)参照)にキャリッジ37が到達したかどうかを判定する(S26)。つまり、ノズル列39M2が開口137の上方位置に到達したかどうかを判定する。キャリッジ37が位置P7に到達した場合は、CPU101は、ノズル列39M2をフラッシングする(S27,図12(B)参照)。つまり、ノズル列39M2のアクチュエータ49を駆動させて、マゼンタインクをノズル列39M2から一斉に吐出する。なお、ノズル列39M2が開口137の上方位置に到達したときは、ノズル列39Y2はもちろん、ノズル列39C2は開口137を右側へ通り過ぎ、開口137に対してフラッシングができない位置に達している(図11(A9)、図12参照)。
その後、ノズル列39M2のフラッシングが終了すると、CPU101はキャリッジ37を再び初期位置P0に戻して(S28)、一連のフラッシング制御を終了する。
[実施形態の効果]
上述の実施形態においては、最初にノズル列39M1がフラッシングされ、その後、ノズル列39C1、ノズル列39Y1及び39K1、ノズル列39Y2及び39K2、ノズル列39C2、ノズル列39M2が順次フラッシングされる。そのため、インク毎に複数列のノズル列を有する構成において、ノズル列毎にフラッシングタイミングが分散される。このため、ノズル孔毎に設けられた複数のアクチュエータ49やこれらを駆動制御するヘッドコントローラ38Aの負荷が軽減され、その結果、アクチュエータ49の変形や、ヘッドコントローラ38A内のドライバーICの故障が防止される。また、ノズル列39Y1及び39K1が概ね同じタイミングでフラッシングされ、また、ノズル列39Y2及び39K2も概ね同じタイミングでフラッシングされるから、フラッシングに要するトータル時間が短縮される。
なお、上述の実施形態では、ノズル部39毎に2列のインク列を有する構成としたが、3列以上のインク列を有するものにも本発明は適用可能である。例えば、3つの奇数列のノズル列を有する場合は、1つのノズル列と2つのノズル列とにグループ分けして、グループ毎にフラッシングタイミングを減速時と加速時とに分散させればよい。また、4以上の偶数列のノズル列を有する場合は、それぞれ半分ずつにグループ分けして、グループ毎にフラッシングタイミングを減速時と加速時とに分散させればよい。
また、上述の実施形態では、4色のインク(顔料系のブラックインク、染料系のイエロー、シアン、マゼンタの各インク)によりカラー画像を記録するプリンタ部11について例示したが、顔料インク及び染料インクを含む少なくとも3種類以上のインクを使ってインク画像を記録するものであれば、本発明は好ましく適用可能である。
また、上述の実施形態では、ノズル列39Y1及び39K1のフラッシングをキャリッジ37の減速中に行い、ノズル列39Y2及び39K2のフラッシングをキャリッジ37の加速中に行うこととしたが、キャリッジ37が反転位置P4で停止しているときに、ノズル列39Y1及び39K1をフラッシングし、その後にノズル列39Y2及び39K2をフラッシングし、これらのフラッシングが終了した後に、キャリッジ37を加速させるようにしてもよい。このような構成であっても、ノズル列毎にフラッシングタイミングが分散されるため、アクチュエータ49やこれらを駆動制御するヘッドコントローラ38Aの負荷が軽減される。
また、ノズル列39Y1及び39K1のフラッシングをキャリッジ37の減速中に行い、その後、キャリッジ37が反転位置P4で停止しているときにノズル列39Y2及び3
9K2をフラッシングしてもよい。あるいは、キャリッジ37が反転位置P4で停止しているときにノズル列39Y1及び39K1をフラッシングし、その後のキャリッジ37の加速中にノズル列39Y2及び39K2のフラッシングを行ってもよい。このような構成であっても、ノズル列毎にフラッシングタイミングが分散されるため、アクチュエータ49やこれらを駆動制御するヘッドコントローラ38Aの負荷が軽減される。
10:複合機
20:トレイ
24:記録部
37:キャリッジ
38:記録ヘッド
39K,39Y,39C,39M:ノズル部
39K1,39K2:ノズル列
39Y1,39Y2:ノズル列
39C1,39C2:ノズル列
39M1,39M2:ノズル列
40:ノズル面
42:プラテン
100:制御部
130:パージ機構
132:廃インクトレイ
136,137,138:開口

Claims (5)

  1. 第1方向へ搬送される被記録媒体を支持するプラテンと、
    上記プラテンの上方に配置され、上記第1方向に直行し且つ上記プラテンに沿う第2方向へ往復移動可能に制御される記録ヘッドと、
    上記記録ヘッドに設けられ、染料インクが吐出される少なくとも2以上のノズル列からなる第1ノズル部と、
    上記第1ノズル部に隣接して上記記録ヘッドに設けられ、染料インクが吐出される少なくとも2以上のノズル列からなる第2ノズル部と、
    上記第1ノズル部側とは反対側で上記第2ノズル部に隣接して上記記録ヘッドに設けられ、顔料インクが吐出される少なくとも2以上のノズル列からなる第3ノズル部と、
    上記プラテンにおける被記録媒体の支持領域の外側に設けられ、上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部の間隔と同じ距離を上記第2方向へ隔てて配置された第1受け部及び第2受け部を有するインク受け部と、
    上記記録ヘッドの各ノズル部から上記インク受け部へ向けてインク滴を吐出してインク吐出性能を回復させるためのフラッシングを実行するフラッシング制御部と、を備え、
    上記フラッシング制御部は、
    上記第1ノズル部側を先頭に上記記録ヘッドが第1向きへ移動しているときに上記第1ノズル部が上記第1受け部の上方に到達したタイミングで上記第1ノズル部のいずれか一方のノズル列から染料インクを吐出する第1フラッシング処理と、
    上記第1フラッシング処理後に上記第2ノズル部が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部が上記第2受け部の上方に到達したタイミングで上記第2ノズル部から染料インクを吐出し、且つ上記第3ノズル部から顔料インクを吐出する第2フラッシング処理と、
    上記第2フラッシング処理後に上記第3ノズル部側を先頭に上記記録ヘッドが第1向きとは反対の第2向きへ移動しているときに上記第1ノズル部が上記第1受け部の上方に到達したタイミングで上記第1ノズル部の他方のノズル列から染料インクを吐出する第3フラッシング処理と、を順次実行するインクジェット記録装置。
  2. 上記第2フラッシング処理は、
    上記第1フラッシング処理後に、上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドが上記第2向きへ反転する反転位置に到達する前に上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれのいずれか一方のノズル列からインクを吐出し、上記反転位置から上記第2向きへ移動した後に上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの他方のノズル列からインクを吐出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドは、上記第2ノズル部が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部が上記第2受け部の上方に到達する第1位置で停止されるものであり、
    上記第2フラッシング処理は、上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれのいずれか一方のノズル列からインクを吐出し、その後、上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの他方のノズル列からインクを吐出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドは、上記第2ノズル部の上記第2向き側のノズル列が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第2向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達する第2位置で停止されるものであり、
    上記第2フラッシング処理は、上記記録ヘッドが上記第2位置に到達する前に上記第2ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第1受け部に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達したタイミングで上記第2ノ
    ズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第1向き側のノズル列からインクを吐出し、その後、上記記録ヘッドが上記第2位置で停止したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第2向き側のノズル列からインクを吐出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記第1向きへ移動する上記記録ヘッドは、上記第2ノズル部の上記第2向き側のノズル列が上記第1受け部の上方に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第2向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達する第2位置で停止されるものであり、
    上記第2フラッシング処理は、上記記録ヘッドが上記第2位置で停止したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第2向き側のノズル列からインクを吐出し、その後、上記記録ヘッドが上記第2位置から上記第2向きへ移動されたことにより上記第2ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第1受け部に到達し、且つ上記第3ノズル部の上記第1向き側のノズル列が上記第2受け部の上方に到達したタイミングで上記第2ノズル部及び上記第3ノズル部それぞれの上記第1向き側のノズル列からインクを吐出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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