JP5612378B2 - 成形機の金型位置決め装置及び成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、成形機の1対のプラテン又は1対の取付プレートに形成された鉛直の盤面に金型を固定するために位置決めする金型位置決め装置に関し、特に、ネジ軸・ナット機構により、型受け部材を上下方向に位置調節してから、その型受け部材に金型の一端部の金型基板を載置して、金型の上下方向位置を調節可能にしたものである。
従来、射出成形機においては、1対のプラテン(固定盤と可動盤)に形成された鉛直の盤面に金型(固定金型と可動金型)が固定され、可動盤が固定盤に接近・離隔する方向に駆動されて、金型の型閉めと型開きが行われる。型閉めされた金型内のキャビティに射出機構により溶融状の合成樹脂が供給され、その溶融状の合成樹脂が硬化して成形品が形成され、金型の型開き後、その成形品がエジェクタ機構により金型からエジェクトされる。
射出成形機において金型を交換する場合、射出機構やエジェクタ機構等が正常に機能するように、新たにセットする金型を1対のプラテンの盤面にセンタリングして固定する必要がある。一般に、固定金型にロケートリングが装着され、そのロケートリングが固定盤に形成されたノズル挿通孔の端部に係合し、金型がセンタリングされた状態になる。尚、固定金型と可動金型は、夫々、キャビティを形成する金型本体と、金型本体よりも外周外側へ張出した金型基板とを有し、この金型基板がプラテンの盤面に当接状に固定される。
図25、図26に示す射出成形機の金型交換方法では、金型100 をクレーンによりワイヤ101 で吊下げて、射出成形機105 の1対のプラテン106,107 間に搬入し、1対のプラテン106,107 の盤面106a,107a にセンタリングして固定する。しかし、金型100 は重量が非常に重い(例えば、数t〜数10tある)重量物であるため、ワイヤ101 で吊下げられた金型100 が図示のように傾くことも多くあり、その金型100 を目視しつつクレーン操作を行い更に人が押して、金型100 のロケートリング100bをプラテン106 のノズル挿通孔106bの端部に係合させるように、金型100 をセンタリングすることは非常に大変である。つまり、金型交換の作業負荷が非常に大きくなる。
そこで、図27、図28の射出成形機の金型位置決め技術では、射出成形機105 の1対のプラテン106,107 の盤面106a,107a の下端部に1対の型受け部材108 が複数のボルト108aで固定されている。この1対の型受け部材108 に金型100 (固定金型と可動金型)の1対の金型基板100aが載置されて、金型100 が上下方向に位置決めされる。尚、射出成形機105 の側方に搬送台車で搬送されてきた金型100 を、搬送台車から1対の型受け部材108 に移載して1対のプラテン106,107 間に搬入可能に構成することもできる。
一方、特許文献1の射出成形機の金型位置決め装置では、型受け部材が回転軸を介してプラテンに回動自在に支持されている。この型受け部材の外周面に複数の基準面が形成されており、そのうち使用する基準面が上面となるように型受け部材を回動させた後、型受け部材をピン部材でプラテンに固定する。回転軸から各基準面までの距離が異なるため、使用する基準面の高さ位置を変更することができる。
特許文献2の射出成形機の金型交換装置では、型受け部材を昇降させる油圧シリンダが設けられている。油圧シリンダは鉛直姿勢に配置されて、シリンダ部材がプラテンに固定され、ピストンロッドの上端部が型受け部材に連結されている。型受け部材と搬送台車との間で金型を受け渡しするために、型受け部材が金型の荷重を支持した状態で油圧シリンダにより昇降される。
特開2005−66863号公報 特開平5−278078号公報
図27、図28の射出成形機の金型位置決め技術では、型受け部材の位置が固定されている場合、その型受け部材を用いて複数種類の金型をセンタリングするためには、その複数の金型の金型基板のサイズを統一して、金型基板の標準化を図る必要がある。つまり、成形品のサイズに応じて小型化可能な金型についても、必要以上に大きな標準化された金型基板を設ける必要があるため、金型が大型化し、金型の重量が重くなるため、金型交換の作業負荷が大きくなり、金型の製造コストが高価になる。
そこで、型受け部材の固定位置を図28に実線と仮想線で示すように上下方向に変更できるようにすれば、複数種類の金型の金型基板のサイズを統一する必要性がなくなる。しかし、金型基板のサイズが現在セットされている金型と異なる金型に交換する場合、複数のボルトを弛め、型受け部材を移動させ、再度複数のボルトを締付けるという型受け部材の付け替え作業が非常に面倒になる。結局、金型交換の作業負荷を殆ど軽減できない。
特許文献1の射出成形機の金型位置決め装置では、金型基板のサイズが現在セットされている金型と異なる金型に交換する場合、ピン部材を取外し、型受け部材を回動させ、再度ピン部材を取付けるという型受け部材の姿勢切換え作業が非常に面倒になる。図27、図28に示す技術と同様、金型交換の作業負荷を殆ど軽減できない。
しかも、図27、図28及び特許文献1の射出成形機の金型位置決め装置では、型受け部材の金型載置位置を上下方向に数段階にしか調節することができない。従って、この射出成形機において交換可能な複数種類の金型の金型基板のサイズは限られたものになり、つまり、金型基板のサイズの自由度が小さくなり、それ故、金型を殆ど小型化できない場合が生じる。
特許文献2の射出成形機の金型交換装置では、型受け部材を油圧シリンダで昇降させる。しかし、この型受け部材の昇降は、型受け部材と搬送台車との間で金型を受け渡しするために、型受け部材で金型の荷重を支持した状態で行われ、故に、高出力の油圧シリンダが必要になる。そして、この型受け部材の昇降は、金型基板のサイズが異なる金型をセンタリングすることを目的とするのではなく、また、そうすることも難しいため、上記課題を改善することは困難である。
尚、射出成形機のエジェクタ機構においては、複数のエジェクタピンが可動盤から突出して進退可能に設けられている。その複数のエジェクタピンが可動盤の盤面に固定された可動金型に挿入され、金型本体の内部に設けられた型側エジェクタプレートを介して複数の型側エジェクタピンを進退させる。
ここで、複数のエジェクタピンにより型側エジェクタプレートを介して複数の型側エジェクタピンを正常に進退させるために、成形品のサイズに応じて金型本体(つまり、型側エジェクタプレート)を小型化可能な場合であっても、必要以上に大きなサイズにする必要がある。金型基板は金型本体よりも外周外側へ張出すものであるため、金型基板のサイズを小型化するためには、それに合わせて、金型本体の小型化が必要な場合がある。
本発明の目的は、成形機において交換可能な複数種類の金型について、金型の一端部金型基板のサイズを統一して標準化する必要性を無くして、成形品のサイズに応じて小型化可能な金型(金型の一端部の金型基板)を小型化して、各金型をプラテン又は取付プレートの盤面に簡単に確実にセンタリングすること、金型交換の作業負荷を軽減すること、金型の重量を軽減すること、つまり金型のコストを削減すること、等を可能にする成形機の金型位置決め装置を提供することである。
本発明は、成形機の1対のプラテン又はその1対のプラテンに固定された1対の取付プレートに形成された鉛直の盤面に金型を固定するために位置決めする成形機の金型位置決め装置において、前記盤面の下端近傍部に対応する位置に配置されたベース部材と、前記ベース部材よりも上方に配置されて金型の一端部の金型基板を載置可能な型受け部材と、前記型受け部材をベース部材に上下方向に位置調節可能に支持して型受け部材に作用する金型の荷重を支持可能なネジ軸を含むネジ軸・ナット機構と、前記型受け部材に金型の荷重を作用させない状態で、前記ネジ軸・ナット機構を電動モータにより駆動して型受け部材の上下方向位置を調節する昇降駆動機構と、前記金型の一端部の金型基板のサイズを入力する入力手段と、前記型受け部材に金型の荷重を作用させない状態で、前記入力手段により入力された前記金型基板のサイズに応じた上下方向位置に前記型受け部材を位置調節するように前記昇降駆動機構の電動モータを制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。尚、成形機は、射出成形機、或いはダイカストマシン等の成形機である。
この成形機において金型を交換する場合、金型の一端部金型基板のサイズが現在セットされている金型と異なる金型に交換する場合には、現在セットされている金型を取外した後、新たにセットする金型の一端部の金型基板を型受け部材に載置した場合に盤面にセンタリング可能に、つまり、金型を盤面に固定した状態で成形機(射出機構、エジェクタ機構等)が正常に機能するように、先ず、その金型の一端部の金型基板を型受け部材に載置する前に、型受け部材に金型の荷重を作用させない状態で、型受け部材の上下方向位置が調節される。
この場合、制御装置により昇降駆動機構の電動モータが制御されてネジ軸・ナット機構が駆動され、そのネジ軸・ナット機構により型受け部材が昇降されて、型受け部材に金型の荷重を作用させない状態で、入力手段により入力された金型基板のサイズに応じた上下方向位置に型受け部材が調節される。その後、金型の一端部の金型基板が型受け部材に載置され、型受け部材に作用する金型の荷重がネジ軸・ナット機構を介してベース部材に支持され、そのネジ軸・ナット機構により型受け部材が金型の荷重で不要に下降しないように保持されるため、金型が安定的に支持された状態で盤面にセンタリングされ固定される。
請求項1の成形機の金型位置決め装置によれば、前記ベース部材、型受け部材、ネジ軸・ナット機構、昇降駆動機構を備えたので、金型の一端部の金型基板のサイズに応じた上下方向位置に型受け部材を容易に調節することができ、その型受け部材の位置調節を型受け部材に金型の荷重を作用させない状態で行うため、昇降駆動機構に電動モータを設ける場合には、比較的低出力の小型の電動モータを適用できる。型受け部材の位置調節後、金型の一端部の金型基板を型受け部材に載置して、型受け部材に作用する金型の荷重をネジ軸・ナット機構を介してベース部材に支持して、そのネジ軸・ナット機構により型受け部材を金型の荷重で不要に下降させないように保持することができるため、金型を安定的に支持した状態で盤面にセンタリングして固定することができる。
また、金型の一端部の金型基板のサイズを入力する入力手段と、入力手段により入力された金型基板のサイズに応じた上下方向位置に型受け部材を調節するように電動モータを制御する制御装置とを備えたので、型受け部材に金型の荷重を作用させない状態での型受け部材の上下方向の位置調節の自動化を実現することができる。つまり、交換可能な複数種類の金型について、金型の一端部金型基板のサイズを統一して標準化する必要性を無くして、金型の一端部の金型基板を小型化して、各金型をプラテン又は取付プレートの盤面に簡単に確実にセンタリングすることができ、金型交換の作業負荷を軽減することができ、金型の重量を軽減することができ、つまり金型のコストを削減することができる。
請求項2の成形機の金型位置決め装置によれば、ベース部材及び型受け部材を夫々盤面に沿って水平方向に延びる細長い角形バー部材で形成し、複数のネジ軸・ナット機構をベース部材及び型受け部材に前記水平方向に間隔を空けて配設したので、型受け部材を確実に昇降させて上下方向に位置調節することができ、型受け部材に金型の一端部の金型基板を安定した状態で載置し、型受け部材に作用する金型の荷重を複数のネジ軸・ナット機構を介してベース部材に確実に支持することができる。昇降駆動機構は、複数のネジ軸・ナット機構に共通の1つの電動モータを有し、複数のネジ軸・ナット機構を同期させて駆動するので、昇降駆動機構のコスト増大を抑えて、型受け部材を水平に維持して昇降させ容易に位置調節することができる。
請求項3の成形機の金型位置決め装置によれば、ネジ軸・ナット機構は、型受け部材に上端部が固定されて型受け部材から下方へ延びるネジ軸と、このネジ軸が螺合され且つベース部材に回転自在に支持されたナット部材とを有するので、型受け部材に金型の一端部の金型基板を載置するのに邪魔にならないようにネジ軸・ナット機構を配設することができて、このネジ軸・ナット機構による型受け部材の昇降機能と金型荷重の支持機能とを確実に実現することができる。昇降駆動機構は、電動モータの駆動力を複数のネジ軸・ナット機構のナット部材に伝達して、これら複数のナット部材を同期して回転させる同期駆動機構を有するので、型受け部材を水平に保持した状態で確実に昇降させることができる。
請求項の成形機の金型位置決め装置によれば、型受け部材の原点位置を検出する原点検出センサと、型受け部材の上下方向位置を検出する為の上下方向位置検出手段とを備え、制御装置は、原点検出センサと上下方向位置検出手段から受ける信号に基づいて電動モータを制御するので、型受け部材の上下方向の位置調節の自動化を確実に実現し、その位置調節精度を高く維持できる。
請求項の成形機の金型位置決め装置によれば、型受け部材は、金型の金型基板を前記水平方向へ移動可能に支持する複数のローラ部材を有するので、金型の金型基板を型受け部材に載置した後に、金型の前記水平方向の位置調節を容易に行うとこができる。搬送台車により成形機の側方に搬送されてきた金型を搬送台車から型受け部材に移載する場合にも好適なものになる。
請求項の成形機の金型位置決め装置によれば、型受け部材は、金型を前記水平方向に位置決め可能に金型の金型基板に形成された位置決め凹部が係合する位置決め凸部を有するので、金型の金型基板を型受け部材に下降させて載置する際に、金型の前記水平方向の位置調節を簡単に行うことができる。クレーンにより金型を搬送して型受け部材に載置する場合に好適なものになる。
請求項の成形機の金型位置決め装置によれば、ネジ軸のネジ部を断面台形状の台形ネジに形成したので、ネジ軸のネジ部の強度を高めて、型受け部材に作用する金型の荷重に耐えて破損しにくいネジ軸・ナット機構を構成することができる。
請求項の成形機によれば、請求項1〜の何れか1項に記載の成形機の金型位置決め装置と、成形機のプラテン又はそのプラテンに固定された取付プレートに取付けられた金型から成形品をエジェクトするエジェクタ装置とを備え、エジェクタ装置が、複数のロッド挿通孔、複数のエジェクタロッド、エジェクタプレート、エジェクタ駆動手段、マグネット式ロッド固定手段を備えたので、新たにセットする種類の金型に応じて必要なエジェクタロッドのみを使用可能に切換えできるので、金型の一端部の金型基板だけではなく金型の本体部分のサイズを統一して標準化する必要性も無くして、成形品のサイズに応じて小型化可能な金型Mをより良く小型化することができる。
実施例1に係る金型位置決め装置を含む射出成形機と金型(型閉め状態)の正面図である。 図1のII−II線断面図である。 型受け部材が図2の位置よりも下方に位置する状態の図2相当図である。 図1のIV−IV線断面図である。 型受け部材が図4の位置よりも下方に位置する状態の図4相当図である。 金型位置決め装置を含む射出成形機の底面図である。 金型位置決め装置の側面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 図7のIX−IX線断面図である。 ネジ軸・ナット機構の要部の断面図である。 金型位置決め装置の制御系のブロック図である。 射出成形機と金型(型開き状態)の可動盤側の正面図である。 図1のXIII−XIII線断面図である。 ベースロッドの先端側部分の斜視図である。 着脱ロッドの基端側部分の斜視図である。 射出成形機の金型交換作業を示す正面図である。 射出成形機の金型交換作業を示す正面図である。 実施例2に係る図3相当図である。 実施例2に係る図6相当図である。 実施例2の係る図7相当図である。 図20のXXI −XXI 線断面図である。 実施例3に係る金型位置決め装置を含む射出成形機と金型(型閉め状態)の正面図である。 図22のXXIII −XXIII線断面図である。 実施例4の型受け部材等の側面図である。 従来技術に係る射出成形機の金型交換作業を示す正面図である。 図25のXXVI−XXVI線断面図である。 別の従来技術に係る射出成形機の金型交換作業を示す正面図である。 図27のXXVIII−XXVIII線断面図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図6に示すように、射出成形機1は、金型M(固定金型M1と可動金型M2)が固定される相対向する1対の鉛直な盤面2a,3aが形成された1対のプラテン2,3(固定盤2と可動盤3)、金型Mの型閉めと型開きを行うために可動盤3を固定盤2に接近・離隔する方向へ移動自在にガイド支持する4本のタイロッド4、可動盤3を前記接近・離隔する方向に駆動する油圧シリンダ(又は駆動モータ)を有するプラテン駆動機構5、型閉めされた金型M内のキャビティに溶融状の合成樹脂を供給する射出筒6aを有する射出機構6、1対のプラテン2,3の盤面2a,3aに金型Mを固定するために位置決めする1対の金型位置決め装置7,8、型開きされた金型Mの可動金型M2から成形品をエジェクトするエジェクタ装置9を備えている。
図1に示すように、固定金型M1と可動金型M2は、夫々、キャビティを形成する金型本体M1a,M2aと、金型本体M1a,M2aよりも外周外側へ張出した金型基板M1b,M2bとを有する。固定金型M1の金型基板M1bにロケートリングM1cが装着され、そのロケートリングM1cが固定盤2に形成された射出機構6のノズル挿通孔2bの端部に係合して、金型Mがセンタリングされた状態になる。そして、固定金型M1の金型基板M1bが固定盤2の盤面2aに当接状に複数のクランプ装置(図示略)により固定され、可動金型M2の金型基板M2bが可動盤3の盤面3aに当接状に複数のクランプ装置(図示略)により固定されている。1対のプラテン2,3の盤面2a,3aにはサイズ・形状が異なる複数種類の金型を着脱可能である。
この射出成形機1で射出成形を行う場合、プラテン駆動機構5により可動盤3が固定盤2に接近する方向に駆動され、図1に示すように、可動金型M2が固定金型M1に押圧されて金型Mが型閉め状態となり、この状態で、射出機構6により射出筒6aの先端から金型M内のキャビティに溶融状の合成樹脂が供給され、その溶融状の合成樹脂が硬化して成形品が成形される。その後、プラテン駆動機構により可動盤3が固定盤2から離隔する方向に駆動され、可動金型M2が固定金型M1から離隔して金型Mが型開き状態となり、この状態で、エジェクタ装置9により成形品が可動金型M2からエジェクトされる。
1対の金型位置決め装置7,8について説明する。
図1〜図7に示すように、1対の金型位置決め装置7,8は、夫々、ベース部材10と、ベース部材10よりも上方に配置されて金型Mの一端部(金型基板M1b,M2b)を載置可能な型受け部材15と、型受け部材15をベース部材10に上下方向に位置調節可能に支持して型受け部材15に作用する金型Mの荷重を支持可能なネジ軸21を夫々含む2つのネジ軸・ナット機構20と、型受け部材15に金型Mの荷重を作用させない状態で、2つのネジ軸・ナット機構20を駆動して型受け部材15の上下方向位置を調節する電動モータ31を有する昇降駆動機構30と、昇降駆動機構30の電動モータ31を制御する制御装置40とを備えている。
金型位置決め装置7は固定盤2に装着され、その金型位置決め装置7において、ベース部材10が、固定盤2の盤面2aの下端近傍部に対応する位置に配置され、盤面2aから可動盤3の方へ突出した状態で盤面2aに複数のボルト11により強固に固定され、型受け部材15は盤面2aに沿って昇降される。金型位置決め装置8は可動盤3に装着され、その金型位置決め装置8において、ベース部材10が、可動盤3の盤面3aの下端近傍部に対応する位置に配置され、盤面3aから固定盤2の方へ突出した状態で盤面3aに複数のボルト11により強固に固定され、型受け部材15は盤面3aに沿って昇降される。
1対の金型位置決め装置7,8は基本的に同じ構成であるため、以下、金型位置決め装置7について説明し、金型位置決め装置8についての説明は省略する。但し、金型位置決め装置8について、必要な場合には、金型位置決め装置7と同一の符号を付して説明する。尚、図1に矢印で示す左右方向を左右方向として説明する。つまり、固定盤2の盤面2a(可動盤3の盤面3a)と平行な方向で且つ水平方向(図1における紙面直交方向)を前後方向とする。
図2、図3、図6〜図9に示すように、ベース部材10及び型受け部材15は、夫々、固定盤2の盤面2aに沿って前後方向に延びる細長い角形バー部材で形成され、下側2本のタイロッド4間の間隔よりも少し短い前後長を有する。ベース部材10には、2つのネジ軸・ナット機構20に対応する位置に上下に貫通する2つのナット装着孔部10aが形成されている。型受け部材15は、左右1対の側壁15aと底壁15bとを有する断面凹形に形成されている。
型受け部材15は、固定金型M1の金型基板M1bを前後方向へ移動可能に支持する複数のローラ部材16を有する。複数のローラ部材16は、型受け部材15の1対の側壁15aの間において前後方向に等間隔おきに配置されている。各ローラ部材16は、型受け部材15の1対の側壁15aよりも上方へ突出した状態で、左右方向に向くローラ軸16aを介して型受け部材15の1対の側壁15aに回転自在に支持されている。
2つのネジ軸・ナット機構20は、ベース部材10及び型受け部材15に前後方向に間隔を空けて配設され、具体的に、ベース部材10(型受け部材15)の長さの約3/5の間隔を空けて前後方向に対称に配設されている。各ネジ軸・ナット機構20は、型受け部材15に上端部が固定されて型受け部材15から下方へ延びるネジ軸21と、このネジ軸21が螺合され且つベース部材10に回転自在に支持されたナット部材22とを有する。
ネジ軸21は、上端部に小径連結軸21aを有し、下端部に鍔21bを有し、ネジ軸21のネジ部21cは断面台形状の台形ネジに形成されている(図10参照)。ネジ軸21の小径連結軸21aが、型受け部材15の底壁15bに形成された軸孔15cに内嵌され、その小径連結軸21aの上端側からネジ軸21にボルト部材23が螺合されている。ボルト部材23とネジ軸21により型受け部材15の底壁15bが挟持された状態で、ネジ軸21の上端部が型受け部材15の底壁15bに固定されている。
ナット部材22は、上端部に鍔22aを有し、ナット部材22の雌ネジ部22bは断面台形状の台形ネジに形成されている(図10参照)。ナット部材22にはナットスリーブ24が外嵌され、ナット部材22の鍔22aがナットスリーブ24の上端面に当接した状態で複数のボルト22で固定されている。このナットスリーブ24が、ベース部材10のナット装着孔部10aに挿入されて上下1対のベアリング25により回転自在に支持されている。このベアリング25は、ベース部材10の下面に固定されたプレート部材26により、ベース部材10とナットスリーブ24との間に保持され、故に、ナットスリーブ24も上下動しないように保持される。
ナットスリーブ24の下端部には、チェーン機構35のスプロケット36が複数のボルト36aで取付けられ、そのスプロケット36は、プレート部材26に形成された孔26aを通ってプレート部材26(ベース部材10)よりも下方へ突出している。このスプロケット36からナットスリーブ24を介してナット部材22に、ナット部材22を回転させる駆動力が入力される。ネジ軸21は、そのネジ部21cがナット部材22の雌ネジ部22bに螺合され、ナットスリーブ24及びスプロケット36を上下動自在に挿通し、ベース部材10(スプロケット36)よりも下方へ突出している。
昇降駆動機構30は、2つのネジ軸・ナット機構20を同期させて駆動し、そのために、2つのネジ軸・ナット機構20に共通の1つの電動モータ31と、この電動モータ31の駆動力を2つのネジ軸・ナット機構20のナット部材22に伝達して、これら2つのナット部材22を同期して回転させる同期駆動機構としてチェーン機構35とを有する。
ベース部材10の前後方向中央の側に、電動モータ31を含むモータユニット32が配置され、そのモータユニット32は、ベース部材10の下端部に複数のボルト33aで固定された取付プレート33に載置固定されている。このモータユニット32において、電動モータ31は前後方向に向く姿勢で配置され、この電動モータ31により鉛直の出力軸34が回転駆動される。出力軸34は取付プレート33よりも下方へ突出し、その出力軸34の下端部にチェーン機構35のスプロケット37が外嵌状に取付けられている。
チェーン機構35は、2つのネジ軸・ナット機構20のナットスリーブ24とモータユニット32の出力軸3に夫々固定された3つのスプロケット36,36,37と、これらスプロケット36,36,37に掛装された無端状チェーン38とで構成されている。
ところで、図11に示すように、金型位置決め装置7は、金型M(金型基板M1b,M2b)のサイズを入力する入力手段に相当する操作盤41と、型受け部材15の原点位置を検出する原点検出センサ42と、型受け部材15の上下方向位置を検出する為の上下方向位置検出手段として電動モータ31に付設されたエンコーダ43とを備えている。操作盤41は金型位置決め装置7,8に共通に設けられ、原点検出センサ42とエンコーダ43は金型位置決め装置7,8に個別に設けられている。
制御装置40は、操作盤41で入力された金型Mの一端部(金型基板M1b,M2b)のサイズに応じた上下方向位置に型受け部材15を調節するように、原点検出センサ42とエンコーダ43から受ける信号に基づいて電動モータ31を駆動制御する。尚、例えば、原点検出センサ42はベース部材10に設けられ、型受け部材15が下限位置(原点位置)のときに、原点検出センサ42が型受け部材15に設けられた被検出部を検知する。
エジェクタ装置9について説明する。
図1、図4、図5、図12〜図15に示すように、エジェクタ装置9は、可動盤3に左右方向に貫通状に形成された複数(例えば、13個)のロッド挿通孔50と、複数のロッド挿通孔50の全部に摺動自在に挿通される左右方向に長い複数(例えば、13本)のエジェクタロッド51と、可動盤3の背面側(右側)に配設されたエジェクタプレート52と、エジェクタプレート52を可動盤3に接近・離隔する左右方向へ駆動するエジェクタ駆動機構53と、エジェクタプレート52に各エジェクタロッド51の一部である着脱ロッド56を取外し可能に固定する為の磁力を発生させるマグネット式ロッド固定機構54とを備えている。
複数のロッド挿通孔50の数及び配置、各ロッド挿通孔50の直径、複数のエジェクタロッド51の数及び配置、各エジェクタロッド51の長さ及び直径、エジェクタプレート52のサイズ等は、射出成形機1において交換可能な複数種類の金型Mに基づいて設定されている。エジェクタ駆動機構53により、エジェクタプレート52が左右方向へ駆動されることで、エジェクタロッド51が進出したエジェクト位置(図12参照)と退入した待機位置(図1参照)とに亙って進退駆動される。
複数のエジェクタロッド51は、複数のロッド挿通孔50の全部に摺動自在に挿入され且つ基端部がエジェクタプレート52に固定された複数(例えば、13本)の磁性体製(例えば、鋼製)のベースロッド55と、これらベースロッド55の少なくとも一部のベースロッド55に着脱可能な複数の磁性体製(例えば、鋼製)の着脱ロッド56とを有する。エジェクタロッド51がエジェクト位置(図12)のときに、ベースロッド55の先端部が可動金型M2よりも可動盤3側(右側)に位置するように構成されている。
図13に示すように、各ベースロッド55の基端部(右端部)には、ベースロッド55のロッド本体55aよりも小径のネジ軸55bが形成され、このネジ軸55bがエジェクタプレート52に形成されたネジ穴52aに螺合され、ロッド本体55aとネジ軸55bとの境界の段部55cがエジェクタプレート52に押圧されることで、ベースロッド55の基端部がエジェクタプレート52に螺合締結されている。
複数の着脱ロッド56は、射出成形機1において交換可能な複数種類の金型M(金型本体M1a,M2a)に基づく数及び長さとなるように設けられている。例えば、各ロッド挿通孔50に対して、1本又は長さが異なる複数本の着脱ロッド56が設けられている。
図13〜図15に示すように、マグネット式ロッド固定機構54は、各着脱ロッド56の基端部(右端部)をベースロッド55の先端部(左端部)に磁力で吸着させるものであり、各ベースロッド55の先端部に設けられた複数(例えば、4個)の第1マグネット60と、各着脱ロッド56の基端部に設けられた複数(例えば、4個)の第2マグネット61とを備えている。ベースロッド55の先端面55dと着脱ロッド56の基端面56aは共に鉛直平滑面に形成され、これらの面55d,56a同士が当接して前記磁力により安定した状態で固定される。例えば、マグネット60,61はネオジウム磁石である。
複数の第1マグネット60は、ベースロッド55の先端部に、その中央部分の径方向外側において周方向に等間隔(例えば、90度間隔)おきに、且つ、周方向に隣り合うマグネット60の磁極が左右反対になるように配置されている。各第1マグネット60は、長さが短くてベースロッド55の直径の1/4程度の直径を有する丸軸形状に形成されている。複数の第1マグネット60は、その先端面がベースロッド55の先端面55dに臨むように、ベースロッド55に形成されたマグネット取付穴55eに嵌合固着されている。
同様に、複数の第2マグネット61は、着脱ロッド56の基端部に、その中央部分の径方向外側において周方向に等間隔(例えば、90度間隔)おきに、且つ、周方向に隣り合うマグネット61の磁極が左右反対になるように配置されている。各第2マグネット61は、長さが短くて着脱ロッド56の直径の1/4程度の直径を有する丸軸形状に形成されている。複数の第2マグネット61は、その基端面が着脱ロッド6の基端面56aに臨むように、着脱ロッド56に形成されたマグネット取付穴56bに嵌合固着されている。
そして、マグネット式ロッド固定機構54は、複数の第1,第2マグネット60,61を設けたことにより、磁極が反対の第1,第2マグネット60,61の周方向位置を一致させることで着脱ロッド56の基端部をベースロッド55の先端部に吸着させ、この状態から、着脱ロッド56をベースロッド55に対して回転させることで磁極が同じ第1,第2マグネット60,61の反発力を利用して、着脱ロッド6をベースロッド5から取外し可能に構成してある。
各着脱ロッド56の基端部の中央部分には係合穴65が形成され、各ベースロッド55の先端部の中央部分には、係合穴65に係合するように非磁性体製(例えば、ステンレス製)の係合ピン66が左方突出状に固定的に取付けられている。係合ピン66は、その基端側部分がベースロッド55に形成されたピン取付凹部55fに嵌合固着されている。そのために、係合ピン66に形成された段付き孔66aにボルト67が挿入され、その頭部が段付き孔66aの段部を係止した状態で、ボルト67がベースロッド55に螺合締結されている。係合ピン66が係合穴65にスムーズに挿入し得るように、係合ピン66の先端外周部にはテーパ部66bが形成されている。
次に、射出成形機1において金型Mを交換する場合、金型基板M1b,M2bのサイズが現在セットされている金型と異なる金型Mに交換する場合の作業について説明する。
現在セットされている金型Mを取外した後、新たにセットする金型Mの金型基板M1b,M2bを1対の型受け部材15に載置した場合に金型Mを固定盤2と可動盤3の盤面2a,3bにセンタリング可能に、つまり、金型Mを固定盤2と可動盤3の盤面2a,3aに固定した状態で射出機構6とエジェクタ装置9等が正常に機能するように、先ず、その金型M(金型基板M1b,M2b)のサイズを操作盤41で入力する。
操作盤41では、予め設定されている複数種類の金型Mのサイズの何れか1つを選択することで入力してもよいし、金型Mのサイズを直接数値で入力してもよい。また、金型Mのサイズ入力とともに、新たにセットする金型M(可動金型M2の金型本体M2aのサイズ)に応じて、不必要な着脱ロッド6をベースロッド5から取外し、必要な着脱ロッド6をベースロッド5に取付けて準備する。
金型Mのサイズ入力後、金型Mの金型基板M1b,M2bを1対の型受け部材15に載置する前に、つまり1対の型受け部材15に金型Mの荷重を作用させない状態で、操作盤41にて調節実行操作を行う。すると、制御装置40により、1対の原点検出センサ42及び原点検出センサ4から受ける信号に基づいて、1対の電動モータ31が駆動制御されて、1対の型受け部材15の上下方向位置が調節される。
各金型位置決め装置7,8において、電動モータ31が駆動されると、チェーン機構35により、2つのネジ軸・ナット機構20のナット部材22が同期して回転駆動される。これにより、型受け部材15が水平に保持された状態で昇降されて、最終的に、金型Mの金型基板M1b,M2bのサイズに応じた上下方向位置に型受け部材15が調節される。
その後、図16、図17に示すように、固定盤2と可動盤3との間に、金型Mの左右寸法よりも少しだけ大きな間隔を設けた状態で、金型Mがクレーンによりワイヤ45で吊下げられて、固定盤2と可動盤3との間に搬入され、金型Mの金型基板M1b,M2bが1対の型受け部材15に載置される。ここで、型受け部材15に作用する金型Mの荷重がネジ軸・ナット機構20を介してベース部材10に支持され、そのネジ軸・ナット機構20により型受け部材15が金型Mの荷重で不要に下降しないように保持される。
1対の型受け部材1に載置された金型Mは上下方向に位置決めされて、安定的に支持された状態になり、その後、必要な場合には、1対の型受け部材15の複数のローラ部材16上を前後方向に移動させて位置決めする。そして、先ず、固定金型M1のロケートリングM1cが固定盤2のノズル挿通孔2bの端部に係合して、固定金型M1の金型基板M1bが固定盤2の盤面2aに当接状にセンタリングされて固定され、次に、可動金型M2の金型基板M2bが可動盤3の盤面3aに当接状にセンタリングされて固定される。
以上説明した金型位置決め装置7,8によれば次の効果を奏する。
固定盤2と可動盤3の盤面2a,3aの下端近傍部に対応する位置に配置されたベース部材10と、ベース部材10よりも上方に配置されて金型Mの金型基板M1b,M2bを載置可能な型受け部材15と、型受け部材15をベース部材10に上下方向に位置調節可能に支持して型受け部材15に作用する金型Mの荷重を支持可能なネジ軸21を含むネジ軸・ナット機構20と、型受け部材15に金型Mの荷重を作用させない状態で、ネジ軸・ナット機構20を駆動して型受け部材15の上下方向位置を調節する電動モータ31を有する昇降駆動機構30とを備えた。
従って、金型Mの金型基板M1b,M2bのサイズに応じた上下方向位置に型受け部材15を自動的に容易に調節することができ、その型受け部材15の位置調節を型受け部材15に金型Mの荷重を作用させない状態で行うため、昇降駆動機構30に比較的低出力の小型の電動モータ31を適用できる。例えば、金型Mの質量が1500Kg/5000Kg/10000Kgの場合、型受け部材15に金型Mの荷重を作用させた状態で型受け部材15を昇降する場合にはモータ容量が0.75KW/2.2KW/3.7KWの電動モータを採用する必要があるのに対して、型受け部材15に金型Mの荷重を作用させない状態で型受け部材15を昇降する場合にはモータ容量が15W/25W/40Wの電動モータ31を採用することができる。
型受け部材15の位置調節後、金型Mの金型基板M1b,M2bを型受け部材15に載置して、型受け部材15に作用する金型Mの荷重をネジ軸・ナット機構20を介してベース部材10に支持して、そのネジ軸・ナット機構20により型受け部材15を金型Mの荷重で不要に下降させないように保持することができるため、金型Mを安定的に支持した状態で固定盤2と可動盤3の盤面2a,3aにセンタリングして固定することができる。
つまり、交換可能な複数種類の金型Mについて、金型Mの金型基板M1b,M2bのサイズを統一して標準化する必要性を無くして、更に、必要なエジェクタロッド51のみを使用可能に切換えできるエジェクタ装置9によって、金型Mの金型本体M1a,M2aのサイズを統一して標準化する必要性も無くして、成形品のサイズに応じて小型化可能な金型Mを小型化して、各金型Mを固定盤2と可動盤3の盤面2a,3aに簡単に確実にセンタリングすることができ、金型交換の作業負荷を軽減することができ、金型Mの重量を軽減することができ、つまり金型Mのコストを削減することができる。
各金型位置決め装置7,8において、ベース部材10及び型受け部材15を夫々盤面2a,3aに沿って前後方向に延びる細長い角形バー部材で形成し、2つのネジ軸・ナット機構20をベース部材10及び型受け部材15に前後方向に間隔を空けて配設したので、型受け部材15を確実に昇降させて上下方向に位置調節することができ、型受け部材15に金型Mの金型基板M1b,M2bを安定した状態で載置し、型受け部材15に作用する金型Mの荷重を2つのネジ軸・ナット機構20を介してベース部材10に確実に支持することができる。昇降駆動機構30は、2つのネジ軸・ナット機構20に共通の1つの電動モータ31を有し、2つのネジ軸・ナット機構20を同期させて駆動するので、昇降駆動機構30のコスト増大を抑えて、型受け部材15を水平に維持して昇降させ容易に位置調節することができる。
ネジ軸・ナット機構20は、型受け部材15に上端部が固定されて型受け部材15から下方へ延びるネジ軸21と、このネジ軸21が螺合され且つベース部材10に回転自在に支持されたナット部材22とを有するので、型受け部材15に金型Mの金型基板M1b,M2bを載置するのに邪魔にならないようにネジ軸・ナット機構20を配設することができて、このネジ軸・ナット機構20による型受け部材15の昇降機能と金型荷重の支持機能とを確実に実現することができる。昇降駆動機構30は、電動モータ31の駆動力を2つのネジ軸・ナット機構20のナット部材22に伝達して、これら2つのナット部材22を同期して回転させるチェーン機構35を有するので、型受け部材15を水平に保持した状態で確実に昇降させることができる。
金型Mのサイズを入力する操作盤41と、型受け部材15の原点位置を検出する原点検出センサ42と、電動モータ31に付設されたエンコーダ43と、操作盤41で入力された金型Mの金型基板M1b,M2bのサイズに応じた上下方向位置に型受け部材15を調節するように、原点検出センサ42とエンコーダ43から受ける信号に基づいて電動モータ31を制御する制御装置40とを備えたので、型受け部材15の上下方向の位置調節の自動化を確実に実現し、その位置調節精度を高く維持できる。
型受け部材15は、金型Mの金型基板M1b,M2bを前後方向へ移動可能に支持する複数のローラ部材16を有するので、金型Mの金型基板M1b,M2bを型受け部材15に載置した後に、金型Mの左右方向の位置調節を容易に行うとこができる。搬送台車により射出成形機1の側方に搬送されてきた金型Mを搬送台車から型受け部材15に移載する場合にも好適なものになる。
ネジ軸・ナット機構20のネジ軸21のネジ部21cを断面台形状の台形ネジに形成したので、ネジ軸21のネジ部21cの強度を高めて、型受け部材15に作用する金型Mの荷重に耐えて破損しにくいネジ軸・ナット機構20を構成することができる。
図18〜図21に示すように、実施例2の1対の金型位置決め装置7A,8Aは、実施例1の射出成形機1の固定盤2と可動盤3の盤面2a,3aよりも大きなサイズの盤面2Aa,3Aaが形成された固定盤2Aと可動盤3Aを有する射出成形機1Aに適用されている。つまり、この射出成形機1Aは、実施例1の射出成形機1よりも大型の金型Mをセット可能なものである。尚、実施例1の金型位置決め装置7,8と基本的に同じものについては同一符号を付して適宜説明を省略する。
1対の金型位置決め装置7A,8Aは、固定盤2Aと可動盤3Aの盤面2Aa,3Aaのサイズに合わせて、実施例1の金型位置決め装置7,8を前後方向に大型化したものであり、夫々、ベース部材10A、型受け部材15A、3つのネジ軸・ナット機構20,20A,20A、昇降駆動機構30A、制御装置(図示略)を備えている。
3つのネジ軸・ナット機構20,20A,20Aは、ベース部材10A及び型受け部材15Aに前後方向に間隔を空けて等間隔おきに配設されている。ネジ軸・ナット機構20Aは、実施例1のネジ軸・ナット機構20のスプロケット36の代わりに2段スプロケット36Aを設けたものである。
昇降駆動機構30Aは、3つのネジ軸・ナット機構20,20A,20Aを同期させて駆動し、そのために、3つのネジ軸・ナット機構20,20A,20Aに共通の1つの電動モータ31と、この電動モータ31の駆動力を3つのネジ軸・ナット機構20,20A,20Aのナット部材22に伝達して、これら3つのナット部材22を同期して回転させるチェーン機構35Aとを有する。
2つのネジ軸・ナット機構20A,20Aの間の近傍に電動モータ31を含むモータユニット32が配置され、そのモータユニット32は、ベース部材10Aの下端部に固定された取付プレート33Aに載置固定され、その出力軸34にスプロケット37が取付けられている。
チェーン機構35Aは、ネジ軸・ナット機構20に取付けられたスプロケット36、2つのネジ軸・ナット機構20A,20Aに取付けられた2段スプロケット36A,36A、モータユニット32の出力軸34に取付けられたスプロケット37、スプロケット37と端部の2段スプロケット36Aの上段部とに掛装された無端状チェーン38A1、端部の2段スプロケット36Aの下段部と中央の2段スプロケット36Aの下段部とに掛装された無端状チェーン38A2、中央の2段スプロケット36Aの上段部と端部のスプロケット36に掛装された無端状チェーン38A3とで構成されている。
図22、図23に示すように、実施例3の1対の金型位置決め装置7B,8Bは、実施例1の射出成形機1の固定盤2と可動盤3に固定された磁性体製の1対の取付プレート70,71を備えた射出成形機1Bに適用されている。1対の取付プレート70,71には、金型M(固定金型M1と可動金型M2)が固定される相対向する1対の鉛直な盤面70a,71aが形成されている。
図23に示すように、可動盤3に固定された取付プレート71に、複数のネオジウム磁石を有するマグネットユニット72が盤面71aに臨むように組込まれ、この複数のマグネットユニット72により発生させた磁力で可動金型M2(金型基板M2b)が取付プレート71に吸着される。図示省略するが、固定盤2に固定された取付プレート70に、複数のマグネットユニットが盤面70aに臨むように組込まれ、この複数のマグネットユニットにより発生させた磁力で固定金型M1(金型基板M1b)が取付プレート70に吸着される。この磁力を用いた金型固定技術については、例えば、本願出願人が出願した特開2008−200927号公報に記載のものと同様であるので、詳細な説明を省略する。
図22、図23に示すように、1対の金型位置決め装置7B,8Bは、実施例1の金型位置決め装置7,8と基本的に同じ構成である。金型位置決め装置7Bは固定盤2に固定された取付プレート70に装着され、その金型位置決め装置7Bにおいて、ベース部材10が、取付プレート70の盤面70aの下端近傍部に対応する位置に配置され、盤面70aから可動盤3の方へ突出した状態で盤面70aに固定され、型受け部材15は盤面70aに沿って昇降される。金型位置決め装置8Bは可動盤3に固定された取付プレート71に装着され、その金型位置決め装置8Bにおいて、ベース部材10が、取付プレート71の盤面71aの下端近傍部に対応する位置に配置され、盤面71aから固定盤2の方へ突出した状態で盤面71aに固定され、型受け部材15は盤面71aに沿って昇降される。
この射出成形機1Bのエジェクタ装置9Bは、実施例1のエジェクタロッド51を変更し、更に、取付プレート71に複数のロッド挿通孔50に夫々連通するように形成された複数のプレート側ロッド挿通孔75を有するものである。この複数のプレート側ロッド挿通孔75に干渉しないように、複数のマグネットユニット2が例えば図23に示す配置で設けられている。エジェクタロッド51Bは、実施例1と同様の複数のベースロッド55と、実施例1の着脱ロッド56よりも長さが長い複数の着脱ロッド56Bとを有する。
この射出成形機1Bによれば、金型Mを固定するのにメカ式のクランプ装置を必要とせず、金型Mを取付プレート70,71の盤面70a,71aに磁力により簡単に確実に固定することができるため、金型Mの交換作業を一層容易に行うことができる。
ここで、金型Mを取付プレート70,71の盤面70a,71aに磁力により固定した後、金型基板M1b,M2bと取付プレート70,71の盤面70a,71aとの間に隙間が生じると、磁力が大幅に低下し、金型Mが脱落する虞がある。しかし、1対の金型位置決め装置7B,8Bは、金型Mを交換の際の位置決め機能だけでなく、その後、前記隙間を生じさせないように金型Mを支持するサポート機能を持たせることができる。
図24に示すように、実施例4は、前記型受け部材15(15A)を変更したものであり、その他は基本的に実施例1と同様である。この型受け部材15Cは、前記型受け部材15の複数のローラ部材16を省略し、金型を前後方向に位置決め可能に金型Mの金型基板M1b,M2bに形成された位置決め凹部80が係合する位置決め凸部81を有する。
つまり、金型Mをクレーンにより吊り下げて、金型Mの金型基板M1b,M2bを型受け部材15Cに下降させて載置する際に、金型Mの前後方向の位置調節を簡単に行うとこができる。位置決め凹部80及び位置決め凸部81は台形状に形成され、金型Mがセンタリング位置よりも多少前後方向にずれている場合でも、位置決め凹部80と位置決め凸部81の両テーパ部の接触により、金型Mをセンタリング位置に案内しつつ下降させ金型Mの金型基板M1b,M2bを型受け部材15Cに載置させることができる。尚、位置決め凹部80と位置決め凸部81については、その他半円状など種々の形状としてもよい。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、実施例1〜4で開示した事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。例えば、ベース部材をプラテン又は取付プレートの盤面に直接固定せずに、プラテンや取付プレートの下端部分等に固定された何らかのフレームに固定して、ベース部材を盤面の下端近傍部に対応する位置に配置してもよい。例えば、ネジ軸・ナット機構を手動により駆動してもよい。この場合、チェーン機構により複数のネジ軸・ナット機構を同期して回転させてもよい。例えば、同期駆動機構として、チェーン機構の代わりにベルト機構やギヤ機構を採用してもよい。上下方向位置検出手段として、電動モータに付設されたエンコーダの代わりに、電動モータで回転される部材の回転角度を検出する他のエンコーダを採用してもよいし、或いは、型受け部材の上下方向位置を直接検出可能なセンサ類を採用してもよい。また、射出成形機ではなくダイカストマシンに本発明を適用してもよい。
M 金型
M1b,M2b 金型基板
1,1A 射出成形機
2,2A 固定盤
3,3A 可動盤
2a,3a,2Aa,3Aa 盤面
7,8,7A,8A,7B,8B 金型位置決め装置
10,10A ベース部材
15,15A,15C 型受け部材
16 ローラ部材
20,20A ネジ軸・ナット機構
21 ネジ軸
21c ネジ部
22 ナット部材
30,30A 昇降駆動機構
31 電動モータ
35,35A チェーン機構
40 制御装置
41 操作盤
42 原点検出センサ
43 エンコーダ
70,71 取付プレート
70a,71a 盤面
80 位置決め凹部
81 位置決め凸部

Claims (8)

  1. 成形機の1対のプラテン又はその1対のプラテンに固定された1対の取付プレートに形成された鉛直の盤面に金型を固定するために位置決めする成形機の金型位置決め装置において、
    前記盤面の下端近傍部に対応する位置に配置されたベース部材と、
    前記ベース部材よりも上方に配置されて金型の一端部の金型基板を載置可能な型受け部材と、
    前記型受け部材をベース部材に上下方向に位置調節可能に支持して型受け部材に作用する金型の荷重を支持可能なネジ軸を含むネジ軸・ナット機構と、
    記ネジ軸・ナット機構を電動モータにより駆動して型受け部材の上下方向位置を調節する昇降駆動機構と
    前記金型の一端部の金型基板のサイズを入力する入力手段と、
    前記型受け部材に金型の荷重を作用させない状態で、前記入力手段により入力された前記金型基板のサイズに応じた上下方向位置に前記型受け部材を位置調節するように前記昇降駆動機構の電動モータを制御する制御装置と
    を備えたことを特徴とする成形機の金型位置決め装置。
  2. 前記ベース部材及び型受け部材が夫々前記盤面に沿って水平方向に延びる細長い角形バー部材で形成され、
    複数の前記ネジ軸・ナット機構がベース部材及び型受け部材に前記水平方向に間隔を空けて配設され、
    前記昇降駆動機構は、前記複数のネジ軸・ナット機構に共通の1つの電動モータを有し、複数のネジ軸・ナット機構を同期させて駆動することを特徴とする請求項1に記載の成形機の金型位置決め装置。
  3. 前記ネジ軸・ナット機構は、型受け部材に上端部が固定されて型受け部材から下方へ延びるネジ軸と、このネジ軸が螺合され且つベース部材に回転自在に支持されたナット部材とを有し、
    前記昇降駆動機構は、電動モータの駆動力を複数のネジ軸・ナット機構のナット部材に伝達して、これら複数のナット部材を同期して回転させる同期駆動機構を有することを特徴とする請求項2に記載の成形機の金型位置決め装置。
  4. 前記型受け部材の原点位置を検出する原点検出センサと、型受け部材の上下方向位置を検出する為の上下方向位置検出手段とを備え、
    前記制御装置は、前記原点検出センサと上下方向位置検出手段から受ける信号に基づいて電動モータを制御することを特徴とする請求項に記載の成形機の金型位置決め装置。
  5. 前記型受け部材は、金型の金型基板を前記水平方向へ移動可能に支持する複数のローラ部材を有することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成形機の金型位置決め装置。
  6. 前記型受け部材は、金型を前記水平方向に位置決め可能に金型の金型基板に形成された位置決め凹部が係合する位置決め凸部を有することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成形機の金型位置決め装置。
  7. 前記ネジ軸のネジ部が断面台形状の台形ネジに形成されたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成形機の金型位置決め装置。
  8. 請求項1〜の何れか1項に記載の成形機の金型位置決め装置と、成形機のプラテン又はそのプラテンに固定された取付プレートに取付けられた金型から成形品をエジェクトするエジェクタ装置とを備え、
    前記エジェクタ装置は、
    前記プラテン又はプラテンと取付プレートに貫通状に形成された複数のロッド挿通孔と、
    前記複数のロッド挿通孔の全部又は一部に摺動自在に挿通される複数のエジェクタロッドと、
    前記プラテンの背面側に配設されたエジェクタプレートと、
    前記プラテンに対してエジェクタプレートをプラテンに接近・離隔する方向へ駆動するエジェクタ駆動手段と、
    前記エジェクタプレートに各エジェクタロッドの一部を取外し可能に固定する為の磁力を発生させるマグネット式ロッド固定手段と、
    を備えたことを特徴とする成形機。
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