JP5611698B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ラミネートタイプの飲料缶、食缶等の胴及び蓋の内外面のフィルム用接着剤ないしはフィルム用塗料に使用される樹脂組成物に関する。
従来、ラミネートタイプの飲料缶、食缶用には、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を使用したフィルム用接着剤が多く使用されているが、ビスフェノールAはエストロゲン作用や胎児、乳幼児の脳に影響を与える可能性があるとの報告がなされている。また、硫化水素等、硫黄を含んだガスが発生する内容物に対し、従来公知の金属包装物は内容物の風味保持性や金属容器自体の耐食性が不十分であるなどの課題を有している。
上述したビスフェノールA型エポキシ樹脂を使用した樹脂組成物は、優れた加工性、耐レトルト性及び耐食性等を有している為に広く利用されている。ビスフェノールAを原料として使用しない樹脂組成のフィルム用接着剤が市場から要望されているが、缶用途として満足する性能が得られないのが実情である。また、これらの樹脂組成物を使用した接着剤を使用した金属容器においても、特定の内容物(硫黄を含んだガスが発生する内容物)に対し内容物の風味保持性、耐食性が不十分である為に市場からはこれらの性能をレベルアップした接着剤の開発が望まれている。更に、現行のフィルムを金属に貼り合わせるラミネート缶は、フィルムラミネート後、200℃で数秒〜数分の後加熱処理が入る為、このプロセスで接着剤被膜の硬化が進み耐レトルト性等の必要性能が得られる。しかし、この後加熱処理をすることによりエネルギーコストが上昇することや、二酸化炭素の排出量が増加する等の問題がある。
プラスチックフィルムを金属素材に接着する熱硬化型接着剤としては、ポリエステル/アミノ系接着剤(例えば、特許文献1、2、3参照)、ポリエステル/ブロックイソシアネート系接着剤(例えば、特許文献2、3、4、5、6、9参照)、エポキシ/ブロックイソシアネート系接着剤(例えば、特許文献7、8参照)、エポキシ/フェノール系接着剤(例えば特許文献9、10参照)、エポキシ/酸系接着剤(例えば特許文献11、12参照)が報告されている。
特開2005−162960号公報 特開2000−319363号公報 特開2000−328033号公報 特開平11−199851号公報 特開2004−107409号公報 特開2001−123142号公報 特開2001−107015号公報 特開平9−279117号公報 特開2002−206079号公報 特許第4006609号公報 特許第3407751号公報 特許第3521929号公報
本発明の課題は、特にラミネートタイプの飲料缶、食缶等の胴及び蓋の内外面のフィルム用接着剤又はフィルム用塗料に使用され、特に硬化性が優れ、極めて少ない熱エネルギーで被膜を硬化させ、優れた密着性、加工性、耐レトルト性、耐食性を有し、且つ、ビスフェノールAを原料として含有せず、特定の内容物(硫黄系のガスを発生する内容物)に対し優れた風味保持性、耐食性を有する樹脂組成物を提供することにある。
本発明者等は、ポリエステル樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、酸化亜鉛(C)及びビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)を含有し、優れた密着性、加工性、耐レトルト性、耐食性を有し、且つ、ビスフェノールAを含有しない、食缶、飲料缶用のフィルム用接着剤又はフィルム用塗料に用いられる樹脂組成物を見いだし、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、数平均分子量が3,000〜100,000のポリエステル樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、酸化亜鉛(C)及びビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)を含有する樹脂組成物であって、
前記ポリエステル樹脂(A)が、ガラス転移温度が0〜35℃未満のポリエステル樹脂(A−1)、35〜65℃未満のポリエステル樹脂(A−2)及び65℃〜100℃未満のポリエステル樹脂(A−3)を、ポリエステル樹脂(A−1)/ポリエステル樹脂(A−2)/ポリエステル樹脂(A−3)の比率として30〜70/10〜35/10〜35(質量比)の範囲で
含有することを特徴とする樹脂組成物を提供することにある。
本発明の樹脂組成物は、飲料缶・食品缶等のフィルム用接着剤ないしフィルム用塗料として用いられ、ビスフェノールAを含有せず、極めて少ない熱エネルギーで被膜の硬化反応が進み、密着性、加工性、耐レトルト性、耐食性、及び風味保持性に優れた被膜を形成することが出来る。
本発明の樹脂組成物は、ポリエステル樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、酸化亜鉛(C)及びビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)を含有することを特徴とする樹脂組成物に関する。以下、本発明の樹脂組成物について更に詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物に使用するポリエステル樹脂(A)は、数平均分子量が3,000〜100,000であることが好ましく、より好ましくは5,000〜30,000、更に好ましくは10,000〜25,000の範囲内である。尚、数平均分子量は、GPCのポリスチレン換算による数平均分子量である。ポリエステル樹脂(A)のガラス転移温度は、0〜100℃の範囲内であることが好ましいが、1種のポリエステル樹脂では、数多い要求性能を満たすことが困難な場合がある。単独で使用した場合、例えば、ポリエステル樹脂(A)のガラス転移温度が0℃〜35℃未満である場合、塗膜に柔軟性を付与し加工性が優れるが、接着剤を塗工後フィルムが巻かれた状態においてフィルムがブロッキングしてしまう。ガラス転移温度が35℃〜65℃未満であれば、フィルムがブロッキングせず、フィルムの美観が損なわれることなく作業性が向上する。ガラス転移温度が65℃〜100℃未満であると、ブロッキング性が優れるものの、被膜が硬くなる為にやや加工性が劣るようになる。従って、ポリエステル樹脂(A)はガラス転移温度が異なる複数の樹脂を併用し、各々のポリエステル樹脂の良い性能を引き出すことで、バランスのとれた、より優れた樹脂組成物を得ることができる。即ち、ガラス転移温度が0〜35℃未満のポリエステル樹脂(A−1)/35〜65℃未満のポリエステル樹脂(A−2)/65℃〜100℃未満のポリエステル樹脂(A−3)=30〜80/10〜35/10〜35の比率の範囲であると、加工性とブロッキング性のバランスが著しく向上する。
ポリエステル樹脂(A)が、ジフェノール酸をモノマーとして必須の成分とした場合、フェノール樹脂との反応性が高まり硬化速度が上がり、結果として耐レトルト白化性が向上する。また、ジフェノール酸を必須のモノマーとした、ガラス転移温度が0〜35℃未満のポリエステル(A−1)を高い比率で使用しても、硬化性が向上するために、ガラス転移温度が低くとも塗工フィルムのブロッキング性が優れる特徴を有している。
ポリエステル樹脂(A)は、多塩基酸成分と多価アルコール成分とをエステル化反応させたものであればよい。
多塩基酸成分としては、例えば、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、フマル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー酸、などの1種以上の二塩基酸及び、これらの酸の低級アルキルエステル化物が主として用いられ、必要に応じて、安息香酸、クロトン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸、無水トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸などが併用される。
多価アルコール成分としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールなどのニ価アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じてグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコールを併用することができる。これらの多価アルコールは単独で、又は2種以上を混合して使用することが出来る。
本発明の樹脂組成物に用いるポリエステル樹脂(A)の市販品としては、例えば、東洋紡績(株)社製のバイロン300、同500、同560、同600、同630、同650、同670、バイロンGK130、同140、同150、同190、同330、同590、同680、同780、同810、同890、同200、同226、同240、同245、同270、同280、同290、同296、同660、同885、バイロンGK250、同360、同640、同880、ユニチカ(株)社製エリーテルUE−3220、同3500、同3210、同3215、同3216、同3620、同3240、同3250、同3300、同UE−3200、同9200、同3201、同3203、同3350、同3370、同3380、同3600、同3980、同3660、同3690、同9600、同9800、東亞合成(株)社製アロンメルトPES−310、同318、同334、同316、同360などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物に用いるフェノール樹脂(B)として特に代表的なもののみを例示するに止めれば、石炭酸、m−クレゾール、m−エチルフェノール、3,5−キシレノール、m−メトキシフェノールの如き3官能のフェノール化合物もしくはp−クレゾール、o−クレゾール、p−tert−ブチルフェノール、p−エチルフェノール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、m−メトキシフェノールの如き、各種の2官能性のフェノールと、ホルムアルデヒドとをアルカリ触媒の存在下で合成したものである。これらのフェノール化合物は1種で又は2種以上を混合して使用することができる。又、フェノール樹脂に含有されるメチロール基の一部ないしは全部を、炭素数が1〜12なるアルコール類によってエーテル化した形のものを使用することもできる。
本発明の樹脂組成物に使用する酸化亜鉛(C)は、硫黄系化合物を有する内容物に対する耐食性や内容物(風味)保持性を向上させる機能を有する。硫黄系化合物を有する内容物とは、例えばワインの酸化防止を目的として添加される亜硫酸系化合物や、蟹、サケ、コーン及びアスパラなどが挙げられる。これらの内容物からは硫黄系のガスが発生し、これが内容物の風味を悪化させたり、金属に対して高腐食性物質であるために容器が腐食するなどの悪影響を及ぼす。酸化亜鉛(C)は、硫黄系ガスのキャッチャー剤として機能しガスを塗膜に吸着させる。結果として酸化亜鉛(C)があると硫黄系化合物を有する特定の化合物に対して優れた耐食性と内容物保持性を発揮することが可能となる。
本発明の樹脂組成物に使用するビスフェノールAを有さないエポキシ樹脂(D)は、主に、塗膜の密着性を向上させるものであり、特にノボラック型エポキシ樹脂であることが好ましい。ノボラック型エポキシ樹脂の市販品としては、DIC(株)社製のエピクロンN−665、同670、同673、同680、同690、同695、同730、同740、同770、同865、同870、旭化成エポキシ(株)社製のECN−1273、同ECN−1299などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物に使用することの出来る金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)は、ポリエステル樹脂(A)、フェノール樹脂(B)及びビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)と反応を起こす。各々の樹脂の官能基と金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)の間で架橋反応が進行する。この架橋反応は、金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)がない場合と比較して、その被膜の硬化速度が著しく速い為に、結果として極めて少ない熱エネルギーで優れた密着性、加工性、耐レトルト性、耐食性を発現することが可能となる。例えば、既存のラミネート缶はフィルムをラミネートした後に180℃以上で、数秒〜数分間焼付けが施され、その後の後加熱を利用し接着被膜を硬化させ上述の性能を引き出すものであるが、本発明の樹脂組成物を使用した接着剤はラミネート時の一瞬の加熱のみで接着剤被膜が十分に硬化し、後加熱を施したものと同等以上の性能が得られる。従って、製造プロセスにおける後加熱工程が不要となり、製造効率が格段に向上するのに加え、二酸化炭素の排出低減も可能となり、実用上極めて有用な接着剤となりうる。更に、被膜中に金属が組み込まれることで、被膜の強度が向上し結果として耐衝撃性や耐食性が飛躍的に向上する機能を付与するものである。
金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)としては、例えばアルミニウム、チタン、スズ、ジルコニウムなどのアルコキシド金属化合物、アセト酢酸が金属に配位した金属キレート化合物などが挙げられる。
また、本発明の樹脂組成物において、特に金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)の金属が、特にチタンであるチタンアルコキシド系化合物及び又はチタンキレート系化合物(E−1)を用いた場合、フェノール樹脂(B)との相互作用により、被膜が黄色に着色する。
飲料缶、食缶の缶胴や蓋では、意匠性の観点からゴールド色のものが好まれる。ゴールド色を有したラミネート缶の一般的な製造例としては、黄色の着色フィルムを金属に直接または接着剤を使って貼り合わせるものが挙げられる。この場合、黄色に着色されたフィルムが、一般的に使用される無色のフィルムと比較してかなり高価である為に、結果として缶価格のコストアップに直結する。
本発明の樹脂組成物のうち、チタンアルコキシド系化合物及び又はチタンキレート系化合物(E−1)を用いた接着剤を使用した場合、接着剤層が発色する為に、安価な無色のフィルムを使用しても、高価な着色フィルムを使用した場合と同様の意匠性を飲料缶、食缶に付与することが可能となる。結果として、缶価格のコストダウンが可能となり、実用上極めて有用である。
全樹脂固形分中の比率で、ポリエステル樹脂(A)が50〜80質量%、フェノール樹脂(B)が10〜50質量%、ビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)が、0.5〜20質量%金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)が0.01〜10質量%であることが好ましい。ポリエステル樹脂(A)の比率は好ましくは55〜75質量%の範囲内である。ポリエステル樹脂Aの比率が50質量%より低いと加工性が悪化し、75質量%を超えると硬化性が不足し耐レトルト性が低下する。フェノール樹脂(B)の比率は好ましくは20〜40質量%あり、10質量%より低いと硬化性が不足し耐レトルト性が劣り、50質量%を超えると加工性が悪化する。ビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)の比率は好ましくは2〜7質量%であり、0.5質量%よりも低いと密着性が下がり、結果として耐食性などが劣るようになり、20質量%を超えると耐レトルト白化性が劣るようになる。金属アルコキシド系化合物及び又は金属系キレート化合物(E)の比率は、好ましくは0.1〜7質量%である。0.01質量%よりも低いと期待した速硬化性等の効果が得られず、また10質量%を超えると被膜が硬くなり加工性が劣るようになるのに加え、配合時にゲル化を引き起こす。
全固形分中で酸化亜鉛(C)の含有比率は、0.1〜70質量%含有することが好ましく、更に好ましくは1〜50質量%、より好ましくは5〜30質量%であることが好ましい。
本発明の樹脂組成物には更に硬化触媒(F)を含有することができる。硬化触媒(F)としては、特に代表的なものを例示するに留めれば、リン酸等の無機酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸等の有機酸及びこれらをアミン等でブロックしたものを使用することができる。硬化触媒(F)の配合比は全樹脂固形分中に0.01〜5%含有することが好ましい。
本発明の樹脂組成物に使用することの出来る有機顔料及び又は無機顔料(G)としては、例えば、クロム酸塩(黄鉛、クロムバーミリオン)フエロシアン化物(紺青)、硫化物(カドミウムエロー、カドミウムレッド)、酸化物(酸化チタン、ベンガラ、鉄黒)硫酸塩(硫酸バリウム、硫酸鉛)、珪酸塩(群青、珪酸カルシウム)、炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム)燐酸塩(コバルトバイオレット)金属粉末(アルミニウム粉末、ブロンズ)炭素(カーボンブラック)の如き無機顔料、アゾ系(ベンジジンイエロー、ハンザエロー、バルカンオレンジ、パーマネントレッドF5R、カーミン6B、レーキレッドC、クロモフタールレッド、クロモフタールエロー)、フタロシアニリン系(フタロシアニンブルー、フタロシアニリングリーン)、建染染料系(インダスレンブルー、チオインジゴボルドー)染付レーキ系(エオシンレーキ、キノリンエロー、ローダミンレーキ、メチルバイオレットレーキ)、キナクドリン系(シンカシアレッド、シンカシアバイオレット)ジオキジシン系(PVファストバイオレットBL)等如き有機顔料を挙げることができ、これらを単独あるいは混合して用いてよい。これらの顔料は、塗膜を着色し意匠性を付与することを可能とし、求められるデザインに対し、任意の有機顔料、無機顔料を添加することができる。
かかる有機顔料及び又は無機顔料(G)の配合比率は、全固形分中で、0.1から70質量部を含有することが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、特にPETフィルム等、ラミネート缶用接着剤に好ましく使用できる。更にアルミニウム、錫メッキ鋼板、あるいは、前処理した金属、更には、スチールの如き、各種の金属素材への被覆用、木材やフィルムの如き、他の素材や加工品への被覆剤として用いてもよい。以下、特にラミネート缶用接着剤としての使用について述べる。
本発明の樹脂組成物を使用したフィルム用接着剤に使用し得る溶剤としては、特に制限はないが、たとえばトルエン、キシレン、ソルベッソ#100、ソルベッソ#150等の芳香族炭化水素系、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、ギ酸エチル、プロピオン酸ブチル等のエステル系の各種有機溶剤が挙げられる。また水混和性有機溶剤としてメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール系、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系、エチレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、エチレングリコール(モノ,ジ)エチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、モノブチルエーテル、ジエチレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、ジエチレングリコール(モノ,ジ)エチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、プロピレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコール(モノ,ジ)メチルエーテル等のグリコールエーテル系の各種有機溶剤が挙げられる。
本発明の樹脂組成物を使用したフィルム用接着剤には、従来公知の滑剤、消泡剤、レベリング剤、顔料、シリカ等のアンチブロッキング剤等を添加することが可能である。また、硬化補助剤として、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、イソシアネート樹脂等の他の硬化剤を併用しても良く、これらはフィルムの乾燥条件、ラミネート条件により適切なものを併用することが可能である。
本発明の樹脂組成物を使用したフィルム用接着剤は、エアースプレー、エアレススプレーまたは静電スプレーの如き、各種のスプレー塗装、浸漬塗装、ロールコーター塗装、グラビアコーターならびに電着塗装等公知の手段により、鋼板、缶用アルミニウム板等の金属基材やPETフィルム等に接着剤として塗工することが出来る。
本発明の樹脂組成物を使用したフィルム用接着剤の乾燥塗布量は0.1〜20μmの範囲内が好ましい。0.1〜20μmの範囲内であれば、連続均一塗布性に優れ、意匠性の問題もなく、耐レトルト性、接着性が保持でき、フィルム巻き取り時のブロッキング性も解消される。0.1μm未満になった場合は連続均一塗布性に難点が生じ易く、物性と意匠性の発現がやや困難である。また、加圧熱水処理における水蒸気のバリヤー性がやや劣り、接着剤/プラスチィックフィルム界面に水分が滞留し易く、レトルト白化を引き起こす可能性がある。一方、20μmを超えると、塗布後における溶剤離脱性が低下し、作業性が著しく低下する上に残留溶剤の問題が生じ易くなることによりフィルム巻き取り時のブロッキング性が著しく低下する場合がある。
プラスチックフィルムとしては特に限定するものでは無いが、ペットフィルム、ポリエチレン系フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニル系フィルム並びにアクリルフィルムに対して用いることができる。また、ラミネートする鋼板としては、シート状又はコイル状の鋼板、鋼箔、鉄箔、該鋼板に表面処理を施したものが挙げられる。鋼板以外にもアルミ板を用いることもできる。特に、上層がクロム水和酸化物、下層が金属クロムの二層構造をもつ電解クロム酸処理鋼板、極薄スズめっき、ニッケルめっき鋼板、亜鉛めっき鋼板、クロム水和酸化物被覆鋼板或いはリン酸塩処理クロム酸塩処理した鋼板等が挙げられる。
プラスチックフィルムラミネート鋼板用接着剤組成物を塗布したフィルムを鋼板にラミネートする方法の一例をあげる。プラスチックフィルムに接着剤を均一にドライ膜厚2μm程度になるように塗布し、溶剤を蒸発させる。使用するプラスチックフィルムは予め印刷処理を施したものを使用しても良い。プラスチックフィルムと鋼板を、接着剤を介して板温又は加熱ロールを180〜250℃の任意の温度になるように設定し熱圧着する。本発明の樹脂組成物を使用した接着剤は、ラミネート時の熱のみにより、瞬時に熱硬化が起こり、密着力等を発現する。このようにして得られたプラスチックフィルムラミネート鋼板は、意匠性、耐食性、加工密着性及び耐レトルト性に優れ、多種な用途に使用できる。
以下、本発明を実施例にて具体的に説明する。例中「部」及び「%」は、「質量部」、「質量%」を各々表わす。
実施合成例1(ジフェノール酸を必須の成分としたポリエステル樹脂(A−1−1)の合成)
酸成分として、テレフタル酸50質量部、イソフタル酸112質量部、ジフェノール酸、4.9質量部、多価アルコール成分として2−エチル−2−ブチル−1,3−ブタンジオール50質量部、1,4−ブタンジオール99質量部、1,4−シクロヘキサンジメタノール48質量部、チタンテトラブトキシド0.07質量部を2Lフラスコに仕込み、4時間かけて220℃まで徐々に昇温し、水を留出させエステル化を行った。所定量の水を留出させた後、30分かけて10mmHgまで減圧重合行うとともに温度を250℃まで昇温し、更にこのまま1mmHg以下で50分間後期重合を行った。ついで減圧重合を止めて、窒素気流下で220℃まで冷却し、無水トリメリット酸1.9質量部を添加し、220℃で30分攪拌しカルボキシ基変性(後付加)を行った後、樹脂を取り出し数平均分子量22,000、酸価5(mgKOH/g)、ガラス転移温度30℃のポリエステル樹脂(A−1−1)を得た。この後、60℃以下まで冷却し、メチルエチルケトン/トルエン=50/50の混合溶液で希釈し、不揮発分40%のポリエステル樹脂(A−1−1)溶液を得た。
表1、2に示した割合(表中の数字は固形分質量比率を示す)で下記の原料を配合、攪拌し、実施例1−8、比較例1−5のフィルム用接着剤を作製した。
(1)ポリエステル樹脂(A−1−1)
数平均分子量22,000、酸価5(mgKOH/g)、ガラス転移温度30℃、40%溶液(メチルエチルケトン/トルエン=50/50の混合溶液で溶解)
(2)ポリエステル樹脂(A−1−2)=バイロンGK−140、東洋紡績(株)製
数平均分子量13,000、酸価<2(mgKOH/g)、ガラス転移温度20℃、40%溶液(メチルエチルケトン/トルエン=50/50の混合溶液で溶解)
(3)ポリエステル樹脂(A−2−1)=バイロンGK−250、東洋紡績(株)製
数平均分子量10,000、酸価<2(mgKOH/g)、ガラス転移温度60℃、40%溶液(メチルエチルケトン/トルエン=50/50の混合溶液で溶解)
(4)ポリエステル樹脂(A−3−1)=バイロンGK−640、東洋紡績(株)製
数平均分子量18,000、酸価<4(mgKOH/g)、ガラス転移温度79℃、40%溶液(メチルエチルケトン/トルエン=50/50の混合溶液で溶解)
(5)フェノール樹脂(B−1)=TD2495、DIC(株)製
パラクレゾール型フェノール樹脂、50%ノルマルブタノール溶液
(6)酸化亜鉛(C−1)=MZ−300、テイカ(株)製
平均1次粒径35nm、100%固形品
(7)エポキシ樹脂(D−1)=エピクロンN−660、DIC(株)製
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、50%メチルエチルケトン溶液
(8)金属キレート化合物(E−1−1)=TC−200、マツモトファインケミカル(株)製チタンオクチレングリコールキレート
(9)金属アルコキシド化合物(E−2−1)=ZA−65、マツモトファインケミカル(株)製ジルコニウムブトキシド
(10)金属キレート化合物(E−2−2)=ZC−150、マツモトファインケミカル(株)製ジルコニウムアセチルアセトンキレート
(11)硬化触媒(F)NACURE5925楠本化成(株)製
ドデシルベンゼンスルホン酸(触媒)、25%溶液
〔試験パネルの作製〕
(1)実施例1〜8、比較例1〜5のフィルム用接着剤を厚さ12μmのPETフィルムに乾燥膜厚2μmになるようにバーコーターにて塗布し、115℃8秒間乾燥処理した。
(2)このフィルムを金属板(ティンフリースチール)に225℃−3.6m/minでラミネートし、テストピースを得た。次いで以下に示す評価試験方法に従って測定した。
〔評価試験方法〕
1.ラミネート外観
気泡の発生、フィルムの皺など、ラミネート鋼板の外観を目視により4段階で評価した。
非常に良好(◎)、良好(○)、僅かに不良(△)、不良(×)
2.発色度
日本電色社製スペクトロホトメーターSE2000にて測定したb値を用いた。JIS Z8722
3.密着性:クロスカットセロハン粘着テープ剥離試験
ラミネート鋼板のフィルム上にクロスカットを入れ、125℃30分の高温熱水処理後にセロハン粘着テープにて強制剥離したときに剥離した面積を%で表示した。JIS G3312
4.加工性:キャップ密着性試験
直径φ26mm、高さ17mmのキャップに成形し、125℃30分の高温熱水処理後にキャップ側面をセロハン粘着テープにて強制剥離したときのフィルムの密着性を上記と同じ4段階で評価した。
5.レトルト性
125℃,30分の高温熱水処理後のラミネート鋼板の接着剤層の白化状態を目視で観察し上記と同じ4段階で評価した。
6.ブロッキング性
8cm×8cmにカットしたサンプルフィルムの接着剤塗工面を張り合わせ、0.3MPaの圧力で40℃の雰囲気に72時間保持した後に、張り合わせたフィルム同士を剥離速度1000mm/minで180°の角度でピールした際の剥離強度を測定した。
ピール強度値:20g/cm未満(◎)、20〜40g/cm(○)、41〜60g/cm(△)、61g/cm以上(×)。
7.耐食性
試験サンプルに塩化ナトリウム3%、クエン酸3%水溶液で120℃、90分のレトルト処理を施しサンプルの状態を目視判定
○:剥離なし。
△:剥離が少しある。
×:剥離が多くある。
8.内容物保持性
試験サンプルに0.05%硫化ナトリウム水溶液で120℃、90分のレトルト処理を施し、試験サンプルに吸着した硫黄(S)の有無を蛍光X線で確認する
○:硫黄(S)の吸着がある。
×:硫黄(S)の吸着がない。
評価結果を表1、2に示す。表中の数字は固形分重量比率を示す。
Figure 0005611698
Figure 0005611698



















本発明の樹脂組成物は、エストロゲン作用等の点で人体に悪影響を及ぼす可能性のあるビスフェノールAを含有せず、特に硬化性が優れ、極めて少ない熱エネルギーで被膜を硬化させ、優れた密着性、加工性、耐レトルト性、耐食性を有し、且つ、特定の内容物(硫黄系のガスを発生する内容物)に対し優れた風味保持性、耐食性を有する樹脂組成物をとして広く活用できる。

Claims (7)

  1. 数平均分子量が3,000〜100,000のポリエステル樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、酸化亜鉛(C)及びビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)を含有する樹脂組成物であって、
    前記ポリエステル樹脂(A)が、ガラス転移温度が0〜35℃未満のポリエステル樹脂(A−1)、35〜65℃未満のポリエステル樹脂(A−2)及び65℃〜100℃未満のポリエステル樹脂(A−3)を、ポリエステル樹脂(A−1)/ポリエステル樹脂(A−2)/ポリエステル樹脂(A−3)の比率として30〜70/10〜35/10〜35(質量比)の範囲であり、
    全樹脂固形分中の比率が、ポリエステル樹脂(A)が50〜80質量%、フェノール樹脂(B)が10〜50質量%、ビスフェノールAを含まないエポキシ樹脂(D)が0.5〜20質量%であり、全固形分中に酸化亜鉛(C)を0.1〜70質量%含有することを特徴とする樹脂組成物。
  2. ポリエステル樹脂(A)が、ジフェノール酸を必須の成分とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)を含有する請求項1または2記載の樹脂組成物。
  4. 金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)が、チタンアルコキシド系化合物及び又はチタンキレート化合物(E−1)である請求項3記載の樹脂組成物。
  5. 金属アルコキシド系化合物及び又は金属キレート系化合物(E)が0.01〜10質量%である請求項3又は4記載の樹脂組成物。
  6. 硬化触媒(F)を含有する請求項1〜の何れか1つに記載の樹脂組成物。
  7. 有機顔料及び又は無機顔料(G)を含有する請求項1〜の何れか1つに記載の樹脂組成物。
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