JP5607550B2 - 非オピオイド鎮痛剤及びオピオイド鎮痛剤の組合せを含む胃保持性持続放出剤形 - Google Patents

非オピオイド鎮痛剤及びオピオイド鎮痛剤の組合せを含む胃保持性持続放出剤形 Download PDF

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Description

本出願は、参照により本明細書中に援用される、2008年3月11日出願の米国仮出願No.61/035,696号の利益を主張する。
現存する又は予期される疼痛を軽減し又は治療するための組成物及び方法を開示する。ある種の態様では、胃保持性(「GR」)剤形は、オピオイド鎮痛剤と併用したアセトアミノフェン(APAP)を含み、疼痛を被っているか、疼痛であると診断されたか、又は体験している疼痛の危険性にある者に投与される。動物に投与される場合の剤形は、典型的には、動物の上部消化管(「GI」)に、薬物の1つ又はその両方の送達の約3時間〜約12時間を与える。また、本開示は、胃保持性剤形を提供することによって疼痛を治療するための方法、胃保持剤形を作製するための方法に関する。
多くの場合、非オピオイド鎮痛剤、例えば、アセトアミノフェン(APAP)を併用したオピオイド鎮痛剤を動物対象に投与することが期待されている。このような併用製剤は、低投薬量のオピオイドを用いた付加的な鎮痛効果の利点を与え、そのため、副作用の発症率が小さくなり、作用の異なる機序により、疼痛又は疼痛状態の広範囲を治療することができる。
例えば、アセトアミノフェン又はアスピリンとオピオイドの併用剤、例えば、オキシコドン(それぞれPercocet(登録商標)及びPercodan(登録商標))、あるいはヒドロコドン(それぞれVicodin(登録商標)及びLortab(登録商標))、あるいはアセトアミノフェンとコデイン(Tylenol(登録商標)とコデイン)が挙げられる。しかしながら、これらの現在市販されている薬物生産物は、即時放出生産物としての併用剤を送達する。したがって、その薬物生産物は非常に頻繁に、少なくとも4〜6で投与されなければならない。現在、上記の有効成分を送達するための持続放出経口剤形は、単一の活性な医薬成分の送達に利用可能であるだけである。例えば、関節炎のためのTylenol(登録商標)持続放出は、650ミリグラムのアセトアミノフェンの投薬量を提供され、8時間毎に投与される。OxyContin(登録商標)は、1日2回の投与を介してオキシコドン塩酸塩の制御放出を提供するように調合される。
慢性又は急性疼痛状態を被っているか又はそれと診断された動物対象を治療する場合、鎮痛が連続的に維持され、達成されることが非常に望まれる。適切な治療薬の即時放出製剤は、連続的な疼痛軽減のために日中(又は夜間)に頻繁な及び/又は連続した投薬を必要とする。これは、多くの場合、不便であり、日常的な投薬を維持することが困難であり、しばしば、患者のコンプライアンスが得にくく、潜在的には、疼痛が再び起こった後に投薬され、不要な疼痛を引き起し、被ることになる。
そのため、オピオイドと非オピオイドの鎮痛剤、例えばアセトアミノフェンを含む薬物生成物の持続放出送達を与えることが望まれ、有益となる。このような剤形は、日中(又は夜間)に血漿薬物レベル及び鎮痛効果を持続させながら、対象への投与回数を低下させることになる。このような持続放出剤形は、不便であり、日常的に維持するのが困難であり、その結果、次回の投薬が疼痛が起こった後に行われ、不要な疼痛を引き起し、被っているという鎮痛を維持するために高い頻度で投薬する必要性を排除する。さらに、このような剤形は、副作用又は事象を維持しながら、患者のコンプライアンスを増加させる。
胃保持性剤形は、有効成分の持続送達を与えるという成功を示している。胃保持性剤形から送達される薬物は、数時間、胃、十二指腸、及び上部小腸を連続的に浸る。吸収部位の上流での剤形からの薬物放出は、放出された薬物への吸収部位の持続し、制御された曝露を与え、したがって、生物学的利用能を増加する。アセトアミノフェンは、経口投与(約60〜70%)と比較して、直腸に投与された場合の生物学的利用能(約35〜50%)を減少させた。結腸の増加した乾燥環境は吸収には好ましくない。したがって、胃保持性持続放出剤形は、それが、非胃保持性持続放出剤形を用いて結腸中で観察された生物学的利用能の低下を防ぐので、いくつかの有意な利点を与える。
膨潤性ポリマーに分散された薬物を含む胃保持性剤形が以前に望まれていたが、例えば、アセトアミノフェンやオピオイドを含む薬物の組合せの治療的に有効な送達を提供可能である剤形を調合する場合に新しいチャレンジが生じる。第1に、これらの2つの活性な薬剤は、非常に異なる溶解を有する。アセトアミノフェンは水にやや溶けにくい薬剤であり、溶解性は22℃の水に対して1〜5mg/mlである。対照的に、製剤に含まれる酸性塩として調合されるオピオイドは非常な水溶性である。例えば、オキシコドンHCl(100〜167mg/ml)、ヒドロコドン酸性酒石酸塩(62.5mg/ml)、及びコデインリン酸塩(400〜435mg/ml)である。このような溶解性における不均一性は、互いに比例した速度で2つの活性剤を放出する剤形を調合する場合に考慮されなければならない。第2に、オピオイドは、胃運動性を阻害することが知られている。このような阻害は、所望の薬物放出プロフィールに必要とされる胃保持性剤形の浸食速度に負に影響を与え得る。最後に、アセトアミノフェンは、固体経口剤形の製造に困難であることが知られている。アセトアミノフェン粉末は安定な錠剤を形成するために容易に圧縮しないため、アセトアミノフェンを含むアセトアミノフェンを有する錠剤を製造することは特に困難である可能性がある。さらに、必要とされる投薬量レベルを有する錠剤の調製は、相対的に高い重量パーセントの薬物を必要とする。結果として、有用な錠剤サイズの製造は、少量の賦形剤だけを許容する。これは、持続放出のための膨潤性ポリマーの使用に頼る錠剤の製造に伴う困難性に寄与する。
本開示は、特にこれらのチャレンジと必要性を満足する。
本開示は、他の局面の中で、疼痛状態の緩和のために、ヒト患者などの対象に経口投与するための胃保持性剤形を提供する。ある態様における剤形は、持続放出(「ER」)部分としての少なくとも1つの薬物の第1投薬量、及び即時放出(「IR」)成分としての少なくとも1つの薬物の第2投薬量を含む胃保持性剤形である。剤形は、典型的には、治療的に有効量のアセトアミノフェン(APAP)、及び治療的に有効量のオピオイド又はオピオイド様鎮痛剤を含む。
一局面では、剤形のER部分は、第1投薬量のオピオイドと第1投薬量のアセトアミノフェンを含むオピオイドとアセトアミノフェンを含む。別の局面では、剤形のER部分は、少なくとも1つの親水性ポリマーを含むポリマーマトリックスに分散した第1投薬量のオピオイドと第1投薬量のアセトアミノフェンを含む。投与されると、ポリマーマトリックスは、剤形のER部分が食事様式で対象の胃に保持され、第1投薬量のオピオイドと第1投薬量のアセトアミノフェンが持続期間で放出されるのに十分な大きさまで液体を吸収して膨潤可能である。
別の局面では、剤形は、ポリマーマトリックスの浸潤を介してアセトアミノフェンを放出し、オピオイドは、アセトアミノフェンの放出に比例した速度で放出される。別の態様では、剤形は、浸潤と核酸を介してアセトアミノフェンを放出する。更なる態様では、オピオイドの放出速度は、約2〜約10時間、又は約4〜約6時間、又は約4〜約8時間の放出期間で、アセトアミノフェンの放出速度の約2%〜約10%、又は約4%〜約8%、又は約5%〜約7%、又は5%〜約7%である。
一態様では、オピオイド又はオピオイド様鎮痛剤は、トラマドール、ヒドロコドン、オキシコドン、ヒドロモルフォン、又はコデインである。
一態様では、剤形のER部分は、第1投薬量の約100mg〜約600mgのアセトアミノフェンを含み、持続期間中に送達される。別の態様では、第1投薬量のアセトアミノフェンは約200mg〜約400mgである。さらに別の態様では、アセトアミノフェンの第1投薬量は、約270、275、280、285、290、295、300、305、310、315、320、325、又は330mgである。別の局面では、剤形のER部分は、剤形の全重量の約25、30、35、38、39、40、41、42、43、44、45、47、50、55、60、65、又は70重量パーセント(wt%)である第1投薬量のアセトアミノフェンを含む。
一態様では、剤形のER部分は、第1投薬量の約10mg〜約100mgのオピオイドを含む。別の態様では、オピオイドの第1投薬量は、約15mg〜約50mgである。更なる態様では、オピオイドの第1投薬量は、約16mg〜約30mgである。別の態様では、オピオイドの第1投薬量は、約16.5mg〜約20mgである。さらに別の態様では、オピオイドの第1投薬量は、約15.0、15.5、16.0、16.5、17.0、17.5、18.0、18.5、19.0、19.5、又は20.0mgである。さらに別の態様では、ポリマーマトリックスのER部分は、剤形のER部分の全wt%の約1.0、1.5、2.0、2.2、2.5、2.6、2.7、2.8、3.0、3.2、3.5、4.0、4.5、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10wt%である第1投薬量のオピオイドを含む。
別の態様では、アセトアミノフェンの重量パーセントは、典型的には、剤形のER部分に含まれるオピオイドの約10〜20倍、より典型的には14〜17倍の重量パーセントである。
一態様では、少なくとも1つのポリマーはポリアルキレノキシドである。別の局面では、ポリアルキレノキシドはポリ(エチレン)オキシドである。更なる態様では、ポリ(エチレン)オキシドは、500,000ダルトン(Da)〜約7,000,000Daの幅のある分子量を有する。なお更なる態様では、ポリ(エチレン)オキシドは、分子量が約600,000、900,000、1,000,000、2,000,000、4,000,000、5,000,000、7,000,000、9,000,000、及び10,000,000Daである。
別の態様では、ポリマーは、ER部分の剤形の全wt%の約15wt%〜約70wt%、又は約20wt%〜約60wt%、又は約25wt%〜約55wt%のポリマーが剤形のER部分に存在する。別の態様では、ポリマーは、約30wt%〜約50、又は約35wt%〜約45wt%の範囲の量で剤形のER部分に存在する。なお別の態様では、ポリマーは、ER部分の約30%、35%、40%、45%、50%、55%、又は60%に等しい量で剤形のER部分に存在する。
一態様では、剤形のER部分は、さらに結合剤を含む。別の態様では、結合剤はポビドン又はヒドロキシプロピレンセルロースである。別の態様では、剤形のER部分は、ER部分の約2.0、2.5、3.0、3.5、4,0、4.5、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、又は8.0wt%の量で存在する結合剤を含む。
一態様では、剤形のER部分は、充填剤をさらに含む。別の態様では、充填剤は微結晶性セルロース(MCC)である。別の態様では、剤形のER部分は、剤形のER部分の約1.0、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0、4.5、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10wt%の量で存在する充填剤を含む。
一態様では、剤形のER部分は、潤滑剤をさらに含む。別の態様では、潤滑剤はステアリン酸マグネシウムである。別の態様では、剤形のER部分は、ER部分の約0.1、0.5、0.75、1.0、1.5、1.75、1.80、1.85、1.90、又は2.0wt%の量で存在する潤滑剤を含む。
一態様では、剤形のER部分は、着色剤を含む。別の態様では、着色剤は、剤形のER部分の約2.0〜5.0wt%である量で存在する。なお別の態様では、着色剤は、ER部分の約1.0、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0、4.5、又は5.0wt%である量で存在する。
別の態様では、剤形のER部分は、オピオイド及びポリマーと混合したアセトアミノフェンの粒子を含む。
一態様では、剤形のER部分は粒子を含み、ここで、該粒子の少なくとも約50%は大きさにして約250ミクロンを超える。別の態様では、約20〜30%の粒子が約150ミクロン超であり、約250ミクロン未満である。
別の態様では、対象への経口投与後、オピオイドは、すく約4時間の期間、アセトアミノフェンの放出と比例した速度で剤形のER部分から放出される。別の態様では、放出の比例した速度は、少なくとも約5、6、7、又は8時間の期間生じる。なお別の態様では、第1投薬量のオピオイドは、少なくとも約4〜約8時間の期間、第1投薬量のアセトアミノフェンの放出と比例した速度で剤形のER部分から放出される。別の態様では、放出の比例した速度は、少なくとも約5〜約6時間の期間生じる。別の態様では、剤形のER部分は、オピオイド及びポリマーと混合されたアセトアミノフェンの粒子を含む。
いくつかの態様では、剤形のER部分は、投与30分以内に剤形の大きさの約110%〜約160%、又は約120%〜約150%、又は約125%〜約145%、又は約130%〜約145%である大きさまで投与により膨潤する。他の態様では、剤形のER部分は、投与の30分以内に剤形の大きさの約130%である大きさまで膨潤する。
別の態様では、対象への剤形の投与により、剤形は、胃及び小腸を含む上部消化管への薬物送達の少なくとも約4〜約12時間で到達する。別の態様では、剤形は、上部消化管への薬物送達の少なくとも6時間で到達する。なお更なる態様では、剤形は、上部消化管への薬物送達の少なくとも8時間で到達する。なお更なる態様では、剤形は、上部消化管への薬物送達の少なくとも9、10、11、又は12時間で到達する。
いくつかの態様では、剤形は溶出プロフィールを与え、ここでは、第1投薬量のアセトアミノフェン及び第1投薬量のオピオイドの各々について、約40〜50%の第1投薬量が、投与後の約1〜2時間で剤形に残存する。一態様では、50%以下の第1投薬量のアセトアミノフェン及び第1投薬量のオピオイドが最初の約1時間以内で放出される。更なる態様では、45%以下又は40%以下の第1投薬量のアセトアミノフェン及び第1投薬量のオピオイドが最初の約1時間以内で放出される。別の態様では、85%以下の第1投薬量のアセトアミノフェン及び第1投薬量のオピオイドが約4時間以内に放出される。別の態様では、50%以上が約6時間後に放出される。なお別の態様では、60%以上が約6時間後に放出される。
一態様では、剤形はIR部分をさらに含む。剤形のIR部分は、典型的には、第2投薬量のオピオイド及び第2投薬量のアセトアミノフェンを含む。別の態様では、オピオイドとアセトアミノフェンは、剤形のIR部分に分散されている。なお別の態様では、ER部分と摂食したIR部分を含む剤形が提供される。
一態様では。剤形のIR部分は、約50mg〜約900mg、又は約75mg〜約700mg、又は約100mg〜約600mgのアセトアミノフェンを含む。なお別の態様では、剤形のIR部分は、約200mg〜約400mgのアセトアミノフェンを含む。なお別の態様では、剤形のIR部分は、約200mg、約205mg、約210mg、約215mg、約220mg、約225mg、約230mg、又は約235mgのアセトアミノフェンを含む。
別の態様では、剤形のIR部分は、約5mg〜約60mg、又は約10mg〜約40mg、又は約15〜約20mgのオピオイドを含む。なお別の態様では、剤形のIR部分は、約14.0、14.5、15.0、15.5、16.0、16.5、又は17.0mgのオピオイドを含む。
別の態様では、IR部分中のアセトアミノフェンの量は、典型的には、IR部分中のオピオイドの量に対して約10〜約20倍、より典型的には約12〜約16倍である。
なお別の態様では、剤形のIR部分は、さらに結合剤を含む。いくつかの態様では、結合剤は、ポビドン及びヒドロキシプロピレンセルロースから選択される。別の態様では、結合剤は、IR部分が約4.5、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0wt%である量で剤形のIR部分に存在する。
一態様では、剤形のIR部分は、オピオイド及び結合剤と混合されたアセトアミノフェンの粒子を含む。
一態様では、剤形のIR部分は粒子を含み、ここで、少なくとも30%の粒子は250ミクロンを超える大きさを有する。
一態様では、剤形は、オピオイド及びアセトアミノフェンの持続放出用の医薬錠剤、例えば、胃保持性錠剤である。別の態様では、錠剤はER部分を含む一体型錠剤である。別の態様では、錠剤はER部分とIR部分を含む一体型錠剤である。別の態様では、錠剤は二層錠剤であり、ER部分とIR部分を含む。二層錠剤は、典型的には一体型錠剤である。別の態様では、剤形は、ER部分を含むカプセルである。別の態様では、剤形は、ER部分とIR部分を含むカプセルである。
いくつかの態様では、二層錠剤は、僅か約0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.7%、又は1.0%程度の脆さを有する。
いくつかの態様では、二層錠剤は少なくとも約10キロポンド(kp)の硬度を有する。いくつかの態様では、錠剤は、約9kp〜約25kp、又は約12kp〜約20kpの硬度を有する。更なる態様では、錠剤は、約11、12、13、14、15、又は16kpの硬度を有する。
いくつかの態様では、錠剤は、約85〜約115重量パーセント、又は約90〜約110重量パーセント、又は約95〜約105重量パーセントの含量均一性を有する。他の態様では、含量均一性は、約3.5%、3.0%、2.5%、2.0%、2.0%、1.5%、1.0%、又は0.5%以下の相対的標準偏差(RSD)を有する。
一態様では、剤形は、オピオイド又はオピオイド様化合物を含み、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジルモルヒネ、ベジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、デソモルヒネ、デキストロモラミド、デゾシン、ジアンプロミド、ジアモルフォン、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアムブテン、ジオキサフェチルブチレート、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアムブテン、エチルモルヒネ、エトニタゼン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、ヒドロキシペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レボルファノール、レボフィナシルモルファン、ロフェンタニル、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、ミロフィン、ナルセイン、ニコモルヒネ、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ナロルフィン、ナルブフェン、ノルモルヒネ、ノルピパノン、アヘン、オキシコドン、オキシモルフォン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェノモルファン、フェナゾシン、フェノぺリジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロヘプタジン、プロメドール、プロペリジン、プロポキシフェン、スフェンタニル、チリジン、トラマドール、及び前述のいずれかの医薬として許容される塩から選択される。
一態様では、アセトアミノフェンは、約100mg〜約1300mgの範囲の量で剤形に存在してもよい。
別の態様では、アセトアミノフェンは、約150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、400mg、425mg、450mg、500mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、600mg、650mg、又は約700mgの量で剤形に存在する。
いくつかの態様では、オピオイドは、約5mg、10mg、12mg、15mg、20mg、22.5mg、25mg、30mg、32mg、34mg、35mg、37mg、40mg、50mg、60mg、70mg、又はそれ以上の量で剤形に存在する。一態様では、オピオイドがトラマドールである場合、約5mg〜約40mg、約10mg〜約30mg、又は約15mg〜約20mgの量が採用されてもよい。別の態様では、オピオイドがコデインである場合、約50mg〜約300mg、又は約75mg〜約200mg、又は約120mg〜約180mgの量が採用されてもよい。なお別の態様では、オピオイドがオキシコドンである場合、2mg〜約100mg、5mg〜約75mg、5mg〜約75mg、約5mg〜約40mg、約10mg〜約30mg、又は約15mgの量が採用されてもよい。なお別の態様では、オピオイドがヒドロコドンである場合、2mg〜約80mg、5mg〜約40mg、約10mg〜約30mg、又は約15〜約20mgの量が採用されてもよい。
別の態様では、アセトアミノフェン及びオピオイドを含む医薬として又は胃保持性の経口剤形が提供され、ここで、製剤は、哺乳動物に24時間の期間で1回(1日に1回)、24時間の期間で2回(2日に1回)、又は24時間の期間で3回(1日に3回)で投与される。
また、食事様式で上部消化管での胃保持に十分な大きさまでに液体の吸収により膨潤するポリマーで構成されるERポリマーマトリックスに分散された第1投薬量のオピオイド、第1投薬量のアセトアミノフェンを含む医薬として又は胃保持性の剤形を製造する方法が提供される。
いくつかの態様では、この方法は、オピオイド、アセトアミノフェン、及び結合剤を含む第1混合物を湿式造粒して、第1造粒混合物を製造することを含む。別の態様では、湿式造粒は、水に溶解させた結合剤の溶液をアセトアミノフェン粒子に噴霧することを含む。更なる態様では、第1造粒混合物の粒子は、ポリマー、及び1以上の賦形剤と混和され、剤形のER部分を形成する。
いくつかの態様では、第1造粒混合物と混和された1以上の賦形剤は、充填剤、潤滑剤及び着色剤から選択される。
更なる態様では、湿式造粒は、流動床造粒法である。他の態様では、湿式造粒は高剪断造粒法である。
いくつかの態様では、湿式造粒は、オピオイドと結合剤と接触する溶液を作製し、流動床造粒機中でアセトアミノフェン粒子にこの溶液を噴霧することを含む。
更なる態様では、この方法は、剤形のER部分を錠剤に圧縮することを含む。
いくつかの態様では、剤形のER部分の湿式造粒は、約0.30〜0.40g/mlの範囲のバルク密度を有する粒子を製造する。他の局面では、湿式造粒は、約0.35〜約0.45g/mlの範囲のタップ密度を有する粒子を製造する。他の態様では、湿式造粒は粒子を製造し、ここで、少なくとも約50%の粒子は250μmを超える大きさを有する。なお他の態様では、湿式造粒は粒子を製造し、ここで、約20〜約30%の粒子は、150μm超であり、約250μm未満の大きさを有する。
一態様では、アセトアミノフェンとオピオイドを含む医薬として及び/又は胃保持性の経口剤形を作製する方法は、アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第2混合物を湿式造粒して、第2造粒混合物を形成することをさらに含む。更なる態様では、第2造粒混合物は、1以上の賦形剤と混和され、剤形のIR部分を製造する。なお更なる態様では、IR部分は、剤形のER部分とともに圧縮され、二層錠剤を製造する。
更なる態様では、第2混合物の湿式造粒は、流動床造粒によって達成される。他の態様では、第2混合物の湿式造粒は、高剪断造粒法によって達成される。
また、対象における疼痛を治療する方法が提供され、このような治療を必要とする対象に、治療的に有効量の本明細書に記載された剤形又は医薬製剤を投与することを含む。
一態様では、アセトアミノフェン、オピオイド、及び膨潤性ポリマーを含む胃保持性剤形は、疼痛を被っているか又はそれと診断された対象に投与される。他の態様では、対象は慢性疼痛を被っている。なお別の態様では、対象は急性疼痛を被っている。なお他の態様では、対象は慢性及び急性疼痛の両方を被っている。
一態様では、胃保持性剤形は、食事様式で対象に投与される。別の態様では、剤形は、24時間の期間で1回、対象に食事とともに投与される。他の態様では、剤形は、24時間の期間で2回、対象に食事と共に投与される。いくつかの態様では、剤形は、24時間の期間で3回、対象に食事と共に投与される。
本発明の方法、組成物糖の追加の態様は、以下の説明、図面、実施例、及び特許請求の範囲から明確となる。前記記載及び以下の記載から承認され得るが、本明細書に記載される各々の特徴及び全ての特徴、並びにこのような特徴の2以上の各々の及び全ての組合せは、このような組合せに含まれる特徴が相互に矛盾していないという条件で、本開示の範囲内に含まれる。さらに、いずれかの特徴又は特徴の組合せは、いずれかの態様又は局面から具体的に排除されてもよい。更なる局面及び態様は、特に添付の実施例及び図面とともに考慮される場合、以下の説明及び特許請求の範囲に記載されている。
650mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、及び24.28wt%POLYOX(登録商標)PEO N−60Kを含む960mg錠剤の溶出プロフィールのグラフ表示である。
650mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、及び24.28wt%POLYOX(登録商標)PEO 1105を含む960mg錠剤の溶出プロフィールのグラフ表示である。
500mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、24.22wt%POLYOX(登録商標)PEO N−60K、及び16.60wt%MCCを含む960mg錠剤の溶出放出プロフィールのグラフ表示である。
500mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、24.22(wt%)POLYOX(登録商標)PEO 1105、及び16.60wt%MCCを含む960mg錠剤の溶出放出プロフィールのグラフ表示である。
31重量パーセントのPOLYOX(登録商標)PEO N−60K及び様々な量の微結晶性セルロースを含む1000mg錠剤の溶出プロフィールのグラフ表示である。
650mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、及び24.28wt%POLYOX(登録商標)PEO N−60Kを含む960mg錠剤の溶出プロフィールのグラフ表示である。
650mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、及び24.28wt%POLYOX(登録商標)PEO 1105を含む960mg錠剤の溶出プロフィールのグラフ表示である。
500mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、24.22(wt%)POLYOX(登録商標)PEO N−60K、及び16.60wt%MCCを含む960mg錠剤の溶出放出プロフィールのグラフ表示である。
500mgアセトアミノフェン、30mgフェニレフリン、24.22(wt%)POLYOX(登録商標)PEO 1105、及び16.60wt%MCCを含む960mg錠剤の溶出放出プロフィールのグラフ表示である。
24.88wt%POLYOX(登録商標)PEO N−60Kを有する錠剤(試料1)、及び24.88wt%POLYOX(登録商標)PEO 1105を有する錠剤(試料2)のフェニレフリン(PE)放出 対 時間の平方根のグラフ表示である。
24.22wt%POLYOX(登録商標)PEO N−60Kと16.60wt%MCCを有する錠剤(試料3)、及び24.22wt%POLYOX(登録商標)PEO 1105と16.60wt%MCCを有する錠剤(試料4)によって生じたPE放出 対 時間の平方根のグラフ表示である。
種々の量のPOLYOX(登録商標)PEO N−60K又はPOLYOX(登録商標)PEO 1105を含む錠剤の累積オキシコドン崩壊放出のグラフ表示である。
種々の量のPOLYOX(登録商標)PEO N−60K又はPOLYOX(登録商標)PEO 1105を含む錠剤の累積アセトアミノフェン崩壊放出のグラフ表示である。
本明細書に記載された剤形(ロット番号:081104−03)についての投薬についてのオキシコドン及びアセトアミノフェン放出の線形回帰解析のグラフ表示である。
本明細書に記載される剤形についてのオキシコドンとアセトアミノフェン放出データの線形回帰解析のグラフ表示である。
二層錠剤の累積アセトアミノフェンとオキシコドンHCl崩壊放出のグラフ表示である。
二層錠剤の累積アセトアミノフェンとオキシコドンHCl崩壊放出のグラフ表示である。
持続放出ポリマーマトリックスについて決定された粒子サイズ分布のグラフ表示である。
剤形のIR部分について決定された粒子サイズ分布のグラフ表示である。
二層錠剤の累積アセトアミノフェンとトラマドール崩壊放出のグラフ表示である。
IR層に結合剤としてヒドロキシプロピルセルロースを含む二層錠剤のついてのアセトアミノフェン放出プロフィールのグラフ表示である。
IR層に結合剤としてヒドロキシプロピルセルロースを含む二層錠剤についてオキシコドン塩酸塩崩壊放出のグラフ表示である。
様々な局面及び態様は本明細書に十分に開示される。しかしながら、これらの局面及び態様は、多くの異なる形態に体現化されてもよく、制限するものとして構築されるべきではない。むしろ、これらの態様が提供され、よって、本開示は綿密及び完全であり、当業者に本発明の主題の範囲を十分に伝わる。
本明細書に引用された全ての刊行物、特許及び特許出願は、上記又は下記に問わず、全体として参照により本明細書に援用される。
I.定義
本明細書において使用されるとき、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、内容が他に明確に指示されていなければ、複数の意味を含む。
組成物及び方法に有用な化合物は、それらの医薬として許容される形態のいずれかによって本明細書に記載されている化合物を含み、それらには、異性体、例えば、ジアステレオマー及び鏡像異性体、塩、溶媒和物、及び多形、並びに、必要に応じて、本明細書に開示されている化合物のラセミ混合物及び純粋な異性体が含まれる。
「医薬として許容される塩」には、限定されないが、アミノ酸の塩、有機酸を用いて調製された塩、例えば、塩化物、硫酸塩、リン酸塩、二リン酸塩、臭化物、及び硝酸塩、又は前述のいずれかの対応する無機酸形態から調製された塩、例えば、塩酸塩など、又は有機酸を用いて調製された塩、例えば、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、エチルコハク酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、パラ−トルエンスルホン酸塩、パルモ酸塩、サリチル酸塩、及びステアリン酸塩、並びにエストル酸塩、グルセプト酸塩、及びラクトビオン酸塩が挙げられる。同様に、医薬として許容されるカチオンを含む塩には、限定されないが、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、リチウム、及びアンモニウム(置換アンモニウムを含む)が挙げられる。
「任意の」又は「任意に」は、その後に記載される要素、成分又は状況が生じてもよく、又は生じなくてもよいことを意味し、それにより、その記載は、要素、成分、又は状況が生じる例が含まれ、及びそれが生じない例が含まれる。
用語「対象」、「個体」又は「患者」は本明細書において相互交換可能に使用され、脊椎動物、好ましくは哺乳動物である。哺乳動物には、限定されないが、ヒトが含まれる。
用語「薬物」又は「活性剤」は、本明細書において、ヒト又は動物に投与した場合、生化学的応答を誘発するいずれかの化学物質を指すように使用される。薬物は生化学的応答の基質又は生成物として作用し、あるいは、薬物は、細胞受容体と相互作用してもよく、生理学的応答を誘発してもよく、あるいは、薬物は、生理学的応答の誘発から受容体と結合し、ブロックしてもよい。
用語「溶けにくい」とは、本明細書中で使用するとき、約0.001〜約2重量%、より好ましくは約0.001〜約0.5重量%の範囲の溶解性(水中、37℃で測定される)を有する薬物を指す。用語「溶解性」とは、本明細書中で使用するとき、約2〜約10重量%、より好ましくは約2〜約5重量%の範囲の溶解性(水中、37℃で測定される)を有する薬物を指す。
用語「食物様式」とは、本明細書中で使用するとき、胃に食物の存在によって患者に典型的に含まれる状態を指し、食物は2つのシグナルを生じ、1つは、胃膨張から生じると言われ、他は胃内の食物に基づく化学的シグナルである。食物様式の1つが誘導され、大きな粒子が、小さな粒子よりも長期間、胃に保持されることが分かっている。このようにして、食物様式は、胃内の食物の存在によって患者に典型的に誘導される。
「食事を伴う」剤形の投与は、本明細書中で使用されるとき、食前、食事中、又は食後の投与を指し、より具体的には、食事の開始前の約1、2、3、4、5、10、15分、食事中、又は食事の終了後の約1、2、3、4、5、10、15分の剤形の投与を指す。
薬物「放出速度」とは、本明細書中で使用するとき、剤形又は医薬組成物から放出される薬物の量を指し、例えば、放出された薬物mg/時である。薬物剤形について薬物放出速度は、典型的には、インビトロでの崩壊の速度として測定され、即ち、適切な条件及び適切な液体中で測定される、単位時間あたりの剤形又は医薬組成物から放出される薬物の量である。本明細書において主張される崩壊試験の具体的な結果は、USPタイプII装置中での剤形又は医薬組成物について行われ、pH6.8の模擬腸液(SIF)の900mlに浸され、37℃の低温水浴中で平衡される。放出速度溶液の適したアリコートを試験して、剤形又は医薬組成物から放出された薬物量を決定する。例えば、薬物は、アッセイされ、又はクロマトグラフィーシステムに注入され、試験区間中に放出された薬物量を定量される。
用語「膨潤性ポリマー」とは、本明細書中で使用するとき、流体の存在下で膨潤するポリマーを指す。 所定の薬物製剤に存在する場合に、所望のポリマーが膨潤し得るか又は膨潤し得ないかは理解される。したがって、用語「膨潤性ポリマー」は、ポリマーが調合される組成物に依存するポリマーの構造的特徴を特定する。流体の存在下でポリマーが膨潤するかどうかは、ポリマーの特定のタイプや特定の製剤中のポリマーの割合を含む様々な因子に依存する。例えば、用語「ポリエチレンオキシド」又は「PEO」とは、広範囲の分子量を有するポリエチレンオキシドポリマーを指す。PEOは、未置換エチレンオキシドの線状ポリマーであり、広範囲の粘度平均分子量を有する。市販のPEO及びそれらの約の分子量は、分子量が500万のPOLYOX(登録商標)NFグレードのWSR凝固剤、分子量が400万のPOLYOX(登録商標)グレードのWSR301、分子量が700万のPOLYOX(登録商標)グレードのWSR303、及び分子量が200万のPOLYOX(登録商標)グレードのWSR N−60Kが挙げられる。当業者は、膨潤性ポリマーを含む経口剤形が胃液からの水又は流体の吸収により膨潤することを理解する。
用語「脆さ」とは、本明細書中で使用するとき、錠剤が崩壊又は破壊する容易さを指す。脆さについての試験は、当業者に知られている標準的な試験である。脆さは、ある数の錠剤(一般的には20錠以下)を検量し、放射状レバーによって繰り返して旋回する最中に持ち上げられ、約8インチ落下させることによる回転Plexiglasドラム中に錠剤を設置するという標準的な条件下で測定される。繰り返しの旋回(典型的には25rpmで100回転)後、錠剤を再度検量し、磨耗した又は砕けた製剤の割合を計算する。本発明の錠剤の脆さは、好ましくは、約0〜3%の範囲であり、約1%以下の値は、最も薬物や食物錠剤状況に許容されると考えられる。0%に到達する脆さが特に好ましい。
用語「タップ密度」又は「タップした密度」とは、本明細書中で使用するとき、一定量の粉末の密度を指す。医薬としての粉末のタップ密度は、固定された衝撃力と頻度で粉末をタップするように設定されたタップ密度テスターを用いて決定される。USP法によるタップ密度は、タップ数の線形数列によって決定される。
用語「バルク密度」とは、本明細書中で使用するとき、粉末の特性を指し、それらが占める全量によって割った材料の多数の粒子として定義される。全量は、粒子体積、粒子間の空隙体積、及び内部細孔体積を含む。
用語「キャッピング」とは、本明細書中で使用するとき、錠剤本体の上部又は下部クラウンの部分的又は完全な分離を指す。多層錠剤について、キャッピングは、多層錠剤内の個々の層の部分の分離を指す。投与前の多層錠剤内での層の意図されない分離は、本明細書中では「分離(splitting)」と呼ばれる。
用語「含量均一性」とは、本明細書中で使用するとき、微粒化又はサブミクロンの有効成分が粉末混合物にどの程度均一に分散されるかの評価を与える圧縮錠剤の試験を指す。含量均一性は、他に指示がなければ、USP法(General Chapters,Uniformity of Dosage Forms)によって測定される。多数は、5、10、又はそれを超える数の錠剤組成物を指す。
II.胃保持性持続放出剤形
驚くべきことに、医薬として許容される胃保持性剤形は、長期間中に互いに比例した速度で、やや溶けにくい薬物と非常に溶解性の薬物の組合せの胃における放出を提供するように調合され得ることが見出された。対象における疼痛を治療するための医薬として許容される剤形が本明細書に開示され、経口投与に応じて、寸法により制限されずに膨潤し、食事様式で対象の胃で胃保持に十分な大きさまで液体を吸収するポリマーマトリックスに分散された及びポリマーとアセトアミノフェンを含む。本開示の剤形では、アセトアミノフェンは浸食を通じて剤形から放出され、また、剤形に存在するオピオイドは、アセトアミノフェンに比例した速度で放出される。この放出の比例速度は、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12時間以上の期間起こってもよい。
本明細書中に開示される胃保持性剤形は、典型的には、そこに分散された少なくとも1つ錠剤を有する水膨潤性ポリマーマトリックス中に少なくとも1つの親水性ポリマーを含む。ポリマーマトリックスは、少なくとも1つの薬物が分散され、水を吸収して、マトリックスを膨潤させ、次に、対象の上部消化管(GI)において剤形の保持を促進する。さらに、マトリックスは滑るようになり、蠕動への抵抗性を与え、さらに胃保持を促進する。
また、水の吸収及びその後の膨潤は、薬物をマトリックスの外へ分散させ、物理的浸食、即ち、崩壊、又は2つの組合せの結果として薬物か放出される。分散又は浸食を介して薬物が放出されるかどうかは、部分的には、関連環境中での薬物の溶解性に依存する。
このようにして、効果的な経口医薬としての剤形の成功した製剤は、組み込まれた薬物の溶解性に非常に依存し得る例えば、錠剤の組成は、錠剤が、低溶解性薬物を含む場合と比較して、高溶解性薬物を含む場合と異なってもよい。
本明細書に記載される剤形に関して、消化管に薬物が胃保持性剤形によって放出される速度は、ポリマーマトリックスが膨潤する速度及び程度に非常に依存する。本発明の剤形に使用されるポリマーは、急速しすぎて薬物が放出されず、消化管に又は消化管を通じて、薬物の過剰な服用又は高速通過に至るようになる。このようにして、USP崩壊試験又は溶出試験を用いて決定されてもよいように、所定期間中のアセトアミノフェンとオピオイドについての必要な薬物動態を達成する薬物放出の速度を許容するポリマーは、本明細書に記載される剤形における使用について決定される。
本明細書に記載される剤形において使用に適したポリマーは、胃液の吸収により膨潤し、期間中に徐々に浸食されるものを含む。ポリマーマトリックスの膨潤に応じて、マトリックスに分散した可溶性薬物は、浸透している流体にゆっくり溶解し、マトリックスから溶出する。難溶解性であるか又はやや溶けにくい薬物は、最初に、ポリマーマトリックスの浸食を介して放出される。剤形表面と胃液との接触により、膨潤処理と同時に浸食が開始する。浸食は、ポリマーゲル−溶液接触面を超えてポリマーの溶出を反映し、ここでは、ポリマーは、溶出又は対流によって剤形から移動することができるのに十分に希釈されるようになる。また、これは、消化処理中に消化管に存在する流体力と機械力に依存する場合がある。膨潤と浸食が同時に行われる一方で、本明細書では、薬物放出が浸食制御されるべきであることが好ましい。これは、選択されるポリマーは、完全な薬物放出が膨潤及び溶出よりも浸食の結果として最初に起こるようなものであるべきである。しかしながら、膨潤は、錠剤が胃に保持されるのに十分に速い速度で置かれなければならない。少なくとも、浸食性の胃保持性剤形については、浸食によって決定される前に、剤形がその大きさを維持している最中である長期間でなければならない。さらに、胃保持性の持続放出ポリマーマトリックスを形成するための流体を吸収するポリマーは、非毒性であり、水の吸収により寸法的に制限されないように膨潤し、少なくとも1つの取り込まれた薬物の持続的な放出について提供される任意のポリマーである。
本発明の剤形における使用に適したポリマーは、線状、分岐状、樹枝状、又は星状ポリマーであってもよい。合成親水性ポリマー、及び半合成及び天然に存在する親水性ポリマーが含まれる。ポリマーは、ホモポリマー又はコポリマーであってもよく、コポリマーである場合、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー又はグラフトコポリマーのいずれかである。本明細書において有用な合成親水性ポリマーには、限定されないが、ポリアルキレンオキシド、特にポリ(エチレンオキシド)、ポリエチレングリコール、及びポリ(エチレンオキシド)−ポリ(プロピレンオキシド)コポリマー、セルロースポリマー、アクリル酸とメタクリル酸ポリマー、コポリマー及びそのエステル、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、及びそのコポリマー、互いに又はさらにアクリレート種、例えば、アミノエチルアクリレート、無水マレイン酸コポリマー、ポリマレイン酸、ポリ(アクリルアミド)、例えば、ポリアクリルアミド自体、ポリ(メタクリルアミド)、ポリ(ジメチルアクリルアミド)、及びポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)、ポリ(オレフィン系アルコール)、例えば、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(N−ビニルラクタム)、例えば、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(N−ビニルカプロラクタム)、及びそれらのコポリマー;ポリオール、例えば、グリセロール、ポリグリセロール(特に非常に分岐したポリオール)、プロピレングリコール及び1以上のポリアルキレンオキシドで置換されたトリメチレングリコール、例えば、モノ−、ジ−及びトリ−ポリオキシエチル化グリセロール、モノ−及びジ−ポリオキシエチル化プロピレングリコール)、及びモノ−及びジ−ポリオキシエチル化トリメチレングリコール、ポリエチル化ソルビトール及びポリオキシエチル化グルコース、ポリオキサゾリン、例えば、ポリ(メチルオキサゾリン)及びポリ(エチルオキサゾリン)、ポリビニルアミン、ポリビニルアセテート類、例えば、ポリビニルアセテート自体、並びにエチレン−ビニルアセテートコポリマー、ポリビニルアセテートフタレートなど、ポリイミン、例えば、ポリエチレンイミン、スターチ及びスターチ系ポリマー、ポリウレタンハイドロゲル、キトサン、多糖ガム;ゼイン;及びセラック、アンモニウム化セラック、セラックーアンモニウム化セラック、セラック−アセチルアルコール、及びセラックn−ブチルステアレートが挙げられる。
本発明の使用に適したポリマーの例には、セルロースポリマー及びそれらの誘導体(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、微結晶性セルロース、多糖及びそれらの誘導体、ポリアルキレンオキシド、ポリエチレングリコール、キトサン、ポリビニルアルコール)、キサンタンガム、無水マレイン酸コポリマー、ポリ(ビニルピロリドン)、スターチ及びスターチ系ポリマー、ポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)、ポリ(エチレンイミン)、ポリウレタンハイドロゲル、及び架橋化ポリアクリル酸、並びにそれらの誘導体が挙げられる。さらに、例として、前記文章に列挙されたポリマーのコポリマーが挙げられ、ブロックコポリマーとグラフト化ポリマーが含まれる。
用語「セルロース」及び「セルロース性」とは、本明細書では、無水グルコースの線状ポリマーを指すように使用される。好ましいセルロースポリマーは、予測的に遅延するように胃腸(GI)管において最終的に溶解するアルキル置換セルロースポリマーである。好ましいアルキル置換セルロース誘導体は、各々1〜3個の炭素原子のアルキル基で置換されるものである。例としては、メチルセルロース、ヒドロキシメチル−セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロースが挙げられる。それらの粘度に関して、好ましい1つのクラスのアルキル置換セルロースには、2%水溶液、20℃で約100〜約110,000センチポアズの範囲内にあるものが挙げられる。別のクラスには、1粘度が%水溶液、20℃で約1,000〜約4,000センチポアズの範囲内にあるものが含まれる。
薬物に対するポリマー量は、所望の薬物放出速度、ポリマー、その分子量、製剤に存在してもよい賦形剤に依存して変化し得る。しかしながら、ポリマー量は、消化(又は胃液への浸漬)後の1時間でマトリックス内に少なくとも約50%の薬物を残存させるのに十分なものである。好ましくは、ポリマー量は、少なくとも55%、60%、65%、70%、75%、又は80%の薬物が消化後の1時間で持続放出マトリックスに維持するようなものである。ポリマー量は、少なくとも20%、25%、30%、35%、40%、又は45%の薬物が消化後の4時間で持続放出マトリックスに維持するようなものである。ポリマー量は、少なくとも75%、80%、又は85%の薬物が消化後の6時間で放出されるようなものである。しかしながら、全ての場合において、薬物は、消化後の約10時間以内、好ましくは約8時間以内にマトリックスから実質的に全てが放出され、ポリマーマトリックスは、薬物の全てが放出されるまで、実質的に無傷なままである。用語「実質的に無傷」とは、本明細書において、胃液に溶解されるようになるか、又は断片若しくは小さな粒子に崩壊されるようになることにより、ポリマーが劣化せずにその大きさ及び形状を実質的に保持するポリマーマトリックスを指すように使用される。
水膨潤性ポリマーは、個別に又は組み合わせて使用することができる。ある種の組合せは、多くの場合、個別に使用されるとき、それらの成分よりも多くの薬物の制御放出を与える。例としては、ガムと組み合わせたセルロース系ポリマー、例えば、キサンタンガムと組み合わせたヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。別の例は、キサンタンガムと組み合わせたポリ(エチレンオキシド)である。
上記で検討したように、剤形の胃保持性及び放出プロフィールは、膨潤性ポリマーの分子量に部分的に依存する。ポリマーは、好ましくは、中程度から高分子量(900,000Da〜4,000,000Da)であり、膨潤を高め、ポリマーマトリックスの浸食を介して、オピオイドとアセトアミノフェンの放出制御を与える。適切なポリエチレンオキシドポリマーの例には、900,000Da〜2,000,000Daのオーダーの分子量(粘度平均)を有するものである。低分子量(「MW」)ポリエチレンオキシド、例えばPOLYOX(TM)1105(900,000MW)を用いると、両薬物の放出が高くなる。高分子量ポリエチレンオキシド(例えば、POLYOX(TM)N−60K(2,000,000MW)又はPOLYOX(TM)WSR−301(4,000,000MW))を用いると、両薬物の放出速度が減少する。本発明の一態様では、このような分子量のヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーが利用され、1%水溶液の粘度は約4000cps〜100,000cps超である。
典型的な剤形は、投与後30分以内にその元の体積の約115%まで膨潤すべきであり、より遅い時間で、元の体積の130%以上の体積まで膨潤すべきである。
アセトアミノフェンとオピオイドは、上記されるポリマーマトリックス内で分散される。本明細書中で使用されるアセトアミノフェンは、好ましくはUSP粉末である。アセトアミノフェンのこのような粉末は、当該技術分野において、錠剤形態に圧縮することが困難なものとして知られている。アセトアミノフェンとオピオイドを含む代替の胃保持性持続放出蛍光剤形において、使用されるアセトアミノフェンは、例えば、種々のCOMPAP(登録商標)組成物(Mallinckrodt,Inc)などの粉砕形態であってもよい。ある種の態様において、オピオイド鎮痛剤は、トラマドール、オキシコドン、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、オキシモルフォン、メタドン、モルヒネ、若しくはコデイン、又はそれらの医薬として許容される塩から選択される。
本発明に係る蛍光投与用に調製される剤形は、一般に、他の負活性な添加剤(賦形剤)、例えば、結合剤、潤滑剤、崩壊剤、充填剤、安定化剤、界面活性剤、着色剤などを含む。結合剤は錠剤に粘着性を与えるために使用され、このようにして、錠剤が圧縮後に無傷のままになることが確実になる。適切な結合剤材料には、限定されないが、スターチ(コーンスターチやアルファ化スターチを含む)、ゼラチン、糖類(スクロース、グルコース、デキストロースやラクトースを含む)、ポリエチレングリコール、ワックス、天然及び合成ゴム、例えば、アカシヤアルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、セルロース性ポリマー(ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、微結晶性セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどを含む)、並びにVeegumが挙げられる。潤滑剤は、錠剤製造を促進するために使用され、粉末流を促進し、圧縮が軽減される場合に粒子キャッピング(即ち、粒子崩壊)を妨げる。有用な潤滑剤は、ステアリン酸マグネシウム(濃度は0.25wt%〜3wt%、好ましくは0.2wt%〜1.0%、より好ましくは約0.3wt%)、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、及び水素化植物油(好ましくは約1wt%〜5wt%、最も好ましくは約2wt%未満でステアリン酸とパルミチン酸の水素化された精製トリグリセリドからなる)である。崩壊剤は、錠剤の崩壊を促進するために使用され、それにより、溶出速度と比較して浸食速度を増加させる。一般には、スターチ、クレイ、セルロース、アルギン、ガム、又は架橋化ポリマー(例えば、架橋化ポリビニルピロリドン)である。充填剤には、例えば、二酸化珪素、二酸化チタン、アルミナ、タルク、カロリン、粉末化セルロース、微結晶性セルロースなどの材料、並びに可溶性材料、例えば、マンニトール、ウレア、スクロース、ラクトース、ラクトース・一水和物、デキストロース、塩化ナトリウム、及びソルビトールが含まれる。また、溶解性増強剤には、溶解剤自体、乳化剤、複合化剤(例えば、シクロデキストロリン)を含み、好都合には、本発明の製剤に含まれてもよい。安定化剤は、当該技術分野において知られているように、例えば、酸化反応を含む薬物分解反応を阻害又は遅延させるために使用される。
製剤は、典型的には錠剤の形態である。他の製剤は、カプセル中にマトリックス/活性剤粒子を含む。封入材料は、非常に溶解性でなければならず、その結果、粒子は、カプセルが消化された後、胃において遊離され、急速に分散される。このような剤形は、医薬製剤の分野の当業者に知られ、適切なテキスト、例えば、Gennaro,A.R.,editor“Remington:The Science & Practice of Pharmacy”,21st ed,Williams & Williams,や“Physician’s Desk Reference”,2006,Thomson Healthcareに記載される慣用の方法を用いて調製される。
本明細書に記載される錠剤は、即時放出又は持続放出様式で成分薬物(単数又は複数)を送達するための1又は両方の薬物を含む個々の層を有してもよい。例えば、アセトアミノフェン又はアセトアミノフェンとオピオイドの両方の即時放出のための層は、持続放出のための両薬物を含む層に付加することができる。この態様におけるアセトアミノフェンに関して、定常状態であるが、1回投薬の投与とは異なり、生物学的利用能は325mgと2000mgの投薬量の間に全く一定である。これは、アセトアミノフェン又は粒子状オピオイドの初回通過代謝のため、迅速軽減又は生物学的利用能の増加に望ましい場合がある。
代替の胃保持性薬物送達システムは、Franzら(米国特許第5,232,704号)によって報告されている膨潤性二層、Wongら(米国特許第6,120,803号)によって報告されている多層錠剤、Sinnreich(米国特許第4,996,058号)に報告されているメンブレンsac及び気体発生剤、Shellら(米国特許第5,972,389号)及びShellら(WO9855107)に報告されている膨潤性親水性ポリマーシステム、及びCowlesら(米国出願公開第2009/0028941)によるパルス性胃保持性剤形が挙げられる。これらの文献は、参照により本明細書中に援用される。
実質的に異なる放出プロフィールが、両薬物を組み合わせたマトリックス錠剤から達成されるものよりもオピオイドに要求される場合、又は2つの薬物が化学的に相性が良い場合、二層錠剤は、オピオイドのみを含む一層、及びアセトアミノフェンだけを含む他の層で作製可能である。
また、即時放出のための1以上の薬物を含む第3層を剤形に付加し得ることが想到される。
このようにして、剤形は、非制限的な寸法的に膨潤するポリマーマトリックスによって、上部GI管にアセトアミノフェンとオピオイド鎮痛剤の制御された送達を提供し、食物と共に、即ち、食事の様式で胃に保持される。使用の環境において、成分親水性ポリマー(例えば、ポリエチレンオキシド及び/又はヒプロメロース)により、剤形は胃液から水との接触で膨潤する。アセトアミノフェン及びオピオイド、例えば、オキシコドン、ヒドロコドン、又はコデインは、持続器官、約3〜約12時間、好ましくは約4〜約9時間、より好ましくは少なくとも約5時間、アセトアミノフェン、及び潜在的にはオピオイドが最も吸収される上部胃腸(GI)管にこれらの胃保持性剤形から放出される。
また、胃保持性剤形におけるオピオイドの存在は、活性剤のために所望の放出速度を可能にする速度で浸食する剤形の能力に悪影響を及ぼす可能性があることは注目すべきである。これは、オピオイドの投与が胃運動性を低下させることに起因する(Nimmo et al.,Br.J.Clin.Pharmac.(1975)2:509−513)。次に、減少した胃運動性は、浸食可能なマトリックス内で薬物を浸食し、放出する剤形の能力を低下させる可能性がある。
本明細書に示された試験によれば、統合された即時放出成分によって放出を刺激するための量での胃保持性剤形の薬物とオピオイドの溶液の同時投与は、胃保持性持続放出剤形の浸食に有意に影響を及ぼさないことが示される。さらに、記載された剤形中のオピオイドの存在がイヌの胃において錠剤の浸食に有意に影響を及ぼさないことを示すために、持続放出と即時放出の薬物層の両方を含む開示された胃保持性錠剤を用いて試験を行う。
本明細書に記載される医薬として許容さえる剤形は、さらに即時放出成分を含む。即時放出成分は、オピオイドとアセトアミノフェン、剤形の胃保持性持続放出部分の量と比較して、低量でアセトアミノフェンとオピオイドを含む。別の局面では、アセトアミノフェンの量は、一般に、即時放出成分の量の約10〜20倍、より典型的には12〜16倍である。
好ましい局面では、即時放出成分は、持続放出成分と接触する。
即時放出成分は、さらに、賦形剤、例えば、持続放出成分について上述されるような結合剤、潤滑剤、崩壊剤、充填剤、安定化剤、界面活性剤、着色剤などを含んでもよい。
即時放出成分は、経口投与の最初の1時間以内に活性剤の少なくとも80〜100%で放出されてもよい。
特定の剤形による薬物放出の送達時間又は期間は、剤形による薬物送達の期間とは区別されることは当業者に理解される。一例として、持続放出剤形は、薬物の半減期及び胃腸管を通過する薬物の通過時間に依存して、3、4、又はそれを超える時間の期間中に1以上の薬物を放出され得るが、吸収の関連部位は、剤形の薬物放出の時間を超えた期間で晒されてもよい。このようにして、例えば、約8時間の期間中に1以上の薬物を放出する剤形は、約12時間の期間、その薬物の送達を提供していてもよい。
本明細書に記載されている剤形は、標準的な経口投薬サイズとして調合され、その後、投与され、胃液からの水を吸収し、食事の様式で胃に持続するのに十分な大きさにまで膨潤するという更なる有利な特徴を有する。
III.固形剤形の作製方法
本明細書に記載されている剤形は、互いに比例した速度で胃中のアセトアミノフェンとオピオイドの両方の持続放出について提供され、ここで、剤形は、胃保持に十分な大きさにまで液体の吸収に応じて膨潤するポリマーマトリックスから構成される。このようにして、剤形の調合において、同時に、a)持続期間、胃保持を提供する膨潤の程度、及びb)高溶解性薬物と難溶解性薬物の両方の持続放出及び比例放出を可能にする膨潤及び浸食の速度、を可能にする特性を提供することが重要である。
さらに、これらの医薬としての経口剤形の調合は、食品医薬品局の要件を満たす最終製造物に至らなければならない。例えば、最終製造物は、保存及び輸送期間中に破砕しない安定な製造物を有さなければならない。これは、部分的には、脆さと硬度に関して測定される。また、剤形は含量均一性の要件を満たさなければならない。これは、有効成分(単数又は複数)の分散が剤形を作製するために使用される混合物を介して均一であり、その結果、特定の調合から形成された錠剤の組成が1つの錠剤と別の錠剤とで有意に変化しないということを本質的に意味する。FDAは、95%〜105%の範囲内の含量均一性を要求する。
アセトアミノフェンは、固体経口剤形と共に調合する特に負荷的な医薬成分であり得ることに注意することが重大である。アセトアミノフェン粉末は、崩壊及びバラバラになる錠剤形態に圧縮することは困難である。
両方が所望の治療的に有効な成分を送達し、FDA要件を満たす医薬としての経口剤形を調合する能力は、部分的には、製造物を作製する処理に依存する。
錠剤の場合において、本明細書に開示されるように、第1工程は造粒を含んでもよい。造粒がどの程度行われるかは、最終製造物の特性に大いに影響を及ぼす。
造粒は、固体投薬製剤を含む活性な医薬成分と賦形剤の大きさ及び均一性を増加させる製造処理である。造粒処理は、多くの場合、アグロメレーションと呼ばれ、製造可能性、従って、製造物品質を改善する目的で、乾燥製剤の重要な物理的な特性を変化させる。
造粒技術は、2つの基本タイプ:湿式造粒と乾燥造粒の1つに分類することができる。湿式造粒は、製薬産業内で利用されるより普及している、間違いないアグロメレーション処理である。
最も湿式造粒手法は、いくつかの基本工程に従う:薬物(単数又は複数)と賦形剤を一緒に混合し、結合剤溶液を調製し、粉末混合物に添加して、湿潤塊を形成する。次に、湿潤性粒子を乾燥させ、粉砕し、篩にかけてスクリーニングすることによって大きさを揃える。いくつかの場合において、湿式造粒は「湿式粉砕され」、乾燥工程前のスクリーニングを介してサイズが揃えられる。湿式造粒には4つの基本タイプがある;高剪断造粒、流動床造粒、押出し及び球形化、並びに噴霧乾燥。
A.流動床造粒
流動床造粒処理は、気流中での粒子の懸濁を含み、一方、造粒溶液は流動床上に噴霧される。処理中、粒子は徐々に湿潤され、それらは噴霧ゾーンを通過し、この場合、湿度と噴霧溶液内の結合剤の存在の結果として粘着性を帯びる。これらの湿潤した粒子は、粒子の調合に至る他の湿潤した粒子と接触し、接着するようになる。
流動床造粒機は、乾燥粉末が充填される製造物容器、製造物容器の上部に直接置かれる拡張チャンバー、該拡張チャンバーを介して突き出し、製造物床に直接下ろされる噴霧銃アセンブリ、並びにプロセッシングチャンバーから上流及び下流に位置された空調装置からなる。
流動床は、システムを介して空気を引くことによって、製造物容器/拡張チャンバー内で陰圧をもたらす下流送風によって維持される。上流では、空気は、湿度、温度及露点に関する標的値まで「前調整」され、一方、特定の製造物保持スクリーンと充填剤は流動床システム内で粉末を維持する。
空気は製造物保持スクリーンを介して引かれるので、製造物容器と拡張チャンバーの外に粉末を持ち上げる。拡張チャンバーの径は製造物容器の径よりも大きいため、気流速度は拡張チャンバー内で低下するようになる。この設計は、速度を緩め、製造物容器に後退させる前に造粒が起こる噴霧ゾーンに材料が入るようにする粉末床を流動化するようにより高い速度の気流を可能にする。このサイクルは造粒処理を通じて継続される。
流動床造粒処理は、3つの異なる相:調整前、造粒、及び乾燥を有するものとして特徴付けることができる。第一相では、処理空気が前調整され、全体で製造物容器を迂回しながら、温度と湿度について目標値に達成させる。最適条件が満たされると、処理空気は、製造物容器を通じて流れるように再思考され、この処理空気体積は、粉末床の十分な流動化を維持するレベルに調節される。製造物床温度が処理に対して特定された標的範囲内にある場合、この前調整相は完了する。
処理の次の相では、顆粒溶液の噴霧が開始する。噴霧速度は所定の範囲内にあるように設定され、この処理は、全ての溶液がバッチに噴霧されるまで継続する。実際の造粒、又はアグロメレーションが起きるのはこの相である。
結合剤溶液が枯渇すると、製造物は、水分含量についての所望の終点に到達するまで、温かい処理空気とともに流動化され続ける。この終点は、多くの場合、製造物床温度と十分に関連し、したがって、製造環境では、この処理は、標的製造物の床温度が到達すると、通常、終了され得る。典型的な流動床処理は、造粒工程についてほんの約30〜45分、及び前調整及び乾燥について両側で10〜15分を必要とする場合がある。
湿式造粒処理のいずれかと同様に、最も重要な変数は、良好なアグロメレーションを達成するために必要とされる水分量である。流動床造粒処理は、処理空気温度、処理空気湿度、処理空気体積、及び造粒噴霧速度の間の「熱力学的」平衡を必要とする。より高い処理空気温度と処理空気体積は、このシステムにより熱を与え、水分を除去する一方で、より造粒している溶液とより高い溶液噴霧速度は、水分を与え、気化冷却を介して熱を取り除く。製造処理が開発されているので、評価されなければならない重大な処理パラメータがあり、鍵は、各変数の相互依存性を理解することである。
流動床造粒処理の結果に影響を及ぼす更なる因子は、結合剤溶液の量と種類、及び結合剤が造粒内に取り込まれる方法である。しかしながら、最も重要な処理変数は、この処理を通じて添加される全水分量、及び水分量が増加する速度である。これらのパラメータは、造粒の質と特徴に対して重大な影響を与え得る。例えば、湿式流動床造粒処理は、より高いバルク密度を有するより強固な顆粒をもたらす傾向にある。しかしながら、非常に急速に水分が添加される過度の攻撃的な処理は、最終粒子サイズと粒子サイズ分布対象を達成する制御を緩めることができる。
B.高剪断造粒
湿式造粒によって製造される大部分の医薬製造物は高剪断処理を利用し、この場合、混和すること及び湿式に集合させることはインペラー及びチョッパーによって生じさせる機械的エネルギーによって達成させる。混合、緻密化、及びアグロメレーションは、インペラーによって発揮される「剪断」力を介して達成される;したがって、この処理は高剪断造粒と呼ばれる。
この処理は、高剪断造粒機に処方の乾燥粉末を添加することによって開始する。それは、粉末床を通じて回転するインペラーと、処理中に形成され得る過剰な塊を壊すチョッパーを有する密封された「混ぜ鉢」である。典型的には高剪断処理には3つの相:乾燥混合、溶液添加、又は湿式集合及び高剪断造粒がある。
第1相では、乾燥粉末は、粉末床を介して回転する羽によって互いに混合される。羽は、製造物容器の底から直ぐ離れた所に位置する。羽のチップ及び容器面の間の類似の公差がある。粉末床を介した羽回転は、粉末運動の「縄状(roping)」ボルテックスを生む。乾燥混合相は、典型的にはほんの2〜3分間持続する。
この処理の第2相では、造粒液体が密閉された製造物容器に、通常は蠕動ポンプを用いて添加される。溶液は、ほとんどの場合、湿式に集合した粒子が互いにくっつき、又は塊になるようにするのに十分な粘性を有する結合剤を含む。3〜5分間の期間に渡って地蔵することは、溶液添加相について共通する。インペラーは、この処理のこの段階でややゆっくりと回転するが、羽根はかなり高速で回転し、サイズが大きくなった塊を細かくするために製造物容器内に配置し、その際、インペラー運動と干渉しない。
結合剤溶液が製造物容器に添加されると、造粒処理の最終段階が開始する。この相では、高剪断力が生じ、それは羽根が湿塊性粉末床を介して押されるからであり、さらに結合剤が分布され、そこに含まれる成分が密接に混合される。インペラー及びチョッパーツールは、終点で所望の顆粒粒子サイズと密度が達成されるとき、この処理が中断するまで連続して回転する。この終点は、多くの場合、粉末消費及び/又はインペラーのトルクによって決定される。
高剪断造粒処理が完了すると、材料を流動床乾燥機に移し、又は、トレイ上に広げられ、その後、乾燥オーブンに配置される。その場合、製造物は、所望の水分量が、通常、Loss On Drying技術によって測定した場合に1〜2%のオーダーで達成されるまで乾燥される。
高剪断処理に影響を及ぼす最も重要な変数は、良好な造粒を達成するのに必要とされる水分量である。この処理に対する鍵は、アグロメレーションを生じさせる正しい水分量を有することである。非常に少ない水分は、結果として、不十分な造粒化バッチとなり、粒子間の結合は弱く、存在しない粒子と比較して小さく、乾燥粉末出発材料と類似して特性を有する。一方で、過剰な水分により、結果として「損傷した」バッチとなり得て、激しく過剰なアグロメレーションから、よりスープ状であるバッチに変化する結果となる。
高剪断造粒処理の結果に影響を及ぼす他の重要な処方パラメータは、結合剤、この結合剤が造粒物に取り込まれる方法である。例えば、乾燥粉末混合物と造粒溶液にいくらかの結合剤を含ませることは可能であり、又は、水が造粒溶液として使用される場合であるように、造粒容器のみ、若しくは乾燥粉末のみに取り込ませてもよい。
変化する高剪断造粒処理パラメータには、インペラーとチョッパーの速度、溶液添加速度、この処理の種々の相に割り当てられた時間量が含まれる。これらのうち、重要な変数は溶液添加速度、及び、湿塊状製造物が高剪断混合にある時間である。
C.押し出しと球形化
この特別の湿式造粒技術は、複数の処理工程を含み、遅延及び地蔵放出剤形のマルチ粒子薬物送達に理想的に適した非常に均一であり、球状の粒子を製造するように開発された。
初めに高剪断造粒に類似して、第1工程は処方の混合と湿式集合を伴う。この工程が完了すると、湿式粒子は、押し出しヘッドの小さな孔を通じて材料を圧縮するために使用される非常に高い力を生じる押し出しに移される。押し出し物は均一な径であり、次に、球状化のために回転プレートに移される。初めに、回転プレートによって生じた力は、押し出された製剤の紐状のものを均一な長さに切断する。球状機内の追加の滞留時間は、全く丸形であり、大きさにして非常に均一である粒子を造る。その後、これらのペレット又は球形は、通常は、流動床システム内で目的水分含量まで乾燥させなければならない。
この様式で製造された粒子は、非常に密度の高いものとなる傾向にあり、あるケースでは約90%以上の高い薬物充填のための能力を有する。重要なことには、他の造粒アプローチと比較して、粒子サイズは非常に均一であり、サイズ分布は非常に狭い。この質は、バッチ内及びバッチ間で一定の表面積を確保し、それは、機能的コーティングが、持続放出製剤、遅延放出製剤、及び生体内の特定部位を標的とするように設計された製剤を造るのに実質的に提供される場合に非常に重要である。
均一な表面積は重要であり、それは、医薬コーティング処理の終点が、コーティング厚によってではなく、コーティング材料の理論的なバッチ増量によって決定されるからである。バッチ表面積が一定である場合、コーティング厚も所定の増量に対して一定であろうし、コーティング厚は、コーティングシステムの機能性の決定における原始変数であり、持続放出製剤の期間を調節し、又は胃の酸性環境の存在下でさもなければ非常に分解されるある種の化合物を保護するのに必要な「ビーズ」に酸耐性を付与しているかどうかである。
D.噴霧乾燥
噴霧乾燥は、乾燥粉末に液体を変換する独特であり、特殊化された処理である。この処理は、「床」又は熱処理空気若しくは他の適した気体に溶液の非常に微細に粉砕した液滴を噴霧することを含む。剤形中間体の従来の造粒には典型的には利用されていないが、噴霧乾燥は、薬物溶解性と生物学的利用能を改善し得る着実な処理として工業上許容されている。
噴霧乾燥を用いて、改善された溶解及び溶解性特性を有することができる薬物/担体の共沈澱物を造ることができる。さらに、この処理はまた、処理助剤として有用であり得る。例えば、溶液中の同化合物と比較して、懸濁中の薬物の均一性を維持することは非常に困難である。水性コーティング処理、又は他には水に溶解しない薬物を利用する薬物層状化処理を開発する必要がある場合がある。薬物と適切な水性担体、多くの場合、低分子量ポリマーの共沈殿物を造ることによって、この共沈殿物は、製造処理を通じて溶液に維持し、コーティング処理によって造られた噴霧溶液と剤形の均一性を改善する。均一性は、特に重要であり、その場合、低い投薬量の強力な成分は、ビーズ又は錠剤コアにコーティングされるように意図される。
この同じ処理は、難溶性薬物の溶解性と生物学的利用能を増大させるために使用されてもよい。溶媒システム内である種の賦形剤と有効成分を複合化し、次に噴霧乾燥させることによって、生体内での薬物吸収を増加させることが可能である。溶媒システム、複合化薬物(単数又は複数)と製剤中で利用される比の選択は全て、噴霧乾燥技術を利用する溶解性増加の有効性を決定する重要な処方変数である。また、薬物溶解性に対する著しい効果を有する重要な処理パラメータは、噴霧溶液と処理ガスの温度、噴霧速度及び液滴サイズ、並びに再結晶化の速度である。次に、これらの技術によって造られた噴霧乾燥造粒物は、従来の製造処理によってカプセル又は錠剤に組み込むことができる。
E.乾燥造粒
乾燥造粒処理は、3つの基本工程を含み、薬物(単数又は複数)及び賦形剤(単数又は複数)は(必要に応じて、適切な結合剤とともに)混合し、潤滑剤のいくつかの形態、粉末混合物は乾燥「コンパクト」に圧縮され、次にコンパクトは粉砕工程によってサイズが調整される。乾燥造粒が達成され得る2つの方法はスラッギングとローラー圧縮である。
IV.本明細書に開示されている持続放出胃保持性剤形を作製する方法
一局面では、胃保持性持続放出剤形は、オピオイドとアセトアミノフェンの湿式造粒物、及び結合剤を含む単一層錠剤として提供される。湿式造粒は、流動床法又は高剪断造粒法であってもよい。次に、顆粒にされた粒子は、混合物を形成するために必要とされる付加的な賦形剤と混和され、次に圧縮して錠剤を形成する。
アセトアミノフェンとオピオイドを含む持続放出ポリマーマトリックスは、POLYOX(TM)1105(約の分子量は900,000ダルトンである)、POLYOX(TM)N−60K(約の分子量は2,000,000ダルトンである)、又はPOLYOX(TM)WSR−301(約の分子量は4,000,000ダルトンである)のいずれかを用いて作製される。圧縮前に、成分は、上部噴霧流動床造粒機を用いて造粒される。水に溶解したポビドン(PVP)溶液は、アセトアミノフェンと造粒された流動床に噴霧される。
流動床造粒、及び得られた粒子の乾燥後、バッチは、乾燥の最終喪失(LOD)、バルク密度、タップ密度、及び粒子サイズなどの特徴に関して特徴付けられる。
乾燥喪失(LOD)は、水分分析計を用いて各造粒後に決定される。1gの試料を採取し、この水分分析計に充填する。試料を5分間、105℃の温度で駆動する。
バルク及びタップ密度を以下のとおり決定することができる。目盛付きシリンダーをある量の材料(82〜88g)で充填し、材料バルク密度を決定するために体積を記録する。タップ密度は、100タップ/試験に材料を晒し、新しい体積を記録することによってタップ密度テスターの助けで決定可能である。
粒子サイズ測定は、造粒直後、塊を除くために20メッシュスクリーンを介して篩にかけた後に行われる。粒径は、44、53、75、106、150、及び250メッシュの開口を有する篩を用いて、篩型の粒径分布ゲージで測定される。分画をMettlerバランス上で計測し、サイズ分布を評価する。これは、持続放出粒子を含む組成物の粒径によって定量比の決定を提供する。標準的な米国薬局方法(例えば、USP−23NF18)による篩分析は、Mwinzer II Sieve Shakerを用いることによって行ってもよい。
粒状混合物はV−ブレンダー中でポリマー、充填剤、及び潤滑剤と混和することができる。調整された楕円形の0.3937”幅×0.6299”長×0.075”カップ深さの金型で細工されたManesty(登録商標)Betaプレスを用いて、一体型の単一層錠剤に圧縮することができる。錠剤は、例えば、約800錠剤/分の速度で調製され得る。
次に、分布及び溶出放出プロフィール、並びに錠剤の硬度、脆さ及び含量均一性に関して特徴付けられる。
錠剤についての溶出プロフィールは、pH5.8のリン酸緩衝液(0.1N HCl)中、37℃で、USP装置(40メッシュバスケット)中、100rpmで測定される。各時間点で5mlの試料を培地置換せずに、1、2、4、6、8、及び12時間で採取する。得られる錠剤についての累積溶出プロフィールは、理論的パーセント活性に基づいて、処方に添加さえる。
錠剤は溶解前に崩壊しなければならない。崩壊テスターは、溶液中で錠剤がバラバラに崩壊する時間を測定する。テスターは、崩壊速度の視覚モニタリングについて溶液槽に錠剤を懸濁する。すべての錠剤の崩壊時間と崩壊の一貫性の両方が測定される。崩壊プロフィールは、pH5.8のUSP崩壊テスターにおいて決定される。各時間点の試料1mlを、例えば、培地置換せずに、0.5、1、2、3、4、5、6、7、及び8時間で採取してもよい。得られた累積崩壊プロフィールは、製剤に添加された理論的なパーセント活性に基づいて、決定される。
錠剤硬度は、錠剤冷却物として圧縮後、即座に変化する。硬すぎる錠剤は、生体を通過する前に、崩壊せず、溶液に溶解しない場合がある。本明細書に開示されている胃保持性剤形の場合、硬すぎる錠剤は、食事の様式で胃の幽門を通過することを妨げるのに十分に急速に液体を吸収することができない。柔らかすぎる錠剤は、崩壊し、十分に処理できず、製造中に他の欠陥を生む可能性がある。軟錠剤は、良好に包装できないか、又は輸送中に一緒にいることができないことがある。
錠剤が圧縮によって形成された後、錠剤は、少なくとも9〜25Kp/cm2、好ましくは約12〜20Kp/cm2の強度を有することが望まれる。硬度テスターは、錠剤(破砕強度)を直径方向に2つの等しい半分にするのに必要な負荷を決定するために用いられる。破砕強度は、Venkel Tablet Hardness Testerを用いて、標準的なUSPプロトコールを使用して測定されてもよい。
脆さは、標準化撹拌手法に錠剤を供した後、喪失重量パーセントを測定する表面磨耗に対する錠剤耐性の周知測定である。脆さ特性は、最終剤形のいずれかの破砕により、対象が処方薬剤よりも少なく量で受けるので、剤形のいずれかの輸送中に本質的に重要である。脆さは、サンプル数、ドラムの全回転数、及び使用されるべきドラムrpmを特定する標準USPガイドラインに従ってRoche Friability Drumを用いて決定することができる。0.8〜1.0%の脆さ値は、許容範囲の上限を構成するものとしてみなされる。
調製された錠剤は、それらが<6%の相対的標準偏差(RSD)の医薬要件を満たすかどうかを決定するための含量均一性について試験される。各錠剤は、1.0N HClの溶液に設置し、全ての破片が視覚的に溶解するまで室温で放置される。溶解した錠剤を含む溶液をHPLCにより分析する。
別の局面では、胃保持性持続放出層と即時放出層を含む二層錠剤を作製する方法が提供される。更なる局面では、胃保持性持続放出層は、流動床又は高剪断処理を用いて湿式造粒される。なお更なる局面では、即時放出層は、流動床又は高剪断造粒処理を用いて湿式造粒される。
V.疼痛の治療法
別の局面では、疼痛を被っているか又は疼痛を経験する危険性のある対象は、上記される胃保持性持続放出剤形の経口投与によって処理される。急性疼痛及び慢性疼痛の治療が期待される。
本発明の方法は、アセトアミノフェン及び/又はオピオイドを含む従来の即時製剤を用いて現在治療されている多数の疼痛状態の治療に有用である。これら及び更なる疼痛状態には、例示として限定されないが、頭痛、偏頭痛と関連した疼痛、糖尿病性ニューロパシー、HIV感覚性ニューロパシー、ヘルペス後神経痛、開胸術後の疼痛、三叉神経痛、神経根障害、化学療法と関連した神経因性疼痛、反射性交感神経性ジストロフィー、背痛、末梢性ニューロパシー、エントラップメントニューロパシー、幻肢痛、及び複合性局所疼痛症候群からなる群から選択される神経因性疼痛、歯痛、外科手術及び/又は他の医学的介入と関連した疼痛、骨癌疼痛、乾癬性関節炎と関連した関節痛、骨関節炎疼痛、関節リュウマチ疼痛、若年型慢性関節炎疼痛、若年型特発性関節炎疼痛、脊髄関節症(Spondyloarthropathies)(例えば、強直性脊椎炎(Mb Bechterew)や反応性関節炎(Reiter’s症候群))関連疼痛、乾癬性関節炎と関連した疼痛、痛風による疼痛、偽痛風と関連した疼痛(ピロリン酸塩関節炎)、全身性エリテマトーデス(SLE)と関連した疼痛、全身性硬化症と関連した疼痛(強皮症)、ベーチェット病と関連した疼痛、再発性多発性軟骨炎と関連した疼痛、成人スティル病と関連した疼痛、一時的局所性骨粗鬆症と関連した疼痛、神経障害性関節症と関連した疼痛、サルコイドーシスと関連した疼痛、関節痛、リウマチ痛、関節痛、骨関節痛、関節リウマチ性関節痛、若年型慢性関節炎関連関節痛、若年型特発性関節炎関連関節痛、脊髄関節症(例えば、強直性脊椎炎(Mb Bechterew)や反応性関節炎(Reiter’s症候群))関連関節痛、痛風関節痛、偽痛風と関連した関節痛(ピロリン酸塩関節炎)、全身性エリテマトーデス(SLE)と関連した関節痛、全身性硬化症と関連した疼痛(強皮症)と関連した関節痛、ベーチェット病と関連した関節痛、再発性多発性軟骨炎と関連した関節痛、成人スティル病と関連した関節痛、一時的局所性骨粗鬆症と関連した関節痛、神経障害性関節症と関連した関節痛、サルコイドーシスと関連した関節痛、関節痛、リュウマチ関節痛、急性疼痛、急性関節痛、慢性関節痛、炎症性疼痛、炎症性関節痛、機械的疼痛、機械的関節痛、線維筋痛症(FMS)と関連した疼痛、リウマチ性多発性筋痛と関連した疼痛、単関節炎、多関節炎、侵害受容性疼痛、心因性疼痛、未知の病因による疼痛、IL−6、IL−6可溶性受容体、又はIL−6受容体によって媒介される疼痛、OAの臨床診断を伴う患者における外科手術と関連した疼痛、静的異痛などの疼痛、動的異痛などの疼痛、クローン秒と関連した疼痛、及び/又は制限された期間内の多数の特許出願の完了と関連した疼痛が挙げられる。
一般に、特定の剤形の投与頻度は、過剰投薬せずに効果的な様式における最も効果的な結果を提供するように決定され、以下の基準に従って変更する:(1)特定の薬物(単数又は複数)の特徴、その薬理学的な特徴や物理的な特徴、例えば溶解性、(2)膨潤性マトリックスの特徴、例えばその透過性、並びに(3)薬物とポリマーの相対量。大部分の場合、剤形は、効果的な結果が8時間ごとに1回、12時間ごとに1回、又は24時間ごとに1回の投与により達成されるように調製される。それは、前記で検討したように、患者が飲み込む錠剤又はカプセルに置かれた物理的制約に起因して、大部分の剤形は、単一の投薬谷内の制限された量の薬物を支持することができるだけである。
一態様では、剤形は、効果的な持続した鎮痛のためのより頻度が多い投与を必要する現在の即時放出製造物と比較して、両薬物の持続された血漿濃度をもたらすために、1日2回又は1日3回の投薬頻度を可能にする。
本開示との関連で、所望レベルの鎮痛を維持するために、アセトアミノフェン及び/又はオピオイドの即時放出剤形に必要とされる複数回の薬物投与というよりはむしろ、胃保持性剤形は、1日1回又は1日2回の投薬処方で薬物が投与されてもよいため、投与プロトコールの患者のコンプライアンスを改善する利点を有する。本発明の一態様は、治療を必要とする患者に、治療的に有効量のアセトアミノフェンとオピオイドの併用投与する方法に関し、1日1回の処方で朝又は夕方に1回で、胃保持性剤形でアセトアミノフェンとオピオイド又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む。別の態様は、例えば1日2回の処方、朝に1回及び夕方に1回で胃保持性剤形を投与することを含む。
投与の全ての様式について、本明細書に記載される胃保持性剤形は、好ましくは、食事の様式で、即ち、少量の食事の消費とともに、又はその直後に投与される(米国特許出願公開第2003/0104062号、参照により本明細書に援用される)。夕食の様式で投与される場合、胃保持性剤形は、患者に、夜間又は翌日に疼痛に対する継続的な軽減を提供する。本発明の胃保持性剤形は、持続期間、鎮痛を提供することができ、これは、この剤形が、アセトアミノフェンとオピオイドの持続放出、及びGI管における薬物の優れた吸収の両方を可能にするためである。
ある局面では、食後又は食事様式はまた、食事の場合と同じであるか又は類似した効果を有する薬理学的物質の投与によって、薬理学的に誘導され得る。これらの食事様式を含む物質は別個に投与されてもよく、殻、殻とコアの両方、又は外側の即時放出コーティングに分散された成分として剤形に含まれてもよい。薬理学的な食事様式を含む物質の例は、発明の名称:Pharmacological Inducement of the Fed Mode for Enhanced Drug Administration to the Stomach、発明者:Markey,Shell,and Bernerである米国特許第7,405,238号に開示され、それは参照により本明細書中に援用される。
以下の実施例は、本発明の主題のある種の局面及び利点を例証するものであるが、本発明は、下記の特定の態様に限定されるように考慮されるものではない。
実施例1
剤形は、フェニレフリンHCl(「PE])モデルを用いて作製された。フェニレフリンは非常に水溶性であり(500mg/ml)、分子量は203.67ダルトン(Da)である。この溶解性は、上記で言及したオピオイドと同じオーダーであり、分子量も同じ範囲であり(約350〜450Da)、ミリグラムベースの投薬強度及び投薬範囲である。
アセトアミノフェン(APAP)、フェニレフリン(PE)及び膨張性ポリマーを含む持続放出の960mg錠剤の製造のための4つの製剤は、乾式混和処理を用いて製造され、Carver Auto C Press(Fred Carver,Inc,India)の手製であった。また、製剤には、ポリビニルピロリドン(PVP)やステアリン酸マグネシウムが含まれた。製剤(サンプル)3及び4において微結晶性セルロース(MCC)も添加された。乾式混和処理は、ガラス瓶中で全ての成分を混和し、0.3937”×0.7086”Modified Oval die(Natoli Engineering,St.Charles,MO)を用いて960mg錠剤に圧縮することからなる。Carver Auto C Pressを操作するためのパラメータは以下の通りであった:3000Ibsフォース、0秒滞留時間(Carver Press上で設定)、及び100%ポンプ速度。試料1及び2は、650mgのアセトアミノフェンと30mgのフェニレフリンを含む。試料3と4は500mgのアセトアミノフェンと30mgのフェニレフリンを含む。錠剤用の処方を以下の表1〜4に記載する:
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胃保持性のアセトアミノフェン(APAP)とフェニレフリン(PE)複合1000mg錠剤は、乾式混和処理を用いて製造し、Carver Auto C Press(Fred Carver,Inc,India)の手製であった。乾式混和処理は、ガラス瓶中で全ての成分を混和し、0.3937”×0.7086”Modified Oval die(Natoli Engineering,St.Charles,MO)を用いて1000mg錠剤に圧縮することからなる。Carver Auto C Pressを操作するためのパラメータは以下の通りであった:3000Ibsフォース、0秒滞留時間(Carver Press上で設定)、及び100%ポンプ速度。錠剤用の処方を以下の表9に記載する:
Figure 0005607550
上記試料1〜7の溶出プロフィールをUSP装置(40メッシュバスケット)、100rpmを用いて、pH5.8リン酸緩衝液中で決定した。各測定点での5mlの試料を媒体交換せずに1、2、4、6、8及び12時間で採取した。処方に添加された理論パーセントの活性成分に基づく、試料1〜4について得られた累積溶出プロフィールを以下の表6及び7に示す。
Figure 0005607550
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処方試料1〜4の累積溶出放出プロフィールを図1〜図4に示す。
処方に添加された理論パーセントの活性成分に基づく、5、6及び7についての累積溶出プロフィールを以下の表8に示す。
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試料5、6及び7の累積溶出放出プロフィールを図5に示す。
崩壊をUSP崩壊テスターを用いてpH5.8のリン酸緩衝液中で決定した。各測定点での1mlの試料を媒体交換せずに0.5、1、2、3、4、5、6、7及び8時間で採取した。処方に添加された理論パーセントの活性成分に基づく、得られた累積崩壊プロフィールを以下の表7及び8に示す。
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試料1〜4の崩壊放出プロフィールを図6〜図9に示す。
試料1〜4におけるフェニレフリン(PE)放出プロフィールvs時間の平方根(SQRT(T))をそれぞれ図10及び図11に示す。グラフは、試料におけるPE放出メカニズムが分散と浸食の混合であることを示す。試料1及び2についてのPE放出プロフィールvs時間の平方根を図10に示す。試料3及び4についてのPE放出プロフィールvs時間の平方根を図11に示す。
より高分子量のポリエチレンオキシドN60Kの使用により、ポリエチレンオキシド1105の使用と比較して、より低速の放出が得られた(例えば、図1と図2の比較、図3と図4の比較)。500mgアセトアミノフェンとポリエチレンオキシドN60Kを有する処方への微結晶性セルロースの添加により、フェニレフリンの放出と比較して、アセトアミノフェンの低速放出が得られた(例えば、図1と図3の比較、図6と図8の比較)。
実施例2
アセトアミノフェン及びオキシコドン塩酸塩の持続放出胃保持性製剤
アセトアミノフェン、オキシコドン塩酸塩及び2つのポリ(エチレンオキシド)ポリマー(POLYOX(登録商標))の1つを含む持続放出マトリックスは、流動床造粒処理を用いて製造され、続いてスクリーニング、混和及び圧縮を行った。各製剤は、1000gのバッチ(ロット)中で調製され、42.3〜42.4wt%アセトアミノフェン、2.3〜2.4wtオキシコドン塩酸塩、及び1.4wt%ポビドンUSP(K−29/32)を含んでいた。造粒後、API顆粒をUSP #20メッシュスクリーンを通過させてスクリーニングし、種々の量の2種のグレードのPOLYOX(登録商標)、微結晶性セルロース(Avicel PH 101 NF)、及びステアリン酸マグネシウム、NFと混和した。次に、混和物を錠剤に圧縮し、分析用に準備した。各バッチは、存在するポリマーの量と型で変化された。以下の表11は、POLYOX(登録商標)1105とPOLYOX(登録商標)N60Kを含む各バッチの処方を示す。微結晶性セルロース(Avicel(登録商標) PH 101)の量は、ポリマーの量に基づいて変化させた。
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各1kgのバッチ(ロット)は各処方について調製された。各処方に関して、アセトアミノフェンは、流動造粒機中で、水に含まれるポビドンとオキシコドンの8.0〜8.5%重量/重量溶液とともに噴霧された(GLATT(登録商標)トップスプレイGPCG1)。噴霧速度(10〜30g/ml)、吸気温度(50〜70℃)、及び流動化風量を含む流動床処理パラメータを変化させて、顆粒生成物温度を28〜35℃の範囲に維持した。噴霧空気圧は、顆粒処理全体で1.5バールに維持された。顆粒を乾燥させ、V−ブレンダー(PKブレンダー、Patterson−Kelly Harsco)を用いてポリマー、充填剤及び潤滑剤と共に混和した。ポリマーと充填剤を最初に10〜15分間混和し、次に潤滑剤を添加し、混和をさらに4分間継続した。
錠剤は、調整された楕円形の0.3837”幅×0.6299”長×0.075”カップ深さの金型で細工されたManesty(登録商標)Betaプレスを用いて調製された。7〜13kN(コロニュートン)の圧縮力を用いて、速度を1000〜2200錠剤/分とした。
上記の6バッチから製造された錠剤についての崩壊プロフィールをUSP崩壊テスターを用いてpH1.2、0.1N HCl中で37±2℃で決定した。試料を媒体交換せずに1、2、4、6、7、及び8時間で採取した。
表11に記載された処方を有する錠剤についての崩壊試験の結果を表12(累積オキシコドン塩酸塩放出)及び表13(累積アセトアミノフェン放出)に示す。データのグラフ表示を図12〜図13に示す。
Figure 0005607550
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結果は、放出が、少なくとも部分的には、製剤中のポリ(エチレンオキシド)ポリマーの分子量、ポリマーの組成率、及び微結晶性セルロースの郎に依存することを明確に示す。オキシコドン塩酸塩の累積放出は図12に示され、約20〜55%のオキシコドン塩酸塩が、最初の時間内にPOLYOX(登録商標)1105を含む錠剤から放出されたことを示す。POLYOX(登録商標)N60Kを有する錠剤からのオキシコドン塩酸塩の累積放出プロフィールは、約20〜65%のオキシコドン塩酸塩が最初の時間内に錠剤から放出されたことを示す。ゼロ次に近づく持続放出は、POLYOX(登録商標)1105を含む錠剤については、約6時間全体で観察されたが、一方、32%又は45%のPOLYOX(登録商標)N60Kを含む錠剤は、約8時間の器官で約ゼロ次放出を示した。
同じ剤形についてのアセトアミノフェン累積放出プロフィールを図13に示す。それは、約20〜50%の範囲のアセトアミノフェンが、最初の時間内でPOLYOX(登録商標)1105を含む錠剤から放出されたことを示し、一方、POLYOX(登録商標)N60Kを有する錠剤からのアセトアミノフェンの累積放出プロフィールは、約15〜65%のアセトアミノフェンが最初の時間内に錠剤から放出されたことを示す。32%又は45%のPOLYOX(登録商標)N60Kを含む錠剤は、オキシコドン塩酸塩の場合に見られたように、約8時間の期間で0次に近づく持続放出を示した。
図12〜13に示したデータの線形回帰は、ロット08110403(50%POLYOX(登録商標)1105)と08110406(45%POLYOX(登録商標)N60K)について実施され、それぞれ図14と図15に示される。オキシコドン塩酸塩が約2.8mg/hの線形速度で、50%POLYOX(登録商標)1105を有する錠剤から放出され、一方、アセトアミノフェンは約48mg/hの速度で放出されたことを決定した。
ロット08110406(45%POLYOX(登録商標)N60K)についての累積放出データの線形回帰は、オキシコドン塩酸塩が約2.1mg/hの線形速度で錠剤から放出され、一方、アセトアミノフェンが約36.8mg/hの速度で放出されたことを示す。
ロット08110403と08110406の含量均一性解析は、各バッチから5個の錠剤を分析することによって行った。各錠剤を計量し、次に、200mLの0.1N HClを添加した250mL容積フラスコに移した。その後、磁気撹拌機上にフラスコを設置し、磁気撹拌棒をフラスコ内に入れ、溶液を約1000rpmで一晩、室温で撹拌し、全ての破片が視覚的に溶解するまで行った。次に、追加の0.1N HClをフラスコに添加し、最終容積を250mLとし、さらに30分間撹拌した。各錠剤の各溶液1mlを分離フラスコに設置し、移動層溶液(97%水/3%IPA/0.1%TFA、見掛け上pH=3.0±0.1)で希釈し、Agilent 1100/1200 HPLCシステムで解析した。
得られたデータをそれぞれ表14と15に示す。50%POLYOX(登録商標)1105を含む表について、オキシコドン塩酸塩に対する含量均一性は、ラベル表示の91.0%〜92.4%の範囲であり、平均が91.6%、標準偏差が0.7であった。アセトアミノフェンに対する含量均一性はラベル表示の98.5%〜100%の範囲であり、平均が99.4%、標準偏差が0.9であった。
45%POLYOX(登録商標)N60Kを含む表について、オキシコドン塩酸塩に対する含量均一性は、ラベル表示の91.0%〜95.2%の範囲であり、平均が91.6%、標準偏差が0.7であった。アセトアミノフェンに対する含量均一性は、ラベル表示の99.2%〜103.1%の範囲であり、平均が99.4%、標準偏差が0.9であった。
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標準的なUSPプロトコールに従って、Venkel Tablet Testerを用いて硬度について錠剤を試験した。錠剤の硬度は9〜12kbの範囲であった。
実施例3
アセトアミノフェンとオキシコドン塩酸塩を有する即時放出組成物は、本明細書に記載される方法を用いて製造された。処方を以下の表16に示す。
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アセトアミノフェン、クロスカルメロースナトリウム、ラクトース・一水和物、及び微結晶性セルロースを含む混合物は、流動床造粒機(Vector(登録商標)トップスプレイFLM1)中にオキシコドン塩酸塩とポビドン(約9%)を含む溶液とともに噴霧にされた。次に、顆粒をUSP #20メッシュスクリーンを介してスクリーニングした。得られた顆粒をV−ブレンダー(PKブレンダー、Patterson−Kelly Harsco)でステアリン酸マグネシウムとともに4時間混和され、その後、二層圧縮するために準備した。
実施例4
持続放出ポリマーマトリックスと即時放出コンポーネントを含む二層錠剤は、調整された楕円形の0.4337”幅×0.7450”長の押し抜き機で細工されたManesty(登録商標)BB4プレスを用いて調製された。圧縮に用いられた持続放出材料の処方を以下の表17に示す。
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次に、二層錠剤は、37±2℃の0.1N HCl中でUSP崩壊試験を用いて累積薬物放出に対して特徴付けられた。結果は、表18に示され、図16に例証された。それは、約50〜55%のアセトアミノフェンが最初の時間点である1時間で放出され、一方、約55〜57%のオキシコドン塩酸塩がこの時間までに放出されたことを示す。これは、即時放出層による薬物放出を指示する。アセトアミノフェンとオキシコドン塩酸塩の比例放出は、8時間の期間で観察された。
Figure 0005607550
二層錠剤は、含量均一性についてさらに特徴付けされた。5つの錠剤を分析し、結果を表19に示した。それは、含量均一性がアセトアミノフェンについてのラベル表示の121.8〜125.2%の範囲であり、オキシコドンHClについては110.5〜113.5%の範囲であった。アセトアミノフェンとオキシコドンHClの標準偏差は、各々1.3であり、錠剤に存在するアセトアミノフェンとオキシコドンHClのミリグラムに対して錠剤間で非常に小さな変化であることを示す。
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実施例5
また、二層錠剤を高剪断造粒法を用いて調製した。5kgバッチは、胃保持性持続放出マトリックス、及び即時放出成分マトリックスのために調製された。持続放出層は、42.9%アセトアミノフェン、2.4wt%オキシコドン塩酸塩、2.7wt%ポビドン、45.0wt%POLYOX(登録商標)N60K、6.0wt%微結晶性セルロース、及び1.0wt%ステアリン酸マグネシウムを含んでいた。即時放出層は、77.5wt%アセトアミノフェン、5.2wt%オキシコドン塩酸塩、4.0wt%ポビドン、3.0wt%クロスカルメロースナトリウム、9.2wt%微結晶性セルロース、及び0.9wt%ステアリン酸マグネシウムを含んでいた。
持続放出層のための顆粒は、造粒液として水を用いて、高剪断造粒によって調製された。アセトアミノフェン、オキシコドン塩酸塩及びポビドンをベンチスケールの高剪断造粒機(Glatt(登録商標))に充填した。乾燥粉末を1分間、ブレードを駆動することによって混和し、その時間後、約5〜30gm/分の噴霧速度で、混合している混和物上に水を噴霧した。噴霧を開始後、チョッパーを始め、噴霧中に行った。一度、造粒が完了すれば、造粒物を高剪断造粒機から取り出し、流動床プロセッサー(Giatt(登録商標))トップスプレイGPCG1)を用いて乾燥させた。乾燥顆粒を20メッシュUSPスクリーンを介してスクリーニングした。V−ブレンダー(PKブレンダー、Patterson−Kelly Harsco)中で15分間、ステアリン酸マグネシウムを除く残りの賦形剤とともにスクリーニングされた顆粒を混和した。次に、ステアリン酸マグネシウムをその混合物に添加し、さらに4分混和し、二層圧縮のために準備した。
即時放出層のための顆粒は、持続放出層のために上述したように、高剪断法を用いて調製された。アセトアミノフェン、オキシコドン塩酸塩、ポビドン、クロスカルメロースナトリウム、及び微結晶性セルロースは、ステアリン酸マグネシウムとの混和前に、高剪断法を用いて顆粒にした。ステアリン酸マグネシウムとの混和前に、顆粒をUSP #20メッシュスクリーンを介してスクリーニングした。混和後、それらを二層圧縮のために準備した。
持続放出及び即時放出混和物は、調整された楕円形の0.4337”幅×0.7450”長の押し抜き機で細工されたManesty(登録商標)BB4プレスを用いて調製されたハンドロールを用いて二層錠剤に圧縮された。
高剪断造粒によって調製された二層錠剤は、0.1N HCl中、37±2℃でUSP崩壊試験を用いて累積薬物放出に関して特徴付けられた。結果を図17に示す。それは、約50%のアセトアミノフェンが1時間の最初の時間点で放出され、一方、約50%のオキシコドンHClがこの時間までに放出されたことを示す。これは、即時放出層による薬物放出を指示する。アセトアミノフェンとオキシコドンHClの比例放出が約8時間の期間で観察された。
さらに、二層錠剤は、含量均一性に関して特徴付けられた。5つの錠剤を解析し、結果を表20に示した。それは、含量均一性が、アセトアミノフェンに対してラベル表示の99.1%〜101.9%の範囲であり、オキシコドンHClに対してラベル表示の98.6%〜101.4%の範囲であることを示す。アセトアミノフェンとオキシコドンHClの標準偏差は、それぞれ1.2と1.3であった。両者の値は、表に示されるミリグラムのアセトアミノフェンとオキシコドンHClに対して、個々の表のうち非常に低いレベルのバラツキを示す。
調整された楕円形の0.4337”幅×0.7450”長の押し抜き機で細工されたManesty(登録商標)BB4プレスを用いた二層錠剤の機械生産の結果を表に示し、IR層をキャッピングに供した。
Figure 0005607550
実施例6
アセトアミノフェン、トラマドール塩酸塩及び45%POLYOX(登録商標)N60Kを含む持続放出マトリックスは、流動床造粒処理を用いて製造され、その後、スクリーニングされ、混和され、実施例2に記載されるように圧縮された。処方を以下の表21に示す。
Figure 0005607550
流動床造粒をVector FL−M−1 Fluid Bed Granulatorで行った。PVP及びトラマドール塩酸塩を含む結合溶液を用いてアセトアミノフェンを噴霧した。造粒後、得られた調製物は、乾燥における最終の喪失(LOD)、バルク密度、及びタップ密度に関して特徴付けられた。
造粒パラメータ及び造粒後の特徴付けを以下の表22に示す。
Figure 0005607550
次に、造粒混合物をスクリーニングし、Vブレンダー中で残りの賦形剤と混和し、錠剤に圧縮した。
混和物の粒子サイズ分布は、タイマーを有する粒子サイズ振とう機(W.S.Tyler Inc.,ROTAP,RX−29)及びU.S.標準篩シリーズ:No.60(250μm)、100(150μm)、140(106μm)、200(75μm)、270(53μm)、及び325(45μm)を用いて決定された。50グラムの試料を正確に計量し、トップ篩に移し、次に、振とう機で5分間振とうした。その後、各篩の上部に残っている材料を直近の0.1グラムまで計量した。結果を表23に提示し、図18に示す。
Figure 0005607550
次に、アセトアミノフェンとトラマドールを含む即時放出マトリックスを製造し、表24に示される処方を有する。
Figure 0005607550
流動床造粒は、胃保持性マトリックスについて記載したように、Vector FL−M−1 Fluid Bedで行った。ポビドンとトラマドールの結合剤溶液をアセトアミノフェンに噴霧した。次に、顆粒を残りの賦形剤と混和した。造粒調製物及びIRマトリックスの造粒後の特徴付けを以下の表25に示す。
Figure 0005607550
上記で製造した即時放出マトリックスを有する胃保持性持続放出マトリックスの圧縮は、調整された楕円形の0.4337”幅×0.7450”長の金型で細工されたManesty(登録商標)BB4プレスを用いて、1分間あたり220錠の圧縮速度で行われた。
錠剤プレスの12分駆動から得たデータ区分の比較により、得られた錠剤が0.01〜0.12の範囲の脆さを有することが示され、硬度試験中に裂けることはなかったことを示す。圧縮データを以下の表26にまとめる。
Figure 0005607550
実施例7
アセトアミノフェンとトラマドールの第1投薬量と第2投薬量を有する二層錠剤は、胃保持性持続放出層と即時放出層を含み、全重量が1042mgであり、表27(持続放出)及び表28(即時放出)に示される処方に従って作製された。持続放出層を調製するために、実施例2に記載される方法を用いた。アセトアミノフェン、トラマドール、及び結合剤は、最初に、実施例2に記載される流動床造粒を用いて湿式造粒された。次に、得られた造粒混合物をスクリーニングし、V−ブレンダー中でポリマー、充填剤、着色剤、及び潤滑剤と混和した。
即時放出層を調製するために、実施例3に記載の方法を用いた。ステアリン酸マグネシウムを除く全ての成分は、流動床造粒法を用いて湿式造粒され、次に、顆粒をスクリーニングし、V−ブレンダー中で潤滑剤と混和し、その後、圧縮用に準備した。
次に、持続放出成分と即時放出成分は、調整された楕円形の0.4337”幅×0.7450”長の金型で細工されたManesty(登録商標)BB4プレスを用いて二層錠剤に圧縮された。7〜13kN(コロニュートン)の圧縮力を用い、速度は1000〜2200錠剤/分であった。
Figure 0005607550
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上述される6つのバッチから製造した錠剤についての崩壊プロフィールは、pH1.2の0.1N HCl中でUSP崩壊テスターで測定された。媒体交換せずに1、2、4、6、7、及び8時間で試料を採取した。時間点でアセトアミノフェンとトラマドールの累積放出値を以下の表29に示し、グラフを図20に示した。データは、7時間の期間、アセトアミノフェンとトラマドールについての比例的な放出率を示す。
Figure 0005607550
二層錠剤の含量均一性は、実施例2に記載された方法を用いて試験された。以下の表30に示されるように、アセトアミノフェンの重量を基準にした平均含量均一性はラベル表示の95.5%であり、一方、トラマドールの重量を基準にした、平均含量均一性はラベル表示の101.0%であった。アセトアミノフェンとトラマドールの標準偏差は、それぞれ3.1と4.1であった。
Figure 0005607550
実施例8
胃保持性持続放出層と即時放出層を含む二層錠剤を作製し、表31に示される処方を含んでいた。錠剤中、即時放出層は、PVPの代わりに結合剤としてヒドロキシプロピルセルロース(HPC)を含んでいた。持続放出層は結合剤としてPVPを含み、実施例2に記載されるように調製した。アセトアミノフェン、オピオイド、及びポビドン(PVP)は、最初に、流動床を用いて湿式造粒された。次に、得られた顆粒混合物をV−ブレンダー中でポリマー、充填剤、及び潤滑剤と混和した。即時放出層を調製するために、アセトアミノフェン、オピオイド、及びヒドロキシプロピルセルロース(HPC)が、最初に、流動床造粒を用いて造粒された。次に、得られた造粒混合物を潤滑剤と混和した。二層錠剤は、0.4330”幅×0.7450”長の調整された楕円形の金型を用いてManesty BB4機械で圧縮された。二層錠剤中の各成分の量を表31に示す。アセトアミノフェンとオキシコドンHClの崩壊放出プロフィールを表32、並びに図21と図22に示す。
Figure 0005607550
Figure 0005607550
実施例9
二層錠剤は、胃保持性持続放出層と即時放出層を含み、全重量が1042mgであり、表33(持続放出)及び表34(即時放出)に示される処方に従って作製される。持続放出層を調製するために、実施例2に記載される方法を用いる。アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤は、最初に、実施例2に記載の流動床造粒を用いて湿式造粒される。次に、得られた造粒混合物をスクリーニングし、V−ブレンダー中でポリマー、充填剤、着色剤、及び潤滑剤と混和する。
即時放出層を調製するために、実施例3に記載の方法を用いる。ステアリン酸マグネシウムを除く全ての成分は、流動床造粒法を用いて湿式造粒され、次に、顆粒をスクリーニングし、V−ブレンダー中で潤滑剤と混和され、その後、圧縮のために準備される。
その後、持続放出成分と即時放出成分は、0.4337”幅×0.7450”長の調整された楕円形の金型を用いてManesty BB4機械で二層錠剤に圧縮される。7〜13kN(キロニュートン)の圧縮力を用いた。速度は1000〜2200錠剤/分であった。
Figure 0005607550
Figure 0005607550
実施例10
オキシコドンなどのオピオイドアゴニストは、空洞内の運動性を減少させることが報告されている。空洞は、胃内容排出の緩和するようになる(Wood and Galligan,Physicians’Desk Reference,59th edition(2005)p2818)。これは、持続放出の胃保持性アセトアミノフェン/オピオイド併用薬物製剤の浸食時間に影響を及ぼし得た。予備試験は、摂食様式で胃への保持に十分なサイズまで膨潤するポリマーマトリックスを含むアセトアミノフェン持続放出錠剤の浸食時間に対するオキシコドンの影響を決定するために行われた。
これは、5匹の健常な雌ビーグルイヌ(体重12〜16kg)における無作為の二方向交差試験であり、オキシコドン投与の有無による、アセトアミノフェンの胃保持性持続放出錠剤の浸食時間を決定した。少なくとも14時間の夜間絶食後、缶詰の100gのイヌの餌(Pedigree(登録商標) Traditional ground Dinner with Chunky Chicken)を与えた。
動物が食餌を消費した15分後、剤形を投与した。オキシコドンアームにおいて、オキシコドン(ゼラチンカプセル中14mg(0.28mLの50mg/mL水溶液))を錠剤とともに投与し、提案された処方の即時放出部分を刺激した。これは、9回投薬(全量16mgのオキシコドン)について次の4.5時間(ゼラチン中1.8mgオキシコドン(0.036mLの50mg/mL水溶液)、4.5時間30分毎)において刺激された持続放出に従った。初期の食餌に加えて、動物にはさらに100gmの食餌を最初の食餌の4時間後に与えられた。上記低準は、反対の処置で2日後に繰り返した。
胃保持性持続放出アセトアミノフェン錠剤の浸食は、蛍光透視法を用いて評価された。各錠剤は、「X」の形状で2つの放射線不透過性ストリングを含んでいた。ストリングの分離は、錠剤の完全な浸食を表すと考えられた。ストリングが分離するまで30分毎に画像を得た。個々の平均した錠剤浸食時間を表35に示す。対照とオキシコドンの浸食時間において有意な差がなかった(p>0.05)。
Figure 0005607550
同時投与されたオキシコドンは浸食時間に有意な影響を及ぼさなかったことが予期せずに見出された。
実施例9
本明細書に記載される異なる持続放出の胃保持性剤形の浸食時間を決定するための試験が、ヒトにおける薬物送達時間を置きするための手段としてイヌを用いて行われる。持続放出と即時放出を含む二層錠剤は、これらの試験において用いられる。各錠剤は、全重量が約1000mgであり、表36に指示される通り、500mgアセトアミノフェン、及び15又は30mgのオキシコドンを含んでいた。錠剤の胃保持性(GR)部分は、表36に記された変更を除いて、実施例2に従って調合される。即時放出(IR)層は上記の実施例3に従って調合され、ヒドロキシプロピルセルロース又はポビドンが表36に記載される結合剤として使用されることを除く。
Figure 0005607550
4方向交差試験を5匹の健常な雌ビーグル犬において行う。14時間の夜間絶食後、犬に100gの缶詰のイヌの餌を与える。食餌を消費して15分後、犬に意見されるべき4つの製剤のうちの1つを投薬する。最初の食餌の4時間後、動物にさらに100gの缶詰のイヌの餌を与える。
胃保持性持続放出オキシコドン/アセトアミノフェン錠剤の浸食は蛍光透視法を用いて評価される。このプロトコールに使用される各錠剤は、「X」の形状で2つの放射線不透過性ストリングを含んでいる。ストリングの分離は、錠剤の完全な浸食を表すと考えられる。ストリングが分離するまで30分毎に画像を得る。上記手法は、各イヌが4つの製剤を投与されるまで3〜4日の間隔で繰り返される。
多数の例示的局面及び態様が上記で検討されたが、当業者はある種のその変更、置換、付加及び副結合を認識する。したがって、以下に添付された請求の範囲及び以降に導入される請求の範囲は、それらの真の精神及び範囲内であるように、全てのこのような変更、置換、付加及び副結合を含むことが意図される。

Claims (21)

  1. オピオイド及びアセトアミノフェンの持続放出用製剤であって、液体の吸収により、食物様式で対象の消化管内で胃保持するのに十分な大きさまで膨張する、ポリアルキレンオキシド、セルロースポリマー、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(N‐ビニルラクタム)及びポリビニルアミンからなる群から選択される少なくとも1つの親水性ポリマーを20〜60重量パーセント含むポリマーマトリックス中に分散された第1投薬のアセトアミノフェンと第1投薬のオピオイドを含む持続放出部、及び第二投薬のアセトアミノフェンと第二投薬のオピオイドを含む即時放出部を含み、
    ここで、前記第1投薬のアセトアミノフェンが前記ポリマーマトリックスの浸食を通じて製剤から放出され、前記第1投薬のオピオイドが、37℃、0.1NのHClにおけるインビトロ崩壊試験において4〜8時間の胃保持期間にアセトアミノフェンの放出と比例した速度で製剤から放出され、そして前記製剤が、
    アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第1混合物を湿式造粒して第1造粒混合物を形成し、
    前記第1造粒混合物をポリマー及び1以上の賦形剤と混和して持続放出部を形成し、
    アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第2混合物を湿式造粒して第2造粒混合物を形成し、
    第2造粒混合物を1以上の賦形剤と混和して、即時放出部を形成し、そして
    前記持続放出部及び即時放出部を圧縮して二層錠剤を形成すること
    を含む処理に従って製造される、製剤。
  2. 前記第1投薬のアセトアミノフェンが100〜600mgであり、前記第1投薬のオピオイドが5〜40mgである、請求項1に記載の製剤。
  3. 前記オピオイドが、トラマドール、オキシコドン、ヒドロモルフォン、コデイン、及びヒドロコドンからなる群から選択される、請求項1に記載の製剤。
  4. 前記ポリマーが、分子量が500,000ダルトン〜10,000,000ダルトンであるポリ(エチレンオキシド)である、請求項1に記載の製剤。
  5. 前記ポリマーが、前記持続放出部の35〜50重量パーセントの範囲の量で存在する、請求項1に記載の製剤。
  6. 前記持続放出部が、オピオイドと混合したアセトアミノフェンの粒子を含む、請求項1に記載の製剤。
  7. 前記粒子が、20ミクロン超、500ミクロン未満の平均粒子サイズを有する、請求項6に記載の製剤。
  8. 前記第2投薬のアセトアミノフェンが200〜240mgであり、前記第2投薬のオピオイドが10mg〜20mgである、請求項に記載の製剤。
  9. 前記錠剤が12Kp〜20Kpの硬度を有する、請求項に記載の製剤。
  10. 前記錠剤が0.3%〜1.0%の破砕性を有する、請求項に記載の製剤。
  11. 前記錠剤が、85〜115重量パーセントの含有均一性を有し、相対標準偏差(RSD)が6パーセント以内である、請求項に記載の製剤。
  12. 対象への前記錠剤の投与により、前記錠剤が液体を吸収し、投与後1時間以内に、投与前の製剤サイズの120%〜140%のサイズまで膨張する、請求項に記載の製剤。
  13. 40%〜60%のアセトアミノフェンと50%〜70%のオピオイドがインビトロの溶出試験において1時間以内に放出される、請求項に記載の製剤。
  14. オピオイドとアセトアミノフェンの持続放出用の製剤を製造する方法であって、ここで前記オピオイドとアセトアミノフェンが、持続放出ポリマーマトリックス中に分散され、前記方法が、以下のステップ:
    アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第1混合物を湿式造粒して第1造粒混合物を形成し、
    前記第1造粒混合物をポリマー及び1以上の賦形剤と混和して持続放出部を形成し、ここで前記ポリマーが、ポリアルキレンオキシド、セルロースポリマー、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(N‐ビニルラクタム)、及びポリビニルアミンからなる群から選択され、そして前記ポリマーマトリックスが、前記ポリマーの20〜60重量パーセントを含み、
    アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第2混合物を湿式造粒して第2造粒混合物を形成し、
    第2造粒混合物を1以上の賦形剤と混和して、即時放出部を形成し、そして
    前記持続放出部及び即時放出部を圧縮して二層錠剤を形成すること
    を含む、方法。
  15. 前記湿式造粒が流動床造粒による湿式造粒を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記第1又は第2造粒混合物の湿式造粒が、アセトアミノフェンを含む混合物に、結合剤とオピオイドで構成される溶液を噴霧することを含む、請求項1に記載の方法。
  17. 疼痛を被っている対象に、経口投与を介して前記疼痛を治療するための方法において使用するための請求項1に記載の製剤。
  18. 前記投与が、24時間以内に2回の投与を含み、前記投与が食事とともに行われる、請求項17に記載の使用のための請求項1に記載の製剤。
  19. オピオイドとアセトアミノフェンの持続放出用の二層錠剤製剤であって、前記二層錠剤製剤が、親水性ポリマーを含むポリマーマトリックス中に分散される前記オピオイドとアセトアミノフェンを含む持続放出部を含み、ここで前記ポリマーが、ポリアルキレンオキシド、セルロースポリマー、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(N‐ビニルラクタム)、及びポリビニルアミンからなる群から選択され、そして前記ポリマーマトリックスが、前記ポリマーの20〜60重量パーセントを含み、ここで前記二層錠剤製剤が、アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第1混合物を湿式造粒して、第1造粒混合物を形成し、前記第1造粒混合物を前記ポリマー及び1以上の賦形剤と混和して、持続放出部を形成し、アセトアミノフェン、オピオイド、及び結合剤を含む第2混合物を湿式造粒して、第2造粒混合物を形成し、前記第2造粒混合物を1以上の賦形剤と混合物温和して、即時放出部を形成し、第1造粒混合物及び第2造粒混合物を圧縮して、前記二層錠剤を形成することを含む処理に従って製造される、二層錠剤製剤。
  20. 前記第1混合物を湿式造粒することが、アセトアミノフェンに結合剤とオピオイドを含む溶液を噴霧することを含む、請求項19に記載の製剤。
  21. 前記親水性ポリマーが、アルキル置換セルロースポリマーまたはポリアルキレンオキシドである、請求項1に記載の製剤。
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