JP5599118B2 - 粘着剤及びラベル - Google Patents
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Description
ることができ、特に、反応性や溶剤への溶解性の点からクエン酸カルシウムを用いることが好ましい。
参考例1においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、架橋及びα化されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:スターチMH-A)30gを加
えて攪拌し、これを糊化させた後、これに4重量%のアルギン酸ナトリウム水溶液12.5g(アルギン酸ナトリウム0.5g)と、アルギン酸ナトリウムの架橋剤であるクエン酸カルシウム0.07g(アルギン酸ナトリウムに対して0.3当量)とを加えて攪拌し、参考例1の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは6.5であった。
参考例2においては、上記の参考例1において、上記の4重量%のアルギン酸ナトリウム水溶液を25g(アルギン酸ナトリウム1g)、アルギン酸ナトリウムの架橋剤であるクエン酸カルシウムを0.14g(アルギン酸ナトリウムに対して0.3当量)加えるようにし、それ以外は、上記の参考例1と同様にして、参考例2の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは6.5であった。
参考例3においては、上記の参考例1において、上記の4重量%のアルギン酸ナトリウム水溶液を37.5g(アルギン酸ナトリウム1.5g)、アルギン酸ナトリウムの架橋剤であるクエン酸カルシウムを0.21g(アルギン酸ナトリウムに対して0.3当量)加えるようにし、それ以外は、上記の参考例1と同様にして、参考例3の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは6.6であった。
参考例4においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、架橋及びα化されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:スターチMH-A)27gを加
えて攪拌し、これを糊化させた後、これに1重量%の水酸化ナトリウムと6重量%のカードランを含む水溶液62.6g(カードラン3.75g)を加えて攪拌し、さらにアルカリ側のpH調整剤である水酸化ナトリウムを全体に対して0.5重量%加えて、参考例4の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは12.5であった。
参考例5においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、架橋及びα化されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:スターチMH-A)27gを加
えて攪拌し、これを糊化させた後、これに1重量%のリン酸三ナトリウムNa3PO4と6重量%のカードランを含む水溶液62.6g(カードラン3.75g)を加えて攪拌し、さらにアルカリ側のpH調整剤であるリン酸三ナトリウムNa3PO4を全体に対して1重量%加えて、参考例5の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは11.2であった。
比較例1においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、架橋及びα化されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:スターチMH-A)30gを加
えて攪拌し、これを糊化させて、比較例1の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは5.5であった。
であった。
実験例A1においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、エーテル化されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:デリカSE エーテル化度5%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを加えて攪拌し、これを糊化させた後、これに4重量%のアルギン酸ナトリウム水溶液12.5g(アルギン酸ナトリウム0.5g)と、アルギン酸ナトリウムの架橋剤であるクエン酸カルシウム0.07g(アルギン酸ナトリウムに対して0.3当量)とを加えて攪拌し、さらに酸性側のpH調整剤であるリンゴ酸を全体に対して0.2重量%加えて、実験例A1の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは3.4であった。
実験例A2においては、多糖類として、エーテル化及び架橋された馬鈴薯系澱粉(日澱化学(株)製:デリカM9 エーテル化度5%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを用いるようにし、それ以外は、上記の実験例A1と同様にして、実験例A2の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは3.6であった。
実験例A3においては、多糖類として、エーテル化された米系澱粉(日澱化学(株)製:デリカRB エーテル化度4%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを用いるようにし、それ以外は、上記の実験例A1と同様にして、実験例A3の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは3.6であった。
実験例A4においては、多糖類として、エーテル化されたタピオカ系澱粉(日澱化学(株)製:G800 エーテル化度5%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを用いるようにし、それ以外は、上記の実験例A1と同様にして、実験例A4の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは3.1であった。
実験例A5においては、多糖類として、架橋及びα化されているがエーテル化されていない前記のワキシスターチ(日澱化学(株)製:スターチMH-A)30gを用いるよう
にし、それ以外は、上記の実験例A1と同様にして、実験例A5の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは3.3であった。
実験例B1においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、エーテル化及び架橋された馬鈴薯系澱粉(日澱化学(株)製:デリカM9 エーテル化度5%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを加えて攪拌し、これを糊化させた後、これに1重量%のリン酸三ナトリウムNa3PO4と6重量%のカードランを含む水溶液62.6g(カードラン3.75g)を加えて攪拌し、さらに酸性側のpH調整剤であるリンゴ酸を全体に対して0.07重量%加えて、実験例B1の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは9.8でアルカリ性であった。
実験例B2においては、酸性側のpH調整剤であるリンゴ酸を全体に対して0.17重量%加えるようにし、それ以外は、上記の実験例B1と同様にして、実験例B2の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは7.1で中性であった。
実験例B3においては、酸性側のpH調整剤であるリンゴ酸を全体に対して0.60重量%加えるようにし、それ以外は、上記の実験例B1と同様にして、実験例B3の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは4.0で酸性であった。
実験例C1においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、エーテル化及び架橋された馬鈴薯系澱粉(日澱化学(株)製:デリカM9 エーテル化度5%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを加えて攪拌し、これを糊化させた後、これに1重量%のリン酸三ナトリウムNa3PO4と5重量%のカードランを含む水溶液50g(カードラン2.5g)を加えて攪拌し、実験例C1の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは10.10であった。
実験例C2においては、グリセリン35gと水35gとからなる溶剤に、多糖類として、エーテル化及び架橋された馬鈴薯系澱粉(日澱化学(株)製:デリカM9 エーテル化度5%)27gと、エーテル化及び架橋されたワキシスターチ(日澱化学(株)製:アミコールA エーテル化度5%)3gとを加えて攪拌し、これを糊化させた後、これに4重量%のアルギン酸ナトリウム水溶液12.5g(アルギン酸ナトリウム0.5g)と、アルギン酸ナトリウムの架橋剤であるクエン酸カルシウム0.07g(アルギン酸ナトリウムに対して0.3当量)とを加えて攪拌し、実験例C2の粘着剤を調製した。なお、この粘着剤のpHは3.57であった。
11 ラベル基材
12 粘着剤層
Claims (2)
- 乳酸ナトリウムと水とを含む溶剤に、少なくともエーテル化された多糖類と、アルギン酸塩及び/又はカードランとを溶解させたことを特徴とする粘着剤。
- ラベル基材の片面に粘着剤層が設けられたラベルにおいて、上記の粘着剤層に請求項1に記載の粘着剤を用いたことを特徴とするラベル。
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