JP5597768B2 - シートベルトの調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通常着用、急ブレーキ、着用後の取り戻しなどの様々な状況に応じて、シートベルトのロック又は収縮の度合いを調整できる、各種交通手段用シートベルトの調整装置に関する。
交通手段のパッシブセーフティとは、事故が起こった後に乗員に対し保護する性能である。自動車でいえば、パッシブセーフティの面において、シートベルトとエアバッグは人々に広く注目されている装備である。しかし、シートベルトをきちんと着用しなければ、エアバッグの役割は大きく損なわれ、さらにエアバッグ作動したした際、乗員が負傷する可能性もある。
自動車用シートベルトでいえば、通常のシートベルトが緊急ロック式シートベルトである。使用する前には、シートベルトのストラップを簡単に外に引き出すことができる。通常の走行時には、自動車の回収巻取器は比較的に弱いバネ収縮力でシートベルトのストラップを保持し、乗員に強い圧迫感を感じさせない。しかし、いかなる衝突や激しい揺れが発生すれば、ロック装置はただちにシートベルトのストラップをロックして係止し、その更なる引出しを防止する。
現在、プリテンショナー・フォースリミッター付シートベルトが開発され、衝突が発生した時にさらにシートベルトのストラップを引き締め、効果的に乗員の身体を固定する。
現在、多くのプリテンショナー式シートベルトは起爆原理を利用しており、いわゆる火薬式シートベルトである。火薬式シートベルトの巻取器に爆発装置があり、作動された時に爆発のエネルギーによって巻取器を回転させ、ストラップを引き締める役割を果たす。このようなシートベルトは通常エアバッグと組み合わせて使用されている。一般的に、このようなプリテンショナー式シートベルトは2種の作用原理を有し、軽い衝突や急ブレーキの時に普通のシートベルトと同じ機能を具備する。言い換えれば、シートベルトを急速に力を入れて引くと、巻取器がロックするが、爆発装置が作動されない。この意味では、衝突が一定の激しい程度に達するときだけ働く。また、爆発装置が一回限りであり、一度作動されたら修理店で新しいものに交換しなければならない。
火薬式シートベルト装置において、ガス発生器が不可欠なものであり、高圧ガスを使用することは、使用中の十分な強度や密封性を確保するため、適切な材料及び構造が必要であることを意味する。また、衝突の際、プリテンショナー式シートベルトはプリテンション力を発生するが、このプリテンション力は生産時に設定されたものであり、特定の乗員の体型に適応させる調整ができないため、安全保護性能は完全ではない。また、運動エネルギーを直接にシートベルトの回転軸に作用させるために、このような装置は巻取器に結合しなければならない。そのため、このような装置は大型で、設計が複雑で、コストが高く、調整しにくいなどの欠点を持っている。
プリクラッシュセーフティシステムを備える車両もあり、そのプリテンション機能が電動機構に由来するため、シートベルトの繰り返しの使用を保証する。勿論、繰り返し使用の回数は制限されたものであり、所定の回数を超えると、プリテンショナー式シートベルトを含むプリクラッシュセーフティシステムは全体交換しなければならない。このようなプリクラッシュセーフティシステムは繰り返し使用できるが、しかし交換が不便である。さらに、電子的手段によりこのシステムを制御しなければならないため、依然として構造
が複雑で、交換が不便で、コストが高く、信頼性が低く、普及しにくいとの問題がある。
特許文献GB2294866において、慣性により機械制御を実現するプリテンショナー装置が開示された。その作動原理は以下である。図17に示すように、通常の走行時には、作動ロッド16は質量体17にしっかり接合せず、ストラップSのタングプレート53を係合する支持部材47に接合する。図17に示すように、予め設定された安全限度を超えて減速する場合、質量体17が慣性により前進し、作動ロッド16は質量体17の凹部に噛みこむように係合し、支持部材47との接合が解放される。これにより支持部材47がストラップSを連動させて下方及び後方であるF方向に回転させ、これによりストラップを引き締めて固定位置に係止する。
このような機械式プリテンショナー装置が提供する引締力はスロット30の弧長により決まり、より大きな引締力の提供が必要であれば、スロット30の弧長を長くしなければならず、必然的に装置全体の占有スペースが大きくなるという問題が出る。また、スロット30の弧長を長くすればするほど、装置全体の応答時間が長くなり、衝突の際に乗員が負傷する可能性は大きくなる。その他、当該プリテンショナー装置は、トリガレバー16が、質量体17と、支持部材47との両者に対し、それぞれ接合・脱離を起こすことにより引き締めを実現するため、もし接合・脱離の何れが実現されなければ、プリテンショナー装置が作動しないような重大な結果をもたらす可能性がある。これは、使用の信頼性が限られたものであり、信頼性を向上するには設計と製造の費用が増加し、経済的ではない。
US4768809はプリテンショナー装置を開示した。当該プリテンショナー装置において、端部がヒンジされて接合する二つの振りロッドを、シートベルトのストラップを引き締めて所定の固定位置に係止する構造として用いる。しかし、この構造はGB2294866の構造と同じように、円弧状の案内スロットを用いてストラップの引き締めを案内する。従って、依然として上記のような引締力が案内スロットの構造に制限され、占有スペースが大きいという欠点が存在する。
上記に鑑み、前記欠点を克服できるシートベルトの提供が望まれる。即ち、通常の運転時に運転手に適切で略ゼロの引締力を提供し、シートベルトからの圧力がほとんど感じない状態で自由に動ける余地を残して乗員を比較的に快適させると共に、緊急時や災難をもたらすほどの事故が起きる場合に、瞬時にストラップを引き締めることができ、さらに事後に自動的にストラップを緩ませることができるシートベルトであって、構造が簡単で、信頼性が高く、交換と調整が便利で、コストが低く、普及しやすいなどのメリットを持つシートベルトが求められる。
本発明はこのようなシートベルトを提供することを目的とする。当該シートベルトは通常の使用、急ブレーキ、使用後の取り戻しなど様々な状況に応じて、シートベルトのロック又は収縮の度合いを調整できる。
本発明は交通手段用シートベルトの調整装置を提供する。前記調整装置は第1振りロッドと第2振りロッドとにより形成され、前記第1振りロッドと第2振りロッドの隣接端部がヒンジされて所定の夾角が形成され、前記第1振りロッドと第2振りロッドの非隣接端部の一方は動かないように固定され、他方の非隣接端部は前記夾角の変化により可動である、一対の支持振りロッドと、前記第1振りロッド及び/又は第2振りロッド及び/又は振りロッドのヒンジポイントに力を加えることにより、前記夾角を変化させ、これにより
前記他方の非隣接端部を介して、シートベルトのストラップに大きさが変化する作用力を直接に加える、アクチュエータとを含む。第1振りロッドと第2振りロッドが180°になるように垂直に整列する状態であるとき、前記他方の非隣接端部がシートベルトのストラップに垂直に作用する完全な支持力を提供し、シートベルトのストラップを係止してその移動を防止することができ、また、小さい作動力の作用でアクチュエータにより前記夾角を変化させるとき、前記他方の非隣接端部がシートベルトのストラップを緩むことができる。あるいは、第1振りロッドと第2振りロッドが180°になるように垂直に整列する状態であるとき、前記他方の非隣接端部はシートベルトのストラップが移動できるようにそれを緩み、また、小さい作動力の作用でアクチュエータにより前記夾角を変化させるとき、前記他方の非隣接端部がシートベルトのストラップに垂直に作用する完全な支持力を提供し、さらにシートベルトのストラップを係止してその移動を防止できる。
好ましくは、予め設定された安全限度を超えて減速する場合、前記他方の非隣接端部が自動的にシートベルトのストラップをロックしてその移動を防止し、乗員の安全を保護する。
好ましくは、予め設定された安全限度を超えて減速する場合、前記他方の非隣接端部がシートベルトのストラップに対するロックを自動的に解除し、巻取器がさらにシートベルトのストラップを引き締め、乗員をシートに固定すること。
好ましくは、通常の使用時に、前記他方の非隣接端部が、引出された必要な長さの位置にシートベルトのストラップをロックする。
好ましくは、前記アクチュエータは振りロッドのヒンジポイントに力を加える。
好ましくは、前記シートベルトは、支持ピラーに懸架され、ストラップの上端を乗員の肩付近に固定する懸架部材と、シートの片側の下部に近く、内部にストラップを巻き取るための巻取器とを含み、前記調整装置は、ストラップに直接力を加えるように懸架部材から巻取器までの間の任意の位置に配置される。
好ましくは、前記アクチュエータは質量体を含み、前記質量体の慣性の作用により前記夾角を自動的に変化させる。
好ましくは、前記アクチュエータは、制御信号により前記夾角を自動的に変化させるための電動部材を含む。
好ましくは、ストラップの伸縮により引き起こされる角度の変化を感応して、前記夾角を調整するための感応部材をさらに含む。
図1は本発明のシートベルトの調整装置の原理を説明するための模式図である。そのうち、質量体の慣性により振りロッドのヒンジポイントを動かし、図1Aは通常の使用時の、振りロッドが垂直な臨界支持状態の場合であり、図1Bは緊急に作動された状態で、支持振りロッドが質量体にぶつかって二つの振りロッドのヒンジポイントに曲がる状態を示したものである。 図2は本発明のシートベルトの調整装置の原理を説明するための模式図である。そのうち、質量体の慣性により振りロッドのヒンジポイントを動かし、図2Aは通常の使用時の、振りロッドが垂直な臨界支持状態の場合であり、図2Bは緊急に作動された状態で、支持振りロッド2が質量体にぶつかって二つの振りロッドのヒンジポイントに曲がる状態を示したものである。 図3は本発明の実施例1の調整装置の、通常の運転時にストラップを係止してその収縮を防止する状態での構造を示す模式図である。 図4は本発明の実施例1の調整装置は緊急時にストラップに対する係止を解除してストラップを巻取器に引き締めさせられる状態での構造を示す構造模式図である。懸架ブラケット25の外側ケースを取外し、微動スイッチを露出したものである。 図5は本発明の実施例1の調整装置の右側面図である。 図6は本発明の実施例1の調整装置の左側面図である。 図7は本発明の実施例1の調整装置の底面図である。 図8は使用後に収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間の隙間を完全に開き、巻取器によりストラップを取り戻す状態における、本発明の実施例1の調整装置の左側面斜視図である。 図9は本発明の実施例1の調整装置の偏心ローラーの軸を抜いた後の後側斜視図である。 図10は本発明の実施例1の調整装置の背面図である。 図11は本発明の実施例1の懸架サークリップの模式図である。 図12は本発明の実施例1の懸架サークリップの取付けの模式図である。 図13は本発明の実施例1の調整装置が、自動車シートベルト装置上に取り付けられた模式図である。 図14は本発明の実施例2の調整装置の全体構造図である。 図15は本発明の実施例2の調整装置の外殻を取外した後の内部構造図である。 図16は本発明の実施例2の調整装置の各構造部材の模式図である。 図17は従来技術のシートベルトのプリテンショナー装置を説明する模式図である。 図18は本発明のシートベルトの調整装置の車内における配置方法を説明するものである。
本発明の実施例の目的と、技術案及びメリットをより明確にするため、以下に、本発明の実施例中の図面を参照し、本発明の実施例の技術案を明確に、完全に説明する。
図18に示すように、本発明のシートベルトの調整装置が適用されるシートベルトは、ラップベルト1101とショルダーベルト1102を含むストラップと、乗員の肩付近に車体上部に固定される懸架部材1103と、タングプレート1104と座席の一側の車体下部に固定されるバックル1105とを含むロックユニットと、巻取器が内蔵され、座席の他側の車体下部に固定される下部固定ユニット1106とを含む。
使用中に、シートベルトはロックされる状態とロックが解除される状態という2つの状態の間で変換する。本発明のシートベルト調整装置はこれ注目し、特定の機械方式を用いて前記2つの状態の間でシートベルトを調整する。
具体的に、本発明は支持ロッドで支持する方式を用い、これによりシートベルトのロックに極大な力を提供し、かつ比較的に小さい作動力の作用でシートベルトに対するロックを解除できる。このような大きい力−小さい力との対比は、高い安全性と高い信頼性とを要求するシートベルトにとって非常に重要である。
本発明は様々な応用スタイルが有る。
一つの応用は、プリテンショナー装置であり、通常の着用時に、シートベルトをロックしてシートベルトの収縮を防止し、快適性を保持するが、急速に減速する場合、シートベ
ルトに対するロックを解除し、巻取器の作用でシートベルトを収縮させる。
また、逆に、本発明は普通のロック装置として応用してもよく、通常の着用時にシートベルトをロックしないようにし、急遽な状況があった場合、シートベルトをロックしてストラップが引き出されることを防止する。
図1A〜1B、及び図2A〜2Bは本発明のシートベルトの調整装置の原理を示した模式図である。図1に示すように、本発明は4本の支持振りロッド2を備え、上下左右にヒンジ結合され、同じ平面に平行四辺形のリンケージ装置を形成する。具体的に、4本の支持振りロッド2は対となって左側と右側にそれぞれ配置され、左側または右側に位置する2本の支持振りロッド2が上下に整列し、かつ隣接する端部がヒンジ結合され、ヒンジポイントa1が形成される。また、左側と右側の二対の支持振りロッド2の自由端部は上下支持ロッドL1に接合され、このように上下左右に四つの接合点1が形成され、平行四辺形のリンケージ装置を形成する。
図1は図2と基本的に類似するが、区別点は、図1の質量体6は移動通路7を転けることのできるボールであり、図2の質量体3は接続ロッドによりヒンジポイントa1と接続する質量ブロックである。
図1Aに示すように、二対の支持振りロッド2は「垂直臨界状態」である。即ち、同じ側に位置する上下の支持振りロッド2が略垂直に整列し、ヒンジポイントにおいて略180°の第一夾角α1が形成され、これにより支持振りロッド2の下端をP1に位置させる。
当該180°の夾角は様々な方式で保持できる。本実施例において、左側にある一対の支持振りロッド2のヒンジポイントa1に支持部材を設け(図示していない)、当該一対の支持振りロッド2のヒンジポイントa1に一定の支持超過の度合いを生じさせ、これにより一般的なわずかな動きによりこのような垂直な臨界状態を破壊できない。
車体が急速に減速する場合、質量体が慣性により車両の走行方向に運動する。図1Bに示すように、質量体6は右側へ移動し、右側の一対の支持振りロッド2のヒンジポイントa1にぶつかり、上下の支持振りロッド2のヒンジポイントにおける第一夾角α1はα2に減少する。これにより、支持振りロッド2の下端がただちに上に引かれ、位置P1から位置P2に達する(図1)。二つの位置の間には隙間8があり、これによりストラップに加えられる圧力の大きさを変化させる。
前記内容は本発明の基本的な構造であり、様々な応用方式があり、以下のように詳しく説明する。
以下のように、本発明の第1実施例のシートベルトの調整装置について説明する。
第1実施例が実現した主要な機能は以下を含む。
(1)乗員がシートベルトのタングプレートを持ち、巻取器の巻取力を抗してシートベルトのストラップを巻取器から引き出し、必要な長さとなった後に引出しを停止する。この適当な伸縮程度は、調整装置がシートベルトのストラップを係止してその収縮を防止することにより保持できる。しかし、乗員が自分の必要に応じて再び引き出してシートベルトのストラップを理想な伸縮程度に調整することはできる。
(2)車両が衝突などの原因により急遽に減速して、予め設定された安全限度を超えた場合、ストラップの弛みが巻取器に回収されることはできる。
(3)シートベルトの着用がしない場合、タングプレートが抜き出された後、ストラップが垂れ下がり、巻取器から引き出されたシートベルトのストラップが全部巻取器により回収される。
図3〜7は本発明の調整装置の第1実施例の全体構造模式図である。
第1実施例の調整装置は、前記のように平行四辺形のリンケージ装置を形成する4つの支持振りロッド2と、左右の二対の支持振りロッド2を同調させる同調連動ロッド10と、質量体6を収容する移動通路7が真ん中に形成され、下側の左右端部が直接に二つの接続点1に固定接続する懸架フレーム25と、直接に懸架フレーム25の下端に固定接続し、左右の支持振りロッド2の最も下方の二つの接続点1の間に配置される収縮止めブロック13と、収縮止めブロック13の下方に配置され、それと対向して配置される偏心ローラー12と、上側の左右端部が二つの接続点1に接続し、上端に懸架フレーム25が枢支できるように懸架され、支持板バネ15と位置づけバネ21(図7)により位置づけられる可動フレーム16(図5)と、軸ロッド17により可動フレーム16に枢支できるように接続されるフレームのベース26と、当該シートベルトの調整装置を車体に配置するための接続サークリップのベース18と、水平傾斜角度を調整することにより質量体の慣性トリガー感度の大きさを変えられる角度調整可能なベース20とを含む。
取り付けた後、本発明の調整装置は車体の支持ピラーに固定する懸架部材1103内に配置される。図18に示すように、ショルダーベルト1102は、下方の座席のそばにある下部固定ユニット1106から上向きに延伸し、収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間の隙間を通り、そして、着用しないときに自然に垂れ下がるか、あるいは着用中に長く引かれてタングプレート1104をバックル1105に係止させるかである。
着用中に、例えば、運転手が車両に乗ってシートベルトのストラップを引き出すと、懸架フレーム25がシートベルトのストラップにより上向きに引かれて、直接に懸架フレーム25の下端に固定接続する収縮止めブロック13が連られて上向きに引かれ、収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間の隙間が増大され、シートベルトのストラップを比較的にゆったりとして隙間を通らせる。同時に、引かれて動いているシートベルトのストラップが摩擦力の作用で偏心ローラー12を軸14を中心に回転させる。最大の偏心位置に回転したとき、図9に示すように、フレーム16に固定する位置づけラチェットの板バネ23は偏心ローラー12に固定する位置づけラチェット24と係合する。この時、偏心ローラー12の回転が停止され、収縮止めブロック13と偏心ローラー12とがシートベルトのストラップを最大の隙間を通らせる位置にある。この時、運転手は引き続きシートベルトのストラップを引き出せるが、偏心ローラー12は回転しない。
引出しを停止した時、シートベルトのストラップが緩み、懸架フレーム25が低落し、これにより収縮止めブロック13も低落し、偏心ローラー12と正面で向き合う位置に戻る。同時に、巻取器自身の巻取力の作用で、シートベルトが収縮し始め、このように摩擦力で偏心ローラー12が逆方向に連れられて回転し、結局収縮止めブロック13との隙間が最小の位置に達し、収縮されたシートベルトを係止して、このように調整済のストラップの伸縮度合いが保持される。偏心ローラー12の直径がとても小さいので、シートベルトのストラップの収縮程度がとても小さくて、調整済のストラップの伸縮度合いを比較的によく保持できる。このとき、乗員が再び引き出せば、前記過程を繰り返す。
通常の運転時に、各対の支持振りロッド2が基本的に垂直に整列し、収縮止めブロック
13に極大な垂直な支持力が作用し、収縮止めブロック13を偏心ローラー12と一緒にストラップをしっかり挟む位置P1に保持する。(図1Aと2A)。
車両が制動されて減速する際、図1Bに示すように、質量体6が慣性により車両の走行方向に運動し、右側の一対の支持振りロッド2のヒンジポイントa1にぶつかり、上下支持振りロッド2のヒンジポイントにある第一夾角α1が小さくなり、これにより懸架フレーム25の下端が支持振りロッド2に上向きに引かれ、収縮止めブロック13が懸架フレーム25に上向きに連れられて位置P2に達し(図1B)、比較的に大きな隙間8が形成され、ストラップが巻取器の巻取力の作用で上向きに取り戻されて引き締められる。ここで、事故が起きる前に急速なプリテンションを実現するように、本発明の巻取器は常時比較的に大きい巻取力を提供する。
シートベルトの着用が終った後、元々乗員の体の前を跨ぐショルダーベルトはピラーから垂れ下がるようになる。角度の変化と重量の作用で、可動フレーム16が後ろ側の支持板バネ15の支持力を抗して下後ろに向いて回転し、懸架フレーム25を一緒に連れて回転し、フレームのベース26に接続する収縮ブロック9が支持振りロッドのヒンジポイントa1を動かし、図8に示すように、支持振りロッド2の垂直な臨界状態を解除する。即ち、支持振りロッド2が収縮止めブロック13に作用した垂直な支持力を解除し、減速過程の状況と似ているように、支持力がなくなった収縮止めブロック13は懸架フレーム25に上向きに連られ、収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間の隙間が増大され、巻取器の巻取力の作用でストラップの弛みが車体の内部へ吸収される。また、着用し始めるとき、ストラップが必要以上に引き出されると、ストラップが緩んで垂れ下がり、角度が変化するため、前記方式により車体の内部へ吸収されることもできる。
質量ブロックの慣性により触発される感度が調整できる。本実施例において、フレームのベース26の水平方向に対する傾斜程度を調整することにより感度の調整を実現する。調整ができた後、フレームのベース26が車体のピラーに固定する。異なる傾斜程度により、本発明のシートベルトを異なる減速度(例えば、車両の速度が30キロまたは50キロである時の緊急制動の場合)でシートベルトのプリテンションを実現できる。
本発明の第2実施例において、もう一つのシートベルトの伸縮調整装置を提供する。図14〜16に示すように、第1実施例との相違点は、第2実施例において2対の支持振りロッドのかわりに、一対の支持振りロッドが用いられ、かつ質量体が直接に支持振りロッドのヒンジポイントに取付けられることにある。また、ストラップの角度と重量の変化を感応するための感応ロッドが単独に設けられる。従って、第2実施例の調整装置はよりコンパクトな構造、より小さくて精巧な外形を有し、かつより敏感に収縮要求に感応できる。
第2実施例の調整装置は、端部のヒンジポイントa101に質量体103が取り付けられる一対の支持振りロッド102と、一対の支持振りロッド102を支持し、上端のスリット孔が懸架軸130に通られ、外力の変化によりバネの弾力を抵抗し、さらに懸架軸130に対してスロット孔の内部で上下移動できる懸架フレーム125と、懸架フレーム125の下端に直接に固定して接続する収縮止めブロック113と、収縮止めブロック113の下方に配置され、それと対向して配置される偏心ローラー112と、取り付けた後で固定して移動せず、上側に懸架軸130が固定され、懸架フレーム125を枢支できるように上端に懸架させる調整可能な懸架フレームのベース116とを含む。ヒンジ支持振りロッド102と支持振りロッドのヒンジポイントa101との臨界位置と最大の振る距離は、質量体103にあるストッパー139と調整可能な懸架フレームのベース116の両側の側壁とのストップにより実現される。
取り付けた後、本発明の調整装置は車体のピラーに固定する懸架部材1103内に配置される。図18に示すように、ショルダーベルト1102は、下方の座席のそばにある下部固定ユニット1106から上向きに延伸し、収縮止めブロック113と偏心ローラー112との間の隙間132を通り、収縮止めブロック113と偏心ローラー112とが線接触のように、当該線の延びる方向は車体の走行方向に平行する。
ストラップを引き出すとき、懸架フレーム125は、引かれて動いているストラップにより推進されて少し枢転し、バネの力を抗してスロット孔内で上向き移動することにより、少し上向きに引かれる。これにより、ストラップを比較的にゆったりする隙間を通らせる。同時に、引かれて動いているストラップが摩擦力の作用で偏心ローラー112を連れて回転させ、偏心ローラー112が最大の偏心位置に回転したとき、ラチェットの板バネ123とラチェット124により係止され、引かれて動いているストラップをより大きな隙間を通させる。
引出しを停止した時、懸架フレーム125が低落し、巻取器の巻取力で偏心ローラー112が連られて逆方向に回転し、最小の隙間に戻り、結局収縮しているストラップを係止する。このとき、乗員が比較的にゆったりしたストラップにきつく縛られないような状態を得ることはできる。
車両が制動されるとき、所定な減速度に達した場合、質量体103が慣性により前に運動し、それと関連して垂直な臨界状態であるヒンジ支持振りロッド102の支持振りロッドのヒンジポイントa101を動かし、これによりヒンジ支持振りロッド102が収縮止めブロック113に作用する垂直な支持力が解除され、支持力がなくなった収縮止めブロック113は上向きに移動し、シートベルト131が収縮してストラップの弛みが巻き取られる。
質量ブロックの慣性により触発される感度の調整は、装置全体の水平方向に対する傾斜程度を調整することにより実現される。
シートベルトの着用が終った後、元々乗員の体の前を跨ぎ、所定の角度を持つストラップがピラーに垂れ下がる状態になり、感応ロッド133が板バネ137の弾力の作用で下向きに回転し、その角度感応ロッドの凸部138が質量体にある接点136に当接し、質量体を支持振りロッドの支持状態を破壊させ、巻取力の作用で引き出されたストラップ131が全部巻き取られる。
従来の技術に比べて、本発明は以下のようなメリットを持っている。
まず、支持振りロッド2が垂直に整列する。また、支持振りロッド2と、収縮止めブロック13と、偏心ローラー12の軸14との三者はほとんど同じ平面に位置し、かつ垂直に整列する支持振りロッド2の延びる方向は、収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間の接触位置と「T」型のように垂直する。これにより、支持振りロッド2がほとんど垂直に整列する場合、支持振りロッド2が収縮止めブロック13に加える支持力は、収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間のストラップに最大化に作用する。このような支持力は、車両の先端に向かって減速度により発生される慣性力の大きさのみにより変化する。
次に、本発明において、支持振りロッド2が垂直に整列する状態と、垂直に整列しない状態との間の変動過程は全て同じ平面で発生し、かつこの平面が車両の走行方向に平行し、これにより装置全体を扁平のように主体の側面に配置することはでき、占有スペースが
小さい。
そして、本発明において提供された支持力の大きさは理論的にロッドとロッドを固定するための支持構造の剛性のみに左右され、設計と製造に対する要求は高くなく、容易にかなり大きい支持力が実現できる。逆に、このような垂直に整列する状態を破壊するため、支持振りロッドに比較的に小さい力が加えられることだけにより、その垂直に整列する状態を変えることはできる。このような力の対比が槓杆作用に似ているように、わずか小さな力により簡単にかなり大きい支持力を破壊することはでき、かつ反応が敏感で信頼性が高いということは本発明の最も大きいメリットである。本発明の調整装置はかなり簡単で、コンパクトな構造により、反応が敏感で信頼性が高くて、かつ支持作用力が大きいシートベルトの調整装置を実現するとともに、電子設備、又は爆発設備、又はラチェットロックのような複雑で、信頼性が制限される構造は一切必要ではないので、信頼性を保証する同時にコストを削減する。
また、前記実施例において、測定によって、通常の場合、シートベルト自身の重量により発生された圧力を含み、本発明の調整装置が人体に加える圧力は0〜0.1ポンドである。これに対して、従来のシートベルトが人体に加える圧力がこれを大幅に超え、0.5ポンドにも達する。従って、通常の使用時に、従来のシートベルトが使用者を不快感にさせ、着用が諦められる場合がある。本発明において、通常の使用時に、調整済の位置にシートベルトを係止することにより、簡単に人体に作用する圧力を小さくすることができる。また、緊急時に、シートベルトに対する係止を解除して圧力を増大できる。注意すべきであるように、前記実施例において、大きな衝突が起きた場合にシートベルトをロックしないため、シートベルト自身は十分に大きい巻取力を提供できる。この巻取力が衝突中に乗員をしっかりとシートに縛ることは十分でき、簡単で信頼性が高い機械構造により使用中のシートベルトの快適性と安全性を向上する。
また、本発明において、シートベルトを着用するときのロック及びロックの解除のトリガーは全て同じ振りロッドの支持により実現され、必要な部材は少なくて構造が簡単である。
前記実施例は例示に過ぎない。各構造部材は本発明の実施例に示す構造と接続関係に限らず、当業者は通常の機械構造で様々な適用な構造を探せる。例えば、以下のように変形ができる。
1、前記実施例のポイントは、乗員のシートベルトの通常の着用時には、支持振りロッド2が垂直に整列し、収縮止めブロック13と偏心ローラー12との間の隙間を小さくし、適当な伸縮程度を保持してストラップを係止するが、緊急時に、支持振りロッド2の垂直に整列する状態が破壊され、前記隙間を増大させ、シートベルトに対する係止を解除し、巻取器によりさらにストラップを引き締める。これにより異なる時刻によって伸縮状態に対する要求を満たすことはできる。
しかし、本発明の応用方式はこれに限らず、逆に緊急ロック装置として用いてもよい。即ち、乗員の通常の着用時に、隙間を増大させてストラップを係止しないが、緊急時に、前記隙間を小さくし、ストラップを係止し、ストラップがさらに引き出されることを防止する。例えば、偏心ローラー12を収縮止めブロック13の上方に配置し、支持振りロッド2が垂直に整列する時、大きな隙間を保持し、巻取器をストラップに適当な伸縮力を加えさせる。緊急時に、支持振りロッド2が垂直に整列しておらず、隙間が小さくなってストラップをしっかり挟み、ストラップがさらに引き出されることを防止する。
このような緊急ロック装置は従来の緊急ロック装置に比べて、また構造が簡単で、信頼
性が高いメリットを持つ。
2、慣性方式の換わりに、例えば電動部材により信号を提供して支持振りロッドのヒンジポイントを触発し、前記技術発想を実現してもよい。例えば、本発明において、測距レーダーを設けて、事故のとき、測距レーダーが信号を提供して支持振りロッドのヒンジポイントを作動させ、シートベルトの弛みが巻取器に巻き取られる。図4に示すように、測距レーダーの信号により電気マイクロスイッチ27とスイッチ接点28とを作動し、同調連動ロッドの接点29を上向きに押し上げ、ヒンジ支持ロッドが垂直な臨界支持状態で収縮止めブロック13に加えられる支持力を解除し、シートベルトの収縮力で収縮止めブロック13が連れられて上向きに引かれ、さらに巻取器がシートベルトの弛みを吸収して引き締める。
電動トリガー方式を加えると、車体が減速する前に作動し始め、シートベルトの敏感な反応をよりよく保証できる。
3、本発明のシートベルトの調整装置は、直接にストラップに作用するいかなる位置に配置してよい。
前記実施例において、本発明のシートベルトの調整装置が上部懸架部材1103内に配置される。しかし、シートベルトの調整装置を下部固定ユニット1106内に配置してもよい。本発明のシートベルトの調整装置は、直接にストラップと接触するいかなる位置に配置してよい。上部懸架部材1103から下部固定ユニット1106までの領域Aは好ましい。
このような配置方式により最も直接にストラップに作用力を加えられ、占有スペースが非常に大きくなくてもよく、加えられる力は確実に極めて大きくなれ、信頼性を保証する。
4、本発明の装置は、完全に独立する部材として取付部品により現在この機能を具備しない車両に取り付けてもよい。このとき、本発明のシートベルトに巻取力を増大する装置を加えてよい。或いは、直接に新車に取り付けてもよい。このとき、車体自身が提供する巻取力を適当に増大してよく、より合理的で、便利で、安全で快適になる。
5、前記実施例において、振りロッドのヒンジポイントに作用力を加えることにより当該振りロッドの夾角を変えると、そこに必要な作用力が最も小さい。しかし、振りロッドの夾角を変えることさえできれば、第1及び/又は第2振りロッド及び/又はヒンジポイントに作用力を加えることもできる。
以上の実施例は本発明の技術案を説明するためだけであり、それを制限するものではない。当業者が理解すべきであるように、依然として前記各実施例に記載の技術案を変動し、又はそのうちの一部の技術案に対して等しい変更を行うことはできる。しかし、このような変動と変更は全て本発明の各実施例の技術案の主旨と範囲に属する。
1 ヒンジポイント
a1 支持振りロッドのヒンジポイント
2 支持振りロッド
3 質量体
4 質量体とヒンジポイントとの接続ロッド
5 支持ロッドの感度の調整をするように質量体の水平方向に対する相対的な水平角度
6 トンネルの内部で運動できる金属ボール
7 金属ボールの運動トンネル
8 上下滑り可能なスペース
9 シートベルトを着用が終った後に触発された収縮ブロック
10 同調連動ロッド
11 案内ロッド
12 偏心ローラー
13 収縮止めブロック
14 偏心ローラーの軸心
15 支持板バネ
16 フレーム
17 軸ロッド
18 接続サークリップのベース
19 懸架サークリップ
20 角度調整可能な板ベース
21 位置づけバネ
22 角度調整可能な中心位置づけネジ
23 位置づけラチェットの板バネ
24 位置づけラチェット
25 懸架フレーム
26 フレームのベース
27 電気マイクロスイッチ
28 スイッチ接点
29 接続ロッドの接点
101 接続点
a101 支持振りロッドのヒンジポイント
102 支持振りロッド
103 質量体
105 感度を調整する滑り長孔
112 偏心ローラー
114 偏心ローラーの軸
116 調整可能な懸架フレームのベース
121 復位板バネ
123 ラチェット係合の凸部
124 ラチェット
125 懸架フレーム
130 懸架軸
132 ストラップが貫入する隙間
133 角度感応ロッド
136 質量体にある接点
138 角度感応ロッドの凸部
139 質量体にあるストッパー
143 シートベルトの懸架部材のフレーム
148 上蓋部材
150 シートベルトの懸架部材の接続孔

Claims (6)

  1. 交通手段用シートベルトの調整装置であって、前記調整装置は、
    第1振りロッドと第2振りロッドとにより形成され、前記第1振りロッドと第2振りロッドの隣接端部がヒンジされて所定の夾角が形成され、前記第1振りロッドと第2振りロッドの非隣接端部の一方は動かないように固定され、他方の非隣接端部は前記夾角の変化により可動であり、前記第1振りロッドと第2振りロッドの2つの非隣接端部の距離の変化によってシートベルトのストラップをロック、又は緩ませるように制御する一対の支持振りロッドと、
    慣性の作用により前記第1振りロッド及び/又は第2振りロッド及び/又は振りロッドのヒンジポイントに力を加えることにより、前記夾角を自動的に変化させ、これにより前記他方の非隣接端部を介して、前記シートベルトのストラップに大きさが変化する作用力を直接に加える、質量体とを含み、
    そのうち、
    第1振りロッドと第2振りロッドが180°になるように垂直に整列する状態であるとき、前記他方の非隣接端部が前記シートベルトのストラップに垂直に作用する完全な支持力を提供し、前記シートベルトのストラップを係止してその移動を防止することができ、また、前記交通手段に衝突や激しい揺れが発生するとき、前記質量体により前記夾角を変化さ、前記他方の非隣接端部がシートベルトのストラップを緩ませることにより、前記シートベルトのストラップを巻き取る巻取機の作用でストラップを収縮させることを特徴とする、調整装置。
  2. 予め設定された安全限度を超えて減速する場合、前記他方の非隣接端部がシートベルトのストラップに対するロックを自動的に解除し、前記巻取器がさらにシートベルトのストラップを引き締め、乗員をシートに固定することを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
  3. 通常の使用時に、前記他方の非隣接端部が、引出された必要な長さの位置に前記シートベルトのストラップをロックすることを特徴とする請求項に記載の調整装置。
  4. 前記質量体は、振りロッドのヒンジポイントに力を加えることを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
  5. 前記シートベルトは、支持ピラーに懸架され、前記シートベルトのストラップの上端を乗員の肩付近に固定する懸架部材と、シートの片側の下部近くの内部に前記巻取器とを含み、
    前記調整装置は、前記シートベルトのストラップに直接力を加えるように懸架部材から前記巻取器までの間の任意の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
  6. 前記シートベルトのストラップの伸縮により引き起こされる角度の変化を感応して、前記夾角を調整するための感応部材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
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