JP5570109B2 - 電子機器用銅合金およびリードフレーム材 - Google Patents

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本発明は、半導体装置や電子部品などの電子機器に用いられる電子機器用銅合金およびリードフレーム材に関するものである。
従来、ICやLSIなどの半導体装置に用いられるリードフレーム、各種電子部品の端子およびコネクタは、銅合金の薄板に対してプレス加工等を施すことにより作製されている。
ここで、プレス加工により作製されたリードフレーム等には、残留応力が発生する。この残留応力を除去するために、通常、プレス加工後のリードフレーム等には400℃から450℃での熱処理が施されているが、この熱処理の際に結晶組織が再結晶化することにより銅合金の強度が低下することが知られている。そこで、リードフレーム等に用いられる電子機器用銅合金には、前述の熱処理で強度が低下することがないように耐熱性が要求される。
このような電子機器用銅合金として、例えば特許文献1及び非特許文献1に開示されているような、析出硬化型合金の一種であるCu−Fe−P系合金(いわゆるC194系合金)が広く提供されている。このCu−Fe−P系合金は、銅の母相中にFe−P系化合物を析出物粒子として分散させることで、耐熱性、強度、導電率の向上を図ったものである。
一般に、前述の析出硬化型合金においては、銅の母相中に分散する粒子のサイズがその特性に大きな影響を与えることが知られている。ここで、直径1μm以上の粗大粒子は、再結晶時において主要な核形成サイトとなり、この粒子のサイズが大きいほど再結晶核は形成しやすいため、耐熱性が低下してしまう。一方、銅の母相中に数10nm以下の微細な粒子が密に分散すると、ピン止め効果によって粒界移動が拘束され、再結晶化が抑制されて耐熱性が向上するとされている。
特開平02−111829号公報 大迫ら;伸銅技術研究会誌28(1989),P133
ところで、近年、プレス加工技術の向上により、プレス加工によって作製されるリードフレームの多ピン化が進んでおり、これにともない加工後の残留応力が大きくなる傾向にある。この残留応力の除去するために、500℃といった高温領域での熱処理が行われている。
しかしながら、従来の電子機器用銅合金では、500℃の高温領域での耐熱性が不十分であり、熱処理を行った際に強度が低下してしまうおそれがあった。そこで、耐熱性を従来よりも向上させた電子機器用銅合金が望まれていた。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、500℃といった高温領域においても強度が低下することがない耐熱性を備えた電子機器用銅合金およびリードフレーム材を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究を行った結果、直径が15nm未満の非常に微細な析出物粒子(Fe−P化合物)は、500℃といった高温領域において粒界の移動を拘束するピン止め効果が小さく再結晶の抑制効果を期待できず、ある範囲の直径を有する析出物粒子(Fe−P化合物)が前記高温領域での再結晶抑制に効果的であるとの知見を得た。
本発明は、かかる知見に基いてなされたものであって、本発明に係る電子機器用銅合金は、Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含み、かつ、Ni;0.003〜0.5質量%およびSn;0.003〜0.5質量%を含み、残部がCuと不可避不純物からなる組成を有し、透過型電子顕微鏡観察において、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり30個以上観察されるとともに、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、観察される析出物粒子の全個数のうちの40%以上とされ、引張強度が500MPa以上、導電率が50%IACS以上、かつ、500℃で5分の熱処理後におけるビッカース硬度の(熱処理後硬度)/(熱処理前硬度)で算出される保持率が90%以上であることを特徴としている。
また、本発明に係るリードフレーム材は、半導体装置に用いられるリードフレームであって、前述の電子機器用銅合金からなることを特徴としている。
本発明に係る電子機器用銅合金およびリードフレーム材によれば、銅の母相中に析出して分散される析出物粒子(Fe−P化合物)のサイズおよび個数について、直径15〜35nm、1μmあたり30個以上と規定されているので、500℃といった高温領域におけるピン止め効果を確実に奏功せしめることで再結晶化を抑制できる。したがって、500℃の高温領域での熱処理が施されても強度が大きく低下することがない。
また、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、透過型電子顕微鏡観察において観察される析出物粒子の全個数のうちの40%以上とされているので、500℃といった高温領域での再結晶化を効果的に抑制可能な大きさの析出物粒子の数を確保でき、高温強度の低下を確実に防止することができる。
ここで、本発明の電子機器用銅合金は、Ni;0.003〜0.5質量%およびSn;0.003〜0.5質量%を有するものとすることが好ましい。
さらには、Al、Be、Ca、Cr、MgおよびSiのうち少なくとも1種以上を有し、その含有量を0.0007〜0.5質量%に設定することが好ましい。
これらの元素は、電子機器用銅合金の特性を向上させる効果を有しており、用途にあわせて選択的に含有させることで特性を向上させることが可能となる。
さらに、引張強度が500MPa以上、導電率が50%IACS以上、かつ、500℃で5分の熱処理後におけるビッカース硬度の(熱処理後硬度)/(熱処理前硬度)で算出される保持率が90%以上となるように設定したことにより、耐熱性を備えるとともに、高強度、高導電率の電子機器用銅合金を提供することができ、リードフレーム材の薄肉化を図ることができる。
本発明によれば、500℃といった高温領域においても強度が低下することがない耐熱性を備えた電子機器用銅合金およびリードフレーム材を提供することができる。
以下に、本発明の一実施形態である電子機器用銅合金について添付した図面を参照して説明する。
本実施形態である電子機器用銅合金は、Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含み、かつ、Ni;0.003〜0.5質量%およびSn;0.003〜0.5質量%を含み、残部がCuと不可避不純物からなる組成を有している。
Feは、銅の母相中に分散する析出物粒子を形成して強度および耐熱性を向上させる効果があるが、その含有量が1.5質量%未満では析出物粒子の個数が不足し、その効果を奏功せしめることができない。一方、2.4質量%を超えて含有すると、強度および耐熱性の向上に寄与しない粗大な析出物粒子が存在してしまい、耐熱性に効果のあるサイズの析出物粒子が不足してしまうことになる。このため、Feの含有量は1.5〜2.4質量%の範囲内とすることが好ましい。
Pは、Feと共に銅の母相中に分散する析出物を生成して強度および耐熱性を向上させる効果があるが、その含有量が0.008質量%未満では析出物粒子の個数が不足し、その効果を奏功せしめることができない。一方、0.08質量%を超えて含有すると、強度および耐熱性の向上に寄与しない粗大な析出物粒子が存在してしまい、耐熱性に効果のあるサイズの析出物粒子が不足してしまうことになるとともに、導電率および加工性が低下してしまう。このため、Pの含有量は0.008質量%〜0.08質量%の範囲内とすることが好ましい。
また、Zn、NiおよびSnは、銅合金の特性を向上させる元素であり、用途に応じて選択的に添加することができる。以下にそれぞれの元素について説明する。
Znは、銅の母相中に固溶して半田耐熱剥離性を向上させる効果を有しており、0.01質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えても更なる効果を得ることはできなくなるとともに母相中への固溶量が多くなって導電率が低下してしまう。このため、Znを含有する場合には、0.01〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
Niは、銅の母相中に固溶して強度を向上させる効果を有しており、0.003質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えると導電率の低下を招く。このため、Niを含有する場合には、0.003〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
Snは、銅の母相中に固溶して強度を向上させる効果を有しており、0.003質量%未満ではその効果を奏功せしめることはできない。一方、0.5質量%を超えると固溶量が多くなって導電率が大きく低下してしまう。このため、Snを含有する場合には、0.003〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
なお、本実施形態である電子機器用銅合金は、Al、Be、Ca、Cr、MgおよびSiのうち少なくとも1種以上が、0.0007〜0.5質量%含有されていてもよい。Al、Be、Ca、Cr、MgおよびSiは、銅合金の様々な特性を向上させる元素であり、用途に応じて選択的に添加することが好ましい。
そして、本実施形態である電子機器用銅合金においては、透過型電子顕微鏡観察を行った場合に、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり30個以上観察されるように、析出状態が制御されている。
また、前述の透過型電子顕微鏡観察において、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、観察される析出物粒子の全個数のうちの40%とされている。
ここで、透過型電子顕微鏡観察においては、その観察倍率によって分解能が変化し、観察される析出物粒子のサイズや個数に変動が生じる。そこで、本実施形態においては、15nm以上の析出物粒子を測定する際には観察倍率を5万倍とし、15nm未満の析出物粒子を測定する際には観察倍率を10万倍としている。なお、10万倍での観察で把握されない極めて微細な粒子は、再結晶の抑制には寄与しないため考慮する必要はない。
電子機器用銅合金の薄板から、透過型電子顕微鏡観察用の薄膜を作製し、観察倍率5万倍および10万倍で組織観察を行い、析出物粒子のサイズおよび個数を測定する。図1に、本実施形態である電子機器用銅合金の観察倍率5万倍での観察写真を、図2に観察倍率10万倍での観察写真を示す。なお、図1、図2に示された写真の実際の倍率については、これらの写真の右下に記載されたスケールバーから換算することになる。
図1および図2において、矢印で示す粒子が析出物である。矢印Aで示される粒子が直径15〜35nmのものであり、矢印Bで示される粒子が直径15nm未満、矢印Cで示される粒子が直径35nmを超えるものである。また、透過型電子顕微鏡観察にはレプリカ法により作製した試料を用いても良い。
図1に示す写真(観察倍率5万倍)の視野面積は、約2.6μmである。したがって、この写真内でカウントされた析出物粒子の個数を2.6で除することで1μmあたりの析出物の個数が算出されることになる。
同様に、図2に示す写真(観察倍率10万倍)の視野面積は、約0.65μmである。よって、この写真内でカウントされた析出物粒子の個数を0.65で除することで1μmあたりの析出物の個数が算出されることになる。
なお、透過型電子顕微鏡観察は局所的な観察となるため、このような観察を複数回行うことが好ましい。
析出物粒子のサイズおよび個数の調整は、鋳造、熱間圧延後の焼鈍条件および冷間圧延条件を変更することで行う。本実施形態では、鋳塊を熱間圧延した後に中間焼鈍と冷間圧延を繰り返し、最終圧延後に200〜500℃×1秒〜1時間の低温焼鈍を行っている。また、熱間圧延後に焼鈍を入れたり、途中工程で溶体化処理・時効処理を入れてもよい。ただし、これら焼鈍条件および冷間圧延条件は、熱間圧延後の銅合金板材の板厚や幅、銅合金の組成、製造設備等によって大きく変化するため、最終的な銅合金薄板の組織を観察した結果、前述の析出物粒子が観察されればよい。
前述のような構成とされた本実施形態である電子機器用銅合金によれば、500℃といった高温領域での粒界移動を拘束するのに効果的な直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり30個以上存在しているので、高温領域においても再結晶化を抑制でき、耐熱性を向上させることができる。
また、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、前述の透過型電子顕微鏡観察でカウントされる析出物粒子の全個数のうちの40%以上とされているので、耐熱性向上に最も効果的なサイズの析出物粒子の数を確保でき、500℃といった高温領域での再結晶化を効果的に抑制して強度低下を確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態である電子機器用銅合金について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、Fe、P、Zn、Ni、Sn、Al、Be、Ca、Cr、MgおよびSi以外の元素については、不可避不純物として含有されていてもよい。不可避不純物としては総量で0.5質量%以下に抑えることが好ましい。また、Cuは97質量%以上含まれていることが好ましい。
以下に、本発明の有効性を確認するために行った確認実験の結果について説明する。
まず、溶解炉にて原料を溶解した後に鋳造を行い、表1に示す組成の鋳塊を得た。この鋳塊に熱間圧延を施し、表面酸化層を除去した後に3つに分割し、分割後のサンプルにそれぞれ冷間圧延および焼鈍を行い、試験片となる銅合金薄板を作製した。すなわち、組成を同じくする鋳塊を用いて熱間圧延後の冷間圧延条件および焼鈍条件を変化させ、析出状態を調整した試験片を作製した。
Figure 0005570109
これらの試験片から、透過型電子顕微鏡観察用の薄膜をそれぞれ作製し、観察倍率5万倍および10万倍で組織観察を行った。そして、観察された析出物粒子の直径を測定するとともに1μmあたりの個数を算出した。析出物粒子の測定結果を図3及び表2に示す。
Figure 0005570109
本発明例では、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり約32個観察され、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、観察された析出物粒子の全個数の約40%とされている。
一方、比較例1では、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり約8個観察され、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、観察される析出物粒子の全個数の約%とされている。なお、この比較例1では、直径10μmより小さな析出物粒子が観察される析出物粒子の全個数の約80%とされ、微細な析出物粒子が数多く観察されている。
また、比較例2では、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり約2個観察され、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、観察される析出物粒子の全個数の約3.8%とされている。
これらの試験片の引張強度、ビッカース硬度及び導電率の測定結果を表3に示す。
Figure 0005570109
本発明例および比較例1、2において、引張強度、ビッカース硬度及び導電率に大きな差はない。
そして、これらの試験片の耐熱性をビッカース硬度により評価した。まず、熱処理前の試験片のビッカース硬度を測定し、試験片に500℃の熱処理を行った後にそれぞれの試験片のビッカース硬度を測定した。そして、熱処理前の硬度と熱処理の硬度とを比較して硬度の保持率を評価した。なお、保持率は、(保持率)=(熱処理後硬度)/(熱処理前硬度)で算出される。熱処理時間と保持率との関係を図4に示す。
本発明例においては、熱処理時間5分経過後においても保持率が90%以上であり、500℃の高温領域においても十分な耐熱性を備えていることが確認される。
一方、比較例1、2においては、熱処理時間3分経過時に既に保持率が75%未満となり、熱処理時間5分経過後には保持率が70%未満となり、耐熱性が不十分であることが確認される。
この確認実験の結果、Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含み、かつ、Ni;0.003〜0.5質量%およびSn;0.003〜0.5質量%を含み、残部がCuと不可避不純物からなり、透過型電子顕微鏡観察において、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり30個以上観察されるとともに、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、透過型電子顕微鏡観察で観察される析出物粒子の全個数のうちの40%以上とされた電子機器用銅合金によれば、500℃の高温領域においても十分な耐熱性を有していることが確認された。
500℃の高温領域でも十分な耐熱性を有するとともに、高強度、高導電率の電子機器用銅合金を提供できる。
本発明の実施形態である電子機器用銅合金の観察倍率5万倍による透過型電子顕微鏡観察写真である。 本発明の実施形態である電子機器用銅合金の観察倍率10万倍による透過型電子顕微鏡観察写真である。 試験片の析出物粒子の分布状態を示すグラフである。 耐熱性評価試験結果を示すグラフである。

Claims (2)

  1. Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01
    〜0.5質量%を含み、かつ、Ni;0.003〜0.5質量%およびSn;0.003〜0.5質量%を含み、残部がCuと不可避不純物からなる組成を有し、透過型電子顕微鏡観察において、直径15〜35nmの析出物粒子が1μmあたり30個以上観察されるとともに、直径15〜35nmの析出物粒子の個数が、観察される析出物粒子の全個数のうちの40%以上とされ、引張強度が500MPa以上、導電率が50%IACS以上、かつ、500℃で5分の熱処理後におけるビッカース硬度の(熱処理後硬度)/(熱処理前硬度)で算出される保持率が90%以上であることを特徴とする電子機器用銅合金。
  2. 半導体装置に用いられるリードフレーム材であって、
    請求項に記載の電子機器用銅合金からなることを特徴とするリードフレーム材。
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