JP4527198B1 - 電子機器用銅合金の製造方法 - Google Patents

電子機器用銅合金の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4527198B1
JP4527198B1 JP2009538940A JP2009538940A JP4527198B1 JP 4527198 B1 JP4527198 B1 JP 4527198B1 JP 2009538940 A JP2009538940 A JP 2009538940A JP 2009538940 A JP2009538940 A JP 2009538940A JP 4527198 B1 JP4527198 B1 JP 4527198B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper alloy
diameter
cold rolling
precipitate particles
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009538940A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011021245A1 (ja
Inventor
健 櫻井
嘉裕 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Shindoh Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Shindoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Shindoh Co Ltd filed Critical Mitsubishi Shindoh Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP4527198B1 publication Critical patent/JP4527198B1/ja
Publication of JPWO2011021245A1 publication Critical patent/JPWO2011021245A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/08Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of copper or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C14/00Alloys based on titanium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/02Alloys based on copper with tin as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/06Alloys based on copper with nickel or cobalt as the next major constituent
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/488Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of soldered or bonded constructions
    • H01L23/495Lead-frames or other flat leads
    • H01L23/49579Lead-frames or other flat leads characterised by the materials of the lead frames or layers thereon
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/50Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor for integrated circuit devices, e.g. power bus, number of leads
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

500℃での高温領域においても強度を低下させることのない耐熱性を備えた電子機器用銅合金を提供する。
Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含み、透過型電子顕微鏡観察において、1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内でありかつ当該範囲内の直径の析出物粒子が総度数の50%以上の頻度で存在し、その半値幅が25nm以下であることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置や電子部品などの電子機器に用いられる電子機器用銅合金及びリードフレーム材に関するものである。
従来、ICやLSI等の半導体装置に用いられるリードフレーム、各種電子部品の端子およびコネクタは、銅合金の薄板に対してプレス加工等を施すことにより作製されている。
ここで、プレス加工により作製されたリードフレーム等には残留応力が発生する。この残留応力を除去するために、通常、プレス加工後のリードフレーム等には400〜450℃での熱処理が施されているが、この熱処理の際に銅合金の結晶組織が再結晶化することにより銅合金の強度が低下することが知られている。そこで、リードフレーム等に使用される電子機器用銅合金には、前述の熱処理にて強度が低下することがないように耐熱性が要求される。
この様な電子機器用銅合金として、例えば特許文献1、2に開示されている様な、析出硬化型合金の一種であるCu−Fe−P系合金(いわゆるC194系合金)が広く提供されている。このCu−Fe−P系合金は、銅の母相中にFe−P系化合物を析出粒子として分散させることで、耐熱性、強度、導電率の向上を図ったものである。
一般に、前述の析出硬化型合金においては、銅の母相中に分散する析出物粒子のサイズがその特性に大きな影響を与えることが知られている。即ち、1μm以上の粗大粒子は再結晶時において主要な核サイトとなり、この粒子サイズが大きいほど再結晶核が形成し易いため耐熱性は低下するが、銅の母相中に数10nm以下の微細粒子が密に分散すると、ピン止め効果によって粒界移動が拘束され、再結晶化が抑制されて耐熱性が向上するとされている。
特許文献1は、Fe: 1.5〜 2.6質量%、P:0.01〜
0.1質量%、Zn:0.01〜0.2質量%を含有し、残部Cu及び不可避不純物からなるリードフレーム用Cu−Fe系合金材であり、その内部組織が、析出したFe粒子のうち直径が40nm以下のFe粒子の合金中の体積分率が0.2%以上であり、ひずみ除去の加熱をしても強度の低下が比較的少ない耐熱性に優れたリードフレーム用Cu−Fe系合金材を開示する。
特許文献2は、Feを含み、500℃で1分間焼鈍した後のCube方位の方位密度が50%以下で、500℃で1分間焼鈍した後の平均結晶粒径が30μm以下である耐熱性に優れた銅合金を開示する。この様な銅合金は、Feを含む銅合金を熱間圧延したのち冷間圧延して冷延銅合金を製造する際に、熱間圧延と最終冷間圧延の間に冷間圧延と焼鈍を少なくとも2回ずつ実施すると共に、1回当りの冷間圧延を50〜80%
の加工率で行い、最終冷間圧延時の加工率を30〜85% とすることによって製造され、歪み取り焼鈍などの熱処理を行った場合でも強度低下を殆ど起こすことのない耐熱性に優れた銅合金とその製法を記述している。
特開平11−80862号 特開2007−113121号
ところで、最近、プレス加工技術の向上により、プレス加工によって作製されるリードフレームの多ピン化が進んでおり、これに伴い加工後の残留応力が大きくなる傾向にあり、残留応力の除去に500℃前後の高温領域での熱処理も行われている。これらの熱処理に耐え強度の低下をきたすことのない、更に耐熱性に優れたCu−Fe−P系合金が最近求められている。
発明が解決するための手段
本発明者らは、鋭意研究の結果、直径が15nm未満の非常に微細な析出物粒子(Fe−P系化合物)は、500℃といった高温領域においては、粒子の移動を拘束するピン止め効果が小さく再結晶化の抑制効果をあまり期待出来ず、透過型電子顕微鏡観察において、1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内でありかつ当該範囲内の直径の析出物粒子が総度数の50%以上の頻度で存在し、その半値幅が25nm以下である析出物粒子(Fe−P系化合物)は、500℃前後の高温領域での再結晶化抑制に非常に効果的であり、更なる耐熱性の向上に大きく寄与することを見出した。
即ち、本発明に係る電子機器用銅合金の析出物粒子が上記のヒストグラムの限定範囲値内に直径のピーク値を有する分布状態であれば、500℃前後の高温領域においても、ピン止め効果を最大限に発揮して再結晶化を抑制し、高温での強度低下を確実に防止することが出来る。析出物粒子の直径のピーク値が限定範囲値を外れれば、ピン止め効果は小さくなり再結晶化を抑制出来ず、高温での強度を維持することは困難となるのである。
本発明は、Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含む銅合金を溶解鋳造し、鋳塊を面削後、圧延率を60%以上にて熱間圧延を施し、次に900〜950℃にて2〜4時間の溶体化処理を行い、溶体化処理後の銅合金板に450〜575℃にて3〜12時間の時効処理を行い、時効処理後の銅合金板に加工率60〜80%で第1冷間圧延を行い、第1冷間圧延後の銅合金板に200〜400℃にて0.5分〜3時間の第1低温焼鈍を行い、第1低温焼鈍後の銅合金板に加工率30〜60%の第2冷間圧延を行い、第2冷間圧延後の銅合金板に200〜400℃にて0.5分〜3時間の第2低温焼鈍を行うことにより、透過型電子顕微鏡観察において、1μm 2 あたりの析出物粒子の面積に等しい円相当直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内でありかつ当該範囲内の直径の析出物粒子が総度数の50%以上の頻度で存在し、その半値幅が25nm以下である電子機器用銅合金を製造することを特徴とする。
また、前記第2低温焼鈍の後に、加工率30〜60%の冷間圧延、及びこの冷間圧延後に200〜400℃にて0.5分〜3時間の低温焼鈍を繰り返し行うとよい。
また、前記銅合金は、Ni;0.003〜0.5質量%及びSn;0.003〜0.5質量%を含有するものとすることが好ましい。
更には、前記銅合金は、Al、Be、Ca、Cr及びSiのうちの少なくとも1種以上を含有し、その含有量を0.0007〜0.5質量%に設定することが好ましい。
これらの元素は、電子機器用銅合金の特性を向上させる効果を有しており、用途にあわせて選択的に含有させることで特性を向上させることが可能となる。
更には、本発明に係る電子機器用銅合金の製造方法は、引張り強度が500MPa以上であり、かつ、導電率が50%IACS以上となる様に設定することが好ましい。これにより、耐熱性を備えるとともに、高強度、高導電率の電子機器用銅合金を提供することができ、リードフレーム材の薄肉化をはかることが可能となる。
本発明によれば、500℃前後の高温領域においても、強度の低下をきたすことない耐熱性に優れた高強度、高導電率の電子機器用銅合金及びリードフレーム材が得られる。
本発明の実施形態である電子機器用銅合金の観察倍率5万倍による透過型電子顕微鏡観察写真である。 本発明の実施形態である電子機器用銅合金の観察倍率10万倍による透過型電子顕微鏡観察写真である。 本発明の実施形態である電子機器用銅合金の透過型電子顕微鏡観察による1μmあたりの析出物粒子の直径の詳細なヒストグラムである。 本発明の実施形態である電子機器用銅合金の製造時の冷間圧延、及び低温焼鈍工程における透過型電子顕微鏡観察による1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムの推移を示す概略図である。 本発明の実施形態である電子機器用銅合金の500℃加熱保持での耐熱性(保持率の経時変化)を示すグラフである。
本発明の一実施形態である電子機器用銅合金について添付の図面を参照に詳細を説明する。
(銅合金の成分組成)
本発明では、半導体装置に用いられるリードフレーム材等として、耐熱性に優れ、引張り強度が500MPa以上であり、かつ、導電率が50%IACS以上である基本特性を有する必要がある。このため、Cu−Fe−P−Zn系銅合金として、Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含み、残部がCu及び不可避不純物からなる基本組成とする。この基本組成に対し、後述するSn、Ni等の元素を更に選択的に含有させても良い。
(Fe)
Feは銅の母相中に分散する析出物粒子を形成して強度及び耐熱性を向上させる効果があるが、その含有量が1.5質量%未満では析出物の個数が不足し、その効果を奏功せしめることができない。一方、2.4質量%を超えて含有すると、強度及び耐熱性の向上に寄与しない粗大な析出物粒子が存在してしまい、耐熱性に効果のあるサイズの析出物粒子が不足してしまうことになる。このため、Feの含有量は1.5〜2.4質量%の範囲内とすることが好ましい。
(P)
PはFeと共に銅の母相中に分散する析出物粒子を形成して強度及び耐熱性を向上させる効果があるが、その含有量が0.008質量%未満では析出物粒子の個数が不足し、その効果を奏功せしめることができない。一方、0.08質量%を超えて含有すると、強度及び耐熱性の向上に寄与しない粗大な析出物粒子が存在してしまい、耐熱性に効果のあるサイズの析出物粒子が不足してしまうことになると共に導電率及び加工性が低下してしまう。このため、Pの含有量は0.008〜0.08質量%の範囲内とすることが好ましい。
(Zn)
Znは銅の母相中に固溶して半田耐熱剥離性を向上させる効果を有しており、0.01質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えて含有しても、更なる効果を得ることが出来なくなると共に母相中への固溶量が多くなって導電率の低下をきたす。このため、Znの含有量は0.01〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
(Ni)
Niは母相中に固溶して強度を向上させる効果を有しており、0.003質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えて含有すると導電率の低下をきたす。このため、Niを含有する場合には、0.003〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
(Sn)
Snは母相中に固溶して強度を向上させる効果を有しており、0.003質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えて含有すると導電率の低下をきたす。このため、Snを含有する場合には、0.003〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
なお、本発明の銅合金は、Al,Be,Ca,Cr,Mg及びSiのうちの少なくとも1種以上が0.0007〜0.5質量%含有されていても良い。これらの元素は、銅合金の様々な特性を向上させる役割を有しており、用途に応じて選択的に添加することが好ましい。
(析出物粒子の直径とその個数)
本発明の電子機器用銅合金は、図3に示す様に、透過型電子顕微鏡観察において、1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内でありかつ当該範囲内の直径の析出物粒子が総度数の50%以上の頻度で存在し、その半値幅が25nm以下であることを特徴としている。
即ち、析出物粒子の直径が上記のヒストグラムの限定範囲値内にピーク値を有する分布状態であれば、500℃前後の高温領域においても、ピン止め効果を最大限に発揮して再結晶化を抑制し、高温での強度低下を確実に防止することが出来るのである。析出物粒子の直径のピーク値が限定範囲値を外れれば、ピン止め効果は小さくなって再結晶化を抑制出来ず、高温での強度を維持出来ず耐熱性の低下をきたすこととなる。
ここで、析出物粒子の直径は、その断面観察において、析出物粒子の面積に等しい面積を持つ円の直径(円相当直径)として算出した。この場合、析出物粒子の面積は、透過型電子顕微鏡観察画像から得られる画像鉛直方向への投影面積を観察倍率から実際の面積に換算した値となる。
また、透過型電子顕微鏡観察において、5nm以下の析出物粒子については、析出物粒子であるか或いは観察時に生じる影であるかの明確な識別が不可能であるため、観察された析出物粒子の全個数には含めないことにした。
更に、その観察においては、観察倍率によって分解能が変化し、観察される析出物粒子の直径や個数に変動が生じる。そこで、15nm以上の析出物粒子を測定する際には観察倍率を5万倍とし、15nm未満の析出物粒子を測定する際には観察倍率を10万倍とした。
電子機器用銅合金の薄板から、透過型電子顕微鏡観察用の薄膜を作製し、観察倍率5万倍及び10万倍で組織観察を行い、析出物粒子の直径及び個数を測定する。図1に観察倍率5万倍での観察写真を、図2に観察倍率10万倍での観察写真を示す。なお、図1、図2に示された写真の実際の倍率については、これらの写真の右下に記載されたスケールバーから換算することになる。
図1及び図2において、矢印で示す粒子が析出物である。矢印Aで示される粒子が直径15〜35nmのものであり、矢印Bで示される粒子が直径15nm未満、矢印Cで示される粒子が直径35nmを超えるものである。また、透過型電子顕微鏡観察にはレプリカ法により作製した試料を用いても良い。
図1に示す写真(観察倍率5万倍)の視野面積は2.6μmである。従って、この写真内でカウントされた析出物粒子の個数を2.6で除し1μmあたりの析出物の個数が算出されることになる。
同様に、図2に示す写真(観察倍率10万倍)の視野面積は0.65μmである。従って、この写真内でカウントされた析出物粒子の個数を0.65で除し1μmあたりの析出物の個数が算出されることになる。
なお、透過型電子顕微鏡観察は局所的な観察となるため、観察箇所を変えてこのような観察を複数回行うことが好ましい。
(耐熱性試験)
本発明の電子機器用銅合金の耐熱性試験は次の方法で行い、保持率にて評価することが好ましい。
本発明の銅合金薄板試料を作製して加熱保持炉内にて500℃にて1、3、5、10分間各々保持した後のビッカース強度を測定し、各々の熱処理前のビッカース強度と比較し保持率にて耐熱性を評価する。
保持率は(熱処理後ビッカース強度)/(熱処理前ビッカース強度)にて算出する。各々の加熱保持時間での保持率の変化の代表例を図5に示す。
本発明の電子機器用銅合金は析出物粒子のピン止め効果が充分に発揮された優れた耐熱性を有し、500℃にて10分間加熱保持後の保持率は88%以上となる。
(製造条件)
次に、本発明の析出物粒子(Fe−P系化合物)を有するCu−Fe−P系銅合金の製造条件について以下に説明する。後述する好ましい時効処理、冷間圧延、低温焼鈍の各条件を除き、通常の製造工程自体を大きく変えることは不要である。
また、本製造工程における、冷間圧延、低温焼鈍での銅合金の1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムの変化を図4に示す。横軸は析出物粒子の粒径であり縦軸は度数である。
先ず、上記の好ましい成分範囲に調整された銅合金を溶解鋳造し、鋳塊を面削後、圧延率を60%以上にて熱間圧延を施し、次に、900〜950℃にて2〜4時間の溶体化処理を行う。
(時効処理)
溶体化処理後の銅合金板を450〜575℃にて3〜12時間の時効処理を行い、広範な粒度分布を有する析出物粒子を析出させ、最終の目的とする構成の析出物粒子を得るための素地をつくる。450℃以下或いは3時間以下では析出物粒子が充分に析出せず、575℃以上或いは12時間以上では銅合金組織が軟化する。
(第1冷間圧延)
時効処理後の銅合金板を加工率60〜80%で冷間圧延し、析出物の粒径を小さくすると共に更なる析出物粒子の析出を促進させる。析出相の優先核形成サイトが核生成の駆動力的に有利な転位セル境界となるため、核生成頻度が促進される。加工率が60%以下では析出物粒子の粒径を小さくするには不十分であり、80%以上では核生成頻度の促進効果に支障を来たす。図4に示す様に、この段階では析出物粒子の直径のヒストグラムのピーク値は形成されていないと推察される。
(第1低温焼鈍)
第1冷間圧延後の銅合金板を200〜400℃にて0.5分〜3時間の低温焼鈍を行い、析出物粒子の直径のヒストグラムのピーク値、頻度、半値幅を一定の範囲値内にシフトさせる。200℃以下或いは0.5分以下では効果がなく、400℃或いは3時間以上では析出物粒子の粗大化に繋がりピン止め効果の発揮に支障をきたす。図4に示す様に、この段階では析出物粒子の直径のヒストグラムのピーク値は15nm以下になっていると推察されピン止め効果は充分に発揮されない。この1回の低温焼鈍のみでは、析出物粒子の直径のヒストグラムのピーク値、頻度、半値幅を最適範囲値内に入れるのは無理であり、更なる冷間圧延及び低温焼鈍が必要となる。
(第2冷間圧延)
第1低温焼鈍後の銅合金板を加工率30〜60%で冷間圧延し、析出物粒子を目的とする直径のヒストグラムのピーク値、頻度、半値幅の範囲内にシフトさせる素地を作成する。加工率60%以上では全体としての圧延率が高くなり、再結晶化を促すことに繋がり、また、強度、導電率、ビッカース硬度にも悪影響を及ぼす。加工率30%以下では殆んど効果はない。図4に示す様に、この段階でも析出物粒子の直径のヒストグラムピーク値は15nm以下になっているが、更なる析出物粒子の析出を促進させ、ヒストグラムを最適化する素地が出来上がっていると推察される。
(第2低温焼鈍)
第2冷間圧延後の銅合金板を200〜400℃にて0.5分〜3時間の低温焼鈍を行い、図4に示す様に、析出物粒子の1μmあたりの直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内であり、かつ、総度数の50%以上の頻度とし、その半値幅を25nm以下として、ピン止め効果を最大限に発揮させる。この析出物粒子の1μmあたりの直径のヒストグラムの詳細を図3に示す。
この第2低温焼鈍にて、1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムが、目的とするピーク値、頻度、半値幅内にシフトしなければ、更に冷間圧延及び低温焼鈍を上記の加工率、熱処理条件にて繰返すことが必要となる。この場合、冷間圧延或いは低温焼鈍を単独で繰り返しても意味はなく、冷間圧延の後に低温焼鈍を行うことが重要である。
前述の様な構成とされた本実施形態の電子機器用銅合金は、500℃前後の高温領域においても、ピン止め効果を最大限に発揮して、強度の低下をきたさず、耐熱性に優れた高強度、高導電率の電子機器用銅合金及びリードフレーム材となる。
以下、本発明の実施例について比較例を含めて詳細に説明する。
下記表1に示す組成の銅合金(添加元素以外の成分はCu及び不可避不純物)を、電気炉により還元性雰囲気下で溶解し、厚さが30mm、幅が100mm、長さが250mmの鋳塊を作製した。この鋳塊を730℃にて1時間加熱した後、圧延率60%にて熱間圧延を行って厚さ11mmに仕上げ、その表面をフライスで板厚9mmになるまで面削した後、920℃にて3時間の溶体化処理を行った後、板厚2mmまで冷間圧延を行った。次に、450〜575℃にて3〜12時間の時効処理を行った後、加工率60〜80%にて第1冷間圧延を行い、200〜400℃にて0.5分〜3時間の第1低温焼鈍を行った。次に、第1低温焼鈍後の銅合金薄板に、加工率30〜60%にて第2冷間圧延を行った後、200〜400℃にて0.5分〜3時間の第2低温焼鈍を行い、表1の実施例1〜16に示す0.3mmの銅合金薄板を得た。なお、比較例1〜16は、成分組成、冷間圧延条件、低温焼鈍条件を変えて作製した。
Figure 0004527198
得られた銅合金薄板から透過型電子顕微鏡観察用の薄膜を作製し、任意の10箇所にて観察倍率5万倍及び10万倍で組織観察を行い、析出物粒子の直径及び個数を測定しその平均値を測定値とした。
析出物粒子の直径は、析出物粒子の面積に等しい面積を持つ円の直径(円相当直径)として算出した。この場合、析出物粒子の面積は、透過型電子顕微鏡観察画像から得られる画像鉛直方向への投影面積を観察倍率から実際の面積に換算した値となる。
5nm以下の析出物粒子については析出物粒子であるか或いは観察時に生じる影であるかの明確な識別が不可能であり、観察された析出物粒子の全個数には含めないこととし、15nm以上の析出物粒子を測定する際には観察倍率を5万倍とし、15nm未満の析出物粒子を測定する際には観察倍率を10万倍とした。
これらの銅合金薄板の透過型電子顕微鏡に基づき求められた析出物粒子の直径のピーク値、総度数、半価幅、粒径別の測定個数詳細を表2に示す。
Figure 0004527198
表2より本実施例の銅合金薄板は、何れも1μmあたりの析出物粒子の直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内であり、この15〜35nmの範囲内の析出物粒子が総度数の50%以上の頻度で存在し、半値幅が25nm以下であることがわかる。
また、これらの銅合金薄板の引張り強度、ビッカース硬度、導電率の測定結果を表3に示す。
引張り強度は、試験片を長手方向に圧延方向に平行としたJIS5号片を作製して測定した。
ビッカース硬度は、10mm×10mmの試験片を作製し、松沢精機社製のマイクロビッカース硬度計(商品名「微小硬度計」)を用いて0.5kgの荷重を加えて4箇所硬度測定を行い、硬さはそれらの平均値とした。
導電率は、ミーリングにより10mm×30mmの短冊状の試験片を加工し、ダブルブリッジ式抵抗測定装置により電気抵抗を測定し、平均断面法により算出した。
下記の表3より、本実施例の銅合金薄板は、引張り強度にて517〜570MPaであり、導電率にて61〜72%IACSであることがわかる。
また、これらの銅合金薄板の耐熱性試験を行った。試験方法は、10mm×10mmの試験片を作製し、加熱保持炉に試験片を入れ500℃にて1、3、5、10分間それぞれ保持した後にビッカース強度を測定し、各々の熱処理前のビッカース強度と比較して耐熱性を保持率にて評価した。
保持率は(熱処理後ビッカース強度)/(熱処理前ビッカース強度)にて算出した。
耐熱性試験の結果を表3に併せて示す。
Figure 0004527198
表3より、本実施例の銅合金薄板は、析出物粒子のピン止め効果が最大限に発揮され、500℃で10分間熱処理後の保持率が88〜93%であり優れた耐熱性を有していることがわかる。
代表的な実施例1、3、6、8と比較例1、3、6、9の保持率の経時変化を示すグラフを図5に示す。これからも、本実施例の銅合金薄板は優れた耐熱性を有していることがわかる。
これらの結果から、本発明の電子機器用Cu−Fe−P系銅合金は、引張り強度が500MPa以上であり、かつ、導電率が50%IACS以上であり、析出物粒子のピン止め効果が最大限に発揮され500℃前後の高温領域においても強度の低下を殆どきたすことのない優れた耐熱性を備えおり、リードフレーム材としての使用に適していることがわかる。

Claims (5)

  1. Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含む銅合金を溶解鋳造し、鋳塊を面削後、圧延率を60%以上にて熱間圧延を施し、次に900〜950℃にて2〜4時間の溶体化処理を行い、溶体化処理後の銅合金板に450〜575℃にて3〜12時間の時効処理を行い、時効処理後の銅合金板に加工率60〜80%で第1冷間圧延を行い、第1冷間圧延後の銅合金板に200〜400℃にて0.5分〜3時間の第1低温焼鈍を行い、第1低温焼鈍後の銅合金板に加工率30〜60%の第2冷間圧延を行い、第2冷間圧延後の銅合金板に200〜400℃にて0.5分〜3時間の第2低温焼鈍を行うことにより、透過型電子顕微鏡観察において、1μm2あたりの析出物粒子の面積に等しい円相当直径のヒストグラムにおけるピーク値が直径15〜35nmの範囲内でありかつ当該範囲内の直径の析出物粒子が総度数の50%以上の頻度で存在し、その半値幅が25nm以下である電子機器用銅合金を製造することを特徴とする電子機器用銅合金の製造方法
  2. 前記第2低温焼鈍の後に、加工率30〜60%の冷間圧延、及びこの冷間圧延後に200〜400℃にて0.5分〜3時間の低温焼鈍を繰り返し行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器用銅合金の製造方法
  3. 前記銅合金は、Ni;0.003〜0.5質量%及びSn;0.003〜0.5質量%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器用銅合金の製造方法
  4. 前記銅合金は、Al、Be、Ca、Cr及びSiのうちの少なくとも1種以上を含有し、その含有量が0.0007〜0.5質量%に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器用銅合金の製造方法
  5. 引張り強度が500MPa以上であり、かつ、導電率が50%IACS以上の電子機器用銅合金であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器用銅合金の製造方法
JP2009538940A 2009-08-20 2009-08-20 電子機器用銅合金の製造方法 Active JP4527198B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/003994 WO2011021245A1 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 電子機器用銅合金及びリードフレーム材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4527198B1 true JP4527198B1 (ja) 2010-08-18
JPWO2011021245A1 JPWO2011021245A1 (ja) 2013-01-17

Family

ID=42767868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009538940A Active JP4527198B1 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 電子機器用銅合金の製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4527198B1 (ja)
KR (1) KR101638494B1 (ja)
CN (1) CN102471831B (ja)
WO (1) WO2011021245A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176260A (ja) * 2010-01-30 2011-09-08 Mitsubishi Shindoh Co Ltd Ledチップとリードフレームとの接合方法
JP2012111999A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 表面粗化性及び樹脂密着性に優れた電子機器用Cu−Fe−P系銅合金条材
JP2013057116A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Hitachi Cable Ltd 電気・電子部品用銅合金及びその製造方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5687976B2 (ja) * 2011-09-09 2015-03-25 株式会社Shカッパープロダクツ 電気・電子部品用銅合金の製造方法
JP5988794B2 (ja) * 2012-09-14 2016-09-07 Dowaメタルテック株式会社 銅合金板材およびその製造方法
JP6210910B2 (ja) * 2014-03-18 2017-10-11 株式会社神戸製鋼所 強度、耐熱性及び曲げ加工性に優れたFe−P系銅合金板
JP2016211053A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 株式会社神戸製鋼所 耐熱性に優れた銅合金
JP7242996B2 (ja) * 2018-03-28 2023-03-22 三菱マテリアル株式会社 銅合金
JP7234501B2 (ja) * 2018-03-28 2023-03-08 三菱マテリアル株式会社 銅合金

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02111829A (ja) * 1988-10-20 1990-04-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd リードフレーム用銅合金
JPH1053825A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Kobe Steel Ltd リードフレーム用銅合金
JPH10130755A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Kobe Steel Ltd 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金
JPH10324935A (ja) * 1997-03-24 1998-12-08 Dowa Mining Co Ltd リードフレーム用銅合金およびその製造方法
JPH1180862A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Kobe Steel Ltd 耐熱性に優れたリードフレーム用Cu−Fe系合金材
JP2008127668A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 電子機器用銅合金およびリードフレーム材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4280287B2 (ja) 2007-01-12 2009-06-17 株式会社神戸製鋼所 耐熱性に優れた電気・電子部品用銅合金

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02111829A (ja) * 1988-10-20 1990-04-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd リードフレーム用銅合金
JPH1053825A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Kobe Steel Ltd リードフレーム用銅合金
JPH10130755A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Kobe Steel Ltd 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金
JPH10324935A (ja) * 1997-03-24 1998-12-08 Dowa Mining Co Ltd リードフレーム用銅合金およびその製造方法
JPH1180862A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Kobe Steel Ltd 耐熱性に優れたリードフレーム用Cu−Fe系合金材
JP2008127668A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 電子機器用銅合金およびリードフレーム材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176260A (ja) * 2010-01-30 2011-09-08 Mitsubishi Shindoh Co Ltd Ledチップとリードフレームとの接合方法
JP2012111999A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 表面粗化性及び樹脂密着性に優れた電子機器用Cu−Fe−P系銅合金条材
JP2013057116A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Hitachi Cable Ltd 電気・電子部品用銅合金及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101638494B1 (ko) 2016-07-11
WO2011021245A1 (ja) 2011-02-24
CN102471831B (zh) 2014-03-19
JPWO2011021245A1 (ja) 2013-01-17
KR20120048591A (ko) 2012-05-15
CN102471831A (zh) 2012-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4527198B1 (ja) 電子機器用銅合金の製造方法
JP5312920B2 (ja) 電子材料用銅合金板又は条
JP5319700B2 (ja) 電子材料用Cu−Ni−Si−Co系銅合金及びその製造方法
JP4041803B2 (ja) 高強度高導電率銅合金
KR20120104553A (ko) 저영율을 갖는 구리합금판재 및 그 제조법
JP2008196042A (ja) 強度と成形性に優れる電気電子部品用銅合金板
JP5570109B2 (ja) 電子機器用銅合金およびリードフレーム材
JP6155405B2 (ja) 銅合金材料およびその製造方法
JP7038823B2 (ja) 曲げ加工性に優れたCu-Co-Si-Fe-P系銅合金及びその製造方法
JP5437519B1 (ja) Cu−Co−Si系銅合金条及びその製造方法
JP4834781B1 (ja) 電子材料用Cu−Co−Si系合金
JP4275697B2 (ja) 電子機器用銅合金およびリードフレーム材
JP4642119B2 (ja) 銅合金及びその製造方法
CN105283567B (zh) 电子电气设备用铜合金、电子电气设备用铜合金薄板、电子电气设备用导电元件及端子
JP5291494B2 (ja) 高強度高耐熱性銅合金板
JP5988794B2 (ja) 銅合金板材およびその製造方法
JP2011021225A (ja) 端子・コネクタ用銅合金材及びその製造方法
US10358697B2 (en) Cu—Co—Ni—Si alloy for electronic components
JP3766051B2 (ja) 耐熱性に優れた銅合金およびその製造方法
JP4630025B2 (ja) 銅合金材の製造方法
JP2017179392A (ja) Cu−Ni−Co−Si系銅合金及びその製造方法
KR100994651B1 (ko) 열간 가공성이 우수한 고강도 고도전성 구리 합금
JP2015028202A (ja) Cu−Co−Si系銅合金条及びその製造方法
JP2013117060A (ja) 電子材料用Cu−Co−Si系合金
JP2013067849A (ja) Cu−Co−Si系銅合金条及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4527198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250