JPH10130755A - 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金 - Google Patents

剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金

Info

Publication number
JPH10130755A
JPH10130755A JP30702596A JP30702596A JPH10130755A JP H10130755 A JPH10130755 A JP H10130755A JP 30702596 A JP30702596 A JP 30702596A JP 30702596 A JP30702596 A JP 30702596A JP H10130755 A JPH10130755 A JP H10130755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper alloy
strength
particles
shearing
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30702596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Miwa
洋介 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP30702596A priority Critical patent/JPH10130755A/ja
Publication of JPH10130755A publication Critical patent/JPH10130755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気・電子部品用銅合金として要求される強
度、導電率、はんだ付け性、めっき性などの特性に優
れ、同時に剪断加工性にも優れた銅合金を得る。 【解決手段】 Fe:0.05〜3.5wt%、P:
0.01〜1.0wt%を含有し、Oが300ppm以
下であり、残部が実質的にCuと不可避不純物からなる
組成を有し、Fe、Cu−Fe化合物、Fe−P化合物
の1又は2以上が析出(及び晶出)している銅合金にお
いて、その粒径が0.02μm未満のもの(小粒子)及
び0.02μm〜100μmのもの(大粒子)が存在
し、小粒子/大粒子の数の比率が1以上である銅合金。
剪断加工性を向上させる観点から、小粒子/大粒子の粒
径(いずれも中央値)の比率が0.5以下であることが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばリードフ
レーム、端子、コネクター、ばねなど電気電子部品に用
いられる銅合金において、特に、打抜き加工を含む複数
の剪断加工により製造された電気電子部品の「ばり」、
「だれ」及び残留応力が少なく、打抜き金型の摩耗が少
ないなど、剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、上記の各種電気電子部品
には、強度、伸び、ばね性、導電性、耐熱性、Agめっ
き性及びはんだの耐熱剥離性などの特徴を具備すること
が要求されていることから、これらの特性をもった、例
えばC15100(Cu−0.1wt%Zr)やC18
990(Cu−2wt%Sn−0.15wt%Cr)を
はじめ、その他多くの銅合金がその製造に用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の各種電気電子機
器の軽薄短小化及び実装密度の向上要求に対して、使用
部品の小形化、リード間距離の縮小などが加速してい
る。そのため、リードフレーム、端子などに対しても、
寸法精度の要求が非常に厳しくなり、たとえば、回路の
短絡防止のために「ばり」及び「だれ」のないこと、打
抜き後の平坦性を確保し例えばICチップとリードフレ
ームのワイヤボンディング精度の向上を図るために、打
ち抜き後の残留応力も小さいことが切望されている。ま
た、打抜き加工の生産性向上のために打抜き加工に用い
られる金型の摩耗が小さく金型寿命が長いことが求めら
れている。
【0004】しかし、上記の従来の銅合金を打抜き加工
して各種電気電子部品を製造した場合、「ばり」及び
「だれ」の量が大きく、残留応力も比較的大きいため寸
法精度に関する厳しい要求を満足することが難しくなっ
ている。また、金型寿命についても、打抜き金型の摩耗
が比較的大きく、したがって使用寿命が短くなる。
【0005】本発明はリードフレーム、端子、コネクタ
ーなど電気・電子部品用銅合金として要求される強度、
導電率、はんだ付け性、めっき性などの特性を通常の銅
合金以上に維持しながら、打抜き加工によって発生する
「ばり」、「だれ」及び残留応力を小さくし、金型の摩
耗を少なくして寿命を伸ばすなど、銅合金の剪断加工性
を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる剪断加工
性に優れる高強度、高導電性銅合金は、Fe:0.05
〜3.5wt%、P:0.01〜1.0wt%を含有
し、Oが300ppm以下であり、残部が実質的にCu
と不可避不純物からなる組成を有し、Fe、Cu−F
e、Fe−P化合物の1又は2以上が析出している銅合
金において、その粒径が0.02μm未満のもの(小粒
子)及び0.02μm〜100μmのもの(大粒子)が
存在し、かつ小粒子/大粒子の数の比率が1以上である
ことを特徴とする。なお、本発明において上記の析出
は、いわゆる晶出(溶湯からの析出)を含むものとす
る。つまり、本発明の組成では、Fe含有量が多くなる
とFe、Cu−Fe、Fe−P化合物の1又は2以上が
晶出し、その場合、析出粒子と晶出粒子の双方が含まれ
ることになるからである。この銅合金では、小粒子/大
粒子の粒径(いずれも中央値)の比率が0.5以下であ
ることが好ましい。
【0007】また、上記銅合金は、上記成分に加えてZ
nを0.005〜5.0wt%含有し、さらに、Mn、
Mg、Caの群(A群)とZr、Ag、Cr、Cd、B
e、Sn、Ti、Co、Ni、Au、Ptの群(B群)
を合わせたうちから1種又は2種以上を選択し、A群か
ら選択した場合は合計で0.0001〜1.0wt%、
B群から選択した場合は合計で0.001〜1.0wt
%、A群及びB群の双方から選択した場合は合計で1.
0%以下を含有することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、成分及び析出粒
子(Fe、Fe化合物(Cu−Fe、Fe−P、))の
析出状態(小粒子と大粒子の粒径、数の比率、粒径の比
率)を上記のように限定した理由を以下に説明する。
【0009】[Fe量]Feには、合金の強度及び耐熱
性を確保する作用があると共に、化合物を後述する状態
に析出及び晶出させることにより剪断加工性を向上させ
る。しかし、その含有量が0.05wt%未満であると
所望の強度及び耐熱性及び剪断加工性が得られず、一
方、3.5wt%を越える割合でFeを含有させると熱
間圧延時の加工性が低下すると共に、製品の曲げ加工性
及び導電率の低下が著しくなり、好ましくない。従っ
て、Feの含有量は0.05〜3.5wt%と定めた。
【0010】[P量]Pは、Feとの化合物を析出して
強度及び耐熱性を向上させると共に、化合物を後述する
状態に析出及び晶出させることにより剪断加工性を向上
させる。Pの含有量が0.01wt%未満の場合は、化
合物の析出及び晶出が不十分であるため、所望の強度及
び耐熱性並びに剪断加工性が得られない。一方、Pの含
有量が1.0wt%を越える場合には、熱間加工時の加
工性が低下すると共に導電率の低下が生じるため、好ま
しくない。従って、Pの含有量は0.01〜1.0wt
%と定めた。
【0011】[O量]Oは、Pと合金中で反応しやすく
Pが酸化物として合金中に捕らえられていると後述する
化合物の析出を阻害し、そのため剪断加工性の向上効果
が低下する。また、はんだ付け性、めっき性などが低下
する。従って、Oの含有量は合計で300ppm以下と
定めた。好ましくは、100ppm以下、より好ましく
は70ppm以下である。
【0012】[小粒子/大粒子の状態]粒径が0.02
μm未満の小粒子は、主に合金の強度及び耐熱性を向上
させるが剪断加工性にはあまり寄与しない。一方、粒径
が0.02μm以上の大粒子は合金の強度及び耐熱性の
向上にはあまり寄与しないが、剪断加工時に応力を集中
的に受け、ミクロクラックの発生源となり剪断加工性を
著しく向上させる。また、剪断面に露出したものは、工
具と切屑間の潤滑作用をもたらし剪断抵抗を減少させ、
ひいては金型摩耗を減少させる。しかし、粒径が100
μmを越えるような粒子が存在すると、材料にAgめっ
きなどを行った場合に、局所的にめっき厚が厚くなる
(突起)などの不具合が発生するため、好ましくない。
粒子の上限は、好ましくは50μm以下、さらに好まし
くは20μm以下である。なお、10μmを越す粒子は
ほぼ全てが晶出粒子である。また、小粒子/大粒子の数
の比率が1未満の場合、強度及び耐熱性の向上効果が少
ない。一方、この比率が余り大きいと理論上剪断加工性
の向上効果が少なくなるが、大粒子を析出させるための
具体的加工熱処理条件(後述)では、この比率は大きく
ても100〜10000程度までの値であり、その比率
でも優れた剪断加工性が得られているので、現実には上
限値は問題にならない。強いていえば、108以下の比
率であれば剪断加工性の向上効果があるといえる。従っ
て、析出粒子の粒径を100μm以下に限定し、その中
に粒径が0.02μm未満の小粒子と0.02μm〜1
00μmの大粒子が存在することとし、かつ、小粒子/
大粒子の数の比率を1以上と定めた。さらに、小粒子/
大粒子の粒径(いずれも中央値)の比率が0.5より大
きい場合、同様に所望の剪断加工性の向上効果が少な
い。従って、小粒子/大粒子の粒径の比率を0.5以下
と定めた。
【0013】なお、上記の析出の状態を得る方法として
は、たとえば以下の方法による。 1)Feの含有量が1wt%以上になると、晶出粒子の
粗大化が特に発生しやくすなるので、晶出粒子の寸法を
目的の範囲内とするには、Fe添加後溶湯を1200℃
以上の温度に5分以上保持し、Feを完全に溶解させ、
鋳造温度〜凝固温度まで鋳型内での冷却速度を0.3℃
/秒以上とする。 2)熱間圧延後の熱延材を水中急冷し、さらに冷間圧延
した材料を500〜700℃で1分〜2時間の加熱を行
って大粒子を析出させる。その後、さらに冷間圧延を加
え、今度は300〜600℃で30分以上の加熱を行い
小粒子を析出させる。 3)熱間圧延終了時に冷却する際に急冷せず、500〜
700℃で1分〜2時間保持して大粒子を析出させた後
急冷する。さらに冷間圧延を加えた後、今度は300〜
600℃で30分以上の加熱を行って小粒子を析出させ
る。
【0014】また、上記の析出及び晶出の状態を観察
し、小粒子と大粒子の数及び粒径を測定する方法として
は、例えば以下の方法が挙げられる。透過電子線顕微鏡
(TEM)、走査電子顕微鏡(SEM)及び光学顕微鏡
によりそれぞれ30視野程度の観察を行い、画像解析装
置を用いて観察写真中の粒子サイズに対する粒子の数の
分布を測定する。透過電子線顕微鏡は0.1μm未満の
粒子の観察に、走査電子顕微鏡は0.1〜5μmの粒子
の観察に、光学顕微鏡は5μm以上の大粒子の観察に用
いる。
【0015】[Zn量]Znは銅合金のはんだ及びSn
めっきの耐熱剥離性を改善する。この効果は含有量が
0.005wt%未満の場合、所望の効果が得られな
い。一方、その含有量が5.0wt%を越えるとはんだ
濡れ性が低下する。また、導電率の低下も激しくなる。
従って、Znの含有量は0.005〜5.0wt%と定
めた。
【0016】「Mn、Mg、Ca量]Mn、Mg、Ca
は、銅合金の熱間加工性の向上に寄与する。しかし、M
n、Mg、Caの1種又は2種以上の含有量が合計で
0.0001wt%未満の場合、所望の効果が得られな
い。一方、その含有量が合計で1.0wt%を越えてく
ると上述した化合物の析出及び晶出を阻害し、ひいては
剪断加工性の向上を妨げる。また、導電率の低下も激し
くなる。従って、これらの元素の含有量は総量で0.0
001〜1.0wt%と定めた。
【0017】[Zr、Ag、Cr、Cd、Be、Sn、
Ti、Co、Ni、Au、Pt量]これらの成分は銅合
金の強度を向上させる効果がある。しかし、これらの成
分の1種又は2種以上の含有量が合計で0.001wt
%未満の場合、所望の効果か得られない。一方、その含
有量が合計で1.0wt%を越えてくると上述した化合
物の析出及び晶出を阻害し、ひいては剪断加工性の向上
効果を妨げる。また、導電率の低下も激しく、好ましく
ない。従って、これらの元素の含有量は合計で0.00
1〜1.0wt%と定めた。なお、これらの成分を上記
Mn、Mg、Caと共に含有する場合、合計含有量は
1.0wt%以下とする。
【0018】[Hf、Th、Li、Na、K、Sr、P
d、W、S、Si、C、Nb、Al、V、Y、Mo、P
b、In、Ga、Ge、As、Sb、Bi、Te、B、
ミッシュメタル量]これらの成分は、その1種又は2種
以上の含有量が合計で0.1wt%を越えた場合、上述
した化合物の析出を阻害し、ひいては剪断加工性の向上
効果を妨げる。従って、これらの元素の含有量は合計で
0.1wt%以下と定めた。
【0019】
【実施例】本発明に係わる剪断加工性に優れる高強度、
高導電性銅合金の実施例について、その比較例及び従来
例と共に説明する。表1〜4に示す成分組成の銅合金
を、クリプトル炉にて木炭被覆下で大気溶解し、ブック
モールドに鋳造し、50mm×80mm×200mmの
鋳塊を作製した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】この鋳塊を約850℃にて熱間圧延し、直
ちに水中急冷し、厚さ15mmの熱延材を作製した。こ
の熱延材の表面の酸化スケールを除去するため、軽く表
面切削した後、実施例については、冷間圧延−大粒子析
出処理:550〜650℃×30分−冷延−小粒子析出
処理:450〜550℃×2〜4時間−冷延によって、
厚さ0.25mm、幅20mmの条を作製した。また、
大粒子析出処理及び小粒子析出処理条件を変えることに
より比較例の条を準備した。
【0025】得られた条について、強度、導電率、耐熱
温度、Agめっき性、はんだ耐熱剥離性、剪断加工性、
小粒子及び大粒子の状態(透過電子顕微鏡及び光学顕微
鏡で観察)について測定した。結果は表5〜6に示す通
りである。
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】なお、Agめっき性は、シアン系Agめっ
きを厚さ1μm行った時に、局所的に厚さが厚くなる現
象(突起)の有無を実態顕微鏡で観察した。はんだ耐熱
剥離性は、6Sn/4Pbはんだを245±5℃×5秒
にてはんだ付けした後、150℃のオーブンで1000
Hrまで加熱した。この試験片を180゜曲げ戻しにて
加工を加え加工部のはんだが剥離するか観察した。耐熱
温度は、5分間加熱してHvの低下量が加熱前のHvの
10%となる時の温度である。剪断加工性は、プレスに
より長さ30mm、幅0.5mmのリードを打抜き、リ
ード幅、「ばり」及び「だれ」量を測定して表した。
【0029】析出及び晶出粒子は、透過電子線顕微鏡、
走査電子顕微鏡及び光学顕微鏡によりそれぞれ30視野
の観察を行い、画像解析装置(株式会社ニレコ製、商品
名ルーゼックス)を用いて観察写真中の粒子サイズ(粒
径)に対する粒子の数の分布を測定した。具体的には、
透過電子線顕微鏡は、観察倍率60000倍(観察面積
2μm2)で0.02μmより大きい粒子の粒径と数を
求め、0.02μm以下の粒子については同一視野をさ
らに150000倍で観察し、最小粒径0.003μm
までの粒子を測定した。走査電子顕微鏡では5000倍
で0.1〜5μmの粒子を、光学顕微鏡では400倍で
5μm以上の粒子を観察した。なお、小粒子及び大粒子
のサイズはそれぞれ最も数の多い粒子の値(中央値)を
用いた。また、小粒子と大粒子のサイズの比は中央値の
比とした。
【0030】表5〜6より、本発明合金No.1〜12
は、強度、導電率、耐熱温度、Agめっき性など電気電
子部品が要求する特性を具備した上で、剪断加工性が共
に優れている。なお、剪断加工性の向上は、「ばり」及
び「だれ」が小さい、リード幅寸法の高い精度という効
果となって表れ、また、「ばり」及び「だれ」が小さい
ことから、打ち抜き加工後の残留応力が小さくなってい
ることが推定できる。一方、比較例No.13〜24は
いずれかの性能が低いことがわかる。
【0031】
【発明の効果】本発明の銅合金は電気電子部品用銅合金
として要求される特性を具備し、しかも、例えば半導体
装置のリード材や、端子及びコネクタなどの各種の電気
電子部品を剪断加工(打抜き加工など)により製造した
とき、「ばり」、「だれ」並びに残留応力が小さく、そ
の寸法精度が良い。また、剪断加工性に優れるため、打
抜き金型の摩耗を抑制し、打抜き金型の使用寿命を長く
する。したがって、各種電気電子機器の微細化による寸
法精度に対する厳しい要求に対応が可能となる。また、
打抜き金型の使用寿命が長くなるので、スタンピングの
生産性も向上する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe:0.05〜3.5wt%、P:
    0.01〜1.0wt%を含有し、Oが300ppm以
    下であり、残部が実質的にCuと不可避不純物からなる
    組成を有し、Fe、Cu−Fe化合物、Fe−P化合物
    の1又は2以上が析出している銅合金において、その粒
    径が0.02μm未満のもの(以後、小粒子という)及
    び0.02μm〜100μmのもの(以後、大粒子とい
    う)が存在し、かつ小粒子/大粒子の数の比率が1以上
    であることを特徴とする剪断加工性に優れる高強度、高
    導電性銅合金。
  2. 【請求項2】 小粒子/大粒子の粒径(いずれも中央
    値)の比率が0.5以下であることを特徴とする請求項
    1に記載された剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅
    合金。
  3. 【請求項3】 さらに、Znを0.005〜5.0wt
    %含有することを特徴とする請求項1又は2に記載され
    た剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金。
  4. 【請求項4】 さらに、Mn、Mg、Caのうち1種又
    は2種以上を合計で0.0001〜1.0wt%含有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載され
    た剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金。
  5. 【請求項5】 さらに、Zr、Ag、Cr、Cd、B
    e、Sn、Ti、Co、Ni、Au、Ptのうち1種又
    は2種以上を合計で0.001〜1.0wt%含有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された
    剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金。
  6. 【請求項6】 さらに、Mn、Mg、Caのうち1種又
    は2種以上を合計で0.0001〜1.0wt%と、Z
    r、Ag、Cr、Cd、Be、Sn、Ti、Co、N
    i、Au、Ptのうち1種又は2種以上を合計で0.0
    01〜1.0wt%を、全体の合計で1.0%以下含有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載さ
    れた剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金。
  7. 【請求項7】 Hf、Th、Li、Na、K、Sr、P
    d、W、S、Si、C、Nb、Al、V、Y、Mo、P
    b、In、Ga、Ge、As、Sb、Bi、Te、B、
    ミッシュメタルのうち1種又は2種以上が合計で0.1
    wt%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載された剪断加工性に優れる高強度、高導電性
    銅合金。
JP30702596A 1996-11-01 1996-11-01 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金 Pending JPH10130755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30702596A JPH10130755A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30702596A JPH10130755A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10130755A true JPH10130755A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17964132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30702596A Pending JPH10130755A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10130755A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6679956B2 (en) 1997-09-16 2004-01-20 Waterbury Rolling Mills, Inc. Process for making copper-tin-zinc alloys
US6695934B1 (en) 1997-09-16 2004-02-24 Waterbury Rolling Mills, Inc. Copper alloy and process for obtaining same
JP2005290475A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Dowa Mining Co Ltd 黄銅およびその製造方法ならびにこれを用いた部品
JP2007031794A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Kobe Steel Ltd 高強度銅合金
JP4527198B1 (ja) * 2009-08-20 2010-08-18 三菱伸銅株式会社 電子機器用銅合金の製造方法
JP2011174142A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Dowa Metaltech Kk 銅合金板材および銅合金板材の製造方法
DE102005002763B4 (de) * 2004-01-23 2012-04-26 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Trading Also As Kobe Steel Ltd.) Kupferlegierung mit hoher Festigkeit und hoher Leitfähigkeit
KR101463092B1 (ko) * 2012-08-21 2014-11-21 한국철도기술연구원 고강도 및 고전도 고속전철용 전차선
WO2015020189A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 三菱マテリアル株式会社 銅合金、銅合金薄板および銅合金の製造方法
WO2015020187A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 三菱マテリアル株式会社 銅合金、銅合金薄板および銅合金の製造方法
JP2015134955A (ja) * 2014-01-18 2015-07-27 株式会社神戸製鋼所 強度、耐熱性及び曲げ加工性に優れたFe−P系銅合金板
WO2017170914A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友化学株式会社 化合物、熱電変換材料及び化合物の製造方法
WO2017170911A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友化学株式会社 化合物及び熱電変換材料

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6679956B2 (en) 1997-09-16 2004-01-20 Waterbury Rolling Mills, Inc. Process for making copper-tin-zinc alloys
US6695934B1 (en) 1997-09-16 2004-02-24 Waterbury Rolling Mills, Inc. Copper alloy and process for obtaining same
DE102005002763B4 (de) * 2004-01-23 2012-04-26 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Trading Also As Kobe Steel Ltd.) Kupferlegierung mit hoher Festigkeit und hoher Leitfähigkeit
JP2005290475A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Dowa Mining Co Ltd 黄銅およびその製造方法ならびにこれを用いた部品
JP4620963B2 (ja) * 2004-03-31 2011-01-26 Dowaホールディングス株式会社 黄銅およびその製造方法ならびにこれを用いた部品
JP2007031794A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Kobe Steel Ltd 高強度銅合金
JP4684787B2 (ja) * 2005-07-28 2011-05-18 株式会社神戸製鋼所 高強度銅合金
JP4527198B1 (ja) * 2009-08-20 2010-08-18 三菱伸銅株式会社 電子機器用銅合金の製造方法
WO2011021245A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 三菱伸銅株式会社 電子機器用銅合金及びリードフレーム材
JP2011174142A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Dowa Metaltech Kk 銅合金板材および銅合金板材の製造方法
KR101463092B1 (ko) * 2012-08-21 2014-11-21 한국철도기술연구원 고강도 및 고전도 고속전철용 전차선
WO2015020189A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 三菱マテリアル株式会社 銅合金、銅合金薄板および銅合金の製造方法
WO2015020187A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 三菱マテリアル株式会社 銅合金、銅合金薄板および銅合金の製造方法
CN105452501A (zh) * 2013-08-09 2016-03-30 三菱综合材料株式会社 铜合金、铜合金薄板及铜合金的制造方法
CN105452501B (zh) * 2013-08-09 2018-03-06 三菱综合材料株式会社 铜合金、铜合金薄板及铜合金的制造方法
JP2015134955A (ja) * 2014-01-18 2015-07-27 株式会社神戸製鋼所 強度、耐熱性及び曲げ加工性に優れたFe−P系銅合金板
KR20150086444A (ko) * 2014-01-18 2015-07-28 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 강도, 내열성 및 굽힘 가공성이 우수한 Fe-P계 구리 합금판
WO2017170914A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友化学株式会社 化合物、熱電変換材料及び化合物の製造方法
WO2017170911A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友化学株式会社 化合物及び熱電変換材料
CN108886081A (zh) * 2016-03-31 2018-11-23 住友化学株式会社 化合物及热电转换材料
JPWO2017170911A1 (ja) * 2016-03-31 2019-02-14 住友化学株式会社 化合物及び熱電変換材料
US11063197B2 (en) 2016-03-31 2021-07-13 Sumitomo Chemical Company, Limited Compound, thermoelectric conversion material, and method for producing compound
US11171277B2 (en) 2016-03-31 2021-11-09 Sumitomo Chemical Company, Limited Compound and thermoelectric conversion material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101161597B1 (ko) 전자 재료용 Cu-Ni-Si-Co계 구리합금 및 그 제조 방법
JP5045784B2 (ja) 電子機器用銅合金、電子機器用銅合金の製造方法及び電子機器用銅合金圧延材
JP4937815B2 (ja) 電子材料用Cu−Ni−Si−Co系銅合金及びその製造方法
JP3465108B2 (ja) 電気・電子部品用銅合金
JP2002180165A (ja) プレス打ち抜き性に優れた銅基合金およびその製造方法
JP3962751B2 (ja) 曲げ加工性を備えた電気電子部品用銅合金板
WO2006019035A1 (ja) 曲げ加工性を備えた電気電子部品用銅合金板
EP0114338B1 (en) Lead frame and method for manufacturing the same
KR20060073490A (ko) 구부림성 및 응력완화성을 갖는 구리 합금
JP3797736B2 (ja) 剪断加工性に優れる高強度銅合金
JP2006265731A (ja) 銅合金
TWI429764B (zh) Cu-Co-Si alloy for electronic materials
WO2015087624A1 (ja) 電子・電気機器用銅合金、電子・電気機器用銅合金塑性加工材、電子・電気機器用部品及び端子
JPH10130755A (ja) 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金
JP5560475B2 (ja) 電子・電気機器用銅合金、電子・電気機器用部品及び端子
JP3957391B2 (ja) 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金
JP3418301B2 (ja) 打抜加工性に優れた電気電子機器用銅合金
JP4459067B2 (ja) 高強度高導電性銅合金
JP2009068114A (ja) プレス打ち抜き性に優れた銅基合金およびその製造方法
JP3344700B2 (ja) プレス打ち抜き加工時の熱処理性に優れる高強度、高導電性リードフレーム用銅合金板
JP4043118B2 (ja) 耐熱性に優れる電気・電子部品用高強度・高導電性Cu−Fe系合金板
JP2001152303A (ja) プレス加工性に優れた銅または銅基合金およびその製造方法
JPH09157775A (ja) 電子機器用銅合金
JP3296709B2 (ja) 電子機器用薄板銅合金およびその製造方法
JP2956696B1 (ja) 高強度・高導電性銅合金およびその加工方法