JP5552215B2 - 発光装置およびそれを用いる空間情報検出装置 - Google Patents

発光装置およびそれを用いる空間情報検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、距離画像センサなどとして実現される空間情報検出装置に好適に用いられる発光装置およびそれを用いる前記距離画像センサに関する。
前記距離画像センサは、LEDアレイなどの発光素子から変調した赤外線を放射し、測定対象物からの反射光を、CCDアレイセンサなどの受光素子において、複数の期間に分割して受光し、各期間の受光量から発光信号と受光信号との時間差(Time of Flight)を求め、前記測定対象物の奥行きを含めた3次元形状を測定する装置であり、その基本的な構成は、たとえば特許文献1に示されている。
その距離画像センサでは、発光信号を発生してから、実際に発光素子が発光するまでの遅延時間が一定でないと、正確な距離計測は行えなくなる。そこで、従来では、発光装置は、図6で示すように構成されている。先ずタイミング信号発生回路1で作成された発光制御信号は、遅延時間調整回路2に入力されて、後述するようにして遅延時間が調整され、さらに駆動回路3で電力増幅されて実際の駆動信号が作成され、発光素子4が点灯駆動される。
前記発光素子4の発光によってフィードバック信号が生成され、そのフィードバック信号は位相比較回路5において前記タイミング信号発生回路1からの発光制御信号と位相が比較され、その比較結果に対応したエラー信号で前記遅延時間調整回路2の遅延時間が調整されて、この発光装置と、受光装置との位相遅延が一致するように制御されている。すなわち、前記発光制御信号の出力から、それに応答した発光素子4の発光タイミングが一定の遅延時間となるように制御されている。なお、前記発光素子4からのフィードバック信号の取出しは、前記駆動回路3からの駆動信号を用いることで行われてもよく、この図4で示すように発光素子4が実際に発光した信号を図示しない光電変換素子で電気信号に変換することで行われてもよい。
特開2004−45304号公報
上述のようなフィードバック制御を実施することで、フィードバックループ内に構成されている回路素子の特性(素子ばらつき、環境変化による特性変動(温度、湿度…)、寄生素子)が変化して、遅延量が変化したとしても、前記遅延量を一定に保持することができる。しかしながら、そのようなフィードバック制御は、制御範囲を超えない限りで可能になるものである。その為、実設計においては、ループ内の素子ばらつきを考慮して、ループ制御できる遅延制御量(フィードバック量)の範囲の設定を行う。ところが、一般的に、DLL(PLL)では、制御範囲と安定性とはトレードオフの関係にあり、制御範囲を広げると安定性が下がり、高い安定性を得ようとすると、制御範囲が狭まる。前記距離画像センサにおける遅延制御と測距性能とを考えた場合、安定性が低下すると、クロックジッタが増大して、測距特性が劣化してしまう。
ここで、発光装置の場合、遅延の要素としては、前記駆動回路3および発光素子4の素子遅延に、配線遅延である。その中で、配線遅延は、可能な限り小さくすることで、フィードバックループ制御での制御量を最小に、すなわち前記安定性を向上する近道である。しかしながら、駆動回路3から発光素子4への配線を短くすると、部品のレイアウトに制約が掛かるので、デザインの自由度が狭くなるという問題がある。また、前記距離画像センサに用いる発光素子4は、発光パワーが強く、発熱量が大きいので、前記配線を短くして、制御回路や他の回路1〜3のブロックに近付いてしまうと、それらの温度特性を変動させてしまうという新たな問題も発生する。
本発明の目的は、発光素子への配線遅延が大きくなっても、高い安定性を得ることができる発光装置およびそれを用いる空間情報検出装置を提供することである。
本発明の発光装置は、駆動信号に応答して光を放射する発光素子と、前記発光素子の放射タイミングを指示する発光制御信号を生成するタイミング信号発生回路と、前記発光制御信号に応答して前記駆動信号を生成する駆動回路と、前記発光素子からのフィードバック信号と前記発光制御信号との位相を比較し、その比較結果に対応したエラー信号を出力する位相比較回路と、前記タイミング信号発生回路と駆動回路との間に介在され、前記エラー信号に応答して前記フィードバック信号と前記発光制御信号との位相を一致させるように前記発光制御信号のタイミングを調整する遅延時間調整回路と、前記タイミング信号発生回路と位相比較回路との間に介在され、前記発光制御信号を予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路に入力する固定遅延回路とを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、距離画像センサなどに用いられ、駆動信号に応答して放射タイミングが規定された光を放射するLEDアレイなどの発光素子と、前記発光素子の放射タイミングを指示する発光制御信号を生成するタイミング信号発生回路と、前記発光制御信号を電力増幅するなどして前記駆動信号を生成する駆動回路と、前記発光素子からのフィードバック信号と前記発光制御信号との位相を比較し、その比較結果に対応したエラー信号を出力する位相比較回路と、前記タイミング信号発生回路と駆動回路との間に介在され、前記エラー信号に応答して前記発光制御信号のタイミングを調整する遅延時間調整回路とを備えて構成され、前記発光制御信号に対する発光素子の放射タイミングを所定の制御範囲内で納めるフィードバック制御を行う発光装置において、前記タイミング信号発生回路と位相比較回路との間に、前記発光制御信号を予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路に入力する固定遅延回路を設ける。
したがって、前記位相比較回路での発光制御信号とフィードバック信号との位相比較にあたって、配線遅延を代表とする不変の遅延時間分をDC成分として前記発光制御信号に加算しておき(下駄を履かせておき)、したがって前記フィードバック信号から減算しておくことと等価となり、実際のフィードバックによる制御範囲量としては、温度や湿度などによって変動する略AC分だけとなる。これによって、発光素子を他の回路からの遠隔地に配置し、それによる配線遅延が大きくなり、ループ制御すべき遅延制御量(フィードバック量)の範囲が大きくなっても、前記遅延制御量(フィードバック量)における実際の変動分(AC成分)を小さくし、高い安定性を得ることができる。
また、本発明の発光装置では、前記固定遅延回路は、CR積分回路から成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、一般的な炭素系抵抗器の温度特性が+350〜−150ppmであるのに対して、ニッケルクローム系の金属を用いて作成された金属箔抵抗器の温度特性では、0.5ppm以下のものがあり、このような温度特性の低い抵抗素子に、酸化チタン(TiO)を主原料として、酸化金属を添加したセラミックコンデンサ等の温度特性の低い容量素子を合わせて前記固定遅延回路を作成することで、能動素子を使わずに、受動素子のみで該固定遅延回路を構成でき、集積化が容易である。
さらにまた、本発明の発光装置は、前記タイミング信号発生回路が、発振回路と、その発振信号を分周して前記発光制御信号を生成する分周回路とを備えて成り、前記固定遅延回路は、前記発振信号を取込み、前記分周回路により生成された前記発光制御信号を、前記発振信号に基づいて前記予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路に入力する能動素子から成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、受動素子の前記CR積分回路には温度特性があり、厳密には固定遅延にならない。そこで、前記タイミング信号発生回路が、発振回路と、その発振信号を分周して前記発光制御信号を生成する分周回路とを備えて構成される場合、前記固定遅延回路を、フリップフロップやラッチ回路およびこれらによって構成されるレジスタ等の能動素子によって構成する。そして、それらの能動素子は、前記発振信号を取込み、その発振信号に同期して(発振信号をクロック信号として)、予め定める固定の時間だけ遅延させて前記発光制御信号として前記位相比較回路に入力する。
したがって、発振回路からの高速の発振信号(基準となるクロック信号)を利用して、前記能動素子の段数を調整することで、前記予め定める固定の遅延時間に近い時間の遅延を行うことができるとともに、前記温度特性による遅延時間のばらつきも抑えることができる。
また、本発明の発光装置では、前記能動素子は複数段縦続接続されて成り、任意の段に設けられる取出し部の内、いずれか1つからの出力を取出して前記位相比較回路に与える選択回路をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、選択回路で取出し部を切換えることで、複数段の能動素子の出力から、段階的に異なる遅延時間を得ることができる。
したがって、前記固定の時間の装置によるばらつきに対応することができる。
さらにまた、本発明の発光装置は、前記駆動回路からの駆動信号を波形整形して前記発光素子に与える波形整形回路をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記発光素子への配線が長くなると、また間にコネクタなどが介在されると、反射等によって伝搬特性が悪化し、波形に歪が生じてしまう。その結果、前記位相比較回路において、正常に波形の立ち上り・立ち下りで位相比較を行うことが困難になり、遅延制御が不能になる場合がある。そこで、フィードバックループ内の前記駆動回路からの駆動信号のラインに、好ましくはフィードバック信号のラインにも、波形整形を行う波形整形回路(クロックバッファ)を設け、その長い配線区間やコネクタ区間は波形整形を行いながら、信号を伝達する。
したがって、前記発光素子への長い配線区間やコネクタ区間による遅延のAC成分を減らすことができる。なお、該波形整形回路分による遅延オフセット(DC成分)が増加するが、また温度特性等によってAC成分の増加も懸念されるが、それらはフィードバックにより前記遅延時間調整回路で除去できる。
また、本発明の空間情報検出装置は、前記の発光装置を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、発光素子を他の回路からの遠隔地に配置し、それによる配線遅延が大きくなり、ループ制御すべき遅延制御量(フィードバック量)の範囲が大きくなっても、前記遅延制御量(フィードバック量)における実際の変動分(AC成分)を小さくし、高い安定性を得ることができる空間情報検出装置を実現することができる。
本発明の発光装置は、以上のように、距離画像センサなどに用いられ、駆動信号に応答して放射タイミングが規定された光を放射するLEDアレイなどの発光素子と、前記発光素子の放射タイミングを指示する発光制御信号を生成するタイミング信号発生回路と、前記発光制御信号を電力増幅するなどして前記駆動信号を生成する駆動回路と、前記発光素子からのフィードバック信号と前記発光制御信号との位相を比較し、その比較結果に対応したエラー信号を出力する位相比較回路と、前記タイミング信号発生回路と駆動回路との間に介在され、前記エラー信号に応答して前記発光制御信号のタイミングを調整する遅延時間調整回路とを備えて構成され、前記発光制御信号に対する発光素子の放射タイミングを所定の制御範囲内で納めるフィードバック制御を行う発光装置において、前記タイミング信号発生回路と位相比較回路との間に、前記発光制御信号を予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路に入力する固定遅延回路を設ける。
それゆえ、前記位相比較回路での発光制御信号とフィードバック信号との位相比較にあたって、配線遅延を代表とする不変の遅延時間分をDC成分として前記発光制御信号に加算しておき、したがって前記フィードバック信号から減算しておくことと等価となり、実際のフィードバックによる制御範囲量としては、温度や湿度などによって変動する略AC分だけとなる。これによって、発光素子を他の回路からの遠隔地に配置しても、高い安定性を得ることができる。
また、本発明の発光装置は、以上のように、前記固定遅延回路を、ニッケルクローム系の金属を用いて作成された金属箔抵抗器と、酸化チタン(TiO)を主原料として、酸化金属を添加したセラミックコンデンサとのCR積分回路で構成する。
それゆえ、能動素子を使わずに、受動素子のみで該固定遅延回路を構成でき、集積化が容易である。
さらにまた、本発明の発光装置は、以上のように、前記タイミング信号発生回路が、発振回路と、その発振信号を分周して前記発光制御信号を生成する分周回路とを備えて構成される場合、前記固定遅延回路を、フリップフロップやラッチ回路およびこれらによって構成されるレジスタ等の能動素子によって構成する。
それゆえ、発振回路からの高速の発振信号(基準となるクロック信号)を利用して、前記能動素子の段数を調整することで、前記予め定める固定の遅延時間に近い時間の遅延を行うことができるとともに、前記温度特性による遅延時間のばらつきも抑えることができる。
また、本発明の発光装置は、以上のように、前記能動素子を複数段縦続接続して構成し、任意の段に設けられる取出し部の内、いずれか1つからの出力を選択回路で取出して前記位相比較回路に与える。
それゆえ、前記固定の時間の装置によるばらつきに対応することができる。
さらにまた、本発明の発光装置は、以上のように、前記発光素子への配線が長くなると、また間にコネクタなどが介在されると、反射等によって伝搬特性が悪化し、波形に歪が生じてしまので、フィードバックループ内の前記駆動回路からの駆動信号のラインに、好ましくはフィードバック信号のラインにも、波形整形を行う波形整形回路(クロックバッファ)を設け、その長い配線区間やコネクタ区間は波形整形を行いながら、信号を伝達する。
それゆえ、前記発光素子への長い配線区間やコネクタ区間による遅延のAC成分を減らすことができる。
また、本発明の空間情報検出装置は、以上のように、前記の発光装置を用いる。
それゆえ、発光素子を他の回路からの遠隔地に配置しても、高い安定性を得ることができる空間情報検出装置を実現することができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る発光装置10を用いる空間情報検出装置である距離画像センサ30の電気的構成を示すブロック図である。前記発光装置10は、受光装置20と対で用いられ、その受光装置20との間の位相同期を得るために、以下で示すようなフィードバックループを有する。先ずタイミング信号発生回路11で作成された発光制御信号は、遅延時間調整回路12に入力されて、後述するようにして遅延時間が調整され、さらに駆動回路13で電力増幅されて実際の駆動信号が作成され、LEDアレイなどの発光素子14が点灯駆動される。
前記発光素子14の発光によってフィードバック信号が生成され、そのフィードバック信号は位相比較回路15において前記タイミング信号発生回路11からの発光制御信号と位相が比較され、その比較結果に対応したエラー信号で前記遅延時間調整回路12の遅延時間が調整されて、前述のようにこの発光装置10と受光装置20との位相遅延が一致するように制御されている。すなわち、前記発光制御信号の出力から、それに応答した発光素子14の発光タイミングが一定の遅延時間となるように制御されている。以上の構成は、前述の図4の発光装置と同様である。
なお、前記発光素子14からのフィードバック信号の取出しは、この図1で示すように発光素子14が実際に発光した信号を図示しない光電変換素子で電気信号に変換することで行われてもよいが、前記駆動回路13からの駆動信号を用いることで行われてもよい。図2および図3に、その場合の駆動回路13a,13bの具体的構成を示す。
図2の駆動回路13aは、MOSFETなどから成るスイッチング素子Q1および抵抗R1から成り、電源VDDとGNDとの間に、抵抗R1、前記発光素子14およびスイッチング素子Q1が直列に接続される。そして、前記遅延時間調整回路12からの発光制御信号SGはスイッチング素子Q1に入力され、この図2のようにMOSFETがn型である場合には該スイッチング素子Q1のゲートに前記発光制御信号SGはハイレベルで与えられ、それに応答して発光素子14が発光する。このとき、発光ダイオードから成る発光素子14のアノード側から取出したフィードバック信号FB1は発光素子14が点灯するとローレベルとなって前記発光制御信号SGとは逆相になり、カソード側から取出したフィードバック信号FB1’は前記発光制御信号SGとは同相になり、共に発光素子14を流れる電流、すなわち輝度を反映する。
これに対して、図3の駆動回路13bは、ロジック回路から成るインバータIN1および抵抗R1から成り、インバータIN1からの出力が前記発光素子14およびスイッチング素子Q1の直列回路に与えられる。そして、前記遅延時間調整回路12からの発光制御信号SGはインバータIN1で反転され、発光素子14を点灯駆動する。このとき、発光ダイオードから成る発光素子14のアノード側から取出したフィードバック信号FB2は発光素子14が点灯するとハイレベルとなって前記発光制御信号SGとは逆相になり、カソード側から取出したフィードバック信号FB2’は前記発光制御信号SGとは同相になり、共に発光素子14を流れる電流、すなわち輝度を反映する。前記ロジック回路がオープンコレクタ型の場合には、図2の駆動回路13aと実質的に同じ回路となる。このような駆動回路13a,13bによって、前記発光制御信号SGではなく、発光素子14の実際の点滅状態をフィードバックすることができる。
一方、受光装置20では、前記発光素子14から放射された一定周波数の矩形波パルス光の測定対象物21による反射光を、CCDアレイセンサなどの受光素子22において、複数の期間に分割して受光し、評価演算回路23が、各期間の受光量から発光信号と受光信号との時間差(Time of Flight)を求め、前記測定対象物21の奥行きを含めた3次元形状を測定する。その受光期間の設定には、たとえば前記駆動信号などの立上がりおよび立ち下がりタイミングが用いられ、タイミング信号発生回路24で作成された受光制御信号と前記駆動信号とがタイミング調整回路25で比較され、前述のように発光装置10と受光装置20との位相遅延が一致するように制御された受光素子22の駆動信号が作成され、駆動回路26で電力増幅されて前記受光素子22に与えられる。
注目すべきは、本実施の形態の発光装置10では、前記タイミング信号発生回路11と位相比較回路15との間に介在され、前記発光制御信号を予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路15に入力する固定遅延回路16を備えることである。本実施の形態では、前記固定遅延回路16は、抵抗17とコンデンサ18とのCR積分回路から成る。このため、前記位相比較回路15の少なくともこの固定遅延回路16からの入力端には、積分で鈍った波形からエッジを抽出するエッジ検出回路が設けられている。
前記固定遅延回路16による遅延時間は、フィードバックループ内における遅延量の内、環境変動によって変動しない配線遅延を代表とするDC成分(遅延オフセット成分)に相当するように設定されている。したがって、前記位相比較回路15では、本来、フィードバック制御によって制御すべき環境変動によって変動するAC成分だけを比較することになり、ループ内の遅延量を最小にして、ループの遅延制御範囲を狭くすることができる。このようにフィードバックループ内の遅延量を、固定量と温度や湿度などによって変動する変動量とに分離し、固定量については外部からキャンセルすることで、発光素子14を他の回路からの遠隔地に配置し、それによる配線遅延が大きくなっても、DLL(遅延固定ループ)の遅延制御範囲を狭くできるので、遅延特性の安定度を高めることができ、結果、良好な測距性能を得ることができる。
また、前記固定遅延回路16としては、一般的な炭素系抵抗器の温度特性が+350〜−150ppmであるのに対して、ニッケルクローム系の金属を用いて作成された金属箔抵抗器の温度特性では、0.5ppm以下のものがあり、このような温度特性の低い抵抗素子を前記抵抗17に用い、酸化チタン(TiO)を主原料として、酸化金属を添加したセラミックコンデンサ等の温度特性の低い容量素子を前記コンデンサ18に用いることで、能動素子を使わずに、受動素子のみで該固定遅延回路16を構成でき、集積化が容易である。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の第2の形態に係る発光装置40の電気的構成を示すブロック図である。この発光装置40は、前述の発光装置10に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。また、対で用いられる受光装置20は、前述の距離画像センサ30と同一の構成を用いることができ、この図4では省略している。注目すべきは、本実施の形態では、タイミング信号発生回路41が、発振回路42と、その発振信号を分周する分周回路43と、分周信号から前記発光制御信号を生成するタイミング信号生成回路44とを備えて構成され、それに対応して前記固定遅延回路を、前記発振信号に同期して(高速の発振信号をクロック信号として)、予め定める固定の時間だけ遅延させて前記発光制御信号として前記位相比較回路15に入力する同期型遅延回路46から成ることである。前記同期型遅延回路46は、フリップフロップやラッチ回路およびこれらによって構成されるレジスタ等の能動素子から成る。
ここで、たとえば前記発振回路42の発振周波数は160MHzであり、前記分周回路43およびタイミング信号生成回路44の発振周波数は10MHzであり、前記発振信号(クロック信号)の立ち上がりまたは立ち下がりタイミング(クロックの1周期)を用いることで、前記発光制御信号を、その周期の1/16の分解能でタイミングを調整することができ、前記発振信号(クロック信号)の立ち上がりおよび立ち下がりタイミング(クロックの半周期)を用いることで、前記発光制御信号を、その周期の1/32の分解能でタイミングを調整することができる。そして、それらの分解能で、前記能動素子の段数を調整することで、前記発光制御信号を、段階的ではあるが、任意の時間だけ、しかも長い時間に亘って遅延することができる。その能動素子の段数は、発光装置40の出荷時に調整されて、その後は固定であっても、可変であってもよい。
このように構成することで、遅延量の調整は、前記タイミング信号発生回路41における発振信号(クロック)の時間刻みで段階的になるが、受動素子である前記CR積分回路から成る固定遅延回路16で生じるような温度特性による遅延時間のばらつきを抑えることができるとともに、前記能動素子からは、前記同期型遅延回路46を容易に作成することができる。
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の第3の形態に係る発光装置50の電気的構成を示すブロック図である。この発光装置50は、前述の発光装置40に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態では、前記タイミング信号発生回路41と位相比較回路15との間に介在される同期型遅延回路56が、複数段縦続接続される能動素子(図5では3段の遅延回路51〜53で示す)と、各段の入出力に設けられる取出し部の内、いずれか1つからの出力を取出して前記位相比較回路15に与える選択回路54とを備えて構成されることである。各遅延回路51〜53は、発振回路42からの発振信号(クロック)をトリガとして、該遅延回路51〜53に入力される信号を記憶する。トリガは、前記発振信号(クロック)の立上りエッジ、立下りエッジ、もしくは立上りと立下りとの両エッジを用いることが可能である。
そして、該距離画像センサの出荷調整時において、前記フィードバックループの固定遅延量(DC成分)が測定され、その測定結果が図示しない制御回路に入力され、実使用時には前記制御回路から前記測定結果に対応した選択信号が前記選択回路54に与えられて前記固定遅延量(DC成分)に対応した遅延時間が選択される。或いは、前記測定結果に対応して、前記選択回路54に接続されているディップスイッチなどが切換えられて、前記選択信号とされる。なお、前記固定遅延量(DC成分)は不変を前提としているが、経年に応じて適宜選択信号で切換えて、校正を行うようにしてもよい。
このように構成することで、前記固定遅延量(DC成分)の装置によるばらつきに対応することができる。
また注目すべきは、本実施の形態では、前記駆動回路13からの駆動信号を波形整形して前記発光素子14に与える波形整形回路(クロックバッファ)57および発光素子14からのフィードバック信号を前記位相比較回路15に与える波形整形回路(クロックバッファ)58をさらに備えることである。ここで、前述のように発光素子14への配線が長くなると、また間にコネクタなどが介在されると、反射等によって伝搬特性が悪化し、波形に歪が生じてしまい、その結果、前記位相比較回路15において、正常に波形の立上り・立下りで位相比較を行うことが困難になり、遅延制御が不能になる場合がある。そこで、フィードバックループ内の前記駆動回路13からの駆動信号のラインに、好ましくはフィードバック信号のラインにも、波形整形を行う波形整形回路(クロックバッファ)57,58を設け、その長い配線区間やコネクタ区間は波形整形を行いながら、信号を伝達することで、前記発光素子14への長い配線区間やコネクタ区間による遅延のAC成分を減らすことができる。なお、該波形整形回路57,58分による遅延オフセット(DC成分)が増加するが、また温度特性等によってAC成分の増加も懸念されるが、それらはフィードバックにより前記遅延時間調整回路12で除去できる。
ところで、DLLへの入力信号を分周して、位相比較器へ入力させてしまうと、固定遅延として発生させることができる遅延量は、DLLへの入力信号のパルス幅によって、調整できる遅延量の最小分解能が決まってしまうので、固定遅延量を微細に調整することが不可能である。そこで、本発明では、微細な固定遅延を発生させる為の手段として、タイミング信号を分周した信号を固定遅延として用いるのではなく、駆動周波数が不変であることを利用して、タイミング信号発生回路41内に設けている発振回路42のクロック信号を用いて、固定遅延を発生させている。なお、タイミング信号発生回路41と発振回路42との関係について補足するが、タイミング信号発生回路41で用いているクロック周期は、発振回路42から得られるクロック信号を分周したものをクロックとして用いている。例えば、発振回路42のクロック周期を4分周したものをタイミング生成回路のクロックとして用いている。
本発明の実施の第1の形態に係る発光装置を用いる距離画像センサの電気的構成を示すブロック図である。 前記距離画像センサにおける発光素子の駆動回路の一例を示す電気回路図である。 前記距離画像センサにおける発光素子の駆動回路の他の例を示す電気回路図である。 本発明の実施の第2の形態に係る発光装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第3の形態に係る発光装置の電気的構成を示すブロック図である。 典型的な従来技術の発光装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
10,40,50 発光装置
11,41 タイミング信号発生回路
12 遅延時間調整回路
13,13a,13b 駆動回路
14 発光素子
15 位相比較回路
16 固定遅延回路
17 抵抗
18 コンデンサ
20 受光装置
21 測定対象物
22 受光素子
23 評価演算回路
24 タイミング信号発生回路
25 タイミング調整回路
26 駆動回路
42 発振回路
43 分周回路
44 タイミング信号生成回路
46,56 同期型遅延回路
51〜53 遅延回路
54 選択回路

Claims (6)

  1. 駆動信号に応答して光を放射する発光素子と、
    前記発光素子の放射タイミングを指示する発光制御信号を生成するタイミング信号発生回路と、
    前記発光制御信号に応答して前記駆動信号を生成する駆動回路と、
    前記発光素子が放射した光を光電変換素子で電気信号に変換することにより生成された信号、あるいは、前記駆動回路で生成された前記駆動信号をフィードバック信号として用い、前記フィードバック信号と前記発光制御信号との位相を比較し、その比較結果である位相差の量に対応したエラー信号を出力する位相比較回路と、
    前記タイミング信号発生回路と駆動回路との間に介在され、前記エラー信号に応答して、前記発光制御信号の位相を前記フィードバック信号の位相と一致させる遅延時間調整回路と、
    前記タイミング信号発生回路と位相比較回路との間に介在され、前記発光制御信号を予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路に入力する固定遅延回路とを備えることを特徴とする発光装置。
  2. 前記固定遅延回路は、CR積分回路から成ることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記タイミング信号発生回路が、発振回路と、その発振信号を分周して前記発光制御信号を生成する分周回路とを備えて成り、
    前記固定遅延回路は、前記発振信号を取込み、前記分周回路により生成された前記発光制御信号を、前記発振信号に基づいて前記予め定める固定の時間だけ遅延させて前記位相比較回路に入力する能動素子から成ることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 前記能動素子は複数段縦続接続されて成り、
    任意の段に設けられる取出し部の内、いずれか1つからの出力を取出して前記位相比較回路に与える選択回路をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の発光装置。
  5. 前記駆動回路からの駆動信号を波形整形して前記発光素子に与える波形整形回路をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置を用いることを特徴とする空間情報検出装置。
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