JP4391661B2 - 3次元画像検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光伝播時間測定法を用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来被写体までの距離を画素毎に検出する3次元画像検出装置としては、「Measurement Science and Technology」(S. Christie 他、vol.6, p1301-1308, 1995 年)に記載された3次元画像検出装置や、国際公開97/01111号公報に開示された3次元画像検出装置などが知られている。これらの3次元画像検出装置では、パルス変調されたレーザ光が被写体に照射され、その反射光が2次元CCDセンサによって受光され、電気信号に変換される。このとき2次元CCDと組み合わされたメカニカルまたは液晶素子等からなる電気光学的シャッタのシャッタ動作を制御することにより、被写体までの距離に対応する電気信号をCCDの画素毎に検出することができる。この電気信号からCCDの各画素に対応する被写体までの距離が検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電子シャッタ動作を利用して3次元画像検出を行う3次元画像検出装置であって、回路内の温度に影響されることなく正確に被写体までの距離を検出できる3次元画像検出装置を得ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に関わる3次元画像検出装置は、被写体に測距光を照射するための光源と、第1の制御パルス信号に基づいて、光源駆動パルス信号を出力し、光源の発光動作を制御する発光動作制御手段と、撮像素子駆動パルス信号に基づいて動作し、被写体からの反射光を受光して、その受光量に応じた信号電荷を蓄積可能な撮像素子と、光源の発光動作と撮像素子における電子シャッタ動作を連動させる制御手段と、制御手段に基づいて、第1の制御パルス信号と撮像素子駆動パルス信号を出力する撮像素子駆動回路とを備えたことを特徴としている。
【0005】
発光動作制御手段は好ましくは、第1の制御パルス信号の波形を整形した第2の制御パルス信号を出力する波形整形回路と、第2の制御パルス信号に基づいて光源の発光動作を制御する光源駆動回路とを備える。
【0006】
撮像素子駆動回路の駆動速度が遅く、光源駆動パルス信号のパルス幅の信号を処理できない場合には、発光動作制御手段は好ましくは、第2の制御パルス信号に基づいて、パルス幅が光源駆動パルス信号のパルス幅に調整された第3の制御パルス信号を生成する光源制御パルス発生回路を備え、前記光源駆動回路は前記第3の制御パルス信号に基づいて制御される。このとき光源制御パルス発生回路は例えば、第2の制御パルス信号の位相を所定時間遅延する遅延回路と、遅延回路によりその位相が遅延されたパルス信号を反転する反転回路と、第2の制御パルス信号と反転回路により反転されたパルス信号との否定和をとるNOR回路とを備える。
【0007】
波形整形回路は好ましくは、第1の制御パルス信号の信号レベルを調整するための分圧回路を備える。これにより、撮像素子駆動回路から出力される第1の制御パルス信号の信号レベルを発光動作制御手段における信号レベルに変換することができる。
【0008】
撮像素子駆動回路の駆動速度が速く、光源駆動回路の制御に用いられるパルス幅の狭いパルス信号を撮像素子駆動回路において処理できる場合には、光源駆動パルス信号とパルス幅が等しい第4の制御パルス信号を制御手段から出力し、このパルス信号に基づいて、第1の制御パルス信号が撮像素子駆動回路から出力される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態であるカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図である。図1を参照して第2の実施形態において用いられるカメラ型の3次元画像検出装置について説明する。
【0010】
カメラ本体10の前面において、撮影レンズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上にはストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上面において、撮影レンズ11の真上には、測距光であるレーザ光を照射する発光装置(光源)14が配設されている。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15、液晶表示パネル16が設けられ、右側にはモード切替ダイヤル17とV/Dモード切替スイッチ18が設けられている。カメラ本体10の側面には、ICメモリカード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口19が形成され、またビデオ出力端子20、インターフェースコネクタ21が設けられている。
【0011】
図2は図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図である。
撮影レンズ11の中には絞り25が設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路26によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制御される。
【0012】
撮影レンズ11の光軸上にはCCD(撮像素子)28が配設されている。CCD28には、撮影レンズ11によって被写体像が形成され、被写体像に対応した電荷が発生する。CCD28における電荷の蓄積動作、電荷の読出動作等の動作は、システムコントロール回路35からCCD駆動回路(撮像素子駆動回路)30へ出力されるCCD駆動用のパルス信号によって制御される。CCD28から読み出された電荷信号すなわち画像信号はアンプ31において増幅され、A/D変換器32においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路33においてガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ34に一時的に格納される。アイリス駆動回路26、レンズ駆動回路27、撮像信号処理回路33はシステムコントロール回路35によって制御される。
【0013】
画像信号は画像メモリ34から読み出され、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示LCDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示される。
【0014】
また画像メモリ34から読み出された画像信号はTV信号エンコーダ38に送られ、ビデオ出力端子20を介して、カメラ本体10の外部に設けられたモニタ装置39に伝送可能である。システムコントロール回路35はインターフェース回路40に接続され、インターフェース回路40はインターフェースコネクタ21に接続されている。したがって画像メモリ34から読み出された画像信号は、インターフェースコネクタ21に接続されたコンピュータ41に伝送可能である。またシステムコントロール回路35は、記録媒体制御回路42を介して画像記録装置43に接続されている。したがって画像メモリ34から読み出された画像信号は、画像記録装置43に装着されたICメモリカード等の記録媒体Mに記録可能である。
【0015】
発光装置14には発光素子14aと照明レンズ14bが設けられ、発光素子14aの発光動作はシステムコントロール回路35から出力されるパルス信号に基づいて制御される。発光素子14aを制御するためにシステムコントロール回路35から出力されるパルス信号は、CCD駆動回路30を介して波形整形回路22へ出力され、その波形が整えられる。波形整形回路22において整形されたパルス信号は、LDパルス発生回路(光源制御パルス発生回路)23に入力され、LDパルス発生回路23は、入力されたパルス信号に基づいてLDパルスを生成する。発光素子制御回路(光源駆動回路)44は、LDパルス信号に基づいて発光素子14aの発光動作を制御する。発光素子14aは測距光であるレーザ光を照射するものであり、このレーザ光は照明レンズ14bを介して被写体の全体に照射される。被写体において反射した光は撮影レンズ11に入射する。この光をCCD28によって検出することにより、後述するように被写体の距離情報が計測される。
【0016】
システムコントロール回路35には、レリーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17、V/Dモード切替スイッチ18から成るスイッチ群45と、液晶表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0017】
次に図3および図4を参照して、第1の実施形態における距離測定の原理について説明する。なお図4において横軸は時間tである。
【0018】
距離測定装置Bから出力された測距光は被写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりよりも時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを進んだことになるから、その距離rは
r=δ・t・C/2 ・・・(1)
により得られる。ただしCは光速である。
【0019】
例えば測距光のパルスの立ち上がりから反射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、すなわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大きくなるほど)小さくなる。
【0020】
第1の実施形態では上述した原理を利用して、CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数のフォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出することにより、カメラ本体10から被写体Sの表面の各点までの距離をそれぞれ検出し、被写体Sの3次元形状を示す3次元画像のデータを一括して入力している。
【0021】
図5は、CCD28に設けられるフォトダイオード51と垂直転送部52の配置を示す図である。図6は、CCD28を基板53に垂直な平面で切断して示す断面図である。このCCD28は従来公知のインターライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにVOD(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたものである。
【0022】
フォトダイオード51と垂直転送部52はn型基板53の面に沿って形成されている。フォトダイオード51は2次元的に格子状に配列され、垂直転送部52は所定の方向(図5において上下方向)に1列に並ぶフォトダイオード51に隣接して設けられている。垂直転送部52は、1つのフォトダイオード51に対して4つの垂直転送電極52a、52b、52c、52dを有している。垂直転送電極52a、52b、52c、52dにはそれぞれφV1、φV2、φV3、φV4の電位が垂直転送信号として印加され、4つのポテンシャルの井戸がそれぞれ形成可能である。これらの井戸の深さを制御することにより、従来公知のように信号電荷をCCD28から出力することができる。なお、垂直転送電極の数は目的に応じて自由に変更できる。
【0023】
基板53の表面に形成されたp型井戸の中にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被写体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダイオード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所定値以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積した電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転送ゲート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加されたとき、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転送部52に転送される。すなわち電荷掃出信号によって電荷を基板53側に掃出した後、フォトダイオード51に蓄積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転送部52側に転送される。このような動作を繰り返すことにより、垂直転送部52において信号電荷が積分され、いわゆる電子シャッタ動作が実現される。
【0024】
図7は距離情報検出動作におけるタイミングチャートであり、図1、図2、図5〜図7を参照して第1の実施形態における距離情報検出動作について説明する。なお第1の実施形態の距離情報検出動作では、図4を参照して行なった距離測定の原理の説明とは異なり、外光の影響による雑音を低減するために測距光のパルスの立ち下がりから反射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下がった後に検知不可能な状態に切換えるようにタイミングチャートを構成しているが原理的には何ら異なるものではない。
【0025】
垂直同期信号(図示せず)の出力に同期して電荷掃出し信号(パルス信号)S1が出力され、これによりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が基板53の方向に掃出され、フォトダイオード51における蓄積電荷量はゼロになる(符号S2)。電荷掃出し信号S1の出力の開始の後、一定のパルス幅を有するパルス状の測距光S3が出力される。測距光S3が出力される期間(パルス幅)は調整可能であり、図示例では、電荷掃出し信号S1の出力と同時に測距光S3がオフするように調整されている。
【0026】
測距光S3は被写体において反射し、CCD28に入射する。すなわちCCD28によって被写体からの反射光S4が受光されるが、電荷掃出し信号S1が出力されている間は、フォトダイオード51において電荷は蓄積されない(符号S2)。電荷掃出し信号S1の出力が停止されると、フォトダイオード51では、反射光S4の受光によって電荷蓄積が開始され、反射光S4と外光とに起因する信号電荷S5が発生する。反射光S4が消滅すると(符号S6)フォトダイオード51では、反射光に基く電荷蓄積は終了するが(符号S7)、外光のみに起因する電荷蓄積が継続する(符号S8)。
【0027】
その後、電荷転送信号S9が出力されると、フォトダイオード51に蓄積された電荷が垂直転送部52に転送される。この電荷転送は、電荷転送信号の出力の終了(符号S10)によって完了する。すなわち、外光が存在するためにフォトダイオード51では電荷蓄積が継続するが、電荷転送信号の出力が終了するまでフォトダイオード51に蓄積されていた信号電荷S11が垂直転送部52へ転送される。電荷転送信号の出力終了後に蓄積している電荷S14は、そのままフォトダイオード51に残留する。
【0028】
このように電荷掃出し信号S1の出力の終了から電荷転送信号S9の出力が終了するまでの期間TU1の間、フォトダイオード51には、被写体までの距離に対応した信号電荷が蓄積される。そして、反射光S4の受光終了(符号S6)までフォトダイオード51に蓄積している電荷が、被写体の距離情報と対応した信号電荷S12(斜線部)として垂直転送部52へ転送され、その他の信号電荷S13は外光のみに起因するものである。
【0029】
電荷転送信号S9の出力から一定時間が経過した後、再び電荷掃出し信号S1が出力され、垂直転送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電荷蓄積期間TU1が経過したとき、信号電荷は垂直転送部52へ転送される。
【0030】
このような信号電荷S11の垂直転送部52への転送動作は、次の垂直同期信号が出力されるまで、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52において、信号電荷S11が積分され、1フィールドの期間(2つの垂直同期信号によって挟まれる期間)に積分された信号電荷S11は、その期間被写体が静止していると見做せれば、被写体までの距離情報に対応している。なお信号電荷S13は信号電荷S12に比べ微小であるため信号電荷S11は信号電荷S12と等しいと見なすことができる。
【0031】
以上説明した信号電荷S11の検出動作は1つのフォトダイオード51に関するものであり、全てのフォトダイオード51においてこのような検出動作が行なわれる。1フィールドの期間における検出動作の結果、各フォトダイオード51に隣接した垂直転送部52の各部位には、そのフォトダイオード51によって検出された距離情報が保持される。この距離情報は垂直転送部52における垂直転送動作および図示しない水平転送部における水平転送動作によってCCD28から出力される。
【0032】
図8は第1の実施形態における距離情報検出動作のプログラムのフローチャートである。図8を参照して第1の実施形態における距離情報検出動作について説明する。
【0033】
ステップ101では、ビデオ(V)モードと距離測定(D)モードのいずれが選択されているかが判定される。これらのモード間における切替は、V/Dモード切替スイッチ18を操作することにより行われる。
【0034】
Dモードが選択されているとき、ステップ102において垂直同期信号が出力されるとともに測距光制御が開始される。すなわち発光装置14が駆動され、パルス状の測距光S3が断続的に出力される。次いでステップ103が実行され、CCD28による検知制御が開始される。すなわち図7を参照して説明した距離情報検出動作が開始され、電荷掃出信号S1と電荷転送信号S9が交互に出力されて、距離情報の信号電荷S11が垂直転送部52において積分される。
【0035】
ステップ104では、距離情報検出動作の開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定される。1フィールド期間が終了するとステップ105へ進み、垂直転送部52において積分された距離情報の信号電荷がCCD28から出力される。この信号電荷はステップ106において画像メモリ34に一時的に記憶される。
【0036】
ステップ107では測距光制御がオフ状態に切換えられ、発光装置14の発光動作が停止する。ステップ108では、距離データの演算処理が行なわれ、この距離情報検出動作のプログラムは終了する。
【0037】
一方、ステップ101においてVモードが選択されていると判断されると、ステップ109において測距光の制御がオフ状態に設定される。ステップ110では、CCD28による通常の撮影動作(CCDビデオ制御)がオン状態に定められるとともに被写体に関する画像情報の検出が行われ、距離情報検出動作のプログラムは終了する。
【0038】
次にステップ108において実行される演算処理の内容を図7を参照して説明する。
【0039】
反射率Rの被写体が照明され、この被写体が輝度Iの2次光源と見做されてCCDに結像された場合を想定する。このとき、電荷蓄積時間tの間にフォトダイオードに発生した電荷が積分されて得られる出力Snは、
Sn=k・R・I・t ・・・(2)
で表される。ここでkは比例定数で、撮影レンズのFナンバーや倍率等によって変化する。
【0040】
図7に示されるように電荷蓄積時間をTU1、測距光S3のパルス幅をTS 、距離情報の信号電荷S12のパルス幅をTD とし、1フィールド期間中のその電荷蓄積時間がN回繰り返されるとすると、得られる出力SM10は、
SM10=Σk・R・I・TD
=k・N・R・I・TD ・・・(3)
となる。なお、パルス幅TD
D =δ・t
=2r/C ・・・(4)
と表せる。このとき被写体までの距離rは
r=C・SM10/(2・k・N・R・I) ・・・(5)
で表せる。したがって比例定数k、反射率R、輝度Iを予め求めておけば距離rが求められる。
【0041】
次に図9〜図14を参照して、第1の実施形態におけるCCD駆動回路30について説明する。
【0042】
図9は、従来の3次元画像検出装置において、電子シャッタ動作を利用して距離情報の検出を行うときの回路構成を示すブロック図である。なお、本図ではCCD駆動回路30および発光素子制御回路44の制御に関わるブロックのみが示されている。
【0043】
パルス信号SUB、パルス信号Vt、V1は、システムコントロール回路35からCCD駆動回路30へ出力される制御信号であり、CCD駆動回路30はこれらの信号に対応するパルス信号φSUB、φV1を出力してCCD28の駆動を制御する。パルス信号φSUBは電荷掃出し信号(図7の信号S1)に対応し、パルス信号φV1は図5の垂直転送電極52aに印加される電荷転送信号(図7のS9)およびに垂直転送信号に対応する。なお本図では、垂直転送電極52b〜52dに印加される垂直転送信号φV2〜φV4については省略されている。
【0044】
一方パルス信号Pd0(第4の制御パルス信号)は、システムコントロール回路35から発光素子制御回路44へ出力される制御信号である。図に示されるように従来の方法では、パルス信号Pd0はシステムコントロール回路から直接発光素子制御回路44へ出力される。
【0045】
図10は、CCD駆動回路30の回路構成を部分的に示したものである。図には、電荷掃出し信号であるφSUB、電荷転送信号および垂直転送信号であるφV1の出力に関わる回路構成のみが示されている。すなわち、垂直転送電極52b〜52dへ垂直転送信号φV2 、φV3 、φV4 を出力する回路は省略されている。
【0046】
システムコントロール回路35からCCD駆動回路30には、基準電位0V、パルス高さ5Vのパルス信号SUB、Vt、V1が入力される。パルス信号SUB、Vt、V1は、それぞれ電圧を変換するための電圧変換回路(MOSドライバー回路)60、61、62に入力される。
【0047】
電圧変換回路60にパルス信号SUBが入力されると、これに対応してローレベルが−9V、ハイレベルが15Vのパルス信号(パルス高さ24VP-p )が出力される。このパルス信号はコンデンサCを介し+10Vにバイアスされた電荷掃出し信号φSUBとしてCCD28へ送られる。すなわち、電荷掃出し信号φSUBはローレベルが+10V、ハイレベルが+34Vのパルス信号(パルス高さ24VP-P )としてCCD28へ出力される。
【0048】
電圧変換回路61にパルス信号Vtが入力されると、これに対応して基準電位0V、パルス高さ15Vのパルス信号が出力される。また、電圧変換回路62にパルス信号V1が入力されると、これに対応してローレベルが−9V、ハイレベルが0Vのパルス信号が出力される。電圧変換回路61、62から出力されたこれらのパルス信号は加算器64において合成され、電荷転送信号および垂直転送信号であるφV1としてCCD28へ出力される。すなわち、φV1は−9V、0V、+15Vの3つの電位レベルをもつパルス信号であり、0Vと+15Vとの繰り返しパルスが電荷転送信号に対応し、0Vと−9Vの繰り返しパルスが垂直転送信号に対応する。
【0049】
図11は、発光素子制御回路44の構成を示すブロック図である。発光素子制御回路44には、電流スイッチング回路64と電流バイアス回路65とが備えられている。電流バイアス回路65は、発光素子(LD)14a(図2参照)が発光に至る閾値よりも僅かに低いバイアス電流を発光素子14aに供給する。システムコントロール回路35から基準電位0V、パルス高さ5Vのパルス信号Pd0が電流スイッチング回路64に入力されると、これに対応して発光素子制御回路44からパルス信号φPd(光源駆動パルス)が発光素子14aへ出力される。
【0050】
図12は図9に示された従来の回路構成において距離情報検出動作を行うときのタイミングチャートであり、CCD駆動回路30および発光素子制御回路44へ入力されるパルス信号SUB、Pd0、Vtのタイミングと、CCD駆動回路30および発光素子制御回路44から出力されるパルス信号φSUB、φPd、φV1のタイミングが示されている。
【0051】
CCD駆動回路30は発光素子制御回路44に比べその駆動速度が遅く(扱えるパルス幅が大きい)、信号が入力されてから出力されるまでの時間である入出力伝搬遅延時間も長い。CCD駆動回路30の入出力伝搬遅延時間Td1は数百ナノ秒(例えば100ns)のオーダーであるのに対して、発光素子制御回路44の入出力伝搬遅延時間Td2は、数ナノ秒(例えば1ns)のオーダーである。入出力伝搬遅延時間Td1、Td2は温度依存性をもつので、温度が変化すると入出力伝搬遅延時間も変動する。例えばTd1は100ns±50nsの間で変動し、Td2は1ns±0.5nsの間で変動する。したがって、回路内の温度が安定しない状態では入出力伝搬遅延時間も安定しない。CCD駆動回路30や発光素子制御回路44は、電源が投入された直後や、入力される信号のパルス周波数が急激に変化したときなどに回路内の温度が大きく変動する。このため入出力伝搬遅延時間Td1、Td2も変動して回路の駆動速度が安定しない。
【0052】
CCD駆動回路30の入出力伝搬遅延時間Td1と発光素子制御回路44の入出力伝搬遅延時間Td2とでは、そのオーダーが略2桁異なるため温度変化による入出力伝搬遅延時間の変動にも略2桁の違いが生ずる。例えば、温度変化によりCCD駆動回路30と発光素子制御回路44の入出力伝搬遅延時間に数パーセントの変動が生じると、CCD駆動回路30ではナノ秒のオーダーの変動が生じ、発光素子制御回路44では10ピコ秒のオーダーの変動が生じる。
【0053】
入出力伝搬遅延時間Td1の変動量をΔTd1、入出力伝搬遅延時間Td2の変動量をΔTd2とすると、電荷掃出し信号であるφVtと電荷転送信号であるφV1の出力はΔTd1変動し、発光パルスであるφPdの出力はΔTd2変動する。したがって、測距光の発光のタイミング(φPdの出力のタイミング)とCCD28における信号電荷の蓄積のタイミング(φVSUBとφV1との出力のタイミング)とは相対的に|ΔTd1−ΔTd2|変動することとなる。ここで、ΔTd1とΔTd2とでは2桁程オーダーが異なるので|ΔTd1−ΔTd2|は略|ΔTd1|に等しい。
【0054】
入出力伝搬遅延時間Td1の変動量ΔTd1は、回路内の温度により変動するので、発光と電荷蓄積の相対的なタイミング|ΔTd1|は回路内の温度によって異なることとなる。前述したように、被写体までの距離は電荷掃出し信号と電荷転送信号に挟まれる電荷蓄積期間内にCCD28において受光される被写体からの反射光の光量に基づいて算出されるので、発光と電荷蓄積の相対的なタイミング|ΔTd1|が温度依存性をもつ回路では回路内の温度が安定するまで距離を正しく算出することができない。
【0055】
図13は第1の実施形態における3次元画像検出装置の回路構成を示すブロック図(図2)のうち発光素子制御回路44の駆動に関わるブロックのみを示したものである。
【0056】
システムコントロール回路35から出力されたパルス信号SUB、パルス信号Vt、V1およびパルス信号Pd0は、全てCCD駆動回路30へ入力され、CCD駆動回路30はこれらの信号に対応するパルス信号φSUB、φV1(撮像素子駆動パルス信号)、及びPd1(第1の制御パルス信号)を出力する。パルス信号φSUB、φV1はCCD28へ出力され、パルス信号Pd1は波形整形回路22へ出力される。パルス信号Pd1はCCD駆動回路30の信号レベルであり、ローレベルが0V、ハイレベルが+15Vのパルス信号である。波形整形回路22では、抵抗R1、R2からなる分圧器により、パルス信号Pd1をCMOSドライバ回路69の動作レベルであるパルス信号Pd2(ローレベル0V、ハイレベル+5V)に変換する。CMOSドライバ回路69からは、整形されたパルス信号Pd3(第2の制御パルス信号)がローレベル0V、ハイレベル+5VとしてLDパルス発生回路23へ出力される。LDパルス発生回路23では、後述する方法によりパルス信号Pd3に基づいて発光素子制御回路44を制御するためのパルス信号Pd4(第3の制御パルス信号)が生成出力される。発光素子制御回路44は、図11を参照して説明したようにパルス信号Pd4(図11ではPd)に対応するパルス信号φPdを発光素子(LD)14aに出力する。なお本図では、図9と同様に垂直転送電極52b〜52dに印加される垂直転送信号φV2 〜φV4 については省略されている。
【0057】
図14は、CCD駆動回路30の回路構成を部分的に示したものである。図14を参照してシステムコントロール回路35から出力されるパルス信号Pd0に対応してCCD駆動回路30がパルス信号Pd1を出力する方法について説明する。なお、図14には、図10と同様に垂直転送信号φV2 、φV3 、φV4 に関わる回路は省略されている。また、電圧変換回路60〜62に関わる内容は図10を参照して既に説明したので、ここではパルス信号Pd0およびPd1に関わる回路についてのみ説明する。
【0058】
CCD駆動回路30内には多数の電圧変換回路や加算器が設けられている。通常CCD28の駆動には、これら多数設けられた電圧変換回路や加算器のうちの一部の回路のみが使用される。したがって、CCD駆動回路30内には、使われていない電圧変換回路や加算器が存在する。図14に示された電圧変換回路66、67及び加算器68は、このようにCCD28の駆動には使用されていない電圧変換回路および加算器を示している。
【0059】
電圧変換回路66は、ローレベルが0V、ハイレベルが+5Vのパルス信号が入力されると、ローレベルが0V、ハイレベルが+15Vのパルス信号を出力する。また、電圧変換回路67は、ローレベルが0V、ハイレベルが+5Vのパルス信号が入力されると、ローレベルが−9V、ハイレベルが0Vのパルス信号を出力する。しかし、電圧変換回路67には、常に+5Vの電圧が入力信号として印加されているので、電圧変換回路67からは常に0Vの信号電圧が出力される。したがって、電圧変換回路66、67から出力された信号を加算器68により合成したパルス信号Pd1は、パルス信号Pd0に対応してローレベルが0V、ハイレベルが+15Vのパルス信号として出力される。
【0060】
次に図15および図16を参照してLDパルス発生回路23について説明する。
【0061】
前述したようにLDパルス発生回路23には、ローレベルが0V、ハイレベルが+5Vのパルス信号Pd3が入力される。パルス信号Pd3は、CCD駆動回路30から出力されるパルス信号Pd1を整形したものなので、そのパルス幅は発光素子14aを制御するためのパルス信号に比べ大きい。したがって、LDパルス発生回路23では、パルス信号Pd3に基づいて発光素子(LD)14aの制御のためのパルス幅が小さいパルス信号Pd4が生成される。すなわちLDパルス発生回路23に入力されたパルス信号Pd3は、ディレイ回路55及びNOR回路57に入力される。ディレイ回路55では、パルス信号Pd3がTd4だけ遅延されてパルス信号Pd3’として出力される。パルス信号Pd3’は反転回路56において反転され、パルス信号Pd3”としてNOR回路57へ出力される。NOR回路57では、パルス信号Pd3とパルス信号Pd3”との否定和がとられ、パルス幅がTd4のパルス信号Pd4として出力される。なお、遅延時間Td4は例えば20ナノ秒である。
【0062】
LDパルス発生回路23において生成されたパルス信号Pd4は、発光素子制御回路44へ出力され、発光素子制御回路からは、前述したようにパルス信号Pd4に対応してパルス信号φPdが発光素子(LD)14aへ出力される。
【0063】
図17は、第1の実施形態において距離情報検出動作を行うときのタイミングチャートである。図17にはシステムコントロール回路35から出力されるパルス信号SUB、Vt、Pd0と、CCD駆動回路30から出力されるパルス信号φSUB、φV1、Pd1と、発光素子制御回路44から出力されるパルス信号φPdの出力のタイミングが示されている。
【0064】
電荷掃出し信号φSUBおよび電荷転送信号φV1に関しては図12のタイミングチャートと同様であり、その入出力伝搬遅延時間はともにTd1である。パルス信号Pd1は、CCD駆動回路30においてCCD28の駆動に用いられていない電圧変換回路66、67及び加算器68を用いて生成されているので、パルス信号Pd0が入力されてからパルス信号Pd1が出力されるまでの入出力伝搬遅延時間もTd1である。また、入出力伝搬遅延時間の温度による変動量も電荷掃出し信号φSUBおよび電荷転送信号φV1のそれと同じである。
【0065】
CCD駆動回路30からパルス信号Pd1が出力されてから、発光素子制御回路44からパルス信号φPdが出力されるまでの時間、すなわち波形整形回路22、LDパルス発生回路23、発光素子制御回路44において費やされる時間をTd3とするとき、パルス信号Pd0が出力されてから発光素子制御回路44からパルス信号φPdが出力されるまでの時間Td1’は、Td1+Td3で表わされる。しかし、Td3は、数ナノ秒(例えば2ns±1ns)のオーダーであり、Td3はTd1に比べ2桁ほどオーダーが小さい。したがってTd1+Td3においてTd3は無視することができ、Td1’はTd1とみなせる。
【0066】
温度変動によるTd1’の変動量ΔTd1’もTd3の変動量ΔTd3のオーダーがΔTd1に比べ2桁ほど小さいことから、ΔTd1とみなすことができる。すなわち、CCD駆動回路内の温度が変化するとき、測距光の発光のタイミング(φPdの出力のタイミング)とCCD28における信号電荷の蓄積のタイミング(φSUBとφV1の出力のタイミング)とは、ともにΔTd1変動することとなり、測距光の発光及び信号電荷の蓄積の相対的なタイミングは、CCD駆動回路30内の温度が変化しても略一定である。したがって、被写体までの距離を回路内の温度に影響されることなく常に正確に検出することができる。
【0067】
以上のように、第1の実施形態によれば、CCDの駆動に使用されていないCCD駆動回路内の回路を光源の発光動作を制御するためのパルス信号の出力に利用することにより、CCD駆動回路内の温度に影響されることなく常に正確に被写体までの距離を検出できる。
【0068】
次に図18、図19を参照して本発明の第2の実施形態のカメラ型の3次元画像検出装置について説明する。第2の実施形態の3次元画像検出装置の構成は、第1の実施形態の3次元画像検出装置の構成と略同じである。しかし、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、駆動速度の速いCCD駆動回路が用いられている。したがって、第1の実施形態のようにLDパルス発生回路23を備える必要がなく、発光素子制御回路へ出力されるパルス信号の処理過程が第1の実施形態とは異なる。なお、その他の構成は第1の実施形態と同じなので、第1の実施形態と重複する説明は省略し、第1の実施形態と構成が異なる部分についてのみ説明を行う。
【0069】
図18は、第2の実施形態における3次元画像検出装置の回路構成を示すブロック図である。CCD駆動回路30’と、発光素子制御回路44との間には、波形整形回路22のみが設けられており、第1の実施形態のようにLDパルス発生回路23は設けられていない。
【0070】
図19は図18に示されたブロック図のうち発光素子制御回路44の駆動に関わるブロックのみを示したものである。
【0071】
システムコントロール回路35から出力されたパルス信号SUB、パルス信号Vt、V1およびパルス信号Pd0は、全てCCD駆動回路30’へ入力され、CCD駆動回路30’はこれらの信号に対応するパルス信号φSUB、φV1、Pd1を出力する。パルス信号φSUB、φV1はCCD28へ出力され、パルス信号Pd1は波形整形回路22へ出力される。パルス信号Pd1は図19を参照して説明したように波形整形回路により、その信号レベルとパルス波形が整形されパルス信号Pd3(ローレベル0V、ハイレベル+5V)として発光素子制御回路44へ出力される。発光素子制御回路44は、図11を参照して説明したように、入力されるパルス信号Pd3(図11ではPd0)に基づいてパルス信号φPdを発光素子(LD)14aに出力する。なお本図では、図9や図13と同様に垂直転送電極52b〜52dに印加される垂直転送信号φV2 〜φV4 については省略されている。
【0072】
第2の実施形態で使用されるCCD駆動回路30’の入出力伝搬遅延時間は第1の実施形態で使用されるCCD駆動回路30と略同じであるが、前述したようにCCD駆動回路30’は、CCD駆動回路30に比べ駆動速度が速い。すなわち、CCD駆動回路30’は、発光素子(LD)14aを制御するためのパルス信号φPdと同じパルス幅をもつパルス信号を処理することができる。したがって、CCD駆動回路30’には、パルス信号φPdと同じパルス幅をもつパルス信号Pd0が入力され、CCD駆動回路30’から出力されるパルス信号Pd1や波形整形回路22から出力されるパルス信号Pd3のパルス幅もパルス信号φPdと同じである。これにより、第2の実施形態では、LDパルス発生回路23を設ける必要がない。
【0073】
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様にその距離情報検出動作のタイミングチャートは図17で示される。なお、第2の実施形態において、図17のTd3は、波形整形回路22および発光素子制御回路44において費やされる時間に相当する。
【0074】
以上のように、第2の実施形態でも第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0075】
なお、本実施形態の説明では、CCD駆動回路や発光素子制御回路へ入力される信号パルスとして正転パルスを用いて説明を行ったが、これらの回路へ入力される信号は反転パルスであってもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電子シャッタ動作を利用して3次元画像検出を行う3次元画像検出装置であって、回路内の温度に影響されることなく正確に被写体までの距離を検出できる3次元画像検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態で用いられるカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図である。
【図3】測距光による距離測定の原理を説明するための図である。
【図4】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCDが受光する光量分布を示す図である。
【図5】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直転送部の配置を示す図である。
【図6】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断面図である。
【図7】距離情報検出動作のタイミングチャートである。
【図8】距離情報検出動作のプログラムのフローチャートである。
【図9】従来のCCD駆動回路を用いて電子シャッタによる距離情報の検出を行うときの回路構成を示す図である。
【図10】CCD駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図11】発光素子制御回路の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の方法により距離情報検出動作を行った場合の入出力伝搬遅延時間を考慮したタイミングチャートである。
【図13】第1の実施形態において距離情報検出動作を行うときの回路構成を示すブロック図である。
【図14】CCD駆動回路の一部の回路を用いてパルス信号Pd0からパルス信号Pd1を生成するときの構成を示すブロック図である。
【図15】LDパルス発生回路の回路構成を示すブロック図である。
【図16】LDパルス発生回路においてパルス信号Pd4を生成するときのタイミングチャートである。
【図17】第1の実施形態において距離情報検出動作を行うときの入出力伝播遅延時間を考慮したタイミングチャートである。
【図18】第2の実施形態における3次元画像検出装置の回路構成を示すブロック図である。
【図19】第2の実施形態において距離情報検出動作を行うときの回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
14 発光装置
28 CCD
22 波形整形回路
30、30’CCD駆動回路
44 発光素子制御回路

Claims (6)

  1. 被写体に測距光を照射するための光源と、
    第1の制御パルス信号に基づいて、光源駆動パルス信号を出力し、前記光源の発光動作を制御する発光動作制御手段と、
    撮像素子駆動パルス信号に基づいて動作し、前記被写体からの反射光を受光して、その受光量に応じた信号電荷を蓄積可能な撮像素子と、
    前記光源の発光動作と前記撮像素子における電子シャッタ動作を連動させる制御手段と、
    前記制御手段に基づいて、前記第1の制御パルス信号と撮像素子駆動パルス信号を出力する撮像素子駆動回路と
    を備えたことを特徴とする3次元画像検出装置。
  2. 前記発光動作制御手段が、前記第1の制御パルス信号の波形を整形した第2の制御パルス信号を出力する波形整形回路と、前記第2の制御パルス信号に基づいて前記光源の発光動作を制御する光源駆動回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像検出装置。
  3. 前記発光動作制御手段が、前記第2の制御パルス信号に基づいて、パルス幅が前記光源駆動パルス信号のパルス幅に調整された第3の制御パルス信号を生成する光源制御パルス発生回路を備え、前記光源駆動回路が前記第3の制御パルス信号に基づいて制御されることを特徴とする請求項2に記載の3次元画像検出装置。
  4. 前記光源制御パルス発生回路が、前記第2の制御パルス信号の位相を所定時間遅延する遅延回路と、前記遅延回路によりその位相が遅延されたパルス信号を反転する反転回路と、前記第2の制御パルス信号と前記反転回路により反転されたパルス信号との否定和をとるNOR回路とを備えることを特徴とする請求項3に記載の3次元画像検出装置。
  5. 前記波形整形回路が、前記第1の制御パルス信号の信号レベルを調整するための分圧回路を備えることを特徴とする請求項2に記載の3次元画像検出装置。
  6. 前記光源駆動パルス信号とパルス幅が等しく前記制御手段より出力される第4の制御パルス信号に基づいて、前記第1の制御パルス信号が出力されることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像検出装置。
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