JP2001275132A - 3次元画像検出装置と撮像素子駆動回路 - Google Patents

3次元画像検出装置と撮像素子駆動回路

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JP2001275132A
JP2001275132A JP2000088370A JP2000088370A JP2001275132A JP 2001275132 A JP2001275132 A JP 2001275132A JP 2000088370 A JP2000088370 A JP 2000088370A JP 2000088370 A JP2000088370 A JP 2000088370A JP 2001275132 A JP2001275132 A JP 2001275132A
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circuit
signal
drive circuit
output
image sensor
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JP2000088370A
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Inventor
Nobuhiro Tani
信博 谷
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子シャッタ動作を利用する3次元画像検出
装置において、回路内の温度に影響されることなく正確
に被写体までの距離を検出する。 【解決手段】 CCD駆動回路30と同一シリコンチッ
プ内に発光素子制御回路44のバッファ回路を設ける。
LDバッファ回路の入出力伝搬遅延時間や温度特性をC
CD駆動回路と略同一にする。システムコントロール回
路35から発光素子(LD)を制御するために出力され
るパルス信号Pd0を一旦CCD駆動回路30内に設け
られたLDバッファ回路に入力する。パルス信号Pd0
に対応して出力されるパルス信号Pd1により発光素子
制御回路44を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝播時間測定法
を用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像検
出装置及び3次元画像検出装置において用いられるCC
D駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来被写体までの距離を画素毎に検出す
る3次元画像検出装置としては、「Measurement Scienc
e and Technology」(S. Christie 他、vol.6, p1301-1
308, 1995 年)に記載された3次元画像検出装置や、国
際公開97/01111号公報に開示された3次元画像検出装置
などが知られている。これらの3次元画像検出装置で
は、パルス変調されたレーザ光が被写体に照射され、そ
の反射光が2次元CCDセンサによって受光され、電気
信号に変換される。このとき2次元CCDと組み合わさ
れたメカニカルまたは液晶素子等からなる電気光学的シ
ャッタのシャッタ動作を制御することにより、被写体ま
での距離に対応する電気信号をCCDの画素毎に検出す
ることができる。この電気信号からCCDの各画素に対
応する被写体までの距離が検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子シャッ
タ動作を利用して3次元画像検出を行う3次元画像検出
装置であって、回路内の温度に影響されることなく正確
に被写体までの距離を検出できる3次元画像検出装置と
この3次元画像検出装置において用いられる撮像素子駆
動回路とを得ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる3次元画
像検出装置は、被写体に測距光を照射するための光源
と、被写体からの反射光を受光して、その受光量に応じ
た信号電苛を蓄積可能な撮像素子と、光源の発光動作を
制御する光源駆動回路と、撮像素子における電子シャッ
タ動作を制御可能な撮像素子駆動回路と、撮像素子駆動
回路と略同一の入出力伝播遅延時間を有する光源駆動回
路のバッファ回路とを備え、撮像素子駆動回路とバッフ
ァ回路とが熱結合されていることを特徴としている。
【0005】例えば、バッファ回路と撮像素子駆動回路
とは、同一シリコンチップ内あるいは同一パッケージ内
に設けられている。これにより、バッファ回路と撮像素
子駆動回路とは熱結合される。
【0006】また例えば、バッファ回路と撮像素子駆動
回路とは、熱伝導性部材により熱結合されている。この
とき好ましくは、バッファ回路と撮像素子駆動回路と
は、背中合わせに熱伝導性部材を挟んで熱結合されてい
る。より好ましくは、バッファ回路は撮像素子駆動回路
と略同一の温度特性を有する。
【0007】本発明に関わる撮像素子駆動回路は、撮像
素子における電子シャッタ動作を制御可能な撮像素子制
御回路であって、撮像素子駆動回路と略同一の入出力伝
播遅延時間を有し光源を駆動するためのバッファ回路を
備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
であるカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図である。
図1を参照して第1の実施形態において用いられるカメ
ラ型の3次元画像検出装置について説明する。
【0009】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上に
はストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上
面において、撮影レンズ11の真上には、測距光である
レーザ光を照射する発光装置(光源)14が配設されて
いる。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15、
液晶表示パネル16が設けられ、右側にはモード切替ダ
イヤル17とV/Dモード切替スイッチ18が設けられ
ている。カメラ本体10の側面には、ICメモリカード
等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口19が形成
され、またビデオ出力端子20、インターフェースコネ
クタ21が設けられている。
【0010】図2は図1に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。撮影レンズ11の中には絞り25が
設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路2
6によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作
およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制
御される。
【0011】撮影レンズ11の光軸上にはCCD(撮像
素子)28が配設されている。CCD28には、撮影レ
ンズ11によって被写体像が形成され、被写体像に対応
した電荷が発生する。CCD28における電荷の蓄積動
作、電荷の読出動作等の動作は、システムコントロール
回路35からCCD駆動回路(撮像素子駆動回路)30
へ出力されるCCD駆動用のパルス信号によって制御さ
れる。CCD28から読み出された電荷信号すなわち画
像信号はアンプ31において増幅され、A/D変換器3
2においてアナログ信号からデジタル信号に変換され
る。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路33におい
てガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ34に一時
的に格納される。アイリス駆動回路26、レンズ駆動回
路27、撮像信号処理回路33はシステムコントロール
回路35によって制御される。
【0012】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示さ
れる。
【0013】また画像メモリ34から読み出された画像
信号はTV信号エンコーダ38に送られ、ビデオ出力端
子20を介して、カメラ本体10の外部に設けられたモ
ニタ装置39に伝送可能である。システムコントロール
回路35はインターフェース回路40に接続され、イン
ターフェース回路40はインターフェースコネクタ21
に接続されている。したがって画像メモリ34から読み
出された画像信号は、インターフェースコネクタ21に
接続されたコンピュータ41に伝送可能である。またシ
ステムコントロール回路35は、記録媒体制御回路42
を介して画像記録装置43に接続されている。したがっ
て画像メモリ34から読み出された画像信号は、画像記
録装置43に装着されたICメモリカード等の記録媒体
Mに記録可能である。
【0014】発光装置14には発光素子14aと照明レ
ンズ14bが設けられ、発光素子14aの発光動作は発
光素子制御回路(光源駆動回路)44によって制御され
る。システムコントロール回路35は、発光素子14a
を制御するためのパルス信号をCCD駆動回路30を介
して発光素子制御回路44へ出力する。発光素子14a
は測距光であるレーザ光を照射するものであり、このレ
ーザ光は照明レンズ14bを介して被写体の全体に照射
される。被写体において反射した光は撮影レンズ11に
入射する。この光をCCD28によって検出することに
より、後述するように被写体の距離情報が計測される。
【0015】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17、V/Dモ
ード切替スイッチ18から成るスイッチ群45と、液晶
表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0016】次に図3および図4を参照して、第1の実
施形態における距離測定の原理について説明する。なお
図4において横軸は時間tである。
【0017】距離測定装置Bから出力された測距光は被
写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光
される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の
光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパ
ルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパ
ルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりより
も時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反
射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを
進んだことになるから、その距離rは r=δ・t・C/2 ・・・(1) により得られる。ただしCは光速である。
【0018】例えば測距光のパルスの立ち上がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下
がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0019】第1の実施形態では上述した原理を利用し
て、CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数
のフォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出す
ることにより、カメラ本体10から被写体Sの表面の各
点までの距離をそれぞれ検出し、被写体Sの3次元形状
を示す3次元画像のデータを一括して入力している。
【0020】図5は、CCD28に設けられるフォトダ
イオード51と垂直転送部52の配置を示す図である。
図6は、CCD28を基板53に垂直な平面で切断して
示す断面図である。このCCD28は従来公知のインタ
ーライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにVOD
(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたものであ
る。
【0021】フォトダイオード51と垂直転送部52は
n型基板53の面に沿って形成されている。フォトダイ
オード51は2次元的に格子状に配列され、垂直転送部
52は所定の方向(図5において上下方向)に1列に並
ぶフォトダイオード51に隣接して設けられている。垂
直転送部52は、1つのフォトダイオード51に対して
4つの垂直転送電極52a、52b、52c、52dを
有している。垂直転送電極52a、52b、52c、5
2dにはそれぞれφV1、φV2、φV3、φV4の電
位が垂直転送信号として印加され、4つのポテンシャル
の井戸がそれぞれ形成可能である。これらの井戸の深さ
を制御することにより、従来公知のように信号電荷をC
CD28から出力することができる。なお、垂直転送電
極の数は目的に応じて自由に変更できる。
【0022】基板53の表面に形成されたp型井戸の中
にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基
板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井
戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被
写体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダイオ
ード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所定値
以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積した
電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転送ゲ
ート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加されたと
き、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転送部
52に転送される。すなわち電荷掃出信号によって電荷
を基板53側に掃出した後、フォトダイオード51に蓄
積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転送部5
2側に転送される。このような動作を繰り返すことによ
り、垂直転送部52において信号電荷が積分され、いわ
ゆる電子シャッタ動作が実現される。
【0023】図7は距離情報検出動作におけるタイミン
グチャートであり、図1、図2、図5〜図7を参照して
第1の実施形態における距離情報検出動作について説明
する。なお第1の実施形態の距離情報検出動作では、図
4を参照して行なった距離測定の原理の説明とは異な
り、外光の影響による雑音を低減するために測距光のパ
ルスの立ち下がりから反射光を検知可能な状態に定め、
反射光のパルスが立ち下がった後に検知不可能な状態に
切換えるようにタイミングチャートを構成しているが原
理的には何ら異なるものではない。
【0024】垂直同期信号(図示せず)の出力に同期し
て電荷掃出し信号(パルス信号)S1が出力され、これ
によりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が
基板53の方向に掃出され、フォトダイオード51にお
ける蓄積電荷量はゼロになる(符号S2)。電荷掃出し
信号S1の出力の開始の後、一定のパルス幅を有するパ
ルス状の測距光S3が出力される。測距光S3が出力さ
れる期間(パルス幅)は調整可能であり、図示例では、
電荷掃出し信号S1の出力と同時に測距光S3がオフす
るように調整されている。
【0025】測距光S3は被写体において反射し、CC
D28に入射する。すなわちCCD28によって被写体
からの反射光S4が受光されるが、電荷掃出し信号S1
が出力されている間は、フォトダイオード51において
電荷は蓄積されない(符号S2)。電荷掃出し信号S1
の出力が停止されると、フォトダイオード51では、反
射光S4の受光によって電荷蓄積が開始され、反射光S
4と外光とに起因する信号電荷S5が発生する。反射光
S4が消滅すると(符号S6)フォトダイオード51で
は、反射光に基く電荷蓄積は終了するが(符号S7)、
外光のみに起因する電荷蓄積が継続する(符号S8)。
【0026】その後、電荷転送信号S9が出力される
と、フォトダイオード51に蓄積された電荷が垂直転送
部52に転送される。この電荷転送は、電荷転送信号の
出力の終了(符号S10)によって完了する。すなわ
ち、外光が存在するためにフォトダイオード51では電
荷蓄積が継続するが、電荷転送信号の出力が終了するま
でフォトダイオード51に蓄積されていた信号電荷S1
1が垂直転送部52へ転送される。電荷転送信号の出力
終了後に蓄積している電荷S14は、そのままフォトダ
イオード51に残留する。
【0027】このように電荷掃出し信号S1の出力の終
了から電荷転送信号S9の出力が終了するまでの期間T
U1の間、フォトダイオード51には、被写体までの距離
に対応した信号電荷が蓄積される。そして、反射光S4
の受光終了(符号S6)までフォトダイオード51に蓄
積している電荷が、被写体の距離情報と対応した信号電
荷S12(斜線部)として垂直転送部52へ転送され、
その他の信号電荷S13は外光のみに起因するものであ
る。
【0028】電荷転送信号S9の出力から一定時間が経
過した後、再び電荷掃出し信号S1が出力され、垂直転
送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51
に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。
すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電
荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電
荷蓄積期間TU1が経過したとき、信号電荷は垂直転送部
52へ転送される。
【0029】このような信号電荷S11の垂直転送部5
2への転送動作は、次の垂直同期信号が出力されるま
で、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52に
おいて、信号電荷S11が積分され、1フィールドの期
間(2つの垂直同期信号によって挟まれる期間)に積分
された信号電荷S11は、その期間被写体が静止してい
ると見做せれば、被写体までの距離情報に対応してい
る。なお信号電荷S13は信号電荷S12に比べ微小で
あるため信号電荷S11は信号電荷S12と等しいと見
なすことができる。
【0030】以上説明した信号電荷S11の検出動作は
1つのフォトダイオード51に関するものであり、全て
のフォトダイオード51においてこのような検出動作が
行なわれる。1フィールドの期間における検出動作の結
果、各フォトダイオード51に隣接した垂直転送部52
の各部位には、そのフォトダイオード51によって検出
された距離情報が保持される。この距離情報は垂直転送
部52における垂直転送動作および図示しない水平転送
部における水平転送動作によってCCD28から出力さ
れる。
【0031】図8は第1の実施形態における距離情報検
出動作のプログラムのフローチャートである。図8を参
照して第1の実施形態における距離情報検出動作につい
て説明する。
【0032】ステップ101では、ビデオ(V)モード
と距離測定(D)モードのいずれが選択されているかが
判定される。これらのモード間における切替は、V/D
モード切替スイッチ18を操作することにより行われ
る。
【0033】Dモードが選択されているとき、ステップ
102において垂直同期信号が出力されるとともに測距
光制御が開始される。すなわち発光装置14が駆動さ
れ、パルス状の測距光S3が断続的に出力される。次い
でステップ103が実行され、CCD28による検知制
御が開始される。すなわち図7を参照して説明した距離
情報検出動作が開始され、電荷掃出信号S1と電荷転送
信号S9が交互に出力されて、距離情報の信号電荷S1
1が垂直転送部52において積分される。
【0034】ステップ104では、距離情報検出動作の
開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち
新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定される。
1フィールド期間が終了するとステップ105へ進み、
垂直転送部52において積分された距離情報の信号電荷
がCCD28から出力される。この信号電荷はステップ
106において画像メモリ34に一時的に記憶される。
【0035】ステップ107では測距光制御がオフ状態
に切換えられ、発光装置14の発光動作が停止する。ス
テップ108では、距離データの演算処理が行なわれ、
この距離情報検出動作のプログラムは終了する。
【0036】一方、ステップ101においてVモードが
選択されていると判断されると、ステップ109におい
て測距光の制御がオフ状態に設定される。ステップ11
0では、CCD28による通常の撮影動作(CCDビデ
オ制御)がオン状態に定められるとともに被写体に関す
る画像情報の検出が行われ、距離情報検出動作のプログ
ラムは終了する。
【0037】次にステップ108において実行される演
算処理の内容を図7を参照して説明する。
【0038】反射率Rの被写体が照明され、この被写体
が輝度Iの2次光源と見做されてCCDに結像された場
合を想定する。このとき、電荷蓄積時間tの間にフォト
ダイオードに発生した電荷が積分されて得られる出力S
nは、 Sn=k・R・I・t ・・・(2) で表される。ここでkは比例定数で、撮影レンズのFナ
ンバーや倍率等によって変化する。
【0039】図7に示されるように電荷蓄積時間を
U1、測距光S3のパルス幅をTS 、距離情報の信号電
荷S12のパルス幅をTD とし、1フィールド期間中の
その電荷蓄積時間がN回繰り返されるとすると、得られ
る出力SM10は、 SM10=Σk・R・I・TD =k・N・R・I・TD ・・・(3) となる。なお、パルス幅TD は TD =δ・t =2r/C ・・・(4) と表せる。このとき被写体までの距離rは r=C・SM10/(2・k・N・R・I) ・・・(5) で表せる。したがって比例定数k、反射率R、輝度Iを
予め求めておけば距離rが求められる。
【0040】次に図9〜図14を参照して、第1の実施
形態におけるCCD駆動回路30について説明する。
【0041】図9は、従来のCCD駆動回路30’を用
いた3次元画像検出装置において、電子シャッタ動作を
利用して距離情報の検出を行うときの回路構成を示すブ
ロック図である。なお、本図ではCCD駆動回路30’
および発光素子制御回路44の制御に関わるブロックの
みが示されている。
【0042】パルス信号SUB、パルス信号Vt、V1
は、システムコントロール回路35からCCD駆動回路
30’へ出力される制御信号であり、CCD駆動回路3
0’はこれらの信号に対応するパルス信号φSUB、φ
V1を出力してCCD28の駆動を制御する。パルス信
号φSUBは電苛掃出し信号(図7の信号S1)に対応
し、パルス信号φV1は図5の垂直転送電極52aに印
加される電苛転送信号(図7のS9)およびに垂直転送
信号に対応する。なお本図では、垂直転送電極52b〜
52dに印加される垂直転送信号φV2〜φV4につい
ては省略されている。
【0043】一方パルス信号Pd0は、システムコント
ロール回路35から発光素子制御回路44へ出力される
制御信号である。図に示されるように従来の方法では、
パルス信号Pd0はシステムコントロール回路から直接
発光素子制御回路44へ出力され、CCD駆動回路3
0’を介することはない。すなわち、従来の3次元画像
検出装置では、CCD駆動回路30’と発光素子制御回
路44とはそれぞれ別のパッケージに納められており、
各回路の温度特性も考慮されていない。後述するよう
に、このような構成では、高精度なタイミングで距離情
報検出動作を制御できない。
【0044】図10は、CCD駆動回路30’の回路構
成を部分的に示したものである。図には、電荷掃出し信
号であるφSUB、電荷転送信号および垂直転送信号で
あるφV1の出力に関わる回路構成のみが示されてい
る。すなわち、垂直転送電極52b〜52dへ垂直転送
信号φV2 、φV3 、φV4 を出力する回路は省略され
ている。
【0045】システムコントロール回路35からCCD
駆動回路30’には、基準電位0V、パルス高さ5Vの
パルス信号SUB、Vt、V1が入力される。パルス信
号SUB、Vt、V1は、それぞれ電圧を変換するため
の電圧変換回路(MOSドライバー回路)60、61、
62に入力される。
【0046】電圧変換回路60にパルス信号SUBが入
力されると、これに対応してローレベルが−9V、ハイ
レベルが15Vのパルス信号(パルス高さ24VP-p
が出力される。このパルス信号はコンデンサCを介し+
10Vにバイアスされた電荷掃出し信号φSUBとして
CCD28へ送られる。すなわち、電荷掃出し信号φS
UBはローレベルが+10V、ハイレベルが+34Vの
パルス信号(パルス高さ24VP-P )としてCCD28
へ出力される。
【0047】電圧変換回路61にパルス信号Vtが入力
されると、これに対応して基準電位0V、パルス高さ1
5Vのパルス信号が出力される。また、電圧変換回路6
2にパルス信号V1が入力されると、これに対応してロ
ーレベルが−9V、ハイレベルが0Vのパルス信号が出
力される。電圧変換回路61、62から出力されたこれ
らのパルス信号は加算器63において合成され、電荷転
送信号および垂直転送信号であるφV1としてCCD2
8へ出力される。すなわち、φV1は−9V、0V、+
15Vの3つの電位レベルをもつパルス信号であり、0
Vと+15Vとの繰り返しパルスが電荷転送信号に対応
し、0Vと−9Vの繰り返しパルスが垂直転送信号に対
応する。
【0048】図11は、発光素子制御回路44の構成を
示すブロック図である。発光素子制御回路44には、電
流スイッチング回路64と電流バイアス回路65とが備
えられている。電流バイアス回路65は、発光素子(L
D)14a(図2参照)が発光に至る閾値よりも僅かに
低いバイアス電流を発光素子14aに供給する。システ
ムコントロール回路35から基準電位0V、パルス高さ
5Vのパルス信号Pd0が電流スイッチング回路64に
入力されると、これに対応して発光素子制御回路44か
らパルス信号φPdが発光素子14aに出力される。
【0049】図12は図9に示された従来の回路構成に
おいて距離情報検出動作を行うときのタイミングチャー
トであり、CCD駆動回路30’および発光素子制御回
路44へ入力されるパルス信号SUB、Pd0、Vtの
タイミングと、CCD駆動回路30’および発光素子制
御回路44から出力されるパルス信号φSUB、φP
d、φV1のタイミングが示されている。
【0050】CCD駆動回路30’は発光素子制御回路
44に比べその駆動速度が遅く、信号が入力されてから
出力されるまでの時間である入出力伝搬遅延時間が長
い。すなわち、CCD駆動回路30’の入出力伝搬遅延
時間Td1は数百ナノ秒のオーダーであるのに対して、
発光素子制御回路44の入出力伝搬遅延時間Td2は、
数ナノ秒のオーダーである。入出力伝搬遅延時間Td
1、Td2は温度依存性をもつので、温度が変化すると
入出力伝搬遅延時間も変化する。したがって、回路内の
温度が安定しない状態では入出力伝搬遅延時間も安定し
ない。例えば、CCD駆動回路30’や発光素子制御回
路44は、電源が投入された直後や、入力される信号の
パルス周波数が急激に変化したときなどに回路内の温度
が大きく変動する。このため入出力伝搬遅延時間Td
1、Td2も変動して回路の駆動速度が安定しない。
【0051】CCD駆動回路30’の入出力伝搬遅延時
間Td1と発光素子制御回路44の入出力伝搬遅延時間
Td2とでは、そのオーダーが略2桁異なるため温度変
化による入出力伝搬遅延時間の変動にも略2桁の違いが
生ずる。例えば、温度変化によりCCD駆動回路30’
と発光素子制御回路44の入出力伝搬遅延時間に数パー
セントの変動が生じると、CCD駆動回路30’ではナ
ノ秒のオーダーの変動が生じ、発光素子制御回路44で
は10ピコ秒のオーダーの変動が生じる。
【0052】入出力伝搬遅延時間Td1の変動量をΔT
d1、入出力伝搬遅延時間Td2の変動量をΔTd2と
すると、電荷掃出し信号であるφVtと電荷転送信号で
あるφV1の出力はΔTd1変動し、発光パルスである
φPdの出力はΔTd2変動する。したがって、測距光
の発光のタイミング(φPdの出力のタイミング)とC
CD28における信号電荷の蓄積のタイミング(φVS
UBとφV1との出力のタイミング)とは相対的に|Δ
Td1−ΔTd2|変動することとなる。ここで、ΔT
d1とΔTd2とでは2桁程オーダーが異なるので|Δ
Td1−ΔTd2|は略|ΔTd1|に等しい。
【0053】入出力伝搬遅延時間Td1の変動量ΔTd
1は、回路内の温度により変動するので、発光と電荷蓄
積の相対的なタイミングは回路内の温度によって異なる
こととなる。前述したように、被写体までの距離は電荷
掃出し信号と電荷転送信号に挟まれる電荷蓄積期間内に
CCD28において受光される被写体からの反射光の光
量に基づいて算出されるので、このような温度依存性を
もつ回路では回路内の温度が安定するまで距離を正しく
算出することができない。
【0054】一方、図13は第1の実施形態の回路構成
を示す図2のブロック図のうち、CCD駆動回路30お
よび発光素子制御回路44に関わるブロックを示したも
のである。
【0055】システムコントロール回路35から出力さ
れたパルス信号SUB、パルス信号Vt、V1およびパ
ルス信号Pd0は、全てCCD駆動回路30へ入力さ
れ、CCD駆動回路30はこれらの信号に対応するパル
ス信号φSUB、φV1、Pd1を出力する。パルス信
号φSUB、φV1はCCD28へ出力され、パルス信
号Pd1は発光素子制御回路44へ出力される。発光素
子制御回路44はパルス信号Pd1に対応するパルス信
号φPdを発光素子(LD)14aに出力する。なお本
図では、図9と同様に垂直転送電極52b〜52dに印
加される垂直転送信号φV2 〜φV4 については省略さ
れている。
【0056】図14は、第1の実施形態におけるCCD
駆動回路30の回路構成を部分的に示したものである。
図10と同様、電荷掃出し信号であるφSUBと、電荷
転送信号および垂直転送信号であるφV1の出力に関わ
る回路構成のみが示されており、垂直転送信号φV2 、
φV3 、φV4 に関わる回路は省略されている。
【0057】図14において、CCD駆動回路30の回
路構成のうちパルス信号φSUB及びパルス信号φV1
〜φV4 の出力に関わる回路構成は、図10に示された
CCD30’と同様である。しかし、CCD駆動回路3
0には発光素子制御回路44のバッファ回路であるLD
バッファ回路66が備えられている。すなわち、CCD
の駆動に関わる回路(電圧変換回路60、61、62
等)とLDバッファ回路66とが1つのシリコンチップ
に収められている。LDバッファ回路66の入出力伝搬
遅延時間は、電圧変換回路60〜62等の入出力伝搬遅
延時間に略等しく、その温度特性も電圧変換回路60〜
62等の温度特性に略等しい。
【0058】LDバッファ回路66にはシステムコント
ロール回路35から出力された基準電位0V、パルス高
さ5Vのパルス信号Pd0が入力される。入力されたパ
ルス信号Pd0に対応してLDバッファ回路66からは
基準電位0V、パルス高さ5Vのパルス信号Pd1が発
光素子制御回路44へ出力される。
【0059】図15は、第1の実施形態において距離情
報検出動作を行うときのタイミングチャートである。図
15にはシステムコントロール回路35から出力される
パルス信号SUB、Vt、Pd0と、CCD駆動回路3
0から出力されるパルス信号φSUB、φV1、Pd1
と、発光素子制御回路44から出力されるパルス信号φ
Pdの出力のタイミングが示されている。
【0060】電荷掃出し信号φSUBおよび電荷転送信
号φV1に関しては図12のタイミングチャートと同様
であり、その入出力伝搬遅延時間はともにTd1であ
る。前述したように、LDバッファ回路66の入出力伝
搬遅延時間Td1’は、電圧変換回路60〜62の入出
力伝搬遅延時間Td1に略等しいので、LDバッファ回
路66から出力されるパルス信号Pd1は、パルス信号
Pd0の入力から略Td1だけ遅れて出力される。
【0061】また、1つのシリコンチップ内の温度は略
均一なので、CCD駆動回路内に設けられたLDバッフ
ァ回路66の温度は、電圧変換回路60〜62の温度に
等しい。すなわち、LDバッファ回路66はCCD駆動
回路30内の他の回路と熱的に結合されている。したが
って、電圧変換回路60〜62と略同一の温度特性をも
つLDバッファ回路66の入出力伝搬遅延時間Td1’
の変動量ΔTd1’は、電圧変換回路60〜62の入出
力伝搬遅延時間Td1の変動量ΔTd1と略等しい。す
なわち、電荷掃出し信号φSUBと電荷転送信号φV1
及びパルス信号Pd1とは、CCD駆動回路30内の温
度が変化しても略同じタイミングで出力される。
【0062】発光パルスPd0がCCD駆動回路30に
入力されてから発光素子制御回路44からパルス信号φ
Pdが出力されるまでの時間Td3は、Td1’+Td
2である。しかし、発光素子制御回路44の入出力伝搬
遅延時間Td2はTd1’(≒Td1)に比べ2桁ほど
オーダーが小さいので無視することができ、パルス信号
Pd0がCCD駆動回路30に入力されてからパルス信
号φPdが出力されるまでの時間Td3はTd1’とみ
なせる。また、同様の理由からCCD駆動回路30内の
温度が変化したときのTd3の変動量ΔTd3も、LD
バッファ回路66の入出力伝搬遅延時間Td1’の変動
量ΔTd1’とみなすことができる。すなわち、測距光
の発光のタイミング(φPdの出力のタイミング)とC
CD28における信号電荷の蓄積のタイミング(φSU
BとφV1との出力のタイミング)とは相対的に|ΔT
d1−ΔTd1’|だけ変動することとなる。前述した
ようにΔTd1とΔTd1’の値は略等しいので|ΔT
d1−ΔTd1’|の値は略0となる。したがって、測
距光の発光と信号電荷の蓄積は、CCD駆動回路30内
の温度が変化しても相対的に略一定のタイミングで行わ
れ、被写体までの距離を回路内の温度に影響されること
なく常に正確に検出することができる。
【0063】以上のように、第1の実施形態によれば、
CCD駆動回路と略等しい入出力伝搬遅延時間および温
度特性をもつLDバッファ回路をCCD駆動回路内に設
けることにより、回路内の温度に影響されることなく常
に正確に被写体までの距離が検出できる。
【0064】次に図16、図17を参照して本発明の第
2の実施形態のカメラ型の3次元画像検出装置について
説明する。第2の実施形態の3次元画像検出装置は、C
CD駆動回路の構成が第1の実施形態と異なるだけでそ
の他の構成は第1の実施形態と同じである。したがっ
て、第1の実施形態と重複する説明は省略し、第1の実
施形態と異なる部分についてのみ説明を行う。
【0065】図16は、第2の実施形態におけるCCD
駆動回路30および発光素子制御回路44に関わるブロ
ックを示したものである。
【0066】第1の実施形態では、LDバッファ回路6
6と電圧変換回路60〜62等が同一シリコンチップ上
に形成され、LDバッファ回路66がCCD駆動回路3
0内に設けられていた。しかし、第2の実施形態では、
従来のCCD駆動回路30’とLDバッファ回路66’
とが1つのパッケージ30p内に設けられ熱結合されて
いる。すなわち、CCD駆動回路30’とLDバッファ
回路66’とから構成されるマルチチップパッケージ3
0pが図2のCCD駆動回路30に対応する。また、L
Dバッファ回路66’には、入出力伝搬遅延時間および
温度特性がCCD駆動回路30’に略等しい回路が用い
られる。
【0067】以上のように、第2の実施形態によれば、
CCD駆動回路と同一の入出力伝搬遅延時間および温度
特性をもつLDバッファ回路とCCD駆動パルスとを同
一パッケージに収め熱結合させることにより第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】次に図17を参照して第3の実施形態につ
いて説明する。第3の実施形態において、CCD駆動回
路30”およびLDバッファ回路66”は、それぞれ別
個のパッケージとして構成されており、それぞれのパッ
ケージは背中合わせに貼り合せられている。図17は、
背中合わせに貼り合せられたCCD駆動回路30”とL
Dバッファ回路66”との配置を模式的に表わした断面
図である。ICチップであるCCD駆動回路30”とL
Dバッファ回路66”とは、熱伝導性両面粘着テープ7
1によりそれぞれ背中合わせに貼り合わせられている。
またCCD駆動回路30”とLDバッファ回路66”
は、端子67により基盤68、69に装着され、基盤6
8、69は湾曲自在のフレキシブル基盤70により接続
されている。
【0069】CCD駆動回路30”とLDバッファ回路
66”とは、熱伝導性の高い熱伝導性両面粘着テープに
より熱結合されているため速やかに熱交換が行われる。
すなわち、CCD駆動回路30”とLDバッファ回路6
6”は、略等しい温度に保たれる。したがって、第3の
実施形態においても第1の実施形態と同様図15のタイ
ミングチャートで示されたタイミングでパルス信号φS
UB、φV1、φPdが出力され、温度が変動しても測
距光の発光と信号電荷が蓄積される相対的なタイミング
は変動しない。
【0070】なお、本実施形態の説明では、CCD駆動
回路や発光素子制御回路へ入力される信号パルスとして
正転パルスを用いて説明を行ったが、これらの回路へ入
力される信号は反転パルスであってもよい。
【0071】第2の実施形態において、CCD駆動回路
とLDバッファ回路とは熱伝導性両面粘着テープにより
背中合わせに張り合わせられることにより熱結合されて
いたが、熱結合は他の方法であっても良い。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子シャ
ッタ動作を利用して3次元画像検出を行う3次元画像検
出装置であって、回路内の温度に影響されることなく正
確に被写体までの距離を検出できる3次元画像検出装置
とこの3次元画像検出装置において用いられる撮像素子
駆動回路とを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態で用いられるカメラ型
の3次元画像検出装置の斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図
である。
【図3】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図4】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCD
が受光する光量分布を示す図である。
【図5】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直転
送部の配置を示す図である。
【図6】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断面
図である。
【図7】距離情報検出動作のタイミングチャートであ
る。
【図8】距離情報検出動作のプログラムのフローチャー
トである。
【図9】従来のCCD駆動回路を用いて電子シャッタに
よる距離情報の検出を行うときの回路構成を示す図であ
る。
【図10】従来のCCD駆動回路の構成を示すブロック
図である。
【図11】発光素子制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】従来のCCD駆動回路を用いた距離情報検出
動作の入出力伝搬遅延時間を考慮したタイミングチャー
トである。
【図13】第1の実施形態におけるCCD駆動回路を用
いて距離情報検出動作を行うときの回路構成を示すブロ
ック図である。
【図14】第1の実施形態におけるCCD駆動回路の構
成を示すブロック図である。
【図15】本発明のCCD駆動回路を用いた距離情報検
出動作の入出力伝搬遅延時間を考慮したタイミングチャ
ートである。
【図16】本発明の第2の実施形態においるCCD駆動
回路およびLDバッファ回路のマルチチップパッケージ
を用いて距離情報検出動作を行うときの回路構成を示す
ブロック図である。
【図17】第3の実施形態において、背中合わせに貼り
合せられたCCD駆動回路およびLDバッファ回路の断
面を模式的に示す図である。
【符号の説明】
14 発光装置 28 CCD 30 CCD駆動回路 30’CCD駆動回路 44 発光素子制御回路 66 LDバッファ回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2F112 AD01 BA06 BA20 CA02 CA08 DA28 FA12 5C022 AA00 AB17 AC42 AC52 AC69 5C024 CX54 CY17 DX06 EX12 EX26 GX03 GY01 GZ03 JX25 5C061 AA29 AB03 AB06 AB08 5J084 AD05 BA03 BA36 BB02 CA03 CA61 CA65 CA70 EA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に測距光を照射するための光源
    と、 前記被写体からの反射光を受光して、その受光量に応じ
    た信号電苛を蓄積可能な撮像素子と、 前記光源の発光動作を制御する光源駆動回路と、 前記撮像素子における電子シャッタ動作を制御可能な撮
    像素子駆動回路と、 前記撮像素子駆動回路と略同一の入出力伝播遅延時間を
    有する前記光源駆動回路のバッファ回路とを備え、 前記撮像素子駆動回路と前記バッファ回路とが熱結合さ
    れていることを特徴とする3次元画像検出装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファ回路と前記撮像素子駆動回
    路とが、同一シリコンチップ内に設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の3次元画像検出装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファ回路と前記撮像素子駆動回
    路とが同一パッケージ内に設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の3次元画像検出装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファ回路と前記撮像素子駆動回
    路とが、熱伝導性部材により熱結合されていることを特
    徴とする請求項1に記載の3次元画像検出装置。
  5. 【請求項5】 前記バッファ回路と前記撮像素子駆動回
    路とが、背中合わせにシート状の前記熱伝導性部材を挟
    んで熱結合されていることを特徴とする請求項4に記載
    の3次元画像検出装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファ回路が前記撮像素子駆動回
    路と略同一の温度特性を有することを特徴とする請求項
    1に記載の3次元画像検出装置。
  7. 【請求項7】 撮像素子における電子シャッタ動作を制
    御可能な撮像素子駆動回路であって、 前記撮像素子駆動回路と略同一の入出力伝播遅延時間を
    有し光源を駆動するためのバッファ回路を備えたことを
    特徴とする撮像素子駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記バッファ回路が前記撮像素子駆動回
    路と略同一の温度特性をもつことを特徴とする請求項7
    に記載の撮像素子駆動回路。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101000200B1 (ko) 2009-01-05 2010-12-10 엘지이노텍 주식회사 촬영 장치 및 이의 영상 제어방법
KR101020999B1 (ko) 2009-01-05 2011-03-09 엘지이노텍 주식회사 촬영 장치 및 이의 영상 제어방법
US9188663B2 (en) 2010-06-09 2015-11-17 Thomson Licensing Time-of-flight imager
JP2021081208A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 株式会社日立エルジーデータストレージ 測距装置

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