JP5516576B2 - 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス、並びに車両用ガラスアンテナの給電構造 - Google Patents

車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス、並びに車両用ガラスアンテナの給電構造 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ導体及び無給電導体が窓ガラスに設けられた車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス、並びに車両用ガラスアンテナの給電構造に関する。
従来、日本国特開2007−110390号公報に記載されているような、自動車の窓ガラスの表面に設けられ、高周波帯域の電波を送受信するガラスアンテナが知られている。日本国特開2007−110390号公報に記載のガラスアンテナは、アンテナ線の近傍に配置された無給電線を備えている。
しかしながら、従来のガラスアンテナは、フロントガラスとリヤガラスの少なくともいずれか一方に設置されることで、車両前後方向に優れた受信感度を示すが、車両の側方については、十分なアンテナ利得が得られていない。一方、意匠性や乗員の視認性などを理由に、アンテナの小型化が求められている。
そこで、本発明は、地上デジタル放送などの高周波数帯の電波の受信に適したガラスアンテナを小型化しつつ、車両側方の受信感度を向上させることができる、車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス、並びに車両用ガラスアンテナの給電構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、アンテナ導体と、該アンテナ導体に接続される給電部と、無給電導体と、該無給電導体に接続されるアース部とが窓ガラスに設けられた車両用ガラスアンテナにおいて、前記窓ガラスが車両に搭載された際に、前記給電部は、車両に搭載された信号処理回路に前記アンテナ導体を電気的に接続するための部位であり、前記アース部は、車体に前記無給電導体を電気的に接続するための部位であり、前記給電部と前記アース部とが基準方向に沿って並んで配置され、前記アンテナ導体は、前記給電部を起点に、前記基準方向に平行且つ前記アース部の反対側に向かう方向である第1の方向に延伸する第1のエレメントと、前記第1のエレメントの前記給電部と反対側の終端である第1の終端部に接続され、前記第1のエレメントに直交且つ前記窓ガラスの外周に対して内側へ向かう方向である第2の方向に延伸する第2のエレメントと、前記第2のエレメントを起点に、前記第1の方向に対して逆向きの方向である第3の方向に延伸する第3のエレメントとを備え、前記無給電導体は、前記アース部を起点に、少なくとも一部が前記第2の方向に延伸するエレメントである無給電エレメントを備えることを特徴とする車両用ガラスアンテナを提供する。
また、前記アンテナ導体は、前記第2のエレメントを起点に、前記第1の方向に延伸する第4のエレメントを備えると好適である。
また、前記無給電導体は、前記基準方向に平行且つ前記無給電エレメントに接続される付属無給電エレメントを備えると好適である。
また、上記目的を達成するため、本発明は、本発明に係る車両用ガラスアンテナが設けられた車両用窓ガラスを提供する。
また、上記目的を達成するため、本発明は、本発明に係る車両用窓ガラスと、前記給電部を前記信号処理回路に電気的に接続する第1の導電性部材と、前記アース部を車体に電気的に接続する第2の導電性部材とを備える車両用ガラスアンテナの給電構造を提供する。
本発明によれば、地上デジタル放送などの高周波数帯の電波の受信に適したガラスアンテナを小型化しつつ、車両側方の受信感度を向上させることができる。
車両用ガラスアンテナ100の平面図である。 車両用ガラスアンテナ200の平面図である。 車両用ガラスアンテナ300の平面図である。 車両用ガラスアンテナ400の平面図である。 車両用ガラスアンテナ500の平面図である。 車両用ガラスアンテナ600の平面図である。 車両用ガラスアンテナ700の平面図である。 車両用ガラスアンテナ800の平面図である。 車両用ガラスアンテナ900の平面図である。 給電部の給電構造を示した断面図である。 アース部の給電構造を示した断面図である。 本発明の実施形態である車両用ガラスアンテナ100の給電構造の模式図である。 従来の車両用ガラスアンテナXの給電構造の模式図である。 ガラスアンテナ100とガラスアンテナXのアンテナ利得の周波数特性図である。 ガラスアンテナ100とガラスアンテナXの指向性の方向特性図である。 導体長x4を変化させたときの、アンテナ利得の実測データである。 終端部3gと終端部6gとの水平方向でのオーバーラップ距離xs1を変化させたときの、アンテナ利得の実測データである。 ガラスアンテナ100〜600のアンテナ利得の周波数特性図である。 ガラスアンテナ100A,100B,700〜900のアンテナ利得の周波数特性図である。 アース部の給電構造を示した図10Bとは別の態様の断面図である。 第2の導電性部材である弾性接続部材31の斜視図である。 アース部の給電構造を示した図10Bとは別の態様の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、形態を説明するための図面において、方向について特に記載しない場合には図面上での方向をいうものとする。また、それらの図面は、窓ガラスが車両に取り付けられた状態での車内視の図であるが、車外視の図として参照してもよい。例えば、窓ガラスが車両の前部に取り付けられるフロントガラスである場合、図面上での左右方向が車幅方向に相当する。また、本発明では給電部とアース部とが基準方向に沿って並んで配置されるとするが、基準方向はガラスアンテナの設置領域によって自由に設定でき、特に車両用の窓ガラスであれば、窓ガラスの縁部に平行な方向、水平方向または鉛直方向に設定されることが好ましい。
以下に説明する形態では、車両用窓ガラスが車両に搭載された際の水平面が基準方向となる。なお、本発明は、フロントガラスに限定されず、車両の後部に取り付けられるリヤガラス、車両の側部に取り付けられるサイドガラスであってよい。
図1は、本発明に係る車両用ガラスアンテナ100の平面図である。車両用ガラスアンテナ100は、アンテナ導体及びそのアンテナ導体の近傍に配置された無給電導体、並びに互いに所定の基準方向(例えば、水平又は略水平な方向)に離間する給電部16A及びアース部16Bが車両用窓ガラス12に平面的に設けられたアンテナである。
車両用ガラスアンテナ100は、アンテナ導体パターンとして、第1のエレメントであるアンテナエレメント1と、第2のエレメントであるアンテナエレメント2と、第3のエレメントであるアンテナエレメント3と、第4のエレメントであるアンテナエレメント4とを備える。アンテナエレメント1は、給電部16Aを起点に、基準方向に平行且つアース部16Bの反対側に向かう方向である第1の方向(図面上では、右方向)に延伸する。
アンテナエレメント2は、アンテナエレメント1の第1の方向への延伸の終端である第1の終端部1g(すなわち、給電部16Aと反対側の終端)に接続され、アンテナエレメント1に直交且つ窓ガラス12の外周に対して内側へ向かう方向である第2の方向(図面上では、下方向)に延伸する。アンテナエレメント2は、終端部1gを起点に、第2の方向に向けて直線的に延伸してもよいし、第2の方向に向けて湾曲して延伸してもよい。アンテナエレメント3は、アンテナエレメント2の延伸の終端である第2の終端部2gを起点に、第1の方向に対して逆向きの方向である第3の方向(図面上では、左方向)に延伸する。そして、アンテナエレメント3の第3の方向への延伸の終端である第3の終端部3gが、後述の無給電エレメント5に対して第1の方向側に位置する(すなわち、無給電エレメント5に対して右側の領域上に位置する)。アンテナエレメント4は、アンテナエレメント2上の点を起点に、第1の方向に延伸する。図1のアンテナエレメント4の起点は、終端部2gを起点に第1の方向に延伸する。
なお、アンテナエレメント4は無くてもよいが、後述の通り、アンテナエレメント4が設けられたガラスアンテナは、アンテナエレメント4が設けられていない場合に比べて、ガラスアンテナの平均感度が向上する。
また、車両用ガラスアンテナ100は、無給電導体のパターンとして、無給電エレメントである無給電エレメント5と、付属無給電エレメントである無給電エレメント6とを備える。無給電エレメント5は、アース部16Bを起点に、少なくとも一部が第2の方向に延伸するエレメントである。無給電エレメント6は、上述の基準方向に平行且つ無給電エレメント5に接続されて延伸するものであって、無給電エレメント5の第2の方向への延伸の終端である第5の終端部5gを通る。
なお、無給電エレメント6は無くてもよいが、無給電エレメント6が設けられたガラスアンテナは、無給電エレメント6が設けられていない場合に比べて、ガラスアンテナの平均感度が向上する。
ここで、「終端部」は、無給電エレメント又はアンテナエレメントの延伸の終点であってもよいし、その終点手前の導体部分である終点近傍であってもよい。
給電部16A及び給電部16Aに接続されたアンテナ導体、並びにアース部16B及びアース部16Bに接続された無給電導体は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを窓ガラス板の車内側表面にプリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方法に限定されず、銅等の導電性物質からなる、線状体又は箔状体を、窓ガラスの車両側表面又は車外側表面に形成してもよく、窓ガラスに接着剤等により貼付してもよく、窓ガラス自身の内部に設けてもよい。
従来のガラスアンテナであれば、給電部とアース部とを有している場合はダイポール型のアンテナとして使用され、同軸ケーブルの内部導体と給電部とを接続し、同軸ケーブルの外部導体とアース部とを接続して、ガラスアンテナからアンプまでを同軸ケーブルを介して接続する。本発明の車両用ガラスアンテナは、アース部16Bを直接車体パネルに接続する点で異なっており、モノポール型のアンテナである。アンテナ導体によって受信された電波の受信信号が、給電点に相当する給電部16Aに電気的に接続された第1の導電性部材を介して、車両に搭載された信号処理回路に伝達される。一方、無給電導体は、アース部16Bと車体とを電気的に接続するための第2の導電性部材を介して、車体にアースされる。電気的に接続とは、導体同士が直接接触して直流的に導通することと、導体同士が所定間隔離れてコンデンサを形成し、高周波的に導通することとを含む。
図10Aは、給電部16Aと信号処理回路20とを電気的に接続する接続構造例を示した断面図である。図10Bは、アース部16Bと車体とをアース接続する接続構造の一例を示した断面図である。
図10A及び10Bにおいて、12は車両用窓ガラス、11はインナーパネル11aとアウターパネル11bとからなる車体パネル(全体図省略)であり、その端部は窓ガラス12を車体に設置するためにL字状にフランジが形成されている。13は車体パネル11のフランジと窓ガラス12とを接着する接着剤(又は、パッキン)、14は車室内(図示下方)に配置されたアンテナユニット、18はインナーパネル11aの車室内側で固定されたアンプケース、20はアンプケース18の内部19に設けられた信号処理回路(例えば、アンプ等の受信回路を実装したプリント配線基板)、22は絶縁シート、28A,28BはABS等の絶縁性樹脂材料から形成されたホルダー、29Aはホルダー28Aの筒部内で伸縮可能に保持されて給電部16Aの下方に対向配置された第1の導電性部材としての接合部材、29Bはホルダー28Bの筒部内で伸縮可能に保持されてアース部16Bの下方に対向配置された第2の導電性部材としての接合部材、30Aは接合部材29Aの下端面と信号処理回路20とを電気的に接続する導電性の連結部材、30Bは接合部材29Bの下端面とアンプケース18のカバー24とを電気的に接続する導電性の連結部材である。
アンプケース18は、略断面クランク形状のベース部材23と、ベース部材23に保持されたカバー24とを備えている。ベース部材23は、車体側のアース部材であるインナーパネル11aに固定されたナット26にボルト27を螺合することによって、インナーパネル11aに保持されている。ベース部材23とカバー24は、金属製としてもよいし、樹脂製の表面全体に導体を貼付したものでもよい。
このような接続構造にすることによって、ガラスアンテナのアンテナ導体によって受信された電波の受信信号を、給電部16A、接合部材29A、連結部材30Aを経由して、信号処理回路20に確実に供給することができる。また、ガラスアンテナのアース部16B及びアース部16Bに接続された無給電導体を、接合部材29B、連結部材30B、アンプケース18(のカバー24)を介して、車体に確実にアースすることができる。
なお、図10Aの更なる詳細な構造については、日本国特開2003−347817号公報に開示された内容と共通するため、その説明を省略する。
また、接合部材29B、連結部材30Bではなく、図18に示すように、アース部16Bに第2の導電性部材として弾性接続部材31を設けて、車体と電気的に接続してもよい。図19に示すように、弾性接続部材31は、アース部16Bに半田付けなどで電気的に接続させる接続部34を有する金属板35と、この金属板35にアーチ状に湾曲させて設置された弾性板33とからなる。弾性接続部材31は、金属板35をアース部16Bに接着剤などで接着しアース部16Bと高周波的に接続させてもよい。アース部16Bに設置された弾性接続部材31は、窓ガラス12が車体パネル11の端部に接着剤13を介して接着されると、弾性板33が弾性変形して車体パネル11と面で接触する。これにより、車体側に特別な構成がなくともアース部16Bを車体パネル11にアース接続することが可能である。
一方、車体パネル11のアウターパネル11bの車外側表面は、通常塗料などで塗装されて絶縁性の塗料膜32が形成されており、弾性接続部材31が接触するだけでは直流的な接続は確保されない。しかし、弾性板33が弾性変形して塗料膜32と接触する面積が充分に大きくなることで、弾性接続部材31は高周波的にアウターパネル11bと接続されるため、アース部16Bを車体にアースすることができる。
第2の導電性部材として、図10B、図18の形態は一例であり、車体パネル11に電気的に接続させる手段であればよい。アース部16Bに突起状の導電性部材を設置し、窓ガラス板が取り付けられる車体のフランジに突起状の導電性部材が接触、嵌合するような構成としてもよい。また、第2の導電性部材ではなく、車体パネル11のアウターパネル11bの端部に図20に示すような凸部36を設けてもよい。アース部16Bが凸部36と接触することにより、アース部16Bは車体パネル11と直接接触することになり、アースすることができる。この場合も、アウターパネル11bに絶縁性の塗料膜32が形成されていても、アース部16Bと凸部36とが対向する面積が充分に大きくすることで、凸部36は高周波的にアウターパネル11bと接続されるため、アース部16Bを車体にアース接続することができる。また、アース部16Bと凸部36とが直接接触していなくても同様である。
また、アンテナ導体に給電部16Aを介して給電するための給電線として、同軸ケーブルを用いる場合には、同軸ケーブルの内部導体を給電部16Aに電気的に接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体にアース接続すればよい。また、同軸ケーブルの外部導体をアース部16Bに接続して、アース部16Bを介して車体にアース接続させてもよい。
また、信号処理回路に接続されている導線等の導電性部材と給電部16Aとを電気的に接続するためのコネクタを、給電部16Aに実装する構成を採用してもよい。また、車体にアースされている導線等の導電性部材とアース部16Bとを電気的に接続するためのコネクタを、アース部16Bに実装する構成を採用してもよい。
また、同軸ケーブルの内部導体と給電部16Aとを電気的に接続すると共に同軸ケーブルの外部導体とアース部16Bとを電気的に接続するためのコネクタを、給電部16A及びアース部16Bに実装する構成を採用してもよい。この場合、アース部16Bは、コネクタとは別に車体と電気的に接続され、同軸ケーブルの外部導体はアース部16Bを介して車体にアース接続される。このようなコネクタによって、同軸ケーブルの内部導体を給電部16Aに取り付けることが容易になり、外部導体をアース部16Bに取り付けることが容易になる。さらに、コネクタにアンプを実装させる構成としてもよい。
アース部16Bを車体パネル11へ電気的に接続させるのに要する経路の導体長は50mm以下であることが受信感度を向上させる点で好適である。すなわち第2の導電性部材は、アース部16Bから車体までの導体長が50mm以下であることが好適である。さらに好適なのは30mm以下であり、さらには15mm以下である。アース部16Bから車体までの導体長とは、図10Bの態様の場合、接合部材29Bと連結部材30Bの導体長Dであり、図18の態様の場合、弾性接続部材31が車体パネル11に取り付けられ弾性変形した状態の導体長Dである。また導体長Dは0mmであってもよく、図20の態様は、導体長Dが0mmである。なお、高周波的に接続する場合は、コンデンサを形成する導体間隔は除くものとする。
アース部16Bや給電部16Aの形状及びアース部16Bと給電部16Aとの間隔は、上記の接合部材29A,29B、弾性接続部材31、車体パネルの凸部36又はコネクタの実装面の形状や、それらの実装面の間隔に応じて決めるとよい。例えば、正方形、略正方形、長方形、略長方形などの方形状や多角形状が実装上好ましい。なお、円、略円、楕円、略楕円などの円状でもよい。また、アース部16Bの面積と給電部16Aの面積は等しくても、異なっていてもよい。また、図1の場合、アース部16Bは、給電部16Aの第3の方向側(左側)近傍に備えられ、アース部16Bの右側縁部と給電部16Aの左側縁部は対向している。また、アース部16Bの重心と給電部16Aの重心とを結ぶ仮想直線は、無給電エレメント6の延伸方向と平行であり且つアンテナエレメント1の延伸方向と平行であり且つアンテナエレメント3の延伸方向と平行であることが好適な態様である。
図2〜6は、図1の車両用ガラスアンテナ100のアンテナエレメント4を変形した車両用ガラスアンテナの平面図である。アンテナエレメント4は、例えば、図2〜6に示されるように、アンテナエレメント2上の点(終端部1g及び終端部2gを含む)を起点に延伸する。図2の場合、アンテナエレメント4は、終端部1gを起点に右方向に延伸する。図3の場合、アンテナエレメント4は、終端部1gを起点に右方向に延伸するエレメント基部4aと、エレメント基部4aの右方向への延伸の終端である基部終端部4agから下方向に延伸した後に左方向に折り返されてエレメント基部4aに平行に沿って延伸する折り返し部(4b,4c)とを備える。図4の場合、アンテナエレメント4は、終端部2gを起点に右方向に延伸するエレメント基部4aと、エレメント基部4aの右方向への延伸の終端である基部終端部4agから上方向に延伸した後に左方向に折り返されてエレメント基部4aに平行に沿って延伸する折り返し部(4b,4c)とを備える。図3,4において、折り返し部(4b,4c)の構成要素4cの延伸の終端部4cgは、アンテナエレメント2に対して右側に位置する。図5,6の場合、アンテナエレメント4は、エレメント基部4aの構成要素として、終端部1gを起点に右方向に延伸するエレメント基部4aaと、終端部2gを起点に右方向に延伸するエレメント基部4abとを備える。つまり、アンテナエレメント4は、アンテナエレメント2上の1点を起点に右方向に延伸する一のアンテナ基部を備えてもよいし(図1〜4参照)、アンテナエレメント2上の複数の点をそれぞれの起点として右方向に延伸する複数のアンテナ基部を備えていてもよい(図5,6参照)。更に、図6の場合のアンテナエレメント3は、アンテナエレメント3の一部として、終端部3agから上方向に延伸した後に右方向に折り返されてアンテナエレメント3aに平行に沿って延伸する追加エレメント部(3b,3c)を備える。追加エレメント部(3b,3c)の構成要素3cの右方向への延伸の終端部は、アンテナエレメント2に対して左側に位置する。
一方、図1において、無給電エレメント5は、アース部16Bの下辺上の点を起点に下方向に終端部5gを終点として延伸されればよい。図1のアンテナエレメント1の起点は、アース部16Bの下辺の中心点より左側の下辺上の点である。アース部16Bの左辺と下辺の交点としてもよい。
無給電エレメント6は、終端部5gを起点に右方向に終端部6gを終点として延伸されればよい。
図7,8は、図1の車両用ガラスアンテナ100の無給電エレメント6を変形した車両用ガラスアンテナの平面図である。無給電エレメント6は、図7,8に示されるように、終端部5gを通って水平方向に延伸してもよい。図7の場合、無給電エレメント6は、終端部5gを起点に左方向に終端部6gを終点として延伸する。図8の場合、無給電エレメント6は、終端部5gを起点に左右両方向に終端部6rg,6lgを終点として延伸する。
ところで、本発明において、受信すべき放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、無給電エレメント5の導体長x5と無給電エレメント6の導体長x6との和が、(4/64)λ〜(13/64)λ(特には、(6/64)λ〜(11/64)λ)であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。特に、x5は、(1/64)λ〜(5/64)λ(特には、(2/64)λ〜(4/64)λ)であることが好ましく、x6は、(3/64)λ〜(8/64)λ(特には、(4/64)λ〜(7/64)λ)であることが好ましい。
ここで、例えば日本国の地上波デジタルテレビ放送帯(470〜770MHz)の中心周波数は620MHzであり、620MHzにおけるλは309.7mmである。地上波デジタルテレビの放送帯のうち、現行放送が行われている470〜600MHzを受信周波数帯とする場合には、535MHzを中心周波数と設定でき、地上波デジタルテレビ放送帯のうち、470〜710MHzを受信周波数帯とする場合には、590MHzを中心周波数と設定できる。
したがって、例えば、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)のアンテナ利得を向上させたい場合、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)の中心周波数は約600MHz(厳密には593MHz)なので、(x5+x6)を20〜65mm(特には30〜55mm)に調整するとよい。このとき、x5については、5〜25mm(特には、10〜20mm)に調整するとよく、x6については、15〜40(特には、20〜35mm)に調整するとよい。
また、本発明において、受信する放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、アンテナエレメント1の導体長x1とアンテナエレメント2の導体長x2とアンテナエレメント3の導体長x3との和が、(37/64)λ〜(57/64)λ(特には、(42/64)λ〜(52/64)λ)であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。特に、x1は、(16/64)λ〜(24/64)λ(特には、(18/64)λ〜(22/64)λ)であることが好ましく、x2は、(1/64)λ〜(5/64)λ(特には、(2/64)λ〜(4/64)λ)であることが好ましく、x3は、(20/64)λ〜(28/64)λ(特には、(22/64)λ〜(26/64)λ)であることが好ましい。
したがって、例えば、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)のアンテナ利得を向上させたい場合、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)の中心周波数は約600MHz(厳密には593MHz)なので、(x1+x2+x3)を185〜285mm(特には210〜260mm)に調整するとよい。このとき、x1については、80〜120mm(特には、90〜110mm)に調整するとよく、x2については、5〜25mm(特には、10〜20mm)に調整するとよく、x3については、100〜140mm(特には、110〜130mm)に調整するとよい。
また、本発明において、受信する放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、アンテナエレメント2上の一の起点から右方向に延伸した後に延伸が行き止まる終点までの導体長L1(図1,2の場合はx4に相当し、図3,4の場合は(x4a+x4b+x4c)に相当し、図5,6の場合はx4aa(x4ab)に相当)が、(3/64)λ〜(14/64)λ(特には、(6/64)λ〜(13/64)λ)であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
したがって、例えば、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)のアンテナ利得を向上させたい場合、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)の中心周波数は約600MHz(厳密には593MHz)なので、L1を15〜70mm(特には30〜65mm)に調整するとよい。
また、本発明において、受信する放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、アンテナエレメント3の最も左側にあるアンテナ導体端部と無給電導体を形成するエレメントのうち最も右側にある無給電導体端部との水平方向成分の距離xs1が、−(5/64)λ〜(1/64)λ(特には、−(4/64)λ〜(1/64)λ)であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
ここで、アンテナエレメント3の最も左側にあるアンテナ導体端部とは、図1等の場合には終端部3gに相当し、図6の場合には追加エレメント部の構成エレメント3bに相当する。また、無給電導体を形成するエレメントのうち最も右側にある無給電導体端部とは、図1等の場合には終端部6gに相当し、図7の場合には無給電エレメント5に相当し、図8の場合には終端部6rgに相当する。
また、xs1の正負の符号については、無給電導体端部の位置が、最も左側にあるアンテナ導体端部を通り且つ第2の方向に平行な仮想直線21に対して右方向側にある場合を正とし、仮想直線21に対して左方向側にある場合を負とする。
したがって、例えば、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)のアンテナ利得を向上させたい場合、地上波デジタルテレビ放送帯(473〜713MHz)の中心周波数は約600MHz(厳密には593MHz)なので、xs1を−25〜5mm(特には−20〜5mm)に調整するとよい。
以上、日本国の地上波デジタルテレビ放送帯を例に挙げて説明したが、その他諸外国の地上波デジタルテレビ放送帯の受信にも好適であり、470〜862MHzの範囲内に受信する放送周波数帯があればガラスアンテナとして好適に機能する。
図1〜8は、ガラスアンテナが窓ガラス12に配置される例を示している。15aは車体上側の車体開口縁であって、窓ガラス12の上側領域に配置されている。ガラスアンテナを小型化することによって、窓ガラス12の中央領域にデフォッガ(不図示)が形成されることにより窓ガラス12の上側領域が狭くなっても、その狭い領域に容易に配置することができる。また、窓ガラス12の中央上側領域、中央左側領域、中央右側領域、下側領域に配置してもよい。
また、本発明においては、ガラスアンテナが窓ガラス12の左上側領域に図1〜8の形態で配置される場合、窓ガラス12の右上側領域に図1〜8の形態と左右対称の形態で配置されてもよい。下側領域についても同様である。上記のように複数個のガラスアンテナを設置した場合、ダイバーシティ受信となり受信特性が向上し好ましい。
また、アンテナ導体からなる導体層を合成樹脂製フィルムの内部又はその表面に設け、導体層付き合成樹脂製フィルムを窓ガラス板の車内側表面又は車外側表面に形成してガラスアンテナとしてもよい。さらに、アンテナ導体が形成されたフレキシブル回路基板を窓ガラス板の車内側表面又は車外側表面に形成してガラスアンテナとしてもよい。
車両に対する窓ガラスの取り付け角度は、水平方向に対し、15〜90°、特には、30〜90°が好ましい。
また、窓ガラスの面上に隠蔽膜を形成し、この隠蔽膜の上にアンテナ導体の一部分又は全体を設けてもよい。隠蔽膜は黒色セラミックス膜等のセラミックスが挙げられる。この場合、窓ガラスの車外側から見ると、隠蔽膜により隠蔽膜上に設けられているアンテナ導体の部分が車外から見えなくなり、デザインの優れた窓ガラスとなる。図示の構成では、給電部とアース部とアンテナ導体と無給電導体のうち少なくとも一部を隠蔽膜上に形成させることで、車外視において導体の細い直線部分のみを見ることになり、デザイン上好ましい。
図1に示すガラスアンテナの形態を実際の車両のフロントガラスの車内視左上側に取り付けることにより作製された自動車用高周波ガラスアンテナについて、その周波数特性や指向性特性などの実測結果について説明する。図11Aは、本発明に係るガラスアンテナ100の給電構造の模式図であり、図11Bは、従来のガラスアンテナX(日本国特開2007−110390号公報)の給電構造の模式図である。ガラスアンテナ100は、高周波数帯の電波の受信に適しているが、特に、地上波デジタルテレビ放送帯(470〜770MHz)の受信に適している。各ガラスアンテナの各部の寸法は、図11A及び11Bに示した値とする(単位はmm)。
各エレメントの導体幅は0.8mmである。給電部16Aとアース部16Bの大きさは同じである。後述の他図についても同様である。
図11Aの場合、信号処理回路に接続された同軸ケーブルの内部導体は給電部16Aに接続され、その外部導体は車体にアース接続される。また、アース部16Bも車体にアース接続される。図11Bの場合、信号処理回路に接続された同軸ケーブルの内部導体は給電部に接続され、その外部導体は車体にアース接続される。つまり、図11Aに示した給電構造の場合、ガラスアンテナ100の無給電導体は車体にアース接続されている一方、図11Bに示した給電構造の場合、ガラスアンテナXの無給電導体は車体にアース接続されていない。
アンテナ利得の測定は、窓ガラスを水平方向に対して15°傾斜させて取り付けられた自動車に対して電波を放射し、角度3°毎に自動車を360°回転させて測定した。電波は水平偏波であり、周波数を473〜713MHzの範囲で6MHz毎に変化させた。電波の発信位置とアンテナ導体との仰角は水平方向(地面と平行な面を仰角=0°、天頂方向を仰角=90°とする場合、仰角=0°の方向)で測定した。アンテナ利得は、半波長ダイポールアンテナを基準とし、半波長ダイポールアンテナが0dBとなるように標準化した。
図12は、ガラスアンテナ100とガラスアンテナXのアンテナ利得の周波数特性図である。アンテナ利得の周波数特性図において、縦軸のアンテナ利得は、自動車を360°回転させることにより3°毎に測定されたアンテナ利得の平均値を示している(全周波数473〜713MHzにおける6MHz毎のアンテナ利得の平均値)。後述の他図についても同様である。
図13は、ガラスアンテナ100とガラスアンテナXの指向性の受信周波数毎の指向性特性図である。指向性特性図は、フロントガラスに取り付けたガラスアンテナの車両全周にわたる指向性特性を表し、全周波数473〜713MHzにおける6MHz毎のアンテナ利得の平均値を3°毎に示している。図上、上半分が車両の前方領域に相当し、下半分が車両の後方領域に相当する。
Figure 0005516576
表1は、図12,13のデータをまとめたものである。473〜713MHzの全周波数帯における平均利得を計算すると、ガラスアンテナ100は−3.5dBであり、ガラスアンテナXは−3.5dBであり、全周波数帯における平均利得については従来と同等の利得を確保している。一方、F/B比を計算すると、ガラスアンテナ100は6.0であり、ガラスアンテナXは9.1であり、ガラスアンテナ100は、従来に比べて車両前方と後方の感度の差が小さい。また、図13より車幅方向でのアンテナ利得は、従来のガラスアンテナXに比べ、優れていることがわかる。
なお、F/B比とは、自動車前方を0「ゼロ」°とし、自動車左方向を+90°とし、自動車後方を+180°とする場合、水平方向の−90°〜+90°(自動車正面側)のアンテナ利得平均値(1°毎)と、水平方向の+90°〜+270°(自動車背面側)のアンテナ利得平均値(1°毎)との差をいう。
F/B比が小さければ、自動車正面方向と自動車背面方向とのアンテナ利得の差が小さく、水平方向において、無指向性に近い指向性となる。この反対に、F/B比が大きければ、自動車正面方向に強い指向性を有することとなる。平均アンテナ利得の計算には、面積平均算出法を適用した。
また、図11Aのガラスアンテナ100の横幅は190(=30+5+120+35)mmであるのに対し、図11BのガラスアンテナXの横幅は200(=140−60+120)mmである。したがって、ガラスアンテナ100は、従来のガラスアンテナXに対して、小型化を実現している。
また、図14は、図1のパターンのガラスアンテナ100において、導体長x4を変化させたときの、アンテナ利得の実測データである。導体長x4の効果を確認するため、図14に示すデータを実測するときのガラスアンテナ100にはアース部と無給電導体が設けられていない。導体長x4が零の場合はアンテナエレメント4がないことを示し、右方向に延伸するにつれてx4は大きくなる。
図1に示すガラスアンテナ100の各部の寸法は、
x1 :100mm
x2 :10mm
x3 :120mm
とする。
図14に示されるように、地上波デジタルテレビ放送帯(470〜770MHz)の場合において、導体長x4は、15mm以上70mm以下(特には、30mm以上65mm以下)であることが、アンテナ利得の向上の点で好ましい。
また、図15は、図1に示したガラスアンテナ100にアンテナエレメント4が設けられていないパターンにおいて、終端部3gと終端部6gとの水平方向でのオーバーラップ距離xs1を変化させたときの、アンテナ利得の実測データである。横軸のオーバーラップ距離xs1が正の値の場合、2つのエレメント3と6において、一方のエレメントの図の上下方向の投影が他方のエレメントに重複する位置関係にあることを表す。一方、オーバーラップ距離xs1が負の値の場合、重複しない位置関係にあることを表す。すなわち、正の値である場合、アンテナエレメント3と無給電エレメント6とがオーバーラップしていることを表し、負の値である場合、終端部3gと終端部6gの間に水平方向に間隙があることを表す。x6が35mmのときにxs1は零とする。
図15のデータを測定したときのガラスアンテナ100の各部の寸法は、
x1 :100mm
x2 :10mm
x3 :120mm
x4 :0mm
x5 :15mm
とする。
図15に示されるように、エレメント3と6の上下方向の投影が互いに重複する場合に比べ、重複しない方が、アンテナ利得が向上する。例えば、地上波デジタルテレビ放送帯(470〜770MHz)の場合において、終端部3gと終端部6gとの水平方向での間隙は、−25〜5mm(特には、−20〜5mm)であることが、アンテナ利得の向上の点で好ましい。
また、図16は、ガラスアンテナ100〜600のアンテナ利得の周波数特性図である。本発明に係るガラスアンテナのアンテナ導体のパターンの違いによるアンテナ利得の変化を比較した。
図1〜6に示した各ガラスアンテナのアンテナ導体の寸法は、
x1 :100mm
x2 :10mm
x3 :120mm
x3a :100mm
x3b :5mm
x3c :25mm
x4 :30mm
x4a :20mm
x4b :10mm
x4c :10mm
x4aa :30mm
x4ab :30mm
とする。
図1〜6に示した各ガラスアンテナの無給電導体の寸法は、各ガラスアンテナ間で等しく、
x5 :15mm
x6 :30mm
とする。
Figure 0005516576
表2は、図16のデータをまとめたものである。473〜713MHzの全周波数帯における平均利得を計算すると、ガラスアンテナ100の全周波数帯における平均利得が最も高い。
また、ガラスアンテナ100〜600は、従来のガラスアンテナXのアンテナ利得(表1参照)に比べて、同等のアンテナ利得を確保しつつ、小型化を実現している。
また、図17は、ガラスアンテナ100A,100B,700〜900のアンテナ利得の周波数特性図である。本発明に係るガラスアンテナの無給電導体のパターンの違いによるアンテナ利得の変化を比較した。100Aと100Bの相違点は、図1に示したガラスアンテナ100の形態において、無給電エレメント5の導体長x5である。
図1,7,8,9に示した各ガラスアンテナのアンテナ導体の寸法は、
x1 :100mm
x2 :10mm
x3 :120mm
x3 :150mm(ガラスアンテナ700の場合)
x4 :30mm
とする。
図1,7,8,9に示した各ガラスアンテナの無給電導体の寸法は、
x5 :15mm
x5 :10mm(ガラスアンテナ100Bの場合)
x5 :0mm(ガラスアンテナ900の場合)
x6 :30mm
x6 :40mm(ガラスアンテナ800の場合)
x6l :20mm(ガラスアンテナ800の場合)
x6r :20mm(ガラスアンテナ800の場合)
x6 :0mm(ガラスアンテナ900の場合)
とする。
Figure 0005516576
表3は、図17のデータをまとめたものである。473〜713MHzの全周波数帯における平均利得を計算すると、ガラスアンテナ100A,100B,700,800の平均利得が全て、無給電導体がないガラスアンテナ900の場合に比べて、高い値を示している。
したがって、ガラスアンテナ100〜800のようなアンテナ形態において無給電導体を車体にアースする給電構造を設けることによって、広帯域をカバーする優れたアンテナ特性を確保しつつ、アンテナパターンを小型化できる。また、ガラスアンテナ100〜800をフロントガラス又はリヤガラスに取り付けることによって、車幅方向からの電波の受信感度を上げることができる。さらに、ガラスアンテナ100〜800をフロントガラスとリヤガラスの両方に取り付けることによって、車両を中心とする略丸形の指向性のアンテナ特性が得られ、車幅方向からの電波の受信感度を上げることができる。
本出願を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2009年4月16日出願の日本特許出願(特願2009-100213)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、地上波デジタルテレビ放送、UHF帯のアナログテレビ放送及び米国のデジタルテレビ放送(698〜806MHz)、欧州連合地域のデジタルテレビ放送(470〜862MHz)又は中華人民共和国のデジタルテレビ放送を受信する自動車用ガラスアンテナに利用される。その他、日本のFM放送帯(76〜90MHz)、米国のFM放送帯(88〜108MHz)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜222MHz)、自動車電話用の800MHz帯(810〜960MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.429〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz〜3GHz)、GPS(Global Positioning System)、人工衛星のGPS信号1575.42MHz)、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System:2.5GHz)にも利用できる。
さらに、ETC通信(Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム、路側無線装置の送信周波数:5.795GHz又は5.805GHz、路側無線装置の受信周波数:5.835GHz又は5.845GHz)、専用狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication、915MHz帯、5.8GHz帯、60GHz帯)、マイクロ波(1GHz〜3THz)、ミリ波(30〜300GHz)、自動車用キーレスエントリィシステム(300〜450MHz)、及び、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service (2.34GHz、2.6GHz))の通信にも利用できる。
1〜4 アンテナエレメント
5,6 無給電エレメント
11 車体パネル
11a インナーパネル
11b アウターパネル
12 窓ガラス
13 接着剤
14 アンテナユニット
15a 車体上側の車体開口縁
16A 給電部
16B アース部
18 アンプケース
19 アンプケース18の内部
20 信号処理回路
21 仮想直線
22 絶縁シート
23 ベース部材
24 カバー
26 ナット
27 ボルト
28A,28B ホルダー
29A 第1の接合部材
29B 第2の接合部材
30A 第1の連結部材
30B 第2の連結部材
31 弾性接続部材
32 塗料膜
33 弾性板
34 接続部
35 金属板
36 凸部
100〜800 車両用ガラスアンテナ(無給電導体あり)
900 車両用ガラスアンテナ(無給電導体なし)
X 従来の車両用ガラスアンテナ(無給電導体あり)

Claims (15)

  1. アンテナ導体と、該アンテナ導体に接続される給電部と、無給電導体と、該無給電導体に接続されるアース部とが窓ガラスに設けられた車両用ガラスアンテナにおいて、
    前記窓ガラスが車両に搭載された際に、前記給電部は、車両に搭載された信号処理回路に前記アンテナ導体を電気的に接続するための部位であり、前記アース部は、車体に前記無給電導体を電気的に接続するための部位であり、
    前記給電部と前記アース部とが基準方向に沿って並んで配置され、
    前記アンテナ導体は、
    前記給電部を起点に、前記基準方向に平行且つ前記アース部の反対側に向かう方向である第1の方向に延伸する第1のエレメントと、
    前記第1のエレメントの前記給電部と反対側の終端である第1の終端部に接続され、前記第1のエレメントに直交且つ前記窓ガラスの外周に対して内側へ向かう方向である第2の方向に延伸する第2のエレメントと、
    前記第2のエレメントを起点に、前記第1の方向に対して逆向きの方向である第3の方向に延伸する第3のエレメントとを備え、
    前記無給電導体は、前記アース部を起点に、少なくとも一部が前記第2の方向に延伸するエレメントである無給電エレメントを備えることを特徴とする車両用ガラスアンテナ。
  2. 前記アンテナ導体は、
    前記第2のエレメントを起点に、前記第1の方向に延伸する第4のエレメントを備える、請求項1に記載の車両用ガラスアンテナ。
  3. 前記第4のエレメントは、前記第2のエレメントを起点に、前記第1の方向に複数本延伸している、請求項2に記載の車両用ガラスアンテナ。
  4. 前記第4のエレメントは、前記第1の方向に延伸した後、前記第2の方向または前記第2の方向に対して逆方向に延伸し、さらに前記第3の方向側に折り返されて延伸する折り返し部を備える、請求項2または3に記載の車両用ガラスアンテナ。
  5. 受信する放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、
    前記第4のエレメントの導体長が、(3/64)λ以上(14/64)λ以下である、請求項2から4のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  6. 前記無給電導体は、
    前記基準方向に平行且つ前記無給電エレメントに接続される付属無給電エレメントを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  7. 受信する放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、
    前記無給電エレメントと前記付属無給電エレメントとの導体長の和が、(4/64)λ以上(13/64)λ以下である、請求項6に記載の車両用ガラスアンテナ。
  8. 受信する放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、
    前記第1のエレメントと前記第2のエレメントと前記第3のエレメントとの導体長の和が、(37/64)λ以上(57/64)λ以下である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  9. 前記第3のエレメントは、前記第3の方向に延伸した後、前記第2の方向または前記第2の方向に対して逆方向に延伸し、さらに前記第1の方向側に折り返されて延伸する追加エレメント部を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  10. 前記第3のエレメントの最も前記第3の方向側にあるアンテナ導体端部と前記無給電導体を形成するエレメントのうち最も前記第1の方向側にある無給電導体端部との間の前記第1の方向成分の距離が、
    前記無給電導体端部の位置が、前記アンテナ導体端部を通り且つ前記第2の方向に平行な仮想直線に対して前記第1の方向側にある場合を正とし、
    前記無給電導体端部の位置が、前記仮想直線に対して前記第3の方向側にある場合を負とした場合、
    −25mm以上5mm以下である、請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  11. 受信する放送周波数帯は、470〜862MHzの範囲内である、請求項1から10のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナが設けられたことを特徴とする車両用窓ガラス。
  13. 前記アース部を前記車体に電気的に接続する第2の導電性部材をアース部に備える、請求項12に記載の車両用窓ガラス。
  14. 前記第2の導電性部材は、前記アース部から前記車体までの導体長が50mm以下となるように構成される、請求項12または13に記載の車両用窓ガラス。
  15. 請求項12に記載の車両用窓ガラスと、
    前記給電部を前記信号処理回路に電気的に接続する第1の導電性部材と、
    前記アース部を車体に電気的に接続する第2の導電性部材とを備える、車両用ガラスアンテナの給電構造。
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