JP2008054032A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008054032A
JP2008054032A JP2006227947A JP2006227947A JP2008054032A JP 2008054032 A JP2008054032 A JP 2008054032A JP 2006227947 A JP2006227947 A JP 2006227947A JP 2006227947 A JP2006227947 A JP 2006227947A JP 2008054032 A JP2008054032 A JP 2008054032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
pattern
antenna device
antenna element
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006227947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008054032A5 (ja
Inventor
Koji Nagao
孝司 長尾
Kazushige Ogino
和滋 荻野
Katsuhiro Tsuruta
勝浩 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2006227947A priority Critical patent/JP2008054032A/ja
Publication of JP2008054032A publication Critical patent/JP2008054032A/ja
Publication of JP2008054032A5 publication Critical patent/JP2008054032A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】デフォッガを備えた車両のリヤガラスに設置することができる、構成が簡単で取り付け作業性の良いアンテナ装置を提供する。
【解決手段】両端部に電極バー4Bが縦方向に配置され、該電極バー間に複数の電熱線4Aが横方向に掛け渡されたデフォッガ7が設けられたリヤガラス2に取り付けられるアンテナ装置を、リヤガラスへの取付面に粘着材が積層されたフィルムシート55と、このシート55の上に形成されたアンテナエレメントのパターン51とアースパターン52とから構成し、アースパターン52を電極バー4Bに対向するようにシート55をリヤガラス2に貼り付けた時に、アンテナエレメントのパターン51が、隣接する電熱線4Aの間のように、電熱線4Aによって受信性能が妨げられない位置に来るようにした。アンテナはモノポールアンテナでもループアンテナでも良い。
【選択図】図4

Description

本発明はアンテナ装置に関し、特に、曇り止め装置であるデフォッガが設けられた車両のリヤガラスに、アースと接続した状態で設置できるアンテナ装置に関する。
従来、自動車等の車両(移動体)には、移動中にも電波の受信等を可能にするアンテナが搭載されている。車両が受信する電波は、長年に渡ってAMラジオ用の中波(MW)とFMラジオ用やTV用の超短波(VHF)や極超短波(UHF)が主であった。一方、近年、GPS(全地球測位システム)用のアンテナや、地上波デジタル放送用(デジタルTV)を受信するアンテナ等の高周波帯の電波を送受信するアンテナ、更には、ETC(自動料金所システム)や、VICS(道路交通情報通信システム)の電波ビーコンに対しても電波の送受信を行うアンテナも車両に取り付けられるようになってきている。
これらのアンテナを移動体である自動車に取り付ける場合のアンテナの設置場所は、車両のフロントガラスやリヤガラスが一般的である。アンテナがフロントガラスやリヤガラス等の誘電体に取り付けられる場合は、アンテナのアースは、車両のボディの金属部分に接続する必要があった。
図1(a)は、自動車のフロントガラス1の左右の上部に取り付けられた従来のデジタルテレビ電波の受信用のフィルムアンテナ10と、これに接続する給電回路の配置を示すものである。11はアース用の金属箔であり、フィルムアンテナ10で受信した信号は、コネクタ20を介して同軸ケーブル22を備えた給電回路に入力される。この同軸ケーブル22は自動車のAピラー3に沿って配設され、本図には図示しないチューナに接続される。8はインストルメントパネル9に設置されたカーナビゲーション装置であり、チューナからの画像信号が入力される。
図1(b)は、図1(a)に示した自動車のフロントガラス1の左側の上部に取り付けられたフィルムアンテナ10と、その給電回路とを拡大して示すものである。フィルムアンテナ10は、L字状のフィルムシート12の上に、モノポールアンテナのパターン13と接続端子14、及びアースパターン15が設けられたものであり、フロントガラス1への取付面側には接着材が積層されている。なお、自動車のリヤガラスには、曇り止め用のデフォッガが設けられており、リヤガラスの左右の端部にはデフォッガの電極バーが縦方向に設けられているので、これらを避けてフィルムアンテナをリヤガラスに取り付けることは困難であった。
図2(a)は図1(b)に示したコネクタ20の外観を示すものである。コネクタ20の筐体21の底面(アンテナ10への取り付け面)24には2つの開口部23があり、この開口部23からばね性を有する接続片31,32が突出している。接続片31,32は、筐体21に内蔵された回路基板(誘電体基板)30に取り付けられており、この回路基板30には同軸ケーブル22が接続している。
コネクタ20は、その底面24が両面テープなどの粘着剤によって、アンテナ10の給電端子に取り付けられる。この実施例では、接続片31がホット側(信号伝達側)の端子であり,接続片32がアース側の端子である。
図2(b)は、図2(a)に示したコネクタ20の内部にある回路基板30の構成を、筐体21を除いて示すものである。接続片31,32は回路基板30の裏面側に取り付けられており、スルホール33,34で回路基板30の表側に導かれ、回路基板30の表側に取り付けられて集積回路40に接続され、アンテナで受信された信号が増幅等の処理を施される。同軸ケーブル22は、その中心導体22Aが集積回路40に接続しており、アース線22Bは、回路基板30の上のアース側の接続片32に接続している。よって、同軸ケーブル22のアース線22Bは、コネクタ20の接続片32を介して図1(b)に示したアースパターン15に接続され、アース用金属箔11を通じてAピラー(自動車のボディ)3に接続される。
図2(c)は図2(b)に示した回路40の内部構成を示すものである。回路40の内部にはアンテナ10に接続するフィルタ41、フィルタ41から出力される信号を増幅するアンプ42、アンプ42から出力される信号帯域を定めるフィルタ43があり、このフィルタ43は直流を阻止するコンデンサ44を介して同軸ケーブル22の中心導体に接続している。この同軸ケーブル22は電源重畳ケーブルであり、重畳された電源電圧(直流)は、交流成分を遮断するコイル45を通じてアンプ42に供給される。
また、透明なフィルムにアンテナパターンを形成してこれを自動車の窓ガラスに貼り付けるフィルムアンテナでは、特許文献1に示されるように、アンテナの端子部8を窓ガラス7の上、或いはアンテナパターンが形成されているフィルム面上に予め形成しておき、アースパターン9も窓ガラス7上、或いはフィルムアンテナのフィルム面上に予め形成しておいて、フィルムアンテナ1を窓ガラス7上に貼り付けた後に、同軸ケーブル14の芯線13端子部8に接続し、外側導体15をアースパターン9に接続することが提案されている。
このように、図1(a)、(b)に示される従来のフィルムアンテナ10では、金属箔11などを使用して、フロントガラス1の面とは異なる導電体(ボディ)の面にアースを接続する必要があり、金属箔11の接続作業が立体的で複雑であるので、コストがかかるという問題点があった。また、特許文献1に示されるアース構造でも、同軸ケーブル14の外側導体15をアースパターン9に接続する必要があるので、作業性が悪くコスト高になるという問題点があった。
そこで、透明なフィルムにアンテナパターンを形成してこれを自動車の窓ガラスに貼り付けるフィルムアンテナでは、図1(c)に示されるように、フィルムアンテナ10の上に形成されたアースパターン15を直接Aピラー3に導通させず、モノポールアンテナの接続端子14とアースパターン15に接続するコネクタ20の同軸ケーブル22を、Aピラー3の部分で導電性シート11Aで接続することが提案されている。同軸ケーブル22は、実際には自動車のAピラー3の内装材の内側にある金属フレームの上に配設され、車室内側からは見えない。
図1(d)は図1(c)のD−D線における局部断面図である。導電性シート11Aは、フィルムアンテナ10に近い部位のAピラー3に取り付けられる。導電性シート11Aは、その一端部が同軸ケーブル22に巻き付けられており、他端部がAピラー3の金属フレームに取り付けられている。即ち、同軸ケーブル22のアース線22Bは、Aピラー3に交流的にアースされている。
特開平7−122920号
しかしながら、同軸ケーブル22のアース線22Bを、Aピラー3に交流的にアースさせる従来のアース構造にしても、導電性シート11AをAピラー3の内装材の内側にある金属フレームの上に配設しなければならず、取り付け作業性が悪く、コスト高になるという問題点があった。また、アースパターン15に接続するコネクタ20の接続片32から導電性シート11の同軸ケーブル22への巻き付け部までの距離が長いので、アンテナの利得が低下してアンテナ性能が劣化するという問題点もあった。
そこで、本発明は、車両のリヤガラスなどの誘電体に並列に設置されたデフォッガ用の導体の間の領域にアンテナを配置すると共に、デフォッガ用の導体をアンテナのアースとして利用することにより、アンテナパターン及びアースパターンがシート状の誘電体の上に形成されたシート状アンテナのみで、簡単にアンテナのアースをとることができる、構成が簡単で、アンテナの取付作業性の良いアンテナ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成する本発明に係るアンテナ装置は、複数の電熱線が横方向に並んで掛け渡された曇り止め装置を備えたガラス板の上に、貼り付けられて使用されるアンテナ装置であって、ガラス板への取付面に粘着材が積層された誘電体部材と、この誘電体部材の上に導電体で形成されたアンテナエレメントのパターンとアースパターンとから構成され、アンテナエレメントパターンのコネクタ接続部とアースパターンとを、電熱線の一部に近接するように配置した時に、アンテナエレメントのパターンが、ガラス板上の電熱線によって電波受信が妨げられない位置に配置されることを特徴とするものである。
以上説明したように、本発明に係るアンテナ装置は、車両のリヤガラスに貼り付けて簡単にアンテナのアースをとることが出来るので、アンテナ性能が向上すると共に、アンテナ装置の取り付け作業性を向上させることができる。
以下添付図面を用いて本発明に係るアンテナ装置の実施の形態を、自動車のリヤガラスに設置される具体的な実施例に基づいて、詳細に説明する。
図3(a)は本発明に係るアンテナ装置を取り付ける自動車100のリヤガラス2の部分を示すものである。リヤガラス2には、曇り止め用のデフォッガ4が設けられている。デフォッガ4は、リヤガラス2の左右の縁の近傍に縦方向に設けられた電極バー4Bと、左右の電極バー4Bの間に所定の間隔で掛け渡された電熱線4Aとを備えている。本発明に係るアンテナ装置は、リヤガラス2の左右の縁部に近い破線で示す部分に取り付けることができる。
図3(b)は本発明に係るアンテナ装置を取り付けた自動車100のリヤガラス2の一部分を示すものである。本発明に係るアンテナ装置5は、アンテナ部分5Aがデフォッガ4の隣接する電熱線4Aの間の部分に位置し、アース部分5Bが電極バー4Bに重なるように配置するように構成されている。このようなアンテナ装置5の具体的な実施例を以下に説明する。
図4(a)は本発明に係るアンテナ装置5の第1の実施例であるフィルムアンテナ50の構成、及びデフォッガ4が設けられたリヤガラス2へのフィルムアンテナ50の取り付け方法を示すものである。また、図4(b)は、図4(a)のB‐B線における局部断面を示している。第1の実施例のフィルムアンテナ50は、L字状の透明で柔軟なフィルムシート55の上に形成されており、フィルムシート55のリヤガラス2への貼り付け面には(b)に示すように粘着材56が積層されている。この実施例ではフィルムシート55の長い方の辺に、銅箔などの導電材料によってモノポールアンテナのパターン51が形成されており、短い方の辺に銅箔などの導電材料によってアースパターン52が形成されている。
モノポールアンテナのパターン51の短い方の辺側の端部は、モノポールアンテナのパターン51の線幅よりも広いアンテナ端子53になっており、このアンテナ端子53に隣接する部分には、アンテナ端子53と同程度の幅を備えたアース端子54がアースパターン52から突出して設けられている。この実施例では、アースパターン52のパターン幅Wは、デフォッガ4の電極バー4Bの線幅Hと同程度に形成されているが、アースパターン52のパターン幅Wは、デフォッガ4の電極バー4Bの線幅Hより大きくても小さくても良い。
本発明に係るフィルムアンテナ50は、モノポールアンテナのパターン51をデフォッガ4の電熱線4Aの間に位置させ、アンテナ端子53をデフォッガ4の電極バー4Bの中央に合わせてリヤガラス2に貼り付けると、(b)に示すように、アースパターン52が電極バー4Bに対向するようになっている。この結果、例えば、モノポールアンテナのパターン51が水平偏波のデジタルTVの周波数帯(470MHz〜710MHz)の電波を受信する長さ(175mm程度)を備えている場合には、この実施例のフィルムアンテナ50では、アースパターン52をデフォッガ4の電極バー4Bに対向させることにより、アースパターン52が電極バー4Bに対して高周波的に容量結合することになり、電極バー4Bをアースとして利用することができる。
リヤガラス2のデフォッガ4の上に貼り付けられたこの実施例のフィルムアンテナ50のアンテナ端子53とアース端子54には、ホット側の接続片31とアース側の接続片32を備えたコネクタ20を接続することができ、フィルムアンテナ50で受信した信号は同軸ケーブル22によって図示しないデジタルTVのチューナに導かれる。
図5(a)は本発明に係るアンテナ装置の第2の実施例を示すものである。第1の実施例では、モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52を保持する誘電体部材が透明なフィルムシート55であったが、第2の実施例のアンテナ装置は、モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52を保持する誘電体部材が、柔軟性を有する合成樹脂で構成された樹脂製アンテナ6である。合成樹脂は透明でも不透明でも良い。
樹脂製アンテナ6を平面視した形状は、第1の実施例で説明したフィルムアンテナ50と同様で良く、L字状である。第2の実施例の樹脂製アンテナ6は、均一の厚さTのL字状の合成樹脂板60に、縁部61を残して凹部62が形成されたものであり、この凹部62内にモノポールアンテナのパターン51とアースパターン52、及びアンテナ端子53とアース端子54が、第1の実施例と同様に形成されているものである。モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52、及びアンテナ端子53とアース端子54の凹部62からの高さは、凹部62から縁部61までの高さよりも十分に小さく形成されている。縁部61の端面(リヤガラスへの取付面)には粘着材が塗布される。
図5(d)は図4(a)に示す樹脂製アンテナ6を、図4(a)に示した第1の実施例のフィルムアンテナ50と同じ位置に取り付けた場合のB‐B線における局部断面を示すものである。前述のように、モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52、及びアンテナ端子53とアース端子54の凹部62からの高さは、凹部62から縁部61までの高さよりも十分に小さく形成されているので、樹脂製アンテナ6をリヤガラス2に取り付けた状態では、アースパターン52がデフォッガ4の電極バー4Bにスペースを隔てて対向することになり、アースパターン52が電極バー4Bに対して高周波的に容量結合されることになり、電極バー4Bをアースとして利用することができる。
なお、樹脂製アンテナ6が図4(a)に示した第1の実施例のフィルムアンテナ50と同じ位置に取り付けられた場合、樹脂製アンテナ6の表側には図4(a)に示したコネクタ20と接続させるためのアンテナ端子53とアース端子54を露出させる必要がある。この実施例を図5(b)と(c)を用いて説明する。
図5(b)は、樹脂製アンテナ6の表側に、アンテナ端子53とアース端子54を露出させた樹脂製アンテナ6の一実施例を示すものである。この実施例では、凹部62の底面にアンテナ端子53を備えたモノポールアンテナのパターン51とアース端子54を備えたアースパターン52が形成されておらず、モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52に凹部62から反対側の表面までの板厚と同じ板厚を持つ導電部材が、インサート成型により樹脂製アンテナ6の成型時に樹脂製アンテナ6に埋め込まれている。したがって、樹脂製アンテナ6の表側にはアンテナ端子53を備えたモノポールアンテナのパターン51とアース端子54を備えたアースパターン52とがそのまま露出している。
一方、図5(c)は、樹脂製アンテナ6の表側に、アンテナ端子53とアース端子54を露出させた樹脂製アンテナ6の他の実施例を示すものである。この実施例では、凹部62の底面にアンテナ端子53を備えたモノポールアンテナのパターン51とアース端子54を備えたアースパターン52が形成されている。そして、樹脂製アンテナ6の表側のアンテナ端子53に対応する部分とアース端子54に対応する部分には、表側のアンテナ端子57と表側のアース端子58が形成されている。凹部62の底面にあるアンテナ端子53とアース端子54と、表側のアンテナ端子57と表側のアース端子58とは、それぞれ導通部59で導通状態にある。
図6(a)は本発明に係る第1の実施例のフィルムアンテナ50の変形例のフィルムアンテナ25を、図3(b)とは別の位置に取り付けた自動車100のリヤガラス2の一部分を示すものである。この変形例のフィルムアンテナ25は、デフォッガ4の最も上の電熱線4と、リヤガラス2の上端部2Aとの間、或いはデフォッガ4の最も下の電熱線4と、リヤガラス2の下端部2Bとの間にスペースがある場合に、リヤガラス2の破線で示す位置に貼り付けることができるものである。
第1の実施例の変形例のフィルムアンテナ25は、図6(b)に示すように、直線状の透明で柔軟なフィルムシート55Aの上に形成されており、フィルムシート55Aのリヤガラス2への貼り付け面には粘着材(図示せず)が積層されている。この実施例ではフィルムシート55Aの細い部分に、銅箔などの導電材料によってモノポールアンテナのパターン51が形成されており、太い部分に銅箔などの導電材料によってアースパターン52が形成されている。
モノポールアンテナのパターン51の中央側の端部は、モノポールアンテナのパターン51の線幅よりも広いアンテナ端子53になっており、このアンテナ端子53に隣接する部分には、アンテナ端子53と同程度の幅を備えたアース端子54がアースパターン52から突出して設けられている。アースパターン52のパターン幅は、デフォッガ4の電極バー4Bの線幅と同程度が望ましいが、アースパターン52のパターン幅は、デフォッガ4の電極バー4Bの線幅より大きくても小さくても良い。
変形例のフィルムアンテナ25は、図6(a)に示すように、アースパターン52を電極バー4Bに対向するようにし、モノポールアンテナのパターン51が電極バー4Bの外に位置するようにリヤガラス2に貼り付ければ良い。このとき、アンテナ端子53も電極バー4Bに対向するようにした方が望ましいが、アンテナ端子53は電極バー4Bの外にあっても構わない。また、アースパターン52を電極バー4Bに対向するようにし、モノポールアンテナのパターン51が隣接する電熱線4Aの間に位置するようにリヤガラス2に貼り付けることも可能である。
この変形例のフィルムアンテナ25でも、アースパターン52をデフォッガ4の電極バー4Bに対向させることにより、アースパターン52が電極バー4Bに対して高周波的に容量結合することになり、電極バー4Bをアースとして利用することができる。
図7(a)から(c)は、本発明に係るアンテナ装置の第3の実施例の構成、及びデフォッガ4が設けられたリヤガラス2への取り付け方法を示すものである。第1の実施例では、モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52が透明なフィルムシート55に形成され、第2の実施例では、モノポールアンテナのパターン51とアースパターン52が柔軟性を有する合成樹脂で構成された樹脂製アンテナ6に形成されたものであったが、第3の実施例は、ループアンテナのパターンが透明で柔軟なフィルムシート55に形成されたフィルムアンテナ70である。
図7(a)に示すフィルムアンテナ70の第1実施例では、フィルムシート55の上に1つのループアンテナのパターン71が形成されている。第1実施例のループアンテナのパターン71は、三角形状のアンテナエレメントを備えており、三角形状のアンテナエレメントの1つを底辺71Aとした時に、2つの給電端子73,74が、底辺71Aの中点から垂直な方向に所定距離だけ離れた位置に設けられている。給電端子73,74と底辺71Aとの距離は、隣接するデフォッガ4の電熱線4Aの間の距離よりも小さく形成されている。給電端子73が信号を伝達するホット側、給電端子74がアース側である。
また、フィルムアンテナ70のループ状のアンテナエレメントの内側には、アンテナエレメントとは独立した線状導体である無給電素子75が設けられている。無給電素子75は、アンテナエレメントの底辺71Aに平行に設けられている。この無給電素子75は、フィルムアンテナ70の受信効率を増大させる、或いは受信帯域を増やすために設けられるものである。更に、この実施例では、アンテナエレメントの底辺71Aに平行な線状のアースパターン76が、アース側の給電端子74に接続された状態で設けられている。
この結果、フィルムアンテナ70の第1実施例は、自動車のリヤガラスに設置されているデフォッガ4の隣接する電熱線4A間の領域に、底辺71Aを電熱線4Aに平行にして取り付けることができる。また、アンテナパターン71は柔軟なシート状フィルム55の上に形成されているので、フィルムアンテナ70を取り付ける面が湾曲していても対応することができる。そして、フィルムアンテナ70を電熱線4A間の領域に取り付けた状態で、アースパターン76は隣接する電熱線4Aに平行かつ近接して配置される。よって、アースパターン76を電熱線4Aに対して高周波的に容量結合させ、電熱線4Aをアースとして利用することができる。
図7(b)に示すフィルムアンテナ70の第2実施例では、フィルムシート55の上に2つのループアンテナのパターン72が、デフォッガ4の電熱線4のビッチと同程度のピッチで平行に並んで形成されている。第2実施例のループアンテナのパターン72は、三角形状のアンテナエレメントが並んで配置されたものである。上側の三角形状のアンテナエレメントの1つを底辺72Aとした時に、2つの給電端子73,74が、底辺72Aの中点から垂直な方向に所定距離だけ離れた位置に設けられている。給電端子73,74と底辺72Aとの距離は、隣接するデフォッガ4の電熱線4Aの間の距離よりも小さく形成されている。給電端子73が信号を伝達するホット側、給電端子74がアース側である。
また、フィルムアンテナ70のループ状のアンテナエレメントの内側には、アンテナエレメントとは独立した線状導体である無給電素子75が底辺72Aに平行に設けられている。そして、下側の三角形状のアンテナエレメントの底辺72Aの中央部が分断され、連絡パターン77,78によってそれぞれ給電端子73,74に接続されている。更に、この実施例では、アンテナエレメントの底辺72Aに平行な線状のアースパターン76が、アース側の給電端子74に接続された状態で設けられている。
フィルムアンテナ70の第2実施例は、連絡パターン77,78をデフォッガ4の電熱線4Aに垂直に交差させ、かつ2つのアンテナエレメントを電熱線4A間の領域に、底辺72Aを電熱線4Aに平行にして取り付けることができる。この状態では、アースパターン76が電熱線4Aに平行かつ近接して配置される。よって、アースパターン76を電熱線4Aに対して高周波的に容量結合させ、電熱線4Aをアースとして利用することができる。なお、アースパターン76が電熱線4Aに重ねて配置されるように、フィルムアンテナ70をデフォッガ4の上に貼り付けても良い。
図7(c)に示すフィルムアンテナ70の第3実施例は、図7(b)で説明した第2実施例におけるアースパターン76の接続位置が異なるだけであるので、図7(b)で説明した第2実施例と同じ部材については同じ符合を付してその説明を省略する。第2実施例では、アンテナエレメントの底辺72Aに平行な線状のアースパターン76が、アース側の給電端子74に接続されていたが、第3実施例では、アンテナエレメントの底辺72Aに平行な線状のアースパターン76が、給電端子74に接続する連絡パターン78の途中に接続されている点のみが異なる。
第3の実施例のフィルムアンテナ70のリヤガラスへの貼り付け方法は、第2実施例のフィルムアンテナ70のリヤガラスへの貼り付け方法と同じで良い。なお、図7(c)には、アースパターン76が電熱線4Aに重ねて配置されている状態が示されている。フィルムアンテナ70の上に形成するループアンテナの数は2つに限定されるものではなく、デフォッガの電熱線のピッチにループアンテナの間隔を合わせれば、3連、4連のループアンテナを形成することも可能である。
以上、本発明の実施形態に係るアンテナ装置を自動車のリヤガラスに設置する例を説明したが、本発明に係るアンテナ装置は、自動車のリヤガラスのみならず、その他の車両の窓ガラスや家屋の窓ガラスにも設置が可能である。また、自動車のリヤガラスにはデフォッガの他にも、FM帯域の電波やその他の電波を受信するためのプリントアンテナが設けられることがあるが、このような場合でも、本発明に係るアンテナ装置は、デフォッガが設けられる領域に設置することができるので、リヤガラスに設置される他のアンテナの影響を受けない。
(a)は従来のフィルムアンテナが取り付けられた自動車のフロントガラスを車室内側から見た斜視図、(b)は(a)のフィルムアンテナのアース構造を示すためにフィルムアンテナの1つを拡大して示す斜視図、(c)は別のアース構造を備ええた従来のフィルムアンテナが取り付けられた自動車のフロントガラスの要部を車室内側から見た図、(d)は(c)のD‐D線における局部断面図である。 (a)は図1(b)、(c)に示したフィルムアンテナの給電端子に接続するコネクタ部分と同軸ケーブルの外観を示す斜視図、(b)は(a)に示したコネクタの内部にある回路基板の構成を示す平面図、(c)は(b)に示した回路の内部構成を示すブロック回路図である。 (a)は本発明に係るアンテナ装置を取り付ける自動車のリヤガラス部分を示す斜視図、(b)は本発明に係るアンテナ装置を取り付けた自動車のリヤガラスの一部分を示す図である。 (a)は本発明に係るアンテナ装置の第1の実施例の構成、及びデフォッガが設けられたリヤガラスへの取り付け方を示す説明図、(b)は(a)のB‐B線における局部断面図である。 (a)は本発明に係るアンテナ装置の第2の実施例を、リヤガラスへの取付面側から見た斜視図、(b)は(a)のアンテナ装置のアンテナ部とアース部の一実施例を示す斜視図、(c)は(a)のアンテナ装置のアンテナ部とアース部の他の実施例を示す斜視図、(d)は(a)に示すアンテナ装置を、図4(a)に示した第1の実施例のアンテナと同じ位置に取り付けた場合のB‐B線における局部断面図である。 (a)は本発明に係る第1の実施例の変形例のアンテナ装置を、図3(b)とは別の位置に取り付けた自動車のリヤガラスの一部分を示す図、(b)は(a)のアンテナ装置の構成の一例を示す平面図である。 (a)から(c)は本発明に係るアンテナ装置の第3の実施例を示すものであり、(a)は本発明に係るアンテナ装置をループアンテナで構成した場合の第1実施例の構成をデフォッガと対比して示す平面図、(b)は本発明に係るアンテナ装置をループアンテナで構成した場合の第2実施例の構成をデフォッガと対比して示す平面図、(c)は本発明に係るアンテナ装置をループアンテナで構成した場合の第3実施例の構成をデフォッガと対比して示す平面図である。
符号の説明
2 リヤガラス
4 デフォッガ
4A 電熱線
4B 電極バー
5 本発明に係るアンテナ装置
6 樹脂製アンテナ
20 コネクタ
22 同軸ケーブル
25、50 フィルムアンテナ
51 モノポールアンテナのパターン
52 アースパターン
53 アンテナ端子
54 アース端子
55、55A フィルムシート
59 導通部
61 縁部
62 凹部
70 フィルムアンテナ
71、72 ループアンテナのパターン
73,74 給電端子
75 無給電素子
76 アースパターン
78,79 連絡パターン
100 自動車

Claims (10)

  1. 複数の電熱線が横方向に並んで掛け渡された曇り止め装置を備えたガラス板の上に、貼り付けられて使用されるアンテナ装置であって、
    前記ガラス板への取付面に粘着材が積層された誘電体部材と、この誘電体部材の上に導電体で形成されたアンテナエレメントパターンとアースパターンとから構成され、
    前記アンテナエレメントパターンのコネクタ接続部と前記アースパターンとを、前記電熱線の一部に近接するように配置した時に、前記アンテナエレメントのパターンが、前記ガラス板上の前記電熱線によって電波受信が妨げられない位置に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記複数の並列な電熱線の両側に、前記電熱線に電気を供給するための所定幅の電極バーが縦方向に設けられた、前記曇り止め装置に貼り付けられる請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメントパターンのコネクタ接続部と前記アースパターンとを、前記電極バーに重なるように位置させて前記誘電体部材を前記ガラス板上に貼り付けた時に、
    前記アンテナエレメントパターンが前記電熱線の間に配置されるように構成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 前記複数の並列な電熱線の両側に、前記電熱線に電気を供給するための所定幅の電極バーが縦方向に設けられた、前記曇り止め装置に貼り付けられる請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメントパターンのコネクタ接続部と前記アースパターンとを、前記電極バーに重なるように位置させて前記誘電体部材を前記ガラス板上に貼り付けた時に、
    前記アンテナエレメントパターンが前記電極バーの上方又は下方に配置されるように構成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項2または3に記載のアンテナ装置であって、
    前記アースパターンが、前記電極バーの方向に沿って延長されて、前記アンテナエレメントのパターンの端子パターンよりも大きな面積を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記誘電体部材がシート状のフィルムであることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1から4の何れか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記誘電体部材が凹部と縁部とを備えた平板上の合成樹脂から形成され、
    前記粘着材は前記縁部の端面に積層され、
    前記アンテナエレメントのパターンと前記アースパターンは、前記凹部内に前記縁部より低く形成され、
    前記アンテナエレメントのパターンの端子部と前記アースパターンは、前記平板状の合成樹脂の前記凹部と反対側の面に露出していることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメントのパターンがモノポールアンテナのアンテナエレメントのパターンであることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメントのパターンがループアンテナエレメントのアンテナエレメントのパターンであり、
    前記アースパターンが前記電熱線と同程度の幅を備えた線状パターンであり、前記アンテナエレメントのパターンのアース側の端子に接続すると共に、前記電熱線の一部に平行になるように配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメントのパターンがループアンテナエレメントのアンテナエレメントのパターンであり、前記電熱線のピッチに相当する間隔で複数個平行に形成されており、各ループアンテナエレメントのパターンは前記電熱線に垂直な2本の連絡パターンで接続されており、
    前記アースパターンが、前記電熱線と同程度の幅を備えて、前記連絡パターンの1本に接続する線状パターンであり、この線状パターンは、前記ループアンテナエレメントのパターンを隣接する前記電熱線の間に位置させた時に、前記電熱線に近接するように配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  10. 請求項8または9に記載のアンテナ装置であって、
    前記誘電体部材がシート状のフィルムであることを特徴とするアンテナ装置。
JP2006227947A 2006-08-24 2006-08-24 アンテナ装置 Pending JP2008054032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006227947A JP2008054032A (ja) 2006-08-24 2006-08-24 アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006227947A JP2008054032A (ja) 2006-08-24 2006-08-24 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008054032A true JP2008054032A (ja) 2008-03-06
JP2008054032A5 JP2008054032A5 (ja) 2010-05-20

Family

ID=39237636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006227947A Pending JP2008054032A (ja) 2006-08-24 2006-08-24 アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008054032A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296281A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Fujitsu Ten Ltd マルチバンドアンテナ
WO2010119856A1 (ja) * 2009-04-16 2010-10-21 旭硝子株式会社 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス、並びに車両用ガラスアンテナの給電構造
JP2013502122A (ja) * 2009-08-14 2013-01-17 サン−ゴバン グラス フランス 導電性構造体を有するガラス板

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118406A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ
JP2006080999A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Fujitsu Ten Ltd テレビ電波用アンテナ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118406A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ
JP2006080999A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Fujitsu Ten Ltd テレビ電波用アンテナ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296281A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Fujitsu Ten Ltd マルチバンドアンテナ
WO2010119856A1 (ja) * 2009-04-16 2010-10-21 旭硝子株式会社 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス、並びに車両用ガラスアンテナの給電構造
JP2013502122A (ja) * 2009-08-14 2013-01-17 サン−ゴバン グラス フランス 導電性構造体を有するガラス板
JP2015173447A (ja) * 2009-08-14 2015-10-01 サン−ゴバン グラス フランス 導電性構造体を有するガラス板
US9196949B2 (en) 2009-08-14 2015-11-24 Saint-Gobain Glass France Panel having electrically conductive structures
EP2465164B1 (de) * 2009-08-14 2020-01-01 Saint-Gobain Glass France Scheibe mit elektrisch leitfähigen strukturen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4749219B2 (ja) ループアンテナ、ループアンテナの車両への取付方法、及びループアンテナを備える車両のリヤガラス
US7286098B2 (en) Circular polarization antenna and composite antenna including this antenna
US7408524B2 (en) Loop antenna
JP5153300B2 (ja) アンテナ
US9118114B2 (en) Window glass for vehicle and antenna
US20100289710A1 (en) Vehicle antenna system
US8866681B2 (en) Vehicle mirror antenna assembly
JP4948181B2 (ja) アンテナ、アンテナ装置、及びアンテナ装置を備える処理装置
JP2008278481A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ及び自動車用の窓ガラス板
JP2008054032A (ja) アンテナ装置
JP2006013696A (ja) フィルムアンテナ及びこのアンテナを用いたナビゲーション装置
JP4286163B2 (ja) 統合アンテナ、統合アンテナ装置、及び受信装置
JP2007013770A (ja) シートアンテナ
JP2006080999A (ja) テレビ電波用アンテナ
TWI518986B (zh) Vehicle antenna device
JP5929904B2 (ja) ガラスアンテナ及び窓ガラス
JP2006295712A (ja) ドア内蔵車載アンテナ
WO2019188072A1 (ja) 車両用アンテナ装置
JP2007110694A (ja) 車両室内用アンテナ装置
JP2007158450A (ja) ループアンテナ及びループアンテナの車両への設置方法
JP2010252190A (ja) アンテナ
JP4175836B2 (ja) フィルムアンテナ
JP2010074656A (ja) 組アンテナ及び組アンテナの取付方法
JP2008167189A (ja) アンテナ装置、及び受信システム
JP3105310U (ja) 車両用アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110215

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110301

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02