JP2001144518A - 自動車用サイド窓ガラスアンテナ - Google Patents
自動車用サイド窓ガラスアンテナInfo
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- JP2001144518A JP2001144518A JP32145699A JP32145699A JP2001144518A JP 2001144518 A JP2001144518 A JP 2001144518A JP 32145699 A JP32145699 A JP 32145699A JP 32145699 A JP32145699 A JP 32145699A JP 2001144518 A JP2001144518 A JP 2001144518A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】各導体の導体幅が2mm未満であってもFM放
送帯の感度が十分高いサイド窓ガラスアンテナを提供す
る。 【解決手段】給電点2aとアース点3aとはサイド窓ガ
ラス板1の左側縁部近傍に配設されており、内側エレメ
ント2cと外側エレメント2bとはサイド窓ガラス板1
の周縁部に沿って反時計回り方向に伸長され、アース導
体3の先端部が内側エレメント2cと外側エレメント2
bとの間に配設されている。
送帯の感度が十分高いサイド窓ガラスアンテナを提供す
る。 【解決手段】給電点2aとアース点3aとはサイド窓ガ
ラス板1の左側縁部近傍に配設されており、内側エレメ
ント2cと外側エレメント2bとはサイド窓ガラス板1
の周縁部に沿って反時計回り方向に伸長され、アース導
体3の先端部が内側エレメント2cと外側エレメント2
bとの間に配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本のFM放送帯
(76〜90MHz)、米国の(88〜108MHz)
の受信に適している自動車用サイド窓ガラスアンテナに
関する。
(76〜90MHz)、米国の(88〜108MHz)
の受信に適している自動車用サイド窓ガラスアンテナに
関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示す放送受信用の自動車サイド窓
ガラスに設けられた自動車用サイド窓ガラスアンテナが
従来より知られている(特開平9−321520)。図
2において、自動車のサイド窓ガラス板1には、アンテ
ナ導体22a、位相調整用導体22b、給電点22c、
アース導体23及びアース点23cが設けられている。
アンテナ導体22aは、導電性銀ペーストなどの導電性
金属含有ペーストを自動車のサイド窓ガラス板1の車内
側表面にプリントし、焼き付けて形成するなどの方法に
より製造される導体パターンであり、アンテナ導体22
aをアンテナとして利用する。
ガラスに設けられた自動車用サイド窓ガラスアンテナが
従来より知られている(特開平9−321520)。図
2において、自動車のサイド窓ガラス板1には、アンテ
ナ導体22a、位相調整用導体22b、給電点22c、
アース導体23及びアース点23cが設けられている。
アンテナ導体22aは、導電性銀ペーストなどの導電性
金属含有ペーストを自動車のサイド窓ガラス板1の車内
側表面にプリントし、焼き付けて形成するなどの方法に
より製造される導体パターンであり、アンテナ導体22
aをアンテナとして利用する。
【0003】この従来例では、アンテナ導体22aが受
信した信号は、給電点22cから同軸ケーブル5にてF
M増幅器(不図示)まで伝送される。FM増幅器は受信
信号を増幅して、同軸ケーブルにて受信機(不図示)ま
で伝送している。アンテナ導体22aはFM放送用アン
テナのみならず、AM放送用アンテナとしても機能して
いる。なお、アース点23cは同軸ケーブルの外部導体
5bに接続される。
信した信号は、給電点22cから同軸ケーブル5にてF
M増幅器(不図示)まで伝送される。FM増幅器は受信
信号を増幅して、同軸ケーブルにて受信機(不図示)ま
で伝送している。アンテナ導体22aはFM放送用アン
テナのみならず、AM放送用アンテナとしても機能して
いる。なお、アース点23cは同軸ケーブルの外部導体
5bに接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すサイド窓ガ
ラスアンテナでは、アース導体23の導体幅を2mm以
上としないとFM放送帯の感度が充分とならず、このた
め、視野を妨げやすい問題があった。
ラスアンテナでは、アース導体23の導体幅を2mm以
上としないとFM放送帯の感度が充分とならず、このた
め、視野を妨げやすい問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、アンテナ導体、アース導体、アンテナ
導体の給電点及びアース導体のアース点が自動車のサイ
ド窓ガラス板に設けられている自動車用サイド窓ガラス
アンテナにおいて、車内側又は車外側から見て、給電点
及びアース点はサイド窓ガラス板の左側縁部近傍に、か
つ、アース点が給電点の略上方に配設されており、アン
テナ導体は内側エレメントと外側エレメントとを備え、
内側エレメントと外側エレメントとは略平行であり、と
もに給電点又は給電点に付設されている接続エレメント
を起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って反時計
回り方向に伸長されており、アース導体は、アース点を
起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って伸長され
ており、アース導体の先端部が内側エレメントと外側エ
レメントとの間に配設されていることを特徴とする自動
車用サイド窓ガラスアンテナを提供する。
解決するために、アンテナ導体、アース導体、アンテナ
導体の給電点及びアース導体のアース点が自動車のサイ
ド窓ガラス板に設けられている自動車用サイド窓ガラス
アンテナにおいて、車内側又は車外側から見て、給電点
及びアース点はサイド窓ガラス板の左側縁部近傍に、か
つ、アース点が給電点の略上方に配設されており、アン
テナ導体は内側エレメントと外側エレメントとを備え、
内側エレメントと外側エレメントとは略平行であり、と
もに給電点又は給電点に付設されている接続エレメント
を起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って反時計
回り方向に伸長されており、アース導体は、アース点を
起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って伸長され
ており、アース導体の先端部が内側エレメントと外側エ
レメントとの間に配設されていることを特徴とする自動
車用サイド窓ガラスアンテナを提供する。
【0006】また、アンテナ導体、アース導体、アンテ
ナ導体の給電点及びアース導体のアース点が自動車のサ
イド窓ガラス板に設けられている自動車用サイド窓ガラ
スアンテナにおいて、車内側又は車外側から見て、給電
点及びアース点はサイド窓ガラス板の左側縁部近傍に、
かつ、給電点がアース点の略上方に配設されており、ア
ンテナ導体は内側エレメントと外側エレメントとを備
え、内側エレメントと外側エレメントとは略平行であ
り、ともに給電点又は給電点に付設されている接続エレ
メントを起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って
時計回り方向に伸長されており、アース導体は、アース
点を起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って伸長
されており、アース導体の先端部が内側エレメントと外
側エレメントとの間に配設されていることを特徴とする
自動車用サイド窓ガラスアンテナを提供する。
ナ導体の給電点及びアース導体のアース点が自動車のサ
イド窓ガラス板に設けられている自動車用サイド窓ガラ
スアンテナにおいて、車内側又は車外側から見て、給電
点及びアース点はサイド窓ガラス板の左側縁部近傍に、
かつ、給電点がアース点の略上方に配設されており、ア
ンテナ導体は内側エレメントと外側エレメントとを備
え、内側エレメントと外側エレメントとは略平行であ
り、ともに給電点又は給電点に付設されている接続エレ
メントを起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って
時計回り方向に伸長されており、アース導体は、アース
点を起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って伸長
されており、アース導体の先端部が内側エレメントと外
側エレメントとの間に配設されていることを特徴とする
自動車用サイド窓ガラスアンテナを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。以下の説明において、方向は図面上での方
向をいう。図1は本発明のサイド窓ガラスアンテナの一
実施例の構成図である。
に説明する。以下の説明において、方向は図面上での方
向をいう。図1は本発明のサイド窓ガラスアンテナの一
実施例の構成図である。
【0008】図1において、1は自動車のサイド窓ガラ
ス板、2はアンテナ導体、2aは給電点、2bは外側エ
レメント、2cは内側エレメント、2dはアンテナ位相
調整用エレメント、2eは接続エレメント、3aはアー
ス導体3と同軸ケーブルの外部導体5bとを接続するた
めのアース点、3cはアース位相調整用エレメント、4
は車体開口縁、5は同軸ケーブル、5aは同軸ケーブル
の内部導体、d1は内側エレメント2cとアース導体3
との最短間隔、d2はアース導体3と外側エレメント2
bとの最短間隔である。なお、本発明のサイド窓ガラス
アンテナは、給電点2aとアース点3aとの間の起電圧
を受信機(不図示)に送る双極アンテナとして機能す
る。
ス板、2はアンテナ導体、2aは給電点、2bは外側エ
レメント、2cは内側エレメント、2dはアンテナ位相
調整用エレメント、2eは接続エレメント、3aはアー
ス導体3と同軸ケーブルの外部導体5bとを接続するた
めのアース点、3cはアース位相調整用エレメント、4
は車体開口縁、5は同軸ケーブル、5aは同軸ケーブル
の内部導体、d1は内側エレメント2cとアース導体3
との最短間隔、d2はアース導体3と外側エレメント2
bとの最短間隔である。なお、本発明のサイド窓ガラス
アンテナは、給電点2aとアース点3aとの間の起電圧
を受信機(不図示)に送る双極アンテナとして機能す
る。
【0009】サイド窓ガラス板1にはアンテナ導体2、
アース導体3、アンテナ導体2の給電点2a及びアース
導体3のアース点3aが設けられている。また、給電点
2a及びアース点3aはサイド窓ガラス板1の左上側縁
部近傍に設けられている。また、アース点3aは給電点
2aの略上方に配設されている。なお、図1では、サイ
ド窓ガラス板1の左側縁部は自動車の後方側である。給
電点2aは同軸ケーブルの内部導体5aに接続されてお
り、アース点3aは同軸ケーブルの外部導体5bに接続
されている。
アース導体3、アンテナ導体2の給電点2a及びアース
導体3のアース点3aが設けられている。また、給電点
2a及びアース点3aはサイド窓ガラス板1の左上側縁
部近傍に設けられている。また、アース点3aは給電点
2aの略上方に配設されている。なお、図1では、サイ
ド窓ガラス板1の左側縁部は自動車の後方側である。給
電点2aは同軸ケーブルの内部導体5aに接続されてお
り、アース点3aは同軸ケーブルの外部導体5bに接続
されている。
【0010】また、パターンとして見る場合には、図1
におけるサイド窓ガラス板1は自動車の左側サイド窓に
設けられており、車内側から見ている。しかし、これに
限定されず、図1における自動車用サイド窓ガラスアン
テナのパターンが車外側から見るものであってもよい。
この場合、給電点2a及びアース点3aは自動車の前方
側に設けられていることになる。また、図1におけるサ
イド窓ガラス板1が自動車の右側サイド窓に設けられて
いてもよい。
におけるサイド窓ガラス板1は自動車の左側サイド窓に
設けられており、車内側から見ている。しかし、これに
限定されず、図1における自動車用サイド窓ガラスアン
テナのパターンが車外側から見るものであってもよい。
この場合、給電点2a及びアース点3aは自動車の前方
側に設けられていることになる。また、図1におけるサ
イド窓ガラス板1が自動車の右側サイド窓に設けられて
いてもよい。
【0011】アンテナ導体2は内側エレメント2cと外
側エレメント2bとを備え、内側エレメント2cと外側
エレメント2bとは略平行であり、ともに給電点2aに
付設されている接続エレメント2eを起点としてサイド
窓ガラス板1の周縁部に沿って反時計回り方向に伸長さ
れている。しかし、これに限定されず、内側エレメント
2cと外側エレメント2bとは、接続エレメント2eを
介さずに給電点2aに直接付設されていてもよい。
側エレメント2bとを備え、内側エレメント2cと外側
エレメント2bとは略平行であり、ともに給電点2aに
付設されている接続エレメント2eを起点としてサイド
窓ガラス板1の周縁部に沿って反時計回り方向に伸長さ
れている。しかし、これに限定されず、内側エレメント
2cと外側エレメント2bとは、接続エレメント2eを
介さずに給電点2aに直接付設されていてもよい。
【0012】また、アース導体3は、アース点3aを起
点としてサイド窓ガラス板1の周縁部に沿って伸長され
ており、アース導体3の先端部が内側エレメント2cと
外側エレメント2bとの間に配設されている。図1では
サイド窓ガラス板1の上辺において、アース導体3の先
端部が内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間
に配設されている。
点としてサイド窓ガラス板1の周縁部に沿って伸長され
ており、アース導体3の先端部が内側エレメント2cと
外側エレメント2bとの間に配設されている。図1では
サイド窓ガラス板1の上辺において、アース導体3の先
端部が内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間
に配設されている。
【0013】必要に応じて、給電点2aにアンテナ位相
調整用エレメント2dを付設してもよい。また、必要に
応じて、アース点3aにアース位相調整用エレメント3
cを付設してもよい。アンテナ位相調整用エレメント2
dは内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間に
配設される。アース位相調整用エレメント3cの先端部
は内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間に配
設されていない。
調整用エレメント2dを付設してもよい。また、必要に
応じて、アース点3aにアース位相調整用エレメント3
cを付設してもよい。アンテナ位相調整用エレメント2
dは内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間に
配設される。アース位相調整用エレメント3cの先端部
は内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間に配
設されていない。
【0014】図3は、図1の自動車用サイド窓ガラスア
ンテナとは別の実施例の構成図である。図3では、同軸
ケーブルは省略されている。また、図3では、給電点2
a及びアース点3aはサイド窓ガラス板1の左上側縁部
近傍に配設され、かつ、給電点2aがアース点3aの略
上方に配設されている。
ンテナとは別の実施例の構成図である。図3では、同軸
ケーブルは省略されている。また、図3では、給電点2
a及びアース点3aはサイド窓ガラス板1の左上側縁部
近傍に配設され、かつ、給電点2aがアース点3aの略
上方に配設されている。
【0015】アンテナ導体2は内側エレメント2cと外
側エレメント2bとを備え、内側エレメント2cと外側
エレメント2bとは略平行であり、ともに給電点2aに
付設されている接続エレメント2eを起点としてサイド
窓ガラス板1の周縁部に沿って時計回り方向に伸長され
ている。
側エレメント2bとを備え、内側エレメント2cと外側
エレメント2bとは略平行であり、ともに給電点2aに
付設されている接続エレメント2eを起点としてサイド
窓ガラス板1の周縁部に沿って時計回り方向に伸長され
ている。
【0016】また、アース導体3は、アース点3aを起
点としてサイド窓ガラス板1の周縁部に沿って伸長され
ており、アース導体3の先端部が内側エレメント2cと
外側エレメント2bとの間に配設されている。図3では
サイド窓ガラス板1の左辺において、アース導体3の先
端部が内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間
に配設されている。アース位相調整用エレメント3cの
先端部は内側エレメント2cと外側エレメント2bとの
間に配設されていない。
点としてサイド窓ガラス板1の周縁部に沿って伸長され
ており、アース導体3の先端部が内側エレメント2cと
外側エレメント2bとの間に配設されている。図3では
サイド窓ガラス板1の左辺において、アース導体3の先
端部が内側エレメント2cと外側エレメント2bとの間
に配設されている。アース位相調整用エレメント3cの
先端部は内側エレメント2cと外側エレメント2bとの
間に配設されていない。
【0017】外側エレメント2bの長さと内側エレメン
ト2cの長さ(接続エレメント2eを含めない長さ)に
ついては、ともに、ガラス短縮率をK、FM放送帯の最
高周波数波長をλH、FM放送帯の最低周波数波長をλL
としたとき、自動車車体の影響、ガラス形状の影響を加
味して実験的に求めると、(λH・K/8)〜(λL・
K)であることが好ましい。この範囲内であると、この
範囲外である場合と比較してFM放送帯の感度が向上す
る。なお、ガラス短縮率Kは通常0.64である。外側
エレメント2bの長さと内側エレメント2cの長さのよ
り好ましい範囲は、ともに、(λH・K/4)〜(λL・
K)の範囲である。
ト2cの長さ(接続エレメント2eを含めない長さ)に
ついては、ともに、ガラス短縮率をK、FM放送帯の最
高周波数波長をλH、FM放送帯の最低周波数波長をλL
としたとき、自動車車体の影響、ガラス形状の影響を加
味して実験的に求めると、(λH・K/8)〜(λL・
K)であることが好ましい。この範囲内であると、この
範囲外である場合と比較してFM放送帯の感度が向上す
る。なお、ガラス短縮率Kは通常0.64である。外側
エレメント2bの長さと内側エレメント2cの長さのよ
り好ましい範囲は、ともに、(λH・K/4)〜(λL・
K)の範囲である。
【0018】最短間隔d1、d2は、ともに5〜70mm
であることが好ましい。この範囲内であると、この範囲
外である場合と比較してFM放送帯の感度が向上する。
アンテナ位相調整用エレメント2dの長さについては、
特に限定はないが、外側エレメント2bの長さより短い
範囲において、かつ、内側エレメント2cの長さより短
い範囲において受信機(不図示)側とのインピーダンス
マッチングさせるように調整することが好ましい。
であることが好ましい。この範囲内であると、この範囲
外である場合と比較してFM放送帯の感度が向上する。
アンテナ位相調整用エレメント2dの長さについては、
特に限定はないが、外側エレメント2bの長さより短い
範囲において、かつ、内側エレメント2cの長さより短
い範囲において受信機(不図示)側とのインピーダンス
マッチングさせるように調整することが好ましい。
【0019】アンテナ位相調整用エレメント2dの長さ
(給電点2aを含めない長さ)については、(λH・K
/8)〜(λL・K/2)であることが好ましい。この
範囲内であると、この範囲外である場合と比較してFM
放送帯の感度が向上する。アース位相調整用エレメント
3cの長さ(アース点3aを含めない長さ)について
は、(λH・K/20)〜(λL・K/2)であることが
好ましい。この範囲内であると、この範囲外である場合
と比較してFM放送帯の感度が向上する。
(給電点2aを含めない長さ)については、(λH・K
/8)〜(λL・K/2)であることが好ましい。この
範囲内であると、この範囲外である場合と比較してFM
放送帯の感度が向上する。アース位相調整用エレメント
3cの長さ(アース点3aを含めない長さ)について
は、(λH・K/20)〜(λL・K/2)であることが
好ましい。この範囲内であると、この範囲外である場合
と比較してFM放送帯の感度が向上する。
【0020】また、アース導体3はアース点3aを有し
ているため、アース点3aに同軸ケーブル5の外部導体
5bを接続できるので、ガラスアンテナ近傍の自動車車
体に同軸ケーブルの外部導体5bを接続する必要がな
い。このため、同軸ケーブルの内部導体5aは、常に、
同軸ケーブル5の外部導体5bと一体となるため、実装
する場合、内部導体5a単独で引き回すことがなく受信
特性を悪化させるおそれが少ない。この観点から、給電
点2aはアース点3a近傍に設けることが好ましく、給
電点2aとアース点3aとの間隔は50mm以内が好ま
しく、30mm以内がより好ましい。
ているため、アース点3aに同軸ケーブル5の外部導体
5bを接続できるので、ガラスアンテナ近傍の自動車車
体に同軸ケーブルの外部導体5bを接続する必要がな
い。このため、同軸ケーブルの内部導体5aは、常に、
同軸ケーブル5の外部導体5bと一体となるため、実装
する場合、内部導体5a単独で引き回すことがなく受信
特性を悪化させるおそれが少ない。この観点から、給電
点2aはアース点3a近傍に設けることが好ましく、給
電点2aとアース点3aとの間隔は50mm以内が好ま
しく、30mm以内がより好ましい。
【0021】外側エレメント2bと車体開口縁4との最
短距離は、10mm以上であることが好ましい。この範
囲内である場合には、この範囲外である場合と比較して
FM放送帯の感度が通常向上する。ここで、車体開口縁
とは窓ガラス板がはめ込まれる車体の開口部の周縁であ
って車体アースとなるべきものをいい、例えば、金属等
の導電性材料で構成されている。
短距離は、10mm以上であることが好ましい。この範
囲内である場合には、この範囲外である場合と比較して
FM放送帯の感度が通常向上する。ここで、車体開口縁
とは窓ガラス板がはめ込まれる車体の開口部の周縁であ
って車体アースとなるべきものをいい、例えば、金属等
の導電性材料で構成されている。
【0022】アンテナ導体2、アース導体3、アンテナ
位相調整用エレメント2d及びアース位相調整用エレメ
ント3cの各導体幅は、特に制限されないが、視野を良
好にする観点から通常0.2〜1mmの範囲であること
が好ましい。また、各導体の少なくとも1つを透明導電
物質としてもよい。視野を妨げにくいからである。
位相調整用エレメント2d及びアース位相調整用エレメ
ント3cの各導体幅は、特に制限されないが、視野を良
好にする観点から通常0.2〜1mmの範囲であること
が好ましい。また、各導体の少なくとも1つを透明導電
物質としてもよい。視野を妨げにくいからである。
【0023】また、各導体は、通常、銀ペースト等の導
電性金属含有ペーストをサイド窓ガラス板1の車内側表
面にプリントし、焼付けて形成する等により製造する
が、この形成方法に限定されず、銅線等の導電性の線状
体又は箔状体をサイド窓ガラス板1の車内側又は車外側
表面に形成してもよく、サイド窓ガラス板1の内部に設
けてもよい。なお、本発明の自動車用サイド窓ガラスア
ンテナはAM放送用アンテナとしても使用できる。
電性金属含有ペーストをサイド窓ガラス板1の車内側表
面にプリントし、焼付けて形成する等により製造する
が、この形成方法に限定されず、銅線等の導電性の線状
体又は箔状体をサイド窓ガラス板1の車内側又は車外側
表面に形成してもよく、サイド窓ガラス板1の内部に設
けてもよい。なお、本発明の自動車用サイド窓ガラスア
ンテナはAM放送用アンテナとしても使用できる。
【0024】
【実施例】自動車の後部サイド窓ガラス板を使用し、図
1に示すような自動車用サイド窓ガラスアンテナを製作
した。アンテナ位相調整用エレメント2dとアース位相
調整用エレメント3cも設けた。各部の寸法(単位:m
m)を表1に示す。FM放送帯を受信した結果、長さ5
00mmのポールアンテナと比較してFM放送帯での平
均感度は−5dB程度低かったが良好に受信できた。ま
た、AM放送帯も良好に受信できた。
1に示すような自動車用サイド窓ガラスアンテナを製作
した。アンテナ位相調整用エレメント2dとアース位相
調整用エレメント3cも設けた。各部の寸法(単位:m
m)を表1に示す。FM放送帯を受信した結果、長さ5
00mmのポールアンテナと比較してFM放送帯での平
均感度は−5dB程度低かったが良好に受信できた。ま
た、AM放送帯も良好に受信できた。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明では、各導体の導体幅が2mm未
満であってもFM放送帯の感度が十分高くなり視野を妨
げにくい。さらに、AM放送帯も良好に受信できる。
満であってもFM放送帯の感度が十分高くなり視野を妨
げにくい。さらに、AM放送帯も良好に受信できる。
【図1】本発明の自動車用サイド窓ガラスアンテナの一
実施例の構成図。
実施例の構成図。
【図2】自動車用サイド窓ガラスアンテナの従来例の構
成図。
成図。
【図3】図1の自動車用サイド窓ガラスアンテナとは別
の実施例の構成図。
の実施例の構成図。
1:自動車のサイド窓ガラス板 2:アンテナ導体 2a:給電点 2b:外側エレメント 2c:内側エレメント 2d:アンテナ位相調整用エレメント 2e:接続エレメント 3:アース導体 3a:アース点 3c:アース位相調整用エレメント 4:車体開口縁 5:同軸ケーブル 5a:同軸ケーブルの内部導体 5b:同軸ケーブルの外部導体
Claims (2)
- 【請求項1】アンテナ導体、アース導体、アンテナ導体
の給電点及びアース導体のアース点が自動車のサイド窓
ガラス板に設けられている自動車用サイド窓ガラスアン
テナにおいて、 車内側又は車外側から見て、給電点及びアース点はサイ
ド窓ガラス板の左側縁部近傍に、かつ、アース点が給電
点の略上方に配設されており、 アンテナ導体は内側エレメントと外側エレメントとを備
え、内側エレメントと外側エレメントとは略平行であ
り、ともに給電点又は給電点に付設されている接続エレ
メントを起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って
反時計回り方向に伸長されており、 アース導体は、アース点を起点としてサイド窓ガラス板
の周縁部に沿って伸長されており、アース導体の先端部
が内側エレメントと外側エレメントとの間に配設されて
いることを特徴とする自動車用サイド窓ガラスアンテ
ナ。 - 【請求項2】アンテナ導体、アース導体、アンテナ導体
の給電点及びアース導体のアース点が自動車のサイド窓
ガラス板に設けられている自動車用サイド窓ガラスアン
テナにおいて、 車内側又は車外側から見て、給電点及びアース点はサイ
ド窓ガラス板の左側縁部近傍に、かつ、給電点がアース
点の略上方に配設されており、 アンテナ導体は内側エレメントと外側エレメントとを備
え、内側エレメントと外側エレメントとは略平行であ
り、ともに給電点又は給電点に付設されている接続エレ
メントを起点としてサイド窓ガラス板の周縁部に沿って
時計回り方向に伸長されており、 アース導体は、アース点を起点としてサイド窓ガラス板
の周縁部に沿って伸長されており、アース導体の先端部
が内側エレメントと外側エレメントとの間に配設されて
いることを特徴とする自動車用サイド窓ガラスアンテ
ナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145699A JP2001144518A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 自動車用サイド窓ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145699A JP2001144518A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 自動車用サイド窓ガラスアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001144518A true JP2001144518A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18132777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32145699A Pending JP2001144518A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 自動車用サイド窓ガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001144518A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6822613B2 (en) | 2002-07-03 | 2004-11-23 | Asahi Glass Company, Limited | High frequency wave glass antenna for an automobile |
EP2421090A1 (en) * | 2009-04-16 | 2012-02-22 | Asahi Glass Company, Limited | Vehicle glass antenna, vehicle window glass, and vehicle glass antenna feeding structure |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32145699A patent/JP2001144518A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6822613B2 (en) | 2002-07-03 | 2004-11-23 | Asahi Glass Company, Limited | High frequency wave glass antenna for an automobile |
EP2421090A1 (en) * | 2009-04-16 | 2012-02-22 | Asahi Glass Company, Limited | Vehicle glass antenna, vehicle window glass, and vehicle glass antenna feeding structure |
EP2421090A4 (en) * | 2009-04-16 | 2014-05-21 | Asahi Glass Co Ltd | VEHICLE GLASS ANTENNA, VEHICLE GLASS AND FEED STRUCTURE FOR THE VEHICLE GLASS ANTENNA |
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