JP2001156520A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JP2001156520A
JP2001156520A JP34084499A JP34084499A JP2001156520A JP 2001156520 A JP2001156520 A JP 2001156520A JP 34084499 A JP34084499 A JP 34084499A JP 34084499 A JP34084499 A JP 34084499A JP 2001156520 A JP2001156520 A JP 2001156520A
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JP
Japan
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conductor
antenna
automobile
connection
connection conductor
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Pending
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JP34084499A
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English (en)
Inventor
Koji Igawa
耕司 井川
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給電点の箇所によりガラスアンテナのインピー
ダンスを変化しにくい自動車用ガラスアンテナを提供す
る。 【解決手段】アース導体7はアンテナ導体4側の接続導
体4bの端部から給電点6に向かって伸長され給電点6
を囲むように一周して該端部まで伸長され、接続導体4
bとアース導体7との間隔dと、接続導体4bの導体幅
1との間が、0.3≦w1/(w1+2d)≦0.95
の関係を満たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ放送又はテ
レビ放送の受信に適する自動車用ガラスアンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の窓ガラス板にアンテナ導体とそ
の給電点とが設けられており、アンテナ導体と給電点と
は接続用の接続導体により接続されている自動車用ガラ
スアンテナが従来より知られている。この従来技術で
は、接続導体もアンテナ導体同様アンテナとして作用す
るため、窓ガラス板に設けられる給電点の箇所により、
ガラスアンテナ側のインピーダンスが変化し、受信機側
とのインピーダンスマッチングの調整が困難である問題
があった。さらに、窓ガラス板に設けられる給電点の箇
所により、ガラスアンテナの指向性が変化し、指向性の
調整が困難である問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消する自動車用ガラスアンテナの
提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナ導
体、アンテナ導体の給電点、アンテナ導体と給電点とを
接続する接続導体、アース導体及びアース導体のアース
点が自動車の窓ガラス板に設けられている自動車用ガラ
スアンテナにおいて、アース導体は、アンテナ導体側の
接続導体の端部近傍から接続導体に沿って給電点に向か
って伸長され、さらに、給電点を囲むようにほぼ一周し
て上記端部近傍まで接続導体に沿って伸長されており、
接続導体とアース導体との間隔dと、接続導体の導体幅
1とが、0.3≦w1/(w1+2d)≦0.95の関
係を満たすことを特徴とする自動車用ガラスアンテナを
提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナ装
置の一実施例の構成図であり、図2は図1の接続導体4
b付近の拡大構成図である。以下の説明において、特記
しない場合には、方向は図面上での方向をいうものとす
る。
【0006】図1、2において、1は自動車の後部窓ガ
ラス板、2はヒータ線、3はデフォッガ、3aはデフォ
ッガの分岐線、4はアンテナ導体、4aはアンテナ導体
4の容量結合用導体、5a、5bはバスバ、6はアンテ
ナ導体4の給電点、7はアース導体、7aはアース点、
8aは同軸ケーブル8の内部導体、8bは同軸ケーブル
8の外部導体、9はチョークコイル、10は直流電源、
11はコンデンサ、12a、12bは高周波チョークコ
イル、dは接続導体4bとアース導体7との間隔、w1
は接続導体4bの導体幅、w2はアース導体7の導体幅
である。
【0007】図1では、アンテナ導体4、給電点6、ア
ンテナ導体4と給電点6とを接続する接続導体4b、ア
ース導体7及びアース点7aが自動車の後部窓ガラス板
1に設けられている。給電点6は内部導体8aに接続さ
れており、アース点7aは外部導体8bに接続されてい
る。同軸ケーブル8の他端は受信機(不図示)に接続さ
れている。
【0008】また、図1では、アンテナ導体4の形状は
略垂直な1本の直線状のパターンであり、アンテナ導体
4の下部先端に容量結合用導体4aが付設されている。
しかし、これに限定されず、どのような形状のパターン
でも本発明の自動車用ガラスアンテナに用いることがで
きる。例えば、1本以上の直線状、曲線状等のパターン
からなるものであってもよく、略水平なパターンであっ
てもよい。また、アンテナ導体4は略垂直なパターンに
略水平なパターンが1本以上付設されているものであっ
てもよい。さらに、アンテナ導体4の下部先端に容量結
合用導体4aが付設されていないものであってもよい。
【0009】図1では、アース導体7は、アンテナ導体
4側の接続導体4bの端部近傍から接続導体4bに沿っ
て給電点6に向かって伸長され、さらに、給電点6を囲
むように一周してアンテナ導体4側の接続導体4bの端
部近傍まで接続導体4bに沿って伸長されている。
【0010】本発明において、0.3≦k≦0.95で
ある。ただし、kはパターン比率であり、w1/(w1
2d)で表わされる。この範囲内であると、この範囲外
である場合と比較して、接続導体4bがガラスアンテナ
側のインピーダンス及び指向性に影響しにくくなる。ま
た、0.5≦k≦0.8であることが好ましい。
【0011】アース導体7の導体幅w2は、大きいけれ
ば大きいほど接続導体4bがガラスアンテナ側のインピ
ーダンス及び指向性に影響しにくくなって好ましいが、
視野をできるだけ悪化させないようにすることを考慮
し、(w1+2d)≦w2≦5.0mmが好ましい。
【0012】図1に示す自動車用ガラスアンテナでは、
後部窓ガラス板1のデフォッガ3の上方余白部にアンテ
ナ導体4が設けられている。容量結合用導体4aと分岐
線3aとは、所定間隔をおいて近接されており、この近
接によりアンテナ導体4とデフォッガ3とは、両者間で
直流電流の送受は行われないようにかつ高周波電流の送
受は行われるように容量結合されている。すなわち、容
量結合用導体4aと分岐線3aとは、容量結合の範囲で
ある0.1〜50mm程度の所定間隔をおいて離間され
ているのが好ましい。
【0013】デフォッガ3はこの容量結合によって、見
かけ上、アンテナの一部として機能するようになる。特
にAM放送帯に対しては、デフォッガ3もAM放送用ア
ンテナの一部として機能し、AM放送用アンテナの実効
長が長くなるため、受信電波を多く受けられ受信感度が
向上する。
【0014】図1に示す自動車用ガラスアンテナにおい
ては、バスバ5a、5bと直流電源10との間にチョー
クコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bを
接続し、高周波帯域にてチョークコイル9及び高周波チ
ョークコイル12a、12bのインピーダンスを大きく
することによって、直流電源10からデフォッガ3へ直
流電流は流すものの、放送帯域の受信信号電流は遮断し
ている。デフォッガ3に励起される受信電流が車体にで
きるだけ漏れないようにするためである。
【0015】このようにして、チョークコイル9及び高
周波チョークコイル12a、12bによりデフォッガ3
を車体アースから高周波的に絶縁し、デフォッガ3に誘
起されたラジオ放送帯の受信信号電流が車体アースへ流
れるのを防止して、この受信信号電流を漏れなく受信機
に送ることができる。
【0016】また、AM放送帯のみを受信する場合であ
れば、高周波チョークコイル12a、12bは、通常、
不要であり、チョークコイル9のみでよく、例えば、F
M放送帯のみを受信する場合であれば、高周波チョーク
コイル12a、12bのみでよい。また、AM放送帯及
びFM放送帯両方を受信する場合であっても、チョーク
コイル9、高周波チョークコイル12a、12b両方の
機能を満足するチョークコイルがあれば、そうしたチョ
ークコイルのみでよい。なお、コンデンサ11はノイズ
吸収用のものである。
【0017】アンテナ導体4、容量結合用導体4a、接
続導体4b、分岐線3aの各導体幅は、特に制限されな
いが、視野を良好にする観点から通常0.2〜1mmの
範囲であることが好ましい。また、アンテナ導体4、容
量結合用導体4a、接続導体4b、給電点6、アース導
体7、アース点7a及び分岐線3aの少なくとも1つを
透明導電物質としてもよい。視野を妨げにくいからであ
る。
【0018】また、アンテナ導体4、容量結合用導体4
a、接続導体4b、給電点6、アース導体7、アース点
7a、分岐線3a、ヒータ線2及びバスバ5a、5b
は、通常、銀ペースト等の導電性金属含有ペーストを窓
ガラス板の車内側表面にプリントし、焼付けて形成する
等により製造するが、この形成方法に限定されず、銅線
等の導電性の線状体又は箔状体を窓ガラス板の車内側又
は車外側表面に形成してもよく、窓ガラス板の内部に設
けてもよい。
【0019】アンテナ導体4の設けられるガラス板1の
位置については、後部窓ガラス板1のデフォッガ3より
上下左右の余白部のどこにアンテナ導体4を設けてもよ
く、図1に示す位置に限定されない。さらに、後部窓ガ
ラス板1にデフォッガ3が設けられていなくてもよい。
【0020】本発明の自動車用ガラスアンテナが設けら
れる窓ガラス板は後部窓ガラス板に限定されず、サイド
窓ガラス板、前部窓ガラス板、ルーフ窓ガラス板等であ
ってもよい。窓ガラス板に設けられるアンテナ導体の数
は限定されない。
【0021】本発明の自動車用ガラスアンテナは、受信
周波数帯について限定されないが、特に、日本のFM放
送帯(76〜90MHz)、米国のFM放送帯(88〜
108MHz)、テレビVHF帯(90〜108MH
z、170〜222MHz)、テレビUHF帯(470
〜770MHz)の受信に適している。
【0022】
【実施例】「例1」自動車の後部窓ガラス板を使用し、
図1に示すような自動車用ガラスアンテナを製作した。
接続導体4bの長さは500mm、w1は2.0mm、
2は5.0mm、dは0.5mmとした。接続導体4
bの右端、アース導体7の右端を同軸ケーブル8に接続
する代わりに、接続導体4bの左端と上側のアース導体
7の左端との間に50Ωの抵抗を接続した。この場合の
100〜300MHzにおける反射係数を測定した結果
を図3に、200MHzにおけるパターン比率kと定存
波比(VSWR)との関係を図4に、示した。
【0023】「例2」w1を、0.5mm、1.0m
m、1.5mm、3.0mmに変更した以外は、例1と
同様の仕様とした自動車用ガラスアンテナを製作した。
200MHzにおけるパターン比率kとVSWRとの関
係を例1の結果とともに図4に示した。なお、図4にお
いて、特性曲線に付した数字はw1の値(単位mm)を
示す。
【0024】
【発明の効果】本発明では、窓ガラス板に設けられる給
電点の箇所により、ガラスアンテナ側のインピーダンス
が変化しにくく、受信機側とのインピーダンスマッチン
グの調整及び指向性の調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの一実施例の
構成図。
【図2】図2は図1の接続導体4b付近の拡大構成図。
【図3】例1の100〜300MHzにおける反射係数
の特性図。
【図4】例1と例2の200MHzにおけるパターン比
率kとVSWRとの関係図。
【符号の説明】
1:後部窓ガラス板 2:ヒータ線 3:デフォッガ 3a:分岐線 4:アンテナ導体 4a:容量結合用導体 4b:接続導体 5a、5b:バスバ 6:給電点 7:アース導体 7a:アース点 8:同軸ケーブル 8a:内部導体 8b:外部導体 9:チョークコイル 10:直流電源 11:コンデンサ 12a、12b:高周波チョークコイル d:間隔 w1、w2:導体幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ導体、アンテナ導体の給電点、ア
    ンテナ導体と給電点とを接続する接続導体、アース導体
    及びアース導体のアース点が自動車の窓ガラス板に設け
    られている自動車用ガラスアンテナにおいて、 アース導体は、アンテナ導体側の接続導体の端部近傍か
    ら接続導体に沿って給電点に向かって伸長され、さら
    に、給電点を囲むようにほぼ一周して上記端部近傍まで
    接続導体に沿って伸長されており、 接続導体とアース導体との間隔dと、接続導体の導体幅
    1とが、0.3≦w1/(w1+2d)≦0.95の関
    係を満たすことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
JP34084499A 1999-11-30 1999-11-30 自動車用ガラスアンテナ Pending JP2001156520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010093781A (ja) * 2008-09-12 2010-04-22 Central Glass Co Ltd ガラスアンテナ
JP7482032B2 (ja) 2018-03-30 2024-05-13 エージーシー グラス ユーロップ アンテナを有する積層ガラスパネル

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