JP3744214B2 - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高感度でありしかも所望の放送帯等の帯域内で感度の平坦性の高い自動車用ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、AM放送帯及びFM放送帯受信用のガラスアンテナにおいては、アンテナの感度の不足を補償するため、アンテナ導体の給電点と受信機との間の給電線の好適な部位に前置増幅器を挿入接続することが行われていた。しかし、前置増幅器挿入のため強電界中において、波形歪や混変調などが発生し、ノイズがそのまま増幅される問題があった。また、受信機とは別に前置増幅器を設ける必要があるため、生産性が悪かった。
【0003】
また、自動車の後部窓ガラス板に、ヒータ線とヒータ線に給電するバスバとを有する通電加熱式のデフォッガと、デフォッガとの間で直流電流の送受は行われないが中高周波電流の送受は行われるように所定間隔をおいて近接させて容量結合させた所定パターンのアンテナ導体とを設けた自動車用ガラスアンテナ装置が報告されている(特開平2−239701)。
【0004】
この従来技術では、バスバとデフォッガ用の直流電源間にチョークコイルを接続して、チョークコイルのインピーダンスを大きくすることによって、直流電源からデフォッガへの直流電流は流すが放送周波数帯域等の高周波帯域の電流は遮断するようにしている。この容量結合によって見かけ上、デフォッガはアンテナの一部として機能するようになる。
【0005】
また、アンテナ導体、デフォッガ、車体のそれぞれが相互に形成する主に静電容量からなるインピーダンスと、チョークコイルのインピーダンスとによって、所望の放送周波数帯域内に反共振の共振周波数が存在するようにしている。
また、アンテナ導体の給電点と受信機との間に接続させた所定回路のインピーダンスと、受信機の入力インピーダンスと、所定の回路からアンテナ導体側を見たインピーダンスとによって、所望の放送周波数帯域内に共振点が存在するようにしている。このようにしてこの従来技術は、感度を向上させている。
【0006】
しかし、この従来技術は、チョークコイルのインピーダンスが反共振の共振周波数に影響し、チョークコイルのインピーダンスを均一に製造することが困難であり、自動車ごとの反共振の共振周波数のバラツキが大きい。そのため、所望の放送周波数帯域内に反共振周波数が存在していた場合、感度が自動車ごとに均一にならず、生産性が悪いという欠点があった。また、この従来技術では、アンテナの給電を1箇所から行っていたため、FM放送帯受信の際、指向性改善が困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の前述の欠点の解消を目的とし、感度及び生産性に優れた自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1のコイル、第2のコイル、自動車の窓ガラス板に設けられた第1のアンテナ及び該窓ガラス板に設けられた第2のアンテナを備え、
第1のアンテナの浮遊容量をC1 、第2のアンテナの浮遊容量をC2 とするとき、浮遊容量C1 の値と浮遊容量C2 の値との和の値の容量と、第1のコイルのインダクタンスとで第1の共振を生じさせ、浮遊容量C1 の値と浮遊容量C2 との和の値の容量と、第2のコイルのインダクタンスとで第2の共振を生じさせ、
第1の共振と第2の共振とは、第1の放送周波数帯の感度を向上させるような共振周波数を有し、
第1のアンテナと第2のアンテナとの間にインダクタンス素子が直列に接続されており、インダクタンス素子は第1の放送周波数帯より周波数が高い第2の放送周波数帯の通過を阻止又は減衰するインダクタンス値を有し、
第1のアンテナと受信機との間に第1のコイルが電気的に接続されており、第2のアンテナと車体アースとの間に第2のコイルが電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0009】
また、本発明は、第1のコイル、第2のコイル、自動車の窓ガラス板に設けられた第1のアンテナ及び該窓ガラス板に設けられた第2のアンテナを備え、
さらに、第1のアンテナの受信信号を受信機に送るケーブルを備え、
第1のアンテナの浮遊容量をC1 、ケーブルの浮遊容量をC3 とするとき、浮遊容量C1 と第1のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせており、
浮遊容量C3 と第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じさせており、
第1の受信周波数帯の受信信号及び第1の受信周波数帯より高周波数の第2の受信周波数帯の受信信号が第1のアンテナより受信機に送られており、
第1の共振の共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、それぞれ第1の受信周波数帯の感度が向上するような周波数であり、
第1のアンテナと第2のアンテナとの間に第2の受信周波数帯の受信信号を遮断又は減衰させるフィルタ回路が電気的に接続されており、
第1のアンテナと受信機との間に第1のコイルが電気的に接続されており、第2のアンテナと車体アースとの間に第2のコイルが電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0010】
また、本発明は、第1のコイル、第2のコイル、自動車の窓ガラス板に設けられたアンテナ導体及び該窓ガラス板に設けられた通電加熱式のデフォッガを備え、デフォッガはヒータ線と該ヒータ線に給電するバスバとを有し、バスバと直流電源との間、及び、バスバと車体アースとの間、の少なくとも一方にチョークコイルが接続されており、アンテナ導体の浮遊容量をC1 、ケーブルの浮遊容量をC3 とするとき、浮遊容量C1 と第1のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせており、浮遊容量C3 と第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じさせており、第1の受信周波数帯の受信信号と第1の受信周波数帯より高周波数の第2の受信周波数帯の受信信号とがアンテナ導体より受信機に送られており、第1の共振の共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、それぞれ第1の受信周波数帯の感度が向上するような周波数であり、アンテナ導体とデフォッガとの間に第2の受信周波数帯の受信信号を遮断又は減衰させるフィルタ回路が電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に従って詳細に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の代表例の構成図である。図1において、1は自動車の後部窓ガラス板、2はヒータ線、3はデフォッガ、3aはデフォッガの分岐線、4はアンテナ導体の給電点、5a、5b、5cはバスバ、6はアンテナ導体、6aはアンテナ導体6のデフォッガ3との隣接部、7は共振回路、8はリアクタンス回路、9はチョークコイル、10は直流電源、11はコンデンサ、12a、12bは高周波チョークコイル、19、23、26はコンデンサ、20は受信機、21はインダクタンス素子を含む回路(以下、インダクタンス回路という。)、25は同軸ケーブル等のケーブル、31は第1のコイル、32は第2のコイル、t1 はアンテナ導体6の出力、t2 はデフォッガ3の出力である。
【0012】
図1では、アンテナ導体6は第1のアンテナとして機能し、デフォッガ3は第2のアンテナとして機能する。コンデンサ19、23、26は必要に応じて設けられるバイパス用コンデンサであり、1〜10000pFが通常使用される。
【0013】
本発明では、第1の放送周波数帯と、第1の放送周波数帯より周波数が高い第2の放送周波数帯とを受信する。インダクタンス回路21は、第1の放送周波数帯の周波数を通過させる機能を有し、第2の放送周波数帯の周波数の通過を阻止又は減衰する機能を有する。換言すれば、第2の放送周波数帯において、インダクタンス回路21は、第2の放送周波数帯の周波数の通過を阻止又は減衰するインピーダンスを有し、フィルタ回路として機能する。
【0014】
このようにすることにより、第1の放送周波数帯の受信の際には、アンテナ導体6とデフォッガ3とを接続させることにより、感度向上させることができ、第2の放送周波数帯の受信の際には、アンテナ導体6とデフォッガ3とを別々のアンテナとして機能させて、アンテナ導体6単独の指向性を使用できる。さらに、インダクタンス回路21により、アンテナ導体6に励起する第2の放送周波数帯の受信信号の通過が阻止され又はこの受信信号が遮断、減衰されるため、この受信信号がデフォッガ3を介して車体アースに漏れ、第2の放送周波数帯の感度が低下することが少ない。
【0015】
ここで、第2の放送周波数帯の周波数の通過を阻止するインピーダンスとは、受信機側の入力インピーダンスの5倍超をいい、第2の放送周波数帯の周波数の通過を減衰するインピーダンスとは受信機側の入力インピーダンスの2倍超をいう。インダクタンス回路21のインピーダンスを第2の放送周波数帯において受信機側の入力インピーダンスの2倍超とする場合には、2倍以下とする場合と比較して、ダイバーシティ感度が1dB以上通常向上する。インダクタンス回路21のインピーダンスを第2の放送周波数帯において受信機側の入力インピーダンスの5倍超とする場合には、5倍以下とする場合と比較して、ダイバーシティ感度が1dB以上通常向上する。ダイバーシティ感度とは、自動車を360度回転させ、アンテナ導体6の出力t1 の受信信号とデフォッガ3の出力t2 の受信信号のうち、強い方を選択し平均した感度をいう。
【0016】
第2の放送周波数帯を受信する場合、図1に示すように、アンテナ導体6の出力t1 とデフォッガ3の出力t2 の両方を受信機20に入力して使用してもよいし、どちらか1つを受信機20に入力して使用してもよい。アンテナ導体6の出力t1 とデフォッガ3の出力t2 の両方を受信機20に入力して使用する場合には、アンテナ導体6の受信信号とデフォッガ3の受信信号のうち、強い方を選択して受信機で使用するダイバーシティ受信を行う。
【0017】
また、図2は図1の原理説明のためのものであって図1の等価回路図である。E1 はアンテナ導体6の電圧電源、E2 はデフォッガ3がアンテナとして機能する際の電圧電源、C1 は給電点4からアンテナ導体6側を見た場合の浮遊容量(静電容量)、C2 はバスバ5bからデフォッガ3側を見た場合の浮遊容量であり、C3 はケーブル25の浮遊容量であり、ケーブル25以外の配線の浮遊容量等の他の要素は、通常の受信に与える影響が少なく、無視省略して電気的現象を考えるものとする。
【0018】
本発明では、2以上の共振を起こして感度を向上させる。インダクタンス回路21は、第1の放送周波数帯の周波数を通過させる機能を有するため、第1の放送周波数帯又はその近傍において、アンテナ導体6とデフォッガ3とが接続され、主に浮遊容量C1 と浮遊容量C2 との和(浮遊容量C1 の値と浮遊容量C2 の値との和の値)と、主に第1のコイル31のインダクタンスとで第1の共振が起きる。浮遊容量C1 及び浮遊容量C2 の少なくとも一方に並列に人為的にコンデンサ又は容量成分を接続して第1の共振を調整してもよい。換言すれば、浮遊容量C1 と浮遊容量C2 との和と、第1のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振が生じる。第1のコイル31は1μH〜1mH程度が通常使用される。
【0019】
また、ケーブル25の長さが長い(通常、50cm以上)場合には、浮遊容量C3 が大きくなるため、浮遊容量C3 も第1の共振に大きな影響を与える。ケーブル25の長さが長い場合の例として、共振回路7が後部窓ガラス板1に又は後部窓ガラス板1の近傍に設けられており、受信機20が前部座席近傍又はハンドル近傍に設けられている例が挙げられる。
【0020】
また、主に第1のコイル31のインダクタンスと第2のコイル32のインダクタンスとの和(第1のコイル31のインダクタンスの値と第2のコイル32のインダクタンスの値との和の値)と、主に浮遊容量C1 と浮遊容量C2 との和とで第2の共振を起させる。第1のコイル31と第2のコイル32とを比較すると、第2のコイル32の方が第1のコイル31より第2の共振に与える影響が通常大きい。
【0021】
浮遊容量C1 及び浮遊容量C2 の少なくとも一方に並列に人為的にコンデンサ又は容量成分を接続して第2の共振を調整してもよい。換言すれば、浮遊容量C1 と浮遊容量C2 との和と、第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じさせている。第2のコイル32は、1μH〜1mH程度が通常使用される。
【0022】
また、ケーブル25の長さが長い(通常、50cm以上)場合には、浮遊容量C3 が大きくなるため、浮遊容量C3 が第2の共振に与える影響が大きくなる。換言すれば、浮遊容量C3 と第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振が生じることとなる。
【0023】
第1の共振、第2の共振にはアンテナ導体6の配線の浮遊容量もわずかながら影響する。例えば、第1のコイル31及び第2のコイル32等の配線の浮遊容量である。
第1の共振の共振周波数、第2の共振の共振周波数は、第1の放送周波数帯域のほぼ中心周波数を境として、それぞれ両者が同じ側に存在しないように、すなわち一方は第1の放送周波数帯域のほぼ中心周波数より低い周波数に、他方は高い周波数にすることが好ましい。
【0024】
以上のように本発明で2つの共振を起こさせるのは、1つの共振のみでは、幅広い受信周波数帯域をカバーしきれないからである。したがって、本発明では第1の放送周波数帯域をほぼ中心周波数で2つに分けてそれぞれを2つの共振とで分担させ感度の平坦化を図ることが好ましい。
【0025】
なお、第1の共振の共振周波数、第2の共振の共振周波数は、ともに、第1の放送周波数帯域内に存在することが感度向上の面で好ましい。第1の共振の共振周波数、第2の共振の共振周波数が、ともに、第1の放送周波数帯域内に存在する場合には、存在しない場合と比較して第1の放送周波数帯全域の感度が通常10dB程度以上向上する。
【0026】
図3は共振回路7の応用例の代表的回路図である。図3において、34は高周波コイル、35はバイパス用のコンデンサ、33、36、37はダンピング用の抵抗、38は共振調整用のコンデンサである。
【0027】
高周波コイル34、コンデンサ35、38、抵抗36、37は、必要に応じて設けられる。共振回路7は図3に示すものに限定されず、ダンピング用の抵抗、共振調整用のコンデンサ等を他に設けてもよい。
コンデンサ35、高周波コイル34は、必要に応じて設けられ、第1の放送周波数帯と第2の放送周波数帯とを受信する場合に設けられる。
【0028】
アンテナ導体6と受信機20との間には、第1のコイル31とコンデンサ35とが並列接続されたものを接続している。図1の場合と同様に、第1のコイル31のインダクタンス値は少なくとも第1の放送周波数帯において低インピーダンスであることが好ましい。
【0029】
本発明において、低インピーダンスとは、アンテナ導体6の受信信号が受信機側に流れやすい範囲内のインピーダンスをいい、通常、受信機側の入力インピーダンスの5倍以下をいう。また、受信機側の入力インピーダンスとは、通常、受信機の入力インピーダンスをいう。しかし、受信機の入力とアンテナとの間にインピーダンス変換器が接続されている場合には、インピーダンス変換器の入力インピーダンスをいう。高インピーダンスとは、アンテナ導体6の受信信号が受信機側に流れにくい範囲内のインピーダンスをいい、通常、受信機側の入力インピーダンスの5倍超をいう。
【0030】
第1の放送周波数帯がAM放送である場合、AM放送受信の際の受信機側の入力インピーダンスは、通常、1〜10kΩである。そのため、例えば、受信機側の入力インピーダンスが5kΩである場合には、25kΩ以下が低インピーダンスとなり、25kΩ超が高インピーダンスとなる。
【0031】
また、第2の放送周波数帯がFM放送である場合、FM放送受信の際の受信機側の入力インピーダンスは、通常、50又は75Ωである。そのため、例えば、受信機側の入力インピーダンスが50Ωである場合には、250Ω以下が低インピーダンスとなり、250Ω超が高インピーダンスとなる。
【0032】
コンデンサ35は第2の放送周波数帯にて低インピーダンスとなる。換言すると、コンデンサ35は第2の放送周波数帯の受信信号を通過させるような容量値を有する。したがって、アンテナ導体6に励起された第2の放送周波数帯の受信信号はコンデンサ35を介して受信機に送られる。コンデンサ35の容量値は、通常、1〜1000pF程度が採用される。例えば、第1の放送周波数帯がAM放送帯、第2の放送周波数帯がFM放送帯である場合、コンデンサ35の容量値は、5.0〜33pFの範囲が好ましい。
【0033】
高周波コイル34は、アンテナ導体6に励起された第2の放送周波数帯の受信信号が車体アースに漏れないようにするためのものである。第1の放送周波数帯受信の場合には、通常、高周波コイル34が低インピーダンスとなる。高周波コイル34は、通常、0.1〜100μH程度が使用される。
【0034】
高周波コイル34は、第2の放送周波数帯で高インピーダンスとなるものであり、第2のコイル32は第2の放送周波数帯では、通常、自己共振周波数が低く、インダクタンスを失うので高周波コイル34がこれを代行する。
なお、第2のコイル32のみで第1の放送周波数帯から第2の放送周波数帯までの広い周波数帯域を高インピーダンスにできれば高周波コイル34は不要であり、省略できる。
ダンピング用の抵抗36は、第1の共振のQ(クオリティファクタ)調整用であり、ダンピング用の抵抗33、37は、第2の共振のQ調整用である。
【0035】
また、本発明では、アンテナ導体6、デフォッガ3、後部窓の開口部すなわち車体の3要素がそれぞれ相互に形成する主に静電容量からなるインピーダンスとリアクタンス回路8内の主にチョークコイルのインピーダンスによって第1の放送周波数帯等の帯域外において反共振現象を発生させることが好ましい。ここで、車体開口部とは窓ガラス板がはめ込まれる車体の開口部であって車体アースとなるべきものをいい、金属等の導電性材料で構成されているものをいう。
【0036】
リアクタンス回路8を利用し反共振を起こさせる場合、反共振周波数より低い周波数域では急激に感度が減衰するため、第1の放送周波数帯域より低い周波数に反共振の共振周波数を存在させることが好ましい。反共振させることにより、デフォッガ3に誘起された受信電流が車体アースに流れるのを防止し、感度を向上させる。
【0037】
アンテナ導体6のパターンとしては、自動車の形状、ガラス板の形状、寸法及び構成等によりAM放送、FM放送、AM放送とFM放送の両ラジオ放送共用又はテレビその他の放送等用のアンテナとして最適な性能が得られるパターンが適宜選択、設計される。
【0038】
また、図1に示すアンテナ導体6には補助アンテナ導体は付設されていないが、これに限定されず、位相調整及び指向性調整のために、アンテナ導体の導体パターン又は給電点に、接続導体を介して又は介さずに、略T字状、略L字状、ループ等の補助アンテナ導体が付設されていてもよい。
【0039】
窓ガラス板1に設けられるアンテナ導体6の位置については、図1を例にとると、窓ガラス板1のデフォッガより上下左右部の余白部のどこにアンテナ導体を設けてもよく、図1に示す位置に限定されない。また、窓ガラス板1に設けられるアンテナ導体の数は限定されない。
【0040】
窓ガラス板1に設けられるアンテナ導体は、AM放送帯用又はFM放送帯用に限定されず、テレビVHF帯用、テレビUHF帯用及び電話用等に応用できる。また、自動車に設けられるアンテナ導体の数は限定されず、また、本発明のガラスアンテナと、ポールアンテナ等の他のアンテナ及び/又は他のガラスアンテナとの間でダイバーシティ受信を行ってもよい。
給電点は図1では後部窓ガラス板1の左周縁部に配設されている。しかし、これに限定されず、後部窓ガラス板1のどの位置に配設されていてもよく、例えば、後部窓ガラス板1の左右中央の上下周縁部に配設されていてもよい。
【0041】
図1に示す本発明においては、バスバ5a、5bとデフォッガ用の直流電源10間にチョークコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bを挿入し、高周波帯域にてチョークコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bのインピーダンスを大きくすることによって、直流電源10からデフォッガへの直流電流は流すが放送周波数帯域等の高周波帯域の電流は遮断するようにしている。
【0042】
このようにして、チョークコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bによりデフォッガのヒータ線2とバスバ5a、5b、5cとを車体アースから高周波的に絶縁でき、ヒータ線2及びバスバ5a、5b、5cに誘起されたラジオ放送周波数帯域等の高周波帯域の受信電流が車体アースへ流れるのを防止できて、この受信電流を漏れなくデフォッガ3の出力t2 を介して受信機20に送ることができる。
【0043】
また、中波帯、例えば、AM放送帯のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル12a、12bは、通常、不要であり、チョークコイル9のみでよく、FM放送帯等の高周波帯のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル12a、12bのみでよい。また、中波帯及びFM放送帯両方を受信する場合であっても、チョークコイル9、高周波チョークコイル12a、12b両方の機能を満足するコイルがあれば、かかるコイルのみでよい。
【0044】
図1に示したデフォッガ3では、デフォッガ3の両側のバスバの右側のバスバを所望のところから上下に2つに分割し、下側部バスバ5a、上側部バスバ5bを設けている。下側部バスバ5aには車体アースのリード線を接続し、上側部バスバ5bには電源側のリード線を接続している。給電された電流は上側部バスバ5bからバスバ5cを通って下側部バスバ5aへとコの字状に流れる。
図1に示したデフォッガは、いわゆるコの字状であるが、本発明にかかるデフォッガはこれに限定されず、いわゆるハの字状デフォッガであっても、本発明に利用できる。
【0045】
また、アンテナ導体6、ヒータ線2とバスバ5a、5b、5cとは、通常、導電性銀ペースト等の導電性金属含有ペーストを窓ガラス板1の車内側表面にプリントし、焼付けて形成する等により製造するが、かかる形成方法に限定されず、銅線等の導電性の線状体又は箔状体を窓ガラス板1の車内側又は車外側表面に形成してもよく、窓ガラス板1の内部に設けてもよい。
【0046】
また、本発明において、アンテナ導体が設けられる窓ガラス板は後部窓ガラス板に限定されず、サイド窓ガラス板、前部窓ガラス板、ルーフ窓ガラス板等でもよく、アンテナ導体が設けられる窓ガラス板にデフォッガが設けられていなくともよい。
【0047】
図4はインダクタンス回路21の代表例の回路図である。図4において、40は結合用コイル、41、43は抵抗、42はコンデンサである。図4に示すようにインダクタンス回路21は結合用コイル40を含む回路である。しかし、インダクタンス回路21は第2の放送周波数帯の周波数の通過を阻止又は減衰するインピーダンスを有し、フィルタ回路として機能する回路であれば図4に示す回路構成に限定されない。
【0048】
結合用コイル40は、インダクタンス素子としての機能を有し、第2の放送周波数帯の通過を阻止又は減衰するインダクタンス値を有する。言い換えれば、第2の放送周波数帯において、受信機側の入力インピーダンスの2倍超のインピーダンスとなるように結合用コイル40のインダクタンス値を設定することが好ましい。また、受信機側の入力インピーダンスの5倍超のインピーダンスとなるように結合用コイル40のインダクタンス値を設定することがより好ましい。
【0049】
第2の放送周波数帯がFM放送帯以上の高い周波数帯域である場合、結合用コイル40のインダクタンス値は0.1〜100μHの範囲が通常使用される。また、第2の放送周波数帯がFM放送帯である場合、結合用コイル40のインダクタンス値は0.5〜20μHの範囲が好ましい。この範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較してFM放送帯の感度が0.3dB以上通常向上する。また、結合用コイル40のインダクタンス値は1.0〜2.8μHの範囲がより好ましい。この範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較してFM放送帯の感度が0.5dB以上通常向上する。
【0050】
結合用コイル40の自己共振周波数fR について述べると、第2の放送周波数帯の最高周波数をfH 、第2の放送周波数帯の最低周波数をfL とするとき、fH /15≦fR ≦3fL の条件を満足することが好ましい。fR がこの範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較して第2の放送周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。また、fH /9≦fR ≦2fL の条件を満足することがより好ましい。fR がこの範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較して第2の放送周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。
【0051】
なお、高周波チョークコイルを等価回路で表すと、コイルとコンデンサとの並列回路となり、該コイルと該コンデンサとの並列共振周波数が自己共振周波数となる。
【0052】
抵抗41、43はアンテナ導体6とデフォッガ3との結合状態を調整するための抵抗であり、必要に応じて設けられ、抵抗43の抵抗値は1Ω〜10kΩの範囲が通常使用される。コンデンサ42は、直流電圧阻止用又はバイパス用のコンデンサであり、必要に応じて設けられ、1〜10000pFが通常使用される。インダクタンス回路21を簡単化するために、結合用コイル40のみ設けるようにしてもよい。
【0053】
また、直流電源10からデフォッガ3に直流電流を供給するリード線がエンジンノイズ等の車両ノイズを拾ってS/N比の悪化を招く。抵抗41は、このS/N比悪化を防止する機能をも有する。特にAM放送帯の低域のS/N比悪化を防止する機能を有する。すなわち、抵抗41はエンジンノイズ等の車両ノイズの軽減する機能を有する。
【0054】
抵抗41の抵抗値は10Ω〜1kΩが好ましく、50〜500Ωが好ましい。第1の放送周波数帯をAM放送帯とするとき、抵抗41の抵抗値を10Ω〜1kΩとする場合には、10Ω〜1kΩの範囲外の場合と比較して、AM放送帯のS/N比が1dB以上向上する。抵抗41の抵抗値を50〜500Ωとする場合には、50〜500Ωの範囲外の場合と比較して、AM放送帯のS/N比が1dB以上向上する。
【0055】
図7に示す本発明の自動車用ガラスアンテナ装置は図1とは別の実施例であって、比較的実用的な装置である。図7において、インダクタンス回路21は結合用コイル40と抵抗41との直列接続回路である。図7では、ダイバーシティ受信を行っていない。
【0056】
また、図7の装置の場合には、アンテナ導体6とデフォッガ3とは容量結合していない方が好ましい。容量結合させる場合には、アンテナ導体6に励起した高域周波数帯の受信信号がデフォッガ3、チョークコイル9を介して車体アースに漏れやすくなる。したがって、できるだけ容量結合させないため、アンテナ導体6とデフォッガ3との最短の間隔は10mm以上であることが好ましい。
【0057】
【実施例】
「例1(実施例)」
自動車の後部窓ガラス板を使用して、図1に示すような自動車用ガラスアンテナ装置を製作した。共振回路7は図3のものを採用した。ただし、コンデンサ38、抵抗33は設けなかった(コンデンサ38の箇所は開放、抵抗33の箇所は短絡)。インダクタンス回路21については図4において結合用コイル40のみ設けたものを使用した。表1に各回路定数を挙げる。
【0058】
【表1】
Figure 0003744214
【0059】
AM放送帯についての感度の測定結果を図5に示す。図5において870mmの長さのポールアンテナがほぼ0dBである。FM放送帯については870mmの長さのポールアンテナとほぼ同等(±2dB以内)であった。また、第1の共振の共振周波数はほぼ1450kHz、第2の共振の共振周波数はほぼ500kHzであった。また、リアクタンス回路8を利用した反共振の共振周波数はほぼ300kHzであった。FM放送帯についての感度の測定結果を図6に示す。
【0060】
「例2〜9(実施例)」
結合用コイル40の電気的特性を表1に示す値に変更した。FM放送帯の平均感度を例1と比較したデータ(例1より低下したデータ)も表1に示す。
【0061】
【表2】
Figure 0003744214
【0062】
【発明の効果】
本発明では、アンテナ導体の給電点と受信機との間に前置増幅器を挿入接続する必要がないため、前置増幅器挿入のため強電界中において、波形歪や混変調などが発生し、ノイズがそのまま増幅されるという問題がなく、生産性がよい。
また、本発明では、第1の共振と第2の共振とを起こさせることにより、第1の放送周波数帯の感度を向上でき、かつ、優れた平坦性で受信できる。アンテナの給電を2箇所から取ることもできるため、FM放送帯等の高周波帯を受信する場合、指向性改善が容易に達成できる。
【0063】
また、本発明をデフォッガを設けた後部窓ガラス板に適用し、デフォッガをアンテナとして利用する場合、インダクタンス回路により、アンテナ導体に励起する第2の放送周波数帯の受信信号の通過が阻止され又は減衰されるため、この受信信号がデフォッガを介して車体アースに漏れ、第2の放送周波数帯の感度が低下することが少ない。さらに、リアクタンス回路を利用した反共振を起こさせる際、チョークコイルのインピーダンスが自動車ごとにばらつく場合であっても、第1の放送周波数帯域内に反共振の共振周波数を存在させることなく第1の放送周波数帯の感度を向上できるため、感度が自動車ごとに均一になり、生産性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の代表例の構成図
【図2】図1の等価回路図
【図3】共振回路7の応用例の代表的回路図
【図4】インダクタンス回路21の代表的回路図
【図5】AM放送帯における実施例の感度の周波数特性図
【図6】FM放送帯における実施例の感度の周波数特性図
【図7】別の実施例の構成図
【符号の説明】
1:自動車の後部窓ガラス板
2:ヒータ線
3:デフォッガ
4:アンテナ導体の給電点
5a、5b、5c:バスバ
6:アンテナ導体
7:共振回路
8:リアクタンス回路
9:チョークコイル
10:直流電源
11:コンデンサ
12a、12b:高周波チョークコイル
20:受信機
25:ケーブル
31:第1のコイル
32:第2のコイル
34:高周波コイル
35:バイパス用のコンデンサ
36、37:ダンピング用の抵抗
38:共振調整用のコンデンサ
1 :給電点4からアンテナ導体6側を見た場合の浮遊容量
2 :バスバ5bからデフォッガ3側を見た場合の浮遊容量
3 :ケーブル25の浮遊容量
1 :アンテナ導体6の電圧電源
2 :デフォッガ3がアンテナとして機能する際の電圧電源

Claims (7)

  1. 第1のコイル、第2のコイル、自動車の窓ガラス板に設けられた第1のアンテナ及び該窓ガラス板に設けられた第2のアンテナを備え、
    第1のアンテナの浮遊容量をC1 、第2のアンテナの浮遊容量をC2 とするとき、浮遊容量C1 の値と浮遊容量C2 の値との和の値の容量と、第1のコイルのインダクタンスとで第1の共振を生じさせ、浮遊容量C1 の値と浮遊容量C2 との和の値の容量と、第2のコイルのインダクタンスとで第2の共振を生じさせ、
    第1の共振と第2の共振とは、第1の放送周波数帯の感度を向上させるような共振周波数を有し、
    第1のアンテナと第2のアンテナとの間にインダクタンス素子が直列に接続されており、インダクタンス素子は第1の放送周波数帯より周波数が高い第2の放送周波数帯の通過を阻止又は減衰するインダクタンス値を有し、
    第1のアンテナと受信機との間に第1のコイルが電気的に接続されており、第2のアンテナと車体アースとの間に第2のコイルが電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置。
  2. 第1のコイル、第2のコイル、自動車の窓ガラス板に設けられた第1のアンテナ及び該窓ガラス板に設けられた第2のアンテナを備え、
    さらに、第1のアンテナの受信信号を受信機に送るケーブルを備え、
    第1のアンテナの浮遊容量をC1 、ケーブルの浮遊容量をC3 とするとき、浮遊容量C1 と第1のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせており、
    浮遊容量C3 と第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じさせており、
    第1の受信周波数帯の受信信号及び第1の受信周波数帯より高周波数の第2の受信周波数帯の受信信号が第1のアンテナより受信機に送られており、
    第1の共振の共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、それぞれ第1の受信周波数帯の感度が向上するような周波数であり、
    第1のアンテナと第2のアンテナとの間に第2の受信周波数帯の受信信号を遮断又は減衰させるフィルタ回路が電気的に接続されており、
    第1のアンテナと受信機との間に第1のコイルが電気的に接続されており、第2のアンテナと車体アースとの間に第2のコイルが電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置。
  3. 主に浮遊容量C 1 と浮遊容量C 2 との和の容量と、主に第1のコイル31のインダクタンスとで第1の共振が起きるようにし、
    主に第1のコイル31のインダクタンスと第2のコイル32のインダクタンスとの和のインダクタンスと、主に浮遊容量C 1 と浮遊容量C 2 との和の容量とで第2の共振を起きるようにする請求項1記載の自動車用ガラスアンテナ装置。
  4. 第1のコイル、第2のコイル、自動車の窓ガラス板に設けられたアンテナ導体及び該窓ガラス板に設けられた通電加熱式のデフォッガを備え、
    デフォッガはヒータ線と該ヒータ線に給電するバスバとを有し、バスバと直流電源との間、及び、バスバと車体アースとの間、の少なくとも一方にチョークコイルが接続されており、
    アンテナ導体の浮遊容量をC1 、ケーブルの浮遊容量をC3 とするとき、
    浮遊容量C1 と第1のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせており、
    浮遊容量C3 と第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じさせており、
    第1の受信周波数帯の受信信号と第1の受信周波数帯より高周波数の第2の受信周波数帯の受信信号とがアンテナ導体より受信機に送られており、
    第1の共振の共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、それぞれ第1の受信周波数帯の感度が向上するような周波数であり、
    アンテナ導体とデフォッガとの間に第2の受信周波数帯の受信信号を遮断又は減衰させるフィルタ回路が電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置。
  5. アンテナ導体と受信機との間に第1のコイルが電気的に接続されており、デフォッガと車体アースとの間に第2のコイルが電気的に接続されている請求項4記載の自動車用ガラスアンテナ装置。
  6. 第1の共振が直列共振であり、第2の共振が並列共振である請求項1、2、3、4又は5記載の自動車用ガラスアンテナ装置。
  7. アンテナ導体、デフォッガ、後部窓の開口部の3要素がそれぞれ相互に形成する主に静電容量からなるインピーダンスと主にチョークコイルのインピーダンスによって反共振現象を発生させる請求項4、5又は6記載の自動車用ガラスアンテナ装置。
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