JPH11191712A - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ装置

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JPH11191712A
JPH11191712A JP35805097A JP35805097A JPH11191712A JP H11191712 A JPH11191712 A JP H11191712A JP 35805097 A JP35805097 A JP 35805097A JP 35805097 A JP35805097 A JP 35805097A JP H11191712 A JPH11191712 A JP H11191712A
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JP
Japan
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antenna conductor
resonance
coil
antenna
defogger
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JP35805097A
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English (en)
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Fumitaka Terajima
文貴 寺島
Koji Tabata
耕司 田畑
Goshi Yamamoto
剛資 山本
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AM放送とFM放送の両方の感度が向上する。 【解決手段】第1のコイル31と第1のアンテナ導体3
aとで直列共振を生じさせ、第2のコイル32と第2の
アンテナ導体3bとで並列共振を生じさせ、デフォッガ
90と第2のアンテナ導体3bとを容量結合させ、第1
のアンテナ導体3aと第2のアンテナ導体3bとの間に
高周波チョークコイル52を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感度向上に寄与する
自動車用ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、共振を利用して感度を向上させる
自動車用ガラスアンテナ装置として図5の自動車用ガラ
スアンテナ装置が提案されている(実公平4−5307
0)。この従来例では、自動車の後部窓ガラス板1にヒ
ータ線2とバスバ15a、15b、15cからなるデフ
ォッガ90を設けて、バスバ15a、15bとデフォッ
ガ90用の直流電源10との間にチョークコイル9を接
続し、放送周波数帯域にてチョークコイル9のインピー
ダンスを大きくすることによって、直流電源10からデ
フォッガ90への直流電流は流すが放送周波数帯域の電
流は遮断するようにし、デフォッガ90をアンテナとし
て利用している。
【0003】また、AM放送帯において、デフォッガ9
0の対接地浮遊容量(以下、単に浮遊容量という)とコ
イル71とで並列共振させ、さらに、コイル72、コン
デンサ73及び抵抗74とでAM放送帯の受信信号を通
過させるようにしている。なお11はノイズカット用の
コンデンサである。図5の従来例では、このような構成
を採ることにより、感度向上を図っている。
【0004】しかし、この従来例では、デフォッガ90
をAM放送帯、ラジオFM放送帯(以下、単にFM放送
帯という)の兼用アンテナとしているので、デフォッガ
90の形状をAM放送受信に最適な形状としても、FM
放送受信の際には、FM放送の感度が不充分であった。
AM放送、FM放送受信以外の複数放送帯の受信を目的
とする自動車用ガラスアンテナ装置についても同様の問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の前
述の欠点の解消を目的とし、高感度の自動車用ガラスア
ンテナ装置を新規に提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の後部
窓ガラス板に、ヒータ線と該ヒータ線に給電するバスバ
とを有する通電加熱式のデフォッガ、第1のアンテナ導
体及び第2のアンテナ導体が設けられており、第2のア
ンテナ導体とデフォッガとは容量結合されており、バス
バとデフォッガ用直流電源との間にチョークコイルが接
続されている自動車用ガラスアンテナ装置であって、第
1のコイルと第2のコイルとを備え、第1のアンテナ導
体のインピーダンスと第1のコイルのインダクタンスと
を共振要素として含む第1の共振を生じさせており、第
2のアンテナ導体のインピーダンスと第2のコイルのイ
ンダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じ
させており、第1のアンテナ導体と第2のアンテナ導体
との間に高周波チョークコイルが接続されていることを
特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は自動車の後部窓ガラス板1
を使用した本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の一実
施例の構成図である。図1において、2はヒータ線、3
aは第1のアンテナ導体、3bは第2のアンテナ導体、
4a、4bは給電点、5a、5bはバスバ、6は共振回
路、7は受信機、9はチョークコイル、21は短絡線、
31は第1のコイル、32は第2のコイル、52は高周
波チョークコイル、90はデフォッガである。
【0008】第1のアンテナ導体3aと第2のアンテナ
導体3bとは回路により接続されており、図1では回路
は高周波チョークコイル52のみからなる。第1のアン
テナ導体3aと第2のアンテナ導体3bとが回路により
接続されているため、第1のアンテナ導体3aと第2の
アンテナ導体3bとが一体化され、第1のアンテナ導体
3aの実効長及び第2のアンテナ導体3bの実効長がと
もに長くなる。
【0009】図1に示すように後部窓のガラス板1にヒ
ータ線2と該ヒータ線2に給電するバスバ5a、5bと
を有する通電加熱式のデフォッガ90が設けられてお
り、第2のアンテナ導体3bとデフォッガ90とは容量
結合されている。デフォッガ90に誘起された受信信号
を第2のアンテナ導体3bに伝送し、感度向上を図るた
めである。第2のアンテナ導体3bがデフォッガ90と
容量結合されていると、容量結合されていない場合と比
較して通常0.5dB以上感度が向上する。
【0010】図1に示すように後部窓のガラス板1に設
けられている複数本のヒータ線2のバスバ以外の部分を
短絡線21により短絡してもよい。ヒータ線2をバスバ
以外の部分で短絡する短絡線21は必要に応じて設けら
れ、デフォッガ90をアンテナとして利用する場合に、
デフォッガ90のインピーダンスを安定させる機能を有
する。また、短絡線21は高帯域化機能をも有する。
【0011】図2は図1の装置の等価回路図である。図
2において、E1は第1のアンテナ導体3aの電圧電
源、E2は第2のアンテナ導体3bの電圧電源、33は
第1のアンテナ導体3aの浮遊容量、34は第2のアン
テナ導体3bの浮遊容量である。
【0012】第2のアンテナ導体3bは主に第1の受信
周波数帯(以下、低域周波数帯という)の受信用とする
ことが好ましく、低域周波数帯で好適な受信性能が得ら
れるように導体長及び導体形状を設定することが好まし
い。第1のアンテナ導体3aは低域周波数帯より高周波
数の第2の受信周波数帯(以下、高域周波数帯という)
の受信用とすることが好ましく、高域周波数帯で好適な
受信性能が得られるように導体長及び導体形状を設定す
ることが好ましい。
【0013】例えば、高域周波数帯をFM放送帯、テレ
ビVHF帯又はテレビUHF帯とする場合、第1のアン
テナ導体3aを構成する各エレメントの横幅の寸法は、
ガラス短縮率をK、高域周波数帯の最高周波数の波長を
λH 、高域周波数帯の最低周波数の波長をλL としたと
き、(λH /4)×K〜λL ×Kの範囲が好ましい。な
お、ガラス短縮率Kは0.64である。低域周波数帯を
AM放送帯、長波放送帯とする場合、第2のアンテナ導
体3bの導体長は使用できるエリアを最大限に使い、極
力長くすることが好ましい。
【0014】本発明においては、2つの共振を起こして
感度を向上させる。第1の共振については、第1のアン
テナ導体のインピーダンスと第1のコイルのインダクタ
ンスとが共振要素として含まれる。
【0015】第1のアンテナ導体3aのインピーダンス
は主に浮遊容量33からなり、第1のアンテナ導体3a
のインピーダンスとは給電点4aから第1のアンテナ導
体3a側を見たときのインピーダンスをいう。また、浮
遊容量33と車体アースとの間に並列に容量成分を接続
して第1の共振の共振周波数を調整してもよい。この容
量成分も第1の共振の共振要素となりうる。
【0016】また、第1の共振には、第1のコイル31
周辺の配線の浮遊容量、ガラスアンテナと受信機との間
に接続されているケーブルの浮遊容量及び高周波チョー
クコイル52のインダクタンスも影響し、これらも第1
の共振の共振要素となりうる。
【0017】また、共振回路6内部に新たに回路素子を
設けて第1のアンテナ導体3aと受信機側とのインピー
ダンスマッチングを行ってもよい。第1のコイル31に
は通常10μH〜1mH程度のものが使用される。
【0018】第2の共振については、第2のアンテナ導
体のインピーダンスと第2のコイルのインダクタンスと
が共振要素として含まれる。第2のアンテナ導体3bの
インピーダンスは主に浮遊容量34からなり、第2のア
ンテナ導体3bのインピーダンスとは給電点4bから第
2のアンテナ導体3b側を見たときのインピーダンスを
いう。また、浮遊容量34と車体アースとの間に並列に
容量成分を接続して第2の共振の共振周波数を調整して
もよい。この容量成分も第2の共振の共振要素となりう
る。
【0019】第2のコイル32には通常10μH〜1m
H程度のものが使用される。また、第2の共振には、第
2のコイル32周辺の配線の浮遊容量及び高周波チョー
クコイル52のインダクタンスも、第2の共振の共振要
素となりうる。ガラスアンテナと受信機との間に接続さ
れているケーブルの浮遊容量は第2の共振に与える影響
は少ない。
【0020】なお、第2のコイル32が、放送周波数の
うちでもFM放送周波数のような高い周波数帯で容量性
の性質が強くなる場合には、受信信号が車体アースに漏
れ、感度が落ちる。これを防ぐために、第2のコイル3
2に高周波チョークコイル(不図示)を直列に接続して
もよい。この高周波チョークコイルには通常0.1〜1
00μH程度が使用される。
【0021】図1では、第1の共振は直列共振であり、
第2の共振は並列共振である。このようにすることが感
度向上の観点から好ましいが、本発明では、第1の共振
は直列共振に限定されず、第2の共振も並列共振に限定
されない。
【0022】本発明において2つの共振を生じさせるの
は、1つの共振のみでは幅広い受信周波数帯域をカバー
しきれないからである。したがって本発明では低域周波
数帯域を略中心周波数で2つに分け、それぞれを2つの
共振で分担させ感度の平坦化を図ることが望ましい。感
度の平坦化とは、低域周波数帯等の帯域内で最高感度と
最低感度との差を小さくすることをいう。第1の共振の
共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、低域周波数
帯の感度が向上するような周波数とする。
【0023】第1の共振が直列共振である場合、第1の
共振の共振周波数は、低域周波数帯域の略中心周波数よ
り高いことが好ましい。第2の共振が並列共振である場
合、第2の共振の共振周波数は、低域周波数帯域の略中
心周波数より低いことが好ましい。第2の共振が並列共
振である場合には並列共振の共振周波数より低い範囲の
感度の低下が著しい。
【0024】図3は共振回路6の変更例の回路図であ
る。図3において、41、44、50、51は直流カッ
ト用のコンデンサ、42はバイパスコンデンサ、43は
結合用のコンデンサ、45、46、48、49はダンピ
ング用の抵抗、47はエンジンノイズ等の自動車ノイズ
の軽減用の抵抗、52は高周波チョークコイルである。
図3の共振回路では、第2のアンテナ導体3bの受信信
号はコンデンサ51、高周波チョークコイル52、抵抗
47、コンデンサ43を介して受信機側に伝達される。
【0025】バイパスコンデンサ42は必要に応じて設
けられ、高域周波数帯を通過させて、受信機側に送る機
能を有する。例えば、低域周波数帯をAM放送帯とする
とき、FM放送受信をも行う場合には、FM放送帯をバ
イパスコンデンサ42によって通過させる。
【0026】コンデンサ43は第1のアンテナ導体3a
と第2のアンテナ導体3bとの容量結合を強化するため
のものであり、必要に応じて設けられる。第1のアンテ
ナ導体3aと第2のアンテナ導体3bとの接続について
は、図3の場合ではコンデンサ43で行っている。しか
し、抵抗等他の部品で接続させてもよい。また、感度の
平坦化を調整するものとして、抵抗45、46、48、
49は必要に応じて設けられる。この他に共振調整用の
コンデンサ等を設けてもよい。
【0027】コンデンサ41、44、50、51は必要
に応じて設けられ、通常100pF〜50μFが使用さ
れる。バイパスコンデンサ42には通常1〜1000p
Fが使用される。コンデンサ43には通常5〜500p
Fが使用される。抵抗45、46、49には通常50Ω
〜100kΩが使用される。
【0028】共振回路6と受信機7とを接続するケーブ
ルの浮遊容量が第2の共振に影響を与えてエンジンノイ
ズ等の自動車ノイズによるS/N比の悪化を招く。抵抗
47は必要に応じて設けられ、このS/N比悪化を防止
する機能を有する。特にAM放送帯の低域のS/N比悪
化を防止する機能を有する。すなわち、抵抗47はエン
ジンノイズ等の自動車ノイズの軽減する機能を有する。
【0029】抵抗47の抵抗値は10Ω〜1kΩが好ま
しく、50〜500Ωが好ましい。低域周波数帯をAM
放送帯とするとき、抵抗47の抵抗値を10Ω〜1kΩ
とする場合には、10Ω〜1kΩの範囲外の場合と比較
して、AM放送帯のS/N比が1dB以上向上する。抵
抗47の抵抗値を50〜500Ωとする場合には、50
〜500Ωの範囲外の場合と比較して、AM放送帯のS
/N比が1dB以上向上する。
【0030】高周波チョークコイル52は、第1のアン
テナ導体3aと第2のアンテナ導体3bとを通常高域周
波数帯で高周波的に分離し、第1のアンテナ導体3aの
導体の実効長を変化させず、高域周波数帯で感度を向上
させる機能を有する。高周波チョークコイル52は、
0.5〜100μH程度が通常使用される。
【0031】また、第2のコイル32が高域周波数帯で
自己共振周波数が低く、容量性の性質が強くなる場合に
は、第1のアンテナ導体3aに励起される高域周波数帯
の受信信号が第2のコイル32を介して車体アースに漏
れ感度が落ちる。そのため、高域周波数帯で、容量性の
性質とならない高周波チョークコイル52により高域周
波数帯の受信信号が第2のコイル32を介して車体アー
スに漏れるのを防止できる。
【0032】換言すると、高周波チョークコイル52
は、低域周波数帯の周波数を通過させ、高域周波数帯の
周波数を遮断又は減衰するフィルタ機能を有する。高周
波チョークコイル52を設ける場合には、設けない場合
と比較して、高域周波数帯の感度が通常1dB以上向上
する。
【0033】図3において、第1のアンテナ導体3aに
励起した高域周波数帯の受信信号が車体アースに漏れる
ことを防止するため、第1のアンテナ導体3aと第2の
アンテナ導体3bとの間に高周波チョークコイル52を
接続している。
【0034】前述した通り、図3において、コンデンサ
41、42、43、44、50、51、抵抗45、4
6、47、48、49は必要に応じて設けられ、省略で
き、ここで、コンデンサ42の省略、抵抗45、46、
49の省略とは開放とすることであり、コンデンサ4
1、43、44、50、51の省略、抵抗47、48の
省略とは短絡とすることである。
【0035】図1において、感度向上のために、デフォ
ッガ90と第2のアンテナ導体3bとを近接させて容量
結合させている。このように容量結合させている場合に
は、デフォッガ90と直流電源10との間にチョークコ
イル9を接続して、デフォッガ90を車体アースから絶
縁している。このようにして容量結合させる場合には、
容量結合させない場合と比較して、感度が数dB以上向
上する。容量結合されるための両者間の距離は、通常
0.1〜50mm程度である。チョークコイル9は通常
0.1〜10mH程度が使用される。
【0036】
【実施例】自動車の後部窓ガラス板を使用し、図1に示
すようなガラスアンテナ装置を製作した。共振回路6は
図3に示す回路を採用した。コンデンサ41、43、4
4、抵抗46、48は設けなかった(抵抗46は開放、
コンデンサ41、43、44、抵抗48は短絡)。
【0037】また、第2のコイル32には高周波チョー
クコイル(2.2μH)を直列に接続した。第1のアン
テナ導体3aと第2のアンテナ導体3bとの間隔は50
mmとし、第1のアンテナ導体3aと第2のアンテナ導
体3bとができるだけ容量結合しないようにした。第2
のアンテナ導体3bとデフォッガ90との間隔は10m
m、第2のアンテナ導体3bとデフォッガ90との結合
容量は80pFとした。各回路定数は表1とおりとし
た。
【0038】
【表1】
【0039】第1のアンテナ導体3aはFM放送帯で好
適な受信性能が得られるように導体長、導体形状を調整
した。第2のアンテナ導体3bはAM放送帯を良好に受
信できるように、アンテナとして使用できるエリアを最
大限に使い、導体長をできるだけ長くした。
【0040】図4はAM放送帯感度の特性図である。図
4では870mmの長さのポールアンテナとの感度を比
較しており、ポールアンテナの感度は0dBである。F
M放送帯感度については870mmの長さのポールアン
テナとほぼ同等(±2dB以内)であった。第1の共振
の共振周波数は1450kHz、第2の共振の共振周波
数は600kHzとした。図6にFM放送帯感度の特性
の測定結果を示す。
【0041】
【発明の効果】本発明では、第1のアンテナ導体のイン
ピーダンスと第1のコイルのインダクタンスとを共振要
素として含む第1の共振を生じさせ、第2のアンテナ導
体のインピーダンス第2のコイルのインダクタンスとを
共振要素として含む第2の共振を生じさせており、2共
振を利用するため低域周波数帯の感度に優れる。さら
に、第2のアンテナ導体とデフォッガとは容量結合され
ており、デフォッガをアンテナとして利用しているた
め、低域周波数帯の感度が向上する。
【0042】また、第1のアンテナ導体と第2のアンテ
ナ導体との間に高周波チョークコイルが接続されてお
り、第1のアンテナ導体に励起される高域周波数帯の受
信信号がデフォッガに漏れにくいため、高域周波数帯の
感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の一実施
例の構成図
【図2】図1の等価回路図
【図3】共振回路6の変更例の回路図
【図4】実施例のAM放送帯の感度の周波数特性図
【図5】従来例のアンテナ装置の構成図
【図6】実施例のFM放送帯の感度の周波数特性図
【符号の説明】
1:自動車の後部窓ガラス板 2:ヒータ線 3a:第1のアンテナ導体 3b:第2のアンテナ導体 4a、4b:給電点 5a、5b:バスバ 6:共振回路 7:受信機 10:直流電源 31:第1のコイル 32:第2のコイル 33:第1のアンテナ導体3aの浮遊容量 34:第2のアンテナ導体3bの浮遊容量 41、44:直流カット用コンデンサ 42:バイパスコンデンサ 43:結合コンデンサ 45、46:ダンピング用の抵抗 47:抵抗 52:高周波チョークコイル 90:デフォッガ E1:第1のアンテナ導体3aの電圧電源 E2:第2のアンテナ導体3bの電圧電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の後部窓ガラス板に、ヒータ線と該
    ヒータ線に給電するバスバとを有する通電加熱式のデフ
    ォッガ、第1のアンテナ導体及び第2のアンテナ導体が
    設けられており、第2のアンテナ導体とデフォッガとは
    容量結合されており、バスバとデフォッガ用直流電源と
    の間にチョークコイルが接続されている自動車用ガラス
    アンテナ装置であって、 第1のコイルと第2のコイルとを備え、 第1のアンテナ導体のインピーダンスと第1のコイルの
    インダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生
    じさせており、 第2のアンテナ導体のインピーダンスと第2のコイルの
    インダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生
    じさせており、 第1のアンテナ導体と第2のアンテナ導体との間に高周
    波チョークコイルが接続されていることを特徴とする自
    動車用ガラスアンテナ装置。
JP35805097A 1997-12-25 1997-12-25 自動車用ガラスアンテナ装置 Withdrawn JPH11191712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530676A (ja) * 2007-12-26 2010-09-09 泰州▲蘇▼中天▲線▼集▲団▼有限公司 自動車オーバーヘッドアンテナ装置及びそのアンテナ増幅器

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