JP3791237B2 - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長波放送帯(150〜280kHz)、中波放送帯(520〜1700kHz)、短波放送帯(2.3〜26.1MHz)、日本のFM放送帯(76〜90MHz)、米国のFM放送帯(88〜108MHz)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜222MHz)及びテレビUHF帯(470〜770MHz)等の受信に適し、高感度、低ノイズであり、かつ、生産性に富む自動車用ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、共振を利用して感度を向上させる自動車用ガラスアンテナ装置として図7の自動車用ガラスアンテナ装置が提案されている(実公平4−53070)。この従来例では、自動車の後部窓ガラス板1にヒータ線2とバスバ15a、15b、15cからなるデフォッガ90を設けている。デフォッガ90の左側には下側部バスバ15a、上側部バスバ15bを設けている。下側部バスバ15aは車体アースに接続され、上側部バスバ15bには直流電源10の陽極に接続されている。給電された電流は上側部バスバ15bから右側部バスバ15cを通って下側部バスバ15aへとコの字状に流れる。図7に示したデフォッガは、いわゆるコの字状である。
【0003】
図7に示す自動車用ガラスアンテナ装置では、バスバ15a、15bとデフォッガ90用の直流電源10との間にチョークコイル9を接続し、高周波帯域にてチョークコイル9のインピーダンスを大きくすることによって、直流電源10からデフォッガ90へ直流電流は流すが放送帯域等の高周波帯域の電流は遮断するようにし、デフォッガ90をアンテナとして利用している。
【0004】
また、中波放送帯においてデフォッガ90の対接地浮遊容量(以下、単に浮遊容量という)とコイル71とで並列共振させ、さらに、コイル72、コンデンサ73及び抵抗74とで中波放送帯の受信信号を通過させるようにしている。なお11はノイズカット用のコンデンサである。図7の従来例では、このような構成を採ることにより、感度向上と低ノイズ化を図っている。
【0005】
しかし、この従来例では、デフォッガ90と受信機とを結線しているケーブルの浮遊容量が並列共振を生じさせる主な要素となっており、かつ、中波放送帯内に並列共振周波数が存在するため、S/N比が悪く、感度が充分でなかった。
【0006】
さらに、デフォッガ90を中波放送帯とFM放送帯との兼用アンテナとする場合、デフォッガ90の形状を中波放送受信に最適な形状とすると、FM放送受信の際には、FM放送の感度や指向性が不充分である問題があった。また、静電気から生じるサージ電圧のために抵抗74が破壊される問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術の前述の欠点の解消を目的とし、高受信感度、低ノイズ、良生産性及び耐サージ電圧特性に優れた自動車用ガラスアンテナ装置を新規に提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ヒータ線と該ヒータ線に給電するバスバとを有する通電加熱式のデフォッガと、アンテナ導体とが自動車の後部窓ガラス板に設けられ、バスバと直流電源との間、及び、バスバと車体アースとの間、の少なくとも一方にチョークコイルが接続されており、第1の受信周波数帯と、第1の受信周波数帯より高周波数の第2の受信周波数帯とを受信する自動車用ガラスアンテナ装置において、
デフォッガはアンテナとしても機能して、少なくとも第1の受信周波数帯を受信して受信機に送り、アンテナ導体は少なくとも第2の受信周波数帯を受信して受信機に送り、
デフォッガと受信機との間であって、かつ、アンテナ導体とデフォッガとの間に、第1のインダクタンス素子とフィルタ回路とが配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されており、
フィルタ回路は第1の受信周波数帯の周波数を通過させ、第2の受信周波数帯の周波数 を遮断又は減衰する機能を有し、
さらに、デフォッガと車体アースとの間に第2のインダクタンス素子が配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されており、
デフォッガのインピーダンスと第1のインダクタンス素子のインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせており、
第2のインダクタンス素子とチョークコイルとの並列接続回路のインダクタンスと、デフォッガのインピーダンスとが主な共振要素となる第2の共振を生じさせており、
第1の受信周波数帯の最高周波数の1.5倍の周波数と第1の受信周波数帯の略中心周波数との間に第1の共振の共振周波数を存在させ、かつ、第1の受信周波数帯の最低周波数の0.6倍の周波数と第1の受信周波数帯の略中心周波数との間に第2の共振の共振周波数を存在させ、
第1の共振は直列共振であり、第2の共振は並列共振であり、
アンテナ導体と車体アースとの間にサージ電圧吸収素子が配線及び/又は回路素子を介して電気的に接続されており、
デフォッガと車体アースとの間にサージ電圧吸収素子が配線及び/又は回路素子を介して電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は自動車の後部窓ガラス板1を使用した本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の基本的構成図である。図1において、2はヒータ線、3はアンテナ導体、4はアンテナ導体3の給電点、5a、5bはバスバ、6は共振回路、6aは共振回路6の第1の入力端、6bは共振回路6の第2の入力端、6cは共振回路6の出力端、7は受信機、7aはケーブル、8はフィルタ回路、20、21はダンピング用の抵抗、31は第1のインダクタンス素子である第1のコイル、32は第2のインダクタンス素子である第2のコイル、47はエンジンノイズ等の自動車ノイズの軽減用の抵抗、48、49はダンピング用の抵抗、50、51は直流カット用のコンデンサ、52は高周波チョークインダクタンス素子である高周波チョークコイル、80、81はサージ電圧吸収素子、90はデフォッガ、91はデフォッガ90に接続された引き出し線条の先端に設けられた給電点である。
【0012】
以下の説明において、特に記載しない場合には、方向は図面上での方向をいうものとする。抵抗47、48、49及び高周波チョークコイル52は必要に応じて設けられる。
【0013】
なお、第1のインダクタンス素子としては第1のコイル31が好ましく、第2のインダクタンス素子としては第2のコイル32が好ましく、高周波チョークインダクタンス素子としては高周波チョークコイル52が好ましい。
【0014】
図1の自動車用ガラスアンテナ装置では、給電点4と共振回路6の第1の入力端6aとがコンデンサ50を介して電気的に接続されており、共振回路6の出力端6cがケーブル7aを介して受信機7の入力端と電気的に接続されている。
【0015】
換言すると、図1の自動車用ガラスアンテナ装置では、給電点4が受信機7の入力端と電気的に接続されており(図1では高周波的な接続)、給電点4の受信信号が受信機7の入力端に送られる。共振回路6の出力端6cと受信機7の入力端とを電気的に接続するケーブルは、ノイズ低減の観点から同軸ケーブルが好ましいが、ノイズ低減可能なケーブルであれば同軸ケーブルに限定されない。
【0016】
共振回路6の第2の入力端6bと給電点91とはコンデンサ51を介して電気的に接続されており、共振回路6の出力端6cと受信機7の入力端とがケーブル7aを介して電気的に接続されているため、アンテナ導体3と受信機7との間の線路と、給電点91との間には、第1のコイル31とフィルタ回路8とが電気的に接続されている。詳細に説明すると、アンテナ導体3と受信機7との間の線路と、給電点91とは、第1のコイル31、フィルタ回路8及び抵抗47の直列接続回路により電気的に接続されている。したがって、アンテナ導体3と受信機7との間の線路と、デフォッガ90との間に、第1のコイル31とフィルタ回路8とが接続されている。
【0017】
第1のコイル31とフィルタ回路8との接続に関しては、図1に限定されず、アンテナ導体3と受信機7との間の線路と、デフォッガ90との間に、第1のコイル31とフィルタ回路8とが配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されていればよい。なお、給電点91は必要に応じて設けられるものであり、給電点91を設けずに直接バスバ5bに第2の入力端6bを配線してもよい。
【0018】
ここで、回路素子とは、コンデンサ、コイル、抵抗を始め、ダイオード、トランジスタ等の半導体及び回路に使用するすべての素子をいう。また、配線とは、電線をもって電気的に接続することをいう他、回路基板に設けられている導体パターンやコネクタをもって電気的に接続することをもいう。図1において、アンテナ導体3とデフォッガ90とが容量結合していることによる「アンテナ導体3とデフォッガ90とが電気的に接続されていること」は配線に含まれない。以下同様とする。
【0019】
図1ではフィルタ回路8は高周波チョークコイル52からなり、フィルタ回路8の回路構成を簡素化するためにはフィルタ回路8は高周波チョークコイル52のみから構成することが好ましいが、これに限定されず、フィルタ回路8の回路構成を他の回路構成にしてもよい。
【0020】
共振回路6の第2の入力端6bと給電点91とはコンデンサ51を介して電気的に接続されており、共振回路6の第2の入力端6bと車体アースとの間には、第2のコイル32と抵抗48との直列接続回路が電気的に接続されている。換言すれば、給電点91と車体アースとの間には第2のコイル32が電気的に接続されている(図1では高周波的な接続)。この第2のコイル32の接続に関しては図1に限定されず、給電点91と車体アースとの間に第2のコイル32が配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されていればよい。ここで、車体アースとは車体の導電部分をいい、通常、金属等の導電性材料からなる。
【0021】
図1では、このように配線されているため、第1のコイル31を通過するデフォッガ90の受信信号と、アンテナ導体3の受信信号が合成されて受信機7に送られる。また、図1では、アンテナ導体3の受信信号をコンデンサ50を介してデフォッガ90の受信信号と合成して受信機7に送っているが、アンテナ導体3の受信信号をコイル、抵抗等のコンデンサ以外の回路素子を介してデフォッガ90の受信信号と合成して受信機7に送ってもよい。
【0022】
図1では、第2の入力端6bと出力端6cとの間に、第2の入力端6b側から見て、抵抗47、高周波チョークコイル52、第1のコイル31の順に接続されている。しかし、この接続順に限定されず、この接続順は、抵抗47、第1のコイル31、高周波チョークコイル52の順、高周波チョークコイル52、第1のコイル31、抵抗47の順、高周波チョークコイル52、抵抗47、第1のコイル31の順、第1のコイル31、抵抗47、高周波チョークコイル52の順、第1のコイル31、高周波チョークコイル52、抵抗47の順のうち、どの接続順であってもよい。
【0023】
図3は図1の装置の原理説明のための等価回路図である。ただし、抵抗47、抵抗48及び抵抗49は説明を簡単化するため省略しており、抵抗49の箇所は開放、抵抗47及び抵抗48の箇所は短絡としている。
【0024】
図3において、E1はアンテナ導体3の信号電圧電源、E2はデフォッガ90の信号電圧電源、33はアンテナ導体3の浮遊容量、34はデフォッガ90の浮遊容量、35はケーブル7aの浮遊容量である。アンテナ導体3とデフォッガ90とが近接して容量結合している場合には、この容量結合による近接容量は高周波チョークコイル52と並列に接続される。浮遊容量33は通常10〜100pF、浮遊容量34は通常50〜300pFである。
【0025】
アンテナ導体3は第1の受信周波数帯(以下、低域周波数帯という)より高周波数の第2の受信周波数帯(以下、高域周波数帯という)の受信用とすることが好ましく、高域周波数帯で好適な受信性能が得られるように導体長及び導体形状を設定することが好ましい。
【0026】
アンテナ導体3、デフォッガ90は、中波放送帯用、FM放送帯用、短波放送帯用、長波放送帯用、テレビVHF帯用、テレビUHF帯用及び電話受信用等に利用できる。例えば、低域周波数帯を中波放送帯とし、高域周波数帯をFM放送帯、テレビVHF帯及びテレビUHF帯から選ばれる1以上とする。
【0027】
本発明においては、2つの共振を起こして感度を向上させる。第1の共振については、デフォッガ90のインピーダンスと第1のコイル31のインダクタンスとが共振要素として含まれる。
【0028】
デフォッガ90のインピーダンスとは給電点91からデフォッガ90側を見たときのインピーダンスをいう。デフォッガ90のインピーダンスは主に浮遊容量34からなる。
【0029】
また、配線及び/又は容量結合により、デフォッガ90とアンテナ導体3とが電気的に接続されているため(図1では高周波的な接続)、第1の共振にはアンテナ導体3のインピーダンスも影響し、第1の共振の共振要素となりうる。
【0030】
アンテナ導体3のインピーダンスは主に浮遊容量33からなり、アンテナ導体3のインピーダンスとは給電点4からアンテナ導体3側を見たときのインピーダンスをいう。また、浮遊容量34と車体アースとの間に並列に容量を接続して第1の共振の共振周波数を調整してもよい。この容量も第1の共振の共振要素となりうる。
【0031】
第1の共振には、第1のコイル31の周辺の配線の浮遊容量、ガラスアンテナと受信機7との間に接続されているケーブルの浮遊容量(図1の場合には、浮遊容量35)等も影響し、第1の共振の共振要素となりうる。
【0032】
共振回路6の内部に新たに回路素子を設けてデフォッガ90と受信機側とのインピーダンスマッチングを行ってもよい。第1のコイル31には通常10μH〜1mH程度のものが使用され、低域周波数帯が中波放送帯である場合には、感度向上の点で、50〜500μHが好ましく、65〜350μHがより好ましい。
【0033】
第2の共振については、第2のインダクタンス素子とチョークコイルとの並列接続回路のインダクタンスと、デフォッガのインピーダンスとが第2の共振の主な共振要素となる。第2のコイル32には通常10μH〜1mH程度のものが使用され、低域周波数帯が中波放送帯である場合には、感度向上の点で、100μH〜1mHが好ましく、300〜850μHがより好ましい。なお、第1の共振及び第2の共振を円滑に生じさせるため、共振回路6は後部窓ガラス板1又は後部窓ガラス板1近傍に設けらることが好ましい。
【0034】
また、前述したとおり、アンテナ導体3とデフォッガ90とが電気的に接続されているため(図1では高周波的な接続)、第2の共振にはアンテナ導体3のインピーダンスも影響し、第2の共振の共振要素となりうる。さらに、第2の共振には、アンテナ導体3の周辺の配線の浮遊容量、デフォッガ90の周辺の配線の浮遊容量、第2のコイル32の周辺の配線の浮遊容量等も影響し、第2の共振の共振要素となりうる。共振回路6の出力端と受信機との間に接続されているケーブルの浮遊容量(図1の場合には、浮遊容量35)等も第2の共振に影響を与える。
【0035】
図1では、第1の共振は直列共振であり、第2の共振は並列共振である。本発明では、このようにすることが感度向上の観点から好ましい。
【0036】
コンデンサ51の作用を説明する。コンデンサ51は必要に応じて設けられる回路素子であるが、コンデンサ51が設けられてなく、コンデンサ51の箇所が短絡されているならば、デフォッガ90に流れる直流電流が第2のコイル32に流れ込むため、第2のコイル32の電流容量を大きくしなければならず、生産性が悪くなり、さらに、デフォッガ90に流れる直流電流がコイル32を介して車体アースに流れ込むため、電流が無駄になる。要するに、コンデンサ51は直流電流阻止用として作用する。したがって、コンデンサ51を設けることが好ましい。
【0037】
図1ではコンデンサ51は、給電点91と第2のコイル32との間に接続されており、給電点91がバスバ5bに接続されているので、コンデンサ51は、バスバ5bと第2のコイル32との間に接続されている。しかし、これに限定されず、コンデンサ51は、バスバ5aと第2のコイル32との間に接続されていてもよく、ヒータ線2と第2のコイル32との間に接続されていてもよい。換言すれば、第2のコイル32が電気的に接続されるデフォッガ90の箇所は限定されない。
【0038】
図1において、第2のコイル32のインダクタンスとチョークコイル9のインダクタンスの両方が第2の共振の共振要素となる場合について説明する。第2のコイル32とチョークコイル9との並列接続回路のインダクタンスとデフォッガ90のインピーダンスとが第2の共振の共振要素として含まれる。また、この場合、第2のコイル32のインダクタンス値L2 とチョークコイル9のインダクタンス値LCHとが、1.5・L2≦LCHの関係を満たすことが好ましく、2・L2≦LCHの関係を満たすことがより好ましい。チョークコイル9にはデフォッガ90に流れる数十A(アンペア)の大電流が流れるため、電流容量を大きくしなければならず、量産の際、LCHは通常±30%程度のばらつきを生じる。このため、第2の共振の共振周波数のばらつきを生じ、ひいては低域周波数帯の感度のばらつきを生じる。L2とLCHとが上記関係を満たすことにより、こうした不具合を回避できる。
【0039】
図1の自動車用ガラスアンテナ装置では、第2のコイル32とチョークコイル9との並列接続回路のインダクタンスが第2の共振を生じさせる主なインダクタンスとなるため、1.5・L2≦LCHにすることによって、チョークコイル9のインダクタンスの第2の共振への影響を少なくし、第2の共振の共振周波数のばらつきを少なくできる。1.5・L2≦LCHの場合には、LCHが±30%ばらついても第2のコイル32とチョークコイル9との並列接続回路のインダクタンスのばらつきを±15%以下にできる。第2のコイル32のインダクタンスとチョークコイル9のインダクタンスの両方が第2の共振の共振要素となる場合であって、図1の場合には、第2のインダクタンス素子とチョークコイルとの並列接続回路のインダクタンスと、デフォッガのインピーダンスとが第2の共振の主な共振要素となる。
【0040】
図1において、第1の共振の共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、低域周波数帯の感度が向上するような周波数とする。また、図1において、インダクタンス素子である高周波チョークコイル52は、アンテナ導体3とデフォッガ90とを高域周波数帯で通常高周波的に分離し、アンテナ導体3の導体の実効長を変化させず、高域周波数帯で感度を向上させる機能を有する。
【0041】
また、高周波チョークコイル52が設けられてなく、高周波チョークコイル52の箇所が短絡されている場合、高域周波数帯においてチョークコイル9又は第2のコイル32は自己共振周波数が低く容量性を示すようになるので、アンテナ導体3に励起された高域周波数帯の受信信号が車体アースに漏れるため、高周波チョークコイル52を設けてこれを防いでいる。換言すると、高周波チョークコイル52は、低域周波数帯の周波数を通過させ、高域周波数帯の周波数を遮断又は減衰するフィルタ回路8としての機能を有する。
【0042】
また、低域周波数帯を中波放送帯とし、高域周波数帯をFM放送帯、テレビVHF帯及びテレビUHF帯から選ばれる1以上とする場合には、高周波チョークコイル52は、0.1〜100μHの範囲のインダクタンス値のものが好ましい。高周波チョークコイル52が0.1〜100μHの範囲の場合には0.1〜100μHの範囲外の場合と比較して、0.2dB以上高域周波数帯の感度が向上する。
【0043】
とりわけ、低域周波数帯を中波放送帯とし、高域周波数帯をFM放送帯とする場合には、高周波チョークコイル52は、0.3〜20μHの範囲のインダクタンス値のものが好ましい。0.3〜20μHの範囲の場合には0.3〜20μHの範囲外の場合と比較して、0.5dB以上FM放送帯の感度が向上する。また、高周波チョークコイル52は、0.8〜4.8μHの範囲のインダクタンス値のものがより好ましい。高周波チョークコイル52は、0.8〜4.8μHの範囲の場合には0.8〜4.8μHの範囲外の場合と比較して、2dB以上FM放送帯の感度が向上する。
【0044】
高周波チョークコイル52の自己共振周波数fRについて述べると、高域周波数帯の最高周波数fHと、高域周波数帯の最低周波数fLとの間に、fH/15≦fR≦3fLの条件を満たすことが好ましい。fR がこの範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較して高域周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。また、fH/9≦fR≦2fLの条件を満たすことがより好ましい。fRがこの範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較して高域周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。また、fH/3≦fR≦1.85fLの条件を満たすことが特に好ましい。fRがこの範囲内の場合には、この範囲外の場合と比較して高域周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。
【0045】
したがって、例えば、高域周波数帯を日本のFM放送帯とする場合には、高周波チョークコイル52の自己共振周波数fRの好ましい範囲は、6〜228MHzであり、より好ましい範囲は、10〜152MHz、特に好ましい範囲は、30〜140MHzである。また、高域周波数帯を米国のFM放送帯とする場合には、高周波チョークコイル52の自己共振周波数fR の好ましい範囲は、7.2〜264MHzであり、より好ましい範囲は、12〜176MHz、特に好ましい範囲は、36〜162MHzである。
【0046】
なお、高周波チョークコイル52を等価回路で表すと、コイルとコンデンサとの並列回路となり、該コイルと該コンデンサとの並列共振周波数が自己共振周波数となる。
【0047】
また、図1において、アンテナ導体3とデフォッガ90とはできるだけ容量結合していない方が好ましい。容量結合させる場合には、アンテナ導体3に励起された高域周波数帯の受信信号がデフォッガ90、チョークコイル9を介して車体アースに漏れやすくなる。アンテナ導体3とデフォッガ90とをできるだけ容量結合させないため、アンテナ導体3とデフォッガ90との最短の間隔を通常5mm以上とすることが好ましい。最短の間隔が5mm以上の場合には、5mm未満の場合と比較して高域周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。より好ましくは、最短の間隔が通常10mm以上である。最短の間隔が10mm以上の場合には、10mm未満の場合と比較して高域周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。特に好ましくは、最短の間隔が通常20mm以上である。最短の間隔が20mm以上の場合には、20mm未満の場合と比較して高域周波数帯の感度が0.5dB以上通常向上する。
以上述べた、アンテナ導体3とデフォッガ90との最短の間隔の条件については、アンテナ導体3とデフォッガ90との略平行部分の長さが100mm以上の場合に通常適用される。
【0048】
アンテナ導体3と車体アースとの間にサージ電圧吸収素子80が電気的に接続されており、デフォッガ90と車体アースとの間にサージ電圧吸収素子81が電気的に接続されている。静電気等のサージ電圧から共振回路6を保護するためである。図1ではサージ電圧吸収素子80、81と抵抗等の回路素子を直列に接続していないが、サージ電圧吸収素子80、81と抵抗等の回路素子を直列に接続してもよい。
【0049】
換言すると、アンテナ導体3と車体アースとの間にサージ電圧吸収素子80が配線及び/又は回路素子を介して電気的に接続されており、デフォッガ90と車体アースとの間にサージ電圧吸収素子81が配線及び/又は回路素子を介して電気的に接続される。
【0050】
サージ電圧の電荷は、アンテナ導体3及びデフォッガ90から入り込んでくる。アンテナ導体3から入り込んで来るサージ電圧の電荷は給電点4を通りサージ電圧吸収素子80を介して車体アースに流れ、共振回路6には到達しない。一方、デフォッガ90から入り込んで来るサージ電圧の電荷は給電点91を通りサージ電圧吸収素子81を介して車体アースに流れ、共振回路6には到達しない。このように、図1のような回路構成を採用することによって、サージ電圧の電荷を車体アースに流し共振回路6を保護できる。
【0051】
サージ電圧吸収素子80、81としては、静電気等のサージ電圧を吸収する機能を有し、2つの電極の間隔を数十μmにしてサージ電圧が2つの電極の間に印加された場合には放電されてサージ電圧を吸収する素子(電界電子放出機構素子)、ツェナーダイオード及びサイリスタ等が使用でき、なかでも、電界電子放出機構素子が好ましい。電界電子放出機構素子の有する静電容量の値は通常数pFと非常に小さいため、感度を低下させにくいからである。これに対してツェナーダイオード、サイリスタ等の半導体素子の有する容量は通常数十pFと非常に大きいため、感度を低下させやすい。
FM放送帯等の高域周波数帯の感度向上のために、サージ電圧吸収素子の有する静電容量の値は、10pF以下が好ましい。より好ましい範囲は5pF以下であり、特に好ましい範囲は2pF以下である。
【0052】
ダンピング用の抵抗20、21は必要に応じて設けられるものであり、第2の共振のQ(クォリティファクタ)を調整して受信感度の平坦化を調整するためのものである。ダンピング用の抵抗20、21の抵抗値は、10Ω〜500kΩが通常使用される。低域周波数帯が中波放送帯である場合には、ダンピング用の抵抗20、21の抵抗値は、1〜100kΩ、特には2〜50kΩが好ましい。
【0053】
図2は、図1の自動車用ガラスアンテナ装置を発展させてダイバーシティ受信を行うようにしたものである。図2において、6dは共振回路6の出力端、53はコンデンサ、60は高周波チョークコイル、t1は受信機7の第1の入力端、t2は受信機7の第2の入力端である。受信機7では、第1の入力端t1と第2の入力端t2との間の、高域周波数帯の受信信号のうち、強い方を選択する。
【0054】
コンデンサ53は必要に応じて設けられ、低域周波数帯の受信信号を遮断又は減衰させ、かつ、直流電流を阻止する機能を有する。低域周波数帯が中波放送帯であり、かつ、高域周波数帯がFM放送帯である場合、コンデンサ53の容量値は10〜150pFの範囲が好ましく、20〜70pFの範囲がより好ましい。コンデンサ53の容量値が10pF以上である場合には、10pF未満である場合と比較して、第2の入力端t2におけるFM放送帯の感度が1dB以上通常向上する。
【0055】
また、コンデンサ53の容量値が150pF以下である場合には、150pF超である場合と比較して、第1の入力端t1における中波放送帯の感度が1dB以上通常向上する。また、コンデンサ53の容量値が20pF以上である場合には、20pF未満である場合と比較して、第2の入力端t2におけるFM放送帯の感度が通常1dB以上通常向上する。また、コンデンサ53の容量値が70pF以下である場合には、70pF超である場合と比較して、第1の入力端t1における中波放送帯の感度が1dB以上通常向上する。
【0056】
なお、第2のコイル32が、放送帯のうちでもFM放送帯のような高い周波数帯で容量性の性質が現れてくる場合には、受信信号が車体アースに漏れ、感度が落ちる。これを防ぐために、第2のコイル32に高周波チョークコイル60を直列に接続してもよい。この高周波チョークコイル60には通常0.1〜100μH程度が使用される。
【0057】
図2の自動車用ガラスアンテナ装置では、高周波チョークコイル12a及び/又は高周波チョークコイル12bを、バスバ5a、bと車体アースとの間に接続することが好ましい。図1の装置では使用しない、デフォッガ90に励起された高域周波数帯の受信信号を第2の入力端t2で使用するため、高周波チョークコイル12a、12bにてデフォッガ90に励起された高域周波数帯の受信信号の車体アースへの漏れを防止するためである。
【0058】
図2では、受信機7の第2の入力端t2を共振回路6の内部から取出している(コンデンサ53の左端が共振回路6の内部に接続されている)。しかし、第2の入力端t2の取出し箇所は共振回路6の内部に限定されず、デフォッガ90のどの箇所から取出してもよい。また、デフォッガ90より下方の余白部にアンテナ導体3とは別のアンテナ導体を設けて第1の入力端t1と別のアンテナ導体との間でダイバーシティ受信を行ってもよい。なお、サージ電圧が生じた場合のサージ電圧吸収素子80、81による共振回路6の保護の作用については、前述したとおり、図2の自動車用ガラスアンテナ装置も、図1の自動車用ガラスアンテナ装置と同様である。
【0059】
図8は、図1とは別の実施例の構成図である。Aはデフォッガ90と抵抗47との間の線路上の点、Bは給電点4と受信機7との間の線路上の点、Cは車体アース側とは反対側の、第2のコイル32の端部に接続される点、D、Eは点Aと点Bとの間の線路上の点である。図1の自動車用ガラスアンテナ装置では点Cが点Aに接続されていた。図8の自動車用ガラスアンテナ装置では点Cが点Bに接続されている。
【0060】
本発明は図1、8に示す構成に限定されず、点Cが点Aと点Bとの線路の間のどの点に接続されていてもよい。換言すると、デフォッガ90と受信機7との間の線路と、車体アースとの間に第2のコイル32が配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されていればよい。例えば、点Cが点Dと接続されていてもよいし、点Cが点Eと接続されていてもよい。ただし、点Cが点A又は点Dと接続されていることが好ましい。換言すると、点Cが高周波チョークコイル52よりデフォッガ90に近い線路に接続されていることが好ましい。
【0061】
この理由は、点Cが点E又は点Bと接続されている場合には、換言すると、点Cが、受信機7とデフォッガ90との間の線路であって高周波チョークコイル52よりデフォッガ90に遠い線路に接続されている場合には、点Bにおける高域周波数帯の受信信号の車体アースへの漏れるため、高周波チョークインダクタンス素子である高周波チョークコイル60を設けることが必要となるからである。
図8において、アンテナ導体3とデフォッガ90とはできるだけ容量結合していない方が好ましい。容量結合させる場合には、アンテナ導体3に励起された高域周波数帯の受信信号がデフォッガ90、チョークコイル9を介して車体アースに漏れやすくなる。この作用については、図1の場合と同様である。
【0062】
図8では、点Cが第1のコイル31より受信機7に近い線路に接続されているために、点Cが第1のコイル31よりデフォッガ90に近い線路に接続されている場合と比較して、ケーブル7aのインピーダンスが第2の共振に与える影響が大きくなる。図8では第2の共振は並列共振である。ここで、ケーブル7aのインピーダンスとは主に浮遊容量35からなる。
【0063】
なお、図8の場合においても、デフォッガ91のインピーダンスと第1のコイル31のインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせている。図8では第1の共振は直列共振である。図8の自動車用ガラスアンテナ装置の場合には、図1の自動車用ガラスアンテナ装置の場合と比較して、浮遊容量33、35と、アンテナ導体3とデフォッガ90との近接容量とが第2の共振に与える影響が大きい。また、回路定数、高周波チョークコイル52の自己共振周波数fR、アンテナ導体3とデフォッガ90との最短の間隔等、前述した図1の説明におけるすべての条件は、図8及び後述する図9の実施例に適用できる。
【0064】
図8及び後述する図9の場合であって、点Cが第1のコイル31より受信機7に近い線路に接続されている場合には、第1の共振と第2の共振とは別に、第3の共振が生じることがある。第3の共振はチョークコイル9のインダクタンスとデフォッガ90のインピーダンスとが主な共振要素となって生じる。第3の共振はできるだけ生じさせないようにすることが好ましい。第3の共振の共振周波数近傍にノイズの周波数が存在する場合、ノイズの影響を受けやすくなり、良好に受信できないからである。コンデンサ51を比較的小さくすることにより、第3の共振を生じにくくすることができる。第3の共振が生じにくくするコンデンサ51の値は、2000pF以下、特には1000pF以下が好ましい。
【0065】
第3の共振が生じる場合には、チョークコイル9のインダクタンスとデフォッガ90のインピーダンスとが通常第3の共振の主な共振要素となる。また、第3の共振の共振周波数は、第2の共振の共振周波数より低いことが好ましい。量産の際のLCHのばらつきの、低域周波数帯の感度への影響を少なくするためである。この理由から、低域周波数帯が中波放送帯である場合、第3の共振の共振周波数は50〜450kHzが好ましく、100〜400kHz以下がより好ましく、150〜350kHz以下が特に好ましい。
【0066】
図9は、図8において、第1のコイル31と高周波チョークコイル52との接続順序を変更した実施例の構成図である。図9では、第2の入力端6bと出力端6cとの間に、第2の入力端6b側から見て、抵抗47、第1のコイル31、高周波チョークコイル52の順に接続されており、第1のコイル31と高周波チョークコイル52と間の点Eに点Cが接続されている。図9では、第2の入力端6bと出力端6cとの間の線路であって、点Cが高周波チョークコイル52よりデフォッガ90に近い線路に接続されているため、出力端6cにおける高域周波数帯の受信信号が高周波チョークコイル52により遮断されて車体アースへの漏れにくく、図8のように、高周波チョークコイル60を設ける必要がない。
【0067】
本発明において、共振回路6が設けられる箇所は後部窓ガラス板1又は後部窓ガラス板1近傍であることがノイズを低減するためには好ましい。しかし、後部窓ガラス板1以外又は後部窓ガラス板1近傍以外であっても使用できる。例えば、受信機7近傍又は、受信機7内が挙げられる。
【0068】
本発明において2つの共振を生じさせるのは、1つの共振のみでは幅広い受信周波数帯域をカバーしきれないからである。したがって本発明では低域周波数帯域を略中心周波数で2つに分けて、それぞれを2つの共振で分担させ感度の平坦化を図ることが望ましい。ここで、感度の平坦化とは、低域周波数帯等の帯域内で最高感度と最低感度との差を小さくすることをいう。
【0069】
また、第1の共振の共振周波数及び第2の共振の共振周波数は、低域周波数帯の感度が向上するような周波数とする。しかし、低域周波数帯の最高周波数fLHの1.5倍の周波数と低域周波数帯の略中心周波数との間に第1の共振の共振周波数を存在させ、かつ、低域周波数帯の最低周波数fLLの0.6倍の周波数と低域周波数帯の略中心周波数との間に第2の共振の共振周波数を存在させることが、感度の平坦化の面で好ましい。この範囲外であると、低域周波数帯域内で最高感度と最低感度との差が通常10dB程度以下とすることが困難となり、低域周波数帯で感度の平坦化が劣る。
【0070】
また、第1の共振の共振周波数は、低域周波数帯域内に存在することが感度向上の面で好ましい。低域周波数帯域内に存在する場合には、存在しない場合と比較して低域周波数帯全域の感度が通常10dB程度向上する。
【0071】
したがって、平坦化及び感度の両面を向上させるため、前記fLHと低域周波数帯の略中心周波数との間に第1の共振の共振周波数を存在させ、かつ、前記fLLの0.6倍の周波数と低域周波数帯の略中心周波数との間に第2の共振の共振周波数を存在させることがより好ましい。
【0072】
第1の共振が直列共振である場合、第1の共振の共振周波数は、低域周波数帯域の略中心周波数より高いことが好ましい。第2の共振が並列共振である場合、第2の共振の共振周波数は、低域周波数帯域の略中心周波数より低いことが好ましい。第2の共振が並列共振である場合には並列共振の共振周波数より低い範囲の感度の低下が著しいからである。
【0073】
低域周波数帯を中波放送帯とするとき、感度の平坦化の面を考慮すると並列共振の共振周波数の好ましい範囲は318〜1080kHzであり、さらに、S/N比向上の観点も考慮すると、並列共振の共振周波数は350〜530kHzがより好ましく、450〜500kHzが特に好ましい。
【0074】
図4は共振回路6の変更例の回路図である。図4において、41、44、50、51、54は直流カット用のコンデンサ、43は結合用のコンデンサ、45、46、48、49はダンピング用の抵抗、55は結合調整用の抵抗、56は結合調整用のコンデンサである。
【0075】
図4の共振回路では、デフォッガ90の受信信号はコンデンサ51、抵抗47、コンデンサ43を介して受信機側に伝達される。ただし、アンテナ導体3とデフォッガ90とが容量結合されている場合には、デフォッガ90の受信信号は近接容量を介して受信機側に伝達される。
【0076】
コンデンサ43、56はアンテナ導体3とデフォッガ90との結合を調整するためのものであり、必要に応じて設けられる。また、感度の平坦化を向上させるために、抵抗45、46、48、49、55は必要に応じて設けられる。この他に共振周波数調整用のコンデンサ等を設けてもよい。
【0077】
コンデンサ41、43、44、50、51、54は必要に応じて設けられる。コンデンサ41、44、51、54は、100pF〜50μFが通常使用される。コンデンサ50は1pF〜1μFが通常使用される。コンデンサ43には通常5〜500pFが使用される。抵抗45、46、49、55には通常50Ω〜100kΩが使用される。
【0078】
また、低域周波数帯が長波放送帯又は中波放送帯であり、高域周波数帯がFM放送帯又はテレビVHF帯である場合、コンデンサ50の好ましい範囲は、4.0〜220pFである。この範囲内である場合には、この範囲外である場合と比較して、FM放送帯及びテレビVHF帯の感度が通常0.5dB以上通常向上する。なお、コンデンサ50の値が100pF以下である場合には、100pF超である場合と比較して中波放送帯の感度が数dB以上通常向上し、中波放送帯を受信する際、好ましい。
【0079】
また、コンデンサ51の好ましい範囲は、100pF〜10μFである。この範囲内である場合には、この範囲外である場合と比較して、長波放送帯及び中波放送帯の感度が通常0.5dB以上通常向上する。
【0080】
また、直流電源10からデフォッガ90に直流電流を供給するリード線がエンジンノイズ等の自動車ノイズを拾ってS/N比の悪化を招く。抵抗47は必要に応じて設けられ、このS/N比悪化を防止する機能を有する。特に中波放送帯の低域のS/N比悪化を防止する機能を有する。すなわち、抵抗47はエンジンノイズ等の自動車ノイズを軽減する機能を有する。さらに、抵抗47は第1の共振のダンピング抵抗としての機能をも有し、低域周波数帯の感度周波数特性を平坦化させる。
【0081】
抵抗47の抵抗値は10Ω〜1kΩが好ましく、50〜500Ωがより好ましい。低域周波数帯として中波放送帯を受信する際、抵抗47の抵抗値を10Ω〜1kΩに設定する場合には、抵抗47の抵抗値を10Ω〜1kΩの範囲外に設定する場合と比較して、中波放送帯のS/N比が1dB以上向上する。また、抵抗47の抵抗値を50〜500Ωに設定する場合には、抵抗47の抵抗値を50〜500Ωの範囲外に設定する場合と比較して、中波放送帯のS/N比が1dB以上向上する。
【0082】
前述したとおり、図4において、コンデンサ41、43、44、50、51、54、56、抵抗45、46、47、48、49、55は必要に応じて設けられ、省略でき、ここで、コンデンサ56の省略、抵抗45、46、49、55の省略とは開放とすることであり、コンデンサ41、43、44、50、51、54の省略、抵抗47、48の省略とは短絡とすることである。
【0083】
図2においては、バスバ5a、5bとデフォッガ90用の直流電源10との間にチョークコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bを挿入し、放送帯域にてチョークコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bのインピーダンスを大きくすることによって、直流電源10からデフォッガ90へ直流電流は流すものの放送帯域の電流は遮断するようにしている。
【0084】
このようにして、チョークコイル9及び高周波チョークコイル12a、12bによりデフォッガ90のヒータ線2とバスバ5a、5bとを車体アースから高周波的に絶縁でき、デフォッガ90に誘起された放送帯の受信電流が車体アースへ流れるのを防止できて、この受信電流を漏れなく受信機に送れる。チョークコイル9には通常0.1〜10mH程度が使用される。
【0085】
高周波チョークコイル12a、12b及び高周波チョークコイル60は、放送帯のうちでもFM放送帯のような高い周波数帯において、高インピーダンスとなるもので、通常はソレノイド又は磁気コアを使用する。これらはFM放送帯のような高い周波数帯及びその周波数帯の近傍では誘導性のインダクタンスを有する。
【0086】
チョークコイル9はFM放送帯のような高い周波数帯では自己共振周波数が低く、容量性の性質が現れてくる場合には、高周波チョークコイル12a、12bがこれを代行する。高周波チョークコイル12a、12bは0.1〜100μH程度が通常使用される。同様の理由で第2のコイルがFM放送帯のような高い周波数帯では自己共振周波数が低く、容量性の性質が現れてくる場合には、高周波チョークコイル60がこれを代行する。
【0087】
チョークコイル9がFM放送帯のような高い周波数帯で容量性の性質が現れてこない場合には、高周波チョークコイル12a、12bは不要である。要するに、中波放送帯のような低い周波数帯のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル12a、12bは通常不要であり、チョークコイル9のみでよく、FM放送帯のような高い周波数帯のみを受信する場合であれば、高周波チョークコイル12a、12bのみでよい。また、低い周波数帯及び高い周波数帯両方を受信する場合であっても、チョークコイル9、高周波チョークコイル12a、12b両方の機能を満足するコイルがあれば、そうしたコイルのみでよい。
【0088】
図1では、バスバ5bと直流電源10との間、及び、バスバ5aと車体アースとの間の両方にチョークコイル9が接続されており、このようにすることが感度向上の点から好ましい。しかし、バスバ5bと直流電源10との間、及び、バスバ5aと車体アースとの間のどちらかにのみチョークコイル9を接続しても使用できる。
【0089】
図1、2に示したデフォッガ90は、いわゆる略ハの字状であるが、本発明にかかるデフォッガ90はこれに限定されず、図7に示すようないわゆる略コの字状デフォッガ90であっても、本発明に利用できる。
【0090】
本発明において、アンテナ導体3は、窓ガラス板1のデフォッガ90よりも上、下、左、又は右の余白部のどこに設けてもよく、図1に示す位置に限定されない。アンテナ導体3以外に自動車にアンテナ導体を設けてもよく、設けられるアンテナ導体の数は限定されない。また、本発明のガラスアンテナ装置と、ポールアンテナ装置等の他のアンテナ装置又は他のガラスアンテナ装置との間でダイバーシティ受信を行ってもよい。
【0091】
図1に示すアンテナ導体3及びデフォッガ90には補助アンテナ導体は付設されていない。しかし、位相調整及び指向性調整のために、これらのアンテナ導体の導体パターン又は給電点に、略T字状、略L字状等の補助アンテナ導体が付設されていてもよい。
【0092】
【実施例】
「例1(実施例)」
自動車の後部窓ガラス板を使用し、図1に示すようなガラスアンテナ装置を製作した。ダンピング用の抵抗20、21は設けずに抵抗20、21の箇所を開放とした。また、抵抗48は設けずに抵抗48の箇所を短絡した。各回路定数は表1のとおりである。また、サージ電圧吸収素子80、81として、三菱マテリアル社製の電界電子放出機構素子であるDSP−141N(静電容量1pF)を用いた。
【0093】
アンテナ導体3は中波放送帯及びFM放送帯を受信できるように導体長、導体形状を調整した。アンテナ導体3の下部とヒータ線2の最上線との間隔を21mmと長くした。この場合、アンテナ導体3とデフォッガ90とは、わずかに容量結合していた。
【0094】
図5は中波放送帯のポールアンテナとの比較の周波数−感度特性図である。図5において、矢印の範囲は中波放送帯の帯域を示す。図5では910mmの長さのポールアンテナとの感度を比較しており、ポールアンテナの感度は0dBである。図6はFM放送帯の周波数−感度特性図である。
また、サージ電圧を発生させるため、150pFの容量値のコンデンサCに15000Vで電荷を与え、コンデンサCと330Ω値の抵抗を直列に接続した直列回路Fを用いて、以下の印加試験を行った。ここで、直列回路Fについては、コンデンサCの陰極と330Ωの抵抗を直列に接続しており、コンデンサCの陽極を直列回路Fの陽極とし、コンデンサCに接続されている抵抗の端部とは反対側の抵抗の端部を直列回路Fの陰極として説明する。
(1)直列回路Fの陽極をアンテナ導体3に接続し、直列回路Fの陰極を車体アースに接続してコンデンサCに蓄積されている電荷を放電させる。
(2)直列回路Fの陰極をアンテナ導体3に接続し、直列回路Fの陽極を車体アースに接続してコンデンサCに蓄積されている電荷を放電させる。
(3)直列回路Fの陽極をデフォッガ90に接続し、直列回路Fの陰極を車体アースに接続してコンデンサCに蓄積されている電荷を放電させる。
(4)直列回路Fの陰極をデフォッガ90に接続し、直列回路Fの陽極を車体アースに接続してコンデンサCに蓄積されている電荷を放電させる。
【0095】
また、上記(1)〜(4)の試験を各500回くり返し行った後、抵抗47、48が劣化しているかどうかを判断するため、抵抗値を測定したが、両者の抵抗値は変化していなかった。
【0096】
【表1】
【0097】
「例2(比較例)」
サージ電圧吸収素子80、81を設けなかった(サージ電圧吸収素子80、81の箇所を開放)以外は、例1とまったく同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。AM放送帯とFM放送帯とも、周波数−感度特性は例1とほぼ同様であった。
【0098】
また、例1で行った上記(1)〜(4)の試験を各500回くり返し行った後、抵抗47、48が劣化しているかどうかを判断するため、両者の抵抗値を測定したところ抵抗値は無限大に変化していた。
【0099】
【発明の効果】
本発明では、デフォッガのインピーダンスと第1のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせ、デフォッガのインピーダンスと第2のコイルのインダクタンスとを共振要素として含む第2の共振を生じさせており、2共振を利用するため低域周波数帯の感度に優れる。
【0100】
また、アンテナ導体とデフォッガとの間に、高域周波数帯の受信信号を遮断又は減衰させるフィルタ回路が電気的に接続されており、アンテナ導体に励起される高域周波数帯の受信信号が車体アース等に漏れることが少なく、高域周波数帯の感度が低下することが少ない。
【0101】
第2のインダクタンス素子とチョークコイルとの並列接続回路のインダクタンスと、デフォッガのインピーダンスとが第2の共振の主な共振要素となるため、チョークコイル9のインダクタンスを変更せずに、第2のインダクタンス素子のインダクタンスのみを変更することにより第2の共振の共振周波数を変更できるため、低域周波数帯の感度の調整が容易にできる。
【0102】
さらに、サージ電圧が、アンテナ導体3及び/又はデフォッガ90に印加されてもサージ電圧の電荷はサージ電圧吸収素子を介して車体アースに流れ、共振回路6には到達しないため、共振回路6が損傷を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の一実施例の構成図。
【図2】図1とは別タイプの実施例の構成図。
【図3】図1の装置において、アンテナ導体3、デフォッガ90と共振回路6の作用を説明する等価回路図。
【図4】共振回路6の変更例の回路図。
【図5】実施例の中波放送帯のポールアンテナとの比較の周波数−感度特性図。
【図6】実施例のFM放送帯の周波数−感度特性図。
【図7】従来例の構成図。
【図8】図1とは別タイプの実施例の構成図。
【図9】図8において、第1のコイル31と高周波チョークコイル52との接続順序を変更した実施例の構成図。
【符号の説明】
1:後部窓ガラス板
2:ヒータ線
3:アンテナ導体
4:アンテナ導体3の給電点
5a、5b:バスバ
6:共振回路
6a:共振回路6の第1の入力端
6b:共振回路6の第2の入力端
6c、6dは共振回路6の出力端
7:受信機
7a:ケーブル
8:フィルタ回路
31:第1のコイル
32:第2のコイル
42:バイパスコンデンサ
45、48、49:ダンピング用の抵抗
47:エンジンノイズ等の自動車ノイズの軽減用の抵抗
50、51:直流カット用のコンデンサ
52:高周波チョークコイル
80、81:サージ電圧吸収素子
90:デフォッガ
91:給電点
Claims (3)
- ヒータ線と該ヒータ線に給電するバスバとを有する通電加熱式のデフォッガと、アンテナ導体とが自動車の後部窓ガラス板に設けられ、バスバと直流電源との間、及び、バスバと車体アースとの間、の少なくとも一方にチョークコイルが接続されており、第1の受信周波数帯と、第1の受信周波数帯より高周波数の第2の受信周波数帯とを受信する自動車用ガラスアンテナ装置において、
デフォッガはアンテナとしても機能して、少なくとも第1の受信周波数帯を受信して受信機に送り、アンテナ導体は少なくとも第2の受信周波数帯を受信して受信機に送り、
デフォッガと受信機との間であって、かつ、アンテナ導体とデフォッガとの間に、第1のインダクタンス素子とフィルタ回路とが配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されており、
フィルタ回路は第1の受信周波数帯の周波数を通過させ、第2の受信周波数帯の周波数を遮断又は減衰する機能を有し、
さらに、デフォッガと車体アースとの間に第2のインダクタンス素子が配線及び回路素子の少なくとも一方を介して電気的に接続されており、
デフォッガのインピーダンスと第1のインダクタンス素子のインダクタンスとを共振要素として含む第1の共振を生じさせており、
第2のインダクタンス素子とチョークコイルとの並列接続回路のインダクタンスと、デフォッガのインピーダンスとが主な共振要素となる第2の共振を生じさせており、
第1の受信周波数帯の最高周波数の1.5倍の周波数と第1の受信周波数帯の略中心周波数との間に第1の共振の共振周波数を存在させ、かつ、第1の受信周波数帯の最低周波数の0.6倍の周波数と第1の受信周波数帯の略中心周波数との間に第2の共振の共振周波数を存在させ、
第1の共振は直列共振であり、第2の共振は並列共振であり、
アンテナ導体と車体アースとの間にサージ電圧吸収素子が配線及び/又は回路素子を介して電気的に接続されており、
デフォッガと車体アースとの間にサージ電圧吸収素子が配線及び/又は回路素子を介して電気的に接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置。 - 前記第2の受信周波数帯がFM放送帯、テレビVHF帯及びテレビUHF帯から選ばれる1以上であり、
前記サージ電圧吸収素子の有する静電容量の値が、10pF以下である請求項1に記載の自動車用ガラスアンテナ装置。 - 前記第2の受信周波数帯がFM放送帯であり、
前記フィルタ回路が高周波チョークコイルを備えており、高周波チョークコイルのインダクタンス値が0.3〜20μHであり、
FM放送帯の最高周波数をf H といい、FM放送帯の最低周波数をf L といい、高周波チョークコイルの自己共振周波数をf R というとき、
f H /15≦f R ≦3f L の条件を満たす請求項1又は2に記載の自動車用ガラスアンテナ装置。
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