JP5512971B2 - ポリエーテルポリオール、硬質ポリウレタン発泡体およびこれらの製造方法 - Google Patents

ポリエーテルポリオール、硬質ポリウレタン発泡体およびこれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、グリセリンを脱水縮合して得られるポリエーテルポリオール、このポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとを反応させることにより得られる硬質ポリウレタンおよびその製造方法に関する。
硬質ポリウレタン発泡体の原料であるポリエーテルポリオールは、従来、開始剤である活性水素化合物にエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド、テトラヒドロフランなどの環状エーテル化合物を開環重合させる方法により製造されてきた。この方法は、環状エーテル化合物の活性が高いため、比較的穏やかな条件で反応が可能であるという優れた方法であり、この方法により製造されたポリエーテルポリオールは分子量分布が狭いという点で優れているが、環状エーテル化合物は沸点が低く、毒性も強いため、その保管や合成時の取り扱いが難しいという欠点がある。
また、これらの環状エーテル化合物より得られるポリエーテルポリオールの平均水酸基数は、反応の性質上、開始剤中の活性水素数より高くなることはなく、場合によっては反応中の副反応により平均水酸基数が低下する可能性もある。したがって、特に高水酸基数を要求される硬質ポリウレタン発泡体用ポリエーテルポリオールを調製する際には、上記製造方法において、ペンタエリスリトールやソルビトール、糖類など多くの水酸基を持つ開始剤を選択する必要がある。しかしながら、多くの水酸基を持つ開始剤は固体状であることが多く、開始剤としての取り扱いが難しいという問題がある。
一方、ポリエーテルポリオールは、アルコールを脱水縮合することによっても製造することができる。この方法では、アルコールとして1分子中に3以上の水酸基をもつポリオール化合物を用いることにより、理論上、ポリエーテルポリオール1分子当たりの水酸基数を増やすことができる。このような、1分子中に3以上の水酸基を持つポリオール化合物を脱水縮合して得られるポリエーテルポリオールとしては、グリセリンをアルカリ存在下で脱水縮合させて得たポリグリセリンが挙げられる(特開平2−172938号公報、特開平7−216082号公報)。硬質ポリウレタン発泡体のポリオール成分として使用する場合、縮合度が高いポリグリセリンを使用する必要があるが、ポリグリセリンは縮合度が高くなると非常に粘度が高くなるため、単独で硬質ポリウレタン発泡体のポリオール成分として使用することは困難であり、ポリグリセリンの割合が30重量%以下となるように他のポリオールと混合して使用する必要があった(特開2004−359891号公報)。
特開平2−172938号公報 特開平7−216082号公報 特開2004−359891号公報
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、アルコールの脱水縮合反応により得られる高官能かつ低粘度のポリエーテルポリオールを提供することを目的としている。
本発明に係るポリエーテルポリオールは、グリセリンと1価および/または2価のアルコールとを、これらの合計100モル%に対してグリセリンが50モル%を超える割合で脱水縮合させることにより得られることを特徴とする。
前記ポリエーテルポリオールは、水酸基価が200〜1200mgKOH/g、25℃での粘度が50000mPa・s以下であることが好ましく、1分子当たりの平均水酸基数が3以上であることが好ましい。
前記グリセリンは天然油脂を加水分解または加アルコール分解して得られるクルードグリセリンであることが好ましい。
本発明に係る第一のポリエーテルポリオールの製造方法は、グリセリンと1価および/または2価のアルコールとを、これらの合計100モル%に対してグリセリンが50モル%を超える割合で脱水縮合させることを特徴とする。
また、本発明に係る第二のポリエーテルポリオールの製造方法は、グリセリンを脱水縮合し縮合物を得た後、この縮合物と1価および/または2価のアルコールとを脱水縮合させるポリエーテルポリオールの製造方法であって、前記グリセリンが、グリセリンおよびアルコールの合計100%に対して50モル%を超える割合で用いられることを特徴とする。
前記グリセリンは天然油脂を加水分解または加アルコール分解して得られるクルードグリセリンであることが好ましい。
本発明に係る硬質ポリウレタン発泡体は、上記ポリエーテルポリオールを含むポリオールとポリイソシアネートとを、触媒、発泡剤および整泡剤の存在下で反応させることにより得られる。
本発明に係る硬質ポリウレタン発泡体の製造方法は、上記ポリエーテルポリオールを含むポリオールとポリイソシアネートとを、触媒、発泡剤、および整泡剤の存在下で反応させることを特徴とする。
本発明によると、水酸基数が多く、低粘度のポリエーテルポリオールを容易に得ることができる。このポリエーテルポリオールは、硬質ポリウレタン発泡体に用いられるポリオール成分として有用であり、このポリエーテルポリオールを用いて得られる硬質ポリウレタン発泡体は、建材パネル、冷蔵庫、冷凍庫、配管などの断熱材、住宅、車両などの構造支持材に利用することができる。
本発明に係るポリエーテルポリオールは、グリセリンと1価および/または2価のアルコールとを、これらの合計100モル%に対してグリセリンが50モル%を超える割合で脱水縮合させることによって得ることができる。硬質ポリウレタン発泡体のポリオール成分として使用できる程度の縮合度までグリセリンのみを縮合させると粘度が高くなりすぎて、硬質ポリウレタン発泡体のポリオール成分として使用することが困難となる。一方、グリセリンの割合が50モル%以下になると、ポリエーテルポリオールの水酸基数が低下し過ぎるため、硬質ポリウレタン発泡体を調製した際に発泡体の強度が低下する。グリセリンの割合は、50モル%を超えて95モル%以下が好ましく、60モル%以上90モル%以下がより好ましい。
本発明では、上記グリセリンとして必ずしも精製されているものを使用する必要はなく、硬質ポリウレタン発泡体などの最終生成物が目的の特性を確保できる範囲内で、植物油などの天然油脂を加水分解または加アルコール分解して得られるクルードグリセリンを用いることもでき、その純度も95%以下であってもよい。カーボンニュートラルの概念を用いると、植物由来のクルードグリセリンを用いることにより、これを用いて調製されるポリオールおよびポリウレタン発泡体を燃やした場合の二酸化炭素排出量を減ずることができる。なお、ポリマーがバイオマス原料を利用していることは、ASTM D6866に規定されているように質量数14の炭素の含有量、質量数12および質量数13の炭素の含有量を測定し質量数14の炭素含有割合(14C濃度)を求めることにより判別することができる。
具体的には、ASTM(米国標準検査法) D6866 04 (Standard Test Method for Determining the Biobased Content of Natural Range Materials Using Radiocarbon and Isotope Ratio Mass Spectrometry Analysis)に記載されているように、サンプルを燃焼してCO2とし、正確に定量したCO2ガスをAMS(Accelerated Mass Spectrometry)装置に入れて質量数14の炭素の含有量、質量数12および質量数13の炭素の含有量を測定し、大気中や石油化学品中に存在する質量数14の炭素の存在率と比較することにより判別できる。
また、サンプルを燃焼し、得られたCO2をCO2吸収剤で吸収するか、ベンゼンに変換し、液体シンチレーションカウンターにより質量数14の炭素量を測定し、石油由来のものと比較することにより判別することもできる。
石油由来原料だけでポリオールが合成される場合、質量数14の炭素は観測ざれず、植物由来の原料を用いると質量数14の炭素が観測される。二酸化炭素排出量を減ずる効果を得るには、14C濃度の値が10pMC(Percent Modern Carbon)以上であればよく、好ましくは30pMC以上、さらに好ましくは50pMCであればよい。
上記1価および/または2価のアルコールは、特に制限されないが、沸点が反応温度の下限である160℃以上のものが好ましい。このような1価のアルコールとしては、1−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、1−デカノール、1−ドデカノール、2−ドデカノール、1−トリデカノール、2−トリデカノール、1−テトラデカノール、2−テトラデカノール、7−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、2−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、カテコール、ノニルアルコール、イソデシルアルコール、イソトリデシルアルコール、シクロヘキサノール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、フェノール、p−エチルフェノール、ナフトール、キシリレノール、グアヤコール、グエトール、p−(α−クミル)フェノール、クレゾール、p−t−ブチルフェノール、フェニルフェノール、4−フェノキシフェノール等が挙げられる。2価のアルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、イソソルビド、ビスフェノールA、カテコール、4−t−ブチルカテコール、ハイドロキノン、2−t−ブチルヒドロキノン、レゾルシン、p−ヒドロキシフェネチルアルコール、1,4−ジヒドロキシナフタレン、1,4−ジヒドロキシアントラキノン、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール400などが挙げられる。さらに、上記アルコールを開始剤として用いた市販の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオールのうち、1価あるいは2価のアルコールを用いることもでき、これらの例としては三井化学ポリウレタン(株)製KB−280、KB−300、ES−41、ES−01、Diol−280、Diol−400などが挙げられる。これらのアルコールは1種単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記縮合反応を行う際、アルカリ触媒、酸触媒、固体酸触媒などのグリセリンの縮合反応に用いられる公知の触媒を使用することが好ましい。触媒濃度は、特に制限されないが、たとえば、グリセリンおよびアルコール成分の全水酸基に対して0.01〜10モル%が好ましい。
アルカリ触媒としては、ナトリウム、リチウム,カリウム、カルシウム、セシウムもしくはマグネシウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩もしくは酸化物など、トリス〔トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデン〕ホスホリックトリアミド(PZO)、テトラキス〔トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニデンアミノ〕ホスホニウムヒドロキシド(PZN)、トリス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスフィンスルフィド(PZS)などのホスファゼン触媒などが挙げられる。
酸触媒としては、ヨウ素、ヨウ化水素、硫酸、燐酸、フルオロ硫酸、リンタングステン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、オクタンスルホン酸、1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸などが挙げられる。
固体酸触媒としては、たとえば、下記(A)〜(F)の触媒が挙げられる。
(A)層構造を有する珪酸塩に酸を含浸させ、乾燥した触媒(以下、「触媒A」)。
(B)Fe、Ti、Zr、Hf、Mo、W、V、Sn、Si、Al、Zn、MgおよびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属を含む無定型または結晶性の金属酸化物に酸を吸着させて焼成した触媒(以下、「触媒B」)。
(C)焼成前の上記無定型または結晶性の金属酸化物の水酸化物(部分水酸化物を含む)に酸根含有のシランカップリング剤またはチタンカップリング剤を反応させた触媒(以下、「触媒C」)。
(D)酸型のカチオン交換樹脂(以下、「触媒D」)。
(E)Cu、Zn、B、Al、Fe(II)、NiおよびMnからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属を含む無機酸塩を焼成した触媒(以下、「触媒E」)。
(F)ヘテロポリ酸の不溶性酸性塩(以下、「触媒F」)。
(触媒A)
珪酸塩としては、層構造を有するものであれば特に制限されない。たとえば、スメクタイト族珪酸塩、酸性白土、活性白土、バーミキュライト等を挙げることができる。スメクタイト族珪酸塩としては、モンモリロナイト、バイデーライト、ノントロナイト、ボルコンスコアイト、サポナイト、鉄サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト等を挙げることができる。また、スメクタイト族珪酸塩を主成分とするベントナイト等を用いることもできる。
触媒Aの原料が、層構造を有する珪酸塩以外の成分、たとえば層構造を有しない珪酸塩やその他の物質を含む場合、原料中の層構造を有する珪酸塩の含有量は、10重量%以上が好ましく20重量%以上がより好ましい。
酸としては、無機酸および有機酸のいずれを用いてもよい。無機酸としては、たとえば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ポリリン酸、亜リン酸、過塩素酸等が挙げられる。有機酸としては、ギ酸、酢酸、蓚酸、モノクロル酢酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸、ホウ酸、タングステン酸、モリブデン酸、バナジン酸、クロム酸、ヘテロポリ酸(12−タングストリン酸、12−タングストケイ酸、12−モリブドリン酸、12−モリブドケイ酸、12−タングストモリブドリン酸、12−バナドモリブドリン酸、11−モリブド−1−タングストリン酸、10−モリブド−2−タングストリン酸、8−モリブド−4−タングストリン酸、5−モリブド−7−タングストリン酸、3−モリブド−9−タングストリン酸、1−モリブド−11−タングストリン酸、11−モリブド−1−タングストケイ酸、8−モリブド−4−タングストケイ酸、6−モリブド−6−タングストケイ酸、3−モリブド−9−タングストケイ酸、1−モリブド−11−タングストケイ酸、11−タングスト−1−バナドリン酸、10−タングスト−2−バナドリン酸、8−タングスト−4−バナドリン酸、11−モリブド−1−バナドリン酸、10−モリブド−2−バナドリン酸、8−モリブド−4−バナドリン酸等)等が挙げられる。
触媒Aは、たとえば以下の方法により製造できる。流動床装置、ドラム型混合機、リボンミキサー、高速回転ミキサー(ヘンシェルミキサー)またはV型混合機等を用いて触媒原料を流動させながら、濃度10〜90重量%の酸水溶液を噴霧し、触媒原料に酸を含浸させる。酸を含浸させた触媒原料をそのまま又は必要に応じて水洗して遊離酸根を除去した後、常圧または減圧下、110〜160℃で3〜5時間乾燥し、さらに必要に応じて常圧または減圧下、300〜1000℃で3〜6時間焼成する。
(触媒B)
無定型または結晶性の金属酸化物は、天然物でも合成物でもよい。たとえば、ゼオライト(A、X、Y、フォージャサイト、M型、L型、オフレタイト、エリオナイト、モルデナイト、フェリエライト、クリノプチライト、ZSM−5、ZSM−11、シリカライト、ゼオライトβ、MCM−22、SSZ−26、MCM−41、MCM−48等)、置換ゼオライト(ALPO、SAPO−5、MAPO、GAPO等)、メタロシリケート(TS−1、TS−2、Ti−MCM−41、Ti−MCM−48、VS−2(I)、VS−2(II)、鉄−シリケート、マンガン−シリケート、コバルト−シリケート、亜鉛−シリケート、ホウ素−シリケート等)等を挙げることができる。
酸は、上記触媒Aにおいて例示したものを使用することができる。
触媒Bは、たとえば以下の方法により製造できる。流動床装置、ドラム型混合機、リボンミキサー、高速回転ミキサー(ヘンシェルミキサー)またはV型混合機等を用いて触媒原料を流動させながら、濃度10〜90重量%の酸水溶液を噴霧し、触媒原料に酸を吸着させる。酸をは吸着させた触媒原料をそのまま又は必要に応じて水洗して遊離酸根を除去した後、常圧または減圧下、110〜160℃で3〜5時間乾燥し、さらに常圧または減圧下、300〜1000℃で3〜6時間焼成する。
(触媒C)
無定型または結晶性の金属酸化物の水酸化物(部分水酸化物を含む)は、上記焼成前の金属酸化物を、水−アルコール混合溶媒中で50〜110℃で1〜10時間加熱することによって得ることができる。触媒Cは、この水酸化物を酸根含有のシランカップリング剤またはチタンカップリング剤を反応させることにより調製できる。また、酸根含有のシランカップリング剤またはチタンカップリング剤の代わりに酸根の前駆体基を含有するカップリング剤を用いてもよい。この場合、水酸化物と酸根の前駆体基を含有するカップリング剤とを反応させた後、前駆体基を酸根に変換する。このような変換反応としては、−Cl、−Br基のstrecker反応による−SO3H基への変換、−SH基のパーオキシド、二酸化クロム、過マンガン酸塩、ハロゲン等の酸化剤による−SO3H基への変換等が挙げられる。
(触媒D)
酸型のカチオン交換樹脂としては、強酸性陽イオン交換樹脂が挙げられる。この強酸性陽イオン交換樹脂はゲル型でもポーラス型でもよい。たとえば、スチレン−ジビニルベンゼン三次元共重合体、フェノール−ホルマリン縮合物のスルホン化物、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ〔2−(フルオロスルホニルエトキシ)プロピルビニルエーテル〕共重合体等が挙げられる。
このような強酸性陽イオン交換樹脂の市販品としては、ダイヤイオン:SKIB、SK102、SK116、PK206、PK208、HPK25、HPK55(以上、三菱化学(株)製);アンバーライト:IR120B、IR122、IR124、200C、252、200CT、デュオライト:C20、C26、C25D、ES26(以上、ローム&ハース社製)、ダウエックス:HCR−S、HGR−W2、50W−X8、MSC−1(以上、ダウケミカル社製)、アイオナック:C−240(サイブロン社製)、レバチット:S−100、S−109、SP−112、SP−120、バイエルキャタリスト:K1131、K1411、K1431、K1481、K2411、K−2431、K2441、K2461、K2611、K2631、K2641、K2661(以上、バイエル社製)、ナフィオン:117、417、ナフィオンNR−50(以上、デュポン社製)、デロキサン:ASP1/9、ASP1/7、ASPIV/6−2、ASPII/3.6%Al(以上、デグサ社製)等が挙げられる。
(触媒E)
触媒Eは、金属無機酸塩を常圧または減圧下、300〜1000℃で3〜6時間焼成することにより製造できる。無機酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ポリリン酸、亜リン酸、過塩素酸等が挙げられる。
(触媒F)
ヘテロポリ酸の不溶性酸性塩としては、Cs2.50.5PW1240等が挙げられる。
〔縮合反応〕
グリセリンと1価および/または2価のアルコールとの縮合反応に使用する反応装置は、生成する水を留出させることができる器具を備えた装置であれば、どのような反応装置を用いてもよい。たとえば、反応器上部に蒸留塔を連結し、さらに凝縮器を連結した反応装置が挙げられる。
蒸留塔は、原料であるグリセリンならびに1価および/または2価のアルコール、反応により生成する水および低重合物等のうち、原料や低重合物などの必要な成分を反応装置へ還流し、水などの不要な成分を凝縮器に排出するために用いる。蒸留塔の理論段数は特に制限はないが、通常1〜20段である。また、蒸留塔中の充填物は特に制限はないが、通常、ラシヒリング、ベルルサドル、マクマホン、キャノン、ステップマン、スルーザパッキン、ディクソンなどを用いる。蒸留塔の温度は特に制限はなく、冷媒あるいは熱媒を用いて任意の温度に設定することができる。
凝縮器は、水や副反応で生成した低沸分を凝縮させるために用いる。凝縮は、通常冷媒を用いて行い、冷媒の温度は特に制限はないが、通常−30℃〜60℃程度である。
上記脱水縮合における反応温度は、脱水縮合が始まる温度であれば特に制限されないが、160〜280℃が好ましく、200〜260℃がより好ましい。また、反応時の圧力も特に制限はなく、グリセリンならびに1価および/または2価のアルコールの大部分が水とともに留出しない条件であれば、常圧、減圧、加圧のどの条件で反応を行なってもよい。
グリセリンと1価および/または2価のアルコールとの混合は、反応系内のグリセリン単位の割合が50mol%を超える状態を保持できれば、どの時期に混合してもよい。たとえば、反応装置にグリセリンと1価および/または2価のアルコールを全て装入した後、縮合反応を開始してもよいし、あるいは、まず反応装置にグリセリンを装入して縮合反応を開始し、グリセリンを一部または全部縮合させて縮合物を得た後、この縮合物と1価および/または2価のアルコールとをさらに縮合させてもよい。
〔ポリエーテルポリオール〕
上記方法により、好ましくは水酸基価が200〜1200mgKOH/g、より好ましくは300〜800mgKOH/g、好ましくは25℃での粘度が50000mPa・s以下であるポリエーテルポリオールを得ることができる。このようなポリエーテルポリオールは硬質ポリウレタン発泡体用のポリオール成分として好適に用いることができる。水酸基価が上記下限未満になると硬質ポリウレタン発泡体のガラス転移温度が低下し、十分な硬度の硬質ポリウレタン発泡体が得られない。一方、水酸基価が上記上限を超えるとポリオール成分中の水酸基濃度が高くなりすぎ、硬質ポリウレタン発泡体を製造する際に急激な発熱によるスコーチを引き起こすことがある。また、粘度が上記範囲にあると硬質ポリウレタン発泡体を製造する際に常温から50℃までの範囲で発泡することができる。
上記ポリエーテルポリオールは、1分子当たりの平均水酸基数が3以上であることが好ましい。これにより、硬質ポリウレタン発泡体の架橋度を高くし、樹脂強度を高めることができる。
〔ポリエーテルポリオールの脱モノマー〕
本発明により得られるポリエーテルポリオールにおいては、併用する1価および/または2価のアルコールが未反応のまま残存することがある。この未反応モノマーは硬質ポリウレタン発泡体調製の前に減圧下でストリップする方法などの公知の方法により除去しても良い。
〔ポリエーテルポリオールの精製〕
得られたポリオールは、精製を行って触媒を除去してもよいし、特に精製を行わずそのまま硬質ポリウレタン発泡体調製に用いてもよい。精製の手法は使用した触媒の種類に応じて、既知の方法を用いることができる。
触媒として、水酸化カリウムや水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、ホスファゼン触媒などの塩基性触媒を用いた場合は、塩酸、酢酸、シュウ酸などの酸により中和を行った後、ろ過すること、あるいは陽イオン交換樹脂を用いることによる陽イオンの除去することなどにより、触媒を除くことができる。硫酸やパラトルエンスルホン酸、塩酸、リン酸などの酸性触媒を用いた場合は、水酸基化ナトリウムや水酸化カリウム、炭酸カリウムなどの塩基により中和を行った後ろ過したり、陰イオン交換樹脂を用いることにより、陰イオンを除去することなどにより、触媒を除くことができる。また、ポリオールが着色した場合は、活性炭などにより、着色成分を吸着して除いても良い。
〔硬質ポリウレタン発泡体〕
本発明に係る硬質ポリウレタン発泡体は、上記ポリエーテルポリオールを含むポリオール成分とポリイソシアネートとを、触媒、発泡剤および整泡剤の存在下で従来公知の方法で反応、発泡させることにより製造することができる。上記ポリエーテルポリオールを用いて製造された硬質ポリウレタン発泡体は、圧縮強度、寸法安定性、熱伝導率に優れている。このため本発明の硬質ポリウレタン発泡体は、建材パネル、冷蔵庫、冷凍庫、配管などの断熱材、住宅、自動車を始めとする車両などの構造支持材に利用することができる。
ポリオール成分は、上記ポリエーテルポリオール単独でもよく、上記ポリエーテルポリオールと他のポリオールとの混合物でもよい。他のポリオールは、水酸基を末端に持つものであれば特に限定されないが、公知のポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールなどをあげることができる。
他のポリオールとして用いられるポリエーテルポリオールとしては、多価アルコール、芳香族アミン、脂肪族アミンにアルキレンオキシドを付加重合させて得たポリエーテルポリオール等が挙げられる。
前記多価アルコールとしては、ポリエーテルポリオールの製造に用いることができるものであればいずれでも用いることができる。具体的には、たとえば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、ペンタエリスリトール、アルファメチルグルコシド、麦芽糖、ソルビトール、ショ糖等が挙げられる。これらは単独で、または複数を組み合わせて用いることができる。
前記芳香族アミンとしては、たとえばトリレンジアミン(以下、「TDA」と略す)および/または粗TDA、ジフェニルメタンジアミン(以下、「MDA」と略す)および/または粗MDA等が挙げられる。
前記脂肪族アミンとしては、たとえばエチレンジアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン等が挙げられる。これらは単独で、または複数を組み合わせて用いることができる。
前記アルキレンオキシドとしては、ポリエーテルポリオールの製造に用いられるアルキレンオキシドであればいずれでもよいが、たとえば、炭素数2〜8のアルキレンオキシドが挙げられる。より具体的には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等が挙げられ、この中でもプロピレンオキシド、ブチレンオキシドを用いることが好ましい。これらは単独で、または複数を組み合わせて用いることができる。
ポリエステルポリオールとしては、芳香族カルボン酸または脂肪族カルボン酸等の無水物を、多価アルコールまたは脂肪族アミン類により半エステル化させた後、アルキレンオキシドを重合させたもの、あるいは芳香族カルボン酸または脂肪族カルボン酸を多価アルコールと縮合反応させて得られたものが挙げられる。
前記芳香族カルボン酸としては、たとえば、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ピロメリット酸等が挙げられ、前記芳香族カルボン酸の無水物としては、たとえば、無水フタル酸、ピロメリット酸無水物等が挙げられる。
前記脂肪族カルボン酸としては、たとえば、アジピン酸、コハク酸、マレイン酸等が挙げられ、前記脂肪族カルボン酸の無水物としては、たとえば、無水コハク酸、無水マレイン酸等が挙げられる。
ポリイソシアネートとしては、2官能以上のポリイソシアネートであれば制限はないが、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、「MDI」と略す)、ポリメリックMDI、トリレンジイソシアネート(以下、「TDI」と略す)、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、「HDI」と略す)、キシレンジイソシアネート(以下、「XDI」と略す)、ノルボルネンジイソシアネート(以下、「NBDI」と略す)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(以下、「H12MDI」と略す)、水添キシリレンジイソシアネート(以下、「H6XDI」と略す)、イソホロンジイソシアネート(以下、「IPDI」と略す)などが挙げられる。なお、これらのポリイソシアネートは、単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いても良い。硬質ポリウレタンフォームを調製する際のポリイソシアネートとしては、TDIおよび/またはMDIを用いることが好ましい。
TDIとしては、異性体を単独で、または混合物として使用することができる。すなわち、2,4−体(2,4−TDI)100%品、2,4−体/2,6−体=80/20または65/35(それぞれ質量比)のもの、およびこれらの混合物、さらに、多官能性のタールを含有する粗TDI(たとえば、三井化学ポリウレタン(株)製TDI−TRC)も使用できる。
MDIとしては、4,4'−体(4,4'−MDI)を主成分とするもの、3核体以上の多核体を含有するポリメリックMDI(たとえば、三井化学ポリウレタン(株)製コスモネートシリーズ)が好適に使用できる。
また、ポリイソシアネートとして、ヌレート変性、カルボジイミド変性、プレポリマー変性(ポリイソシアネートと上記ポリオールとから得られる、イソシアネート基を分子末端に有するプレポリマー)、ウレトジオン変性等の変性ポリイソシアネート化合物を用いることもできる。これらのポリイソシアネートおよびその変性体は、1種単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明に用いる、ポリオールと、ポリイソシアネートとの割合は特に限定はないが、ポリイソシアネートに含まれるイソシアネート基とポリオールに含まれる活性水素基とのモル比が通常は50:100〜300:100の範囲、好ましくは90:100〜150:100となる範囲である。
触媒、発泡剤および整泡剤は、通常の硬質ポリウレタン発泡体の製造に用いられるものを用いることができる。また、必要に応じ、その他添加剤として、難燃剤、酸化防止剤、着色剤、可塑剤、安定剤等を本発明の目的を損なわない範囲内で使用することができる。
[実施例]
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。なお、「部」は、特に断らない限り、「重量部」を表す。また、実施例、比較例における分析、測定は以下の方法に従って行った。
<ポリエーテルポリオールの特性>
水酸基価:ポリエーテルポリオール1g中の水酸基に相当する水酸化カリウムのmg数で定義し、測定はJIS K1557、6.4項「水酸基価」に従って行った。
粘度:円錐平板型回転粘度計(E型粘度計)を用い、25℃での粘度を測定した。
グリセリンモノマー量(グリセリン純度):得られたポリエーテルポリオールを0.03g程度精秤し、N,O−トリメチルシリルアセトアミド0.5gを加えた後、ジメチルホルムアミドを加えて10mLにメスアップした。これを6時間以上常温で放置し、ガスクロマトグラフィーGC−14A((株)島津製作所製)を用い、以下の条件で測定した。なお、検量線は試薬グリセリン(和光純薬工業(株)製)を用いて作成した。
キャリアガス:ヘリウム50ml/min
水素圧力:0.5MPa
Air圧力:0.5MPa
カラム:パックドカラム(充填剤:SE−30、カラム長:2m)
インジェクション温度:300℃
カラム温度:80℃で5分間保持後、20℃/minで300℃まで昇温し、
その後、300℃で5分間保持
分子量:得られたポリエーテルポリオールを0.05g程度精秤し、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド0.5gを加えた後、ジメチルホルムアミド(以下、「DMF」と略す)/テトラヒドロフラン(以下、「THF」と略す)混合液(DMF:THF=1:9(重量比))を加えて10mLにメスアップした。これをゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)HLC−8020(東ソー(株)製)を用いて以下の条件で測定した。
溶離液:THF
溶離液流量:0.8ml/min
溶離液温度:40℃
カラム温度:40℃
カラム:東ソー(株)製TSKgel G−3000H、G−2000H、
G−1000Hを直列につないで使用
検出器:RI
標準試料:ポリスチレン
平均水酸基数:GPC測定により得られた分子量と水酸基価測定により得られた水酸基価より、以下の式にて平均水酸基数を計算した。
平均水酸基数=(分子量×水酸基価)/(56108+74×水酸基価)
<硬質ポリウレタンフォーム物性>
コア密度:JIS K−6400記載の方法により測定を実施した。JIS規格での見かけ密度を指す。本発明では、フォームサンプルから直方体フォームサンプルを切り出したものを測定サンプルとした。
圧縮強度:JIS K−7220、硬質発泡プラスチック−硬質材料の圧縮試験−に従い、発泡したフォームを80×80×40mmに切断し、発泡方向と平行な方向の圧縮強度を測定した。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン1288g(全アルコールに対し70mol%)と炭酸カリウム32.2gとを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、窒素雰囲気下、温度260℃、圧力70〜75kPaの範囲で6時間脱水縮合させた。その後、フラスコ温度を200℃まで下げ、ジプロピレングリコール(以下、「DPG」と略す)805.2g(全アルコールに対し30mol%)を添加し、200℃、60kPaでさらに脱水縮合させた。12時間経過後、留出物が少なくなったため温度を上げ、減圧し、220℃、45kPaの条件でさらに脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(1)を得た。グリセリンを仕込んでからの総反応時間は57時間であった。
このポリエーテルポリオール(1)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.3wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
このポリエーテルポリオール(1)100部に、触媒としてジメチルシクロヘキシルアミン1部、発泡剤として水4部、整泡剤としてシリコーン整泡剤SZ−1711(東レ・ダウコーニング(株)製)2部を混合し、レジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)231.69部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
反応時間を変えた以外は実施例1と同様にして、ポリエーテルポリオール(2)を調製した。このポリエーテルポリオール(2)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
反応時間を変えた以外は実施例1と同様にして、ポリエーテルポリオール(3)を調製した。このポリエーテルポリオール(3)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン184g(全アルコールに対し70mol%)、トリエチレングリコール(以下、「TEG」と略す)152.5g(全アルコールに対し30mol%)、炭酸カリウム2.65gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度260℃、圧力30kPaで24時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(4)を得た。
このポリエーテルポリオール(4)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(4)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスを50℃に温調した後、ポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)273.85部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
反応時間を変えた以外は実施例4と同様にして、ポリエーテルポリオール(5)を調製した。このポリエーテルポリオール(5)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.5wt%)であった。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン180g(全アルコールに対し90mol%)、TEG39g(全アルコールに対し10mol%)、炭酸カリウム2gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度260℃、圧力30kPaで3時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(6)を得た。
このポリエーテルポリオール(6)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.3wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(6)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)174.22部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
反応時間を変えた以外は実施例6と同様にして、ポリエーテルポリオール(7)を調製した。このポリエーテルポリオール(7)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.5wt%)であった。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン500g(全アルコールに対し59mol%)、ジエチレングリコール(以下、「DEG」と略す)400g(全アルコールに対し41mol%)、炭酸カリウム23gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで34時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(8)を得た。
このポリエーテルポリオール(8)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.2wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(8)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)204.84部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
反応時間を変えた以外は実施例8と同様にして、ポリエーテルポリオール(9)を調製した。このポリエーテルポリオール(9)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.2wt%)であった。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン460g(全アルコールに対し50.1mol%)、DEG528g(全アルコールに対し49.9mol%)、炭酸カリウム25.4gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで55時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(10)を得た。
このポリエーテルポリオール(10)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.2wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(10)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)177.9部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
クルードグリセリン(スペインAcciona社製、純度:85%(ガスクロマトグラフ測定))1515g(全アルコールに対し70mol%)と炭酸カリウム53.7gとを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、窒素雰囲気下で内温140℃まで昇温し、クルードグリセリン中の水分を3時間かけて除去した後、温度260℃、圧力70〜75kPaの範囲で6時間脱水縮合させた。その後、フラスコ温度を200℃まで下げ、DPG805.2g(全アルコールに対し30mol%)を添加し、200℃、60kPaでさらに脱水縮合させた。12時間経過後、留出物が少なくなったため温度を上げ、減圧し、220℃、45kPaの条件でさらに脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(11)を得た。グリセリンを仕込んでからの総反応時間は70時間であった。
このポリエーテルポリオール(11)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(11)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)228.68部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン640g(全アルコールに対し95mol%)、ポリエチレングリコール400(以下、「PEG400」と略す)160g(全アルコールに対し5mol%)、炭酸カリウム20.5gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度260℃、圧力101kPaで3時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(12)を得た。
このポリエーテルポリオール(12)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.3wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(12)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)268.75部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン332g(全アルコールに対し70mol%)、イソソルビド528g(全アルコールに対し30mol%)、炭酸カリウム13.8gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで6時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(13)を得た。
このポリエーテルポリオール(13)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(13)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)177.9部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン650g(全アルコールに対し70mol%)、DEG325g(全アルコールに対し30mol%)、水酸化ナトリウム7.46gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで44時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(14)を得た。
このポリエーテルポリオール(14)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(14)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)232.0部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン650g(全アルコールに対し70mol%)、DEG325g(全アルコールに対し30mol%)、水酸化リチウム一水和物7.65gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで48時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(15)を得た。
このポリエーテルポリオール(15)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.3wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(15)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)239.0部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン650g(全アルコールに対し70mol%)、DEG325g(全アルコールに対し30mol%)、p−トルエンスルホン酸6.28gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度160℃、圧力101kPaで22時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(16)を得た。
このポリエーテルポリオール(16)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.4wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(16)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)263.6部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン650g(全アルコールに対し70mol%)、DEG325g(全アルコールに対し30mol%)、水酸化カリウム10.23gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで56時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(17)を得た。
このポリエーテルポリオール(17)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.3wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(17)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)222.9部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン570g(全アルコールに対し70mol%)、DEG285g(全アルコールに対し30mol%)、水酸化セシウム24gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで32時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(18)を得た。
このポリエーテルポリオール(18)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.3wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(18)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)211.6部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン650g(全アルコールに対し70mol%)、DEG325g(全アルコールに対し30mol%)、PZN22.47gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで57時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(19)を得た。
このポリエーテルポリオール(19)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.5wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(19)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)228.7部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン1565g(全アルコールに対し80mol%)、DEG450g(全アルコールに対し20mol%)、水酸化カリウム21.46gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度250℃、圧力101kPaで27時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(20)を得た。
このポリエーテルポリオール(20)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.6wt%)であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(20)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。25℃に温調したこのレジンプレミックスに25℃に温調したポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)187.0部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン1100g(全アルコールに対し60mol%)、DEG845g(全アルコールに対し40mol%)、水酸化カリウム20.12gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度250℃、圧力101kPaで27時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(21)を得た。
このポリエーテルポリオール(21)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.9wt%)であった。
(ポリエーテルポリオールの中和)
ポリエーテルポリオール(21)に10%シュウ酸水溶液をpHが5になるまで加え、90℃で1時間保持することにより中和した。中和後、110℃まで昇温し、0.1kPaまで2時間かけて減圧し、その状態を2時間保持して水分を除去した後、加圧ろ過することにより、ポリエーテルポリオール(21)の中和品(21−A)を得た。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(21―A)100部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン1.5部、発泡剤として水を3.47部、整泡剤として、信越化学(株)製X20−1328を2部混合し、レジンプレミックスを調製した。25℃に温調したこのレジンプレミックスに25℃に温調したポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)240.8部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。この硬質ポリウレタンフォームのコア密度を測定したところ、39.2kg/m3であり、圧縮強度は132.1kPaであった。
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン1300g(全アルコールに対し70mol%)、DEG650g(全アルコールに対し30mol%)、水酸化カリウム20.46gを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度250℃、圧力101kPaで22時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(22)を得た。
このポリエーテルポリオール(22)の水酸基価、数平均分子量、平均水酸基数、25℃における粘度を表1に示す。また、ガスクロマトグラフにより残存グリセリンを定量したところ、1wt%以下(0.9wt%)であった。
(ポリエーテルポリオールの中和)
ポリエーテルポリオール(22)に10%シュウ酸水溶液をpHが5になるまで加え、90℃で1時間保持することにより中和した。中和後、110℃まで昇温し、0.1kPaまで2時間かけて減圧し、その状態を2時間保持して水分を除去した後、加圧ろ過することにより、ポリエーテルポリオール(22)の中和品(22−A)を得た。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(22―A)100部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン1.5部、発泡剤として水を3.64部、整泡剤として、信越化学(株)製X20−1328を2部混合し、レジンプレミックスを調製した。25℃に温調したこのレジンプレミックスに25℃に温調したポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)257.5部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。この硬質ポリウレタンフォームのコア密度を測定したところ、48.4kg/m3であり、圧縮強度は176.7kPaであった。
〔比較例1〕
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン600gと炭酸カリウム6gとを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度260℃、圧力50kPaで5時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(C1)を得た。
このポリエーテルポリオール(C1)は水酸基価868mgKOH/g、数平均分子量は873、平均水酸基数は6.3であり、25℃における粘度は200000mPa・s以上となり測定不可能であった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(C1)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスは粘度が非常に高く、十分に攪拌することができず、ポリウレタン発泡体を得ることができなかった。
〔比較例2〕
(ポリエーテルポリオールの調製)
ジプロピレングリコール350gと炭酸カリウム8.99gとを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度235℃、圧力101kPaで37時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(C2)を得た。
このポリエーテルポリオール(C2)は水酸基価669mgKOH/g、数平均分子量は350、平均水酸基数は2.2であり、25℃における粘度は223mPa・sであった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(C2)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)230.5部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、ポリウレタン発泡体を得ることができた。このポリウレタン発泡体を室温23℃、湿度50%の恒温高湿室中に静置したところ、収縮し、形状を保持できなかった。
〔比較例3〕
(ポリエーテルポリオールの調製)
グリセリン250g(全アルコールに対し30mol%)とジプロピレングリコール675g(全アルコールに対し70mol%)、炭酸カリウム23.7gとを蒸留塔および凝縮器を備えたフラスコに仕込み、温度240℃、圧力101kPaで24時間脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール(C3)を得た。
このポリエーテルポリオール(C3)は水酸基価351mgKOH/g、数平均分子量は606、平均水酸基数は2.6であり、25℃における粘度は57300mPa・sであった。
(硬質ポリウレタン発泡体の作製)
ポリエーテルポリオール(1)の代わりにポリエーテルポリオール(C2)100部を用いた以外は実施例1と同様にしてレジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(三井化学ポリウレタン(株)製M−200)150.7部を加え、ダイナミックミキサーで攪拌した後、混合液を200mm×200mm×200mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、ポリウレタン発泡体を得ることができた。このポリウレタン発泡体を室温23℃、湿度50%の恒温高湿室中に静置したところ、収縮し、形状を保持できなかった。
上記実施例および比較例の結果を表1、2に示す。
Figure 0005512971
Figure 0005512971
本発明のポリエーテルポリオールは粘度が低く、硬質ポリウレタン発泡体の原料として好適に使用することができる。また、このポリエーテルポリオールを用いて製造した本発明の硬質ポリウレタン発泡体は建材パネル、冷蔵庫、冷凍庫、配管などの断熱材に利用することができる。また、住宅、自動車などの構造支持材として利用することもできる。

Claims (9)

  1. グリセリンと2価のアルコールとを、またはグリセリンと1価および2価のアルコールとを、これらの合計100モル%に対してグリセリンが50モル%を超える割合で脱水縮合させることにより得られるポリエーテルポリオール。
  2. 水酸基価が200〜1200mgKOH/g、25℃での粘度が50000mPa・s以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリエーテルポリオール。
  3. 1分子当たりの平均水酸基数が3以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリエーテルポリオール。
  4. 前記グリセリンが天然油脂を加水分解または加アルコール分解して得られる、クルードグリセリンであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のポリエーテルポリオール。
  5. グリセリンと2価のアルコールとを、またはグリセリンと1価および2価のアルコールとを、これらの合計100モル%に対してグリセリンが50モル%を超える割合で脱水縮合させることを特徴とする請求項2または3に記載のポリエーテルポリオールを製造する方法。
  6. グリセリンを脱水縮合し縮合物を得た後、この縮合物と2価のアルコールとを、またはこの縮合物と1価および2価のアルコールとを、脱水縮合させるポリエーテルポリオールの製造方法であって、
    前記グリセリンが、グリセリンおよびアルコールの合計100%に対して50モル%を超える割合で用いられることを特徴とする請求項2または3に記載のポリエーテルポリオールを製造する方法。
  7. 前記グリセリンが天然油脂を加水分解または加アルコール分解して得られるクルードグリセリンであることを特徴とする請求項またはに記載のポリエーテルポリオールを製造する方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリエーテルポリオールを含むポリオールとポリイソシアネートとを、触媒、発泡剤および整泡剤の存在下で反応させることにより得られる硬質ポリウレタン発泡体。
  9. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリエーテルポリオールを含むポリオールとポリイソシアネートとを、触媒、発泡剤および整泡剤の存在下で反応させることを特徴とする硬質ポリウレタン発泡体の製造方法。
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