JPH05504062A - 低カロリー脂肪代替物質、代替物質の製法およびその前駆体 - Google Patents
低カロリー脂肪代替物質、代替物質の製法およびその前駆体Info
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- JPH05504062A JPH05504062A JP3503399A JP50339991A JPH05504062A JP H05504062 A JPH05504062 A JP H05504062A JP 3503399 A JP3503399 A JP 3503399A JP 50339991 A JP50339991 A JP 50339991A JP H05504062 A JPH05504062 A JP H05504062A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
低カロリー脂肪代替物質、代替物質の製法およびその前駆体本発明は低カロリー
油脂あるいは脂肪代替物質、および低カロリー油脂あるいは脂肪代替物質の製造
方法に関するものである。
カロリーの低減あるいは脂肪摂取を減少させなければならない理由は多々ある。
脂肪は必須の栄養素ではあるが、動脈硬化、心臓疾患、癌、肥満などのある種の
慢性疾患と結びついている。したがって、人々の食事の脂肪とカロリーの量を低
減させることによって、これら疾患に罹患する危険も低下するであろう。
望ましい脂肪を含んだ食品を作るための性質を失なうことなく、カロリーの低い
物質で脂肪を1きかえることができれば、その利点は大きいであろう。脂肪の性
質として望ましいものは特定の食物に含まれているときの味覚や舌ざわり歯応え
などの豊かさなどである。脂肪の属性であるこれら、および他の官能的性質を維
持することが重要である。天然の食肉油脂の主な成分はトリグリセリドであり、
これはグリセリンと各種脂肪酸のトリエステルである。特定の油脂と結びついて
いる官能上の性質はトリグリセリドの中の脂肪酸によって左右される。脂肪酸と
しては、飽和、不飽和、環状、アシル、酸素添加(オキシジェネート)あるいは
酸素無添加(ノン・オキシジェネート)などがあげられる。
トリグリセリドの化学的、物理的性質は主として構成脂肪酸によって決まる。
脂肪酸の種類は多種多様なので、一般油脂の物理、化学的性質、たとえば色、粘
性、引火点、奥、等について大きな変動がある。したがって、脂肪代替物の性質
は油脂を構成する脂肪酸基の選択によってコントロールすることができる。
代替脂肪のその他の重要な特性は、使用条件下で熱的に安定であること、安全に
使用できること、消化管よりの吸収が最小限であることなどである。これまでに
開発された代替脂肪の大きな問題点は、これが肛門漏洩または下痢をひきおこす
ことである。
代替脂肪として登場したものの一つはスクロースポリエステル(SPE)、米国
特許3. 600. 186 (Mattson et at、、)および米国
特許3. 963. 699 (Rizzal et al、、)である。SP
Eの製造行程は新鮮なエステル交換反応の触媒ど過剰なメチル大豆脂肪酸エステ
ル(RCO□Me)の交互の添加を含む長い反応時間を要求する。この製造行程
は時間がかかり、また運転コストを高める。
Rizzalの特許では、SPEはフェニルエステルを用いた溶媒なしのエステ
ル交換反応によって作られる。このプロセスでフェノールが遊離する。フェノー
ルの遊離があるような製造方法は食品工業には一般に歓迎されない。
/を替脂肪としてSPHに代るものとしてはヨーロンパ特許申請番号87306
46B、7.に教示されているエステル化エボキシドーエクステンデノドポリオ
ール(esterified epoxide−extended polyo
ls : E E E P )である。この代替脂肪はポリオールを塩基触媒の
存在のもとにエポキシドと反応させることによってエポキシドーエクステンデン
ドボリオール(EEP)を生成させることによってI製する。ポリオール中のす
べての水酸基はエーテル結合で置き換えられる。末端グループは一級あるいは二
級の水酸基であり、これらはエステル化される。容易に、かつ経済的に反応して
低カロリー代替油脂あるいは脂肪を生成するような、低カロリー食用代替油脂あ
るいは脂肪の前駆体となるような新らしい物質を提供することが望まれる。ここ
で上記の代替油脂/脂肪は哺乳動物の消化過程で実質的に加水分解されたり、吸
収されたりしないようなものである。上記代替油脂/脂肪は、摂取に際し、毒性
あるいは生理的な悪影響を及ぼすことなしに、色、味、口触りなどの点で望まし
い性質を得るために、広範囲にわたる多種の脂肪酸を用いて調製されるべきであ
る。
本発明は低カロリー代替油脂あるいは脂肪の調製の前駆体となる直鎖ポリグリセ
ロール化合物に間するものであり、上記前駆体は高レベルの水酸基官能性を有し
、その後の処理によって多種多様な脂肪酸とのエステル化を可能にするが出来上
る代替油脂/脂肪は高含量の二級および三級エステルを含有し、これが油脂ある
いは脂肪の望ましい性質を保持あるいは増強しつつ、哺乳動物による加水分解あ
るいは吸収を最小限度に留める。
本発明はまた低カロリー代替脂肪を生成するためにエステル化されている直鎮ポ
リグリセロール化合物に関するものである。本発明はまたポリグリセロール化合
物製造の方法に関するものである。この低カロリー代替脂肪は、二級および三級
水酸基に富んだポリグリセロールのエステル化によって作られる。ポリグリセロ
ールはグリノドールを直鎖分子が出来るような方法で重合させることによって!
lil製する。このポリグリセa−ルは、二級および三級エステルをさらに増大
させるため、エステル化反応を行なわせる前にフルキレンオキシドと反応させて
もよい。
このポリグリセロールはそれ以上の処理を行なわなくても、分子量の分布は狭い
範囲にあり、着色、臭気の程度が小さく、50%以上の水酸基が第二級あるいは
第三級水酸基として存在している。低カロリー代替脂肪中の二級あるいは三級エ
ステル結合の量を最大にすることが望まれるため、エステル化の前に、直鎖ポリ
グリセロールは3から6個の炭素原子をもつオキシドと反応させる。直鎖という
表現を用いる場合、水酸基の50%あるいはそれ以下が一級であるような場合に
、ポリグリセロールは直鎖であるという意味で用いている。ポリグリセロールの
水酸基の40%以下が一級であることが望ましく、さらに望ましいのは30%本
発明の直鎖ポリグリセロール化合物の一般式は■のようなかたちをもつ。
ここでmは2から30までの整数、R,およびR?は炭素数4から4のそれぞれ
独立なアルキルグループ、nは0から2までの整数、そしてRz 、R1、R4
、R5およびR4はそれぞれ炭素数1から3のアルキルグループあるいは水素よ
り独立に選ばれたもの、そしてこの化合物は少くとも50重量パーセントの直鎖
ポリグリセロールをもち、mが3あるいはそれ以下であるような化合物の含量は
20重量パーセント以下である。
このポリグリセロールは塩基触媒と出発1111質(イニシェーター)を25°
から130°の温度範囲で攪拌しながら加熱して作る。イニンエーターは[1、
塘アルコール、ジヒドロキンアルコール、ポリヒドロキンアルコール、ポリエー
テルポリオール、金属アルコキシドあるいは金属ヒドロキシドなどを含む一群の
物質より選ばれる。望ましいのはメタノール、エタノール、■−プロパツールの
ナトリウムあるいはカリウム塩、あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どである。グリセリンが望ましいイニシエーターである。
触媒とイニンエーターに対し、温度が100℃から160°Cに保たれるように
して七ツマ−を加える。モノマーの一般式は■で表わされる。
R2、Rs、R−1RsおよびR4はそれぞれ水素あるいは炭素数1から3まで
のアルキル基より独立に選ばれる。
先に述べたように、ポリグリセロールはエステル化されて下記の一般式■で表わ
されるような低カロリー代替脂肪を生成する。
式中mは2から30の整数、R1およびR7は炭素数1から4のアルキル基から
独立に選ばれる、nはOから32までの整数、Rz、R:l、R,、R,および
R4は各々独立し炭素数1から3のアルキルである、そしてRo、R1およびR
1゜は独立に炭素数5から23のアシル基である。111乳動物によって摂取さ
れると、この代替脂質の少くとも50%が糞便中に回収される。代替脂質中の6
0%から100%が糞便中に回収されるのが望ましい。代替脂質中の70%から
100%が糞便中に回収されることがさらに望まし、い。
哺乳動物においては、トリグリセリドはまず一級エステルが加水分解され、次い
で体内に吸収されると考えられている。本発明のポリグリセロール代替脂肪の摂
取後の哺乳動物糞便への高い回収率は、二級および三級エステル含量が比較的高
いことによるものであると信しられる。これに加えて、この化合物の分子量も、
代替脂質の体内への吸収を困難にすることに寄与している。水酸官能基を高しヘ
ルにもつことの大きな利点は代替脂質を調製する上で大きな融通性が生まれるこ
とである。水酸基の水素はアシル基と置き換えられてエステルを形成することが
できる。アシル基は脂肪酸に由来するものであることが望ましい。適当な脂肪酸
を適当な割合に選ぶことによって、代替脂肪の融点、安定性などの他、粘性、味
、口触り、色などの性質をコントロールすることができる。このことは望ましい
物理的、化学的性質をもった代替脂肪を製造する上で融通性を与える。
これら代替脂肪はさまざまな異なるタイプの食品中の油脂あるいは脂肪を置き換
える上で有用である0代替脂肪は調理用油、マーガリンスプレッド、ヘーキンク
ミックスやベータ食品、菓子、糖衣、サラダドレノンング、フローズンデザート
やフローズンミノクス、プディング、ハードキャンディ−、ソフトキャンディ−
などに用いられる。脂肪は食品を油で揚げることを通しても吸収される。菓子工
業はボテトチンブ、コーンチップ、その他のスナックの製造に際して大量の脂肪
および油脂を使用する。油として許容できる性質を備えた低カロリー代替脂肪は
、このようなスナックに用いることができ、それによって低カロリースナックを
提供することができる。
これらのポリグリセロールは代替脂肪として用いられるだけでなく、多数の他の
食品の適用が考えられる。たとえば、ポリグリセロールは高い粘性を有している
ので、低カロリー飲料、清涼飲料等の粘性を高めるために用いることができる。
粘性の高さと水への溶解性のために、これはガム・アカシア (gu−・aca
cia)を用いる食品製造にも有用である。ポリグリセロールの化学的安定性と
高い粘性のために、これはピ、クルズ、ゲチャンプ、柑橘ジュースその他の酸性
の食品に用いることができる。
本発明のポリグリセロール製造行程は、当業界で用いられている方法に比して数
多くの利点がある0例えば、溶媒除去の必要はな(、また生成した産物を精製す
る必要もない。収量は極めて良好で、殆んど理論的に期待できる量に近い、ポリ
グリセロールは着色、および臭いの程度が小さい。また本製造行程は分子量のコ
ントロールにすぐれており、全体の80%以上が目標とした分子lを持つに至る
。その上、他の方法で製造したポリグリセロールにくらべて、生成したポリグリ
セロールの分子量の分布は狭い範囲に収まる。また、他の方法によって製造した
ポリグリセロールにくらべて、ポリグリセロール中に残存するグリセリンあるい
はオリゴマーのレベルが低く、またこの行程によれば二級、三級水酸基含量がき
わめて高い特徴がある。
少くとも二つの二級あるいは三級水酸基をもつポリグリセロール化合物は一般式
Iに示されている。ポリグリセロール化合物中のグリセリン単位は重量で70%
から80%であることが望ましい、ポリグリセロール化合物中のグリセリン単位
が重量で80%以上であればさらに望ましい、一般式■ではmが6から15のグ
リセリン単位であることが望ましく、mが8から12のグリセリン単位であれば
さらに良い。R1およびR7はそれぞれ独立に炭素数1から3のアルキル基であ
ることが望ましく、炭素数が1あるいは2であればさらに良い。nは1から15
の整数であることが望ましく、■から5であればさらに良い、Rz、Rj、R4
R1およびR6はそれぞれ独立にメチル基、エチル基あるいは水素から選ばれる
ことが望ましい。
mが6もしくはそれ以上の場合には、低分子量ポリグリセロールが存在する量は
少ないであろう、化合物中のオリゴマーの重量パーセントが1から20%であれ
ば許容できるが、オリゴマーの量が重量で1か10%であれば望ましく、オリゴ
マーの量が重量で5%以下であればさらに望ましい。オリゴマーとはポリグリセ
ロールが3もしくはそれ以下のグリセリンの反復単位をもつもの、即ちmが1.
2あるいは3であるようなものである。
低カロリー代替脂肪は上記直鎖ポリグリセロールの実質上完全なエステル化によ
って作ることができる。この低カロリー代替脂肪はさきに示した一般式■に表わ
されている。一般式■に於いてmは6から15の整数であることが望ましく、8
から12であればさらによい、R2,R3、R4、Rs#よびR4はそれぞれ独
立に炭素数」から3のアルキルグループから選ばれることが望ましく、メチルあ
るいはエチル基あるいは水素であればさらに望ましい、R1、R9、RIoは炭
素数が5から23のアシル基である。アシル基はオリーブ油、大豆油、ココナン
ツ油、椰子油、綿實油、およびカノラ油(canola oil)などを含む一
般食用油に存在する脂肪酸から由来することが便利であろう、さらに、一つの望
ましい実施例では、アシル基は天然油脂の混合物を材料とじた、短鎖、中鎖、長
鎖などさまざまな鎖長をもったもの、飽和あるいは不飽和、シスまたはトランス
などの混合物である。短鎖脂肪族の酸に由来する短鎖アシル基の例は、これに限
られるものではないが吉草酸、ヘキサン酸、オクタン酸などがあげられる。中鎖
アシルグループの例としてはこれに限るものではないがカプロン酸、カプリル酸
、カプリン酸、ラウロレン酸、ラウリン酸、カプロレン酸、デセノイン酸、エタ
ノイン酸などである。長鎖のアシル基の例としては、これに限られるものではな
いが、ベヘン酸、リグノセリン酸、アラキシン酸、ミリストレイン酸、パルミト
レイン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、エライジン酸、バクセイン酸、アラキドン
酸、エイコサペンタエイン酸などである。アシル基は一つあるいはそれ以上の脂
肪酸種から得るのが望ましいが、最も望ましいのは天然油脂から得られた脂肪酸
の複雑な混合物である0本発明がもつもう一つの面は直鎖のポリグリセクールを
製造する方法である。直鎖ポリグリセロールは概して無水の条件で合成される。
「概して無水」というのは僅かの水分がグリセリン、グリシドール、あるいは空
気中に、目的とする反応に有害でない限りは存在してもよいことを意味する。グ
リセリンはグリシドールと反応して直鎖のポリグリセリンを生ずる。最も望まし
い結果を得るために、グリセリンはそのままで溶媒を用いずに無水条件下でグリ
シドールと混合する。水素結合を形成するような水または極性あるいはプロトン
性溶媒の存在は一般にポリグリセロールの重合反応に有害である。この有害な影
響としては、−級ヒドロキシ含量の増大、低分子オリゴマーのパーセンテージの
増大、分子量分布の拡大、ポリグリセロールの鎖長の伸長の阻害などがある。
ある種の溶媒がグリセロールの重合に悪影響を及ぼすということに加えて、グリ
シドールの濃度が、これが反応物質であるに拘らず、反応に対して悪影響をもち
うる。グリシドールの濃度はりアクタ−中にグリシドールがM積しないようにコ
ントロールすることが重要である。またポリグリセロールの存在下では未反応の
過剰のグリセリンがあることは好ましくない。というのは未反応のグリセリンは
ポリグリセロールのエステル化に際し、トリグリセリドに変化することが理論選
択性の減損をもたらすもう一つの条件は混合物の不充分な混合もしくは攪拌であ
る。撹拌は重要である。それは混合物中のグリシドールが均一に分散していなけ
ればならないからである。充分な攪拌は同時に混合物中の熱の伝達に影響を与え
る。
直鎖ポリグリセロールをより特異的に生成するためには、グリセリンおよび塩基
触媒は攪拌しながら加熱し、できればこの量水および空気が存在しないことが望
ましい、塩基触媒としてはリチウム;ナトリウム;ルビジウム;マグネシウム;
センウムiそして水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化ノ四つムなどの
金属水酸化物;水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウム、水素化ア
ルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウムなどの金属水素化物;炭酸ナトリ
ウム;ナトリウムアミドあるいは硫酸ナトリウムなどがあげられる。触媒として
望ましいのは金属カリウム、金属ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム、あるいは水酸化バリウムである。用いられたグリセリン
量に基づく、グリセリンと共に加熱すべき触媒の量は0.001モルパーセント
から10モルパーセント、できれば0.5から10モルパーセント、さらにlか
ら5モルパーセントであることが望ましい、触媒の量は生成するポリグリセロー
ルの色に影響を与えうる。一般に用いる触媒の量が多ければそれに応じてポリグ
リセロールの色も濃くなる。
グリセリンと触媒は窒素気流下で25°Cから130°Cの間に加熱することが
望ましい、40”Cから140°Cの間で攪拌を行うことが望ましい、グリシド
ールはゆっくりとグリセリンに加えられる。オプションとしてグリシドールは液
面下より加えられる。添加中の温度を100°Cから160°Cに保つようにグ
リシドールの添加を行なう。グリシドールの添加が完了したのち、混合物は10
0°Cから160“Cの間、できれば150°Cから125°Cの間で16時間
まで、できれば3から6時間加熱することが望ましい。最も望ましいのは混合物
を120°Cから125’Cで一時間加熱することである。
さらに、触媒はグリセリンに加えられ、混合物の温度が60°Cに達した段階で
窒素の導入を断つことが望ましい、グリシドールの添加を〕激に行いすぎるとポ
リグリセロールの二級あるいは3級水酸基含量ならびにポリグJセリンの分子量
および分子量の分布に影響が出るであろう。
グルシドールとグリセリンの化学量論的比率はポリマーの鎖長を決定する0分子
量166のジグリセロールを合成するためにはグリシドールとグリセロールのモ
ル比を4:lからl:1の範囲におけばよく、望ましいのは約2:1とすること
である0分子量240のトリグリセロールを合成するためにはグリシドールとグ
リセリンのモル比を6=1から2:1の範囲におけばよく、望ましいのは4:1
とすることである。分子量314のテトラグリセロールを合成するためにはグル
シドールとグリセリンのモル比を9:lから3二1の範囲におけばよく、望まし
いのは6:1にすることである0分子量388のペンタグリセロールを合成する
ためにはグルシドールとグリセリンのモル比を11=1から4:1の範囲におけ
ばよく、望ましいのは7:lにすることである0分子量462のヘキサグリセロ
ールを合成するためにはグルシドールとグリセロールのモル比を14:lから5
=1の範囲におけばよく、望ましいのは9:1にすることである0分子量610
のオクタグリセロールを合成するためにはグルシドールとグリセロールのモル比
を19:lから7=1の範囲におけばよく、望ましいのは12:1にすることで
ある0分子量684のノナグリセロールを合成するためにはグリシドールとグリ
セロールのモル比を22:1から8:1の範囲におけばよく、望ましいのは14
:lにすることである0分子量758のデカグリセロールを合成するためにはグ
ルシドールとグリセリンのモル比を24=1から9:1の範囲におけばよく、望
ましいのは9:1にすることである。
高分子量をもつポリグリセロールを合成することによって、ポリグリセロールの
エステル誘導体は酵素的加水分解および吸収がより困難となる。しかし、高分子
量のポリグリセロールが望まれない用途には低分子量の直鎖ポリグリセロールを
用いることが考えられる。これに加え、ポリグリセロールの分子量は、ジグリセ
ロール、トリグリセロール、テトラグリセロールその他が生成するか否かによっ
て左右される。高分子量ポリグリセロールが低カロリー代替脂肪のUR製にはよ
り望ましい0分子量の分布も重要である。それは低分子量オリゴマーの存在が生
成した低カロリー代替脂肪としてのポリグリセロール油脂誘導体の全体としての
有効性に影響を与えうるからである。
一般的に言ってポリグリセロールのエステル化に用いるどんな従来の方法でも低
カロリー代替脂肪の合成に用いることができる。ポリグリセロールは当業界でエ
ステル交換反応触媒として知られている触媒の一つを用いてエステル交換を行う
ことができる。そのような触媒の例として有機チタン酸塩、有機酸、金属酸など
がある。多くの場合、ポリグリセロールのエステル化は、エステル化反応に用い
られるピリジン、シクロへキシル−カルボジイミドあるいはP−トルエンスルホ
ン酸などの触媒とポリグリセロールを15℃から60℃の間で、できれば20℃
から40°Cの間で攪拌することによって行なう、脂肪酸あるいは脂肪酸等価基
質の脂肪酸ハロゲン化アシル(fatty acyl halide)、脂肪酸
のエステル、脂肪酸アシル無水物(fatty acyl anhydride
)などがポリグリセロール混合物に加えられる。これら反応物はR8、R9、R
1゜に対応するアシル基をもつ。あるいはポリグリセロールを低分子量ハロゲン
化アシルまたはその同等物とエステル化し、次いでこのエステル基を過剰の脂肪
酸との間で交換させることもできる0反応混合物の適切な撹拌を助けるために、
溶媒の添加はどの段階で行ってもよい、f4媒を用いる場合には非極性、非プロ
トン性溶媒を用いるのがよい。しかし、ヘキサンなどの炭化水素溶媒を用いるの
が望ましい。
生した非M製油脂は濾過し、さまざまな極性溶媒を用いて抽出することができる
。水、エタノール、メタノール、イソプロパツール、あるいはこれらのいずれか
の組合わせが望ましい溶媒である。塩化ナトリウム、塩化カリウム等の塩あるい
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性物質を遊離脂肪酸の抽出お
よび相の分離を助けるために水相に加えることができる。溶媒はさまざまな手段
で油脂から分離できるが、実験室ではロータリーエバポレーターを用いて簡便に
分離することができる。必要な場合には、油脂はスチーム、ストリッピングその
他通常の油脂に用いられる手段によって脱臭することができる。必要に応して添
加物は加えても加えなくてもよい。
ポリグリセロールが合成さた後、これは脂肪酸アノル誘導体とエステル化され、
低カロリー代替脂肪が生成する。生成した低カロリー代替脂肪は、これがジグリ
セロールテトラオレエートである場合、分子量は1226となる。エステル化し
たトリグリセロールは分子量が1565のトリグリセロールペンタオレエートと
なる。テトラグリセロールは分子量1904のテトラグリセロールヘキサオレエ
ートとなる。ペンタグリセロールは分子量2242のペンタグリセロールセプタ
オレエートとなる。ヘキサグリセロールは分子12582のヘキサグリセロール
オクタオレエートとなる。オクタグリセロールは分子量3260のオクタグリセ
ロールデカオレエートとなる。またノナグリセロールは分子量3599のノナグ
リセロールウンデカオレエートとなる。
望ましい実施例では、二級あるいは三級を85%以上という高い含量にもつポリ
グリセロールの重合を確実にするためには、ポリグリセロールを“キャップ”す
る、即ちアルカリ条件下でオキシドと反応させる。ポリグリセロールのキャッピ
ングによって存在する一級水酸基は二級あるいは三級水f11基となる。ポリグ
リセロールのキャンプに用いられるオキシドは下記のような構造をもつ、Rはア
ルキル基である。Rとして望ましいのはメチル、エチル、あるいはプロピルであ
る。
より望ましいのはポリグリセロールをプロピレンオキシドと反応させることであ
り、最も望ましいのはポリグリセロールをブチレンオキシドと反応させることで
ある。
ポリグリセロールをキャップするためには、ポリグリセロールを触媒と共に攪拌
し、反応系を窒素気流下におくことが望ましい、触媒はポリグリセロールの合成
に用いた触媒と同様である。温度は20℃から110°C1できれば20゛Cか
ら100℃に徐々に上げ、次いでオキシドをゆっくりとポリグリセロールに加え
、オキシド蒸気の圧力の低下が止まるまで反応を続行する。ポリグリセロールと
オキシドの反応が終ってから、生成した化合物をエステル化して低カロリー油脂
を合成することができる。粗キャップ化油脂は必要とあれば、非キャップ化粗油
脂の処理法として本発明で論議した手続きにしたがってさらに処置し、純化でき
る。
分子量166のジグリセロールをキャップするためには、ポリグリセロールとオ
キシドのモル比は1:0.01から1=4の範囲にあればよく、望ましいモル比
は1.2である0分子量240のトリグリセロールをキャップするためには、ボ
リグリセロールとオキシドのモル比はt:o、iから1・4であればよく、望ま
しいモル比はl:2である0分子量314のテトラグリセロールをキャップする
ためには、上記モル比はt:o、iから1=6の範囲にあればよく、望ましいモ
ル比は1;2である。分子1388のペンタグリセロールをキャンプするために
は上記モル比は1 : 0. lから1=7の範囲にあればよく、望ましいモル
比は1:3である0分子1462のへイサグリセロールをキャップするためには
上記モル比は1:0.1から1=8の範囲にあればよく、望ましいモル比は1:
3である。分子1610のオクタグリセロールをキャップするためには、上記モ
ル比は1 : 0.1から1:10の範囲にあればよく、望ましいモル比は1:
3である。分子W6840ノナグリセロールをキャップするためには、上記モル
比は1:0.1から1=11の範囲にあげればよく、望ましいモル比は1:3で
ある。分子量758のデカグリセロールをキャップするためには、上記モル比は
1:0.1から1=12の範囲にあればよ(、望ましいのは1:3である。
キャップ化されたグリセロールはここで非キャンプ化グリセロールについて述べ
られているような方法でエステル化し、低カロリー油脂を合成することができる
。
以下に示す例は本発明の説明の便宜のために挙げたもので、発明の範囲を限定す
るものではない。
犬−一施−−働
”CNMRによる二 −のパーセントのポリグリセロール試料をテトラメチルシ
ラン(TMS)と共にD20/アセトン−d、にン容解し、JEOL GX−2
70あるいはIBM NR80NMRでスキャンした。10秒パルス遅延ととも
に45°ハルスを用い、スキャンを一夜薯積した。ピークの同定は”CNMRス
ペクトルの共鳴を計算するモデル式に基いて行った。後の実験では、核−オーハ
ーハウザー効果を抑えるために、10秒パルス遅延の代りにアセチルアセトンク
ロミウム(CrAcac)を加えた。
ポリグ1セロ−JしUに 一つグルシド−ルおよび カリウムの1グルノドール
は42°Cで圧力2I1111Hg下で蒸留する。鉱油中に保存した金属カリウ
ムはヘキサンですすいでからtfL柚のtaredビーカーに量り込み、次いで
ヘキサンでずすぎ、窒素気流中で乾燥してからグリセリンに加える。
例−1gA督6髪2」計1生重イ已り心上男長工なy□CL比触媒ニーAU」す
!玉A丘之五二Wじコ幻N変益炙コ」す(虻つヘキサ乞駄±R:ゾリ久含成三つ
の首の丸底フラスコ(50d)に3.1.5 g (0,034io1)のグリ
セリンと0、120 gの純度87%の水酸化カリウム([定1.86 m1l
al) ヲ人h6゜コノ混合物は窒素気流下でa o ’cに加熱する。この点
で高真空(0,5mHg)とし、混合物はさらに30分加熱する。ここで真空を
解除し、フラスコ内の気相が乾燥状態にあるように注意しながら窒素を再導入す
る。均一は混合物は115°Cに加温し、20.75at (0,313mol
)のグルシドールを定速添加ロウト(constant addition f
unnel)を通して一定の速度で満々と添加する。添加中の温度は115”C
から125”Cの間に維持する。グリシドール添加完了後115°Cで一時間加
熱する。冷却に際し、淡褐色の粘性物質が得られる。生成した物質は未反応のグ
ルシドールの検出のためにガスクロマトグラフィーにかけ、分子量の決定のため
にゲル浸透、二級水酸基の含量決定のためI3c核磁気共鳴(NMR)にかけた
。
分析
ダム久三ヱ上l旦2
ガスクロマトグラフィーによってグルシドールは検出できなかった。
−ル ゛クロマトブーツ −
グリセリン、ジグリセロール、およびヘキサグリセロールをゲル浸透クロマトグ
ラフィー(GPC)の較正用!I準として用いた0次いで以下のポリグリセロー
ルが例1の方法に従って合成され、その分子量は較正化されたGPcを用いて決
定した6分析の結果は下のようである。
Mz=838 (ウンデカグリセロール)Mw=658(ノナグリセロール)
Mn=463(ヘキサグリセロール)
13C緯 気f NMR)
ヘキサグリセロールの二級水酸基のパーセンテージの理論値は75%である。
例1で得られたヘキサグリセロールの二級水酸基のパーセンテージを決定するた
めに、生成物質の13CNMRを実施した。生成物質は70%の二級水酸基をも
つことが決定された。
例 2 紐 グルシドール ム ・ いたKOH、グ1セ1ンをイニシ工− −
と る二 71V つへキサグ1セロールの人250mの丸底フラスコに20.
10 g (0,218mol)の99゛パーセントグリセリンと01680g
の純度87%の水酸化カリウム(標定10.5 mmol)を加える。
この混合物を真空下(1,5mHg)1時間加熱(約60°C)する。その後真
空を解除し、窒素を導入する。均一な混合物は115°Cで加熱する。定速添加
ロウト(constant addition funnel)を通じてグリシ
ドール(167,2m、2.52mol)を一定速度で清々と添加する。グルシ
ドール添加速度は温度が115°Cから125°Cに保たれるように調整する(
約0.2 d/分)、添加の完了後、混合液は110°Cで12時間攪拌する。
添加には15時間15分要した。ポリマーは室温で粘性の淡褐色の物質である0
分子量と2級水酸基含量は下記の如くである。
Mz−746(デカグリセロール)
Mw=624(オクタグリセロール)
Mn=468(ヘキサグリセロール)
2級グリセロールのパーセンテージ−71パ一セント例 3 笛 グルシドール
ム 、・・ いた カリウム 、グリセリンイニンエーターと る、二 76
9/′4つノナグリセロールの合成
金属カリウム(0,85g、0.0217mol)およびグリセリフ (20,
0g、 0.217mo1)を窒素気流下で混合する。温度は23°Cから12
3℃まで3時間かけて上昇させる。グルシトール(241,47g、3.26
mol)を0.4 d/分の速度で添加する。グリシドール添加完了後、6時間
攪拌する。ポリオール混合物のPHはりん酸によって6から11の間に調整する
。ポリマーの分子量は700で、93%の理論上の二級水酸基数(9)をもつ。
回収できたポリグリセロールの収量は261g、収率は99.5パーセントであ
った。
例 4 !IE グルシドール 人 ・ いた カリウム 、グリセリンをイニ
ノエーターと る、二 ″ 64%もつペンタグリセロール□□□合成
グリセリン(108,8g、1.185ol)を金属カリウム(0,93g、
0.024mol)と窒素気流下で攪拌する。混合物は徐々に123°Cまで加
温する。グルシドール(474,52g、6.45ol)は約0.4 m/分の
速度で添加すル、クルジトールの添加完了後、123°Cで12時間撹拌する。
分子量は414.7と決定された。
回収することのできた収量は581g、収率は99.5%であった。二級水酸基
の含量は64%であった。
例 5 無 グルシドール ム ・、いた カリウム 、グリセリンイニシエー
−と る 二 76/ つウンデカグリセロ−火の合成
グリセ’J7(25,59g、0.278 mol)を0.59 g (0,0
15mol)(7)金属fJIJウムと45°Cで2時間攪拌する。この混合物
を123℃まで徐々に加温し、グルシドール(433,2g、5.84 mol
)を0.3d/分の速度で添加する。グリシドールの添加完了後、123℃で1
5F#間加熱する。褐色のポリマーは分子f(Mn)839であった。回収する
ことのできたポリグリセロールの収量は457g、収率は99.5%だった。ウ
ンデカグリセロール中の二級水酸基の含量は76%であイニシェー −と る
二 73% つデカグリセロールの合成
金属カリウム(0,57g、0.OL 46+ol)をグリセリン(24,94
g、0.271mol)に加え、混合物を50’Cで攪拌する。温度を徐々に上
げ、125°Cに達した時点でグリシドール(302,14g、4.08mol
)を0.3 m/分(71速度r添加する。グリシドール添加完了後、ポリマー
は5時間半攪拌した。ポリマーの分子量は753であると決定された0回収する
ことのできたポリグリセロールの収量は328g、収率は99.5%であった。
デカグリセロール中の二級水酸基の含量はイニンエー −と る 二 を735
!/ っノナグリセクールの合成
500afの三角フラスコにグリセリン(25,53g、0.277戴01)お
よび金属カリウム(0,58g、0.0155ol)を投入し、50℃で30分
間、70゛Cで30分間、90°Cで2時間30分攪拌する。次いで温度を12
0°Cに上げ311.1gのグルンドールを0.4 a1/分の速度で添加する
。グルンドールの添加完了後、さらに一時間反応を行わせた。ポリマーの分子量
は652で、水酸基の含量は73%であった。回収することのできたポリグリセ
ロールの収量は335g、収率は99.5%であった。ノナグリセロール中の二
級水酸基の含量は73%であった。
例 8 年 グルシドール 人 ・、いた 力IJ’)ム 、グリセリンをイニ
ンエーターと る、二 75V つノナグリセロールの合成
500jdの三角フラスコにグリセリン(25,63g、0.278 mol)
を投入し、0.55 g (0,014+*ol)の金属カリウムと共に攪拌す
る。3時間かけて温度を徐々に23゛Cから123°Cに上げる。グルソドール
(310,8g、4.1 ’、 mol)を21時間45分かけて添加する。添
加完了後3時間反応を行わせる。回収することのできたポリグリセロールの収量
は260g、収率は99.5%であった。二級水酸基の含量は75%であった。
例 gi グルンドール 人 ・を いた カリウム ウ、グリセリンをイニシ
ェークーと る、二 を72% つオクタグリセローJしΩ合成
64.56 g (0,71mol)のグリセリンに金属力+J’7ムを加えて
攪拌する。5時間かけて23°Cから123”Cまで徐々に加温する。グルンド
ール(675,5g、9、11 mol)を19時間30分にわたって0.45
d/分の速度で加える。混合物シよ反応を確実に完了させるために、さらに12
3°Cで6時間反応させた。736.36gのオクタグリセロールが回収され、
収率は99.5%であった。二級水酸基の含量は72であった。
例10 條 グルソドール ム L・を いた金 カリウム 媒ニゲ匹皇ユZ上
イニンエ一 −と る、二 をユ2 % C≦榎ゴ匙乙浄Fにニルの合成
金属カリウム(0,2157g、5.517麟o1)およびグリセリン(20,
0g、0、217 mol)を窒素気流下45゛Cで撹拌する。温度を75′C
まで上げこの温度に一時間保ち、次いで123°Cに上げる。グルンドール(2
41,46g、3.26…of)を0.3 m/分の速度で加える。グルンドー
ル添加が完了してから反応液を7.5時間攪拌する。ポリマーの分子量は729
と決定された。回収することのできたポリグリセロールは260gで収率は99
.5%であった。二級水酸基の含量は75%であった。
例11 慨 グ1シドール 人 ・、いた 力1ウム グーセリンイニンエー
−と る、二 を76%もつデカグリセロールの合成
500−の三角フラスコに25.41 g (0,276■ol)のグリセリン
をとり、0.54 g (13,8m*ol)の金属カリウムを加え、窒素気流
下45°Cで攪拌した。
30分攪拌後温度を60°Cに上げた。30分後、さらに温度を90°Cに上げ
て15分間保ち、次いで120’Cに上げた。この温度で攪拌しつつ、グルシド
ール(304,86g、4.113 mol)をMilton−Royミニポン
プを用いて0.3 d/分の速度で加えた。グリシドールの添加完了後、粘性の
反応液を120”Cでさらに3.5時間攪拌した9反応液のpHをりん酸で中性
にし、貯蔵用のガラス容器に移す前に70°Cまで冷した。室温まで冷却した物
質は淡褐色で、極めて粘性が高かった。
例11の分子量の分析、
Mz−900,5
Mw=847.4
Mn=790.7
回収することのできたポリグリセロールの収量は329gで収率は99.5%で
あった。デカグリセロール中の二級水酸基含量は76%であった。
例12 筆 グ1シドール ム ・ いた 力Iラム グlセiンをイニシェー
−と る、二 にもつデカグリセロールの合成
例11に示された方法を表■の下部に示した例外を除いて表1のサンプルA−■
に従って実施した。
表 1
*グリセロールとグリセロールの比は20:である。
表1中の生成したサンプルはいずれも高い分子量と二級水酸基含量をもち、理論
値に暴く収率も良好であった。
カロリーl ヒ のためのポ丁グリセロ−1しのエステ11次の例はポリグリセ
ロールであるヘキサグリセロールのエステル化によってヘキサグリセロオクタオ
レエートを生成する方法を示す。
例13 二 −70% つボリグ1セロールA とオレオイルクロリドのエステ
ルヒによるヘキサグリセロールオクタオレエートのU分子11Mn=468.2
および2級水酸基含量が71%であるヘキサグリセロール(32,6g、0.0
71 mol)を、塩化水素ガス洗條器を取付けたフラスコ中で窒素気流下、4
5°Cから50°Cの間で攪拌、加熱した。蒸留したオレオイルクロリド163
.07 g (0,542端o1)をゆっくりとヘキサグリセロールに加える。
混合液は4時間攪拌する6粗油指温合物はヘキサンで希釈し次いでピリジニウム
クロリドの形成がないことを確かめた上でピリジンを過剰に加えた。油脂は塩酸
塩から濾別し、DONeX WG RTMアニオン交換樹脂(Dow Che+
m1ca1社)のカラムを通した。過剰のピリジンはスチーム・ストリッピング
による脱臭の間、水と共に共沸させて除去した。この方法によって70%の二級
水酸基をもつ127gのへキザグリセロールは、603gのヘキサグリセロール
オクタオレエートに転換された。
例14 二級水 に んだヘキサグリセロールA のエステル による、ヘキサ
グリセロールオフ オレエート 2のム二級水酸基含量が71%のヘキサグリセ
ロール(32,6g、0.0706mol)を3つ首フラスコ中で水溶上45°
Cから50°Cに加熱する。フラスコにCよ機械的体とう装置、窒素導入口、お
よび塩化水素洗條器がとりつけである。オレオイルクロリド(163g、0.5
45ol)を温められたポリマーに加え4時間攪拌する。生成した油脂はヘキサ
ンで希釈し、アルミナと共に撹拌し、WGR”アニオン交換樹脂を温度通す、溶
媒をエバボレートした後、105.62gのヘキサグリセロールオクタオレエー
トが回収された。
例15 二 に んだオクタグリセロール骨 のエステルヒによる、オクグリセ
ロールー゛カオレエート“ のムオクタグリセロール(188,5g、0.30
9■ol)をフラスコにとり、250gのピリジンと共に攪拌した。オレオイル
クロリド(939,4g、93.12…of)をゆっくりとフラスコに滴下し、
混合物を一夜攪拌する。ピリジニウム塩は生成した油脂から濾別し、油脂はエタ
ノール、水、水酸化ナトリウムの混合物によって抽出する。残存溶媒は油脂より
除去し、またスチームストリッピングによって油脂を脱臭する。865gの油脂
が回収された。
ノナグリセロール(Mn=651)(90,46g、0.1405mol)を3
つ首のフラスコ(1000Ml)にとる、フラスコにはDean−5tark
)ラップ/凝縮器、温度計、および定速添加ロウトが取付けられている。窒素ノ
クージ下で、触媒の有機チタン酸塩/キレート(1,59g)を混合物に加える
。主としてオレイン酸、リルイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸などよりなる
脂肪酸混合物(407,83g、1.471糟o1)をポリオールに加える。混
合物を含んだフラスコを加熱還流し、水は167°−170’Cで55時間以上
共沸させる(25IIi)。油脂はヘキサンに溶解し、N a OH水溶液で抽
出し、次いで熱水で抽出して遊離脂肪酸のしベルを低下させ、触媒を除去する。
真空によって溶媒を除去して油脂をa縮し、381.34gが回収された(収率
72.5%)。
ポリグリセロール油脂の赤外線スペクトルによって水酸基が検出されなかったこ
とから、ポリオールは完全にエステル化したことが示される。
例17 オレオイルクロ1ドによるプロポキシノ グリセロールのエステルブト
キシノナグリセロール(549,0g、0.71611ol)をビリジ7(63
0゜4g、7.98 soυと撹拌し、これにオレオイルクロリド(2393,
0g、7.95mol)を加えた。添加中温度は40°Cから50°Cの間に保
つ、ヘキサンをこの撹拌中の懸濁液に加える。オレオイルクロリドの添加が完了
してから12時間攪拌を続けた0反応液は濾過し、揮発性成分は減圧によって除
去する。生した粗′4!脂はエタノールで抽出し、遊離脂肪酸が1%以下である
ようにする。残存エタノールおよび他の揮発性成分は減圧下で除去する。
例18 オレオイルクロリドによるブトキシノナグリセロールのエステルブトキ
シノナグリセロール(371,1g、0.5315ol)を室温でヘキサン(l
りおよびピリジン(419,49g、0.531 mol)の混液と撹拌する。
オレオイルクロリド(1592,7g、5.315ol)を90分以上かけて混
合液に加える。添加中に混合液の温度は75℃に上昇させた。添加が完了してか
ら攪拌を12時間続けた0反応液は濾過し、フィルターケーキはヘキサンで洗っ
た。このヘキサンは粗油脂と合わせ、揮発性成分はロータリーエバポレーターで
除去する。濃縮粗油脂はエタノールで抽出し、M離脂肪酸が1%以下である様に
する。f!発性成分は減圧により除去する。
例19 オレオイルクロリドによるブトキシノナグリセロールのエステルブトキ
ンツノグリセロール(685,5g、 0.800mol)をピリジン(750
,3g、8.93 mol)を61の丸底フラスコ内で撹拌する。オレオイルク
ロ1ド(2674,9g、8.89モル)をこれにゆっくりと加える。温度は4
0°Cから50°Cに保つ、この濃い混合液にヘキサンを加える。混合液はオレ
オイルクロリドの添加を終了してからさらに15時間攪拌する。ピリジニウム塩
は濾別し、粗油脂は揮発性成分を減圧下で除去してaする。
粗濃縮液は水およびエタノールで抽出し、遊離脂肪酸が1%以下であるようにす
る。
例20 −′によるオフ グリセロールのエステルオクタグリセロール(50,
36g、0.0862mol)を0,3gの金属カリウムと共に三つ首フラスコ
中で温め、攪拌する。フラスコには温度計窒素注入口、および5hort pa
th真空謂留カラムが取付けられている。攪拌はカリウムが完全に反応するまで
行う、大豆油(240,0g、0.275 mol)を混合物に加え、温度を1
00°Cに上げる。窒素吹きつけは、温度上昇が安定して200°Cを越えるよ
うになったところで止め、真空を導入する。蒸留物(150°C5481,3C
11)は混合物の温度が210’Cから250 ’Cに上昇したところで集める
0反応は一時間以内に完了する。加熱を停止し、粗油脂を室温にまで冷却し、そ
の後へブタンで全容器を2倍に希釈する。油脂は2倍量の飽和塩化ナトリウム溶
液で抽出し、次いで数倍量のイソプロパツール/メタノール/水によって抽出す
る。揮発性成分は真空下で除去された(178.54gの油脂が回収された)。
次の例21.22は低カロリー油脂のリパーゼ加水分解のテストと食餌テストを
示す。
例2I リパーゼテスト
ポリグリセロール油脂をリパーゼテストにかけられ、これが摂食の研究のための
スクリーニングテストとして使われた。
1ベニ五渥定
処理
安定化(stabilized)させた試料油脂乳濁液はリパーゼとpH8の緩
衝液と共に一夜インキュベートする。試料油脂は加水分解されて脂肪酸、ジグリ
セリド、および小量のモノグリセリドおよびグリセロールとなる。反応により遊
、Ill、た脂肪酸は0.05ON NaOHによってpH10,5まで滴定す
る。
方法
1本の15X45m、4−のバイアルに以下を混合する:Q、5afH1O;0
.5dの7%(W/V)アカンカ ガム(アラビアゴム);0.5mの検体油脂
および0.2dの0.2M Tris!l衝液、p H8,0(tris(hy
droxy sethyl)−aminomet−hane、 Sigma C
hemical Co、、 St、 Louis、MDより入手)、実際には水
、アカシアガム、および緩衝液を混合してストッカ8液(to−20m)とし、
この1.2dをバイアル中の500マイクロリツトルの検体油脂に加えた。各テ
ストの実施毎に同様に調製したオリーブ油の乳濁液をもつ試料を用意し、これは
リパーゼの活性および乳濁化の効率を決めるポジティブコントロールとして働ら
く。
各バイアルの内容は標準マイクロチッププローブを装着したTek+war超音
波破砕II (Tekmar Company、 C1ncinnati、○H
)で10サイクル以内(power = 4 。
duty=50%)音波処理を行なう、異なる試料にプローブを挿入する際には
エタノールあるいはクロロホルムで湿らせたキムワイプで拭う。
この結果、安定なりリーム状の白色の乳濁液が得られる。各135マイクロリツ
トルのサンプルを8本の21X70履、16dのSCバイアルにとる。4つのテ
ストバイアルには脱イオン水に10%W/Vで溶解したリパーゼN、リパーゼG
およびリノマーゼD (Amano International Enzym
e Co、、 Inc、、 P、 0. BoxlOooB
Troy、 Virginia 22974で入手可能)の混合溶液の10マイ
クロリンドルを加える。ブランクバイアルにはこの段階で酵素を加えない、すべ
てのバイアルはキャップを施され、37°Cで一夜インキユベートする。用いら
れなかったリパーゼのストック液も同様にキャンプを施し37℃で一夜インキュ
ベートする。これはpHを変えるような酵素反応が起るのを可能にする。
滴定
滴定を行う日毎に、市販の試薬0.5凡のNaOHを1=10に希釈して新鮮な
0.05NのNa0Hf4i!を11用意する。0.05N NaOHは0.1
N HCI溶液に対してpH7,0まで滴定して標準化(力価検定)を行う。こ
れらのステップは滴定の正確さの条件となる。
各試料油脂について8本のバイアルを37°Cのインキュベーターからとりだす
。
各バイアルに3/8インチ(直径)のT F EStarburst stir
ring head(FischerScientific Co、より入手可
能)マグ不チノクスクーラーを投入し、4.0Ii11!のH,Oを加えて液量
を増し、pHt極を浸すことができるようにする。4本のす゛ランク“バイアル
に滴定の直前に一夜インキユベートしたリパーゼストック溶液のlOマイクロリ
ットルを加える。
すべてのバイアル中の試料をGe1−Filled Po1yWer Body
Combination p H電極(Fischer 5cieutifi
c Co、より入手可能)を装着したFischer Computer Ai
dedT i tr ise Lerによってp H10,5まで滴定した。ブ
ランクサンプルに加えられたミリリットル数の平均を、検体サンプルに加えられ
たミリリンドル数の平均から減し、50マイクロリンドルの油脂を中和するのに
用いられたN a OHミリリットル数を決定する。
油脂について決定されている濃度から、1グラムの油脂からリパーゼが遊離した
ミリ当量が計算される。得られた値は一定量の検体油脂の鹸化によって定量され
た全脂肪酸量によって除する。この比からリパーゼによる加水分解のパーセント
が計算される。
表−−1
1ベニ九拭験粘釆
試 料 %加水分解
プロポキンル化デカグリセロール油脂 27 0ブロポキノル化デカグリセロー
ル油脂 25 0ブトキシノナグリセロール油脂 18 3ブトキシノナグリセ
ロール油脂 19 6ブロボキシノナグリセロール油脂 17 5オクタグリセ
ロールデカオレエービ 15 19* これは非キー7ブポリグリセロール油脂
である。
表■にみられるように、ポリグリセロール油脂は事実上加水分解をうけにくい。
例22 蛎ν眉
例21のなかでリパーゼ試験に供した油脂を名ズミ食餌試験に供した。ネズミは
2週間にわたって検体油脂をさまざまなレヘルにもつ飼料を摂取させられた。
表−−N
サンプルに 糞便に回収された
試 料 任られた 油脂パーセント
プロポキシル化デカグリセロール油脂 27 73プロポキシル化デカグリセロ
ール油脂 25 62プロポキシル化ノナグリセロール油脂 17 82ブトキ
ンノナグリセロール油脂 18 8日ブトキシノナグリセロール油脂 19 8
3オクタグリセロールデカオレエート” 、 15 78* これは非キャップ
ポリグリセロール油脂である。
表■にみられるように、ポリグリセロールは動物によって消化されない。
ポリグリセロールのキヤ・ピングおよびエステル例23 プロポキシル ボ1グ
1セロールのムクンデカグリセロール(323,14g、0.385 mol)
を温め、加熱コイルと液面下試料注入のためのチューブを備えた2リンドルのス
テンレススチールのオートクレーブに注ぐ。金属カリウム(1,62g、0.0
41■ol)を加え、混合物を窒素気流下で60°C2時間攪拌する。次いでこ
の混合物を90°Cに加熱し、反応系は害閉し、窒素圧を38psIg (36
5kPa)とする。プロピレンオキシド(428g、7.38 mol)をリア
クターにポンプ注入し、この間の最大圧力は84psig(682kPa)であ
った。10時間攪拌したのち、窒素加圧を止め、熱い混合物をロータリーエバポ
レーターフラスコに移した。これをロータリーエバポレーターにかけ揮発性成分
を除き752.4gのポリマー物質が得られた。ポリマーは粘性が高いが出発物
質はどではない。ポリマーの分子量は以下の通りである。
Mz=1459
MW=1409
Mn=1345
”CNMRスペクトルによって一級カルビノールは検出されなかった。
例24 23で人 六れたプロポキシルウンデカグリセロールのエステルA、−
−オレフィン によるエステル
プロポキモル化ウンデカグリセロール(708,2g、0.526麟of)を2
008g(7,10霞of)のオレイン酸とともに窒素気流下、52のフラスコ
内で激しく撹拌する。約6dのりん酸をこの混合物に加える。フラスコは水冷凝
縮器付きのDean−3tark トラップが取付けられている。トルエン(8
85g)をフラスコおよびトラップに加える。パラトルエンスルホン酸モノハイ
ドレート(22[g、モルパーセントでオレイン酸の2%)を加え、混合物は還
流のために加熱される(135℃)、3時間後、75W1の水がトラップされた
。混合物を冷却してのち50%飽和のNaCl溶液で抽出する(2度)、′aく
着色した混合物からのトルエンの除去はロータリーエバポレーターを用いて減圧
下に行う、残留試料は大量のヘキサンで希釈し、溶液は微細なアモルファスシリ
カゲル濾過する。濾液を50%飽和の塩化ナトリウム溶液200gにLogの水
酸化ナトリウムを溶解した溶液によって抽出する。次いでヘキサンを油脂から除
去する。共沸した水の液量から、13の利用可能な水酸基のうちの8個の水Ml
がエステル化されたことになる。
B 二 −組 によるエステル
上記の手続きで得られた粗油脂(2064,9g推定値 0.66 mol)を
5gのパラトルエンスルホン酸モノハイドレートと共に70°Cで攪拌し、これ
に401.44 g (3,94mol)の無水酢酸を30分以上かけて加える
。混合物は85°Cで一夜攪拌する。水(23m)を75℃で加え過剰な無水物
を分解する。油脂は飽和のNaC1溶液液で抽出する。等容の油脂と水を混和し
、ロータリーエバポレーターで減圧下水と揮発性成分を除去する。残渣は油脂お
よび微細なアモルファスシリカゲルより成り、これをヘキサンで徹底的に抽出す
る。ヘキサン溶液は50%飽和NaCl200gに10gのNaOHを溶解した
溶液の501dを用いて抽出した。油脂試料中の遊離脂肪酸の量を滴定したとこ
ろ、1g試料(27,4%オレフィン酸) アタリf)脂肪酸価(FAV)は5
4.54NKOHであった。油脂(1324,1g)は無水エタノールで飽和し
、300afの無水エタノール(12)で抽出した。エタノールによる洗條液は
保存した。油脂からのエタノールの除去はロータリーエバポレーターで行ない5
78.8gが回収された。試料の滴定によれば当油脂のFAVは2.15(1,
08%オレイン酸)であった。油脂はこれ以上の処理をうけなかった。
エタノール洗條液は合わせてロータリーエバポレーターで濃縮した0滴定によっ
てエタノールから回収された油脂は55%のオレイン酸をもつことがわかった。
油脂は既述の処理を行ってFAV(1が2.25(1,13%オレイン酸)とな
った6例25 プロポキシル −゛カグiセロール人デカグリセロール(283
,76g、0.376 mol)は2リツトルのオートクレーブ中で窒素気流下
1.45g(0,0376■ol)の金属カリウムと2時間撹拌した。
この間、温度は除々に50°Cから90°Cまで上げられた。密封された反応系
にプロピレンオキシド(74,84g、1.29■ol)を25分以上かけて加
えた。この間の最大圧力は40psig(380kPa)に達したが、この圧力
はその後4時間30分間、大気圧に降下した。混合液はさらに90 ’C2時間
攪拌された。生じた粘性液体をロータリーエバポレーターにかけて揮発性成分を
除き、試料は分子量および2級水酸基の定量にかけられた。
Mz=1045
Mw= 980
Mn= 903
1ffCNMRによって一級カルビノールは検出されなかった。
Dean−5tark )ランプおよび凝縮器を取付けた5!の丸底フラスコ中
で、窒素気流下、プロポキンル化デカグリセロール(324g、0.360so
l)を1207.94g(4,281of)のオレイン酸および540gのトル
エンと共に激しく撹拌した。
混合物を約100°Cに加熱し、パラトルエンスルホン酸モノハイドレート40
.56g(モルパーセントでオレイン酸の5%)を反応液中に速かに投入する。
還流は123℃で始まり、温度はi35℃に保った。水は共沸的に蒸留し、De
an=Stark )ランプに集められた0合計70mの水が集まった。暗色の
反応液は50%飽和のNaC1溶液で抽出された(2度)、トルエンは減圧下口
−タリーエバポレーターで除いた。
共沸した水の量から12の水酸基中10がエステル化したことが示される。
B、1λ勿犯[づシ順鴇訃啜jl)l灰化上記手続によって得られた暗色ffl
油脂(1260,0g、0.36−01)を318.53g(3,12醜of)
の無水酢酸と共に激しく攪拌する。パラトルエンスルホン酸モノハイドレート(
1,2g)を加え、混合液を80°Cでさらに48時間攪拌する。
混合液は冷やし水を加える。二相をもった混合液をロータリーエバポレーターで
濃縮する。揮発性成分はこの間に水と共に除かれる。粗生成物をエタノールで飽
和し、NaOH(20g)をエタノール(800m)/水(200af)に溶か
した混合溶液によって抽出する。油脂は300IIlのエタノールで2度抽出し
ひきつづいてNaOH(10g)をエタノール(200m)/水(800m)に
溶かした混合溶液によって抽出する。エタノールは減圧下除去し、残存の暗色油
脂には微細なアモルファスシリカゲルが混在している。シリカゲルからヘキサン
によって油脂は抽出され、ヘキサン溶液を濾過し、油脂をfi縮する。こはく色
の油脂は水を加えてスチーム・ストリップを行い、次いで減圧によって水を除去
する。油脂の分析の結果、FAVは2.45(1,23%オレイン酸)であった
。
例27−30はポリグリセロールのキャンピングの例を示す。
例274仁尤グユ」」じゴ4qプBよ1岱り(虹2上茎鷹:6*+ムズノナグリ
セロール(535,3g、0.8095ol)を22のステンレス、スチール圧
力リアクターに注入する。金属カリウム(1,59g、0.0407曽o1)を
加え、混合物は窒素気流下で攪拌する。温度は4時間をかけて23°Cから90
℃まで上げる。次いで窒素吹きつけを止め、流入口を閉してプロピレンオキシド
(140゜4g、2.42 mol)を液面下より混合液中にポンプで注入する
。リアクター内部の圧力は2.5時間の間に48psigからlpsigまで低
下した。混合液はさらに11時間攪拌した。
例28 乙痰コ」■二遅桿’+u7むしU茎側紀むコグデカグリセロール(30
3g、0.416 ml)を2リツトルのステンレススチールのりアクタ−に注
入する。金属カリウム(0,77g、0.0205ol)を加え、窒素気流下で
混合物を撹拌する。温度を3時間にわたって45℃から90℃にまで上げる。こ
の温度でプチレンオキシド(90g、1.255ol)を15時間かけて加える
。混合物の攪拌をさらに12時間続ける。この時点でリアクター内の温度は大気
圧と等しくなっている。
例29 デカグリセロールのプチレーンオキシドによるキャップデカグリセロー
ル(269,19g、0.376 mol)を1.92 g (0,049mo
l)の金属カルシウムを21のステンレススチールリアクター中で窒素気流下撹
拌する。
混合物は3時間かけて徐々に40’Cから90°Cまで加温する。ブチレンオキ
シド(85g、1.18mol)を液面下より反応系にポンプ注入する。反応系
は92°Cで15時間攪拌する。この時点でリアクター内の圧力は大気圧と等し
くなっている。
加熱を止め、ポリマーの試料を分析にかける0分子量(Mn)は785、二級水
酸基含量は99%であった。
例30 デカグリセロールのブチレンオキシドによるキャップデカグリセロール
(303g、0.416 mol)を2!!のステンレススチールリアクターに
注入する。金属カリウム(0,77g、0.02 @ol)を加え、混合物を窒
素気流下で?する。温度を45“Cから90°Cまで3時間にわたって上げる。
この点でブチレンオキシド(90g、1.25 mol)をアルコキシド混合物
の液面下から15時間かけてポンプ注入する。ブチレンオキシド注入完了後混合
物を12時間攪拌する。リアクター内の圧力はこの間にゼロpsigに低下する
。ポリマーの分析により分子量(Mn)は802であった。回収することのでき
たポリグリセロールの収量は391.8gであった(99.5%)。2級水酸基
の含量は99%であっ要 約 書
新規な直鎖状ポリグリセロール組成物、その組成物を製造する方法及びそのポリ
グリセロール組成物のエステル化によって誘導された新規な低カロリー脂肪代替
物質は、記載されている任意にそのポリグリセロール組成物はエステル化前にア
ルキレンオキシドでキャップされる。そのポリグリセロールに狭い分子量分布を
有し、臭及び色が少なくそして、大部分第二級及び第三級ヒドロキシ基を存する
。
国際調査報告
Claims (10)
- 1.次の一般式に相当するような性質もしくは直鎖ポリグリセロール組成物:▲ 数式、化学式、表等があります▼ ここでmは2から30まての整数、R1およびR7は各々独立に炭素数1から4 のアルキル基であり、nは0から32までの整数、R2、R3、R4、R5およ びR6は各々独立に水素、あるいは炭素数1から3のアルキル基であり、そして 組成物は少くとも50%が直鎖のポリグリセロール成分であり、mが3以下の化 合物の含量が重量で20%以下であること。
- 2.mが6から15の間の整数、R1およびR7は炭素数1から3のアルキル基 から独立に選んだもの、nは1から15までの整数である、請求の範囲1に示し た直鎖ポリグリセロール化合物。
- 3.mが8から12の間の整数、R1およびR7は炭素数1あるいは2のアルキ ル基から独立に選んだもの、nは1から5までの整数で、含まれるオリゴマーが 5パーセント以下である、請求の範囲1に示した直鎖ポリグリセロール化合物。
- 4.請求の範囲1、2、あるいは3で示された直鎖ポリグリセロールに由来する 低カロリー油脂化合物で下記のような一般式をもつもの。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでm、R1、R7、n、R2、R3、R4、R5およびR6は上に述べたも のと同じであり、R8、R9およびR10は炭素数5から23までのアシル基か ら独立に選ばれたもの。
- 5.アシル基かオリーブ油、大豆油、ココナッ油、椰子油、綿実油、およびカノ ラ油のうちの一つあるいはそれ以上に存在する脂肪酸に由来する、請求の範囲4 の低カロリー油脂。
- 6.下記a,bを含む、請求の範囲1に示したようなポリグリセロール化合物の 製法。 a)塩基触媒および開始剤(イニシェーター)を温度が25℃から130℃の間 で撹拌する。ここで開始剤は糖、糖アルコール、ジヒドロキシアルコール、ポリ ヒドロキシアルコール、ポリエーテルポリオール、金属アルコキシド又は金属水 酸化物。 b)温度が100℃から160℃に保たれている間に触媒と開始剤の混合物に下 の式で表わされるようなモノマーを加える。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでR2、R3、R4およびR5は炭素数1から3までのアルキル基から独立 に選んだものである。
- 7.出発物質がグリセリンであり、モノマーがグリシドールであり、そして触媒 がカリウム、水酸化カリウム、ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム あるいは水酸化カルシウムである、請求の範囲6の方法。
- 8.グリセリンと共に加熱される触媒が存在するグリセリン量にたいしモルパー セントで0.5から10パーセントである請求の範囲7の方法。
- 9.a)およびb)を含む請求の範囲7の方法。 a)ポリグリセロールおよび触媒を混ぜ、混合物の温度をゆっくりと20℃から 110℃に上げる。 b)この混合物に炭素数3から6のアルキレンオキシドを蒸気圧が0に降下する まで加える。
- 10.請求の範囲9に示されたポリグリセロール化合物と脂肪酸あるいは脂肪酸 等価物質をエステル化することによる低カロリー代替脂肪製造の方法。11.請 求の範囲4あるいは5の低カロリー油脂化合物を含む食用産物。
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