JP5510010B2 - 端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、端子金具に関するものである。
特許文献1に記載された端子金具は、電線接続部の前方に角筒部が配され、角筒部の前後方向に延びる稜線には、角筒部を構成する壁部から延出させた板状部を折り返し状に密着曲げすることによりリブ状に突出した形態のスタビライザが形成されている。このように密着曲げしてスタビライザを形成する場合、スタビライザの長さ寸法が大きくなると、加工がし難くなったり、寸法精度が低下したりする等の不具合がある。その点、上記の端子金具では、2つのスタビライザを前後に間隔を空けて並ぶように配置することにより、1つのスタビライザの長さ寸法を小さくしているので、スタビライザの形成に際しては、加工性に優れ、寸法精度も高くなる。
特開平11−219744号公報
しかし、2つのスタビライザを前後に間隔を空けて並べて配置すると、この2つのスタビライザの間に凹部が存在することになり、この凹部に、他部材が噛み込んでしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数のスタビライザを間隔を空けて並べて配置した端子金具において、隣り合うスタビライザの間に異物が噛み込むのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線接続部の前方に角筒部が設けられ、前記角筒部には、前記角筒部を構成する側壁部から延出して折り返し状に密着曲げされることでリブ状に突出した形態とされた2つのスタビライザが、前後に間隔を空けて並ぶように形成されている端子金具において、前記2つのスタビライザは、夫々、前記側壁部から上方へ面一状に立ち上がる第1平板部と、前記第1平板部の上端縁において略半円弧状に屈曲された曲げ板部と、前記曲げ板部から下方へ延出した第2平板部とから構成されており、前記2つのスタビライザの間には、前記側壁部から上方へ面一状に延出した平坦な一枚板状の侵入規制部が形成され、前記侵入規制部の前端が、前側の前記スタビライザの前記第1平板部に対して面一状に連なり、前記侵入規制部の後端が、後側の前記スタビライザの前記第1平板部に対して面一状に連なっており、前記侵入規制部の前記側壁部からの突出高さは、前記スタビライザの全高寸法より低い寸法とされているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スタビライザが延出する前記壁部には、その壁部とは別の壁部の側縁が略直角に突き当てられ、前記スタビライザの延出端縁が、前記別の壁部の側縁部に対しその外面側から当接又は接近して対向しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記スタビライザの前後方向の長さ寸法は、前後に隣り合う前記スタビライザの間隔よりも大きい寸法とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
前後に隣り合うスタビライザの間に異物が侵入しようとしても、侵入規制部によって侵入が阻止されるので、スタビライザ間への異物の噛み込みを防止することができる。
また、侵入規制部とその前後に隣接するスタビライザとを面一状に連なる形態としたので、侵入規制部が補強されて変形し難くなっている。
請求項2の発明>
スタビライザの延出端縁が、角筒部を構成する複数の壁部のうちスタビライザが延出する壁部とは別の壁部の側縁部に対し、その外面側から当接又は接近して対向しているので、スタビライザが延出する壁部と、これとは別の壁部とが開いてしまう虞がなく、角筒部は所定の形状に保持される。
請求項3の発明>
スタビライザの前後方向の長さ寸法は、前後に隣り合うスタビライザの間隔よりも大きい寸法とされているので、複数の端子金具を束ねた状態で運搬したり保管する際に、前後に隣り合うスタビライザの間に別の端子金具のスタビライザが噛み込む、という虞がない。
実施形態1の端子金具の側面図 端子金具の平面図 端子金具の一部切欠側面図 端子金具をコネクタハウジングに挿入した状態をあらわす断面図 図2及び図3のX−X線断面図 図2及び図3のY−Y線断面図 図4のZ−Z線断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態の端子金具10は、全体として前後方向に細長く、前端部に角筒部11を配し、後端部に電線接続部12を配し、角筒部11と電線接続部12とを連結部13で連結した雌形の端子である。端子金具10は、所定の形状に打ち抜いた金属板材に曲げ加工等を施して成形されたものである。
電線接続部12は、ワイヤバレル部12Fと、ワイヤバレル部12Fの後端に連なるインシュレーションバレル部12Rとから構成され、ワイヤバレル部12Fとインシュレーションバレル部12Rは、いずれも、基板部14の左右両側縁から一対のカシメ片15を立ち上げたオープンバレル状をなす周知の形態である。ワイヤバレル部12Fには、電線40の前端部において露出させた芯線41が圧着によって導通可能に固着され、インシュレーションバレル部12Rには、電線40のうち絶縁被覆42で露出されている領域の前端部が圧着によって固着されている。
連結部13は、電線接続部12の基板部14に連なる底面壁16と、底面壁16の左右両側縁から略直角に立ち上がってワイヤバレル部12Fのカシメ片15に連なる一対の側面壁17とから構成されている。側面壁17の底面壁16からの立ち上がり寸法は、後述する角筒部11の側壁部19L,19Rの高さ寸法よりも小さい。
角筒部11は、連結部13の底面壁16に連なる下壁部18と、下壁部18の左右両側縁から略直角に立ち上がる左右一対の側壁部19L,19Rと、左側壁部19L,19Rの上端縁(立ち上がり端縁)から下壁部18と略平行に延出した上壁部20(本発明の構成要件である箱状部を構成する別の壁部)とにより角筒状に構成されたものである。角筒部11を構成する下壁部18、左右両側壁部19L,19R及び上壁部20は、後述する嵌合部24、内壁部25及び支持壁部26によって方形の筒形状に成形された状態を保つ。
下壁部18の後端は、連結部13の底面壁16に対して面一状に連なり、左右両側壁部19L,19Rの後端は、連結部13の左右両側面壁17に対して面一状に連なっている。角筒部11の側壁部19L,19Rの下壁部18からの立ち上がり高さは、連結部13の側面壁17の立ち上がり寸法よりも大きいので、角筒部11の後端部と連結部13の前端部との境界部分は段差状をなす。この段差形状により、角筒部11の後端部には、リテーナ54を後方から係止させるための係止部21が形成されている。
図2に示すように、上壁部20の右側縁のうち前後方向中央よりも前方の領域は、右側壁部19R(本発明の構成要件である壁部)の上面端面に対して上から載置されるように当接している。上壁部20の上面(外面)には、前後方向における中央よりも前方の領域の右側縁部分を浅く凹ませた略「コ」字形の凹み部22が形成され、上壁部20の上面における右側縁部のうち凹み部22で囲まれた突起状部分は、嵌合突起23となっている。この凹み部22と嵌合突起23には、右側壁部19Rの上端縁(立ち上がり端縁)から略「コ」字形に延出させた嵌合部24が、上から嵌合されている。この嵌合部24の嵌合により、上壁部20は、右側壁部19Rに対して、上方及び前後左右方向への相対変位を規制されている。
上壁部20の右側縁のうち前後方向中央よりも後方の領域は、図5に示すように、右側壁部19Rの内面における上端部に対して左方から当接している。そして、上壁部20の右側縁における後端部からは、図6に示すように、内壁部25が、右側壁部19Rの内面に沿うように下方へ延出している。内壁部25の下端縁(延出端縁)からは、支持壁部26が、下壁部18の上面(内面)に沿すように左方へ延出している。支持壁部26の左端縁は左側壁部19Lに当接され、支持壁部26の左側縁に形成した係止突起27は、左側壁部19Lの係止孔28に係止されている。この内壁部25と支持壁部26により、上壁部20は、左右両側壁部19L,19R及び下壁部18に対して下方及び左右方向への相対変位を規制されている。また、支持壁部26の前端縁からは、雄形の相手側端子(図示省略)のタブが角筒部11に挿入されたときに、そのタブに対して弾性的に接触する弾性接触片29が、下壁部18に対して間隔を空けた状態で前方へ片持ち状に延出している。
角筒部11には、上壁部20の前後方向における中央よりも少し後方の領域を方形に切欠することによって開口させた抜止孔30が形成されている。抜止孔30は、上壁部20の外面(上面)と内面(下面)とを連通させた形態であり、この抜止孔30には、後述するランス52が係止されるようになっている。また、図2に示すように、前後方向における抜止孔30の位置は、上壁部20の相対変位を規制するための内壁部25及び支持壁部26よりも前方であり、且つ、嵌合部24よりも後方となっている。
本実施形態の端子金具10は、コネクタハウジング50内に形成されたキャビティ51に後方から挿入されるようになっている。キャビティ51には、その上壁面に沿って前方に片持ち状に延出した形態のランス52が形成されている。ランス52は、ランス52自体の剛性によって常には図4に示す係止位置に保持されているが、係止位置からキャビティ51の上方へ退避した係止解除位置へ弾性撓みし得るようになっている。ランス52の下面(内面)には抜止め突起53が形成されている。キャビティ51に端子金具10が挿入する過程では、抜止め突起53が角筒部11の上面(外面)と干渉することによってランス52が係止解除位置へ退避し、端子金具10が正規の挿入状態になると、ランス52が弾性復帰して抜止め突起53が抜止孔30に係止し、この係止作用によって端子金具10が抜止め状態に保持される。
また、コネクタハウジング50には、ランス52とは別に端子金具10を抜止めする手段としてリテーナ54が取り付けられている。リテーナ54は、キャビティ51内に臨む抜止部55を有しており、図4に示す本係止位置と、図4よりも上方へ退避して端子金具10のキャビティ51への挿入を許容する仮係止位置との間で上下に変位し得るようになっている。端子金具10が正しく挿入された状態でリテーナ54を本係止位置へ移動させると、抜止部55が端子金具10の係止部21に係止し、この係止作用によって端子金具10が抜止めされた状態に保持される。
角筒部11には、端子金具10を後述するコネクタハウジング50内に挿入するときに、上下反転した姿勢で不正に挿入されるのを規制する手段として、角筒部11の外面から上方へリブ状に突出する2つのスタビライザ31F,31Rが形成されている。2つのスタビライザ31F,31Rは、角筒部11の前後方向に延びる4つの角縁のうち右上の角縁の稜線36に沿って前後方向に間隔を空けて並んでいる。コネクタハウジング50側には、端子金具10が正しい姿勢でキャビティ51に挿入されたときにスタビライザ31F,31Rの進入を許容するための溝部56が、キャビティ51の天井壁に沿って形成されている。
スタビライザ31F,31Rは、角筒部11の前後方向における中央よりも後方の領域(上壁部20の右端縁が右側壁部19Rの内面に突き当たっている領域)に配されている。図2に示すように、前側のスタビライザ31Fは、前後方向において抜止孔30と対応する領域に配され、後側のスタビライザ31Rは、前後方向において内壁部25と対応する領域に配されている。
図5及び図6に示すように、各スタビライザ31F,31Rは、右側壁部19Rの上端縁(立ち上がり端縁)から上方へ面一状に延出する第1平板部32と、第1平板部32の上端縁において左側(角筒部11の幅方向における内側)へ略半円弧状に屈曲された曲げ板部33と、曲げ板部33から下方へ延出した第2平板部34とから構成されている。第2平板部34は、第1平板部32の左面に対して概ね平行な姿勢(つまり、僅かに傾いた姿勢)となっており、第2平板部34(スタビライザ31F,31R)の延出端縁34E(下端縁)は、上壁部20の右側縁部の上面(外面)に対して上から当接するように、又は僅かに隙間を空けて対向するように位置している。
このように2つのスタビライザ31F,31Rを前後に間隔を空けて並べて配置した場合、この2つのスタビライザ31F,31Rの間に凹んだ部分が存在することになり、この凹んだ部分に、他部材が噛み込んでしまうことが懸念される。そこで、噛み込み防止の手段として、本実施形態では、角筒部11に侵入規制部35が一体に形成されている。侵入規制部35は、スタビライザ31F,31Rの形成母体である右側壁部19Rの上端縁から上方へ面一状に延出した形態であり、平坦な一枚板状をなしている。侵入規制部35の前端は前側のスタビライザ31Fの第1平板部32に対して面一状に連なり、侵入規制部35の後端は後側のスタビライザ31Rの第1平板部32に対して面一状に連なっている。
図1,図5,図6に示すように、右側壁部19Rの上端縁(角筒部11の上面)からの侵入規制部35の突出高さは、スタビライザ31F,31Rの第1平板部32の突出高さと同じ寸法であるが、スタビライザ31F,31Rの全高寸法(曲げ板部33のうちの最も高い頂上部の高さ寸法)よりは低い。また、前側のスタビライザ31Fの前後寸法と後側のスタビライザ31Rの前後寸法は、ほぼ同じ寸法であり、両スタビライザ31F,31Rの前後方向の間隔は、1つのスタビライザ31F,31Rの前後長よりも小さい寸法である。つまり、侵入規制部35の前後長は、1つのスタビライザ31F,31Rの前後長よりも短い。さらに、前後のスタビライザ31F,31Rの間隔は、リテーナ54の抜止部55の前後長よりも小さい寸法である。
上述のように、本実施形態の端子金具10は、電線接続部12の前方に角筒部11が設けられ、角筒部11(の稜線36)には、角筒部11を構成する右側壁部19Rから延出して折り返し状に密着曲げされることでリブ状に突出した形態とされた前後2つのスタビライザ31F,31Rが、前後に間隔を空けて並ぶように形成されたものである。そして、前後に隣り合う2つのスタビライザ31F,31Rの間には、角筒部11を構成する右側壁部19Rから延出した一枚板状の侵入規制部35が形成されている。この構成によれば、前後に隣り合うスタビライザ31F,31Rの間に異物が侵入しようとしても、侵入規制部35によって侵入が阻止されるので、スタビライザ31F,31R間への異物の噛み込みを防止することができる。
また、侵入規制部35は、侵入規制部35の前後に隣接するスタビライザ31F,31Rの第1平板部32に対して面一状に連なる形態となっているので、侵入規制部35が補強されて変形し難くなっている。また、侵入規制部35は、スタビライザ31F,31Rに連なっているだけでなく、右側壁部19Rにも連なっているので、侵入規制部35の強度が、より高められている。これにより、スタビライザ31F,31R間への異物の噛み込みを確実に防止することができる。さらに、侵入規制部35は、平坦な一枚板状をなしていて曲げ加工が不要であるから、その分、端子金具10の製造が簡素化される。
また、スタビライザ31F,31Rが配されている稜線36は、スタビライザ31F,31Rが延出する右側壁部19Rに対し、その右側壁部19Rとは別の壁部である上壁部20の右側縁を略直角に突き当てることによって形成されており、スタビライザ31F,31Rの延出端縁34Eが、上壁部20の右側縁部に対しその外面側から当接又は接近して対向している。このようにスタビライザ31F,31Rの延出端縁34Eで上壁部20を外面側から押さえ込む構成にすれば、上壁部20が上方へ開いて稜線36に隙間が空く虞がないので、角筒部11は所定の形状に保持される。特に、本実施形態では、前側のスタビライザ31Fの延出端縁34Eが、上壁部20のうち抜止孔30の形成によって剛性が低下している領域を押さえ込んでいるので、効果的である。
また、スタビライザ31F,31Rの前後方向の長さ寸法は、前後に隣り合うスタビライザ31F,31Rの間隔よりも大きい寸法とされているので、複数の端子金具10を束ねた状態で運搬したり保管する際に、前後に隣り合うスタビライザ31F,31Rの間に別の端子金具10のスタビライザ31F,31Rが噛み込む、という虞がない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
)上記実施形態では、スタビライザを構成する第1平板部と第2平板部のうち基端側の第1平板部を、スタビライザが延出する壁部(右側壁部)に対して面一状に連なる形態としたが、第1平板部は、スタビライザが延出する壁部(右側壁部)に対して直角に屈曲した形態であってもよい。
)上記実施形態では、スタビライザの数を2つとしたが、スタビライザは、3つ以上であってもよい。この場合、侵入規制部は少なくとも2つ以上設けることになる。
)上記実施形態では、侵入規制部と、侵入規制部の前後に隣接するスタビライザとを、共通の壁部(右側壁部)から延出させたが、侵入規制部と、侵入規制部の前後に隣接するスタビライザとを、互いに異なる壁部から延出させてもよい。
)上記実施形態では、隣り合う2つのスタビライザの間に設ける侵入規制部の数を1つとしたが、隣り合う2つのスタビライザの間に複数の侵入規制部を設けてもよい。
)上記実施形態では、スタビライザの延出端縁が、角筒部を構成する複数の壁部のうちスタビライザが延出する壁部(右側壁部)とは別の壁部(上壁部)の側縁部に対し、その外面側から当接又は接近して対向するようにしたが、スタビライザの延出端縁は、スタビライザが延出する壁部(右側壁部)とは別の壁部(上壁部)の側縁部に対し、大きく間隔を空けて対向する形態としてもよく、別の壁部(上壁部)とは対向しない形態としてもよい。
)上記実施形態では、スタビライザの前後方向の長さ寸法を、前後に隣り合うスタビライザの間隔よりも大きい寸法としたが、スタビライザの前後方向の長さ寸法は、前後に隣り合うスタビライザの間隔と同じかそれよりも小さい寸法としてもよい。
)上記実施形態では、スタビライザの前後方向の長さ寸法を、侵入規制部の前後方向の長さ寸法よりも大きくしたが、スタビライザの前後方向の長さ寸法は、侵入規制部の前後方向の長さ寸法と同じかそれよりも小さい寸法であってもよい。
)上記実施形態では、前側のスタビライザの前後寸法と後側のスタビライザの前後寸法をほぼ同じ寸法としたが、前側のスタビライザと後側のスタビライザの前後長は、互いに異なる寸法としてもよい。
)上記実施形態では、角筒部の外面(稜線)からの侵入規制部の突出寸法を、スタビライザの突出寸法よりも小さくしたが、侵入規制部の突出寸法は、スタビライザの突出寸法と同じ寸法であってもよい。
10)上記実施形態では、侵入規制部を角筒部を構成する右側壁部から延出した形態としたが、侵入規制部は、スタビライザを構成する壁部から延出する形態ではなく、スタビライザのみに連なる形態としてもよい。
11)上記実施形態では、角筒部内に相手が端子のタブが挿入される雌形の端子金具に適用した例を説明したが、本発明は、角筒部から前方へタブを突出させた形態の雄形の端子金具にも適用することができる。
<参考例>
(1)上記実施形態では、侵入規制部と、侵入規制部の前後に隣接するスタビライザとを、互いに面一状に連なる形態としたが、参考例とし、侵入規制部と、侵入規制部の前後に隣接するスタビライザとを、直接連続しない形態とし、侵入規制部とスタビライザとの間に僅かに隙間が空くようにしてもよい。
10…端子金具
11…角筒部
12…電線接続部
19R…右側壁部(壁部)
20…上壁部(別の壁部)
31F…前側スタビライザ
31R…後側スタビライザ
34E…延出端縁
35…侵入規制部
36…稜線

Claims (3)

  1. 電線接続部の前方に角筒部が設けられ、
    前記角筒部には、前記角筒部を構成する側壁部から延出して折り返し状に密着曲げされることでリブ状に突出した形態とされた2つのスタビライザが、前後に間隔を空けて並ぶように形成されている端子金具において、
    前記2つのスタビライザは、夫々、前記側壁部から上方へ面一状に立ち上がる第1平板部と、前記第1平板部の上端縁において略半円弧状に屈曲された曲げ板部と、前記曲げ板部から下方へ延出した第2平板部とから構成されており、
    前記2つのスタビライザの間には、前記側壁部から上方へ面一状に延出した平坦な一枚板状の侵入規制部が形成され、
    前記侵入規制部の前端が、前側の前記スタビライザの前記第1平板部に対して面一状に連なり、前記侵入規制部の後端が、後側の前記スタビライザの前記第1平板部に対して面一状に連なっており、
    前記侵入規制部の前記側壁部からの突出高さは、前記スタビライザの全高寸法より低い寸法とされていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記スタビライザが延出する前記壁部には、その壁部とは別の壁部の側縁が略直角に突き当てられ、
    前記スタビライザの延出端縁が、前記別の壁部の側縁部に対しその外面側から当接又は接近して対向していることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記スタビライザの前後方向の長さ寸法は、前後に隣り合う前記スタビライザの間隔よりも大きい寸法とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端子金具。
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