JP4069780B2 - コネクタ - Google Patents

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、端子金具200の外周部分にスタビライザ210を設けて端子金具200を正しい姿勢で組み付けるようにしたものが知られている。具体的には、図24に示すように、キャビティ220の内壁に端子金具200の挿入方向に沿ったスタビライザ挿通溝230を設け、そこにスタビライザ210を挿通させることで端子金具200を正しい姿勢に矯正するとともに端子金具200の差し込み動作を案内するようにしている。また、端子金具200がキャビティ220に対して誤って差し込まれた場合(端子金具200が上下反転した状態)には、スタビライザ210がキャビティ入り口側の開口縁部に突き当たって干渉することで、誤った差し込み動作が規制されるようになっている。
なお、スタビライザ210を備えた端子金具を収容するコネクタの一例が下記の特許文献に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−332334公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スタビライザ210はコネクタ側のリテーナ等との干渉を避けるために、端子金具200の側面上において縁部寄りの位置に設定される場合がある。このとき、スタビライザ案内溝230はスタビライザ210に対応してキャビティ220のコーナー部分に設けられることとなる。この場合、端子金具200がキャビティ220に対して正規に組み付けが行われれば問題ないが、仮に、端子金具200が正逆反転した状態で組まれると、キャビティ220のコーナ部分のスタビライザ案内溝230に、端子金具200の端部が落ち込んで姿勢が傾いてしまう(図24の(b)参照)。そうすると、スタビライザ210のキャビティ開口縁に対する干渉量が減ってしまい、場合によってはスタビライザ210がキャビティ220の上面側に食い込みつつ端子金具が誤った姿勢のまま挿入されるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の誤った挿入動作を規制する規制構造の信頼性を高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ランスが係止可能な係止突部が幅方向略中央に突出形成された端子金具と、前記端子金具が収容されるキャビティを設けたコネクタハウジングを備えるとともに、前記キャビティの内壁には、略幅方向中央において前記係止突部を挿通可能な突部挿通溝が前記端子金具の挿入方向に沿って凹み形成され、つコーナ部においては前記突部挿通溝と幅方向に隣り合いかつ同突部挿通溝より深く形成された案内溝が前記端子金具の挿入方向に沿って形成される一方、前記端子金具の側面には、前記端子金具が前記キャビティに対し正規に差し込まれた際には前記案内溝に嵌合してその差し込み動作を案内し、前記端子金具が前記キャビティに対して正逆反転した状態で差し込まれた時には、前記キャビティの入り口側であって前記案内溝に対角する側の開口縁部に干渉することで反転した差し込み動作を規制可能なスタビライザが、前記係止突部と同方向へ突出して形成されたコネクタであって、前記端子金具を構成する側面のうち前記スタビライザが形成された側面と反対側の側面か前記係止突部が形成された面と反対側の面には、前記端子金具の挿入方向に関して前記スタビライザの前方位置か、あるいは同位置に前記キャビティの内壁側に張り出す姿勢保持部が突出形成されるとともに、この姿勢保持部は前記端子金具が前記キャビティに対して正逆反転して差し込まれた際には前記キャビティの内壁に当接可能とすることで前記案内溝に対する前記端子金具の倒れ込みを防止する構成であるところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記キャビティの内壁には、前記端子金具が正規に差し込まれた時に、前記姿勢保持部を収容する逃がし溝が前記端子金具の挿入方向に沿って設けられた構成であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記キャビティは前記端子金具を収容可能な略角筒状をなすとともに、前記姿勢保持部は、前記端子金具が前記キャビティに対して正逆反転した状態にあるときに、前記案内溝が設けられた内壁と交差する前記キャビティの内壁のうち前記案内溝と隣接する側の内壁に当接可能な構成であるところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
端子金具がキャビティに正逆反転して挿入された場合に、キャビティの案内溝にはまって端子金具が倒れると、スタビライザとキャビティの開口縁部との干渉量がその傾きの分だけ減ってしまい誤った差し込み動作の規制を十分に行うことが出来ない虞がある。請求項1の発明によれば、正逆反転して挿入されても、姿勢保持部がキャビティの内壁に当接することで端子金具の姿勢保持、すなわち倒れ防止が図られる。そのため、スタビライザとキャビティの開口縁部の干渉量が確保される。すなわち、この干渉によって、端子金具の差し込み動作が規制されるから、作業者は端子金具が誤った挿入姿勢にあることを知ることができる。
尚、姿勢保持部をスタビライザの前方位置に設ける構成としておけば、スタビライザの倒れ防止の図られるタイミングがスタビライザがキャビティの開口縁に干渉する到達するタイミングより早くなるため、誤った姿勢での挿入動作の規制に対する信頼性が更に高まる。
【0008】
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、端子金具が正しい姿勢(正逆反転してない状態)にあれば、姿勢保持部はキャビティ側の収容溝に収容されるから正規差し込み動作の邪魔にならない。
【0009】
<請求項3の発明>
請求3の発明によれば、端子金具が前記キャビティに対して正逆反転して差し込まれると、姿勢保持部が案内溝と隣接する側の内壁に当接するから端子金具が案内溝内に落ち込みにくくなる。加えて、隣接する内壁は案内溝等の凹凸が設定されない部分であるから、姿勢保持部を配置する上での自由度が高い。
【0010】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図18によって説明する。
この実施形態では、雌側のコネクタを例示しており、大まかには図1に示すように、雌側のコネクタハウジング40(以下、雌ハウジングという)と、これに収容される雌端子金具10と、雌端子金具10を二重に抜け止めするためのリテーナ70とから構成されている。なお以下では、同図の左側を前方として説明する。
【0011】
雌端子金具10は、所定の展開形状に打ち抜いた金属板に曲げ加工などを施すことにより形成されており、図2ないし図4に示すように、相手の雄端子金具のタブ(図示せず)と導通接続可能な箱形をなす本体部11と、電線Wの端末に圧着接続される圧着部12とを前後に繋げた構成とされている。圧着部12は、前後に一対ずつのかしめ片を対向状に備えており、このうち前側の両かしめ片が電線Wの芯線Waにかしめ付けられるワイヤバレル12aとされるのに対し、後側の両かしめ片が電線Wの被覆Wbにかしめ付けられるインシュレーションバレル12bとされている。かしめ付け状態における高さ寸法については、ワイヤバレル12aが本体部11よりも小さいのに対し、インシュレーションバレル12bは、本体部11よりも大きくて後述する係止突部23とほぼ同じ高さ位置に達する。
【0012】
本体部11は、前後に延出する天井壁13と、天井壁13の両側縁から下向きに屈曲形成された一対の側壁14,15と、図5の左側の側壁15の突出端から天井壁13と対向するよう突出する底壁16と、図5の右側の側壁14の突出端から突出するとともに底壁16の外側に重ね合わせられる外壁(本発明のスタビライザの基端部と交差する側面に相当する)17とから構成されている。このうち、天井壁13の前端からは、図1に示すように、後方へ折り返されるとともに略山形をなす片持ち状の弾性接触片18が設けられ、相手の雄端子金具のタブに対して弾性接触可能とされている。弾性接触片18に対向する底壁16には、タブを弾性接触片18との間で挟圧状態に保持可能な受け部19が内側に張り出して設けられている。また天井壁13には、弾性接触片18が弾性限度を超えて変形する手前の段階で弾性接触片18に係合することで、弾性接触片18の過度撓みを規制可能な過度撓み規制部20が内側に叩き出して設けられている。
【0013】
外壁17は、図2に示すように、その長さ方向略中央部分に切欠部21が全幅にわたって形成されることで、前部17aと後部17bとに分断されている。外壁17の前部17aにおける後端部(切欠部21の前側の切断端部)の幅方向略中央には、後述するランス49が係止可能とされる係止突部23が図3に示すように、下方へ突出するよう叩き出して形成されている。また、外壁17の前部17aにおける突出端(側壁14との突き合わせ端)からは、図4に示すように、天井壁13側へ屈曲される前部保持片24が設けられている。前部保持片24は、側壁15に切欠形成された前部保持溝25内に嵌合されることで、前部17aを保持できるようになっている。
【0014】
本体部11の後端部に形成された段差部分には、リテーナ70の抜け止め部75が係止可能とされ、ここが係止段部26とされている。この係止段部26を構成する後部17bの後端部の幅方向略中央には、抜け止め部75に係止可能な突部27が上記係止突部23とほぼ同じ高さまで突出するよう叩き出して形成され、これにより抜け止め部75の係止深さが増加されている。また外壁17の後部17bにおける突出端からは、天井壁13側へ屈曲される後部保持片28が設けられている。後部保持片28は、側壁15に切欠形成された後部保持溝29内に嵌合されることで、後部17bを保持できるようになっている。
【0015】
また、側壁14の突出端からは、スタビライザ30が突部27や係止突部23と同方向へ突出して設けられている。このスタビライザ30の前面側はストッパ面31とされており上下方向に沿ってほぼ真っ直ぐな面として形成されるのに対し、後面側が略弧状に形成されている。スタビライザ30は、前後方向については、切欠部21と外壁17の後部17bとに跨るような位置に配設され、その高さ寸法が係止突部23や突部27よりも高く設定されている。詳細には後述するが、キャビティ42側にはこのスタビライザ30に対して嵌合可能なスタビライザ挿通溝(本発明の案内溝に相当する)46が形成されている。そのため、スタビライザ30は、端子金具10がキャビティ42に対して正規に挿入された時には、スタビライザ挿通溝46に対して進入してその差し込み動作を案内する。
また、側壁14の先端部分には、前後方向に沿って伸びるビート37が外向きに打ち出されているが、これは、本体部11を補強するためのものである。
【0016】
雌ハウジング40は合成樹脂製であって、図6ないし図8に示すように、全体としては横幅の広い扁平なブロック状に形成されている。雌ハウジング40の上面には、相手の雄ハウジングとの間を嵌合状態にロックするためのロックアーム41が形成されている。
雌ハウジング40の内部には、前後方向を向いた複数のキャビティ42が幅方向に並んで形成され、さらにこれらは上下二段にわたって設けられている。各キャビティ42内には、上記した雌端子金具10が後方から挿入されて収容可能とされており、その底面壁43の前部側には、雌端子金具10に対して一次係止するランス49が設けられている。ランス49は前方へ片持ち状に延び、先端側が上下方向に撓み変位可能となっており、雌端子金具10がランス49上を通過することに伴って下方へ撓み変位し、通過後には復帰して雌端子金具10の係止突部23に係止することで、雌端子金具10の抜け止めを行うように機能する。
【0017】
ランス49に係止した雌端子金具10は、雌ハウジング40の前壁44によって前止まり状態に支持されるようになっている。前壁44には、相手の雄端子金具のタブがキャビティ42内に前方から進入するのを許容するタブ挿通孔44aが穿設されており、その前側の孔縁には、全周にわたって略擂鉢状をなす誘導面44bが形成されることで、タブの進入動作が円滑に誘導されるようになっている。
【0018】
また図7、図16に示すように、キャビティ42の底面壁43のうち幅方向略中央には、係止突部23及び突部27を挿通可能な突部挿通溝45が全長にわたって凹み形成されるとともに、同図の左側縁(片方のコーナ部)には、スタビライザ30を挿通可能なスタビライザ挿通溝46が凹み形成されている。スタビライザ挿通溝46も雌ハウジング40の前後方向に沿って形成されるとともに、その前端位置はランス49の基端部の少し後方位置まで達し、後方へは開放する構成とされている。なお上段側では、突部挿通溝45よりもスタビライザ挿通溝46の方が深く形成されるのに対し、下段側では、突部挿通溝45がスタビライザ挿通溝46とほぼ同じ深さに設定されている。
【0019】
雌ハウジング40の下面(ロックアーム41が設けられているのと反対側の面)には、リテーナ70を装着するためのリテーナ装着孔51が開設されている。リテーナ装着孔51は詳細には、雌ハウジング40の下面と左右の側面との三面領域にわたって形成され、したがって三方へ開口した形態となっている。
またリテーナ装着孔51は、上段に位置する各キャビティ22の内部を露出させる深さをもって形成され、リテーナ装着孔51の天井面が、上段のキャビティ42のほぼ中央高さに位置している。これにより、下段のキャビティ22では全高にわたり、また上段のキャビティ22では下半分の高さ部分で前後に分断されることになる。この分断部分では、横方向に隣り合うキャビティ42間を仕切る仕切壁42Aも除去された形態となる。
【0020】
さらに、雌ハウジング40の内部においてリテーナ装着孔51によって切り欠かれた部分では、前面側は各キャビティ42の開口縁が全て鉛直に切り立つように形成される一方、後面側は各キャビティ42の開口縁が雌端子10の挿入方向前方から後方にかけて下り勾配となるような傾斜をもって形成されている。
一方、雌ハウジング40におけるリテーナ装着孔51の傾斜面には、図6に示すように、その下縁側における幅方向の両端部にロック孔60が凹み形成されている。ここには、後述するリテーナ70に設けられたロック突部87が係止するようになっている。
【0021】
雌ハウジング40の左右の側面では、図6に示すように、リテーナ装着孔51の側面の開口部の上方及び後方にかけての領域が、段差面47となって前方の領域より一段凹ませてある。この段差面47には、リテーナ装着孔51の傾斜縁に沿うようにして、リブ形状の係止突起48が形成されている。この係止突起48の主たる役割は、リテーナ70を雌ハウジング40に対して押し込んで装着する際に、押し込み姿勢を安定させることにある。係止突起48の下方の延長線上には、押し込み規制突起53が形成されている。この押し込み規制突起53は、リテーナ70が仮係止位置にあるとき(図12参照)、リテーナ70の誘導溝80の下端に係止することで、リテーナ70が誤って本係止位置まで押し込まれることを規制するためのものである。
【0022】
段差面47における上記の係止突起48の上方には、リテーナ70が本係止位置にあるとき(図13参照)のがたつきを抑えるためのがたつき規制部55が突設され、前後方向に沿ってほぼ水平に延びる形態で形成されている。また、がたつき規制部55の前方には、引掛け片57が突出形成されている。この引掛け片57は上縁ががたつき規制部55の上縁と連続するように形成され、リテーナ70が本係止位置に達したときに、リテーナ70の係止爪85(図13参照)に係止してリテーナ70が下方へ抜けることを規制するようになっている。だだし、同図にも示すように、引掛け片57の正面は上方へ上り勾配となるテーパ面58とされ、係止爪85の乗り上げ動作が円滑になされるようになっている。
【0023】
次に、リテーナ70について説明すると、リテーナ70は雌ハウジング40と同様に合成樹脂材で形成され、図9ないし図11に示すように、リテーナ装着孔51へ整合して嵌合される基部71と、この基部71の幅方向の両端部に張り出し形成された一対の側板72とからなり、雌端子金具10のキャビティ42内への挿入を許容する仮係止位置(図1参照)と、雌端子金具10を抜止めする本係止位置(図15参照)との間で変位可能とされている。
【0024】
基部71には、図9に示すように、雌ハウジング40の各段におけるキャビティ42と同数個の窓枠74が形成されている。各窓枠74は下段側のキャビティ42と整合可能に形成されるとともに、図10に示すように、各窓枠74の前面側の開口縁はリテーナ装着孔51によって前後に分断された各キャビティ42の前面側の開口縁と整合するように鉛直に切り立つように形成されている一方、各窓枠74の後面側の開口縁は分断されたキャビティ42の後面側の開口縁の傾斜と整合するような傾斜をもって形成されている。
【0025】
各窓枠74の下面の前端部と、基部71の上面部とには、それぞれ雌端子金具10の係止段部26に係止可能な抜け止め部75が形成されている。上下の抜け止め部75は、リテーナ70が仮係止位置にあるときには、図14に示すように、対応するキャビティ42の底面壁43とほぼ同じ高さに退避するようにしてあり、雌端子金具10の挿抜を可能にしている。一方、リテーナ70が本係止位置に移行したときには、図15に示すように、各抜け止め部75は対応するキャビティ42内に下方から進入し、雌端子金具10の係止段部26に係止可能となっている。
【0026】
また、各キャビティ42に対する抜け止め部75、すなわち各窓枠74の下面壁74a及び天井壁74bの上面側には、キャビティ42内に挿入される雌端子金具10のスタビライザ30と嵌合可能とされたスタビライザ嵌合凹部76がリテーナ70を前後に貫通して形成されている。このスタビライザ嵌合凹部76は、図9に示すように、各窓枠74の下面壁74aの左側縁(方側のコーナー部)にあって、リテーナ70が仮係止位置にあるときにスタビライザ挿通溝46に整合してスタビライザ30を通過させるようにしてある。
【0027】
リテーナ70の両側板72は、雌ハウジング40の両側面間を跨いで挟むことができる間隔をもって配され、かつ拡開変形可能である。両側板72は、リテーナ70が本係止位置に至った場合に、リテーナ装着孔51の側面開口を塞ぐとともに、段差面47の所定範囲と対面可能な大きさに形成されている。また両側板72は、段差面47の深さとほぼ同じ厚さをもって形成され、リテーナ70が本係止位置にあるときには雌ハウジング40の外側面とほぼ面一をなし、すなわち両側板72は雌ハウジング40における側面部の外壁を兼ねることとなる。
【0028】
両側板72の後部側にはリテーナ70を本係止位置から仮係止位置へ、或いは仮係止位置から本係止位置へ案内する誘導溝80が形成されている。誘導溝80は雌ハウジング40の各キャビティ42の後面側の開口縁の傾斜と同一勾配をもって形成されるとともに、上記した係止突起48を収容可能な溝幅をもって形成されている。誘導溝80は、図12に示すように、その両端に係止突起48及び押し込み規制突起53をともに嵌合可能であり、係る状態においてリテーナ70が仮係止位置で保持されるようになっている。一方、この状態からリテーナ70が誘導溝80に沿って図示上方に押し込まれると、係止突起48が誘導溝80の下端側に移動することによってリテーナ70は本係止状態となる。
【0029】
この本係止状態では、次の2カ所によってリテーナ70が抜止めされるようにしてある。すなわち、側板72の内面の上縁部分には内向きに係止爪85が形成されている。この係止爪85は、リテーナ70が仮係止位置にあるときには、雌ハウジング40側の引掛け片57とほぼ同じ高さ位置をもって対面する関係にあるが(図12参照)、リテーナ70が本係止位置へ移行したときには、引掛け片57のテーパ面58を乗り越えて引掛け片57の上縁に係止する。
一方、リテーナ70の基部71における傾斜した後面には、図11及び図13に示すように、その幅方向の両端部において、ロック突部87が形成されている。このロック突部87は、上面が水平で、後面が垂直に形成され、角はC面とされている。リテーナ70が仮係止位置にあるときには、図1に示すように、ロック突部87はロック孔60の後側の斜め下方で待機しており、リテーナ70が本係止位置へ移行したときには、図13に示すように、ロック突部87がロック孔60内に嵌合し、主にリテーナ70の後方への抜け止めを図るようになっている。
【0030】
ところで、キャビティ42の後端面42Dの開口周縁は、雌端子金具10をキャビティ42内に誘い込むためにテーパ状に形成されているが、その一部分、すなわちスタビライザ挿通溝46と対角して位置する部分は、図16に示すように、雌端子金具10の挿抜方向と直交するように切り立って形成され規制部62となっている。この規制部62は雌端子金具10がキャビティ42に上下反転した状態で差し込まれた際は、図17、図18に示すように、スタビライザ30のストッパ面31と面当たりして、誤った差し込み動作を規制するようになっている。この規制部62が本発明の案内溝に対角する開口縁部に相当するものである。
【0031】
また、この誤った差し込み動作の規制に対する信頼性を高めるために、雌端子金具10には姿勢保持部35が設けられている。この姿勢保持部35は、雌端子金具10の本体部11を形成する側壁のうちスタビライザ30が形成された側壁14と対向して位置する側壁15において、キャビティ42の内壁側に打ち出しにより形成されている。
【0032】
姿勢保持部35は、図4に示すように、高さ方向については側壁15の中央部分に設けらるととももに、雌端子金具10の挿入方向に沿って均一な幅寸法をもって伸びる横長な形状をなす。姿勢保持部35の前端は前部保持片24の前端とほぼ同位置にあり、後端側が本体部11のほぼ中央部部分にあり、同挿入方向に関しスタビライザ30の前方位置にある。また、切欠部21に対する位置関係については、姿勢保持部35の前端は切欠部21の前端位置より前側にあって、後端側は切欠部21のほぼ中央寄りに位置しており切欠部21の前側と重なって位置する。このような配置とすることで、本体部11の前側における強度をアップを図るようにしてある。
【0033】
姿勢保持部35は張り出した部分が平坦面35Aとなっており、この平坦面35Aと側壁15間を接続する面は先細りとなる傾斜面35Bとされている。また、姿勢保持部35の張り出し高さ(図16のA寸法)は、キャビティ42の左右両内壁間の幅寸法(同図のB寸法)から本体部11の幅寸法(C寸法)を減じた寸法とほぼ同じ寸法設定か、或いは幾らか低い寸法設定とされている。
【0034】
そのため、図18に示すように、雌端子金具10が上下反転した状態で差し込まれると姿勢保持部35はキャビティ42内に進入して、キャビティ42の内壁のうち同図に示す左側の内壁42a、すなわち、スタビライザ挿通溝46と隣接する側の内壁42aに当接する。これにより、雌端子金具10の倒れ防止が図られ、雌端子金具10の姿勢はスタビライザ30のストッパ面31がキャビティ42の天井壁42cに対してほぼ直交する姿勢に保持される。これにより、スタビライザ30のストッパ面31とキャビティ42の規制部62との干渉量が十分に確保されるようにしてある。
【0035】
一方、各キャビティ42の右側の内壁42bの中央部分には、雌端子金具10の差し込み方向に沿って前記した姿勢保持部35を収容可能な逃がし溝56が形成されている。これら逃がし溝56は上・下段側共に、キャビティ42のほぼ全長に亘って形成されており、前端側がキャビティ42の前壁44に近接する位置まで達し、後端がキャビティ42の後端面42Dに開放する構成となっている(図1参照)。そのため、雌端子金具10がキャビティ42に対して正規姿勢で挿入された時には、姿勢保持部35が各段の逃がし溝56内に進入しつつキャビティ42の内部へ差し込まれるようにしてある。尚、逃がし溝56は姿勢保持部35との間に隙間(遊び)を設けた大きさに形成されており、雌端子金具10の挿入性が損なわれない設定としてある。
【0036】
また、下段側の逃がし溝56については先に述べたリテーナ装着孔51によって前後に分断され、そこには、リテーナ70が装着されるがリテーナ70の各窓枠74の左側の内壁の中央部分にも逃がし溝56とほぼ同形の逃がし凹部77が形成されている。この逃がし凹部77は、図1に示すように、リテーナ70が仮係止位置にあるときに下段側の逃がし溝56と整合する設定とされている。
【0037】
続いて、本実施形態の作用を説明する。
組み付けに当たっては、まずリテーナ70が雌ハウジング40に対して仮係止位置に保持される。リテーナ70は、両側板72を拡開させながら雌ハウジング40の両段差面47を挟むようにして押し込まれ、図12に示すように、誘導溝80内に係止突起48と押し込み規制突起53とを共に嵌め入れる。係止突起48と押し込み規制突起53とがそれぞれ誘導溝80の両端に係止することで、リテーナ70が仮係止位置に保持された状態となる。
【0038】
続いて、雌端子金具10をキャビティ42に対して正対させる。この正規姿勢においては、雌端子金具10のスタビライザ30及び姿勢保持部35がそれぞれキャビティ42側のスタビライザ挿通溝46及び逃がし溝56とそれぞれ対面して位置する。そのため、この状態から雌端子金具10が各キャビティ42に対して後方から挿入されると、まず、姿勢保持部35が逃がし溝56内に進入しつつ雌端子金具10がキャビティ42の内部へ差し込まれてゆき、姿勢保持部35の全体がキャビティ42内に収容されると、今度は、スタビライザ30がスタビライザ挿通溝46に進入する。これ以降、雌端子金具10はスタビライザ30及びスタビライザ挿通溝46によって案内されながら差し込まれてゆき、やがて、本体部11がリテーナ70を通過し、さらにはランス49を下方に撓み変位させつつ押し込まれ、係止突部23がランス49の先端を越えると、ランス49が復動してその先端が係止突部23の後端に係止し、いわゆる一次係止される。
【0039】
すべてのキャビティ42への雌端子金具10の挿入が終了したら、雌ハウジング40の後端側を摘んで仮係止位置にあるリテーナ70を本係止位置に向けて押し込む。そうすると、誘導溝80の下端部周辺が押し込み規制突起53を乗り上げるべく変形して、誘導溝80から退出するとともに、リテーナ70は係止突起48と誘導溝80との嵌め合いによる案内作用を受けて、斜め上方へと押し込まれる。
そして、リテーナ70が本係止位置に至ると、雌ハウジング40の内部では、図15に示すように、上下の抜け止め部75がキャビティ42内に下方から進入して、対応する雌端子金具10の係止段部26に係止し、雌端子金具10をランス49と共に二重に抜け止めする。
【0040】
一方、雌端子金具10がキャビティ42に対して正逆反転した誤った姿勢のまま雌ハウジング40に対する組み付けが行われると、その挿入動作に伴って、雌端子金具10の姿勢保持部35がキャビティ42内に進入するとともに、キャビティ42の左側の内壁42aに当接する。すると、図18に示すように、キャビティ42内において雌端子金具10の倒れ防止が図られ、雌端子金具10の姿勢はスタビライザ30のストッパ面31がキャビティ42の天井壁42cに対してほぼ直交する姿勢に保持される。この状態から雌端子金具10が更に、キャビティ42内に差し込まれると、雌端子金具10のスタビライザ30がキャビティ42の後端面42Dに徐々に近づいてゆき、やがて、スタビライザ30のストッパ面31がキャビティ42の規制部62に面当たりする。これにて、それ以上の差し込み動作が規制されるため、作業者は雌端子金具10が誤った挿入姿勢にあることを知ることができる。
【0041】
このように、本実施形態によれば、雌ハウジング40に対して雌端子金具10が正逆反転した状態で組み付けされると、姿勢保持部35がキャビティ42の内壁42aに当接することでキャビティ42内において雌端子金具10の倒れ防止が図られる。すなわち、雌端子金具10が、スタビライザ挿通溝46に落ち込むように倒れてスタビライザ30と規制部62との干渉量が減ってしまうことがなく(図18の一点鎖線参照)、スタビライザ30のストッパ面31とキャビティ42の規制部62との干渉量が十分に確保されるから、誤った姿勢での挿入動作の規制に対する信頼性が高まる。一方、雌端子金具10が正しい姿勢で挿入されれば、姿勢保持部35はキャビティ42側の逃がし溝46に収容されるから差し込み動作の邪魔にならない。
【0042】
また、内壁42aは突部挿通溝45及びスタビライザ挿通溝46等の凹凸が設定されない部分であるから、姿勢保持部35を配置する上での自由度が高い。
更に、姿勢保持部35を雌端子金具10の挿入方向に関しスタビライザ30と同位置に配置した場合には雌端子金具10の倒れ防止と、スタビライザ30と規制部62との干渉が同じタイミングとなるが、姿勢保持部35をスタビライザ30の前方位置に配置しているため、倒れ防止の図られるタイミングが早くなり誤った姿勢での挿入動作の規制に対する信頼性が更に高まる。
【0043】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図19ないし図23によって説明する。
第1実施形態では雌側のコネクタを例示したが、第2実施形態では雄側のコネクタを例示している。以下、各構成について簡単に説明する。なお以下では、同図の右側を前方とする。
【0044】
雄端子金具110は、図22に示すように、同図の左側から順に相手の雌端子金具と導通接続可能なタブ部111と、略箱型をなす本体部112と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部113とから構成されている。タブ部111は、本体部112の前縁から延設された前後に細長い板片を長さ方向に沿って密着曲げすることで形成されている。
【0045】
本体部112の下面(ランス137と対向する外面)の長さ方向略中央には、係止突部115が下方へ突出するよう叩き出して形成されており、そこに、後述する雄ハウジング130に形成されるランス137が係止するようになっている。また、本体部112の左右側面のうち、図23に示す左側の側面の下縁には、第1実施形態の雌端子金具10と同様にスタビライザ121が下向きに張り出して形成されている。このスタビライザ121の前面側はストッパ面122とされており上下方向に沿ってほぼ真っ直ぐな面として形成されている。一方、同図に示す右側の側面119には、外向きに姿勢保持部125が突出形成されている。この姿勢保持部125も第1実施形態と同様に、雄端子金具110の挿入方向に沿って横長に形成され、同挿入方向に関しスタビライザ121の前方位置にある。
【0046】
次に、雄ハウジング130について説明する。雄ハウジング130は、図21に示すように、相手の雌コネクタを前方から嵌合可能なフード部131と、雄端子金具110を収容可能な端子収容部135とを前後に繋げた構成とされている。端子収容部135は幅方向に長い略ブロック状に形成されるとともに、その内部には、後方から雄端子金具110が挿入可能なキャビティ136が設けられている。キャビティ136は雄ハウジング130を前後方向に沿って貫通して形成されるとともに、上下2段、幅方向に複数室ずつ整列して配設されている。各キャビティ136の下面からは、雄端子金具110に対して弾性的に係止可能なランス137が設けられている。
【0047】
図20、21に示すように、各キャビティ136には、底面壁の右側縁(片側のコーナー部)にスタビライザ121を挿通可能なスタビライザ挿通溝138が凹み形成されている。このスタビライザ挿通溝138は雄端子金具110の挿入方向に沿って形成されるとともに、その前端はランス137の基端部にまで達するとともに、後端側が開放する構成となっている。また、各キャビティ136の左側の内壁には、姿勢保持部125に対する逃がし溝139が形成されている。この逃がし溝139も雄端子金具110の挿入方向に沿って形成されるとともに、その前端はランス137の先端部にまで達するとともに、後端側が開放する構成となっている。また、端子収容部135における外周面側には、リテーナ150を装着するためのリテーナ装着孔140が開設されている。また、キャビティ136の後端面135Aの開口縁におけるスタビライザ挿通溝138と対角する位置には、第1実施形態と同様にスタビライザ121に対する規制部143が設けられている。
【0048】
続いて、リテーナ150はリテーナ装着孔140へ適合して嵌合されるリテーナ本体部151と、このリテーナ本体部151の幅方向両端部に張り出して形成された一対の側板152とから構成されており、雄端子金具110のキャビティ136内への挿入を許容する仮係止位置(図示せず)と、雄端子金具110を抜止めする本係止位置(図示せず)との間で変位可能とされている。
【0049】
リテーナ本体部151は、図20に示すように、雄ハウジング130における上下の各キャビティ136に整合可能な窓枠155が上下2段形成されている。上下各段の窓枠155の下面にはスタビライザ121と嵌合可能とされたスタビライザ嵌合凹部156が、左側の内壁の中央部分には姿勢保持部125を収容可能な逃がし凹部157がリテーナ70を前後に貫通して形成されている。リテーナ70が仮係止位置のときには、スタビライザ嵌合凹部156がキャビティ136のスタビライザ挿通溝46に、逃がし凹部157がキャビティ136の逃がし溝139にそれぞれ整合するようにしてある。
【0050】
このように雄端子金具110に姿勢保持部125を設けておけば雄コネクタの組み付けに関しても、雌コネクタの場合と同様の効果が得られる。すなわち、雄端子金具110が正逆反転した状態で組み付けが行われても、姿勢保持部125によってキャビティ136内における雄端子金具110の倒れ防止が図られる。
そのため、スタビライザ121のストッパ面122とキャビティ136の規制部143との干渉量が十分に確保されるから、誤った姿勢での挿入動作の規制に対する信頼性が高まる。一方、雌端子金具10が正しい姿勢で挿入されれば、姿勢保持部125はキャビティ136側の逃がし溝139に収容されるから、姿勢保持部125が正規差し込み動作の邪魔にならない。
【0051】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0052】
(1)第1・第2実施形態では、姿勢保持部35を端子金具10の差し込み方向に関してスタビライザ30の前方位置に設定したが、同位置に設定するものであってもよい。
【0053】
(2)第1・第2実施形態では、姿勢保持部35をスタビライザ30が設けられた側壁14と対向する側の側壁15に形成したが、端子金具10が上下反転した状態で組み付けられた時に姿勢保持部35が規制部62側の内壁に当接するような配置でなければ、他の側面(天井壁13)に設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における雌端子金具及び雌コネクタハウジングの断面図
【図2】雌端子金具の下面図
【図3】雌端子金具の側面図
【図4】雌端子金具の側面図
【図5】端子金具の正面図
【図6】雌コネクタハウジングの側面図
【図7】雌コネクタハウジングの背面図
【図8】雌コネクタハウジングの下面図
【図9】リテーナの正面図
【図10】リテーナの断面図
【図11】リテーナと雌コネクタハウジングの嵌合構造を表す分解斜視図
【図12】リテーナの仮係止状態を表す側面図
【図13】リテーナの本係止状態を表す側面図
【図14】雌端子金具がキャビティに挿入される状態を表す断面図
【図15】端子金具がキャビティ内に収容された状態を表す断面図
【図16】端子金具が正規姿勢で差し込まれた状態を表す断面図
【図17】スタビライザが規制部に干渉した状態を表す断面図
【図18】端子金具が正逆反転した不正な姿勢で差し込まれた状態を表す断面図
【図19】第2実施形態における雄コネクタハウジングの側面図
【図20】雄コネクタハウジングの背面図
【図21】雄コネクタハウジングの断面図
【図22】雄端子金具の側面図
【図23】雄端子金具の正面図
【図24】従来例を表す図
【符号の説明】
10…端子金具
30…スタビライザ
35…姿勢保持部
40…雌コネクタハウジング
42…キャビティ
42a…内壁
46…スタビライザ挿通溝(案内溝)
56…逃がし溝
62…規制部(開口縁部)

Claims (3)

  1. ランスが係止可能な係止突部が幅方向略中央に突出形成された端子金具と、前記端子金具が収容されるキャビティを設けたコネクタハウジングを備えるとともに、前記キャビティの内壁には、略幅方向中央において前記係止突部を挿通可能な突部挿通溝が前記端子金具の挿入方向に沿って凹み形成され、
    かつコーナ部においては前記突部挿通溝と幅方向に隣り合いかつ同突部挿通溝より深く形成された案内溝が前記端子金具の挿入方向に沿って形成される一方、
    前記端子金具の側面には、前記端子金具が前記キャビティに対し正規に差し込まれた際には前記案内溝に嵌合してその差し込み動作を案内し、前記端子金具が前記キャビティに対して正逆反転した状態で差し込まれた時には、前記キャビティの入り口側であって前記案内溝に対角する側の開口縁部に干渉することで反転した差し込み動作を規制可能なスタビライザが、前記係止突部と同方向へ突出して形成されたコネクタであって、
    前記端子金具を構成する側面のうち前記スタビライザが形成された側面と反対側の側面か前記係止突部が形成された面と反対側の面には、前記端子金具の挿入方向に関して前記スタビライザの前方位置か、あるいは同位置に前記キャビティの内壁側に張り出す姿勢保持部が突出形成されるとともに、この姿勢保持部は前記端子金具が前記キャビティに対して正逆反転して差し込まれた際には前記キャビティの内壁に当接可能とすることで前記案内溝に対する前記端子金具の倒れ込みを防止する構成であることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記キャビティの内壁には、前記端子金具が正規に差し込まれた時に、前記姿勢保持部を収容する逃がし溝が前記端子金具の挿入方向に沿って設けられた構成であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記キャビティは前記端子金具を収容可能な略角筒状をなすとともに、前記姿勢保持部は、前記端子金具が前記キャビティに対して正逆反転した状態にあるときに、前記案内溝が設けられた内壁と交差する前記キャビティの内壁のうち前記案内溝と隣接する側の内壁に当接可能な構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
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