JP6551204B2 - 端子金具 - Google Patents

端子金具 Download PDF

Info

Publication number
JP6551204B2
JP6551204B2 JP2015242781A JP2015242781A JP6551204B2 JP 6551204 B2 JP6551204 B2 JP 6551204B2 JP 2015242781 A JP2015242781 A JP 2015242781A JP 2015242781 A JP2015242781 A JP 2015242781A JP 6551204 B2 JP6551204 B2 JP 6551204B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminal fitting
protrusion
wall
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015242781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017111851A (ja
Inventor
克哉 上園
克哉 上園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2015242781A priority Critical patent/JP6551204B2/ja
Priority to DE102016014086.0A priority patent/DE102016014086B4/de
Priority to US15/362,941 priority patent/US20170170591A1/en
Priority to CN201611115110.8A priority patent/CN106981753A/zh
Publication of JP2017111851A publication Critical patent/JP2017111851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6551204B2 publication Critical patent/JP6551204B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/642Means for preventing incorrect coupling by position or shape of contact members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/521Sealing between contact members and housing, e.g. sealing insert
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/16Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing contact members, e.g. by punching and by bending

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、端子金具に関する。
従来、電線の端末部に接続された状態で、コネクタハウジングのキャビティに収容される端子金具が知られている。この種の端子金具は、一般に、電線の端末部に接続される電線接続部と、電線接続部の前方に位置して略方形断面を有する端子本体部とを備えている。
この種の端子金具において、端子金具が誤った向きでキャビティに挿入されることを防ぐべく、端子本体部に突起部を設けたものが知られている。例えば、下記特許文献1に記載された端子金具は、端子本体部の幅方向における中央部に、突起部(文献1では膨出部と記載)が設けられている。この突起部は、端子金具の向きが正しい場合には、キャビティに形成された溝部に入り込み、端子金具の向きが誤っている場合には、コネクタハウジングの後端に当接する。これにより、端子金具が誤った向きでキャビティに挿入される事態(誤挿入)を防ぐことができる。
特開2009−252495号公報
ところで、近年、端子金具を防水、非防水コネクタのどちらにも使用できることが望まれている。防水用の端子金具は、防水コネクタの組み付け時に、ハウジングの後部に装着されたシール部材の貫通穴を通過して、キャビティに収容される。上記のように、端子本体部に突起部が設けられた端子金具は、シール部材の貫通穴を通る際に、突起部がシール部材を損傷する虞があるため、防水用として使用することは品質上不向きである。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水用としても使用することが可能な端子金具を提供することを目的とする。
本発明の端子金具は、電線の端末部に接続された状態で、コネクタハウジングのキャビティに収容される端子金具であって、前記電線の端末部に接続される電線接続部と、前記電線接続部の前方に設けられて、筒状の箱部を有する端子本体部と、前記端子本体部から前後方向に対して交差する方向に突出し、前記コネクタハウジングの後端に突き当たることにより前記端子金具が誤った向きでキャビティに挿入されることを防ぐ突起部と、前記突起部の前方に設けられ、前記端子本体部から片持ち状に立ち上がり、後方に向かって次第に突出寸法が増す傾斜をなして前記突起部の前面を覆い、立ち上がり方向の先端部は前記突起部から離れているカバー部と、を備えている。
本発明によれば、シール部材の貫通穴に端子金具を通過させる際に、突起部がシール部材を損傷することを防ぐことができるから、防水用としても使用することができる。
本実施例における端子金具であって、電線の端末部に接続された状態を示す斜視図 電線の端末部に接続された状態の端子金具を示す正面図 電線の端末部に接続された状態の端子金具を示す背面図 端子金具を示す平面図 端子金具の一方の側を示す側面図 端子金具の他方の側を示す側面図 端子金具が正しい向きでキャビティに挿入される様子を示すコネクタの一部拡大斜視図 端子金具が正しい向きでキャビティに挿入される様子を示すコネクタの一部拡大背面図 端子金具が正しい向きでキャビティに収容される様子を示すコネクタの断面図 端子金具の誤挿入が防止される様子を示すコネクタの一部拡大斜視図 端子金具の誤挿入が防止される様子を示すコネクタの一部拡大背面図 端子金具の誤挿入が防止される様子を示すコネクタの断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の端子金具は、前記突起部が、前記端子本体部を構成する側壁の一部を叩き出して形成されたものとしてもよい。このような構成によれば、端子金具を形成する板材の材料取りを良くすることができる。
また、本発明の端子金具は、前記突起部の前面および後面が、前後方向に開口しているものとしてもよい。このような構成によれば、叩き出しによる突起部の高さ寸法を、前後両面または一方の面が閉じられている(端子本体部に連なっている)場合に比して大きくすることができるから、叩き出しによっても突起部の高さ寸法を十分に大きくすることができる。
また、本発明の端子金具は、前記突起部が、前記端子本体部の角部から前記端子本体部の側面に沿って立つ立壁部を有しているものとしてもよい。ここで、突起部が端子本体部の幅方向における中央部に設けられている場合には、端子金具が誤った向きであるにもかかわらず、端子本体部が左右方向に傾いて突起部がキャビティの角部に入り込み、誤って挿入される虞がある。しかしながら、上記のような構成によれば、端子金具が左右方向における一方に傾いた場合には、立壁部がキャビティの幅方向における中間部に位置し、他方に傾いた場合には、立壁部がキャビティの高さ方向における中間部に位置する。したがって、突起部がキャビティの角部に入り込んで、端子金具が無理に誤挿入されることを防ぐことができ、もって端子金具の誤挿入防止力を高めることができる。
また、本発明の端子金具は、前記カバー部の立ち上がり方向における先端部に、前記端子本体部の角部の位置まで突出する突出部が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、カバー部に設けられた突出部が立壁部の前方に位置するから、シール部材の貫通穴に端子金具を通過させる際に、立壁部がシール部材を損傷させることを防ぐことができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図12を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における端子金具10は、電線Wの端末部に接続された状態で、コネクタハウジング40のキャビティ41に収容されるものである。端子金具10は、導電性の金属板を所定の形状に打ち抜いた後、所定の形状に折り曲げることによって形成されている。以下、各構成部材において、図1の右下側(相手側端子金具に接続される側)を前方、左上側(電線Wに接続される側)を後方、また図1の上側(後述する突起部23が設けられた側)を上方、下側を下方として説明する。
端子金具10は、電線Wの端末部に接続される電線接続部11と、電線接続部11の前方に設けられた端子本体部12とを備えている。端子金具10は、雌型の端子金具であり、図示しない相手側端子金具のタブ部が、端子本体部12の内部に前方から挿入可能とされている。
端子本体部12の内部には、相手側端子金具に接触可能な接触片13が備えられている。接触片13は、図9に示すように、後述する端子本体部12の底壁16の前端から後方に折り返されて形成されている。接触片13は、後端側が自由端の片持ち状をなし、図示しない相手側端子金具のタブ部に弾性的に接触可能とされている。
電線接続部11は、電線Wの端末部において露出された導体に圧着されるワイヤバレル部14と、絶縁被覆の端部に圧着されるインシュレーションバレル部15とを備えている。
端子本体部12は、図2に示すように、略方形断面を有するものであり、底壁16と、底壁16の左右両側縁から上方に屈曲されて立つ左右両側壁17と、左右両側壁17の上端部の間に配されて底壁16と上下方向に対向する天井壁18とを備えている。
天井壁18は、図2に示すように、端子本体部12の内側に配される内壁19と、外側に配される外壁21とを備えている。内壁19は、左右両側壁17のうち一方の側壁(以後、第1側壁17Fと称する)から続くものであり、第1側壁17Fの上端から略直角に屈曲されてなる。外壁21は、左右両側壁17のうち他方の側壁(以後、第2側壁17Sと称する)から続くものであり、第2側壁17Sの上端から略直角に屈曲されてなる。
天井壁18には、一段内側に膨出した形状をなす膨出部22が設けられている。膨出部22は、天井壁18の内壁19の幅方向における中央部に設けられている。膨出部22は、天井壁18のうち接触片13と上下方向に対向する部位に形成されている。膨出部22と接触片13との間に、相手側端子金具のタブ部が挟まれる。
端子金具10は、端子本体部12から外方(前後方向に対して交差する方向)に突出する突起部23を備えている。突起部23は、端子本体部12の上面から上方に突出している。突起部23は、端子本体部12の幅方向における一端側に寄って設けられている。突起部23の幅寸法は、端子本体部12の幅寸法の略半分よりも大きい寸法とされている。
突起部23は、天井壁(端子本体部12を構成する側壁)18の一部を叩き出して形成されたものである。突起部23は、天井壁18の外壁21に形成されている。突起部23は、図9に示すように、膨出部22の後部の上方に位置している。
突起部23は、図3に示すように、端子本体部12の外面に立つ一対の突起側部24と、一対の突起側部24の上端部の間に架け渡された形態の突起天井部25とを有している。突起天井部25は、端子本体部12の上面と略平行をなして対向している。
一対の突起側部24のうち一方の突起側部24は、端子本体部12の角部から端子本体部12の側面に沿って立つ立壁部26とされている。立壁部26は、端子本体部12の上面に対して略直角をなしている。立壁部26は、図1に示すように、端子本体部12の第2側壁17Sから続くものであり、第2側壁17Sの一部が上方に突出した形態とされている。
立壁部26と対向する突起側部24は、図3に示すように、下端から上端に向かって次第に突起部23の幅寸法を狭める(立壁部26に接近する)傾斜をなして立っている。
突起部23は、前後両方向に開口した形状をなし、突起部23の前面および後面には、前後方向に開口する突起開口部27が形成されている。突起開口部27は、図3に示すように、一対の突起側部24および突起天井部25に囲まれてなり、前後方向から見ると、略方形状をなしている。なお、突起部23の前面および後面は、図5に示すように、いずれも垂直(前後方向に対して略直交)に切り立っている。
突起部23の前後両側には、図4に示すように、天井壁18の外壁21を壁厚方向に貫通する開口部(以後、前側の開口部を前側開口部28、後側の開口部を後側開口部29と称する)が形成されている。前側開口部28および後側開口部29は、突起部23の前側および後側に隣接して形成されている。前側開口部28および後側開口部29は、天井壁18の幅全体にわたる方形状をなしている。前側開口部28および後側開口部29は、いずれも天井壁18と第2側壁17Sとの角部にわたって形成されている。
前側開口部28および後側開口部29は、図9に示すように、いずれも内壁19によって内側全体が覆われている。前側開口部28には、膨出部22の前部が臨み、後側開口部29には、膨出部22の後端部が臨んでいる。
前側開口部28は、図4に示すように、後述するカバー部33を切り起こすことにより形成されている。前側開口部28は、前後方向に長い長方形状をなしている。後側開口部29は、前後方向の寸法よりも幅方向の寸法が若干大きくされている。後側開口部29は、前側開口部28よりも前後方向の寸法が小さくされている。
前側開口部28の縁部(第2側壁17Sの上端)には、図4および図5に示すように、覆壁部31が立ち上げられている。覆壁部31は、前側開口部28の前部に位置している。覆壁部31は、後述するカバー部33の根元を覆い、カバー部33の下方に異物が侵入したり引っ掛かったりすることを防いでいる。
後側開口部29の縁部(第2側壁17Sの上端)には、図4および図5に示すように、天井壁18の内壁19に設けられた当接部32が上方から当接している。
端子金具10は、図1に示すように、突起部23の前面を覆うカバー部33を備えている。カバー部33は、突起部23の前方に設けられ、後方に向かって次第に突出寸法が増す後ろ上がりの傾斜をなしている。カバー部33は、突起部23と同様、端子本体部12の幅方向における一端側に寄っている。
カバー部33は、天井壁18の外壁21の幅方向における中間部(角部を除く部分)を斜め上方に切り起こして形成されている。カバー部33は、全体として、幅寸法よりも立ち上がり方向の寸法が大きい長方形状をなしている。カバー部33の幅寸法(短手方向の寸法)は、突起部23の全幅よりも小さい寸法とされている。
カバー部33の後端における高さ位置は、図9に示すように、突起部23の高さ位置と同等とされている。カバー部33の後端部(立ち上がり方向における先端部)は、突起部23の上端前方に近接して配されている。なお、カバー部33は、膨出部22の前部の上方に位置している。
カバー部33の後端部には、図2に示すように、端子本体部12の角部の位置まで突出する突出部34が設けられている。突出部34は、カバー部33の幅方向における外側に突出し、その突出端は、端子本体部12の幅方向における端に位置している。突出部34は、突起部23のうち立壁部26と突起天井部25との間の角部と前後方向に対向して配されている。
コネクタハウジング40は、合成樹脂製であって、複数のキャビティ41が上下左右に並べて形成されている。各キャビティ41には、図9に示すように、後方から端子金具10が収容される。各キャビティ41には、正規の位置に挿入された端子金具10に係止して端子金具10を抜け止め可能なランス42が設けられている。ランス42は、前方に片持ち状をなして延出する形態をなし、キャビティ41の前部に形成されている。ランス42は、端子金具10の突起部23の後面に後方から係止するものとされている。
各キャビティ41は、図8に示すように、端子本体部12の外形に沿うような略方形断面なす本体挿通部43と、突起部23の外形に沿うような略方形断面をなす突起挿通部44とを備えている。突起挿通部44は、本体挿通部43の上面側に形成されている。突起挿通部44は、本体挿通部43の幅方向における一方の側に寄って位置している。
図8に示すように、端子金具10が正しい向き(本実施例では、突起部23が上側に配される向き)である場合には、カバー部33とともに突起部23が突起挿通部44に挿通される。これにより、端子金具10は、図9に示すように、キャビティ41の奥方(前方)に進入することができ、正規の位置に収容される。
図11に示すように、端子金具10が誤った向き(本実施例では、突起部23が下側に配される向き)である場合には、図12に示すように、突起部23がコネクタハウジング40の後端に突き当たる。なお、カバー部33は、端子金具10が強い力で押されることにより、コネクタハウジング40の後端に強く当たって前側開口部28に倒れ、キャビティ41に入り込んでいる。
本実施例の端子金具10は、端子本体部12が傾いたとしても、突起部23が確実にコネクタハウジング40の後端に突き当たるようになっている。すなわち、端子金具10が左右方向における一方に傾いた場合(例えば図11において半時計回りに回転した場合)には、立壁部26がキャビティ41の幅方向における中間部(下側壁の中間部)に位置し、他方に傾いた場合(図11において時計回りに回転した場合)には、立壁部26がキャビティ41の高さ方向における中間部(左側壁の中間部)に位置する。したがって、端子金具10が傾いても、突起部23(立壁部26)は確実にコネクタハウジング40の後端に突き当たる。よって、突起部23がキャビティ41の角部に無理に入り込むことはなく、確実に端子金具10の誤挿入が防がれる。したがって、端子金具10が上下誤った向きでキャビティ41に誤って挿入されることを、確実に防ぐことができる。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例における端子金具10は、電線Wの端末部に接続される電線接続部11と、電線接続部11の前方に設けられて、略方形断面を有する端子本体部12と、端子本体部12から前後方向に対して交差する方向に突出する突起部23と、突起部23の前方に設けられ、後方に向かって次第に突出寸法が増す傾斜をなして突起部23の前面を覆うカバー部33と、を備えている。
この構成によれば、シール部材の貫通穴に端子金具10を通過させる際に、突起部23の前面(突起天井部25および突起側部24の前端のエッジ)がシール部材を損傷することを防ぐことができるから、防水用としても使用することができる。
また、突起部23が、端子本体部12を構成する天井壁18の一部を叩き出して形成されたものである。この構成によれば、板材の材料取りを良くすることができる。
また、突起部23の前面および後面が、前後方向に開口している。この構成によれば、叩き出しによる突起部23の高さ寸法を、前後両面または一方の面が閉じられている(端子本体部12に連なっている)場合に比して大きくすることができるから、叩き出しによっても突起部23の高さ寸法を十分に大きくすることができる。すなわち、突起部23の前後両面が開放されていない場合には、板厚寸法の2〜2.5倍が叩き出し高さの限界であるところ、前後両面が開放されていることにより、板厚寸法の3倍の叩き出し高さを実現することができる。したがって、ランス42との係止力および誤挿入防止力を、十分に高くすることができる。また、このように突起部23の高さ寸法を増しても、突起部23の前面がカバー部33によって覆われているから、シール部材の貫通穴に端子金具10を通過させる際に、シール部材を損傷させることを防ぐことができる。
また、突起部23が、端子本体部12の角部から端子本体部12の側面に沿って立つ立壁部26を有している。ここで、突起部が端子本体部の幅方向における中央部に設けられている場合には、端子金具が誤った向きであるにもかかわらず、端子本体部が左右方向に傾いて突起部がキャビティ41の角部に入り込み、誤挿入される虞がある。しかしながら、上記のような構成によれば、端子金具10が左右方向における一方に傾いた場合には、立壁部26がキャビティ41の幅方向における中間部に位置し、他方に傾いた場合には、立壁部26がキャビティ41の高さ方向における中間部に位置する。したがって、突起部23がキャビティ41の角部に入り込んで、端子金具10が無理に誤挿入されることを防ぐことができ、もって端子金具10の誤挿入を防止する力を高めることができる。
また、カバー部33の立ち上がり方向における先端部に、端子本体部12の角部の位置まで突出する突出部34が設けられている。この構成によれば、カバー部33に設けられた突出部34が立壁部26の前方に位置するから、シール部材の貫通穴に端子金具10を通過させる際に、立壁部26がシール部材を損傷させることを防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、本発明を雌型の端子金具10に適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明は、端子本体部の前側に相手側端子金具と接触するタブ部が突出して設けられた雄型の端子金具にも適用することができる。
(2)上記実施例では、突起部23が、天井壁18の一部を叩き出して形成されたものとされているが、これに限らず、突起部は、例えば天井壁を屈曲して形成してもよい。
(3)上記実施例では、突起部23にランス42が係止するものとされているが、これに限らず、ランスの係止箇所は任意に変更することができ、例えば端子本体部の後端にランスが係止してもよい。
(4)上記実施例では、突起部23が、端子本体部12の角部から端子本体部12の側面に沿って立つ立壁部26を有しているが、これに限らず、突起部は必ずしも立壁部を有さなくてもよく、端子本体部の幅方向における中央部に設けられていてもよい。
W…電線
10…端子金具
11…電線接続部
12…端子本体部
18…天井壁(端子本体部を構成する側壁)
23…突起部
26…立壁部
33…カバー部
34…突出部

Claims (4)

  1. 電線の端末部に接続された状態で、コネクタハウジングのキャビティに収容される端子金具であって、
    前記電線の端末部に接続される電線接続部と、
    前記電線接続部の前方に設けられて、筒状の箱部を有する端子本体部と、
    前記端子本体部から前後方向に対して交差する方向に突出し、前記コネクタハウジングの後端に突き当たることにより前記端子金具が誤った向きでキャビティに挿入されることを防ぐ突起部と、
    前記突起部の前方に設けられ、前記端子本体部から片持ち状に立ち上がり、後方に向かって次第に突出寸法が増す傾斜をなして前記突起部の前面を覆い、立ち上がり方向の先端部は前記突起部から離れているカバー部と、
    を備えている端子金具。
  2. 前記突起部の前面および後面が、前後方向に開口している請求項1に記載の端子金具。
  3. 前記突起部が、前記端子本体部の角部から前記端子本体部の側面に沿って立つ立壁部を有している請求項1または請求項2に記載の端子金具。
  4. 前記カバー部の立ち上がり方向における先端部に、前記端子本体部の角部の位置まで突出する突出部が設けられている請求項3に記載の端子金具。
JP2015242781A 2015-12-14 2015-12-14 端子金具 Expired - Fee Related JP6551204B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242781A JP6551204B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 端子金具
DE102016014086.0A DE102016014086B4 (de) 2015-12-14 2016-11-24 Anschlussstück, Verbinder und Verfahren zum Herstellen desselben
US15/362,941 US20170170591A1 (en) 2015-12-14 2016-11-29 Terminal fitting and connector
CN201611115110.8A CN106981753A (zh) 2015-12-14 2016-12-07 端子配件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242781A JP6551204B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 端子金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017111851A JP2017111851A (ja) 2017-06-22
JP6551204B2 true JP6551204B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=58773379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015242781A Expired - Fee Related JP6551204B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 端子金具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20170170591A1 (ja)
JP (1) JP6551204B2 (ja)
CN (1) CN106981753A (ja)
DE (1) DE102016014086B4 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7011253B2 (ja) * 2018-01-26 2022-01-26 タツタ電線株式会社 コネクタ端子、及びコネクタ
JP2019153502A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 住友電装株式会社 コネクタ
JP2020087844A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 住友電装株式会社 端子金具
JP7032462B2 (ja) * 2020-02-18 2022-03-08 矢崎総業株式会社 接続端子
CN113948896B (zh) * 2020-07-15 2023-12-08 泰科电子(上海)有限公司 导电端子和连接器

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19710427C1 (de) 1997-03-13 1998-10-15 Kostal Leopold Gmbh & Co Kg Elektrisches Steckverbindungsteil
JP3494857B2 (ja) * 1997-08-08 2004-02-09 矢崎総業株式会社 接続端子
JP3468346B2 (ja) 1998-06-02 2003-11-17 矢崎総業株式会社 端子金具
JP3791269B2 (ja) * 1999-12-02 2006-06-28 住友電装株式会社 コネクタ
JP3674767B2 (ja) * 2000-07-03 2005-07-20 住友電装株式会社 コネクタ
DE60223135T2 (de) * 2002-06-06 2008-08-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Ein Steckverbinder, ein Entriegelungsorgan und ein Verfahren
JP3912204B2 (ja) * 2002-06-28 2007-05-09 住友電装株式会社 コネクタ
DE60223352T2 (de) * 2002-07-04 2008-08-28 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Verbinder
JP3906761B2 (ja) * 2002-08-20 2007-04-18 住友電装株式会社 コネクタ
DE10349486A1 (de) 2002-10-25 2004-05-13 Yazaki Corporation Anschlussklemme und Steckverbindung
JP4069780B2 (ja) * 2003-03-28 2008-04-02 住友電装株式会社 コネクタ
JP4079042B2 (ja) * 2003-06-11 2008-04-23 住友電装株式会社 端子金具
JP2006073271A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Tyco Electronics Amp Kk 電気コネクタ
JP4321417B2 (ja) 2004-09-21 2009-08-26 住友電装株式会社 端子金具及びコネクタ
JP4165514B2 (ja) * 2005-02-02 2008-10-15 住友電装株式会社 端子金具
JP4392360B2 (ja) * 2005-02-02 2009-12-24 住友電装株式会社 端子金具
JP2008305601A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ及び端子金具
JP5119940B2 (ja) * 2008-01-17 2013-01-16 住友電装株式会社 コネクタ
JP4930439B2 (ja) * 2008-04-04 2012-05-16 住友電装株式会社 端子金具

Also Published As

Publication number Publication date
DE102016014086A1 (de) 2017-06-14
DE102016014086B4 (de) 2021-10-14
US20170170591A1 (en) 2017-06-15
JP2017111851A (ja) 2017-06-22
CN106981753A (zh) 2017-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6536898B2 (ja) 端子金具
JP6132207B2 (ja) 端子金具及びコネクタ
JP6551204B2 (ja) 端子金具
JP5233822B2 (ja) 端子金具
KR101815093B1 (ko) 회로 기판용 전기 커넥터
JP4456494B2 (ja) 端子金具
JP4985206B2 (ja) コネクタ及びショート端子
JP6085527B2 (ja) 雌端子
KR102119085B1 (ko) 커넥터
JP5787230B2 (ja) コネクタ
JP6183665B2 (ja) 端子
JP6352676B2 (ja) コネクタ
JP7256961B2 (ja) コネクタおよび端子金具
JP4304478B2 (ja) コネクタ
JP2008218198A (ja) コネクタ
JP2015022797A (ja) コネクタおよび端子
JP2003092161A (ja) 端子金具
JP2006216324A (ja) 端子金具
JP5723603B2 (ja) コネクタ
JP2016062807A (ja) 端子金具
JP2019153502A (ja) コネクタ
JP2016129088A (ja) コネクタ
JP4099219B2 (ja) 端子
JP7001965B2 (ja) コネクタ
JP2002063965A (ja) 電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6551204

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees