JP5787230B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に記載のコネクタは、前後方向に延出するキャビティを有するハウジングと、キャビティ内に後方から挿入される端子金具とを備えている。端子金具は、前後方向と交差する方向に突出するスタビライザを有している。ハウジングのキャビティの一内面は、撓み可能に突出するランスと、ランスの後端部を切り欠く形態の凹部とを有している。凹部の前面は、前後方向と直交する方向にほぼ沿った段差面とされている。
端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合には、スタビライザが凹部とは反対側に配置された案内溝に挿入されて、端子金具の挿入動作が許容される一方、端子金具が正規とは逆向きとなる逆挿入姿勢をとる場合には、スタビライザが凹部の段差面に突き当たって、端子金具のそれ以上の挿入動作が規制されるようになっている。これにより、端子金具がキャビティ内に誤った姿勢で挿入されるのが防止されるようになっている。
特許第3440719号
ところで、上記の場合、ハウジング及び端子金具が小型になると、段差面に対するスタビライザの引っ掛かり代を充分に確保することができないおそれがある。このため、端子金具が逆挿入姿勢をとっていても、スタビライザが段差面を通過して、端子金具が逆挿入姿勢のままキャビティ内に押し込まれる懸念がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の逆挿防止の信頼性を高めることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前後方向に延出するキャビティを有するハウジングと、前記キャビティ内に後方から挿入され、前後方向と交差する方向に突出するスタビライザを有する端子金具とを備えたコネクタであって、前記キャビティは、ランスが撓み可能に形成された第1内面と、前記第1内面と交差して配置され、前後方向途中に段部が形成された第2内面とを有し、前記キャビティ内のうち、前記段部を境とする後方部分は、前方部分よりも大きい開口幅を有し、前記段部は、前記端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合に、挿入途中の前記端子金具が摺動して、前記端子金具の前部を前記キャビティの前方部分に誘導する段部斜面と、前記段部斜面よりも前方において前後方向と交差する方向に沿って配置され、前記端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、前記スタビライザが突き当たって、前記端子金具のそれ以上の挿入動作を規制する突き当て面とを有し、さらに、前記段部には、前記突き当て面と前記段部斜面との間において前後方向にほぼ沿って配置される面と、前記突き当て面とにより、前記ランスの位置する側と後方とに開放された挿入空間が形成されており、前記ランスの後端部は、前記端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、前記端子金具が摺動して、前記スタビライザを前記挿入空間に挿入させるとともに前記突き当て面との当接可能な位置に誘導するランス斜面を有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記段部の、前記突き当て面と前記段部斜面との間において前後方向にほぼ沿って配置される面は、前記端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、前記スタビライザと当接可能な当接面であるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合には、端子金具が段部斜面を摺動することにより、端子金具のキャビティ内への挿入動作が案内される。この場合に、突き当て面が段部斜面よりも前方に位置しているから、正規挿入姿勢をとる端子金具が誤って突き当て面に突き当たるのが回避され、端子金具の挿入動作の安定性が確保される。一方、端子金具が逆挿入姿勢をとる場合には、端子金具がランス斜面を摺動して、スタビライザが突き当て面との当接可能な位置に誘導され、その状態からスタビライザが突き当て面に突き当たって端子金具のそれ以上の挿入動作が規制されるため、逆挿入姿勢をとる端子金具がキャビティ内に誤って挿入されるのが確実に回避される。その結果、端子金具の逆挿防止の信頼性を高めることができる。なお、キャビティ内のうち段部を境とする後方部分が前方部分よりも大きい開口幅を有していることから、本発明は、後部が前部よりも大きい小型の端子金具に好適に使用される。
<請求項2の発明>
端子金具が逆挿入姿勢をとる場合には、スタビライザが突き当て面に突き当たるとともに突き当て面と交差する当接面に当接するため、段部内でスタビライザが略位置決めされ、突き当て面に対するスタビライザの突き当て姿勢が適正になる。その結果、端子金具の逆挿防止の信頼性をより高めることができる。
本発明の実施形態1に係るコネクタにおいて、ハウジングのキャビティ内に端子金具が正規挿入された状態をあらわす側面視方向の断面図である。 端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合に、端子金具がランスのランス斜面と当接した状態をあらわす側面視方向の断面図である。 端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、スタビライザが段部の突き当て面に突き当たり、端子金具のそれ以上の挿入動作が規制された状態をあらわす側面視方向の断面図である。 端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合に、端子金具の前端部が段部の段部斜面を通過した状態をあらわす平面視方向の断面図である。 端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、スタビライザが段部の突き当て面に突き当たり、端子金具のそれ以上の挿入動作が規制された状態をあらわす平面視方向の断面図である。 端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合に、案内溝にスタビライザが挿入され、端子金具の挿入動作が許容される状態をあらわす一部破断背面図である。 端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、段部の突き当て面にスタビライザが突き当たり、端子金具の挿入動作が規制される状態をあらわす一部破断背面図である。 ハウジングのキャビティ内をあらわす平面視方向の断面図である。 ハウジングのキャビティ前面をあらわす正面図である。 端子金具の正面図である。 端子金具の底面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。実施形態1に係るコネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に収容される端子金具60とを備えている。
端子金具60は金属板を曲げ加工等して一体に成形され、図11に示すように、前後方向に細長い形態とされている。具体的には、端子金具60は、前部に位置する接続部61と、接続部61の後方に位置するワイヤバレル部62と、ワイヤバレル部62の後方に位置するインシュレーションバレル部63とからなる。ワイヤバレル部62は、電線90の前端部において露出する芯線91に圧着して接続されている。インシュレーションバレル部63は、電線90の前端部における絶縁被覆92に圧着して接続されている。
接続部61は、図10に示すように、角筒状をなし、内部に、弾性接触片64が配置されている。弾性接触片64は、接続部61の底壁65から前方へ片持ち状に突出する形態とされている。接続部61の天井壁66には、弾性接触片64と対向する位置に、一対の受け部67が形成されている。ハウジング10が図示しない相手ハウジングに嵌合されると、弾性接触片64と受け部67との間に図示しない相手端子金具のタブが弾性的に挟持される。これにより、端子金具60が相手端子金具と電気的に接続されるようになっている。
接続部61の前面には、弾性接触片64を前方異物から保護するための保護壁68が配置されている。保護壁68は、接続部61の底壁65の前端から起立する形態とされ、底壁65の幅方向中央より一側寄りに配置されている。また、接続部61の幅方向一側の側壁69には、スタビライザ71が突出して形成されている。スタビライザ71は、側壁69の前後方向略中央部において外側に切り起こされた形態とされている。スタビライザ71の前端面は、後述する突き当て面39に突き当てられる被突き当て面72とされている。スタビライザ71の被突き当て面72は、図10に示すように、正面視において曲線状の頂部を有する略三角形状をなし、図11に示すように、前後方向と直交する幅方向にほぼ沿って配置されている。なお、インシュレーションバレル部63は、接続部61(スタビライザ71を除く)よりも大きい幅寸法を有している。
ハウジング10は合成樹脂製であって、全体としてブロック状をなしている。ハウジング10内には、図8に示すように、キャビティ11が前後方向に延出して形成されている。そして、ハウジング10内には、後方から端子金具60が挿入可能とされている。
キャビティ11の前壁12の前面には、相手端子金具のタブを挿入可能なタブ挿入口13が開口して形成されている。また、図9に示すように、前壁12の前面におけるタブ挿入口13の開口縁部には、タブを誘い込むための誘い込み面14が形成されている。誘い込み面14は、前方に向けてテーパ状に拡開する形態とされている。誘い込み面14の上辺部15には、幅方向中央より他側寄りの位置に、第1切欠部16が凹設されている。第1切欠部16には前方から図示しない導通検査用のプローブピンが挿入され、プローブピンの先端が接続部61に電気的に接触するか否かにより、端子金具60の挿入状態をチェックすることが可能となっている。
また、ハウジング10の前面には、図1に示すように、型抜き孔17が開口して形成されている。型抜き孔17は、後述するランス22を成形する際に図示しない金型が通過することに伴って成形される。また、図9に示すように、型抜き孔17は、誘い込み面14の下方に位置し、誘い込み面14の下辺部18の幅方向中央部に形成された第2切欠部19を通してタブ挿入口13と連通している。
図1に示すように、キャビティ11の下壁21(第1内面)には、上下方向に撓み可能なランス22が突出して形成されている。ランス22の後部23は、キャビティ11の下壁21から一体に立ち上がる厚肉の形態とされている。ランス22の後部23の後端面は、前方へ向けて次第に上り勾配となるテーパ状のランス斜面24とされている。また、ランス22の後部23の上端面は、ほぼ水平に配置されるフラット面25とされている。
また、ランス22の前部26は、後部23から前方へ延出する梁状の形態とされている。図1及び図8に示すように、ランス22の前部の幅方向略中央部には、係止突起27が上方に突出して形成されている。係止突起27は、後部23側から前方へ向けて次第に肉厚を増大させる形態とされている。係止突起27の前面は、上端側が前方へやや迫り出す逆テーパ状の係止面28とされている。キャビティ11内に端子金具60が正規挿入されると、係止突起27の係止面28が端子金具60の接続部61の後端縁に当接可能に配置される。これにより、端子金具60がキャビティ11内に抜け止めされるようになっている。図9に示すように、ランス22が自然状態にあるときに、ハウジング10を正面から視ると、係止突起27が第2切欠部19内に配置され、ランス22の上面における係止突起27を挟んだ幅方向両側の部分が誘い込み面14の下辺部18にほぼ沿って配置されている状態を確認することができる。
また、図8に示すように、ランス22の前端の幅方向一側には、延出片29が前方へ延出して形成されている。延出片29の前端は、キャビティ11の一側壁31の前端部に一体に連結されている。これにより、ランス22は、前後に両持ち状の形態となる。なお、ランス22の前端における係止突起27を挟んだ幅方向両側のうち、幅方向一側の部分は、幅方向他側の部分よりも延出片29の幅寸法に応じて拡幅されている。
ランス22の前端の下端部には、図8に示すように、突片32が前方へ突出して形成されている。突片32は、係止突起27よりも幅狭の矩形板状をなし、延出片29と隣接して配置されている。ランス22が端子金具60を係止した状態で、突片32が治具で押し下げられることにより、ランス22の係止状態が解除されるようになっている。
また、図8及び図9に示すように、キャビティ11の一側壁31の上部には、案内溝33が凹設されている。案内溝33は、前後方向に延出してハウジング10の後端に開口する形態とされ、スタビライザ71と対応する断面形状を有している。案内溝33の前端は、延出片29の前端連結部位の直後方に位置している。図4に示すように、端子金具60がキャビティ11内に正規挿入姿勢で挿入されると、スタビライザ71が案内溝33内に挿入される。これにより、端子金具60の挿入動作が円滑に案内されるようになっている。
さて、図8に示すように、キャビティ11の両側壁31、34には、段部35、36が形成されている。段部35、36は、キャビティ11の両側壁31、34の後方でかつランス22よりも上方に配置されている。キャビティ11の両側壁31、34のうち、段部35、36を境とする後方の部分は、前方の部分よりも拡幅された形態になっている。
キャビティ11の一側壁31の段部35は、前方へ向けて次第に内側へ傾斜するテーパ状の斜面37を有している。この斜面37は、案内溝33と交差しており、その交差部分で案内溝33により切欠された形態となっている。案内溝33は、斜面37の段差以上の深さを有している。
一方、図4に示すように、キャビティ11の他側壁34(第2内面)の段部36は、段部斜面38と突き当て面39と当接面41とを有している。段部斜面38は、図2及び図4に示すように、段部36の略上半部でかつ斜面37より少し前方に配置されている。そして、段部斜面38は、上下方向にほぼ沿って延出するとともに、斜面37と同様、前方へ向けて次第に内側へ傾斜するテーパ状の形態とされている。端子金具60が正規挿入姿勢でキャビティ11内に挿入され、接続部61の他側面73(スタビライザ71が形成される側とは反対側の側面)が段部斜面38を摺動することにより、接続部61がキャビティ11の前方部分へ誘導されるようになっている。
突き当て面39は、図2に示すように、段部36の略下半部でかつ段部斜面38よりも前方に配置されている。そして、突き当て面39は、上下方向にほぼ沿って延出するとともに、図4に示すように、内側に行くにしたがって次第に後退するオーバハング状の形態とされている。つまり、突き当て面39は、幅方向に対して鋭角に交差する逆テーパ面となっている。また、突き当て面39は、図2に示すように、ランス22の後部23の上方に位置している。端子金具60が逆挿入姿勢でキャビティ11内に挿入されると、スタビライザ71の被突き当て面72が突き当て面39に突き当たり、端子金具60のそれ以上の挿入動作が規制されるようになっている。
当接面41は、図2に示すように、段部36の上下方向略中央部でかつ段部斜面38と突き当て面39との間に配置されている。具体的には、当接面41は、段部斜面38の下端と突き当て面39の上端とに連結され、前後方向にほぼ沿ってほぼ水平に配置されている。端子金具60が逆挿入姿勢でキャビティ11内に挿入されると、スタビライザ71の上端が当接面41に当接可能に配置されるようになっている。そして、段部36には、当接面41と突き当て面39とによりスタビライザ71を略位置決め状態で挿入可能な挿入空間43が後方及び下方に開口して形成されることとなる。
次に、実施形態1に係るコネクタの作用を説明する。
端子金具60が正規の挿入姿勢をとってキャビティ11内に挿入されると、図4に示すように、スタビライザ71が案内溝33内に挿入され、案内溝33に沿って端子金具60が挿入動作が案内される。挿入過程では、接続部61の他側面73が段部斜面38を摺動することにより、接続部61の幅方向中心がキャビティ11の幅方向中心側に誘導されて前方部分へ円滑に押し込まれる。この場合、段部斜面38は突き当て面39より後方に位置しているため、接続部61の他側面73が突き当て面39に誤って突き当たることはない。
また、挿入過程では、図2及び図3に示すように、接続部61がランス斜面24及び係止突起27の後面を順次摺動して、ランス22が後部23を支点として下方へ撓み変形させられる。端子金具60が正規挿入位置に至ると、図1に示すように、ランス22が弾性復帰して、係止突起27が接続部61の後端縁に当接可能に配置される。また、接続部61の前端がキャビティ11の前壁12に当接可能に配置される。これにより、端子金具60が正規挿入位置で抜け止め状態に保持される。このとき、キャビティ11内における段部35、36を境とする後方部分には、インシュレーションバレル部63が収容される。
一方、端子金具60が正規挿入姿勢から上下に反転した姿勢となる逆挿入姿勢をとっていると、スタビライザ71が案内溝33とは反対側となるキャビティ11の他側壁側に位置することになる。この場合に、キャビティ11内における段部35、36を境とする後方部分は前方部分より幅方向に大きい開口幅を有していることから、図7に示すように、キャビティ11内の後方部分にスタビライザ71が進入するのが許容される。こうして端子金具60の挿入動作が進むと、接続部61がランス斜面24を摺動し、それに伴いスタビライザ71が挿入空間43に向けて上昇変位する。そして、図3及び図5に示すように、接続部61の前端がランス22のフラット面25に乗り上がる位置に至ると、スタビライザ71が挿入空間43内に挿入され、被突き当て面72が突き当て面39に突き当たるとともに、上端が当接面41に当接する。これにより、端子金具60のそれ以上の挿入動作が阻止される。このとき、スタビライザ71の被突き当て面72に突き当て面39が上下方向に線当たり状に当接するため、被突き当て面72が突き当て面39を摺動するのが確実に防止され、突き当て位置にて端子金具60の挿入作業が確実に停止されることになる。またこのとき、ランス22が撓み状態にあれば、スタビライザ71がランス22の反力を受けて挿入空間43に迅速かつ確実に誘導されることになる。
以上説明したように、実施形態1によれば、端子金具60が正規挿入姿勢をとる場合には、接続部61が段部斜面38を摺動することにより、キャビティ11内への挿入動作が円滑に案内される。この場合に、突き当て面39が段部斜面38よりも前方に位置しているから、正規挿入姿勢をとる端子金具60が誤って突き当て面39に突き当たるのが回避され、端子金具60の挿入動作の安定性が確保される。一方、端子金具60が逆挿入姿勢をとる場合には、端子金具60がランス斜面24を摺動して、スタビライザ71が突き当て面39との当接可能な位置に自動的に誘導され、その状態からスタビライザ71が突き当て面39に突き当たって端子金具60のそれ以上の挿入動作が規制される。したがって、逆挿入姿勢をとる端子金具60がキャビティ11内に誤って挿入されるのが確実に回避される。その結果、端子金具60の逆挿防止の信頼性を高めることができる。
また、端子金具60が逆挿入姿勢をとる場合には、スタビライザ71が突き当て面39に突き当たるとともに突き当て面39と交差する当接面41にも当接するため、段部36の挿入空間43内でスタビライザ71が略位置決めされ、突き当て面39に対するスタビライザ71の突き当て姿勢が適正に矯正される。その結果、端子金具60の逆挿防止の信頼性をより高めることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)スタビライザの被突き当て面は、幅方向に対して鋭角に交差する逆テーパ状の面であってもよい。こうすると、突き当て面と被突き当て面との係止力がより高められる。
(2)突き当て面は、幅方向にほぼ沿った面であってもよい。
(3)ランスが片持ち梁状をなすものであってもよい。
(4)端子金具は前方にタブを突成させた雄型端子金具であってもよい。
(5)本発明は、キャビティ内の後方部分にゴム栓が挿入される防水コネクタにも適用可能である。
10…ハウジング
11…キャビティ
22…ランス
24…ランス斜面
33…案内溝
35、36…段部
38…段部斜面
39…突き当て面
41…当接面
43…挿入空間
60…端子金具
71…スタビライザ

Claims (2)

  1. 前後方向に延出するキャビティを有するハウジングと、前記キャビティ内に後方から挿入され、前後方向と交差する方向に突出するスタビライザを有する端子金具とを備えたコネクタであって、
    前記キャビティは、ランスが撓み可能に形成された第1内面と、前記第1内面と交差して配置され、前後方向途中に段部が形成された第2内面とを有し、
    前記キャビティ内のうち、前記段部を境とする後方部分は、前方部分よりも大きい開口幅を有し、
    前記段部は、前記端子金具が正規の挿入姿勢をとる場合に、挿入途中の前記端子金具が摺動して、前記端子金具の前部を前記キャビティの前方部分に誘導する段部斜面と、前記段部斜面よりも前方において前後方向と交差する方向に沿って配置され、前記端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、前記スタビライザが突き当たって、前記端子金具のそれ以上の挿入動作を規制する突き当て面とを有し、さらに、前記段部には、前記突き当て面と前記段部斜面との間において前後方向にほぼ沿って配置される面と、前記突き当て面とにより、前記ランスの位置する側と後方とに開放された挿入空間が形成されており、
    前記ランスの後端部は、前記端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、前記端子金具が摺動して、前記スタビライザを前記挿入空間に挿入させるとともに前記突き当て面との当接可能な位置に誘導するランス斜面を有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記段部の、前記突き当て面と前記段部斜面との間において前後方向にほぼ沿って配置される面は、前記端子金具が逆挿入姿勢をとる場合に、前記スタビライザと当接可能な当接面であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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