JP4552781B2 - 端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、端子金具に関する。
従来より、端子金具としては、特許文献1記載のものが知られている。このものは、角筒部を備えてなる端子金具であって、角筒部は、一対の側板のうち、一方の側板の上端部を他方の側板に向けて曲げ形成することにより上面板が形成されるようになっている。他方の側板には、上面板との接続部に溝が形成されると共に、上面板にはこの溝に嵌り込む凸部が形成されており、この凸部を溝内に嵌めこむことにより、曲げ形成された上面板が復元変形して浮き上がることが防止されるようになっている。
特開2000−200667号公報
しかしながら上記の構成によると、上面板の浮き上がりを防止するために、凸部と溝とは緊密に嵌合する構成になっている。このため、例えば角筒部にねじれが生じた場合、上面板の姿勢を角筒部に対して前後方向及び上下方向の双方について矯正しなければならず、凸部を溝内に嵌めこみにくくなることが懸念される。
上記の問題点を解決する手法として、例えば、他方の側板に、上面板と他方の側板との接続部よりも上方に延出させた延出部を設け、この延出部を略U字状に折り返して延出部の端縁部を上面板に対し上方から当接させることにより、上面板の浮き上がりを防止することが考えられる。
しかしながら上記の手法によると、延出部は、上面板と他方の側板との接続部よりも上方に延出した後、更に折り返して上面板と当接させる必要があるため、延出部の長さ寸法をある程度大きく設定する必要がある。すると、端子金具の展開状態における延出部の突出長さ寸法が大きくなるため、金属板から端子金具を打抜き加工する際の材料取りの関係で歩留まりが低下するという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、角筒部にねじれが生じた場合でも上面板の浮き上がりを防止すると共に、金属板からの打抜き加工時における歩留まりを向上させた端子金具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、角筒部を備えた端子金具であって、前記角筒部は、一対の側板と、前記一対の側板のうち一方の側板の上端部を他方の側板に向けて折り曲げ加工することにより形成された上面板とを備えてなり、記他方の側板には、前記上面板と前記他方の側板との接続部よりも上方に起立させた起立部が形成されており、かつこの起立部の上端部は内方へ折り返されるようにして曲げられるとともに、その曲げられた部分の端縁が前記上面板とは離れて位置するようにしてあり、また、前記起立部にはスリットが切り込まれ、このスリットに包囲された部分で前記起立部の途中高さ位置を内方へ曲げられることにより、前記上面板の外面に重ねられる押さえ部が形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記起立部の上端が内方へ曲げられた部分の前端面には、前記端子金具の導通検査用のプローブが当接可能な検知部が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記起立部の前部又は後部の少なくともいずれかには、前記上面板の浮き上がり防止部が設けられ、かつこの浮き上がり防止部は、前記他方の側板の上端縁に略コ字状の凹部が設けられると共に、前記上面板の端縁に前記凹部に嵌り込む突片が設けられ、前記凹部内に前記突片が嵌合されてたたき込みが施されることにより、前記凹部の側壁に前記突片が圧着されてなるものを有して構成されていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、角筒部にねじれが生じた場合でも、上面板の姿勢を上下方向について矯正して上面板の外面に押さえ部が重なるように組付けることにより、角筒部を形成することができる。そして、上面板は押さえ部により押さえられているから、上面板の浮き上がりを防止できる。
また、押さえ部は、起立部の途中高さ位置を内方に曲げて形成されるから、起立部の突出範囲内で形成されるようになっている。これにより、例えば、側板から延出部を上方に延出した後に折り返して上面板と当接させる場合に比べて、端子金具の展開状態における起立部及び押さえ部の突出長さ寸法を小さく設定することができる。これにより端子金具の歩留まりを向上させることができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、検知部は、起立部の上端部を内方に曲げ加工することにより形成されている。これにより、起立部が曲げ加工された領域において、導通検査用のプローブを当接させやすくできるから、端子金具の導通検査の精度を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、起立部が設けられていない領域においても、上面板の浮き上がりを防止できる。また、少なくとも、突片に対してたたきこみを施す構成であるため、上面板の浮き上がりを防止する目的で上面板の上方に設ける部材を省略できる。これにより、端子金具の歩留まりを向上させることができる。
<実施形態1>
本発明を雌端子金具10に適用した実施形態1を図1ないし図7を参照して説明する。この雌端子金具10は、導電性の金属板材を打抜き加工した後、折り曲げ加工して形成されてなるものであって、電線11の端末に接続されるバレル部12と、このバレル部12に連なる角筒部13とを備えてなる。以下の説明においては、図1ないし図4の左方を前方とし、図5及び図6の上下方向を上下方向として説明する。
バレル部12は、電線11の被覆部をかしめるインシュレーションバレル12Aと、インシュレーションバレル12Aの前方に形成されると共に電線11の芯線をかしめつけるワイヤバレル12Bとからなる。
バレル部12の前方には、前後方向に細長く延びる角筒部13が形成されており、この角筒部13内に、図示しない相手側の雄端子金具が前方から挿入されるようになっている。この角筒部13は、図6に示すように、前後方向に細長い形状をなす底板14と、図6における底板14の左側縁から上方へ起立する第1側板15(本発明に係る一方の側板)と、底板14の右側縁から上方へ起立する第2側板16(本発明に係る他方の側板)と、第1側板15の上端部を第2側板16に向けて曲げ形成することで底板14と略平行に対向して配される上面板17とを備えてなる。
底板14の後ろ側には、略矩形状をなすと共に、図示しないランスが係合するランス孔18が形成されている。このランス孔18にランスが係合することにより、雌端子金具10は図示しないコネクタハウジングに抜け止め状態で収容されるようになっている。また、底板14の前側には、前後方向に延びると共に、底板14の幅方向に並んで、角筒部13の内方に向かって膨出する2条の膨出部19が形成されている。この膨出部19は、図5及び図6に示すように、角筒部13の内方に向かって膨出されており、雄端子金具が角筒部13内に挿入されたときに、この膨出部19の内側面と、後述する弾性接触片20との間で雄端子金具を挟持することにより、雌端子金具10と雄端子金具との電気的接続を図るようになっている。
図4に示すように、上面板17の前端縁には、この前端縁から前方に延出されて弾性接触片20が形成されており、この弾性接触片20は、図5に示すように、角筒部13の内方に折り返されている。この弾性接触片20は、詳細には図示しないが、角筒部13内で略山形に曲げ形成されて上下方向に弾性変形可能となっており、頂点部分が雄端子金具との接点部(図示せず)とされる。また、図2に示すように、上面板17の前後方向の略中央付近には、上面板17の一部が角筒部13の内方に略矩形状に切り起こされており、弾性接触片20が雄端子金具と接触したときに過度に撓み変形するのを防止するための過度撓み防止片21とされる。
図4に示すように、上面板17の前部には、図4における上端縁から上方に突出して、略矩形状をなす補助弾性片22Aが形成されている。この補助弾性片22Aは、角筒部13が組み上げられた状態では、図5に示すように、角筒部13の内方に折り返されるようになっている。一方、図4に示すように、第1側板15の前部には、切り起こしにより、略矩形状をなす補助弾性片22Bが形成されている。この補助弾性片22Bは、角筒部13が組み上げられた状態では、図5に示すように、角筒部13の内方に切り起こされている。これら補助弾性片22A,22Bは、角筒部13内で上下方向に弾性変形可能とされていると共に、弾性接触片20の上方に配されており、弾性接触片20の上側面と上方から係合可能になっている。これにより、雄端子金具が角筒部13内に挿入されて、弾性接触片20と当接し、弾性接触片20が上方へ弾性撓み変形した時に、弾性接触片20の上側面が、補助弾性片22A,22Bと下方から当接し、補助弾性片22A,22Bの弾発力により、弾性接触片20の剛性が向上するようになっている。
さて、図6に示すように、第2側板16には、第2側板16と上面板17との接続部よりも上方に起立する起立部23が形成されている。起立部23の上端部は、内方に曲げ形成されており、起立部23の前端面のうち曲げ加工された領域は、雌端子金具10と雄端子金具との導通検査用のプローブ(図示せず)が前方からコネクタハウジング内に挿入されたときに当接可能な検知部24とされる。起立部23は、図1に示すように、第2側板16の前後方向の略中央付近に形成されている。
図1に示すように、起立部23の前後方向の略中央付近には、起立部23及び第2側板16に亘って略コ字状のスリットが形成されており、このスリットに包囲されると共に下端が自由端となる略矩形状をなす押さえ部25が、起立部23の途中高さ位置から雌端子金具10の内方に略90°曲げ形成されると共に、上面板17の外面に重ねて配されている。図6及び図7に示すように、起立部23の先端縁は、上方にやや引っ込んで形成されており、押さえ部25との干渉を防止する逃がし凹部26とされる。
押さえ部25の先端縁のうち上面板17側の側縁部には、削り落とし面27Aが形成されており、また、上面板17の先端縁のうち、押さえ部25と当接する部分の側縁部には、削り落とし面27Bが形成されている。これら削り落とし面27A,27Bにより、角筒部13を組み上げる際に、押さえ部25と上面板17とが干渉しあわないようになっている。
図1及び図2に示すように、第2側板16の上端縁のうち、起立部23の前部及び後部にはそれぞれ、下方に引っ込んで略コ字状の凹部28A,28Bが形成されている。一方、上面板17の先端縁には、図2及び図4に示すように、凹部28A,28Bに対応する位置に、外方に突出する突片29A,29Bが形成されている。これら突片29A,29Bは、凹部28A,28Bの底壁に上方から当接することにより、上面板17の落ち込み防止が図られるようになっている。図2に示すように、突片29A,29Bの先端縁は、第2側板16の外側面と略面一になるように設定されている。前側の突片29Aの上方には、起立部23の前端縁32が配されており、上面板17の浮き上がり防止が図られている。また、後ろ側の突片29Bは、上方からたたきこみを施すことにより、後ろ側の凹部28Bの側壁に圧着されており、これにより上面板17の浮き上がり防止が図られている。このように、前側の凹部28A、及び前側の突片29A、起立部23の前端縁32により、前側の浮き上がり防止部30が形成されており、一方、後ろ側の凹部28B、及び後ろ側の突片29Bにより、後ろ側の浮き上がり防止部30が形成されている。
起立部23の後端縁には、後方へ向かって下り勾配をなすと共に、後ろ側の突片29にたたきこみを施す際にたたきこみ用治具(図示せず)を逃がすための逃がし面31が形成されている。
次に、角筒部13の製図工程の一例を説明する。なお、角筒部13の製造手順は以下の説明に限定されるものではない。まず、導電性の金属板材を、図4に示すような形状に打抜き加工する。続いて、底板14に叩き出しを行うことにより、膨出部19を金属板材の表面側に膨出させて形成する。その後、図中一点鎖線で示す折り目に従って各部材を折り曲げ形成する。
まず、補助弾性片22A,22Bを上面板17と対向するように表面側へ折り曲げる。続いて、過度撓み防止片21を表面側へ略直角に折り曲げる。そして、弾性接触片20を略山形に曲げ形成しつつ、上面板17の前端部から金属板材の表面側へ重ね合わせるように折り返す。
次に、押さえ部25を表面側へ略直角に折り曲げる。続いて、起立部23を表面側へ折り返す。
続いて、上面板17を表面側に略直角に折り曲げる。そして、第1側板15を内方に略直角に折り曲げる。これにより、上面板17と底板14とが対向する状態になる。この状態において、第2側板16を内方に略直角に折り曲げる。このとき、上面板17に形成された突片29A,29Bが、それぞれ、第2側板16に形成された凹部28A,28B内に嵌り込むようにすると共に、上面板17の外面に、押さえ部25が重ねあわされるようにする。その際、上面板17及び押さえ部25には削り落とし面27A,27Bが形成されているから、干渉しあうことが防止される。
その後、後ろ側の突片29Bに対して、上方から、図示しない治具によりたたきこみが施される。これにより、後ろ側の凹部28Bの側壁に、後ろ側の突片29Bが圧着されることで、上面板17の浮き上がり防止が図られるようになっている。また、このとき、起立部23の後端部には、たたきこみ用の治具を逃がすための逃がし面31が形成されているから、治具が起立部23と干渉することを防止できる。なお、突片29Bに対してたたきこみを施すと、角筒部13の寸法に狂いが生じる虞がある。このため本実施形態においては、雄端子金具と弾性接触片20との電気的な接続を確実にする必要から高い寸法精度が要求される角筒部13の前側の突片29Aに対してではなく、角筒部13の前側に比べて高い寸法精度が要求されない後ろ側の突片29Bに対してたたきこみ加工を施すようになっている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、上面板17は、上面板17の外面に重ねられた押さえ部25により押さえつけられるようになっているから、曲げ加工された上面板17が復元力により浮き上がるのを防止できる。また、角筒部13にねじれが生じて、例えば上面板17と第2側板16とが前後方向にずれた状態になった場合、前後方向のずれについては上面板17の姿勢を矯正する必要はなく、上面板17の外面から押さえ部25が重なるようにして組付けることで角筒部13を形成できる。また、上面板17と第2側板16とが上下方向にずれた状態になった場合には、、上面板17を上下方向に撓み変形させて姿勢を矯正し、上面板17の外面から押さえ部25が重なるようにして組付けることで角筒部13を形成できる。このように本実施形態によれば、角筒部13にねじれが生じた場合でも、上面板17の姿勢を上下方向について矯正することにより、角筒部13を容易に形成できる。
上記の押さえ部25は、第2側板16から起立させた起立部23に形成される構成としたから、起立部23が形成されていない領域においては、上面板17が浮き上がることが懸念される。
上記の点を鑑み、本実施形態では、起立部23の前側及び後ろ側に浮き上がり防止部30を設ける構成としたから、起立部23が設けられていない領域においても、上面板17の浮き上がりを防止できる。
さらに、起立部23の後ろ側の浮き上がり防止部30は、第2側板16の上端縁に略コ字状の凹部28Bを設けると共に、上面板17の端縁に凹部28Bに嵌り込む突片29Bを設け、凹部28B内に突片29Bを嵌合させてたたき込みを施すことにより、凹部28Bの側壁に突片29Bが圧着されることで、上面板17の浮き上がりを防止するようになっている。これにより、上面板17の浮き上がりを防止するために、上面板17の上方に起立部23の前端縁32を配する必要がなくなる。その結果、上面板17の上方に配して上面板17の浮き上がりを防止するための部材を省略できるから、雌端子金具10の歩留まりを向上させることができる。
そのうえ、押さえ部25は、起立部23の途中高さ位置を内方に曲げて形成されるから、起立部23の突出範囲内で形成されるようになっている。これにより、例えば、側板から延出部を上方に延出した後に折り返して上面板17と当接させる場合に比べて、雌端子金具10の展開状態における起立部23及び押さえ部25の突出長さ寸法を小さく設定することができる。これにより雌端子金具10の歩留まりを向上させることができる。
また、検知部24は、起立部23の前端面のうち曲げ加工された領域に形成されているから、導通検査用のプローブが、前方から当接しやすくなっている。これにより、雌端子金具10と雄端子金具との導通検査の精度を向上させることができる。
<実施形態2>
続いて、実施形態2について図8を参照して説明する。起立部23の前後方向の略中央付近には、起立部23及び第2側板16に亘って略コ字状のスリットが形成されており、このスリットに包囲されると共に上端が自由端となる略矩形状をなす押さえ部25が、起立部23の途中高さ位置から雌端子金具10の内方に略90°曲げ形成されると共に、上面板17の外面に重ねて配されている。なお、上記以外の構成については実施形態1と略同様であるため、同一部分については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、実施形態1と比較して、第2側板16において、角筒部13内と連通する開口が形成されない構成となるから、角筒部13内への異物の侵入を緩和することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態においては、本発明を雌端子金具10に適用したものを示したが、これに限らず、角筒部13を備えた雄端子金具にも適用することができる。
(2)本実施形態においては、起立部23の前側に位置する浮き上がり防止部30についてのみ、上面板17に形成された突片29Aの上方に、起立部23の端縁が配される構成としたが、これに限られず、起立部23の後ろ側に位置する浮き上がり防止部30についても、上記と同様の構成としてもよい。この場合、起立部の後ろ側の浮き上がり防止部30に対するたたきこみを省略できる。
(3)本実施形態においては、起立部23の後ろ側に位置する浮き上がり防止部30についてのみ、側板に形成した凹部28B内に、上面板17に形成した突片29Bを嵌合させた後、たたきこみを施すことにより、突片29Bの端部を凹部28Bの側壁に圧着させる構成としたが、これに限られず、例えば角筒部13の前側における寸法精度が要求されない場合には、起立部23の前側に位置する浮き上がり防止部30についてもたたきこみを施してもよい。この場合、浮き上がり防止部30の上方に配される起立部23を省略できる。
(4)本実施形態においては、起立部23の上端部を内方に曲げ形成することにより検知部24を形成する構成としたが、例えば、検知部24を、起立部23とは別体に設けることにより確実にプローブと当接可能な構成とした場合には、起立部23の上端部の曲げ加工を省略できる。
(5)本実施形態においては、浮き上がり防止部30は、起立部23の前側及び後ろ側に設ける構成としたが、これに限られず、起立部23の前側のみ又は後ろ側のみに設ける構成としてもよい。また、押さえ部25により上面板17の浮き上がりを防止することが可能な場合には、浮き上がり防止部30を省略できる。
実施形態1に係る雌端子金具の右側面図 雌端子金具の平面図 雌端子金具の底面図 雌端子金具の展開図 雌端子金具の正面図 図1におけるA−A線断面図 雌端子金具の左側面図 実施形態2に係る雌端子金具におけるA−A線断面図
符号の説明
10…雌端子金具(端子金具)
13…角筒部
15…第1側板(一方の側板)
16…第2側板(他方の側板)
17…上面板
23…起立部
24…検知部
25…押さえ部
28A,28B…凹部(浮き上がり防止部30)
29A,29B…突片(浮き上がり防止部30)
32…起立部の前端縁(浮き上がり防止部30)

Claims (3)

  1. 角筒部を備えた端子金具であって、
    前記角筒部は、一対の側板と、前記一対の側板のうち一方の側板の上端部を他方の側板に向けて折り曲げ加工することにより形成された上面板とを備えてなり、
    前記他方の側板には、前記上面板と前記他方の側板との接続部よりも上方に起立させた起立部が形成されており、かつこの起立部の上端部は内方へ折り返されるようにして曲げられるとともに、その曲げられた部分の端縁が前記上面板とは離れて位置するようにしてあり、
    また、前記起立部にはスリットが切り込まれ、このスリットに包囲された部分で前記起立部の途中高さ位置を内方へ曲げられることにより、前記上面板の外面に重ねられる押さえ部が形成されることを特徴とする端子金具。
  2. 前記起立部の上端が内方へ曲げられた部分の前端面には、前記端子金具の導通検査用のプローブが当接可能な検知部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記起立部の前部又は後部の少なくともいずれかには、前記上面板の浮き上がり防止部が設けられ、かつこの浮き上がり防止部は、前記他方の側板の上端縁に略コ字状の凹部が設けられると共に、前記上面板の端縁に前記凹部に嵌り込む突片が設けられ、前記凹部内に前記突片が嵌合されてたたき込みが施されることにより、前記凹部の側壁に前記突片が圧着されてなるものを有して構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子金具。
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