JP2003068385A - 端子金具 - Google Patents

端子金具

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JP2003068385A JP2001258221A JP2001258221A JP2003068385A JP 2003068385 A JP2003068385 A JP 2003068385A JP 2001258221 A JP2001258221 A JP 2001258221A JP 2001258221 A JP2001258221 A JP 2001258221A JP 2003068385 A JP2003068385 A JP 2003068385A
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健司 辻
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治 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具の挿入作業性を改善する。 【解決手段】 端子金具20は、略箱形の接続部21を
有するとともに接続部21をなす側板25からスタビラ
イザ27が突設されている。スタビライザ27は、側板
25の上端に連結された本体部28と、本体部28から
前方へ延出して形成されるとともに後方へ折り返される
片部29とを備え、このうち前端部である片部29の折
返部分が曲面部30とされている。曲面部30をなす折
返部分は、片部29を密着曲げすることにより、半円状
に形成され、その外周面が弧状の曲面となっている。端
子金具20をキャビティ11内に挿入する過程では、ス
タビライザ27の曲面部30が挿通溝12の周面に摺接
されることで、その挿通動作が円滑に案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタビライザを備
えた端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタビライザを備えた端子金具の
一例として特開平8−190951号公報に記載された
ものが知られている。この端子金具は、前後に開口する
略箱形の接続部を有し、この接続部をなす両側板から板
状のスタビライザが下方へ突設されている。端子金具を
ハウジングのキャビティ内に挿入する過程では、スタビ
ライザがキャビティの内面側縁部に凹んで形成された挿
通溝に挿通されることで、端子金具の挿入動作を案内で
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この端子金
具は、金属板を打ち抜いたものを曲げ加工することで成
形されているため、スタビライザの端縁部分は、打ち抜
きに伴って尖ったエッジになりやすい。このようにエッ
ジが立った状態でスタビライザが挿通溝に挿通される
と、そのエッジが挿通溝の周面に引っ掛かってしまい、
円滑な挿通を図ることができなくなって、端子金具の挿
入作業性が悪化するおそれがあった。本発明は上記のよ
うな事情に基づいて完成されたものであって、端子金具
の挿入作業性を改善することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グに設けられたキャビティ内に挿入されるものであっ
て、キャビティの内面に設けられた挿通溝に挿通可能な
スタビライザを備えた端子金具において、前記スタビラ
イザにおける挿入方向前縁部には、曲面部が設けられて
いる構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記スタビライザが挿入方向に沿って前後に
延びる本体部と、本体部から挿入方向前方へ延出する片
部とを備えており、前記曲面部は、前記片部を後方へ折
り返すことで形成されているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記スタビライザは、前記片部の折返し端と
前記本体部の挿入方向後端とを揃えて形成されるととも
に、その挿入方向後端面が前記キャビティ内に設けられ
たランスが弾性的に係止可能な被係止部とされていると
ころに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記スタビライザは、前記片部よりも挿入方
向後側に配されるとともに、前記本体部から片部の延出
方向とは直交する向きで、且つ本体部に沿った向きに延
出する第2片部を備え、この第2片部が前記片部と同じ
側に折り返して形成されているところに特徴を有する。
【0008】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載のものにおいて、前記スタビライザ
における挿入方向後縁部には、曲面部が形成されている
ところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>端子金具を
キャビティ内に挿入すると、スタビライザが挿通溝に挿
通される。この過程で、スタビライザに設けた曲面部が
挿通溝の周面に摺接されることで、スタビライザが挿通
溝の周面に引っ掛かることなくその挿通動作を円滑に案
内することができ、もって端子金具の挿入作業性を改善
することができる。
【0010】<請求項2の発明>片部を折り返すのに伴
って曲面部が成形される。この片部の折り返し作業は、
端子金具の成形工程中の曲げ加工にて行われるから、例
えばスタビライザを叩くことで曲面部を成形する場合に
端子金具の成形工程中に叩き加工を新規に追加する必要
があるのと比較して、簡単に曲面部を成形することがで
きる。
【0011】<請求項3の発明>端子金具がキャビティ
内に正規深さまで挿入されると、スタビライザの被係止
部にランスが弾性的に係止することで、端子金具の抜け
止めが図られる。被係止部の面積は、片部の折返し端面
の面積と本体部の後端面の面積とを足した大きさ分だけ
確保されているから、例えば本体部のみからなるスタビ
ライザにランスが係止する場合と比較して、ランスの係
止面積を増幅させることができ、端子金具を強固に抜け
止めすることができる。
【0012】<請求項4の発明>第2片部の長さ分だけ
片部の折返し長さを小さくすることができるので、例え
ば片部を本体部と同じ長さ分折り返した場合と比較し
て、片部が本体部から開くようにして変形するのを抑制
することができる。
【0013】<請求項5の発明>キャビティ内に挿入し
た端子金具を取り外す場合でも、スタビライザの挿入方
向後縁部に設けられた曲面部が挿通溝の周面に摺接され
ることで、その抜き取り動作が円滑に案内される。従っ
て、端子金具の取り外し作業性が良好となる。本発明
は、特にキャビティに対する端子金具の挿抜作業を頻繁
に行う場合に有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
5によって説明する。この実施形態では、コネクタハウ
ジング10(以下、単にハウジング10という)内に収
容される雌側の端子金具20について例示する。なお、
以下ではハウジング10に対する端子金具20の挿入方
向を前方として説明する。
【0015】先にハウジング10の構造を説明する。ハ
ウジング10は、合成樹脂製とされ、図2に示すよう
に、後方から端子金具20を挿入可能なキャビティ11
を備えている。キャビティ11の上面における図2の手
前側側縁部には、スタビライザ27を挿通可能な挿通溝
12が前後方向に沿って真っ直ぐに形成されている。こ
の挿通溝12は、スタビライザ27より若干大きい幅寸
法を有するとともに次述するランス14の根元位置から
ハウジング10の後端位置(図示せず)に至る範囲にわ
たって形成されている。キャビティ11の上壁13の前
端からは、片持ち状のランス14が前方へ向けて突設さ
れている。このランス14は、幅方向(端子金具20の
挿入方向と交差する方向)に沿って弾性変形可能なアー
ム部15と、アーム部15における図2の手前側側面か
ら挿通溝12の前方位置に突出する突部16とから構成
されており、このうち突部16がキャビティ11内に正
規深さまで挿入された端子金具20のスタビライザ27
に対して係止可能とされている。突部16の後面は、後
方からスタビライザ27によって押圧されることでアー
ム部15を弾性変形させるよう案内可能なテーパ状に形
成されている。アーム部15における図2の手前側側面
は、挿通溝12の周面と面一状をなしている。またラン
ス14は、キャビティ11の上面の一部を構成している
ので挿入された端子金具20を支持できるようになって
いる。
【0016】端子金具20は、金属板を所定の形状に打
ち抜いたものを曲げ加工することで図1のような形状に
成形されている。端子金具20は、図示しない雄側の端
子金具が導通接続可能とされる接続部21と、図示しな
い外部回路に連絡される電線の端末に圧着接続されるバ
レル部22とを前後に備えている。接続部21は、前後
に延出する基板23と、基板23の両側縁から立ち上げ
られる一対の側板24,25と、図1の左側の側板24
から突設されるとともに右側の側板25の左側面に突き
合わされるよう屈曲される突板26とによって、全体が
前後に開口する略箱形に形成されている。また基板23
の前端からは、舌片が内側へと略U字型に折り返して形
成されることで、前方から接続部21内に挿入される雄
側の端子金具に対して弾性接触可能な弾性接触片35が
設けられ、雄側の端子金具との電気的な接続が図られる
ようになっている。
【0017】図1の右側の側板25からは、スタビライ
ザ27が突設されている。スタビライザ27は、前後に
延出するとともに側板25の後端部上端に連結される本
体部28と、本体部28の前端から前方へ延出して形成
されるとともに後方へ折り返される片部29とを備える
ことで、全体が二重の板状に形成されており、このうち
片部29の折返部分である前端部が曲面部30とされて
いる。一方、スタビライザ27の後端面がランス14が
係止可能な被係止部31とされている。
【0018】本体部28は、接続部21の長さ寸法の1
/3強の長さ寸法を有するとともにその後端面が側板2
5の後端面と面一状をなしている。片部29は、本体部
28とほぼ同じ高さ寸法・長さ寸法を有しており、その
基端部分を密着曲げしつつ本体部28に対して図1の左
側に折り返して形成されている。片部29のうち折返し
端面が本体部28の後端面と面一状をなすとともに、そ
の下面が突板26における突出端部上面を押さえ付ける
ようにして配されている。曲面部30をなす片部29の
折返部分(スタビライザ27における挿入方向前縁部)
は、密着曲げによって半円形状に形成されているととも
にその外周面は、尖ったエッジのないなだらかな弧状の
曲面とされている。被係止部31は、互いに面一状とさ
れた本体部28の後端面と片部29の折返し端面とを足
した面積を有していて、その面積がランス14の突部1
6が係止される面積に一致している。
【0019】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。ハウジング10の後方
から端子金具20をキャビティ11内に挿入するのに伴
って、スタビライザ27が挿通溝12に進入する。スタ
ビライザ27が挿通溝12を挿通される過程では、図3
に示すように、スタビライザ27の挿入方向前縁部をな
す曲面部30が挿通溝12の周面に摺接されることで、
スタビライザ27が引っ掛かることなく挿通動作が円滑
に案内される。従って、挿通溝12の周面が損傷を受け
ることが未然に防がれる。
【0020】端子金具20が所定深さに至ると、スタビ
ライザ27が挿通溝12の前方に突き出るとともにその
曲面部30がランス14の突部16の後面に当接され
る。この状態から端子金具20が前進されるのに伴っ
て、図4に示すように、突部16がスタビライザ27に
より押圧されることで、アーム部15が幅方向に弾性変
形される。ここで、ランス14の突部16を押圧するの
が曲面部30であるから、スタビライザ27が引っ掛り
なく前進してランス14の撓み動作が円滑に行われると
ともに、ランス14が損傷を受けることが未然に防がれ
る。
【0021】そして、端子金具20がキャビティ11内
に正規深さまで挿入されると、図5に示すように、ラン
ス14が弾性復帰するとともに突部16の前端面が被係
止部31のほぼ全領域にわたって係止される。このよう
に端子金具20は、ランス14によって弾性的に係止さ
れることで、キャビティ11内に抜け止め状態に保持さ
れる。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
スタビライザ27における挿入方向前縁部に曲面部30
を設けるようにしたから、スタビライザ27が挿通溝1
2に挿通される過程において曲面部30が挿通溝12の
周面に摺接されることで、その挿通動作を円滑に案内す
ることができ、もって端子金具20の挿入作業性を改善
することができる。
【0023】しかも、片部29を曲げ加工することで曲
面部30を成形することができ、この曲げ加工は端子金
具20の成形工程中に含まれるものであるから、仮にス
タビライザを叩き加工することで曲面部を成形した場合
には、端子金具の成形工程中に叩き加工を新規に追加す
る必要があるのと比べて、簡単に曲面部30を成形する
ことができる。
【0024】さらには、被係止部31が本体部28の後
端面と片部29の折返し端面とを足した面積を有してい
るから、仮にスタビライザが本体部のみからなる一枚の
板状に形成された場合と比べて、ランス14の係止面積
を増幅させることができ、端子金具20を強固に抜け止
めすることができる。
【0025】<第2実施形態>本発明の第2実施形態を
図6によって説明する。この第2実施形態では、スタビ
ライザが本体部と、本体部から突設された2つの片部と
から構成される場合を示す。
【0026】この端子金具20Aの接続部21Aは、図
6の左側の側板25Aから突板26Aが突設され、右側
の側板24Aからスタビライザ27Aが突設される構成
となっている。スタビライザ27Aは、側板24Aのう
ち前部上端に連結される本体部28Aと、本体部28A
の前端から前方へ延出して形成されるとともに後方へ折
り返される第1片部29A(上記第1実施形態の片部2
9に相当)と、本体部28Aの上端から上方(第1片部
29Aの延出方向とは直交する方向で、且つ本体部28
Aに沿った方向)へ延出して形成されるとともに下方へ
折り返される第2片部32とを備えていて、両片部29
A,32は共に密着曲げされている。第1片部29A
は、その折返し基端から終端までの長さ(折返し長さ)
が本体部28Aの長さ寸法の約1/3の長さとされ、そ
の前端位置が接続部21Aの前端位置にほぼ揃えられて
いる。第1片部29Aの折返部分が曲面部30Aとされ
ている。また、接続部21Aの基板23Aの前端から
は、上記第1実施形態のものと同様の形状及び機能を有
する弾性接触片35Aが形成されている。
【0027】第2片部32は、第1片部29Aの折返し
端位置から本体部28Aの後端位置にわたる長さ(本体
部28Aの長さ寸法の約2/3の長さ)を有している。
この第2片部32は、第1片部29Aと同じ側(本体部
28Aに対して図6の左側)に折り返されるとともに、
その折返し端面が第1片部29Aの下面と共に突板26
Aの上面を押さえ付けるようにして配されている。第2
片部32の折返し長さは、本体部28Aの高さ寸法及び
第1片部29Aの折返し長さとほぼ同じ大きさとされて
いる。第2片部32の前端面には、第1片部29Aの折
返し端面が突き当てられている。また上記第1実施形態
と同様にしてランスが係止可能とされる被係止部31A
は、互いに面一状とされた本体部28Aの後端面と、第
2片部32の後端面とを足した面積を有している。
【0028】スタビライザ27Aを上記のような構成と
することにより、第1片部29A、第2片部32の折返
し長さを共に本体部28Aの長さ寸法の約1/3程度の
大きさにすることができる。上記第1実施形態において
片部29の折返し長さが本体部28の全長にわたる長さ
になっていたのと比較すると、この第2実施形態では第
2片部32の長さ寸法分だけ第1片部29Aの折返し長
さを短くすることができるから、第1片部29Aが本体
部28Aから解離して開き変形するのを抑制することが
できる。なお、その他の構造、作用及び効果は上記した
第1実施形態と同様であるため、重複する説明は省略す
る。
【0029】<第3実施形態>本発明の第3実施形態を
図7によって説明する。スタビライザが本体部と、本体
部から突設された3つの片部とを備えるとともに、曲面
部が前後に一対配される場合を示す。
【0030】このスタビライザ27Bは、上記第2実施
形態と同様に本体部28Bの前端から第1片部29Bが
突設され、本体部28Bの上端から第2片部32Bが突
設されているのに対して、本体部28Bの後端からは第
3片部33が後方へ延出して形成されている。この第3
片部33は、密着曲げにより第1片部29B及び第2片
部32Bと同じ側(本体部28Bに対して図7の左側)
へ折り返されていて、その折返し長さが第1片部29B
とほぼ同じ長さとされるとともに、その折返し端面が第
2片部32Bの後端面に突き当てられている。言い換え
ると、この第3片部33は、第1片部29Bと前後対称
形状となるように形成されている。この第3片部33の
折返部分であるスタビライザ27Bの後端部には、第1
片部29Bによって形成された前側曲面部30Bと同一
形状の後側曲面部34が形成されている。またランスに
対する被係止部31Bは、突板26Bの後端面とされて
いる。また、接続部21Bの基板23Bの前端からは、
上記第1実施形態のものと同様の形状及び機能を有する
弾性接触片35Bが形成されている。
【0031】上記したように第3片部33を折り返すこ
とで、後側曲面部34を形成したから、端子金具20B
をキャビティから取り外す場合に後側曲面部34が挿通
溝の周面に摺接されることで、スタビライザ27Bが挿
通溝を挿通される動作を円滑に案内することができる。
これにより、端子金具20Bの取り外し作業性を改善す
ることができ、特に端子金具20Bの挿抜作業を比較的
頻繁に行うようなコネクタにおいて有効となる。なお、
その他の構造、作用及び効果は上記した第2実施形態と
同様であるため、重複する説明は省略する。
【0032】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、端子金具を非防水のハウ
ジング内に収容する場合を示したが、防水タイプのハウ
ジングに収容するようにしてもよい。例えば、ハウジン
グの後端側に各キャビティに連通する複数の挿通孔を穿
設した一括型防水ゴム栓を装着したものに端子金具を挿
入する場合には、端子金具は、キャビティに到達する前
に一括型防水ゴム栓の挿通孔を通過することになる。こ
の過程では、スタビライザの曲面部が挿通孔の内周面に
摺接されることで、一括型ゴム栓には傷が付き難くなっ
ているから、防水性を高く保つことができるという効果
が得られる。
【0033】(2)上記した第1実施形態では、片部を
一度折り返すことでスタビライザの前側にのみ曲面部を
設けた場合を示したが、片部を後側でも折り返すことで
第3実施形態のようにスタビライザの前後に曲面部を一
対設けるようにしてもよく、そのようなものも本発明に
含まれる。 (3)上記した第2、第3実施形態では、第2片部と第
3片部が共に本体部に連結された場合を示したが、第2
片部または第3片部が第1片部の前後端に連結されるよ
うにしてもよく、そのようなものも本発明に含まれる。 (4)上記した実施形態では、片部を折り返すことで曲
面部を形成する場合について示したが、例えばスタビラ
イザが本体部のみからなり、その前縁部に叩き加工を施
すことによって曲面部を形成するようにしてもよく、そ
のようなものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る端子金具を背面側
から視た斜視図
【図2】端子金具をキャビティに挿入する前の状態を示
す上側から視た拡大断面図
【図3】スタビライザが挿通溝を通過する途中の状態を
示す上側から視た拡大断面図
【図4】スタビライザによってランスが撓まされた状態
を示す上側から視た拡大断面図
【図5】端子金具が正規深さまで挿入された状態を示す
上側から視た拡大断面図
【図6】本発明の第2実施形態に係る端子金具を正面側
から視た斜視図
【図7】本発明の第3実施形態に係る端子金具を正面側
から視た斜視図
【符号の説明】
10…ハウジング 11…キャビティ 12…挿通溝 14…ランス 20,20A,20B…端子金具 27,27A,27B…スタビライザ 28,28A,28B…本体部 29…片部 29A,29B…第1片部(片部) 30,30A…曲面部 30B…前側曲面部(曲面部) 31…被係止部 32,32B…第2片部 34…後側曲面部(曲面部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 健司 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに設けられたキャビ
    ティ内に挿入されるものであって、キャビティの内面に
    設けられた挿通溝に挿通可能なスタビライザを備えた端
    子金具において、 前記スタビライザにおける挿入方向前縁部には、曲面部
    が設けられていることを特徴とする端子金具。
  2. 【請求項2】 前記スタビライザが挿入方向に沿って前
    後に延びる本体部と、本体部から挿入方向前方へ延出す
    る片部とを備えており、前記曲面部は、前記片部を後方
    へ折り返すことで形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の端子金具。
  3. 【請求項3】 前記スタビライザは、前記片部の折返し
    端と前記本体部の挿入方向後端とを揃えて形成されると
    ともに、その挿入方向後端面が前記キャビティ内に設け
    られたランスが弾性的に係止可能な被係止部とされてい
    ることを特徴とする請求項2記載の端子金具。
  4. 【請求項4】 前記スタビライザは、前記片部よりも挿
    入方向後側に配されるとともに、前記本体部から片部の
    延出方向とは直交する向きで、且つ本体部に沿った向き
    に延出する第2片部を備え、この第2片部が前記片部と
    同じ側に折り返して形成されていることを特徴とする請
    求項2記載の端子金具。
  5. 【請求項5】 前記スタビライザにおける挿入方向後縁
    部には、曲面部が形成されていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の端子金具。
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