JP2011018538A - ガタつき防止機能付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】オス側コネクタとメス側コネクタとの嵌合の際、ロック突き当て部材と慣性ロックビークとが突き当たるとき挿入抵抗力のロックピーク値が増えることがなくなり、したがってまた、嵌合フィーリングが悪化することのないコネクタを提供する。
【解決手段】上面10Uと底面10Bと左右側面10L・Rと背面10Hとで形成される内部空間にロック突き当て部材11と干渉リブ13を備え、相手側コネクタの慣性ロックビーク21Kが内部空間内に挿入されてロック突き当て部材11と係合することで相手側コネクタ20との嵌合が行われ、当該嵌合時に干渉リブ13が相手側コネクタ20と干渉するガタつき防止機能付きコネクタにおいて、ロック突き当て部材11Kと慣性ロックビーク21Kとが突き当たるとき相手側コネクタ20と干渉リブ13とが干渉しないようにクリアランスCL1、CL2を確保した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガタつき防止機能付きコネクタに関するもので、特にガタつき防止機能があるために嵌合時の挿入抵抗力が増大する、といったことのないようにしたコネクタに関する。
ガタつき防止機能付きコネクタとして、ガタつき防止のための遊動規制突条をコネクタハウジングに備えたコネクタがこれまでに開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−130467号公報
〈特許文献1記載のコネクタ〉
図6は特許文献1記載のコネクタを示す図で、(a)は要部拡大斜視図、(b)は雌コネクタハウジングの正面図である。図6において、雌コネクタハウジング61には筒状の嵌合筒部62が形成されており、嵌合筒部62の内周面63には、雄コネクタハウジングを圧入状態にするための遊動規制突条64が嵌合筒部62の四隅の位置に配置形成されている。また、ガイドリブ案内溝65にも形成されている。符号66はロック部を、67は端子収容部を示している。
遊動規制突条64は雄コネクタハウジングの嵌合方向に嵌合筒部62の開口縁68近傍から奥壁69まで真っ直ぐに伸びて形成されている。遊動規制突条64と嵌合筒部62の開口縁68との間には、雄コネクタハウジングに対する導入部分64dが形成されている。導入部分64dは遊動規制突条64の手前で雄コネクタハウジングと嵌合筒部62との間にクリアランスを形成する部分として形成されている。遊動規制突条64はクリアランスの分の寸法よりも若干大きく突出して雄コネクタハウジングのガタ付きを抑えることができるように形成されている。
遊動規制突条64には可撓性と弾力性とを有する部分が形成されており、この可撓性と弾力性とを有する部分を挿入抵抗力低減部64bとすると、挿入抵抗力低減部64bは雄コネクタハウジングが先ずはじめに当接する遊動規制突条64の前部を含んで形成されている。挿入抵抗力低減部64bに対して外観形状が同じままで剛性押さえ付け部64aが連続するようになっている。遊動規制突条64は略蒲鉾形状に形成されており、挿入抵抗力低減部64bの部分は中空の蒲鉾形状に形成されている。挿入抵抗力低減部64bにおいて、雄コネクタハウジングが先ずはじめに当接する部分にはテーパ33が形成されている。テーパ33は導入部分64dに差し込まれた後の雄コネクタハウジングを引っ掛かりなくスムーズに案内する部分として形成されている。
挿入抵抗力低減部64bは雄コネクタハウジングとの嵌合作業を開始する時点からこの挿入抵抗力低減部64b自体が撓み、これによって雄コネクタハウジングが低い挿入抵抗力で嵌合筒部62に対し嵌合するようになっている。また、挿入抵抗力低減部64bは、撓んだままにならず元の状態に戻ろうとする復元力を有しており、この復元力によって雄コネクタハウジングを押さえ付けることができるようになっている。
〈特許文献1記載のコネクタの欠点〉
図7は特許文献1記載のコネクタの嵌合までの挿入抵抗力の変化を示す線図である。
図7において、Cはコネクタによる挿入抵抗力の変化を示す線図で、Lは遊動規制突条(リブ)による挿入抵抗力の変化を、Tは両者の合計値の変化を示す線図である。
コネクタの挿入抵抗力Cの変化はC1のように単調増加していき、ピーク値C2に達した後若干低くなったC3状態で一定の挿入抵抗力で推移している。
これに対して、遊動規制突条Lの変化は、挿入抵抗力低減部が雄コネクタハウジングとの嵌合作業を開始する時点からこの挿入抵抗力低減部自体が撓むので当初はL1のように単調増加し、その後は遊動規制突条を潰しながらコネクタを嵌合させるため一定の挿入抵抗力L2が持続する。
したがって、全体の挿入抵抗力TはT1まではC1+L1となり、T2はC1+L2となって、それぞれの勾配で単調増加していく。そして、コネクタの挿入抵抗力CのピークC2に遊動規制突条Lによる挿入抵抗力L2が加算されるため大きなロックピークT3の嵌合力が必要となり、嵌合フィーリングが悪化した。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ガタつき防止機能を備えても挿入抵抗力のロックピーク値が増えることがないようにして、嵌合フィーリングが悪化することのないコネクタを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、ガタつき防止機能付きコネクタに係る第1の発明は、上面と底面と左右側面と背面とで形成される内部空間にロック突き当て部材と干渉リブを備え、相手側コネクタの慣性ロックビークが前記内部空間内に挿入されて前記ロック突き当て部材と係合することで相手側コネクタとの嵌合が行われ、当該嵌合時に前記干渉リブが相手側コネクタと干渉するガタつき防止機能付きコネクタにおいて、前記ロック突き当て部材と前記慣性ロックビークとが突き当たるとき前記相手側コネクタと前記干渉リブとが干渉しないようにクリアランスが確保されていることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、相手側コネクタの先端部を前記内部空間に案内するガイド部材の下方に前記干渉リブが設けられていることを特徴としている。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記干渉リブが相手側コネクタの側面と対向するガタつき防止機能付きコネクタの側面に前記干渉リブが設けられていることを特徴としている。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記干渉リブの立体形状ががかまぼこ形状で、その一側面が傾斜面を成していることを特徴としている。
第5の発明は、第4の発明において、前記かまぼこ形状の頂部の長さ方向に亘ってスリットが前記頂部から内部に向かって形成されていることを特徴としている。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、前記かまぼこ形状の内部に空洞が形成されていることを特徴としている。
第1の発明によれば、ロック突き当て部材と慣性ロックビークとが突き当たるとき相手側コネクタと干渉リブとが干渉しないようにクリアランスが確保されているため、挿入抵抗力のロックピーク値が増えることがなくなり、嵌合フィーリングが悪化することのないコネクタを得ることができる。
第2の発明によれば、相手側コネクタの先端部を内部空間に案内するガイド部材の下方に干渉リブが設けられているので、嵌合操作がし易くなる。
第3の発明によれば、干渉リブが相手側コネクタの側面と対向するガタつき防止機能付きコネクタの側面に干渉リブが設けられているので、効率的にガタつきが防止できる。
第4の発明によれば、干渉リブの立体形状ががかまぼこ形状で、その一側面が傾斜面を成しているので、干渉リブとクリアランスの機能を効果的に形成することができる。
第5の発明によれば、かまぼこ形状の頂部の長さ方向に亘ってスリットが頂部から内部に向かって形成されているので、干渉リブにより弾力性を持たせることができる。
第6の発明によれば、かまぼこ形状の内部に空洞が形成されているので、干渉リブにさらに弾力性を持たせることができるようになる。
図1は本発明が採用するガタつき防止機能付きコネクタ10とその相手側コネクタ20の斜視図である。 図2は本発明の前提となるガタつき防止機能を備えたコネクタ10の正面図である。 図3は本発明に係る干渉リブを説明する図で、(1)は縦断面図、(2)は平面図を示している。 図4はコネクタ10と20同士を嵌合させるときのロック突き当て部材の係止部11Kと慣性ロックビーク21Kの動作(a)と、そのときのコネクタ10の所定位置に設けられた干渉リブ13のクリアランスCLとコネクタ20の先端部との関係(b)を挿入順にそれぞれ示した縦断面図で、(1)が挿入後で嵌合開始前、(2)が嵌合動作途中、(3)が嵌合動作完了後を示している。 図5は本発明に係るコネクタの嵌合までの挿入抵抗力の変化を示す線図で、Iは慣性ロックビークによる挿入抵抗力、Cはコネクタによる挿入抵抗力、Lはリブによる挿入抵抗力のそれぞれの変化を示す線図で、TはIとCとTの合計値である。 図6は特許文献1記載のコネクタを示す図で、(a)は要部拡大斜視図、(b)は雌コネクタハウジングの正面図である。 図7は特許文献1記載のコネクタの嵌合までの挿入抵抗力の変化を示す線図である。
以下、嵌合時にロックピーク値が高くなるのを防止すると共に、コネクタ同士のガタつきを防止できる本発明に係るガタつき防止機能付きコネクタの実施形態について、図面を用いて説明する。
〈本発明が採用するガタつき防止機能付きコネクタ10〉
図1は本発明が採用するガタつき防止機能付きコネクタ10とその相手側コネクタ20の斜視図である。ガタつき防止機能付きコネクタ10は、上面10Uと底面10Bと左右の側面10L・10Rと背面10Hとから成り、背面10HからピンPが出て、下方に延びている。相手側コネクタ20の先端部を収納する空間を内部に有する概略直方体形状のハウジングで構成され、その内部空間にロック突き当て部材11が相手側コネクタに向けて設けられている。ロック突き当て部材11の先端下部には、相手側コネクタの慣性ロックビーク21Kを乗り越えることができるテーパを前方に、係合後は外れにくいクランク形状を後方に形成した突起から成る係止部11Kが形成されている。
〈相手側コネクタ20〉
一方、相手側コネクタ20は上面20Uと底面20B(図では見えない)と左右の側面20L・20Rと背面20Hとから成っている。背面20Hからはワイヤハーネスが引き出されると共に固定部材が取り付けられるが、見易くするためここでは図示していない。
上面20Uの背面側から肩持ち部材21が立設しかつ上面20Uの上を水平にガタつき防止機能付きコネクタ10に向けて延び、この肩持ち部材21には慣性ロックビーク21Kが形成されている(図4も参照))。慣性ロックは慣性ロックビーク21Kをロック突き当て部材11の係止部11Kに押し付けることで発生する慣性力で半挿入になることなく一気にコネクタを嵌合させてしまう構造を持つものを言う。
〈干渉リブ13によるガタつき防止〉
図2は本発明の前提となるガタつき防止機能を備えたコネクタ10の正面図である。
図2において、コネクタ10は、上面10Uと底面10Bと左右の側面10L・10Rと背面10Hとから成り、背面10Hの端子TからピンPが出て、下方に延びている。内部空間には正面から見てコ字状をしたロック突き当て部材11が相手側コネクタに向けて(図面で垂直方向に)設けられている。ロック突き当て部材11の先端に前述の係止部11Kが形成されている。ロック突き当て部材11のコ字状部近傍にあって相手側コネクタの先端部を内部空間に案内するガイド部材10G(図4参照)の下方に干渉リブ13、13(図4参照)を設けている。
また、この2箇所だけではなくて、相手側コネクタ20との間でガタつきが発生しそうな部位にも干渉リブ13を設けてよい。例えば、図2ではガタつき防止機能付きコネクタ10の左側面10Lと右側面10Rのそれぞれの内側にも形成されている。
〈干渉リブ13の各種形状〉
図3は本発明に係る干渉リブを説明する図で、(1)は縦断面図、(2)は平面図を示している。図3(1)ではコネクタ10の左側面10Lの内側に形成された干渉リブ13の例で示している。(a)〜(d)は本発明に係る干渉リブ13が採りうる各種形状を示している。
図3(a)の干渉リブ13aは断面で半球状をしたものが紙面の垂直方向に延設するかまぼこ形状をしている。
図3(b)の干渉リブ13bは、かまぼこ形状をした図3(a)の干渉リブ13aの内部を空洞にしてより弾性を持たせるようにしたものである。
図3(c)の干渉リブ13cは、図3(b)の干渉リブ13bのかまぼこの頂部に紙面の垂直方向にスリットを形成して、さらに弾性を持たせるようにしたものである。
図3(d)の干渉リブ13dは、かまぼこ形状をした図3(a)の干渉リブ13aの内部を空洞にすると共に、左側面10Lの壁面の内部も一部空洞にして、さらに弾性を持たせるようにしている。
このような形状の干渉リブ13a〜dを相手側コネクタ20との間でガタつきが発生しそうな部位に形成しておくことで、嵌合した状態でガタつきがなくなる。
〈干渉リブ13に設けた本発明によるクリアランス〉
図3(2)は、(イ)の本発明によるクリアランスを備えた干渉リブと、(ロ)の従来例の干渉リブのそれぞれの平面図を示している。
図3(2)(イ)の干渉リブ13a〜dは、(ロ)の従来例の干渉リブ13’a〜dと比較すれば判るように、従来例の干渉リブ13’a〜dは干渉リブ13’a〜dにはクリアランス領域がないのに対して、本発明に係る(イ)の干渉リブ13a〜dは干渉リブの長さ方向にクリアランスCL1と、干渉リブの厚み方向にクリアランスCL2を形成しているのが特徴である。しかも図4で説明するように、ロック突き当て部材11の係止部11Kと慣性ロックビーク21Kとが突き当たるときには干渉リブ13と相手側コネクタとがこのクリアランス領域に存在していることが特徴である。
これによってロック突き当て部材11の係止部11Kと慣性ロックビーク21Kとが突き当たったときには、干渉リブ13と相手側コネクタとはまだ干渉していないので、挿入抵抗力は従来と比べて小さくなり、嵌合フィーリングが悪化することがない。
〈干渉リブ13のクリアランスCLの機能〉
図4はコネクタ10と20同士を嵌合させるときのロック突き当て部材の係止部11Kと慣性ロックビーク21Kの動作(a)と、そのときのコネクタ10のガイド部材10Gに設けられた干渉リブ13のクリアランスCLとコネクタ20の先端部との関係(b)を挿入順にそれぞれ示した縦断面図で、(1)が挿入後で嵌合開始前、(2)が嵌合動作途中、(3)が嵌合動作完了後を示している。
図5は本発明に係るコネクタの嵌合までの挿入抵抗力の変化を示す線図で、Iは慣性ロックビークによる挿入抵抗力、Cはコネクタによる挿入抵抗力、Lはリブによる挿入抵抗力のそれぞれの変化を示す線図で、TはIとCとTの合計値である。
《(1)挿入後で嵌合開始前 》
図4(1)において、ガタつき防止機能付きコネクタ10に相手側コネクタ20を嵌合するため、相手側コネクタ20を挿入して、相手側コネクタ20の肩持ち部材21にある慣性ロックビーク21Kがガタつき防止機能付きコネクタ10のロック突き当て部材11の先端の係止部11Kに触れたところである。したがって慣性ロックビーク21Kには挿入抵抗力はまだ発生していない(図5の(I)でI1)。
また、この位置では相手側コネクタ20の先端部分20は図(b)のようにコネクタ10側の干渉リブ13のクリアランスCL1、CL2の領域(図3参照)にあるので両者に干渉は生じていない。したがって干渉リブ13による挿入抵抗はゼロである(図5の(L)でL1)。
もちろん、コネクタの端子同士も接触に至っていないので、コネクタによる挿入抵抗はゼロである(図5の(C)でC1)。
《(2)嵌合動作開始 》
さらに挿入が進むと、弾性の片持ち部材に設けられている慣性ロックビーク21Kは撓(たわ)んで係止部11Kの下に潜りながら進む。この潜り込みが始まった嵌合開始時には慣性ロックビーク21Kに一時的に大きな挿入抵抗力が発生する((図5の(I)でI2))。しかしながら、相手側コネクタ20の当接部位はコネクタ10の干渉リブ13のクリアランス範囲にいるので干渉リブ13には挿入抵抗力は発生していない((図5の(L)でL2)。また、コネクタ端子同士も接触していないので挿入抵抗力は挿入抵抗力は発生していない(図5の(C)でC2参照)。
したがって、干渉リブ13による挿入抵抗力がゼロのためこのときの合計値T2は慣性ロックビーク21Kの挿入抵抗力I1だけなので、嵌合フィーリングが悪化するといったことは起こらない。ここが本発明のポイントである。従来例ではすでに合計値Tには干渉リブ13による挿入抵抗力が加算されたために発生し嵌合フィーリングが悪化したが、本発明では、嵌合フィーリングが悪化するといったことは起こらない。
《(3)嵌合動作中》
さらに、慣性ロックビーク21Kが係止部11Kの下に潜りこんでしまうと慣性ロックビーク21Kは慣性力の勢いで一気にコネクタを嵌合させるようになる。したがって慣性ロックビーク21Kの挿入抵抗力は急速にゼロに向かう((図5の(I)でI3))。
しかしながら、相手側コネクタ20の当接部位はガタつき防止機能付きコネクタ10の干渉リブ13のクリアランス範囲にいるので干渉リブ13には挿入抵抗力は発生していない((図5の(L)でL3)。
また、コネクタ端子同士も接触していないので挿入抵抗力は挿入抵抗力は発生していない(図5の(C)でC3参照)。
したがって、干渉リブ13による挿入抵抗力がゼロのためこのときの合計値T3はロックビーク21Kの小さな挿入抵抗力I3だけとなる。
《(4)嵌合動作中》
図4(2)において、慣性ロックビーク21Kが係止部11Kの下を慣性で移動中に相手側コネクタ20の当接部位はコネクタ10の干渉リブ13のクリアランス範囲から抜け出し、コネクタ10の干渉リブ13と干渉を開始し挿入抵抗力は単調増加し始める(図5の(L)でL4参照)。図4(2)(b)では、このときの相手側コネクタ20の当接部位がコネクタ10の干渉リブ13と干渉し始めているのが判る。
同じく、コネクタ端子同士も接触開始しその挿入抵抗力は単調増加する(図5の(C)でC4参照)。
慣性ロックビーク21Kの挿入抵抗力I4がわずかであるので、このときの合計値T4は実質干渉リブの挿入抵抗力14とコネクタ端子同士の挿入抵抗力C4の合計だけとなる。
《(5)嵌合動作完了後》
図4(3)において、慣性ロックビーク21Kが係止部11Kの下を潜って反対側に到達して互いに係合してしまうと、図4(3)(b)のように、相手側コネクタ20の当接部位はコネクタ10の干渉リブ13と干渉状態になるので、互いの間にガタつきが発生しなくなる。
《結論》
以上のように、本発明によれば、ロック突き当て部材と慣性ロックビークとが突き当たるとき相手側コネクタと干渉リブとがまだ干渉しないようにクリアランスが確保されているため、挿入抵抗力のロックピーク値が増えることがなくなり、嵌合フィーリングが悪化することのないコネクタを得ることができる。
10 ガタつき防止機能付きコネクタ
10U 上面
10B 底面
10L 左側面
10R 右側面
10H 背面
10G ガイド部材
11 ロック突き当て部材
11K 係止部
13 干渉リブ
20 相手側コネクタ
20U 上面
20B 底面
20L 左側面
20R 右側面
20H 背面
21 肩持ち部材
21K 慣性ロックビーク
CL1、CL2 クリアランス

Claims (6)

  1. 上面と底面と左右側面と背面とで形成される内部空間にロック突き当て部材と干渉リブを備え、相手側コネクタの慣性ロックビークが前記内部空間内に挿入されて前記ロック突き当て部材と係合することで相手側コネクタとの嵌合が行われ、当該嵌合時に前記干渉リブが相手側コネクタと干渉するガタつき防止機能付きコネクタにおいて、前記ロック突き当て部材と前記慣性ロックビークとが突き当たるとき前記相手側コネクタと前記干渉リブとが干渉しないようにクリアランスが確保されていることを特徴とするガタつき防止機能付きコネクタ。
  2. 相手側コネクタの先端部を前記内部空間に案内するガイド部材の下方に前記干渉リブが設けられていることを特徴とする請求項1記載のガタつき防止機能付きコネクタ。
  3. 前記干渉リブが相手側コネクタの側面と対向するガタつき防止機能付きコネクタの側面に 前記干渉リブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のガタつき防止機能付きコネクタ。
  4. 前記干渉リブの立体形状ががかまぼこ形状で、その一側面が傾斜面を成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のガタつき防止機能付きコネクタ。
  5. 前記かまぼこ形状の頂部の長さ方向に亘ってスリットが前記頂部から内部に向かって形成されていることを特徴とする請求項4記載のガタつき防止機能付きコネクタ。
  6. 前記かまぼこ形状の内部に空洞が形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載のガタつき防止機能付きコネクタ。
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