JP2002134206A - 端子金具 - Google Patents

端子金具

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JP2002134206A
JP2002134206A JP2000321595A JP2000321595A JP2002134206A JP 2002134206 A JP2002134206 A JP 2002134206A JP 2000321595 A JP2000321595 A JP 2000321595A JP 2000321595 A JP2000321595 A JP 2000321595A JP 2002134206 A JP2002134206 A JP 2002134206A
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lance
terminal fitting
locking
bending
ceiling
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Tsutomu Mase
強 間瀬
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抜け止め機能とランスの捲れ変形防止機能と
を十分に発揮できる端子金具を提供する。 【解決手段】 本体部21の天井前部30からは、後方
へ延出する片持ち状のランス40が設けられている。ラ
ンス40は、自然状態では後ろ上がり状の斜め姿勢に形
成されるとともに下方へ撓み変形可能とされている。ラ
ンス40における外方への突出端には、ランス40をな
す金属板を内側に密着曲げすることで密着曲げ部42が
設けられている。密着曲げ部42からは、U字型の折返
部43と、その後方へ延出する係合部44とが設けられ
ている。密着曲げ部42の外面45は、ハウジング10
のキャビティ11内に設けられた係止部12に係止され
る。係合部44は、天井後部32に係合されることでラ
ンス40の捲れ変形を規制可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランスを備えた端
子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属ランスを備えた端子金具の一
例として特開平3−147282号公報に記載されたも
のが知られている。この端子金具1は、図7及び図8に
示すように、コネクタハウジング6のキャビティ7内に
収容されるものであって、箱形の本体部2の上壁には、
キャビティ7内に突設された係止段部8に係止可能な片
持ち状の金属ランス3を備えている。金属ランス3は、
外方への突出端から下方へ折り曲げられると共に、その
自由端に係合部4を備えており、この係合部4が本体部
2の後端部を架橋する規制部5に係合されることで、金
属ランス3の捲れ上がり規制がなされている。金属ラン
ス3のうち、係止段部8との係止部分である外方への突
出端は、大きなR形状となっているため、十分な係止力
が得られるようにこの部分には係止孔9が穿設されてお
り、この係止孔9の孔縁が係止段部8に係止されるよう
になっている。従って、金属ランス3における係止段部
8との係止代は、係止孔9の幅寸法となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した端子金具1に
おいて小型化を図ろうとした場合、金属ランス3の幅寸
法を小さくするのに伴って、係止孔9の幅寸法と係合部
4の基端の幅寸法とが共に縮小してしまう。そこで、仮
に係止孔9の縮小幅を抑えようとすれば、係合部4の基
端の幅寸法が小さくなって、基端の強度が十分に得られ
ず捲れ変形を規制できなくなる可能性がある。逆に係合
部4の基端の縮小幅を抑えようとすれば、係止段部8に
対する係止代が小さくなって、端子金具1の抜け止め機
能が損なわれる可能性がある。本発明は上記のような事
情に基づいて完成されたものであって、コネクタハウジ
ングからの抜け止め機能とランスの捲れ変形防止機能と
を十分に発揮できる端子金具を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グ内に挿入される端子金具であって、略箱型の本体部
と、本体部の側面に設けられ、前記コネクタハウジング
に対する挿入方向の後側が外方へ突出する片持ち状のラ
ンスとを備え、このランスは、当該端子金具が前記コネ
クタハウジング内に挿入されるのに伴って、コネクタハ
ウジング内に突設された係止部に当接することで内方へ
撓み変形され、正規深さに至ると弾性復帰して、その外
方への突出端が前記係止部に係止されるようになってお
り、前記ランスにおける外方への突出端には、ランスを
内方へ密着曲げしてランスの幅寸法と同じ幅寸法を有す
る密着曲げ部が設けられるとともに、密着曲げ部におけ
る内側の端部からは、前記挿入方向の後方へ延出する係
合部が設けられ、この係合部が前記本体部に設けられた
規制部に係合されることで前記ランスの捲れ変形が規制
可能となっている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記密着曲げ部と前記係合部との間の空間に
は、前記挿入方向の前方へ突出するオーバーハング状に
形成された前記係止部が進入可能な進入空間が形成され
ているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>係止部に係
止される密着曲げ部の外面は、密着曲げにより曲率が大
きくなっているので十分な係止力が得られる。係止部に
対するランスの係止幅は、密着曲げ部の幅寸法、すなわ
ちランスの幅寸法分確保することができる。さらに、密
着曲げ部から延出する係合部の幅寸法を十分に確保で
き、係合部の強度を高く保つことができる。これによ
り、コネクタハウジングからの抜け止め機能と、ランス
の捲れ変形防止機能とを十分に発揮できる端子金具を提
供することができる。
【0007】<請求項2の発明>オーバーハング状の係
止部が進入する進入空間を設けるようにしたから、例え
ばランスが係止部に係止した状態で端子金具が挿入方向
の後方へ引っ張られた場合、その引張力がランスを内方
へ撓ませるような分力として作用し難くなり、もって抜
け止め機能を一層強化することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図6によって説明する。この実施形態では、電線
Wに圧着接続される雌端子金具20について示す。この
雌端子金具20は、図1に示すように、雌側のコネクタ
ハウジング10(以下、単にハウジング10という)内
に収容されるようになっている。なお、以下では、各図
面における左側を前方、右側を後方として説明する。ま
た、手前側・奥側の記載については、図2、図3及び図
6を基準とする。
【0009】ハウジング10には、図1及び図2に示す
ように、後方から雌端子金具20を挿入可能なキャビテ
ィ11が前後に貫通して形成されている。キャビティ1
1の天井面には、係止部12が内方へ張り出して形成さ
れている。係止部12の前端面13には、キャビティ1
1内に挿入される雌端子金具20のランス40が係止可
能とされている。係止部12の前端部は、内方への張出
端が前方へ突出する、いわゆるオーバーハング状に形成
されており、前端面13は、前方に配されたキャビティ
11の天井面側を向くように傾いて配されている。この
係止部12の前端面13の上下方向(ハウジング10に
対する雌端子金具20の挿入方向と直交する方向)に対
する傾斜角度は、10°〜20°程度の大きさとされて
いる。また、係止部12の後端面14は、緩やかなテー
パ状に形成されており、キャビティ11内に挿入される
雌端子金具20のランス40の外面に当接可能とされて
いる。
【0010】雌端子金具20は、金属板を図3に示す展
開形状に打ち抜くと共に曲げ加工を行う、いわゆるプレ
ス成形によって形成されている。雌端子金具20は、図
1及び図2に示すように、大まかには相手側の雄端子金
具(図示せず)と接続される本体部21と電線Wに圧着
接続されるバレル部22とが前後に並んで構成されてい
る。
【0011】バレル部22は、電線Wの端末に露出した
芯線をかしめ付けるワイヤバレル23と、電線Wの被覆
部分をかしめ付けるインシュレーションバレル24とが
前後に並んで構成されている。ワイヤバレル23は、図
3に示すように、手前側と奥側とに配される一対のかし
め片23a,23bを備えている。インシュレーション
バレル24についても、手前側と奥側とに配される一対
のかしめ片24a,24bを備えている。
【0012】本体部21は、図1に示すように、前後に
貫通する箱型に形成されており、その内部に前方から相
手側の雄端子金具が進入可能とされている。この本体部
21は、図3の展開形状に示すように、底板25の両側
方へ突出する側板26をそれぞれ立ち上げるとともに、
両側板26からそれぞれ側方に突設されている前後3対
の各片部27a,27b,28a,28b,29a,2
9bを内側へ折り曲げると共に、対向する各片部27
a,27b,28a,28b,29a,29bの側縁同
士を突き合わせることで、図1に示す箱型形状に形成さ
れている。前側の両片部27a,27bにより天井前部
30が形成され、中央の両片部28a,28bにより天
井中部31が形成され、後側の両片部29a,29bに
より天井後部32が形成されている。これら天井前部3
0、天井中部31及び天井後部32は、側板26が部分
的に図1の上方へ突出して形成されることでそれぞれ所
定の高さ位置に支持されており、天井前部30と天井後
部32の上面は、ほぼ面一状に配され、天井中部31の
上面はそれよりも内側に引っ込んで配されている。な
お、本実施形態に示す天井後部32は、特許請求の範囲
に記載した規制部に相当している。
【0013】底板25の前端からは、図3の展開形状に
示すように、舌片33が前方へ延出して形成されてい
る。この舌片33を後方へ向けて折り返すことにより、
図1に示すように、山形形状の弾性接触片34が形成さ
れている。この弾性接触片34は、上下方向に沿って弾
性変位可能とされており、前方から本体部21内に進入
される雄端子金具と弾性的に接触されるようになってい
る。この弾性接触片34の頂点部分には、叩き出しによ
り接点部35が上方へ膨出して形成されており、この接
点部35に雄端子金具が当接されることで接圧が得られ
るようになっている。また、この接点部35の上方(対
向位置)には、天井中部31が配されており、接点部3
5と天井中部31によって雄端子金具を挟んで保持でき
るようになっている。
【0014】底板25には、図3の展開形状に示すよう
に、所定領域を切り欠くことで突片36が形成されてお
り、この突片36を立ち上げることで、図1に示すよう
に、弾性接触片34の下方に位置する過度撓み防止片3
7が形成されている。この過度撓み防止片37は、接点
部35の前側に配設されており、弾性接触片34が弾性
限度を超える手前の段階でその下面に係合して、弾性接
触片34の過度撓みを規制できるようになっている。過
度撓み防止片37の後側は、底板25を内側に叩き出す
ことで、弾性接触片34の後端部が当接可能な受け部3
8が設けられている。
【0015】図3の展開形状に示す前側の片部27a,
27bのうちの手前側の片部27aからは、前方へ舌片
39が延出して形成されている。舌片39は、基端部と
自由端部とを除いた中央部分の幅寸法が大きく形成され
ており、その幅広部分の幅寸法Aは、図2に示す両側板
26の対向面間の距離Bよりも大きく設定されている。
そして、舌片39を後方へ折り返すことで、図1に示す
ように、片持ち状のランス40が形成されている。
【0016】このランス40は、図1に示すように、自
然状態において後ろ上がり状の斜め姿勢に形成され、下
方へ撓み変形可能とされている。詳しく説明するとラン
ス40は、天井前部30の前端から密着曲げにより内側
に折り返されてから、天井前部30から解離するように
図1の下方へ折り曲げられている。ランス40は、この
曲げ部分の下端部分から上述したように幅寸法が広く形
成されていて(図2参照)、その下面が側板26の上端
面と当接されている。この側板26と当接される部分が
支持部41となっており、ランス40が撓み変形する際
の撓み基端となっている。ランス40は、支持部41の
前端から外方へ向けて屈曲され、所定長さ分斜め後方へ
向けて後ろ上がり状に延出してから、もう一度その傾斜
角度が緩くなるように折り曲げられている。ランス40
は、天井後部32の前方位置まで後ろ上がり状に延出し
てから、今度は斜め前方へ向けて内側に折り返して密着
曲げされる。これにより、ランス40における外方への
突出端には、続いて詳しく説明する密着曲げ部42が形
成されている。ランス40は、密着曲げ部42の下端か
ら再び後方へ向けてU字型に折り返された後、その自由
端がハウジング10に対する雌端子金具20の挿入方向
に沿って真っ直ぐに後方へ延出している。このうち、密
着曲げ部42の下側のU字型部分が折返部43とされ、
その後方の延出部分が後に詳しく説明する係合部44と
されている。
【0017】密着曲げ部42は、図1に示すように、そ
の後端の外面45(曲面45)がハウジング10のキャ
ビティ11内に設けられた係止部12の前端面13に係
止されるようになっている。密着曲げ部42は、ランス
40をなす金属板の板面同士を密着させて形成されてお
り、略半円弧状をなす後端の外面45は、通常の曲げ加
工(金属板の板面同士が密着しないような曲げ加工)を
施した折返部43の曲面46と比べて曲率が大きくなっ
ている。言い換えると、ランス40における係止部12
との係止部分である外方への突出端に密着曲げ部42を
形成することで、係止部12に対する係止面を通常の曲
げ加工では得られない急な曲面45として形成すること
ができる。この密着曲げ部42の幅寸法は、その全域が
図3に示す舌片39における幅広部分の幅寸法Aとなっ
ている。
【0018】係合部44は、図2に示すように、天井後
部32よりも前方の前部47が図3に示す舌片39にお
ける幅広部分の幅寸法Aとされ、その後部48が両側板
26の対向面間の距離よりも小さな幅寸法Cとなってい
る。これにより、係合部44の後部48は、図1に示す
ように、天井後部32を支持する両側板26の突出部分
間に進入されており、ランス40が自然状態のとき、係
合部44の上面が天井後部32の下面に当接されてい
る。ランス40が自然状態から下方へ撓み変形される際
には、係合部44の前部47(幅広部分)の下面が側板
26の上端面に当接されるまでの間、ランス40の撓み
変位が許容されるようになっている(図4参照)。逆に
自然状態のランス40に対して上方へ変位させるような
力が作用した場合には、係合部44が天井後部32の内
側に係合することで、ランス40が自然状態から上方へ
変位する、いわゆる捲れ上がり変形を規制することがで
きるようになっている。また、係合部44の後端は、天
井後部32の長さ寸法の中央位置に達している。
【0019】密着曲げ部42と係合部44との間には、
外側から視て前方へ窪んだ進入空間49が形成されてい
る。この進入空間49内には、ランス40が係止部12
の前端面13に係止するのに伴って、オーバーハング状
の係止部12の前端部が進入されるようになっている。
【0020】本実施形態は以上のような構造であって、
続いてその作用について説明する。まず、金属板をプレ
ス成形して雌端子金具20を形成した後、図1に示すよ
うに、バレル部22に電線Wを圧着接続しておく。この
状態から雌端子金具20をハウジング10内に収容する
までの間に、例えば電線Wが進入空間49内に進入して
密着曲げ部42に引っ掛かってランス40を捲り上げる
可能性がある。ところが、ランス40にそのような力が
作用した場合でも、係合部44の上面が天井後部32の
下面に係合することで、ランス40の捲れ上がり変形が
防止される。
【0021】ハウジング10のキャビティ11内に後方
から雌端子金具20を挿入すると、図4に示すように、
ランス40の上面が係止部12の後端面14に当接する
とともに、挿入が深まるのに従ってランス40は下方へ
撓み変形される。そして、雌端子金具20がキャビティ
11に対して正規の深さまで挿入されると、ランス40
の密着曲げ部42が係止部12の前方に達するととも
に、図5及び図6に示すように、ランス40が上方へ弾
性復帰される。これにより、ランス40の密着曲げ部4
2の外面45が係止部12の前端面13に係止される。
このとき、ランス40の係止部12に対する係止幅は、
密着曲げ部42の幅寸法、すなわち舌片39における幅
広部分の幅寸法Aとなっている。係止部12との係止面
である密着曲げ部42の外面45は、密着曲げによって
曲率の大きな曲面45となっているから、ランス40の
係止力を十分に得ることができる。
【0022】このようにハウジング10内に収容された
雌端子金具20が抜け止め保持された状態で、例えば電
線Wを後方へ引っ張った場合には、係止部12に係止さ
れたランス40を後退させるような引張力が作用する。
ところが、図6に示すように、オーバーハング状の係止
部12の前端部が進入空間49内に進入しており、ラン
ス40が係止している係止部12の前端面13が前方の
キャビティ11の天井面側を向いたいわば逆テーパ状に
形成されているから、ランス40には密着曲げ部42を
外方(上方)へ変位させるような分力が作用する。これ
は逆に言うと、雌端子金具20を引き抜こうとする引張
力がランス40を係止部12から解離させる内向きの力
として作用し難くなっていると言える。すなわち、雌端
子金具20を抜け止め保持する機能が一層強固なものと
なっている。
【0023】以上説明したように本実施形態によれば、
係止部12に係止される部分であるランス40の外方へ
の突出端に密着曲げ部42を設けるとともに、密着曲げ
部42から後方へ延出する係合部44を天井後部32に
係合させるようにしたから、係止部12に対する係止幅
と係合部44の幅寸法とを十分に確保でき、もってハウ
ジング10からの抜け止め機能とランス40の捲れ変形
防止機能とを共に十分発揮できる雌端子金具20を提供
することができる。
【0024】さらには、密着曲げ部42と係合部44と
の間にオーバーハング状の係止部12が進入可能な進入
空間49を形成したから、ランス40が係止部12に係
止した状態で雌端子金具20を後方へ引っ張った場合、
その引張力がランス40を内方へ撓ませるような分力と
して作用し難くなって、抜け止め機能を一層強化するこ
とができる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、雌端子金具に進入空間を
設けて、オーバーハング状に形成した係止部が進入する
ものについて示したが、例えば係止部の前端面をハウジ
ングに対する雌端子金具の挿入方向と直交する端面とし
て、係止部が進入空間に進入しない形態のもの本発明に
含まれる。
【0026】(2)上記した実施形態では、係合部の後
部の幅寸法について両側板間に進入できるようにランス
の幅広部分よりも狭くした場合について示したが、例え
ば、両側板を外側へ広げるように形成し、係合部の後部
の幅寸法をランスの幅広部分と同じ大きさとしたものも
本発明に含まれる。これによれば、係合部の強度を向上
させることができる。 (3)上記した実施形態では、雌端子金具について示し
たが、雄端子金具についても本発明を適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌端子金具をハウジ
ングに収容する前の状態を示す側断面図
【図2】雌端子金具をハウジングに収容する前の状態を
示す平断面図
【図3】雌端子金具の展開図
【図4】雌端子金具をキャビティ内に挿入する途中の状
態を示す側断面図
【図5】雌端子金具がキャビティ内に正規深さまで挿入
された状態を示す側断面図
【図6】雌端子金具がキャビティ内に正規深さまで挿入
された状態を示す平断面図
【図7】従来例の側断面図
【図8】従来例の平面図
【符号の説明】
10…ハウジング(コネクタハウジング) 12…係止部 20…雌端子金具(端子金具) 21…本体部 32…天井後部(規制部) 40…ランス 42…密着曲げ部 44…係合部 49…進入空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング内に挿入される端子
    金具であって、 略箱型の本体部と、本体部の側面に設けられ、前記コネ
    クタハウジングに対する挿入方向の後側が外方へ突出す
    る片持ち状のランスとを備え、 このランスは、当該端子金具が前記コネクタハウジング
    内に挿入されるのに伴って、コネクタハウジング内に突
    設された係止部に当接することで内方へ撓み変形され、
    正規深さに至ると弾性復帰して、その外方への突出端が
    前記係止部に係止されるようになっており、 前記ランスにおける外方への突出端には、ランスを内方
    へ密着曲げしてランスの幅寸法と同じ幅寸法を有する密
    着曲げ部が設けられるとともに、密着曲げ部における内
    側の端部からは、前記挿入方向の後方へ延出する係合部
    が設けられ、この係合部が前記本体部に設けられた規制
    部に係合されることで前記ランスの捲れ変形が規制可能
    となっていることを特徴とする端子金具。
  2. 【請求項2】 前記密着曲げ部と前記係合部との間の空
    間には、前記挿入方向の前方へ突出するオーバーハング
    状に形成された前記係止部が進入可能な進入空間が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
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