JP2002093508A - 端子金具 - Google Patents

端子金具

Info

Publication number
JP2002093508A
JP2002093508A JP2000278333A JP2000278333A JP2002093508A JP 2002093508 A JP2002093508 A JP 2002093508A JP 2000278333 A JP2000278333 A JP 2000278333A JP 2000278333 A JP2000278333 A JP 2000278333A JP 2002093508 A JP2002093508 A JP 2002093508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
terminal fitting
metal
metal lance
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000278333A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sasai
理 笹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000278333A priority Critical patent/JP2002093508A/ja
Publication of JP2002093508A publication Critical patent/JP2002093508A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抜け止め機能とランスの捲れ変形防止機能と
を十分に発揮できる端子金具を提供する。 【解決手段】 本体部21の天井壁29には、片持ち状
の金属ランス38が外部へ突出して形成されている。金
属ランス38は、自然状態では後ろ上がり状の斜め姿勢
に形成されるとともに下方へ弾性変形可能とされてい
る。雌端子金具20がハウジングのキャビティ内に収容
されると、金属ランス38の自由端がその全幅にわたっ
てキャビティ内の係止部に係止されて雌端子金具20の
抜け止めが図られる。奥側の側壁26からは金属ランス
38の側方に位置して保護壁36が突設されている。金
属ランス38の側面には、突片40が突設されると共に
保護壁36に開口して設けられた係合孔41内に差し込
まれている。金属ランス38は、突片40が係合孔41
の周面の上面に係合されることで、上方への変位動作が
規制されて捲れ変形が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランスを備えた端
子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属ランスを備えた端子金具の一
例として特開平3−147282号公報に記載されたも
のが知られている。この端子金具1には、図8及び図9
に示すように、箱形の本体部2の上壁に片持ち状の金属
ランス3が設けられていて、この金属ランス3は、端子
金具1がコネクタハウジング6のキャビティ7内に挿入
されるとその天井面に当接されることで一旦弾性変形
し、端子金具1が正規深さまで挿入されると弾性復帰し
てその自由端がキャビティ7内に張り出した係止段部8
に係止されるようになっている。一方、この端子金具1
には、例えば端子金具1が単体のときに異物が金属ラン
ス3に引っ掛かってこれを捲り上げて変形させるのを防
ぐための構造が設けられている。その構造として、金属
ランス3の自由端から規制片4が後方へ延出して形成さ
れるとともに、規制片4の後端部が本体部2の後端側に
架橋して形成された引掛け部5に引っ掛けられ、これに
より金属ランス3が捲れ上がるのが規制されている。こ
の規制片4は、金属ランス3の自由端面の両端部に基端
を有する二股状に形成されている。従って、金属ランス
3の自由端面のうち規制片4の基端に挟まれた中央部分
が係止段部8に対して係止される領域となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した端子金具1に
おいて小型化を図ろうとした場合、金属ランス3の幅寸
法を小さくするのに伴って、係止段部8に対する係止部
分と規制片4の基端の幅寸法が共に縮小してしまう。そ
こで、仮に係止部分の縮小幅を抑えようとすれば、規制
片4の基端の幅寸法が小さくなって、基端の強度が十分
に得られず捲れ変形を規制できなくなる可能性がある。
逆に規制片4の基端の縮小幅を抑えようとすれば、係止
段部8に対する係止幅が小さくなって、端子金具1の抜
け止め機能が損なわれる可能性がある。本発明は上記の
ような事情に基づいて完成されたものであって、キャビ
ティからの抜け止め機能とランスの捲れ変形防止機能と
を十分に発揮できる端子金具を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グのキャビティ内に収容される端子金具であって、片持
ち状のランスと、このランスの側方位置に配されてラン
スを保護する保護壁とを備え、前記キャビティ内に挿入
されるのに伴って前記ランスが弾性変形されて、正規挿
入位置に至るとランスが復帰してその自由端が前記キャ
ビティ内に突設された係止部に係止されるようになって
おり、且つ、前記ランスにおける保護壁と対向する側と
前記保護壁との間には、互いに係合することで前記ラン
スの捲れ変形を規制可能な規制部が設けられている構成
としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記規制部は、前記ランスの側面から前記保
護壁へ向けて突出する突片と、前記保護壁に設けられる
と共に前記突片が差し込まれてその周縁に係合可能とさ
れる係合溝とからなるところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記保護壁は、前記キャビテ
ィ内に設けられた案内溝に進入可能とされ、案内溝内を
摺動変位可能とされているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>端子金具を
コネクタハウジングのキャビティ内に挿入すると、ラン
スが一旦弾性変形した後に復帰してその自由端が係止部
に係止されて、端子金具はキャビティから抜け止め状態
で収容される。一方、例えば端子金具が単体時にランス
に異物が引っ掛かって、ランスがキャビティ内への挿入
時の弾性変形方向とは逆方向へ捲られた場合には、規制
部が互いに係合することでランスの捲れ変形が防がれ
る。規制部は、ランスにおける自由端以外の部分と保護
壁との間に設けられているから、ランスの自由端をその
全幅にわたって係止部に対して係止させることができる
とともに、規制部の大きさをランスの自由端に関係なく
設定することができて、強度の高いものを形成できる。
従って、キャビティからの抜け止め機能と、ランスの捲
れ変形防止機能とを共に十分に発揮できる端子金具を提
供することができる。
【0008】<請求項2の発明>係合溝に差し込まれた
突片が係合溝の周縁に係合されることで、ランスの捲れ
変形が規制される。 <請求項3の発明>端子金具をキャビティ内に挿入する
のに伴って、保護壁が案内溝内に進入されて案内溝内を
摺動変位されることで、端子金具の挿入動作が案内され
る。保護壁は、ランスを保護する機能に加えて、端子金
具をキャビティ内に挿入する動作を案内する機能も兼ね
備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図7によって説明する。この実施形態では、電線
に圧着接続される雌端子金具を示す。この雌端子金具2
0は、図2に示すように、雌側のコネクタハウジング1
0(以下、単にハウジング10という)内に収容される
ようになっている。なお、以下では、各図(図3を除
く)における右側を前方とし、左側を後方として説明
し、また手前側・奥側の記載については図1及び図5を
基準とする。
【0010】先にハウジング10について説明する。ハ
ウジング10内には、キャビティ11が前後に貫通して
形成されており、キャビティ11内には、その後方から
雌端子金具20が挿入可能とされている。キャビティ1
1の天井面には、内方へ張り出す係止部12が設けられ
ており、この係止部12の前端面には、キャビティ11
内に正規深さまで挿入された雌端子金具20の金属ラン
ス38が係止されるようになっている(図7参照)。こ
の係止部12の後端面には、金属ランス38に当接して
その弾性変形を案内可能なテーパ面13が形成されてい
る。この係止部12の側縁には、雌端子金具20の保護
壁36が進入可能な案内溝14が前後に貫通して形成さ
れている。
【0011】雌端子金具20は、金属板をプレス成形す
ることで図1に示す形状に成形されており、大まかに
は、前側に略角筒状の本体部21が設けられるととも
に、後側にバレル部22が設けられている。このうち本
体部21内には、前方から相手側の雄端子金具が進入可
能とされて、雄端子金具との導通が図られるようになっ
ている。バレル部22は、前後に一対ずつのかしめ片2
3を備えるとともに、各かしめ片23が電線Wの端末に
露出した芯線W1と、その直後の被覆W2とにそれぞれ
かしめ付けられることで、電線Wに雌端子金具20を圧
着接続できるようになっている。
【0012】本体部21について詳しく説明する。本体
部21は、底壁24と、底壁24の左右両端から立ち上
がる一対の側壁25,26と、両側壁25,26から突
設された板片27,28を折り曲げて形成される天井壁
29とを備えている。このうち、側壁25,26の前端
部外面には、テーパ面が形成されている。
【0013】図2に示すように、底壁24の前端から
は、前方へ延出する舌片が形成され、この舌片が内側に
折り返されることで片持ち梁状の弾性接触片30が形成
されている。この弾性接触片30は、その長さ方向の中
央部分を頂点とする山形形状に形成されるとともに、そ
の頂点部分には接点部31が叩き出しにより膨出して形
成されている。この弾性接触片30は、図示上下方向に
弾性変形可能とされており、本体部21内に進入される
雄端子金具が接点部31に接触されるのに伴って図示下
方へ変位されるようになっている。弾性接触片30の自
由端部は、底壁24の後部において内側に膨出して形成
された受け部32に当接されている。また、底壁24の
うち接点部31と対向する部分には、過度撓み規制片3
3が切り起こして形成されており、弾性接触片30が弾
性限度を越えて弾性変形される手前の段階で、接点部3
1の前端部下面に係合してその過度撓みを規制できるよ
うになっている。
【0014】天井壁29をなす板片27,28のうち、
図1に示す手前側の板片27は、側壁25から約直角に
折り曲げられるとともに、図2に示すように、弾性接触
片30に対向して配されている。この板片27は、側壁
25の後端から側壁25の全長の約3/4程度の長さに
わたって形成され、その前端が弾性接触片30の接点部
31よりも前方に配されている。この板片27の中央に
は、弾性接触片30に接近する向きに膨出する張出部3
4が設けられており、この張出部34と弾性接触片30
との間に雄端子金具が弾性的に挟圧されるようになって
いる。また、張出部34の幅寸法は、図5に示すよう
に、金属ランス38よりも小さくなっている。
【0015】一方、奥側の板片28は、図1に示すよう
に、前部35と中部36(=保護壁36)と後部37の
3片に分離して形成されている。このうちの後部37
は、手前側の板片27上に重なるように約直角に折り曲
げられている。この後部37は、側壁26の全長の約1
/4程度の長さに形成されている。
【0016】板片28の前部35は、後部37と同様に
約直角に折り曲げられて、その側縁部が手前側の側壁2
5の上端面に係合されている。この前部35は、側壁2
6の全長の約1/4程度の長さに形成されており、その
後側には所定長さ分隙間を空けて手前側の板片27が配
されている。前部35の前端縁からは、前方へ延出する
舌片が形成され、この舌片が内側に折り返されることで
片持ち状の金属ランス38が形成されている。
【0017】金属ランス38は、図2に示すように、前
端の折返し部分が密着曲げされてから、下方(=弾性接
触片30側)へ張り出して形成され、その後部が手前側
の板片27と奥側の板片28の前部35との間の隙間を
通って本体部21の上方外部へと延ばされている。な
お、金属ランス38における下方への張出部分は、手前
側の板片27の張出部34とほぼ同じ高さ位置まで張り
出して形成されている。金属ランス38のうち本体部2
1外へ突出する部分は、自然状態においてその自由端が
図示左斜め上方へ延出する斜め姿勢に形成されている。
この金属ランス38は、自然状態から手前側の板片27
の前端縁に当接された部分を支点として図示下方へ弾性
的に変形可能とされている。金属ランス38の自由端
は、雌端子金具20がキャビティ11内の正規深さまで
挿入されると、係止部12の前端面に係止されるように
なっている。このときの係止部12に対する金属ランス
38の係止幅は、金属ランス38の自由端の幅寸法と等
しくなっている。また、金属ランス38の自由端は、プ
レス成形時における金属板からの打ち抜き部分なのでそ
の端縁部分がシャープエッジとなっている。
【0018】板片28の中部36は、図1及び図3に示
すように、奥側の側壁26から上方へ真っ直ぐに延出し
て形成されるとともに、金属ランス38に隣接する側方
位置に配されることで、金属ランス38を保護する保護
壁36とされている。この保護壁36の高さ寸法は、図
4に示すように、自然状態における金属ランス38の自
由端よりも若干高くなる大きさとされている。この保護
壁36の長さ寸法は、側壁26の全長の約1/2程度の
長さとされており、その後端が金属ランス38の自由端
よりも若干後方位置とされ、前端が手前側の板片27の
前端より若干前方位置とされている。この保護壁36
は、雌端子金具20がキャビティ11内に挿入される際
にキャビティ11内の案内溝14に進入されるようにな
っている。また、保護壁36の後端上縁部には、テーパ
面39が形成されている。
【0019】さて、図1に示すように、金属ランス38
における手前側・奥側の両側面のうち、奥側の側面、言
い換えると保護壁36と対向する側面には、保護壁36
側へ向けて突出する突片40が設けられている。一方、
保護壁36には、係合孔41が開口して設けられてお
り、この係合孔41内に突片40が差し込まれ、この突
片40と係合孔41とがランス38の捲れ変形を規制可
能な規制部を構成している。
【0020】突片40は、金属ランス38と連続した板
状に形成されており、金属ランス38が自然状態のとき
は、図4に示すように、後ろ上がりとなる斜め姿勢とさ
れ、その傾斜角は金属ランス38の傾斜角と同一となっ
ている。そして、突片40は、金属ランス38が変位さ
れるのに連動して上下方向へ変位されるようになってい
る。この突片40は、金属ランス38における本体部2
1外へ突出した部分のほぼ中央に配設されており、その
長さ寸法は金属ランス38における本体部21外へ突出
した部分の全長の約1/3程度の長さとされている。こ
の突片40は、図5に示すように、側方への突出端が保
護壁36の外側面よりも若干内側に位置する程度の幅寸
法に形成されており、係合孔41内に収められるように
なっている。
【0021】係合孔41は、保護壁36における長さ方
向のほぼ中央に位置して配設されており、その長さ寸法
は、突片40よりもやや長めの大きさとされている。図
4に示すように、この係合孔41の周面のうち、下面は
手前側の板片27の上面とほぼ面一に形成され、上面は
自然状態における金属ランス38及び突片40と平行に
なるように形成され、下面に対して斜めに形成されてい
る。
【0022】金属ランス38が自然状態のときは、係合
孔41内に差し込まれた突片40は、係合孔41の上面
に近接または当接される位置に配されている。そして、
この金属ランス38は、図6に示すように、自然状態か
ら下方へ変位されると、金属ランス38が手前側の板片
27に当接されるとともに突片40が係合孔41の周面
の下面に当接されたところで、その変位動作が規制され
るようになっている。一方、金属ランス38が自然状態
から上方へ変位しようとした場合には、突片40が係合
孔41の周面の上面に係合されることで、その変位動作
が規制されるようになっている。
【0023】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。金属板をプレス成形す
ることで成形された雌端子金具20は、バレル部22に
電線Wを圧着接続した後にハウジング10のキャビティ
11内に挿入される。
【0024】図2に示すように、雌端子金具20がハウ
ジング10に収容される前の段階では、例えば他の雌端
子金具20に接続された電線Wが金属ランス38に引っ
掛かる可能性があるが、保護壁36の外形内に金属ラン
ス38の自由端が収められることで、電線Wが引っ掛か
り難くなり、金属ランス38を保護できる。仮に電線W
や異物などが金属ランス38に引っ掛かって、金属ラン
ス38が上方へ捲り上げられた場合には、突片40が係
合孔41の周面の上面に係合することで、金属ランス3
8が自然状態から上方へ変位されるのが規制され、もっ
て金属ランス38の捲れ上がり変形が防がれる。
【0025】ハウジング10の後方から雌端子金具20
をキャビティ11内に挿入する作業を行う。このとき、
雌端子金具20が図2に示す正規の姿勢から上下反転し
ていた場合には、雌端子金具20の前端部が係止部12
の後端面(テーパ面13)に突き当たってそれ以上の挿
入が阻止されるから、雌端子金具20の逆挿入が防がれ
る。
【0026】正規の向きとした雌端子金具20をキャビ
ティ11内に挿入すると、図6に示すように、保護壁3
6が案内溝14に進入されるとともに、金属ランス38
は係止部12のテーパ面13に当接されて図示下方へ弾
性変形される。雌端子金具20を挿入するのに伴って、
保護壁36が案内溝14内を摺動変位されることで、挿
入動作が案内され、挿入作業を円滑に行うことができ
る。そして、図7に示すように、雌端子金具20が正規
の深さに達すると、係止部12の当接状態が解除されて
金属ランス38が弾性復帰するとともに、その自由端が
係止部12の前端面に係止される。このとき、金属ラン
ス38の自由端が全幅にわたって係止部12に係止され
て、雌端子金具20がキャビティ11内に抜け止め状態
に保持される。
【0027】以上説明したように本実施形態によれば、
突片40を金属ランス38における自由端以外の側面に
配設するようにしたから、金属ランス38の自由端の全
幅を係止部12に対して係止させることができるととも
に、突片40の大きさを自由端とは関係なく設定でき
て、強度の高いものを形成することができ、もって雌端
子金具20の抜け止め機能と金属ランス38の捲れ変形
防止機能とを十分に発揮させることができる。
【0028】雌端子金具20をキャビティ11内に挿入
する際には、保護壁36が案内溝14に整合しない限り
挿入が許容されないから、雌端子金具20が正規姿勢と
上下反転していた場合は挿入作業が阻止される。キャビ
ティ11内では、保護壁36が案内溝14内に進入して
摺動変位されることで、雌端子金具20の挿入動作を案
内することができる。このように保護壁36は、逆挿入
防止機能や挿入作業の案内機能を兼ね備えている。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、片側にのみ係合孔を有す
る保護壁を設けるようにした場合を示したが、保護壁を
左右に一対設けて、両保護壁に係合孔を設けるととも
に、金属ランスの両側面から突片を一対設けるように
し、両突片を各係合孔内に差し込むようにしても良い。
このようにすれば、係合孔に対する突片の係合領域を増
幅させることができ、捲れ変形防止機能を一層向上させ
ることができる。また、両保護壁によって金属ランスを
挟むようにして保護することができる。
【0030】(2)上記した実施形態では、金属ランス
側に突片を設け、保護壁側に係合孔を設けるようにした
場合を示したが、例えば保護壁の上縁から金属ランス側
へ突片を張り出し形成して、金属ランスの上面に係合さ
せるようにしても良く、そのようなものも本発明に含ま
れる。 (3)上記した実施形態では、保護壁を開口させて係合
孔を設けるようにした場合を示したが、例えば保護壁を
凹ませて係合溝を設けるようにしても良く、そのような
ものも本発明に含まれる。 (4)上記した実施形態では、キャビティ内に案内溝を
備えたハウジングに収容される雌端子金具について示し
たが、案内溝が設けられていないハウジングに収容され
る端子金具も勿論本発明に含まれる。 (5)上記した実施形態では、雌端子金具を例示した
が、雄端子金具についても勿論本発明を適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌端子金具の斜視図
【図2】雌端子金具とハウジングの側断面図
【図3】雌端子金具の正面図
【図4】雌端子金具の側面図
【図5】雌端子金具の平面図
【図6】雌端子金具をキャビティ内に挿入する途中の状
態を示す側断面図
【図7】雌端子金具がキャビティ内に正規深さまで挿入
された状態を示す側断面図
【図8】従来例の側断面図
【図9】従来例の平面図
【符号の説明】
10…ハウジング 11…キャビティ 12…係止部 14…案内溝 20…雌端子金具(端子金具) 36…保護壁 38…金属ランス(ランス) 40…突片(規制部) 41…係合孔(係合溝、規制部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングのキャビティ内に収
    容される端子金具であって、片持ち状のランスと、この
    ランスの側方位置に配されてランスを保護する保護壁と
    を備え、前記キャビティ内に挿入されるのに伴って前記
    ランスが弾性変形されて、正規挿入位置に至るとランス
    が復帰してその自由端が前記キャビティ内に突設された
    係止部に係止されるようになっており、 且つ、前記ランスにおける保護壁と対向する側と前記保
    護壁との間には、互いに係合することで前記ランスの捲
    れ変形を規制可能な規制部が設けられていることを特徴
    とする端子金具。
  2. 【請求項2】 前記規制部は、前記ランスの側面から前
    記保護壁へ向けて突出する突片と、前記保護壁に設けら
    れると共に前記突片が差し込まれてその周縁に係合可能
    とされる係合溝とからなることを特徴とする請求項1記
    載の端子金具。
  3. 【請求項3】 前記保護壁は、前記キャビティ内に設け
    られた案内溝に進入可能とされ、案内溝内を摺動変位可
    能とされていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の端子金具。
JP2000278333A 2000-09-13 2000-09-13 端子金具 Abandoned JP2002093508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278333A JP2002093508A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278333A JP2002093508A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 端子金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002093508A true JP2002093508A (ja) 2002-03-29

Family

ID=18763516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000278333A Abandoned JP2002093508A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 端子金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002093508A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010153316A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Japan Aviation Electronics Industry Ltd ソケットコンタクト及びコネクタ
JP2013152833A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Yazaki Corp 端子半嵌合防止構造
US9039447B2 (en) 2011-06-17 2015-05-26 Yazaki Corporation Terminal fitting
CN106816738A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 泰科电子(上海)有限公司 连接端子及连接组件
CN106816737A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 泰科电子(上海)有限公司 连接端子及连接组件
US10522934B2 (en) 2015-11-30 2019-12-31 Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. Connection terminal and connection assembly
JP2020102339A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 コンタクトおよびコネクタ
CN112088469A (zh) * 2018-03-16 2020-12-15 富加宜(美国)有限责任公司 高密度电连接器

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010153316A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Japan Aviation Electronics Industry Ltd ソケットコンタクト及びコネクタ
JP4651129B2 (ja) * 2008-12-26 2011-03-16 日本航空電子工業株式会社 ソケットコンタクト及びコネクタ
KR101121646B1 (ko) 2008-12-26 2012-03-09 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 소켓 콘택트
US8267729B2 (en) 2008-12-26 2012-09-18 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Socket contact
US9039447B2 (en) 2011-06-17 2015-05-26 Yazaki Corporation Terminal fitting
JP2013152833A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Yazaki Corp 端子半嵌合防止構造
CN106816738A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 泰科电子(上海)有限公司 连接端子及连接组件
CN106816737A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 泰科电子(上海)有限公司 连接端子及连接组件
US10522934B2 (en) 2015-11-30 2019-12-31 Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. Connection terminal and connection assembly
CN106816737B (zh) * 2015-11-30 2020-06-30 泰科电子(上海)有限公司 连接端子及连接组件
CN106816738B (zh) * 2015-11-30 2020-07-14 泰科电子(上海)有限公司 连接端子及连接组件
CN112088469A (zh) * 2018-03-16 2020-12-15 富加宜(美国)有限责任公司 高密度电连接器
US11870176B2 (en) 2018-03-16 2024-01-09 Fci Usa Llc High density electrical connectors
JP2020102339A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 コンタクトおよびコネクタ
JP7222694B2 (ja) 2018-12-21 2023-02-15 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 コンタクトおよびコネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7144281B2 (en) Female terminal fitting and a blank for a plurality of terminal fittings
US6733346B2 (en) Terminal fitting, a connector provided therewith and a method for forming a terminal fitting
US8523619B2 (en) Terminal fitting
US7101233B2 (en) Female terminal fitting
KR100653666B1 (ko) 단자 연결구 및 그 제조 방법
EP1376768B1 (en) An electrical connector
JP2002093508A (ja) 端子金具
JP2004039279A (ja) コネクタ
JP2000268907A (ja) 雌側端子金具
JP3415133B1 (ja) 端子金具及びコネクタ
JP4583193B2 (ja) コネクタ
JP2002134206A (ja) 端子金具
JPH11204201A (ja) 端子のコジリ防止構造
JP2002280133A (ja) コネクタ
JP3374363B2 (ja) 低挿入力コネクタ
JPH10247545A (ja) 圧接コネクタ
US6464548B2 (en) Female terminal fitting
JP2986005B2 (ja) 逆挿入防止用コネクタ
JP2002198118A (ja) 端子金具及びコネクタ
JP2002198116A (ja) 端子金具及びコネクタ
JP3307877B2 (ja) 電気コンタクト
JPH0837052A (ja) 雌形端子金具
JP2004047171A (ja) 端子金具
JP2004063324A (ja) 端子金具
JP3193652B2 (ja) 雌端子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040430

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040603