JP2002198116A - 端子金具及びコネクタ - Google Patents

端子金具及びコネクタ

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JP2002198116A
JP2002198116A JP2000393560A JP2000393560A JP2002198116A JP 2002198116 A JP2002198116 A JP 2002198116A JP 2000393560 A JP2000393560 A JP 2000393560A JP 2000393560 A JP2000393560 A JP 2000393560A JP 2002198116 A JP2002198116 A JP 2002198116A
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lance
terminal fitting
stabilizer
cavity
rubber plug
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JP2000393560A
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Akane Tanaka
茜 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム栓を傷付けることを防止する。 【解決手段】 ハウジング20内には、雌端子金具10
を収容可能なキャビティ21が複数室設けられている。
キャビティ21の下面には、幅方向に撓み変形可能なラ
ンス37が設けられており、このランス37の係止部3
8がキャビティ21内に挿入された端子金具10に弾性
的に係止することで端子金具10が抜け止めされるよう
になっている。雌端子金具10には、本体部11から下
方へスタビライザ13が突設されており、このスタビラ
イザ13の前方部位15Aと後方部位15Bとの間には
ランス37の係止部38が進入して係合可能なランス係
合凹部14が形成されている。さらに、ランス係合凹部
14の下方位置には、この雌端子金具10をゴム栓28
の電線挿通孔31に通すときに、ゴム栓28の肉の一部
がランス係合凹部14内に進入することを規制するゴム
栓進入規制部16が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子金具及びコネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】ハウジング内にランスを備えたコネクタ
の一例として、図9及び図10に示したものがある。こ
のものは、ハウジング1内に後方から端子金具2を挿入
可能なキャビティ3が複数設けられている。キャビティ
3の下面側には、幅方向(紙面に対して直交方向)に撓
み変形可能なランス4が設けられており、このランス4
がキャビティ3内に挿入された端子金具2に弾性的に係
止することで端子金具2が抜け止めされるようになって
いる。端子金具2には、前端付近から下方へ平板状のス
タビライザ5が突設されており、キャビティ3への挿入
の際には、このスタビライザ5がキャビティ3の下面に
形成された案内溝6に嵌まり込むことで端子金具2の挿
入動作が案内される。端子金具2をキャビティ3の奥ま
で挿入したときには、ランス4がスタビライザ5の後端
縁に係止するようになっており、挿入動作を案内するた
めのスタビライザ5がランス4に係止される部位を兼用
しているから、端子金具2の構造が簡単になっている。
なお、ハウジング内にランスを備えたコネクタとして、
例えば特開平6−325814号公報記載のものがあ
る。
【0003】ところで、一般に挿入案内用のスタビライ
ザに十分な機能を発揮させるためには、その前後方向へ
の長さ寸法をなるべく大きくすることが好ましい。しか
し、前述のコネクタにおいて、スタビライザ5を後方側
へ延ばした場合、ランス4とスタビライザ5との係止位
置が後方に移動することから、ランス4全体をハウジン
グ1の後方側に配置しなければならず、コネクタが前後
方向に大型化してしまうという問題があった。
【0004】そこで、この問題の解消を図ったものとし
て、本発明者により図11ないし図13に示すものが提
案された。これは、端子金具51に前後一対のスタビラ
イザ52A,52Bを設け、その間に形成されたランス
係合凹部53にキャビティ54に設けられたランス55
を係止させるようにしたもので、これによりランス55
の係止位置の変更によってコネクタの大型化を招くこと
なく、スタビライザ52A,52Bの前後方向の長さ寸
法を大きくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のコネクタは、防
水タイプのコネクタであり、ハウジング56の後面に全
キャビティ54を覆える大きさを有する一括型のゴム栓
57が装着されている。ゴム栓57には、各キャビティ
54と対応する位置ごとに電線挿通孔58が貫通して設
けられており、各電線挿通孔58の内周面には電線Wの
外周面に弾縮しつつ密着可能な図示3条の内側リップ5
8Aが設けられている。端子金具51をハウジング56
に組み付けるときには、端子金具51を前端から電線挿
通孔58に押し込み、電線挿通孔58の内周縁を外側へ
弾性的に広げつつ端子金具51を通過させてキャビティ
54に収容し、内側リップ58Aが電線Wの外周に密着
することでシールがなされる。
【0006】しかし、端子金具51を電線挿通孔58に
通過させる際には、図13に示すように、内側リップ5
8Aなどのゴム栓57の肉の一部がその弾性力によって
ランス係合凹部53内に落ち込んでしまい、そのためゴ
ム栓57が後部スタビライザ52Bに引っかかって傷つ
き、シール性を損なうおそれがあった。本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ゴム栓を傷
付けることを防止することの可能な端子金具及びコネク
タを提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る端子金具は、コネクタハウジ
ングのキャビティに前後方向に沿って挿入することで、
前記キャビティに設けられたランスから突出する係止部
が弾性的に係止して抜け止めされる端子金具であって、
挿入方向に対して直交する方向へ突設されて前記キャビ
ティの内壁に形成された案内溝に嵌まることで挿入動作
を案内可能なスタビライザを備えたものにおいて、前記
スタビライザには、前方部位と後方部位との間にランス
係合凹部が凹設されており、ここに前記ランスの係止部
がこのスタビライザの突出方向とは直交方向から進入し
て互いに係合可能とされているとともに、前記前方部位
と前記後方部位との間には、この端子金具を防水用のゴ
ム栓に設けられた貫通孔に通す際に、前記ゴム栓の肉が
前記ランス係合凹部内に落ち込むことを規制するゴム栓
進入規制部が設けられているところに特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記スタビライザにおいては、前記前方部位
と前記ゴム栓進入規制部と前記後方部位とは、一体に連
なって形成されているところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明に係るコネクタは、コネク
タハウジングのキャビティに端子金具を前後方向に沿っ
て挿入することで、前記キャビティに設けられたランス
から突出する係止部が前記端子金具に対して弾性的に係
止して抜け止めするようにしたコネクタであって、前記
端子金具は、挿入方向に対して直交する方向へ突設され
て前記キャビティの内壁に形成された案内溝に嵌まるこ
とで挿入動作を案内可能なスタビライザを備えたものに
おいて、前記スタビライザには、前方部位と後方部位と
の間にランス係合凹部が凹設されており、ここに前記ラ
ンスの係止部がこのスタビライザの突出方向とは直交方
向から進入して互いに係合可能とされているとともに、
前記前方部位と前記後方部位との間には、この端子金具
を防水用のゴム栓に設けられた貫通孔に通す際に、前記
ゴム栓の肉が前記ランス係合凹部内に落ち込むことを規
制するゴム栓進入規制部が設けられているところに特徴
を有する。
【0010】
【発明の作用および効果】請求項1及び請求項3の発明
によれば、スタビライザの前方部位と後方部位との間に
ゴム栓進入規制部を設けることで、端子金具をゴム栓の
貫通孔に通す際に、ランス係合凹部内へゴム栓の肉が落
ち込んで、ゴム栓が傷つくことを防止できる。
【0011】請求項2の発明によれば、スタビライザの
前方部位、後方部位及びゴム栓進入規制部が一体に連な
って形成されているため、スタビライザの構造が簡単と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図8によって説明する。本実施形態では、雌端子金具1
0と、これを収容するコネクタハウジング20(以下、
単にハウジング20という)を備えた雌コネクタについ
て示す。なお以下では、ハウジング20に対する雌端子
金具10の挿入方向を前方として説明する。また、上下
方向の記載については、図2及び図4を除いた各図を基
準とする。
【0013】雌端子金具10は、金属板をプレス加工し
て形成されており、図1に示すように、略箱型の本体部
11と、電線Wの端末部分に圧着接続されたバレル部1
2とを前後に備えている。本体部11は、先端が開口し
て形成され、ここに相手側の雄端子金具(図示せず)が
前方から挿入されて導通接続可能となっている。本体部
11の下面側における側縁には、図1、図3及び図4に
示すように、スタビライザ13が下方へ突設されてい
る。スタビライザ13は、金属板を折り重ねることで、
金属板の板厚の2枚分の厚さ寸法を有する略平板状に形
成されている。スタビライザ13の厚さ方向内側の面
は、前後方向の中央位置が一部切欠されて、ランス係合
凹部14が凹設されている。このランス係合凹部14よ
りも前側は、スタビライザ13の前方部位15A、後側
はスタビライザ13の後方部位15Bとされている。ラ
ンス係合凹部14には、後に詳しく説明するように、ス
タビライザ13の厚さ方向(即ち、スタビライザ13の
突出方向とは直交方向)からランス37の係止部38が
進入して係合可能とされている。また、スタビライザ1
3には、ランス係合凹部14に対して下側の端部(即
ち、スタビライザ13の突出方向の端部)に、ゴム栓進
入規制部16が設けられている。このゴム栓進入規制部
16は、前方部位15Aの下端と後方部位15Bの下端
に一体に連なって形成されており、その下端縁は金属板
を折り返した部分となっている。後に説明するように、
この雌端子金具10をゴム栓28に通す際に、ゴム栓2
8のランス係合凹部14内への進入を規制する。
【0014】また、スタビライザ13の前方部位15A
の前端縁(挿入方向の端縁部)は、基端側が本体部11
の前端に一致しており、突出端側(下端側)に向けて先
細り形状をなすテーパ部17Aが形成されている。一
方、スタビライザ13の後方部位15Bは、本体部11
の前後方向の中央付近に位置しており、その後端縁には
突出端側(下端側)に向けて先細り形状をなすテーパ部
17Bが形成されている。上記スタビライザ13は、雌
端子金具10をハウジング20のキャビティ21内へ挿
入する際に案内溝22,35に嵌められることで挿入動
作を案内できるようになっている。
【0015】ハウジング20は、合成樹脂製であって、
内部には後方から雌端子金具10が挿入されるキャビテ
ィ21が設けられている。キャビティ21は、図5に示
すように、高さ(上下)方向に4段、幅方向に7列にわ
たって合計28室が整列して形成されている。キャビテ
ィ21の下面側における側縁(正面から視た図5では左
側縁)には、雌端子金具10のスタビライザ13が進入
可能な案内溝22が凹んで形成されている。各キャビテ
ィ21間には、格子状の隔壁23が設けられており、こ
の隔壁23によって隣接するキャビティ21同士が仕切
られている。また、キャビティ21の前端には前壁24
が形成されており、この前壁24には、相手側の雄端子
金具が前方から進入可能な開口部25が設けられてい
る。
【0016】また、ハウジング20の後部には、全キャ
ビティ21に連通するゴム栓装着孔27が設けられてお
り、その奥側に一括型のゴム栓28が嵌められている。
このゴム栓28は、所定の厚さを有し、かつゴム栓装着
孔27内に緊密に嵌合可能な大きさの略長方形断面に形
成されている。ゴム栓28の外周面には、図示3条の外
側リップ29が周設されている。また、ゴム栓28の内
部には、上記したハウジング20の各キャビティ21と
対応する位置ごとに、電線挿通孔31(本発明の「貫通
孔」に相当)が開口されている。各電線挿通孔31の内
周面には、電線Wの外周面に弾縮しつつ密着可能な図示
3条の内側リップ31Aが周設されている。
【0017】また、ゴム栓28の後方には、ゴム栓押さ
え33が装着されるようになっている。このゴム栓押さ
え33は合成樹脂製であって、ゴム栓装着孔27の手前
側の端部にほぼ緊密に嵌合される形状であり、各キャビ
ティ21に対応する位置に雌端子金具10を挿通可能な
窓孔34が格子状に形成されている。各窓孔34の内面
には、下面側における側縁に、キャビティ21の案内溝
22と対応する案内溝35が凹設されており、雌端子金
具10のスタビライザ13が進入可能となっている。ゴ
ム栓押さえ33の上下端部からは一対のアーム36が前
方へ突設されており、アーム36に設けられたロック孔
36Aにハウジング20の外面に突設されたロック突起
26が嵌め込まれることで、ゴム栓押さえ33がゴム栓
28の手前に取り付けられ、これによりゴム栓28の外
れ止めが図られるようになっている。
【0018】さて、隔壁23のうち幅方向に沿って延び
る部分、すなわち高さ方向に並んだキャビティ21間を
仕切る部分には、図1、図2及び図5に示すように、そ
の前部を切り欠くことによって、キャビティ21内に収
容された雌端子金具10を抜け止めするためのランス3
7が設けられている。このランス37は、片持ち状に形
成されるとともに弾性的に撓み変形可能とされ、その撓
み方向は、キャビティ21とランス37の並び方向であ
る高さ方向と直交する向きである幅方向に沿った向きと
なっている。
【0019】ランス37の側面には、係止部38が幅方
向に沿って突出して設けられている。この係止部38
は、ランス37の側面のうち案内溝22側を向いた側面
においてランス37の上半分の高さ領域に設けられてい
る。この係止部38は、案内溝22の前方に配されてい
て、案内溝22に進入するスタビライザ13の通過経路
に突出して配されている。そのため、係止部38には、
雌端子金具10をキャビティ21に挿入するのに伴って
スタビライザ13が後方から干渉し、このスタビライザ
13によって係止部38が押圧されることでランス37
が撓み変形されるようになっている。スタビライザ13
が突き当たる係止部38の後端面は、ランス37を撓み
方向へ案内するようテーパ状に形成されている。係止部
38は、その前端位置がキャビティ21の前壁24より
もスタビライザ13の前方部位15Aの長さ寸法分程度
後方に設定されており、正規深さまで挿入された雌端子
金具10のランス係合凹部17に進入して前部部位15
Aの後端面に係止部38の前端面が係止されるようにな
っている。
【0020】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。まず、図1に示すよう
に、ゴム栓28をゴム栓装着孔27に取り付けた状態
で、電線Wに圧着接続した雌端子金具10を後方からゴ
ム栓押さえ33の窓孔34に挿入する。このとき、仮に
雌端子金具10が上下反転した姿勢だった場合には、ス
タビライザ13が窓孔34の周縁に突き当たることで、
雌端子金具10が反転状態のまま挿入される、いわゆる
逆挿入が阻止される。雌端子金具10を奥側へ挿入して
いくと、その先端の本体部11及びスタビライザ13が
ゴム栓28の電線挿通孔31の開口縁に突き当たる。そ
のまま雌端子金具10を押し込むと、本体部11及びス
タビライザ13が電線挿通孔31の内周縁を外側へ弾性
的に変形させつつ、電線挿通孔31の内側に進入する。
このとき、スタビライザ13の前端縁にテーパ部17A
が設けられていることによって、電線挿通孔31の内周
縁がスタビライザ13の角部に引っかかって傷ついたり
することなく、円滑に挿入できる。雌端子金具10をさ
らに押し込むと、電線挿通孔31の各内側リップ31A
がスタビライザ13の下端縁に摺接しつつ、スタビライ
ザ13が電線挿通孔31を通り抜ける。このとき、図6
に示すように、ランス係合凹部14の下端側には、ゴム
栓進入規制部16が形成されているため、内側リップ3
1A等のゴム栓28の肉の一部がゴム栓進入規制部16
に進入することが規制され、雌端子金具10が円滑に挿
入される。また、ゴム栓進入規制部16の下端縁は、金
属板を折り返して形成されており、金属板の破断面がゴ
ム栓28に当接しないからゴム栓を傷付けにくい。
【0021】雌端子金具10の本体部11がゴム栓28
を通過してキャビティ21内に挿入されるとともに、ス
タビライザ13が案内溝22に嵌まり、これにより雌端
子金具10の挿入動作がスムーズに案内される。案内溝
22を通過したスタビライザ13は、ランス37の係止
部38の後端面に突き当てられ、この状態から雌端子金
具10をさらに前方へ押し込むと、図7に示すように、
スタビライザ13によりランス37の係止部38が押圧
され、これに伴ってランス37が幅方向に沿って弾性的
に撓まされる。雌端子金具10がキャビティ21内に正
規深さまで挿入されて、スタビライザ13の前方部位1
5Aがランス37の係止部38の前方に配されるのに伴
って、ランス37が弾性復帰して、係止部38がランス
係合凹部17内に進入するとともに、その係止部38が
前方部位15Aの後端面に係止される(図8参照)。こ
れにより雌端子金具10は、キャビティ21から抜け止
め状態に保持されるとともに、ゴム栓28の各内側リッ
プ31Aが電線Wの外周面に弾縮しつつ密着してキャビ
ティ21後部がシールされた状態となる。
【0022】さて、上記のコネクタでは、ランス37の
撓み方向がキャビティ21とランス37の並び方向と直
交する向きとなっているから、キャビティ21、ランス
37及び撓み空間が一直線に並ぶことがなく、高さ方向
に沿ってコネクタが長大化するのを防ぐことができる。
また、雌端子金具10において、挿入動作を案内するた
めのスタビライザ13がランス37の係止部38が係止
される部位を兼用しているから、その構造を簡単にする
ことができる。
【0023】また、本実施形態によれば、スタビライザ
13の前方部位15Aと後方部位15Bとの間にゴム栓
進入規制部16を設けることで、雌端子金具10をゴム
栓28の電線挿通孔31に通す際に、ランス係合凹部1
4内へゴム栓28の肉が落ち込んで、ゴム栓28が傷つ
くことを防止できる。従ってゴム栓28が傷つくことに
よってシール性を損なうことも防止できる。また、スタ
ビライザ13の前方部位15A、後方部位15B及びゴ
ム栓進入規制部16が一体に連なって形成されているた
め、スタビライザ13の構造が簡単となる。
【0024】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、ランス係合凹部をスタビ
ライザの厚さ方向内側の面に凹設したが、ランス係合凹
部は、例えばスタビライザを厚さ方向に貫通して設けて
も良く、そのときゴム栓進入規制部は前方部位と後方部
位との間に橋渡し状に設けても良い。
【0025】(2)上記した実施形態では、一括型のゴ
ム栓を備えたコネクタを示したが、ゴム栓は、一括型で
なく端子金具毎に個別に装着するようなものであっても
良い。 (3)上記した実施形態では、雌端子金具と、それを収
容する雌コネクタを示したが、本発明は、雄端子金具
や、それを収容する雄コネクタについても適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌コネクタの分解側
断面図
【図2】ハウジングの平断面図
【図3】雌端子金具の正面図
【図4】雌端子金具の部分拡大斜視図
【図5】ハウジングの正面図
【図6】雌端子金具をゴム栓に通す過程を示す部分拡大
側断面図
【図7】キャビティ内に雌端子金具を挿入する過程を示
す側断面図
【図8】雌端子金具の組付けが完了した状態を示す側断
面図
【図9】従来例のコネクタの分解側断面図
【図10】そのコネクタに雌端子金具を挿入する過程を
しめす側断面図
【図11】別の従来例のコネクタの分解側断面図
【図12】そのコネクタに雌端子金具を挿入する過程を
示す側断面図
【図13】その雌端子金具をゴム栓に通す過程を示す部
分拡大側断面図
【符号の説明】
10…雌端子金具(端子金具) 13…スタビライザ 14…ランス係合凹部 16…ゴム栓進入規制部 21…キャビティ 22…案内溝 28…ゴム栓 31…電線挿通孔(貫通孔) 37…ランス 38…係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングのキャビティに前後
    方向に沿って挿入することで、前記キャビティに設けら
    れたランスから突出する係止部が弾性的に係止して抜け
    止めされる端子金具であって、挿入方向に対して直交す
    る方向へ突設されて前記キャビティの内壁に形成された
    案内溝に嵌まることで挿入動作を案内可能なスタビライ
    ザを備えたものにおいて、 前記スタビライザには、前方部位と後方部位との間にラ
    ンス係合凹部が凹設されており、ここに前記ランスの係
    止部がこのスタビライザの突出方向とは直交方向から進
    入して互いに係合可能とされているとともに、前記前方
    部位と前記後方部位との間には、この端子金具を防水用
    のゴム栓に設けられた貫通孔に通す際に、前記ゴム栓の
    肉が前記ランス係合凹部内に落ち込むことを規制するゴ
    ム栓進入規制部が設けられていることを特徴とする端子
    金具。
  2. 【請求項2】 前記スタビライザにおいては、前記前方
    部位と前記ゴム栓進入規制部と前記後方部位とは、一体
    に連なって形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の端子金具。
  3. 【請求項3】 コネクタハウジングのキャビティに端子
    金具を前後方向に沿って挿入することで、前記キャビテ
    ィに設けられたランスから突出する係止部が前記端子金
    具に対して弾性的に係止して抜け止めするようにしたコ
    ネクタであって、前記端子金具は、挿入方向に対して直
    交する方向へ突設されて前記キャビティの内壁に形成さ
    れた案内溝に嵌まることで挿入動作を案内可能なスタビ
    ライザを備えたものにおいて、 前記スタビライザには、前方部位と後方部位との間にラ
    ンス係合凹部が凹設されており、ここに前記ランスの係
    止部がこのスタビライザの突出方向とは直交方向から進
    入して互いに係合可能とされているとともに、前記前方
    部位と前記後方部位との間には、この端子金具を防水用
    のゴム栓に設けられた貫通孔に通す際に、前記ゴム栓の
    肉が前記ランス係合凹部内に落ち込むことを規制するゴ
    ム栓進入規制部が設けられていることを特徴とするコネ
    クタ。
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