JP2986005B2 - 逆挿入防止用コネクタ - Google Patents

逆挿入防止用コネクタ

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JP2986005B2 JP5336422A JP33642293A JP2986005B2 JP 2986005 B2 JP2986005 B2 JP 2986005B2 JP 5336422 A JP5336422 A JP 5336422A JP 33642293 A JP33642293 A JP 33642293A JP 2986005 B2 JP2986005 B2 JP 2986005B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的接続に用いる端
子金具を収容するコネクタに関し、端子金具の逆挿入を
防止することが出来る逆挿入防止用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、実公昭62−30292号公報
に記載の逆挿入防止用コネクタ1のコネクタハウジング
3を示す。このコネクタハウジング3には、端子収容室
5が形成されており、内部に挿入された端子金具7を係
止する可撓性係止腕9が形成されている。可撓性係止腕
9は、内壁11から一方の開口側に向けて突設されてお
り、内壁11との間に撓み空間を形成している。また、
可撓性係止腕9の自由端側の端部には、逆挿入防止凸部
13が形成され、基端部側には逆挿入防止体15が形成
されている。これらの逆挿入防止凸部13、逆挿入防止
体15には、逆挿入された端子金具7の先端部7aが当
接する端子突き当たり部位13a、15aがそれぞれ形
成されている。
【0003】一方、端子金具7は、電線加締め部17
と、電気接触部19とからなる。電気接触部19は、幅
方向の中間部が平面状で、両側が筒状に折り返されて形
成されている。
【0004】この端子金具7を正規な挿入姿勢で端子収
容室5内に挿入すると、図6に示すように、係止部21
が端子金具7の係止肩23と係合することにより、端子
収容室5内に収容、保持される。
【0005】また、図7に示すように、端子金具7を逆
の姿勢で端子収容室5内に挿入すると、逆挿入防止体1
5の端子突き当たり部位15aに端子金具7の先端部7
aが当接して、端子金具7の逆挿入が防止される。ま
た、仮に逆挿入された端子金具7が逆挿入防止体15を
乗り越えても、図8に示すように、今度は、逆挿入防止
凸部13の端子突き当たり部位13aに端子金具7の先
端部7aが当接するので、端子金具7の逆挿入が防止さ
れる。これにより、この逆挿入防止コネクタ1は、端子
金具7の逆挿入が確実に防止されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した逆
挿入防止コネクタ1は、可撓性係止腕9の基端部に逆挿
入防止体15が形成されているので、この部分の肉厚が
あついので可撓性に欠け、可撓性係止腕が過度に撓むと
破損するおそれがある。
【0007】また、端子金具7の挿入側に、端子突き当
たり部位15aが形成されているので、端子金具7を正
規な姿勢で端子収容室5内に挿入した場合でも、端子金
具7の先端部が当接することもある。このため、スムー
ズに挿入することが出来ず、引っ掛かりながらの挿入作
業となるので、端子金具7の挿入性が非常に悪い。
【0008】そこで、本発明は、端子金具の端子収容室
への挿入性を向上すると共に、可撓性係止腕が過度に撓
んでも破損することがない逆挿入防止用コネクタの提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、端子金具が収容される端子収容室
の内壁から突設された基端部と、この基端部から端子挿
入方向に向けて延設されたアーム部と、このアーム部の
先端部に設けられて挿入された端子金具に係合する係合
部と、前記アーム部に設けられて端子収容室への端子金
具の逆挿入時に端子金具と当接してその挿入を防止する
逆挿入防止凸部とが設けられた可撓性係止腕を有する逆
挿入防止用コネクタにおいて、前記基端部より前記端子
収容室への端子金具の挿入側であって前記基端部が設け
られた内壁から前記逆挿入防止凸部と等しい高さまで連
続する端子挿入案内斜面を前記可撓性係止腕の両側に設
け、前記端子収容室内への端子金具の挿入側の内壁から
基端部の高さまで端子案内斜面を設け、前記端子金具の
挿入方向に対して直交する幅方向の両内壁上に挿入され
た端子金具を幅方向の正規な位置へ案内する端子幅方向
案内斜面を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、端子金具を正規な姿
勢で端子収容室内に挿入すると、端子金具の先端部は端
子挿入案内斜面に当接し、可撓性係止腕の係止部まで案
内される。そして、端子金具を端子収容室の奥方に挿入
すると、係止部に端子金具が係合し、端子金具が端子収
容室内に収容される。
【0011】この場合、端子金具の先端部が端子挿入案
内斜面に案内されると共に、端子幅方向案内斜面に案内
されることにより、端子金具を端子収容室の正規な位置
に導くことができ滑らかに挿入することができる。
【0012】また、端子金具を逆の姿勢で端子収容室内
に挿入すると、端子金具の先端部が逆挿入防止凸部に当
接することにより、端子金具は端子収容室の奥に挿入す
ることが出来ず、端子の逆挿入が確実に防止される。
【0013】さらに、端子金具を端子収容室に対して斜
めに、すなわち、可撓性係止腕に対して傾斜し、かつ端
子挿入案内斜面から外れて挿入し、可撓性係止腕の基端
部が突設された内壁上を摺動しながら挿入しても、端子
案内斜面によって案内されることにより、端子金具の先
端部が基端部に当接することがない。
【0014】さらに、本発明では、可撓性係止腕の基端
部に、端子金具の逆挿入防止体等を設ける必要がないの
で、可撓性係止腕が過度に撓んでも破損することがな
い。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る逆挿入防止用コネクタの
実施例について説明する。図1は、逆挿入防止用コネク
タのハウジング25に形成した端子収容室27の内部を
示す斜視図、図2は端子金具29を端子収容室27内に
挿入する過程を示す断面図である。
【0016】図1に示すように、逆挿入防止用コネクタ
のハウジング25に形成した端子収容室27内には可撓
性係止腕31が形成されている。この可撓性係止腕31
は、端子収容室27の内壁33から基端部35が突設さ
れ、この基端部35の一側から端子挿入方向(図示矢印
a方向)に向けてアーム部37が延設されている。ま
た、基端部35の他側には、基端部35の幅方向の中間
部に、端子案内斜面39が形成されている。
【0017】アーム部37と内壁33との間には、アー
ム部37が撓み変形するための撓み空間41が設けられ
ている。また、アーム部37の自由端側の端部には、後
述する端子金具29の係止突起59と係合する係止段部
43が形成されている。さらに、アーム部37には、撓
み空間41の反対側の空間、すなわち端子金具29が挿
入される挿入空間45側に向けて、係止段部43側に逆
挿入防止凸部47が設けられている。この逆挿入防止凸
部47は、アーム部37の幅方向の全域に渡って形成さ
れており、基端部35側に端子突き当たり部位49が設
けられている。さらに、可撓性係止腕31の側部には、
端子収容室27の内壁との間に壁部50が設けられてい
る。この壁部50の上面には、端子挿入方向に沿って端
子挿入案内斜面51が形成されている。この端子挿入案
内斜面51は、基端部35が設けられた内壁33から逆
挿入防止凸部47側に向けて傾斜しており、その頂部5
3は、内壁33からの逆挿入防止凸部47の高さと等し
く設定されている。また、頂部53を挟んで端子挿入案
内斜面51の反対側は、逆向きに傾斜している。また、
可撓性係止腕31の両側部の端子収容室の内壁には、端
子幅方向案内斜面62が形成されている。この端子幅方
向案内斜面62は、端子金具29の挿入方向に向かって
次第にその間が狭くなるようにそれぞれ傾斜して設けら
れている。そして、端子収容室27内に挿入された端子
金具29の先端部の両側部が摺動して、端子金具を幅方
向の正規な位置に案内する。
【0018】一方、端子金具29は、いわゆる雄型端子
金具で、電線Wの端末部分を加締め接続する電線加締め
部55と相手方端子金具(雌型端子金具)と嵌合して電
気的に接続される平板状の電気接触部57とからなる。
また、電線加締め部55と電気接触部57との間には、
一面側(図2において上面側)に、上記アーム部37の
係止段部43と係合する係合突起59が形成され、他面
側(図2において下面側)には、逆挿入防止凸部47の
端子突き当たり部位49に当接する逆挿入防止突起61
が形成されている。
【0019】このような、端子金具29を端子収容室2
7内に収容するには、図2(a)、ず3(a)に示すよ
うに、端子収容室27に対して正規な姿勢で端子金具2
9を位置合わせした後に、図2(b)、図3(b)に示
すように、端子金具29を端子収容室27に挿入する。
端子金具29を端子収容室27内に挿入すると、電気接
触部57の先端部29aが端子挿入案内斜面51に当接
し、端子金具29を端子収容室27の奥に引き続き押し
込むと、図2(c)、図3(c)に示すように、端子金
具29は端子挿入案内斜面51に案内されて先端部29
aが頂部53を乗り越えて、端子挿入空間45内に挿入
される。さらに、端子金具29を端子収容室27内に押
し込むと、係止突起59が逆挿入防止凸部47に当接
し、アーム部37を撓み空間41側へ撓ませる。そし
て、係止突起59が逆挿入防止凸部47を乗り越える
と、図2(d)、図3(d)に示すように、可撓性係止
腕31が自身の復元力により元の位置に復帰して係止段
部43に係止突起59が係合する。これにより、端子金
具29が端子収容室27内に収容される。
【0020】このように、本実施例では、端子金具29
の先端部29aが端子挿入案内斜面51により案内され
て端子収容室27の内部に挿入されるので、端子金具2
9の端子収容室27への挿入性を向上することができ
る。この場合、基端部35には、端子案内斜面39が形
成されているので、端子金具29の先端部29aが基端
部35に当接しても、端子挿入空間45に滑らかに案内
されるので、引っ係ることがない。
【0021】さらに、端子金具29を端子収容室27に
挿入すると、端子金具29の先端の両側部が端子幅方向
案内斜面62によって端子金具29の幅方向の正規な位
置に案内されるので、これによっても端子金具29を端
子挿入空間45に滑らかに案内される。
【0022】また、本実施例の可撓性係止腕31の基端
部35には、逆挿入防止体を設けていないので、可撓性
係止腕31に過度の撓みが加わっても破損することがな
い。すなわち、基端部35に逆挿入防止体を設けていな
いので、基端部35が弾性を十分得られる肉厚に設定す
ることができる。従って、可撓性係止腕31に過度の撓
みが加わっても破損することがない。
【0023】次に、端子金具29を逆の姿勢で端子収容
室27内に挿入した場合について説明する。図4(a)
に示すように、端子金具29を端子収容室27内に逆挿
入すると、端子金具29の先端部29aが端子挿入案内
斜面51に案内されて、端子挿入空間45に導かれる。
そして、電気接触部57が端子挿入空間45内に挿入さ
れると、逆挿入防止凸部47の端子突き当たり部位49
に、逆挿入防止突起61が当接する。これにより、端子
金具29の端子収容室27内への逆挿入が確実に防止さ
れる。
【0024】また、端子金具29を端子収容室27内に
斜めに挿入しても、両側の端子挿入案内斜面のいずれか
により確実に案内される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、可撓性係止腕の側部に、頂部が逆挿入防止突
起と同じ高さの端子挿入案内斜面を設けたことにより、
端子金具の先端部が可撓性係止腕の基端部等に当接しな
いので挿入し易くなり、挿入性を向上することができ
る。
【0026】また、端子案内斜面を設けたことにより、
万が一にも端子金具の先端部が内壁上を摺動しながら挿
入されたとしても、端子金具の先端部が正規な挿入方向
に案内され、より挿入性を向上することができる。
【0027】さらに、端子幅方向案内斜面を設けたこと
により、端子収容室内への端子金具の挿入方向に対して
直交する幅方向の正規な位置に端子金具を案内すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る逆挿入防止用コネクタの端子収容
室内を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る逆挿入防止用コネクタにおける端
子収容室への端子金具の正規な挿入過程を側面から示
し、(a)は端子金具を端子収容室内に挿入する前の状
態を示す断面図、(b)は端子金具の先端部が端子挿入
案内斜面に当接した状態を示す断面図、(c)は端子金
具の係止突起に可撓性係止腕の係止段部が係合した状態
を示す断面図である。
【図3】本発明に係る逆挿入防止用コネクタにおける端
子収容室への端子金具の正規な挿入過程を平面から示
し、(a)は端子金具を端子収容室内に挿入する前の状
態を示す断面図、(b)は端子金具の先端部が端子挿入
案内斜面に当接した状態を示す断面図、(c)は端子金
具の先端部が端子挿入空間に導かれる直前の状態を示す
断面図、(d)は端子金具の係止突起に可撓性係止腕の
係止段部が係合した状態を示す断面図である。
【図4】本発明に係る逆挿入防止用コネクタにおける端
子収容室への端子金具の逆挿入過程を示し、(a)は端
子金具を端子収容室内に挿入する前の状態を示す断面
図、(b)は端子収容室への端子金具の逆挿入が防止さ
れた状態を示す断面図である。
【図5】従来の逆挿入防止用コネクタの端子収容室内を
示す斜視図である。
【図6】従来の逆挿入防止用コネクタの端子収容室内に
端子金具を正規な状態で挿入した状態を示す断面図であ
る。
【図7】従来の逆挿入防止用コネクタの端子収容室内に
端子金具を逆挿入した状態を示す断面図である。
【図8】従来の逆挿入防止用コネクタの端子収容室内に
端子金具を逆挿入した状態の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
27 端子収容室 29 端子金具 31 可撓性係止腕 33 内壁 43 係止段部(係止部) 47 逆挿入防止凸部 51 端子挿入案内斜面 53 頂部 62 端子幅方向案内斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−131074(JP,U) 実開 平4−58974(JP,U) 実公 昭62−30292(JP,Y2) 実公 昭62−39586(JP,Y2) 実公 昭54−15174(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具が収容される端子収容室の内壁
    から突設された基端部と、この基端部から端子挿入方向
    に向けて延設されたアーム部と、このアーム部の先端部
    に設けられて挿入された端子金具に係合する係合部と、
    前記アーム部に設けられて端子収容室への端子金具の
    挿入時に端子金具と当接してその挿入を防止する逆挿入
    防止凸部とが設けられた可撓性係止腕を有する逆挿入防
    止用コネクタにおいて、前記基端部より前記端子収容室
    内への端子金具の挿入口側であって前記基端部が設けら
    れた内壁から前記逆挿入防止凸部と等しい高さまで連続
    する端子挿入案内斜面を前記可撓性係止腕の両側に設
    け、前記端子収容室内への端子金具の挿入側の内壁から
    基端部の高さまで端子案内斜面を設け、前記端子金具の
    挿入方向に対して直交する幅方向の両内壁上に挿入され
    た端子金具を幅方向の正規な位置へ案内する端子幅方向
    案内斜面を設けたことを特徴とする逆挿入防止用コネク
    タ。
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