JP5507821B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関し、特に、発光素子と波長変換部と光拡散部とを備えた発光装置に関する。
発光ダイオード(LED)は、小型であり、低消費電力および長寿命などの特徴を有し、かつ、可視光を含む赤外光から紫外光までの波長領域で発光可能であることから、従来の小型電球(豆電球やナツメ球など)の代替品や液晶ディスプレイのバックライトとして既に実用化されている。さらに、LEDの発光の高効率化や製造時の低コスト化により、白熱灯や蛍光灯に代わる一般照明用の光源としての利用が期待されている。
一般照明用に使用される白色LEDは、青色LEDまたは紫外LEDと蛍光体とを組み合わせた場合に、LEDから出射された光の一部が蛍光体を励起させて赤色や緑色に発光させることにより、LED自体の発色光と蛍光体の発色光とが混合されて白色光を発するように構成されている。
ここで、LEDチップから出射される光には指向性があるため、白色LEDの発光観察面は、見る角度によって色調が大きく変化する。このため、一般照明用に応用される白色LEDには、色むらが発生しやすいという不都合がある。
そこで、従来、色むらを低減させるために、発光素子と波長変換部と光拡散部とを備えた発光装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、LEDチップ(発光素子)と、LEDチップを覆うように形成された蛍光体樹脂層(波長変換部)と、蛍光体樹脂層の少なくとも上面の一部を覆う光拡散層(光拡散部)とを備えたLED照明光源(発光装置)が開示されている。この特許文献1では、蛍光体樹脂層中を透過するLEDチップの中央部と周辺部(角部)との局所的な光路長の差に起因する色温度(K)の分布(色むら)を是正するように光拡散層の厚みが調整されている。すなわち、周辺部(角部)では、中央部よりも光路長が長くなることから、黄色みがかった白色光になる一方、中央部では、光路長が短くなることから、白色を呈することを考慮して、光拡散層の厚みを、蛍光体樹脂層の上面の中央部よりも蛍光体樹脂層の上面の周辺部(角部)で大きくなるように構成している。これにより、上面の周辺部(角部)を透過する黄色みがかった白色光は、光拡散層において上面の中央部を透過する光よりもより拡散されるので、発光観察面において、中央部の領域と周辺部(角部)の領域とで白色光の白さの度合の差が小さくなる。それにより、光路長の差に起因する色むらが生じるのを抑制することが可能なように構成されている。
特許第3983793号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたLED照明光源では、蛍光体樹脂層中を透過するLEDチップの光路長の差に起因する色温度分布の低減のみを考慮しているため、色むらの発生をある程度抑制することが可能である一方、LEDチップ自体の各面から出射される光の発光強度の分布については考慮されていないと考えられる。このため、特に高出力化されたLEDチップを用いる場合には、LEDチップ(発光素子)の各面から出射される光の発光強度の分布差がより顕著となるため、発光観察面において、色むらを十分に低減することができないという問題点がある。たとえば、LEDチップの上面において、中央部の発光強度がその他の部分よりも大きい場合には、上記特許文献1の構成では、色むらを十分に低減することができないと考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、発光素子の上方の発光観察面において、中央部の発光強度がその他の部分の発光強度よりも大きい場合に、色むらを十分に低減することが可能な発光装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による発光装置は、発光素子と、発光素子から出射された光の波長を変換する波長変換部と、発光素子の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成されている光拡散部とを備え、光拡散部は、光拡散剤を含み、発光素子の上方中央部における光拡散部の光拡散剤の反射率が、他の部分における光拡散部の光拡散剤の反射率に比べて大きい
この発明の一の局面による発光装置では、上記のように、発光素子の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成されている光拡散部を備えることによって、発光素子の上面から出射される光の発光強度が、他の面から出射される光の発光強度に比べて大きい場合に、発光素子の上面からの出射光は、発光素子の上方中央部における光拡散部において周辺部よりも盛んに拡散されるので、発光素子の上方の発光観察面において、発光強度差に起因する色むらを十分に低減することができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、発光素子は、支持基板と、発光層を有し、支持基板に接合される半導体発光素子層とを含む。このように構成すれば、支持基板に融着層を介して半導体発光素子層が形成される構造では、光が半導体発光素子層の下面などにおいて反射されることにより、発光素子の上面からの発光強度は、発光素子の側面からの発光強度に比べて大きくなるので、光拡散部により、発光素子の上方中央部において、発光素子から発せられた光はより拡散される。これにより、発光素子の上面の発光強度の大きい光をより拡散することができるので、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布をより低減することができる。その結果、色むらをより十分に低減することができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、発光素子の上方中央部における光拡散部の厚みが、他の部分における光拡散部の厚みと比べて大きい。このように構成すれば、光拡散部の厚みを変化させることによって、発光素子の発光強度の分布に応じて、光拡散部において、発光素子の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成することができる。これにより、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができるので、色むらの低減を容易に行うことができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、光拡散部は、光拡散剤を含み、発光素子の上方中央部における光拡散部の光拡散剤の含有率が、他の部分における光拡散部の光拡散剤の含有率に比べて大きい。このように構成すれば、光拡散部に含有される光拡散剤の含有率を変化させることによって、発光素子の発光強度の分布に応じて、光拡散部において、発光素子の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成することができる。これにより、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができるので、色むらの低減を容易に行うことができる。
上記一の局面による発光装置において、好ましくは、光拡散部は、粒子状の光拡散剤を含み、発光素子の上方中央部における光拡散部の粒子状の光拡散剤の平均粒径が、他の部分における光拡散部の粒子状の光拡散剤の平均粒径に比べて大きい。このように構成すれば、光拡散部に含まれる粒子状の光拡散剤の平均粒径を変化させることによって、発光素子の発光強度の分布に応じて、光拡散部において、発光素子の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成することができる。これにより、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができるので、色むらの低減を容易に行うことができる
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1参考例
図1は、本発明の第1参考例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。図2〜図4は、それぞれ、図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの構造を示した平面図および断面図である。まず、図1〜図4を参照して、第1参考例による表面実装型LED10の構造について説明する。なお、この第1参考例では、発光装置の一例である表面実装型LEDに本発明を適用した場合について説明する。
本発明の第1参考例によるチップ型の白色光の表面実装型LED10では、図1に示すように、発光波長ピークが約420nm〜約480nmの青色光を出射するLEDチップ1が、Agペーストからなる接着層2によって支持基体3の電極3aの上面上に固定されている。また、LEDチップ1の後述するn側電極18は、支持基体3の電極層3bの上面上に金属製のワイヤ4を介して電気的に接続されている。また、LEDチップ1、支持基体3およびワイヤ4は、透光性を有するシリコン樹脂からなる樹脂層5によって覆われている
ここで、第1参考例では、樹脂層5の上面上には、樹脂層5の上面を覆うように光拡散部6が形成されている。具体的には、樹脂層5の上面上には、第1光拡散層6aが形成されている。また、図1および図2に示すように、第1光拡散層6aの上面中央部領域上には、第2光拡散層6bが形成されている。また、図1に示すように、第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6bは、同一の組成からなり、略同じ厚み(約10μm以上約100μm以下)を有する。これにより、表面実装型LED10の上面中央部における光拡散部6の厚みは、表面実装型LED10の上面中央部以外の光拡散部6の厚みよりも約2倍の厚みを有するように構成されている。また、図2に示すように、第2光拡散層6bは、上方(矢印A1方向側)から見て、略円形状を有している。
また、図1および図2に示すように、LEDチップ1は、光拡散部6の矢印B方向の中央部の下方(図1の矢印A2方向側)に位置するように配置されている。また、第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6bは、シリコン樹脂などの透光性樹脂に粒子状の光拡散剤6cを分散させて形成されている。また、光拡散剤6cは、粒子状のSiO、Al、ZrO、MgO、BaSO、TiO、AlN、SiC、Al、Ag、Au、Rh、Cu、Ni、Pt、Ti、Nb、TaおよびZrなどからなり、数nm以上約1μm以下の大きさの平均粒径を有する。また、第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6bにおいて、光拡散剤6cは、透光性樹脂に対して約1体積%以上約5体積%以下の割合で含有されている。
また、第1参考例では、図3に示すように、LEDチップ1は、いわゆる基板貼り替え型の発光ダイオードである。すなわち、GaNやサファイアなどからなる後述する成長用基板20(図5参照)上に形成された半導体発光素子層を、支持基板11に貼り替えることによって形成されている。また、支持基板11は、熱伝導性が良好な材料からなるとともに、支持基板11の熱膨張係数は、成長用基板20の熱膨張係数に近い値を有するように構成されている。これにより、LEDチップ1の放熱を速やかに行うことが可能である。また、支持基板11を成長用基板20よりも電気抵抗が小さい材料にすることによって、LEDチップ1の動作電圧を抑えることが可能である。
また、LEDチップ1は、支持基板11の上面上に、融着層12を介して、Agの薄膜からなる反射層13、p側電極14、GaN、AlGaNまたはInGaNなどからなるp型クラッド層15、発光層16およびn型クラッド層17がこの順に形成されている。また、LEDチップ1では、発光層16から下方(矢印A2方向)に出射される光が、融着層12と反射層13とにより反射されて支持基板11に略到達しなくなるように構成されている。また、p側電極14は、反射層13、融着層12および支持基板11を介して、基板3の電極層3aと電気的に接続されている。
また、融着層12は、半田や導電性ペーストなどの材料からなる層を用いることが可能である。半田としては、AuSn、AuGe、InSn、SnAgCu、SnAgBi、SnAgCuBi、SnAgBiIn、SnZn、SnCu、SnBiおよびSnZnBiなどからなる半田を用いることが可能である。
また、図3および図4に示すように、n型クラッド層17の上面上の角部近傍には、n側電極18が形成されている。また、図1および図2に示すように、n側電極18には、ワイヤ4の一方端がワイヤボンディングされている。また、p側電極14、p型クラッド層15、発光層16、n型クラッド層17およびn側電極18によって半導体発光素子層が形成されている。
また、図3および図4に示すように、n型クラッド層17の上面上には、n側電極18を取り囲むように蛍光体層19が形成されている。この蛍光体層19には、透明な樹脂に黄色に発色する蛍光体が所定の濃度を有して混入されている。また、蛍光体は、発光層16からの光を吸収して、黄色に対応する波長を出射するように構成されている。ここで、蛍光体層19をn型クラッド層17の上面に直接配置することによって、LEDチップ1の出射光の広がりを考慮する必要がないので、表面実装型LED10の色むらのばらつきを低減することが可能である
また、LEDチップ1は、矢印B方向(平面方向)に約200μm以上約1000μm以下の範囲の長さを有するとともに、矢印A1方向および矢印A2方向(高さ方向)に約100μm以上約300μm以下の範囲の厚みを有するように形成されている。これにより、LEDチップ1は、上面の平面積に比べて側面の面積が小さい。また、LEDチップ1の下部(矢印A2方向の部分)には、反射層13および接合層12が形成されているので、発光層16からの出射光が支持基板11に到達しにくくなるように構成されている。したがって、LEDチップ1の出射光は、LEDチップ1の上面(蛍光体層19)側からこの面に垂直な方向(矢印A1方向)に出射する指向性を有している。この結果、LEDチップ1の上面(矢印A1方向側の面)からの光の発光強度は、LEDチップ1の側面(矢印B方向の両側面)からの光の発光強度と比べて大きくなるように構成されている。
表面実装型LED10は、上記の構成によって、図1に示すように、支持基板11から、発光層16と、蛍光体層19と、光拡散部6とが順に積層するように構成されている。これにより、LEDチップ1から矢印A1方向に出射された青色光が、まず蛍光体層19に入射して蛍光体を黄色に発光させるように構成されている。この結果、LEDチップ1の青色光と蛍光体層19の黄色光とが混合されて白色光となった状態で樹脂層5を透過し、第1光拡散層6aに矢印A1方向に入射するように構成されている。そして、第1光拡散層6aにおいて拡散された光のうち、第1光拡散層6aの中央部を透過した入射光は、第2光拡散層6bに入射するように構成されている。その後、第2光拡散層6bにおいてさらに拡散された光は、表面実装型LED10の上面から外部に出射されるように構成されている。一方、第1光拡散層6aの中央部以外(周辺部)を透過した白色光は、第2光拡散層6bにおいて拡散されることなく、表面実装型LED10の上面から外部に出射されるように構成されている。
また、第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6bにおいて矢印A2方向に拡散された光は、樹脂層5を透過して再度蛍光体層19に入射するように構成されている。これにより、蛍光体層19に再度入射した光は、蛍光体を黄色に発光させて再度矢印A1方向に出射されるように構成されている。これにより、LEDチップ1の出射光のうち上方中央部に多く存在する青色光が、再度蛍光体層に入射されて蛍光体を黄色に発光させることによって、表面実装型LED10の発光効率を向上させることが可能である。なお、本明細書において「白色」とは、「人間の目に白色に見える」という意味である。
図5〜図8は、図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの製造プロセスを説明するための図である。次に、図1、図3および図5〜図8を参照して、第1参考例による表面実装型LED10の製造プロセスについて説明する。
まず、図5に示すように、GaNやサファイアなどからなる成長用基板20の上面上に、剥離層21を形成する。この剥離層21は、半導体層(n型クラッド層17、発光層16およびp型クラッド層15)などと比較して除去されやすい層や、機械的に分離されやすい層からなる。除去されやすい層としては、たとえば、半導体層と比較して融点や沸点が低い材料、半導体層と比較して分解しやすい材料、半導体層と比較して溶解しやすい材料、および、半導体層と比較して反応しやすい材料などからなる。そして、MOCVD法により、剥離層21の上面上に、n型クラッド層17、発光層16およびp型クラッド層15をこの順に形成する。その後、真空蒸着法を用いて、p型クラッド層15上にp側電極14を形成するとともに、p側電極14上に反射層13を形成する。
そして、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて、半導体発光素子層が形成された成長用基板20に剥離層21の上面まで延びる分離溝22を形成する。これにより、ウェハ状態の半導体発光素子層がLEDチップ1(図3参照)と略同じ大きさになるように分離される。
次に、図6に示すように、融着層12が形成された支持基板11と、成長用基板20側の反射層13とを融着層12を介して接合する。その後、図7に示すように、成長用基板20を半導体層から剥離する。具体的には、成長用基板20の下面側から剥離層21(破線で示す)に向かってレーザ照射を行い、剥離層21を蒸発させることによって成長用基板20を剥離する。
そして、図8に示すように、真空蒸着法を用いて、n型クラッド層17の上面上の角部近傍に、n側電極18を形成する。その後、n側電極18を取り囲むように蛍光体層19を形成する。具体的には、n側電極18の上面を蛍光体層19が覆わないように、蛍光体を含む樹脂をディスペンサによる塗布、スクリーン印刷およびドット印刷などによりn型クラッド層17の上面上に形成し、熱硬化または光硬化によって樹脂を硬化させて蛍光体層19を形成する。その後、支持基板11に対して素子分割を行うことにより、図3に示すようなチップ化されたLEDチップ1が形成される。
また、第1参考例では、図1に示すように、LEDチップ1の下面(支持基板11)を接着層2により支持基体3に固定する。その後、n側電極18と電極層3bとをワイヤ4により接続する。そして、LEDチップ1を覆うように形成したシリコン樹脂を、熱硬化または光硬化によって硬化させて樹脂層5を形成する。さらに、樹脂層5の上面上に光拡散部6を形成する。具体的には、光拡散剤6cを含む透光性樹脂をディスペンサによる塗布、スクリーン印刷およびドット印刷などにより樹脂層5の上面上に形成する。そして、熱硬化または光硬化によって透光性樹脂を硬化させて、第1光拡散層6aを約10μm以上約100μm以下の厚みになるように形成する。さらに、第1光拡散層6aと同一の組成からなる透光性樹脂をディスペンサによる塗布、スクリーン印刷およびドット印刷などにより第1光拡散層6aの上面中央部に形成する。そして、熱硬化または光硬化によって透光性樹脂を硬化させて、第2光拡散層6bを約10μm以上約100μm以下の厚みになるように形成する。この際、第1光拡散層6aと第2光拡散層6bとを、略同じ厚み(約10μm以上約100μm以下)を有するように形成する。これにより、図1に示した第1参考例による表面実装型LED10が形成される。
図9は、図1に示した第1参考例による発光観察面における表面実装型LEDの色温度分布を示した図である。図10は、図1に示した第1参考例の比較例による発光観察面における表面実装型LEDの色温度分布を示した図である。次に、図9および図10を参照して、上記第1参考例の効果を確認するために行った比較実験について説明する。
この比較実験では、まず、上記した第1参考例の製造プロセスと同様の製造プロセスを用いて、表面実装型LED30を作製した。表面実装型LED30は、図10に示すように、LEDチップ1、接着層2、支持基体3、ワイヤ4、樹脂層5および光拡散部36を備えている。ここで、表面実装型LED30には、上記第1参考例による表面実装型LED10(図9参照)と異なり、第2光拡散層6b(図9参照)に相当する部材が設けられていない。すなわち、光拡散部36を略均一な厚みを有した状態で樹脂層5の上面を覆うように形成した。なお、比較例による表面実装型LED30のその他の構造は、第1参考例による表面実装型LED10と同様になるように作製した。ここで、発光観察面とは、表面実装型LED10および30の発光面からある程度離れた平面のことであり、具体的には、表面実装型LED10および30の光をスクリーンや壁に照射された場合における、そのスクリーンや壁を意味する。
図9を参照して、第1参考例による表面実装型LED10の発光観察面における色温度分布は、中央部から側面部にかけてなだらかな曲線を示している。つまり、発光観察面において、表面実装型LED10は、上面中央部から上面端部にかけて色温度変化が小さい。これにより、発光観察面において、色むらの十分に低減された白色光が観察された。
一方、図10を参照して、比較例による表面実装型LED30の発光観察面における色温度分布は、図9の第1参考例による表面実装型LED10の発光観察面における色温度分布と比べて、中央部から側面部にかけて比較的急な曲線を示している。つまり、発光観察面において、表面実装型LED30は、上面中央部から上面端部にかけて色温度変化が大きい。これにより、表面実装型LED30の上面中央部において青色がかった白色が観察され、発光観察面において、色むらを有する白色光が観察された。
上記比較実験から、LEDチップ1の上方中央部における光拡散部6(第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6b)の厚みが、他の部分における光拡散部6(第1光拡散層6a)の厚みと比べて大きいように構成された第1参考例による表面実装型LED10は、表面実装型LED10の上面中央部において色むらを十分に低減することができるのが確認できた。
第1参考例では、上記のように、LEDチップ1の上面からの発光強度を、LEDチップ1の側面からの発光強度に比べて大きくなるように構成するとともに、LEDチップ1の上方中央部(第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6b)における光を、他の部分(第1光拡散層6a)における光と比べてより拡散されるように構成することによって、LEDチップ1の上面から発せられる光は、光拡散部6において、LEDチップ1の上方中央部でより拡散されるので、LEDチップ1の上方の発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができる。また、LEDチップ1の上方中央部における光拡散部6(第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6b)において拡散された光が、再度蛍光体層19に入射して蛍光体を黄色に発光させて再度矢印A1方向に出射されることによって、支持基板11に融着層12を介して半導体発光素子層が形成される構造では、光が半導体発光素子層の下面、融着層12および反射層13において反射されることにより、上面に向かう光の強度が、側面に向かう光の強度よりも強くなるので、光拡散部6により、LEDチップ1の上方中央部において、LEDチップ1から発せられた光はより拡散される。これにより、LEDチップ1の上面の発光強度の大きい光をより拡散することができるので、発光観察面において、発光強度差に起因する表面実装型LED10の色温度分布をより低減することができる。その結果、表面実装型LED10の色むらをより十分に低減することができる。
また、第1参考例では、LEDチップ1の上方中央部における光拡散部6(第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6b)の厚みを、他の部分における光拡散部6(第1光拡散層6a)の厚みと比べて、2倍の厚みになるように構成することによって、LEDチップ1の発光強度の分布に応じて、光拡散部6において、LEDチップ1の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成することができる。これにより、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができるので、表面実装型LED10の色むらの低減を容易に行うことができる。
第1参考例の変形例)
図11および図12は、本発明の第1参考例の変形例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。図11および図12を参照して、第1参考例の変形例による表面実装型LED40では、上記第1参考例と異なり、光拡散部46が金属薄膜からなる場合について説明する。
第1参考例の変形例による表面実装型LED40では、図11および図12に示すように、樹脂層5の上面上には、樹脂層5の上面を覆うように光拡散部46が形成されている。具体的には、図11に示すように、樹脂層5の上面上には、第1光拡散層46aが形成されている。また、第1光拡散層46aの上面中央部領域上には、第2光拡散層46bが形成されている。これにより、表面実装型LED40の上面中央部における光拡散部46の厚みは、表面実装型LED40の上面中央部以外の光拡散部46の厚みと比べて、大きくなるように構成されている。
また、第1参考例の変形例では、第1光拡散層46aおよび第2光拡散層46bは、金属薄膜からなる。具体的には、第1光拡散層46aおよび第2光拡散層46bは、略同じ厚み(約3nm)を有し、Al、Ag、Rh、Au、Cu、Ni、Pt、Ti、Nb、TaおよびZrなどからなる。また、第1光拡散層46aおよび第2光拡散層46bは、十分小さい厚みを有していることにより、図11に示すような連続的に形成された膜状になっている場合と、図12に示すような複数の島状に分布して形成されている場合とがある。この島状の場合においても、光拡散部46においてLEDチップ1の出射光を拡散することが可能である。
第1参考例の変形例では、上記のように、表面実装型LED40の上面中央部における金属薄膜の光拡散部46(第1光拡散層46aおよび第2光拡散層46b)の厚みを、表面実装型LED40の上面中央部以外の金属薄膜の光拡散部46(第1光拡散層46a)の厚みと比べて大きくなるように構成することによって、第1参考例と同様に、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができるので、表面実装型LED40の色むらの低減を容易に行うことができる。
第2参考例
図13は、本発明の第2参考例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。図14は、図13の第2参考例による表面実装型LEDの構造を示した平面図である。図13および図14を参照して、第2参考例による表面実装型LED50では、上記第1参考例と異なり、光拡散部56を1層からなるように構成するとともに、光拡散部56の中央部における粒子状の光拡散剤6cの含有率と、他の部分における粒子状の光拡散剤6cの含有率とを異ならせる場合について説明する。
第2参考例による表面実装型LED50では、図13に示すように、樹脂層5の上面上に、光拡散部56が形成されている。具体的には、図13および図14に示すように、樹脂層5(図13参照)の上面中央部には、円形状を有する第1光拡散部56aが形成されているとともに、樹脂層5の上面で、かつ、第1光拡散部56aの外周面を囲むように第2光拡散部56bが形成されている。また、図13に示すように、第1光拡散部56aおよび第2光拡散部56bは、略同じ厚み(約10μm以上約100μm以下)を有する。
ここで、第2参考例では、第1光拡散部56aには、粒子状の光拡散剤6cが透光性樹脂に対して約5体積%以上約10体積%以下の割合で含有されている。また、第2光拡散部56bには、粒子状の光拡散剤6cが透光性樹脂に対して約1体積%以上約5体積%未満の割合で含有されている。つまり、第1光拡散部56aが位置するLEDチップ1の上方中央部における光拡散剤6cの含有率は、第1光拡散部56aの周囲に位置する第2光拡散部56bにおける光拡散剤6cの含有率に比べて大きくなるように構成されている。なお、第2参考例による表面実装型LED50のその他の構造は、上記第1参考例と同様である。
次に、図13および図14を参照して、第2参考例による表面実装型LED50の製造プロセスについて説明する。
まず、上記第1参考例と同様の製造プロセスにより、青色光を発光するLEDチップ1を形成するとともに、LEDチップ1の下面(支持基板11)を接着層2により支持基体3に固定する。その後、n側電極18と電極層3bとをワイヤ4により接続する。そして、LEDチップ1を覆うように樹脂層5を形成する。
次に、図13に示すように、樹脂層5の上面上に光拡散部56を形成する。具体的には、粒子状の光拡散剤6cが約1体積%以上約5体積%未満の割合で含有されている透光性樹脂を、ディスペンサによる塗布、スクリーン印刷およびドット印刷などにより樹脂層5の上面周辺部(第1光拡散部56aの周囲)に形成する。そして、熱硬化または光硬化によって透光性樹脂を硬化させて、第2光拡散部56bを約10μm以上約100μm以下の厚みになるように形成する。さらに、粒子状の光拡散剤6cが約5体積%以上約10体積%以下の割合で含有されている透光性樹脂を、ディスペンサによる塗布、スクリーン印刷およびドット印刷などにより樹脂層5の上面中央部に形成する。そして、熱硬化または光硬化によって透光性樹脂を硬化させて、第1光拡散部56aを約10μm以上約100μm以下の厚みになるように形成する。また、第1光拡散部56aおよび第2光拡散部56bを、略同じ厚み(約10μm以上約100μm以下)を有するように形成する。これにより、図13および図14に示した第2参考例による表面実装型LED50が形成される。
第2参考例では、上記のように、LEDチップ1の上方中央部における光拡散部56(第1光拡散部56a)の粒子状の光拡散剤6cの含有率を、他の部分における光拡散部56(第2光拡散部56b)の粒子状の光拡散剤6cの含有率に比べて大きくすることによって、LEDチップ1の発光強度の分布に応じて、光拡散部56において、LEDチップ1の上方中央部における光を、他の部分における光と比べてより拡散するように構成することができるので、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができる。これにより、表面実装型LED50の色むらの低減を容易に行うことができる。また、第1参考例のように、光拡散部6において第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6bを重ねる場合と比べて、LEDチップ1の発光強度の分布に応じて、光拡散剤6cの含有率を細かく調整できるので、光拡散部6における光拡散度合を精度よく調整することができる。なお、第2参考例のその他の効果は、上記第1参考例と同様である。
第3参考例
図15は、本発明の第3参考例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。図15を参照して、第3参考例による表面実装型LED60では、上記第2参考例と異なり、光拡散部66の中央部における粒子状の光拡散剤66cの平均粒径と、他の部分における粒子状の光拡散剤66dの平均粒径とを異ならせる場合について説明する。
第3参考例による表面実装型LED60では、図15に示すように、樹脂層5の上面上に、光拡散部66が形成されている。具体的には、樹脂層5の上面中央部には、上記第2参考例(図14参照)と同様の円形状を有する第1光拡散部66aが形成されているとともに、樹脂層5の上面で、かつ、第1光拡散部66aの外周面を囲むように第2光拡散部66bが形成されている。
ここで、第3参考例では、第1光拡散部66aの粒子状の光拡散剤66cは、約0.1μm以上約1μm以下の平均粒径を有する。一方、第2光拡散部66bの粒子状の光拡散剤66dは、数nm以上約0.1μm未満の平均粒径を有する。つまり、第1光拡散部66aが位置するLEDチップ1の上方中央部における光拡散剤66cの平均粒径は、第1光拡散部66aの周囲に位置する第2光拡散部66bにおける光拡散剤66dの平均粒径に比べて大きくなるように構成されている。また、第1光拡散部66aおよび第2光拡散部66bには、それぞれ、光拡散剤66cおよび66dが透光性樹脂に対して約1体積%以上約10体積%以下の割合で含有されている。
なお、第3参考例による表面実装型LED60のその他の構造および製造プロセスは、上記第2参考例と同様である。
第3参考例では、上記のように、LEDチップ1の上方中央部における光拡散部66(第1光拡散部66a)の粒子状の光拡散剤66cの平均粒径を、他の部分における光拡散部66(第2光拡散部66b)の粒子状の光拡散剤66dの平均粒径に比べて大きくすることによって、LEDチップ1の発光強度の分布に応じて、光拡散部66において、LEDチップ1の上方中央部における光を、他の部分における光と比べてより拡散するように構成することができるので、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができる。これにより、表面実装型LED60の色むらの低減を容易に行うことができる。また、第1参考例のように、光拡散部6において第1光拡散層6aおよび第2光拡散層6bを重ねる場合と比べて、LEDチップ1の発光強度の分布に応じて、光拡散剤66cおよび66dの平均粒径を細かく調整できるので、光拡散部66における光拡散度合を精度よく調整することができる。なお、第3参考例のその他の効果は、上記第2参考例と同様である。
第3参考例の変形例)
図16は、本発明の第3参考例の変形例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。図16を参照して、第3参考例の変形例による表面実装型LED70では、上記第3参考例と異なり、LEDチップ71に蛍光体層が設けられておらず、光拡散部66の上面上に、蛍光体層77が形成されている場合について説明する。
ここで、第3参考例の変形例では、図16に示すように、表面実装型LED70のLEDチップ71に蛍光体層が設けられていない。すなわち、LEDチップ71のn型クラッド層17は露出している。また、光拡散部66の上面上に、蛍光体層77が形成されている。これにより、表面実装型LED70は、支持基板11から、発光層16と、光拡散部66と、蛍光体層77とが順に積層するように構成されている。なお、第3参考例の変形例による表面実装型LED70のその他の構造は、上記第3参考例と同様である
次に、図16を参照して、第3参考例の変形例による表面実装型LED70の製造プロセスについて説明する。
まず、上記第1参考例と同様の製造プロセスにより、青色光を発光するLEDチップ71のn側電極18までを形成する。そして、素子分割を行うことにより、チップ化されたLEDチップ71(図16参照)が形成される。その後、図16に示すように、LEDチップ71の下面(支持基板11)を接着層2により支持基体3に固定する。その後、n側電極18と電極層3bとをワイヤ4により接続する。そして、LEDチップ71を覆うように樹脂層5を形成する。
次に、樹脂層5の上面上に光拡散部66を形成する。この際、第2光拡散部66bを形成した後に、第1光拡散部66aを形成する。その後、光拡散部66の上面上に蛍光体層77を形成する。具体的には、蛍光体を含む樹脂をディスペンサによる塗布、スクリーン印刷およびドット印刷などにより光拡散部66の上面上に形成し、熱硬化または光硬化によって樹脂を硬化させて蛍光体層77を形成する。これにより、図16に示した第3参考例の変形例による表面実装型LED70が形成される。
なお、第3参考例の変形例のその他の効果は、上記第3参考例と同様である。
本実施形態
図17は、本発明の一実施形態による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。図17を参照して、本実施形態による表面実装型LED80では、上記第2参考例と異なり、光拡散部86の中央部における粒子状の光拡散剤86cのLEDチップ1から出射された光に対する反射率と、他の部分における粒子状の光拡散剤86dのLEDチップ1から出射された光に対する反射率とを異ならせる場合について説明する。なお、LEDチップ1は、本発明の「発光素子」の一例である。
本実施形態による表面実装型LED80では、図17に示すように、樹脂層5の上面上に、光拡散部86が形成されている。具体的には、樹脂層5の上面中央部には、上記第2参考例(図14参照)と同様の円形状を有する第1光拡散部86aが形成されているとともに、樹脂層5の上面で、かつ、第1光拡散部86aの外周面を囲むように第2光拡散部86bが形成されている。
ここで、本実施形態では、第1光拡散部86aの粒子状の光拡散剤86cは、粒子状のAlおよびAgなどからなり、LEDチップ1から出射された光に対する反射率が、約90%以上約95%以下であるように構成されている。一方、第2光拡散部86bの粒子状の光拡散剤86dは、粒子状のRh、Au、Cu、Ni、Pt、Ti、Nb、TaおよびZrなどからなり、LEDチップ1から出射された光に対する反射率が、約85%以上約90%未満であるように構成されている。つまり、第1光拡散部86aが位置するLEDチップ1の上方中央部における粒子状の光拡散剤86cのLEDチップ1から出射された光に対する反射率は、第1光拡散部86aの周囲に位置する第2光拡散部86bにおける粒子状の光拡散剤86dのLEDチップ1から出射された光に対する反射率に比べて大きくなるように構成されている。また、第1光拡散部86aの粒子状の光拡散剤86cのLEDチップ1から出射された光に対する反射率を、約90%以上約95%以下であるように構成するとともに、第2光拡散部86bの粒子状の光拡散剤86dのLEDチップ1から出射された光に対する反射率を、約85%以上約90%未満であるように構成することによって、光拡散部86の高い反射率により、光拡散部86で吸収される光が減少するので、効果的に蛍光体19での光の波長を変換することが可能であるとともに、表面実装型LED80の発光効率を大きくすることが可能である。なお、蛍光体層19は、本発明の「波長変換部」の一例である。
また、第1光拡散部86aおよび第2光拡散部86bには、それぞれ、光拡散剤86cおよび86dが透光性樹脂に対して約1体積%以上約10体積%以下の割合で含有されている。また、第1光拡散部86aの光拡散剤86cおよび第2光拡散部86bの光拡散剤86dは、それぞれ、数nm以上約10nm以下の平均粒径を有するように構成されている。
なお、本実施形態による表面実装型LED80のその他の構造および製造プロセスは、上記第2参考例と同様である。
本実施形態では、上記のように、LEDチップ1の上方中央部における光拡散部86(第1光拡散部86a)の粒子状の光拡散剤86cのLEDチップ1から出射された光に対する反射率を、他の部分における光拡散部86(第2光拡散部86b)の粒子状の光拡散剤86dのLEDチップ1から出射された光に対する反射率に比べて大きくすることによって、LEDチップ1の発光強度の分布に応じて、光拡散部86において、LEDチップ1の上方中央部における光を、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成することができる。これにより、発光観察面において、発光強度差に起因する色温度分布を低減することができるので、表面実装型LED80の色むらを十分に低減することができる。なお、本実施形態のその他の効果は、上記第2参考例と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、発光装置としてチップ型の表面実装型LEDに本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、発光装置の形状は限定されない。たとえば図18に示す変形例のように、発光装置として砲弾型のLEDランプ90に本発明を適用してもよい。具体的には、砲弾型のLEDランプ90においては、LEDチップ91が、半田など(図示せず)によって金属製のリードフレーム92の凹部底面に固定されている。また、リードフレーム92には、リード93の一方の端部が取り付けられている。また、リードフレーム92の凹部には、蛍光体部94が充填されている。また、リードフレーム92の近傍には、リード95が設けられている。また、リードフレーム92、リード93、蛍光体部94およびリード95は、それぞれ、樹脂層96によって覆われている。また、蛍光体部94の上面上には、中央部の厚みが他の部分の厚みに比べて大きい光拡散部97が設けられている。ここで、拡散部97は、中央部における粒子状の光拡散剤の含有率が、他の部分における粒子状の光拡散剤の含有率と比べて大きくなるように構成してもよい。また、拡散部97は、中央部における粒子状の光拡散剤の平均粒径が、他の部分における粒子状の光拡散剤の平均粒径と比べて大きくなるように構成してもよい。また、拡散部97は、中央部における粒子状の光拡散剤の反射率が、他の部分における粒子状の光拡散剤の反射率と比べて大きくなるように構成してもよい。なお、LEDチップ91は、本発明の「発光素子」の一例であり、蛍光体部94は、本発明の「波長変換部」の一例である。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、LEDチップを基板貼り替え型の発光ダイオードからなる例について示したが、本発明はこれに限らず、LEDチップは基板貼り替え型の発光ダイオードでなくてもよい。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、光拡散部を中央部とその他の部分との2つに分割して、LEDチップからの出射光が透過する際の光拡散作用を異ならせるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、光拡散部を3つ以上に分割して、各々のLEDチップからの出射光が透過する際の光拡散作用を異ならせるように構成してもよい。たとえば、第1参考例において、第2拡散層の上面上にさらに第3拡散層を形成してもよい。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、青色光を発光するLEDチップを用いて白色光を得る表面実装型LEDの例を示したが、本発明はこれに限らず、紫外光または近紫外光を発光するLEDチップを用いて、白色光を出射する表面実装型LEDを構成してもよい。また、表面実装型LEDの光は白色に限られず、その他の色の光でもよい。その際、LEDチップや蛍光体などは適宜選択される。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、LEDチップにAgの薄膜からなる反射層を設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、LEDチップにAg以外の材料からなる反射層を設けてもよいし、反射層を設けなくてもよい。
また、上記第2、第3参考例および上記実施形態では、光拡散部を、透光性樹脂に粒子状の光拡散剤を分散させたものからなるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、第1参考例の変形例のように、光拡散部を金属薄膜からなるように構成してもよい。つまり、金属薄膜からなる光拡散部を1層からなるように構成するとともに、金属薄膜からなる光拡散部の中央部が、その他の部分(中央部の周囲)に比べて光をより多く拡散するように構成してもよい。
また、上記第1、第2参考例および上記実施形態では、LEDチップのn型クラッド層の上面上に蛍光体層を設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、第3参考例の変形例のように、LEDチップのn型クラッド層の上面上に蛍光体層を設けずに、光拡散部の上面上に、蛍光体層を形成してもよい。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、それぞれ、光拡散部の厚み、光拡散剤の含有率、光拡散剤の平均粒径、光拡散の反射率のうちのいずれか1つのみを異ならせることによって、光拡散部におけるLEDチップの上方中央部における光を、他の部分における光と比べてより拡散するように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、光拡散部の厚み、光拡散剤の含有率、光拡散剤の平均粒径、光拡散の反射率のうちの複数を異ならせることによって、光拡散部におけるLEDチップの上方中央部における光を、他の部分における光と比べてより拡散するように構成してもよい。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、シリコン樹脂を用いて蛍光体層を形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、発光装置の使用温度範囲において劣化が生じない樹脂であれば、シリコン樹脂以外の他の樹脂を用いてもよい。なお、樹脂部材の屈折率は、一般的には約1.4〜約1.6であるが、発光装置の使用環境や使用目的に応じて、より高屈折率または低屈折率を有する樹脂部材を用いてもよい。
本発明の第1参考例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの構造を示した平面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDのLEDチップの構造を示した断面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDのLEDチップの構造を示した平面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの製造プロセスを説明するための断面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの製造プロセスを説明するための断面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの製造プロセスを説明するための断面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの製造プロセスを説明するための断面図である。 図1に示した第1参考例による表面実装型LEDの発光観察面における色温度分布を示した図である。 図1に示した第1参考例の比較例による表面実装型LEDの発光観察面における色温度分布を示した図である。 本発明の第1参考例の変形例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 本発明の第1参考例の変形例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 本発明の第2参考例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 図13の第2参考例による表面実装型LEDの構造を示した平面図である。 本発明の第3参考例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 本発明の第3参考例の変形例による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 本発明の一実施形態による表面実装型LEDの構造を示した断面図である。 本発明の変形例によるLEDランプの構造を示した断面図である。
1、71、91 LEDチップ(発光素子)
6、46、56、66、86、97 光拡散部
6c、66c、66d、86c、86d 光拡散剤
10、40、50、60、70、80 表面実装型LED(発光装置)
11 支持基板
16 発光層
19、77 蛍光体層(波長変換部)
90 LEDランプ(発光装置)
94 蛍光体部(波長変換部)

Claims (6)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子から出射された光の波長を変換する波長変換部と、
    前記発光素子の上方中央部における光が、他の部分における光と比べてより拡散されるように構成されている光拡散部とを備え、
    前記光拡散部は、光拡散剤を含み、
    前記発光素子の上方中央部における前記光拡散部の光拡散剤と、他の部分における前記光拡散部の光拡散剤とは異なった材料からなり、
    前記発光素子の上方中央部における前記光拡散部の光拡散剤の反射率が、他の部分における前記光拡散部の光拡散剤の反射率に比べて大きい、発光装置。
  2. 前記発光素子の上方中央部における前記光拡散部の光拡散剤の反射率が約90%以上95%以下であり、他の部分における前記光拡散部の光拡散剤の反射率が約85%以上90%未満である、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光素子は、支持基板と、発光層を有し、前記支持基板に接合される半導体発光素子層とを含む、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記発光素子の上方中央部における前記光拡散部の厚みが、他の部分における前記光拡散部の厚みと比べて大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記発光素子の上方中央部における前記光拡散部の光拡散剤の含有率が、他の部分における前記光拡散部の光拡散剤の含有率に比べて大きい、請求項1〜のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記光拡散部は、粒子状の光拡散剤を含み、
    前記発光素子の上方中央部における前記光拡散部の粒子状の光拡散剤の平均粒径が、他の部分における前記光拡散部の粒子状の光拡散剤の平均粒径に比べて大きい、請求項1〜のいずれか1項に記載の発光装置。
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