JP2006294343A - Led面状光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 LED光源から出射された単色光を導光板内で効率的にミキシングさせることにより、寸法を小さくすることができるLED面状光源装置を提供すること。
【解決手段】 LED面状光源装置1では、導光板2と、波長の異なる単色光を前記導光板の端面の入射部に向けて照射するLED光源4とを備え、導光板は、透明樹脂中に拡散剤が均一に分散させられている光散乱導光板であり、拡散剤の濃度y(ppm)は、前記透明樹脂と拡散剤との屈折率差xが、0.01≦x≦0.1のときには、100≦y≦1000(ppm)、屈折率差xが0.1<x<0.5のときには10≦y≦500(ppm)、および、屈折率差xが0.5≦xのときには、1≦y≦10(ppm)の範囲であり、導光板の上面および下面に光出射機構10、14、16が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 LED面状光源装置1では、導光板2と、波長の異なる単色光を前記導光板の端面の入射部に向けて照射するLED光源4とを備え、導光板は、透明樹脂中に拡散剤が均一に分散させられている光散乱導光板であり、拡散剤の濃度y(ppm)は、前記透明樹脂と拡散剤との屈折率差xが、0.01≦x≦0.1のときには、100≦y≦1000(ppm)、屈折率差xが0.1<x<0.5のときには10≦y≦500(ppm)、および、屈折率差xが0.5≦xのときには、1≦y≦10(ppm)の範囲であり、導光板の上面および下面に光出射機構10、14、16が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、LED面状光源装置に関し、詳細には、異なる波長の単色光を出射する複数のLED(発光ダイオード)からの単色光を混合して使用するLED面状光源装置に関する。
液晶パネル等のディスプレイパネルを照らす面状光源装置として、LED(発光ダイオード)を用いたLED面状光源装置が知られている。LED面状光源装置には、赤(R)、緑(G)、青(B)の単色光を発する3種類のLEDをセットにして用い、各LEDから発せられる単色光をミキシングすることによって白色光を作り出すタイプ(以下、「RGB−LED面状光源装置」と呼ぶ。)のものがある。
このようなRGB−LED面状光源装置としては、LEDを導光板の端面に対向させてアレイ状に配列してLEDからの光を導光板の端面に入射させるエッジライト方式、LEDを拡散板の直下にアレイ状に配列し拡散板によって光を拡散させる直下方式等がある。
本発明は、このような従来技術に基づいてなされたものである。
本発明は、このような従来技術に基づいてなされたものである。
ここで、RGB−LED面状光源装置は、3種類の単色光をミキシングして白色光を得る原理であるので、単色光をミキシングして白色光にするために単色光を発するLEDの下流側に所定長のミキシング部分を設ける必要がある。
このため、エッジライト方式では、所定長のミキシング部分を確保するため、LEDを導光板の縁から外方に離して配置する必要がある。また、LEDを導光板の縁に近接して配置する場合には、導光板の周縁部がミキシング部分として使用されるので、導光板の寸法がLCD等の被照射物より大きくなり、LCDの「額縁」の寸法が大きくなるという問題がある。
又、直下方式でも、所定長のミキシング部分を確保するためにLED光源を拡散板等から後方に離して配置しなければならず、この結果、面状光源装置が厚くなってしまうという問題がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、LED光源から出射された単色光を導光板内で効率的にミキシングさせることにより、寸法を小さくすることができるLED面状光源装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、導光板と、波長の異なる単色光を前記導光板の端面の入射部に向けて照射するLED光源と、を備えたLED面状光源装置であって、前記導光板は、透明樹脂中に拡散剤が均一に分散させられている光散乱導光板であり、該拡散剤の濃度y(ppm)は、前記透明樹脂と拡散剤との屈折率差xが、0.01≦x≦0.1のときには、100≦y≦1000(ppm)、屈折率差xが0.1<x<0.5のときには10≦y≦500(ppm)、および、屈折率差xが0.5≦xのときには、1≦y≦10(ppm)の範囲であり、前記導光板の上面および下面に光出射機構が形成されている、ことを特徴とするLED面状光源装置が提供される。
このような構成によれば、LED光源から導光板の端面に照射された単色光が、導光板に含まれる拡散剤の作用によって高い割合で拡散されるので、単色光は短い距離でミキシングされる。この結果、導光板の周縁に大きなミキシング部分を設ける必要がなくなり、小さな寸法で、色むらのない高輝度のLED面状光源装置を提供することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記導光板の入射部に、光拡散手段あるいは光偏向手段が設けられている。
このような構成によれば、LED光源から照射された単色光が、短いミキシング距離で混合されることで、色むらのない白色光を得ることができる。
このような構成によれば、LED光源から照射された単色光が、短いミキシング距離で混合されることで、色むらのない白色光を得ることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記導光板の入射部近傍の上面および下面の少なくとも一方に光拡散手段あるいは光偏向手段が設けられている。
このような構成によれば、LED光源から照射された単色光は、導光板の入射部近傍の光偏向手段によって偏向されるので、より短いミキシング距離で混合される。
このような構成によれば、LED光源から照射された単色光は、導光板の入射部近傍の光偏向手段によって偏向されるので、より短いミキシング距離で混合される。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記導光板の下面に形成される光出射機構が、前記導光板の下面に設けられた白色ドット印刷或いは凹凸形状により形成されている。
このような構成によれば、導光板に入射した光を導光板の出射面から効率よく取り出すと共に、出射光の分布を制御することができる。
このような構成によれば、導光板に入射した光を導光板の出射面から効率よく取り出すと共に、出射光の分布を制御することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記光出射機構が、前記導光板の下面に設けられた低屈折率部と高屈折率部が交互に配置された層と、導光板下面に導光方向に垂直な鋸歯状プリズムとにより構成されている。
このような構成によれば、導光板に入射した光を導光板の出射面から効率よく取り出すと共に、出射光の分布を制御することができる。
このような構成によれば、導光板に入射した光を導光板の出射面から効率よく取り出すと共に、出射光の分布を制御することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記LED光源は、赤色の単色光を発する赤色LEDと、緑色の単色光を発する緑色LEDと、青色の単色光を発する青色LEDと、を含む。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記LED光源は、前記導光板の入射部に斜め方向から光を入射させるように配置されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記LED光源は、前記導光板の入射部に斜め方向から光を入射させるように配置されている。
本発明によれば、LED光源から出射された単色光を導光板内で効率的にミキシングさせることにより、寸法を小さくすることができるLED面状光源装置が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態のLED面状光源装置について説明する。図1は、本発明の第1実施形態のLED面状光源装置1の構造を概略的に示す断面図である。
図1に示されているように、LED面状光源装置1は、矩形板状の導光板2と、導光板2の両側に沿って配列された複数の複数のLED4を備えている。LED4は、出射した光が、導光板2の両側端面であり入射部とされる入射端面2aに入射するように、導光板2の各側端の全長にわたって、所定間隔で配列されている。
複数のLED4の各々は、3種類の単色LED、すなわち、赤色の単色光を発する赤色LED4aと、緑色の単色光を発する緑色LED4bと、青色の単色光を発する青色LED4cを備えている。
複数のLED4の各々は、3種類の単色LED、すなわち、赤色の単色光を発する赤色LED4aと、緑色の単色光を発する緑色LED4bと、青色の単色光を発する青色LED4cを備えている。
これらのLED4は、LEDチップの側方に大部分の光を出射する指向性を持った、いわゆるサイド出射タイプである。LED4として、例えば、Lumileds社のLuxeon Emitterのサイドエミッタータイプが使用される。このようなサイド出射タイプのLEDによれば、LED光源の側方より光が出射されるため、単色光同士の混色が容易にできる。
さらに、本実施形態では、LED4は、図1に示されているように、導光板2の入射端面(入射部)2aに斜めに光を入射させるように傾けて配置されている。このような配置により、LED4からの単色光が、導光板2の下に配置された反射シート12(後述)で散乱・反射され易くなり、また、高次モードの光が導光板2に入射されることで、単色光の混色がより効率的に行なうことができる。
LED4の傾斜角度は、LED4から出射した光が、導光板2の入射端面2aに対して89°ないし70°の角度をなして入射するように設定されるのが好ましく、85ないし80°の角度をなして入射するように設定されるのがより好ましい。すなわち、LED4を導光板2の下面2bに対して1〜20°の角度、傾斜させることが好ましく、5〜10°の角度、傾斜させることがより好ましい。
入射端面2aに対して89°以上の角度で入射させることで、LED4からの単色光を効率的に混色させることができ、入射端面2aに対して70°以下で入射させることで、導光板2の入射端面2aへの入射効率の低下を抑えることができる。
導光板2の両側には、導光板2の入射端面2aを覆うように、断面「コ」字状のリフレクタ6が取付けられ、LED4は、入射端面2aとリフレクタ6の間に形成された空間内に配置されている。リフレクタ6は、内側にコーティングが施されるなどして、LED4から入射端面2aと反対方向に向けて出射された光を、導光板2の入射端面2aに向けて反射するように構成されている。
導光板2は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PSt(ポリスチレン)、PC(ポリカーボネート)、MS(メタクリル−スチレン共重合樹脂)、COP(環状ポリオレフィン樹脂)等の透明樹脂で構成されている。
導光板2は、図1に「○」で模式的に示すように、透明樹脂内に拡散剤Dが分散させられている光散乱導光板である。導光板2に入射した単色LED(4a、4b、4c)からの単色光が、拡散剤によって光散乱され、短いミキシング距離で混色され白色光となる。
本実施形態では、拡散剤Dは、導光板2を構成する透明樹脂と屈折率が異なる物質であり、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタンなどの無機系微粒子や、シリコンビーズ、PMMAビーズ、MSビーズ、スチレンビーズなどの有機系微粒子が使用される。拡散剤の平均粒子径は、0.1μm以上50μm以下であることが好ましい。拡散剤Dの平均粒子径が、0.1μm以上であれば、光散乱の波長依存性が小さくなり、導光板2からの出射光の色調変化が小さくなる。また、50μm以下であれば、散乱光によるギラツキおよび輝度ムラがない均一な面光源を得ることができる。拡散剤粒子の形状は、不定形状、球形状、楕円形状、針形状、四角形状などから使用目的等に応じ、適宜選択される。
導光板2内における拡散剤Dによる光散乱性が高いほど、単色LED(4a、4b、4c)からの単色光を、短距離で白色光に混色することができるが、その反面、拡散剤Dによる光散乱性が高いほど導光板2の中央まで光が届きにくくなり、輝度が均一な面光源を構成することが難しくなる。そのため、拡散剤Dの含有量は、拡散剤の種類(拡散剤と透明樹脂との屈折率差)、粒子径、粒子の表面形状等の種々の条件を勘案して選択される。
透明樹脂と拡散剤との屈折率差が小さい拡散剤では、透明樹脂内での拡散剤の含有量をある程度、高くしないと、光散乱性を高める効果が得られないが、透明樹脂との屈折率差が大きい拡散剤は、透明樹脂内での拡散剤の含有量が低い状態でも、光散乱性を高める効果を得ることができる。
本実施形態では、ミキシング性と導光性を両立させるために、樹脂材料との屈折率差xが0.01≦x≦0.1の範囲にある拡散剤の場合は拡散剤含有量yを100≦y≦1000(ppm)の範囲、屈折率差xが0.1<x<0.5の範囲にある拡散剤の場合は拡散剤含有量yを10≦y≦500(ppm)の範囲に、屈折率差xが0.5≦xの範囲にある拡散剤の場合は、1≦y≦10(ppm)の範囲で拡散剤を均一分散させることが良い。
導光板2の入射端面2aには、光拡散手段あるいは光偏向手段8が設けられている。光拡散手段は、例えば、導光板2の入射部端面2aを粗面化することによって入射部端面2aに形成されている。粗面としては、導光板2の板厚方向に対して垂直方向にランダムな筋状となる異方性拡散機能を持った粗面が好ましい。導光板2の入射端面2aを粗面化する方法としては、サンドブラスト、機械切削、サンドペーパーによる切削、UV樹脂などの透明樹脂による粗面の転写、熱による粗面の転写および賦型、異方性拡散フィルムの貼り合わせ等による公知の技術が使用される。
また、光偏向手段としては、多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成されたプリズムが挙げられる。プリズムは、導光板2の板厚方向に対して垂直方向に筋状となる異方性偏向機能を持った形状が好ましい。導光板2の入射端面2aに光偏向手段を設ける方法としては、機械切削、UV樹脂などの透明樹脂によるプリズム形状の2P賦型、熱による転写および賦型、更にはプリズムレンズシート、異方性偏向フィルムの貼り合わせ等が挙げられる。
このような光拡散手段あるいは光偏向手段8により、LED4からの単色光が、導光板2の入射端面2aで光散乱され、ミキシング距離が短縮される。
また、本実施形態のLED面状光源1では、導光板2の下面2bには、光出射機構10が設けられている。この光出射機構10は、導光板2の下面2bに形成された白色ドット印刷または微細凹凸形状によって構成されている。白色ドット印刷は、シリカ、酸化チタン等の含有した白色塗料等の印刷により、微細凹凸形状は、サンドブラストやパターンロールによる熱転写、UV硬化樹脂等である。
また、光出射機構10を構成する白色ドット印刷の占有密度(導光板2下面2bの単位面積あたりの白色ドット印刷パターンの占有面積)を、導光板2の下面2bで場所により適宜変化させることにより、導光板2の上面2cから出射する光の量を所望に制御することができる。
また、光出射機構10を構成する白色ドット印刷の占有密度(導光板2下面2bの単位面積あたりの白色ドット印刷パターンの占有面積)を、導光板2の下面2bで場所により適宜変化させることにより、導光板2の上面2cから出射する光の量を所望に制御することができる。
さらに、光出射機構10の下方には、銀反射フィルムまたは白色の拡散反射フィルムによって構成される反射シート12が配置されている。
LED面状光源装置1の出射面となる導光板2の上面2cには、拡散フィルム14が配置されている。さらに、この拡散フィルム14の上には、上向きプリズムシート16が配置され、本実施形態では、これらによって光出射機構が構成されている。
拡散フィルム14としては、例えば、表面に微細な凹凸が設けられた拡散フィルムが用いられる。この拡散フィルムは、アクリル或いはシリカビーズをバインダとともに塗布したタイプであり、拡散機能と光の偏向機能を合わせ持つ。
拡散フィルム14としては、例えば、表面に微細な凹凸が設けられた拡散フィルムが用いられる。この拡散フィルムは、アクリル或いはシリカビーズをバインダとともに塗布したタイプであり、拡散機能と光の偏向機能を合わせ持つ。
また、プリズムシート16は、例えば、表面に多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成された透明シートが用いられる。柱状三角プリズムは、頂点が光の出射方向(外方)に向かって突出し、長手方向軸線が図1のZ方向に延びるように配置されている。
導光板2の成型方法は、特に、制限されるものではなく、公知の技術が使用できる。例えば、拡散剤が予め分散させられた透明性樹脂の原料を用いて、キャスト成形或いは押出成形、射出成形、プレス成型などによって製造される。
つぎに、第1実施形態のLED面状光源装置1の作用について説明する。
各LED4に含まれる単色LED4a、4b、4cから発せられた赤色、緑色、青色のそれぞれの単色光は、導光板2の一方の入射端面2aに対し、斜め方向から入射される。導光板2の入射端面2aに斜め方向に入射する単色光は、導光板2の入射面2aの光拡散手段8によって散乱、反射される。さらに、導光板2に入射した光は、導光板2に含まれる拡散剤、導光板2の下に配置された光出射機構10、反射シート12によって散乱・反射される。このような散乱・反射によって、単色LED4a、4b、4cから発せられた赤色、緑色、青色の単色光は混合され白色光となる。
各LED4に含まれる単色LED4a、4b、4cから発せられた赤色、緑色、青色のそれぞれの単色光は、導光板2の一方の入射端面2aに対し、斜め方向から入射される。導光板2の入射端面2aに斜め方向に入射する単色光は、導光板2の入射面2aの光拡散手段8によって散乱、反射される。さらに、導光板2に入射した光は、導光板2に含まれる拡散剤、導光板2の下に配置された光出射機構10、反射シート12によって散乱・反射される。このような散乱・反射によって、単色LED4a、4b、4cから発せられた赤色、緑色、青色の単色光は混合され白色光となる。
導光板2に入射した光は、導光板2の中央に向って伝搬する途中で、導光板2の下の光出射機構10にぶつかると、出射面である導光板2の上面2cに向けて偏向され、導光板2の上面6cから出射する。また、導光板2の下面2bで光出射機構10以外の部分にぶつかり、導光板2の下面2bから下方に出射しようとする光は、反射シート12によって反射され再び導光板2の中に戻される。
導光板2の上面2cから出射した光は、拡散フィルム14によって偏向され、さらに、プリズムシート16によって、上面(出射面)6cに直交する方向に偏向され、LED面状光源装置1から出射する。
このような構成を備えたLED面状光源装置1によれば、導光板2の入射端面2aに対し斜めに入射した単色光が、導光板2の入射端面2aの光拡散手段8、導光板2内の拡散剤、導光板2の下に配置された反射シート12で散乱・反射される構成であるので、短いミキシング距離で混合されて色むらのない白色光となり、高輝度の面状光源が構成される。
また、光を出射させる導光板2にLEDからの光を直接、入射させる構成であるため、部品点数を少なくすることができ、且つ、面状光源装置の厚さを薄くすることができる。
また、光を出射させる導光板2にLEDからの光を直接、入射させる構成であるため、部品点数を少なくすることができ、且つ、面状光源装置の厚さを薄くすることができる。
なお、上述した実施形態では、拡散フィルム14の上に1枚のプリズムシート16を配置した形態について説明したが、柱状三角プリズムが図1のX方向(プリズムシート16の柱状三角プリズムの長手方向と直交する方向)に延びるように形成された第2のプリズムシート(光偏向手段)をプリズムシート18の上に配置し、さらに正面輝度を高めるようにしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態によるLED面状光源装置20を説明する。図2は、本発明の第2実施形態のLED面状光源装置20の構成を概略的に示す、図1と同様の概略断面図である。
図2に示されているように、LED面状光源装置20は、第1実施形態のLED面状光源装置1と基本的には同一の構成を備えている。したがって、図2では、第1実施態様のLED面状光源装置1と共通する部分については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
図2に示されているように、LED面状光源装置20は、第1実施形態のLED面状光源装置1と基本的には同一の構成を備えている。したがって、図2では、第1実施態様のLED面状光源装置1と共通する部分については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
図2に示されているように、LED面状光源装置20では、LED4からの単色光が入射する導光板2の入射端面2aの近傍の導光板2の下面2bに光拡散手段あるいは光偏向手段22が設けられている。光偏向手段22は、導光板2の両側の光が出射しない額縁部分に設けられている。
本実施形態では、光拡散手段は、例えば、導光板2の入射部端面2aを粗面化することによって入射部端面2aに形成されている。粗面としては、導光板2の板厚方向に対して垂直方向にランダムな筋状となる異方性拡散機能を持った粗面が好ましい。導光板2の入射端面2aを粗面化する方法としては、サンドブラスト、機械切削、サンドペーパーによる切削、UV樹脂などの透明樹脂による粗面の転写、熱による粗面の転写および賦型、異方性拡散フィルムの貼り合わせ等による公知の技術が使用される。
また、光偏向手段は、多数の柱状三角プリズムを並列的に形成することにより構成されている。柱状三角プリズムは、頂点が導光板2の下面2bに向かって突出するように配置され、長手方向軸線が図2のZ方向あるいはX方向に延びている。
柱状三角プリズムの長手方向軸線が、図2のX方向に延びるように配置されている構成は、隣り合った単色光の混色を少ない状態で、上面2cからの光を効率的に出射させることができるので好ましい。
光偏向手段を形成する方法としては、機械切削、UV樹脂などの透明樹脂によるプリズム形状の2P賦型、熱による転写および賦型、更にはプリズムレンズシートの貼り合わせ等が挙げられる。
柱状三角プリズムの長手方向軸線が、図2のX方向に延びるように配置されている構成は、隣り合った単色光の混色を少ない状態で、上面2cからの光を効率的に出射させることができるので好ましい。
光偏向手段を形成する方法としては、機械切削、UV樹脂などの透明樹脂によるプリズム形状の2P賦型、熱による転写および賦型、更にはプリズムレンズシートの貼り合わせ等が挙げられる。
LED面状光源装置20では、光偏向手段22が、導光板2の下面2bのみに設けられているが、光偏向手段22を導光板2の上面2cのみに、あるいは、上面2cおよび下面2bに設けた構成でもよい。
上述した本発明の第2実施形態によるLED面状光源装置20では、各LED4から出射された単色光は、導光板2の一方の入射部2aに斜めに入射した直後に、光偏向手段22によって散乱・反射されるので導光板2の側端部で効率的にミキシングされる。
次に、本発明の第3実施形態によるLED面状光源装置30を説明する。図3は、LED面状光源装置30を示す、図1と同様の概略断面図である。図3に示されているように、第3実施形態のLED面状光源装置30は、第1実施形態のLED面状光源装置1と基本的には同一の構成を備えている。したがって、図3では、第1実施形態のLED面状光源装置1と共通する部分は、図1と同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図3に示されているように、LED面状光源装置30では、第1実施形態のLED面状光源装置1の導光板2の下面2bの光出射機構10に代えて、光出射制御機能層32が設けられている。この光出射制御機能層32は、導光板2の下面2bに配置されている複合層34と、この複合層34の下に配置されている鋸歯状プリズム36とを備えている。
複合層34では、屈折率がn1の低屈折率領域部34aと、n1よりも大きい屈折率n2を有する高屈折率領域部34bとが交互に配置されている。これら低屈折率領域部34a及び高屈折率領域部34bは、図3のZ方向に帯状または二次元的に分布している。
さらに、鋸歯状プリズム36は、下面に、第1及び第2プリズム面36a,36bによって形成される鋸歯状のプリズム列が多数形成されている。各プリズム列は、柱状の各プリズム部分が、図3のZ方向に延びるように配列されている。
第1プリズム面36aは、導光板2の下面2bに対して約80°〜100°の角度をなすように形成され、第2プリズム面36bは、導光板2の下面2bに対して約35°〜55°の角度をなすように形成されている。
上述した本発明の第3実施形態によるLED面状光源装置30では、導光板2の内部を伝播する光の最大導波モードは、主として低屈折領域部34aと導光板2との屈折率の差によって定められる。すなわち、光線が導光板2から低屈折率領域部34aへ向かう時、導光板2の屈折率n3と低屈折率領域部34aの屈折率n1との関係により決定される全反射臨界角θ1よりも入射角が大きい入射光は、全反射モードとなって導光板2の内部を伝搬する。
また、導光板2、高屈折率領域部34b、低屈折率領域部34aの各屈折率の関係がn3>n2>n1である場合、この導光板2の内部を伝搬する全反射モードの光が高屈折率領域部34bに出会うと、導光板2の屈折率n3と高屈折率領域部34bの屈折率n2との関係により決定される全反射臨界角θ2(θ2>θ1とする)よりも小さく且つ臨界角θ1よりも入射角が大きい光は、高屈折率領域部34bを介して鋸歯状プリズム36へ漏れる。さらに、鋸歯状プリズム36に入射した光は、鋸歯状のプリズム列36の第1及び第2プリズム面36a,36bによって、導光板2の出射面2cに直交する方向に偏向される。
また、本実施形態のLED面状光源装置30は、複合層34における高屈折率領域部34bの占有密度(複合層34の単位面積あたりにおける高屈折率領域部34bの占有面積)を複合層34内で場所により適宜変化させることにより、鋸歯状プリズム36へ到達できる光の量を所望に制御することができる。
さらに、本実施形態のLED面状光源装置30は、導光板2の屈折率n3と高屈折率領域部24bの屈折率n2との相対的な屈折率の差を適宜選択することにより、全反射臨界角θ2を所望に設定することができ、鋸歯状プリズム36からの反射光の分布を制御することができる。
また、本実施形態のLED面状光源装置30は、鋸歯状プリズム36へ到達する光の量を自由に調整することができ、かつ鋸歯状プリズム36からの出射光の分布を制御することもできる。このため、導光板2の内部を伝播する光を効率よく取り出すと共に均斉度に優れた面光源として利用することができる。
さらに、本実施形態のLED面状光源装置30は、鋸歯状のプリズム列36の第1プリズム面36aが導光板2の下面2bに対して約80°〜100°の傾斜角に設定され、第2プリズム面36bが導光板2の下面2bに対して約35°〜55°の傾斜角に設定されているため、鋸歯状のプリズムに到達した光は、導光板2の出射面である上面2cに略直交する方向に偏向されるため、高輝度で出射指向性に優れた面光源として利用することができる。
最後に、本発明の第4実施形態によるLED面状光源装置40を説明する。図4は、LED面状光源装置40を示す、図1と同様の概略的な断面図である。
図4に示されているように、第4実施形態のLED面状光源装置40は、第1のLED面状光源装置1と基本的には同一の構成を備えている。したがって、図4では、第1のLED面状光源装置1と共通する部分については、図1と同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図4に示されているように、第4実施形態のLED面状光源装置40は、第1のLED面状光源装置1と基本的には同一の構成を備えている。したがって、図4では、第1のLED面状光源装置1と共通する部分については、図1と同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図4に示されているように、LED面状光源装置40では、光出射機構10が設けられている導光板42の下面42bが、横断面が凹状曲線のアーチ形に形成されている。この下面42bには、アーチ形状に沿って、多数の柱状三角プリズム48が並列的に形成されている。柱状三角プリズムは、頂点が導光板の42の下面42bに向かって突出するように配置され、長手方向軸線がX方向に延びている。なお、下面42bを凹状の直線傾斜(逆V字形状)のアーチ形としても良い。
一方、LED面状光源装置40の導光板42の出射面である上面42cは、型転写等による微細な凹凸形状を有するマット44に加工されている。また、マット44上には、柱状三角プリズムの頂点が導光板42に向かって突出し、図4のZ方向に延びるプリズムシート46が配置されている。
上述した本発明の第4実施形態によるLED面状光源装置40によれば、導光板42の下面42bの横断面がアーチ形に凹状に形成されているので、各LED2からの光が、下面42bに形成されたプリズム面48で効率良く反射され、微細な凹凸が形成された導光板42の出射面である上面42cから出射される。
また、LED面状光源装置40では、導光板42に出射した光は、下向きのプリズムを備えたプリズムシート46によって、導光板42の出射面である上面42cと直交する方向(図3のY方向)に偏向され、LED面状光源装置40から出射する。この結果、LED面状光源装置40の正面輝度が向上し、LED面状光源装置40は、比較的要求される視野角の狭いパーソナルユースの画像表示装置(ディスプレイ)や面状光源装置として利用することができる。
LEDからの光をより効果的にミキシングするために、導光板42の下面42bのプリズムの頂部を丸めたり、半球状として導光方向に垂直な方向の光の偏向を起こしやすい形状とすることが好ましい。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
上述した第1ないし第4実施形態では、サイド出射タイプのLED4を導光板2の両側に配置した構成であるが、LED4を導光板2の一方の側端に沿って配置した構成でもよい。この場合、導光板の断面は、くさび形となる。
以下、本発明の実施例を説明する。
(実施例1〜10)
メタクリル酸メチル部分重合体(重合率20%)および、拡散剤を表1に示した濃度で添加し、セルキャストの常法にしたがって、重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリルを0.02重量部、紫外線吸収剤として2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリニアゾールを0.005重量部、添加して攪拌した。脱気後、厚さ6mmのガラス板2枚と周囲を塩化ビニール製のチューブで構成されたセルの中に注入し、70℃の水溶重合により2時間、続いて120℃の空気浴重合で2時間かけて重合を完結させて、厚さ6mmのメタクリル樹脂板を作成した。
(実施例1〜10)
メタクリル酸メチル部分重合体(重合率20%)および、拡散剤を表1に示した濃度で添加し、セルキャストの常法にしたがって、重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリルを0.02重量部、紫外線吸収剤として2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリニアゾールを0.005重量部、添加して攪拌した。脱気後、厚さ6mmのガラス板2枚と周囲を塩化ビニール製のチューブで構成されたセルの中に注入し、70℃の水溶重合により2時間、続いて120℃の空気浴重合で2時間かけて重合を完結させて、厚さ6mmのメタクリル樹脂板を作成した。
(比較例1〜9)
比較例1は拡散剤を加えない以外は実施例1〜10と同様である。
比較例2〜9は、拡散剤を表2に示した濃度で添加した以外は、実施例1〜10と同様である。
比較例1は拡散剤を加えない以外は実施例1〜10と同様である。
比較例2〜9は、拡散剤を表2に示した濃度で添加した以外は、実施例1〜10と同様である。
以上のようにして得た各アクリル樹脂板を、平面形状が長方形の幅305mm、長さ250mm(導光板における有効面サイズ230mm×305mm、対角長さ352mm=15inch相当)になるように、パネルソー(SHINX製、商品名SZIVG−4000)で切断した。
導光板の側面を研削研磨機(メガロテクニカ製、商品名プラビューティー)にて鏡面研磨加工をし、銀反射フィルム(ツジデン製SU115粘着剤付)を貼り合わせて導光板サンプルを作成した。
導光板の側面を研削研磨機(メガロテクニカ製、商品名プラビューティー)にて鏡面研磨加工をし、銀反射フィルム(ツジデン製SU115粘着剤付)を貼り合わせて導光板サンプルを作成した。
導光板入光部における光拡散手段あるいは光偏向手段は以下のとおりとした。
導光板下面の光出射機構として、白色インキによるドット印刷を行った。得られた導光板の入光部(305mm辺端面)の端から入光方向へ向かって10mmの範囲は、リフレクタ端が重なり合う額縁部とした。
導光板下面の光出射機構として、白色インキによるドット印刷を行った。得られた導光板の入光部(305mm辺端面)の端から入光方向へ向かって10mmの範囲は、リフレクタ端が重なり合う額縁部とした。
この額縁部以外の230mm×305mm範囲の導光板下面には、導光体中央部が濃く(導光板下面1mm2当たりのドットパターン占有面積率が72%:0.85mm×0.85mm)、光源方向へ向かうに従い薄く(導光板下面1mm2当たりのドットパターン占有面積率が、20%:0.45mm×0.45mm)なるような傾斜を持たせた正方形状網点グラデーションのドットパターンを施した280メッシュのスクリーン版を用いて、白色インキ(帝国インキ製造製、VAR−40609MJマットメジューム)によりドットパターン印刷を施した。
Lumileds社のサイドエミッタータイプLXHL−DH01(赤)、DR01(B)、DM01(G)を9.5mmピッチでGRBGの順番に32個(R8個、B8個、G16個、)を1列に配列(LED両端距離300mm)してLED光源列とした。
導光板の305mm辺端面にLED光源列を約1mm離して、それぞれ1列ずつ配置し両側2灯の面光源測定装置を作成した。
導光板の305mm辺端面にLED光源列を約1mm離して、それぞれ1列ずつ配置し両側2灯の面光源測定装置を作成した。
また、LED光源を覆うようにL字型樹脂製リフレクタを配置した。なお、リフレクタ表面には、白色反射フィルム(ツジデン製RF188)を両面テープで貼り合わせた。
続いて、導光板下面(ドットパターン印刷面)側に白色反射フィルム(ツジデン製RF188)1枚を重ね合わせ、また、導光板上面(出射面)側には、拡散フィルム(ツジデン製、商品名D121)を1枚、更にその上にプリズムシート(住友スリーエム製、商品名BEFII)を1枚、プリズム列の長手方向がLED入光方向と垂直になるように配置し、LED面状光源装置を作成した。
各LEDは、350mAの電流をかけて、15分間安定するまで放置し、色ムラおよび輝度を測定した。
実施例1〜実施例9は、いずれも色むらのない面状光源が得られた。比較例1、2、4、6、8は、いずれもLED光源近傍から導光板内部に向かって色むらが確認された。また、比較例3、5、7、9は、いずれもいずれも色むらのない優れた面状光源が得られたものの、面状光源中央の輝度が暗く、明るさの不均一な面状光源となった。
(実施例11〜14、比較例10)
実施例11〜14については、実施例1の導光板を用いて実施し、導光板入光部に下記方法によって光拡散手段および光偏向手段を処理した以外は、実施例1と同様である。
実施例11は、金属刃による機械切削加工(大日精工製スパイラルプレーナーOHDHP−100)で粗面化を行った。
実施例12〜13は、ベルトサンダー(粗さ#240)を用いた切削加工による粗面化であり、実施例12は、ベルトサンダー切削時に導光板入光端の長手方向に向かって切削を実施した。これにより、導光板入光部の長手方向に向けてランダムな筋状粗面を得ることができた。
実施例11〜14については、実施例1の導光板を用いて実施し、導光板入光部に下記方法によって光拡散手段および光偏向手段を処理した以外は、実施例1と同様である。
実施例11は、金属刃による機械切削加工(大日精工製スパイラルプレーナーOHDHP−100)で粗面化を行った。
実施例12〜13は、ベルトサンダー(粗さ#240)を用いた切削加工による粗面化であり、実施例12は、ベルトサンダー切削時に導光板入光端の長手方向に向かって切削を実施した。これにより、導光板入光部の長手方向に向けてランダムな筋状粗面を得ることができた。
また、実施例13はベルトサンダー切削時に導光板入光端の板厚方向に向かって切削した。これにより、導光板入光部の板厚方向に向けてランダムな筋状粗面を得ることができた。
実施例14は、導光板入光部に頂角が90°の多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成されたプリズムシートを、頂点がLED光源側に向かって突出し、柱状三角プリズムの長手方向軸線が導光方向に延びるように、導光板入光部に屈折率1.50のシリコーンオイルで密着させて配置した。
比較例10は、導光板内に拡散剤を含有しない以外は、実施例12と同様である。
実施例14は、導光板入光部に頂角が90°の多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成されたプリズムシートを、頂点がLED光源側に向かって突出し、柱状三角プリズムの長手方向軸線が導光方向に延びるように、導光板入光部に屈折率1.50のシリコーンオイルで密着させて配置した。
比較例10は、導光板内に拡散剤を含有しない以外は、実施例12と同様である。
実施例11〜14は、いずれも色むらのない極めて優れた面状光源が得られた。
比較例10は、LED光源近傍から導光板内部に向かって色むらが確認された。
比較例10は、LED光源近傍から導光板内部に向かって色むらが確認された。
(実施例15、比較例11)
実施例15は、導光板入光部近傍の導光板下面に導光板入光部から導光板内部へ向けて10mm幅の光偏向手段を設けた以外は、実施例12と同様である。
ここで、光偏向手段としては、頂角が90°の多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成されたプリズムシートを、頂点が導光板とは反対方向に向かって突出し、柱状三角プリズムの長手方向軸線が導光方向に延びるように、導光板入光部に屈折率1.50のシリコーンオイルで密着させて配置した。
比較例11は、導光板内に拡散剤を含有しない以外は、実施例15と同様である。
実施例15は、導光板入光部近傍の導光板下面に導光板入光部から導光板内部へ向けて10mm幅の光偏向手段を設けた以外は、実施例12と同様である。
ここで、光偏向手段としては、頂角が90°の多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成されたプリズムシートを、頂点が導光板とは反対方向に向かって突出し、柱状三角プリズムの長手方向軸線が導光方向に延びるように、導光板入光部に屈折率1.50のシリコーンオイルで密着させて配置した。
比較例11は、導光板内に拡散剤を含有しない以外は、実施例15と同様である。
実施例15は、色むらのない極めて優れた面状光源が得られた。
比較例11は、LED光源近傍から導光板内部に向かって僅かな色むらが確認された。
比較例11は、LED光源近傍から導光板内部に向かって僅かな色むらが確認された。
(実施例16、比較例12)
実施例16は、LED光源を導光板の下面に対して8°下方側に傾斜させて配置した以外は実施例15と同様である。
比較例12は、導光板内に拡散剤を含有しない以外は、実施例16と同様である。
実施例16は、LED光源を導光板の下面に対して8°下方側に傾斜させて配置した以外は実施例15と同様である。
比較例12は、導光板内に拡散剤を含有しない以外は、実施例16と同様である。
実施例16は、色むらのない極めて優れた面状光源が得られた。
比較例12は、LED光源近傍から導光板内部に向かって僅かな色むらが確認された。
比較例12は、LED光源近傍から導光板内部に向かって僅かな色むらが確認された。
1:LED面状光源装置
2:導光板
2a:入射端面
2b:(導光板の)下面
2c:(導光板の)上面
4:LED
D:拡散剤
2:導光板
2a:入射端面
2b:(導光板の)下面
2c:(導光板の)上面
4:LED
D:拡散剤
Claims (5)
- 導光板と、波長の異なる単色光を前記導光板の端面の入射部に向けて照射するLED光源と、を備えたLED面状光源装置であって、
前記導光板は、透明樹脂中に拡散剤が均一に分散させられている光散乱導光板であり、該拡散剤の濃度y(ppm)は、
前記透明樹脂と拡散剤との屈折率差xが、0.01≦x≦0.1のときには、100≦y≦1000(ppm)、
屈折率差xが0.1<x<0.5のときには10≦y≦500(ppm)、および、
屈折率差xが0.5≦xのときには、1≦y≦10(ppm)の範囲であり、
前記導光板の上面および下面に光出射機構が形成されている、
ことを特徴とするLED面状光源装置。 - 前記導光板の入射部に、光拡散手段あるいは光偏向手段が設けられている、
請求項1に記載のLED面状光源装置。 - 前記導光板の入射部近傍の上面および下面の少なくとも一方に光拡散手段あるいは光偏向手段が設けられている、
請求項1または2に記載のLED面状光源装置。 - 前記光出射機構が、前記導光板の下面に設けられた低屈折率部と高屈折率部が交互に配置された層と、導光板下面に導光方向に垂直な鋸歯状プリズムとにより構成されている、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のLED面状光源装置。 - 前記LED光源は、前記導光板の入射部に斜め方向から光を入射させるように配置されている、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のLED面状光源装置。
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