JP2001250410A - 面状発光装置 - Google Patents

面状発光装置

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JP2001250410A JP2000057221A JP2000057221A JP2001250410A JP 2001250410 A JP2001250410 A JP 2001250410A JP 2000057221 A JP2000057221 A JP 2000057221A JP 2000057221 A JP2000057221 A JP 2000057221A JP 2001250410 A JP2001250410 A JP 2001250410A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶バックライト、パネルメーター、表示灯
や面発光スイッチなどに用いられる面状発光装置に係
り、特に、高輝度且つ色調差および輝度ムラの小さい面
発光が可能な面状発光装置に関する。 【解決手段】 本発明の面状発光装置は、透光性の導光
体中に該導光体と異なる屈折率を有する拡散材を含有さ
せた導光板と、該導光板の主面から光を放出させるため
に導光板の少なくとも一端面に光学的に接続させた発光
ダイオードと、導光板の背面に配された光拡散部および
反射部とを備える面状発光装置である。特に、拡散材は
ベンゾグアナミン系樹脂及び/またはポリエチレンテレ
フタレートからなる平均粒径3〜20μmの透光性粒子
であり、且つ拡散材が導光板中に0.001〜0.4重
量%含有されている面状発光装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶バックライ
ト、パネルメーター、表示灯や面発光スイッチなどに用
いられる面状発光装置に係り、特に、高輝度且つ色調差
および輝度ムラの小さい面発光が可能な面状発光装置に
関する。
【0002】
【従来技術】近年、液晶バックライトなどの光源に、点
光源として認識される発光ダイオード(以下、LEDと
いう)からの光を面状に発光させる面状発光装置が用い
られている。このような面状発光装置の一例として図4
に模式的斜視図を図5にその断面図を示す。図のように
面状発光装置には、透光性の導光板409と、導光板4
09の一端面に設けられ導光板端面から光を入射させる
LED光源405が設けられている。また、導光板40
9の面状発光が観測される主面及びLED光源405が
接続される端面を除いて反射板404が設けられてお
り、LED光源405からの出射光を反射させて主面側
に放出させている。
【0003】この様な面状発光装置では、発光面の輝度
及び色調が均一であることが望まれている。ところが、
光源としてLEDを導光板の端面に配置させた場合、L
EDはマクロ的には点光源として認識されるためLED
近傍とその周辺では極めて光度差が大きくなる。このた
め、図5に示すように導光板409の背面にパターン状
の光拡散部403を設けたり、或いは透光性材料などの
拡散剤を導光板中に含有させたりすることで、LED光
源からの光を導光板内で拡散・反射させて発光面全体か
ら高輝度に均一発光させることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、面状発
光装置の発光面積をより大きくしたり、より高輝度に面
発光させるためには、光源であるLEDからの発光輝度
を更に向上せざるを得ない。しかし、LEDからの光は
ある一定の指向角を持った放射状に発光する指向特性を
持つ。そのため発光観測面から見た導光板主面の1辺に
配置させると、LED近傍での発光強度が強くLEDか
ら離れるに従って発光強度が弱い箇所が存在する。特
に、LED光源間や発光観測面から見た導光板の隅部は
暗くなる傾向が強い。従来のような導光板背面に備えら
れた光拡散部の拡散パターンなどによってある程度均一
光とさせることができるが、発光強度が数千mcdまで
向上した高輝度LEDをフルに発光させた場合では、L
EDチップ数を減少させ小型化できるという利点がある
反面、光源となるLED近傍の周辺では極めて強い発光
の強度分布が生ずる。したがって、導光板背面の拡散パ
ターンだけでは十分発光面の輝度を均一化できない。ま
た前記拡散パターンと同様、導光板に拡散材を含有させ
ることによって輝度ムラをある程度解決することができ
るものの、高輝度LEDを光源に用いた場合では、やは
り十分満足できるような均一な発光面は得られず、いず
れの方法も光源の輝度向上の利点を生かしきれないとい
う問題を有する。
【0005】また、導光板に拡散材を含有させた場合、
導光板の発光面において光源側と光源から離れた端部で
出射光に色調の差が発生するという問題がある。LED
光源の光は、拡散材により短波長側の光が吸収されるた
め、光源から離れるに従い発光面の色調が黄色っぽくな
ってしまうのである。
【0006】従って、本発明は上記課題を解決し高輝度
に発光可能な面状発光装置において、高輝度で、且つ輝
度ムラや色調差が極めて小さい面状発光装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々の実験
の結果、背面に光拡散部が形成された導光板中に拡散材
を含有させ、さらに該拡散材の材料及び粒径を特定する
ことで課題を解決できることを見いだし本発明をなすに
至った。
【0008】すなわち、本発明の面状発光装置は、透光
性の導光体中に該導光体と異なる屈折率を有する拡散材
を含有させた導光板と、該導光板の主面から光を放出さ
せるために導光板の少なくとも一端面に光学的に接続さ
せたLEDと、導光板の背面に配された光拡散部および
反射部とを備える面状発光装置であって、前記拡散材は
ベンゾグアナミン系樹脂及び/またはポリエチレンテレ
フタレートからなる平均粒径3〜20μmの透光性粒子
であり、且つ該拡散材が導光板中に0.001〜0.4
重量%含有されていることを特徴とする。このように構
成することにより、本発明の面状発光装置は、光源であ
る発光ダイオードからの光が、導光板の背面に配された
光拡散部により導光板内に拡散され、更に導光板内に含
有された拡散材によりLED周辺の暗部まで光を導くこ
とができるので輝度ムラのない均一な発光面を得られ
る。また、拡散材としてベンゾグアナミン系樹脂又はポ
リエチレンテレフタレート(以下、PETという)を用
いることで、光拡散効果を高め更に輝度ムラを小さくす
ることができるだけでなく、平均粒径を3〜20μmに
特定することで、発光面の色調差も小さくできる。
【0009】本発明の請求項2に記載の面状発光装置で
は、前記拡散材を粒径1μm以下の大きさの微粒子が拡
散材全体の10%以内になるようにする。これにより、
拡散材による短波長側の光の吸収をさらに低減させるこ
とができ、発光面の色調差を極めて小さくすることが可
能となる。
【0010】本発明の請求項3に記載の面状発光装置
は、前記LEDとして、少なくとも発光層が窒化物半導
体である発光素子からの可視光と、該可視光により励起
され蛍光を発するセリウムで付活されたイットリウム・
アルミニウム・ガーネット系蛍光体からの光との混色光
を発光するLEDを用いる。本発明によれば、このよう
なLEDを用いた場合でも輝度ムラ及び色調差の小さい
均一発光可能な面状発光装置とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る面状発
光装置を図1及び図2を用いて詳述する。図1は本実施
の形態に係る面状発光装置の模式的斜視図であり、図2
は図1のXX断面図である。図のように本実施の形態の
面状発光装置には、透光性の導光板109と、導光板1
09の一端面に設けられ導光板端面から光を入射させる
LED光源105が設けられており、前記導光板109
は、透光性の導光体101と該導光体中に均一に混合さ
れた拡散材102とからなる。また導光板109の背面
には、LED光源105からの光を導光板内に拡散させ
るための光拡散部103が設けられ、導光板109の面
状発光が観測される主面及びLED光源105が接続さ
れる端面を除いて反射板104が設けられている。
【0012】ここで、特に本実施の形態の面状発光装置
においては、前記拡散材102として、ベンゾグアナミ
ン系樹脂及び/またはPETからなる平均粒径3〜20
μmの透光性微粒子を用いる。好ましくは、ベンゾグア
ナミン系樹脂であるベンゾグアナミン・メラミン・ホル
マリン樹脂、ベンゾグアナミン・ホルマリン樹脂を用い
る。これらの材料を拡散材として使用することで光拡散
効果を高め、発光面内の輝度ムラを小さくすることがで
きる。また、導光板中における拡散材の含有量は、0.
001〜0.4重量%であり、好ましくは0.01〜
0.2重量%である。これは、拡散材の含有量が0.0
01重量%未満では、充分な光拡散効果が得られず、
0.4重量%より多いと光源周辺での輝点が目立ち、光
源からの距離による輝度差が大きくなるため、均一な面
発光が得られないからである。
【0013】前記拡散材の平均粒径は3〜20μmであ
り、好ましくは5〜15μmである。なぜならば、平均
粒径が3μmよりも小さいと可視光領域での短波長側の
光吸収により、光源から離れるに従い発光面の色調が黄
色っぽくなってしまうという色調差の問題が生じるから
である。平均粒径を上記範囲に限定することで、発光面
内の色調差をx、yともに0.03以内に抑えることが
できる。逆に、平均粒径が20μmよりも大きいと光拡
散効果が低下するため、それに伴い添加量を増やす必要
があるが、添加量が多くなると上述したような問題が生
じる。更に、拡散材粒子が大きすぎると発光面側から輝
点として観測され不良品となる。更に、前記拡散材にお
いて、粒径1μm以下の大きさのものを拡散材全体の1
0%以内にすることが好ましい。なぜならば、上述した
ような短波長側の光吸収は、粒径1μm以下の大きさの
ものが影響している。従って、このような範囲に限定す
ることで、拡散材による短波長側の光の吸収をさらに低
減でき、発光面内の色調差をx、yともに0.01以内
に抑えることができる。また、ここで拡散材に1μm以
下の微粒子が含有されていない場合、発光面内の色調差
をx、yともに0.005以内と極めて小さくすること
が可能となる。
【0014】拡散材の粒度分布はシャープである方が好
ましい。なぜなら、粒度分布がシャープである方が、輝
度が高く、色調差も小さくなる。また、拡散材の形状は
特に限定せず、導光板内に分散可能であれば、球状、フ
ィラー形状など種々の形状を選択することができるが、
好ましくは真球状のものを用いる。ここで、拡散材とし
て不定形のものを使用する場合、先端部又は薄い部分な
どが1μm以下であれば、前記で述べたように短波長側
の光吸収の影響を受けるため注意が必要である。
【0015】本発明で用いる導光体101の材料として
は、透光性樹脂や硝子など種々のものが挙げられ、前記
拡散材と屈折率に差があるものであれば使用可能であ
る。導光体と拡散材との屈折率差は色調には関係しない
が、あまり小さいと効果が出なかったり、効果を出すた
めに添加量が極端に多くなったりするので、0.01以
上あることが好ましい。好ましくは、導光体材料として
アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂を用いる。導
光体の材料としてアクリル樹脂またはポリカーボネート
樹脂を用い、拡散材の材料としてベンゾグアナミン系樹
脂及び/またはPETを用いて導光板109を形成する
ことで、更に輝度が向上し、また輝度ムラや色調差を低
減することが可能となる。
【0016】前記導光板110は光利用効率を向上させ
るために、光源と接続される端面及び発光面を除き、チ
タン酸バリウムや酸化アルミニウムなどを含有する樹脂
やアルミニウムなど金属から構成することができる反射
材で被覆することが好ましい。また反射部を導光板に接
着させる際、透光性の高いアクリル系またはシリコン系
の接着剤を用いるのがより好ましい。LED光源からの
光をより多く反射材まで到達させ、また反射した光もよ
り多く発光面側へと透過させるためである。また、前記
導光板を固定枠等にはめ込んで利用する場合、その固定
枠等自体を、PC、ABS、PBT等にLEDからの光
を反射させるために酸化チタン、チタン酸バリウム、硫
酸バリウム、酸化アルミニウム等の拡散反射材を添加し
て成形した樹脂で形成すると、反射材との効果とも加わ
って、LED光源からの光の反射率を格段に向上させる
ことができ、発光装置外部へと効率よく光を取り出すこ
とができる。
【0017】さらに本発明において、前記導光板109
の背面には、LED光源105からの光を導光板内に均
一に拡散するための光拡散部103が形成される。発光
強度が数千mcdの高輝度LEDを光源として使用した
場合、LED近傍の周辺では極めて強い発光の強度分布
が生じてしまい、導光板に拡散材を含有させるだけで
は、発光面の輝度を均一にすることは困難である。とこ
ろが、導光板の背面に光拡散部を形成すると、導光板の
背面に配された光拡散部により導光板内に拡散され、更
に導光板内に含有された拡散材によりLED周辺の暗部
まで光を導くことができるので輝度ムラのない均一な発
光面が得られる。また、発光面側への出光も多くなるた
め、輝度を向上させることができる。前記光拡散部を形
成するのは、導光板の背面に微細な凹凸を施す方法、導
光板の背面に白色物質を印刷塗布する方法など、一般的
な方法を用いることができる。ここで、図1の面状発光
装置に配された光拡散部の拡散パターンを図3に示す。
導光板の発光面と対面する背面に、光拡散部として凹凸
を形成させてある。図3に示すように、LED光源10
5近傍において、LEDチップ107前面の輝度の高い
ところはその間隔が疎として、LEDチップ107の間
などの輝度の低いところはその間隔が密となるような拡
散パターン(凸部)を形成させることが好ましい。この
ような拡散パターンを形成すれば、LED光源近傍にお
ける輝度ムラをさらに改善することが可能となる。ま
た、前記光拡散部103は、導光板に拡散材を含有しな
い時の発光面の輝度分布が、LED光源が配置された導
光板端面から離れるにしたがい高くなり、最も低い部分
の輝度が最も高い部分の輝度の30〜90%となるよう
に形成することが好ましい。このような光拡散部を形成
すれば、拡散材の添加量を調整するだけで均一な発光面
が得られるので、製造工程上非常に有利である。
【0018】本発明において光源として用いられるLE
Dは、導光板109の端面と光学的に接続可能なもので
あり導光板に光を照射させ得るものであれば種々のもの
を利用することができる。本実施の形態では、発光層に
窒化物半導体(AlxInyGa1-x-yN、0≦x、0≦
y、0≦x+y≦1)を用いた青色が発光可能なLED
チップ107、及びこれによって励起され黄色が発光可
能なセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム
・ガーネット系蛍光体を含有する樹脂108とを有する
LED光源105を配置させてある。このLED光源1
05は、LEDチップからの単色性ピーク波長と蛍光体
からのブロードな発光との混合色が観測される。このた
め、前述したように、粒径1μm以下の拡散材による光
吸収の影響を受けやすい。即ち、このような白色LED
を光源として使用した場合、粒径1μm以下の拡散材に
よりLEDチップからの青色発光成分が吸収されるた
め、光源から離れるに従い発光面の色調が黄色味を帯
び、目的とする本来の白色から色調がずれていってしま
う。しかしながら、本発明においては、前記拡散材の粒
径を限定するため、拡散材による短波長側の光吸収の影
響による色調差を抑えることができる。またLED光源
105は、2種以上のLEDチップを備えていてもよ
い。例えば、LEDチップをRGB(赤・緑・青)とし
て全て発光させ混色することにより白色発光可能なLE
D光源とすることもできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る実施例の面状発光装置に
ついて説明する。 [実施例1]実施例1は、図1〜図3の実施の形態と同
様の構成を持った面状発光装置の例である。導光体とし
てアクリル樹脂(熱変形温度:71〜99℃、屈折率:
1.49)を、拡散材としてベンゾグアナミン・メラミ
ン・ホルマリン樹脂からなる球状パウダー(日本触媒
(株)製 エポスター GP−H100、熱変形温度:3
10℃、屈折率:1.52、平均粒径:10μm、粒度
分布:±0.1μm)0.015重量%を撹拌・混合し
た後、ホッパに投入し、成形温度を240℃に設定して
アクリル樹脂を溶融させながら500Kgf/cm2
圧力で射出成型する。金型は60℃に加熱設定し、厚さ
2mm、縦横85mm×30mmの板状導光板を成形し
た。
【0020】この時、導光板形成用の金型には発光面と
対向する背面に光拡散部として凹凸を形成させてある。
凹凸は、LED光源近傍においては、輝度の高いところ
はその間隔が疎として、輝度の低いところはその間隔が
密となるように形成させた。また、導光板全体において
は、導光板に拡散材を含有しない時の発光面の輝度分布
が、LED光源が配置された端面から離れるに従い輝度
が高くなり、最も低い部分の輝度が最も高い部分の輝度
の70%程度となるように凹凸を形成させた。
【0021】形成された導光板に反射材としてアルミニ
ウム板を張り付けた。アルミニウム板は、発光面および
LED光源が光学的に接続される端面を除いて張り付け
た。また、アルミニウム板の設けられていない導光板の
端面に、青色が発光可能な窒化物半導体からなるLED
チップ、およびLEDチップからの青色光によって励起
され黄色光を放出するセリウムで付活されたイットリウ
ム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体を含有する樹脂
とを有するLED光源を配置させた。このようにして、
本発明の面状発光装置を形成した。
【0022】[実施例2]ベンゾグアナミン・ホルマリ
ン樹脂からなる球状パウダー(日本触媒(株)製エポスタ
ー L 15、熱変形温度:300℃、屈折率:1.5
7、平均粒径:15μm、粒度分布:8〜30μm)を
拡散材として0.01重量%添加した以外は、実施例1
と同様にして面状発光装置を形成した。
【0023】[実施例3]PET樹脂(熱変形温度70
℃、屈折率:1.64)を粉砕して得られた不定形の粒
子(平均粒径10μm)を拡散材として0.02重量%
添加した以外、実施例1と同様にして面状発光装置を形
成した。
【0024】[実施例4]アクリル樹脂の代わりにポリ
カーボネート樹脂(熱変形温度:145℃、屈折率:
1.58)を導光体として使用した以外、実施例1と同
様にして面状発光装置を得た。
【0025】[実施例5]ベンゾグアナミン・メラミン
・ホルマリン樹脂からなる球状パウダー(日本触媒(株)
製 エポスター M30、熱変形温度:300℃、屈折
率:1.57、平均粒径:3μm、粒度分布:0.5〜
8μm)を拡散材として0.006重量%添加した以外
は、実施例1と同様にして面状発光装置を形成した。
【0026】[比較例1]比較例1は、図4、図5と同
様の構成を持った面状発光装置の例である。導光板に拡
散材が含有されていないことと、導光板背面に形成させ
た凹凸パターンが異なる以外は、実施例1と同様にして
面状発光装置を得た。この面状発光装置の凹凸パターン
はLED近傍においては、輝度の高いところはその間隔
が疎として、輝度の低いところはその間隔が密となるよ
うに形成させてあり、また導光板全体においても、均一
な面発光が得られるように凹凸を形成させてある。
【0027】<特性の評価>実施例1〜5および比較例
1で得られた面状発光装置について、その特性を調べ表
1に示した。ここで、輝度偏差は、それぞれの導光板の
対応する9点を取りそのばらつきを見たものであり、輝
度はその9点の平均値を比較例1で得られた面状発光装
置の輝度を100%とした時の相対値で示した。なお、
色調差は、それぞれの導光板の対応する9点の測定値に
おける最大値と最小値の差を表したものである。
【0028】
【表1】
【0029】表1の結果からもわかるように、本実施例
1〜5で得られた面状発光装置は、拡散材を含有せず背
面の拡散パターンのみを有する導光板を用いて形成した
面状発光装置(比較例1)と比べて、拡散効果が高いた
め輝度偏差が向上し、また発光面側への出力も多くなる
ため輝度も向上している。更に、色調差についてもx、
yともに0.01以内に抑えることができた。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高輝度で、且つ輝度ムラや色調差が極めて小さい均一な
面発光が可能な面状発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る面状発光装置の模
式的斜視図。
【図2】 図1のXX断面における模式的断面図。
【図3】 図1の面状発光装置の光拡散部の拡散パター
ンを示す模式図。
【図4】 従来の面状発光装置の模式的斜視図。
【図5】 図4のYY断面における模式的断面図。
【符号の説明】
100・・・面状発光光源 101・・・透光性樹脂からなる導光体 102・・・透光性樹脂からなる拡散材 103・・・光拡散部 104・・・導光板に設けられた反射板 105・・・LED光源 106・・・発光体を導光板に固定する手段 107・・・LEDチップ 108・・・LEDチップからの光によって蛍光を発す
る蛍光体が含有された樹脂 109・・・導光板 110・・・LEDチップに電流を供給するリード電極 400・・・面状発光光源 403・・・光拡散部 404・・・導光板に設けられた反射板 405・・・LED光源 406・・・発光体を導光板に固定する手段 407・・・LEDチップ 408・・・LEDチップからの光によって蛍光を発す
る蛍光体が含有された樹脂 409・・・導光板 410・・・LEDチップに電流を供給するリード電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の導光体中に該導光体と異なる屈
    折率を有する拡散材を含有させた導光板と、該導光板の
    主面から光を放出させるために導光板の少なくとも一端
    面に光学的に接続させた発光ダイオードと、導光板の背
    面に配された光拡散部および反射部とを備える面状発光
    装置であって、 前記拡散材はベンゾグアナミン系樹脂及び/またはポリ
    エチレンテレフタレートからなる平均粒径3〜20μm
    の透光性粒子であり、且つ該拡散材が導光板中に0.0
    01〜0.4重量%含有されていることを特徴とする面
    状発光装置。
  2. 【請求項2】 前記拡散材は粒径1μm以下の大きさの
    微粒子が拡散材全体の10%以内である請求項1に記載
    の面状発光装置。
  3. 【請求項3】 前記発光ダイオードは、少なくとも発光
    層が窒化物半導体である発光素子からの可視光と、該可
    視光により励起され蛍光を発するセリウムで付活された
    イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体から
    の光との混色光を発光する請求項1または2に記載の面
    状発光装置。
  4. 【請求項4】 前記導光体はアクリル樹脂またはポリカ
    ーボネート樹脂からなる請求項1乃至3に記載の面状発
    光装置。
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