JP2007048465A - Led面光源装置 - Google Patents

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明光 沖田
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Abstract

【課題】 単色LEDの配置の自由度が大きくなり、均一な白色光が容易に得られるLED面光源装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、異なる波長の単色光を発光する複数のLEDからの単色光を混合して出射させるLED面光源装置1であって、第1導光板4と、この第1導光板より大きな寸法を有し、第1導光板との間に段部Sを形成するように第1導光板に積層され、出射面を有する第2導光板6と、第1導光板の端面に対向して配置され第1導光板の端面に出射光を入射させる第1LEDアレイ8と、第2導光板の端面に対向し且つ段部に配置され第2導光板の端面に出射光を入射させる第2LEDアレイ10と、を備えている、ことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LED面光源装置に関し、詳細には、異なる波長の単色光を出射する複数のLED(発光ダイオード)からの単色光を混合して使用するLED面光源装置に関する。
液晶パネル等のディスプレイパネルの照明用面光源装置として、LED(発光ダイオード)を用いたLED面光源装置が知られている。このようなLED面光源装置として、赤(R)、緑(G)、青(B)の単色光を発する3種類の単色LEDをセットにして用い、各LEDから発せられた単色光をミキシングして白色光を作り出すタイプ(以下、「RGB−LED面光源装置」と呼ぶ。)のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−283817号公報
このようなRGB−LED面光源装置は、3種類の単色光をミキシングして白色光を得るので、導光板端面から光を入射させるエッジライト方式を採用する場合には、R、G、Bの3種類の単色LEDは導光板端面に沿って配置されることになる。ここで、均一な白色光を得るために、3種類の単色LEDは、色むらができるだけ少なくなるようなパターンで入射面である導光板端面に沿って配置する必要がある。
しかしながら、エッジライト方式では、細長い導光板端面が入射面となるあるため、単色LEDの配置の自由度が制限され、均一な白色を得ることが難しいという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、単色LEDの配置の自由度が大きくなり、均一な白色光が容易に得られるLED面光源装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、異なる波長の単色光を発光する複数のLEDからの単色光を混合して出射させるLED面光源装置であって、第1導光板と、前記第1導光板に積層された第2導光板と、前記第1導光板の端面に対向して配置され該第1導光板の端面に出射光を入射させる第1LEDアレイと、前記第2導光板の端面に対向し且つ前記第1LEDアレイと上下方向に重ならないように配置され該第2導光板の端面に出射光を入射させる第2LEDアレイと、を備えていることを特徴とするLED面光源装置が提供される。
このような構成によれば、導光板の端面の総延長が長くなるので、入射端面に対向させるLEDアレイの配置の自由度が高くなる。
また、入射した光が2枚の導光板の厚さ方向に伝搬する際にも、ミキシングが行われるので、額縁部を広く採ることなく且つ部品点数を増加させることなく効率的なミキシングが可能となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1LEDアレイが、赤色の単色光を発する赤色LED、緑色の単色光を発する緑色LEDおよび青色の単色光を発する青色LEDのうちの1または2種類の単色LEDから構成され、前記第2LEDアレイが、前記1または2種類の単色LED以外の単色LEDから構成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1導光板および第2導光板が、屈折率が前記第1導光板および第2導光板と略等しい層を介して光学的に密着させられた状態で積層されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1導光板または第2導光板の前記第1LEDアレイまたは第2LEDアレイが対向している端面に、光拡散手段または光偏向手段が形成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1導光板または第2導光板の前記第1LEDアレイまたは第2LEDアレイが対向している端面近傍の上面および下面の少なくとも一方に、光偏向手段が設けられている。
このような構成によれば、第1導光板または第2導光板に入射した単色光は、光拡散手段あるいは光偏向手段によって偏向され、短いミキシング距離で効率良く混合されるため、色むらのない白色光を得ることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1導光板の下面が凹状に形成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1および第2導光板の少なくとも一方が、光拡散剤が分散された透明樹脂を含む光散乱導光板である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記光散乱導光板は、前記透明樹脂と前記光拡散剤との屈折率差が0.01以上0.1未満である場合には、100以上1000ppm以下で略均一に分散された光拡散剤を含む。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記光散乱導光板は、前記透明樹脂と前記光拡散剤との屈折率差が0.1以上0.5以下である場合には、10以上500ppm以下で略均一に分散された光拡散剤を含む。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記散乱導光板は、前記透明樹脂と前記光拡散剤との屈折率差が0.5を超える場合には、1以上10ppm以下で略均一に分散された光拡散剤を含む。
本発明によれば、少ない部品で、LEDから発光された単色光を効率よくミキシングできるコンパクトな構造のLED面光源装置が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態のLED面光源装置について説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるLED面光源装置1の構造を概略的な縦断面図である。
図1に示されているように、LED面光源装置1は、導光板ユニット2を備えている。導光板ユニット2は、第1導光板4と、第2導光板6とを含んでいる。第1および第2導光板4、6は、透明な矩形の板であり、PMMA、PSt、PC、MS、COP等の透明樹脂で形成されている。第2導光板6は、第1導光板4より大きな寸法を有し、両側縁部が第1導光板4より外方に突出して第1導光板4の両側縁部との間に段部Sを形成するように、第1導光板4に積層されている。
各導光板4、6の製造方法は、特に制限されるものではなく、公知技術が用いられれる。例えば、透明性樹脂の原料中に予め拡散剤を均一に分散させておき、このような原料を使用したキャスト成形或いは押出成形、射出成形、プレス成形などによって製造される。
LED面光源装置1は、さらに、第1導光板4の側端面に対向して配置された第1LEDアレイ8と、第2導光板6の側端面に対向して配置された第2LEDアレイ10とを備えている。第1LEDアレイ8は、第1および第2導光板4、6の両側縁部に形成された段部S内に第1導光板4の側端面4aに対向するように第1導光板4の両側にそれぞれ配置され、第2LEDアレイ10は、第2導光板6の側端面に対向するように第2導光板6の両側にそれぞれ配置されている。
また、第1LEDアレイ8は緑色の単色光を発する複数の緑色LED8gから構成され、第2LEDアレイ10は、赤色の単色光を発する複数の赤色LED10rと青色の単色光を発する複数の青色LED10bから構成されている。本実施形態では、緑色LED8g、赤色LED10r、青色LED10bは、図2に示されているように配置されている。
本実施形態では、赤色LED10r、緑色LED8g、青色LED10bの個数比は、所定の白色光が得られるように、R(赤):G(緑):B(青)=2:2:1に設定されている。
第1および第2LEDアレイ8、10を構成する各LED8g,10r,10bは、いずれも側方に大部分の光を出射する指向性を有するいわゆるサイド出射タイプのLEDであり、緑色LED8gから出射した単色(緑)光は第1導光板4の側端面4aに、赤色LED10rおよび青色LED10bから出射した単色光(赤、青)は第2導光板6の側端面6aに入射するように構成されている。LEDの例としては、Lumileds社のLuxeon Emitterのサイドエミッタータイプが挙げられる。
各LED8a,10a,10bが実装されている基板12の下には、ヒートシンク14が設けられている。赤色LED10r、青色LED10bは、上方に位置する第2導光板6の側端面6aに対向するように配置されているので、赤色LED10r、青色LED10bの下方に配置されるヒートシンク14は、緑色LED8gの下方に配置されるヒートシンク14より厚さが大きい。
各LEDアレイ8、10は断面L字状のリフレクター16によって囲われ、各LED8g、10r、10bから導光板4、6と反対方向に向かって進む光を、導光板4、6の側端面4a、6aに向けて反射するように構成されている。
第1導光板4の上面4bと第2導光板6の下面6bは、屈折率が両導光板4、6と略等しい熱硬化型透明接着剤或いは光硬化型透明接着剤等の接着層18を介して光学的に密着している。ここで、「光学的に密着」とは、光透過性を有する物体どうしがその間に空気層を形成することなく密着している状態をいう。
第1導光板4の下面4cには、光出射機構20が形成されている。光出射機構20としては、シリカ、酸化チタン等の含有した白色塗料等の印刷による白色ドット印刷、サンドブラストやパターンロールによる熱転写、UV硬化樹脂等による微細凹凸形状が挙げられる。
本実施形態では、光出射機構20は、占有密度(図1においては、第1導光板4の下面4cの単位面積あたりの白色ドット印刷パターンの占有面積)を、第1導光板4の下面4cの場所により適宜変化させて、第1導光板4から第2導光板6に向けて均一な光が出射されるように構成されている。
光出射機構20の下には白色拡散反射フィルム22が配置されている。この白色拡散反射フィルム22としては、市販の白色拡散反射あるいは銀蒸着等による正反射の反射シートが使用される。
各導光板4、6への入射面となる側端面4a、6aには、光拡散手段または光偏向手段24が形成されている。光拡散手段は、例えば、側端面4a、6aを加工することによって形成された粗面であり、光偏向手段は、例えば、側端面4a、6aに設けられたプリズム部である。本実施形態には、プリズム部24による光偏向手段が設けられている。
粗面は、各導光板4、6の端面4a、6aを、サンドブラスト、機械切削、サンドペーパーによる切削、UV樹脂などの透明樹脂による粗面の転写、熱による粗面の転写および賦型等による公知の技術によって粗面化することによって形成される。粗面は、図1のZまたはY方向に延びるようにランダムな筋状となる異方性拡散機能を有することが好ましい。
また、プリズム部24は、各導光板4、6の入射面と側端面4a、6aに多数の柱状三角プリズムを並列配置することによって形成されている。頂点が各導光板4、6に対して水平方向外方に向かって突出し、長手方向軸線が図1のZまたはY方向に延びるように配置されていることが好ましい。
このような配置により、柱状三角プリズムは、隣り合う単色光を短いミキシング領域内で効率的に混色(ミキシング)することができる。
各導光板4、6の端面4a、6aにプリズム部24を形成する方法としては、機械切削、UV樹脂などの透明樹脂(フォトポリマ)によるプリズム形状の賦型、熱による転写および賦型、更にはプリズムレンズシート、異方性拡散フィルムの貼り合わせ等が挙げられる。
導光板ユニット2を構成する各導光板4、6は、両側端面(入射面)4a、6aの近傍のいわゆる額縁部分が単色光をミキシングするためのミキシング部4d、6dとされている。図1に示すように、第2導光板6のミキシング部6dの長さ(X方向の長さ)は、第1導光板4のミキシング部4dの長さ(X方向の長さ)よりも長く設定されている。また、両ミキシング部4d、6dは、互いに接合されていない。
さらに、第1導光板4の下面4cおよび第2導光板6の下面6bの入射部近傍、すなわち、第1導光板4の両側縁のミキシング部4dの下面および第2導光板6の両側縁のミキシング部6dの下面には、光偏向素子として機能するプリズム部26が配置されている。
このプリズム部26は、並列状態で連続的に配置形成された多数の柱状三角プリズムによって構成されている。また、このようなプリズム部を、第1導光板4および第2導光板6の上面4b、6cまたは下面4c、6bのいずれかの面または全ての面に設けてもよい。
第2導光板6の上方には、空気層を介して、光拡散板または光拡散フィルム28が配置されている。本実施形態では、光拡散フィルム28として、表面に微細な凹凸が設けられた拡散フィルムが使用されている。この拡散フィルムは、アクリル或いはシリカビーズをバインダとともに基材に塗布したフィルムであり、拡散機能と光の偏向機能を合わせ持つ。
光拡散フィルム28の上方にはプリズムシート30が配置されている。プリズムシート30は、表面に多数の柱状三角プリズムが並列状態で連続的に形成された透明シートである。この柱状三角プリズムは、頂点が光の出射方向(上方)に向かって突出し、長手方向軸線が図1のZ方向に延びるように配置されている。
本実施形態の面光源装置1では、第1導光板4は、光路長320mm、入射面となる側端面4aの長さ(Z方向長さ)305mm、板厚(Y方向長さ)6mm、額縁部分4dの長さ(X方向長さ)10mmであり、第2導光板6は、光路長340mm、入射面となる側端面6aの長さ(Z方向長さ)305mm、板厚(Y方向長さ)6mm、額縁部分6dの長さ(X方向長さ)20mmである。また、上下部導光板4、6を接合する接着層18の厚は0.2mmであり、面光源としての有効発光面サイズ300×305mmとなっている。なお、第1および第2導光板4、6の板厚は、互いに異なるものでもよい。
次に、第1実施形態のLED面光源装置1の作用について説明する。
第1導光板4の側端面4aに対向して配置された緑色LED8gから出射した単色(緑色)光は、入射面である第1導光板4の側端面4aに入射する。緑色光は、側端面4aに配置されたプリズム部24によって拡散されると共に、第1導光板4aのミキシング部(額縁)4dの上面および下面に設けられたプリズム部26によって偏向され、第1導光板4内を伝搬していく。接着層18の屈折率は、第1導光板4および第2導光板6の屈折率と略等しいので、緑色光の一部は第2導光板6に入射し、第2導光板6内を伝搬する。
第1導光板4内を伝搬する緑色光のうち、第1導光板4の下面4cに形成された光出射機構20に入射した成分は、出射機構20によって第2導光板6の上面6cに向けて反射され、第1導光板4の上面4bを通して第1導光板4から出射し、接着層18を介して、第2導光板6に入射する。第1導光板4の下面4cの光出射機構20以外の部分に入射した成分は、白色拡散反射フィルム22によって反射されて再び第1導光板4内に戻される。
このようにして第1導光板4の両側端面4aから入射した緑色光は、順次、第1導光板4の上面4bから第2導光板6側に出射していく。この結果、第1導光板4の上面全体(ミキシング部を除く)から略均一な強度の緑色光が第2導光板6に向けて出射される。この緑色光は、接着層18を通して、第2導光板6に入射する。
一方、第2導光板6の側端面6aに対向して配置された赤色LED10r、10bから出射した単色光(赤色、青色)は、第2導光板6の側端面6aから第2導光板6に入射する。赤色の単色光と青色の単色光は、側端面6aに配置されたプリズム部24によって拡散されると共に、第2導光板6aのミキシング(額縁)部6dの上面および下面に設けられたプリズム部26によって偏向される。赤色と青色の単色光は、入射面6aおよびミキシング(額縁)部6dでの拡散および偏向によって混色(ミキシング)され、その後、第2導光板6内を伝搬していく。
接着層18の屈折率が、第1導光板4および第2導光板6の屈折率と略等しいので、ミキシングされた赤色光および青色光の一部は第1導光板4に入射し、第1導光板4内を伝搬して、第1導光板4内で緑色光とミキシングされて白色光となり第1導光板4内を伝搬する。
このように第1導光板4内でミキシングされ第1導光板4内を伝搬する光のうち、第1導光板4の下面4cに形成された光出射機構20に入射した成分は、出射機構20によって第2導光板6の上面6cに向けて反射され、第1導光板4の上面4bを通して第1導光板4から出射し、接着層18を介して第2導光板6に入射し、第2導光板6の上面6cから出射する。第1導光板4の下面4cの光出射機構20以外の部分に入射した成分は、白色拡散反射フィルム22によって反射されて再び第1導光板4内に戻される。
一方、第2導光板6内を伝搬しているミキシングされた赤色光および青色光は、第1導光板4から第2導光板に入射した緑色光とミキシングされる。このミキシングされ第2導光板6内を伝搬する光は、接着層18を介して第1導光板4から入射した緑色光とミキシングされて白色光となり、第2導光板内を伝搬しながら、順次、接着層18を介して第1導光板4に入射する。
第1導光板4に入射した白色光のうち、第1導光板4の下面4cに形成された光出射機構20に入射した成分は、出射機構20によって第2導光板6の上面6cに向けて反射され、第1導光板4の上面4bを通して第1導光板4から出射し、接着層18を介して第2導光板6に入射し、第2導光板6の上面6cから出射する。第1導光板4の下面4cの光出射機構20以外の部分に入射した成分は、白色拡散反射フィルム22によって反射されて再び第1導光板4内に戻される。
このようにして、LEDから第1および第2導光板4、6に入射した単色光の大部分は、ミキシングされて白色光となり、第2導光板6の上面6cから出射する。
第2導光板6の上面6cから出射した光は、光拡散フィルム28によって偏向され、さらに、上向きプリズムシート30によって、上面(出射面)6cの法線方向に偏向されてLED面状光源装置1から出射する。
本実施形態のLED面状光源装置1によれば、大きさが異なる導光板4,6を、段部Sを形成するように積層しているので、段部Sのスペースを利用して、下方の第1LEDアレイ8とヒートシンク14を配置することができる。したがって、LEDアレイを上下に複数段配置しても、コンパクトなLED面光源装置を得ることができる。また、LEDを多様な個数比およびパターンで配置させることができる。
また、本実施形態のLED面状光源装置1によれば、LEDアレイ8、10が2段に配置されるので、LEDアレイ内で隣接するLED同士の距離が大きくなり、LEDの温度上昇を抑えることができる。この結果、LEDの温度上昇による、性能低下が抑制される。
さらに、本実施形態のLED面状光源装置1によれば、赤色光と青色光の入射面となる第2導光板6の額縁部分6dの板厚が薄いため、額縁部分での入射光の全反射による反射回数が多くなり、短い額縁距離(狭い額縁)で効率的にミキシングを行うことができる。
さらにまた、第1導光板4および第2導光板6が、屈折率が第1導光板4および第2導光板6と略等しい接着層18を介して光学的に密着させられているので、第1導光板4および第2導光板6間で光が自由に行き来できるので、第1LEDアレイ8から第1導光板に入射した緑色光と、第2LEDアレイ10から第2導光板6に入射してミキシングされた赤色光と青色光とが、接着層18を通して各導光板4、6の板厚方向で更にミキシングされ、最終的に第2導光板6の上面6cから出射する。したがって、LEDの単色光が、導光板の板厚方向で反射光による損失なくミキシングすることができる、色むらのないLED面光源装置を得ることができる。
さらに、本実施形態のLED面状光源装置1によれば、2枚の導光板4、6が互いに接着層18によって光学的に密着されているため、第1導光板4に入射した光と第2導光板6に入光した光を上下方向でミキシングすることができる。この結果、LEDアレイ8、10内でLED8g、10r、10bを粗に配列しても効率的にミキシングさせることができるので、LEDを配列パターンの自由度が拡がる。
なお、上述した本実施形態では、光拡散フィルム28の上面に1枚のプリズムシート30が配置されているが、柱状三角プリズムが図1のX方向(プリズムシート30の柱状三角プリズムの長手方向と直交する方向)に延びるように形成されたプリズムシートを、第2の光偏向手段としてプリズムシート30の上方に配置し、さらに正面輝度を高めるようにしてもよい。
また、光出射機構20として、第1導光板4の下面4cに、低屈折率部と高屈折率部が交互に配置された層を形成し、さらに、第1導光板4の下面4cに導光方向に垂直な鋸歯状プリズムを設けても良い。これにより、第1導光板4に入射した光を第2導光板6の上面(出射面)6cから効率よく取り出すと共に、出射光の分布を制御することができる。
さらに、各LEDアレイ8、10内の各LEDの配列は、上記実施形態の配列に限定されるものではなく、例えば、図3に示すように各LEDを密に配置してもよい。
つぎに、本発明の第2実施形態によるLED面光源装置を説明する。図4は、本発明の第2実施形態のLED面光源装置40の概略的な縦断面図である。LED面光源装置40は、第1実施態様のLED面光源装置1と同一の基本構成を有するので、LED面光源装置1と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図4に示すように、LED面光源装置40のLED面光源装置1との相違点は、下側の導光板である第1導光板42の下面42aが上方に向かって凸状に湾曲し、第1導光板42の下部にかまぼこ状の凹部が形成されている点である。下面42aには、凹部44が形成されている。凹部44は、下面42aを略半球状に切り欠くことによって形成され、中央部に近づくにしたがって密になるように配置されている。
次に、本発明の第3実施形態によるLED面光源装置を説明する。第3実施形態のLED面光源装置のLED面光源装置1との相違点は、第1および第2導光板が、透明樹脂内に拡散剤がほぼ均一に分散されている光散乱導光板によって構成されている点である。
拡散剤は、各導光板を構成する透明樹脂と屈折率が異なる物質であり、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタンなどの無機系微粒子や、シリコンビーズ、PMMAビーズ、MSビーズ、スチレンビーズなどの有機系微粒子が使用される。
拡散剤の平均粒子径は、光散乱の波長依存性が小さくなり、出射光の色調変化が小さくなり、かつ、散乱光によるギラツキおよび輝度ムラがない均一な面光源を得ることができる0.1μm以上50μm以下が好ましい。また、拡散剤の粒子形状は、不定形状、球形状、楕円形状、針形状、四角形状などから使用目的等に応じ、適宜選択される。
さらに、拡散剤による光散乱性が高いほど、各LEDからの単色光を、短距離で白色光に混色することができるが、その反面、LEDからの光が各導光板の中央まで光が届きにくくなり、輝度が均一な面光源を構成することが難しくなる。このため、拡散剤の含有量は、拡散剤の種類(拡散剤と透明樹脂との屈折率差)、粒子径、粒子の表面形状等の種々の条件を勘案して選択されることが好ましい。
一般的には、透明樹脂と拡散剤との屈折率差が小さい拡散剤では、透明樹脂内での拡散剤の含有量をある程度、高くしないと、光散乱性を高める効果が得られないが、透明樹脂との屈折率差が大きい拡散剤は、透明樹脂内での拡散剤の含有量が低い状態でも、光散乱性を高める効果を得ることができる。
本実施形態の各導光板では、ミキシング性と導光性を両立させるために、樹脂材料との屈折率差Nが0.01≦N≦0.1の範囲にある拡散剤の場合には、拡散剤含有量Cを100≦C≦1000(ppm)の範囲に設定している。また、屈折率差Nが0.1<N<0.5の範囲にある拡散剤の場合には、拡散剤含有量Cを10≦C≦500(ppm)の範囲に設定している。さらに、屈折率差Nが0.5≦Nの範囲にある拡散剤の場合には、拡散剤含有量Cを1≦C≦10(ppm)の範囲に設定している。ここで、拡散剤は、各導光板の透明樹脂中に均一分散されている。
なお、各導光板における拡散剤の含有量は、ともに同濃度を含有させてもよいし、互いに濃度を変えて含有させるようにしてもよい。
本実施形態のLED面光源装置によれば、各LEDアレイから各導光板に入射した単色光が拡散剤によって光散乱されて短いミキシング距離で混色されるので、効率よく白色光を得ることができる。
本発明の上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
本発明の第1実施形態によるLED面光源装置の構造を概略的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態によるLED面光源装置の各LEDアレイにおける各単色LEDの配列パターンの一例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態の変形例によるLED面光源装置の各LEDアレイにおける各単色LEDの配列パターンの一例を示す概略図である。 本発明の第2実施形態のLED面光源装置を示す、図1と同様の概略断面図である。
符号の説明
1:LED面光源装置
4:第1導光板
4d:ミキシング部
6:第2導光板
6d:ミキシング部
8:第1LEDアレイ
8g:緑色LED
10:第2LEDアレイ
10r:赤色LED
10b:青色LED
14:ヒートシンク
18:接着層
20:光出射機構
24:プリズム部

Claims (4)

  1. 異なる波長の単色光を発光する複数のLEDからの単色光を混合して出射させるLED面光源装置であって、
    第1導光板と、
    前記第1導光板より大きな寸法を有し、前記第1導光板との間に段部を形成するように前記第1導光板に積層され、出射面を有する第2導光板と、
    前記第1導光板の端面に対向して配置され該第1導光板の端面に出射光を入射させる第1LEDアレイと、
    前記第2導光板の端面に対向し且つ前記段部に配置され該第2導光板の端面に出射光を入射させる第2LEDアレイと、を備えている、
    ことを特徴とするLED面光源装置。
  2. 前記第1LEDアレイが、赤色の単色光を発する赤色LED、緑色の単色光を発する緑色LEDおよび青色の単色光を発する青色LEDのうちの1または2種類の単色LEDから構成され、
    前記第2LEDアレイが、前記1または2種類の単色LED以外の単色LEDから構成されている、
    請求項1に記載のLED面光源装置。
  3. 前記第1導光板または第2導光板の前記第1LEDアレイまたは第2LEDアレイが対向している端面に、光拡散手段または光偏向手段が形成されている、
    請求項1または2に記載のLED面光源装置。
  4. 前記第1導光板または第2導光板の前記第1LEDアレイまたは第2LEDアレイが対向している端面近傍の上面および下面の少なくとも一方に、光偏向手段が設けられている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のLED面光源装置。
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