JP5494287B2 - ダンパー装置、搬送装置、及び記録装置 - Google Patents

ダンパー装置、搬送装置、及び記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、ダンパー装置、このダンパー装置を備えた搬送装置、及びこの搬送装置を備えた記録装置に関する。
一般に、液体(例えばインク)を記録媒体(例えば用紙)に付着させて記録処理を施す記録装置の一種として、記録部(例えば記録ヘッド)から用紙にインクを噴射して所定の画像(文字や図形などを含む)を記録するようにしたインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」と呼ぶ)が知られている。
このプリンターは、複数の用紙を積層状態に載置した給紙カセット(以下、単に「カセット」と呼ぶ)から、最上位の用紙を取り出して記録部側に一枚ずつ給送することによって、用紙に画像を記録するようになっている。そのため、このプリンターには、複数の用紙が積層状態に載置されたカセットを用紙の積層方向と直交する方向に沿って挿抜することで着脱可能に装着するための装着部と、その装着部に装着された状態にあるカセットから用紙を一枚ずつ取り出して順次に記録部側に給送するための給紙ローラーが設けられている。
また、このプリンターにおいて、カセットが装着される装着部の内奥、すなわち、その装着部に装着された状態にあるカセットの挿入方向前側の端面と対向することになる部位には、給紙ローラーによってカセット側から取り出されて給送される用紙を一枚ずつ分離しながら記録部側に案内するための分離斜面が形成されている。
このため、カセットが使用者によって装着部に装着される場合において、装着部への挿入速度が速い場合などには、慣性力によりカセット内から積層状態の用紙が挿入方向に移動して上り勾配の分離斜面に乗り上げてしまう場合がある。そうなると、分離斜面によって用紙を一枚ずつ分離することができず、用紙が複数枚重なって給送される重送という搬送状態が生じるため、紙詰まりなどの不具合を起こす虞がある。
この不具合を回避する手段として、特許文献1には、用紙の給紙方向で下流側の端部(以下、「紙先端部」と呼ぶ)がカセットの挿入方向に移動するのを規制するために上側の退避位置から下側の規制位置に下降するシャッター部材が設けられている。そして、このシャッター部材が各用紙の紙先端部と当接した状態にある下側の規制位置から上側の退避位置に上昇する際に、そのシャッター部材の下端部が給紙方向の上流側に向かって回動されるようになっている。これにより、シャッター部材に当接した状態にある各用紙の紙先端部が積層方向の上位側になるにつれて順次給紙方向下流側に位置した傾斜状態に揃うことを可能としている。
しかしながら、特許文献1では、シャッター部材を回動させつつ退避位置にスライドさせているため、これらの動作をシャッター部材に行わせる回転機構及びスライド機構を設けるためのスペースが必要となる。また、これらシャッター部材、回転機構及びスライド機構を退避位置に収容するためのスペースも必要となる。したがって、これらの必要スペースにより、プリンターが大型化してしまうという問題がある。
そこで、こうした問題を解決すべく、例えば、カセットの挿入方向前側への用紙の移動を規制する規制面を有するとともに、挿入方向に倒れるように回転動作する規制部材を設ける構造が考えられる。すなわち、この場合、用紙の移動を規制面で規制してその勢いを抑制した後、所定の時間差を有した回転動作によって規制面が倒れて分離斜面から退避することで用紙の移動の規制を解除する。
これにより、用紙は分離斜面に乗り上げることなく、一枚ずつ分離されながら記録部に案内されるようになる。この結果、シャッター部材、回転機構及びスライド機構を退避位置に収容するための大きなスペースを必要とせず、規制部材の回転動作に要する機構分のスペースの増加だけで済むので、プリンターの大型化が抑制できる。
そして、こうした規制部材の回転動作においては、用紙の移動の規制後に所定の時間差が生じるようにするため、ダンパー装置が用いられる。すなわち、ダンパー装置の移動部材が抵抗を受けながら移動することで、用紙の移動を規制する状態から規制を解除する状態に至る規制部材の回転動作に所定の時間差を生じさせている。
特開2000−335769号公報
ところで、こうしたダンパー装置においては、規制部材を移動部材に連動させるため、該移動部材のカム面に該規制部材のカム部を摺接させている。しかしながら、規制部材の規制面に用紙が非常に強くぶつかった場合には、移動部材が規制部材を支えきれずに直ちに移動してしまい、規制部材の回転動作に所定の時間差を生じさせることができなくなってしまう。すなわち、規制部材に対する用紙の衝撃力を受け止めることができず、規制部材が用紙の移動を完全に規制する前に用紙の移動規制を解除する状態へと回転動作してしまう。この結果、規制部材に用紙の移動を十分に規制させることができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、規制部材に対象物の移動を十分に規制させることが可能なダンパー装置、搬送装置、及び記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のダンパー装置は、軸部を中心に回動可能に構成され、対象物を収容した収容体が装着部に挿入されることによって前記収容体から前記対象物が挿入方向に移動した場合に該対象物と当接することで該対象物の移動を規制する規制部材を、前記対象物に対する移動を規制する規制位置から前記対象物に対する移動の規制を解除する解除位置へ時間差を有して回動させるダンパー装置であって、前記規制部材が有するカム部が摺接するカム面を有し、前記収容体の前記装着部への挿入に伴って第1位置から第2位置へ抵抗を受けつつ前記挿入方向に沿って移動される移動部材を備え、前記カム面は、前記移動部材が前記第1位置から前記第2位置へ移動される際に前記カム部が摺動する第1カム面と、該第1カム面と対向するとともに前記規制部材への前記対象物の当接時の衝撃によって前記カム部が押圧する押圧カム面とを備え、前記押圧カム面は、該押圧カム面に対する前記カム部の接触点と前記軸部とを結んだ直線よりも、前記収容体の挿入方向と平行な面と直交する基準直線に対して傾斜している。
この発明によれば、規制部材への対象物の当接時の衝撃によってカム部から押圧カム面に付与される力のうち移動部材の移動方向に作用する力の成分が低減される。このため、規制部材への対象物の当接時の衝撃によってカム部から押圧カム面に付与される力によって移動部材が挿入方向に沿って移動することが抑制されるので、規制部材への対象物の当接時の衝撃によって該規制部材が解除位置側へ回動することが抑制される。したがって、規制部材に対象物の移動を十分に規制させることが可能となる。
本発明のダンパー装置において、前記押圧カム面と前記基準直線とのなす角度は、90度以下である。
この発明によれば、移動部材を第1位置から第2位置へ移動させるときに、押圧カム面を押圧した状態にあるカム部を円滑に第1カム面側に変位させて該第1カム面に当接させることが可能となる。
本発明のダンパー装置において、前記押圧カム面は、平面である。
この発明によれば、押圧カム面の形状のばらつきを抑えることが可能となる。
本発明のダンパー装置において、前記移動部材は、前記第2位置から前記第1位置への移動に伴って前記カム部を摺動させて前記押圧カム面に導く第2カム面を備えている。
この発明によれば、移動部材を第2位置から第1位置へ移動させることで、カム部が第2カム面を摺動して押圧カム面上に移動するため、規制部材を解除位置から規制位置へ円滑に回動させることが可能となる。
本発明のダンパー装置において、前記第2カム面と前記基準直線とのなす角度は、前記押圧カム面と前記基準直線とのなす角度よりも小さい。
この発明によれば、移動部材の移動量が少ない割に規制部材の解除位置から規制位置までの回動量を確保することが可能となる。
本発明のダンパー装置において、前記押圧カム面と前記第2カム面とは連続している。
この発明によれば、押圧カム面と第2カム面とを離間して設ける場合に比べて、移動部材を小さくしたり移動部材を構成する部品点数を削減したりすることが可能となる。
本発明の搬送装置は、上記構成のダンパー装置と、前記規制部材によって移動が規制された前記対象物を搬送経路に沿って下流側へ搬送する搬送手段とを備えた。
この発明によれば、上記ダンパー装置と同様の作用効果を得ることが可能となる。
本発明の記録装置において、上記構成の搬送装置と、該搬送装置によって搬送される前記対象物に記録処理を施す記録部とを備えた。
この発明によれば、上記ダンパー装置と同様の作用効果を得ることが可能となる。
実施形態におけるインクジェット式プリンターの概略構成図。 同プリンターにおけるカセットの斜視図。 同プリンターにおけるダンパー装置の斜視図。 同プリンターにおけるダンパー装置を構成するレバー部材の斜視図。 同プリンターにおけるストッパーの斜視図。 同プリンターのダンパー装置において、スライダー支持部からスライダーを取り外したときの状態を示す斜視図。 同プリンターにおいて、スライダーの押圧カム面をカム部が押圧しているときの状態を示す要部拡大断面図。 (a)〜(d)は、スライダーの第1位置から第2位置への移動に伴ってストッパーが規制位置から解除位置へ回動するときの動作を示す断面図。 変更例のプリンターにおいて、スライダーの押圧カム面をカム部が押圧しているときの状態を示す要部拡大断面図。
以下、本発明のダンパー装置について、これを備えた搬送装置を有する記録装置としてのインクジェット式プリンターにおいて具体化した実施形態について、図面に従って説明する。また、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は図1に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。なお、図1においては、紙面と直交する方向が左右方向になっているとともに、紙面に対して手前側が左方向になっている。
図1に示すように、記録装置としてのインクジェット式プリンター11は、筐体状をなすフレーム12内に、装着部13、給送部14、分離部15、搬送装置としての搬送部16、記録部17、及び排出部18を備えている。なお、これらは、インクジェット式プリンター11において記録処理が施される対象物としての用紙Pの搬送経路に沿って順次に配置されている。
まず、装着部13は、フレーム12内の下部側に配置されるとともに、フレーム12における後面に開口した矩形状の挿入口19を介してフレーム12の外部と連通している。そして、この挿入口19を介して複数の用紙Pが積層状態に載置された矩形状の収容体としてのカセット20を用紙Pの積層方向(上下方向)と直交する方向(前後方向)に挿抜させることにより、カセット20と共に用紙Pを装着部13に対して着脱自在に装着できるようになっている。
次に、給送部14は、フレーム12内において装着部13の内奥と対応する位置に配置されるとともに、図示しない給送モーターの駆動力に基づき回転するピックアップローラー14aを備えている。そして、挿入口19から装着部13に挿入されたカセット20において積層状態に載置されている用紙Pのうち、最上位の用紙Pを、このピックアップローラー14aの回転によって挿入口19とは反対の方向(前側方向)に給送するようになっている。
また、分離部15は、フレーム12内において、装着部13に装着された状態にあるカセット20の挿入方向(前側方向)における前側の端面と対向することになる位置に配置されるとともに、装着部13側から見た場合に上り勾配の斜面を形成する斜板21を備えている。そして、この斜板21の斜面にて構成される分離斜面21aに対して、給送部14から給送された用紙Pが紙先端を当接させつつ乗り越えるように移動することで、該用紙Pが分離部15で分離されて下流側の搬送部16に送られるようになっている。
図1に示すように、搬送部16は、フレーム12内において、分離部15から送られた用紙Pを反転させてフレーム12内の上部に位置する記録部17側へ搬送可能な反転搬送路22を形成するように配置されている。そして、その反転搬送路22の上流部には分離ローラー23が設けられると共に、その反転搬送路22の分離ローラー23よりも下流側には搬送手段としての複数の中間搬送ローラー24が搬送方向に間隔をおいて設けられている。
分離ローラー23は、分離斜面21aで分離されずに重なって送られた用紙Pを分離させて、中間搬送ローラー24が設けられた下流側に用紙Pを一枚ずつ確実に送るようになっている。中間搬送ローラー24は、各々が回転動作することによって用紙Pを、カセット20から分離部15への給送方向(前側方向)とは反対方向となる反転搬送方向(後側方向)に反転させながら搬送して記録部17に送るようになっている。
また、記録部17は、既述したように、フレーム12内の上部に配置されるとともに、搬送用ローラー対25、記録ヘッド26、及び用紙Pの支持台となる支持部材27を備えている。記録ヘッド26は、ガイド軸28に沿って、用紙Pの搬送方向と直交する幅方向(左右方向)に往復移動可能なキャリッジ29に固定されている。キャリッジ29は、図示しない駆動手段(例えばキャリッジモーター)によって、ガイド軸28に沿った主走査方向(左右方向)に移動するように駆動されるとともに、その主走査方向における位置が位置検出装置(エンコーダー)30によって検出されることで、その駆動状態が制御されるようになっている。
このような構成を有する記録部17に送られた用紙Pは、従動搬送用ローラー31と共に搬送用ローラー対25を構成する駆動搬送用ローラー32の回転に伴って、両搬送用ローラー31,32間に挟持されながら主走査方向と直交する後側方向に搬送されて記録ヘッド26と支持部材27との間を移動する。
このとき、用紙Pは支持部材27に押し付けられながら移動するとともに、記録ヘッド26との間にはギャップPGが形成されるようになっている。そして、この状態において、記録ヘッド26は、キャリッジ29の移動とともに用紙Pの幅方向となる主走査方向(左右方向)に移動するとともに、この移動に際して図示しないノズルから、ギャップPGを介して離間する用紙Pに対して液体としてのインクを噴射することにより印刷を行う(記録処理を施す)ようになっている。そして、印刷された用紙Pは、その後、排出部18に送られる。
排出部18は、排出用ローラー対33と排出用スタッカー34とを備えている。用紙Pは、歯車状の従動排出用ローラー35と共に排出用ローラー対33を構成する駆動排出用ローラー36の回転に伴って、両排出用ローラー35,36間に挟持されながら搬送方向下流側(図1では後側方向)に搬送されて排出用スタッカー34に排出される。
なお、図1に示すように、本実施形態のインクジェット式プリンター11は、ピックアップローラー14aの回転によってカセット20から分離部15側に送り出されて分離斜面21aによって一枚ずつ分離されながら搬送部16に送られる用紙Pの受け渡し部分に、ダンパー装置100を備えている。
次に、カセット20の構成について詳述する。
図2に示すように、カセット20は、矩形板状のカセット本体40を備えている。カセット本体40の上面には、用紙Pの幅方向への移動を規制する左右一対の幅方向エッジガイド41が立設されている。両幅方向エッジガイド41は、カセット20に積載する用紙Pの幅に合わせて互いの間隔が調整できるように、用紙Pの幅方向(左右方向)にスライド移動可能になっている。
さらに、カセット本体40の上面には、用紙Pの後端側への移動を規制する後端エッジガイド42が立設されている。後端エッジガイド42は、カセット20に積載する用紙Pの前後方向の長さに合わせて位置が調整できるように、前後方向にスライド移動可能になっている。また、カセット本体40の前面における左右方向の中央部よりもやや右寄りの位置には、前方に向かって突起部43が延設されている。そして、突起部43の先端部(前端部)は上側に屈曲されている。
次に、ダンパー装置100の構成について詳述する。
図3に示すように、ダンパー装置100は、略矩形板状をなす台座50と、該台座50の上方に配置されたレバー受け部51と、該レバー受け部51に回動可能に支持されたレバー部材52と、台座50上に前後方向に沿ってスライド移動可能に配置された移動部材としてのスライダー53とを備えている。
図3及び図4に示すように、レバー部材52は、左右方向に延びるとともにレバー受け部51に回動可能に支持される被支持軸52aと、該被支持軸52aの左端から下方に向かって延びる第1レバー52bと、該被支持軸52aの右端から下方に向かって延びる第2レバー52cとを備えている。第1レバー52bは第2レバー52cよりも長さが長くなっているとともに、両レバー52b,52cの下端部はそれぞれ右側へ直角に屈曲している。
また、第2レバー52cは、その上下方向の中央部が若干後側へ突出するように屈曲している。そして、第2レバー52cは、その下端部が、カセット20を装着部13に装着した際に、該カセット20の突起部43によって前側に向かって押圧されるようになっている。なお、レバー受け部51の後面における第1レバー52bと対応する位置には、該第1レバー52bを常に後側に向かって付勢する圧縮コイルばね54が設けられている。
図3及び図5に示すように、台座50の上面の後端部における第1レバー52bと前後方向において対向する位置には、略矩形板状の規制部材としてのストッパー55が立設されている。ストッパー55は、その下端部に軸線Sが左右方向に延びる軸部55aを備えるとともに、該軸部55aは回動可能に台座50に支持されている。したがって、ストッパー55は、台座50上において軸部55aを中心に回動可能になっている。この場合、ストッパー55は、後側に向かっては回動不能になっている。
ストッパー55の後面は、カセット20を装着部13に装着した際に、該カセット20の挿入方向である前側方向に移動しようとする用紙Pと当接して該用紙Pの移動を規制する矩形状の規制面55bとされている。ストッパー55の前面における上下方向の中央部よりやや下寄りの位置には、左右方向に延びる略円柱状のカム部55cが設けられている。
図3及び図6に示すように、台座50上におけるストッパー55の真後ろには、スライダー53を前後方向にスライド移動可能に支持するスライダー支持部56が前後方向に沿って延設されている。スライダー支持部56の上面には、互いに平行且つ等間隔で前後方向に沿って延びる3つの溝部56aが形成されている。そして、各溝部56a内には、グリスなどの粘性部材(図示略)が塗布されている。
スライダー53は、矩形板状のベース部57と、該ベース部57の下面から下方に向かって突設された3つのスライド部57aと、該ベース部57の上面における後部に設けられたカム面形成部58と、該ベース部57の上面における右前部に立設されるとともに第1レバー52bの下端部と係合する平板状の係合部59とを備えている。
各スライド部57aは、各溝部56aと対応する矩形板状をなしているとともに、該各溝部56a内に摺動可能に挿入されている。この場合、各スライド部57aが各溝部56a内を摺動する際には、粘性部材(図示略)による抵抗を受ける。したがって、本実施形態では、スライダー53とスライダー支持部56とがダンパーとして機能するようになっている。
図3、図6及び図7に示すように、カム面形成部58は、その前部において引っ張りコイルばね60を介して第1レバー52bと連結されている。また、カム面形成部58の後部には、下側及び左右両側が開口した断面視略U字状をなす切欠部61が形成されている。そして、切欠部61内にはストッパー55のカム部55cが挿入されるとともに、切欠部61の内面はカム部55cが摺接するカム面62とされている。
図7に示すように、カム面62は、カセット20が装着部13に装着されていない場合、すなわちスライダー53が最も後側に位置する第1位置(図3に示す位置)にある場合にカム部55cが当接する平面状の押圧カム面62aと、該押圧カム面62aの下側に連続する第2カム面62bと、押圧カム面62a及び第2カム面62bの双方と対向する第1カム面62cとを備えている。なお、スライダー53が第1位置にあるときのストッパー55の位置は用紙Pの移動を規制する規制位置とされるとともに、ストッパー55が規制位置にある場合には規制面55bが鉛直面と平行な状態になっている。
第2カム面62bにおける上側半分と下側半分との勾配を比較した場合、上側半分の方が下側半分よりも勾配が若干きつくなっている。一方、第1カム面62cにおける第2カム面62bと対応する部分についても、第2カム面62bと同様に、上側半分と下側半分との勾配を比較した場合、上側半分の方が下側半分よりも勾配が若干きつくなっている。そして、第1カム面62cと、押圧カム面62a及び第2カム面62bとの間隔は、カム部55cの外径よりも若干広いほぼ一定の値に設定されている。
また、押圧カム面62aは、該押圧カム面62aに対するカム部55cの接触点Nと軸部55aの軸線S(回動中心)とを結んだ直線Lよりも、カセット20の装着部13への挿入方向(前側方向)と平行な面(本実施形態では水平面)と直交する基準直線K(本実施形態では鉛直線)に対して大きく傾斜している。すなわち、基準直線Kと押圧カム面62aとのなす角度は、基準直線Kと直線Lとのなす角度よりも大きくなっている。この場合、基準直線Kと押圧カム面62aとのなす角度は、通常90度以下に(90度を超えないように)設定されるが、本実施形態では約60度に設定されている。なお、第2カム面62bと基準直線Kとのなす角度は、押圧カム面62aと基準直線Kとのなす角度よりも小さくなっている。
次に、ダンパー装置100の作用について詳述する。
さて、装着部13にカセット20が装着されていない状態では、図3に示すように、スライダー53が第1位置にあるとともにストッパー55が規制位置にある状態になっている。この状態から、複数の用紙Pが積層状態で収容されたカセット20が挿入口19から装着部13に勢いよく挿入方向に沿って挿入して装着されると、カセット20の突起部43が第2レバー52cの下端部を前側に向かって押圧する。
すると、レバー部材52は、圧縮コイルばね54の付勢力に抗して右側から見て被支持軸52aを回転軸として反時計方向に回動するため、図8(a)に示すように、第1レバー52bの下端部は、引っ張りコイルばね60の弾性力に抗して該引っ張りコイルばね60を引き伸ばしながら前側に向かって移動する。このとき、引っ張りコイルばね60の収縮力(弾性力)によってスライダー53がスライダー支持部56に沿って前側へ引っ張られるが、スライダー53の各スライド部57aとスライダー支持部56の各溝部56aとの間に介在する粘性部材(図示略)の抵抗により、該スライダー53が直ちに前側にスライド移動することはない。すなわち、引っ張りコイルばね60が引き伸ばされるタイミングと、該引っ張りコイルばね60の収縮に伴う弾性力によってスライダー53が前側にスライド移動するタイミングとの間には、若干の時間差がある。
さらにこのとき、カセット20の装着部13への装着時の勢いによって用紙Pが挿入方向である前側に移動しようとするが、該用紙Pはストッパー55の規制面55bに当接することでその移動が規制される。この用紙Pの規制面55bへの当接時の衝撃により、ストッパー55が右側から見て軸部55aを中心に時計方向に回動しようとするため、カム部55cが押圧カム面62aを押圧する。
すなわち、図7に示すように、ストッパー55が回動しようとすることにより、カム部55cに回転モーメントが作用し、該回転モーメントによる力Fを押圧カム面62aが受ける。この力Fは、前側に向かう方向への水平成分F1と、下側に向かう方向への垂直成分F2とに分解することができる。そして、押圧カム面62aは直線Lよりも基準直線Kに対して大きく傾斜しているため、力Fの水平成分F1よりも力Fの垂直成分F2の方が大きくなる。
このため、力Fの多くが垂直成分F2としてダンパー装置100の剛性で受けられるので、スライダー53を前側に向かって移動させようとする力Fの水平成分F1が小さく抑えられる。したがって、用紙Pの規制面55bへの当接時の衝撃によってスライダー53が前側へ移動することが抑制されるので、該衝撃によるストッパー55の回動も抑制される。この結果、ストッパー55によって用紙Pの移動が十分に抑制される。
そして、ストッパー55によって用紙Pの移動が抑制された後には、引っ張りコイルばね60が収縮することによってスライダー53が粘性部材(図示略)の抵抗を受けながらスライダー支持部56に沿って前側へ引っ張られて徐々にスライド移動を開始する。すると、図8(b)に示すように、カム部55cが押圧カム面62aから離間して第1カム面62cに当接する。
引き続き、引っ張りコイルばね60の収縮によってスライダー53が粘性部材(図示略)の抵抗を受けながら前側に移動されると、図8(c)に示すように、カム部55cが第1カム面62cを下側に向かって摺動する。このカム部55cの第1カム面62cに対する摺動に伴って、ストッパー55が右側から見て軸部55aを中心に時計方向に徐々に回動する。
そして、引っ張りコイルばね60の収縮によってスライダー53が粘性部材(図示略)の抵抗を受けながら前側に最大限移動されたときには、図8(d)に示すように、カム部55cが第1カム面62cの下端部まで摺動するとともに、ストッパー55が最大限傾斜する。このときのストッパー55の位置及びスライダー53の位置は、それぞれ解除位置及び第2位置とされている。
そして、ストッパー55が解除位置にあるときには、用紙Pの前側への移動の規制が解除される、すなわち用紙Pの前側への移動が許容されるため、カセット20から分離斜面21aへの用紙Pの移動がストッパー55によって妨げられることはない。一方、スライダー53が第2位置にあるときには、係合部59が第1レバー52bの下端部に当接(係合)する。
このように、本実施形態のインクジェット式プリンター11では、カセット20を装着部13に装着するタイミングに遅延して(時間差を有して)ストッパー55が規制位置から解除位置へ回動するようになっている。このため、カセット20の装着部13への装着の際に用紙Pが前側へ移動することをストッパー55によって抑制することができるとともに、カセット20から分離斜面21aへ用紙Pを搬送する際には、ストッパー55によって該用紙Pの搬送が妨げられないようにすることができる。
また、カセット20に収容された用紙Pがなくなって、該カセット20に用紙Pを補充するべく、装着部13からカセット20を後側に引き抜くと、レバー部材52は、圧縮コイルばね54の付勢力によって右側から見て被支持軸52aを回転軸として時計方向に回動する。このため、第1レバー52bの下端部がスライダー53の係合部59を後側に向かって押圧する。
すると、スライダー53が第2位置から第1位置へ向かってスライド移動するとともに、カム部55cが第2カム面62bの下端部に当接して該第2カム面62bを上側に向かって摺動する。これにより、ストッパー55が解除位置から規制位置に向かって回動する。そして、カム部55cが第2カム面62bを摺動して押圧カム面62aに導かれた状態では、ストッパー55が規制位置に位置するとともにスライダー53が第1位置に位置している。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aは、直線Lよりも基準直線Kに対して大きく傾斜している。このため、ストッパー55への用紙Pの当接時の衝撃によってカム部55cから押圧カム面62aに付与される力Fの垂直成分F2を増加させるとともに、該力Fの水平成分F1(スライダー53を第1位置から第2位置に向かって移動させる方向に作用する力の成分)を低減することができる。したがって、ストッパー55への用紙Pの当接時の衝撃によってカム部55cから押圧カム面62aに付与される力Fによってスライダー53が第1位置から第2位置に向かって移動することを抑制することができる。この結果、ストッパー55への用紙Pの当接時の衝撃によって該ストッパー55が規制位置から解除位置側へ回動することを抑制することができるので、ストッパー55に用紙Pの前側への移動を十分に規制させることができる。
(2)ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aは、基準直線Kとのなす角度が90度以下になるように設定されている。このため、スライダー53を第1位置から第2位置へスライド移動させるときに、押圧カム面62aを押圧した状態にあるカム部55cを円滑に第1カム面62c側に変位させて該第1カム面62cに当接させることができる。
(3)ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aは平面であるため、押圧カム面62aを曲面にする場合に比べて、該押圧カム面62aの形状のばらつきを抑えることができる。
(4)ダンパー装置100において、スライダー53は、第2位置から第1位置への移動に伴ってカム部55cを摺動させて押圧カム面62aに導く第2カム面62bを備えている。このため、スライダー53を第2位置から第1位置へ移動させることで、カム部55cが第2カム面62bを摺動して押圧カム面62a上に移動するため、ストッパー55を解除位置から規制位置へ円滑に回動させることができる。
(5)ダンパー装置100において、第2カム面62bと基準直線Kとのなす角度が押圧カム面62aと基準直線Kとのなす角度よりも小さいため、スライダー53の第2位置から第1位置への移動量が少ない割にストッパー55の解除位置から規制位置までの回動量を確保することができる。この結果、ダンパー装置100の小型化に寄与できる。
(6)ダンパー装置100において、押圧カム面62aと第2カム面62bとは連続しているため、押圧カム面62aと第2カム面62bとを離間して設ける場合に比べて、スライダー53を小さくしたりスライダー53の数を削減したりすることができる。因みに、押圧カム面62aと第2カム面62bとが連続していないと、押圧カム面62aと第2カム面62bとを左右方向に並べて設けたり、スライダー53の数を2つにして一方のスライダー53に押圧カム面62aを設けるとともに他方のスライダー53に第2カム面62bを設けたりしなければならなくなってしまう。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・図9に示すように、ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aは、基準直線Kとのなす角度が90度となるように設定してもよい。このようにすれば、ストッパー55への用紙Pの当接時の衝撃によってカム部55cから押圧カム面62aに付与される力Fの垂直成分F2を最大にするとともに、該力Fの水平成分F1を最小にすることができる。したがって、ストッパー55への用紙Pの当接時の衝撃によってカム部55cから押圧カム面62aに付与される力Fによってスライダー53が第1位置から第2位置に向かって移動することを効果的に抑制することができる。この結果、ストッパー55への用紙Pの当接時の衝撃によって該ストッパー55が規制位置から解除位置側へ回動することを効果的に抑制することができるので、ストッパー55に用紙Pの前側への移動を極めて効果的に規制させることができる。
・ダンパー装置100は、押圧カム面62aの角度を適宜変更してもよい。このようにすれば、用紙Pがストッパー55に当接した時の衝撃によってカム部55cから押圧カム面62aに付与される力Fをその水平成分F1と垂直成分F2とに自由に振り分けることができる。すなわち、力Fを受け止める仕事の割合をダンパー装置100の剛性(力Fの垂直成分F2を受ける分)とダンパー装置100のダンパー力(力Fの水平成分F1を受ける分)に自由に振り分けることができる。なお、押圧カム面62aと水平面とのなす角度が小さくなるほど、押圧カム面62aがカム部55cから受ける力Fの垂直成分F2が大きくなるとともに水平成分F1が小さくなる。
・ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aと第2カム面62bとは必ずしも連続させる必要はない。すなわち、押圧カム面62aと第2カム面62bとを左右方向に並べて設けたり、スライダー53の数を2つにして一方のスライダー53に押圧カム面62aを設けるとともに他方のスライダー53に第2カム面62bを設けたりするようにしてもよい。
・ダンパー装置100において、スライダー53の第2カム面62bと基準直線Kとのなす角度は、必ずしも押圧カム面62aと基準直線Kとのなす角度よりも小さくする必要はない。
・ダンパー装置100において、スライダー53の第2カム面62bは省略してもよい。
・ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aは、必ずしも平面にする必要はなく、曲面にしてもよい。
・ダンパー装置100において、スライダー53の押圧カム面62aは、基準直線Kとのなす角度が90度を超えるように設定してもよい。
・インクジェット式プリンター11は、カセット20の装着部13への挿入方向が水平面に対して傾斜するように構成してもよい。
・用紙Pの代わりにプラスチックフィルムや金属の薄板などを対象物として用いてもよい。
・インクジェット式プリンター11は、記録ヘッドが固定されていて、その下を搬送される用紙に対してインクを噴射する、いわゆるラインヘッドプリンターであってもよい。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置としてのインクジェット式プリンター、13…装着部、16…搬送装置としての搬送部、17…記録部、20…収容体としてのカセット、24…搬送手段としての中間搬送ローラー、53…移動部材としてのスライダー、55…規制部材としてのストッパー、55a…軸部、55c…カム部、62…カム面、62a…押圧カム面、62c…第1カム面、62b…第2カム面、100…ダンパー装置、K…基準直線、N…接触点、P…対象物としての用紙。

Claims (8)

  1. 軸部を中心に回動可能に構成され、対象物を収容した収容体が装着部に挿入されることによって前記収容体から前記対象物が挿入方向に移動した場合に該対象物と当接することで該対象物の移動を規制する規制部材を、前記対象物に対する移動を規制する規制位置から前記対象物に対する移動の規制を解除する解除位置へ時間差を有して回動させるダンパー装置であって、
    前記規制部材が有するカム部が摺接するカム面を有し、前記収容体の前記装着部への挿入に伴って第1位置から第2位置へ抵抗を受けつつ前記挿入方向に沿って移動される移動部材を備え、
    前記カム面は、前記移動部材が前記第1位置から前記第2位置へ移動される際に前記カム部が摺動する第1カム面と、該第1カム面と対向するとともに前記規制部材への前記対象物の当接時の衝撃によって前記カム部が押圧する押圧カム面とを備え、
    前記押圧カム面は、該押圧カム面に対する前記カム部の接触点と前記軸部とを結んだ直線よりも、前記収容体の挿入方向と平行な面と直交する基準直線に対して傾斜していることを特徴とするダンパー装置。
  2. 前記押圧カム面と前記基準直線とのなす角度は、90度以下であることを特徴とする請求項1に記載のダンパー装置。
  3. 前記押圧カム面は、平面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンパー装置。
  4. 前記移動部材は、前記第2位置から前記第1位置への移動に伴って前記カム部を摺動させて前記押圧カム面に導く第2カム面を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のダンパー装置。
  5. 前記第2カム面と前記基準直線とのなす角度は、前記押圧カム面と前記基準直線とのなす角度よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載のダンパー装置。
  6. 前記押圧カム面と前記第2カム面とは連続していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のダンパー装置。
  7. 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のダンパー装置と、前記規制部材によって移動が規制された前記対象物を搬送経路に沿って下流側へ搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする搬送装置。
  8. 請求項7に記載の搬送装置と、該搬送装置によって搬送される前記対象物に記録処理を施す記録部とを備えたことを特徴とする記録装置。
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