JP5494288B2 - ダンパー装置、搬送装置、および記録装置 - Google Patents

ダンパー装置、搬送装置、および記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、ダンパー装置、このダンパー装置を備えた搬送装置、およびこの搬送装置を備えた記録装置に関する。
液体(例えばインク)を記録媒体(例えば用紙)に付着させて記録を施す記録装置の一種として、記録部(例えば記録ヘッド)から用紙にインクを噴射して所定の画像(文字や図形などを含む)を記録するようにしたインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」と呼ぶ)が知られている。このプリンターは、複数の用紙を積層状態に載置した給紙カセット(以下、単に「カセット」と呼ぶ)から、最上位の用紙を取り出して記録部側に一枚ずつ給送することによって、用紙に画像を記録するようになっている。そのため、このプリンターには、複数の用紙が積層状態に載置されたカセットを用紙の積層方向と直交する方向に沿って挿抜することで着脱可能に装着するための装着部と、その装着部に装着された状態にあるカセットから用紙を一枚ずつ取り出して順次に記録部側に給送するための給紙ローラーが設けられている。
また、このプリンターにおいて、カセットが装着される装着部の内奥、すなわち、その装着部に装着された状態にあるカセットの挿入方向前側の端面と対向することになる部位には、給紙ローラーによってカセット側から取り出されて給送される用紙を一枚ずつ分離しながら記録部に案内するための分離斜面が形成されている。このため、カセットが使用者によって装着部に装着される場合において、装着部への挿入速度が速い場合などには、慣性力によりカセット内から積層状態の用紙が挿入方向に移動して上り勾配の分離斜面に乗り上げてしまう場合がある。そうなると、分離斜面によって用紙を一枚ずつ分離することができず、用紙が複数枚重なって給送される重送という搬送状態が生じるため、紙詰まりなどの不具合を起こす虞がある。
この不具合を回避する手段として、特許文献1には、用紙の給紙方向で下流側の端部(以下、「紙先端部」と呼ぶ)がカセットの挿入方向に移動するのを規制するために上側の退避位置から下側の規制位置に下降するシャッター部材が設けられている。そして、このシャッター部材が各用紙の紙先端部と当接した状態にある下側の規制位置から上側の退避位置に上昇する際に、そのシャッター部材の下端部が給紙方向の上流側に向かって回動されるようになっている。これにより、シャッター部材に当接した状態にある各用紙の紙先端部が積層方向の上位側になるにつれて順次給紙方向下流側に位置した傾斜状態に揃うことを可能としている。
しかしながら、特許文献1では、シャッター部材を回動させつつ退避位置にスライドさせているため、これらの動作をシャッター部材に行わせる回転機構およびスライド機構を設けるためのスペースが必要となる。また、これらシャッター部材、回転機構およびスライド機構を退避位置に収容するためのスペースも必要となる。したがって、これらの必要スペースにより、プリンターが大型化してしまう。
そこで、例えば、カセットの挿入方向前側への用紙の移動を規制する規制面を有するとともに、挿入方向に倒れるように回転動作する規制部材を設けた構造が提案されている。すなわち、この場合は、用紙の移動を規制面で規制してその勢いを抑制した後、所定の時間差を有した回転動作によって規制面が倒れて分離斜面から退避することによって用紙の移動の規制を解除する。従って、用紙は分離斜面に乗り上げることなく、一枚ずつ分離されながら記録部に案内されるようになっている。これにより、シャッター部材、回転機構およびスライド機構を退避位置に収容するための大きなスペースを必要とせず、規制部材の回転動作に要する機構分のスペース増加で済むので、プリンターの大型化が抑制できる。
特開2000−335769号公報
ところで、規制部材の回転動作において、用紙の規制後に所定の時間差が生じるようにするため、ダンパー装置が用いられている。すなわち、規制部材が用紙の移動を規制する状態から規制を解除する状態に到る回転動作に伴って相対的に移動(摺動)する第1部材と第2部材において、この2つの部材が摺動時に対向する摺動面間に粘性部材を介在させたダンパー装置によって、規制部材の回転動作において所定の時間差を生じさせている。従ってダンパー装置が安定して動作することによって、所望される時間差を生じさせることができるのである。
そのためには、第1部材と第2部材との間に、常に一定の厚さの粘性部材が介在するように摺動する必要がある。言い換えれば、第1部材と第2部材が互いの隙間を変化させることなく互いに平行に摺動するようにする必要がある。そうでない場合、例えば、第1部材に対して第2部材がねじられながら摺動するような場合は、当接面における第1部材と第2部材との間の隙間が変化してしまい、ダンパー力が変化してしまう虞があるからである。
従って、プリンターの大型化を抑制する、つまりダンパー装置が大きくならないように抑制するとともに、ダンパー力の変化が抑制されたダンパー装置が望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。その主な目的は、大きさが抑制されるとともに、ダンパー力の変化が抑制されたダンパー装置を提供することにある。さらには、このようなダンパー装置を備えた搬送装置、および記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のダンパー装置は、対象物と当接することにより該対象物の移動を規制可能な規制部材を、前記対象物に対する移動を規制する規制位置から前記対象物に対する移動の規制を解除する解除位置へ時間差を有して動作させるダンパー装置であって、前記対象物の移動方向に沿った第1摺動面を有する第1部材と、前記第1部材の第1摺動面と粘性部材を介して対向する第2摺動面を有すると共に、前記第2摺動面以外の部位において前記規制部材と係合した状態で、前記規制部材を前記規制位置に位置させることになる第1の位置と、前記規制部材を前記解除位置に位置させることになる第2の位置との間を摺動する第2部材と、前記第1の位置から前記第2の位置に前記第2部材を摺動させる付勢力を、前記第2摺動面において、前記第1摺動面と前記第2摺動面とが重なる方向における最も前記第1摺動面側に位置する第1面部位と最も前記第1摺動面の反対側に位置する第2面部位との間で、前記第2部材の摺動方向に沿うように付与する第1の付勢手段と、を備えた。
この構成によれば、摺動する第2部材に対して、第1部材との摺動面間に介在する粘性部材によって第2部材に作用する移動方向への緩衝力(ダンパー力)と、第1の付勢手段の付勢力とが、第2部材に対して回転力を与えないようにすることができる。従って、第2部材の摺動過程において、第2摺動面と第1摺動面との隙間の変化が抑制される。この結果、隙間に介在する粘性材料の厚さ(量)が変化することなく安定する。したがって、ダンパー装置の大型化が抑制されると共に、そのダンパー力の変化が抑制される。
本発明のダンパー装置において、前記第1の付勢手段は、前記第2部材に対して前記第1の位置から前記第2の位置に向かう方向への押圧力を付勢力として付与する。
この構成によれば、第2部材に対して押圧力を付与する付勢手段として例えば圧縮ばねを採用することができる。従って、圧縮ばねを用いた場合は、例えば弾性限界を超える伸張によってばね性が喪失し易い引っ張りばねの場合とは異なり、安定したばね力を第2部材に対して付与することができる。
本発明のダンパー装置において、前記第1の付勢手段は、前記第2摺動面の前記摺動方向と直交する幅方向における中心から互いに等距離の位置にそれぞれ設けられている。
この構成によれば、第2部材を第2摺動面の面内において回転させる力が作用しないので、第2部材が第1部材に対して摺動方向に対して傾くことが抑制される。従って第2部材は、第1摺動面に対して第2摺動面を安定して摺動させることができるので、ダンパー装置のダンパー力の変化が抑制される。
本発明のダンパー装置において、前記第2部材を前記第1の位置に停留させる停留位置と、前記第2部材を前記第1の位置から前記第2の位置まで移動可能とさせる停留解除位置と、の間を、前記第1部材と係合しながら前記摺動方向に沿って摺動する第3部材と、
前記第3部材を前記停留解除位置から前記停留位置に摺動させる付勢力を付与する第2の付勢手段と、を備えた。
この構成によれば、第3部材を停留位置からの停留解除位置まで摺動させることによって、対象物に対する移動を規制する規制位置から対象物に対する移動の規制を解除する解除位置へ規制部材を動作させることができる。従って、例えば、対象物を載置したカセットの挿入に応じて第3部材が摺動するようにすることによって、対象物を適切に移動制御することができる。
本発明のダンパー装置において、前記第2の付勢手段は、前記第1の付勢手段よりも前記第2摺動面の中心より離れる位置に配設された。
この構成によれば、第2の付勢手段を、第2摺動面に対して第1の付勢手段よりも外側に配設するので、第2の付勢手段の配設スペースが摺動面によって規制されることなく容易に配設することができる。
本発明のダンパー装置において、前記第2摺動面の前記摺動方向と交差する断面での形状は、前記摺動方向と交差する方向に凹凸が繰り返して形成された形状である。
この構成によれば、第2摺動面の断面形状を凹凸が繰り返す形状とすることで、第1摺動面と対向する第2摺動面の延べ面積を多くすることができる。従って、形成可能な第2摺動面について平面視での許容面積が小さい場合であっても、ダンパー力を大きくすることができる。この結果、ダンパー装置のダンパー力を所望する大きさに設定することが可能である。
本発明の搬送装置は、上記構成のダンパー装置と、前記ダンパー装置における前記規制部材によって移動規制された対象物を搬送する搬送手段とを備えた。
この構成によれば、上記構成を有するダンパー装置と同様の効果を奏する搬送装置を実現することができる。
本発明の記録装置は、上記構成の搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される対象物に対して記録を施す記録部と、を備えた。
この構成によれば、上記構成を有するダンパー装置と同様の効果を奏する記録装置を実現することができる。
実施形態のプリンターの概略構成を示す模式図。 実施形態のダンパー装置の構成を示す斜視図。 実施形態のダンパー装置のダンパー機構を説明する分解斜視図。 ダンパー装置の動作を説明する図で、(a)はダンパー装置の平面図、(b)は規制位置の状態を示す模式図、(c)は解除位置の状態を示す模式図。 摺動面とばねの配置位置を示す断面図。 比較例のダンパー装置の構成を示す斜視図。 (a)(b)は比較例のダンパー装置の動作を説明するための断面図。 実施形態で、(a)はカセット装着時のダンパー装置の平面図、(b)はその断面図、(c)は用紙の規制解除状態になったダンパー装置の断面図。 (a)(b)とも、変形例となるダンパー装置の構成を示す平面図。
以下、本発明のダンパー装置について、これを備えた搬送装置を有する記録装置としてのプリンターにおいて具体化した実施形態について、図を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、筐体状をなすフレーム12内に、装着部13、給送部14、分離部15、搬送手段としての搬送部16、記録手段としての記録部17、及び排出部18を備えている。なお、これらは、プリンター11において記録が施される対象物としての用紙Pの搬送経路に沿って順次に配置されている。
まず、装着部13は、フレーム12内の底部側(図1では下部側)に配置され、フレーム12における一つの側面(図1では右側面)に開口した矩形の挿入口19を介してフレーム12の外部と連通している。そして、この挿入口19を介して用紙Pが積層状態に載置されたカセット20を用紙Pの積層方向と直交する方向(図1では左右方向)に挿抜させることにより、カセット20と共に用紙Pを装着部13に対して着脱自在に装着できるようになっている。
次に、給送部14は、フレーム12内において装着部13の内奥と対応する位置に配置され、図示しない給送モーターの駆動力に基づき回転するピックアップローラー14aを備えている。そして、挿入口19から装着部13に挿入されたカセット20において積層状態に載置されている用紙Pのうち、最上位の用紙Pを、このピックアップローラー14aの回転によって挿入口19とは反対の方向に給送するようになっている。
また、分離部15は、フレーム12内において、装着部13に装着された状態にあるカセット20の挿入方向前側の端面と対向することになる位置に配置され、装着部13側から見た場合に上り勾配の斜面を形成する斜板21を備えている。そして、この斜板21の斜面にて構成される分離斜面21aに対して、給送部14から給送された用紙Pが紙先端を当接させつつ乗り越えるように移動することによって、分離部15は用紙Pを一枚ずつ下流側の搬送部16に送るようになっている。
図1に示すように、搬送部16は、フレーム12内において、分離部15から送られた用紙Pを反転させてフレーム12内の上部の記録部17側へ搬送可能な反転搬送路22を形成するように配置されている。そして、その反転搬送路22の上流部には分離ローラー23が設けられると共に、その反転搬送路22の分離ローラー23よりも下流側には複数の中間搬送ローラー24が搬送方向に間隔をおいて設けられている。分離ローラー23は、分離斜面21aで分離されずに重なって送られた用紙Pを分離させて、中間搬送ローラー24が設けられた下流側に用紙Pを一枚ずつ確実に送るようになっている。中間搬送ローラー24は、各々が回転動作することによって用紙Pをカセット20から分離部15への給送方向(図1では左側方向)とは反対方向となる反転搬送方向(図1では右側方向)に反転して搬送し、記録部17に送るようになっている。
また、記録部17は、既述したように、フレーム12内の上部に配置され、搬送用ローラー対25、記録ヘッド26、及び用紙Pの支持台となる支持部材27を備えている。記録ヘッド26は、ガイド軸28に沿って、用紙Pの搬送方向と交差する幅方向(図1では紙面と直交する方向)に往復移動可能なキャリッジ29に固定されている。キャリッジ29は、図示しない駆動手段(モーター)によって、ガイド軸28に沿った主走査方向に移動するように駆動されるとともに、その主走査方向における位置が位置検出装置(エンコーダー)30によって検出されることで、その駆動位置が制御されるようになっている。
このような構成を有する記録部17に送られた用紙Pは、従動搬送用ローラー31と共に搬送用ローラー対25を構成する駆動搬送用ローラー32の回転に伴って、両搬送用ローラー31,32間に挟持されながら主走査方向と交差する副走査方向に搬送され、記録ヘッド26と支持部材27との間を移動する。このとき、用紙Pは支持部材27に押し付けられて移動するとともに、記録ヘッド26との間にはギャップPGが形成されるようになっている。そして、この状態において、記録ヘッド26は、キャリッジ29の移動とともに用紙Pの幅方向となる主走査方向に移動するとともに、この移動に際して図示しないノズルから、ギャップPGを介して離間する用紙Pに対して記録用の液体としてのインクを噴射することにより画像を形成するようになっている。画像が形成された用紙Pは、その後、排出部18に送られる。
排出部18は、排出用ローラー対33と排出用スタッカー34を備えている。用紙Pは、歯車からなる従動排出用ローラー35と共に排出用ローラー対33を構成する駆動排出用ローラー36の回転に伴って、両排出用ローラー35,36間に挟持されながら搬送方向下流側(図1では右側方向)に搬送され、排出用スタッカー34に排出される。こうして、プリンター11において用紙Pに所定の画像が記録される。
さらに、図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、ピックアップローラー14aの回転によってカセット20から分離部15側に送り出され、分離斜面21aによって一枚ずつ分離されながら搬送部16に送られる用紙Pの受け渡し部分に、ダンパー装置100を備えている。このダンパー装置100と搬送部16とによって、記録部17に対して用紙Pを一枚ずつ安定して供給する搬送装置が構成されている。以下、本実施形態のダンパー装置100について、図を参照して説明する。
図2は、本実施形態のダンパー装置100の構造を示す斜視図であり、カセット20が装着部13に未装着である状態を示している。図示するように、ダンパー装置100は、第1部材としてのベース110、第2部材としてのスライダー120、第3部材としてのスライダーカセット130、および用紙Pの移動を規制する規制部材としてのストッパー140とを備えている。なお、以降の説明を容易にするため、カセット20の抜き取り方向をD1、挿入方向をD2、これらと直交する方向のうち、用紙Pの厚さ方向をD3、用紙Pの幅方向をD4、と呼称する。
ベース110は、プリンター11のフレーム12に固定されている。また、ベース110における用紙Pの幅方向D4の中央部には、スライダー120が摺動する第1摺動面SPが設けられている。なお、本実施形態では、スライダー120は、カセット20の挿入方向D2および抜き取り方向D1に沿う方向を摺動方向としている。この第1摺動面SP、およびスライダー120について、先に図3を用いて説明する。図3は、後述するスライダーカセット130およびストッパー140を取り外すとともに、ベース110からスライダー120を離間した状態で示した斜視図である。
図示するように、ベース110に設けられた第1摺動面SPは、摺動方向(挿入方向D2または抜き取り方向D1)と交差する断面での形状が、摺動方向と交差する幅方向D4に凹凸が繰り返し形成された所謂櫛歯形状を有している。そして、凹凸形状を形作る複数の凸条の長手方向が挿入方向D2に沿って互いに平行に形成されることによって、厚さ方向D3における平面視で、略矩形形状の平面領域を呈する第1摺動面SPが設けられている。
一方、スライダー120には、この第1摺動面SPの凹凸形状に対して粘性部材としての粘性グリスを介して所定の間隔を有して対向するように第2摺動面TPが形成されている。すなわち、第2摺動面TPは、第1摺動面SPと幅方向D4において略同じ範囲に渡って、第1摺動面SPの凹凸形状との間に隙間を有して対向するように凹凸が繰り返し形成された所謂櫛歯形状を有している。また、第2摺動面TPの各凹凸形状は、第1摺動面SPの凹凸形状よりも、その凹凸形状を形作る複数の凸条の長手方向の寸法が短く形成されている。従って第2摺動面TPは、厚さ方向D3における底面視で、挿入方向D2に沿った長さが第1摺動面SPよりも短い略矩形形状の平面領域を呈するように設けられている。
そして、スライダー120は、この第2摺動面TPと第1摺動面SPとの間に粘性グリスを介在させながら、ベース110の第1摺動面SP上を第1の付勢手段としての一対のコイルばねB1a,B1bによって挿入方向D2に付勢されて移動できるようになっている。なお、コイルばねB1a,B1bは、厚さ方向D3における平面視で、第2摺動面TPを挟んで平面的に重ならない位置にそれぞれ配設され、その一端はスライダー120に設けられたばね支持部123a,123bにそれぞれ支持または固定されている。
また、スライダー120における第2摺動面TPが設けられた面と反対側の面には、所謂フック型の形状を呈した突出部121が形成されている。この突出部121には、幅方向D4に貫通するとともに抜き取り方向D1側に開口端を有する所定幅のスリット状の係合空間125が抜き取り方向D1に向けて下がり勾配となるように斜状に設けられている。この係合空間125には、図2に示したように、後述するストッパー140の係合ピン145が係合するようになっている。
図2に戻り、スライダーカセット130は、その幅方向D4における両側の端部分139がベース110と係合するとともに、その係合状態を保ちながら挿入方向D2に沿って往復移動(摺動)できるようになっている。また、スライダーカセット130は、第2の付勢手段としての一対のコイルばねB2aおよびコイルばねB2b(図4参照)によって、抜き取り方向D1に常時付勢されるようになっている。
コイルばねB2aおよびコイルばねB2bは、一端がベース110に他端がスライダーカセット130にそれぞれ支持または固定されるように挿入された圧縮ばねである。また、コイルばねB2aおよびコイルばねB2bは、コイルばねB1a,B1bよりも第2摺動面TPの中心より離れる位置にそれぞれ配設されている。具体的には、厚さ方向D3における平面視で、コイルばねB1a,B1bと平面的に重ならない位置であって第2摺動面TPの中心と反対側となる幅方向D4の両端付近の位置にそれぞれ配設されている。なお、スライダー120のばね支持部123a,123bに一端が固定されたコイルばねB1a,B1bの他端は、スライダー120のばね支持部123a,123bと対向するようにスライダーカセット130に設けられたばね支持部(図4(b)(c)に片側のばね支持部130bのみ図示)にそれぞれ支持または固定されている。
またスライダーカセット130には、厚さ方向D3における平面視での中央部分に開口部130hが設けられ、この開口部130h内にスライダー120の突出部121が位置するようになっている。そして、この開口部130hの挿入方向D2における開口縁辺135は、スライダー120が挿入方向D2に移動した場合にスライダー120の突出部121の一部となる係止部122と当接するように形成されている。従って、スライダーカセット130は、開口部130hの開口縁辺135によって、スライダー120の挿入方向D2への移動を規制するようになっている。
一方、スライダーカセット130には、プリンター11に挿入されるカセット20の挿入方向D2側の端部が図2中に太線矢印で示したように移動して当接する当接部131が形成されている。なお、本実施形態では、スライダーカセット130において、この当接部131とほぼ同じ位置であってカセット20が当接する面と反対側の面に、コイルばねB2aおよびコイルばねB2b、さらにコイルばねB1aおよびコイルばねB1bの他端が支持または固定されるようになっている。
図2に示すように、ストッパー140は、挿入方向D2と対向する方向側に略平坦な規制面141が形成されている。規制面141は、用紙Pの移動を規制する位置(これを「規制位置」と呼ぶ)において、分離斜面21aに対して交差する方向(ここでは挿入方向D2と直交する厚さ方向D3)になるように設定されている。また、ストッパー140は、厚さ方向D3側の端部において回転軸部146が形成されるとともに、ベース110に対して規制面141がこの回転軸部146を支点として回動可能になるよう取り付けられている。また、ストッパー140には、幅方向D4の両側端から規制面141と反対側に向けて平行に延びる一対の壁部が形成されている。そして、この一対の壁部間に軸方向が幅方向D4に延びる円柱状の係合ピン145が支持されている。この係合ピン145は、前述したスライダー120の突出部121に設けられた係合空間125と係合して所謂カム機構を構成するようになっている。このカム機構によって、ストッパー140の規制面141は、スライダー120の挿入方向D2への移動とともに基端側の回転軸部146を中心に回転し、その先端部分が挿入方向D2側に傾くようになっている。この傾きによって、規制面141は分離斜面21aよりも大きく傾斜した状態となる。
このように構成されたダンパー装置100は、挿入方向D2に挿入されたカセット20に積層状態に載置された複数枚の用紙Pの挿入方向D2への移動に伴って生ずる用紙Pが有する力(慣性力)Fd(図2中に太線白抜き矢印で示す)を規制面141にて受け止める。こうすることによって、積層された各用紙Pにおける挿入方向D2の側端面Pseを規制するのである。その後、時間差を有して用紙Pの挿入方向D2への移動の規制を解除するように、ストッパー140を、その規制面141が挿入方向D2側に分離斜面21aよりも大きく倒れた位置(これを「解除位置」と呼ぶ)になるように動作させる。このストッパー140が時間差を有して倒れる動作を、図4を用いて説明する。
図4(a)は、カセット20が装着部13に未装着である状態におけるダンパー装置100を、厚さ方向D3における平面視で模式的に示した平面図である。図4(b)は、図4(a)のダンパー装置100を幅方向D4から見た場合の模式図である。また、図4(c)は、カセット20が装着完了した状態におけるダンパー装置100を、幅方向D4から見た場合の模式図である。なお、図4(b)(c)では、説明を容易にするため構成部材を必要に応じて断面で示している。
図4(a)(b)に示すように、カセット20がスライダーカセット130の当接部131に当接するまでの未装着の状態では、スライダーカセット130は、コイルばねB2a,B2bのばね力F2a,F2bによって、抜き取り方向D1に付勢されている。従って、スライダーカセット130は、開口部130hの開口縁辺135がスライダー120における突出部121の係止部122を抜き取り方向D1側に押圧することにより、スライダー120が挿入方向D2へ移動しないようにスライダー120を停留させる停留位置となる。また、このときスライダー120は抜き取り方向D1へ移動しないように、ベース110に設けられた度当て部(不図示)に対して当接することによって位置が決まるようになっている。こうしてスライダー120は、スライダーカセット130の開口縁辺135およびベース110の度当て部によって位置決めされることによって、ストッパー140の規制面141を用紙Pの移動を規制する規制位置(図2に実線で示すように垂立した位置)に維持させることになる第1の位置に保持される。
なお、本実施形態では、スライダー120が第1の位置に保持された状態において、コイルばねB1a,B1bは、圧縮された状態になっている。こうすることによって、コイルばねB1a,B1bは、スライダー120とスライダーカセット130との間において、安定して固定された状態が維持できるようになっている。
次に、カセット20が装着されると、スライダーカセット130は、当接部131がカセット20の移動に応じて一緒に押し込まれて、カセット20と共に挿入方向D2に移動する。このため、図4(c)に示したように、スライダー120の移動を規制していた開口縁辺135が挿入方向D2に移動してスライダー120(具体的には突出部121の背面(挿入方向D2側の面)である係止部122)から離れる。このように移動することによって、スライダーカセット130は、スライダー120の停留を解除する停留解除位置となる。このとき、スライダーカセット130の移動に伴ってコイルばねB1a,B1bが圧縮されるとともに、圧縮されたコイルばねB1a,B1bは、スライダー120に対して挿入方向D2へ移動させるばね力を与える。この結果、図4(c)に二点鎖線で示したように、スライダー120が挿入方向D2に移動するので、ストッパー140は係合ピン145と係合空間125とのカム機構の作用によって図中二点鎖線で示したように先端部分が挿入方向D2側に倒れる。こうして、ストッパー140は、用紙Pの移動規制状態を解除する解除位置(図2に二点鎖線で示すように傾斜した位置)となる。
なお、このときスライダー120はベース110に設けられた度当て部(不図示)に対して挿入方向D2側が当接することによって位置決めされ、挿入方向D2において予め定められた位置まで移動するようになっている。こうして、スライダー120は、ベース110の度当て部に当接することによって、ストッパー140の規制面141を用紙Pの移動の規制を解除する解除位置に維持させることになる第2の位置に保持される。
一方、カセット20が装着部13から抜き取られると、スライダーカセット130がコイルばねB2a,B2bの付勢力によって抜き取り方向D1側に押されて移動するとともに、スライダー120を、第2の位置から第1の位置に戻すようになっている。すなわち、コイルばねB2a,B2bの付勢力(ここでは、コイルばねB1a,B1bの付勢力も加わる)によって移動を開始したスライダーカセット130は、その開口縁辺135がスライダー120(係止部122)と当接する。そして、スライダーカセット130は、この当接状態を維持しつつ、コイルばねB2a,B2bの付勢力によって移動を継続することによって、スライダー120を抜き取り方向D1に移動させる。この結果、スライダー120は、第2の位置から、カセット20が装着される前の位置つまり第1の位置に戻されることになる。そして、このスライダー120の第2の位置から第1の位置への戻りに合わせて、ストッパー140はカム機構によって回転し、その規制面141が倒れた状態から元の状態、つまり解除位置から規制位置に戻るように構成されている。
以上説明したように、本実施形態のダンパー装置100は、カセット20の挿抜に応じてスライダーカセット130が停留位置と停留解除位置との間を移動するようになっている。そしてこのスライダーカセット130の移動に伴ってスライダー120が第1の位置と第2の位置との間で移動することによって、ストッパー140は、規制位置と解除位置とになるように動作する。
さて、このスライダー120の第1の位置と第2の位置との間の移動において、図4(a)に示したスライダー120の第2摺動面TPは、ベース110の第1摺動面SP上を挿入方向D2に沿って移動する。この第2摺動面TPの移動に際して、前述するように、それぞれ凹凸形状を呈する第1摺動面SPとスライダー120の第2摺動面TPとの間に、粘性部材としての粘性グリスを介在させることによってスライダー120の移動を遅くするダンパー機構が構成されている。そして、本実施形態のダンパー装置100においては、この第1摺動面SPと第2摺動面TPに対して、コイルばねB1a,B1bの厚さ方向D3における配置位置を工夫している。この工夫内容について、図5を用いて説明する。なお、図5は、第1摺動面SPおよび第2摺動面TPを抜き取り方向D1から見た場合の模式図である。
図示するように、ベース110の第1摺動面SPとスライダー120の第2摺動面TPとには、挿入方向D2と交差する断面での形状が、挿入方向D2と交差する幅方向D4に凹凸が繰り返して形成された形状(櫛歯形状)で設けられている。そして、第1摺動面SPの凹凸形状と第2摺動面TPの凹凸形状とは、互いに定められた距離を有する隙間(図中ハッチング部分)が形成されるように対向配置されている。そして、この形成された隙間に粘性グリスを介在させることによって、ダンパー力が得られるようになっている。
従って、スライダー120に対して作用するダンパー力は、第1摺動面SPと第2摺動面TPとが重なる方向、つまり厚さ方向D3において、凹凸形状が形成された範囲内に生ずることになる。すなわち、スライダー120に対して作用するダンパー力は、第2摺動面TPの凹凸形状の範囲、つまり第2摺動面TPにおいて厚さ方向D3で最も第1摺動面SP側に位置する第1面部位と最も第1摺動面SPの反対側に位置する第2面部位との間に発生するのである。なお、本実施形態では、第2摺動面TPは、その断面形状を一定の形状の凹凸が繰り返し形成された形状(所謂、櫛葉形状)としている。従って、スライダー120に対して作用するダンパー力は、この第2摺動面TPにおける第1面部位と対応する上側の面位置つまり各凹凸形状における凹部底面の面位置L1と第2面部位と対応する下側の面位置つまり各凹凸形状における凸部頂面の面位置L2との間の領域Lnにおいて発生することになる。
そこで、本実施形態では、コイルばねB1a,B1bの厚さ方向D3における配置位置を、図示するように設定する。すなわち、コイルばねB1a,B1bのコイル形状部分の外形、つまりコイル外形DBの少なくとも一部が、厚さ方向D3において領域Ln内に位置するように、コイルばねB1a,B1bをそれぞれ配置する。
本実施形態では、コイルばねB1a,B1bは圧縮ばねとして利用するようになっている。このため、ばね力が作用する位置は、コイルの外形部分になる場合が存在する。従って、コイルばねB1a,B1bのコイル外形DBの少なくとも一部が、厚さ方向D3において領域Ln内に位置するようにコイルばねB1a,B1bをそれぞれ配置すれば、ばね力が作用する位置が領域Ln内となる場合が含まれることになる。このようにコイルばねB1a,B1bを配置すれば、厚さ方向D3において、ダンパー力が作用する位置とばね力が作用する位置とが同じ位置になる場合が存在することになるのである。従って、本実施形態では、コイルばねB1a,B1bのコイル外形DB部分の中心位置、つまりコイル中心位置Lbは、厚さ方向D3において、領域Lnに対してその両側にコイル外形DBの半分の距離幅がそれぞれ更に広がった領域内に位置するようになっている。
このように、本実施形態では、スライダー120が第1の位置から第2の位置に移動するための付勢力を付与するコイルばねB1a,B1bを配置することによって、安定したダンパー力が得られるようになっている。換言すれば、スライダー120が第1の位置から第2の位置に移動するための付勢力を付与するばね力の作用する位置が、領域Lnから乖離している場合は、安定したダンパー力が得られないことになる。
そこで、本実施形態に対する比較例として、ダンパー力が不安定になり易いダンパー装置の例を、図6を用いて説明する。図6はカセット20が未装着状態でスライダー120cが第1の位置にある状態におけるダンパー装置100cを示した斜視図である。なお図6において、本実施形態のダンパー装置100と同じ機能を有する構成部材については、同符号に「c」を付加して表記し、ここではその説明を省略する。
図示するように、比較例となるダンパー装置100cでは、本実施形態のコイルばねB1a,B1bに替えて、1つのコイルばねB1cが、スライダー120cとスライダーカセット130cとの間に設けられている。そして、本比較例においては、コイルばねB1cは引っ張りばねとして用いられ、スライダーカセット130cの凡そ中央部分に設けられた引掛け部132に一端が引掛けられるとともに、他端がスライダー120に設けられた孔部128(図7参照)に引掛けられている。従って、コイルばねB1cは、第1摺動面SPとの間にスライダー120cとスライダーカセット130cとが介在することになるため、第2摺動面TPからも、厚さ方向D3において相当に離間した位置に配設される。
次に、このようにコイルばねB1cと第2摺動面TPが厚さ方向D3において離れた本比較例において、スライダー120cが第1の位置から第2の位置に移動(摺動)する場合の作用を、図7(a)(b)を用いて説明する。図7(a)は、スライダー120cが第1の位置、すなわちストッパー140cが用紙Pの移動を規制する規制位置にあるダンパー装置100を幅方向D4と直交する面で切断した場合を模式的に示した断面図である。図7(b)は、スライダー120cが第1の位置にある状態のときにカセット20が挿入されてスライダーカセット130cが挿入方向D2に移動したときの状態を、幅方向D4と直交する面で切断した場合を模式的に示した断面図である。
さて、図7(a)に示すように、引っ張りばねとして使用されるコイルばねB1cのばね力は、スライダー120に対して孔部128に作用する。従って、第1摺動面SPの凹凸形状の凸部頂面に対向する第2摺動面TPの凹部底面の位置、つまり、厚さ方向D3においてコイルばねB1cに対して最も近くなる位置が、コイルばねB1cのばね力が作用する位置と厚さ方向D3において離れている。この結果、第1摺動面SPと第2摺動面TPとの間で発生することになるダンパー力と、コイルばねB1cのばね力(引っ張り力)とは、その力が加わる位置が厚さ方向D3においてずれている。
この状態において、カセット20が装着されると、スライダーカセット130cが挿入方向D2へカセット20と共に移動して、スライダー120の挿入方向D2への移動を解除する。このとき、図7(b)に示したように、スライダー120cは第1摺動面SPと粘性グリスを介して対向する第2摺動面TPとの間で形成されるダンパー機構によって直ちには移動することなく、コイルばねB1cは一旦伸びた状態となる。このため、図中白抜き矢印で示したように、コイルばねB1cは引き伸ばされてばね力F1cが発生し、スライダー120cを挿入方向D2へ移動させようとする。するとスライダー120cの第2摺動面TPは粘性グリスを介して対向する第1摺動面SPと相対移動することによって、両面間においてダンパー力Fnを発生させる。
さて、本比較例では、前述するように、この第1摺動面SPと第2摺動面TPとの間で発生してスライダー120cに加わるダンパー力Fnと、コイルばねB1cによって加わるばね力F1cとは、その力が加わる位置が厚さ方向D3においてずれている。このため、図7(b)に示すようにスライダー120cを回転させようとする回転力RFが発生することになる。この回転力RFは、スライダー120cに対して、スライダー120cの第2摺動面TPを、挿入方向D2側において第1摺動面SP側に押し付けたり、あるいは抜き取り方向D1側において第1摺動面SPから引き離したりするように作用する。この結果、第1摺動面SPと第2摺動面TPとの離間距離が変化してしまうため、ダンパー力が不安定になってしまうのである。
従って、本実施形態のダンパー装置100は、ダンパー力を安定させるために、スライダー120に対して回転力が生じないようにスライダー120を移動(摺動)させるようになっている。以下、本実施形態のダンパー装置100におけるスライダー120の動作について、図8を用いて説明する。
図8(a)は、図4(a)と同様に、カセット20が装着部13に未装着である状態におけるダンパー装置100を、厚さ方向D3における平面視で模式的に示した平面図である。図8(b)は、図8(a)のダンパー装置100を幅方向D4から見た場合の模式図である。また、図8(c)は、カセット20が装着完了した状態におけるダンパー装置100を、幅方向D4から見た場合の模式図である。なお、図8(b)(c)では、説明を容易にするため構成部材を必要に応じて断面で示している。
図8(a)(b)に示すように、カセット20がスライダーカセット130の当接部131に当接するまでの未装着の状態では、スライダー120は、コイルばねB1a,B1bのばね力F1a,F1bによって、挿入方向D2に付勢されている。このコイルばねB1a,B1bは、図示するように、スライダー120の第2摺動面TPの領域(図中ハッチング部分)と平面的に重ならないように、それぞれ幅方向D4において、ずれて配置されている。本実施形態では、コイルばねB1aは、第2摺動面TPの領域に対して図面左側にずれ、コイルばねB1bは、第2摺動面TPの領域に対して図面右側にずれて配置されるとともに、それらのずれ量は等しくなっている。従って、コイルばねB1a,B1bは、スライダー120に対して、第2摺動面TPの中心から等距離になるように配置されるので、第2摺動面TPは、面内において回転することなく挿入方向D2に平行移動するように、ばね力F1a,F1bが与えられる。
また、図8(b)に示すように、コイルばねB1b(B1a)は、厚さ方向D3において、コイル中心位置Lbが、スライダー120の第2摺動面TPの凹凸形状における上側の面位置L1と下側の面位置L2との間の位置になるように配置設定されている。なお、本実施形態では、スライダー120に対して挿入方向D2への付勢力を付与するコイルばねB1a,B1bが圧縮されている状態において、そのばね力F1a,F1bは、コイル中心位置Lbに加わるものとしている。コイルばねB1a,B1bは、一般的に、このようにコイル外形の形状中心にばね力が作用すると考えることができる。
このように配置することによって、コイルばねB1a,B1bは、図8(c)に示したように、ばね力F1a,F1bを、第2摺動面TPの凹凸形状における上側の面位置L1と下側の面位置L2との間で、挿入方向D2に沿うように付与する。この結果、発生するダンパー力Fnの作用点の位置を便宜的に作用位置Lncとすると、ばね力F1a,F1bがスライダー120に作用する位置がコイル中心位置Lbであるので、厚さ方向D3におけるこれらの位置差Hd(作用位置Lncとコイル中心位置Lbとの差の絶対値)は、比較例に対して小さいか若しくはゼロとなる。従って、本実施形態では、スライダー120において第1の位置から第2の位置にいたる移動(摺動)過程において、比較例において発生した回転力RFの発生が抑制されるのである。
なお、図8(c)の説明から判るように、スライダー120において、発生するダンパー力Fnの力が作用する位置と、ばね力F1a,F1bがスライダー120に加わる位置とが、厚さ方向D3において一致(すなわちHd=ゼロ)すれば、回転力は発生しない。従って、コイルばねB1a,B1bは、それぞれのコイル中心位置Lbが、厚さ方向D3においてダンパー力Fnが作用する作用位置Lncと一致するように配置されることが好ましい。あるいは、コイルばねB1a,B1bは、それぞれのばね力F1aとばね力F1bとの合力がスライダー120に作用する位置が、厚さ方向D3においてダンパー力Fnが作用する作用位置Lncと一致するように配置されるようになっていてもよい。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)摺動するスライダー120に対して作用する移動方向へのダンパー力Fnと、コイルばねB1a,B1bのばね力F1a,F1bとが、スライダー120に対して回転力を与えないようにすることができる。従って、スライダー120の摺動過程において、第2摺動面TPと第1摺動面SPとの隙間の変化が抑制される。この結果、隙間に介在する粘性グリスの厚さ(量)が変化することなく安定するので、ダンパー装置100のダンパー力の変化が抑制される。
(2)コイルばねB1a,B1bを圧縮ばねとして用いてスライダー120に対して押圧力を付与するので、例えば弾性限界を超える伸張によってばね性が喪失し易い引っ張りばねを用いた場合とは異なり、安定したばね力をスライダー120に対して付与することができる。また、圧縮ばねは引っ張りばねのような引掛け部を必要としないので、ダンパー装置100が複雑な構造にならずに済む。
(3)第2摺動面TPの面内においてスライダー120を回転させる力が作用しないので、スライダー120がベース110に対して挿入方向D2に対して傾くことが抑制される。従って、スライダー120は、第1摺動面SPに対して第2摺動面TPを安定して移動(摺動)させることができるので、ダンパー装置100のダンパー力の変化が抑制される。
(4)カセット20の挿入に応じてカセット20と共にスライダーカセット130が停留位置から停留解除位置へ移動(摺動)してスライダー120を移動(摺動)させることによって、ストッパー140を規制位置から解除位置に動作させる。従って、カセット20に積層載置された用紙Pにおける挿入方向D2の側端面Pseを、カセット20の挿入に応じて適切に移動規制することができる。
(5)第2摺動面TP(第1摺動面SP)の幅方向D4の中心から、スライダー120に挿入方向D2の押圧力を付与するコイルばねB1a,B1bよりも外側に、スライダーカセット130を抜き取り方向D1に付勢するコイルばねB2a,B2bを配設した。この結果、コイルばねB2a,B2bに許容される配設スペースは、第2摺動面TP(第1摺動面SP)によって規制されることなくコイルばねB1a,B1bに許容されるスペースよりも大きくなるので、コイルばねB2a,B2bを容易に配置形成することができる。特に、挿入方向D2におけるコイルばねB2a,B2bの許容スペースが、コイルばねB1a,B1bに許容されるスペースよりも長くなる。従って、例えば、コイルばねB2a,B2bのばね力を強くすることによって、スライダーカセット130を停留解除位置から停留位置へ速く移動させることができるので、ストッパー140を解除位置から規制位置に早く移動させて、次のカセット20の挿入に備えることができる。また、第2摺動面TPおよびコイルばねB1a,B1bと重ならない位置にコイルばねB2a,B2bを平面的に並べて配置できるので、ダンパー装置100が厚くなることも抑制される。
(6)第2摺動面TPの断面形状を凹凸形状(櫛歯形状)とするので、第1摺動面SPと対向する第2摺動面TPの延べ面積を多くすることができる。従って、形成可能な第2摺動面TPについて平面視での許容面積が小さい場合であっても、ダンパー力を大きくすることができる。この結果、ダンパー装置100のダンパー力を所望する大きさに設定することが可能である。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態ではコイルばねB1a,B1bを、第2摺動面TPの外側に配置することとしたが、第2摺動面TPの領域間に配置することとしてもよい。本変形例の一例を図9(a)に示した。図9(a)は、カセット20が装着部13に未装着である状態におけるダンパー装置100を、厚さ方向D3から見た状態で模式的に示した平面図である。
図示するように、本変形例のダンパー装置は、幅方向D4において、コイルばねB1a,B1bの両側に第2摺動面TPが配置されている。すなわち、第2摺動面TPは、中央部分に摺動面TP1、コイルばねB1aの図面左側に摺動面TP2a、コイルばねB1bの図面右側に摺動面TP2bの3つに分散配置されて形成されている。なお、この分散配置された第2摺動面TPに対応するように第1摺動面SP(SP1,SP2a,SP2b)が形成されている。
このように摺動面を分散配置し、分散した第2摺動面間にコイルばねB1a,B1bを配置することによって、第2摺動面TPは挿入方向D2への移動に際してその傾きが少なくなることが期待できる。従って、スライダー120の摺動に際して、ダンパー力が安定して発生する確率を高くすることができる。もとより、第2摺動面TPを更に多く分散形成するようにして、スライダー120を押すコイルばねを更に多くするようにしてもよい。あるいは、第2摺動面TPを2つに分散形成して、スライダー120を押すコイルばねをその摺動面間に1つ配設するようにしてもよい。
・上記実施形態ではコイルばねB1a,B1bを、圧縮ばねとしたが、引っ張りばねとして用いることとしてもよい。また、コイルばねB1a,B1bをスライダーカセット130とスライダー120との間に挿入配置したが、ベース110とスライダー120との間に挿入することとしてもよい。本変形例を同時に適用した一例を図9(b)に示した。図9(b)は、カセット20が装着部13に未装着である状態におけるダンパー装置100を、厚さ方向D3から見た平面視で模式的に示した平面図である。
図示するように、本変形例のダンパー装置は、圧縮ばねであったコイルばねB1a,B1bに換えて引っ張りばねであるコイルばねB1Pa,B1Pbが配置されている。さらに、これらのコイルばねB1Pa,B1Pbは、一端がスライダー120に引掛け支持または固定される一方、本変形例においては、他端はスライダーカセット130ではなくベース110に引掛け支持または固定されている。
このように、スライダー120の挿入方向D2へ移動させるための付勢力を押圧力ではなく、引っ張り力によって行うようにしてもよい。ダンパー装置100において構造上圧縮ばねを用いることができない場合や、引っ張りばねの性能が圧縮ばねの性能よりも優れているような場合などでは、このような引っ張りばねを用いることが好ましい。また、ばねをスライダー120とスライダーカセット130との間に挿入配置できない場合は、スライダー120とベース110との間にばねを挿入配置するようにしても差し支えない。なお、図9(b)に示したダンパー装置100では、コイルばねB2a,B2bのばね力は、カセット20が抜き取られたとき、スライダーカセット130が抜き取り方向D1に移動するように、コイルばねB1Pa,B1Pbのばね力よりも強くなっている。
・上記実施形態では、第2摺動面を、幅方向D4において凹凸が連続する所謂櫛歯形状の凹凸形状としたが、必ずしも櫛歯形状に限らず、断面が三角形である凹凸が連続する鋸歯形状としてもよい。あるいは、凹凸がない平坦面としてもよい。要は、粘性グリスを介することでダンパー機能を呈する形状であればよい。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式のプリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。記録装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する記録装置がある。あるいは、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の記録装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置としてのプリンター、16…搬送装置を構成する搬送手段としての搬送部、17…記録手段としての記録部、100,100c…ダンパー装置、110…第1部材としてのベース、120,120c…第2部材としてのスライダー、130,130c…第3部材としてのスライダーカセット、140,140c…規制部材としてのストッパー、P…対象物としての用紙、D4…幅方向、Fd…力(慣性力)、Fn…ダンパー力、SP…第1摺動面、TP…第2摺動面、B1a,B1b,B1c…第1の付勢手段としてのコイルばね、B2a,B2b…第2の付勢手段としてのコイルばね、L1,L2…面位置、Lnc…作用位置。

Claims (8)

  1. 対象物と当接することにより該対象物の移動を規制可能な規制部材を、前記対象物に対する移動を規制する規制位置から前記対象物に対する移動の規制を解除する解除位置へ時間差を有して動作させるダンパー装置であって、
    前記対象物の移動方向に沿った第1摺動面を有する第1部材と、
    前記第1部材の第1摺動面と粘性部材を介して対向する第2摺動面を有すると共に、前記第2摺動面以外の部位において前記規制部材と係合した状態で、前記規制部材を前記規制位置に位置させることになる第1の位置と、前記規制部材を前記解除位置に位置させることになる第2の位置との間を摺動する第2部材と、
    前記第1の位置から前記第2の位置に前記第2部材を摺動させる付勢力を、前記第2摺動面において、前記第1摺動面と前記第2摺動面とが重なる方向における最も前記第1摺動面側に位置する第1面部位と最も前記第1摺動面の反対側に位置する第2面部位との間で、前記第2部材の摺動方向に沿うように付与する第1の付勢手段と、
    を備えたことを特徴とするダンパー装置。
  2. 請求項1に記載のダンパー装置において、
    前記第1の付勢手段は、前記第2部材に対して前記第1の位置から前記第2の位置に向かう方向への押圧力を付勢力として付与することを特徴とするダンパー装置。
  3. 請求項1または2に記載のダンパー装置において、
    前記第1の付勢手段は、前記第2摺動面の前記摺動方向と直交する幅方向における中心から互いに等距離の位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするダンパー装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のダンパー装置において、
    前記第2部材を前記第1の位置に停留させる停留位置と、前記第2部材を前記第1の位置から前記第2の位置まで移動可能とさせる停留解除位置と、の間を、前記第1部材と係合しながら前記摺動方向に沿って摺動する第3部材と、
    前記第3部材を前記停留解除位置から前記停留位置に摺動させる付勢力を付与する第2の付勢手段と、
    を備えたことを特徴とするダンパー装置。
  5. 請求項4に記載のダンパー装置において、
    前記第2の付勢手段は、前記第1の付勢手段よりも前記第2摺動面の中心より離れる位置に配設されたことを特徴とするダンパー装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のダンパー装置において、
    前記第2摺動面の前記摺動方向と交差する断面での形状は、前記摺動方向と交差する方向に凹凸が繰り返して形成された形状であることを特徴とするダンパー装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載のダンパー装置と、
    前記ダンパー装置における前記規制部材によって移動規制された対象物を搬送する搬送手段と
    を備えた搬送装置。
  8. 請求項7に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送される対象物に対して記録を施す記録手段と、
    を備えた記録装置。
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