JP4798369B2 - 被記録材給送装置、記録装置 - Google Patents
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また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
本発明の他の態様は、給送方向へ駆動回転可能に配設された給送ローラと、給送方向への所定の下り傾斜角をもって配設され、複数の被記録材が積重される載置面と、前記載置面に対して所定の角度を有して前記載置面の給送方向下流端に延設された予備分離斜面と、前記予備分離斜面に給送方向先端が当接している複数の被記録材のうち、最上位側から所定数以下の被記録材の給送方向先端近傍だけを前記給送ローラへ押圧可能な位置へ進退可能に配設されたホッパと、を備えた被記録材給送装置である。
尚、ここでの「所定数」とは、載置面に積重された複数の被記録材の給送方向先端近傍を給送ローラへ向けて押動して押圧した際に、ホッパ部材やホッパ駆動機構等の強度不足、ホッパの駆動力源となるホッパばねやモータの性能不足等が生じないような被記録材の数以下に設定されるものであり、以下同様である。
このような分離手段を設けることによって、給送されるべき載置面に積重された被記録材の最上位の被記録材に引きずられるようにして次位以降の被記録材が重送されてしまうことを防止することができる。
このように、予備分離斜面の給送方向下流側に被記録材の係止面を設けることによって、被記録材が予備分離斜面に沿って給送方向へ載置面からすべり落ちてしまうことを防止することができる。
本発明の第9の態様に記載の記録装置によれば、被記録材給送装置から給送された被記録材の記録面へ記録を実行可能な構成を有する記録装置において、前述した第1〜第8の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
本発明の第10の態様に記載の液体噴射装置によれば、被噴射材給送装置から給送された被噴射材の液体噴射面へ液体噴射を実行可能な構成を有する液体噴射装置において、前述した第1の態様に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
まず、本発明に係る「記録装置」及び「液体噴射装置」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
インクジェット式記録装置50は、所定の搬送方向(副走査方向Y)へ「被記録材(被噴射材)」としての記録紙Pを搬送する手段として、搬送駆動ローラ53及び搬送従動ローラ54を備えている。搬送駆動ローラ53は、外周面に高摩擦抵抗を有する皮膜が施されており、PFモータ(図示せず)の回転駆動力が歯車伝達されて回転する。搬送従動ローラ54は、従動回転可能に軸支された状態で複数設けられており、図示していない押圧手段によって、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に押圧されている。
自動給紙装置7は、「給送ローラ」としての給紙ローラ71と、「分離手段」としてのリタードローラ72と、載置面73と、予備分離斜面74と、ホッパ77と、「被記録材押動体」としての予備分離レバー78と、公知の紙戻しレバー79とを備えている。給紙ローラ71は、いわゆる丸ローラ(円形の側断面形状を有するローラ)であり、給紙ローラ軸711に配設されている。給紙ローラ71は、図示していないASFモータの回転駆動力が給紙ローラ軸711に伝達されることによって、給紙方向(副走査方向Yと同じ方向)へ駆動回転可能に配設されている。尚、本発明に係る自動給紙装置7における給紙ローラ71は、特に丸ローラに限定されるものではなく、例えば公知のD形側断面形状を有する給紙ローラを採用しても本発明の実施は可能である。
複数の記録紙Pが積重される載置面73は、前述したように、給紙方向への所定の下り傾斜角をもって配設されているので、その載置面73に積重された複数の記録紙Pは、重力によって給紙方向へ移動する。そして、この載置面73の給紙方向下流端には、載置面73に対して所定の角度を有する予備分離斜面74が延設されている。したがって、載置面73に積重された複数の記録紙Pは、その予備分離斜面74に給紙方向先端が突き当たった状態で予備分離斜面74に係止されるとともに、図示の如く、予備分離斜面74に沿って先端が略均等に少しずつずれて積重された状態となる。以下、この状態を第1予備分離状態という。
本発明の態様の一つとしては、前記の第1予備分離状態から、そのままホッパ77を給紙ローラ71へ向けて移動させても、最上位側から所定数以下の記録紙P1の先端近傍だけを給紙ローラ71へ押圧することができるのは言うまでもない。そして、より好ましい態様としては、以下説明するように、ホッパ77の移動前に予備分離レバー78による予備分離動作をさらに行うことで、ホッパ77で給紙ローラ71へ押圧する記録紙Pの数を、より確実に所定数以下に制限することができる。
前述したように、載置面73に積重された複数の記録紙Pは、その給紙方向先端が予備分離斜面74に突き当たった状態で係止され、予備分離斜面74に沿って先端が略均等に少しずつずれて積重された状態となっている(第1予備分離状態)。また、最上位の記録紙P11の給紙方向先端が予備分離斜面74に当接する位置は、位置規定面76によって常に略一定の位置に規定されている。そして、予備分離レバー78で一部の記録紙P2が符号Cで示した方向へ押し上げられ、最上位側から所定数以下の記録紙P1の給紙方向先端だけが予備分離斜面74に当接した状態となっている(第2予備分離状態)。
ホッパ77で給紙ローラ71に押圧された所定数以下の記録紙P1のうち、給紙ローラ71の外周面に接している最上位の記録紙P11は、給紙ローラ71を符号Fで示した回転方向へ回転させることによって、給紙方向(副走査方向Y)へ給紙される。このとき、最上位の記録紙P11に引きずられるように重送されようとする次位以降の記録紙P1は、公知のリタードローラ72によって、最上位の記録紙P11から分離されて係止される。
給紙された最上位の記録紙P11は、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持され、搬送駆動ローラ53の駆動回転(符号G)によって副走査方向Yへ搬送され、記録ヘッド62から記録面へインクが噴射されて記録が実行される。このとき、ホッパ77を符号BRで示した方向へ退避させることによって、最上位の記録紙P11に作用するバックテンションを大幅に低減することができる。また、給紙ローラ71は、副走査方向Yへ搬送中の最上位の記録紙P11にバックテンションが極力作用しないように、引き続き給紙方向へ搬送駆動ローラ53の駆動回転に連動して回転させる(符号F)。或いは、図示していないASFモータの回転駆動力の伝達経路を切り離して、給紙ローラ71が自由に従動回転可能な状態としても良い。
予備分離レバー78を符号ARで示した方向へ揺動させて元の位置へ戻すことによって、予備分離レバー78で給紙方向先端が予備分離斜面74から持ち上げられていた他の記録紙P2が符号Dで示した方向へ移動する。また、給紙方向先端がリタードローラ72の近傍へ進出した状態となった一部の記録紙P1は、公知の紙戻しレバー79(図2)で予備分離斜面74へ押し戻される。これによって、載置面73に積重された記録紙Pは、図示の如く全て予備分離斜面74に給紙方向先端が当接した状態となる。
尚、所定数以下の記録紙Pへの記録が連続して実行される間は、給紙の度に予備分離レバー78を動作させずに、予備分離レバー78による第2予備分離状態を維持するようにしても良い。それによって、予備分離レバー78の無駄な動作をなくした効率的な記録紙Pの連続給紙が可能になる。
Claims (8)
- 給送方向へ駆動回転可能に配設された給送ローラと、
給送方向への所定の下り傾斜角をもって配設され、複数の被記録材が積重される載置面と、
前記載置面に対して所定の角度を有して前記載置面の給送方向下流端に延設された予備分離斜面と、
前記予備分離斜面に給送方向先端が当接している複数の被記録材のうち、最上位側から所定数以下の被記録材の給送方向先端近傍だけを前記給送ローラへ押圧可能な位置へ進退可能に配設されたホッパと、
前記予備分離斜面に先端が当接している複数の被記録材のうち、最上位側から所定数以下の被記録材を残した状態で、それ以外の被記録材を前記載置面の給送方向上流側へ押動可能に配設された被記録材押動体と、を備えた被記録材給送装置。 - 請求項1に記載の被記録材給送装置において、前記給送ローラの駆動回転により給送されるべき前記載置面に積重された被記録材の最上位の被記録材から次位以降の被記録材を分離して係止可能な分離手段を備えている、ことを特徴とした被記録材給送装置。
- 請求項1又は2に記載の被記録材給送装置において、前記予備分離斜面は、前記載置面に対して90度を超える180度未満の所定の角度を有して前記載置面の給送方向下流端に延設されている、ことを特徴とした被記録材給送装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の被記録材給送装置において、前記載置面に積重されている複数の被記録材の最上位にある被記録材の先端の前記予備分離斜面に対する当接位置を規定する位置規定面を備えている、ことを特徴とした被記録材給送装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の被記録材給送装置において、前記予備分離斜面の給送方向下流端に被記録材の係止面が設けられている、ことを特徴とした被記録材給送装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載された被記録材給送装置において、前記被記録材押動体は、前記予備分離斜面に先端が当接している複数の被記録材のうち、最上位側から所定数以下の被記録材に対して、それ以外の被記録材を離間させつつ前記載置面の給送方向上流側へ押動可能に配設されている、ことを特徴とした被記録材給送装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の被記録材給送装置において、前記被記録材押動体による予備分離状態のまま複数の被記録材を連続給送可能な構成を有している、ことを特徴とした被記録材給送装置。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の被記録材給送装置を備え、前記被記録材給送装置から給送された被記録材の記録面へ記録を実行可能な構成を有している、ことを特徴とした記録装置。
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