JP4572344B2 - 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被記録媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドを備えた被記録媒体給送装置およびこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。多くのインクジェットプリンタは、複数枚の被記録媒体或いは被噴射媒体としての記録用紙をセット可能な給送装置(所謂オートシートフィーダ)を備えている。そしてこの様な給送装置には、特許文献1に示すような用紙のサイドエッジを規制するエッジガイドが設けられている。エッジガイドは、用紙の幅方向にスライド自在に設けられるとともに、用紙のサイズに応じた適切な位置で保持される様に設けられ、この様なエッジガイドによって用紙のサイドエッジが揃えられるとともに、給送時に用紙がスキューすることなく正しい姿勢で送られる様になっている。
しかしその一方で、給送された用紙に記録が行われる際、エッジガイドによって用紙のサイドエッジが厳格に規制されていると、用紙のサイドエッジとエッジガイドのガイド面との間の摩擦抵抗が搬送負荷となり、記録品質を低下させる虞がある。この様な問題を解消するための技術として、特許文献1には、サイドエッジが当接するガイド面に複数の凸条を列設することで摩擦抵抗を減らすよう構成されたエッジガイドが開示されている。
特開2001−278500号公報
しかし、上記の様なエッジガイドを適用した場合であっても、凸条との間で摩擦抵抗が依然として生じる為に、搬送負荷が発生して記録品質を低下させる様に作用する。しかしその一方で用紙のサイドエッジを全く規制しないのでは、給送時のスキューを防止することができない。また、所謂食い付き吐き出し方式のスキュー取りを行う場合に、エッジガイドによって用紙のサイドエッジが規制されていないと、スキューが解消しない虞もある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、給送時には用紙のサイドエッジを確実に規制しつつ、記録時にはエッジガイドによる搬送負荷を殆ど発生させることのない給送装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体と接し且つ回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと対向する位置に設けられ、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被記録媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、被記録媒体を給送する給送経路に対して進退可能に設けられ、前記給送経路に進出することにより、前記被記録媒体支持部材の被記録媒体支持面から被記録媒体を離間させる方向に押し上げるリリース部材を備え、前記エッジガイドは、被記録媒体の給送方向において、特定長さの被記録媒体が記録開始位置に頭出しされ且つ前記リリース部材によって押し上げられた状態において当該被記録媒体の後端を含む位置に設けられているとともに、前記ガイド面には、被記録媒体のサイドエッジと対向する位置に凹みが形成されており、給送時には被記録媒体のサイドエッジが前記ガイド面によってガイドされ、記録実行時には被記録媒体が前記リリース部材によって上方に押し上げられ、且つそのサイドエッジが前記凹みと対向するよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、サイドエッジのガイド面には凹みが形成されており、給送時には被記録媒体のサイドエッジが前記ガイド面によってガイドされ、記録実行時には被記録媒体がリリース部材によって上方に押し上げられ、且つそのサイドエッジが前記凹みと対向するよう構成されていることから、給送時には被記録媒体のサイドエッジを確実に規制しつつ、記録実行時には前記凹みによって被記録媒体のサイドエッジとエッジガイドとの間に隙間が形成されることから搬送負荷が殆ど発生せず、記録品質の低下を確実に防止することができる。
また、リリース部材によって被記録媒体支持部材の支持面から押し上げた状態の被記録媒体のサイドエッジと対向する位置に凹みを形成すれば良いので、即ち前記凹みは前記ガイド面の上部に設ければ良く、前記ガイド面の下部はそのままとすることができる。従ってセット時に後端がエッジガイドに含まれてしまい、給送開始後間もなくその後端がエッジガイドから外れてしまうような長さの短い被記録媒体でも、ある程度の枚数をセットすることが可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記被記録媒体支持部材は、被記録媒体の給送経路を側視して揺動することにより、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、前記給送ローラから離間させる離間姿勢とを切り換えるよう設けられており、前記凹みは、前記被記録媒体支持部材が前記離間姿勢をとる際に、前記ガイド面の平面視においてその下縁が前記被記録媒体支持面から所定距離上方に位置するとともに、上方および下流側に開口を有する形状を成していることを特徴とする。
本態様によれば、上記第2の態様と同様に、前記凹みの下縁が前記被記録媒体支持面から所定距離上方に位置しており、下方は前記ガイド面がそのまま残っているので、従ってセット時に後端がエッジガイドに含まれてしまい、給送開始後間もなくその後端がエッジガイドから外れてしまうような長さの短い被記録媒体でも、ある程度の枚数をセットすることが可能となる。
また、前記凹みは上方に開口を有する形状を成しており、被記録媒体を前記リリース部材によって押し上げることで、被記録媒体後端部を前記開口の内側(凹みの内側)に配置する。ここで、前記凹みは上方および下流側に開口を有する形状を成している、即ち大きく開口しているので、前記リリース部材によって被記録媒体を押し上げる高さを小さくすることができ、被記録媒体を大きく押し上げることによる過剰な搬送負荷の発生を防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様において、前記被記録媒体支持部材は、被記録媒体の給送経路を側視して揺動することにより、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、前記給送ローラから離間させる離間姿勢とを切り換えるよう設けられており、前記凹みは、前記被記録媒体支持部材が前記離間姿勢をとる際に、前記ガイド面の平面視においてその下縁が前記被記録媒体支持面から所定距離上方に位置するとともに、上方に開口を有する形状を成していることを特徴とする。
本態様によれば、前記凹みの下縁が前記被記録媒体支持面から所定距離上方に位置しており、下方は前記ガイド面がそのまま残っているので、従ってセット時に後端がエッジガイドに含まれてしまい、給送開始後間もなくその後端がエッジガイドから外れてしまうような長さの短い被記録媒体でも、ある程度の枚数をセットすることが可能となる。
また、前記凹みは上方に開口を有する形状を成しており、被記録媒体を前記リリース部材によって押し上げることで、被記録媒体後端を前記開口の内側(凹みの内側)に配置する。ここで、前記凹みは上方に開口を有する形状を成しており、下流側にはある程度のガイド面が残された状態となっているので、上記のようにセット時に後端がエッジガイドに含まれてしまい、給送開始後間もなくその後端がエッジガイドから外れてしまうような長さの短い被記録媒体を多数枚積載し、その最上位のものが前記凹みの下縁より上方に位置していても、下流側に残されたガイド面によって当該短尺な被記録媒体後端のサイドエッジをガイドすることが可能となる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記リリース部材が、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体に連れられて重送されようとする被記録媒体を上流側に戻す戻しレバーであることを特徴とする。
本態様によれば、重送されようとする被記録媒体を上流側に戻す戻しレバーが前記リリース部材を兼ねることとなるので、部品点数の増加を防止してコストアップを防止することができる。
本発明の第5の態様は、被記録媒体と接し且つ回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと対向する位置に設けられ、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被記録媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、被記録媒体が給送される際に、当該給送される被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すサイドエッジリリース手段を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、給送時には被記録媒体のサイドエッジが前記ガイド面によってガイドされ、記録実行時には被記録媒体のサイドエッジがサイドエッジリリース手段によって前記ガイド面の上端から上方に外されるので、給送時には被記録媒体のサイドエッジを確実に規制しつつ、記録実行時には被記録媒体のサイドエッジとエッジガイドとの間に搬送負荷が発生せず、記録品質の低下を確実に防止することができる。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、前記サイドエッジリリース手段が、被記録媒体を給送する給送経路に対して進退可能に設けられるリリース部材を備え、給送される被記録媒体を前記被記録媒体支持部材の被記録媒体支持面から離間させる方向に前記リリース部材によって押し上げることにより、被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、リリース部材によって被記録媒体を押し上げることにより、サイドエッジをエッジガイドのガイド面上端から上方に外すので、構造簡単にして且つ低コストにサイドエッジリリース手段を構成することができる。
本発明の第7の態様は、上記第6の態様において、前記リリース部材が、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体に連れられて重送されようとする被記録媒体を上流側に戻す戻しレバーであることを特徴とする。
本態様によれば、重送されようとする被記録媒体を上流側に戻す戻しレバーが前記リリース部材を兼ねることとなるので、部品点数の増加を防止してコストアップを防止することができる。
本発明の第8の態様は、前記エッジガイドが前記被記録媒体支持部材に設けられるとともに、上記第5の態様において、前記サイドエッジリリース手段が、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、支持した被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、当該離間位置から更に被記録媒体の給送経路に対して離間するリリース姿勢と、を切り換え可能に設けられた前記被記録媒体支持部材を備え、前記被記録媒体支持部材を前記リリース姿勢に切り換えることによって、被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体支持部材が、待機状態から更に被記録媒体の給送経路に対して離間するリリース姿勢をとることで、被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すよう構成されているので、構成要素を増やすことなく、低コストにサイドエッジリリース手段を構成することができる。
本発明の第9の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段へ被記録媒体を給送する、上記第1から第8の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体給送装置とを備えていることを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第8の態様のいずれかど同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第10の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、前記液体噴射手段へ被噴射媒体を給送する被噴射媒体給送装置と、を備えた液体噴射装置であって、前記被噴射媒体給送装置は、被噴射媒体と接し且つ回転することにより被噴射媒体を給送する給送ローラと対向する位置に設けられ、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持部材と、前記被噴射媒体支持部材に支持された被噴射媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被噴射媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドと、を備え、被噴射媒体を給送する給送経路に対して進退可能に設けられ、前記給送経路に進出することにより、前記被噴射媒体支持部材の被噴射媒体支持面から被噴射媒体を離間させる方向に押し上げるリリース部材を備え、前記エッジガイドは、被噴射媒体の給送方向において、特定長さの被噴射媒体が液体噴射開始位置に頭出しされ且つ前記リリース部材によって押し上げられた状態において当該被噴射媒体の後端を含む位置に設けられているとともに、前記ガイド面には、被噴射媒体のサイドエッジと対向する位置に凹みが形成されており、給送時には被噴射媒体のサイドエッジが前記ガイド面によってガイドされ、液体噴射実行時には被噴射媒体が前記リリース部材によって上方に押し上げられ、且つそのサイドエッジが前記凹みと対向するよう構成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図8を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一実施形態であるインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の側断面概略図、図2は本発明に係る「被記録媒体給送装置」としてのリア給送装置2の斜視図、図3は戻しレバー19を駆動するカム機構を示す斜視図、図4はリア給送装置2から搬送手段5へ至る給送経路の側面図(簡略図)、図5は用紙給送時の給送経路の側面図であって(A)は用紙の最小セット枚数時の状態、図5(B)は同用紙の最大セット枚数時の状態を示すものである。また、図6はエッジガイド16の側面図、図7及び図8は他の実施形態に係るエッジガイド16’或いは16’’を適用した用紙給送経路の側面図であって、(A)は用紙給送時の状態、(B)は記録実行時の状態を示すものである。
以下、図1乃至図3を参照しつつプリンタ1の全体構成について概説する。プリンタ1は、装置後部に第1の給送手段として本発明に係るリア給送装置2を備え、装置底部に第2の給送手段としてフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置から、搬送手段5へと「被記録媒体」或いは「被噴射媒体」としての記録用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う)を給送する。用紙Pは搬送手段5によって記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送され、記録が実行された後、排出手段6によって図示しないスタッカへと排出される。
以下、用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。
リア給送装置2は、装置の基体を構成するフレーム10と、「被記録媒体支持部材」としてのホッパ12と、給送ローラ11と、リタードローラ13と、「リリース部材」としての戻しレバー19と、ペーパーサポート24と、固定エッジガイド16A及び可動エッジガイド16B(図2参照)と、を備えて構成されている。
ホッパ12は板状体から成り、上部の揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ11に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ11から離間させる離間姿勢と、を切り換える。給送ローラ11は円形状を成し、回転することにより、圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する。尚、ペーパーサポート24(図2参照)は、ホッパ12における用紙支持面12bを用紙Pの後端方向に延長して用紙Pの後端を支持する。
ホッパ12の下端と対向する位置にはホッパ12にセット(支持)された用紙P先端が当接する先端当接面10aが設けられ、ホッパ12の揺動動作に伴い、セットされた用紙Pの先端が先端当接面10aに摺接しつつ給送ローラ11に対して接離動作する。また給送ローラ11と対向する面にはガイド面10bが設けられ、先端が先端当接面10aから外れた用紙Pは、当該ガイド面10bにガイドされながら下流側へと進む。
リタードローラ13は、外周が弾性材によって形成されるとともに給送ローラ11と圧接可能に設けられ、且つ、トルクリミッタ機構により、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。従って用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13は給送ローラ11に対して従動回転し、用紙Pが給送ローラ11とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の滑り作用によって回転せずに停止した状態となり、次位以降の用紙Pの重送が防止される。
リタードローラ13は図示しないホルダに軸支され、このホルダが、リア給送装置2の基体を構成するフレーム10において、給送ローラ11に対して揺動軸13aを中心に揺動可能に、且つ図示しない付勢手段によって給送ローラ11に向けて付勢状態に設けられており、揺動することにより、リタードローラ13が給送ローラ11に対して進退可能となっている。
戻しレバー19は側面視略「く」の字形の形状を成しており、回動軸19aを中心に用紙給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の用紙Pに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pの先端を上流側、即ち先端支持面10aへと戻す。
より詳しくは、戻しレバー19はその回動に際して先端部が描く回動軌跡の内側に、給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点が含まれるように構成されている。戻しレバー19は、通常待機状態では最も上流側に起き上がって用紙給送経路に進出する姿勢(図1に示す姿勢:以下「待機姿勢」と言う)をとり、従ってこの待機姿勢ではセットされた用紙Pが下流側へ進行しないようになっている。
この状態から給送動作が開始されると、直ちに最も下流側に倒れて用紙給送経路を開放する姿勢(図5に示す姿勢:以下「退避姿勢」と言う)をとり、この退避姿勢から、待機姿勢に戻る方向に回動することで、重送されようとした次位以降の用紙P先端を先端支持面10aへと戻す。
このような戻しレバー19の回動動作は、給送ローラ11の回動動作と連係して行われる。図3に示すように給送ローラ11の回動軸11aにはカム22が設けられており、また戻しレバー19の回動軸19aには、カム22と係合するカムフォロワ23が設けられている。従ってカム22とカムフォロワ23とが係合することにより、戻しレバー19が上記のように回動動作を行う。
次に、図2において固定エッジガイド16A及び可動エッジガイド16Bは、ホッパ12において互いに対峙するように設けられ、用紙Pのサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制する。可動エッジガイド16Bはホッパ12において用紙Pの幅方向に変位(スライド)可能に設けられていて、これにより、用紙Pの幅寸法に適合した適切な位置に変位することが可能となっている。尚、以下では固定エッジガイド16Aと可動エッジガイド16Bを区別する必要の無い場合は単に「エッジガイド16」と言うこととする。エッジガイド16については、後に更に詳述する。
次に、図1に戻って用紙Pの給送経路において給送ローラ11の下流側にはガイドローラ40が設けられている。ガイドローラ40は用紙幅方向に適宜の間隔を置いて複数設けられており(図2参照)、リア給送装置2から給送される用紙Pの姿勢を形成する。
ここで、用紙Pはリア給送装置2から湾曲姿勢を形成しつつ下流側の搬送手段5へ給送されるが、用紙Pの後端がリア給送装置2から外れる(ガイド面10bから外れる)と、その湾曲姿勢は解除され、用紙後端は紙案内上44に沿ってほぼ真っ直ぐな姿勢をとる。
すると、用紙Pの後端がリア給送装置2から外れる前後において、用紙Pの搬送駆動ローラ41に対する巻き付き角(円周方向における接触範囲)が変化し、これによって搬送手段5による用紙搬送力が変化することにより、記録品質に悪影響を及ぼす虞がある。ガイドローラ40はこの様な不具合を軽減させるものであり、ガイドローラ40によって用紙Pを紙案内後44に向けて押さえ付けることにより、用紙Pの後端がリア給送装置2から外れる前後の用紙姿勢が極力均一になる様にしている。
続いて、プリンタ1の底部に設けられ、用紙を装置前方からセットする様構成されたフロント給送装置3は、給紙カセット25と、ピックアップローラ26と、給送ローラ28と、分離ローラ29と、アシストローラ30と、を備えている。
装置前方側から装着及び取り外し可能な給紙カセット25には複数枚の用紙Pを積層状態でセット可能であり、図示しないモータによって回転駆動されるピックアップローラ26は、給紙カセット25にセットされた用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット25から繰り出す。給送ローラ28は図示しないモータによって回転駆動され、給紙カセット25から繰り出された最上位の用紙Pを湾曲反転させて、紙案内後44を経て搬送駆動ローラ41及び搬送従動ローラ42へと給送する。
給送ローラ28の外周面と対向する位置には、分離ローラ29が給送ローラ28に対して進退可能に設けられており、給紙カセット25から最上位の用紙Pが繰り出される際には、給送ローラ28に圧接してニップ点を形成することにより、給送されるべき最上位の用紙Pに連られて給紙カセット25から繰り出された次位以降の用紙P先端を当該ニップ点近傍に留める。即ち、最上位の用紙Pと、次位以降の用紙Pとを分離し、用紙Pの重送を防止する。
アシストローラ30は、給送ローラ28の外周面と接する様設けられており、用紙Pを給送ローラ28との間でニップすることにより、給送ローラ28の回転に伴う用紙Pの給送をアシストする。
次に、リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側には、用紙Pの通過を検出する用紙検出手段(図示せず)と、給送される用紙Pを搬送手段5へと案内する紙案内後44と、が設けられている。
搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ41と、該搬送駆動ローラ41に圧接して従動回転するよう紙案内上43に軸支される搬送従動ローラ42とを備えて構成されている。搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ41が回転することにより、下流側の記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送される。
記録ヘッド48はキャリッジ46の底部に設けられ、当該キャリッジ46は主走査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸47にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ46は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド48へとインクが供給される。
記録ヘッド48と対向する位置には紙案内下45が設けられ、当該紙案内下45によって、用紙Pと記録ヘッド48との距離が規定される。
続いて、記録手段4の下流側には、紙案内下45からの用紙Pの浮き上がりを防止する補助ローラ57と、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6とが設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ55と、当該排出駆動ローラ55に接して従動回転する排出従動ローラ56とを備えて構成されている。
排出従動ローラ56は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy54に、複数の排出駆動ローラ56に対応するよう複数設けられる。記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ55と排出従動ローラ56とによってニップされた状態で排出駆動ローラ55が回転駆動されることにより、装置前方側に設けられた図示しないスタッカへと排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、続いて図4乃至図8及び適宜図2をも参照しながらエッジガイド16について詳説する。
図2及び図4に示すように、エッジガイド16において用紙Pのサイドエッジと当接するガイド面17の下流側には、用紙Pのサイドエッジから離れる方向に凹む凹み18が、ホッパ12の用紙支持面12bから所定の距離を置いた上部に形成されている。一方、戻しレバー19が待機姿勢をとるときに、当該戻しレバー19は用紙給送経路に進出した状態にあり、従って図4に示すように給送中の用紙Pは戻しレバー19に下方から支持された状態となり、即ち用紙Pは戻しレバー19によってホッパ12の用紙支持面12bから離間する方向に押し上げられた状態となっている。
凹み18はこの様に戻しレバー19によってホッパ12の用紙支持面12bから押し上げられた用紙P後端のサイドエッジと対向する部分に形成されている。図4は特定長さ(比較的短尺な用紙:例えば、本実施形態ではL判写真用紙サイズ又は4×6インチ写真用紙サイズ)の用紙Pが記録開始位置に頭出しされた状態(用紙先端が記録ヘッド48と対向する位置にまで送られた状態)を示しており、図示するようにエッジガイド16は用紙給送方向において、特定長さの用紙Pが記録開始位置に頭出しされ且つ戻しレバー19によって押し上げられた状態において、当該用紙Pの後端Pを含む位置(後端Pがエッジガイド16の内側に収まる位置)に設けられている。
凹み18はこの状態で用紙Pのサイドエッジと対向する位置に設けられているため、この状態から用紙Pが搬送手段5によって下流側に送られると、用紙Pの後端Pがエッジガイド16から抜けるまでの間、凹み18の存在によって用紙Pのサイドエッジとエッジガイド16との間に隙間が形成された状態が維持され、用紙Pのサイドエッジがエッジガイド16に接触することが無く、用紙Pのサイドエッジとエッジガイド16との間に摩擦抵抗が生じない。従ってこれにより、記録品質の低下を確実に防止することができる。
一方、用紙給送時には、上記特定サイズの用紙Pはエッジガイド16のガイド面17によって厳格に規制される。図5はその様子を示すものであり、(A)に示すようにホッパ12上に積載された用紙枚数が最少(1枚)の場合であっても、(B)に示すように最多の場合であっても、用紙給送時には用紙Pのサイドエッジはガイド面17によって規制され、これによって用紙給送時のスキューが確実に防止される。
即ち、図4において凹み18の上流側縁部18aと用紙Pの後端Pとの位置関係が、用紙給送前には後端Pが凹み18の上流側縁部18aより上流側に位置しており、記録開始時には、後端Pが凹み18の上流側縁部18aより下流側に位置することで、給送時に用紙Pのサイドエッジを確実に規制しつつ、記録実行時に用紙Pのサイドエッジとエッジガイド16との間の摩擦抵抗を無くすことができる。尚、図5(A)、(B)はいずれもホッパ12が圧接姿勢にある様子を示しており、用紙Pに記録が実行される際には、ホッパ12は図5に示す姿勢よりも更に下側に位置することとなる(図4の状態)。
また、用紙Pのサイズ(長さ)の関係では、用紙頭出し位置から凹み18の上流側縁部18aまでの経路長Lよりも用紙長さが短ければ、給送時に用紙Pのサイドエッジを確実に規制しつつ、記録実行時に用紙Pのサイドエッジとエッジガイド16との間の摩擦抵抗を無くすことができる。
尚、食い付き吐き出し方式のスキュー取りを行う場合、即ち用紙先端を搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42との間に所定量食い付かせ、且つ上流側を給送ローラ11とリタードローラ13とでニップした状態で、搬送駆動ローラ41を逆転駆動して用紙先端を上流側に吐き出し、これによってスキューの矯正を行う場合に、用紙後端がガイド面17にガイドされていないと、スキューが適切に矯正されない虞がある。従ってこの食い付き吐き出し方式のスキュー矯正を実行する場合には、用紙後端がガイド面17に掛かっていることが好ましい。
ところで、上記の通り戻しレバー19によってホッパ12の用紙支持面12aから押し上げた状態の用紙後端のサイドエッジと対向する位置に凹み18を形成すれば良いので、即ち凹み18はガイド面17の上部に設ければ良く、ガイド面17の下部はそのままとすることができる。従って例えば用紙セット時にその後端がエッジガイド16に含まれてしまい、給送開始後間もなくその後端がエッジガイドから外れてしまうような長さの短い用紙(例えば、本実施形態では名刺サイズ用紙)であっても、少なくとも凹部18の下縁18bに達するまでの枚数はセットすることが可能となる。
ここで、本実施形態では凹部18は図6の実線Aで示すように上方及び下流側に開口を有する形状を成している。従ってその下縁をより一層下方に下げる(寸法Hを小さくする)ことにより、戻しレバー19によって用紙Pを押し上げる高さを小さくすることができ、用紙Pを大きく押し上げることによる過剰な搬送負荷の発生を防止することができる。
一方でこの様に凹部18の下縁18bを下方に下げると、上記のように長さの短い用紙をセット可能な枚数が減ってしまうことになる。この場合、図6の仮想線Bで示すように凹部18を上方のみに開口を有する形状を成すように形成することで、下流側にガイド面17を残すことができ(符号17aで示す部分)、これによって長さの短い用紙のセット枚数減少を防止することができる。
図7はこの様な形状の凹部を採用したエッジガイド16’を用いた場合の用紙給送時(図7(A))と記録実行時(図7(B))の状態を示すものであり、図7(A)に示すように給送時には用紙Pのサイドエッジはガイド面17によって厳格に規制される。そして図7(B)に示すように記録時には用紙Pのサイドエッジは凹部18と対向し、これによって用紙Pのサイドエッジとエッジガイド16’との間に摩擦抵抗が生じることを防止できる。
次に、図8は凹部が形成されていないエッジガイド16’’を用いるとともに、用紙Pのサイドエッジをエッジガイド16’’のガイド面17の上端から上方に外すサイドエッジリリース手段を適用した場合の用紙給送時(図8(A))と記録実行時(図8(B))の状態を示すものであり、図中括弧付き符号とともに仮想線で示すホッパ12とエッジガイド16’’は、ホッパ12が待機姿勢をとる際の当該ホッパ12およびエッジガイド16’’の姿勢を示すものである。
本実施形態においてホッパ12は、前記待機姿勢と、図8(A)の実線で示す圧接姿勢と、図8(B)の実線で示すリリース姿勢と、の3つの姿勢をとり得るようになっている。図8(A)に示す圧接姿勢(用紙給送時)では、エッジガイド16’’のガイド面17が、用紙Pのサイドエッジを厳格に規制し、これによってスキューが防止される。一方、記録実行時にはホッパ12がリリース姿勢をとることで、用紙Pのサイドエッジがエッジガイド16’’から外れ、これによって用紙Pのサイドエッジとエッジガイド16’’との間に摩擦抵抗が生じることが防止される。従ってこの構成では、ホッパ12がエッジガイドリリース手段を構成する。
尚、この実施形態ではエッジガイド16’’が変位することにより用紙Pのサイドエッジがエッジガイド16’’から外れるように構成しているが、例えば戻しレバー19の用紙給送経路への進出量をより大きく設定し、戻しレバー19によって用紙Pを上方に押し上げることで、用紙Pのサイドエッジをエッジガイドのガイド面上端から外すように構成することも可能である。従ってこの構成では、戻しレバー19がエッジガイドリリース手段を構成することになる。
本発明に係るプリンタの側断面概略図。 リア給送装置の斜視図。 戻しレバーを駆動するカム機構の斜視図。 リア給送装置から搬送手段へ至る用紙給送経路の側面図。 リア給送装置から搬送手段へ至る用紙給送経路の側面図((A)は用紙の最小セット枚数時、(B)は用紙の最大セット枚数時)。 エッジガイドの側面図。 他の実施形態に係るエッジガイドを適用した用紙給送経路の側面図((A)は用紙給送時の状態、(B)は記録実行時の状態)。 他の実施形態に係るエッジガイドを適用した用紙給送経路の側面図((A)は用紙給送時の状態、(B)は記録実行時の状態)。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 リア給送装置、3 フロント給送装置、4 記録手段、5 搬送手段、6 排出手段、10 フレーム、11 給送ローラ、12 ホッパ、13 リタードローラ、16A 固定エッジガイド、16B 可動エッジガイド、17 ガイド面、18 凹部、19 戻しレバー、22 カム、23 カムフォロワ、24 ペーパーサポート、25 給紙カセット、26 ピックアップローラ、28 給送ローラ、29 分離ローラ、30 アシストローラ、40 ガイドローラ、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、43 紙案内上、44 紙案内後、45 紙案内下、46 キャリッジ、47 キャリッジガイド軸、48 記録ヘッド、54 排紙フレームAssy、55 排出駆動ローラ、56 排出従動ローラ、57 補助ローラ、P 記録用紙

Claims (10)

  1. 被記録媒体と接し且つ回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと対向する位置に設けられ、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、
    前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被記録媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    被記録媒体を給送する給送経路に対して進退可能に設けられ、前記給送経路に進出することにより、前記被記録媒体支持部材の被記録媒体支持面から被記録媒体を離間させる方向に押し上げるリリース部材を備え、
    前記エッジガイドは、被記録媒体の給送方向において、特定長さの被記録媒体が記録開始位置に頭出しされ且つ前記リリース部材によって押し上げられた状態において当該被記録媒体の後端を含む位置に設けられているとともに、前記ガイド面には、被記録媒体のサイドエッジと対向する位置に凹みが形成されており、
    給送時には被記録媒体のサイドエッジが前記ガイド面によってガイドされ、
    記録実行時には被記録媒体が前記リリース部材によって上方に押し上げられ、且つそのサイドエッジが前記凹みと対向するよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. 請求項1において、前記被記録媒体支持部材は、被記録媒体の給送経路を側視して揺動することにより、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、前記給送ローラから離間させる離間姿勢とを切り換えるよう設けられており、
    前記凹みは、前記被記録媒体支持部材が前記離間姿勢をとる際に、前記ガイド面の平面視においてその下縁が前記被記録媒体支持面から所定距離上方に位置するとともに、上方および下流側に開口を有する形状を成していることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. 請求項1において、前記被記録媒体支持部材は、被記録媒体の給送経路を側視して揺動することにより、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、前記給送ローラから離間させる離間姿勢とを切り換えるよう設けられており、
    前記凹みは、前記被記録媒体支持部材が前記離間姿勢をとる際に、前記ガイド面の平面視においてその下縁が前記被記録媒体支持面から所定距離上方に位置するとともに、上方に開口を有する形状を成していることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記リリース部材が、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体に連れられて重送されようとする被記録媒体を上流側に戻す戻しレバーであることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  5. 被記録媒体と接し且つ回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと対向する位置に設けられ、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、
    前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被記録媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    被記録媒体が給送される際に、当該給送される被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すサイドエッジリリース手段を備えていることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  6. 請求項5において、前記サイドエッジリリース手段が、被記録媒体を給送する給送経路に対して進退可能に設けられるリリース部材を備え、
    給送される被記録媒体を前記被記録媒体支持部材の被記録媒体支持面から離間させる方向に前記リリース部材によって押し上げることにより、被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  7. 請求項6において、前記リリース部材が、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体に連れられて重送されようとする被記録媒体を上流側に戻す戻しレバーであることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  8. 請求項5において、前記エッジガイドが前記被記録媒体支持部材に設けられるとともに、前記サイドエッジリリース手段が、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、支持した被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、当該離間位置から更に被記録媒体の給送経路に対して離間するリリース姿勢と、を切り換え可能に設けられた前記被記録媒体支持部材を備え、前記被記録媒体支持部材を前記リリース姿勢に切り換えることによって、被記録媒体のサイドエッジを前記ガイド面の上端から上方に外すよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  9. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段へ被記録媒体を給送する、請求項1から8のいずれか1項に記載された前記被記録媒体給送装置と、
    を備えていることを特徴とする記録装置。
  10. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    前記液体噴射手段へ被噴射媒体を給送する被噴射媒体給送装置と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記被噴射媒体給送装置は、被噴射媒体と接し且つ回転することにより被噴射媒体を給送する給送ローラと対向する位置に設けられ、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持部材と、
    前記被噴射媒体支持部材に支持された被噴射媒体のサイドエッジに当接するガイド面を有し、被噴射媒体のサイドエッジに当接して当該サイドエッジの位置を規制するエッジガイドと、を備え、
    被噴射媒体を給送する給送経路に対して進退可能に設けられ、前記給送経路に進出することにより、前記被噴射媒体支持部材の被噴射媒体支持面から被噴射媒体を離間させる方向に押し上げるリリース部材を備え、
    前記エッジガイドは、被噴射媒体の給送方向において、特定長さの被噴射媒体が液体噴射開始位置に頭出しされ且つ前記リリース部材によって押し上げられた状態において当該被噴射媒体の後端を含む位置に設けられているとともに、前記ガイド面には、被噴射媒体のサイドエッジと対向する位置に凹みが形成されており、
    給送時には被噴射媒体のサイドエッジが前記ガイド面によってガイドされ、
    液体噴射実行時には被噴射媒体が前記リリース部材によって上方に押し上げられ、且つそのサイドエッジが前記凹みと対向するよう構成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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