JP5703655B2 - 搬送装置、および記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置、およびこの搬送装置を備えた記録装置に関する。
液体(例えばインク)を対象物(例えば用紙)に付着させて記録を施す記録装置の一種として、液体の噴射手段(例えば記録ヘッド)から用紙にインクを噴射して所定の画像(文字や図形などを含む)を記録する記録部を備えたインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」と呼ぶ)が知られている。このプリンターは、複数の用紙を積層状態に載置した給紙カセット(以下、単に「カセット」と呼ぶ)から、最上位の用紙を取り出して記録部側に一枚ずつ給送することによって、用紙に画像を記録するようになっている。そのため、このプリンターには、複数の用紙が積層状態に載置されたカセットを用紙の積層方向と直交する方向に沿って挿抜することで着脱可能に装着するための装着部と、その装着部に装着された状態にあるカセットから用紙を一枚ずつ取り出して順次記録部側に給送するための給紙ローラーが設けられている。
また、このプリンターにおいて、カセットが装着される装着部の内奥、すなわち、その装着部に装着された状態にあるカセットの挿入方向前側の端面と対向することになる部位には、給紙ローラーによってカセット側から取り出されて給送される用紙を一枚ずつ分離しながら記録部に案内するための上り勾配の案内面が形成されている。このため、カセットが使用者によって装着部に装着される場合において、装着部への挿入速度が速い場合などには、積層状態の用紙が、その慣性力によりカセット内から挿入方向に移動して上り勾配の案内面に乗り上げてしまう場合がある。そうなると、案内面によって用紙を一枚ずつ分離することができず、用紙が複数枚重なって給送される重送という搬送状態が生じるため、紙詰まりなどの現象を起こす虞がある。
この重送を回避する手段として、特許文献1には、用紙の給紙方向で下流側の端部(以下、「紙先端部」と呼ぶ)がカセットの挿入方向に移動するのを規制する機構が開示されている。すなわち、用紙の移動経路(媒体経路)内に突出して移動経路を遮断する位置と、突出しないで移動経路を遮断しない位置との間を移動可能である機構(装填ストッパ)が備えられた給紙構造体が開示されている。
特開2005−8416号公報
ところで、重送を回避する構造として、例えば、カセットの挿入方向前側への紙先端部の移動を規制する規制面を有するとともに、挿入方向に倒れるように回転動作する移動規制体を設けた構造が提案されている。すなわち、カセットの挿入時における紙先端部の移動を規制面で規制して、移動する用紙の勢い(速度)を抑制した後、規制面が案内面から退避することによって用紙の移動の規制を自動的に解除するように、移動規制体を所定の時間差を有して挿入方向に回転させるダンパー装置が提案されている。このようなダンパー装置は、移動規制体の回転動作に要する機構分のスペース増加で済むので、プリンターの小型化が可能となっている。
しかしながら、挿入方向に倒れるように回転動作する移動規制体が、特許文献1に開示された給紙構造体における移動規制体(装填ストッパ)と同様な構成になっていると、装着部への挿入速度が速い場合などには、紙先端部が移動規制体の表面に沿って更に上方に移動して案内面(分離パッド)に乗り上げてしまう場合がある。そうなると、案内面によって用紙を一枚ずつ分離することができず、用紙が複数枚重なって給送される重送という搬送状態を回避することができなくなってしまう虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、対象物の移動を高い確率で規制できるダンパー装置を提供することを主な目的とする。さらには、このようなダンパー装置を備えた搬送装置、および記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の搬送装置は、挿入される対象物を搬送する搬送装置であって前記対象物を案内する傾斜した案内面を有する案内部材と、前記対象物が当接する第1規制面と、当該第1規制面に沿って移動する前記対象物の移動を規制する第2規制面とが設けられ、前記対象物の移動を規制するストッパーと、前記対象物の挿入方向への移動とともに、前記ストッパーを、前記対象物の移動を規制する規制位置から、前記案内部材の案内面よりも前記挿入方向側の退避位置に後退するまで移動させるスライダーと、前記スライダーを前記挿入方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に抗するように作用して前記スライダーを前記挿入方向へ移動させるダンパー力を発生させるダンパー機構と、を備える。
この構成によれば、第1の方向へ移動する対象物を第1規制面によって規制する。そして第1規制面が解除位置に移動した時点で移動が規制できず第1の方向と交差する第2の方向に延設された案内面に沿って移動する対象物を、規制位置にある第2規制面によって規制することによって、対象物を高い確率で停止させることができる。
本発明の搬送装置において、前記ダンパー機構は、前記第1規制面が前記対象物の移動を規制する位置から前記案内部材の案内面より後退し、前記対象物の規制を解除したのちに、前記第2規制面が前記案内部材の案内面より後退し、前記対象物の規制を解除するように、前記スライダーを移動させる
この構成によれば、第1規制面と第2規制面とは完全に同期して移動するので、第1規制面が規制位置から解除位置まで移動したときに、第2規制面が確実に規制位置に位置するように移動規制体を移動させることができる。この結果、第2の方向へ移動する対象物を安定して停止させることができるので、案内面への乗り上げを抑制することができる。その後、第2規制面は解除位置まで継続して移動するので、例えば、搬送手段によって移動が停止した対象物を案内面に沿って記録部側に移動させることができるようになる。また、1つの移動手段で第1規制面と第2規制面を移動させることができる。
本発明の搬送装置において、前記第2規制面は、前記第1規制面が前記対象物の規制を解除する位置に移動したときに、前記案内面に対して非鈍角となる面である。
この構成によれば、第2規制面によって、案内面に沿って移動する対象物を案内面から離れることなく第2規制面に当接した状態を維持できるので、対象物の移動を確実に停止させることができる。この結果、対象物の案内面への乗り上げを抑制することができる。
本発明の搬送装置において、前記第1規制面と前記第2規制面とが常に非鈍角となる状態で、前記第1規制面および前記第2規制面が前記案内部材の案内面より後退し、前記対象物の規制を解除する
この構成によれば、案内面に当接する前に第1規制面に沿って移動する対象物を、第2規制面によって確実に停止させることができる。従って、案内面における対象物の乗り上げを抑制することができる。
本発明の記録装置は、上記構成の搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される対象物に対して記録を施す記録部と、を備えた。
この構成によれば、上記構成を有する搬送装置と同様の効果を奏する記録装置を実現することができる。
実施形態のプリンターの概略構成を示す模式図。 実施形態のダンパー装置の構成を示す斜視図。 実施形態のダンパー装置のダンパー機構を説明する分解斜視図。 (a)はカセット装着前でストッパーが規制位置にあるダンパー装置の平面図、(b)はカセット装着直後におけるダンパー装置の平面図。 (a)はカセット装着後でストッパーが規制位置にあるダンパー装置の側面図、(b)はストッパーが退避位置にあるダンパー装置の側面図。 比較例のダンパー装置における用紙の移動具合を示す模式図で、(a)はカセット挿入直後のストッパーが規制位置にある状態の図、(b)はストッパーが退避位置に移動した状態の図。 本実施形態のダンパー装置における用紙の移動具合を示す模式図で、(a)はカセット装着直後のストッパーが規制位置にある状態を示す図、(b)はストッパーが案内面側へ移動中の状態を示す図、(c)はストッパーの第1規制面が案内面の位置まで移動した解除位置にある状態を示す図、(d)はストッパーの第2規制面が用紙Pの案内面に沿った移動を抑制する状態を示す図。 用紙の積層枚数が少ない場合について本実施形態のダンパー装置における用紙の移動具合を示す模式図で、(a)はカセット装着直後のストッパーが規制位置にある状態を示す図、(b)は用紙Pが第1規制面に当接した状態を示す図、(c)は用紙Pが第1規制面に沿って移動する状態を示す図。 変形例のダンパー装置における用紙の移動具合を示す模式図で、(a)はカセット装着直後の第1ストッパーが規制位置にある状態を示す図、(b)は第1ストッパーが案内面の位置まで移動した状態を示す図、(c)は第1ストッパーが退避位置に移動し、第2ストッパーが案内面から退避した解除位置に位置した状態を示す図。 (a)(b)ともに変形例のストッパーの規制面の形状を示す外形図。
以下、本発明のダンパー装置の実施形態を、これを備えた搬送装置を有する記録装置としてのプリンターにおいて具体化した実施形態として、図を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、筐体を形成するフレーム12内に、装着部13、給送部14、分離部15、搬送手段としての搬送部16、記録手段としての記録部17、及び排出部18を備えている。なお、これらは、プリンター11において記録が施される対象物としての用紙Pの搬送経路に沿って順次に配置されている。
まず、装着部13は、フレーム12内の底部側(図1では下部側)に配置され、フレーム12における一つの側面(図1では右側面)に開口した矩形の挿入口19を介してフレーム12の外部と連通している。そして、この挿入口19を介して用紙Pが積層状態に載置されたカセット20を用紙Pの積層方向と直交する第1の方向(図1では左右方向)に挿抜させることにより、カセット20と共に用紙Pを装着部13に対して着脱自在に装着できるようになっている。
次に、給送部14は、フレーム12内において装着部13の内奥と対応する位置に配置され、図示しない給送モーターの駆動力に基づき回転するピックアップローラー14aを備えている。そして、挿入口19から装着部13に挿入されたカセット20において積層状態に載置されている用紙Pのうち、最上位の用紙Pを、このピックアップローラー14aの回転によって、挿入口19とは反対の方向に給送する給送動作を行うようになっている。
また、分離部15は、フレーム12内において、装着部13に装着された状態にあるカセット20の挿入方向前側の端面と対向することになる位置に配置された案内部材としての案内板21を備えている。案内板21には、装着部13側から見た場合に第1の方向と交差する第2の方向に延設された上り勾配の斜面を有する案内面21aが形成されている。そして、この案内板21の案内面21aに対して、給送部14から給送された用紙Pが紙先端を当接させつつ移動することによって、分離部15は用紙Pを一枚ずつ下流側の搬送部16に送るようになっている。従って案内面21aは用紙Pを一枚ずつ分離して送る分離斜面となる。
図1に示すように、搬送部16は、フレーム12内において、分離部15から送られた用紙Pを反転させてフレーム12内の上部の記録部17側へ搬送可能な反転搬送路22を形成するように配置されている。そして、その反転搬送路22の上流側には分離ローラー23が設けられていると共に、その反転搬送路22の分離ローラー23よりも下流側には複数の中間搬送ローラー24が搬送方向に間隔をおいて設けられている。
分離ローラー23は、案内面21aで分離されずに重なって送られた用紙Pを分離させて、中間搬送ローラー24が設けられた下流側に用紙Pを一枚ずつ確実に送るようになっている。中間搬送ローラー24は、各々が回転動作することによって用紙Pをカセット20から分離部15への給送方向(図1では左側方向)とは反対方向となる反転搬送方向(図1では右側方向)に反転して搬送し、記録部17に送るようになっている。
また、記録部17は、既述したように、フレーム12内の上部に配置され、搬送用ローラー対25、記録ヘッド26、及び用紙Pの支持台となる支持部材27を備えている。記録ヘッド26は、ガイド軸28に沿って、用紙Pの搬送方向と交差する幅方向(図1では紙面と直交する方向)に往復移動可能なキャリッジ29に固定されている。キャリッジ29は、図示しない駆動手段(モーター)によって、ガイド軸28に沿った主走査方向に移動するように駆動されるとともに、その主走査方向における位置が位置検出装置(エンコーダー)30によって検出されることで、その駆動位置が制御されるようになっている。
このような構成を有する記録部17に送られた用紙Pは、従動搬送用ローラー31と共に搬送用ローラー対25を構成する駆動搬送用ローラー32の回転に伴って、両搬送用ローラー31,32間に挟持されながら主走査方向と交差する副走査方向に搬送され、記録ヘッド26と支持部材27との間を移動する。このとき、用紙Pは支持部材27に押し付けられて移動するとともに、記録ヘッド26との間にはギャップPGが形成されるようになっている。そして、この状態において、記録ヘッド26は、キャリッジ29の移動とともに用紙Pの幅方向となる主走査方向に移動するとともに、この移動に際して図示しないノズルから、ギャップPGを介して離間する用紙Pに対して記録用の液体としてのインクを噴射することにより画像を形成するようになっている。画像が形成された用紙Pは、その後、排出部18に送られる。
排出部18は、排出用ローラー対33と排出用スタッカー34を備えている。用紙Pは、歯車からなる従動排出用ローラー35と共に排出用ローラー対33を構成する駆動排出用ローラー36の回転に伴って、両排出用ローラー35,36間に挟持されながら搬送方向下流側(図1では右側方向)に搬送され、排出用スタッカー34に排出される。こうして、プリンター11において用紙Pに所定の画像が記録される。
さらに、図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、ピックアップローラー14aの回転によってカセット20から分離部15側に送り出され、案内面21aによって一枚ずつ分離されながら搬送部16に送られる用紙Pの受け渡し部分に、ダンパー装置100を備えている。このダンパー装置100と搬送部16とによって、記録部17に対して用紙Pを一枚ずつ安定して供給する搬送装置が構成されている。以下、本実施形態のダンパー装置100について、図を参照して説明する。
図2は、本実施形態のダンパー装置100の構造を示す斜視図であり、カセット20が装着部13に未装着である状態を示している。図示するように、ダンパー装置100は、ベース110、スライダー120、スライダーカセット130、および用紙Pの移動を規制する移動規制体としてのストッパー140とを備えている。なお、図2を含め、以降の説明に用いる図面において説明を容易にするため、カセット20の抜取方向をD1、挿入方向をD2、これらと直交する方向のうち、用紙Pの厚さ方向(つまり鉛直方向)をD3、用紙Pの幅方向をD4、とそれぞれ表記する。
ベース110は、プリンター11のフレーム12に固定されている。また、ベース110における用紙Pの幅方向D4の中央部には、スライダー120が摺動する第1摺動面SPが設けられている。なお、本実施形態では、スライダー120は、カセット20の挿入方向D2および抜取方向D1に沿う方向を摺動方向としている。この第1摺動面SP、およびスライダー120について、先に図3を用いて説明する。図3は、スライダーカセット130およびストッパー140を取り外すとともに、ベース110からスライダー120を離間した状態で示した斜視図である。
図示するように、スライダー120には、ベース110の第1摺動面SPと対向する面側に第2摺動面TPが設けられている。この第2摺動面TPは、摺動方向(挿入方向D2または抜取方向D1)と交差する断面での形状を摺動方向と交差する幅方向D4に凹凸が繰り返して形成された凹凸形状(所謂櫛歯形状)とするように凹条と凸条とが形成された面形状を有している。そして、第2摺動面TPは、凹凸形状を形作る複数の凸条の長手方向が挿入方向D2に沿って互いに平行に形成されることによって、第1摺動面SPとの重なり方向となる厚さ方向D3における平面視で、略矩形形状の平面領域を呈する面形状として形成されている。
一方、ベース110には、スライダー120がカセット20の抜取方向D1及び挿入方向D2に所定の距離移動できるように、このスライダー120に設けられた第2摺動面TPよりも挿入方向D2において長い平面領域を有する第1摺動面SPが設けられている。この第1摺動面SPには、第2摺動面TPに形成された凹凸形状に対して、粘性部材としての粘性グリスを介して所定の間隔を有して対向する凸凹形状が形成されている。
スライダー120は、この第2摺動面TPと第1摺動面SPとの間に粘性グリスを介在させながら、ベース110の第1摺動面SP上を付勢手段としての一対のコイルばねB1a,B1bによって挿入方向D2に付勢されて移動できるようになっている。このとき、第1摺動面SPと粘性グリスを介して対向する第2摺動面TPとの間で、摺動方向において緩衝力(ダンパー力とも呼ぶ)を発生させるダンパー機構が構成される。
また、スライダー120における第2摺動面TPが設けられた面と反対側の面には、所謂フック型の形状を呈した突出部121が形成されている。この突出部121には、幅方向D4に貫通するとともに抜取方向D1側に開口端を有する所定幅のスリット状の係合空間125が抜取方向D1に向けて下がり勾配となるように斜状に設けられている。この係合空間125には、図2に示したように、後述するストッパー140の係合ピン145が係合するようになっている。
図2に戻り、スライダーカセット130は、その幅方向D4における両側の端部分139がベース110と係合するとともに、その係合状態を保ちながら挿入方向D2および抜取方向D1に沿って往復移動(摺動)できるようになっている。また、スライダーカセット130は、一対のコイルばねB2aおよびコイルばねB2b(図4参照)によって、抜取方向D1に常時付勢されるようになっている。
コイルばねB2aおよびコイルばねB2bは、一端がベース110に他端がスライダーカセット130にそれぞれ支持または固定されるように配設された圧縮ばねである。また、これらのコイルばねB2aおよびコイルばねB2bは、スライダー120を挿入方向D2に付勢するコイルばねB1a,B1bよりも、用紙Pの幅方向D4において第2摺動面TPの中心から離れた位置にそれぞれ配設されている。具体的には、厚さ方向D3における平面視で、コイルばねB1a,B1bと平面的に重ならない位置であって第2摺動面TPの中心と反対側となる幅方向D4の両端付近の位置にそれぞれ配設されている。なお、スライダー120のばね支持部123a,123bに一端が固定されたコイルばねB1a,B1bの他端は、スライダー120のばね支持部123a,123bと対向するようにスライダーカセット130に設けられたばね支持部(図5に片側のばね支持部130bのみ図示)にそれぞれ支持または固定されている。
またスライダーカセット130には、厚さ方向D3における平面視での中央部分に開口部130hが設けられ、この開口部130h内にスライダー120の突出部121が位置するようになっている。そして、この開口部130hの挿入方向D2における開口縁辺135は、スライダー120が挿入方向D2に移動した場合にスライダー120の突出部121の一部となる係止部122と当接するように形成されている。従って、スライダーカセット130は、開口部130hの開口縁辺135によって、スライダー120の挿入方向D2への移動を規制するようになっている。
一方、スライダーカセット130には、プリンター11に挿入されるカセット20の挿入方向D2側の端部が図2中に太線矢印で示したように移動して当接する当接部131が形成されている。なお、本実施形態では、スライダーカセット130において、この当接部131とほぼ同じ位置であってカセット20が当接する面と反対側の面に、コイルばねB2aおよびコイルばねB2b、さらにコイルばねB1aおよびコイルばねB1bの他端が支持または固定されるようになっている。
さて、図2に示すように、ストッパー140は、用紙Pと対向する抜取方向D1側において、略平坦面の第1規制面141と第2規制面142とが設けられている。このように、第1規制面141と第2規制面142とは、同一部材に形成されている。また、第1規制面141は、カセット20が装着される前の状態では、案内板21の案内面21aに対して交差する方向であって、挿入方向D2と直交する厚さ方向D3から少し案内面21a側に傾いた方向に設けられている。第2規制面142は、この第1規制面141に対して直交するように設けられている。
また、ストッパー140は、厚さ方向D3側の端部(この場合、下端部)において回転軸部146が形成されるとともに、ベース110に対してこの回転軸部146を支点として回動可能になるよう取り付けられている。従って、ストッパー140に設けられた第1規制面141および第2規制面142もストッパー140の回転に伴って、この回転軸部146を支点として回動移動する。
さらに、ストッパー140には、幅方向D4の両側端から第1規制面141と反対側に向けて平行に延びる一対の壁部が形成され、この一対の壁部間に軸方向が幅方向D4に延びる円柱状の係合ピン145が支持されている。この係合ピン145は、前述したスライダー120の突出部121に設けられた係合空間125と係合して所謂カム機構を構成するようになっている。このカム機構によって、ストッパー140は、スライダー120の挿入方向D2への移動とともに基端側の回転軸部146を中心に回転し、その先端側が挿入方向D2側に傾くようになっている。この傾きによって、ストッパー140は、カセット20が装着される前の用紙Pの移動を規制する位置(これを「規制位置」と呼ぶ)から、図中二点鎖線で示すようにその全体が挿入方向D2側に倒れて案内面21aよりも挿入方向D2側の位置(これを「退避位置」と呼ぶ)に退避すなわち後退するように動作する。この動作について、図4および図5を用いて説明する。
図4(a)に示すように、カセット20がスライダーカセット130の当接部131に当接するまでの未装着の状態では、スライダーカセット130は、コイルばねB2a,B2bのばね力F2a,F2bによって、抜取方向D1に付勢されている。従って、スライダーカセット130は、開口部130hの開口縁辺135がスライダー120における突出部121の係止部122を抜取方向D1側に押圧することにより、スライダー120が挿入方向D2へ移動しないようにしている。また、このときスライダー120は抜取方向D1側にも移動しないように、ベース110に設けられた度当て部(不図示)に対して当接することによって位置が決まるようになっている。こうしてスライダー120は、スライダーカセット130の開口縁辺135およびベース110の度当て部によって位置決めされることによって、ストッパー140を用紙Pの移動を規制する規制位置(図2において実線で示した位置)に保持する。なお、この規制位置では、スライダー120は、その第2摺動面TPが、第1摺動面SPの平面領域において抜取方向D1側に位置するようになっている。
次に、図4(b)に示すように、カセット20が挿入されると、スライダーカセット130は、当接部131に当接したカセット20の装着によって挿入方向D2に押されて移動する。従って、スライダーカセット130の開口縁辺135がスライダー120(係止部122)から離れた状態となるので、スライダー120は、挿入方向D2へ移動できる状態となる。このとき、前述するように、第1摺動面SPと粘性グリスを介して対向する第2摺動面TPとの間で形成されるダンパー機構の作用によって、スライダー120は直ちには移動することなく、コイルばねB1a,B1bは一旦圧縮された状態となる。
圧縮されたコイルばねB1a,B1bは、図中白抜き矢印で示したように挿入方向D2に沿う方向のばね力F1a,F1bを発生させる。従って、この発生したばね力F1a,F1bによって、スライダー120は、その第2摺動面TP(図中ハッチング部分)を第1摺動面SPと対向させながら、第1摺動面SP上を挿入方向D2に沿って移動(摺動)する。この移動においてダンパー機構のダンパー力が作用することによって、スライダー120は、このばね力F1a,F1bとダンパー力との差に応じた速度で挿入方向D2へゆっくり移動する。このため、ダンパー装置100では、スライダー120とカム機構で連係動作するストッパー140は、ダンパー機構が呈するダンパー力の作用によって規制位置から退避位置にゆっくり回転するようになっている。
次に図5を参照して、カセット20の装着後のストッパー140の規制位置から退避位置への回転動作について説明する。なお、図5では、説明を容易にするため一部の構成部材について必要に応じて断面で示している。
まず図5(a)に示すように、カセット20の装着直後において、スライダー120はダンパー機構のダンパー力によって挿入方向D2へ直ちに移動することなく、しばらくの時間規制位置に位置する。その後、スライダー120は、コイルばねB1a,B1bのばね力F1a,F1bと、このばね力と抗するように作用するダンパー機構のダンパー力とによって、挿入方向D2側にゆっくり移動する。このとき、スライダー120の係合空間125と係合ピン145とによるカム機構の作用によって、ストッパー140は、その先端部分が挿入方向D2側にゆっくり倒れていくことになる。
そして、図5(b)に示すように、スライダー120が挿入方向D2へ所定の距離移動した状態で、その挿入方向D2側の端部がベース110に設けられた度当て部(不図示)に当接することによって位置決めされるようになっている。このスライダー120が位置決めされた状態において、ストッパー140は図5(b)において矢印で示したように回転して、案内板21の案内面21aから挿入方向D2側に退避した退避位置となる。すなわち、退避位置では第1規制面141および第2規制面142が案内板21の案内面21aから挿入方向D2側に退避した状態となる。
もとより、カセット20が装着部13から抜き取られると、スライダーカセット130がコイルばねB2a,B2bの付勢力によって抜取方向D1側に押されて移動するとともに、スライダー120を、カセット20が装着される前の元の位置に戻すようになっている。そして、このスライダー120が元の位置に戻るのに合わせて、ストッパー140はカム機構によって回転し、倒れた状態から元の状態、つまり退避位置から規制位置に戻るように構成されている。
このように構成されたダンパー装置100は、ストッパー140が規制位置から退避位置に移動(回転)する間において、カセット20の挿入に伴って挿入方向D2側へ移動する用紙Pをストッパー140に当接させて停止させるようにしている。この当接によって、用紙Pを高い確率で案内板21に乗り上げさせないように停止させることができるようになっている。すなわち、ストッパー140は移動する用紙Pが減速するときに生ずる慣性力Fd(図2の太線白抜き矢印参照)を受け止めて用紙Pの移動を規制するようになっている。これによって用紙Pの移動速度を弱め、最終的に用紙Pの運動エネルギーを消失させることによって、高い確率で用紙Pを停止させるのである。
この用紙Pの停止動作についての理解を容易にするために、図6に示すように、本実施形態のダンパー装置100において異なる形状のストッパー140aを備えた比較例を用いて、用紙Pの移動の規制具合についてまず説明する。
図6(a)(b)に示すように、比較例のダンパー装置100aでは、ストッパー140aは略平坦な第1規制面141aのみが設けられている。そして、この第1規制面141aは、図6(a)に示すように、カセット20が装着された直後においてストッパー140aが規制位置に位置する状態では、案内板21の案内面21aに対して交差する方向すなわち凡そ厚さ方向D3に立設した状態になっている。一方、図6(b)に示すように、ストッパー140aが立設した状態から挿入方向D2側に傾いた状態になることによって、第1規制面141aは、案内板21の案内面21aに対して挿入方向D2側へ退避した退避位置に位置するようになっている。
従って、図6(a)に示すように、ストッパー140aは規制位置において、カセット20の装着時の挿入方向D2への移動に伴って第1の方向としての挿入方向D2に移動する用紙Pの紙先端部Pseを、挿入方向D2と直交する第1規制面141aに当接させる。この当接によって、用紙Pの挿入方向D2に生ずる慣性力Fdを受け止める。そして、前述したダンパー機構によって退避位置へゆっくり移動するストッパー140aによって、第1規制面141aに当接した用紙Pはその運動エネルギーが弱められて消失し、通常は退避位置への移動途中において停止する。
しかしながら、例えばカセット20に載置された用紙Pの積層枚数が多い場合、用紙Pが保有する運動エネルギーは大きくなるので、発生する慣性力Fdも積層枚数に応じて大きくなる。このような場合は、用紙Pは、本来ダンパー機構によってゆっくり退避位置に移動(回転)するはずのストッパー140aを、第1規制面141aとの当接状態を保ったまま、大きな慣性力Fdによって挿入方向D2に押すようにして退避位置に向かって移動させることになる。このとき、ストッパー140aは発生する大きな慣性力Fdを受け止めきれずに、用紙Pがストッパー140aを移動(回転)させ、案内面21aに当接した状態において、用紙Pが保有する運動エネルギーを消失させることができないことが生ずる。
すると、図6(b)に示したように、案内面21aに当接した用紙Pは更に移動を継続するので、その紙先端部Pseが挿入方向D2(第1の方向)と交差する第2の方向、つまり延設された案内面21aの方向に沿って移動(上昇)する。この移動によって、用紙Pは案内板21に乗り上げてしまうことになり、前述するように、案内面21aによって用紙Pを一枚ずつ分離することができず、用紙Pが複数枚重なって給送される重送という搬送状態が生じてしまう。
そこで、本実施形態では、第1規制面141に加えて第2規制面142を設けることによって、案内面21aに沿って移動する用紙Pの慣性力Fdを受け止めて運動エネルギーを消失させ、案内板21に乗り上げないように用紙Pを停止させるようにしている。この作用について、図7を参照して説明する。
図7(a)に示すように、カセット20が装着された直後においてストッパー140が規制位置に位置するときは、第1規制面141は、前述するように挿入方向D2と直交する厚さ方向D3から少し案内板21の案内面21a側に傾いた方向に設けられている。従って、カセット20の装着直後において運動エネルギーが与えられて挿入方向D2へ移動する積層状態の用紙Pは、積層された下位側の用紙Pの紙先端部Pseが第1規制面141に最初に当接する。一方、反対に上位側の用紙Pでは紙先端部Pseと第1規制面141との間には隙間が存在する。
従って、図7(b)に示すように、積層されたそれぞれの用紙Pは、上位側の用紙Pほど挿入方向D2に多く移動して、ダンパー機構によってゆっくり移動(回転)を開始するストッパー140の第1規制面141に当接する。この結果、用紙Pにおいて相互に発生する挿入方向D2のずれによって、運動エネルギー(慣性力Fd)が弱められるようになっている。
次いで、それぞれの紙先端部Pseが第1規制面141に当接した用紙Pは、ストッパー140によって移動が規制されて減速されるので、ストッパー140に対して運動エネルギーに基づく慣性力Fdを加えることになる。この慣性力Fdによって、図7(c)に示すように、用紙Pは、第1規制面141との当接状態を保ったままストッパー140を挿入方向D2に押して紙先端部Pseが案内面21aに当接する状態まで回転させる。
本実施形態では、用紙Pのいずれかの紙先端部(例えば最上位の用紙Pの紙先端部)Pseが案内面21aに当接した状態において、第1規制面141は案内面21aと略同一面となるように設けられている。換言すれば、第1規制面141は、案内面21aと略同一な面となったとき、第2規制面142が案内面21aから飛び出さない状態となるので、用紙Pの挿入方向D2への移動を規制しない状態となる。すなわち、ストッパー140において、第1規制面141は、案内面21aと略同一な面となってからストッパー140が退避位置に位置するまでの間、用紙Pの挿入方向D2への移動の規制を解除する解除位置に位置した状態になる。
また、この状態において、ストッパー140に設けられた第2規制面142は、図7(c)に示すように、第1規制面141となす角度αが直角となるように形成されている。従って、案内面21aと第1規制面141が略同一面となっているので、第2規制面142は案内面21aと直交する面となる。
さて、前述の比較例と同様に、このように紙先端部Pseが案内面21aに当接した状態つまり第1規制面141が解除位置に位置した状態において、用紙Pにおいて運動エネルギーが残存していると、紙先端部Pseは、今度は案内面21aに沿って移動(上昇)しようとする。すると、本実施形態では、図7(d)に示したように、案内面21aに沿って移動(上昇)する紙先端部Pseは、ストッパー140において、案内面21aから抜取方向D1に飛び出した部材部分に設けられた第2規制面142に当接することになる。このとき、第2規制面142は案内面21aに対して直角な面であるので、紙先端部Pseは案内面21aから離れることなく当接状態を維持する。この結果、第2規制面142は用紙Pの移動を規制する規制位置に位置する状態であり、残存する運動エネルギーに基づく慣性力Fdを受け止めて確実に運動エネルギーを消失させて停止させることができる。
そして、用紙Pが停止した状態となった以降において、ストッパー140はダンパー機構によって図5(b)に示した退避位置に自動的に移動(回転)するようになっている。このストッパー140の退避位置への移動において、第2規制面142が案内面21aから抜取方向D1側に飛び出さない状態不図示となった後は、第2規制面142は、用紙Pの案内面21aに沿った方向の移動を規制しない状態となる。換言すれば、ストッパー140において第2規制面142は、案内面21aから飛び出さない状態となってから退避位置に位置するまでの間は、用紙Pの移動の規制を解除する解除位置に位置した状態になる。この結果、停止された用紙Pは記録部に対して給送可能な状態となる。
一方、本実施形態では、例えば用紙Pの積層枚数が少ない状態であっても運動エネルギーが大きい場合、すなわちカセット20が装着時に速い速度で挿入されて、移動する用紙Pの速度が速い場合であっても、確実に用紙の移動を規制して停止させることができるようになっている。これについて図8を参照して説明する。
図8(a)に示すように、カセット20が装着された直後のストッパー140が規制位置に位置するときは、用紙Pは図7(a)と同様に第1規制面141に当接する。すなわち、用紙Pは、積層された用紙Pの下位側の紙先端部Pseが第1規制面141に当接する一方、上位側の紙先端部Pseでは第1規制面141との間に隙間が存在する。
そして、図8(b)に示すように、用紙Pは、上位側の用紙Pほど挿入方向D2に多く移動して、図7(b)と同様に、それぞれの用紙Pはその紙先端部Pseがストッパー140の第1規制面141に当接した状態となる。このとき、図8(b)においては、用紙Pの移動速度が速いために、ダンパー機構によってゆっくり移動(回転)を開始しようとするストッパー140において、移動(回転)量が少なくほぼ規制位置に近い状態で、それぞれの用紙Pの紙先端部Pseは第1規制面141に当接することになる。
そして、用紙Pは、移動速度が速いために、その紙先端部Pseが第1規制面141に当接した状態において運動エネルギーが残存して移動を継続する確率が高くなる。この結果、用紙Pは、図8(c)に示すように、挿入方向D2に対して傾いた傾斜面を呈する第1規制面141に沿って、その紙先端部Pseが移動(上昇)する。
本実施形態では、図8(c)に示したように、第1規制面141に沿って移動(上昇)する紙先端部Pseは、ストッパー140において、第1規制面141と直角に設けられた第2規制面142に当接することになる。従って、紙先端部Pseは第1規制面141から離れることなく第2規制面との当接状態を継続するので、第2規制面は、残存する運動エネルギーに基づく慣性力Fdを受け止めて確実に運動エネルギーを消失させて、用紙Pを停止させることができる。
そして、用紙Pを停止させた以降は、ストッパー140はダンパー機構によって図5(b)に示した退避位置に自動的に移動(回転)することによって、第1規制面141および第2規制面142を案内面21aから抜取方向D1側に飛び出さない解除位置に位置させるようになっている。この結果、停止された用紙Pは記録部に対して給送可能な状態となる。
なお、図2などにおいて示したように、案内板21に形成された案内面21aは、挿入方向D2と交差する方向に延設された平坦面と、この平坦面に対して用紙Pの給送方向下流側(紙面上側)において、抜取方向D1側に少し傾斜した傾斜面が連続して形成された面を有している。そして、本実施形態では、少なくとも、第1規制面141がこの案内面21aの平坦面内において、規制位置から解除位置に移動するようになっている。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)カセット20の挿入方向D2へ移動する用紙Pをストッパー140に設けられた第1規制面141よって規制する。そして第1規制面141が解除位置に移動した時点で移動が規制できず挿入方向D2と交差する方向に延設された案内面21aに沿って移動する用紙Pを、規制位置にある第2規制面142によって規制することによって、用紙Pを高い確率で停止させることができる。その後、第2規制面142は解除位置まで継続して移動するので、例えば、搬送手段によって移動が停止した用紙Pを案内面21aに沿って記録部側に給送させることができるようになる。
(2)第1規制面141と第2規制面142とは完全に同期して移動(回転)するので、第1規制面141が規制位置から解除位置まで移動したときに、第2規制面142が確実に規制位置に位置するようにストッパー140を移動させることができる。この結果、案内面21aに沿って移動する用紙Pを安定して停止させることができるので、案内面21aへの乗り上げを抑制することができる。また、1つの移動手段(スライダー120)で第1規制面141と第2規制面142を移動させることができる。
(3)第2規制面142によって、案内面21aに沿って移動する用紙Pを案内面21aから離れないようにして第2規制面142との当接状態を維持するので、用紙Pの移動を確実に停止させることができる。この結果、用紙Pの案内面21aへの乗り上げを抑制することができる。
(4)用紙Pが案内面21aに当接する前において第1規制面141に沿って移動する用紙Pを、第2規制面142によって確実に停止させることができる。従って、案内面における対象物の乗り上げを抑制することができる。
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記各実施形態では、移動規制体として、1つのストッパー140に第1規制面141と第2規制面142との両方を設けた構造形態、つまり第1規制面141と第2規制面142とを同一部材に形成した形態としたが、別部材に形成した形態としてもよい。例えば、移動規制体を、第1規制面141が設けられた第1規制部材と、これと別体の第2規制面142が設けられた第2規制部材とを有する二体構造の形態としてもよい。この変形例について、図9を参照して説明する。
図9(a)に示すように、本変形例のダンパー装置100Aは、第1規制面141が設けられた第1規制部材としての第1ストッパー140Aと、第2規制面142に相当する規制面51aが設けられた第2規制部材としての第2ストッパー51とを、移動規制体として備えている。第1ストッパー140Aは、回転移動する先端側において所定幅で飛び出した形状を有する係合部140pが形成されている。第2ストッパー51には用紙Pの幅方向(紙面と直行する方向)に突出した突起部52が形成され、この突起部52がケースに固定された支持板55に設けられた開口孔55h内を摺動するようになっている。また、第2ストッパー51は、ばね56によって突起部52が抜取方向D1に付勢されることによって案内面21aよりも抜取方向D1側に一部が突出するようになっている。
このように二体で構成された第1ストッパー140Aと第2ストッパー51とによって、上記実施形態と同様に、用紙Pを高い確率で停止させることができる。すなわち、まず図9(a)に示すように、カセット20の装着時において挿入方向D2へ移動する用紙Pは、紙先端部Pseがまず第1ストッパー140Aの第1規制面141に当接する。そして紙先端部Pseは、運動エネルギーに基づく慣性力Fdによって第1ストッパー140Aを挿入方向D2に押して傾かせ、用紙Pの紙先端部第1規制面141が案内面21aに到達したのち、図9(b)に示したように案内面21aに沿って移動(上昇)する。
上昇した用紙Pは、案内面21aから抜取方向D1側に突出する部分に設けられた規制面51aに当接することになる。ここで規制面51aは、案内面21aに対して垂直な面で形成されている。従って、案内面21aに沿って移動する用紙Pは案内面21aから離れることなく当接状態が維持されることによって、その移動が規制されることになる。従って、用紙Pを高い確率で停止させることができる。なお、規制面51aは用紙Pの移動を規制できるように、案内面21aから抜取方向D1側への突出量が設定されている。
そして、用紙Pを停止させた後、退避位置に継続して移動(回転)する第1ストッパー140Aにおいて、係合部140pが第2ストッパー51の突起部52と係合し、ばね56の付勢力に抗して突起部52を開口孔55h内において挿入方向D2に摺動させる。これにより、第2ストッパー51は、規制面51aを案内面21aから挿入方向D2側に退避させた解除位置に位置するようになっているので、用紙Pは停止後において案内面21aによって一枚ずつ給送可能な状態になる。
なお、上記実施形態において説明を省略したが、第1規制面141と第2規制面142とを同一部材に形成したストッパー140において、第1規制面141と第2規制面142との繋ぎ目にはストッパー140の製造に起因する円筒面が平坦面と連続して形成されることがある。従って、案内面21aに沿って移動する用紙Pは、この円筒面によって案内面21aから離間する方向に移動する。このため、用紙Pが第2規制面142との当接状態を安定して維持することが困難である場合は、用紙Pの移動規制効果が十分に得られない場合も起こり得る。これに対して、本変形例では、第1規制面141と第2規制面である規制面51aとが別部材に構成されているので、このような円筒面の繋ぎ目が構造的に存在しない。従って用紙Pの移動規制効果を確実に得ることができる。
・上記各実施形態では、ストッパー140において設けられた第1規制面141と第2規制面142とが直角を成すようにしたが、必ずしもこれに限るものでなくてもよい。例えば、第1規制面141と第2規制面142とが、非鈍角を成すようにしてもよい。すなわち、図10(a)に示すように、ストッパー140において、第1規制面141の平坦面と第2規制面142の平坦面とを、それらが成す角度βが90度よりも小さい角度になるように設ける。こうすることによって、第1規制面141が案内面21aと同一面になった状態において、第2規制面142は案内面21aとの間で鋭角を形成することになる。この結果、第2規制面142に当接した用紙Pの紙先端部Pseを、第2規制面142によって確実に案内面21a側に移動させることができるので、用紙Pの移動を確実に規制することができる。
・また、第2規制面142を必ずしも平坦面で形成しなくても差し支えない。例えば、円弧形状であってもよい。一例として、図10(b)に示すように、ストッパー140において、第2規制面142を、第1規制面141の平坦面の延長面(延長線)上に中心を有し、所定の半径Rで定まる円弧面(円筒面)で設けることとしてもよい。すなわち、第2規制面142と接する平坦面と第1規制面141との成す角度γが、第2規制面142において抜取方向D1側の先端部分142eに近づくほど90度よりもより小さい角度になるようにする。こうすることによって、第1規制面141が案内面21aと同一面になった状態において、第2規制面142には案内面21aから離れるほど案内面21aとの間で鋭角を形成することになる。この結果、第2規制面142に当接した用紙Pの紙先端部Pseを、案内面21aから離すことなく第2規制面142によって確実に案内面21a側に移動させることができるので、用紙Pの移動を確実に規制することができる。
・上記各実施形態では、記録装置をインクジェット式のプリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる記録ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。記録装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する記録装置がある。あるいは、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の記録装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置としてのプリンター、16…搬送装置を構成する搬送手段としての搬送部、17…記録手段としての記録部、20…カセット、21…案内板、21a…案内面、51…第2ストッパー、51a…第2規制面としての規制面、100,100A,100a…ダンパー装置、140…移動規制体としてのストッパー、140A…第1ストッパー、140a…移動規制体としてのストッパー、141,141a…第1規制面、142…第2規制面、P…対象物としての用紙、Fd…慣性力、Pse…紙先端部。

Claims (3)

  1. 挿入される対象物を搬送する搬送装置であって、
    前記対象物を案内する傾斜した案内面を有する案内部材と、
    前記対象物が当接する第1規制面と、当該第1規制面に沿って移動する前記対象物の移動を規制する第2規制面とが設けられ、前記対象物の移動を規制するストッパーと、
    前記対象物の挿入方向への移動とともに、前記ストッパーを、前記対象物の移動を規制する規制位置から、前記案内部材の案内面よりも前記挿入方向側の退避位置に後退するまで移動させるスライダーと、
    前記スライダーを前記挿入方向に付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢力に抗するように作用して前記スライダーを前記挿入方向へ移動させるダンパー力を発生させるダンパー機構と、
    を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置において、
    前記ダンパー機構は、前記第1規制面が前記対象物の移動を規制する位置から前記案内部材の案内面より後退し、前記対象物の規制を解除したのちに、前記第2規制面が前記案内部材の案内面より後退し、前記対象物の規制を解除するように、前記スライダーを移動させることを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送される対象物に対して記録を施す記録手段と、
    を備えた記録装置。
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