JP5480776B2 - 実装モード決定方法及び部品実装システム - Google Patents

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Description

本発明は、直列に並ぶ複数の部品実装装置を含む部品実装システムにおける各部品実装装置の実装モード決定方法及び部品実装システムに関するものである。
従来から、複数のレーン(搬送路)を備え、各レーンに沿って基板を搬送しながら当該基板に部品実装を行う部品実装装置として特許文献1に記載されるものが知られている。
この特許文献1の部品実装装置は、装置前側に位置する前側レーン(第1搬送路)および後側に位置する後側レーン(第2搬送路)と、装置前側に設けられる前側ヘッド部(第1ヘッド部)および後側に設けられる後側ヘッド部(第2ヘッド部)とを備えており、例えば前側レーンおよび後側レーンに沿って互いに同期した状態で基板を搬送するとともに、各レーンの実装作業位置にそれぞれ基板を保持した状態で、前側ヘッド部により前側レーンの基板に実装する一方で、後側ヘッド部により後側レーンの基板に実装する、いわゆる同期搬送独立実装を行う。
特開2009−224764号公報
近年、部品実装基板の生産形態が多様化しており、複数レーン(前側レーン及び後側レーン)を有する上記のような部品実装装置を複数台用意し、前側レーン同士、後側レーン同士がそれぞれ直列に連結されて複数台に亘る前側レーン及び後側レーンが形成されるようにこれら複数台の部品実装装置を配列して部品実装ラインを構成し、複数台に亘る前側レーンおよび後側レーンに沿って、作業内容が互いに異なる基板をそれぞれ搬送しながら部品実装基板を生産することが考えられている。
このような部品実装装置を複数台直列に連結した部品実装ラインでは、ライン全体としてレーン間の実装サイクルタイムに差があると、一方側のレーンの基板の最終的な生産数に対して他方側のレーンの生産数が多くなり、例えば各レーンそれぞれで生産された基板をセットとして出荷するような場合には、各レーンの生産数の差分が在庫となり、その結果、その保管スペースや管理作業等の問題が発生してしまう。また、前側レーンで基板の表面に部品を実装させた後、当該基板を最上流側の部品実装装置に戻して後側レーンで基板の裏面に部品実装を行わせることも考えられており、この場合も、基板の表面の部品点数が裏面の部品点数に比べて極端に少ないと、前側レーンでの部品実装後、後側レーンへの投入待ちの基板が在庫として発生し、同様の問題が生じる。
このような場合、特許文献1に記載されたような1台の部品実装装置についての同期搬送独立実装を、複数台の部品実装装置からならる部品実装ラインの各部品実装装置において実施するようにすれば、各レーンの基板を常に同期搬送しながら部品実装を行うことができるため両レーンの生産数を均一化することが可能となる。しかし、この場合には、複数台の部品実装装置のなかに、一方側のレーンの基板の作業時間よりも他方側のレーンの基板の作業時間が短い部品実装装置が一台でもある場合には、先に作業を終えた基板が待機状態となるためスループット(所定時間当たりの基板の生産数)の向上が図れないという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、複数レーン(搬送路)を有する部品実装装置が複数台連結され、かつ、これら複数台の部品実装装置に亘る複数レーンを備えた部品実装システムにおいて、スループットを出来るだけ高くしながら複数台に亘る前後レーンの生産数の均一化を図ることを目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、互いに平行に配置され、第1基板を搬送する第1搬送路及び第2基板を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路の外側に配置される第1部品供給部及び前記第2搬送路の外側に配置される第2部品供給部と、第1部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第1ヘッド部と、第2部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第2ヘッド部とをそれぞれ備えた複数台の部品実装装置を含み、かつ、前記第1搬送路同士および前記第2搬送路同士がそれぞれ連結された状態で前記複数台の部品実装装置が直列に接続された部品実装システムにおける各部品実装装置の実装モード決定方法であって、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板にのみ実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板にのみ実装を行う非同期搬送独立実装モード、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1基板及び第2基板のうち所定の実装作業位置に先に搬入されたものから順に第1ヘッド部及び第2ヘッド部の両方のヘッド部により実装を行う非同期搬送交互実装モード、および、前記第1基板及び第2基板を互いに同期搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板に実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板に実装を行うことを基本としつつ部品搭載の作業時間の長くなる方の前記第1基板あるいは前記第2基板に対して前記第1ヘッド部及び前記第2ヘッド部の両方を使って実装を行う同期搬送乗り入れ実装モードのうちの何れかの実装モードをそれぞれ各部品実装装置の実装モードとして仮設定した上で、第1基板及び第2基板の実装部品に関する情報を含む基板情報に基づき、各部品実装装置にそれぞれ実装部品を仮想分配してそれぞれ仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の部品実装装置全体としての第1基板の生産時間間隔である第1実装サイクルタイム及び第2基板の生産時間間隔である第2実装サイクルタイムを演算するシミュレーション工程と、このシミュレーション工程において仮設定された実装モードの組合せに基づき各部品実装装置の実装モードを決定する実装モード決定工程と、を含み、前記シミュレーション工程では、前記非同期搬送独立実装モード、非同期搬送交互実装モード及び同期搬送乗り入れ実装モードのうち予め定められた初期モードをそれぞれ各部品実装装置の実装モードとして仮設定して前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムを演算し、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が所定値以上の場合には一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更して前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムを再演算するとともに、前記時間差が所定値未満となるまで前記再演算を繰り返すようにしたものである。
この方法によれば、各部品実装装置の実装モードとして、部品実装システムのスループットをある程度高めながら第1、第2基板(前後搬送路)の生産数の均一化を図ることが可能な実装モードを決定することが可能となる。すなわち、非同期搬送独立実装モードによれば、第1基板及び第2基板の搬送及び部品実装が互いに非同期で行われ、またヘッド部同士の干渉を回避するための各ヘッド部の待機時間等も発生しないためスループットを向上させることができ、他方、非同期搬送交互実装モード及び同期搬送乗り入れ実装モードによれば、部品実装装置において第1基板及び第2基板の処理数を揃えることが可能となる。そのため、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が所定値未満となるように部品実装装置の実装モードを上記三種類の実装モードの何れかに変更しながらシミュレーションを繰り返し、これらシミュレーションで取得した各部品実装装置の第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムに基づき各部品実装装置の実装モードを決定することで、部品実装システムのスループットをある程度高めながら第1、第2基板(前後搬送路)の生産数の均一化を図ることが可能な実装モードを決定することが可能となる。
なお、部品実装システムにおいて第1、第2基板の生産数を均一化する上では、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が前記所定値未満となったときの各部品実装装置の実装モードを採用するのが望ましいが、実際には、例えば上記時間差が所定値以上であって第1、第2基板の生産数に多少の差があってもこれが在庫管理等の上で影響が少ない場合にはスループットを重視したい場合がある。従って、上記の実装モード決定方法において、前記シミュレーション工程では、前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムに加えて、仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の最下流側に位置する部品実装装置のスループットをさらに演算し、前記実装モード決定工程では、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が前記所定値未満となったときの各部品実装装置の実装モード、又は前記シミュレーション工程において求められたスループットのうち最良のスループットにかかる各部品実装装置の実装モードの何れかの実装モードを各部品実装装置の実装モードとして決定するようにしてもよい。
また、上記の方法において、前記シミュレーション工程では、前記初期モードとして前記非同期搬送独立実装モードを各部品実装装置に仮設定し、一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更する際には、当該部品実装装置の実装モードを非同期搬送交互実装モード又は同期搬送乗り入れ実装モードに変更するのが好適である。このように各部品実装装置の実装モードとして非同期搬送独立実装モードを基準に仮設定してシミュレーションを行うようにすれば、スループットを高めることを重視した実装モードの決定が可能となる。
また、上記の方法では、前記シミュレーション工程において一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更して前記最演算を行う際には、各部品実装装置にそれぞれ実装部品を再度仮想分配して前記再演算を行うのが好適である。このように、実装モード変更後に実装部品を再度仮想分配するようにすれば、実装モードの変更や実装サイクルタイムの再演算等を悪戯に繰り返すことなく比較的速やかに適切な実装モードを決定することが可能となる。
また、一般的な部品実装システムでは、最上流側の部品実装装置として実装速度の早い部品実装装置が配置される傾向があり、このような部品実装装置の実装モードとしては、ヘッド部同士の干渉を考慮する必要の無い実装モード(非同期搬送独立実装モード)を採用する方が実装効率を高める上で有利である。従って、上記の実装モード決定方法においては、前記シミュレーション工程で部品実装装置の実装モードを変更する際には、前記複数の部品実装装置のうち基板搬送方向における最下流側に位置する部品実装装置から順に実装モードを変更するのが好適である。
一方、本発明の部品実装システムは、互いに平行に配置され、第1基板を搬送する第1搬送路及び第2基板を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路の外側に配置される第1部品供給部及び前記第2搬送路の外側に配置される第2部品供給部と、第1部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第1ヘッド部と、第2部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第2ヘッド部とをそれぞれ備えた複数台の部品実装装置を含み、かつ、前記第1搬送路同士および前記第2搬送路同士がそれぞれ連結された状態で前記複数台の部品実装装置が直列に接続された部品実装システムであって、前記各部品実装装置の実装モードを決定するための制御手段と、前記第1基板及び第2基板の実装部品に関する情報を含む基板情報を記憶する記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板にのみ実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板にのみ実装を行う非同期搬送独立実装モード、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1基板及び第2基板のうち所定の実装作業位置に先に搬入されたものから順に第1ヘッド部及び第2ヘッド部の両方のヘッド部により実装を行う非同期搬送交互実装モード、および、前記第1基板及び第2基板を互いに同期搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板に実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板に実装を行い、かつ、第1ヘッド部及び第2ヘッド部のうち先に実装作業が終了した一方側のヘッド部により他方側のヘッド部が実装を行っている基板の実装をさらに行う同期搬送乗り入れ実装モードのうち予め定められた初期モードをそれぞれ各部品実装装置の実装モードとして仮設定し上で、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、各部品実装装置にそれぞれ実装部品を仮想分配してそれぞれ仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の部品実装装置全体としての第1基板の生産時間間隔である第1実装サイクルタイム及び第2基板の生産時間間隔である第2実装サイクルタイムをそれぞれ演算するとともに、これら第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が所定値以上の場合には一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更して前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムを再演算し、かつ、前記時間差が所定値未満となるまで前記再演算を繰り返すことにより、各部品実装装置に対して仮設定された実装モードの組合せに基づき各部品実装装置の実装モードを決定するようにしたものである。
また、この部品実装システムにおいて、前記制御手段が、前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムに加えて、仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の最下流側に位置する部品実装装置のスループットをさらに演算し、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が前記所定値未満となったときの各部品実装装置の実装モード、又は求めたスループットのうち最良のスループットにかかる各部品実装装置の実装モードの何れかの実装モードを各部品実装装置の実装モードとして決定するようにしたものである。
これらの部品実装システムによれば、上述したような実装モード決定方法に基づき各部品実装装置の実装モードを決定することが可能となり、当該モード決定のための作業を自動化することが可能となる。
また、本発明の他の部品実装システムは、互いに平行に配置され、第1基板を搬送する第1搬送路及び第2基板を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路の外側に配置される第1部品供給部及び前記第2搬送路の外側に配置される第2部品供給部と、第1部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第1ヘッド部と、第2部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第2ヘッド部とをそれぞれ備えた複数台の部品実装装置を含み、かつ、前記第1搬送路同士および前記第2搬送路同士がそれぞれ連結された状態で前記複数台の部品実装装置が直列に接続された部品実装システムであって、請求項1乃至5の何れか一項に記載の実装モード決定方法により決定された各部品実装装置の実装モードを記憶する記憶装置と、部品実装装置全体としての第1基板の生産時間間隔である第1実装サイクルタイムと第2基板の生産時間間隔である第2実装サイクルタイムとの時間差が、所定値以下であるように前記記憶装置に記憶された各部品実装装置の実装モードに従って各部品実装装置における部品実装を制御する制御手段とを備えたものである。
この部品実装システムによれば、スループットと前後搬送路の生産数の均一化をより高いレベルで両立させることが可能となる。
以上説明したような本発明の実装モード決定方法や部品実装システムによれば、複数の搬送路を有する部品実装装置を複数台連結した部品実装システムに関して、スループットと前後搬送路の生産数の均一化をより高いレベルで両立させることが可能となる。
本発明に係る部品実装システム(本発明に係る実装モード決定方向が使用される部品実装システム)の一例を示す全体図である。 部品実装装置の構成を示す平面図である。 部品実装システムのホストコンピュータの構成を示すブロック図である。 実装モードと実装サイクルタイム(CT)との関係を説明する図((a)は非同期搬送独立実装モード、(b)は非同期搬送交互実装モード、(c)は同期搬送乗り入れ実装モードの同関係をそれぞれ示している)である。 複数種類の実装モードが混在する場合の当該実装モードと実装サイクルタイム(CT)との関係を説明する図である。 ホストコンピュータ(主制御部)による実装モード決定処理を説明するフローチャートである。 図6のフローチャートに基づく実装モードの具体的な決定例を説明する図である。 本発明の変形例にかかる実装モード決定処理に基づく実装モードの具体的な決定例を説明する図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1は、本発明にかかる部品実装システム(本発明にかかる実装モード決定方法が使用される部品実装システムおよび本発明に係る実装モード決定方法により決定された実装モードに従って基板実装を行う部品実装システム)を概略的に示している。この部品実装システムは、基板搬送方向(X方向)に、ローダ2、印刷装置4、部品実装装置6〜10、リフロー装置12およびアンローダ14の各装置が直線状に連結された構成を有しており、ローダ2から供給されるプリント基板P(P1,P2;図2参照)を搬送しながら、当該基板Pにクリーム半田等の印刷、部品実装、部品接合といった処理を順次施しながら当該基板Pをアンローダ14に回収するようになっている。
この部品実装システムを構成する各装置2〜14は、基板搬送方向と直交する方向(Y方向)に互いに平行に並ぶ2つの基板搬送コンベアを備えており、従って、この部品実装システムは、部品実装装置6〜10のそれぞれにおいて、2つの基板搬送コンベアとの間で同期又は非同期の状態で基板Pを並列に搬送するとともに、互いに連結された部品実装装置6〜10の各基板搬送コンベアにおいて、各部品実装装置6〜10の間で同期又は非同期の状態で基板Pを並列に搬送しながら、各基板搬送コンベアに保持される基板Pに上記各処理を施す。各装置2〜14は、それぞれ制御装置を有する自律型の装置であって、それらの動作が各自の制御装置により個別に制御されるようになっている。
なお、この部品実装システムは、LANシステムを介して各装置1〜5の制御装置に接続されるホストコンピュータ16をさらに備えている。このホストコンピュータ16は、所定の生産プログラム等に基づき各装置2〜14の動作を統括的に制御するとともに、後述するように、基板Pの生産に先立ち、前記生産プログラムに含まれる各部品実装装置6〜8(以下、適宜、第1実装装置6、第2実装装置8、第3実装装置10という)の実装モードを決定するものである。
図2は、この部品実装システムに組み込まれる部品実装装置6〜10の構成を平面図で概略的に示している。これら部品実装装置6〜8の基本的な構成は共通しており、以下、第1実装装置6を例にこれら部品実装装置6〜10の構成について説明する。
第1実装装置6は、同図に示すように、Y方向(X方向と水平面上で直交する方向)に並び、かつ、互いに平行にX方向に延びる第1基板搬送コンベア20A及び第2基板搬送コンベア20Bと、部品実装用の第1ヘッドユニット22A及び第2ヘッドユニット22Bと、一対の第1部品供給部24A及び第2部品供給部24Bと、を備えている。
第1基板搬送コンベア20Aは、ベルトコンベアからなり、基板P1のY方向両端を支持しながら当該基板P1をX方向に搬送する。第2基板搬送コンベア20Bは、第1基板搬送コンベア20Aと同一構成であり、当該第1基板搬送コンベア20Aの後側(装置の後側;図2では上側)に配置されている。なお、以下の説明では、適宜、部品実装装置6〜10の第1基板搬送コンベア20Aによる基板搬送路を前側レーン(本発明の第1搬送路に相当する)、第2基板搬送コンベア20Bによる基板搬送路を後側レーン(本発明の第2搬送路に相当する)と称し、また、特に区別する場合には、前側レーンに沿って搬送される基板Pを第1基板P1、後側レーンに沿って搬送される基板Pを第2基板P2と称する。すなわち、各部品実装装置6〜10の第1基板搬送コンベア20A同士はX方向に直列に連結されており、これにより複数台の部品実装装置6〜10に亘る前側レーン(本発明の第1搬送路に相当する前記した前側レーンがX方向に直列に連結されたもの)が形成される一方、各部品実装装置6〜10の第2基板搬送コンベア20B同士はX方向に直列に連結されており、これにより複数台の部品実装装置6〜10に亘る後側レーン(本発明の第2搬送路に相当する前記した後側レーンがX方向に直列に連結されたもの)が形成されている。
各基板搬送コンベア20A、20Bの所定位置(図示の基板P1、P2の位置)はそれぞれ実装作業位置とされており、それらの位置には、図外の基板固定機構がそれぞれ配備されている。これらの基板固定機構は、基板搬送コンベア20A、20Bから基板P1、P2を持ち上げた状態で当該基板P1、P2を前記実装作業位置に位置決め固定するものである。すなわち、基板P1、P2は、基板搬送コンベア20A、20Bにより実装作業位置に搬送され、ここで基板固定機構により固定された状態で部品実装が施された後、当該基板固定機構による固定が解除されることにより、基板搬送コンベア20A、20Bにより実装作業位置から下流側に搬送される。
前記第1部品供給部24A及び第2部品供給部24Bは、それぞれ両基板搬送コンベア20A、20Bの外側に配置されている。具体的には、第1部品供給部24Aは第1基板搬送コンベア20Aの前側に配置され、第2部品供給部24Bは第2基板搬送コンベア20Bの後側に配置されている。
これらの部品供給部24A、24Bには、部品供給装置として複数列のテープフィーダ25がX方向に配列された状態で配備されている。各テープフィーダ25は、集積回路(IC)、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等の小型の電子部品を所定間隔で収納、保持したテープが巻回されるリールと、このリールからテープを引出しながら電子部品をフィーダ先端の部品供給位置に送り出す部品送り機構等とを備えており、前記部品供給位置においてヘッドユニット22A、22Bにより部品をピックアップさせるものである。なお、部品供給部24A、24Bに配置される部品供給装置は、テープフィーダ25に限定されるものではなく、トレイ上にパッケージ部品を載置した状態で供給するトレイフィーダ等、他の部品供給装置も適用可能である。
前記第1ヘッドユニット22A(本発明の第1ヘッド部に相当する)及び第2ヘッドユニット22B(本発明の第2ヘッド部に相当する)は、前記テープフィーダ25から部品を取り出して基板P上に実装するものであり、前記実装作業位置の上方に配備されている。
これらヘッドユニット22A、22Bは、それぞれ図外の装置によりX方向及びY方向に移動可能に設けられているとともに、上下方向に移動可能な複数の吸着ヘッド23を下側(図2では便宜的に上側に図示している)に備えている。つまり、各ヘッドユニット22A、22Bは、テープフィーダ25の上方に配置された状態で当該吸着ヘッド23が上下動することによりテープフィーダ25から部品を取り出す一方、基板Pの上方に配置された状態で吸着ヘッド23が上下動することに部品を基板P上に実装するように構成されている。
なお、第1ヘッドユニット22Aは、第2ヘッドユニット22Bよりも装置前側に配置されており、これにより第1部品供給部24Aのみから部品を取り出して第1基板P1及び第2基板P2に実装することが可能とされている。他方、第2ヘッドユニット22Bは、第2部品供給部24Bのみから部品を取り出して第1基板P1及び第2基板P2に実装することが可能となっている。そして、この第1実装装置6では、その制御装置による各基板搬送コンベア20A、20B及びヘッドユニット22A、22B等の制御により次のような実装モードに基づいて部品実装が可能とっている。
< 非同期搬送独立実装モード>
この実装モードは、第1基板P1と第2基板P2を互いに非同期で搬送しながら、第1ヘッドユニット22Aによって第1基板P1にのみ部品実装を行う一方で、第2ヘッドユニット22Bによって第2基板P2にのみ実装を行う実装モードである。従って、第1ヘッドユニット22Aにより第2基板P2に部品を実装し、また、第2ヘッドユニット22Bにより第1基板P1に部品を実装することは行わない実装モードである。
この実装モードは、前側レーンにおける第1基板P1の基板搬送及び実装作業と後側レーンにおける第2基板P2の基板搬送及び実装作業とが完全に独立しているため、スループットが高い反面、両基板P1、P2の実装作業時間に差がある場合には、第1基板P1と第2基板P2との生産数に自ずと差が生じる実装モードである。
< 非同期搬送交互実装モード>
この実装モードは、第1基板P1と第2基板P2を互いに非同期で搬送しながら、両方のヘッドユニット22A、22Bにより第1基板P1及び第2基板P2に交互に実装を行う実装モードである。つまり、実装作業位置に先に搬入された第1基板P1(又は第2基板P2)から順に両方のヘッドユニット22A、22Bを用いて実装を行うモードである。
この実装モードは、前側レーンにおける第1基板P1の基板搬送及び実装作業と後側レーンにおける第2基板P2の基板搬送及び実装作業とが交互に行われるため、両基板P1、P2の実装作業時間に差がある場合であってもその時間差を保ちながら第1基板P1と第2基板P2とが交互に生産される。そのため、第1基板P1と第2基板P2との生産数に差が生じない実装モードである。
< 同期搬送乗り入れ実装モード>
この実装モードは、第1基板P1と第2基板P2とを互いに同期搬送しながら、第1ヘッドユニット22Aより第1基板P1に実装を行うとともに第2ヘッドユニット22Bにより第2基板P2に実装を行うことを基本としつつ、搭載部品点数が多い等により部品搭載の作業時間の長くなる方の第1基板P1あるいは第2基板P2に対しては、第1ヘッドユニット22Aおよび第2ヘッドユニット22Bの両方を使って実装を行うモードである。なお、この第1ヘッドユニット22Aおよび第2ヘッドユニット22Bの両方を使う実装のタイミングは、第1基板P1と第2基板P2の両方が同期搬入されて前側レーンおよび後側レーンのそれぞれの実装作業位置に当該基板P1、P2が保持された後、最初に実施が行われる段階、第1基板P1と第2基板P2の両方が同期搬出される直前である実装作業の最後の段階、あるいは、第1ヘッドユニット22Aより第1基板P1に実装が行われるとともに第2ヘッドユニット22Bにより第2基板P2に実装が行われている途中の段階(並行実装の途中のタイミング)で適宜実施される。
すなわち、この実装モードは、第1ヘッドユニット22Aより第1基板P1に搭載対象部品の全てを実装するとともに、第2ヘッドユニット22Bにより第2基板P2に搭載対象部品の全てを実装するとした場合、両基板P1、P2の実装作業時間に差があっても、この実装作業時間が長くなる方の基板Pに対して、第1ヘッドユニット22Aおよび第2ヘッドユニット22Bの両方により実装を行う工程を付加することにより、実装作業時間が長くなる方の基板Pに対する実装サイクルタイムを短くしてスループットを向上させるモードである。また、この実装モードは、両基板P1、P2の実装作業時間に差があっても両基板P1、P2が同期搬送されるため、第1基板P1と第2基板P2との生産数に差が生じない実装モードである。
以上は、第1実装装置6の構成であるが、第2実装装置8及び第3実装装置10も基本的には第1実装装置6と共通の構成を有している。そして、当実施形態では、前記ホストコンピュータ16による実装モード決定処理に基づき各部品実装装置6〜10の実装モードが決定されることにより、各部品実装装置6〜10がそれぞれ当該決定された実装モードに従って独自の制御装置により制御されるようになっている。
図3は、前記ホストコンピュータ16の機能構成を示している。同図に示す機能構成は、ホストコンピュータ16の機能構成のうち、主に部品実装装置6〜10の実装モードを決定するための機能構成を示している。
同図に示すように、ホストコンピュータ16は、主制御部30、記憶部32及び通信部34を含んでいる。また、ホストコンピュータ16は、液晶表示器等の表示ユニット36及びキーボード等の入力ユニット38をさらに備えている。
前記主制御部30(本発明の制御手段に相当する)は、論理演算を実行するCPUなどから構成されており、記憶部32に記憶されている実装モード決定プログラム33aに基づき所定の実装モード決定処理を実行し、これにより部品実装装置6〜10それぞれの実装モードを決定するものである。
記憶部32(本発明の記憶手段に相当する)は、前記実装モード決定プログラム33a、基板データ33b、設備データ33c及び生産プログラム33d等を記憶するものである。ここで、基板データ33b(本発明の基板情報に相当する)は、この部品実装システムにおいて生産される基板Pに関する情報であって、例えば基板P(P1、P2)毎の実装部品の種類、数、実装位置、その他基板Pに関する各種情報を含む。また、設備データ33cは、各部品実装装置6〜10それぞれの設備に関する情報であって、例えば部品の品種毎に部品1個辺りの平均実装時間等、後記実装サイクルタイム及びスループットの演算に必要な情報を含む。つまり、前記主制御部30は、生産対象である第1基板P1及び第2基板P2の基板データ33b及び設備データ33cに基づき実装モード決定プログラム33aに従い各部品実装装置6〜10の実装モードを決定する。また、この記憶部32には、ローダ2、印刷装置4、各部品実装装置6〜10、リフロー装置12およびアンローダ14の各装置を統合運用するための生産プログラム33dも記憶されている。
通信部34は、ホストコンピュータ16と各装置2〜14の制御装置との通信制御を行うものである。基板Pの生産に先立ち前記主制御部30によって各部品実装装置6〜10の実装モードが決定されると、前記主制御部30は、その情報(実装モードデータ33e)に基づいて生産プログラム33dを作成あるいは更新した上で、各部品実装装置6〜8の実装モードを含む当該生産プログラム33dに基づき、通信部34を介して各装置2〜14の動作を統括的に制御する。
次に、このホストコンピュータ16(主制御部30)による実装モード決定処理について説明する。
この実装モード決定処理では、上述した実装モードによる各部品実装装置6〜10の実装サイクルタイム(CT)及びスループットを演算しながら各部品実装装置6〜10の実装モードを決定するため、具体的な実装処理モード決定処理の説明を行う前に、まず、実装モードと実装サイクルタイムとの関係について説明する。なお、実装サイクルタイム(CT)とは、定常状態において基板Pが生産される時間間隔であり、当実施形態では、部品実装装置6〜10毎の実装サイクルタイムを「マシンサイクルタイム」と称し、部品実装装置6〜10全体としての実装サイクルタイムを「ラインサイクルタイム」と称する。
なお、部品実装装置6〜10に亘る一つのレーンにおいて、各部品実装機6〜10におけるマシンサイクルタイムが異なる場合には、レーン上、部品実装装置6〜10の各実装作業位置の間において基板P1、P2を待機させる必要がある。このため、それぞれのレーンにおいて、部品実装装置6〜10の各実装作業位置の間の位置には、出退可能なストッパピンが配備された待機スペースが設けられている。すなわち、部品実装装置6〜10のうち下流側に位置する部品実装装置8(10)よりも上流側の部品実装装置6(8)のマシンサイクルサイクルが短い場合には、実装作業が完了した基板P1、P2を実装作業位置に保持するか、基板P1、P2を実装作業位置からその下流側の待機スペースまで搬送した後、当該待機スペースに保持することが行われる。なお、基板P1、P2の保持は、前記ストッパピンを搬送路内に突出させてこれを基板P1、P2の搬送方向先端に当接させることにより行う。これにより基板搬送コンベア20A、20Bが作動している場合でも下流側の部品実装装置8(10)への基板P1、P2の搬送がストッパピンにより阻止される。
他方、上流側の部品実装装置6(8)よりも下流側の部品実装装置8(10)のマシンサイクルタイムが短い場合には、下流側の部品実装装置8(10)は、その実装作業が完了した基板P1、P2の搬出後、上流側の部品実装装置6(8)の実装作業が完了するまで停止状態とならざるを得ない。すなわち、部品実装装置6〜10に渡る一つのレーンにおけるスループットは、このレーンにおける部品実装装置6〜10のうちの最長のマシンサイクルタイムによって決まってしまう。この最長のマシンサイクルタイムが、このレーンにおける部品実装装置6〜10全体としての実装サイクルタイムである前記「ラインサイクルタイム」となる。
図4(a)〜(c)及び図5は、上述した各実装モードと実装サイクルタイムとの関係の一例を示している。
図4(a)は、部品実装装置6〜10が全て非同期搬送独立実装モードで稼働される場合の実装サイクルタイムの一例である。同図の例では、各レーンにおいて各部品実装機6〜10における各実装作業時間が同じとなるように部品配分がされており、各部品実装装置6〜10の前側レーンのマシンサイクルタイムは共に50(s)となる。すなわち、前記待機スペースに基板を待機させる必要はなく、前側レーン上を各部品実装装置6〜10間で第1基板P1を同期させて搬送することができる。一方、後側レーンのマシンサイクルタイムは共に40(s)であり、後側レーン上を各部品実装装置6〜10間で第2基板P2を同期させて搬送することができる。この実装モードでは、上記の通り、基板搬送及び実装作業が前後のレーンの間で互いに独立して行われるため、部品実装装置6〜10全体としての前側レーンのラインサイクルタイムは50(s)となり、同後側レーンのラインサイクルタイムは40(s)となる。すなわち、部品実装装置6〜10全体として、前側レーンでは50(s)間隔で第1基板P1が生産され、後側レーンでは40(s)間隔で第2基板P2が生産されることとなる。この場合、前後のレーンでスループットが異なるため、前後レーンで同数の基板P1、P2を生産する場合には、後側レーンは早く生産が終了し、遊休状態となる。ここで、各部品実装装置6〜10の両レーンにおいて、第1基板P1及び第2基板P2を1セットとして同じタイミングでリフロー装置12に搬出するようにするためには、各部品実装装置6〜10において10(s)ずつ後側レーンを停止させることが必要となる。従って、第1基板P1及び第2基板P2を1セットとした場合に当該1セットが生産される時間(両レーンをセットとして同じスループットで生産する場合のラインサイクルタイム)は50(s)となる。
このように全ての部品実装装置6〜10の実装モードが非同期搬送独立実装モードであって、同図のように両基板P1、P2の実装作業時間に差がある場合には第1基板P1と第2基板P2との生産数に差が生じることとなる。そして、第1基板P1及び第2基板P2を1セットとしたセット生産をする場合に当該1セットが順次生産される時間間隔は、スループットの小さい側のレーンのマシンサイクルタイムによって決まる。
図4(b)は、各部品実装装置6〜10が非同期搬送交互実装モードで稼働される場合の実装サイクルタイムの一例である。同図の例でも、各レーンにおいて各部品実装機6〜10における各実装作業時間が同じとなるように部品配分がされており、各部品実装装置6〜10の前側レーンのマシンサイクルタイムは共に50(s)であり、後側レーンのマシンサイクルタイムは共に40(s)である。このモードでは、各部品実装装置6〜10において、それぞれ前側レーンと後側レーンの部品実装が交互に行われるため、各部品実装装置6〜10のいずれにおいても、前側レーンの第1基板P1に対し両方のヘッドユニット22A、22Bを用いて実装を行い、実装済み第1基板P1の搬出、未実装の第1基板P1の搬入が完了しても、両方のヘッドユニット22A、22Bは後側レーンの第2基板P2への実装に使用されており、この実装が終わるまで、前側レーンの第1基板P1は実装作業位置で待機することなる。従って、各部品実装装置6〜10における両レーンのマシンサイクルタイムは前後のレーンのサイクルタイムの合計値(90(s))となる。つまり、各部品実装装置6〜10は、それぞれ90(s)間隔で第1基板P1及び第2基板P2を交互に生産することとなり、部品実装装置6〜10全体としても前側レーン及び後側レーンのラインサイクルタイムは90(s)となる。但し、前後のレーンのいずれの基板P1、P2に対しても、両方のヘッドユニット22A、22Bを使用して実装を行うので、各レーンにおけるマシンサイクルタイムが同じ図4(a)の事例のものより、実装する部品点数を多くすることができる。図4(a)の事例と同じ部品点数を実装する場合であれば、各レーンにおけるマシンサイクルタイムは両方のヘッドユニット22A、22Bを使用して実装を行うので、図4(a)の事例のものより短くなり、両レーンにおけるマシンサイクルタイムを加えて得られる、第1基板P1及び第2基板P2を1セットとしたセット生産をする場合に、当該1セットが順次生産される時間の間隔であるラインサイクルタイムは90(s)より短くなるはずである。しかしながら、両方のヘッドユニット22A、22Bを使用して実装を行う場合、互いの干渉をさけること、一方のヘッドユニット22A、あるいは22Bの移動距離が長くなる分効率は悪くなることの2つの理由で、部品実装装置6〜10全体として前側レーン及び後側レーンによるセット生産をする場合のラインサイクルタイムは、非同期搬送独立実装モードで稼働される場合のものより長くなってしまう。
このように全ての部品実装装置6〜10の実装モードが非同期搬送交互実装モードである場合には、一定の時間差を保ちながら第1基板P1と第2基板P2とが交互に生産されるため、第1基板P1と第2基板P2との生産数に差が生じることがない。
図4(c)は、各部品実装装置6〜10が同期搬送乗り入れ実装モードで稼働される場合の実装サイクルタイムの一例である。このモードでは、前後のレーンの基板P1、P2は同期搬送されるため各部品実装装置6〜10の前後のレーン及び両レーンのマシンサイクルタイムは同一である。同図の例では共に50(s)である。すなわち、個々の部品実装装置6〜10において50(s)間隔で第1基板P1及び第2基板P2基板Pが生産される。そして、各部品実装装置6〜10の前後レーンのマシンサイクルタイムも同じであるため、部品実装装置6〜10全体としての前後レーンのラインサイクルタイムは共に50(s)であり、従って、部品実装装置6〜10全体としては、前後レーンにおいて50(s)間隔で第1基板P1と第2基板P2が同時に生産されることとなる。
このように全ての品実装装置6〜10の実装モードが同期搬送乗り入れ実装モードである場合には、両レーンにおいて基板P1、P2が同期して搬送されるため、第1基板P1と第2基板P2との生産数に差が生じることがない。
しかしながら、基板P1、P2を一枚の基板と見なして実装を行うので、一つのマシンサイクルにおける実装対象である部品点数は、基板P1、P2における実装対象である部品点数を足したものとなり、基板P1、P2それぞれにおいて図4(a)と同数づつの部品点数を実装する場合であれば、両方のヘッドユニット22A、22Bを使用して実装を行うと言えど、50(s)より長くなるのは明らかである。すなわち、部品実装装置6〜10が全て同期搬送乗り入れ実装モードで稼働されセット生産をする場合のラインサイクルタイムは、図4(a)の部品実装装置6〜10が全て非同期搬送独立実装モードで稼働される場合のものより長くなってしまう。
また、第1基板P1をヘッドユニット22Aで、第2基板P2をヘッドユニット22Bで実装することを基本とし、部品点数に差のでる場合、この差の分だけは両ヘッドユニット22A、22Bで実装するようにすれば、図4(b)の各部品実装装置6〜10が非同期搬送交互実装モードで稼働される場合のみでなく、図4(a)は、部品実装装置6〜10が全て非同期搬送独立実装モードで稼働される場合に比べても、セット生産をする場合のラインサイクルタイムを短くできる。すなわち、セット生産をする場合のスループットを大きくできる。
図5は、実装モードが混在する場合、具体的には、第1実装装置6が非同期搬送独立実装モード、第2実装装置8が同期搬送乗り入れ実装モード、第3実装装置10が非同期搬送交互実装モードで稼働される場合の実装サイクルタイムの一例である。このように各部品実装装置6〜10の実装モードが異なる場合も、各部品実装装置6〜10における実装サイクルの考え方は図4(a)〜(c)の場合と同じとなる。但し、部品実装装置6〜10全体としての両レーンのラインサイクルタイムは、両レーンのマシンサイクルタイムの値が最も大きいものに律速されるため、同図の例では、第3実装装置10における両レーンのマシンサイクルタイムである60(s)となる。
このように、部品実装装置6〜10の実装モードとして何れのモードが設定されるかによって部品実装装置6〜10全体としてのマシンサイクルタイムが異なる。そのため、当実施形態では、部品実装装置6〜10全体としてスループットをある程度高めながら可能な範囲内で第1基板P1及び第2基板P2の生産数が均一化されるように前記ホストコンピュータ16(主制御部30)により各部品実装装置6〜10の実装モードが以下の実装モード決定処理により決定される。
図6は、主制御部30による実装モード決定処理の一例を示すフローチャートである。
この実装モード決定処理は、ユーザによる入力ユニット38の操作によって当該処理を実行するための情報、例えば生産対象となる第1基板P1及び第2基板P2を特定するための情報及び当該実装モード決定処理を実行するための情報が入力されることに開始される。なお、当実施形態では、このフローチャートのステップS1〜ステップS23の処理が本発明のシミュレーション工程に相当し、ステップS25の処理が本発明の実装モード決定工程に相当する。
まず、ユーザにより当該情報の入力があると、主制御部30は、部品実装装置6〜10の実装モードとして、予め定められている初期モードを仮設定する(ステップS1)。当実施形態では、初期モードは「非同期搬送独立実装モード」であり、従って、主制御部30は、部品実装装置6〜10の実装モードとして非同期搬送独立実装モードを設定する。このように各部品実装装置6〜10の初期モードとして「非同期搬送独立実装モード」を仮設定するのは、出来るだけスループットを向上させるためである。
次に、主制御部30は、生産対象である基板P1、P2の基板データ33bおよび設備データ33c等に基づき各部品実装装置6〜10に対し実装部品の仮想分配を行うとともに(ステップS3)、部品実装装置6〜10毎にいわゆる最適化処理、すなわち、基板P1、P2に効率的に部品実装を行うことができるように予め定められた所定のアルゴリズムに従い、部品供給位置(テープフィーダ25の配置)や部品の実装順序の決定、各吸着ヘッド23に対する部品搭載位置の割り付け等を行う(ステップS5、S7)。この際、主制御部30は、前側レーン、後側レーン及び両レーンのマシンサイクルタイムが各部品実装装置6〜10の間でほぼ均一になるように各部品実装装置6〜10に対して実装部品を分配する。
全ての部品実装装置6〜10について最適化処理が終了すると(ステップS7でYES)、主制御部30は、ステップS5の処理結果に従って部品実装を行った場合の部品実装装置6〜10に関する実装サイクルタイムおよびスループットを演算する(ステップS9)。なお、スループットとは、第1基板P1及び第2基板P2の別を問わず部品実装装置6〜10全体として単位時間当たり生産される基板P(全ての部品が実装されたた基板P)の数である。また、実装サイクルタイムは、各部品実装装置6〜10の前側レーン、後側レーン及び両レーンのマシンサイクルタイムおよび各部品実装装置6〜10全体の前側レーン、後側レーン及び両レーンのラインサイクルタイムである。
なお、この部品実装システムにおいては部品実装装置6〜10が直列に連結されており、部品実装システムのスループットは最下流側に位置する部品実装装置10のスループットと同じ値となる。
図7(a)は、ステップS9で求められた実装サイクルタイムの演算結果等の一例を示している。この例は、搭載部品が1500点の第1基板P1及び搭載部品が1050点の第2基板P2を生産する場合の各部品実装装置6〜10の実装サイクルタイムを示すものである。この例では、部品実装装置6〜10全体の前側レーンのラインサイクルタイムは100(s)であり、後側レーンのラインサイクルタイムは70(s)である。つまり、初期モードでは、部品実装装置6〜10の全体として、前側レーンでは100(s)間隔で第1基板P1が生産され、後側レーンでは70(s)間隔で第2基板P2が生産される。セット生産を行なう場合は、部品実装装置6〜10全体として単位時間当たりに生産される第1基板P1及び第2基板P2の合計枚数であるスループットは小さくなるが、各部品実装装置6〜10の後側レーンは30(s)ずつ第2基板P2に実装も搬送も実施しないようにすることで、第1基板P1と第2基板P2のセットは100(s)で1セット生産される。
部品実装装置6〜10の実装サイクルタイムおよびスループットが演算されると、主制御部30は、ステップS9で求めたスループットが先に記憶されているスループットの結果よりも良いか否かを判断する(ステップS11)。ここでYESと判断した場合には、主制御部30は、ステップS9で求めたスループットの結果及び各部品実装装置6〜10の実装モードの組合せを更新的に記憶する(ステップS13)。一方、ステップS11でNOと判断した場合には、主制御部30は、当該ステップS13の処理をスキップする。なお、初期モードの段階では、主制御部30は、常にステップS11ではYESと判断する。
次に、主制御部30は、ステップS9での演算結果に基づき各部品実装装置6〜10全体としての前側レーンのラインサイクルタイム(本発明の第1実装サイクルタイムに相当する)と後側レーンのラインサイクルタイム(本発明の第2実装サイクルタイムに相当する)との差が予め定められた規定値(例えば5(s))以上であるか否かを判断する(ステップS15)。すなわち、前後レーンの基板P1、P2の生産数に差が生じ易いか否かを判断する。なお、このステップS15を1回目に実施する状況においては、部品実装装置6〜10の全ての実装モードが非同期搬送独立実装であり、前側レーンのラインサイクルタイムと後側レーンのラインサイクルタイムとの差は前後レーンの基板P1、P2の生産数の差に反映されるが、ステップS15を2回目以降に実施する状況においては、部品実装装置6〜10のいずれかは非同期搬送交互実装モード、あるいは同期搬送乗り入れ実装モードを実施することにして演算された前後レーンのラインサイクルタイムを用いることになるので、前後のレーンの間で生産数に差が出ることはない。すなわち、ステップS15を2回目以降に実施するのは、第1基板P1及び第2基板P2の合計生産枚数であるスループットの向上のためであり、判断結果がNOの場合、スループットの向上が大きいことになる。
ステップS15の処理でYESと判断した場合、主制御部30は、部品実装装置6〜10のうち実装モードを変更するものを選定する(ステップS17)。当実施形態では、最下流側に位置する部品実装装置、すなわち第3実装装置10から順に実装モードを変更する。
実装モードを変更する部品実装装置(第3実装装置10)が選定されると、主制御部30は、第3実装装置10の前後レーンにおいてマシンサイクルタイムにおける実装時間(実装作業位置に基板Pが固定されて部品の実装が行われ、その固定が解除されるまでの時間)よりも基板Pの搬送時間(実装サイクルタイムのうち実装時間以下の時間)が長いか否かを判断し(ステップS19)、ここで長いと判断した場合には、第3実装装置10の実装モードを非同期搬送交互実装モードに変更してステップS3にリターンする(ステップS23)。他方、ステップS19で短いと判断した場合には、主制御部30は、第3実装装置10の実装モードを同期搬送乗り入れ実装モードに変更してステップS3にリターンする(ステップS21)。なお、このように実装時間よりも基板Pの搬送時間が長い場合に実装モードを非同期搬送交互実装モードに変更するのは、当該モードでは、一方側のレーンでの実装作業中に他方側のレーンで基板搬送が行われるため基板P1、P2の搬送に時間的ロスが少ないからである。
第3実装装置10の実装モードを変更すると、主制御部30は、再度ステップS3〜ステップS15の処理を繰り返す。ここで、例えば図7(a)の例の場合には、部品実装装置6〜10全体の前側レーンのラインサイクルタイムは100(s)であり、後側レーンのラインサイクルタイムは70(s)であり、その差は30(s)である。従って、主制御部30は、この時間差が上記規定値を超えていると判断し(ステップS15でYES)、第3実装装置10の実装モードを同期搬送乗り入れ実装モード又は非同期搬送交互実装モードに変更した上で(ステップS17〜S23)、再度、実装部品の仮想分配および最適化処理を行う。図7(b)は、再度、実装部品の仮想分配および最適化処理を行った後の各部品実装装置6〜10の実装サイクルタイムの一例を示している。
こうして主制御部30は、ステップS15でNOと判断するまで、すなわち、各部品実装装置6〜10全体としての前側レーンのラインサイクルタイムと後側レーンのラインサイクルタイムとの差が前記規定値未満に収まるまでステップS3〜ステップS21の処理を繰り返す。そして、最終的にステップS15でNOと判断すると、主制御部30は、ステップS13の処理で記憶されているスループットにかかる各部品実装装置6〜10の実装モードを各部品実装装置6〜10の実装モードとして最終決定し(ステップS25)、本フローチャートを終了する。
例えば図7(b)の場合には、各部品実装装置6〜10全体としての前側レーンのラインサイクルタイムと後側レーンのラインサイクルタイムとの差が「0」であるため、この場合には、主制御部30は、ステップS13で記憶されるスループットにかかる各部品実装装置6〜10の実装モードを各部品実装装置6〜10の実装モードとして決定する。
なお、このように主制御部30により各部品実装装置6〜10の実装モードが決定されると、当該実装モードに関する情報がホストコンピュータ16から各部品実装装置6〜10の制御装置に送信され、その結果、各部品実装装置6〜10は上記実装モード決定処理によってそれぞれ決定された実装モードに従って駆動制御されることとなる。
以上のように、この部品実装システムでは、各部品実装装置6〜10の初期モードとしてスループットを高める上で有利な非同期搬送独立実装モードを仮設定し、生産対象となる基板P1、P2に関する基板データ33bや設備データ33cに基づき部品実装装置6〜10全体としての前後レーンのラインサイクルタイム等を演算(シミュレーション)し、前後レーンのラインサイクルタイムの時間差が規定値以上となる場合には、部品実装装置6〜10の一部を非同期搬送交互実装モード又は同期搬送乗り入れ実装モード、つまり前後レーンの生産数を揃えることができる実装モードに変更して再度上記シミュレーションを実施しながら各部品実装装置6〜10の実装モードを決定するので、部品実装装置6〜10全体としてのスループットをある程度確保しながら前後レーンの生産数を揃えることができる実装モードを各部品実装装置6〜10に対して決定することが可能となる。
なお、この実施形態では、図6のステップS13、ステップS15及びステップS25に示すように、シミュレーションにより求められるスループットのうち最良のスループットを更新的に記憶しておき、最終的に前後レーンのラインサイクルタイムの差が規定未満となった場合でも(ステップS15でYES)、記憶されている最良のスループットに係る実装モードを優先的に各部品実装装置6〜10の実装モードとして決定するようになっているので、最終的に前後レーンのラインサイクルタイムの差が規定値未満となったとき(ステップS15でYES)の各部品実装装置6〜10の実装モードと、最良のスループットとして記憶されている各部品実装装置6〜10の実装モードとが異なる場合も発生し得るが、これにより、各部品実装装置6〜10の実装モードとして著しくスループットが低くなるような実装モードが決定されてしまうといった不都合を回避でき、可能な範囲内で前後レーンの生産数の均一化を図ることができる。つまり、スループットと前後搬送路の生産数の均一化をできるだけ高いレベルで両立させることが可能となる。
また、この実施形態では、各部品実装装置6〜10のうち何れかの実装モードを変更する場合には(図6のステップS21、23)、主制御部30は、ステップS3に移行し、実装サイクルタイム(前側レーン、後側レーン及び両レーンのマシンサイクルタイム)が各部品実装装置6〜10の間でほぼ均一になるように各部品実装装置6〜10に対して実装部品を再度分配した上で最適化処理等を行うので、実装モードの変更及びシミュレーションを悪戯に繰り返すことなく比較的速やかに適切な実装モードを決定することができるという利点もある。
なお、上述した部品実装システムおよび同システムにおいて実施される実装モード決定処理は、本発明にかかる実装部品システムおよび実装モード決定方法の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成および方法は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態の実装モード決定処理では、図6のステップS13、ステップS15及びステップS25に示すように、シミュレーションにより求められるスループットのうち最良のスループットを更新的に記憶しておき、最終的に前後レーンのラインサイクルタイムの差が規定未満となった段階(ステップS15でNO)で記憶されている最良のスループットに係る実装モードを優先的に各部品実装装置6〜10の実装モードとして決定するようになっているが、ステップS11でNOとなった場合で、前後レーンのラインサイクルタイムの差が規定未満となる(ステップS15でNO)各部品実装装置6〜10の実装モードの組み合わせが有りえるので、その場合は、勿論、最終的に前後レーンのラインサイクルタイムの差が規定値未満となったときの各部品実装装置6〜10の実装モードを最終的な実装モードとして決定するようにする。これによれば、部品実装装置6〜10全体として確実に前後レーンの生産数の均一化できる実装モードを各部品実装装置6〜10の実装モードとして決定することが可能となる。
また、上記実施形態の実装モード決定処理では、各部品実装装置6〜10の初期モードとしてそれぞれ「非同期搬送独立実装モード」を仮設定した上で実装サイクルタイムやスループットをシミュレーションするようにしているが、勿論、初期モードとして「非同期搬送独立実装モード」以外の実装モードを仮設定するようにしてもよい。但し、スループットと前後レーンの生産数の均一化を高いレベルで両立させるという観点からは、実施形態のように各部品実装装置6〜10の初期モードとしてそれぞれ「非同期搬送独立実装モード」を仮設定した上で、部品実装装置6〜10のうち必要最小限の実装モードを他の実装モードに変更するようにするのが好ましい。
また、上記実施形態の実装モード決定処理では、実装モードを変更する場合に(図6のステップS15でYES)、最下流側の第3実装装置10から順に実装モードを変更するようにしているが、勿論、第1実装装置6又は第2実装装置8から順に実装モードを変更するようにしてもよい。但し、一般的なこの主の部品実装システムでは、最上流側の第1実装装置6として実装速度の速いものが配置される傾向があるため、第1実装装置6の実装モードとしては、ヘッドユニット22A、22B同士の干渉を考慮する必要の無い実装モード(非同期搬送独立実装モード)を採用する方が実装効率を確保する上で有利である。従って、この点に鑑みると、実施形態のように最下流側の第3実装装置10から順に実装モードを変更するのが望ましい。
また、上記実施形態の実装モード決定処理では、実装モードを変更する場合には、実装時間と搬送時間を比較した上で非同期搬送交互実装モード又は同期搬送乗り入れ実装モードに変更するようにしているが(図6のステップS19〜S23)、例えば実装モードを変更した部品実装装置が既に存在する場合には、その部品実装装置と共通の実装モードに変更するようにしてもよい。つまり、第3実装装置10の実装モードを非同期搬送交互実装モードに変更した後、第2実装装置8の実装モードを変更する際、当該第2実装装置8において実装時間より搬送時間が短い場合であっても、この場合には、第2実装装置8の実装モードを第3実装装置10と同様に非同期搬送交互実装モードに変更するようにする。このように各部品実装装置6〜10の実装モードをできるだけ揃えるようにすれば、部品実装装置6〜10間での基板Pの待機時間等を軽減することができ、第1基板P1と第2基板P2の生産数の均一化を進めながら、より高いスループットを達成することが可能となる。
また、上記実施形態の実装モード決定処理では、実装モードを変更した場合には(ステップS21,S23)、ステップS3に移行し、部品実装装置6〜10に対して再度、実装部品の仮想分配を行った上で最適化処理(ステップS5)を行うようにしているが、実装モードの変更後、ステップS5に移行することにより、先に行った実装部品の仮想分配の状態を維持しながら最適化処理(ステップS5)を行うようにしてもよい。以下、図8を参照しつつその一例について簡単に説明する。
図8(a)は、先に説明した図7(a)と同様に、搭載数1500点の第1基板P1及び搭載数1050点の第2基板P2を生産する場合に初期モード(非同期搬送独立実行モード)で最適化処理等を行ったときの各部品実装装置6〜10の前後レーンの部品搭載点数及び実装サイクルタイムを示している。この場合、部品実装装置6〜10全体の前側レーンのラインサイクルタイム(100(s))と後側レーンのラインサイクルタイム(70(s))との差は30(s)である。そこで、第3実装装置10の実装モードを他の実装モードに変更する。ここでは、第3実装装置10の実装モードを同期搬送乗り入れ実装モードに変更し、先に行った実装部品の仮想分配の状態を維持しながら最適化処理を行う。これにより図8(b)の結果を得る(ステップS5〜S9)。しかし、この段階でも第1実装装置6及び第2実装装置8の前側レーンのラインサイクルタイム(100(s))と後側レーンのラインサイクルタイム(70(s))との差が30(s)であるため、部品実装装置6〜10全体の前側レーンのラインサイクルタイムと後側レーンのラインサイクルタイムとの差は30(s)となる。そこで、順次、第1実装装置6及び第2実装装置8の実装モードを変更(ここでは、いずれも同期搬送乗り入れ実装に変更)することにより図8(c)、(d)の結果を得る。このように最終的な実装モード(図8(d))によれば、部品実装装置6〜10全体の前側レーンのラインサイクルタイムと後側レーンのラインサイクルタイムとの時間差は0(s)となる。このように、先に行った実装部品の仮想分配の状態を維持しながら最適化処理(ステップS5)を行うようにしてもよい。
なお、上記実施の形態における部品実装システムにおいては、ホストコンピュータ16の主制御装部30において各部品実装装置6〜10の実装モードを決定し、その結果に基づく生産プログラムによって各部品実装装置6〜10を含む各装置2〜14の動作を統括的に制御するようにしているが、各部品実装装置6〜10の実装モードの決定を含む生産プログラムを、部品実装システムとは独立のパソコン等の生産プログラム作成装置で作成するようにしても良い。この場合、その結果がホストコンピュータ16の記憶部32に取り込まれ、ホストコンピュータ16の主制御装部30が各装置2〜14の動作を統括的に制御するようにする。さらには、ホストコンピュータ16の主制御装部30の役割を、各部品実装装置6〜10のいずれかの制御部に負荷し、各部品実装装置6〜10の実装モードの決定を、各部品実装装置6〜10のいずれかで実施させ、この結果を含む生産プログラムを各部品実装装置6〜10の内の他の部品実装装置に制御部に送信し、各部品実装装置6〜10の制御部が連携しつつ前側レーンにおける第1基板P1への実装生産、後側レーンにおける第2基板P2への実装生産をそれぞれ制御するようにさせても良い。
2 ローダ
4 印刷装置
6 部品実装装置(第1実装装置)
8 部品実装装置(第2実装装置)
10 部品実装装置(第3実装装置)
12 リフロー装置
14 アンローダ
16 ホストコンピュータ
20A 第1基板搬送コンベア
20B 第2基板搬送コンベア
22A 第1ヘッドユニット
22B 第2ヘッドユニット
23 吸着ヘッド
24A 第1部品供給部
24B 第2部品供給部
30 主制御部
32 記憶部
34 通信部
P1 第1基板
P2 第2基板

Claims (8)

  1. 互いに平行に配置され、第1基板を搬送する第1搬送路及び第2基板を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路の外側に配置される第1部品供給部及び前記第2搬送路の外側に配置される第2部品供給部と、第1部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第1ヘッド部と、第2部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第2ヘッド部とをそれぞれ備えた複数台の部品実装装置を含み、かつ、前記第1搬送路同士および前記第2搬送路同士がそれぞれ連結された状態で前記複数台の部品実装装置が直列に接続された部品実装システムにおける各部品実装装置の実装モード決定方法であって、
    前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板にのみ実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板にのみ実装を行う非同期搬送独立実装モード、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1基板及び第2基板のうち所定の実装作業位置に先に搬入されたものから順に第1ヘッド部及び第2ヘッド部の両方のヘッド部により実装を行う非同期搬送交互実装モード、および、前記第1基板及び第2基板を互いに同期搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板に実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板に実装を行うことを基本としつつ部品搭載の作業時間の長くなる方の前記第1基板あるいは前記第2基板に対して前記第1ヘッド部及び前記第2ヘッド部の両方を使って実装を行う同期搬送乗り入れ実装モードのうちの何れかの実装モードをそれぞれ各部品実装装置の実装モードとして仮設定した上で、第1基板及び第2基板の実装部品に関する情報を含む基板情報に基づき、各部品実装装置にそれぞれ実装部品を仮想分配してそれぞれ仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の部品実装装置全体としての第1基板の生産時間間隔である第1実装サイクルタイム及び第2基板の生産時間間隔である第2実装サイクルタイムを演算するシミュレーション工程と、
    このシミュレーション工程において仮設定された実装モードの組合せに基づき各部品実装装置の実装モードを決定する実装モード決定工程と、を含み、
    前記シミュレーション工程では、前記非同期搬送独立実装モード、非同期搬送交互実装モード及び同期搬送乗り入れ実装モードのうち予め定められた初期モードをそれぞれ各部品実装装置の実装モードとして仮設定して前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムを演算し、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が所定値以上の場合には一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更して前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムを再演算するとともに、前記時間差が所定値未満となるまで前記再演算を繰り返すことを特徴とする実装モード決定方法。
  2. 請求項1に記載の実装モード決定方法において、
    前記シミュレーション工程では、前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムに加えて、仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の最下流側に位置する部品実装装置のスループットをさらに演算し、
    前記実装モード決定工程では、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が前記所定値未満となったときの各部品実装装置の実装モード、又は前記シミュレーション工程において求められたスループットのうち最良のスループットにかかる各部品実装装置の実装モードの何れかの実装モードを各部品実装装置の実装モードとして決定することを特徴とする実装モード決定方法。
  3. 請求項1又は2に記載の実装モード決定方法において、
    前記シミュレーション工程では、前記初期モードとして前記非同期搬送独立実装モードを各部品実装装置に仮設定し、一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更する際には、当該部品実装装置の実装モードを非同期搬送交互実装モード又は同期搬送乗り入れ実装モードに変更することを特徴とする実装モード決定方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の実装モード決定方法において、
    前記シミュレーション工程において、一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更して前記最演算を行う際には、各部品実装装置にそれぞれ実装部品を再度仮想分配して前記再演算を行うことを特徴とする実装モード決定方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の実装モード決定方法において、
    前記シミュレーション工程で部品実装装置の実装モードを変更する際には、前記複数の部品実装装置のうち基板搬送方向における最下流側に位置する部品実装装置から順に実装モードを変更することを特徴とする実装モード決定方法。
  6. 互いに平行に配置され、第1基板を搬送する第1搬送路及び第2基板を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路の外側に配置される第1部品供給部及び前記第2搬送路の外側に配置される第2部品供給部と、第1部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第1ヘッド部と、第2部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第2ヘッド部とをそれぞれ備えた複数台の部品実装装置を含み、かつ、前記第1搬送路同士および前記第2搬送路同士がそれぞれ連結された状態で前記複数台の部品実装装置が直列に接続された部品実装システムであって、
    前記各部品実装装置の実装モードを決定するための制御手段と、
    前記第1基板及び第2基板の実装部品に関する情報を含む基板情報を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板にのみ実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板にのみ実装を行う非同期搬送独立実装モード、前記第1基板及び第2基板を互いに非同期で搬送しながら前記第1基板及び第2基板のうち所定の実装作業位置に先に搬入されたものから順に第1ヘッド部及び第2ヘッド部の両方のヘッド部により実装を行う非同期搬送交互実装モード、および、前記第1基板及び第2基板を互いに同期搬送しながら前記第1ヘッド部により前記第1基板に実装を行うとともに前記第2ヘッド部により前記第2基板に実装を行い、かつ、第1ヘッド部及び第2ヘッド部のうち先に実装作業が終了した一方側のヘッド部により他方側のヘッド部が実装を行っている基板の実装をさらに行う同期搬送乗り入れ実装モードのうち予め定められた初期モードをそれぞれ各部品実装装置の実装モードとして仮設定し上で、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、各部品実装装置にそれぞれ実装部品を仮想分配してそれぞれ仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の部品実装装置全体としての第1基板の生産時間間隔である第1実装サイクルタイム及び第2基板の生産時間間隔である第2実装サイクルタイムをそれぞれ演算するとともに、これら第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が所定値以上の場合には一乃至複数の部品実装装置の実装モードを変更して前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムを再演算し、かつ、前記時間差が所定値未満となるまで前記再演算を繰り返すことにより、各部品実装装置に対して仮設定された実装モードの組合せに基づき各部品実装装置の実装モードを決定することを特徴とする部品実装システム。
  7. 請求項6に記載の部品実装システムにおいて、
    前記制御手段は、前記第1実装サイクルタイム及び第2実装サイクルタイムに加えて、仮設定された実装モードに従って部品実装を行った場合の最下流側に位置する部品実装装置のスループットをさらに演算し、各部品実装装置における第1実装サイクルタイムと第2実装サイクルタイムとの時間差が前記所定値未満となったときの各部品実装装置の実装モード、又は求めたスループットのうち最良のスループットにかかる各部品実装装置の実装モードの何れかの実装モードを各部品実装装置の実装モードとして決定することを特徴とする部品実装システム。
  8. 互いに平行に配置され、第1基板を搬送する第1搬送路及び第2基板を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路の外側に配置される第1部品供給部及び前記第2搬送路の外側に配置される第2部品供給部と、第1部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第1ヘッド部と、第2部品供給部の部品を第1基板及び第2基板に実装可能な第2ヘッド部とをそれぞれ備えた複数台の部品実装装置を含み、かつ、前記第1搬送路同士および前記第2搬送路同士がそれぞれ連結された状態で前記複数台の部品実装装置が直列に接続された部品実装システムであって、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の実装モード決定方法により決定された各部品実装装置の実装モードを記憶する記憶装置と、部品実装装置全体としての第1基板の生産時間間隔である第1実装サイクルタイムと第2基板の生産時間間隔である第2実装サイクルタイムとの時間差が、所定値以下であるように前記記憶装置に記憶された各部品実装装置の実装モードに従って各部品実装装置における部品実装を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする部品実装システム。
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