JP5535032B2 - 部品装着システム、部品装着設定装置、部品装着設定プログラム、及び部品装着方法 - Google Patents

部品装着システム、部品装着設定装置、部品装着設定プログラム、及び部品装着方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子回路基板の生産技術に関し、特に、基板(プリント基板)上に部品を搭載・装着する装置(部品装着装置)の制御・管理・設定などの情報処理を行うシステム(部品装着システム)等に関する。
背景技術として、「Role of Similarity Measures in PCB Grouping Procedures」(非特許文献1)がある。この論文では、使用するフィーダが類似の基板を纏めて生産する段取(グループ段取もしくはファミリー段取)計画立案方法が提案されている。
また、特開2007−103734号公報(特許文献1)がある。この文献では、「多量生産の途中に少量生産を割り込ませて行う場合、多量生産用の電子部品のうちで少量生産に使用可能な電子部品は流用し、流用可能部品では生産に足りない電子部品は、それを供給するフィーダをフィーダ支持台の空き搭載位置に搭載して不足を解消する」と記載されている。
特開2007−103734号公報
Role of Similarity Measures in PCB Grouping Procedures,International Journal of Production Research,Vol.30,No5,973-983(1992)
一般的な部品装着装置を用いて基板(プリント基板)上に部品を搭載するには、必要な部品を格納した部品供給装置(フィーダ)を予め部品装着装置上の部品供給部に配列搭載しておく必要がある。
プリント基板生産工場における多品種少量生産化の進展により、生産基板種類の切替時に発生するフィーダ交換作業(段取作業)待ちに起因するライン停止が生産スループットに与える影響が増大している。それに対する公知技術として、非特許文献1に示すように使用するフィーダが類似の基板を纏めて生産する段取(グループ段取)戦略に基づく計画立案システムが提案されている。
近年では多品種少量生産化を更に進めたJust In Time(JIT)生産化に伴い、高頻度に生産計画が見直される事態(生産計画変更)が生じている。例えば、当初生産予定が無かった種類の基板を急遽生産することになった場合や、既に生産が終了した基板種類を追加生産する場合に、従来のグループ段取計画では、生産計画変更に伴う段取作業(量・時間)が大きくなることがあった。
このような状態に対応する生産方法として、例えば特許文献1に示すように、「多量生産の途中に少量生産を割り込ませて行う場合、多量生産用の電子部品のうちで少量生産に使用可能な電子部品は流用し、流用可能部品では生産に足りない電子部品は、それを供給するフィーダをフィーダ支持台の空き搭載位置に搭載して不足を解消する」生産方法が知られている。しかしこの方法は、「多量生産の途中に少量生産を割り込ませて行う場合」を想定しており、JIT生産に対応するには不十分な場合があった。
そこで、本発明の主な目的は、部品装着システム等に係わり、例えばJIT生産のように高頻度に生産計画が見直される場合においても、段取作業量が少なく、結果として基板生産量を多くすることができる技術を提供することである。上記以外の課題、構成及び効果などについては実施の形態の説明により明らかにされる。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な形態は、基板(プリント基板)上に部品を搭載・装着する部品装着装置の制御・管理・設定等の情報処理を行うシステム(部品装着システム)等であって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
本部品装着システムは、基板上に部品を装着する1台以上の部品装着装置と、部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを管理する管理装置と、部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを算出し設定する設定装置と、を備える。部品装着装置は、部品が配置される領域を持つ部品供給手段を備える。管理装置は、基板の設計情報、生産条件、及び生産実績情報などの情報を管理する。上記生産条件は、各基板の生産順序、各部品装着装置の部品供給手段への部品の配置、及び基板への部品装着順序などの情報を含む。設定装置は、設定条件の入力に基づき、生産条件を算出し設定する処理を行い、当該情報を各部品装着装置及び管理装置に配信する。
設定装置は、(1)各部品(部品種類)ごとに、生産計画の変更に起因して当該部品を使用する可能性の高さを表す第1の指標(部品使用可能性指標:b)の値を算出する第1の手段と、(2)部品装着装置の部品供給手段における部品が配置される領域(エリア)に計画生産用の第1のエリア(計画生産用エリア:A1)と生産計画の変更対応用の第2のエリア(変更対応用エリア:A2)とを設け、第2のエリア及び第1のエリアの広さを可変に設定・調整する第2の手段と、(3)生産計画変更(変更後の生産計画で生産する基板)に対応するために、上記第1の指標(b)の値が大きい部品を第2のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第3の手段と、(4)計画生産基板(変更前の生産計画で生産する基板)用の部品を、第1のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第4の手段と、(5)基板への部品の装着順序を設定する第5の手段と、(6)計画生産用の基板の生産時間(T)の概算の値を算出する第6の手段と、(7)計画生産基板の生産時間(T)の値が所定の許容値を超えて悪化するか否かを比較判定する第7の手段とを有する。上記構成により、生産時間の悪化が許容範囲内で第2のエリアへ部品を配置するように生産条件を更新し当該情報を出力(例えば各装置へ配信)する。判定で否の場合は、生産時間の値、第2のエリアの広さ、及び第2のエリアへの部品の配置を含む生産条件を更新し、悪化の場合は当該生産条件を含む情報を出力する。
本発明の代表的な形態によれば、部品装着システム等に係わり、例えばJIT生産のように高頻度に生産計画が見直される場合においても、段取作業量が少なく、結果として基板生産量を多くすることができる。
本発明の一実施の形態の部品装着システムの全体構成を示す図である。 部品装着装置の平面構成を概略的に示す図である。 部品装着データ(D11,D21)の一例を表す図である。 装着部品データ(D12,D22)の一例を表す図である。 基板レイアウトデータ(D20)の一例を表す図である。 生産計画データ(D23)の一例を表す図である。 生産実績データ(D24)の一例を表す図である。 機種データ(D31)の一例を表す図である。 ライン構成データ(D32)の一例を表す図である。 基板生産可能性指標(a)データ(D33)の一例を表す図である。 部品使用可能性指標(b)データ(D34)の一例を表す図である。 変更対応用エリア(A2)データ(D35)の一例を表す図である。 部品装着設定処理手順を表すPAD図である。 図13の処理手順S2の詳細手順を表すPAD図である。 図13の処理手順S4の詳細手順を表すPAD図である。 図13の処理手順S7の詳細手順を表すPAD図である。 図13の処理手順S15の詳細手順を表すPAD図である。 生産計画変更時の部品装着設定処理手順を表すPAD図である。 部品装着設定条件入力画面の例を示す図である。 部品装着設定結果出力画面の例を示す図である。 部品供給手段におけるエリアなどの例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[概要]
本実施の形態(部品装着システム、部品装着設定装置、部品装着設定プログラム、部品装着方法)に関する前提・概要・特徴などについて以下である。プリント基板を生産(部品装着の工程を含む)する工場及びその製造実行システム等を対象として、本実施の形態の部品装着システム(図1)を適用する。本部品装着システムでは、M台の部品装着装置1で生産する基板(計画生産基板)の切り替え時の段取作業などを含む生産計画に関して、生産計画変更に対して追従可能な効率的な段取計画(部品装着装置1の部品供給手段13のエリアへの部品配置を含む)に対応した生産条件・装置動作制御の情報を自動的に算出・設定する機能を備える。本機能は、特に、設定装置3の備える手段(301〜307等)による部品装着設定処理(図13)などにより実現される。特に従来には無い要素としては、部品使用可能性指標(b)算出手段301,変更対応用エリア(A2)設定手段302,A2部品配置設定手段303,bデータD34、A2データD35、等がある。
本設定処理(図13等)では、当初予定の生産計画(変更・更新前の生産計画)で生産する基板(計画生産基板)の生産時間(段取作業の時間を含め生産に要する時間の見積もり値)に対して大きな影響を与えない範囲(生産時間の悪化を許容範囲内にする制約)において、生産計画変更(変更・更新後の生産計画)を考慮した部品配置を含む生産条件に対応した情報を自動的に算出・設定する(図13の「最良生産条件」、図1のA2データD35、生産計画データD23、部品装着データ11等)。
本システムでは、部品装着装置1で基板に対し装着(使用)する部品を格納したフィーダ(部品供給装置)を搭載・配置する領域(エリア)を持つ部品供給手段13において、2種類のエリア(計画生産用エリア(A1),変更対応用エリア(A2))を設ける。上記設定処理では、計画生産基板の生産時間の悪化が許容範囲内か否かを判定しながら(図13、S11)、変更対応用エリア(A2)に、当該工場で生産頻度が高い基板で使用される部品(使用頻度が高い部品)として部品使用可能性指標(b)値が大きい部品を配置する(S7〜S9等)。部品使用可能性指標(b)の計算式(後述の式(2))は、基板生産可能性指標(a)(後述の式(1))を用いた計算式であり、部品使用頻度に関する関数となっている。
利用者が設定装置3の画面(図19)で基本的な生産計画などの情報を入力すると、上記機能により、上記部品配置などを含む生産条件などの情報を自動的に算出し、画面(図20)で結果情報を確認できる。設定装置3で算出した生産条件などの情報は、各部品装着装置1等に配信され装置動作に反映される(生産計画変更を想定した部品使用可能性が高い部品が予め部品供給手段13のエリアに配置される)。
[システム]
図1は、本発明の一実施の形態の部品装着システムの全体構成を示す。本部品装着システムは、1台ないし複数台(M台とする)の部品装着装置1(以下「装着装置」ともいう)と、生産データ管理装置2(以下「管理装置」ともいう)と、部品装着設定装置3(以下「設定装置」ともいう)とをイントラネット等のネットワーク4により相互接続して成る。なお、本システムは、工場が備える製造実行システム等の公知の他のシステム等と接続されても構わない。
更に、部品装着装置1は、ベルトコンベア等のプリント基板搬送装置(図示しない)により、前工程のプリンタ、及び後工程の検査装置などと連結されると共に、複数台存在する場合の部品装着装置1同士も連結される。即ち複数台の部品装着装置1が接続されたライン(部品装着ライン)、及びそれを含む生産ラインを有する。これにより、基板を搬送し、順次に各装置(前工程の装置、部品装着装置1、及び後工程の装置など)が作業することにより、基板への部品装着を行うことができる。
部品装着装置1は、部品装着データ(D11)等に従って、前工程から供給されるプリント基板上に部品を装着する。生産データ管理装置2は、プリント基板の設計情報、生産条件(部品配置、部品装着順序などを含む)、及び生産実績情報などを収集しデータ(D20〜D24)として管理する。部品装着設定装置3は、例えば利用者により入力された生産計画に従って、生産条件など(各基板の生産順序、各装着装置1の部品供給手段13のエリアの部品配置、及び基板への部品装着順序など)を算出し、当該情報・データを管理装置2ならびに各装着装置1に配信する(D23,D11等)。設定装置3では、利用者により、部品装着設定条件(ライン構成、生産計画、設定パラメータ等)などが入力され、それに基づく設定処理(後述、図13等)の結果が保存及び出力(他の装置への配信や、画面表示など)される。
[部品装着装置]
図1の部品装着装置1は、全体制御手段11、部品装着手段12、部品供給手段13、入力手段14、出力手段15、通信手段16、記憶手段17、及びそれらを結合し制御信号やデータの送受信を可能とする内部バス、等により構成される。全体制御手段11は、部品装着装置1の構成要素の全体を内部バスを介して制御する。全体制御手段11からの制御信号に従い各構成要素(12〜17)が動作する。
部品装着手段12は、下記部品供給手段13と基板上の部品装着位置との間を移動する装着ヘッドなどを備え、前記制御信号に従い、部品供給手段13から部品を吸着保持、搬送し、基板上の部品装着位置に装着する(後述、図2)。
部品供給手段13は、部品を種類別に格納したテープ(部品リール)やトレイを搭載して部品を供給する部品供給装置を有し、前記制御信号に従い、部品供給装置を制御して部品装着装置1上の所定の部品供給位置(装着ヘッドが部品を吸着する位置)に部品を供給する(後述、図2)。
入力手段14は、前記制御信号に従い、タッチパネルやキーボードやマウス等の入力デバイスを介して、利用者からの入力(例えば、部品装着データ(D11)表示命令、装置稼動開始命令、装置停止命令など)を受け付ける。出力手段15は、前記制御信号に従い、液晶ディスプレイ等の出力デバイスを介して、命令受付画面や、部品装着データ(D11)表示画面、生産進捗画面などの情報を表示する。
通信手段16は、前記制御信号に従い、ネットワーク4を介して、他の部品装着装置1や、生産データ管理装置2や、部品装着設定装置3と、データの送受信を行う。一例として、装着装置1は、設定装置3が算出した部品装着データ(D11相当)等を通信手段16を介して受信し記憶手段17に格納する。別例として、装着装置1は、各基板への部品装着の完了時に、管理装置2や、工場の製造実行システムに、生産実績情報・生産進捗情報などを送信する。また通信手段16は、ネットワーク4上で機器を一意に特定する物理アドレスを予め保持する。
記憶手段17は、部品装着データD11、装着部品データD12、等を格納する。なお各記憶手段はメモリやハードディスク、等の各種が適用可能である。
部品装着データD11(後述、図3)は、予め作成された、装置動作(部品装着装置1における基板に部品を装着する動作)を制御するためのデータ(動作制御情報)である。例えば設定装置3でD11相当情報を算出(予め作成)し、装着装置1に配信されD11として格納される。また管理装置2内にもD11に対応する部品装着データD21が配信、格納される。部品装着データD11は、少なくとも、装着装置1での動作に関する、部品配置、及び部品装着順序などの情報を含む。部品配置情報は、装着装置1上における、部品供給装置の領域(エリア)における、各部品を搭載・配置する位置の情報などである。部品装着順序は、各基板上の装着位置に対する各部品の装着の順序などの情報である。
装着部品データD12(後述、図4)は、基板に装着する各部品の特性情報(部品サイズ、動作減速率など)を含む。装着装置1は、自機のD11に加え、D12の特性情報に従って動作する(例えば、部品認識、移動加速度を制限した部品搬送など)。
図2を用いて、図1の部品装着装置1の構成を実現する機構の例について説明する。図2は、部品装着装置1の平面構成(上から見たX−Y方向の平面)を示す。図2の部品装着装置1は、主な構成要素として、部品206を格納するフィーダ(部品供給装置)201を格納・配置する部品供給部202、基板205上に部品206を装着するための装着ヘッド203、装着ヘッド203を移動させるロボット204、及び基板205を本装置に取り込み部品206装着後に排出するプリント基板搬送手段(図示しない)、等を有する。
図2では、フィーダ201・部品供給部202として、基板205に装着する部品206を種類別に格納したテープ形フィーダ201−1(部品リール)を搭載するカート202−1と、1つないし複数のトレイ形フィーダ201−2を搭載する多段トレイ供給装置202−2とを備える。図1と図2の対応関係として、部品装着手段12は、装着ヘッド203とロボット204により構成され、部品供給手段13は、テープ形フィーダ201−1とカート202−1、もしくは、トレイ形フィーダ201−2と多段トレイ供給装置202−2、により構成される。
部品供給部202での供給部品206の種類や位置、基板205上の装着部品206の種類や位置などに関しては、前述のデータ(D11,D12)に従って制御される。部品206の装着(自動的な動作)の前にフィーダ201を予め利用者により搭載(段取作業の一部であるフィーダ交換作業)する必要がある部品装着装置1の形態である。図2では、カート(202−1)と多段トレイ供給装置(202−2)を1つずつ備える構成であるが、これらは自在に交換可能となっており、予め利用者が準備する。
テープ形フィーダ201−1、トレイ形フィーダ201−2等の選択は、部品206の供給形態(テープ、トレイ等)により決定付けられる。フィーダ201の形状により搭載できる部品供給部202の物理的な形状は、カート202−1ならびに多段トレイ供給装置202−2といったように異なるが、カート202−1(そのエリア)上の搭載位置(例えばスロット単位)、ならびに多段トレイ供給装置202−2(そのエリア)内の搭載位置(例えばスロット単位)に対して予め一意に番号(スロット番号)等を振っておくことで、当該番号と部品種類との組み合わせにより部品配置を一意に特定できる、という意味で、両者は概念的に同一と捉えることができる。フィーダ201・部品供給部202の持つ全エリア(領域)がスロット207等の単位領域で区画されるような形態であれば同様に適用可能である(補足、図21)。
例えば2つの装着ヘッド203(203−1,203−2)は、それぞれ、ロボット204(XYロボット204−1,204−2)により、所望の部品206が格納されたフィーダ201(201−1,201−2)の位置まで移動し、当該位置で供給された部品206を真空吸着ノズルで吸着し、基板205上の所望の装着座標(指定された位置)まで移動し、部品206を装着(実装)する。
図2の部品装着装置1の構成は一例であり、例えば装着ヘッド203が複数のノズルを保持する等の同一の搬送形態における違いだけでなく、例えばターレット形など、XYロボットとは異なる部品搬送・装着手段を備える等の別の装置形態などであってもよい。部品206装着前にフィーダ201を予め利用者により搭載する必要がある装置形態であれば、本発明を同様に適用することができる。
[生産データ管理装置]
図1に戻り、生産データ管理装置2は、全体制御手段21、実績収集手段22、通信手段23、記憶手段24、及びそれらを結合し制御信号やデータの送受信を可能とする内部バス、等により構成される。全体制御手段21は、管理装置2の構成要素の全体を内部バスを介して制御する。全体制御手段21からの制御信号に従い各構成要素が動作する。通信手段23は、前記制御信号に従い、ネットワーク4を介して、各装着装置1や、設定装置3や、工場の製造実行システム等と、データの送受信を行う。また、通信手段23は、ネットワーク4上で機器を一意に特定する物理アドレスを予め保持する。
実績収集手段22は、前記制御信号に従い、通信手段23を介して、部品装着装置1や工場の製造実行システム等から、生産実績情報・生産進捗情報などを受信し、記憶手段24に生産実績データD24として格納する。
記憶手段24は、基板レイアウトデータD20、部品装着データD21、装着部品データD22、生産計画データD23、生産実績データD24、等を格納する。
基板レイアウトデータD20(後述、図5)は、プリント基板の設計情報であり、少なくとも、装着する部品の種類、ならびに部品装着位置などの情報を含む。
部品装着データD21(後述、図3)は、対応するD11と同様の情報を保持する(少なくとも部品配置情報を含む)。
装着部品データD22(後述、図4)は、対応するD12と同様の情報を保持する(各部品の特性情報などを含む)。
生産計画データD23(後述、図6)は、本部品装着システムが生産するプリント基板の生産計画に関する情報を保持する。設定装置3で入力・算出された生産計画・生産条件に関する情報が管理装置2に配信されD23として格納される。
生産実績データD24(後述、図7)は、本部品装着システムで生産したプリント基板の生産実績に関する情報を保持する。各装着装置1で各基板への部品の装着の完了時に管理装置2等に対して生産実績情報・生産進捗情報を送信し、管理装置2は、生産実績データD24として格納する。
なおこれらの情報・データについては、必ずしも1つの装置にまとめて配置・格納する必要は無く、例えば、プリント基板設計データベース(図示しない)や、工場の製造実行システム等の他のシステムと連携・共有することで、同様の機能を実現してもよい。
[部品装着設定装置]
部品装着設定装置3は、全体制御手段31、入力手段32、出力手段33、通信手段34、記憶装置35、部品使用可能性指標(b)算出手段301、変更対応用エリア(A2)設定手段302、変更対応用エリア(A2)部品配置設定手段303、計画生産用エリア(A1)部品配置設定手段304、装着順序設定手段305、生産時間(T)算出手段306、生産時間(T)比較手段307、及びそれらを結合し制御信号やデータの送受信を可能とする内部バス、等を有する構成である。
全体制御手段31は、設定装置3の構成要素の全体を内部バスを介して制御し、また演算手段(CPU等)を兼ねるものとする。全体制御手段31からの制御信号に従い各構成要素が動作する。入力手段32は、前記制御信号に従い、入力デバイスを介して、利用者からの入力(例えば、部品装着設定命令など)を受け付ける。出力手段33は、前記制御信号に従い、出力デバイスを介して、命令受付画面や、部品装着設定条件入力画面(後述、図19)や、部品装着設定結果表示画面(後述、図20)、等の情報を表示する。通信手段34は、前記制御信号に従い、ネットワーク4を介して、各装着装置1や、管理装置2と、データの送受信を行う。一例として、設定装置3は、利用者が入力した生産計画に関する情報に含まれるプリント基板についての基板レイアウトデータや生産実績データを、通信手段34を介して管理装置2(D20,D24)から受信・取得する。通信手段34は、ネットワーク4上で機器を一意に特定する物理アドレスを予め保持する。
本実施の形態では、設定装置3における特徴的な処理を行う各手段(301〜307等)は、演算手段による部品装着設定プログラムの処理により実現され、全体制御手段31からの後述する処理手順(図13等)に基づく制御信号に従って関連・協調動作し、前記生産条件などの情報を算出する処理を行う。
記憶手段35は、機種データD31、ライン構成データD32、基板生産可能性指標(a)データD33、部品使用可能性指標(b)データD34、変更対応用エリア(A2)データD35、等を格納する。
機種データD31(後述、図8)は、各部品装着装置1の機種情報すなわち特性値(例えば部品供給手段13の種類、モータ特性値など)などを含む情報を保持する。
ライン構成データD32(後述、図9)は、前記部品装着ラインの構成情報(部品装着(生産)に用いる装着装置1の識別番号・順序など)を保持する。
基板生産可能性指標(a)データD33(後述、図10)は、各プリント基板(基板種類)について今後生産指示を受ける可能性を表す指標(基板生産可能性指標:aとする)のデータを保持する。
部品使用可能性指標(b)データD34(後述、図11)は、各部品(部品種類)について今後使用される可能性を表す指標(部品使用可能性指標:bとする)のデータを保持する。
変更対応用エリア(A2)データD35(後述、図12)は、各部品装着装置1が備える部品供給手段13の領域(エリア)(図21等)における、変更対応用エリア(A2)、及び計画生産用エリア(A1)に関する情報を保持する。
図21において、補足説明のために、各エリア(A1,A2)等の例を示している。本システムでは、部品装着装置1の部品供給手段13(例えばテープ形)の全エリア(例えばスロット207単位の領域)において、計画生産用エリア(A1)と変更対応用エリア(A2)とを設ける。計画生産用エリア(A1)とは、当初(変更前)の生産計画で用いるエリアである。変更対応用エリア(A2)とは、生産計画の変更に対応するためのエリア(変更後の生産計画で用いるエリア)である。なお本例では、エリア全体サイズを一定としたとき、A2はA1以外の領域であり、A2を広くすればその分A1が狭くなるといったように、両方のサイズが関連して決定される。即ち、A2設定手段302は両エリア(A1,A2)を設定する手段と言え、A2データD35は両エリア(A1,A2)を管理する情報と言える。
以下、図3〜図12を用いて、図1の各情報・データのファイルフォーマットの一例について説明する。
[部品装着データ]
図3は、部品装着データ(D11,D21)の一例を示す。本例では、基板への部品の装着時の部品配置情報(d1)、ならびに部品装着順序情報(d2)を格納する。管理装置2ではM台のすべての各装着装置1ごとの情報をD21で管理し、各装着装置1では自機に関する情報をD11で保持する。管理装置2のD21では、図3の形式で格納される部品装着データを、装着装置1別、及び基板種類別に区別して格納する。各装着装置1のD11では、自機に関係する部品装着データのみを基板種類別に区別して格納する。
部品配置セクション(d1)には、(A)「位置」、(B)「部品種類」、等の情報を格納する。Aは、各フィーダ(図2、201)の搭載位置(例えばスロット番号)である。Bは、Aの位置に搭載する部品種類(その識別情報)である。
部品装着順序セクション(d2)には、(A)「装着座標及び角度」、(B)「位置」、(C)「装着ヘッド」、等の情報を格納する。レコードの並びが順序に対応する。A(a,b,c)は、当該基板に対する部品の装着位置座標(x,y)及び装着角度(θ)の情報である。Bは、装着部品を格納したフィーダの搭載位置(例えばスロット番号)の情報である(d1のAと対応関係)。Cは、当該部品を装着する装着ヘッド(図2、203)の番号である。Cの番号は、装着装置1が備える装着ヘッドを一意に特定できる番号であり、例えば通番を振る等により設定されている。
設定例として、ある装着装置1、ある基板種類に対応した部品配置(d1)に関して、フィーダ搭載位置(スロット)“101”に部品種類“Comp-type2”が配置(格納)され、“103”に“Comp-type1”が配置され、“201”に“Comp-type5”が配置される等。部品装着順序(d2)として、第1に、位置“101”の部品“Comp-type2”が、基板上の例示する装着位置{x,y,θ}へ、番号“1”の装着ヘッドにより装着動作され、第2に、“201”の部品“Comp-type5”が、例示する装着位置{x,y,θ}へ、番号“2”の装着ヘッドにより装着動作される等。
[装着部品データ]
図4は、装着部品データ(D12,D22)の一例を示す。本例では、基板に装着する部品の特性を示すデータを格納する。本例では、少なくとも、(A)「部品種類」、(B)「供給種類」、(C)「スロット数」、等の情報を格納する。Bは、Aの部品を搭載するフィーダ201・部品供給部202におけるテープ/トレイ等(図2)の種類を示す情報である。Cは、Aの部品の搭載のためにフィーダ201・部品供給部202が占有するスロット数・幅などである。
例として、部品種類“Comp-type1”は、テープ形のフィーダ(201−1)・部品供給部(カート202−1)に搭載され、そのエリアで1つのスロットを占有する。
更に上記に加えて例えば、部品サイズ、重量などの他の情報を格納してもよい。その場合、装着装置1は、予め設定された動作ルール(部品装着データD11)に基づき、上記部品サイズや重量に応じて装着ヘッドの移動速度を低下させる等の処理を行う。
管理装置2に格納する装着部品データD22は、図4の形式で格納される装着部品データを、全ての部品種類について格納する。装着装置1に格納する装着部品データD11は、図4の形式で格納される装着部品データを、少なくとも自機で搭載する部品を含んで格納する。
[基板レイアウトデータ]
図5は、基板レイアウトデータD20の一例を示す。本例では、基板種類ごとに装着する部品について、(A)「装着座標及び角度」の情報(a,b,c)、(B)「部品種類」、等の情報を格納する。
[生産計画データ]
図6は、生産計画データD23の一例を示す。本例では、(A)「基板種類」、(B)「生産枚数」、及び(C)「生産順序」、等の情報を格納する。A,Bは、部品装着設定処理の入力データとして利用され、Cは、部品装着設定処理の出力データの一つとして格納される。
例として、利用者により入力される生産計画の情報として、基板種類“PCB-type1”を10枚、基板種類“PCB-type2”を20枚、といったように指定される。その場合、部品装着設定処理による出力として、Cの生産順序として、1番目に“PCB-type1”を10枚、2番目に“PCB-type2”を20枚生産するように設定される。
[生産実績データ]
図7は、生産実績データD24の一例を示す。本例では、(A)「生産日」、(B)「基板種類」、等の情報を格納する。他に「生産枚数」等を格納してもよい。これらのデータは、管理装置2の実績収集手段22が各装着装置1等から収集した生産実績情報・生産進捗情報により適宜(例えば基板への部品実装完了ごと)更新される。
[機種データ]
図8は、機種データD31の一例を示す。本例では、(A)「機種」、(B)「装着ヘッド数」、(C)「供給種類」、(D)「スロット数」、等の情報を格納する。Aは部品装着装置1の種類を示し、Bは当該装着装置1に備える装着ヘッド203の数を示す。Cは各部品供給手段13の種類(カート/トレイ等)を示し、Dは各部品供給手段13の種類のエリアにおけるスロット数・幅を示す。
例として、機種“Mac-type2”は、2つの装着ヘッド203を備え、対応する第1の供給種類がカート(202−1)でそのスロット数が30であり、第2の供給種類がトレイ(202−2)でそのスロット数が10である等。
機種データD31は、使用される可能性のある全機種構成について予め設定される。更に、機種データD31には、装着装置1の動作シミュレーションに必要な特性値(モータ特性値など)の情報が格納される。なお動作シミュレーションは公知技術であり、各装置ベンダがシミュレータを提供していることから、詳細な項目については省略する。
[ライン構成データ]
図9は、ライン構成データD32の一例を示す。本例では、(A)「装置位置」、(B)「機種」、(C)「アドレス」、等の情報を格納する。Aは、Bの部品装着装置1がライン(部品装着ライン)上のどの位置に配置されているかを示し、例えばラインの上流側から採番された番号で示される。また、Cは、ネットワーク4を用いて通信するために用いる値であり、例えば装着装置1の通信手段16の物理アドレスである。
[基板生産可能性指標(a)データ]
図10は、基板生産可能性指標(a)データD33の一例を示す。本例では、(A)「基板種類」、(B)「基板生産可能性指標」(a値)、等の情報を格納する。BはAの基板について計算されたa値が格納される。a値は後述の式(1)で計算される。例として、基板種類“PCB-Type1”はa=100、“PCB-Type2”はa=200、“PCB-Type3”はa=1、等と計算されている。
[部品使用可能性指標(b)データ]
図11は、部品使用可能性指標(b)データD34の一例を表す。本例では、(A)「部品種類」、(B)「部品使用可能性指標」(b値)、(C)「計画生産基板数」(N1)、等の情報を格納する。BはAの部品について計算されたb値が格納される。b値は後述の式(2)で計算される。Cの計画生産基板数(N1)は、生産計画に現れる複数のすべての種類の基板(「計画生産基板」)のうち何種類の基板で使用されるかの数を示す。
例として、部品種類“Comp-type1”は、b=10,N1=10、“Comp-type2”は、b=500,N1=5、“Comp-type3”は、b=1000,N1=3、等。
[変更対応用エリア(A2)データ]
図12は、変更対応用エリア(A2)データD35の一例を示す。本例では、(A)「装置位置」、(B)「ヘッド位置」、(C)「エリア幅」、(D)「空スロット」、等の情報を格納する。Aは、前記ライン上の装着装置1の位置を示す。Bは、当該装着装置1の装着ヘッド203の位置(番号)を示す。なお本例では、AとBの情報により、対応する部品供給手段13が一意に特定できるため、本テーブルには部品供給手段13の識別情報などは示していないが、管理しても構わない。Cは、変更対応用エリア(A2)の幅(サイズ)をスロット数・幅などで示す。Dは、変更対応用エリア(A2)における空スロット(部品が配置されていないスロット)の数・幅を示す。
例として、装置位置“1”の装着装置1において、第1の装着ヘッド“1”及び対応する第1の部品供給装置のエリアにおいて、A2の幅(サイズ)が5スロット分であり、そのうち空きサイズが3スロット分であり、第2の装着ヘッド“2”及び対応する第2の部品供給装置のエリアにおいて、A2の幅(サイズ)が5スロット分であり、そのうち空きサイズが2スロット分である。
なお、全エリア及び計画生産用エリア(A1)の情報を上記同様に管理してもよい。また、各スロット207ごとに詳しく部品配置などの情報を管理してもよい。
[部品装着設定処理]
以下、図13〜図18を用いて、設定装置3において実行する部品装着設定処理手順の一例について説明する。図13は、本部品装着設定処理手順の一例を示すPAD(Problem Analysis Diagram)である。Sは処理手順などを示す。本設定処理は、利用者からの指示などの操作に基づき、新規に部品装着設定を実行する際に、設定装置3がソフトウェアプログラム処理(対応する301〜307等の手段)により実行する。例えば、毎日の生産開始時に実行する。
S1では、全体制御手段31が、出力手段33を介して、利用者に、部品装着設定条件(ライン構成、生産計画、設定パラメータなど)の入力を指示し、入力手段32を介して、当該設定条件を受け付ける(後述、図19等)。
設定装置3は、上記で受け付けたライン構成情報を、ライン構成データD3−2に格納する。また、上記で受け付けた生産計画情報を、記憶手段35内の一時記憶領域(図示しない)に格納すると共に、通信手段34を介して管理装置2に送信し、記憶手段24内に生産計画データD23として格納される。また、上記で受け付けた設定パラメータを、記憶手段35内の一時記憶領域に格納する。また、設定装置3は、上記で受け付けた生産計画情報に含まれるプリント基板種類に関する、基板レイアウトデータと装着部品データを、通信手段34を介して管理装置2の基板レイアウトデータD20と装着部品データD22から抽出・受信し、記憶手段35内の一時記憶領域に格納する。
S2では、使用可能性指標算出手段301により、後述する処理手順(図14)に従って、各部品種類ごとに部品使用可能性指標(b)の値を算出し、bデータD34に格納する。
S3では、全体制御手段31が、計画生産基板(前述)の生産時間(Tとする)の概算値を無限大(計算機で扱える最も大きい値)に設定し、記憶手段35内の一時記憶領域に、「生産時間(最良値:Taとする)」として格納する。生産時間(T)とは、人間の作業による段取時間を含め、基板の生産に要する時間を見積もり計算した値である。
S4では、変更対応用エリア(A2)設定手段302により、後述する処理手順(図15)に従い、装着装置1の各部品供給手段13の変更対応用エリア(A2)の幅を0で初期化し、A2データD35に格納する。
S5では、全体制御手段31が、下記の処理手順(S6〜S15)(ループ処理)を繰り返し実行する。
S6では、全体制御手段31が、全装置(装着装置1、部品供給手段13)の部品配置を初期化し(空の状態にする)、記憶手段35内の一時記憶領域に、部品装着データ(前記D11等に対応する情報)として格納する。
S7では、変更対応用エリア(A2)部品配置設定手段303により、後述する処理手順(図16)に従って、S4(初期化),S15(更新)で各部品供給手段13に割当てられた変更対応用エリア(A2)内の部品配置を算出し、記憶手段35内の一時記憶領域に、部品装着データ(上記)として格納する。
S8では、計画生産用エリア(A1)部品配置設定手段304により、各基板種類の生産順序と、各部品供給手段13の計画生産用エリア(A1)(全体のうちA2以外の領域)内の部品配置を算出し、記憶手段35内の一時記憶領域に、部品装着データ(上記)として格納する。
ここで、S8は、一部の部品配置が指定された条件において、各基板の生産順序と各基板への部品装着時の部品配置を算出する手順により実現できる。この算出手順は公知技術であり、また装置ベンダが部品配置最適化ソフトを提供するのが一般的であるため、詳細手順の説明は省略する。
S9では、装着順序設定手段305により、各装着装置1における、各基板種類への部品装着順序を算出し、記憶手段35内の一時記憶領域に、部品装着データ(上記)として格納する。なお、各基板への部品装着時間が短くなるように部品装着順序を算出する手順は公知技術であり、また装置ベンダがその装着順序最適化ソフトを提供するのが一般的であるため、詳細手順の説明は省略する。
S10では、生産時間算出手段306により、上記S7〜S9で算出した生産条件(生産順序、部品配置、装着順序を含む)を前提として、全プリント基板への部品装着に要する時間(生産時間(T))を概算し、記憶手段35内の一時記憶領域に、「生産時間(候補値:Tbとする)」として格納する。この生産時間(T)の概算は、例えば、部品装着動作時間の積み上げにより算出する「部品装着時間」と、各基板の生産順序と部品配置から求まる段取作業量より算出する「段取時間」と、の和により求めることができる。これは公知技術であり、装置ベンダによりシミュレータが提供されるのが一般的であるため、詳細は省略する。
S11では、生産時間(T)比較手段307により、S10で算出した「生産時間(候補値:Tb)」と、S3,S14で一時記憶領域に格納した「生産時間(最良値:Ta)」とを比較して、計画生産基板の生産時間の悪化に関する判定を行う。候補値(Tb)が、予め指定された許容値(Tcとする)(例えばS1で設定パラメータとして受け付けた値)を超えて最良値(Ta)よりも悪化(増加)した場合(条件式:Tb>Ta+Tc)には(S11−Yes)、S12を実行してS5のループ処理を終了し、S16に遷移する。否の場合は、続くS13に遷移する。
S13では、全体制御手段31が、前記S7〜S9で算出した生産条件(生産順序、部品配置、装着順序を含む)を、記憶手段35内の一時記憶領域に、「最良生産条件」として格納する。
S14では、全体制御手段31が、前記S10で算出した「生産時間(候補値:Tb)」を、記憶手段35内の一時記憶領域に、「生産時間(最良値:Ta)」として格納する。即ちTa値をTb値により更新する。
S15では、変更対応用エリア(A2)設定手段302により、後述する処理手順(図17)に従って、各部品供給手段13の変更対応用エリア(A2)の幅を更新し、A2データD35に格納する。
以上の処理手順(S1〜S15)により、部品供給手段13のエリアに変更対応用エリア(A2)が無い場合(エリア幅が0の場合)と比較して、計画生産基板の生産時間(T)の悪化量が許容範囲内という制約を満たした生産条件が、記憶手段35内に「最良生産条件」として格納された状態となる。
ループ処理(S5)に伴い変更対応用エリア(A2)の幅が増加するにつれ、計画生産基板の生産時間(T)は増加するため、いずれS11−YesになりS12は必ず実行されることになる。そして、続くS16では、上記「最良生産条件」(生産順序、部品配置、装着順序を含む)を、全体制御手段31が、通信手段34を用いて、各装着装置1と管理装置2に配信する。各装着装置1と管理装置2は、それぞれ、当該データの受信後、部品装着データD11,D21、生産計画データD23等として格納する。更に、装着装置1は、上記受信した部品装着データD11の部品配置情報(図3、d1)に現れる部品種類の情報を、管理装置2の装着部品データD22から抽出して、装着部品データD12に格納する。
図14は、前記S2(b算出)の詳細手順を表すPADである。S201では、全体制御手段31が、S1で記憶手段35内の一時記憶領域に格納された装着部品データに登録されている全ての部品(部品種類)について、順番に選択部品として、続くS202,S203を実行する。S202では、全体制御手段31が、上記選択部品の部品使用可能性指標(b)の値を0で初期化し、記憶手段35のbデータD34に格納する。S203では、全体制御手段31が、上記選択部品の計画生産基板数(N1)(図11、C)を0で初期化し、記憶手段35のbデータD34に格納する。S204では、全体制御手段31が、通信手段34を介して、管理装置2の記憶手段24内の生産実績データD24を参照し、当該データに実績登録されている全ての基板(基板種類)について、順番に選択基板として、続くS205〜S207を実行する。
なお上記に係わる変形例として、S1で、対象とする生産実績データに制限を加える設定パラメータを利用者から受け付け、例えば30日以内の生産実績データのみを対象とする等としてもよい(後述、図19)。
S205では、全体制御手段31が、通信手段34を介して、管理装置2の記憶手段24内の生産実績データD24を参照し、選択基板の基板生産可能性指標(a)の値を算出し、記憶手段35内のaデータD33に格納する。本実施の形態では、基板生産可能性指標(a)値の定義式として、次の式(1)を採用する。
式(1): a=α×[選択基板を最後に生産してから現在までの日数]+β×[生産頻度([回/月])]
ここで、上記[選択基板を最後に生産してから現在までの日数]と[生産頻度]は、生産実績データD24を参照すれば容易に算出できる。[生産頻度]は基板の生産頻度(例えば月あたりの数)であるが、基板に装着する部品の使用頻度に関係する。また、α,βは予め設定する重み値であり、例えば、S1で利用者が設定パラメータとして入力する。なお本発明は上記の式(1)に限定されずに適用可能であることを注記しておく。
S206では、全体制御手段31が、S1で記憶手段35内の一時記憶領域に格納した基板レイアウトデータを参照し、選択基板への部品装着(生産)に必要な全ての部品(部品種類)について、順番に選択部品として、続くS207を実行する。S207では、全体制御手段31が、部品使用可能性指標(b)データD34に登録されている、選択部品の部品使用可能性指標(b)(図11、B)の値を、次の式(2)に従って計算・更新する。
式(2): b’=b+[選択基板のa値]
上記のbは、更新前の登録値であり、b’は、更新後の登録値である。登録値とは、bデータD34の「部品使用可能性指標」(図11、B)に登録される値である。[選択基板のa値]は前記式(1)による。上記式(2)のように、b値は、a値(式(1))を用いて計算される形であり、予め指定された期間における部品の使用頻度の関数になっている。
上記のように値を更新していくことにより、今後生産される可能性が高い基板種類への部品装着に必要な部品種類のb値(図11、B)が大きくなるため、S7で変更対応用エリア(A2)に当該b値が大きい部品種類を優先的に配置することで(図21)、生産計画変更に追従しやすい部品配置の情報が得られることになる。
S208では、全体制御手段31が、S1で記憶手段35内の一時記憶領域に格納した生産計画データを参照し、この生産計画データに登録されている全ての基板(基板種類)について、順番に選択基板とし、続くS209,S210を実行する。S209では、全体制御手段31が、S1で記憶手段35内の一時記憶領域に格納した基板レイアウトデータを参照し、選択基板への部品装着(生産)に必要な全ての部品(部品種類)について、順番に選択部品として、続くS210を実行する。S210では、全体制御手段31が、部品使用可能性指標(b)データD34に登録されている、選択部品の計画生産基板数(N1)(図11、C)の値を、次の式(3)に従って更新する。
式(3): [更新後のN1の登録値]=[更新前のN1の登録値]+1
上記登録値とは、bデータD34の「計画生産基板数」(N1)(図11、C)に登録されている値である。上記のように値を更新していくことより、計画生産基板への部品装着で使用される回数が多い部品種類の計画生産基板数(N1)が大きくなる。S7で、変更対応用エリア(A2)内に格納する部品種類を、N1が大きい部品がなるべく計画生産用エリア(A1)に近い位置になるように配置することにより(図21)、当該部品の使用・装着の際に移動時間が短くなること等から、計画生産基板への部品装着時間が短くなり、結果として生産時間(T)が短い部品配置が得られることになる。
図21で、例えばA1が8スロット分、A2が4スロット分のサイズである。N1値が大きい部品206−2を、A2内のうち、A1に近い位置(スロット207)に配置する。これにより、当該部品206−2を使用する際には、X方向のロボットでの移動時間が短くなる。
図15は、前記S4(A2設定(初期化))の詳細手順を表すPADである。S401では、全体制御手段31が、ライン構成データD32に登録された全装置(装着装置1)について、順番に選択装置とし、続くS402,S403を実行する。S402では、全体制御手段31が、機種データD31を参照し、選択装置が備える全ての部品供給手段13(フィーダ201・部品供給部202)について、順番に選択供給手段とし、続くS403を実行する。S403では、全体制御手段31が、選択供給手段の変更対応用エリア(A2)の幅を0で初期化して、記憶手段35内にA2データD35として格納する。
以上の処理手順S4により、本システムで備える全ての部品供給手段13における変更対応用エリア(A2)の幅が0で初期化される。
図16は、前記S7(A2部品配置設定)の詳細手順を表すPADである。S701では、全体制御手段31が、bデータD34に登録されている部品種類を、b値(図11、B)の大きさの降順にソートする。S702では、全体制御手段31が、ライン構成データD32に登録された全装置(装着装置1)について、順番に選択装置とし、続くS703,S704を実行する。S703では、全体制御手段31が、機種データD31を参照し、選択装置が備える全ての部品供給手段13について、順番に選択供給手段とし、続くS704を実行する。S704では、全体制御手段31が、選択供給手段の変更対応用エリア(A2)内の空スロット数(図12、D)を、A2のエリア幅(図12、C)の値で初期化して、記憶手段35内にA2データD35として格納する。
S705では、全体制御手段31が、bデータD34に登録された部品種類について、b値(図11、B)が大きい順に選択部品として、続くS706〜S713を実行する。S706では、全体制御手段31が、ライン構成データD32に登録された全装置(装着装置1)について、順番に選択装置とし、続くS707〜S711を実行する。S707では、全体制御手段31が、機種データD31を参照し、選択装置が備える全ての部品供給手段13について、順番に選択供給手段とし、続くS708〜S710を実行する。S708では、全体制御手段31が、選択部品が選択供給手段の変更対応用エリア(A2)に配置可能であるかを判定する。本実施の形態では、この判定方法として、選択供給手段の種類(テープ、トレイ等)が選択部品種類の供給種類(図4、B)と一致し、かつ、選択供給手段の変更対応用エリア(A2)の空スロット数(図12、D)が、選択部品種類のスロット数(図4、C)よりも大きい場合に、配置可能と判定する。配置可能である場合(S708−Yes)、続くS709,S710を実行する。
S709では、全体制御手段31が、選択部品を選択供給手段への配置部品として設定し(配置部品種類データ)、記憶手段35内の一時記憶領域に格納する。S710では、全体制御手段31が、記憶手段35内のA2データD35に格納した選択供給手段の空スロット数(図12、D)を、選択部品種類のスロット数(図4、C)だけ減少させた値で更新し、続くS711において、ループを終了(S712へ遷移)する。
S712では、全体制御手段31が、記憶手段35内のA2データD35を参照し、全ての部品供給手段13において、A2の空スロット数が0である場合は(S712−Yes)、S713においてループを終了(S714へ遷移)する。
S714では、全体制御手段31が、ライン構成データD32に登録された全装置(装着装置1)について、順番に選択装置とし、続くS715,S716を実行する。S715では、全体制御手段31が、機種データD31を参照し、選択装置が備える全部品供給手段13について、順番に選択供給手段とし、続くS716を実行する。S716では、全体制御手段31が、前記S709で記憶手段35内の一時記憶領域に格納した、選択供給手段への配置部品種類データを参照し、配置部品種類をソートすることで、部品配置を設定する。具体的には、配置部品種類を(優先度1)計画生産基板数(N1)(図11、C)と、(優先度2)部品使用可能性指標(b)(図11、B)との2つの値で降順にソートした後、ソートした部品種類の先頭から順に、A2内に、A1の側から順に配置スロットを設定すればよい。なおここでA2は各部品供給手段13のいずれか一方の端に設定されるものとする(図21)。
以上の処理手順(S701〜S716)により、A2内に格納する部品(部品種類)を、計画生産基板数(N1)が大きい部品がなるべくA1に近い位置になるように配置することになり(図21)、結果として生産時間(T)が短い部品配置が得られることになる。
図17は、前記S15(A2設定(更新))の詳細手順を表すPADである。S1501では、全体制御手段31が、記憶手段35内の変更対応用エリア(A2)データD35を参照し、A2のエリア幅(図12、C)が最小の部品供給手段13を選択する。S1502では、S1501で選択した部品供給手段13のA2のエリア幅(図12、C)を、1(1スロット分)増加し、記憶手段35内にA2データD35として格納する。
以上、図13〜図17で説明した処理手順(S1〜S16)により、生産条件(生産順序、部品配置、装着順序を含む)の情報が設定される。以降、利用者は、設定装置3の出力手段33もしくは装着装置1の出力手段15を介して、上記生産条件を確認し、生産順序に合わせて段取作業を実施し、その後に基板を投入することで、計画生産基板を生産することができる。ここで、変更対応用エリア(A2)内の部品種類のうち、計画生産基板で使用しない部品種類(N1が0の部品種類)に関しては、真に必要になるまで装着装置1への搭載作業を遅らせてもよい。
[生産計画変更]
次に、図18を用いて、生産計画を変更する場合に利用者からの指示に基づき部品装着設定装置3において実行する部品装着設定処理手順について説明する。図18は、生産計画変更時の部品装着設定処理の一例を示す。生産計画の変更時には、変更対応用エリア(A2)に関する情報を変更しない条件下で、生産条件を設定する。
S1801では、全体制御手段31が、出力手段33を介して、利用者に、生産計画の変更に対応した新しい部品装着設定条件(生産計画、設定パラメータなど)の入力を指示し、入力手段32を介して、当該設定条件を受け付ける。
上記で受け付けた生産計画情報を、設定装置3の記憶手段35内の一時記憶領域に格納すると共に、通信手段34を介して管理装置2に送信し、記憶手段24に生産計画データD23として格納する。また、上記で受け付けた設定パラメータを、設定装置3の記憶手段35内の一時記憶領域に格納する。更に、上記で受け付けた生産計画情報に含まれるプリント基板種類に関する、基板レイアウトデータと装着部品データを、通信手段34を介して管理装置2の基板レイアウトデータD20と装着部品データD22から抽出・受信し、記憶手段35内の一時記憶領域に格納する。
S1802では、全体制御手段31が、全装置(装着装置1)の部品供給手段13の計画生産用エリア(A1)内の部品配置情報を初期化し(空の状態にする)、記憶手段35内の一時記憶領域に、部品装着データとして格納する。以降の処理手順S1803〜S1805は、それぞれ、前記図13のS8,S9,S16と同様の内容となる。
以上の図18の処理手順により、生産計画の変更(変更後の生産計画)にあわせて、計画生産用エリア(A1)内の部品配置情報が更新されることになる。以降、利用者は、設定装置3の出力手段33もしくは装着装置1の出力手段15を介して、(変更後の)生産条件を確認し、生産順序に合わせて段取作業を実施し、その後に基板を投入することで、(変更後の)計画生産基板を生産することができる。
[画面(1)]
次に、図19,図20を用いて、設定装置3において利用者に示す画面の例について説明する。図19は、前記S1,S1801で設定装置3が出力手段33を介して利用者に提示する部品装着設定条件入力画面を示す。aの入力エリアは、利用者に生産計画の情報(前述)の入力を促すエリアであり、生産するプリント基板種類(「基板コード」で指定)とその生産枚数(「生産数量」)の入力エリアを備える。bの入力エリアは、利用者にライン構成(前述)の入力を促すエリアであり、「装置順序」、「機種」、「アドレス」の入力エリアを備える。なお本エリアへの入力情報は、ネットワーク4を介して装着装置1と通信することにより自動で入力するようにしてもよい。
cの入力エリアは、利用者に部品装着設定の設定パラメータ(前述)の入力を促すエリアである。本例では、(c1)「単位段取時間」(部品1種類あたりの段取時間)(単位は秒)と、(c2)「対象実績データ」情報と、(c3)「生産時間許容悪化量」(単位は秒)と、(c4)「生産可能性重み値」(α,β)と、の各入力エリアを備える。ここで、c1は、前記図13のS10で「生産時間(候補値:Tb)」を概算する際に利用する。c2は、前記図14のS204,S205等で基板生産可能性指標(a)値の算出に用いる生産実績データ(D24)を絞り込むために使用する。例えば「30日以内」といったように期間が限定される。c3は、前記図13のS11で生産時間(T)を比較する際に許容値(Tc)として利用する。なお本例では、c3の許容悪化量を絶対値(単位は秒)で入力する例を示しているが、例えば、変更対応エリア(A2)を設けない場合(エリア幅が0の場合)と比較して5%以内にする等、相対値で入力するようにしてもよい。c4は、前記図14のS205での基板生産可能性指標(a)値の算出式(式(1))において利用する。
dの「新規設定」ボタンでは、利用者からの部品装着設定処理開始(新規設定)命令を受け付ける。dが押下された場合、設定装置3は、前記図13の処理手順を実行し、計画生産用エリア(A1)だけでなく変更対応用エリア(A2)も対象として生産条件を設定する。eの「計画変更」ボタンでは、利用者からの生産計画変更時の部品装着設定処理開始(計画変更)命令を受け付ける。eが押下された場合、設定装置3は、前記図18の処理手順を実行し、計画生産用エリア(A1)のみを対象として生産条件を設定する(変更対応用エリア(A2)に関する情報は変更しない)。
[画面(2)]
図20は、設定装置3において利用者の指示に基づき出力手段33を介して利用者に提示する設定条件結果出力画面を示す。aは、利用者に部品装着装置1の指定を促す入力エリアであり、設定装置3は、aに入力された装着装置1に関係する部品配置情報を、dの出力エリアに出力する。bは、利用者にプリント基板種類の指定を促す入力エリアであり、設定装置3は、bに入力された生産順序の基板種類の名称をcの出力エリアに出力し、また、部品配置情報をdの出力エリアに出力する。
dは、利用者に部品装着設定結果の一つである部品配置情報を示す出力エリアである。本例では、(d1)部品を配置する位置を示す「スロット番号」と、(d2)「部品種類」と、(d3)計画生産基板での「使用予定」の有無と、(d4)使用予定が無い部品種類に対しての「部品使用可能性指標」(b)と、を出力する。ここで、使用予定が無い部品種類に関する補足情報として、d4のb値以外にも、生産実績データ(D24)から算出可能な部品使用頻度などの情報を用いてもよい。また、同様の結果表示を、装着装置1の出力手段15を介して実行してもよい。その場合にはaのような装着装置1を特定するための入力エリアは不要である。
[効果等]
以上説明したように、本実施の形態によれば、生産基板種類の切り替え時の段取作業に起因する生産時間の悪化を許容範囲内に抑えながら(図13、S11等)、生産計画変更に対して追従的な効率的な部品配置(部品装着装置1の部品供給手段13の変更対応用エリア(A2)へb値・N1値が大きい部品を配置する等)などを含む生産条件などの情報を自動的に算出・設定できる。これにより、例えばJIT生産のように高頻度に生産計画が見直される場合においても、段取作業量が少なく、結果として基板生産量を多くすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば各装置(1,2,3)やその構成要素について分離や統合により構成してもよいし、構成要素の一部または全部をソフトウェアプログラム処理やハードウェア回路などで実現してもよい。
本発明は、電子回路基板の生産管理システム等に利用可能である。
1…部品装着装置、2…生産データ管理装置、3…部品装着設定装置、4…ネットワーク、12…部品装着手段、13…部品供給手段、22…実績収集手段、201…フィーダ、202…部品供給部、203…装着ヘッド、204…ロボット、205…基板(プリント基板)、206…部品、207…スロット、301…部品使用可能性指標(b)算出手段、302…変更対応用エリア(A2)設定手段、303…変更対応用エリア(A2)部品配置設定手段、304…計画生産用エリア(A1)部品配置設定手段、305…装着順序設定手段、306…生産時間(T)算出手段、307…生産時間(T)比較手段、D11,D21…部品装着データ、D21,D22…装着部品データ、D20…基板レイアウトデータ、D23…生産計画データ、D24…生産実績データ、D31…機種データ、D32…ライン構成データ、D33…基板生産可能性指標(a)データ、D34…部品使用可能性指標(b)データ。D35…変更対応用エリア(A2)データ。

Claims (10)

  1. 基板に部品を装着する部品装着システムであって、
    基板に部品を装着する1台以上の部品装着装置と、
    前記部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを管理する管理装置と、
    前記部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを算出し設定する設定装置と、を備え、
    前記部品装着装置は、部品が配置される領域を持つ部品供給手段を備え、
    前記管理装置は、基板の設計情報、生産条件、及び生産実績データを管理し、
    前記生産条件は、各基板の生産順序、前記部品装着装置の部品供給手段への部品の配置、及び、基板への部品の装着順序の情報を含み、
    前記設定装置は、設定条件の入力に基づき、前記生産条件を算出し設定する処理を行い、算出した情報を前記管理装置及び各前記部品装着装置に配信し、
    前記設定装置は、
    前記部品について、各部品種類ごとに、生産計画変更に起因して使用する可能性の高さを表す第1の指標(b)の値を算出する第1の手段と、
    前記部品装着装置の部品供給手段の領域に、計画生産用の第1のエリアと、生産計画の変更対応用の第2のエリアとを設け、前記第2のエリア及び第1のエリアの広さを可変に設定する第2の手段と、
    前記第1の指標(b)の値が大きい部品を、前記第2のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第3の手段と、
    前記計画生産用の基板に使用する部品を、前記第1のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第4の手段と、
    前記基板への部品の装着順序を設定する第5の手段と、
    前記計画生産用の基板の生産時間の概算の値を算出する第6の手段と、
    前記生産時間の値が所定の許容値を超えて悪化するか否かを比較判定する第7の手段と、を有し、
    上記構成により、前記生産時間の悪化許容範囲内にして前記第2のエリアへ部品を配置するように前記生産条件を更新し当該情報を出力すること、を特徴とする部品装着システム。
  2. 請求項1記載の部品装着システムにおいて、
    前記第1の指標(b)は、指定された期間における、部品の使用頻度の関数であること、を特徴とする部品装着システム。
  3. 請求項2記載の部品装着システムにおいて、
    前記基板の各々について今後生産指示を受ける可能性を表す第2の指標(a)の値を基板生産頻度をもとに算出する手段を有し、
    前記第1の指標(b)の値は、前記第2の指標(a)の値を用いて計算されること、を特徴とする部品装着システム。
  4. 請求項1記載の部品装着システムにおいて、
    前記生産計画に現れる複数のすべての種類の基板のうち何種類の基板で使用されるかを示す計画生産基板数を算出する手段を有し、
    前記計画生産基板数が大きい部品を、前記第2のエリアのうちの前記第1のエリアに近い単位領域に配置すること、を特徴とする部品装着システム。
  5. 部品が配置される領域を持つ部品供給手段を備え基板に部品を装着する部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを算出し設定する部品装着設定装置であって、
    前記部品装着設定装置は、設定条件の入力に基づき、生産条件を算出する処理を行い、算出した情報を前記部品装着装置に配信し、
    前記生産条件は、各基板の生産順序、前記部品装着装置の部品供給手段への部品の配置、及び、基板への部品の装着順序の情報を含み、
    前記部品装着設定装置は、
    前記部品について、各部品種類ごとに、生産計画変更に起因して使用する可能性の高さを表す第1の指標(b)の値を算出する第1の手段と、
    前記部品装着装置の部品供給手段の領域に、計画生産用の第1のエリアと、生産計画の変更対応用の第2のエリアとを設け、前記第2のエリア及び第1のエリアの広さを可変に設定する第2の手段と、
    前記第1の指標(b)の値が大きい部品を、前記第2のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第3の手段と、
    前記計画生産用の基板に使用する部品を、前記第1のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第4の手段と、
    前記基板への部品の装着順序を設定する第5の手段と、
    前記計画生産用の基板の生産時間の概算の値を算出する第6の手段と、
    前記生産時間の値が所定の許容値を超えて悪化するか否かを比較判定する第7の手段と、を有し、
    上記構成により、前記生産時間の悪化許容範囲内にして前記第2のエリアへ部品を配置するように前記生産条件を更新し当該情報を出力すること、を特徴とする部品装着設定装置。
  6. 請求項5記載の部品装着設定装置において、
    前記第1の指標(b)は、指定された期間における、部品の使用頻度の関数であること、を特徴とする部品装着設定装置。
  7. 部品が配置される領域を持つ部品供給手段を備え基板に部品を装着する部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを算出し設定する部品装着設定装置において、設定条件の入力に基づき生産条件を算出する処理を行い算出した情報を前記部品装着装置に配信する部品装着設定処理を実行させる、部品装着設定プログラムであって、
    前記生産条件は、各基板の生産順序、前記部品装着装置の部品供給手段への部品の配置、及び、基板への部品の装着順序の情報を含み、
    前記部品について、各部品種類ごとに、生産計画変更に起因して使用する可能性の高さを表す第1の指標(b)の値を算出する第1の処理と、
    前記部品装着装置の部品供給手段の領域に、計画生産用の第1のエリアと、生産計画の変更対応用の第2のエリアとを設け、前記第2のエリア及び第1のエリアの広さを可変に設定する第2の処理と、
    前記第1の指標(b)の値が大きい部品を、前記第2のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第3の処理と、
    前記計画生産用の基板に使用する部品を、前記第1のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第4の処理と、
    前記基板への部品の装着順序を設定する第5の処理と、
    前記計画生産用の基板の生産時間の概算の値を算出する第6の処理と、
    前記生産時間の値が所定の許容値を超えて悪化するか否かを比較判定する第7の処理と、を実行し、
    上記構成により、前記生産時間の悪化許容範囲内にして前記第2のエリアへ部品を配置するように前記生産条件を更新し当該情報を出力すること、を特徴とする部品装着設定プログラム。
  8. 請求項7記載の部品装着設定プログラムにおいて、
    前記第1の指標(b)は、指定された期間における、部品の使用頻度の関数であること、を特徴とする部品装着設定プログラム。
  9. 基板に部品を装着する1台以上の部品装着装置と、前記部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを管理する管理装置と、前記部品装着装置での部品の装着を含む基板の生産に関するデータを算出し設定する設定装置とを備える部品装着システム上で、基板に部品を装着するための情報を算出する処理を行う部品装着方法であって、
    前記部品装着装置は、部品が配置される領域を持つ部品供給手段を備え、
    前記管理装置は、基板の設計情報、生産条件、及び生産実績データを管理し、
    前記生産条件は、各基板の生産順序、前記部品装着装置の部品供給手段への部品の配置、及び、基板への部品の装着順序の情報を含み、
    前記設定装置は、設定条件の入力に基づき、前記生産条件を算出し設定する処理を行い、算出した情報を前記管理装置及び各前記部品装着装置に配信し、
    前記設定装置において、
    前記部品について、各部品種類ごとに、生産計画変更に起因して使用する可能性の高さを表す第1の指標(b)の値を算出する第1の処理手順と、
    前記部品装着装置の部品供給手段の領域に、計画生産用の第1のエリアと、生産計画の変更対応用の第2のエリアとを設け、前記第2のエリア及び第1のエリアの広さを可変に設定する第2の処理手順と、
    前記第1の指標(b)の値が大きい部品を、前記第2のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第3の処理手順と、
    前記計画生産用の基板に使用する部品を、前記第1のエリアに配置するように部品配置の情報を設定する第4の処理手順と、
    前記基板への部品の装着順序を設定する第5の処理手順と、
    前記計画生産用の基板の生産時間の概算の値を算出する第6の処理手順と、
    前記生産時間の値が所定の許容値を超えて悪化するか否かを比較判定する第7の処理手順と、を実行し、
    上記構成により、前記生産時間の悪化許容範囲内にして前記第2のエリアへ部品を配置するように前記生産条件を更新し当該情報を出力すること、を特徴とする部品装着方法。
  10. 請求項9記載の部品装着方法において、
    前記第1の指標(b)は、指定された期間における、部品の使用頻度の関数であること、を特徴とする部品装着方法。
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