JP7018379B2 - 電子部品装着システムの制御装置 - Google Patents

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本明細書は、デュアル搬送レーンでかつツイン実装ヘッドの部品実装機が複数台連結された電子部品装着システムを制御する制御装置に関する。
多数の電子部品が実装された基板を生産する設備として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの設備を一列に連結して基板生産ラインを構成し電子部品装着システムとすることが一般的になっている。このうち部品実装機は、基板を搬入出する搬送レーンを有する基板搬送装置と、部品供給装置から電子部品を採取して基板に装着する実装ヘッドを有する部品移載装置と、を備えるのが一般的である。1枚の基板に装着する電子部品の種類の増加に対応するため、部品実装機が複数台連結されて電子部品装着システムとされることも多い。さらに、2種類の基板を並行して生産するために、デュアル搬送レーンでかつツイン実装ヘッドのタイプの部品実装機が複数台連結された電子部品装着システムが用いられることもある。2種類の基板を並行して生産する電子部品装着システムでは、従来から独立生産方式やデュアル生産方式が採用されてきた。
独立生産方式では、第1搬送レーンに搬入された第1の基板に第1実装ヘッドを用いて電子部品を装着し、第2搬送レーンに搬入された第2の基板に第2実装ヘッドを用いて電子部品を装着する。このため、オペレータは、第1搬送レーンおよび第2搬送レーンを相互に独立した基板生産ラインのように扱うことができる。換言すれば、第1搬送レーンと第2搬送レーンとで基板の生産速度が異なってもよい。また、オペレータは、生産する基板の種類を変更するときに、搬送レーンごとに独立して段取り替え作業を行うことができる。
一方、デュアル生産方式では、まず、第1搬送レーンに搬入済みの第1の基板に第1実装ヘッドおよび第2実装ヘッドを用いて電子部品を装着し、その間に第2搬送レーンに第2の基板を搬入する。第1の基板への装着が終了すると、第2搬送レーンに搬入済みの第2の基板に第1実装ヘッドおよび第2実装ヘッドを用いて電子部品を装着し、その間に第1搬送レーンで装着済みの第1の基板を搬出し次の第1の基板を搬入する。以下、第1搬送レーンおよび第2搬送レーンで交互に、第1実装ヘッドおよび第2実装ヘッドを用いた装着を行う。
上記した2通りの生産方式には一長一短がある。例えば、独立生産方式は、第1搬送レーンで第1の基板を生産中に第2搬送レーンで段取り替え作業を並行して行える長所をもっている。反面、独立生産方式は、各搬送レーンで基板を搬入出するときに実装ヘッドが待ち状態になって遊休する短所をもっている。一方、デュアル生産方式は、基板を搬入出するときに実装ヘッドが待ち状態にならない長所をもっている。反面、デュアル生産方式は、第1の基板と第2の基板とで生産速度を変えられない短所や、実装ヘッド相互間の干渉を避ける煩雑な制御が必要で、さらには干渉を避けるために実装ヘッドが待ち状態になる短所をもっている。このため、基板の種類や生産枚数、段取り替え作業の手間などの条件を考慮して、効率の良い生産方式を採用することが好ましい。デュアル搬送レーンでかつツイン実装ヘッドのタイプの電子部品装着システムにおける基板の生産効率を高めるために、生産方式を改良した技術例が特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1は、複数種の基板を搬送する基板搬送路を構成する基板搬送コンベアと、複数種の基板に対して順次部品の搭載を行う複数の部品搭載手段とを備えた部品実装装置を複数台並べた部品実装システムを開示している。この部品実装システムの各部品実装装置が備える複数の部品搭載手段は、1種類の基板を対象とする部品実装動作のみを行い、並設された各基板搬送路は、基板の種類ごとに別々に搬送することを特徴としている。さらに、特許文献1の図1に示される実施形態では、並べられた6台の部品実装機のうち1台目および4台目が基板搬送路Laの基板3aの専用とされ、2台目および5台目が基板搬送路Lbの基板3bの専用とされ、3台目および6台目が基板搬送路Lcの基板3cの専用とされている。これにより、各部品実装機が備える複数の部品搭載手段は1種類の基板を対象とする部品実装動作しか行わないため実装ミスが発生しにくく、従来よりも良品生産率を向上できる、とされている。
また、特許文献2は、各々が複数の搬送レーンを有する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおける実装条件決定方法を開示している。この実装条件決定方法は、一連の経路を形成する搬送レーンの組ごとに基板種を割り当てるステップと、複数の部品実装機の各々を1つの基板種のみに実装する専用機に設定するステップと、複数の専用機を少なくとも1台の共有機に置き換えることにより専用機および共有機の台数を決定するステップと、を含んでいる。さらに、特許文献2の図14および図15に示される実施形態では、連結される6台の部品実装機のうち1台目および2台目がRレーン専用機とされ、3台目および4台目がFレーン専用機とされ、5台目のRレーン専用機および6台目のFレーン専用機が1台の共有機に置き換えられる。これにより、限られた配置スペースの中で全ての部品実装機の稼働率を最大限高く確保でき、また、段取り替えの性能に優れた専用機を最大限配置しかつ部品実装機の台数を最小限に抑えた、とされている。
特許第4978398号公報 特開2009-231812号公報
ところで、上記した電子部品装着システムの2つの搬送レーンを用いて、両面実装基板のトップ面およびボトム面に電子部品を装着する生産を行う場合がある。この場合に、トップ面とボトム面の生産枚数は同じであるので従来のデュアル生産方式を採用できるが、実装ヘッド相互間の干渉を避けるための待ち状態が長く続いて効率の良い生産とならない場合がある。また、両面実装基板に従来の独立生産方式を採用することもできるが、装着する部品点数の多いトップ面と部品点数の少ないボトム面とで生産所要時間に大差が生じやすく、効率の良い生産になり難い。
また、電子部品装着システムの2つの搬送レーンを用いて生産する2種類の基板に特別な関連性がなく、かつ互いに生産枚数が異なっていても生産完了時期を揃えたい場合がある。この場合に、2つの搬送レーンで生産速度が異なる独立生産方式を採用することになる。しかしながら、従来の独立生産方式では、2つの搬送レーンにおける基板の生産速度がちょうど生産枚数に比例するとは限らない。このため、電子部品の装着に必要とされる作業量、すなわち装着負荷が軽い側の搬送レーンおよび実装ヘッドが遊休して稼働率が低下し、効率の良い生産とならない場合が生じる。
それゆえ、本明細書は、独立生産方式で2つの搬送レーンを用いて生産する2種類の基板の部品点数に差がある場合や、2種類の基板の生産枚数に差がある場合に、効率良く基板を生産できる電子部品装着システムの制御装置を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書で開示する電子部品装着システムの制御装置は、第1の基板を搬入出する第1搬送レーン、ならびに第2の基板を搬入出する第2搬送レーンを有する基板搬送装置と、前記第1搬送レーンに近接して移動可能に配置され前記第1搬送レーン上の前記第1の基板および前記第2搬送レーン上の前記第2の基板に電子部品を装着可能な第1実装ヘッド、ならびに前記第2搬送レーンに近接して移動可能に配置され前記第1搬送レーン上の前記第1の基板および前記第2搬送レーン上の前記第2の基板に電子部品を装着可能な第2実装ヘッドを有する部品移載装置と、を備えた部品実装機が複数台直列に配置され、各前記第1搬送レーンが直列に連結され、各前記第2搬送レーンが直列に連結された電子部品装着システムを制御する制御装置であって、前記第1の基板に装着される第1群の電子部品と、前記第2の基板に装着される第2群の電子部品とで、部品点数および部品種の少なくとも一方が互いに異なることにより、前記第1の基板の装着負荷より前記第2の基板の装着負荷が重く設定され、前記複数台の部品実装機の各々は、前記第1の基板に前記第1実装ヘッドを用いて前記第1群の電子部品を装着し、前記第2の基板に前記第2実装ヘッドを用いて前記第2群の電子部品を装着する独立生産機、もしくは、前記第2の基板に前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドを用いて前記第2群の電子部品を装着する第2レーン専用機に設定可能であり、前記制御装置は、前記複数台の部品実装機を前記独立生産機もしくは前記第2レーン専用機に設定し、前記複数台の部品実装機のうち前記独立生産機の前記第1実装ヘッドを用いた前記独立生産機毎の第1機別サイクルタイムが等しくなり、前記独立生産機の前記第2実装ヘッドならびに前記第2レーン専用機の前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドを用いた前記部品実装機毎の第2機別サイクルタイムが等しくなり、さらに、前記第1機別サイクルタイムと前記第2機別サイクルタイムとを一致させることによって前記複数台の部品実装機毎のサイクルタイムが等しくなるように、前記独立生産機の前記第1実装ヘッドに前記第1群の電子部品を分担させるとともに、前記独立生産機の前記第2実装ヘッドならびに前記第2レーン専用機の前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドに前記第2群の電子部品を分担させる。
本明細書で開示する電子部品装着システムの制御装置は、2種類の基板の部品点数や生産枚数を考慮し、装着負荷が軽い側を第1の基板と称して第1搬送レーンで生産し、装着負荷が重い側を第2の基板と称して第2搬送レーンで生産することに定める。このように、第1および第2の基板、ならびに第1および第2搬送レーンを定めても、「第1」および「第2」の冠詞は単に両者を区別するだけであり、一般性および普遍性は失われない。そして、制御装置は、独立生産機の第1実装ヘッドに、第1の基板への第1群の電子部品の装着を均等に分担させるとともに、独立生産機の第2実装ヘッドならびに第2レーン専用機の第1実装ヘッドおよび第2実装ヘッドに、第2の基板への第2群の電子部品の装着を均等に分担させる。
換言すると、装着負荷が軽い第1の基板への装着は、複数台の部品実装機の一部の第1実装ヘッド、すなわち少数の実装ヘッドが均等に分担する。一方、装着負荷が重い第2の基板への装着は、複数台の部品実装機の残部の第1実装ヘッドならびに全台の部品実装機の第2実装ヘッド、すなわち多数の実装ヘッドが均等に分担する。また、第1搬送レーンと第2搬送レーンとで基板の生産速度が異なってもよいので、独立生産方式の改良方式と見なせる。そして、従来の独立生産方式で遊休時間が長くなりがちな第1搬送レーン側の第1実装ヘッドの少なくとも1個を第2搬送レーンへの応援に振り向けるので、全ての実装ヘッドに装着負荷が平均化されて分担される。これにより、実装ヘッドの遊休時間が減少して稼働率が改善され、電子部品装着システムは効率良く基板を生産できる。
電子部品装着システムの構成を説明する平面図である。 制御装置が6台の部品実装機を独立生産機と第2レーン専用機とに割り振った設定状況を例示した図である。 図2の設定状況で、第1および第2の基板として両面実装基板のボトム面およびトップ面を生産したときの第1および第2機別サイクルタイムを示す棒グラフの図である。 従来の独立生産方式により、6台の部品実装機を全て独立生産機に設定して両面実装基板を生産する状況を例示した図である。 図4の従来の独立生産方式による設定状況で、第1および第2の基板として両面実装基板のボトム面およびトップ面を生産したときの第1および第2機別サイクルタイムを示す棒グラフの図である。 制御装置が6台の部品実装機を独立生産機と第2レーン専用機とに割り振る演算フローを説明するフローチャートの図である。
まず、実施形態の制御装置が制御する電子部品装着システム1について、図1を参考にして説明する。電子部品装着システム1は、同じ構成の部品実装機21~26が6台直列に配置されて構成されている。図1において、列設された上流側から3番目の部品実装機23が詳細に示され、2番目および4番目の部品実装機22、24の外形が破線で簡易に示されている。各部品実装機21~26は、デュアル搬送レーンでかつツイン実装ヘッドのタイプであり、2種類の基板K1、K2を並行して生産することができる。部品実装機21~26は、基板搬送装置3、部品移載装置4、および部品供給装置5などが機台9に組み付けられて構成されている。
基板搬送装置3は、部品実装機21~26の長手方向(Y軸方向)の中央付近に配設されている。基板搬送装置3は、第1搬送レーン31および第2搬送レーン32が平行に配設された、いわゆるデュアル搬送レーンタイプの装置である。第1搬送レーン31は、第1の基板K1を搬入し、部品装着位置に位置決めし、電子部品の装着が終了した第1の基板を搬出する。6台の部品実装機21~26の第1搬送レーン31は直列に連結されており、第1の基板K1を順番に搬送する。同様に、第2搬送レーン32は、第2の基板K2を搬入し、部品装着位置に位置決めし、電子部品の装着が終了した第2の基板K2を搬出する。6台の部品実装機21~26の第2搬送レーン32も直列に連結されており、第2の基板K2を順番に搬送する。
第1搬送レーン31および第2搬送レーン32は実質的に同一構造であり、主に第1搬送レーン31について説明する。図1には省略されているが、第1搬送レーン31は、一対のガイドレールおよび一対のコンベアベルトなどにより構成されている。一対のガイドレールは、機台9上にX軸方向に延在して平行配置されている。一対のコンベアベルトは、それぞれがガイドレールに案内され、第1の基板K1を載置して輪転する。第1搬送レーン31は、搬送レーンの中間付近に設定された部品装着位置に第1の基板K1を位置決めするクランプ装置を有している。
部品移載装置4は、X軸方向およびY軸方向に移動可能な実装ヘッド41、42を2個もつツイン実装ヘッドタイプの装置である。部品移載装置4は、実装ヘッド41、42の他に一対の固定レール43、44、2個のヘッド移動レール45、46、図略のサーボモータなどにより構成されている。一対の固定レール43、44は、基板搬送装置3の上方で第1搬送レーン31および第2搬送レーン32に交差して配設されている。一対の固定レール43、44は、互いに離隔し平行している。第1移動レール45および第2移動レール46は、一対の固定レール43、44の間に架け渡されて配設されており、固定レール43、44に沿いY軸方向に移動可能(図1に矢印A1、A2示)とされている。第1実装ヘッド41は、第1移動レール45に支持されて、X軸方向に移動可能(図1に矢印A3示)とされている。第2実装ヘッド42は、第2移動レール46に支持されて、X軸方向に移動可能(図1に矢印A4示)とされている。第1移動レール45および第2移動レール46のY軸方向への移動、ならびに第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42のX軸方向への移動は、別々のサーボモータにより独立して駆動される。
第1実装ヘッド41は、第1搬送レーン31に近接して移動可能に配置されており、第1搬送レーン31上の第1の基板K1および第2搬送レーン32上の第2の基板K2に電子部品を装着可能となっている。同様に、第2実装ヘッド42は、第2搬送レーン32に近接して移動可能に配置されており、第1搬送レーン31上の第1の基板K1および第2搬送レーン32上の第2の基板K2に電子部品を装着可能となっている。ただし、2個の実装ヘッド41、42が互いに衝突しないように、相互の干渉を回避する制御が行なわれる。
部品供給装置5は、部品実装機21~26の長手方向の前後にそれぞれ配設されている。部品供給装置5は、複数のテープ型フィーダ51が着脱可能に列設されて構成されている。これに限定されず、部品供給装置5は、トレー型フィーダにより構成され、あるいは、テープ型フィーダ51とトレー型フィーダとの混成により構成されてもよい。図1の紙面下側の部品供給装置5は、第1実装ヘッド41に電子部品を供給し、紙面上側の部品供給装置5は、第2実装ヘッド42に電子部品を供給する。
各部品実装機21~26は、通信線を介して接続されたシステム制御部6から制御される。6台の部品実装機21~26からなる電子部品装着システム1の上流側に図略のはんだ印刷機およびはんだ検査機が配置され、下流側に基板外観検査機およびリフロー機が配置されて基板生産ラインが構築される。基板生産ラインの全体を管理するホストコンピュータ7は、システム制御部6と連携する。電子部品の装着は、システム制御部6またはホストコンピュータ7、あるいはシステム制御部6とホストコンピュータ7の協業により制御されて実行される。以降では、電子部品の装着を制御する部位を、実施形態の制御装置、または単に制御装置と呼称する。
次に、実施形態の制御装置による電子部品の装着の制御について説明する。実施形態の制御装置は、電子部品装着システム1で生産する第1の基板K1に装着される第1群の電子部品と、第2の基板K2に装着される第2群の電子部品とで、部品点数および部品種の少なくとも一方が互いに異なっているときに機能する。つまり、実施形態の制御装置は、第1の基板と第2の基板とが互いに異なる種類のときに機能する。また、第1の基板K1を生産する第1生産枚数N1、および第2の基板K2を生産する第2生産枚数N2は、予め定められている。
第1の基板K1と第2の基板K2との組み合わせとして、例えば、両面実装基板のボトム面とトップ面との組み合わせが考えられる。電子部品装着システム1の内部で、両面実装基板のトップ面およびボトム面は、互いに種類の異なる基板として扱われる。両面実装基板に装着する電子部品の部品点数は、トップ面で多数であり、ボトム面で少数となっている。また、両面実装基板のトップ面およびボトム面の生産枚数は、通常同一となる。
また例えば、第1の基板K1の1枚と第2の基板K2の2枚とをセットにして最終製品に組み込む場合が考えられる。この場合に、第1の基板K1の生産枚数は第2の基板K2の生産枚数の半分になる。ただし、第1の基板K1に装着される第1群の電子部品と、第2の基板K2に装着される第2群の電子部品とで、部品点数の大小関係は不定である。
上記した2例の場合に限定されず、制御装置は、2種類の基板の部品点数や生産枚数を考慮し、装着負荷が軽い側を第1の基板K1と称して第1搬送レーン31で生産し、装着負荷が重い側を第2の基板K2と称して第2搬送レーン32で生産することに定める。このように第1および第2の基板K1、K2、ならびに第1および第2搬送レーン31、32を定めても、「第1」および「第2」の冠詞は単に両者を区別するだけであり、一般性および普遍性は失われない。したがって、図1の紙面下側に第1搬送レーン31および第1実装ヘッド41が配置され、紙面上側に第2搬送レーン32および第2実装ヘッド42が配置されているが、「第1」および「第2」の呼称が入れ替わっても差し支えない。
制御装置は、6台の部品実装機21~26の一部を独立生産機2Dに設定するとともに、残部を第2レーン専用機2Sに設定する。独立生産機2Dは、第1搬送レーン31上の第1の基板K1に第1実装ヘッド41を用いて電子部品を装着し、第2搬送レーン32上の第2の基板K2に第2実装ヘッド42を用いて電子部品を装着する。一方、第2レーン専用機2Sは、第1搬送レーン31で第1の基板K1をパススルーするとともに、第2搬送レーン32上の第2の基板K2に第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42を用いて電子部品を装着する。つまり、第2レーン専用機2Sでは、第1実装ヘッド41が第2搬送レーン32への応援に振り向けられる。
制御装置は、第1の基板K1を第1生産枚数N1だけ生産するのに要すると推定される第1生産所要時間T1と、第2の基板K2を第2生産枚数N2だけ生産するのに要すると推定される第2生産所要時間T2とが概ね一致することを制御目標とする。制御装置は、この制御目標を実現するために、6台の部品実装機21~26を独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに適正に割り振る。
さらに、制御装置は、独立生産機2Dの第1実装ヘッド41に、第1群の電子部品を最適に分担させる。これにより、各独立生産機2Dのそれぞれの第1機別サイクルタイムCT1は、概ね等しくなってバランスする。補足すると、第1機別サイクルタイムCT1は、装着時間と搬送時間とからなる。装着時間は、各独立生産機2Dの第1実装ヘッド41が分担している電子部品を第1の基板K1に装着するのに要する時間である。また、搬送時間は、独立生産機2Dの各第1搬送レーン31が部品装着前に第1の基板K1を搬入および位置決めする時間と、部品装着後に第1の基板K1の位置決めを解除して搬出する時間との和である。
同様に、制御装置は、独立生産機2Dの第2実装ヘッド42ならびに第2レーン専用機2Sの第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42に、第2群の電子部品を最適に分担させる。これにより、6台の部品実装機21~26のそれぞれの第2機別サイクルタイムCT2は、概ね等しくなってバランスする。第2機別サイクルタイムCT2は、第1機別サイクルタイムCT1と同様に、装着時間と搬送時間とからなる。装着時間は、各独立生産機2Dでは第2実装ヘッド42が分担している電子部品を第2の基板K2に装着するのに要する時間であり、各第2レーン専用機2Sでは第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42が分担している電子部品を第2の基板K2に装着するのに要する時間である。また、搬送時間は、6台の部品実装機21~26の第2搬送レーン32が部品装着前に第2の基板K2を搬入および位置決めする時間と、部品装着後に第2の基板K2の位置決めを解除して搬出する時間との和である。
次に、制御装置が電子部品の装着を制御した結果について、図2および図3を参考にして説明する。図2において、第1搬送レーン31で生産する第1の基板K1は、両面実装基板のボトム面であり、第2搬送レーン32で生産する第2の基板K2は、同じ両面実装基板のトップ面である。両面実装基板は、第1搬送レーン31および第2搬送レーン32のどちらが先でもよいが、1回ずつ搬送されてそれぞれで装着が行われる。
図2に示されるように、電子部品装着システム1の上流側から数えて1台目および2台目の部品実装機21、22が第2レーン専用機2Sに割り振られている。第2レーン専用機2Sは、矢印S1、S2に示されるように、第2の基板K2に第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42を用いて電子部品を装着する。また、上流側から数えて3台目から6台目までの部品実装機23~26が独立生産機2Dに割り振られている。独立生産機2Dは、矢印D1に示されるように第1の基板K1に第1実装ヘッド41を用いて電子部品を装着し、かつ、矢印D2に示されるように第2の基板K2に第2実装ヘッド42を用いて電子部品を装着する。
また、図3において、第1機別サイクルタイムCT1は白棒で示され、第2機別サイクルタイムCT2はハッチング棒で示されている。図示されるように、各独立生産機2D(23~26)のそれぞれの第1機別サイクルタイムCT1は、概ねバランスしている。なお、第2レーン専用機2S(21、22)に示された小さな第1機別サイクルタイムCT1は、第1の基板K1をパススルーする搬送時間を示している。第1機別サイクルタイムCT1の最大値は、3台目の部品実装機23で発生している。この値が第1レーンサイクルタイムLT1となる。第1レーンサイクルタイムLT1により、第1搬送レーン31で第1の基板K1を順番に下流側に搬送する搬送タイミングが定まり、第1の基板K1の生産速度が定まる。
一方、6台の部品実装機21~26のそれぞれの第2機別サイクルタイムCT2も概ねバランスしている。第2機別サイクルタイムCT2の最大値は、5台目の部品実装機25で発生している。この値が第2レーンサイクルタイムLT2となる。第2レーンサイクルタイムLT2により、第2搬送レーン32で第2の基板K2を順番に下流側に搬送する搬送タイミングが定まり、第2の基板K2の生産速度が定まる。
さらに、第1レーンサイクルタイムLT1と第2レーンサイクルタイムLT2とが概ね一致している。このことは、両面実装基板のボトム面およびトップ面を概ね同じ生産速度で生産できることを意味している。
次に、実施形態の制御装置の効果について、従来の独立生産方式に基づく方法と比較して説明する。図4に示される従来の独立生産方式において、全台の部品実装機21~26は、矢印J1に示されるように第1の基板K1に第1実装ヘッド41を用いて電子部品を装着する。かつ、全台の部品実装機21~26は、矢印J2に示されるように第2の基板K2に第2実装ヘッド42を用いて電子部品を装着する。
また、図5に示される両面実装基板の生産において、第1機別サイクルタイムCT1Jは白棒で示され、第2機別サイクルタイムCT2Jはハッチング棒で示されている。図示されるように、全台の第1機別サイクルタイムCT1Jは、概ねバランスしている。第1機別サイクルタイムCT1Jの最大値は、2台目の部品実装機22で発生している。この値が第1レーンサイクルタイムLT1Jとなる。また、全台の第2機別サイクルタイムCT2Jも、概ねバランスしている。第2機別サイクルタイムCT2Jの最大値は、1台目の部品実装機21で発生している。この値が第2レーンサイクルタイムLT2Jとなる。
従来の独立生産方式では、第1レーンサイクルタイムLT1Jは、第2レーンサイクルタイムLT2Jよりも格段に小さい。これは、両面実装基板のボトム面の生産速度とトップ面の生産速度との間に大きな差異が生じることを意味する。また、第2レーンサイクルタイムLT2Jから第1レーンサイクルタイムLT1Jを差し引いた時間に相当するだけ、第1搬送レーン31および第1実装ヘッド41が遊休することになる。
そして、図3および図5の比較で分かるように、従来の独立生産方式の第2レーンサイクルタイムLT2Jと比較して、実施形態の第2レーンサイクルタイムLT2は30%程度短縮されている。つまり、実施形態の制御装置によれば、両面実装基板の生産所要時間を従来よりも30%程度削減できる。
次に、6台の部品実装機21~26を独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに適正に割り振る具体的な方法について、前述した両面実装基板の生産を例にして説明する。制御装置は、6台の部品実装機21~26を仮に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振った推定条件のもとで第1生産所要時間T1および第2生産所要時間T2を推定し、推定結果に基づいて6台の部品実装機21~26を実際に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振る。このような、いわゆるシミュレーションに相当する推定演算方法の代表例について、以降に説明する。図6に示されるように、制御装置が実施する演算フローは、初期設定ステップS1、サイクルタイム推定ステップS2、判定ステップS3、設定変更ステップS4、および最終決定ステップS5を有する。
初期設定ステップS1で、制御装置は、6台の部品実装機21~26の全てを仮に独立生産機2Dに設定して初期の推定条件を定める。これは、図4に例示された従来の独立生産方式の状況を設定することに類似している。
次のサイクルタイム推定ステップS2で、制御装置は、当該時点の独立生産機2Dの第1実装ヘッド41に第1群の電子部品を分担させて、各独立生産機2Dが第1の基板K1への装着に要するそれぞれの第1機別サイクルタイムCT1を推定する。さらに、制御装置は、第1機別サイクルタイムCT1の最大値を第1レーンサイクルタイムLT1とする。同様に、制御装置は、当該時点の独立生産機2Dの第2実装ヘッド42ならびに当該時点の第2レーン専用機2Sの第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42に第2群の電子部品を分担させて、複数台の部品実装機21~26が第2の基板への装着に要するそれぞれの第2機別サイクルタイムCT2を推定する。さらに、制御装置は、第2機別サイクルタイムCT2の最大値を第2レーンサイクルタイムLT2とする。
このとき、制御装置は、第1群の電子部品を最適に分担させて、各独立生産機2Dのそれぞれの第1機別サイクルタイムCT1を概ねバランスさせる。同様に、制御装置は、第2群の電子部品を最適に分担させて、6台の部品実装機21~26のそれぞれの第2機別サイクルタイムCT2を概ねバランスさせる。装着する多数の電子部品を複数の部品実装機の複数の実装ヘッドに最適に分担させる方法については、公知の各種技術が応用される。例えば、各部品実装機21~26に分担させる電子部品の部品種および部品点数のみを最適化する簡易な方法や、部品供給装置5におけるテープ型フィーダ51の並び順や電子部品の装着順序までを考慮した最適化を行う精緻な方法が取捨選択される。
初期設定ステップS1に続く初回のサイクルタイム推定ステップS2で、当該時点の第2レーン専用機2Sは設定されていない。したがって、制御装置は、図5に例示された従来の独立生産方式による第1および第2機別サイクルタイムCT1J、CT2J、ならびに第1および第2レーンサイクルタイムLT1J、LT2Jに相当する値を得ることができる。
次の判定ステップS3で、制御装置は、第1レーンサイクルタイムLT1Jに第1生産枚数N1を乗算して求めた第1生産所要時間T1と、第2レーンサイクルタイムLT2Jに第2生産枚数N2を乗算して求めた第2生産所要時間T2とが、概ね一致しているか否かを判定する。ただし、両面実装基板の生産では第1生産枚数N1と第2生産枚数N2とが同じであるので、制御装置は、第1レーンサイクルタイムLT1Jと第2レーンサイクルタイムLT2Jとが概ね一致しているか否かを判定すればよい。
初回の判定ステップS3で、第1レーンサイクルタイムLT1Jは第2レーンサイクルタイムLT2Jよりも格段に小さく、換言すれば、第1生産所要時間T1は第2生産所要時間T2より小さい。この場合に、制御装置は、演算フローの実行を設定変更ステップS4に進める。
設定変更ステップS4で、制御装置は、当該時点の独立生産機2Dのいずれか1台を第2レーン専用機2Sに振り向ける設定変更を行って推定条件を変更し、サイクルタイム推定ステップS2に戻る。このとき、制御装置は、どの独立生産機2Dを選択して第2レーン専用機2Sに振り向けても誤りではない。しかしながら、選択方法の巧拙に依存して、最終的な第1および第2生産所要時間T1、T2に差異の生じる可能性がある。そこで、制御装置は、当該時点の独立生産機2Dのうち第2機別サイクルタイムCT2が最も大きい部品実装機を第2レーン専用機2Sに振り向ける。つまり、第2レーンサイクルタイムLT2の短縮化を妨げる独立生産機2Dを優先的に第2レーン専用機2Sに振り向ける。これにより、第2生産所要時間T2のボトルネックになる独立生産機2Dを解消することができる。
初回の設定変更ステップS4において、複数台の部品実装機21~26の全てが独立生産機2Dに設定されているので、制御装置は、どの部品実装機21~26を選択して第2レーン専用機2Sに振り向けても誤りではない。それでも、制御装置は、ボトルネックになる独立生産機2Dを解消するために、第2機別サイクルタイムCT2が最大となっている1番目の部品実装機21(図5参照)を第2レーン専用機2Sに振り向ける。
なお、第2レーン専用機2Sに振り向ける部品実装機の選択基準には、別法1および別法2がある。別法1で、制御装置は、当該時点の独立生産機2Dのうち最も多数の電子部品を分担する第2実装ヘッド42を有する部品実装機を第2レーン専用機2Sに振り向ける。別法2で、制御装置は、シミュレーションを実施して第2レーン専用機2Sに振り向ける部品実装機を選択する。詳述すると、制御装置は、まず、当該時点の独立生産機2Dのいずれか1台を第2レーン専用機2Sに振り向ける全ての場合を想定する。制御装置は、次に、各場合についてサイクルタイム推定ステップS2と同じ方法を用いて第2レーンサイクルタイムLT2をそれぞれ推定する。制御装置は、三番目に、第2レーンサイクルタイムLT2が最小となる場合の独立生産機2Dを実際に第2レーン専用機2Sに振り向ける。
制御装置は、初回の設定変更ステップS4で1番目の部品実装機21を第2レーン専用機2Sに振り向けて推定条件を変更し、演算フローの実行をサイクルタイム推定ステップS2に戻す。以降、制御装置は、第1生産所要時間T1が第2生産所要時間T2よりも大きくなるか概ね一致するまで、サイクルタイム推定ステップS2、判定ステップS3、および設定変更ステップS4を繰り返す。両面実装基板の生産では、制御装置は、第1レーンサイクルタイムLT1Jが第2レーンサイクルタイムLT2Jよりも大きくなるか概ね一致するまで、各ステップS2~S4を繰り返せばよい。
図示されていないが、2回目のサイクルタイム推定ステップS2の後の判定ステップS3において、第1生産所要時間T1は第2生産所要時間T2より未だ小さい。したがって、2回目の設定変更ステップS4で、制御装置は、独立生産機2Dに設定されている2~6番目の部品実装機22~26のうち2番目の部品実装機22を第2レーン専用機2Sに振り向けて推定条件を変更する。この後、制御装置は、演算フローの実行を3回目のサイクルタイム推定ステップS2に戻す。
3回目のサイクルタイム推定ステップS2において、制御装置は、図3に例示された第1および第2機別サイクルタイムCT1、CT2、ならびに第1および第2レーンサイクルタイムLT1、LT2に相当する値を得ることができる。その後の3回目の判定ステップS3において、第1レーンサイクルタイムLT1と第2レーンサイクルタイムLT2とが概ね一致しているので、制御装置は、演算フローの実行を最終決定ステップS5に進める。
最終決定ステップS5で、制御装置は、当該時点の推定条件に基づいて、6台の部品実装機21~26を実際に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振る。具体的に、制御装置は、1回目および2回目の設定変更ステップS4で設定変更したとおりに1番目および2番目の部品実装機21、22を第2レーン専用機2Sに最終決定する。また、制御装置は、設定変更しなかった3~6番目の部品実装機23~26を独立生産機2Dに最終決定する。このようにして、制御装置は、6台の部品実装機21~26を独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに適正に割り振ることができる。
実施形態の制御装置は、第1の基板K1を搬入出する第1搬送レーン31、ならびに第2の基板K2を搬入出する第2搬送レーン32を有する基板搬送装置3と、第1搬送レーン31に近接して移動可能に配置され第1搬送レーン31上の第1の基板K1および第2搬送レーン32上の第2の基板K2に電子部品を装着可能な第1実装ヘッド41、ならびに第2搬送レーン32に近接して移動可能に配置され第1搬送レーン31上の第1の基板K1および第2搬送レーン32上の第2の基板K2に電子部品を装着可能な第2実装ヘッド42を有する部品移載装置4と、を備えた部品実装機21~26が6台直列に配置され、各第1搬送レーン31が直列に連結され、各第2搬送レーン32が直列に連結された電子部品装着システム1を制御する制御装置であって、第1の基板K1に装着される第1群の電子部品と、第2の基板K2に装着される第2群の電子部品とで、部品点数および部品種の少なくとも一方が互いに異なっており、複数台の部品実装機21~26の各々は、第1の基板K1に第1実装ヘッド41を用いて第1群の電子部品を装着し、第2の基板K2に第2実装ヘッド42を用いて第2群の電子部品を装着する独立生産機2D、もしくは、第2の基板K2に第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42を用いて第2群の電子部品を装着する第2レーン専用機2Sに設定可能であり、制御装置は、複数台の部品実装機21~26を独立生産機2Dもしくは第2レーン専用機2Sに設定して、独立生産機2Dの第1実装ヘッド41に、第1の基板K1への第1群の電子部品の装着を均等に分担させるとともに、独立生産機2Dの第2実装ヘッド42ならびに第2レーン専用機2Sの第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42に、第2の基板への第2群の電子部品の装着を均等に分担させる。
これによれば、2種類の基板の部品点数や生産枚数を考慮し、装着負荷が軽い側を第1の基板K1と称して第1搬送レーン31で生産し、装着負荷が重い側を第2の基板K2と称して第2搬送レーン32で生産することに定めることができる。そして、装着負荷が軽い第1の基板K1への第1群の電子部品の装着は、独立生産機2Dの第1実装ヘッド41が分担して行い、装着負荷が重い第2の基板K2への第2群の電子部品の装着は、独立生産機2Dの第2実装ヘッド42ならびに第2レーン専用機2Dの第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42が分担して行う。
換言すると、装着負荷が軽い第1の基板K1への装着は、6台の部品実装機21~26の一部23~26の第1実装ヘッド41のみに分担される。一方、装着負荷が重い第2の基板K2への装着は、6台の部品実装機の残部21、22の第1実装ヘッド41ならびに全台の部品実装機21~26の第2実装ヘッド42に分担される。また、第1搬送レーン31と第2搬送レーン32とで基板の生産速度が異なってもよいので、本実施形態は、独立生産方式の改良方式と見なせる。そして、本実施形態では、従来の独立生産方式で遊休時間が長くなりがちな第1搬送レーン31側の第1実装ヘッド41の少なくとも1個を第2搬送レーン32への応援に振り向けるので、全ての実装ヘッド41、42に装着負荷が平均化されて分担される。これにより、実装ヘッド41、42の遊休時間が減少して稼働率が改善され、電子部品装着システム1は効率良く基板を生産できる。
さらに、実施形態の制御装置は、第1の基板K1を生産する第1生産枚数N1および第2の基板K2を生産する第2生産枚数N2が予め定められており、第1の基板K1を第1生産枚数N1だけ生産するのに要すると推定される第1生産所要時間T1と、第2の基板K2を第2生産枚数N2だけ生産するのに要すると推定される第2生産所要時間T2とが概ね一致するように、6台の部品実装機21~26を独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振る。
これによれば、第1生産所要時間T1と第2生産所要時間T2とが概ね一致するので、実装ヘッド41、42の遊休時間が大幅に減少して稼働率が大幅に改善され、格段に効率良く基板を生産できる。
さらに、実施形態の制御装置は、6台の部品実装機21~26を仮に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振った推定条件のもとで第1生産所要時間T1および第2生産所要時間T2を推定し、推定結果に基づいて6台の部品実装機21~26を実際に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振る。
これによれば、いわゆるシミュレーションに相当する推定を行って、6台の部品実装機21~26を実際に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振ることができる。したがって、実施形態の電子部品の装着方法は、経験や勘に頼る方法と比較して確実性が高く、確実に効率良く基板を生産できる。
さらに、実施形態の制御装置は、6台の部品実装機21~26の全てを仮に独立生産機2Dに設定して初期の推定条件を定める初期設定ステップS1と、当該時点の独立生産機2Dの第1実装ヘッド41に第1群の電子部品を分担させて、各独立生産機2Dが第1の基板K1への装着に要するそれぞれの第1機別サイクルタイムCT1を推定し、さらに第1機別サイクルタイムCT1の最大値を第1レーンサイクルタイムLT1とし、当該時点の独立生産機2Dの第2実装ヘッド42ならびに当該時点の第2レーン専用機2Sの第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42に第2群の電子部品を分担させて、6台の部品実装機21~26が第2の基板K2への装着に要するそれぞれの第2機別サイクルタイムCT2推定し、さらに第2機別サイクルタイムCT2の最大値を第2レーンサイクルタイムLT2とするサイクルタイム推定ステップS2と、第1レーンサイクルタイムLT1に第1生産枚数N1を乗算して求めた第1生産所要時間T1と、第2レーンサイクルタイムLT2に第2生産枚数N2を乗算して求めた第2生産所要時間T2とが概ね一致しているか否かを判定する判定ステップS3と、判定ステップS3で第1生産所要時間T1が第2生産所要時間T2より小さい間は、当該時点の独立生産機2Dのいずれか1台を第2レーン専用機2Sに振り向ける設定変更を行って推定条件を変更し、サイクルタイム推定ステップS2に戻る設定変更ステップS4と、判定ステップS3で第1生産所要時間T1が第2生産所要時間T2よりも大きくなるか概ね一致したときに、当該時点の推定条件に基づいて、6台の部品実装機21~26を実際に独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振る最終決定ステップS5と、を実行する。
これによれば、第2レーン専用機2Sを1台ずつ増加させる確実性の高い精緻なシミュレーションを実施するので、確実に効率良く基板を生産できる。
さらに、実施形態の制御装置は、サイクルタイム推定ステップS2で、当該時点の独立生産機2Dの第1実装ヘッド41に第1群の電子部品を最適に分担させて、各独立生産機2Dのそれぞれの第1機別サイクルタイムCT1を概ねバランスさせるとともに、当該時点の独立生産機2Dの第2実装ヘッド42ならびに当該時点の第2レーン専用機2Sの第1実装ヘッド41および第2実装ヘッド42に第2群の電子部品を最適に分担させて、6台の部品実装機21~26のそれぞれの第2機別サイクルタイムCT2を概ねバランスさせる。
これによれば、すべての実装ヘッド41、42に対して電子部品を最適に分担させることができるので、第1および第2搬送レーン31、32や第1および第2実装ヘッド41、42が殆ど遊休しなくなる。したがって、稼働率が大幅に改善され、格段に効率良く基板を生産できる。
さらに、実施形態の制御装置は、記設定変更ステップS4で、当該時点の独立生産機2Dのうち第2機別サイクルタイムCT2が最も大きい部品実装機、または、当該時点の独立生産機2Dのうち最も多数の電子部品を分担する第2実装ヘッド42を有する部品実装機を第2レーン専用機2Sに振り向ける。
これによれば、第2レーンサイクルタイムLT2の短縮化を妨げる独立生産機2Dを優先的に第2レーン専用機2Sに振り向けて、第2生産所要時間T2のボトルネックになる独立生産機2Dを解消することができる。したがって、6台の部品実装機21~26の相互間の負荷配分を均等化して、格段に効率良く基板を生産できる。
また、実施形態の制御装置は、設定変更ステップS4で、当該時点の独立生産機2Dのいずれか1台を第2レーン専用機S2に振り向ける全ての場合を想定し、各場合についてサイクルタイム推定ステップS2と同じ方法を用いて第2レーンサイクルタイムLT2をそれぞれ推定し、第2レーンサイクルタイムLT2が最小となる場合の独立生産機2Dを実際に第2レーン専用機2Sに振り向けるようにすることもできる。
これによれば、当該時点の独立生産機2Dのいずれか1台を第2レーン専用機S2に振り向ける全ての場合についてシミュレーションを実施するので、6台の部品実装機21~26の相互間の負荷配分を確実に均等化できる。したがって、確実かつ格段に効率良く基板を生産できる。
さらに、実施形態の制御装置において、第1の基板K1は両面実装基板のボトム面であり、第2の基板K2は両面実装基板のトップ面であってもよい。
これによれば、実施形態の制御装置は、両面実装基板を生産するときに顕著な効果が発生する。すなわち、第1および第2搬送レーン31、32や第1および第2実装ヘッド41、42を殆ど遊休させることなく、両面実装基板のトップ面およびボトム面を概ね同じ生産所要時間で生産できる。
なお、図6に示される制御装置の演算フローの3回目の判定ステップS3で、制御装置は、演算フローの実行を最終決定ステップS5に進めずに、もう一度設定変更ステップS4に進めるようにしてもよい。この場合、制御装置は、当該時点で独立生産機2Dに設定されている3番目から6番目の部品実装機23~26のうち第2機別サイクルタイムCT2が最も大きい5番目の部品実装機26(図3参照)を第2レーン専用機2Sに振り向ける。これにより、1番目、2番目、および5番目の部品実装機21、22、25が第2レーン専用機2Sに設定変更され、それ以外の部品実装機23、24、26が独立生産機2Dに残る。そして、4回目のサイクルタイム推定ステップS2で、制御装置は、第1レーンサイクルタイムLT1が第2レーンサイクルタイムLT2よりも大きくなって、大小関係が逆転したことを把握できる。これにより、制御装置は、演算フローの実行を4回目の判定ステップS3から最終決定ステップS5に進める。そして、最終決定ステップS5で、制御装置は、第2レーン専用機2Sが2台の場合(図3、図4示)と3台の場合とを比較して、最終的な決定を行うことができる。
さらになお、図6に示される制御装置の演算フローは、様々な変形や応用が可能である。例えば、6台の部品実装機21~26を独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに割り振る全ての組合せについてシミュレーションを実施してもよい。具体的には、各部品実装機21~26が独立生産機2Dおよび第2レーン専用機2Sとなり得るので、2の6乗の場合すなわち64通りのシミュレーションを実施してもよい。この方法は、演算処理時間が長引くものの、必ず最適な割り振り方法を得ることができる。
また、必ずしも第1生産所要時間T1と第2生産所要時間T2とを概ね一致させるのでなく、所望する任意の時間比率を設定することもできる。つまり、時間比率に合わせて、6台の部品実装機21~26を独立生産機2Dと第2レーン専用機2Sとに適正に割り振ることができる。これによれば、時間比率に見合った生産能力比(装着作業の能力比)を有する第1および第2搬送レーンを実現できる。本実施形態は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1:電子部品装着システム
21~26:部品実装機 2D:独立生産機
2S:第2レーン専用機 2J:従来の独立生産機
3:基板搬送装置 31:第1搬送レーン 32:第2搬送レーン
4:部品移載装置 41:第1実装ヘッド 42:第2実装ヘッド
5:部品供給装置 51:テープ型フィーダ
6:システム制御部 7:ホストコンピュータ 9:機台
K1:第1の基板 K2:第2の基板

Claims (8)

  1. 第1の基板を搬入出する第1搬送レーン、ならびに第2の基板を搬入出する第2搬送レーンを有する基板搬送装置と、
    前記第1搬送レーンに近接して移動可能に配置され前記第1搬送レーン上の前記第1の基板および前記第2搬送レーン上の前記第2の基板に電子部品を装着可能な第1実装ヘッド、ならびに前記第2搬送レーンに近接して移動可能に配置され前記第1搬送レーン上の前記第1の基板および前記第2搬送レーン上の前記第2の基板に電子部品を装着可能な第2実装ヘッドを有する部品移載装置と、
    を備えた部品実装機が複数台直列に配置され、各前記第1搬送レーンが直列に連結され、各前記第2搬送レーンが直列に連結された電子部品装着システムを制御する制御装置であって、
    前記第1の基板に装着される第1群の電子部品と、前記第2の基板に装着される第2群の電子部品とで、部品点数および部品種の少なくとも一方が互いに異なることにより、前記第1の基板の装着負荷より前記第2の基板の装着負荷が重く設定され、
    前記複数台の部品実装機の各々は、前記第1の基板に前記第1実装ヘッドを用いて前記第1群の電子部品を装着し、前記第2の基板に前記第2実装ヘッドを用いて前記第2群の電子部品を装着する独立生産機、もしくは、前記第2の基板に前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドを用いて前記第2群の電子部品を装着する第2レーン専用機に設定可能であり、
    前記制御装置は、
    前記複数台の部品実装機を前記独立生産機もしくは前記第2レーン専用機に設定し、
    前記複数台の部品実装機のうち前記独立生産機の前記第1実装ヘッドを用いた前記独立生産機毎の第1機別サイクルタイムが等しくなり、前記独立生産機の前記第2実装ヘッドならびに前記第2レーン専用機の前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドを用いた前記部品実装機毎の第2機別サイクルタイムが等しくなり、さらに、前記第1機別サイクルタイムと前記第2機別サイクルタイムとを一致させることによって前記複数台の部品実装機毎のサイクルタイムが等しくなるように、
    前記独立生産機の前記第1実装ヘッドに前記第1群の電子部品を分担させるとともに、前記独立生産機の前記第2実装ヘッドならびに前記第2レーン専用機の前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドに前記第2群の電子部品を分担させる、
    電子部品装着システムの制御装置。
  2. 前記第1の基板を生産する第1生産枚数および前記第2の基板を生産する第2生産枚数が予め定められており、
    前記第1の基板を前記第1生産枚数だけ生産するのに要すると推定される第1生産所要時間と、前記第2の基板を前記第2生産枚数だけ生産するのに要すると推定される第2生産所要時間とが概ね一致するように、複数台の前記部品実装機を前記独立生産機と前記第2レーン専用機とに割り振る、請求項1に記載の電子部品装着システムの制御装置。
  3. 複数台の前記部品実装機を仮に前記独立生産機と前記第2レーン専用機とに割り振った推定条件のもとで前記第1生産所要時間および前記第2生産所要時間を推定し、推定結果に基づいて複数台の前記部品実装機を実際に前記独立生産機と前記第2レーン専用機とに割り振る、請求項2に記載の電子部品装着システムの制御装置。
  4. 複数台の前記部品実装機の全てを仮に前記独立生産機に設定して初期の推定条件を定める初期設定ステップと、
    当該時点の前記独立生産機の前記第1実装ヘッドに前記第1群の電子部品を分担させて、各前記独立生産機が前記第1の基板への装着に要するそれぞれの第1機別サイクルタイムを推定し、さらに前記第1機別サイクルタイムの最大値を第1レーンサイクルタイムとし、当該時点の前記独立生産機の前記第2実装ヘッドならびに当該時点の前記第2レーン専用機の前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドに前記第2群の電子部品を分担させて、複数台の前記部品実装機が前記第2の基板への装着に要するそれぞれの第2機別サイクルタイムを推定し、さらに前記第2機別サイクルタイムの最大値を第2レーンサイクルタイムとするサイクルタイム推定ステップと、
    前記第1レーンサイクルタイムに前記第1生産枚数を乗算して求めた第1生産所要時間と、前記第2レーンサイクルタイムに前記第2生産枚数を乗算して求めた第2生産所要時間とが概ね一致しているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記第1生産所要時間が前記第2生産所要時間より小さい間は、当該時点の前記独立生産機のいずれか1台を前記第2レーン専用機に振り向ける設定変更を行って推定条件を変更し、前記サイクルタイム推定ステップに戻る設定変更ステップと、
    前記判定ステップで前記第1生産所要時間が前記第2生産所要時間よりも大きくなるか概ね一致したときに、当該時点の推定条件に基づいて、複数台の前記部品実装機を実際に前記独立生産機と前記第2レーン専用機とに割り振る最終決定ステップと、を実行する、請求項3に記載の電子部品装着システムの制御装置。
  5. 前記サイクルタイム推定ステップで、
    当該時点の前記独立生産機の前記第1実装ヘッドに前記第1群の電子部品を最適に分担させて、各前記独立生産機のそれぞれの前記第1機別サイクルタイムを概ねバランスさせるとともに、
    当該時点の前記独立生産機の前記第2実装ヘッドならびに当該時点の前記第2レーン専用機の前記第1実装ヘッドおよび前記第2実装ヘッドに前記第2群の電子部品を最適に分担させて、複数台の前記部品実装機のそれぞれの前記第2機別サイクルタイムを概ねバランスさせる、請求項4に記載の電子部品装着システムの制御装置。
  6. 前記設定変更ステップで、当該時点の前記独立生産機のうち前記第2機別サイクルタイムが最も大きい前記部品実装機、または、当該時点の前記独立生産機のうち最も多数の電子部品を分担する前記第2実装ヘッドを有する前記部品実装機を前記第2レーン専用機に振り向ける、請求項4または5に記載の電子部品装着システムの制御装置。
  7. 前記設定変更ステップで、当該時点の前記独立生産機のいずれか1台を前記第2レーン専用機に振り向ける全ての場合を想定し、各場合について前記サイクルタイム推定ステップと同じ方法を用いて前記第2レーンサイクルタイムをそれぞれ推定し、前記第2レーンサイクルタイムが最小となる場合の前記独立生産機を実際に前記第2レーン専用機に振り向ける、請求項4または5に記載の電子部品装着システムの制御装置。
  8. 前記第1の基板は両面実装基板のボトム面であり、前記第2の基板は前記両面実装基板のトップ面である、請求項1~7のいずれか一項に記載の電子部品装着システムの制御装置。
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