JP5308345B2 - 電気回路部品装着方法およびシステム - Google Patents

電気回路部品装着方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5308345B2
JP5308345B2 JP2009540000A JP2009540000A JP5308345B2 JP 5308345 B2 JP5308345 B2 JP 5308345B2 JP 2009540000 A JP2009540000 A JP 2009540000A JP 2009540000 A JP2009540000 A JP 2009540000A JP 5308345 B2 JP5308345 B2 JP 5308345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
mounting
substrate
board
component mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009540000A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009060705A1 (ja
Inventor
浩之 粟生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2009540000A priority Critical patent/JP5308345B2/ja
Publication of JPWO2009060705A1 publication Critical patent/JPWO2009060705A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308345B2 publication Critical patent/JP5308345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0452Mounting machines or lines comprising a plurality of tools for guiding different components to the same mounting place

Description

本発明は、電気回路板を製造するために、回路基板に複数の電気回路部品を装着する電気回路部品装着方法およびその方法の実施に好適な電気回路部品装着システムに関するものである。
電気回路部品装着システムの一例が下記特許文献に記載されている。この電気回路部品装着システムにおいては、複数の部品装着機が連結されるとともに、各部品装着機には第1装着部,第2装着部およびバイパス搬送部とが設けられている。第1装着部には第1基板コンベヤ,第1部品供給装置および第1部品装着装置が設けられる一方、第2装着部には第2基板コンベヤ,第2部品供給装置および第2部品装着装置が設けられ、それら第1装着部および第2装着部の中央を貫通してバイパス搬送部が設けられている。第1装着装置および第2装着装置は互いに重複しない装着作業領域を備え、それぞれ専用の装着作業領域において装着作業を行う。すなわち、第1装着装置は、第1基板コンベヤにより搬送され、保持される回路基板に対して、第1部品供給装置から受け取った電気回路部品を装着し、第2装着装置は、第2基板コンベヤにより搬送され、保持される回路基板に対して、第2部品供給装置から受け取った電気回路部品を装着する。バイパス搬送部は、第1装着装置によっても第2装着装置によっても装着作業が行われない回路基板の通過を許容するためのバイパス基板コンベヤを備えている。
このように、1台の部品装着機に、第1基板コンベヤおよび第2基板コンベヤに加えてバイパス基板コンベヤを設ければ、第1,第2基板コンベヤに保持されている回路基板に対して並行して装着作業を行い得るとともに、装着作業の不要な回路基板は通過させることができるため、このような部品装着機を複数台直列に接続して電気回路部品装着システムを構成すれば、装着作業の自由度に富み、作業能率の高いシステムを得ることができる。
WO02/017699
しかしながら、この電気回路部品装着システムにも未だ改良の余地がある。例えば、複数台が並べられてシステムを構成する部品装着機の各々において、第1および第2の部品装着装置がそれぞれ対応する部品供給装置から電気回路部品を受け取り、対応する基板コンベヤに保持されて停止している回路基板に装着するように構成されているため、装着作業が終了した回路基板が搬出され、次に装着作業が行われるべき回路基板が搬入されて設定されるまでの間、部品装着装置は待っていることとなり、部品装着装置の稼動率が低下することを避け得ない。また、第1および第2の部品供給装置のいずれかにおいて、段取替えの必要が生じた場合に、その部品供給装置から電気回路部品を受け取るべき部品装着装置がやはり待つこととなり、稼動率が低下することを避け得ない。また、バイパス基板コンベヤはバイパス専用であり、それに保持されている回路基板に対して装着作業を行うことができないため、装着作業の自由度が低くなることを避け得ない。さらに、バイパス用に使用される基板コンベヤが中央のものに決まっているため、そのことによっても装着作業の自由度が低くなる。
本発明は、以上の事情を背景として、3レーン以上の基板コンベヤを備えた従来の電気回路部品装着システムが有している問題の1つ以上を解決し、従来のものより実用性に富んだ電気回路部品装着方法およびシステムを得ることを課題として為されたものである。
この課題は、電気回路部品装着方法を、 (a)互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送する3レーン以上の基板コンベヤを含むコンベヤ群と、(b)そのコンベヤ群の少な
くとも片側に配設され、複数種類の電気回路部品を供給する部品供給装置と、(c)前記コ
ンベヤ群に沿って並べられ、それぞれ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取り、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの2レーン以上の基板コンベヤにより保持されている回路基板に電気回路部品を装着する複数の部品装着装置とを含み、かつ、それら複数の部品装着装置の各々が、前記2レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2レーンの基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板にも電気回路部品を装着可能である電気回路部品装着システムを使用して、その電気回路部品装着システム全体において装着すべき電気回路部品の数である装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に電気回路部品を装着する方法とし、かつ、装着部品点数が少ない方の回路基板である第1種回路基板と、装着部品点数が多い方の回路基板である第2種回路基板とを前記電気回路部品装着システムに並行して流すとともに、前記複数の部品装着装置の一部のものに前記第1種回路基板への前記電気回路部品の装着を行わせ、その一部のもの以外の部品装着装置には行わせないようにすることにより解決される。
上記課題はまた、電気回路部品装着システムを、(a)互いに平行に配設され、それぞれ
回路基板を搬送する3レーン以上の基板コンベヤを含むコンベヤ群と、(b)そのコンベヤ
群の少なくとも片側に配設され、複数種類の電気回路部品を供給する部品供給装置と、(c)前記コンベヤ群の搬送方向における途中に、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの
少なくとも2つの間で、搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤとは前記搬送方向に直角な方向にずれた位置にある下流側の基板コンベヤに引き渡す1つ以上のシャトルコンベヤと、(d)その1つ以上のシャトルコンベヤと並列に、かつ、搬送方向と直交する方向に移動不能に設けられ、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板を下流側の基板コンベヤに引き渡す固定コンベヤと、(e)前記コンベヤ群に沿って並べられ、それぞれ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取り、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの2レーン以上の基板コンベヤにより保持されている回路基板に電気回路部品を装着する複数の部品装着装置とを含むものとし、かつ、それら複数の部品装着装置の各々が、前記2レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2レーンの基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板にも電気回路部品を装着可能なものとすることにより解決される。
このように、複数の部品装着装置の各々が、前記2レーン以上の基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板にも電気回路部品を装着可能なものとすれば、1レーンの基板コンベヤにおいて回路基板の搬出,搬入および設定が行われている間に、部品装着装置は別のレーンの基板コンベヤに保持されている回路基板に対して装着作業を行うことができるため、部品装着装置の稼働率が向上する効果が得られる。
この効果は、上記方法発明におけるように、電気回路部品装着システム全体において装着すべき電気回路部品の数である装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に電気回路部品を装着することとし、かつ、装着部品点数が少ない方の回路基板である第1種回路基板と、装着部品点数が多い方の回路基板である第2種回路基板とを前記電気回路部品装着システムに並行して流すとともに、前記複数の部品装着装置の一部のものに前記第1種回路基板への前記電気回路部品の装着を行わせ、その一部のもの以外の部品装着装置には行わせないようにすることにより一層有効に享受することができる。
また、上記装置発明におけるように、電気回路部品装着システムを、3レーン以上の基板コンベヤを含むコンベヤ群の搬送方向における途中に、3レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2つの間で、搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤとは前記搬送方向に直角な方向にずれた位置にある下流側の基板コンベヤに引き渡す1つ以上のシャトルコンベヤと、そのシャトルコンベヤと並列に設けられた固定コンベヤとを含むものとすれば、上記効果を一層有効に享受することができる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
(1)互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送する3レーン以上の基板コンベヤと、
それら3レーン以上の基板コンベヤから成るコンベヤ群の少なくとも片側に配設され、複数種類の電気回路部品を供給する部品供給装置と、
前記コンベヤ群に沿って並べられ、それぞれ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取り、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの2レーン以上の基板コンベヤにより保持されている回路基板に電気回路部品を装着する複数の部品装着装置と
を含み、かつ、それら複数の部品装着装置の各々が、前記2レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2レーンの基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板にも電気回路部品を装着可能である電気回路部品装着システム。
コンベヤ群が電気回路部品装着システムの全長にわたって3レーン以上の基板コンベヤを備えていることは不可欠ではない。後に実施例の項において説明するように、電気回路部品装着システムの少なくとも1部において、互いに平行に延びる3レーン以上の基板コンベヤを備えていればよいのである。これら3レーン以上の基板コンベヤのうち、1レー
ン以上を通過レーン、残りを装着レーンとすることも、すべてのレーンを装着レーンとすることも可能である。
3レーン以上の基板コンベヤの2レーン以上のものに保持されている回路基板に電気回路部品が装着される場合、複数の部品装着装置の各々が、それら2レーン以上の基板コンベヤのすべてに対して装着作業を行い得るものとされても、2レーン以上の基板コンベヤのうちの一部(少なくとも2レーン)のものに対してのみ装着作業を行い得るものとされてもよい。例えば、4レーンの基板コンベヤを備え、それら4レーンのうち、第1,第2および第3レーンの基板コンベヤに保持された回路基板に対して装着作業が行われる電気回路部品装着システムにおいて、複数の部品装着装置が2群に分けられ、1群の部品装着装置によって、第1および第2レーンの基板コンベヤに保持された回路基板に対して装着作業が行われ、残る1群の部品装着装置によって、第2および第3レーンの基板コンベヤに保持された回路基板に対して装着作業が行われるようにされてもよいのである。
なお、各部品装着装置を、すべてのレーンの基板コンベヤに保持された回路基板に対して電気回路部品を装着し得るものとすることも可能であり、その場合には特に大きい装着作業の自由度が得られる。
(2)前記コンベヤ群の搬送方向に沿って並ぶ状態に複数の装着作業領域が設定されており、それら複数の装着作業領域の各々に前記部品装着装置が少なくとも1つずつ配設された(1)項に記載の電気回路部品装着システム。
1つの装着作業領域に1つの部品装着装置を設けることも、複数の部品装着装置を設けることも可能である。後者の場合、例えば、部品供給装置を3レーン以上の基板コンベヤの両側に設けるとともに、各部品供給装置に対応して1つの部品装着装置を設ければ、一方の部品装着装置が部品供給装置から電気回路部品を取り出している間に、他方の部品装着装置が回路基板に対する装着作業を行うようにすることができ、装着作業の能率を高めることができる。
(3)前記複数の装着作業領域の各々において、前記3レーン以上の基板コンベヤの片側にのみ前記部品供給装置が配設された(2)項に記載の電気回路部品装着システム。
部品供給装置は比較的大きな設置スペースを占めるため、これを片側のみに設けることとすれば、電気回路部品装着システムの所要設置スペースを小さくすることができる。特に、1装着作業領域に1つの部品装着装置が設けられる場合には、部品供給装置が片側に設けられれば十分である場合が多い。
(4)前記装着作業領域の各々において、前記コンベヤ群の両側に前記部品供給装置が配設された(2)項に記載の電気回路部品装着システム。
コンベヤ群の両側の部品供給装置の各々に対応して部品装着装置を設ければ、一方の部品装着装置が電気回路部品の取出しを行っている間に他方の部品装着装置が電気回路部品の装着作動を行うことができる利点があるが、不可欠ではない。例えば、部品装着装置が1つでも、両側に部品供給装置を設ければ、供給可能な電気回路部品の種類が多くできるメリットがある。また、片側の部品供給装置において部品フィーダの交換等の段取替え作業が行われている間にも他方の部品供給装置からの電気回路部品の取出しと装着が行われるようにすることができる。
(5)前記複数の装着作業領域の各々において、前記部品装着装置が複数ずつ配設された(3)項または(4)項に記載の電気回路部品装着システム。
部品装着装置を2つ、それら部品装着装置の各々の部品装着可能領域が少なくとも1レーンについて重なり合う状態に配設する態様が、本項の電気回路部品装着システムの一例である。2つの部品装着装置の部品装着可能領域がすべてのレーンについて重なり合うようにすることも可能である。
(6)前記複数の部品装着装置の少なくとも1つが前記3レーン以上の基板コンベヤのすべてにおいて装着が可能なものとされた(1)項ないし(5)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システム。
(7)3レーン以上の基板コンベヤの少なくとも1レーンが、前記部品装着装置による電気回路部品の装着が行われず、回路基板の搬送のみが行われる搬送専用レーンとされた(1
)項ないし(6)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システム。
搬送専用レーンは観念上のものであり、実際には、基板コンベヤのみ、あるいは基板コンベヤとシャトルコンベヤとの組合わせ等により構成される。
(8)前記搬送専用レーンが、上流端から下流端まで一直線に延びる搬送専用レーンである(7)項に記載の電気回路部品装着システム。
(9)前記搬送専用レーンが途中で変わる(7)項に記載の電気回路部品装着システム。
(10)前記コンベヤ群の搬送方向における途中に、前記3レーンの基板コンベヤのうちの少なくとも2つの間で搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤとは異なる下流側の基板コンベヤに引き渡すシャトルコンベヤが1つ以上配設された(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システム。
シャトルコンベヤを搬送専用の基板コンベヤと組み合わせて使用することが、シャトルコンベヤの有用な使用態様の一つであるが、それに限定されるわけではない。例えば、シャトルコンベヤの上流側と下流側との一方において他方におけるより多くのレーンの基板コンベヤを1種類の回路基板に対する電気回路部品の装着に使用するためにシャトルコンベヤを使用することがその一例である。
(11)前記シャトルコンベヤが複数直列に設けられた(10)項に記載の電気回路部品装着システム。
シャトルコンベヤを1つ設けることも可能である。しかし、直列に複数設ければ、1つのシャトルコンベヤにより、第1基板コンベヤからその第1基板コンベヤに隣接する第2基板コンベヤに対応する位置へ回路基板を移動させ、もう1つのシャトルコンベヤにより第2基板コンベヤに隣接する第3基板コンベヤに対応する位置へ回路基板を移動させるというように、回路基板の搬送方向と直交する方向の移動距離を大きくすることが容易となる。また、複数種類の回路基板に対する装着作業を並行して行わせる場合に、例えば位置固定の固定コンベヤと組み合わせること等により、1種類の回路基板の搬送が別の種類の回路基板の搬送の影響を受けることを回避することが容易となり、装着作業の終了した回路基板の搬出待ち時間が減少して、装着作業の能率が向上する効果が得られる。
(12)前記部品供給装置が、各々1種類ずつの電気回路部品を複数個収容しており、1個ずつ順次供給する部品フィーダが並べて配列されて成るフィーダ列を含む(1)項ないし(11)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システム。
部品フィーダの中には、複数の部品フィーダが一体的に構成されたものがあるが、この種の部品フィーダは、1種類ずつの電気回路部品を供給する部分毎に1つの部品フィーダとみなすこととする。
(13)前記3レーン以上の基板コンベヤが共通の一平面に沿って回路基板を搬送する(1)項ないし(12)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システム。
(14)前記部品装着装置が、
1つ以上の部品保持具を備えた装着ヘッドと、
その装着ヘッドを前記部品供給装置と前記3レーン以上の基板コンベヤの少なくとも2レーンとに跨る領域において移動させるヘッド移動装置と
を含む(1)項ないし(13)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システム。
装着ヘッドは、1つの部品保持具のみを保持して移動し、電気回路部品を1つずつ搬送するものとすることも可能であるが、複数の部品保持具を保持し、それら複数の部品保持具の各々に電気回路部品を保持させて移動し、複数の電気回路部品を一挙に搬送するものとすることが、作業能率を向上させる上で望ましい。
(15)互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送するとともに、搬送方向に並んだ複数の停止位置で回路基板を停止させて保持することが可能な3レーンの基板コンベヤと、
それら3レーンの基板コンベヤの少なくとも片側に配設され、電気回路部品を供給可能な部品供給装置と、
前記3レーンの基板コンベヤの前記複数の停止位置の各々に対応して設けられ、それぞ
れ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取って、対応する停止位置に停止させられている回路基板に装着する複数の部品装着装置と、
前記3レーンの基板コンベヤ,前記部品供給装置および前記複数の部品装着装置を制御し、前記3レーンの基板コンベヤの各々において前記複数の停止位置の1つ以上に回路基板を停止させ、その停止位置に対応する部品装着装置に、前記部品供給装置から電気回路部品を受け取らせて前記停止中の回路基板に装着させる制御装置と
を含む電気回路部品装着システム。
本項の電気回路部品装着システムは、前記 (1)項に係る電気回路部品装着システムの一典型例であり、3レーンの基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板に対しても電気回路部品の装着が行われる。
例えば、3種類の回路基板に対する装着作業を並行して行わせることができ、少量多品種生産に好適である。また、表面と裏面との両方に電気回路部品が装着される両面実装基板であって、両面の装着部品点数の差が大きいものを生産する場合に、1レーンにおいて装着部品点数の少ない面への装着を行い、残り2レーンにおいて装着部品点数の多い面への装着を行うことも可能である。2レーンにおける装着作業が1つの部品装着装置によって行われるようにすることは一見無駄のようであるが、1レーンにおいて回路基板の搬出,搬入および設定が行われている間に、別のレーンにおいて装着作業が行われるようにすれば、装着部品点数の多い面への装着作業の能率を向上させることができ、表面と裏面とで装着部品点数が大きく異なる両面実装基板の生産を能率よく行うことができる。このことは、装着部品点数が大きい1種類の基板と装着部品点数が小さい別の1種類の基板とを並行して生産する場合にも当てはまる。
なお、3種類の回路基板に対する装着作業を並行して行わせる場合等、部品供給装置が供給すべき電気回路部品の種類が多い場合には、部品供給装置を3レーンの基板コンベヤの両側に設けることが望ましい。その場合、回路基板の複数の停止位置の各々に対応する複数の領域にそれぞれ2つの部品装着装置を設け、交互に部品取出し作業と装着作業とが行われるようにすることが望ましい場合もある。
ただし、部品供給装置をシステムの稼動中にも部品フィーダの着脱が可能な構成とすることにより、3レーンの基板コンベヤの片側のみに部品供給装置を設けながら、部品フィーダの交換等、部品供給装置の段取替え作業中にも部品装着装置に装着作動を行わせ得るようにすることができる。
(16)上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群とを含み、それら上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群とがそれぞれ、互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送する第1,第2および第3レーンの基板コンベヤから成り、第1,第2および第3レーンが記載の順序に並ぶ3連コンベヤ群である総コンベヤ群と、
その総コンベヤ群の搬送方向と直交する直交方向に移動可能な少なくとも1つのシャトルコンベヤを備えて前記上流側コンベヤ群と前記下流側コンベヤ群との間に設けられ、それら上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との一方の前記第1,第2および第3レーンのうちの1レーンの基板コンベヤを、前記上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との他方の前記第1,第2および第3レーンのうちの2レーンのいずれかに選択的に接続するとともに、前記上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との前記一方の前記第1,第2および第3レーンのうちの前記1レーンとは別の1レーンの基板コンベヤを、前記上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との前記他方の前記第1,第2および第3レーンのうちの前記2レーンとは別の組合わせの2レーンのいずれかに選択的に接続するシャトルコンベヤ装置と、
前記総コンベヤ群の少なくとも片側に沿って配設され、複数種類の電気回路部品を供給する部品供給装置と、
前記上流側コンベヤ群と前記下流側コンベヤ群とに沿って配列され、ぞれぞれ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取って、前記上流側コンベヤ群に属する基板コンベヤと前記下流側コンベヤ群に属する基板コンベヤとに保持されて停止中の回路基板に装着可能な複数の部品装着装置と、
前記総コンベヤ群,前記シャトルコンベヤ装置,前記部品供給装置および前記部品装着
装置を制御し、前記複数の部品装着装置の各々に、前記上流側コンベヤ群に属する2レーンの基板コンベヤに保持されて停止中の回路基板に選択的に電気回路部品を装着させるとともに、前記下流側コンベヤ群に属する2レーンの基板コンベヤに保持されて停止中の回路基板に選択的に電気回路部品を装着させる制御装置と
を含む電気回路部品装着システム。
本項の電気回路部品装着システムは、前記 (1)項に係る電気回路部品装着システムの、上記(15)項のものとは別の典型例であり、上流側コンベヤ群と下流側コンベヤとの少なくとも一方に属する3レーンのうち1レーンが搬送専用の基板コンベヤとして使用され、残る2レーンの少なくとも一方の基板コンベヤにおいて電気回路部品の装着が行われる。後に実施例の項で詳述するように、上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との両方において2レーンの基板コンベヤにおいて電気回路部品の装着が行われ、残る1レーンの基板コンベヤが搬送専用のレーンとして使用される態様や、上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との一方においては1レーンの基板搬送コンベヤが第1種類の回路基板に対する電気回路部品の装着に使用され、別の1レーンの基板搬送コンベヤが第1種類とは異なる第2種類の回路基板に対する電気回路部品の装着に使用され、残る1レーンの基板コンベヤが休止レーンとして使用される一方、上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との他方においては、2レーンが第2種類の回路基板に対する電気回路部品の装着が行われる態様などが本項の電気回路部品装着システムの具体的な使用例である。
上記のように、1レーンずつの基板搬送コンベヤがそれぞれ種類の異なる回路基板に対する装着作業に使用されるようにすれば、装着作業の自由度が増し、また、表面と裏面とで装着部品点数が大きく異なる両面実装基板の生産に適した使用形態となる。一方、搬送専用レーン以外の2レーンが同じ種類の回路基板に対する装着作業に使用されるようにすれば、装着作業用のプログラムが単純となり、装着作業の能率が可及的に高くなるように装着順序を決定する最適化処理が容易になる効果が得られる。
(17)上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群とを含み、それら上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との一方が、互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送する第1,第2および第3レーンの基板コンベヤから成り、第1,第2および第3レーンが記載の順序に並ぶ3連コンベヤ群である一方、前記上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との他方が、互いに平行に配設され、それぞれ前記第1および第2レーンの基板コンベヤから成り、第1および第2レーンが記載の順序に並ぶ2連コンベヤ群である総コンベヤ群と、
その総コンベヤ群の搬送方向と直交する直交方向に移動可能な少なくとも1つのシャトルコンベヤを備え、少なくとも、前記2連コンベヤ群の前記第2レーンの基板コンベヤと前記3連コンベヤ群の前記第3レーンの基板コンベヤとを接続するとともに、前記2連コンベヤ群の前記第1レーンの基板コンベヤと前記3連コンベヤ群の前記第1レーンの基板コンベヤおよび前記第2レーンの基板コンベヤとを選択的に接続するシャトルコンベヤ装置と、
前記総コンベヤ群の少なくとも片側に沿って配設され、複数種類の電気回路部品を供給する部品供給装置と、
前記総コンベヤ群に沿って配列され、ぞれぞれ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取って、前記上流側コンベヤ群に属する基板コンベヤと前記下流側コンベヤ群に属する基板コンベヤとに保持されて停止中の回路基板に装着可能な複数の部品装着装置と、
前記総コンベヤ群,前記シャトルコンベヤ装置,前記部品供給装置および前記複数の部品装着装置を制御し、前記複数の部品装着装置の各々に、前記上流側コンベヤ群に属する2レーンの基板コンベヤに保持されて停止中の回路基板に選択的に電気回路部品を装着させるとともに、前記下流側コンベヤ群に属する2レーンの基板コンベヤに保持されて停止中の回路基板に選択的に電気回路部品を装着させる制御装置と
を含む電気回路部品装着システム。
本項の電気回路部品装着システムによれば、前記(16)項の電気回路部品装着システムとほぼ同じ作用,効果を得つつ、上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群との一方において1レーンの基板コンベヤを省略することが可能となる。
(18)前記(1)項,(15)項ないし(17)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システムを使用し、その電気回路部品装着システム全体において装着すべき電気回路部品の数である装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に並行して電気回路部品を装着する方法であって、
前記複数の部品装着装置の少なくとも1つに、前記2種類の回路基板のうち装着部品点数が多い側の回路基板に対する電気回路部品の装着を1レーンの基板コンベヤにおいて行わせるとともに、前記2種類の回路基板のうち装着部品点数が少ない側の回路基板に対する電気回路部品の装着を前記1レーンの基板コンベヤとは別の1レーンの基板コンベヤ上で行わせ、かつ、前記電気回路部品装着システムにより前記装着部品点数が少ない側の回路基板に装着すべき電気回路部品の割振りを、前記複数の部品装着装置のうちの一部のものに集中させることにより、その装着部品点数が少ない側の回路基板に対する前記少なくとも1つの部品装着装置の少なくとも1つによるすべての電気回路部品の装着に要する時間である装着作業時間が、回路基板の搬出,搬入および設定から成る基板取扱作業の1回の実行に要する時間である基板取扱作業時間より長くすることを特徴とする電気回路部品装着方法。
装着部品点数が多い側の回路基板に対する電気回路部品の装着と、装着部品点数が少ない側の回路基板に対する電気回路部品の装着とを、それぞれ1レーンの基板コンベヤ上において行わせる部品装着装置は1つでも複数でもよい。その部品装着装置が1つである場合には、その1つの部品装着装置の装着作業時間を1回の基板取扱時間より長くすることが必要であるが、その部品装着装置が複数である場合には、それら複数の部品装着装置のすべてにおいて装着作業時間を1回の基板取扱時間より長くすることは不可欠ではなく、それら複数の部品装着機の少なくとも1つにおいて装着作業時間を1回の基板取扱時間より長くすれば、発明の効果が得られる。
本項の電気回路部品装着方法によれば、装着部品点数が少ない側の回路基板に装着すべき電気回路部品の割振りを集中させた部品装着装置においてはその部品装着装置の稼働率が高くなり、また、装着部品点数が少ない側の回路基板に装着すべき電気回路部品を割り振らない部品装着装置には、装着部品点数が多い側の回路基板に対する装着作業を行わせることができるため、装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に並行して電気回路部品を装着する作業を能率よく行うことができる。
前記(2)項ないし(14)項の各々に記載の特徴は本項の電気回路部品装着方法にも適用可能である。
(19)前記(1)項,(15)項ないし(17)項のいずれかに記載の電気回路部品装着システムを使用し、その電気回路部品装着システム全体において装着すべき電気回路部品の数である装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に並行して電気回路部品を装着する方法であって、
前記複数の部品装着装置の少なくとも1つに、前記2種類の回路基板のうち装着部品点数が多い側の回路基板に対する電気回路部品の装着を2レーンの前記基板コンベヤ上で交互に行わせるとともに、前記2種類の回路基板のうち装着部品点数が少ない側の回路基板に対する電気回路部品の装着を前記2レーンの基板コンベヤとは別の1レーンの前記基板コンベヤ上で行わせることを特徴とする電気回路部品装着方法。
本項の電気回路部品装着方法によれば、1つの部品装着装置が、装着部品点数が多い側の回路基板に対する電気回路部品の装着を2レーンにおいて交互に行うとともに、装着部品点数が少ない側の回路基板に対する電気回路部品の装着を1レーンで行うため、装着部品点数が多い側の回路基板に対する電気回路部品の装着に要する装着作業時間と装着部品点数が少ない側の回路基板に対する電気回路部品の装着に要する装着作業時間との和が、1回の基板取扱作業時間より短くならない限り部品装着装置に待ち時間は生じず、部品装着装置の稼働率が向上して、装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に並行して電気回路部品を装着する作業の能率が向上する効果が得られる。
前記(2)項ないし(14)項の各々に記載の特徴は本項の電気回路部品装着方法にも適用可能である。
請求可能発明の一実施例である電気回路部品装着システムの外観を示す斜視図である。 上記システムの一部を拡大するともに、一部を除去して示す斜視図である。 上記システムを構成する装着モジュールの基板コンベヤを示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)におけるAA断面図である。 上記システムを構成する装着モジュールの部品装着装置を取り出して示す斜視図である。 上記システムの制御装置を示すブロック図である。 上記システムの一設定態様を概念的に示す図である。 図6の態様における装着作業を説明するためのタイムチャートである。 上記システムの図6の態様とは異なる設定態様を概念的に示す図である。 上記システムのさらに別の設定態様を概念的に示す図である。 上記システムのさらに別の設定態様を概念的に示す図である。 別の実施例である電気回路部品装着システムを概念的に示す図である。 さらに別の実施例である電気回路部品装着システムを概念的に示す図である。 さらに別の実施例である電気回路部品装着システムを概念的に示す図である。
符号の説明
2:装着モジュール 4:ベース 6:回路基板(基板) 10,12,14:基板コンベヤ 15:総コンベヤ群 16:ベルト駆動装置 17:搬送ベルト
18:基板支持装置 19:支持板 20:支持ピン 21:押付部材 22:ガイドレール 23:受け面 26:部品供給装置 28:部品フィーダ 30:部品装着装置 32:装着ヘッド 34:ヘッド移動装置 50:ノズルホル
ダ 52:吸着ノズル 60:個別制御装置 62:コンピュータ 64:入力装置 66:表示装置 70:ホストコンピュータ 80,82:コンベヤモジュール 84:シャトルコンベヤ 86:固定コンベヤ 88:シャトルコンベヤ
90:固定コンベヤ 100,102:コンベヤモジュール 104,106:シャトルコンベヤ 110,112:基板コンベヤ 120:装着モジュール 122:バイパスコンベヤ 124:部品供給装置
以下、請求可能発明の実施例を、図を参照しつつ説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に、一実施例としての電気回路部品装着システム(以下、特に必要がない限り、システムと略称する)の外観を示す。本システムは、複数の電気回路部品装着機である装着モジュール2が、共通で一体のベース4上に、1列に並べて固定されることにより構成されている。複数の装着モジュール2は互いに近接して並べられているが、個別に前方へ引き出し可能である。図示しない架台をベース4に接続し、その架台上へ各装着モジュール2を引き出すことが可能であり、その引き出した状態で保守,点検等を容易に行うことができる。また、架台をベース4から切り離せば装着モジュール2をシステムから離れた位置へ移動させることも可能であり、さらに、装着モジュール2には幅が2倍で、トレイ型部品供給具等、幅の大きい部品供給装置を設置可能なものも準備されており、システムの構成を容易に変更することができる。
装着モジュール2については、例えば、特開2004−104075号公報に詳細に記載されており、かつ、詳細な構成や作動は本請求可能発明を理解する上で不可欠ではないので、簡単に説明する。
各装着モジュール2は、図2に示すように、回路基板(図3,6等参照。以下、基板と略称する)6を搬送する3レーンの基板コンベヤ10,12および14を備えており、複数の装着モジュール2が並べられてシステムとされた状態では、基板コンベヤ10,12および14が、システム全体を貫通する3レーンの基板コンベヤを構成する。以下、便宜上、システムを貫通する基板コンベヤも符号10,12および14で表すこととし、3レーンの基板コンベヤ全体を総コンベヤ群15と総称することとする。
基板コンベヤ10,12,14は同一の構成を備えているので、基板コンベヤ10を代表的に、図3(a), (b)に基づいて説明する。基板コンベヤ10は、ベルト駆動装置16により周回させられる一対の搬送ベルト17(図3には一方のみが図示されている)を備えており、基板6の両側縁部を支持して搬送する。搬送ベルト17の周回に伴って、装着作業終了後の基板6が搬出されるとともに、次に装着作業が行われるべき基板6が搬入される。搬入された基板6は、搬送ベルト17が停止させられることにより、基板6の種類に応じて予め設定されている停止位置に停止させられる。基板コンベヤ10はさらに、基板支持装置18を備えている。基板支持装置18は、図示しない支持板昇降装置と、その支持板昇降装置により昇降させられる支持板19と、その支持板19の任意の位置に複数取り付けられる基板支持部材としての支持ピン20と、押付部材21とを備え、搬送ベルト17の停止により基板6が停止させられた後、上昇させられて、押付部材21が基板6の側縁部を搬送ベルト17から浮き上がらせるとともに、ガイドレール22に設けられた受け面23に押し付けて固定する。それと同時に、支持ピン20が基板6の下面に接触し、下方から支持した状態となる。本実施例においては、上記基板6の固定と支持ピン20による支持とにより基板6の設定が行われるのである。
図1,2に示すように、各装着モジュール2において、総コンベヤ群15の片側、図示の例では前側に部品供給装置26が設けられている。部品供給装置26は、複数の部品フィーダ28がフィーダ保持装置に並べて保持されたものであり、各部品フィーダ28はそれぞれ1種類の電気回路部品(以下、部品と略称する)を保持し、部品供給部に順次1個ずつ送るものである。図示の部品フィーダ28は、複数の部品を一列に保持した部品保持テープを一定ピッチずつ送ることによりに、部品供給部に1個ずつの部品を送るものであるが、バルクフィーダ,スティックフィーダ等いかなる形式の部品フィーダも採用可能である。
各装着モジュール2は、1つずつの部品装着装置30を備えている。部品装着装置30は、装着ヘッド32と、その装着ヘッド32を部品供給装置26の部品供給部と総コンベヤ群15とに跨る装着作業領域内の任意の位置へ移動させ得るヘッド移動装置34とを備えている。ヘッド移動装置34は、図4に示すように、Y軸ガイド36により案内され、Y軸送りねじ38およびY軸モータ40によりY軸方向に移動させられるY軸スライド42と、そのY軸スライド42に対してX軸方向に移動するX軸スライド44とを備えている。X軸スライド44は、Y軸スライド42に固定的に設けられた固定X軸ガイド46とその固定X軸ガイド46に案内されてX軸方向に移動可能な可動X軸ガイド48とにより案内され、図示を省略するX軸駆動装置によりX軸方向に移動させられる。前記装着ヘッド32は、X軸スライド44によりZ軸に平行な回転軸線のまわりに回転可能に保持されている。X軸は総コンベヤ群15の搬送方向に平行であり、Y軸は水平面内においてX軸と直交する方向であり、Z軸は鉛直方向に平行である。上記のように、X軸ガイドがX軸方向に伸縮可能とされているため、装着ヘッド32は、X軸方向において、装着モジュール2の本体の幅より広い範囲で移動可能であり、したがって、互いに隣接する装着モジュール2の装着作業領域は、X軸方向の端部において互いに重なり合っている。
装着ヘッド32は、上記のように回転軸線のまわりに回転可能であり、その回転軸線を中心とする一円周上に複数のノズルホルダ50が回転軸線に平行に保持されており、それらノズルホルダ50の各々に吸着ノズル52が着脱可能に保持される。装着ヘッド32は、複数の吸着ノズル52により部品供給装置26から部品を受け取り、総コンベヤ群15の上方へ搬送する。その後、ノズルホルダ50が図示を省略する昇降装置により昇降させられ、吸着ノズル52が、総コンベヤ群15のいずれかの基板コンベヤ10,12あるいは14に保持されている基板6に部品を装着する。
各装着モジュール2には、図5に示すように、それらを個別に制御する個別制御装置60が設けられている。個別制御装置60はそれぞれコンピュータ62を主体として構成されており、このコンピュータ62は、図2に示されているように各装着モジュール2の前面上部に設けられた入力装置64および表示装置66に接続されており、オペレータは表示装置66に表示される情報を見ながら入力装置64を操作することにより、コンピュータ62を制御することができる。コンピュータ62は、装着モジュール2の基板コンベヤ10,12,14,部品供給装置26および部品装着装置30を制御することにより、装着モジュール2に、基板6の搬出,搬入および設定(これらを合わせて1回の基板取扱作業と総称する)、自動段取替え作業および部品の装着作業を行わせる。また、コンピュータ62には、ホストコンピュータ70が接続されており、コンピュータ62による装着モジュール2の制御に必要な情報が供給されるとともに、システム全体の状況が把握される。本実施例においては、個別制御装置60とホストコンピュータ70とにより、システム全体の制御装置が構成されている。
本システムは、例えば、携帯電話機のプリント回路板のように、表面と裏面との両方に部品が実装される両面実装基板であって、多数の部品が装着される面(便宜上、この面を表面と称することとする)と少数の部品が装着される面(裏面と称する)とがあり、しかも、装着部品点数に大きな開きがあるものを生産するのに適している。以下、その理由を説明する。
図6に、携帯電話機のプリント回路板を生産する際におけるシステムの設定の一例を概念的に示す。ここにおいては、仮に、システムが6台の装着モジュール2により構成されているものとする。また、図において、基板コンベヤ10,12上に示されている比較的粗い右下がりの斜線が施された四角形が、基板6の多数の部品が装着されるべき面(以下、基板6fと略称する)であり、基板コンベヤ14上に示されている比較的細かい右下がりの斜線が施された四角形が、基板6の少数の部品が装着されるべき面(以下、基板6bと略称する)であり、斜線の施されていない四角形は単純に搬送される基板6bであるとする。基板6f、6bは1枚の基板の表面と裏面なのであるが、装着作業を考える上では、別の基板6と考える方が便利であるため、以下、別の基板であるかのように説明する。ただし、1枚の基板6の表裏両面なのであるから、基板6fと基板6bとは、同じ枚数分の全装着作業がほぼ同時に完了することが強く望まれる点において、2種類の基板6に対する一般的な並行装着作業と異なっている。
基板6f,6bは図6において左から右へ搬送されつつ部品が装着される。この搬送方向の最上流の装着モジュール2と2番目の装着モジュール2とには、基板6fのみに用いられる部品を供給する部品フィーダ28fと、基板6bのみに用いられる部品を供給する部品フィーダ28bと、基板6fと基板6bとに共通に用いられる部品を供給する部品フィーダ28fbとが取り付けられている。そして、3番目から最下流までの装着モジュール2には、基板6fにのみ用いられる部品を供給する部品フィーダ28fが取り付けられている。基板6fのみに用いられる部品を供給する部品フィーダ28fと、基板6bのみに用いられる部品を供給する部品フィーダ28bとには、基板6fおよび基板6bと同じ斜線を施して対応関係を示す。
基板6fに対する装着作業は、すべての装着モジュール2において基板コンベヤ10,12を使用して行われるのに対し、基板6bに対する装着作業は、最上流と2番目との装着モジュール2のみで行われ、3番目から最下流までの装着モジュール2の基板コンベヤ14は搬送専用の基板コンベヤとして使用される。最上流と2番目との装着モジュール2においては、部品装着装置30が、図7に示すように、基板コンベヤ10→基板コンベヤ14→基板コンベヤ12→基板コンベヤ14の順に装着作業を行い、基板6fへの装着作業と基板6bへの装着作業とを交互に行うが、基板6fに対する装着作業は、基板コンベヤ10に保持された基板6fへの装着作業と基板コンベヤ12に保持された基板6fへの装着作業とを交互に行うのである。3番目以降の装着モジュール2においては、部品装着装置30が、基板コンベヤ10→基板コンベヤ12→基板コンベヤ10・・・の順に装着作業を行い、基板6fへの装着作業を基板コンベヤ10と基板コンベヤ12との上において交互に行う。このように装着作業を行うことによって、実際は同じ基板の表裏両面である所定枚数ずつの基板6fと基板6bへの装着作業をほぼ同時に完了させることができる。
基板コンベヤ10,12に関するサイクルタイムは、いずれの装着モジュール2においても基板6fに対する装着作業の所要時間と部品装着装置30の待ち時間との和であって互いに等しいが、基板コンベヤ14に関するサイクルタイムは、最上流と2番目との装着モジュール2において、基板6bに対する装着作業の所要時間と部品装着装置30の待ち時間との和であって、基板コンベヤ10,12に関するサイクルタイムの1/2である。ただし、最上流と2番目との装着モジュール2においては、部品装着装置30が基板6fに対する装着作業と基板6bに対する装着作業との両方を行う必要があるため、基板6fに対する装着作業時間が、3番目以降の装着モジュール2における基板6fに対する装着作業時間より短くなる。
そして、すべての装着モジュール2において部品装着装置30の待ち時間を無くし得たとすれば、最上流と2番目との装着モジュール2の部品装着装置30のサイクルタイムは、基板6fに対する装着作業時間と基板6bに対する装着作業時間との和であり、3番目以降の装着モジュール2の部品装着装置30のサイクルタイムは基板6fに対する装着作業時間のみとなる。また、1回の基板取扱作業の所要時間は基板6fであるか基板6bであるかに関係なく一定の長さとなり、待ち時間が最も短いのは基板コンベヤ14においてであるから、基板コンベヤ14において1回の基板取扱作業が終了できれば、すべての基板コンベヤにおいて待ち時間内に1回の基板取扱作業が終了できることとなる。
以上は、図6の設定を前提として説明したが、以下、図6の設定がいかにして決定されるかを説明する。
いま、単純化のために、1個の部品を装着するのに要する時間が、部品の種類や供給,装着位置に無関係に均一であると仮定すれば、基板6fと基板6bとに装着すべき全部品点数と、その均一な時間との積が、システムの全部品装着装置30による装着作業時間の総和となり、その総装着作業時間を装着モジュール2の台数で割った時間が、1台の装着モジュール2当たりの平均装着作業時間となる。この平均装着作業時間は、1個の部品を装着するのに要する時間が均一であるとの仮定の下では、基板6fと基板6bとの両方への装着作業が行われる場合でも、いずれか一方のみへの装着作業が行われる場合でも変わりがない。ただし、基板6fと基板6bとの両方に対して装着作業を行う装着モジュール2においては、装着作業を制御するプログラムが複雑となり、また、装着作業の最適化処理(装着作業の能率を最高にするための、各装着モジュール2への部品の割振りと、各装着モジュール2における部品の装着順序および部品フィーダ28の配列の決定)も複雑となるため、基板6fと基板6bとの両方に対して装着作業を行う装着モジュール2の台数は少ない方がよいという事情がある。つまり、基板コンベヤ14に関しては、1台の装着モジュール2における1回の基板取扱作業に要する時間と基板6bに対する装着作業時間との和が、上記平均装着作業時間より短くなる限りにおいて、可及的に少ない台数の装着モジュール2に基板6bに対する装着作業を割り振ることが望ましいのである。
上記の割振りは、1個の部品を装着するのに要する時間が均一であるとの仮定の下においては、適切な割振りと言い得るが、実際には、基板コンベヤ10,12,14の各々と部品供給装置26との間の距離が互いに異なるために、1個の部品の平均装着所要時間が基板コンベヤ間で異なり、また、装着ヘッド32が複数の吸着ノズル52により部品を吸着して搬送するため、装着ヘッド32が実際に保持して搬送する部品の数が変われば、それによっても1個の部品の平均装着所要時間が変わる。したがって、実際には、これらのことを考慮しつつ上記の割振りを行うことが必要であり、上記の割振りほど単純ではない。しかし、コンピュータを使用すれば比較的簡単に実行することができる。
以上の説明から明らかなように、基板6bへの装着作業を何台の装着モジュール2によって行わせことが有利かは、基板6f,6b双方への総装着作業時間と、基板6bへの全装着作業時間と、1回の基板取扱時間との3者の関係によって決まる。一般に、基板6f,6b双方への全装着作業時間に対する1回の基板取扱時間の比率が小さいほど、また、基板6bへの全装着作業時間が短いほど、少ない台数の装着モジュール2に基板6bの装着作業を割り振ることが有利となる。
なお、以上の説明は、基板6bへの装着作業が最上流部の装着モジュール2において集中的に行われるものとして行ったが、実際は、最下流部や中流部の装着モジュール2において集中的に行われるようにしてもよく、複数台の装着モジュール2において行われるようにする場合に、互いに隣接した装着モジュール2において行われるようにすることも不可欠ではない。部品供給装置26における部品フィーダ28の配置の都合等で、互いに離れて位置する装着モジュール2において基板6bへの装着作業が行われるようにすることも可能なのである。
さらに付言すれば、以上の説明は、基板6fと基板6bとに対する装着作業が常に並行して行われるかのように行った。例えば基板6bの装着作業が行われる場合に、基板6fに対する装着作業が既に行われていることが不可欠でなければ、装着作業が常に並行して行われるようにすることは可能である。しかし、それが許されない場合には、当初の所定枚数は、基板6fと基板6bとのいずれか一方のみに対する装着作業が行われ(この場合でも、他の種類の基板と並行して装着作業が行われるようにすることは可能である)、途中は基板6fと基板6bとに対する装着作業が並行して行われ、最後に基板6fと基板6bとの他方のみに対する装着作業が行われるようにすることも可能である。
いずれにしても、図6の設定によれば、両面実装基板であって一方の面と他方の面とにおける装着部品点数に大きな開きがあるものを、部品装着装置30の待ち時間をなくして能率的に生産し、かつ、両面実装を同時あるいはほぼ同時に完了することができる。また、装着部品点数の多い基板6fに対する装着作業が、部品供給装置26に近い側の基板コンベヤ10,12において行われるため、装着ヘッド32の部品受取のための移動距離が短くて済み、基板コンベヤ10,12における部品1個当たりの平均装着所要時間が短くでき、その点でも装着作業の能率を向上させることができる。
本実施例のシステムにおいては、両面実装基板ではなくても、部品の装着点数の少ない基板を、部品の装着点数の多い別の種類の基板と組み合わせて生産すれば、部品の装着点数の少ない基板のみを生産する場合のように、1回の基板取扱作業の一部において部品装着装置30が装着作業を行うことができず、待ち時間が生じてしまい、稼働率が低下する事態が発生することを回避することができる。
さらに、3レーンの基板コンベヤ10,12,14にそれぞれ1種類ずつの基板を流し、3種類の回路板の生産を並行して行うことも可能である。この生産形態は、1台の装着モジュール2における3種類の基板に対する装着作業時間の和が、1回の基板取扱作業時間より長い場合に有効であり、3種類の基板の装着部品点数がほぼ同じである場合に特に有効である。
これら2つの場合に、システムを構成するすべての装着モジュール2において装着作業が行われ、かつ、すべて装着モジュール2おいて部品装着装置30に待ち時間が生じないことが理想ではあるが、一部の装着モジュール2において複数種類の基板に対する合計の装着作業時間が1回の基板取扱時間より短くなることや、一部の装着モジュール2においては全く装着作業が行われず、その装着モジュール2の基板コンベヤが搬送専用となることがあっても、本請求可能発明の効果が得られる。
本実施例のシステムは、その構成を図8に例示する態様に変更することも可能である。本態様は、上記態様とは2台の装着モジュール2の代わりに2台のコンベヤモジュール80,82を備えている点において異なっている。コンベヤモジュール80は、基板コンベヤ12に対応する位置と基板コンベヤ14に対応する位置とに移動可能なシャトルコンベヤ84と、基板コンベヤ10に対応する位置に固定して設けられた搬送専用の固定コンベヤ86とを備えている。また、コンベヤモジュール82は、基板コンベヤ10に対応する位置と基板コンベヤ12に対応する位置とに移動可能なシャトルコンベヤ88と、基板コンベヤ14に対応する位置に固定して設けられた搬送専用の固定コンベヤ90とを備えている。各装着モジュール2の構成は前記態様における装着モジュール2と同じである。なお、部品供給装置26の図示は省略するが、コンベヤモジュール80,82より上流の装着モジュール2(図示の例では最上流の装着モジュール2のみ)には基板6bに装着されるべき部品を供給する部品フィーダ28bのみが配列され、コンベヤモジュール80,82より下流の装着モジュール2には、基板6fに装着されるべき部品を供給する部品フィーダ28fのみが配列される。
本態様は、基板6bに装着されるべき部品の点数が、基板6fに装着されるべき部品の点数よりは少ないが、基板6bに装着されるべき部品のすべてが、少ない台数(図示の例では1台)の装着モジュール2において集中して装着させれば、それらの装着作業の時間が1回の基板取扱時間よりは長くなる場合に好適である。
図8において、比較的細かい右下がりの斜線が施された四角形が、部品が装着される状態の基板6bを示し、比較的粗い右下がりの斜線が施された四角形が、部品が装着されない状態の基板6bを示す。同様に、比較的細かい右上がりの斜線が施された四角形が、部品が装着される状態の基板6fを示し、比較的粗い右上がりの斜線が施された四角形が、部品が装着されない状態の基板6fを示す。すなわち、図示の例では、基板6bには最上流の装着モジュール2の基板コンベヤ14,12(以下、上流側装着コンベヤと総称することがある)において交互に装着作業が行われ、基板コンベヤ14側で装着作業が行われた基板6bは、基板コンベヤ14に対応する位置にあるシャトルコンベヤ84と固定コンベヤ90とにより搬送され、コンベヤモジュール80,82より下流側の装着モジュール2の基板コンベヤ14へ引き渡され、基板コンベヤ14によりシステム外へ搬出される。下流側装着モジュール2の基板コンベヤ14は搬送専用の基板コンベヤとして使用されるのであり、特に必要がない限り下流側搬送コンベヤと略称する。また、基板6fは、上流側搬送コンベヤとして機能する基板コンベヤ10により搬送され、シャトルコンベヤ88により、下流側装着コンベヤとして機能する基板コンベヤ10,12に交互に引き渡され、基板コンベヤ10,12に保持された状態で部品が装着される。
すなわち、図示の例では、基板6bに対する装着作業は1台の装着モジュール2により行われ、基板6fに対する装着作業は3台の装着モジュール2により行われるのであり、基板6fへの装着部品点数が基板6bへの装着部品点数の3倍程度である場合に、好適な態様である。装着部品点数の差が小さい場合には、上流側装着モジュール2の台数を増すか、下流側の装着モジュール2の台数を減らし、差が大きい場合には、下流側の装着モジュール2の台数を増すことが望ましい。後者の場合、上流側の装着モジュール2が複数台であれば、勿論、上流側装着モジュール2の台数を減少させてもよい。
本態様においては、上流側および下流側装着モジュール2のそれぞれにおいて、基板6bおよび基板6fへの各装着作業のみが行われるため、1台の装着モジュール2に対して両方の基板6b,6f用の部品フィーダ28b、28fを配列する必要がなく、部品の種類が多い場合に特に有効である。また、上流側および下流側装着モジュール2における装着作業を制御するプログラムを変更する必要がなく、基板6b,6f用にそれぞれ作成された通常のものをそのまま使用することが可能であり、改めて最適化処理を行う必要がないことが多い。
図8において、コンベヤモジュール80,82より上流側の装着モジュール2の台数を多くし、下流側の装着モジュールの台数を少なくして、装着部品点数が多い基板6fへの装着が上流側で行われ、装着部品点数が少ない基板6bへの装着が下流側で行われるようにしてもよい。
本実施例のシステムは、その構成を図9に例示する態様に変更することも可能である。基板6f、6bの表し方は図8と同様である。
本態様は、コンベヤモジュール80,82より上流の複数台(図示の例では2台)の上流側装着モジュール2においては、基板6fと基板6bとへの装着作業が行われ、複数台の下流側装着モジュール2においては、基板6fへの装着作業のみが行われる。本態様は、装着部品点数の多い基板6fについては勿論、装着部品点数の少ない基板6bについても、複数の装着モジュール2において装着作業が行われるようにしても、各上流側装着モジュール2の基板コンベヤ10,12に保持された基板6f,6bそれぞれに対する装着作業時間が1回の基板取扱作業時間より長くなる場合に好適な態様である。上流側装着モジュール2の基板コンベヤ14は基板を搬送しない休止コンベヤとなる。
本態様においては、基板6f,6bに対する装着作業がすべて、部品供給装置26に近い側の基板コンベヤ10,12上において行われるため、装着ヘッド32の部品受取りのための移動距離が短くて済み、装着作業の能率が向上する効果が得られる。また、基板コンベヤ14上においては、装着作業が行われず、基板コンベヤ10,12上においてのみ行われるため、装着作業の制御に限っては、2レーンの基板コンベヤを備えた公知のシステムと同じにすることができ、既存のプロフラムを使用できる場合が多い利点がある。
基板6f,6bの両方に対する装着作業が下流側装着モジュール2において行われ、基板6fのみに対する装着作業が上流側装着モジュールにおいて行われるようにしても、同様の効果が得られる。その場合、基板6f、6bを図9におけるのとは逆の方向に流すか、装着モジュール2とコンベヤモジュール80,82との並び順を図9とは逆にすることが必要である。
本実施例のシステムは、その構成を図10に例示する態様に変更することも可能である。基板6f、6bの表し方は図8と同様であるが、交差した斜線で表されているものは基板6fと基板6bとの両方が通過する部分であることを表す。
本態様は、前記図8の態様と似ているが、コンベヤモジュール100,102が、基板コンベヤ10,12,14の各々に対応する3つの位置へ移動可能なシャトルコンベヤ104,106を備えたものであることと、装着部品点数の多い基板6bに対する装着作業は勿論、装着部品点数の少ない基板6bに対する装着作業も、図示を省略する部品供給装置26に近い側の基板コンベヤ10,12上において行われる点において異なっている。
本態様においては、シャトルコンベヤ104,106が3位置へ移動可能なものであることが必要であり、コンベヤモジュール100,102の構成や制御がやや複雑になることは避け得ないが、基板6fのみならず、基板6bへの装着作業も、部品供給装置26に近い側の基板コンベヤ10,12上において行われることにより装着能率が高くなる効果と、2レーンの基板コンベヤを備えたシステムと同じ装着プロフラムを使用できる場合が多い効果とを享受することができる。
基板6bに対する装着作業が下流側装着モジュール2において行われ、基板6fに対する装着作業が上流側装着モジュールにおいて行われるようにしても、同様の効果が得られる。その場合、基板6f、6bを図10におけるのとは逆の方向に流すか、装着モジュール2とコンベヤモジュール100,102との並び順を図10とは逆にすることが必要である。
以上のシステムはいずれも、装着モジュール2毎に部品供給装置26が設けられ、それらの集合によって、システム全体の部品供給装置が構成されていたが、前述のように、互いに隣接する装着モジュール2の部品装着可能領域の端部同士が重なり合うように構成されているため、システム全体に対して一体的に構成された部品供給装置を採用することも可能である。また、台車上に構成され、システムに対して連結,離脱可能な部品供給装置を採用することも可能である。
また、図11に示すように、部品供給装置26を総コンベヤ群15の両側に設けることも可能である。その場合、両側の部品供給装置26の各々に対応して部品装着装置を設けることが、不可欠ではないが、望ましい。
以上は、3レーンずつの基板コンベヤを備えた複数の装着モジュール2により構成されるシステムを例として説明したが、これに限定されるわけではない。図12に示すシステムとして構成することも可能である。
本実施例のシステムは、2レーンずつの基板コンベヤを備えた複数台の装着モジュール120と、図9のシステムにおけるコンベヤモジュール80,82と、搬送専用の基板コンベヤにより構成されるバイパスコンベヤ122とを組み合わせて構成されている。装着モジュール120の前側に部品供給装置124が設けられる。
装着モジュール120,基板コンベヤ110,112,部品供給装置124の構成は、前記実施例における装着モジュール2(ただし、基板コンベヤは2レーンとされる),基板コンベヤ10,12および部品供給装置26と実質的に同じであるため、説明を省略する。
既に市販されている装着モジュール120を使用して、図9のシステムと実質的に同じシステムが得られる利点がある。図10のシステムと実質的に同じシステムもほぼ同様にして構成することができる。
図12のシステムを図13のシステムに変更しても同様に装着作業を行うことができる。このシステムは、装着モジュール120の基板コンベヤ112を、コンベヤモジュール82の固定コンベヤ90およびバイパスコンベヤ122と直線的に並べたものである。本システムにおいては、基板6bは、図12のシステムにおけるようにコンベヤモジュール80のシャトルコンベヤ84により固定コンベヤ90に中継する必要がなく、基板6fのみをコンベヤモジュール82のシャトルコンベヤ88により装着モジュール120の2レーンの基板コンベヤ110,112に振り分ければよいため、コンベヤモジュール80を省略することができる効果が得られる。
また、図12,13の実施例において、下流側2台の装着モジュール120とバイパスコンベヤ122との組合わせを、2台の装着モジュール2により置き換える等により、2レーンの基板コンベヤを備えた装着モジュール120を所望台数と、3レーンの基板コンベヤを備えた装着モジュール2を所望台数と、コンベヤモジュール80,82(図13の実施例においてはコンベヤモジュール82のみ)とを組み合わせてシステムを構成することも可能である。
さらに、組み替え可能な装着モジュール120、あるいは装着モジュール2および120を使用することも不可欠ではなく、一体的な本体フレームに、複数の基板コンベヤや部品装着装置を組み付け、さらに部品供給装置を配設することによっても、同様に作動可能なシステムを得ることができる。

Claims (11)

  1. (a)互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送する3レーン以上の基板コンベヤ
    を含むコンベヤ群と、(b)そのコンベヤ群の少なくとも片側に配設され、複数種類の電気
    回路部品を供給する部品供給装置と、(c)前記コンベヤ群に沿って並べられ、それぞれ前
    記部品供給装置から電気回路部品を受け取り、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの2レーン以上の基板コンベヤにより保持されている回路基板に電気回路部品を装着する複数の部品装着装置とを含み、かつ、それら複数の部品装着装置の各々が、前記2レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2レーンの基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板にも電気回路部品を装着可能である電気回路部品装着システムを使用して、その電気回路部品装着システム全体において装着すべき電気回路部品の数である装着部品点数が互いに異なる2種類の回路基板に電気回路部品を装着する方法であって、
    装着部品点数が少ない方の回路基板である第1種回路基板と、装着部品点数が多い方の回路基板である第2種回路基板とを前記電気回路部品装着システムに並行して流すとともに、前記複数の部品装着装置の一部のものに前記第1種回路基板への前記電気回路部品の装着を行わせ、その一部のもの以外の部品装着装置には行わせないことを特徴とする電気回路部品装着方法。
  2. 前記第2種回路基板への前記電気回路部品の装着を、前記一部の部品装着装置より多い台数の部品装着装置に行わせる請求項1に記載の電気回路部品装着方法。
  3. 前記電気回路部品装着システムとして、前記コンベヤ群の搬送方向における途中に、前記3レーンの基板コンベヤのうちの少なくとも2つの間で搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤから搬送方向に直角な方向にずれている下流側の基板コンベヤに引き渡すシャトルコンベヤが1つ以上配設されたものを使用する請求項1に記載の電気回路部品装着方法。
  4. 前記電気回路部品装着システムとして、前記シャトルコンベヤが複数直列に設けられたものを使用する請求項3に記載の電気回路部品装着方法。
  5. 前記複数の部品装着装置の少なくとも1つに、前記第2種回路基板に対する電気回路部品の装着を2レーンの前記基板コンベヤ上で交互に行わせるとともに、前記第1種回路基板に対する電気回路部品の装着を前記2レーンの基板コンベヤとは別の1レーンの前記基板コンベヤ上で行わせる請求項1ないし4のいずれかに記載の電気回路部品装着方法。
  6. 前記複数の部品装着装置の少なくとも1つに、前記第2種回路基板に対する電気回路部品の装着を1レーンの基板コンベヤ上において行わせるとともに、前記第1種回路基板に対する電気回路部品の装着を前記1レーンの基板コンベヤとは別の1レーンの基板コンベヤ上で行わせ、かつ、前記電気回路部品装着システムにより前記第1種回路基板に装着すべき電気回路部品の割振りを、前記複数の部品装着装置のうちの一部のものに集中させることにより、その第1種回路基板に対する前記少なくとも1つの部品装着装置の少なくとも1つによるすべての電気回路部品の装着に要する時間である装着作業時間を、回路基板の搬出,搬入および設定から成る基板取扱作業の1回の実行に要する時間である基板取扱作業時間より長くする請求項1ないし4のいずれかに記載の電気回路部品装着方法。
  7. 前記電気回路部品装着システムとして、前記コンベヤ群の搬送方向における途中に、前記3レーンの基板コンベヤのうちの少なくとも2つの間で搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤから搬送方向に直角な方向にずれている下流側の基板コンベヤに引き渡すシャトルコンベヤが1つ以上配設され、かつ、前記3レーン以上の基板コンベヤの少なくとも1レーンが、前記部品装着装置による電気回路部品の装着が行われず、回路基板の搬送のみが行われる搬送専用レーンとされたものを使用し、前記複数の部品装着装置の少なくとも1つに前記第1種回路基板のみへの電気回路部品の装着を行わせ、前記複数の部品装着装置の残りのものに前記第2種回路基板のみへの電気回路部品の装着を行わせる請求項1に記載の電気回路部品装着方法。
  8. 前記電気回路部品装着システムとして、前記コンベヤ群の搬送方向における途中に、前記3レーンの基板コンベヤのうちの少なくとも2つの間で搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤから搬送方向に直角な方向にずれている下流側の基板コンベヤに引き渡すシャトルコンベヤが1つ以上配設され、かつ、前記3レーン以上の基板コンベヤの少なくとも1レーンが、前記部品装着装置による電気回路部品の装着が行われず、回路基板の搬送のみが行われる搬送専用レーンとされたものを使用し、前記複数の部品装着装置の少なくとも1つに、1レーンの前記基板コンベヤ上の前記第1種回路基板への電気回路部品の装着を行わせるとともに、同じ部品装着装置に前記1レーンとは別の1レーンの前記基板コンベヤ上の前記第2種回路基板への電気部品の装着を行わせ、それら第1種回路基板と第2種回路基板とへの電気回路部品の装着に要する時間である装着作業時間を、回路基板の搬出,搬入および設定から成る基板取扱作業の1回の実行に要する時間である基板取扱作業時間より長くする請求項1に記載の電気回路部品装着方法。
  9. 互いに平行に配設され、それぞれ回路基板を搬送する3レーン以上の基板コンベヤを含むコンベヤ群と、
    そのコンベヤ群の少なくとも片側に配設され、複数種類の電気回路部品を供給する部品供給装置と、
    前記コンベヤ群の搬送方向における途中に、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2つの間で、搬送方向と直交する方向に移動可能であって、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板をその上流側の基板コンベヤとは前記搬送方向に直角な方向にずれた位置にある下流側の基板コンベヤに引き渡す1つ以上のシャトルコンベヤと、
    その1つ以上のシャトルコンベヤと並列に、かつ、搬送方向と直交する方向に移動不能に設けられ、上流側の基板コンベヤから受け取った回路基板を下流側の基板コンベヤに引き渡す固定コンベヤと、
    前記コンベヤ群に沿って並べられ、それぞれ前記部品供給装置から電気回路部品を受け取り、前記3レーン以上の基板コンベヤのうちの2レーン以上の基板コンベヤにより保持されている回路基板に電気回路部品を装着する複数の部品装着装置と
    を含み、かつ、それら複数の部品装着装置の各々が、前記2レーン以上の基板コンベヤのうちの少なくとも2レーンの基板コンベヤのいずれに保持されている回路基板にも電気回路部品を装着可能である電気回路部品装着システム。
  10. 前記1つ以上のシャトルコンベヤが、互いに直列に設けられた複数のシャトルコンベヤである請求項9に記載の電気回路部品装着システム。
  11. 前記コンベヤ群が第1,第2および第3レーンの基板コンベヤをそれぞれ記載の順序に並ぶ状態で備えた上流側コンベヤ群と下流側コンベヤ群とを含む総コンベヤ群を構成しており、前記1つ以上のシャトルコンベヤが、(a)前記上流側コンベヤ群と前記下流側コンベヤ群との一方の、前記第1レーンの基板コンベヤにつらなる位置と前記第2レーンの基板コンベヤにつらなる位置とに移動可能な第1シャトルコンベヤと、(b)その第1シャトルコンベヤと直列に設けられ、前記上流側コンベヤ群と前記下流側コンベヤ群との他方の、前記第2レーンの基板コンベヤにつらなる位置と前記第3レーンの基板コンベヤにつらなる位置とに移動可能な第2シャトルコンベヤとを含み、かつ、前記固定コンベヤが、(c)前記第1シャトルコンベヤと並列に設けられて前記上流側コンベヤ群と前記下流側コンベヤ群との前記一方の、前記第3レーンの基板コンベヤに常時つらなっている第1固定コンベヤと、(d)前記第2シャトルコンベヤと並列に設けられて前記上流側コンベヤ群と前記下流側コンベヤ群との前記他方の、前記第1レーンの基板コンベヤに常時つらなっている第2固定コンベヤとを含む請求項9に記載の電気回路部品装着システム。
JP2009540000A 2007-11-09 2008-10-17 電気回路部品装着方法およびシステム Active JP5308345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009540000A JP5308345B2 (ja) 2007-11-09 2008-10-17 電気回路部品装着方法およびシステム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007292099 2007-11-09
JP2007292099 2007-11-09
PCT/JP2008/068865 WO2009060705A1 (ja) 2007-11-09 2008-10-17 電気回路部品装着方法およびシステム
JP2009540000A JP5308345B2 (ja) 2007-11-09 2008-10-17 電気回路部品装着方法およびシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009060705A1 JPWO2009060705A1 (ja) 2011-03-24
JP5308345B2 true JP5308345B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=40625605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009540000A Active JP5308345B2 (ja) 2007-11-09 2008-10-17 電気回路部品装着方法およびシステム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5308345B2 (ja)
CN (2) CN101855956B (ja)
WO (1) WO2009060705A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4995846B2 (ja) * 2008-01-23 2012-08-08 パナソニック株式会社 実装条件決定方法
KR20100101584A (ko) 2008-01-23 2010-09-17 파나소닉 주식회사 부품 장착 조건 결정 방법
JP4995845B2 (ja) * 2008-02-15 2012-08-08 パナソニック株式会社 実装条件決定方法
JP5480776B2 (ja) * 2010-11-02 2014-04-23 ヤマハ発動機株式会社 実装モード決定方法及び部品実装システム
JP5780905B2 (ja) * 2011-09-28 2015-09-16 富士機械製造株式会社 対基板作業システム
JP6663845B2 (ja) * 2014-06-17 2020-03-13 株式会社Fuji 電子部品の装着方法および電子部品装着システム
WO2016021042A1 (ja) * 2014-08-08 2016-02-11 富士機械製造株式会社 基板生産方法及び基板生産の条件決定方法
US10181250B2 (en) 2014-09-12 2019-01-15 Fuji Corporation Board work device and board work system
JP6277424B2 (ja) * 2014-09-17 2018-02-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置および部品実装方法
JP6604604B2 (ja) * 2016-01-29 2019-11-13 株式会社Fuji 基板生産方法及び基板生産の条件決定方法
JP7142203B2 (ja) * 2017-12-06 2022-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装システムおよび部品装着装置ならびに基板搬送方法
JP6831479B2 (ja) * 2017-12-15 2021-02-17 ヤマハ発動機株式会社 部品実装システム、部品実装方法
US11351639B2 (en) 2018-03-29 2022-06-07 Hirata Corporation Working system and work method
JP7018379B2 (ja) * 2018-11-28 2022-02-10 株式会社Fuji 電子部品装着システムの制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002017699A1 (fr) * 2000-08-22 2002-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de montage de pieces
JP2004128400A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品実装装置、その作動を制御するプログラムおよび部品実装システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3391039B2 (ja) * 1993-02-23 2003-03-31 松下電器産業株式会社 実装基板生産システム
JP2001068898A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置
KR100750413B1 (ko) * 1999-12-16 2007-08-21 지멘스 악티엔게젤샤프트 조립될 기판을 위한 다수의 이송 라인을 포함하는 조립장치
JP3997092B2 (ja) * 2002-02-18 2007-10-24 富士機械製造株式会社 電子回路部品装着機
CN100508721C (zh) * 2002-06-25 2009-07-01 富士机械制造株式会社 对基板作业系统
JP4162930B2 (ja) * 2002-06-25 2008-10-08 富士機械製造株式会社 電子部品実装装置における基板搬送装置
JP4260721B2 (ja) * 2004-10-29 2009-04-30 富士通株式会社 電子部品の基板実装方法、及び基板実装装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002017699A1 (fr) * 2000-08-22 2002-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de montage de pieces
JP2004128400A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品実装装置、その作動を制御するプログラムおよび部品実装システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102510718A (zh) 2012-06-20
WO2009060705A1 (ja) 2009-05-14
JPWO2009060705A1 (ja) 2011-03-24
CN101855956B (zh) 2013-02-13
CN101855956A (zh) 2010-10-06
CN102510718B (zh) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5308345B2 (ja) 電気回路部品装着方法およびシステム
KR101556349B1 (ko) 스크린 인쇄 장치
JP5271315B2 (ja) 電子回路生産方法および電子回路生産システム
JP5863413B2 (ja) 部品装着ライン
JP2007103734A (ja) 電子回路基板の生産方法
JP4342185B2 (ja) 実装ラインにおける基板搬入方法および基板生産システム
JP2018046041A (ja) 部品実装システムおよび部品振分け方法ならびに部品実装装置
JP5721071B2 (ja) 部品実装装置及び基板製造方法
JP4682994B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
US11586169B2 (en) Production management device
JP2009099886A (ja) 部品実装方法及び部品実装制御装置
JP6656844B2 (ja) 基板の生産方法
JP6894021B2 (ja) マルチフィーダ装置
JP5304919B2 (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
JP2017152571A (ja) 表面実装システムの吸着ノズル段取り方法、及び、表面実装システム
JP4985634B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP5126448B2 (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
JP5077497B2 (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
JP5077498B2 (ja) スクリーン印刷システムおよびスクリーン印刷方法
JP5467373B2 (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
JP5077466B2 (ja) スクリーン印刷システムおよびスクリーン印刷方法
JP2011244001A (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
JP2012169686A (ja) 電子部品実装ラインおよび電子部品実装方法
KR20110052215A (ko) 부품실장기의 컨베이어장치
JP2004095945A (ja) バックアップピンの段取り替え方法及びその段取り替え装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250