JP2001068898A - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP2001068898A
JP2001068898A JP23965599A JP23965599A JP2001068898A JP 2001068898 A JP2001068898 A JP 2001068898A JP 23965599 A JP23965599 A JP 23965599A JP 23965599 A JP23965599 A JP 23965599A JP 2001068898 A JP2001068898 A JP 2001068898A
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board
component
electronic component
holding
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JP23965599A
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English (en)
Inventor
Yoichi Makino
洋一 牧野
Takeshi Okada
毅 岡田
Kunio Sakurai
邦男 櫻井
Minoru Yamamoto
実 山本
Muneyoshi Fujiwara
宗良 藤原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備全体のコンパクト化を図りつつ、ロータ
リタイプの高速実装機と同等以上の高生産性を実現可能
な電子部品実装装置を提供する。 【解決手段】 平行に配置した2系統の基板搬送装置1
20と、それに平行する1系統以上の部品保持装置14
0とを設け、基板14の実装範囲を網羅するように基板
保持装置130を基板搬送方向において互いに干渉しな
いように配置し、上記基板搬送方向の残りのスペースに
て対向して部品供給装置110を配置することにより、
2系統がそれぞれ独立して実装動作を行い、装置単位面
積あたりの高生産を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板の所
定位置に電子部品を実装する電子部品実装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばプリント基板のような電子
基板に電子部品を実装する装置としては様々な構造のも
のが知られている。例えば、図7に示すように、ロータ
リーヘッド10と、電子部品を供給する部品供給カセッ
ト13と、上記電子基板14を載置する基板載置テーブ
ル15とを備えたロータリタイプの高速実装機20が知
られている。上記ロータリーヘッド10は、その一端に
はその周囲に沿って電子部品を吸着する複数の吸着ノズ
ル11が設けられ、回転軸12の軸周り方向に高速回転
し、部品供給カセット13における部品吸着位置に各吸
着ノズル11が位置することで各吸着ノズル11が部品
供給カセット13から電子部品を1つずつ吸着保持す
る。一方、上記回転により部品実装位置に配置された吸
着ノズル11に保持されている電子部品が電子基板14
上の実装位置に実装されるように、基板載置テーブル1
5は互いに直交するX,Y方向に移動される。よって、
ロータリーヘッド10の上記回転により、各吸着ノズル
11が上記部品実装位置に配置されると、各吸着ノズル
11は降下し各吸着ノズル11に吸着された電子部品は
基板14に実装される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
高速実装機20では、ロータリヘッド10の回転速度を
上げると、吸着ノズル11に保持されている電子部品の
ノズル軸周り方向への部品姿勢制御のための吸着ノズル
11の回転動作や、基板載置テーブル15の上記X,Y
方向における位置決め動作が、上記高速回転速度に追従
できなくなる。よって、現在以上に回転速度を上げたと
しても、吸着ノズル11の上記軸周り方向への回転動作
や、上記基板位置決め動作のために、ロータリヘッド1
0の回転を停止する時間が長くなり、結果的に実装作業
時間を短縮することができない状態になりつつある。
又、上述のようなロータリヘッド10を使用した実装に
より実装タクトの高速化を図っている一方、高速実装機
20への基板14の搬送経路を1系統しか設けていない
ため、基板14のローディングによるタクトロスや、基
板搬送待ちなどによる稼働率の低下を招き、単位時間あ
たりの生産性は必ずしも高まっていないのが現状であ
る。又、ロータリヘッド10の回転速度を上げることに
より、騒音及び振動の増加や、ランニングコストの増加
も懸念される。一方、部品供給能力を高めるため部品供
給カセット13を2分割した場合には、設備の専有面積
が大きくなり、設備面積あたりの生産性が低下するとい
った問題が生じる。本発明はこのような問題点を解決す
るためになされたもので、設備全体のコンパクト化を図
りつつ、ロータリタイプの高速実装機と同等以上の高生
産性を実現可能な電子部品実装装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。本発明の第1態様
の電子部品実装装置は、それぞれが基板を搬送しかつ並
列して互いに平行に延在する一対の基板搬送路を有する
基板搬送装置と、それぞれが上記基板搬送路上の一部を
覆いかつ上記基板搬送路の延在方向において互いに対向
する領域を有して配置され、上記基板に実装される電子
部品を供給する2つの部品供給装置と、上記それぞれの
基板搬送路の延在方向において上記部品供給装置の内の
一方に隣接しかつ上記延在方向に直交する直交方向にお
いて上記部品供給装置の内の他方に対向して配置され、
上記基板搬送装置からの上記基板の保持及び保持した基
板の上記基板搬送装置への移載を行い、かつ上記基板を
保持した後上記基板搬送路の延在方向に直交する直交方
向の内上記一対の基板搬送路に挟まれた領域側に移動し
て上記電子部品の実装に供される2つの基板保持装置
と、上記一対の基板搬送路に挟まれた領域にてそれぞれ
の上記基板搬送路に沿ってそれぞれ配置され、かつ上記
基板搬送路に沿って移動して上記それぞれの部品供給装
置から上記電子部品を保持して上記基板保持装置にて保
持されている上記基板へ実装する実装ヘッドを有する2
つの部品保持装置と、を備えたことを特徴とする。
【0005】又、上記基板搬送装置及び上記基板保持装
置は、固定側部材及び幅調整側部材を有し、上記固定側
部材を上記部品保持装置に近接させて配置し、保持する
基板のサイズに応じて上記直交方向に沿って上記幅調整
側部材を移動して上記基板を保持するように構成するこ
ともできる。
【0006】又、当該電子部品実装装置への上記基板の
搬入及び当該電子部品実装装置からの上記基板の搬出を
行う基板搬入搬出装置と上記基板搬送装置との間にて上
記基板の受け渡しを行う装置であり、上記基板搬入搬出
装置から受け取った上記基板を、上記直交方向に移動し
て上記一対の基板搬送路の内、搬入可能な方へ振り分け
る基板振り分け装置と、をさらに備えるように構成する
こともできる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である電子部品
実装装置について図を参照しながら以下に説明する。
尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付
している。又、本実施形態では、基板としてプリント基
板を例にとるが、これに限定されるものではない。図1
に示すように、本実施形態の電子部品実装装置101に
は、基本的な構成部分として、部品供給装置110と、
基板搬送装置120と、基板保持装置130と、部品保
持装置140と、これら構成部分の動作制御を行う制御
装置180とを備え、さらに付加的構成部分として、部
品認識装置150と、基板振り分け装置160とを備え
る。
【0008】上記基板搬送装置120には、それぞれが
基板14を搬送しかつ一方向、本実施形態ではX方向に
沿って互いに平行にて並列に配置された第1基板搬送路
120−1及び第2基板搬送路120−2が備わり、第
1基板搬送路120−1には第1基板搬送装置120A
が、第2基板搬送路120−2には第2基板搬送装置1
20Bがそれぞれ設けられている。尚、第1基板搬送装
置120A及び第2基板搬送装置120Bは、共に同じ
構成であるので、以下の構造説明では両者を区別するこ
となく基板搬送装置120にて説明する。上記基板搬送
装置120は、部品供給装置110の下方に配置され、
搬送する基板14を、該搬送方向に直交する基板幅方向
から挟持する、固定側部材の機能を果たす一例である固
定側レール122と、幅調整側部材の機能を果たす一例
である幅調整側レール123とを備え、搬送する基板1
4のサイズによって幅調整側レール123を移動させる
ことで上記基板幅方向に調整可能となっている。又、固
定側レール122は、当該電子部品実装装置101の中
央部寄りに、幅調整側レール123は実装装置101の
外側寄りに配置されており、又、固定側レール122は
部品供給装置110の吸着位置113よりやや電子部品
実装装置101の中央部寄りに配置されている。又、基
板搬送装置120には、基板14を停留させるための基
板ストッパー124が設けらている。
【0009】上記部品供給装置110は、基板14に実
装される電子部品を供給する装置であり、第1部品供給
装置110A及び第2部品供給装置110Bの2つ設け
られ、上記一対の基板搬送路120−1、120−2を
間に挟むようにして、第1部品供給装置110Aが第1
基板搬送路120−1上の一部を覆って配置され、第2
部品供給装置110Bが第2基板搬送路120−2上の
一部を覆って配置される。本実施形態では、部品供給装
置110は、電子部品を収納するとともに自動供給する
部品供給カセット112から構成され、各部品供給カセ
ット112における部品供給位置に対応する上記吸着位
置113がY方向において同一位置になるようにして、
並列配置されている。尚、各部品供給装置110A,1
10Bは、電子部品実装装置101における固定ブロッ
ク105にクランプされ、固定されている。
【0010】基板保持装置130は、第1基板保持装置
130Aと、第2基板保持装置130Bとを備え、第1
基板保持装置130A及び第2基板保持装置130Bの
それぞれは図6に示すような構造を有する。即ち、基板
保持装置130は、基板搬送装置120の固定側レール
122及び幅調整側レール123の延在方向に沿って延
在する一対の搬送レール1301と、該搬送レール13
01を基板14の厚み方向に沿って後述の部品供給高さ
114及び搬送高さ115の間で移動させる昇降装置で
あってベース1302上に設置される昇降装置1303
と、上記ベース1302をY方向に移動させるベース駆
動装置1304とを備える。このような基板保持装置1
30では、上記搬送高さ115にて、基板搬送装置12
0から搬送されてきた基板14は、上記昇降装置130
3とは別個の装置にて、基板14の厚み方向に移動可能
な基準ピン1305及びサポートピン1306にて搬送
レール1301に固定される。その後、搬送レール13
01は、上記昇降装置1303にて上記部品供給高さ1
14へ移動され、又、ベース駆動装置1304にてY方
向にも移動する。尚、上記昇降装置1303は、本実施
形態ではエアーシリンダを駆動源としているが、これに
限定されるものではない。
【0011】第1基板保持装置130Aは、第1基板搬
送路120−1と交差するように配置され、第1基板保
持装置130Aの搬送レール1301は、基板14の厚
み方向に上記昇降装置1303にて移動可能であり、上
記搬送高さ115にて、第1基板搬送装置120Aから
の基板14の保持、及び保持した基板14の第1基板搬
送装置120Aへの移載を行う。第2基板保持装置13
0Bは、第2基板搬送路120−2と交差するように配
置され、上記第1基板保持装置130Aと同様の動作を
行う。これらの基板保持装置130A,130Bは、基
板14を保持した後、基板搬送路120−1、120−
2の延在方向に直交する直交方向つまり本実施形態では
Y方向に移動して位置決めされ、上記部品保持装置14
0にて保持されている電子部品を実装位置へ実装させ
る。このような基板保持装置130A,130Bにおけ
るそれぞれの搬送レール1301は、固定側レール13
1と幅調整側レール132とを有し、基板搬送装置12
0と同様に基板14のサイズによって上記幅方向に調整
可能な構造を有する。基板搬送装置120と基板保持装
置130とにおける基板14の移載位置を基板保持装置
130の原点とすると、該原点において、固定側レール
131と幅調整側レール132との位置関係は、基板搬
送装置120における固定側レール122と幅調整側レ
ール123との位置関係に、Y方向において一致する。
よって、基板搬送装置120と基板保持装置130との
間で、基板14の受け渡しが可能となる。
【0012】又、この基板保持装置130の搬送レール
1301に保持された基板14は、上述の昇降装置13
03によって、図2に示すように通常、部品供給装置1
10の部品供給カセット112における部品供給高さ1
14と同一高さに配置され、基板保持装置130は回路
基板21を保持してY方向に位置決め制御を行ってい
る。又、基板保持装置130の上記原点位置において、
基板搬送装置120との基板14の受け渡しのために、
上記昇降装置1303にて搬送レール1301が上記昇
降装置1303にて基板搬送装置120の搬送高さ11
5に下降する。又、図1に示すように、基板保持装置1
30A、130Bは、Y方向に沿ったそれぞれの搬送レ
ール1301の可動範囲が互いに干渉しないように、X
方向においてずれて配置されており、かつ基板保持装置
130A,130Bの各搬送レール1301がY方向に
最大移動したときであっても、Y方向に対向して配置さ
れている部品供給装置110B,110Aと干渉しない
位置に配置されている。
【0013】上記部品保持装置140は、上記一対の基
板搬送路120−1、120−2に挟まれた領域にてそ
れぞれの基板搬送路120−1、120−2に沿ってそ
れぞれ配置された第1部品保持装置140Aと、第2部
品保持装置140Bとを備える。これらの部品保持装置
140A、140Bのそれぞれには、基板搬送路120
−1、120−2に沿ってX方向へ移動してX方向に位
置決めされ、それぞれの部品供給装置110A、110
Bから電子部品を保持して基板14へ実装する、装着ヘ
ッド141A、141Bと、装着ヘッド141A、14
1BをX方向へ移動させる駆動装置143A、143B
とが備わる。装着ヘッド141A、141Bは、本実施
形態では吸着動作により部品供給装置110A、110
Bから電子部品を保持するノズル142を有する。該ノ
ズル142は、装着ヘッド141A、141Bにより、
その軸方向への昇降及びその軸周り方向への回転を行う
ことができる。尚、上述のように本実施形態では部品保
持装置140は、第1部品保持装置140A及び第2部
品保持装置140Bの2つを備えるが、本実施形態に比
べてタクトは多少低下するが、2つの部品供給装置11
0A、110Bから部品保持が可能な構成にてなる一つ
の部品保持装置を設けることもできる。
【0014】又、装着ヘッド141A、141Bのそれ
ぞれは、本実施形態では図3に示すように、X方向に複
数、本実施形態では10台、並設した形態を採り、その
配置ピッチを部品供給装置110A、110Bの部品供
給カセット112におけるX方向の配置ピッチに一致さ
せている。尚、装着ヘッド141A、141Bのそれぞ
れは、このように複数にて配列する形態に限定されるも
のではなく、最低一つずつ設けてもよい。又、図4に示
すように、部品吸着ノズル146が円周上に16個配置
された形態でもよく、ロータリ回転させる回転モータ1
47によって16個の吸着ノズル146が次々電子部品
11を吸着し、そこで保持された16個の電子部品11
が基板14上の装着位置へ装着されるように構成しても
よい。
【0015】又、各装着ヘッド141A、141Bは、
ノズル142の中心軸の延長線上に、部品供給装置11
0A,110Bにおける上記吸着位置113が位置する
ように配置されている。上述したように各装着ヘッド1
41A、141Bは、X方向へ移動してX方向に位置決
めされ、基板保持装置130A,130Bの各搬送レー
ル1301は、ベース駆動装置1304にてY方向へ移
動してY方向に位置決めされることから、これら両者の
移動により、基板保持装置130A,130Bの搬送レ
ール1301に保持されている基板14上の所望の実装
位置に電子部品11が実装されることになる。
【0016】上記部品認識装置150は、X方向におい
て、第1部品供給装置110Aと第1基板保持装置13
0Aとの間であって、装着ヘッド141Aのノズル14
2の通過経路の真下に第1部品認識装置150Aが配置
され、これと同様にして、第2部品供給装置110Bと
第2基板保持装置130Bとの間に第2部品認識装置1
50Bが配置される。これらの部品認識装置150A,
150Bは、装着ヘッド141A,141Bの吸着ノズ
ル142に吸着保持されている電子部品11を下から撮
像して電子部品11の保持姿勢を検出する。
【0017】上記基板振り分け装置160は、当該電子
部品実装装置101への基板14の搬入、及び電子部品
実装装置101からの基板14の搬出を行う基板搬入搬
出装置161と上記基板搬送装置120A,120Bと
の間にて基板14の受け渡しを行う装置であり、基板搬
入側に設けられた搬入側基板振り分け装置160−1
と、基板搬出側に設けられた搬出側基板振り分け装置1
60−2とを備える。これら搬入側基板振り分け装置1
60−1及び搬出側基板振り分け装置160−2は、そ
れぞれ、基板14を保持可能であり基板搬入搬出装置1
61と基板14の受け渡しが可能なように、上記基板搬
送装置120や基板保持装置130と同様に、基板14
の上記幅方向に位置調整可能な幅調整側レールを備え、
さらに、基板搬送装置120A,120Bの空き状況
や、部品保持装置140A又は部品保持装置140Bの
どちらを使用するか等、基板搬送系に付随する情報に基
づいて制御装置180の動作制御により、搬入側基板振
り分け装置160−1は、基板搬入搬出装置161から
搬入された基板14を第1基板搬送装置120A又は第
2基板搬送装置120Bへ振り分ける。
【0018】このように構成された電子部品実装装置1
01の動作である、電子部品実装方法について以下に説
明する。該動作は、制御装置180の制御に基づいて実
行される。尚、制御装置180には、基板14上のそれ
ぞれの実装位置の情報、及び該実装位置情報毎に、実装
される電子部品11の種類、実装順等の実装動作に関す
る情報を有する、いわゆるNCデータが格納されてお
り、又、部品供給装置110の各部品供給カセット11
2が供給する電子部品11の種類の情報、各部品供給カ
セット112のX方向における位置情報等も格納されて
いる。よって、制御装置180は、これらの情報に基づ
いて、所定の電子部品11を基板14上の所定の実装位
置へ所定の順番にて実装するように、各構成部分の動作
制御を行う。
【0019】基板搬入搬出装置161から搬入された基
板14は、搬入側基板振り分け装置160−1にて保持
された後、制御装置180の制御により、搬入側基板振
り分け装置160−1がY方向に移動して、第1基板搬
送装置120A又は第2基板搬送装置120Bへ搬送さ
れる。尚、第1基板搬送装置120A及び第2基板搬送
装置120Bのいずれに基板14が供給された場合で
も、各構成部分の動作は同じであるので、以下の説明で
は特別に第1と第2とを区別する必要がある場合を除
き、各構成部分について総称にて説明を行う。
【0020】基板搬送装置120に供給された基板14
は、上記原点位置にて、基板保持装置130の搬送レー
ル1301が降下し、該搬送レール1301にて保持さ
れる。基板14を保持した搬送レール1301は、基板
14が上記部品供給高さ114に相当するように、上昇
する。該基板保持装置130の動作と並行して、又は動
作後に、部品保持装置140は、X方向に移動して部品
供給装置110から所望の電子部品11を各装着ヘッド
141のノズル142にて保持し、上記原点位置に移動
してくる。又、部品供給装置110から上記原点位置に
移動してくる途中にて、ノズル142に保持されている
電子部品11の保持姿勢が部品認識装置150にて撮像
され、該撮像情報に基づいて制御装置180は上記保持
姿勢の補正を行う。つまり、正しい保持姿勢になるよう
に、制御装置180の制御により、ノズル142がその
軸周り方向に回転される。
【0021】その後、制御装置180の動作制御によ
り、上記原点位置にて、基板保持装置130の搬送レー
ル1301をY方向に移動させ、部品保持装置140を
X方向に移動させて、各ノズル142に保持されている
電子部品11が所定の上記実装位置に対応するように位
置決めし、電子部品11を基板14上へ実装していく。
予定の実装位置への実装がすべて完了した後、基板14
が上記搬送高さ115に配置するように、上記搬送レー
ル1301は下降し、基板14を搬出側基板振り分け装
置160−2へ受け渡す。その後、搬出側基板振り分け
装置160−2から基板搬入搬出装置161へ基板14
が受け渡され、基板14は次工程へ搬送されていく。以
上の動作が各基板毎に繰り返される。
【0022】上述した本実施形態の電子部品実装装置1
01によれば以下の効果が得られる。即ち、従来のロー
タリタイプの高速実装機では、ロータリヘッド10を回
転させるためのモータが実装機の上部に配置されてお
り、例えば約1750mmという装置高さが増すばかり
でなく、騒音や振動の原因となっていた。又、ロータリ
ヘッド10自体は移動しないため、部品供給カセット1
3を有する電子部品供給部が移動する構成となってお
り、多くの電子部品を搭載した重い上記電子部品供給部
が高速移動する必要があり、かつその移動範囲をとる必
要があり、騒音、振動の原因になるばかりでなく、例え
ば約7120mmという装置横幅の増加を招いていた。
さらに、ロータリヘッド10が移動しないため、基板載
置テーブル15の可動範囲を最大の基板サイズに対応し
た広範囲で考慮する必要があり、面積生産性が良くな
い。又、既存の基板搬送系統は、ローディングタイムロ
スや他の設備稼働の影響を受けやすく、せっかく高速装
着タクトの実力を持っていても稼働率の低さより、単位
時間あたりの実スループットが良くない。
【0023】これに対して上記電子部品実装装置101
では、基板搬送系を2系統設け、それぞれ独立して実装
を行うことにより、設備全体から見てローディングロス
のない、他の設備稼働の影響を受けにくい高稼働率な生
産が可能となる。又、上記2系統の基板搬送装置120
A、120Bを電子部品供給装置110A,110Bの
下側にそれぞれ配置し、かつ基板保持装置130A,1
30BをX方向に位置をずらせて配置し、かつ基板搬送
装置120及び基板保持装置130において基板14の
サイズに合わせて自動的に基板14を保持する自幅機構
に備わる基準側となる固定側レール122、131を設
備内側に配置しているため、基板搬送方向に直交する方
向に相当する設備奥行き方向が、基板搬送系を2系統に
したにも拘わらず、従来と同程度以下の寸法にてコンパ
クトに収まり、よって従来装置に比べて面積生産性が向
上している。
【0024】又、従来のロータリタイプの高速機に備わ
るものと同数程度の電子部品供給カセット112を、2
系統の上記基板搬送系に対応させて分割し、かつ分割し
た各部品供給装置110A,110BをX方向において
その一部が対向するようにして固定式にて配置している
ため、上記基板搬送方向に相当する、設備全体の横幅が
1500mm程度と、コンパクトになり、従来装置に比
べて面積生産性が向上している。又、上記固定側レール
122、131を、設備内側に位置する装着ヘッド14
1に近接して配置しているため、基板サイズに関係な
く、最初の実装位置までの移動距離を最小にでき、生産
性向上に寄与することができる。又、部品供給装置11
0を固定式にしたり、X方向に沿って移動する装着ヘッ
ド141を備えた部品保持装置140を設備中央側に配
置しているため、設備上部には部品保持装置140のみ
が備わるシンプルな構成になっているため、騒音、振動
の少ない実装設備となっている。又、基板保持装置13
0の手前側には、部品供給装置等を配置していないため
障害となるものが存在せず、実装中の基板確認が間近で
できるメリットを有し、又、メンテナンス用のスペース
も十分に確保できている。
【0025】上述した実施形態では、図1に示すように
上述の電子部品実装機101を1セットのみ設けた場合
であるが、図5に示すように例えば3セット直列に接続
した構成を採ることもできる。
【0026】又、上述の実施形態では、基板搬送装置1
20A、120Bはともに対等の関係を有するものとし
て説明したが、例えば、基板搬入搬出装置161に直接
に接続されている基板搬送装置120Aを主たる基板搬
送装置とし、基板搬送装置120Bを従の基板搬送装置
として、機能、動作等において、主従関係を設けること
もできる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
電子部品実装装置によれば、基板搬送装置、部品供給装
置、部品保持装置、基板保持装置をそれぞれ2系統設け
たことで、従来の高速実装機と同等以上の高生産性を実
現することができ、さらに、上記基板保持装置及び上記
部品供給装置を上記基板搬送装置の上方に配置しかつ上
記基板保持装置を基板搬送路の延在方向において互いに
干渉しない位置に配置したことで、設備のコンパクト化
を図ることができる。
【0028】又、上記基板搬送装置及び基板保持装置に
備わる固定側部材を上記部品保持装置に近接するように
配置することで、基板上における最初の実装位置への上
記基板保持装置及び部品保持装置の移動距離が短くな
り、高生産性に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における電子部品実装装置
の全体概要を示す平面図である。
【図2】 図1に示す電子部品実装装置を右側面から見
た断面図である。
【図3】 図1に示す部品保持装置の装着ヘッドを示す
斜視図である。
【図4】 図1に示す部品保持装置の装着ヘッドの変形
例を示す斜視図である。
【図5】 図1に示す電子部品実装装置の変形例であっ
て、図1の電子部品実装装置をモジュラータイプとみな
して3台連結して実装生産したときの実装ライン形態を
示した平面図である。
【図6】 図1に示す基板保持装置の斜視図である。
【図7】 従来のロータリタイプの高速実装機の概要を
示した斜視図である。
【符号の説明】
14…基板、101…部品実装装置、110…部品供給
装置、120…基板搬送装置、130…基盤保持装置、
140…部品保持装置、141…実装ヘッド、150…
部品認識装置、160…基板振り分け装置、180…制
御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 邦男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 実 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤原 宗良 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 DD02 DD03 DD12 EE03 EE24 FF11 FF33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが基板(14)を搬送しかつ並
    列して互いに平行に延在する一対の基板搬送路(120
    −1、120−2)を有する基板搬送装置(120A、
    120B)と、 それぞれが上記基板搬送路上の一部を覆いかつ上記基板
    搬送路の延在方向において互いに対向する領域を有して
    配置され、上記基板に実装される電子部品を供給する2
    つの部品供給装置(110A、110B)と、 上記それぞれの基板搬送路の延在方向において上記部品
    供給装置の内の一方に隣接しかつ上記延在方向に直交す
    る直交方向において上記部品供給装置の内の他方に対向
    して配置され、上記基板搬送装置からの上記基板の保持
    及び保持した基板の上記基板搬送装置への移載を行い、
    かつ上記基板を保持した後上記基板搬送路の延在方向に
    直交する直交方向の内上記一対の基板搬送路に挟まれた
    領域側に移動して上記電子部品の実装に供される2つの
    基板保持装置(130A、130B)と、 上記一対の基板搬送路に挟まれた領域にてそれぞれの上
    記基板搬送路に沿ってそれぞれ配置され、かつ上記基板
    搬送路に沿って移動して上記それぞれの部品供給装置か
    ら上記電子部品を保持して上記基板保持装置にて保持さ
    れている上記基板へ実装する実装ヘッド(141A、1
    41B)を有する2つの部品保持装置(140A、14
    0B)と、 を備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 【請求項2】 上記基板搬送装置及び上記基板保持装置
    は、固定側部材(122、131)及び幅調整側部材
    (123、132)を有し、上記固定側部材を上記部品
    保持装置に近接させて配置し、保持する基板のサイズに
    応じて上記直交方向に沿って上記幅調整側部材を移動し
    て上記基板を保持する、請求項1記載の電子部品実装装
    置。
  3. 【請求項3】 それぞれの上記部品供給装置とそれぞれ
    の上記基板保持装置との間にそれぞれ配置され、上記部
    品保持装置が上記部品供給装置から保持した電子部品に
    おける保持姿勢を認識する2つの部品認識装置(150
    A、150B)をさらに備えた、請求項1又は2記載の
    電子部品実装装置。
  4. 【請求項4】 当該電子部品実装装置への上記基板の搬
    入及び当該電子部品実装装置からの上記基板の搬出を行
    う基板搬入搬出装置(161)と上記基板搬送装置との
    間にて上記基板の受け渡しを行う装置であり、上記基板
    搬入搬出装置から受け取った上記基板を、上記直交方向
    に移動して上記一対の基板搬送路の内、搬入可能な方へ
    振り分ける基板振り分け装置(160−1、160−
    2)と、 をさらに備えた、請求項1ないし3のいずれかに記載の
    電子部品実装装置。
  5. 【請求項5】 上記一対の基板搬送路の内、一方は主と
    なる基板搬送路であり上記基板搬入搬出装置に直接に接
    続しており、他方は従となる基板搬送路である、請求項
    4記載の電子部品実装装置。
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