JP5457654B2 - 半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5457654B2
JP5457654B2 JP2008237536A JP2008237536A JP5457654B2 JP 5457654 B2 JP5457654 B2 JP 5457654B2 JP 2008237536 A JP2008237536 A JP 2008237536A JP 2008237536 A JP2008237536 A JP 2008237536A JP 5457654 B2 JP5457654 B2 JP 5457654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogen
heat treatment
gas supply
based gas
supply unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008237536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010073772A (ja
Inventor
亮太 笹島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2008237536A priority Critical patent/JP5457654B2/ja
Publication of JP2010073772A publication Critical patent/JP2010073772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5457654B2 publication Critical patent/JP5457654B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、例えば、半導体ウエハやガラス基板等の熱処理に用いられる熱処理炉を用いて行う半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法に関する。
シリコンウエハ等の基板を酸化処理又はアニール処理するために用いられる熱処理装置の処理炉(熱処理炉)内の構成部材として、石英やSiC(炭化珪素)製の部材が用いられている。例えば、1200℃以上の高温での処理を可能とするため、反応管、ボート、ガス導入ノズル、断熱板等の部材をSiC製とする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述のような熱処理装置では、例えば、炉内構成部材の装置への組み付け時の持ち込みや、部材自身の純度が原因で、装置の立ち上げ初期等に、処理炉内が、例えば、鉄元素(Fe)、ニッケル元素(Ni)等の金属元素で汚染され、生産開始までに時間を要する場合がある。金属汚染の低減策として、処理炉内にハロゲン系ガスを供給して処理炉内をクリーニングすることで金属汚染を低減させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−32386号公報 特開平9−97767号公報
しかしながら、生産にハロゲン系ガスを用いない場合、熱処理装置がハロゲン系ガスを供給する供給ユニットを具備しない仕様もあり、この場合、ハロゲン系ガスを用いた処理炉内のクリーニングができない。また、熱処理装置がハロゲン系ガスを供給する供給ユニットを具備する仕様となっていても、生産にハロゲン系ガスを用いない場合、処理炉内のクリーニングやSiC製の部材の汚染を低減するために供給ユニットを用いる以外には、供給ユニットを用いることがなく、設備が無駄になったりすることがあるとの問題点があった。
本発明の目的は、設備を有効に活用しながら、熱処理炉内のクリーニングをすることができ、熱処理炉内における金属汚染を低減させることができる半導体装置の製造方法、及び熱処理炉のクリーニング方法を提供することにある
本発明の態様によれば、基板を熱処理する熱処理炉に、ハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニット、及びガスの有害成分を取り除く除害ユニットを取り付ける工程と、前記ハロゲン系ガス供給ユニットより前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給し、前記熱処理炉内のガスを前記除害ユニットを介して排気して、前記熱処理炉内をクリーニングする工程と、前記クリーニング後に、前記熱処理炉より前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外す工程と、前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する工程と、前記熱処理炉より取り外した前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを、前記熱処理炉とは異なる他の熱処理炉に取り付ける工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を熱処理する熱処理炉に、ハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニット、及びガスの有害成分を取り除く除害ユニットを取り付ける工程と、前記ハロゲン系ガス供給ユニットより前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給し、前記熱処理炉内のガスを前記除害ユニットを介して排気して、前記熱処理炉内をクリーニングする工程と、前記クリーニング後に、前記熱処理炉より前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外す工程と、前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する工程と、前記熱処理炉より取り外した前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを、前記熱処理炉とは異なる他の熱処理炉に取り付ける工程と、を有する熱処理炉のクリーニング方法が提供される。
本発明によれば、設備を有効に活用しながら、熱処理炉内のクリーニングをすることができ、熱処理炉内における金属汚染を低減させることができる半導体装置の製造方法、及び熱処理装置を提供することができる。
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置10と、熱処理装置10に接続して用いられ、ハロゲン系ガス供給ユニットとして用いられるハロゲン系ガス供給装置200と、熱処理装置10に接続して用いられ、除害ユニットとして用いられる除害装置300とが示されている。
熱処理装置10は、バッチ式縦型熱処理装置であり、主要部が配置される筺体12を有する。この筺体12の正面側には、ポッドステージ14が接続されており、このポッドステージ14にポッド16が搬送される。ポッド16には、例えば25枚の基板(ウエハ)54(図2参照)が収納され、図示しない蓋が閉じられた状態でポッドステージ14にセットされる。
筺体12内の正面側であって、ポッドステージ14に対向する位置には、ポッド搬送装置18が配置されている。また、このポッド搬送装置18の近傍には、ポッド棚20、ポッドオープナ22及び基板枚数検知器24が配置されている。ポッド棚20はポッドオープナ22の上方に配置され、基板枚数検知器24はポッドオープナ22に隣接して配置される。ポッド搬送装置18は、ポッドステージ14とポッド棚20とポッドオープナ22との間でポッド16を搬送する。ポッドオープナ22は、ポッド16の蓋を開けるものであり、この蓋が開けられたポッド16内の基板54の枚数が基板枚数検知器24により検知される。
さらに、筺体12内には、基板移載機26、ノッチアライナ28、及び支持具(ボート)30が配置されている。基板移載機26は、例えば5枚の基板54を取り出すことができるアーム(ツイーザ)32を有し、このアーム32を動かすことにより、ポッドオープナ22の位置に置かれたポッド、ノッチアライナ28及び支持具30間で基板54を搬送する。ノッチアライナ28は、基板54に形成されたノッチ又はオリフラを検出して基板54のノッチ又はオリフラを一定の位置に揃えるものである。
さらに、筺体12内の背面側上部には、熱処理炉として用いられる反応炉40が配置されている。この反応炉40内に、複数枚の基板54を装填した支持具30が搬入され熱処理が行われる。
ハロゲン系ガス供給装置200は、熱処理装置10が工場設備等に固定するように設置されて用いられるのに対して、工場設備等の中で移動させることができるようになっている。ハロゲン系ガス供給装置200及び熱処理装置10の接続と、接続の解除とについては後述する。
除害装置300は、熱処理装置10と同様に工場設備等の中で移動させることができるようになっている。除害装置300及び熱処理装置10の接続と、接続の解除とについては後述する。
図2には、反応炉40の一例が示されている。
反応炉40は、炭化珪素(SiC)製の反応管42を有する。この反応管42は、上端部が閉塞され下端部が開放された円筒形状をしており、開放された下端部はフランジ状に形成されている。この反応管42の下方には反応管42を支持するよう石英製のアダプタ44が配置される。このアダプタ44は上端部と下端部が開放された円筒形状をしており、開放された上端部と下端部はフランジ状に形成されている。アダプタ44の上端部フランジの上面に反応管42の下端部フランジの下面が当接している。この反応管42とアダプタ44により反応容器43が形成されている。また、反応容器43のうち、アダプタ44を除いた反応管42の周囲には、ヒータ46が配置されている。
反応管42とアダプタ44により形成される反応容器43の下部は、支持具30を挿入するために開放され、この開放部分(炉口部)は、炉口シールキャップ48がOリングを挟んでアダプタ44の下端部フランジの下面に当接することにより密閉されるようにしてある。炉口シールキャップ48は、支持具受け部材としての支持具受け53を介して支持具30を支持し、支持具30と共に昇降可能に設けられている。炉口シールキャップ48と支持具30との間には、石英製の第1の断熱部材52と、この第1の断熱部材52の上部に配置されたSiC製の第2の断熱部材50とが設けられている。支持具30は、SiC製であり、多数枚、例えば25〜100枚の基板54を略水平状態で隙間をもって多段に支持し、反応管42内に装填される。
1200℃以上の高温での処理を可能とするため、反応管42はSiC製としてある。このSiC製の反応管42を炉口部まで延ばし、この炉口部をOリングを介して炉口シールキャップでシールする構造とすると、SiC製の反応管を介して伝達された熱によりシール部まで高温となり、シール材料であるOリングを溶かしてしまうおそれがある。Oリングを溶かさないようSiC製の反応管42のシール部を冷却すると、SiC製の反応管42が温度差による熱膨張差により破損してしまう。そこで、反応容器43のうちヒータ46による加熱領域をSiC製の反応管42で構成し、ヒータ46による加熱領域から外れた部分を石英製のアダプタ44で構成することで、SiC製の反応管42からの熱の伝達を和らげ、Oリングを溶かすことなく、また反応管42を破損することなく炉口部をシールすることが可能となる。また、SiC製の反応管42と石英製のアダプタ44とのシールは、双方の面精度を良くすれば、SiC製の反応管42はヒータ46の加熱領域に配置されているため温度差が発生せず、等方的に熱膨張する。よって、SiC製の反応管42下端部のフランジ部分は平面を保つことができ、アダプタ44との間に隙間ができないので、SiC製の反応管42を石英製のアダプタ44に載せるだけでシール性を確保することができる。
アダプタ44には、アダプタ44と一体にガス供給口56とガス排気口59とが設けられている。ガス供給口56には、Oリング80を用いて密閉するようにして、ガス供給部として用いられるガス供給管60が接続されている。また、ガス排気口59には、Oリング82を用いて密閉するようにして、排気部として用いられる排気管62がそれぞれ接続されている。
アダプタ44の内壁は反応管42の内壁よりも内側にあり(突出しており)、アダプタ44の側壁部(肉厚部)には、ガス供給口56と連通し、垂直方向に向かうガス導入経路64が設けられ、その上部にはノズル取付孔が上方に開口するように設けられている。このノズル取付孔は、反応管42の内部におけるアダプタ44の上端部フランジ側の上面に開口しており、ガス供給口56及びガス導入経路64と連通している。このノズル取付孔には、SiC製のノズル66が挿入され固定されている。すなわち、反応管42内部におけるアダプタ44の反応管42の内壁よりも内側に突出した部分の上面にノズル66が接続され、このアダプタ44の上面によりノズル66が支持されることとなる。この構成により、ノズル接続部は熱で変形しにくく、また破損しにくい。また、ノズル66とアダプタ44の組立て、解体が容易になるというメリットもある。ガス供給管60からガス供給口56に導入された処理ガスは、アダプタ44の側壁部に設けられたガス導入経路64、ノズル66を介して反応管42内に供給される。尚、ノズル66は、反応管42の内壁に沿って基板配列領域の上端よりも上方、すなわち支持具30の上端よりも上方まで延びるように構成される。
このように、熱処理装置10の反応炉40内の基板54が熱処理される領域内では、SiC製の部材72(例えば反応管42、支持具30、支持具受け53、第2の断熱部材50及びノズル66等)が用いられている。
ガス供給管60には、ハロゲン系ガス供給ユニット取付部として用いられる第1開口部90と、第2開口部92とが形成されている。
第1開口部90には、第1開口部90を閉塞するために用いられる第1閉塞部材94が、Oリング100を用いて密閉されるように、着脱可能に装着されている。第1閉塞部材94を装着することで第1開口部90は閉塞され、第1閉塞部材94を取り外すことで、第1開口部90は開放され、外部からガスを供給することができる状態となる。
第2開口部92には、第2閉塞部材96が着脱可能に装着されている。第2閉塞部材96を装着することで第2開口部92は閉塞され、第2閉塞部材96を取り外すことで、第2開放部は開放され、外部からガスを供給することができる状態となる。
排気管62には、除害ユニット取付部として用いられる第3開口部114と、第4開口部116とが形成されている。
第3開口部114には、第3開口部114を閉塞するために用いられる第3閉塞部材98が、Oリング102を用いて密閉するように、着脱可能に装着されている。第3閉塞部材98を装着することで第3開口部114は閉塞され、第3閉塞部材98を取り外すことで第3開口部114は開放され、外部へガスを排出することができる状態となる。
第4開口部116には、後述する設備側排気管500が、Oリング122を用いて密閉するように接続されている。また、第4開口部116は、設備側排気管500を取り外し、閉塞部材(不図示)を取り付けることができるようになっている。この閉塞部材を取り付けることで第4開口部116は閉塞され、設備側排気管500に接続することで、第4開口部116から工場排気施設へ排気がなされる状態となる。
次に上述したように構成された熱処理装置10を用いて半導体装置の製造工程の一工程として、基板を処理する方法について説明する。
尚、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作は熱処理装置コントローラ70により制御される。
まず、ポッドステージ14に複数枚の基板54を収容したポッド16がセットされると、ポッド搬送装置18によりポッド16をポッドステージ14からポッド棚20へ搬送し、このポッド棚20にストックする。次に、ポッド搬送装置18により、このポッド棚20にストックされたポッド16をポッドオープナ22に搬送してセットし、このポッドオープナ22によりポッド16の蓋を開き、基板枚数検知器24によりポッド16に収容されている基板54の枚数を検知する。
次に、基板移載機26により、ポッドオープナ22の位置にあるポッド16から基板54を取り出し、ノッチアライナ28に移載する。このノッチアライナ28においては、基板54を回転させながら、ノッチを検出し、検出した情報に基づいて複数枚の基板54のノッチを同じ位置に整列させる。次に、基板移載機26により、ノッチアライナ28から基板54を取り出し、支持具30に移載する。
このようにして、1バッチ分の基板54を支持具30に移載すると、例えば600℃程度の温度に設定された反応炉40(反応容器43)内に複数枚の基板54を装填した支持具30を装入し、炉口シールキャップ48により反応炉40内を密閉する。次に、炉内温度を熱処理温度まで昇温させて、ガス供給管60からガス供給口56、アダプタ44側壁部に設けられたガス導入経路64、及びノズル66を介して反応管42内に処理ガスを導入する。処理ガスには、窒素(N)、アルゴン(Ar)、水素(H)、酸素(O)等が含まれる。基板54を熱処理する際、基板54は例えば1200℃程度以上の温度に加熱される。
基板54の熱処理が終了すると、例えば炉内温度を600℃程度の温度に降温した後、熱処理後の基板54を支持した支持具30を反応炉40からアンロードし、支持具30に支持された全ての基板54が冷えるまで、支持具30を所定位置で待機させる。次に、待機させた支持具30の基板54が所定温度まで冷却されると、基板移載機26により、支持具30から基板54を取り出し、ポッドオープナ22にセットされている空のポッド16に搬送して収容する。次に、ポッド搬送装置18により、基板54が収容されたポッド16をポッド棚20、又はポッドステージ14に搬送して一連の処理が完了する。
図3には、ハロゲン系ガス供給装置200の第1の例が示されている。
ハロゲン系ガス供給装置200は、熱処理装置10にハロゲン系ガスを供給するために用いられ、筐体202を有する。筐体202の底部外側には、移動補助手段として用いられるキャスタ204が取り付けられている。キャスタ204は、工場設備内でハロゲン系ガス供給装置200の移動を容易にするために装着されている。
筐体202は、ガス貯蔵手段として用いられるガスボンベ206を収納し固定することができるようになっている。ガスボンベ206には、HCl(塩化水素)ガスが充填される。ガスボンベ206は、筐体202に対して着脱可能であり、例えば充填されたガスがなくなった場合に筐体202から取り出すことができ、例えばガスが充填された新たなガスボンベを筐体202に収納することができるようになっている。
ガスボンベ206は、HClガスを排出する排出部208と、操作部として用いられるハンドル210とを有する。
また、筐体202には、一端側がガスボンベ206の排出部208に接続可能であって、多端側が筐体202から突出したハロゲン系ガス供給管212が取り付けられている。ハロゲン系ガス供給管212の筐体202内に位置する部分には、ガスボンベ206側から順に、エアバルブ220、マスフローコントローラ222、エアバルブ224が取り付けられている。また、ハロゲン系ガス供給管212の筐体202から突出した部分には、操作部として用いられるハンドバルブ226が設けられている。ハンドバルブ226は、操作者によって直接に操作され、開放することによりハロゲン系ガスを供給可能な状態となり、閉止することによりハロゲン系ガスの供給がなされない状態となる。また、ハロゲン系ガス供給管212の端部には、接続部として用いられる継手228が設けられている。ハロゲン系ガス供給管212は、継手228を介して熱処理装置10のガス供給管60の第1開口部90に接続することができるように構成されている。
また、筐体202内には、供給装置コントローラ240が装着されている。
供給装置コントローラ240には、熱処理装置コントローラ70からの入力がなされ、供給装置コントローラ240からの出力で、エアバルブ220、マスフローコントローラ222、及びエアバルブ224が制御される。より具体的には、供給装置コントローラ240は、エアバルブ220、マスフローコントローラ222、及びエアバルブ224を制御することで、ハロゲン系ガス供給装置200からのハロゲン系ガスの供給を開始させ、停止させ、ハロゲン系ガスを供給する場合の供給するハロゲン系ガスの流量を調整する。
図4には、ハロゲン系ガス供給装置200の第2の例が示されている。
先述の第1の例のハロゲン系ガス供給装置は、常温で気体であるHClガスを供給するように構成されていたのに対して、この第2のハロゲン系ガス供給装置200は、液体ソース、すなわち常温で液体であるDCE(ジクロロエチレン(CCl))をバブリングにより気化させて、気化させたガスを供給するように構成されている。
この第2の例のハロゲン系ガス供給装置200の筐体202は、液体ソース貯蔵手段として用いられるタンク250を収納し、固定することができるようになっている。タンク250は筐体202に対して着脱可能である。筐体202の底部外側には、先述の第1の例と同様に、キャスタ204が取り付けられている。キャスタ204は、工場設備内でハロゲン系ガス供給装置200の移動を容易にするために装着されている。
また、筐体202には、ガス導入管252とハロゲン系ガス供給管254とが取り付けられている。
ガス導入管252の筐体202の内側に配置される側の端部は、タンク250内に挿入されておりタンク250が貯蔵するDCEの液面よりも下方に位置するように構成されている。ガス導入管252の筐体202の外側に配置される側の端部には、接続部として用いられる継手256が設けられている。ガス導入管252は、継手256を介して、後述する、工場設備側に設けられたガス供給装置400(図6参照)に接続することができるようになっていて、ガス供給装置400から、バブリング用のN(窒素)ガス、Ar(アルゴン)ガス、He(ヘリウム)ガス等の不活性ガスの供給がなされる。
また、ガス導入管252には、エアバルブ258と、操作部として用いられるハンドバルブ260とが取り付けられている。ハンドバルブ260は、操作者によって直接に操作され、ハンドバルブ260の開閉操作によって、タンク250内への不活性ガスの供給を開始したり、停止したりすることができるようになっている。
ハロゲン系ガス供給管254の筐体202の内側に配置される側の端部は、タンク250内に挿入されており、タンク250が貯蔵するDCEの液面に到達しないようになっている。また、ハロゲン系ガス供給管254の筐体202の外側に配置される側の端部には、継手262が設けられている。ハロゲン系ガス供給管254は、継手256を介して、熱処理装置10のガス供給管60の第1開口部90に接続することができるように構成されており、タンク250内から反応炉40内にバブリングにより気化したハロゲン系ガスを供給することができるようになっている。また、ハロゲン系ガス供給管254には、タンク250側から順に、エアバルブ264と、操作部として用いられるハンドバルブ266が設けられている。
また、ガス導入管252とハロゲン系ガス供給管254との間には、ガス導入管252とハロゲン系ガス供給管254とを連通させる連通部として用いられるバイパス管270が設けられている。バイパス管270には、エアバルブ272が設けられている。
また、筐体202内には、供給装置コントローラ240が装着されている。
供給装置コントローラ240には、熱処理装置コントローラ70から入力がなされ、供給装置コントローラ240からの出力で、エアバルブ258、エアバルブ264、エアバルブ272が制御される。より具体的には、供給装置コントローラ240は、エアバルブ258、エアバルブ264、エアバルブ272を制御することで、ハロゲン系ガス供給装置200のタンク250内に不活性ガスを供給するのか、タンク250内に不活性ガスを供給することなくバイパスさせ、ハロゲン系ガス供給管254を介して反応炉40内に供給するのか、反応炉40内へハロゲン系ガスを供給するのか、反応炉40内へのハロゲン系ガスの供給を停止するのかの操作をさせる。
図5には、除害装置300の一例が示されている。
除害装置300は、熱処理装置10から排出されたガスを後述する設備側排気管500(図6参照)に排出する前に除害して、無害化するために用いられる。除害装置300は、筐体302を有し、筐体302の底部外側には、移動補助手段として用いられるキャスタ304が取り付けられている。キャスタ304は、工場設備内での除害装置300の移動を容易にするために装着されている。
筐体302には、着脱可能であって、例えば寿命時に交換することができるように除害カートリッジ306が設けられている。除害カートリッジ306は、導入されたガスに含まれる有害物質を、例えば吸着物質で吸着することによって除害して排出する。
また、筐体302には、ガス導入管310とガス排出管312とが取り付けられている。
ガス導入管310の筐体302の内側に配置される側の端部は、除害カートリッジ306に接続されている。ガス導入管310の筐体302の外側に配置される側の端部には継手320が設けられている。ガス導入管310は、継手320を介して熱処理装置10の排気管62の第3開口部114又はガス排気口59に接続することができるように構成されており、反応炉40内から排気された除害がなされるガスが導入されるようになっている。すなわち、熱処理装置10(図2参照)の排気管62またはガス排気口59から排出されるガスが導入されるようになっている。
また、ガス導入管310には、エアバルブ330と、操作部として用いられるハンドバルブ332とが取り付けられている。ハンドバルブ332は、操作者によって直接に操作され、ハンドバルブ332を操作することによって、除害カートリッジ306内への排気ガスの供給を開始したり、停止したりすることができるようになっている。
ガス排出管312の筐体302の内側に配置される側の端部は、除害カートリッジ306に接続されている。また、ガス排出管312の筐体302の外側に配置される側の端部には継手322が設けられている。ガス排出管312は継手322を介して設備側排気管500に接続することができるように構成されており、除害カートリッジ306にて除害がなされたガスを設備側排気管500に排出できるようになっている。また、ガス排出管312には、除害カートリッジ306側から順に、エアバルブ334と、操作部として用いられるハンドバルブ336が設けられている。
また、ガス導入管310とガス排出管312との間には、ガス導入管310とガス排出管312とを連通させる連通部として用いられるバイパス管340が設けられている。バイパス管340には、エアバルブ342が設けられている。
また、筐体302内には、除害装置コントローラ360が装着されている。
除害装置コントローラ360には、熱処理装置コントローラ70からの入力がなされ、除害装置コントローラ360からの出力で、エアバルブ330、エアバルブ334、エアバルブ342が制御される。より具体的には、除害装置コントローラ360は、エアバルブ330、エアバルブ334、エアバルブ342を制御することで、除害装置300に供給された排気ガスを除害して設備側排気管500に排出するのか、除害することなく、除害カートリッジをバイパスさせて設備側排気管500に排出するのかの操作をさせる。
図6には、熱処理装置10、ハロゲン系ガス供給装置200、及び除害装置300が、工場施設内に配置され、互いに接続された状態が模式的に示されている。
図6に示す例では、2つの熱処理装置10、10が工場施設内に固定されるように配置されている。そして、2つの熱処理装置10のうちの一方に、ハロゲン系ガス供給装置200と、除害装置300とがそれぞれ接続されている。ハロゲン系ガス供給装置200としては、先に第2の例として説明したDCEを気化させて供給するタイプが用いられている。
熱処理装置10には、ガス供給装置400が設けられている。ガス供給装置は、Ar(アルゴン)ガスの供給に用いられるArガス供給部402、O(酸素)ガスの供給に用いられるOガス供給部404、及びNガスの供給に用いられるNガス供給部406を有する。
Arガス供給部402は、Arガス供給源に接続されていて、上流側から順にバルブ408、及びマスフローコントローラ410が設けられたArガス供給管412を有する。Oガス供給部404は、Oガス供給源に接続されていて、上流側から順にバルブ414、及びマスフローコントローラ416が設けられたOガス供給管418を有する。また、Nガス供給部406は、Nガス供給源に接続されていて、上流側から順にバルブ420、マスフローコントローラ422が設けられたNガス供給管424を有する。
また、Nガス供給管424のバルブ420よりも上流側には、第2供給管432が接続されている。第2供給管432には、バルブ434およびマスフローコントローラ436が設けられている。また、Arガス供給管412、Oガス供給管418、及びNガス供給管424の下流側の端部は、それぞれ第1供給管430に接続されている。主に、ガス供給装置400、第1供給管430により基板54の熱処理に用いるガスを供給するガス供給系が構成される。
また、工場設備内には、設備側排気管500が設けられている。設備側排気管500には、設備側除害装置502が取り付けられていて、設備側除害装置502で除害を行った後に、ガスを工場設備外へ排気するように構成されている。
ガス供給装置400は、熱処理装置10が有する熱処理装置コントローラ70により制御される。より具体的には、熱処理装置コントローラ70には、バルブ408、マスフローコントローラ410、バルブ414、マスフローコントローラ416、バルブ420、マスフローコントローラ422、バルブ434、及びマスフローコントローラ436が接続されていて、これらの部材を制御することで、熱処理装置コントローラ70は、第1供給管430から、Arガス、Oガス、Nガスの内の少なくとも一種類のガスを供給したり、第2供給管432からNガスを供給したりする。
また、熱処理装置10が有する熱処理装置コントローラ70は、ハロゲン系ガス供給装置200が有する供給装置コントローラ240、及び除害装置300が有する除害装置コントローラ360に接続され、熱処理装置10、ハロゲン系ガス供給装置200、及び除害装置300を制御する。
そして、第1供給管430は、熱処理装置10が有するガス供給管60の第2開口部92(図2参照)に継手431を介して接続される。第2供給管432は、ハロゲン系ガス供給装置200が有するガス導入管252に継手256を介して接続される。ハロゲン系ガス供給装置200が有するハロゲン系ガス供給管254は、熱処理装置10が有するガス供給管60の第1の開口部90に継手262を介して接続される。
熱処理装置10と除害装置300との接続については、熱処理装置10の排気管62に形成された第3開口部114に、継手320を介して、除害装置300が有するガス導入管310が接続される。なお、除害装置300のガス導入管310は、熱処理装置10のガス排気口59に直接に接続するようにしてもよい。また、除害装置300のガス排出管312は、設備側排気管500に継手322を介して接続される。また、ハロゲン系ガス供給管254とガス導入管310とは、ベント管510により接続され、ベント管510には、バルブ512が設けられている。
図6に示される配置において、ハロゲン系ガス供給装置200と除害装置300とは、それぞれ工場設備内で移動させることができ、例えば、2点鎖線で示す位置に移動させて、2つの熱処理装置のうちの他方に接続しなおすことができる。このため、複数の熱処理装置10の数と同数のハロゲン系ガス供給装置200及び除害装置300を準備する必要はなく、ハロゲン系ガス供給装置200及び除害装置300の数は、熱処理装置10よりも少なくて良い。図6においては、熱処理装置10を2つ配置する例について示しているが、熱処理装置10は、3個以上あっても良い。また、図6においては、図示の便宜上、ガス供給装置400や第1供給管430は、2つの熱処理装置10、10のうちの図中左側に位置する熱処理装置10だけに接続される様子だけが示されているが、ガス供給装置400や第1供給管430は、複数ある熱処理装置10の全てに接続されている。
また、図6に示される配置では、熱処理装置10の排気管62に除害装置300が接続され、除害装置300で除害がなされたガスが、設備側排気管500と、設備側除害装置502とを介して排気されるようになっているが、これに替えて、除害装置300を熱処理装置10に接続することなく、排気管62から直接に設備側排気管500へガスを排気するようにしても良い。除害装置300を設けなくても、熱処理装置10から排気されるガスは、設備側除害装置502によって除害された後に、設備外へと排気される。
もっとも、工場設備内に設備側除害装置502が設けられていない場合には、図6に示すように熱処理装置10に除害装置300を接続して、除害装置300でガスを除害することを要する。
図7、図8には、熱処理装置10を工場設備内に設置し、実際の生産を始めるまでの手順(工程)の一例が説明されている。
図7に示されるように、一般には、まず、最初の工程S100としてヒータ46の空焼きがなされる。そして、次の工程S200として、反応炉40内の温度測定とチューニングとがなされる。そして、次の工程S300として、反応炉40内へガス出しと、反応炉40内のリークチェックとがなされる。そして、次の工程S400で反応炉40内が、例えばハロゲン系ガスを用いてクリーニングされる。
そして、次の工程S500では、反応炉40内に金属汚染が生じていないことをチェックする金属汚染チェックがなされ、次の工程S600では、パーティクルチェックがなされる。そして、次の工程S700で、基板に対して成膜がなされ、形成された膜の膜厚均一性チェックがなされ、これをクリアすると、工程S800の、実際に半導体装置等を製造する段階である生産に移る。すなわち、半導体装置の製造工程の一工程として熱処理装置10を用いて行う基板54の熱処理を開始する。
ハロゲン系ガス供給装置200と除害装置300とは、工程S400におけるクリーニング工程において、図6に示されるように工場内設備に配置され、熱処理装置10に取り付けられる。そして、工程S800の生産時までには、熱処理装置10から取り外される。
工程S400のクリーニング工程についてより具体的に説明すると、図8に示されるように、クリーニングのための準備として、工程S410で、熱処理装置10から第1の閉塞部材94を取り外して第1開口部90を開放した状態とし、第2閉塞部材96を取り外して開口部92を開放した状態とし、第3閉塞部材98を取り外して第3開口部114を開放した状態とする。
そして、次の工程S412で、クリーニングのための準備として、ハロゲン系ガス供給装置200と、除害装置300とを熱処理装置10に取り付ける。すなわち、開放された第1開口部90とハロゲン系ガス供給管254とを接続し、開放された第2開口部92と第1供給管430とを接続し、開放された第3開口部114とガス導入管310とを接続する。また、ガス導入管252と第2供給管432とを接続する。
そして、次の工程S414では、反応炉40内にハロゲン系ガスの導入がなされ、反応管40内のクリーニングがなされる。すなわち、ハロゲン系ガス供給装置200からのハロゲン系ガスが、第1の開口部90を通過するようにして反応炉40内に導入され、反応炉40のクリーニングに用いられたハロゲン系ガスが第3の開口部114を通過するようにし除害装置300へと至り、除害装置300で除害がなされた後、設備側排気管500へと排気される。このとき同時に、反応管40内にOガスやNガス等を流す場合もある。Oガスを流す場合は、ガス供給装置400のOガス供給部404よりOガスが供給される。また、Nガスを流す場合は、ガス供給装置400のNガス供給部406よりNガスが供給される。
そして、次の工程S500で、反応炉40内の金属汚染レベルのチェックがなされ、金属汚染のレベルが、製造される半導体装置の性能を劣化させることがない水準まで下がったことの確認がなされるまで、S414のクリーニングが繰り返される。
そして、次の工程S420で、クリーニング処理の後処理として、反応炉40内等のパージがなされる。すなわち、第2開口部92を通過するように、ガス供給装置400から反応炉40に向けて、例えばNガスの供給がなされ、反応炉40内のパージがなされる。このとき、同時にハロゲン系ガス供給装置200内にもNガスの供給がなされ、また、除害装置300を経由して、反応炉40内の排気がなされることで、ハロゲン系ガス供給装置200内、除害装置300内のパージもなされる。
そして、次の工程S422で、クリーニングの後処理として、熱処理装置10からハロゲン系ガス供給装置200と除害装置300とが取り外される。すなわち、第1開口部90とハロゲン系ガス供給管254との接続が解除され、第3開口部114とガス導入管31との接続が解除される。なお、第1供給管430は、基板54の熱処理に用いるガスを供給するガス供給系を構成する供給ラインとなることから、第2開口部92と第1供給管430との接続は解除せず、そのままの状態とする。
そして、次の工程S424では、クリーニングの後処理として、熱処理装置10対して、第1の閉塞部材94を取り付けて第1開口部90を閉塞した状態とし、第3閉塞部材98を取り付けて第3開口部114を閉塞した状態とする。なお、工程S800の生産は、この状態で行われることになる。
第1の実施形態では、装置立ち上げ初期に本発明を適用する場合について説明したが、装置立ち上げ初期の他、ボートや反応管等の反応炉内部品の交換後や、その他、何らかの要因で反応炉内に汚染が発生したときにも本発明を適用することができる。
また、第1の実施形態では、供給装置コントローラ240と熱処理装置コントローラ70とを電気的に接続し、熱処理装置コントローラ70でハロゲン系ガス供給装置200を制御する例について説明したが、ハロゲン系ガス供給装置200は手動で操作しても良い。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
先述の第1の実施形態では、反応炉40内をクリーニングする際に、熱処理装置10に対して、ハロゲン系ガス供給装置200と、除害装置300とを取り付け、基板54に対し熱処理を行う際には、熱処理装置10からハロゲン系ガス供給装置200と除害装置300とを取り外す例について説明した。これに対して、この第2の実施形態では、SiC部材の表面処理を行う際に、熱処理装置10に対して、水蒸気供給ユニット(不図示)と、ドレインユニット(不図示)とを取り付け、基板54に対し熱処理を行う際には、熱処理装置10から水蒸気供給ユニットとドレインユニットとを取り外す例について説明する。
本発明の第2の実施形態では、基板54の処理を開始する前に、SiCからなる部材72の表面を酸化して酸化膜を形成し、その酸化膜をエッチングすることにより除去し、部材72の表面から1〜2μmの金属元素による汚染(金属汚染層)を除去する処理がなされる。すなわち、本発明の第2の実施形態では、SiC製の部材表面を酸化して酸化膜を形成する第1工程と、その酸化膜をウエットエッチング等によりエッチングする第2工程とを有している。
そして、第1工程における酸化膜を形成する際に、熱処理装置10に対して、水蒸気供給ユニットとドレインユニットとが装着される。その後、水蒸気供給ユニットとドレインユニットとは、熱処理装置10から取り外される。ここで、水蒸気供給ユニットは、例えば、外部燃焼装置や気化器等の水分供給装置を備え、複数の熱処理装置10に対して、熱処理装置10と同数準備するとコストアップの原因となるものの、水蒸気供給ユニットを熱処理装置10に対して着脱可能としておけば、必ずしも熱処理装置と同数の水蒸気発生ユニットを準備する必要がなくなり、コストダウンが可能となる。
以下、図9を用いて、本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置10を用いて、基板の熱処理を行うまでの工程について説明する。
図9には、熱処理装置10を工場設備内に設置し、実際の生産を始めるまでの手順(工程)の例が説明されている。
図9に示されるように、まず、最初の工程S1002で、SiCからなる部材72が反応炉40内に取り付けられる。
次の工程S1004では、第1閉塞部材94、第2閉塞部材96、第3閉塞部材98が取り外される。
次の工程S1006では、第1閉塞部材94、第3閉塞部材98を取り外すことにより形成された第1開口部90、第3開口部114に、水蒸気供給ユニットとドレインユニットとが、それぞれ取り付けられる。また、第2閉塞部材96を取り外すことにより形成された第2開口部92に第1供給管430が接続される。
次の工程S1008では、水蒸気供給ユニットから反応炉40内に水蒸気が供給されて、部材72表面の酸化がなされ、部材72の表面に酸化膜が形成される。反応炉40内に供給された水蒸気は、ドレインユニットを介して排気される。そして、工程S1010で、部材72の表面に形成された酸化膜の膜厚が所定の膜厚に到達したかの判断がなされ、所定の膜厚の達成するまで、部材72の酸化が行われる。
次の工程S1012では、熱処理装置10、水蒸気供給ユニット、ドレインユニット内のパージがなされる。
次の工程S1014では、熱処理装置10から、水蒸気ユニットとドレインユニットとが取り外される。
次の工程S1016では、第1閉塞部材94、第3閉塞部材98が熱処理装置10に取り付けられ、第1開口部90、第3開口部114が閉塞される。
次の工程S1018では、酸化膜が形成された部材72が反応炉40から取り外される。
次の工程S1020では、取り外された部材72のウエットエッチングがなされる。ウエットエッチングがなされることで、部材72から酸化膜が除去され、金属汚染層の除去がなされる。
次の工程S1022では、酸化膜除去されたSiCからなる部材72が、再び反応炉40に取り付けられる。その後、熱処理装置10により基板54の熱処理が行われることになる。
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
(1)
基板を熱処理する熱処理炉にハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニットを取り付ける工程と、
前記ハロゲン系ガス供給ユニットより前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給して前記熱処理炉内をクリーニングする工程と、
前記クリーニング後に前記熱処理炉より前記ハロゲン系ガス供給ユニットを取り外す工程と、
前記ハロゲン系ガス供給ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(2)
基板を熱処理する熱処理炉に、ハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニット、及びガスの有害成分を取り除く除害ユニットを取り付ける工程と、
前記ハロゲン系ガス供給ユニットより前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給し、前記熱処理炉内のガスを前記除害ユニットを介して排気して、前記熱処理炉内をクリーニングする工程と、
前記クリーニング後に、前記熱処理炉より前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外す工程と、
前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(3)
基板を熱処理する熱処理炉と、
前記熱処理炉内にガスを供給するガス供給部と、
前記熱処理炉内を排気する排気部と、
前記熱処理炉内をクリーニングする際には前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニットが取り付けられ、基板を熱処理する際には前記ハロゲン系ガス供給ユニットが取り外されて閉塞されるハロゲン系ガス供給ユニット取付部と、
を有することを特徴とする熱処理装置。
(4)
基板を熱処理する熱処理炉と、
前記熱処理炉内にガスを供給するガス供給部と、
前記熱処理炉内を排気する排気部と、
前記熱処理炉内をクリーニングする際には前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニットが取り付けられ、基板を熱処理する際には前記ハロゲン系ガス供給ユニットが取り外されて閉塞されるハロゲン系ガス供給ユニット取付部と、
前記熱処理炉内をクリーニングする際には排気ガスの有害成分を取り除く除害ユニットが取り付けられ、基板を熱処理する際には前記除害ユニットが取り外されて閉塞される除害ユニット取付部と、
を有することを特徴とする熱処理装置。
(5)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、前記熱処理炉内に熱処理用のガスを供給するガス供給部に取り付けられることを特徴とする(1)記載の半導体装置の製造方法。
(6)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、前記熱処理炉内に熱処理用のガスを供給するガス供給部に取り付けられ、前記除害ユニットは、前記熱処理炉内を排気する排気部に取り付けられることを特徴とする(2)記載の半導体装置の製造方法。
(7)
前記ハロゲン系ガス供給ユニット取付部は、前記ガス供給部に設けられることを特徴とする(3)記載の熱処理装置。
(8)
前記ハロゲン系ガス供給ユニット取付部は、前記ガス供給部に設けられ、前記除害ユニット取付部は、前記排気部に設けられることを特徴とする(4)記載の熱処理装置。
(9)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、ハロゲン系ガスを収容するガスボンベを具備する(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(10)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、常温で液体であるハロゲン液体ソースを収容するタンクと、前記ハロゲン液体ソースを気化してハロゲン系ガスを得る気化部と、を具備する(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(11)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、前記ガス供給部から不活性ガスの供給を受け、ハロゲン系ガスと不活性ガスとをミックスした状態で前記熱処理炉内に供給する(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(12)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとして塩化水素ガスを流す(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(13)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとして塩化水素ガスを流し、前記ガス供給部から不活性ガスを流す(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(14)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとしてジクロロエチレンガスを流し、前記ガス供給部から酸素ガスを流す(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(15)
記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとしてジクロロエチレンガスを流し、前記ガス供給部から酸素ガスと不活性ガスを流す(5)〜(8)のいずれかに記載の半導体装置の製造方法/熱処理装置。
(16)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する前に、前記ハロゲン系ガス供給ユニットの取付部を閉塞部材で閉塞することを特徴とする(1)記載の半導体装置の製造方法。
(17)
前記ハロゲン系ガス供給ユニットと前記除害ユニットとを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する前に、前記名ユニットの取付部を閉塞部材で閉塞することを特徴とする(2)記載の半導体装置の製造方法。
(18)
前記ハロゲン系ガス供給ユニット取付部には、前記ハロゲン系ガス供給ユニットを取り外した後に、その取付部を閉塞する閉塞部材が設けられる(3)記載の熱処理装置。
(19)
前記ハロゲン系ガス供給ユニット取付部には、前記ハロゲン系ガス供給ユニットを取り外した後に、その取付部を閉塞する閉塞部材が設けられ、前記除害ユニット取付部には、前記除害ユニットを取り外した後に、その取付部を閉塞する閉塞部材が設けられることを特徴とする(4)記載の熱処理装置。
以上のように、本発明は、例えば、半導体ウエハやガラス基板等を用いた半導体製造装置の製造方法、及び熱処理装置に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置全体を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置に用いられる反応炉を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられるハロゲン系ガス供給装置の一例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられるハロゲン系ガス供給装置の他の例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる除害装置の一例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態において熱処理装置、ハロゲン系ガス供給装置、及び除害装置が工場設備内に配置され、互いに接続される状態を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態において、熱処理装置を用いて基板の熱処理を開始するまでの手順を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態において、熱処理装置を用いて基板の熱処理を開始するまでの手順を説明する第1の説明図である。 本発明の第2の実施形態において、熱処理装置を用いて基板の熱処理を開始するまでの手順を説明する説明図である。
10 熱処理装置
40 反応炉
54 基板
56 ガス供給口
59 ガス排気口
60 ガス供給管
62 排気管
70 熱処理装置コントローラ
72 部材
90 第1開口部
92 第2開口部
94 第1閉塞部材
96 第2閉塞部材
98 第3密閉部材
114 第3開口部
200 ハロゲン系ガス供給装置
300 除害装置
400 ガス供給装置
500 設備側排気管
502 設備側除害装置

Claims (12)

  1. 基板を熱処理する熱処理炉に、ハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニット、及びガスの有害成分を取り除く除害ユニットを取り付ける工程と、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットより前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給し、前記熱処理炉内のガスを前記除害ユニットを介して排気して、前記熱処理炉内をクリーニングする工程と、
    前記クリーニング後に、前記熱処理炉より前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外す工程と、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する工程と、
    前記熱処理炉より取り外した前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを、前記熱処理炉とは異なる他の熱処理炉に取り付ける工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、前記熱処理炉内に熱処理用のガスを供給するガス供給部に取り付けられる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、前記熱処理炉内に熱処理用のガスを供給するガス供給部に取り付けられ、前記除害ユニットは、前記熱処理炉内を排気する排気部に取り付けられる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、ハロゲン系ガスを収容するガスボンベを具備する請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、常温で液体であるハロゲン液体ソースを収容するタンクと、前記ハロゲン液体ソースを気化してハロゲン系ガスを得る気化部と、を具備する請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記熱処理炉内をクリーニングする工程では、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットは、前記ガス供給部から不活性ガスの供給を受け、ハロゲン系ガスと不活性ガスとをミックスした状態で前記熱処理炉内に供給する請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記熱処理炉内をクリーニングする工程では、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとして塩化水素ガスを流す請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記熱処理炉内をクリーニングする工程では、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとして塩化水素ガスを流し、前記ガス供給部から不活性ガスを流す請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記熱処理炉内をクリーニングする工程では、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとしてジクロロエチレンガスを流し、前記ガス供給部から酸素ガスを流す請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記熱処理炉内をクリーニングする工程では、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットからハロゲン系ガスとしてジクロロエチレンガスを流し、前記ガス供給部から酸素ガスと不活性ガスを流す請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記ハロゲン系ガス供給ユニットと前記除害ユニットとを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する前に、前記各ユニットの取付部を閉塞部材で閉塞する請求項1乃至10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 基板を熱処理する熱処理炉に、ハロゲン系ガスを供給するハロゲン系ガス供給ユニット、及びガスの有害成分を取り除く除害ユニットを取り付ける工程と、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニットより前記熱処理炉内にハロゲン系ガスを供給し、前記熱処理炉内のガスを前記除害ユニットを介して排気して、前記熱処理炉内をクリーニングする工程と、
    前記クリーニング後に、前記熱処理炉より前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外す工程と、
    前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを取り外した後、前記熱処理炉内で基板を熱処理する工程と、
    前記熱処理炉より取り外した前記ハロゲン系ガス供給ユニット、及び前記除害ユニットを、前記熱処理炉とは異なる他の熱処理炉に取り付ける工程と、
    を有する熱処理炉のクリーニング方法。
JP2008237536A 2008-09-17 2008-09-17 半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法 Active JP5457654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237536A JP5457654B2 (ja) 2008-09-17 2008-09-17 半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237536A JP5457654B2 (ja) 2008-09-17 2008-09-17 半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010073772A JP2010073772A (ja) 2010-04-02
JP5457654B2 true JP5457654B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=42205315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008237536A Active JP5457654B2 (ja) 2008-09-17 2008-09-17 半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5457654B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021053972A1 (ja) 2019-09-19 2021-03-25 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法、プログラム、記録媒体および排ガス処理システム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743189A (en) * 1980-08-29 1982-03-11 Tokyo Shibaura Electric Co Heating furnace
JP3047248B2 (ja) * 1990-10-19 2000-05-29 東京エレクトロン株式会社 クリーニング方法
JPH06338457A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Kokusai Electric Co Ltd 半導体製造装置の反応管
JP3748473B2 (ja) * 1996-12-12 2006-02-22 キヤノン株式会社 堆積膜形成装置
JPH11192411A (ja) * 1998-01-06 1999-07-21 Sony Corp 吸着式排ガス処理装置
JP2002121672A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Canon Inc プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置
JP2003142549A (ja) * 2001-10-31 2003-05-16 Canon Inc 振動解析方法、搬送工程の設計方法および基体処理装置並びに電子写真感光体の形成方法
JP3985899B2 (ja) * 2002-03-28 2007-10-03 株式会社日立国際電気 基板処理装置
JP2005061636A (ja) * 2004-09-10 2005-03-10 Toyo Tanso Kk ハロゲンガス又はハロゲン含有ガスの供給方法、半導体製造装置のクリーニングルームのクリーニング方法、ハロゲンガス又はハロゲン含有ガスを用いる表面処理方法、半導体製造装置、及び表面処理装置
JP2006339523A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Taiyo Nippon Sanso Corp 半導体処理装置のクリーニング方法および高誘電率酸化膜のエッチング方法
JP4438850B2 (ja) * 2006-10-19 2010-03-24 東京エレクトロン株式会社 処理装置、このクリーニング方法及び記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010073772A (ja) 2010-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6403431B2 (ja) 基板処理装置、流量監視方法及び半導体装置の製造方法並びに流量監視プログラム
KR100817644B1 (ko) 기판 처리 장치
JP4911980B2 (ja) 減圧処理装置
JP4086146B2 (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
JP5457654B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び熱処理炉のクリーニング方法
JP2007073746A (ja) 基板処理装置
JP5275606B2 (ja) 基板処理装置及び画面表示プログラム並びに基板処理装置の表示方法
JP2009032774A (ja) 熱処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法
JP2011100820A (ja) 基板処理装置
CN116765042A (zh) 气体清洁方法、半导体器件的制造方法、衬底处理方法及记录介质
JP2014232816A (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法および基板処理方法
JP2007088177A (ja) 基板処理装置
JP2008028307A (ja) 基板の製造方法及び熱処理装置
JP5438266B2 (ja) 半導体装置の製造方法、クリーニング方法および基板処理装置
JP4963817B2 (ja) 基板処理装置
JP2004104029A (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2009224457A (ja) 基板処理装置
JP2011222656A (ja) 基板処理装置
JP2013058561A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2010067686A (ja) 半導体装置の製造方法
JP5295208B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法及び基板処理装置の運用方法
JP2010040919A (ja) 基板処理装置
CN108666239B (zh) 基板处理装置、基板处理方法和存储介质
JP5273936B2 (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
TW202234624A (zh) 基板處理方法及基板處理裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5457654

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250