JP2007073746A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理室内のクリーニングガスのリークを防止し、高い安全性を実現することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】ウェーハをボートに保持しつつ処理する処理室201と、処理室201内を洗浄するためのクリーニングガスを処理室201内に供給するガスの供給管と、処理室201内を排気するガスの排気管と、処理室201の下端部に形成される開口部203に対し、ボートを搬入出しつつ開口部203を開閉するシールキャップと、シールキャップがボートを処理室201から取り出した際に、開口部203を閉塞可能とする炉口シャッタ260と、炉口シャッタ260が開口部203を閉塞する閉塞力を補助するよう動作する閉塞補助装置272とを備え、少なくともガス供給管から処理室201内にクリーニングガスを供給する際に、炉口シャッタ260が開口部203を閉塞する閉塞力を補助するよう閉塞補助装置272が動作する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体デバイス等の基板を処理するための基板処理装置に関する。
この種の基板処理装置は、基板を処理する処理室を有し、この処理室に形成された炉口(開口部)から基板を処理室に搬入し、炉口を炉口シャッタにより閉塞するようになっている。
このような基板処理装置において、炉口シャッタが保持手段(保持板)により弾性的に保持されているものは公知である(例えば特許文献1)。
特開2005−93489号公報
しかしながら、炉口シャッタは処理室内が減圧状態を想定し設計されているため、炉口シャッタを保持する保持板が撓むおそれがあった。すなわち、処理室内の副生成物除去を目的としたガスクリーニングの際に、処理室内にクリーニングガスをパージした場合(特にクリーニング時間短縮のため処理室内に流入するパージガスの流量を増加した場合)、処理室内の圧力が保持板の付勢力(推力)よりも大きくなり、保持板が撓んで処理室内のガスがリークするおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解消し、高い安全性を実現することができる基板処理装置を提供することを目的としている。
本発明の特徴とするところは、基板を基板保持具に保持しつつ処理する処理室と、前記処理室内を洗浄するためのクリーニングガスを該処理室内に供給するクリーニングガス供給手段と、前記処理室内を排気する排気手段と、前記処理室の下端部に形成される開口部に対し、前記基板保持具を搬入出しつつ前記開口部を開閉する第1の蓋体と、前記第1の蓋体が前記基板保持具を前記処理室から取り出した際に、前記開口部を閉塞可能とする第2の蓋体と、前記第2の蓋体が前記開口部を閉塞する閉塞力を補助するよう動作する閉塞力補助機構とを備え、少なくとも前記第2の蓋体が前記開口部を閉塞後、前記クリーニングガス供給手段から前記処理室内に前記クリーニングガスが供給する際に、前記第2の蓋体が前記開口部を閉塞する閉塞力を補助するよう前記閉塞補助機構が動作する基板処理装置にある。
本発明によれば、第2の蓋体が開口部を閉塞する閉塞力を補助するように動作する閉塞力補助機構を備えたことにより、処理室内のクリーニングガスのリークを防止し、高い安全性を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施の形態による基板処理装置10の構成を図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、基板処理装置として基板に拡散処理やCVD処理などを行なう縦型の装置(以下、処理装置という)を適用した場合について述べる。図1は本実施の形態による基板処理装置10の外観斜視図である。尚、この図は透視図として描かれている。
この処理装置は、シリコン等からなるウェーハ(基板)200を収納したポッド(基板収納容器)100を、外部から筐体101内へ挿入するため、およびその逆に筐体101内から外部へ払出すための搬入・搬出口104を有するI/Oステージ(保持具授受部材)105が筐体101の前面に付設され、筐体101内には挿入されたポッド100を保管するためのカセット棚(載置手段)109が敷設されている。また、ウェーハ200の搬送エリアであり、後述のボート(基板保持具)217のローディング、アンローディング空間となるNパージ室(気密室)102が設けられている。ウェーハ200に処理を行なうときのNパージ室102の内部は、ウェーハ200の自然酸化膜を防止するためにNガスなどの不活性ガスが充満されるように、Nパージ室102は密閉容器となっている。
上述したポッド100としては、現在FOUPというタイプが主流で使用されており、ポッド100の一側面に設けられた開口部を蓋体(図示せず)で塞ぐことで大気からウェーハ200を隔離して搬送でき、蓋体を取り去る事でポッド100内へウェーハ200を入出させることができる。このポッド100の蓋体を取外し、ポッド内の雰囲気とNパージ室102の雰囲気とを連通させるためにNパージ室102の前面側には、ポッドオープナ(開閉手段)108が設けられている。ポッドオープナ108,カセット棚109、およびI/Oステージ105間のポッド100の搬送は、カセット移載機114によって行われる。このカセット移載機114によるポッド100の搬送空間には、筐体101に設けられたクリーンユニット(図示せず)によって清浄化した空気をフローさせるようにしている。
パージ室102の内部には、複数のウェーハ200を多段に積載するボート217と、ポッドオープナ108上のポッド100とボード217との間でウェーハ200の搬送を行なうウェーハ移載機(搬送手段)112とが設けられている。また、Nパージ室102の上部にはウェーハ200を処理するための処理室201を構成する処理炉202が設けられており、この処理室201の下端部には炉口(開口部)203が形成されている。ボート217は、ボートエレベータ(昇降手段)115によって処理炉202へローディング、又は処理炉202からアンローディングすることができる。このボートエレベータ115の先端部には第1の蓋体としてのシールキャップ219が取り付けられ、このシールキャップ219上にボート217が垂直に支持されている。すなわち、シールキャップ219は、処理室201の下端部に形成される開口部203に対し、ボート217を搬入出しつつ該開口部203を開閉するようになっている。
また、ボートエレベータ115の上端付近には、開閉機構を持ち処理炉202の下面を塞ぐ遮蔽部材としての炉口シャッタ(第2の蓋体)260が設けられている。この炉口シャッタ260は、ボートエレベータ115及びシールキャップ219がボート217を処理室201から取り出した際に、処理室201内の開口部203を閉塞可能としている。
次に、上述の基板処理装置の動作について説明する。
先ず、AGVやOHTなどにより筐体101の外部から搬送されてきたポッド100は、I/Oステージ105に載置される。I/Oステージ105に載置されたポッド100は、カセット移載機114によって、直接ポッドオープナ108上に搬送されるか、または、一旦カセット棚109にストックされた後にポッドオープナ108上に搬送される。ポッドオープナ108上に搬送されたポッド100は、ポッドオープナ108によってポッド100の蓋体を取外され、ポッド100の内部雰囲気がNパージ室102の雰囲気と連通される。
次に、ウェーハ搬送機112によって、Nパージ室102の雰囲気と連通した状態のポッド100内からウェーハ200を取り出す。取り出されたウェーハ200は、ボート217へ搬送される。すなわち、ウェーハ移載機112によりポッドオープナ108上のポッド100よりウェーハ200を取り出し、ボート217へ移し変えるようになっている。
ボート217へのウェーハ200の搬送が完了したならば、処理炉202の開口部203を炉口シャッタ260を動作させることにより開けて、その後ボートエレベータ115によりウェーハ200を搭載したボート217を処理室201内へローディングする。
ローディング後は、処理炉202にてウェーハ200に任意の処理が実施され、処理後は上述の逆の手順で、ウェーハ200およびポッド100は筐体101の外部へ払出される。
次に、図2を用いて処理炉202における基板処理の詳細について説明する。
外管(以下、アウターチューブ205)は、例えば石英(SiO)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞され、下端に開口を有する円筒状の形態である。内管(以下、インナーチューブ204)は、上端及び下端の両端に開口を有する円筒状の形態を有し、アウターチューブ205内に同心円状に載置されている。アウターチューブ205とインナーチューブ204の間の空間は筒状空間250を成す。インナーチューブ204の上部開口から上昇したガスは、筒状空間250を通過して排気管231から排気されるようになっている。
アウターチューブ205およびインナーチューブ204の下端には、例えばステンレス等によりなるマニホールド209が係合され、このマニホールド209にアウターチューブ205およびインナーチューブ204が保持されている。このマニホールド209は、保持手段(以下、ヒータベース251)に固定されている。アウターチューブ205の下端部およびマニホールド209の上部開口端部には、それぞれ環状のフランジが設けられ、これらのフランジ間には気密部材(以下Oリング220)が配置され、両者の間が気密にシールされている。
マニホールド209の下端は、上述した炉口(開口部)203となっており、基板処理時においては、上述したシールキャップ219により気密的に閉塞されている。このシールキャップ219は、例えばステンレス等よりなる円板状に形成され、Oリング220を介して気密シール可能に着脱自在に取付けられている。アウターチューブ205の下方には、ガスの供給管232が設けられている。これらのガスの供給管232により、処理用のガスがアウターチューブ205内に供給されるようになっている。また、ガスの供給管232は、後述するクリーニング工程において、クリーニングガス供給手段とて処理室201内を洗浄するためのクリーニングガスを処理室201内に供給するようになっている。これらのガスの供給管232はガスの流量制御手段(以下、マスフローコントローラ(MFC)312)に連結されており、マスフローコントローラ312はガスコントローラ304に接続されており、供給するガスの流量を所定の量に制御し得る。尚マスフローコントローラ312は、処理用のガスやクリーニングガス等ガス種類ごとにそれぞれ設けられている。
マニホールド209の上部には、圧力調節器(例えばAPC、Nバラスト制御器があり、以下ここではAPC242とする)及び、排気装置(以下、真空ポンプ246)に連結された排気手段としてのガスの排気管231が接続されており、アウターチューブ205とインナーチューブ204との間の筒状空間250を流れるガスを排出し、アウターチューブ205内をAPC242により圧力を制御することにより、所定の圧力の減圧雰囲気にするよう圧力検出手段(圧力センサ327)により検出し、圧力コントローラ305により制御する。
シールキャップ219には、回転手段(回転軸254)が連結されており、回転軸254により、ボート217及びボート217上に保持されているウェーハ200を回転させる。又、シールキャップ219は昇降手段(ボートエレベータ115)に連結されていて、ボート217を昇降させる。回転軸254、及びボートエレベータ115を所定のスピードにするように、搬送コントローラ303により制御する。
アウターチューブ205の外周には加熱手段(以下ヒータ207)が同心円状に配置されている。ヒータ207は、アウターチューブ205内の温度を所定の処理温度にするよう温度センサ(熱電対)321により温度を検出し、温度コントローラ302により制御する。
図2に示した処理炉202による減圧CVD処理方法の一例を説明すると、まず、ボートエレベータ115によりボート217を下降させる。ボート217に複数枚のウェーハ200を保持する。次いで、ヒータ207により加熱しながら、アウターチューブ205内の温度を所定の処理温度にする。ガスの供給管232に接続されたマスフローコントローラ312により予めアウターチューブ205内を不活性ガスで充填しておき、ボートエレベータ115により、ボート217を上昇させてアウターチューブ205内に移し、アウターチューブ205内の内部温度を所定の処理温度に維持する。アウターチューブ205内を所定の真空状態まで排気した後、回転軸254により、ボート217及びボート217上に保持されているウェーハ200を回転させる。同時にガスの供給管232から処理用のガスを供給する。供給されたガスは、アウターチューブ205内を上昇し、ウェーハ200に対して均等に供給される。
減圧CVD処理中のアウターチューブ205内は、ガスの排気管231を介して排気され、所定の真空になるようAPC242により圧力が制御され、所定時間減圧CVD処理を行なう。
このようにして減圧CVD処理が終了すると、次のウェーハ200の減圧CVD処理に移るべく、アウターチューブ205内のガスを不活性ガスで置換するとともに、圧力を常圧にし、その後、ボートエレベータ115によりボート217を下降させて、ボート217および処理済のウェーハ200をアウターチューブ205から取り出す。このとき、炉口シャッタ260によって開口部203が閉じられる。アウターチューブ205から取り出されたボート217上の処理済のウェーハ200は、Nパージ室102にて、所定の温度(例えば60℃)まで冷却された後、ウェーハ搬送機112によって、Nパージ室102の雰囲気と連通した状態の空のポッド100に払い出される。
図3に炉口シャッタ260の周辺構造が示されている。前述したように、処理炉202による基板処理前及び処理後においては、処理室201の開口部203は炉口シャッタ260により気密的に閉塞される。炉口シャッタ260は、例えばステンレス等の耐熱性材料から円板状に構成され、処理炉202側の面は、気密部材としてのOリング262を介して炉口(開口部)203の周縁であるマニホールド209の下端部に密着する。
また、炉口シャッタ260は保持手段としてのシャッタ保持アーム264に弾性的に保持されている。すなわち、シャッタ保持アーム264には、保持ピン266が保持アーム264から突出するように設けられ、該保持ピン266に炉口シャッタ260が摺動自在に連結され、保持ピン266の周囲に配置された付勢手段としてのスプリング268により炉口シャッタ260が上方に付勢されている。また、この炉口シャッタ260の処理室201側には石英製のプレート263が載置されている。
シャッタ保持アーム264の端部は、ブラケット270に連結固定され、このブラケット270は、筐体101に回動自在に支持された回動軸271に固定されている。回動軸271が、図示しない駆動源(回動モータ等)の駆動により回動することで、炉口シャッタ260、シャッタ保持アーム264及びブラケット270が一体となって回動するようになっている。また、このシャッタ保持アーム264には図示しない主シリンダが連結され、この主シリンダの駆動によりシャッタ保持アーム264が上下動するようになっている。
シャッタ保持アーム264のブラケット270が連結固定されている端部と炉口シャッタ260の中心に対し略対称に位置する端部である他端には、閉塞補助機構としての閉塞補助装置272が設けられている。この閉塞補助装置272は、シリンダ274とシリンダ受けブロック276とを有する。シリンダ274は、シャッタ保持アーム264の端部に設けられ、該シリンダ274の駆動により突出する係合部278を有する。シリンダ受けブロック276は、シャッタ保持アーム264には設けられず例えば筐体101に設けられており、該シリンダ受けブロック276の前記係合部278に対向する位置に被係合部280を有する。シリンダ274の係合部278は、やや下方向を向く傾斜面を有し、一方、シリンダ受けブロック276の被係合部280は、前記係合部278と係合するようやや上方向を向く傾斜面を有する。すなわち、シリンダ274の駆動により係合部278が矢印A方向に突出したときには、該係合部278とシリンダ受けブロック276の被係合部280とが係合するようになっている。したがって、閉塞補助装置272が動作することで、炉口シャッタ260が処理室201の開口部203を閉塞する閉塞力を補助するようになっている。
このように、閉塞補助装置272におけるシリンダ274の係合部278とシリンダ受けブロック276の被係合部280とが係合することにより、炉口シャッタ260が処理室201の開口部203を気密的に閉塞する力(閉塞力)を補助することができる。すなわち、やや下方向を向くように傾斜した係合部278と、やや上方向を向くように傾斜した被係合部280とが係合することにより、シリンダ274の水平方向(図3の矢印A方向)の力の一部が炉口シャッタ260を付勢する方向(上方向)の力(推力)となる。これにより、処理室201内の圧力が上昇した場合においても、シャッタ保持アーム264の撓みを防ぐことができる。
また、シリンダ274は、シリンダカバー282によって該シリンダ282の側面及び下面が覆われている。同様に、シリンダ受けブロック276は、ブロックカバー284によって該シリンダ受けブロック276の側面及び下面が覆われている。このシリンダカバー282には図示しない局所排気装置が接続されており、この局所排気装置は、シリンダカバー282内を局所排気するようになっている。
このように、シリンダ274の係合部278とシリンダ受けブロック276の被係合部280とが当接した際にパーティクルが発生した場合であっても、シリンダ274側のパーティクルは局所排気装置により排出され、シリンダ受けブロック276側のパーティクルはブロックカバー284により拡散を防ぐことができる。
図4にシャッタ保持アーム264における一部の内部構造が示されている。シャッタ保持アーム264は、例えばアルミ製であり、該シャッタ保持アーム264内部には配線・配管281が通されている。すなわち、シャッタ保持アーム264下部には溝部(ザグリ)286が形成され、この溝部286に配線・配管287が通されている。また、この溝部282を覆うように下板288がシャッタ保持アーム264下面にボルト等により着脱自在に固定されている。また、シャッタ保持アーム264には、該シャッタ保持アーム264の側面を沿うように冷却水配管290が配設されており、この冷却水配管290はシャッタ保持アーム264の側面に設けられたサポート金具292により固定されている。
このように、シャッタ保持アーム264を例えば鉄製からより熱伝導率の高いアルミ製とすることで、シャッタ保持アーム264の側面を沿う冷却水配管290からの冷却効果を向上させることができる。また、シャッタ保持アーム264内部に配線・配管287を通すことにより、処理炉202からアンローディングしたボート217及びウェーハ200からの放熱による熱影響を軽減することができる。
次に、クリーニング工程、すなわち、処理炉202のクリーニング方法(処理室201内の副生成物除去方法)について説明する。
まず、回動軸271を回動し、炉口シャッタ260により処理室201の開口部203を気密的に閉塞する。続いて、閉塞補助装置272のシリンダ274を駆動し、該シリンダ274の係合部278とシリンダ受けブロック276の被係合部280とを係合させる。すなわち、炉口シャッタ260が炉口(開口部)203を閉塞する閉塞力を補助するよう閉塞補助装置272が動作する。
次に、真空ポンプ246を用いてガスの排気管231より真空排気する。
次に、ガスの供給管232より例えば三弗化塩素(ClF3)ガス等からなるクリーニングガスを供給し、真空ポンプ246を用いてガスの排気管231より真空排気しながら、アウターチューブ205内を120Pa程度の圧力に保った状態で、インナーチューブ204のクリーニングを行う。これによりアウターチューブ205の内壁や、インナーチューブ204の内外壁や、ガスの排気管231の内壁等に付着している反応生成物を除去するようクリーニングされる。
次に、クリーニングガスの供給を止めて、真空ポンプ246を用いてガスの排気管231より真空排気して、残留クリーニングガスを排気する。
次に、ガスの供給管232よりNをアウターチューブ205内に流入させてNパージを行い、アウターチューブ205内のクリーニングガスを除去する。
その後、真空ポンプ246を用いてガスの排気管231より真空排気する。真空排気とNパージは数サイクル実施する。これにより、残留した反応生成物を確実に除去することができる。
その後、アウターチューブ205内を真空状態から大気圧状態へ戻す。
上述したように、本発明におけるクリーニング工程においては、処理室201の開口部203を炉口シャッタ260で閉塞し、閉塞補助装置272にて閉塞する力を補助した状態でクリーニングしている。したがって、成膜処理後にウェーハ200を保持していないボート217をシールキャップ219に載せた状態で処理室201内に挿入してシールキャップ219にて処理室201の開口部203を閉塞した状態にてクリーニングする場合と比較し、特にボート217をクリーニングする必要がない場合、少なくとも以下の(1)〜(3)の工程と同時にクリーニング工程を行えることとなり、スループットを向上することができる。
(1)ボート217降下後、ウェーハを冷却させる工程
(2)(1)の後、ウェーハをボート217から払出す工程
(3)(2)の後、再度、ウェーハの搭載されていないボート217を処理室201内に挿入させる工程
特にアウターチューブ205、インナーチューブ204等の処理室201内とボート217とを比較し、反応生成物の付着する量がボート217の方が少ない場合、ボート217のクリーニング回数を減らすようにクリーニング工程を行うようにすると良い。例えば、1回目の成膜処理終了後のクリーニング工程では、炉口シャッタ260にて処理室201の開口部203を閉塞し、ボート217を処理室201内に挿入しない状態にてクリーニング工程を行い、2回目の成膜処理終了後のクリーニング工程では、ウェーハの搭載されていないボート217を処理室201内に挿入し、クリーニング工程を行うようにすると良い。
また、クリーニング時間短縮のため処理室201内に流入するパージガス(N)の流量を増加し、処理室201内の圧力を上昇(例えば9.8kPa程度の圧力)した場合においても、閉塞補助装置272により炉口シャッタ260の閉塞する力が補助されているので、シャッタ保持アーム264が撓むことがなく、処理室201内のクリーニングガス、パージガス等のガスリークを防止しすることができ、高い安全性を実現することができる。
本発明は、ガスクリーニングをおこなう基板処理装置において、高い安全性を実現する必要があるものに利用することができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置に用いた処理炉の炉口周辺を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置に用いた炉口シャッタ付近の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置に用いたシャッタ保持アームの一部の構成を示す断面斜視図である。
符号の説明
10 基板処理装置
200 ウェーハ
201 処理室
203 開口部
217 ボート
219 シールキャップ
231 ガスの排気管
232 ガスの供給管
260 炉口シャッタ
264 シャッタ保持アーム
272 閉塞補助装置

Claims (1)

  1. 基板を基板保持具に保持しつつ処理する処理室と、
    前記処理室内を洗浄するためのクリーニングガスを該処理室内に供給するクリーニングガス供給手段と、
    前記処理室内を排気する排気手段と、
    前記処理室の下端部に形成される開口部に対し、前記基板保持具を搬入出しつつ前記開口部を開閉する第1の蓋体と、
    前記第1の蓋体が前記基板保持具を前記処理室から取り出した際に、前記開口部を閉塞可能とする第2の蓋体と、
    前記第2の蓋体が前記開口部を閉塞する閉塞力を補助するよう動作する閉塞力補助機構と、
    を備え、
    少なくとも前記第2の蓋体が前記開口部を閉塞後、前記クリーニングガス供給手段から前記処理室内に前記クリーニングガスが供給する際に、前記第2の蓋体が前記開口部を閉塞する閉塞力を補助するよう前記閉塞補助機構が動作することを特徴とする基板処理装置。
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